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組換えDNA実験の申請について (確認事項 I )
1 実験区分実験計画の内容の確認
a) 実験の内容のどの部分が組換えDNA実験なのか。動物を用いる実験を行うのか?
1 plasmid DNAを大量に調整する為に大腸菌に形質転換する
2 ヒト培養細胞株に発現用のplasmidを導入する
3 ノックアウトマウスを購入、繁殖して実験に用いる→動物実験の申請が必要(申請書)
b) DNA供与体、宿主の確認
1 “xxxx等、細菌、病原菌“などのあいまいな表現
細菌→ 菌種菌名を明確に記入する、(株によってBSLレベルが異なる菌は株名)GFP→ オワンクラゲ
2 BSL 3の細菌の遺伝子をplasmidに組み込んだものを分与してもらう。これを大腸菌に導
入、リコンビナント蛋白質を調整する ①
組換えDNA実験の申請について (確認事項 II )
1 実験区分
c) DNA供与体と宿主の組み合わせ→物理的封じ込めレベルの判断
実験計画の内容に基づいて決定
以前、“使用する実験室のレベルに合わせる“としていたが委員会でこの方針に統一
”本来P1の扱いだが、P2の実験区域で作業するのでP2実験に準じた取り扱いをする”
→ P1として申請、備考の欄に上記を記入
委員会の審査の流れが”P1”と”P2以上”では大きく異なる。P1: 委員長の確認、判断
P2, P3: 委員会の委員全員での審査に
→ 本来P1のものをP2,P3として申請すると“時間”+ “迅速な審査の妨げ”②
組換えDNA実験の申請について (確認事項 III )
1 実験区分d) どこの実験室を使用するのか?
1.使用を希望する実験室のBSLレベルの確認
実験計画の内容に基づいて決定したレベル以上の実験室を使用
組換えDNA実験室として登録してある実験室名
登録されてない実験室→部局の委員に相談、委員のチェックをうけて登録
2.実験室の責任者に使用することの許可組換えDNA実験室の入り口に責任者名が表記されている
例: 動物実験→先導生命科学研究支援センター棟:動物実験施設
Tgマウス飼育室(404) 封じ込めレベル: P1A 図面: 10‐3‐43.pdf
2 実験責任者、実験従事者健康診断受診(1年以内)
組換えDNA実験講習会受講 3年以内の受講未受講の責任者は申請前に受講 (DVDでの受講)が必須
③
実験内容で封じ込めレベルを決定
実験責任者
組換え実験の経験3年内の講習会受講
一年以内の健康診断受診
所属する部局の委員できれば申請前に委員に内容のチェックを!!
組換えDNA動物実験のみの時は P1A, P2A, P3Aのみにチェック
④
実験従事者
3年内の講習会受講
一年以内の健康診断受診
⑤
実験目的
実験概要
詳しくお願いします
どの部分が組換えDNA実験か文中に明記(してほしい!)
各実験ごとに実施する実験室を明記(実験施設のチェックの為 室名まで)
DNA組換え体(細菌、マウス等)の分与を受ける場合、また作成を
外部に依頼する際(ノックアウトマウス作成)は、
→分与元、依頼先を明記する
KOマウスの入手先は研究者名だけでなく所属の記載も
⑥
生物種名 菌種名、株名の明記
“その他” X
DNA供与体Vector内の遺伝子についての記載漏れ
GFP, Cre recombinase,等
培養細胞は宿主として扱われない
⑦
室名を正確に記入し、部屋番号を、施設部(事務)管理の室番号か動物実験施設の室番号かいずれかで統一表記
uplaodした図面での部屋番で
毒素産生性の有無哺乳動物に対する毒性
⑧
関連する実験の申請書
動物実験申請書(または申請状況を記載する)
遺伝子改変動物を入手して使用する場合→入手先、学外からの譲渡等の場合は譲渡の計画書と先方からの情報提供書
以前の実験の継続のために新規に申請する場合
→以前の申請書
修正等の為に差し戻された場合
再提出に際して修正した点について、ここにもまとめて記載する
⑨
1.教職員の皆さまへ
2.教職員ポータル
⑩
3.統合認証システム
4.申請者のIDでlog in
⑪
5.組換えDNA実験計画申請Webシステム
新規、変更、終了、譲渡、分与、報告書、マニュアル等、すべてここ⑫
6. 組換えDNA実験講習会の受講記録
実験責任者、実験従事者の状況を確認してください
7. 新規申請
⑬
8. 終了、譲渡、分与、報告書、
マニュアル等、はここ
9. 譲渡、分与、の計
画書、情報提供書
⑭
遺伝子改変動物(ノックアウトマウス、トランスジェニックマウス)、遺伝子組換え生物(細菌等)↓
もらって導入する ・あげる・預ける
1.譲渡、提供、委託 の計画書をDNA組換え実験安全委員会に提出
情報提供書も付けること↓
2. DNA組換え実験安全委員会の承認をもらう
↓3.実際に遺伝子改変動物、遺伝子組換え生物のやり取りを行う
(譲渡の際は、情報提供書を先方に必ず渡すこと)
この4月から、計画書、情報提供書とも書式が変更してます。
不明な点があれば、“申請前に”部局の組換えDNA実験委員に相談を!!
⑮