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Agileツール適合化分科会(第3回)議事録 2014.12.05 片岡
<日時> 2014年12月3日(金)18:30~20:30
<場所> 富士ソフト(株)秋葉原オフィス 4 F会議室
<出席者>片岡、吉川、贄、鈴木、金、名本、坂本
(出席者の所属等は、「Agile適合化分科会メンバー表」を参照)
<議事>
1. チュートリアル
片岡 雅憲氏より、「CI(Continuous Integration)ツールの概要と動向」と題して、次
の内
容からなる説明があった。
① CIツールの歴史 ② Jenkins ③ BuildHive 他
2. 事例発表:次の2件の事例が発表された。
1)事例発表1:
<発表者>名本 聖矢氏(いきいきメディケアサポート)
<題目>ツール使用事例と失敗
<概要>Selenium、Subversion、GitHubなどを導入、または検討してみての苦労、
挫折
と使用ルールの問題点
2)事例発表2:
<発表者>吉川 悟史氏(富士ソフト)
<題目>xRADツール開発案件の見積に関する課題と改善について
~ 超高速見積ツールのご紹介 ~
<概要>JUAS(日本情報システム・ユーザー協会)の統計資料をもとに、xRADツール
開発
作業をどう見積るべきかパネルディスカッションを行い、今後のアジャイル
ツー
ル利用との組み合わせにより、どういった改善が期待できるか考察。また、分
か
りにくい見積作業を高速化する「超高速見積ツール」について、構想を紹介。
3.討議
次のような議論が行われた。
1)名本氏の発表では、Selenium, Subversion, GitHub, Redmine 等のツールを実際
に活用した実体験を報告するものであった。
2) Selenium についてはせっかく Seleniumのテスト資産を整備したにも関わらず、
顧客要望により、GUI画面が変更になり、テスト資産が使えなくなるという課題が
提示された。これについては CSS(Cascading Style Sheets)等の仕掛けを用いて、
Agileツール適合化分科会(第3回)議事録 2014.12.05 片岡
GUI画面変更のパターンを標準化して、既存テスト資産を再利用する仕組みを作り
こむことが出来るのではないか、との議論があった。
3) Subversion の更新コメントが記入されない場合があるとの課題については、
Redmineなどの ITS(Issue Tracking System:課題管理システム)と連動させるこ
とにより解決するべきである、との方向性が主要な意見であった。
4) GitHubの勉強会を社内で開催していることに出席者は感心した。また、GitHubが
「クラウドサービスであることから、組織内での旧勢力から根強い反対がある、
「との問題点も指摘された。
5) Redmineは開発チームとプロジェクト管理チームあるいは顧客とをつなぐ強力な
ツールとして活用できる。
6)吉川氏の発表では、xRadツールを活用するプロジェクトの工数見積もりを早期にか
つ簡潔に行うための見積もり支援ツールの開発の可能性を提案するものであった。
このような見積もり支援ツールにより見積もり作業を容易にすると同時に、xRad
ツール活用の優位性を示せるようにしたい。
7) xRadツール活用の優位性は、工数削減だけでなく工期短縮によるソフトウェア価値
の早期提供もあるので、工期見積もりも可能にした方が良い、」との意見もあった。
8)既存システムを xRadツール活用の新システムに乗り換えるような場合には、この
ような見積もり支援システムがうまく機能する可能性がある。しかし、まったくの
新規開発システムの場合には、あまり細かいパラメータの指定は苦労の割には報わ
れない。むしろ他の同等システムとの比較による見積もりの方が分かり易い、との
議論もあった。
<次回の予定>
―日時:2015年2月4日(水)18:30~20:30
―場所:富士ソフト(株)秋葉原オフィス 4 F会議室
(会議室名、入室の方法 などは別途ご連絡致します)
―議題:①チュートリアル:テスト自動化ツール
② 事例発表:テスト自動化ツールの活用例、利用上の課題、その他
(事例発表に積極的に御参加下さい)
<その他>
今回の当分科会での生産物(チュートリアル、事例発表資料)は、次のように
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に登録致しました。皆様、どうぞご活用下さい。
1)片岡氏チュートリアル:「CI(Continuous Integration)ツール」
2)Agileツール分科会(第3回)議事録
Agileツール適合化分科会(第3回)議事録 2014.12.05 片岡
<以上>