21
メメメメメ メメメメメ 9 9 メメメメメメメメメメメメ メメメメメメメメメメメメ メメメメメ メメメメメ 2014 2014 12 12 1 1 メメ メメメ メメ メメメ

メディア論

Embed Size (px)

DESCRIPTION

メディア論. 第9回ハリウッドの映像文化と世界のメディア産業 ( 2012.12.17 ) 担当:野原仁. 小課題②. ハリウッド映画で、日本を題材とした作品もしくは日本人を描いた作品を観て、その描き方の特徴と感想を述べて下さい。 文字数はおまかせ 提出期限:2月中旬(成績をつけるまで). 本日のテーマ. ハリウッド映画の特色 ハリウッド映画の問題点 グローバル・メディア企業. ハリウッドとは何か?. メジャー( Major )を中心とした、映画製作に関わる企業・個人の集まり - PowerPoint PPT Presentation

Citation preview

Page 1: メディア論

メディア論メディア論

第第 99 回 日常生活における情報操作回 日常生活における情報操作&&

データの罠データの罠20142014 年年 1212 月月 11 日日

担当:野原仁担当:野原仁

Page 2: メディア論

小課題2小課題2

戦後の日本で放送中止となったテレビ番組戦後の日本で放送中止となったテレビ番組を一つ取り上げて、その番組名と中止に至を一つ取り上げて、その番組名と中止に至った経緯をまとめてください。った経緯をまとめてください。

字数は自由字数は自由 提出期限:提出期限: 11 月月 1212 日(月)日(月) 1717 時まで時まで 提出場所:講義時提出場所:講義時 oror 研究室前ボックス研究室前ボックス

Page 3: メディア論

日常生活における情報操作①広日常生活における情報操作①広告告 広告=情報の受け手に対して、商品や情広告=情報の受け手に対して、商品や情

報の送り手である企業に関して、認知し報の送り手である企業に関して、認知してもらうと同時に、商品を購入したいとてもらうと同時に、商品を購入したいと思ってもらったり、企業に好感を抱いて思ってもらったり、企業に好感を抱いてもらうことを目的とした説得コミュニケもらうことを目的とした説得コミュニケーションーション

当然のことながら、商品や企業に関する当然のことながら、商品や企業に関するマイナス要素はメッセージの中には含まマイナス要素はメッセージの中には含まれない=情報操作れない=情報操作

Page 4: メディア論

日常生活における情報操作②流日常生活における情報操作②流行・ブランド行・ブランド 流行=①目新しい②一時的なもの③多くの人流行=①目新しい②一時的なもの③多くの人

に支持されるものに支持されるもの 流行は、模倣と差異化という相矛盾した行為流行は、模倣と差異化という相矛盾した行為

の統一によって成り立っているの統一によって成り立っている 流行は、もともと自然に発生するものであ流行は、もともと自然に発生するものであ

ったが、現代社会においては、マスメディったが、現代社会においては、マスメディアが「仕掛けて作り出す」ものも多数存在アが「仕掛けて作り出す」ものも多数存在している→具体例:ファッションやメイクしている→具体例:ファッションやメイクなどなど

Page 5: メディア論

ブランド=他者との差異化へブランド=他者との差異化への欲求に基づいて生み出されの欲求に基づいて生み出されるが、現代社会においてはマるが、現代社会においてはマスメディアが「ブランド」とスメディアが「ブランド」として取り上げたものがブランして取り上げたものがブランドになりやすい=情報操作のドになりやすい=情報操作の一種一種

Page 6: メディア論

日常生活における情報操作③タ日常生活における情報操作③タレントレント当然のことながら、メデ当然のことながら、メディアで描かれるイメージィアで描かれるイメージと実際の人物は異なってと実際の人物は異なっている=情報操作いる=情報操作

Page 7: メディア論

日常生活における情報操作④政日常生活における情報操作④政治家治家 当然のことながら、メディアで当然のことながら、メディアで

描かれるイメージと実際の人物描かれるイメージと実際の人物は異なっている=情報操作は異なっている=情報操作

特に、民主主義社会においては、特に、民主主義社会においては、好印象を与えて、有権者に支持さ好印象を与えて、有権者に支持されようと、メディアを積極的にれようと、メディアを積極的に用いる必要がある用いる必要がある

Page 8: メディア論

データの罠データの罠 データ:科学的で価値中立的=信頼できる、データ:科学的で価値中立的=信頼できる、

という印象を与えるという印象を与える しかし、データの中には、ねつ造されたもしかし、データの中には、ねつ造されたも

のや、歪曲されたものも多いのや、歪曲されたものも多い さらには、用語の定義・質問内容・調査対象さらには、用語の定義・質問内容・調査対象

などによって、意図的な特定の結果に誘導などによって、意図的な特定の結果に誘導することも可能であるすることも可能である

またデータそのものは正確でも、見出しのまたデータそのものは正確でも、見出しの付け方などで正反対の印象を与えることも付け方などで正反対の印象を与えることも可能である可能である

Page 9: メディア論

具体例①都合の悪い部分だけカット具体例①都合の悪い部分だけカット 19661966 年年 33 月月 2020 日NHK日NHK『『日本の未日本の未来像来像』』で、政府に都合の悪い調査結で、政府に都合の悪い調査結果の部分だけがカットされて放送さ果の部分だけがカットされて放送されたれた

19881988 年年 33 月にNHKが実施した「月にNHKが実施した「くらしと政治」に関する世論調査のくらしと政治」に関する世論調査のうち、「大型間接税反対うち、「大型間接税反対 48%48% 、賛成、賛成18%18% 」という部分を意図的に放送し」という部分を意図的に放送しなかったなかった

Page 10: メディア論

具体例②データそのものをねつ具体例②データそのものをねつ造造 20052005 年年 88 月日銀が世論調査月日銀が世論調査

を委託した外郭団体「新情報を委託した外郭団体「新情報センター」が、データをねつセンター」が、データをねつ造。同センターは造。同センターは 99 月にも内月にも内閣府委託の調査でも有効回答閣府委託の調査でも有効回答数を偽るなどのねつ造を行っ数を偽るなどのねつ造を行ったた

Page 11: メディア論

具体例③誘導質問具体例③誘導質問ほかほか 読売新聞読売新聞 9797 年年 55 月月 22 日掲載日掲載 「「 44 月月 11 日、消費税の税率が日、消費税の税率が 3%3% からから 5%5%

に引き上げられました。に引き上げられました。高齢化が急速に進高齢化が急速に進む中で、いま消費税の引き上げを行わないむ中で、いま消費税の引き上げを行わないと、財政状態がさらに悪化して、次の世代のと、財政状態がさらに悪化して、次の世代の負担が重くなったり、福祉の財源が不足す負担が重くなったり、福祉の財源が不足するなどの影響が出ると言われています。るなどの影響が出ると言われています。ああなたは、今回の消費税の引き上げを、なたは、今回の消費税の引き上げを、当然だ当然だと思いますか、やむを得ないと思いますかと思いますか、やむを得ないと思いますか、それとも納得できない、それとも納得できないと思いますか」と思いますか」

Page 12: メディア論

結果:「当然だ」結果:「当然だ」 5.4%5.4% 「やむを「やむを得ない」得ない」 50.0%50.0% 「納得できない「納得できない」」 42.6%42.6% 「答えない」「答えない」 1.2%1.2%

「やむを得ない」という曖昧な「やむを得ない」という曖昧な回答をわざと設定することで誘回答をわざと設定することで誘導を図っている導を図っている

この世論調査結果の一面見出しこの世論調査結果の一面見出し→→「消費税上げ「消費税上げ 56%56% が容認」が容認」

Page 13: メディア論

具体例④調査対象による相違具体例④調査対象による相違村上ファンドによる阪神買収に伴村上ファンドによる阪神買収に伴

うタイガース上場に関するアンケうタイガース上場に関するアンケート調査ート調査

ライブドアによる自社HPでのアライブドアによる自社HPでのアンケート→賛成ンケート→賛成 73%73% ・反対・反対 25%25%

デイリースポーツによる投票→賛デイリースポーツによる投票→賛成成 7%7% ・反対・反対 93%93%

Page 14: メディア論

具体例⑤調査主体による相違具体例⑤調査主体による相違 同じ質問でも、調査主体によって、「同じ質問でも、調査主体によって、「

意図的に」異なる結果が「生み出され意図的に」異なる結果が「生み出される」可能性があるる」可能性がある

具体例)具体例) 20082008 年年 99 月月 22 日の内閣支持日の内閣支持率→朝日率→朝日 24%24% ・毎日・毎日 25%25% ・読売・読売41.3%41.3%

22 日の読売の調査方法=電話調査日の読売の調査方法=電話調査→→ 9&109&10 日に行った面接調査では日に行った面接調査では28.328.3%%

Page 15: メディア論

具体例⑥用語の定義具体例⑥用語の定義就職率:本来は就職率:本来は【【就職決定者数就職決定者数 ÷÷卒業者数卒業者数】】で算出で算出

多くの大学では、就職内定率多くの大学では、就職内定率((【【就職決定者数就職決定者数 ÷÷ 就職希望者就職希望者数数】】で算出)を「就職率」としてで算出)を「就職率」として発表→こちらの方がデータの値発表→こちらの方がデータの値が高くなるためが高くなるため

Page 16: メディア論

具体例⑦外国人犯罪は増えてい具体例⑦外国人犯罪は増えているる 警察庁の公表している「来日外国人」犯警察庁の公表している「来日外国人」犯罪データは「検挙件数」と「検挙人員」罪データは「検挙件数」と「検挙人員」の増加を根拠とするもの=実際の犯罪発の増加を根拠とするもの=実際の犯罪発生数の実体を表しているものではなく、生数の実体を表しているものではなく、警察の取り締まり活動の結果を表してい警察の取り締まり活動の結果を表しているに過ぎないるに過ぎない

それにもかかわらず、「検挙件数」「検それにもかかわらず、「検挙件数」「検挙人員」の増加が、あたかも実際の犯罪挙人員」の増加が、あたかも実際の犯罪発生数の増加をあらわしているかのよう発生数の増加をあらわしているかのように宣伝・報道されるケースがあるに宣伝・報道されるケースがある

Page 17: メディア論

「来日外国人」による犯罪は、警察庁の統計「来日外国人」による犯罪は、警察庁の統計データからも、一般刑法犯検挙人員データからも、一般刑法犯検挙人員で、で、 19931993 年から年から 20032003 年の最近 年の最近 1111 年間で年間で、日本全体の刑法犯検挙人員に占める構成比、日本全体の刑法犯検挙人員に占める構成比は、は、 19931993 年年 22 ・・ 44 %、%、 19981998 年年 11 ・・ 77 %%、、 20032003 年年 22 ・・ 33 %とほとんど変化してお%とほとんど変化しておらず、この らず、この 1010 年ほどで「来日外国人」人口年ほどで「来日外国人」人口が3割~4割程度増大していることを考慮すが3割~4割程度増大していることを考慮すると、相対的には減少していると判断できると、相対的には減少していると判断できるる

Page 18: メディア論

具体例⑧インターネットによる具体例⑧インターネットによる世論調査世論調査 統計学にもとづく標本抽出を行っ統計学にもとづく標本抽出を行っ

ていないていない インターネット・ユーザーの属インターネット・ユーザーの属性が男性・若者に偏っている性が男性・若者に偏っている

したがって、そのデータは信頼したがって、そのデータは信頼性に欠けている性に欠けている

Page 19: メディア論

具体例⑨具体例⑨ RDDRDD方式方式 RDDRDD (( Random Digit DialingRandom Digit Dialing

)方式:コンピュータによる乱)方式:コンピュータによる乱数計算をもとに電話番号を発生さ数計算をもとに電話番号を発生させて、応答した相手に電話で質問せて、応答した相手に電話で質問を行う方式を行う方式

現在の日本のテレビ局や新聞社の現在の日本のテレビ局や新聞社のほとんどが採用ほとんどが採用

Page 20: メディア論

問題点①:対象となる電話は固定電話のみで携問題点①:対象となる電話は固定電話のみで携帯電話だけ利用する人は母集団の対象外帯電話だけ利用する人は母集団の対象外

問題点②:そもそも回答数の分母となる調査対問題点②:そもそも回答数の分母となる調査対象者の数が恣意的に決められる象者の数が恣意的に決められる

問題点③:具体的な運用方法についても恣意的問題点③:具体的な運用方法についても恣意的に決められるため、電話番号の発生方法やサに決められるため、電話番号の発生方法やサンプルの割り当て方法はバラバランプルの割り当て方法はバラバラ

問題点④:固定電話に応答した人のみが対象と問題点④:固定電話に応答した人のみが対象となるため、在宅率の高い人(高齢者や専業主婦なるため、在宅率の高い人(高齢者や専業主婦など)の割合が高くなりがちであるなど)の割合が高くなりがちである

Page 21: メディア論

次回のテーマ次回のテーマ

戦争時におけるプロパガ戦争時におけるプロパガンダンダ