24
Disclosure 2018 11 経営資料 Ⅰ 決算の状況 1.貸借対照表 各年3月31日現在(単位:千円) 資産 の 部 科  目 平成28年度 平成29年度 1.信用事業資産 272,311,465 289,367,338 (1)現金 853,917 850,212 (2)預金 200,994,437 214,714,718 ①系統預金 200,993,811 214,714,152 ②系統外預金 626 565 (3)有価証券 24,664,683 27,758,569 ①国債 5,848,530 6,164,520 ②地方債 2,066,677 2,339,990 ③政府保証債 306,460 202,660 ④社債 16,075,699 18,641,616 ⑤株式 367,316 409,783 (4)貸出金 45,872,437 46,095,994 (5)その他信用事業資産 140,771 168,016 ①未収収益 119,942 139,417 ②その他の資産 20,828 28,598 (6)貸倒引当金 ▲214,782 ▲220,172 2.共済事業資産 715,048 664,737 (1)共済貸付金 706,776 657,210 (2)その他の共済事業資産 8,272 7,527 3.経済事業資産 5,005,211 4,694,656 (1)経済事業未収金 1,435,379 1,521,218 (2)経済受託債権 2,249,795 1,847,243 (3)棚卸資産 573,986 538,493 ①購買品 345,199 337,674 ②その他の棚卸資産 228,786 200,819 (4)その他の経済事業資産 835,472 873,316 (5)貸倒引当金 ▲89,422 ▲85,616 4.雑資産 756,620 848,447 (1)雑資産 783,935 875,521 (2)貸倒引当金 ▲27,315 ▲27,074 5.固定資産 7,949,892 7,719,254 (1)有形固定資産 7,938,306 7,707,609 ①建物 10,734,485 10,734,431 ②機械装置 3,698,740 3,789,302 ③土地 4,894,139 4,835,272 ④建設仮勘定 14,274 14,536 ⑤その他の有形固定資産 1,810,873 1,821,017 ⑥減価償却累計額 ▲13,214,206 ▲13,486,951 (2)無形固定資産 11,586 11,644 6.外部出資 8,443,738 8,382,358 (1)外部出資 8,443,738 8,382,358 ①系統出資 8,160,085 8,098,105 ②系統外出資 267,653 268,253 ③子会社等出資 16,000 16,000 7.前払年金費用 29,721 - 8.繰延税金資産 516,433 548,547 資 産 の 部 合 計 295,728,132 312,225,340 負 債 の 部 科  目 平成28年度 平成29年度 1.信用事業負債 272,236,722 289,782,914 (1)貯金 271,418,387 288,904,844 (2)借入金 36,343 26,687 (3)その他の信用事業負債 781,992 851,382 ①未払費用 403,935 402,178 ②睡眠貯金払戻損失引当金 - - ③その他の負債 378,056 449,204 2.共済事業負債 2,317,805 1,613,829 (1)共済借入金 706,776 657,210 (2)共済資金 1,116,335 485,407 (3)未経過共済付加収入 478,414 458,151 (4)その他の共済事業負債 16,278 13,059 3.経済事業負債 3,281,129 2,703,345 (1)経済事業未払金 629,153 441,870 (2)経済受託債務 1,842,448 1,398,556 (3)その他の経済事業負債 809,527 862,918 ①ポイント引当金 - 1,054 4.雑負債 468,296 560,356 (1)未払法人税等 94,560 79,810 (2)その他の負債 373,736 480,545 5.諸引当金 2,668,044 2,673,082 (1)賞与引当金 126,883 127,769 (2)退職給付引当金 1,892,995 1,925,264 (3)役員退職慰労引当金 60,956 67,895 (4)特例業務負担引当金 587,209 552,153 負 債 の 部 合 計 280,971,999 297,333,528 純 資 産 の 部 1.組合員資本 14,391,511 14,561,296 (1)出資金 4,373,823 4,432,372 (2)資本準備金 387,638 387,638 (3)利益剰余金 9,646,799 9,758,894 ①利益準備金 6,262,253 6,272,253 ②その他利益剰余金 3,384,546 3,486,641 特別積立金 779,907 779,907 有価証券価格変動積立金 660,000 660,000 税効果調整積立金 639,868 655,432 施設整備等積立金 660,000 660,000 次期情報システム積立金 20,000 30,000 組合員教育積立金 90,000 90,000 総合リスク積立金 90,000 90,000 当期未処分剰余金 444,770 521,301 (うち当期剰余金) (16,708) (155,136) (4)処分未済持分 ▲16,749 ▲17,608 2.評価・換算差額等 364,621 330,515 (1)その他有価証券評価差額金 364,621 330,515 純 資 産 の 部 合 計 14,756,133 14,891,812 負債及び純資産の部合計 295,728,132 312,225,340

Ⅰ 決算の状況...2018 11 経営資料 Ⅰ 決算の状況 1. 貸借対照表 各年3月31日現在(単位:千円) 資 産 の 部 科 目 平成28年度 平成29年度 1.信用事業資産

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Disclosure 201811

経営資料

Ⅰ 決算の状況1.�貸借対照表� 各年3月31日現在(単位:千円)

資��産 の 部科  目 平成28年度 平成29年度

1.信用事業資産 272,311,465 289,367,338 (1)現金 853,917 850,212 (2)預金 200,994,437 214,714,718 ①系統預金 200,993,811 214,714,152 ②系統外預金 626 565

 (3)有価証券 24,664,683 27,758,569 ①国債 5,848,530 6,164,520 ②地方債 2,066,677 2,339,990 ③政府保証債 306,460 202,660 ④社債 16,075,699 18,641,616 ⑤株式 367,316 409,783

 (4)貸出金 45,872,437 46,095,994 (5)その他信用事業資産 140,771 168,016 ①未収収益 119,942 139,417 ②その他の資産 20,828 28,598

 (6)貸倒引当金 ▲214,782 ▲220,1722.共済事業資産 715,048 664,737 (1) 共済貸付金 706,776 657,210 (2) その他の共済事業資産 8,272 7,5273.経済事業資産 5,005,211 4,694,656 (1) 経済事業未収金 1,435,379 1,521,218 (2) 経済受託債権 2,249,795 1,847,243 (3) 棚卸資産 573,986 538,493 ①購買品 345,199 337,674 ②その他の棚卸資産 228,786 200,819

 (4)その他の経済事業資産 835,472 873,316 (5)貸倒引当金 ▲89,422 ▲85,6164.雑資産 756,620 848,447 (1) 雑資産 783,935 875,521 (2) 貸倒引当金 ▲27,315 ▲27,0745.固定資産 7,949,892 7,719,254 (1)有形固定資産 7,938,306 7,707,609

 ①建物 10,734,485 10,734,431 ②機械装置 3,698,740 3,789,302 ③土地 4,894,139 4,835,272 ④建設仮勘定 14,274 14,536 ⑤その他の有形固定資産 1,810,873 1,821,017 ⑥減価償却累計額 ▲13,214,206 ▲13,486,951

 (2)無形固定資産 11,586 11,6446.外部出資 8,443,738 8,382,358 (1)外部出資 8,443,738 8,382,358 ①系統出資 8,160,085 8,098,105 ②系統外出資 267,653 268,253 ③子会社等出資 16,000 16,000

7.前払年金費用 29,721 -8.繰延税金資産 516,433 548,547資 産 の 部 合 計 295,728,132 312,225,340

負 債 の 部科  目 平成28年度 平成29年度

1.信用事業負債 272,236,722 289,782,914 (1) 貯金 271,418,387 288,904,844 (2) 借入金 36,343 26,687 (3) その他の信用事業負債 781,992 851,382 ①未払費用 403,935 402,178 ②睡眠貯金払戻損失引当金 - - ③その他の負債 378,056 449,204

2.共済事業負債 2,317,805 1,613,829 (1) 共済借入金 706,776 657,210 (2) 共済資金 1,116,335 485,407 (3) 未経過共済付加収入 478,414 458,151 (4) その他の共済事業負債 16,278 13,0593.経済事業負債 3,281,129 2,703,345 (1) 経済事業未払金 629,153 441,870 (2) 経済受託債務 1,842,448 1,398,556 (3) その他の経済事業負債 809,527 862,918  ①ポイント引当金 - 1,0544.雑負債 468,296 560,356 (1) 未払法人税等 94,560 79,810 (2)その他の負債 373,736 480,5455.諸引当金 2,668,044 2,673,082 (1) 賞与引当金 126,883 127,769 (2) 退職給付引当金 1,892,995 1,925,264 (3) 役員退職慰労引当金 60,956 67,895 (4)特例業務負担引当金 587,209 552,153負 債 の 部 合 計 280,971,999 297,333,528

純 資 産 の 部1.組合員資本 14,391,511 14,561,296 (1)出資金 4,373,823 4,432,372 (2)資本準備金 387,638 387,638 (3)利益剰余金 9,646,799 9,758,894 ①利益準備金 6,262,253 6,272,253 ②その他利益剰余金 3,384,546 3,486,641  特別積立金 779,907 779,907  有価証券価格変動積立金 660,000 660,000  税効果調整積立金 639,868 655,432  施設整備等積立金 660,000 660,000  次期情報システム積立金 20,000 30,000  組合員教育積立金 90,000 90,000  総合リスク積立金 90,000 90,000  当期未処分剰余金 444,770 521,301  (うち当期剰余金) (16,708) (155,136)

 (4)処分未済持分 ▲16,749 ▲17,6082.評価・換算差額等 364,621 330,515 (1)その他有価証券評価差額金 364,621 330,515純 資 産 の 部 合 計 14,756,133 14,891,812負債及び純資産の部合計 295,728,132 312,225,340

Page 2: Ⅰ 決算の状況...2018 11 経営資料 Ⅰ 決算の状況 1. 貸借対照表 各年3月31日現在(単位:千円) 資 産 の 部 科 目 平成28年度 平成29年度 1.信用事業資産

Disclosure 201812

2.損益計算書� 自 各年4月1日 〜 至 各年3月31日(単位:千円)項   目 平成28年度 平成29年度

1.事業総利益 4,695,209 4,563,935(1)信用事業収益 2,643,077 2,509,217資金運用収益 1,921,587 2,040,333(うち預金利息) ( 1,025,185)( 941,282)(うち有価証券利息) ( 247,422)( 280,782)(うち貸出金利息) ( 648,978)( 571,211)(うちその他受入利息) ( −)( 247,056)役務取引等収益 55,343 55,088その他事業直接収益 220,296 202,255その他経常収益 445,848 211,540(うち睡眠貯金払戻損失引当金戻入益)( 1,932)( −)

(2)信用事業費用 818,331 821,053資金調達費用 376,660 351,754(うち貯金利息) ( 353,245)( 333,515)(うち給付補填備金繰入) ( 20,032)( 15,681)(うち借入金利息) ( 302)( 156)(うちその他支払利息) ( 3,079)( 2,401)役務取引等費用 18,765 19,912その他事業直接費用 2,735 −その他経常費用 420,169 449,386(うち貸倒引当金戻入益) ( ▲20,967)( 7,299)

信用事業総利益 1,824,745 1,688,163(3)共済事業収益 1,338,016 1,412,792共済付加収入 1,246,541 1,316,875共済貸付金利息 19,116 16,919その他の収益 72,358 78,997

(4)共済事業費用 97,540 95,938共済借入金利息 19,116 16,919共済推進費 25,785 27,081その他の費用 52,638 51,938共済事業総利益 1,240,475 1,316,853(5)購買事業収益 3,253,863 3,279,380購買品供給高 3,119,876 3,151,533その他の収益 133,987 127,847

(6)購買事業費用 2,715,591 2,771,465購買品供給原価 2,399,880 2,458,472購買品供給費 319,960 313,752その他の費用 ▲4,248 ▲759(うち貸倒引当金繰入) ( −)( −)(うち貸倒損失) ( 59 )( −)(うち貸倒引当金戻入益) ( ▲4,307)( ▲759)

購買事業総利益 538,271 507,914(7)販売事業収益 693,396 698,488販売品販売高 173,351 179,370販売手数料 394,947 401,017その他の収益 125,097 118,099

(8)販売事業費用 293,087 303,009販売品販売原価 126,805 132,504その他の費用 166,281 170,505(うち貸倒引当金繰入) ( 2 )( −)(うち貸倒引当当金戻入益) − ▲69

販売事業総利益 400,309 395,478(9)畜産事業収益 2,103,226 2,211,245飼料・資材供給高 1,116,840 1,178,702畜産販売手数料 38,559 37,173飼料工場収益 497,814 474,578北海道牧場収益 390,110 449,503その他の収益 59,901 71,287

(10)畜産事業費用 1,951,391 2,058,620飼料・資材供給原価 1,056,679 1,114,591飼料工場費用 455,462 434,752北海道牧場費用 389,649 437,583その他の費用 49,600 71,692(うち貸倒引当金戻入益) ( ▲19,387 )( ▲4,056 )

畜産事業総利益 151,835 152,624(11)保管事業収益 106,182 99,168(12)保管事業費用 40,397 38,462保管事業総利益 65,785 60,706(13)利用事業収益 1,289,475 1,244,831CE・RC収益 426,079 407,228育苗収益 183,095 189,510葬祭収益 663,838 635,442その他の収益 16,462 12,651

(14)利用事業費用 812,521 793,315CE・RC費用 273,138 272,838育苗費用 113,471 120,255葬祭費用 413,181 386,346その他の費用 12,729 13,874(うち貸倒引当金繰入) ( −)( 1,450)(うち貸倒引当金戻入益) ( ▲314)( −)利用事業総利益 476,954 451,516

項   目 平成28年度 平成29年度(15)加工事業収益 35,065 30,204漬物加工収益 15,586 10,928製茶加工収益 8,097 7,646その他加工収益 11,380 11,629

(16)加工事業費用 33,148 30,641漬物加工費用 15,268 14,546製茶加工費用 7,508 6,751その他加工費用 10,001 9,716その他の費用 369 ▲372(うち貸倒引当金繰入) ( 369)( −)(うち貸倒引当金戻入益) ( −)( −)加工事業総利益 1,917 ▲436(17)その他事業収益 99,183 102,020観光事業収益 1,872 1,675高齢者福祉収益 97,311 100,344

(18)その他事業費用 47,954 49,515観光事業費用 28 −高齢者福祉費用 47,916 49,515その他の費用 10 −(うち貸倒引当金繰入) ( 10 )( −) (うち貸倒引当金戻入益) ( −)( −)その他事業総利益 51,228 52,504(19)指導事業収入 114,693 125,066(20)指導事業支出 171,006 186,457指導事業収支差額 ▲56,312 ▲61,3902.事業管理費 4,253,654 4,399,639  人件費 3,329,180 3,465,160  業務費 356,178 376,186  諸税負担金 137,847 135,985  施設費 426,860 418,515  その他事業管理費 3,587 3,792事業利益 441,554 164,2953.事業外収益 196,701 181,421 受取雑利息 346 274 受取出資配当金  126,062 126,097 賃貸料 47,422 43,430 雑収入 22,870 11,618

4.事業外費用 33,419 3,975寄付金 1,057 927雑損失 32,362 3,047(うち貸倒引当金繰入) ( 27,311 )( −)(うち貸倒引当金戻入益) ( −)( ▲240 )経常利益 604,836 341,7415.特別利益 179,712 2,073固定資産処分益 110,854 841一般補助金 41,617 1,232その他特別利益 27,240 −

6.特別損失 661,836 100,730固定資産処分損 117 −固定資産圧縮損 36,467 1,232減損損失 28,551 96,198損害補償損失引当金繰入 − −その他の特別損失 − −固定資産解体撤去費 5,170 3,300圧縮特別勘定繰入 4,320 −特例業務負担引当金繰入 587,209 −税引前当期利益 122,712 243,084 法人税、住民税及び事業税 121,567 107,059 法人税等調整額 ▲15,564 ▲19,112法人税等合計 106,003 87,947当期剰余金 16,708 155,136 当期首繰越剰余金 428,061 366,164当期未処分剰余金 444,770 521,301

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Disclosure 201813

〔第23事業年度〕 〔平成28年度〕

Ⅰ.重要な会計方針に係る事項1.各資産の評価基準及び評価方法(1)有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準及び評価方法 ①満期保有目的の債券 … 償却原価法(定額法) ②その他有価証券   … ア.時価のあるもの:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法に

より処理し、売却原価は移動平均法により算定)              イ.時価のないもの:移動平均法による原価法 ③子会社株式     … 移動平均法による原価法

(2)棚卸資産の評価基準及び評価方法 ①購買品       … 売価還元低価法に基づく原価法により評価しています。(収益性の低下による簿価切下げの

方法により算定) ②その他の棚卸資産  … 最終仕入原価法に基づく原価法により評価しています。(収益性の低下による簿価切下げの

方法により算定)

2.固定資産の減価償却の方法(1)有形固定資産 定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)及び平成28年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については定額法)を採用しています。なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準により償却しています。

(2)無形固定資産 定額法を採用しています。なお、当組合利用のソフトウェアについては、組合内における利用可能期間(5年間)で定額法により償却しています。 なお、上記(1)および(2)の10万円未満の減価償却資産については一括費用処理を行い、20万円未満の減価償却資産については、一時損金経理を行っています。また、平成15年4月1日以降に取得した30万円未満の減価償却資産については、租税特別措置法第67条の5を適用し、一括費用処理を行っています。

3.引当金の計上基準(1)貸倒引当金 貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産の自己査定基準、経理規程及び資産の償却・引当基準により、次のとおり計上しています。 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しています。 また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(破綻懸念先)に係る債権で、債権の元本の回収及び利息の受取りに係るキャッシュ・フローを合理的に見積ることができる債権については、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、当該キャッシュ・フローにより見積った回収可能額を除いた額を予想損失額として引き当てています。 上記以外の債権(正常先及び要注意先(要管理先含む。))については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上しています。なお、この基準に基づき、当期は租税特別措置法第57条の9により算定した金額に基づき計上しています。 すべての債権は、資産査定要領に基づき、資産査定部署(リスク統括部)が資産査定を実施し、当該部署から独立した監査部署(監査室)が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。

(2)賞与引当金  賞与引当金は、職員に対して支給する賞与の支出に備えるため、支給見込額のうち当期負担分を計上しています。

(3)退職給付引当金 職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当事業年度末に発生していると認められる額を計上しています。 ①退職給付見込額の期間帰属方法  退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの期間に帰属させる方法については、期間定額基準によっています。

  ②数理計算上の差異の費用処理方法   数理計算上の差異の処理年数は1年としており、当期末で一括処理しています。

(4)役員退職慰労引当金 役員退職慰労引当金は、役員の退職慰労金の支給に備えるため、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上しています。

(5)特例業務負担引当金 特例業務負担引当金は、「厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職員共済組合等を廃止する等の法律」附則第57条の規定に基づき、旧農林年金共済組合(存続組合)が行う特例年金給付等の業務に要する費用に備えるため、農林漁業団体職員共済組合より通知される特例業務負担金の将来負担見込額に基づき計上しています。

(追加情報)従来、特例業務負担金については、将来見込み額を注記する方法によっていましたが、財務内容をより健全化するため、当年度より特例業務負担引当金として負債に計上する方法に変更しています。これにより従来の方法によった場合と比較して、税引前当期利益が587,209千円減少しています。

3.注記表

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Disclosure 201814

〔第24事業年度〕 〔平成29年度〕

Ⅰ.重要な会計方針に係る事項1.各資産の評価基準及び評価方法(1)有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準及び評価方法 ①満期保有目的の債券 … 償却原価法(定額法) ②その他有価証券   … ア.時価のあるもの:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法に

より処理し、売却原価は移動平均法により算定)              イ.時価のないもの:移動平均法による原価法 ③子会社株式     … 移動平均法による原価法(2)棚卸資産の評価基準及び評価方法 ①購買品       … 売価還元低価法に基づく原価法により評価しています。(収益性の低下による簿価切下げの

方法により算定) ②その他の棚卸資産  … 最終仕入原価法に基づく原価法により評価しています。(収益性の低下による簿価切下げの

方法により算定)

2.固定資産の減価償却の方法(1)有形固定資産 定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)及び平成28年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については定額法)を採用しています。なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準により償却しています。

(2)無形固定資産 定額法を採用しています。なお、当組合利用のソフトウェアについては、組合内における利用可能期間(5年間)で定額法により償却しています。 なお、上記(1)および(2)の10万円未満の減価償却資産については一括費用処理を行い、20万円未満の減価償却資産については、一時損金経理を行っています。また、平成15年4月1日以降に取得した30万円未満の減価償却資産については、租税特別措置法第67条の5を適用し、一括費用処理を行っています。

3.引当金の計上基準(1)貸倒引当金 貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産の自己査定基準、経理規程及び資産の償却・引当基準により、次のとおり計上しています。 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(実質破綻先)に係る債権については、不保全額(担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額)を計上しています。 また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(破綻懸念先)に係る債権で、債権の元本の回収及び利息の受取りに係るキャッシュ・フローを合理的に見積ることができる債権については、不保全額から 当該キャッシュ・フローにより見積った回収可能額を除いた額を予想損失額として引き当てています。なお、不保全額が10,000千円以下の債権については、過去の一定期間における貸倒実績から算出した貸倒実績率等に基づき算出した金額を計上しています。 上記以外の債権(正常先及び要注意先(要管理先含む。))については、貸倒実績率等で算定した金額を計上しています。なお、この基準に基づき、当期は租税特別措置法第57条の9により算定した金額に基づき計上しています。 すべての債権は、資産査定要領に基づき、資産査定部署(リスク統括部)が資産査定を実施し、当該部署から独立した監査部署(監査室)が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。

(2)賞与引当金 賞与引当金は、職員に対して支給する賞与の支出に備えるため、支給見込額のうち当期負担分を計上しています。(3)退職給付引当金 職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当事業年度末に発生していると認められる額を計上しています。 ①退職給付見込額の期間帰属方法  退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの期間に帰属させる方法については、期間定額基準によっています。

 ②数理計算上の差異の費用処理方法  数理計算上の差異の処理年数は1年としており、当期末で一括処理しています。

(4)役員退職慰労引当金 役員退職慰労引当金は、役員の退職慰労金の支給に備えるため、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上しています。

(5)特例業務負担引当金 特例業務負担引当金は、「厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職員共済組合等を廃止する等の法律」附則第57条の規定に基づき、旧農林年金共済組合(存続組合)が行う特例年金給付等の業務に要する費用に備えるため、農林漁業団体職員共済組合より通知される特例業務負担金の将来負担見込額に基づき計上しています。

(6)ポイント引当金 ポイント引当金は、直売所において販売促進を目的とするポイント制度に基づき、組合員・利用者に付与したポイントの使用による費用発生に備えるため、期末見積もり時点で重要性があると判断できる場合は、将来支出すると見込まれる額を計上しています。

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Disclosure 201815

〔第23事業年度〕 〔平成28年度〕

4.リース取引に係る会計処理の方法 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引で、リース取引開始日が平成20年3月31日以前のリース取引については、引き続き通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理を行っています。

5.消費税の会計処理 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。 ただし、固定資産に係る控除対象外消費税は、繰延消費税として「雑資産」に計上し、5年間で均等償却を行っています。

6.記載金額の端数処理 貸借対照表、損益計算書及びこれらに関する附属明細書の記載金額は、千円未満を切り捨てして表示しています。また、記載金額未満の残高がある科目については「0」と表示しています。

Ⅱ.会計方針の変更 法人税法の改正に伴い、「平成28年度税制改正に係る減価償却方法の変更に関する実務上の取扱い」(実務対応報告第32号平成28年6月17日)を当事業年度に適用し、平成28年4月1日以後に取得した建物附属設備及び構築物に係る減価償却方法を定率法から定額法に変更しています。 この結果、当事業年度末の事業利益、経常利益及び税引前当期利益はそれぞれ4,634千円増加しています。

Ⅲ.追加情報 「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第26号 平成28年3月28日)を当事業年度から適用しています。

Ⅳ.貸借対照表に関する事項1.固定資産の圧縮記帳額 国庫補助金の受領により有形固定資産の取得価額から控除している当期圧縮記帳額は36,467千円、累計額は2,494,913千円であり、その内訳は次のとおりです。(1)建物 1,201,884千円(2)構築物 140,225千円(3)機械及び装置 1,056,331千円 (うち当期圧縮記帳額35,875千円)(4)車両運搬具 9,200千円(5)器具備品 30,646千円 (うち当期圧縮記帳額592千円)(6)生物 1,864千円(7)土地 3,059千円(8)無形固定資産 51,700千円

2.リース契約により使用する固定資産 オペレーティング・リース取引のうち解約不能なものに係る未経過リース料は次のとおりです。 ・一年以内 530千円 ・1年超 千円  合 計 530千円 また、解約可能なオペレーティング・リース取引の解約金の合計額は77,705千円です。

3.担保に供している資産 担保に供している資産の内容及びその金額は次のとおりです。 定期預金9,150,200千円  信連当座貸越、信連為替決済、公金収納事務取扱

4.子会社に対する金銭債権・債務(1)子会社に対する金銭債権の総額は11,428千円です。(2)子会社に対する金銭債務の総額は83,505千円です。

5.役員に対する金銭債権・債務 開示すべき金銭債権・債務に該当する取引はありません。

6.リスク管理債権の状況 貸出金のうち破綻先債権、延滞債権、3ヵ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権の額の合計額は302,857千円であり、その内訳は次のとおりです。

・破綻先債権 3,925千円・延滞債権 298,932千円・3ヵ月以上延滞債権 −千円・貸出条件緩和債権 −千円  合 計 302,857千円  (注)上記債権額は貸倒引当金控除前の金額です。

 なお、それぞれの定義は次のとおりです。 ①破綻先債権とは、元本又は利息の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金です。

 ②延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。

 ③3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞している貸出金で破綻先債権及

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Disclosure 201816

〔第24事業年度〕 〔平成29年度〕

4.リース取引に係る会計処理の方法 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引で、リース取引開始日が平成20年3月31日以前のリース取引については、引き続き通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理を行っています。

5.消費税の会計処理 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。 ただし、固定資産に係る控除対象外消費税は、繰延消費税として「雑資産」に計上し、5年間で均等償却を行っています。

6.記載金額の端数処理 貸借対照表、損益計算書及びこれらに関する附属明細書の記載金額は、千円未満を切り捨てして表示しています。また、記載金額未満の残高がある科目については「0」と表示しています。

Ⅱ.貸借対照表に関する事項1.固定資産の圧縮記帳額国庫補助金の受領により有形固定資産の取得価額から控除している当期圧縮記帳額は1,232千円、累計額は2,496,145千円であり、その内訳は次のとおりです。 (1)建物 1,201,884千円 (2)構築物 140,225千円 (3)機械及び装置 1,056,938千円 (うち当期圧縮記帳額607千円) (4)車両運搬具 9,200千円 (5)器具備品 31,271千円 (うち当期圧縮記帳額625千円) (6)生物 1,864千円 (7)土地 3,059千円 (8)無形固定資産 51,700千円

2.担保に供している資産担保に供している資産の内容及びその金額は次のとおりです。定期預金9,150,200千円 信連当座貸越、信連為替決済、公金収納事務取扱

3.子会社に対する金銭債権・債務 (1)子会社に対する金銭債権の総額は9,277千円です。 (2)子会社に対する金銭債務の総額は103,115千円です。

4.役員に対する金銭債権・債務 開示すべき金銭債権・債務に該当する取引はありません。

5.リスク管理債権の状況 貸出金のうち破綻先債権、延滞債権、3ヵ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権の額の合計額は254,600千円であり、その内訳は次のとおりです。・破綻先債権 2,016千円・延滞債権 252,584千円・3ヵ月以上延滞債権 −千円・貸出条件緩和債権 −千円  合 計 254,600千円 (注)上記債権額は貸倒引当金控除前の金額です。

なお、それぞれの定義は次のとおりです。 ①破綻先債権とは、元本又は利息の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金です。

 ②延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。

 ③3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞している貸出金で破綻先債権及

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Disclosure 201817

〔第23事業年度〕 〔平成28年度〕

び延滞債権に該当しないものです。 ④貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取り決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しないものです。

Ⅴ.損益計算書に関する事項1.子会社との取引額の総額(1)子会社との取引による収益総額 6,693千円   うち事業取引高 992千円   うち事業取引以外の取引高 7,686千円    合 計(2)子会社との取引による費用総額 4,155千円   うち事業取引高 100,924千円   うち事業取引以外の取引高 105,079千円    合 計

2.減損会計に関する注記(1)資産をグループ化した方法の概要及び減損損失を認識した資産又は資産グループの概要当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、継続的に収支の計画や実績を管理している基幹支店および事業所単位に資産をグルーピングするとともに、業務外固定資産(遊休資産および賃貸固定資産)については、各固定資産を独立した単独のグループとしています。 農業関連施設等については、他の資産グループの将来キャッシュ・フローの生成に寄与する共用資産と認識しています。 当年度に減損損失を計上した固定資産は、以下のとおりです。

(単位:千円)

区分 場所 用途 減損損失土地 建物 機械装置 その他

業務用資産 燃料配送センター(竜王町弓削) 業務 276 − − − 276

業務用資産 竜王カントリー(竜王町山之上) 遊休 27,260 − 10,758 1,754 14,746

業務用資産 能登川ライスセンター(東近江市栗見新田町) 遊休 339 − − 339 −

業務用資産 Aコープ岡屋店(竜王町岡屋) 遊休 675 675 − − −

合   計 28,551 675 10,758 2,094 15,022

(2)減損損失を認識するに至った経緯 燃料配送センターは2期連続赤字である事、竜王カントリーは一部遊休に伴い、能登川ライスセンターは業務用途変更、Aコープ岡屋店は時価評価下落のため帳簿価額を回収可能価額まで減額しています。

(3)回収可能価額の算定方法 各資産の回収可能価額は「正味売却価額」を採用しており、「固定資産税評価額」を基礎として算定しています。

Ⅵ.金融商品に関する事項1.金融商品の状況に関する事項(1)金融商品に対する取組方針 当組合は、農家組合員や地域から預かった貯金をもとに、農家組合員や地域内の企業や団体等へ貸付を行っています。また、残った余裕金を滋賀県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債等の債券、株式等の有価証券による運用を行っています。(2)金融商品の内容及びそのリスク 当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リスクにさらされています。また、有価証券は、債券及び株式であり、満期保有目的及びその他有価証券で保有しています。これらは発行体の信用リスク、金利及び市場価格の変動リスクにさらされています。(3)金融商品に係るリスク管理体制①信用リスクの管理  当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会及び経営役員会において対応方針を決定しています。また、通常の貸出取引については、本店に融資課を設置し各支店との連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フロー等により償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準等厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産の自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。②市場リスクの管理  当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、収益化及び財務の安定化を図っています。  このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析等を実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。  とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通し等の投資環境分析及び当組合の保有有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会及び経営役員会において運用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は理事会及び経営役員会で決定した

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Disclosure 201818

〔第24事業年度〕 〔平成29年度〕

び延滞債権に該当しないものです。 ④貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取り決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しないものです。

Ⅲ.損益計算書に関する事項1.子会社との取引額の総額(1)子会社との取引による収益総額   うち事業取引高 3,594千円   うち事業取引以外の取引高 1,020千円    合 計 4,615千円(2)子会社との取引による費用総額   うち事業取引高 4,299千円   うち事業取引以外の取引高 117,398千円    合 計 121,698千円

2.減損会計に関する注記(1)資産をグループ化した方法の概要及び減損損失を認識した資産又は資産グループの概要 当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、継続的に収支の計画や実績を管理している基幹支店および事業所単位に資産をグルーピングするとともに、業務外固定資産(遊休資産および賃貸固定資産)については、各固定資産を独立した単独のグループとしています。 農業関連施設等については、他の資産グループの将来キャッシュ・フローの生成に寄与する共用資産と認識しています。 当年度に減損損失を計上した固定資産は、以下のとおりです。

(単位:千円)

区分 場所 用途 減損損失土地 建物 機械装置 その他

業務用資産 大中の湖支店(近江八幡市大中町) 業務 93,912 70,191 21,659 − 2,060

業務用資産 介護福祉施設(近江八幡市中小森町) 業務 2,285 965 1,165 − 154

合   計 96,198 71,157 22,824 − 2,215

(2)減損損失を認識するに至った経緯 当期より管理会計の精度向上を契機として、継続的な収支の把握を行っている単位を精緻化させたことから、それぞれ営業収支が2期連続赤字となり減損損失を認識しています。(3)回収可能価額の算定方法 各資産の回収可能価額は「正味売却価額」を採用しており、「固定資産税評価額」を基礎として算定しています。

Ⅳ.金融商品に関する事項1.金融商品の状況に関する事項(1)金融商品に対する取組方針 当組合は、農家組合員や地域から預かった貯金をもとに、農家組合員や地域内の企業や団体等へ貸付を行っています。また、残った余裕金を滋賀県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債等の債券、株式等の有価証券による運用を行っています。(2)金融商品の内容及びそのリスク 当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リスクにさらされています。また、有価証券は、債券及び株式であり、満期保有目的及びその他有価証券で保有しています。これらは発行体の信用リスク、金利及び市場価格の変動リスクにさらされています。(3)金融商品に係るリスク管理体制①信用リスクの管理  当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会及び経営役員会において対応方針を決定しています。また、通常の貸出取引については、本店に信用業務課を設置し各支店との連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フロー等により償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準等厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産の自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。②市場リスクの管理  当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、収益化及び財務の安定化を図っています。  このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析等を実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。  とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通し等の投資環境分析及び当組合の保有有価証券ポートフォリ

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Disclosure 201819

〔第23事業年度〕 〔平成28年度〕

運用方針及びALM委員会で決定した方針等に基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかどうか確認し、定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。

<市場リスクに係る定量的情報> 当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当組合において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、貸出金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、貯金及び借入金です。 当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。 金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が0.08%上昇したものと想定した場合には、経済価値が143,817千円減少するものと把握しています。当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相関を考慮していません。 また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性があります。

③資金調達に係る流動性リスクの管理 当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行ううえでの重要な要素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行っています。

(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価(時価に代わるものを含む。)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む。)が含まれています。当該価額の算定においては、一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。

2.金融商品の時価に関する事項(1)金融商品の貸借対照表計上額、時価等 当期末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。なお、時価の把握が困難なものについては、次表に含めず、(3)に記載しています。                                      (単位:千円)

種類 貸借対照表計上額 時 価 差 額預   金 200,994,437 200,923,829 ▲70,608有価証券 24,664,683 24,622,387 ▲42,295

満期保有目的の債券 1,102,009 1,059,714 ▲42,295その他有価証券 23,562,673 23,562,673 −

貸 出 金(注1) 45,872,613貸倒引当金(注2) ▲214,782貸倒引当金控除後 45,657,830 47,090,085 1,432,255

資 産  計 271,316,951 272,636,302 1,319,351貯   金 271,418,387 271,739,505 321,117借 入 金 36,343 36,560 217

負 債  計 271,454,730 271,776,065 321,334(注1)貸出金には貸借対照表上、雑資産に計上している職員厚生貸付金175千円を含めています。(注2)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を記載しています。なお、時価を把握することが困難な場合は、上記の

表から除いています。

(2)金融商品の時価の算定方法①資産・預金:満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっています。満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円LIBOR・SWAPレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。・有価証券:株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。・貸出金:貸出金のうち、変動金利によるものは短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。  一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレートである円LIBOR・SWAPレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。  また、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等について帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。

②負債・貯 金:要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。また定期貯

金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートである円LIBOR・SWAPレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。

・借入金:借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、また、当組合の信用状態は実行後大きく異なっていないことから、時価は帳簿価額と近似していると考えられるため、当該帳簿価額によっています。

     固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分した当該借入金の元利金の合計額をリスクフリーレートである円LIBOR・SWAPレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。

(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)の金融商品の時価情報に含まれていません。

  外部出資 貸借対照表計上額 8,443,738千円

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Disclosure 201820

〔第24事業年度〕 〔平成29年度〕

オの状況やALMなどを考慮し、理事会及び経営役員会において運用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は理事会及び経営役員会で決定した運用方針及びALM委員会で決定した方針等に基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかどうか確認し、定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。<市場リスクに係る定量的情報> 当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当組合において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、貸出金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、貯金及び借入金です。 当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。 金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が0.19%上昇したものと想定した場合には、経済価値が438,068千円減少するものと把握しています。当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相関を考慮していません。 また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性があります。③資金調達に係る流動性リスクの管理 当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行ううえでの重要な要素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行っています。

(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価(時価に代わるものを含む。)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む。)が含まれています。当該価額の算定においては、一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。

2.金融商品の時価に関する事項(1)金融商品の貸借対照表計上額、時価等 当期末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。なお、時価の把握が困難なものについては、次表に含めず、(3)に記載しています。                                      (単位:千円)

種類 貸借対照表計上額 時 価 差 額預   金 214,714,718 214,660,666 ▲54,051有価証券 27,758,569 27,278,976 ▲479,593

満期保有目的の債券 1,601,116 1,578,036 ▲23,080その他有価証券 26,157,453 25,700,940 ▲456,513

貸 出 金 46,095,994貸倒引当金(注1) ▲220,172貸倒引当金控除後 45,875,822 47,131,127 1,255,305

資 産  計 288,349,110 241,939,642 ▲46,409,467貯   金 288,904,844 289,225,561 320,717借 入 金 26,687 26,794 106

負 債  計 288,931,532 289,252,355 320,823(注1)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を記載しています。なお、時価を把握することが困難な場合は、上記の

表から除いています。

(2)金融商品の時価の算定方法①資産・預金:満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっています。満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円LIBOR・SWAPレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。・有価証券:株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。・貸出金:貸出金のうち、変動金利によるものは短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。  一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレートである円LIBOR・SWAPレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。  また、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等について帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。

②負債・貯 金:要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。また定期貯

金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートである円LIBOR・SWAPレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。

・借入金:借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、また、当組合の信用状態は実行後大きく異なっていないことから、時価は帳簿価額と近似していると考えられるため、当該帳簿価額によっています。

     固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分した当該借入金の元利金の合計額をリスクフリーレートである円LIBOR・SWAPレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。

(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)の金融商品の時価情報に含まれていません。

  外部出資 貸借対照表計上額 8,382,358千円

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Disclosure 201821

〔第23事業年度〕 〔平成28年度〕

(4)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 (単位:千円)種 類 1年以内 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内 5年超

預   金 200,994,437 − − − − −有価証券 1,285,409 1,800,000 3,600,000 1,200,000 1,400,000 14,069,625満期保有目的の債券 − 200,000 200,000 − − 700,000その他有価証券のうち満期があるもの 1,285,409 1,600,000 3,400,000 1,200,000 1,400,000 13,369,625

貸 出 金(注) 4,787,973 3,519,581 4,133,099 3,140,359 2,787,535 27,421,076(注)貸出金のうち、当座貸越958,869千円については、「1年以内」に含めています。また、期限のない劣後特約付ローンに

ついては「5年超」に含めています。なお、3ヵ月以上延滞債権及び期限の利益を喪失した債権等82,812千円については、償還予定額が見込めないことから、上記の表から除いています。

(5)貯金、借入金の決算日後の返済予定額 (単位:千円)種 類 1年以内 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内 5年超

貯   金 (注) 204,534,147 34,535,655 31,284,209 567,314 497,061 −借 入 金  9,314 4,437 4,313 3,443 3,321 9,450

(注)貯金のうち、要求払貯金については、「1年以内」に含めています。

3.有価証券に関する注記(1)満期保有目的の債券で時価のあるもの (単位:千円)          

種 類 貸借対照表計上額 時 価 差 額

時価が貸借対照表計上額を超えるもの

地方債 200,000 201,382 1,382社債 202,009 212,280 10,270計 402,009 413,662 11,652

時価が貸借対照表計上額を超えないもの

社債 700,000 646,052 ▲ 53,948計 700,000 646,052 ▲ 53,948

合  計 1,102,009 1,059,714 ▲ 42,296(2)その他有価証券で時価のあるもの (単位:千円)          

種 類 取得原価又は償却原価 貸借対照表計上額 差 額

貸借対照表計上額が取得原価または償却原価を超えるもの

株 式 195,380 246,237 50,856債 券 16,441,611 17,061,517 619,906国 債 1,582,519 1,592,440 9,920地 方 債 1,782,537 1,866,677 84,140社 債 12,776,546 13,295,939 519,393そ の 他 300,008 306,460 6,451

小   計 16,636,991 17,307,754 670,762

貸借対照表計上額が取得原価または償却原価を超えないもの

株 式 133,728 121,079 ▲12,648債 券 6,288,332 6,133,840 ▲154,492国 債 4,384,743 4,256,090 ▲128,653社 債 1,903,589 1,877,750 ▲25,839

小   計 6,422,061 6,254,919 ▲167,141合  計 23,059,052 23,562,673 503,620

なお、上記の差額から繰延税金負債138,999千円を差し引いた額364,621千円が、「その他有価証券評価差額金」に計上されています。

(3)当期中に売却したその他有価証券 (単位:千円)                  種類 売却額 売却益 売却損

株 式 66,530 16,251 2,558債 券 2,780,707 204,045 177

国    債 1,075,217 97,158 −地 方 債 1,205,765 106,106 −社 債 499,725 780 177

計 2,847,237 220,296 2,735

Ⅶ.退職給付に関する事項1.採用している退職給付制度の概要 職員の退職給付に充てるため、退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しています。また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部に充てるため、全国共済農業協同組合連合会との契約による確定給付型年金制度を採用しています。

2.退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表 期首における退職給付債務 4,648,778千円  勤務費用 243,530千円  利息費用 228千円  数理計算上の差異の発生額 39,879千円  退職給付の支払額  ▲327,346千円 期末における退職給付債務 4,605,070千円

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Disclosure 201822

〔第24事業年度〕 〔平成29年度〕

(4)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 (単位:千円)種 類 1年以内 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内 5年超

預    金 214,714,718 − − − − −有 価 証 券 1,801,389 3,200,000 900,000 1,100,000 500,000 19,048,033

満期保有目的の債券 200,000 200,000 − − − 1,200,000その他有価証券のうち満期があるもの 1,601,389 3,000,000 900,000 1,100,000 500,000 17,848,033

貸 出 金 (注) 5,088,663 4,436,682 3,414,167 3,050,297 2,571,497 27,494,271(注)貸出金のうち、当座貸越1,030,426千円については、「1年以内」に含めています。また、期限のない劣後特約付ローン

については「5年超」に含めています。なお、3ヵ月以上延滞債権及び期限の利益を喪失した債権等42,323千円については、償還予定額が見込めないことから、上記の表から除いています。

(5)貯金、借入金の決算日後の返済予定額 (単位:千円)種 類 1年以内 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内 5年超

貯   金 (注) 218,941,502 30,596,371 38,185,739 559,112 622,119 −借 入 金 (注) 4,437 4,313 3,445 3,321 3,318 6,134

(注)貯金のうち、要求払貯金については、「1年以内」に含めています。(注)借入金のうち、残高管理案件1,717千円については、上記の表から除いています。

3.有価証券に関する注記(1)満期保有目的の債券で時価のあるもの (単位:千円)          

種 類 貸借対照表計上額 時 価 差 額

時価が貸借対照表計上額を超えるもの

地方債 200,000 200,104 104社債 201,116 206,420 5,303計 401,116 406,524 5,407

時価が貸借対照表計上額を超えないもの

社債 1,200,000 1,171,512 ▲ 28,488計 1,200,000 1,171,512 ▲ 28,488

合  計 1,601,116 1,578,036 ▲ 23,080(2)その他有価証券で時価のあるもの (単位:千円)          

種 類 取得原価又は償却原価 貸借対照表計上額 差 額

貸借対照表計上額が取得原価または償却原価を超えるもの

株 式 259,034 197,412 61,621債 券 19,892,900 19,437,886 455,013

国 債 2,616,220 2,582,494 33,725地 方 債 1,641,000 1,599,991 41,008社 債 15,433,020 15,055,408 377,611そ の 他 202,660 199,991 2,668

小   計 20,151,934 19,635,298 516,635

貸借対照表計上額が取得原価または償却原価を超えないもの

株 式 150,748 166,435 ▲15,687債 券 5,854,770 5,899,205 ▲44,435

国 債 3,548,300 3,570,757 ▲22,457地 方 債 498,990 500,000 ▲1,010社 債 1,807,480 1,828,447 ▲20,967

小   計 6,005,518 6,065,641 ▲60,122合  計 26,157,453 25,700,940 456,513

なお、上記の差額から繰延税金負債125,997千円を差し引いた額330,515千円が、「その他有価証券評価差額金」に計上されています。

(3)当期中に売却したその他有価証券 (単位:千円)                  種類 売却額 売却益 売却損

株 式 128,610 22,747 −債 券 6,424,537 179,507 −

国    債 3,280,695 37,286 −地 方 債 1,148,847 49,295 −社 債 1,994,995 92,925 −

計 6,553,147 202,255 −

Ⅴ.退職給付に関する事項1.採用している退職給付制度の概要 職員の退職給付に充てるため、退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しています。また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部に充てるため、全国共済農業協同組合連合会との契約による確定給付型年金制度を採用しています。

2.退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表 期首における退職給付債務 4,605,070千円  勤務費用 241,479千円  利息費用 230千円  数理計算上の差異の発生額 153,551千円  退職給付の支払額  ▲270,918千円 期末における退職給付債務 4,729,413千円

Page 13: Ⅰ 決算の状況...2018 11 経営資料 Ⅰ 決算の状況 1. 貸借対照表 各年3月31日現在(単位:千円) 資 産 の 部 科 目 平成28年度 平成29年度 1.信用事業資産

Disclosure 201823

〔第23事業年度〕 〔平成28年度〕

3.年金資産の期首残高と期末残高の調整表 期首における年金資産 2,755,820千円  期待運用収益 39,959千円  数理計算上の差異の発生額 ▲23,077千円  事業主からの拠出額 101,439千円  退職給付の支払額  ▲132,345千円 期末における年金資産 2,741,796千円

4.退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された前払年金費用の調整表退職給付債務 4,605,070千円年金資産  ▲2,741,796千円未積立退職給付債務   1,863,273千円貸借対照表計上額純額 1,863,273千円退職給付引当金  1,892,995千円前払年金費用 ▲29,721千円

5.退職給付費用及びその内訳項目の金額勤務費用 243,530千円利息費用 228千円期待運用収益 ▲39,959千円数理計算上の差異の費用処理額   62,956千円  合計 266,756千円

6.年金資産の主な内訳 年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりです。一般勘定 100%

7.長期期待運用収益率の設定方法に関する記載 年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しています。

8.割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項割引率 0.005%長期期待運用収益率 1.45%数理計算上の差異の処理年数 1年

9.農林年金から将来見込額として示された特例業務負担金の額 人件費(うち福利厚生費)には、「厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律」附則第57条の規定に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金給付等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担金40,135千円を含めて計上しています。 なお、同組合より示された平成29年3月現在における平成44年3月までの特例業務負担金の将来見込額は587,209千円となっています。

Ⅷ.税効果会計に関する事項

1.税効果会計に係る事項(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳

 (繰延税金資産)貸倒引当金 47,997千円賞与引当金 35,019千円退職給付引当金 522,466千円役員退職慰労引当金 16,824千円未払費用 5,510千円貸倒損失 8,122千円固定資産減損損失 114,863千円未払事業税 7,856千円未収貸付金利息 2,520千円特例業務負担引当金 162,069千円その他   30,906千円  繰延税金資産小計    954,158千円 評価性引当額         ▲290,522千円  繰延税金資産合計(A)    663,636千円

 (繰延税金負債) 前払年金費用 ▲8,203千円 その他有価証券評価差額金   138,999千円  繰延税金負債合計(B)  ▲147,202千円  繰延税金資産の純額(A)+(B) 516,433千円

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Disclosure 201824

〔第24事業年度〕 〔平成29年度〕

3.年金資産の期首残高と期末残高の調整表 期首における年金資産 2,741,796千円  期待運用収益 37,288千円  数理計算上の差異の発生額 ▲11,901千円  事業主からの拠出額 100,583千円  退職給付の支払額  ▲63,618千円 期末における年金資産 2,804,149千円

4.退職給付債務及び年金資産の期末残高退職給付債務 4,729,413千円年金資産  ▲2,804,149千円未積立退職給付債務   1,925,264千円貸借対照表計上額純額 1,925,264千円退職給付引当金  1,925,264千円

5.退職給付費用及びその内訳項目の金額勤務費用 241,479千円利息費用 230千円期待運用収益 ▲37,288千円数理計算上の差異の費用処理額   165,453千円  合計 369,874千円

6.年金資産の主な内訳 年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりです。一般勘定 100%

7.長期期待運用収益率の設定方法に関する記載 年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しています。

8.割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項割引率 0.005%長期期待運用収益率 1.36%数理計算上の差異の処理年数 1年

9.農林年金から将来見込額として示された特例業務負担金の額 人件費(うち福利厚生費)には、「厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律」附則第57条の規定に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金給付等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担金40,919千円を含めて計上しています。 なお、同組合より示された平成30年3月現在における平成44年3月までの特例業務負担金の将来見込額は552,153千円となっています。

Ⅵ.税効果会計に関する事項

1.税効果会計に係る事項(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳

 (繰延税金資産)貸倒引当金 48,811千円賞与引当金 35,264千円退職給付引当金 531,372千円役員退職慰労引当金 18,739千円未払費用 13,249千円貸倒損失 8,122千円固定資産減損損失 136,363千円未払事業税 6,606千円未収貸付金利息 2,581千円特例業務負担引当金 152,394千円その他   30,576千円  繰延税金資産小計    984,081千円 評価性引当額         ▲309,536千円  繰延税金資産合計(A)    674,545千円

 (繰延税金負債) その他有価証券評価差額金  ▲125,997千円  繰延税金負債合計(B)  ▲125,997千円  繰延税金資産の純額(A)+(B) 548,547千円

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〔第23事業年度〕 〔平成28年度〕

(2)法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因 法定実効税率     27.6%(調整) 交際費等永久に損金にされない項目 14.7% 受取配当等永久に益金に算入されない項目 ▲10.5% 事業の利用分量による配当 0.0% 住民税均等割等 5.8% 租税特別措置法上の税額控除 ▲8.9% 評価性引当額の増減 59.3% その他    ▲1.6%税効果適用後の法人税等の負担率 86.4%

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〔第24事業年度〕 〔平成29年度〕

(2)法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因 法定実効税率     27.6%(調整) 交際費等永久に損金にされない項目 8.0% 受取配当等永久に益金に算入されない項目 ▲7.2% 住民税均等割等 3.1% 租税特別措置法上の税額控除 ▲0.7% 評価性引当額の増減 7.8% その他    ▲2.4%税効果適用後の法人税等の負担率 36.2%

Ⅶ.税効果会計に関する事項1.リース契約により使用する固定資産解約可能なオペレーティング・リース取引の解約金の合計額は55,814千円です。

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5.部門別損益計算書〔第23事業年度〕〔平成28年度〕� (単位:千円)

区   分 計 信用事業 共済事業 農業関連事業 生活その他事業 営農指導事業 共通管理費等事業収益 ① 11,676,179 2,643,077 1,338,016 5,630,587 1,972,087 92,411事業費用 ② 6,980,970 818,331 97,540 4,511,413 1,406,482 147,202事業総利益 ③(①−②) 4,695,209 1,824,745 1,240,475 1,119,174 565,604 ▲54,790

事業管理費 ④(うち減価償却費⑤)(うち人件費⑤ ')

4,253,654 1,197,331 1,004,076 1,025,391 674,091 352,763( 299,347)( 29,798)( 20,422)( 165,760)( 79,890)( 3,476)( 3,329,180)( 985,991)( 836,876)( 725,120)( 482,340)( 298,851)

※うち共通管理費⑥(うち減価償却費⑦)(うち人件費⑦ ')

177,334 134,303 118,700 69,633 24,666 ▲524,637( 11,332)( 8,582)( 7,585)( 4,449)( 1,576)( ▲ 33,525)( 102,059)( 77,294)( 68,314)( 40,075)( 14,195)( ▲ 301,940)

事業利益 ⑧(③−④) 441,554 627,414 236,399 93,782 ▲108,486 ▲407,554

事業外収益 ⑨ 196,701 66,487 50,353 44,504 26,107 9,248※うち共通分 ⑩ 66,487 50,353 44,504 26,107 9,248 ▲196,701

事業外費用 ⑪ 33,419 11,296 8,555 7,561 4,435 1,571※うち共通分 ⑫ 11,296 8,555 7,561 4,435 1,571 ▲33,419

経常利益 ⑬(⑧+⑨−⑪) 604,836 682,605 278,197 130,725 ▲86,815 ▲399,877特別利益 ⑭ 179,712 60,745 46,005 40,660 23,852 8,449

※うち共通分 ⑮ 60,745 46,005 40,660 23,852 8,449 ▲179,712特別損失 ⑯ 661,836 223,709 169,425 149,742 87,842 31,116

※うち共通分 ⑰ 223,709 169,425 149,742 87,842 31,116 ▲661,836税引前当期利益 ⑱(⑬+⑭−⑯) 122,712 519,641 154,777 21,643 ▲150,805 ▲422,544

営農指導事業分配賦額⑲ 149,228 113,670 100,359 59,286 ▲422,544営農指導事業分配賦後税引前当期利益 ⑳(⑱−⑲)

122,712 370,412 41,107 ▲78,715 ▲210,091

〔第24事業年度〕〔平成29年度〕 (単位:千円)区   分 計 信用事業 共済事業 農業関連事業 生活その他事業 営農指導事業 共通管理費等

事業収益 ① 11,712,415 2,509,217 1,412,792 5,726,392 1,961,195 102,818事業費用 ② 7,148,480 821,053 95,938 4,659,085 1,413,030 159,372事業総利益 ③(①−②) 4,563,935 1,688,163 1,316,853 1,067,306 548,165 ▲56,554

事業管理費 ④(うち減価償却費⑤)(うち人件費⑤ ')

4,399,639 1,208,305 1,043,644 1,081,205 702,449 364,034( 292,165)( 40,680)( 30,231)( 170,345)( 45,853)( 5,053)( 3,465,160)( 996,741)( 859,355)( 772,392)( 531,003)( 305,666)

※うち共通管理費⑥(うち減価償却費⑦)(うち人件費⑦ ')

188,619 154,335 131,793 79,783 26,899 ▲581,431( 23,276)( 19,045)( 16,264)( 9,845)( 3,319)( ▲ 71,752)( 105,753)( 86,531)( 73,892)( 44,732)( 15,081)(▲ 325,992)

事業利益 ⑧(③−④) 164,295 479,858 273,209 ▲13,898 ▲154,284 ▲420,589

事業外収益 ⑨ 181,421 58,854 48,156 41,122 24,894 8,393※うち共通分 ⑩ 58,854 48,156 41,122 24,894 8,393 ▲181,421

事業外費用 ⑪ 3,975 1,289 1,055 901 545 183※うち共通分 ⑫ 1,289 1,055 901 545 183 ▲3,975

経常利益 ⑬(⑧+⑨−⑪) 341,741 537,422 320,311 26,323 ▲129,935 ▲412,379特別利益 ⑭ 2,073 672 550 469 284 95

※うち共通分 ⑮ 672 550 469 284 95 ▲2,073特別損失 ⑯ 100,730 32,677 26,737 22,832 13,822 4,660

※うち共通分 ⑰ 32,677 26,737 22,832 13,822 4,660 ▲100,730税引前当期利益 ⑱(⑬+⑭−⑯) 243,084 505,417 294,123 3,960 ▲143,473 ▲416,944

営農指導事業分配賦額⑲ 141,293 115,907 99,238 60,505 ▲416,944営農指導事業分配賦後税引前当期利益 ⑳(⑱−⑲)

243,084 364,124 178,216 ▲95,277 ▲203,978

※ ⑥、⑩、⑫、⑮、⑰は各事業に直課できない部分     (注) 1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等は次のとおりです。            事業総利益割  50%、 人数割 50%        2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)は、次のとおりです。 (単位:%)

〔第23事業年度〕〔平成28年度〕

区分 信用事業 共済事業 農業関連事業 生活その他事業 営農指導事業 計共通管理費等 33.8 25.6 22.6 13.3 4.7 100.0営農指導事業 35.3 26.9 23.8 14.0 100.0

(単位:%)

〔第24事業年度〕〔平成29年度〕

区分 信用事業 共済事業 農業関連事業 生活その他事業 営農指導事業 計共通管理費等 32.4 26.5 22.7 13.7 4.6 100.0営農指導事業 33.9 27.8 23.8 14.5 100.0

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Disclosure 201828

6.剰余金処分計算書(単位:千円)

平成28年度 平成29年度1.当期未処分剰余金 444,770 521,3012.剰余金処分額 78,606 112,334(1)利益準備金 10,000 40,000(2)任意積立金 25,564 29,112 ①税効果調整積立金 15,564 19,112 ②有価証券価格変動積立金 0 0 ③施設整備等積立金 0 0 ④総合リスク積立金 0 0 ⑤組合員教育積立金 0 0 ⑥次期情報システム積立金 10,000 10,000 ⑦特別積立金 0 0(3)出資配当金 43,042 43,222(4)事業分量配当金 0 03.次期繰越剰余金 366,164 408,966

(注)1.利益準備金は定款第71条に基づき、毎事業年度の剰余金の1/5以上の金額を積み立てます。2.普通出資に対する配当金の割合は、次のとおりです。  平成28年度 1.0%  平成29年度 1.0%3.次期繰越剰余金には、営農・生活・文化改善の事業費用に充てるための繰越額が含まれています。  平成28年度 30,000千円  平成29年度 30,000千円4.任意積立金における目的積立金の種類及び積立目標額、積立目的、取崩基準額等は以下のとおりです。〔平成29年度〕 (単位:千円)

種類 積立目標額 積立目的 取崩基準 当期末残高 積立後残高

税効果調整積立金 674,545

税効果会計による繰延税金資産について回収時まで剰余金を留保するため

法人税等の前払金額が回収された年度において取り崩す

655,432 674,545

次期情報システム積立金 50,000

平成 33 年度に全国共同運用センターの利用および JA グループ滋賀の県統一情報システム更改にかかる必要経費に充てるため

平成 34 年3月の次期情報システム更改時に取り崩す

30,000 40,000

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Disclosure 201829

Ⅱ 損益の状況1.最近5年間の主要な経営指標� (単位:千円、口、人)

平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度経常収益 12,477,839 12,115,688 11,953,653 11,676,179 11,712,415信用事業収益 2,565,769 2,694,605 2,835,865 2,643,077 2,509,217共済事業収益 1,375,918 1,356,982 1,391,298 1,338,016 1,412,792農業関連事業収益 6,206,431 5,732,733 5,642,859 5,630,587 5,726,392生活その他事業収益 2,242,795 2,231,209 1,980,343 1,972,087 1,961,195営農指導事業収益 86,924 100,157 103,286 92,411 102,818

経常利益 646,465 730,073 492,205 604,836 341,741当期剰余金 452,514 463,641 420,857 16,708 155,136出資金 4,363,766 4,360,648 4,372,644 4,373,823 4,432,372出資口数(単位:口) 4,363,766 4,360,648 4,372,644 4,373,823 4,432,372純資産額 14,257,308 14,733,691 15,204,959 14,756,133 14,891,812総資産額 264,463,565 276,226,862 287,740,472 295,728,132 312,225,340貯金等残高 241,305,496 252,769,453 263,816,044 271,418,387 288,904,844貸出金残高 50,835,084 49,291,517 46,827,546 45,872,437 46,095,994有価証券残高 23,482,189 23,733,706 21,257,063 24,664,683 27,758,569剰余金配当金額 51,753 43,061 43,034 43,042 43,222・出資配当の額 51,753 43,061 43,034 43,042 43,222

職員数正職員 434 437 437 444 466臨時職員 117 121 94 117 86合計 551 558 531 561 552

単体自己資本比率 16.03% 15.23% 14.95% 14.15% 13.70% *1 経常収益は各事業収益の合計額を表しています。 *2 当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。 *3 信託業務の取り扱いは行っていません。 *4 「単体自己資本比率」は、「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準」(平成18年金融庁・農水省告示第2号)

に基づき算出しております。

2.利益総括表� (単位:千円、%)                

平成28年度 平成29年度 増  減資金運用収支 1,544,927 1,688,579 143,652役務取引等収支 36,578 35,176 ▲1,402その他信用事業収支 243,240 ▲35,591 ▲278,831信用事業粗利益 1,824,745 1,688,163 ▲136,582 (信用事業粗利益率) ( 0.68) ( 0.60) −事業粗利益 4,695,209 4,563,935 ▲131,274 (事業粗利益率) ( 1.62) ( 1.50) −

3.資金運用収支の内訳 (単位:千円)平成28年度 平成29年度

平均残高 利息 利回り 平均残高 利息 利回り資金運用勘定 267,448,854 1,921,587 0.72% 279,298,057 1,793,276 0.64%うち預金 198,673,610 1,025,185 0.52% 206,567,913 941,282 0.46%うち有価証券 22,185,359 247,422 1.12% 26,697,746 280,782 1.05%うち貸出金 46,589,885 648,978 1.39% 46,032,397 571,211 1.24%

資金調達勘定 269,685,783 353,548 0.13% 281,147,618 333,671 0.12%うち貯金・定期積金 269,644,294 353,245 0.13% 281,115,041 333,515 0.12%うち借入金 41,489 302 0.73% 32,576 156 0.48%

総資金利ざや − − 0.59% − − 0.52% *1 総資金利ざや=資金運用利回り−資金調達原価率(資金調達利回+経費率) *2 資金運用勘定の利息欄の預金には、信連(又は中金)からの事業利用分量配当金、貯蓄増強奨励金、特別対策奨励金等奨

励金が含まれています。

4.受取・支払利息の増減額 (単位:千円)平成28年度 平成29年度

受取利息 ▲158,503 ▲128,310うち預金 ▲41,448 ▲83,903うち有価証券 ▲35,491 33,359うち貸出金 ▲81,563 ▲77,767

支払利息 ▲33,552 ▲19,876うち貯金・定期積金 ▲33,349 ▲19,729うち借入金 ▲202 ▲146

差  引 ▲124,951 ▲108,434 *1 増減額は、前年度対比です。 *2 受取利息の預金には、信連からの事業利用分量配当金、貯蓄増強奨励金、特別対策奨励金等奨励金が含まれています。

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Disclosure 201830

Ⅲ 事業の概況1��信用事業(1)貯金に関する指標 ①科目別貯金平均残高� (単位:千円、%)

平成28年度 構成比 平成29年度 構成比 増 減流動性貯金 *1 65,316,416 24.2 68,283,972 24.3 2,967,555定期性貯金 *2 203,772,913 75.6 212,346,828 75.6 8,573,915その他の貯金 374,380 0.1 305,859 0.1 ▲68,520

計 269,463,710 100.0 280,936,661 100.0 11,472,950譲渡性貯金 − − − − −

合  計 269,463,710 100.0 280,936,661 100.0 11,472,950 *1 流動性貯金=当座性貯金+普通貯金+貯蓄貯金+通知貯金 *2 定期性貯金=定期貯金+定期積金

 ②定期貯金残高� (単位:千円、%)

平成28年度 構成比 平成29年度 構成比 増 減定期貯金 197,687,691 100.0 211,626,124 100.0 13,938,433うち固定金利定期*1 196,995,785 99.7 211,011,306 99.7 14,015,521うち変動金利定期*2 691,906 0.3 614,817 0.3 ▲77,089

 *1 固定金利定期…預入時に満期までの利率が確定する定期貯金 *2 変動金利定期…預入期間中に市場金利の変化に応じて金利が変動する定期貯金

(2)貸出金等に関する指標 ①科目別貸出金平均残高   (単位:千円)

平成28年度 平成29年度 増 減手形貸付金 72,592 60,040 ▲12,552証書貸付金 44,642,423 44,106,464 ▲535,958当座貸越 998,869 989,897 ▲8,972金融機関貸付金 876,000 876,000 0

合  計 46,589,885 46,032,402 ▲557,482

 ②貸出金の金利条件別内訳残高 (単位:千円、%)平成28年度 構成比 平成29年度 構成比 増 減

固定金利貸出 32,176,248 70.1 31,423,206 68.2 ▲753,042変動金利貸出 13,696,189 29.9 14,674,696 31.8 978,507

合  計 45,872,437 100.0 46,097,902 100.0 225,466

 ③貸出金の担保別内訳残高   (単位:千円)平成28年度 平成29年度 増 減

貯金・定期積金等 652,090 592,792 ▲59,297有価証券 − − −動産 − − −不動産 22,365 31,796 9,431その他の担保物(共済担保) 39,206 24,104 ▲15,102

計 713,662 648,693 ▲64,969農業信用基金協会保証 21,893,529 23,087,440 1,193,911その他の保証 8,996,489 9,397,005 400,516

計 30,890,018 32,484,445 1,594,428信用 14,268,756 12,964,764 ▲1,303,991

合  計 45,872,437 46,097,903 225,467 ④債務保証の担保別内訳残高� �    該当なし ⑤貸出金の使途別内訳期末残高 (単位:千円、%)

平成28年度 構成比 平成29年度 構成比 増 減設備資金 41,906,888 91.4 42,026,400 91.2 119,512運転資金 3,965,545 8.6 4,071,500 8.8 105,955

合  計 45,872,437 100.0 46,097,903 100.0 225,467

 ⑥貸出金の業種別期末残高 (単位:千円、%)平成28年度 構成比 平成29年度 構成比 増 減

農業 2,830,262 6.2 3,309,059 7.2 478,797林業 13,086 0.0 13,557 0.0 472製造業 6,969,107 15.2 7,398,107 16.0 429,000鉱業 104,470 0.2 99,868 0.2 ▲4,602建設・不動産 3,112,405 6.8 3,025,046 6.6 ▲87,358電気・ガス・熱供給水道業 437,456 1.0 406,091 0.9 ▲31,364運輸・通信業 1,938,738 4.2 1,869,899 4.1 ▲68,840金融・保険業 1,226,750 2.7 1,201,595 2.6 ▲25,154卸売・小売・サービス業・飲食業 5,374,119 11.7 5,363,929 11.6 ▲10,190地方公共団体 7,349,378 16.0 6,412,064 13.9 ▲937,314その他(個人向け貸出金含む) 16,516,659 36.0 16,998,682 36.9 482,022

合  計 45,872,437 100.0 46,097,903 100.0 225,468

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⑦ 主要な農業関係の貸出金残高1)�営農類型別  (単位:千円)

種   類 平成28年度 平成29年度 増 減 穀作 247,026 408,152 161,125 野菜・園芸 167,828 204,889 37,061 果樹・樹園農業 20,658 30,264 9,605 工芸作物 − − − 養豚・肉牛・酪農 650,245 792,552 142,307 養鶏・養卵 21,150 16,225 ▲4,925 その他農業 439,684 744,123 304,438農業関連団体等 − − −

合  計 1,546,593 2,196,207 649,614*1.農業関係の貸出金とは、農業者、農業法人および農業関連団体等に対する農業生産・農業経営に必要な資金や、農産物の生産・加工・

流通に関係する事業に必要な資金等が該当します。このため「営農類型別」の合計と「⑥貸出金の業種別残高」の「農業」の残高は、集計方法が異なるため一致しません。

なお、上記⑥の貸出金の業種別残高の「農業」は、農業者や農業法人等に対する貸出金の残高です。*2.「その他農業」には、複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者、農業サービス業、農業所得が従となる農業者等が含まれ

ています。*3.「農業関連団体等」には、JAや全農(経済連)とその子会社等が含まれています。

2)�資金種類別  (単位:千円)〔貸出金〕 種   類 平成28年度 平成29年度 増 減

プロパー資金 1,392,040 2,086,042 694,001農業制度資金 154,552 110,164 ▲44,387農業近代化資金 − − −その他制度資金 154,552 110,164 ▲44,387

合  計 1,546,593 2,196,207 649,614*1.プロパー資金とは、当組合原資の資金を融資しているもののうち、制度資金以外のものをいいます。*2.農業制度資金には、①地方公共団体が直接的または間接的に融資するもの、②地方公共団体が利子補給等を行うことでJAが低利で融

資するもの、③日本政策金融公庫が直接融資するものがあり、ここでは①の転貸資金と②を対象としています。*3.その他制度資金には、農業経営改善促進資金(スーパーS資金)や農業経営負担軽減支援資金などが該当します。

 (単位:千円)〔受託貸付金〕 種   類 平成28年度 平成29年度 増 減

日本政策金融公庫資金 12,345 5,764 ▲6,581その他 26,059 20,924 ▲5,135

合  計 38,404 26,688 ▲11,716*1.日本政策金融公庫資金は、農業(旧農林漁業金融公庫)にかかる資金をいいます。

⑧リスク管理債権の状況  (単位:千円)種   類 平成28年度 平成29年度 増 減

破綻先債権額 − 2,016 2,016延滞債権額 302,858 252,584 ▲50,2743ヶ月以上延滞債権額 − − −貸出条件緩和債権額 − − −

合  計 302,858 254,600 ▲48,258*1.破 綻 先 債 権  元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済

の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金をいいます。

*2.延 滞 債 権  未収利息不計上であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払いを猶予したもの以外の貸出金をいいます。

*3.3ヶ月以上延滞債権  元本又は利息の支払いが約定支払日の翌日から3ヶ月以上を延滞している貸出金で、破綻先債権および延滞債権に該当しないものをいいます。

*4.貸出条件緩和債権  債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、破綻先債権、延滞債権および3ヶ月以上延滞債権に該当しないものをいいます。

 ⑨金融再生法債権に基づく保全状況  (単位:千円)

債権区分 債権額 保  全  額担 保 保 証 引 当 合 計

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

平成28年度 133,087 29,911 41,377 61,797 133,087平成29年度 137,751 36,373 42,755 58,621 137,751

危険債権 平成28年度 169,770 79,171 80,906 719 160,797平成29年度 116,849 66,817 32,900 10,910 110,628

要管理債権 平成28年度 − − − − −平成29年度 − − − − −

小  計 平成28年度 302,857 109,083 122,284 62,517 293,885平成29年度 254,600 103,191 75,656 69,531 248,379

正常債権 平成28年度 45,612,256平成29年度 45,895,784

合  計 平成28年度 45,915,114平成29年度 46,150,385

 *上記の債権区分は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第132号)第6条に基づき、債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として、次のとおり区分したものです。

① 破産更生債権及びこれらに準ずる債権:法的破綻等による経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権② 危険債権:経営破綻の状況にはないが、財政状況の悪化等により元本および利息の回収ができない可能性の高い債権③ 要管理先債権:3ヶ月以上延滞貸出債権および貸出条件緩和債権④ 正常債権:上記以外の債権

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 ⑩元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況�  該当する取引はありません。⑪貸倒引当金の内訳(期末残高及び期中の増減額) (単位:千円)

区  分平成28年度 平成29年度

期首残高

期中増加額

期中減少額 期末残高

期首残高

期中増加額

期中減少額 期末残高目的使用 その他 目的使用 その他

一般貸倒引当金 155,510 152,264 − 155,510 152,264 152,264 150,641 152,264 150,641個別貸倒引当金 80,587 62,517 − 80,587 62,517 62,517 69,531 60,608 69,531

合 計 236,097 214,781 − 236,097 214,781 214,781 220,172 − 212,872 220,172

⑫貸出金償却の額 (単位:千円)平成28年度 平成29年度

貸出金償却額 − −

(3)内国為替取扱実績 (単位:件、千円)

種  類 平成28年度 平成29年度仕 向 被 仕 向 仕 向 被 仕 向

送 金 ・振 込 為 替

件 数 44,000 272,000 44,000 271,000金 額 40,090,544 56,623,679 37,852,974 58,046,698

代金取立為替 件 数 0 0 0 0金 額 15,639 3,687 4,955 8,093

雑  為  替 件 数 4,000 3,000 4,000 3,000金 額 1,507,707 1,846,602 2,258,505 2,199,851

合  計 件 数 48,000 275,000 48,000 274,000金 額 41,613,890 58,473,968 40,116,434 60,254,642

(4)有価証券に関する指標①種類別有価証券平均残高 (単位:千円,%)

平成28年度 構成比 平成29年度 構成比 増 減国 債 3,405,310 15.3 6,716,576 25.2 3,311,265地 方 債 2,885,933 13.0 2,132,546 8.0 ▲753,386政 府 保 証 債 300,055 1.4 237,238 0.9 ▲62,817金 融 債 − 0.0 − 0.0 −社 債 15,264,977 68.8 17,253,435 64.6 1,988,457株 式 330,410 1.5 357,950 1.3 27,539

合  計 22,186,688 100.0 26,697,746 100.0 4,511,058 ②商品有価証券平均残高   「該当なし」③残存期間別有価証券残高 (単位:千円)

1年以下 1年超3年以下

3年超5年以下

5年超7年以下

7年超10年以下 10年超 期間の

定めないもの 合 計

平成28年度 1,284,063 5,406,065 2,599,991 1,600,000 2,100,291 10,841,544 329,109 24,161,061国債 − − − − − 5,967,262 − 5,967,262地方債 183,000 599,960 399,991 − − 799,587 − 1,982,538金融債 − − − − − − − −政府保証債 100,032 199,976 − − − − − 300,008社債 1,001,032 4,606,128 2,200,000 1,600,000 2,100,291 4,074,694 − 15,582,145株式 − − − − − − 329,109 329,109

平成29年度 1,800,267 4,102,703 1,600,000 1,600,000 1,000,260 16,834,978 363,848 27,302,056国債 − − − − − 6,153,252 − 6,153,252地方債 200,000 199,992 − − − 1,900,000 − 2,299,992金融債 − − − − − − − −政府保証債 99,991 100,000 − − − − − 199,991社債 1,500,276 3,802,711 1,600,000 1,600,000 1,000,260 8,781,726 − 18,284,973株式 − − − − − − 363,848 363,848

* 簿価により表示しております。

(5)有価証券等の時価情報等①有価証券の時価情報等 (単位:千円)

保有区分 平成28年度 平成29年度取得価格 時 価 評価損益 取得価格 時 価 評価損益

売 買 目 的 − − − − − −満期保有目的 1,102,009 1,059,714 ▲42,295 1,601,116 1,578,036 ▲23,080そ  の  他 23,059,052 23,562,673 503,621 25,700,940 26,157,453 456,513

合 計 24,161,061 24,622,387 461,326 27,302,056 27,735,489 433,433*1 時価は期末日における市場価格等によっております。*2 取得価格は取得原価又は償却原価によっています。*3 売買目的有価証券については、時価を貸借対照表価額とし、評価損益については当期の損益に含めています。*4 満期保有目的の債券については、取得価額を貸借対照表価額として計上しております。*5 その他有価証券については時価を貸借対照表価額としております。

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Disclosure 201833

②金銭の信託の時価情報等 (単位:千円)

区  分 平成28年度 平成29年度取得価格 時 価 評価損益 取得価格 時 価 評価損益

売 買 目 的該当なし満期保有目的

そ  の  他合 計

*1 時価は期末日における市場価格等によっております。*2 取得価格は取得原価又は償却原価によっています。*3 運用目的の金銭の信託については、時価を貸借対照表価額とし、評価損益については当期の損益に含めています。*4 満期保有目的の金銭の信託については、取得価格を貸借対照表価額として計上しております。*5 その他有価証券については時価を貸借対照表価額としております。

 ③金融先物取引等、金融デリバティブ取引、有価証券店頭デリバティブ取引  該当する取引はありません

2.共済取扱実績(1) 長期共済新契約高・長期共済保有高 (単位:千円)

種  類 平成28年度 平成29年度新契約高 保有契約高 新契約高 保有契約高

生命総合共済

終身共済 8,013,423 306,888,849 1,918,809 290,642,160定期生命共済 35,000 1,351,700 10,000 1,267,700養老生命共済 3,176,322 112,364,082 933,180 100,828,385うちこども共済 1,216,900 32,128,838 655,400 31,735,738

医療共済 127,000 8,283,250 37,000 7,829,250がん共済 − 428,000 − 418,500定期医療共済 − 2,192,400 − 1,981,400介護共済 627,114 1,460,947 152,974 1,592,616年金共済 − 278,000 − 278,000

建物更生共済 15,174,420 335,232,648 77,928,770 331,070,940合   計 27,153,281 768,479,877 80,980,733 735,908,953

* 金額は、保証金額(がん共済はがん死亡共済金額、医療共済及び定期医療共済は死亡給付金額(付加された定期特約金額等を含む)、  年金共済は付加された定期特約金額)を表示しています。(2) 医療系共済の入院共済金額保有高 (単位:千円)

種  類 平成28年度 平成29年度新契約 保有高 新契約 保有高

医療共済 5,805 84,865 2,157 84,956がん共済 1,146 10,573 589 10,903定期医療共済 0 5,353 0 5,045

合   計 6,951 100,791 2,746 100,904* 金額は、入院共済金額を表示しています。

(3) 介護共済の介護共済金額保有高 (単位:千円)

種  類 平成28年度 平成29年度新契約 保有高 新契約 保有高

介護共済 869,620 2,491,898 189,930 2,625,839* 金額は、介護共済金額を表示しています。

(4) 年金共済の年金保有高 (単位:千円)

種  類 平成28年度 平成29年度新契約 保有高 新契約 保有高

年金開始前 260,670 3,952,349 198,878 3,923,190年金開始後 − 2,226,575 − 2,151,954

合   計 260,670 6,178,925 198,878 6,075,144* 金額は、年金年額(利率変動型年金にあっては、最低保証年金額)を表示しています。

(5)短期共済新契約高 (単位:千円)

種  類 平成28年度 平成29年度金 額 掛 金 金 額 掛 金

火災共済 40,186,880 41,732 38,096,020 37,328自動車共済 − 1,141,730 − 1,146,841傷害共済 176,222,500 62,851 166,402,000 61,602定額定期生命共済 4,000 39 4,000 39個人賠償責任共済 − 2,268 − 2,277自賠責共済 − 194,480 − 188,738

合   計 216,413,380 1,443,103 204,502,020 1,436,826*1 金額は、保障金額を表示しています。*2 自動車共済、賠償責任共済、自賠責共済は掛金総額です。

3.農業関連事業取扱実績(1)買取購買品(生産資材)取扱実績 (単位:千円)

種   類 平成28年度 平成29年度

供給高

肥料 978,667 974,716農薬 519,726 517,274飼料 1,116,840 1,178,702その他 509,481 533,571

合 計 3,124,714 3,204,263

(2)受託販売品取扱実績 (単位:千円)種   類 平成28年度 平成29年度

販売高

米 4,859,606 4,767,283麦・大豆・雑穀 456,915 490,900花卉類 78,203 76,045野菜 1,170,601 1,191,971大豆(黒) 246,415 221,905その他特産物 238,085 216,534畜産物 4,532,477 4,294,899

小 計 11,582,302 11,259,537直売所受託販売高 466,713 548,970

合 計 12,049,015 11,808,507*米販売高には直売所への販売分(平成28年度28,599千円・ 平成29年度36,213千円)を含んでいます。

Page 24: Ⅰ 決算の状況...2018 11 経営資料 Ⅰ 決算の状況 1. 貸借対照表 各年3月31日現在(単位:千円) 資 産 の 部 科 目 平成28年度 平成29年度 1.信用事業資産

Disclosure 201834

(3)買取販売品取扱高 (単位:千円)種   類 平成28年度 平成29年度

販売高

米穀類 41,190 45,618特産 45,912 38,421畜産 21,995 25,478その他 64,253 69,852

合  計 173,351 179,370

(5)利用事業取扱実績 (単位:千円)種   類 平成28年度 平成29年度

収益

育苗センター 183,095 189,510籾乾施設(CE・RC) 426,079 407,228葬祭事業 663,838 635,442その他利用 16,462 12,651

合  計 1,289,475 1,244,831*その他利用事業とは、農機共同利用・種子センター・集荷場等 の事業です。

(4)保管事業取扱実績 (単位:千円)種   類 平成28年度 平成29年度

収益

保管料 74,200 69,128荷役料 5,964 6,126その他の収益 26,017 23,913

合  計 106,182 99,168

(6)加工事業取扱実績 (単位:千円)種   類 平成28年度 平成29年度

収益

漬物加工 15,586 10,928製茶加工 8,097 7,646その他加工 11,380 11,629

合  計 35,065 30,204 * その他加工事業とは、精米加工・味噌加工事業です。

4.生活その他事業取扱実績(1)買取購買品(生活物資)取扱実績� (単位:千円)

種   類 平成28年度 平成29年度供給高

日用雑貨 248,758 255,611食料品 196,068 173,592家庭用燃料 510,825 513,190

合  計 955,651 942,393

5.指導事業 � (単位:千円)科   目 平成28年度 平成29年度

収 入

賦課金 29,597 28,897指導事業補助金 13,146 23,637実費収入 23,770 23,752農地円滑化収入 43,166 42,836指導雑収入 5,011 5,943小  計 114,693 125,066

支 出

営農改善指導費 53,006 63,814生活文化改善費 21,373 20,431教育情報費 10,776 8,641組織指導費 17,027 22,422農政活動費 6,276 6,044農地円滑化費用 41,507 41,191指導雑費 21,037 23,911小  計 171,006 186,457

収支差額 ▲56,312 ▲61,390

(2)その他事業 (単位:千円)種   類 平成28年度 平成29年度

収益観光事業 1,872 1,675高齢者福祉事業 97,311 100,344

合  計 99,183 102,019

賦課金徴収基準は次の通りです。(1)組合員割  1正組合員1戸当り 600円(2)認定農業者割  1経営体当たり  耕作面積4ha未満 10,000円  耕作面積4ha以上8ha未満 15,000円  耕作面積8ha以上 20,000円(3)集落営農型法人割  1法人当たり  耕作面積10ha未満 20,000円  耕作面積10ha以上25ha未満 30,000円  耕作面積25ha以上50ha未満 40,000円  耕作面積50ha以上 50,000円   ただし、集落営農型法人においては、認定農業者を賦課しないものとする。

Ⅳ 経営諸指標1.利益率�  (単位:%)                  

種   類 平成28年度 平成29年度 増減総資産経常利益率 0.208 0.112 ▲0.10資本経常利益率 4.217 2.372 ▲1.85総資産当期純利益率 0.005 0.051 0.05資本当期純利益率 0.116 1.076 0.96 *1 総資産経常利益率(%)=経常利益÷総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100 *2 資 本 経 常 利 益 率(%)=経常利益÷純資産平均残高×100 *3 総資産当期純利益率(%)=当期剰余金(税引後)÷総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100 *4 資本当期純利益率(%)=当期剰余金(税引後)÷純資産平均残高×100

2.貯貸率・貯証率�  (単位:%)                  平成28年度 平成29年度 増減

貯貸率 期末 16.90 15.96 ▲0.94期中平均 17.28 16.37 ▲0.91

貯証率 期末 8.91 9.61 0.70期中平均 8.23 9.50 1.27

 *1 貯貸率(期  末)=貸出金残高÷貯金残高×100 *2 貯貸率(期中平均)=貸出金平均残高÷貯金平均残高×100 *3 貯証率(期  末)=有価証券残高÷貯金残高×100 *4 貯証率(期中平均)=有価証券平均残高÷貯金平均残高×100