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肥料情報
JA全農ちば
A g r i I n f o r m a t i o n C H I B A
2017
8No.86
月刊アグリ情報 “ちば” 平成29年８月15日発行（毎月１回15日） 通巻第86号http://www.cb.zennoh.or.jp
・農薬
C O N T E N T S
燃料情報米穀情報 園芸情報 営農情報・農業で軽油を使用されるみなさまへ
・米穀情勢 ・販売経過および情勢 ・園芸野菜 病害虫防除情報
・肥料の共同購入運動について・JAの「梨専用肥料」は、梨の生育にピッタリ‼
全農自己改革 トピックス・大田市場 ４産地の幸水梨・合同試食宣伝会開催
・千葉県代表校に県産農産物を贈呈！
第99回全国高等学校野球選手権大会 千葉県代表校木更津総合高等学校に県産農畜産物を贈呈 8月1日（火）
木更津総合高等学校にて
米穀情報 米穀情報 米 穀 情 勢
１．29年産米の需給見通しについて「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針」（７月31日 農林水産省公表）によると、29年６月末民間在庫は199万トン（前年同月比▲５万トン）となり、５年ぶりに200万トンを下回りました。また30年６月末民間在庫見通しは、生産数量目標ベースで182万トン、自主的取組参考値ベースで180万トンとなっています。ただし、早期米では豊作が予想されるなど、全国の作況によっては不確定な部分があるため、引き続き需給動向に注意する必要があります。
○平成29／30年の主食用米等の需給見通し（農林水産省公表） （単位：万トン）
基本指針７月 自主的取組参考値
平成29年６月末民間在庫 Ａ 199 199
平成29年産主食用米等生産量 Ｂ 735（生産数量目標） 733
平成29/30主食用米等供給量計 Ｃ＝Ａ＋Ｂ 934 932
平成29/30主食用米等需要量 Ｄ 752 752
平成30年６月末民間在庫量 Ｅ＝Ｃ－Ｄ 182 180
２．29年産米の動向⑴ 各都道府県の生産目標数量の達成に向けた取組状況農林水産省が４月末現在で公表した29年産米計画生産の取組状況によると、主食用米の生産数量目標（全国735万トン）の県別配分数量の達成が見込まれる県は36県、うち自主的取組参考値（全国733万トン）まで達成が見込まれる県は33県となっています。
⑵ もち米を取り巻く状況29年10月末在庫は5.6万トン（前年同月比140％）と予想され、適正水準（3.07万トン）を大幅に上回る過剰在庫が見込まれます。また、28年産加工用もち米の生産量が２割増したことから、主食用もち米は販売で苦戦し、市中に安く出回っている状況となっています。実需者も必要以上の在庫を抱えており、既に市中取引相場が大幅に低下しています。
３．29年産米の生育情報⑴ 全国の状況（７月27日 農林水産省公表）ア．７月15日現在、西南暖地の早期栽培米は、田植期以降おおむね天候に恵まれたことにより穂数および全もみ数が「やや多い」ないし「多」と見込まれます。台風等の被害も少ないと見込まれることから、作柄は高知県および宮崎県で「やや良」、鹿児島県で「良」と見込まれています。
イ．東北主産県の状況は、太平洋側では６月の低温、日照不足により平年より２日程度遅れ、日本海側では７月の大雨等の影響により３日程度の遅れとなっています。
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月刊アグリ情報“ちば”平成29年８月15日発行（毎月１回15日）通巻第86号
ウ．気象庁が８月３日に公表したこの先１か月予報では、期間前半は東日本以西や北日本でもかなり高くなり、東日本でも平均気温は高くなる見込みです。日照時間は東日本で、平年並または少ない予報です。日本海側では平年同様に晴れの日が多く、太平洋側では平年に比べ晴れの日が少ない見込みです。
⑵ 千葉県の状況（７月28日 千葉県公表）４月20日頃に植付けした圃場では、出穂期が平年と比較して２～３日程度早まっており、成熟期は早いところで「ふさおとめ」は８月11日頃から、「ふさこがね」は８月16日頃から、「コシヒカリ」は８月24日頃からと公表されています。なお、５月１日頃に植付した「コシヒカリ」の出穂期は３日程度早まっており、成熟期は早いところで８月29日頃からと公表されています。
表１ 品種別の生育進度と成熟期の予測
品 種 植付時期 出穂期の平年比較
成熟期予測県北
（香取市）九十九里（茂原市）
内湾（千葉市）
県南（館山市）
ふさおとめ ４月20日 やや早 ８月15日 ８月12日 ８月11日 ８月12日
ふさこがね４月20日 やや早 ８月20日 ８月16日 ８月16日 ８月16日
５月１日 やや早 ８月25日 ８月21日 ８月21日 ８月21日
コシヒカリ
４月20日 やや早 ８月28日 ８月25日 ８月24日 ８月25日
５月１日 やや早 ９月３日 ８月30日 ８月29日 ８月30日
５月10日 やや早 ９月５日頃
飼料用米（アキヒカリ） ５月15日 ─ ８月25日頃
飼料用米（夢あおば） ５月15日 ─ ９月10日頃
※成熟期予測は、水稲作柄安定対策調査ほの調査結果から、各品種の出穂期から成熟期の標準的な日数を加えて予測。 飼料用米は栽培事例からの予測。
４．使用済空袋の適切な使用について
使用済みの農産物検査証明空袋の取り扱い一度使用された農産物検査証明の
表示がある米の袋に再び米を入れて流通させる場合は、農産物検査証明の表示を除去又は抹消した上で流通させてください。
農産物検査証明の表示を除去又は抹消せず、再び米を袋に入れて流通させた場合は、農産物検査法に基づく罰則が科せられます。（１年以下の懲役又は100万円以
下の罰則）
検査の証明等の表示を抹消する場合の例
平成２８年産
○○○農業協同組合
ＪＡ○○
○○○農業協同組合
30.6
28. 9 . 1
米穀情報
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５．消費者に「おいしい千葉のお米」を届けるため仕上げを万全に◦「早期落水」をさけて、整粒歩合を向上させましょう。◦刈り遅れは胴割れのもとです。適期に刈り取りましょう。◦玄米の乾燥水分は14.5～15.0％を守りましょう。◦出荷に当たっては、必ず「生産履歴記録簿」を提出しましょう。◦コンバイン・乾燥機等の収穫調整機械は、品種が替わるごとに掃除をしましょう。
刈り取りの適期は となります。
「ふさおとめ」で出穂後33日前後
「ふさこがね」で出穂後37日前後
「コシヒカリ」で出穂後38日前後
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月刊アグリ情報“ちば”平成29年８月15日発行（毎月１回15日）通巻第86号
７月の販売経過
東京都中央卸売市場の野菜入荷量および単価（７月）
※上・中・下旬のデータは概算であり、月計と合わない場合があります。
青 果 物
園芸情報 販売経過および情勢
当県本部の販売状況（７月）数 量 単 価 取 扱 額
（ｔ） 前年比（％） （円／㎏） 前年比（％） （百万円） 前年比（％）野 菜 計 12,937 105 200 87 2,585 91
果 実 計 4,737 99 251 112 1,189 111
に ん じ ん 1,737 103 94 102 164 105
キ ャ ベ ツ 637 132 48 105 31 138
ほうれん草 38 84 519 94 20 80
ね ぎ 740 99 345 90 255 88
パ セ リ 34 84 771 80 26 67
き ゅ う り 721 133 198 71 143 95
ト マ ト 1,413 110 247 94 349 104
とうもろこし 3,156 105 176 84 556 88
枝 豆 195 99 629 95 123 94
メ ロ ン 1,436 89 361 115 518 102
す い か 3,239 106 196 120 634 128
数 量 単 価（ｔ） 前年比（％） （円／㎏） 前年比（％）
上 旬 40,442 107.5 233 87.5
中 旬 41,308 101.1 227 82.3
下 旬 43,476 105.7 218 86.0
月 計 125,225 104.7 226 85.2
７月の天候は、関東では平年よりも２日早い梅雨明けとなりました。本年は気温高となり東日
本太平洋側では日照時間が多く、降雨の少ない状況となりました。一方、日本海側では梅雨前線
が活発化した影響から局地的な大雨による田畑の冠水などの大きな被害が発生しました。
東京都中央卸売市場の野菜の入荷は、長引く干ばつの影響からねぎは前年を若干下回ったもの
の、総体的に前年をやや上回る入荷となりました。
一方、価格については、トマト、きゅうり、にんじんを中心に高値となった前年を大幅に下回
りました。
国産果実は、すいか、メロン等は、東北産地で６月の低温の影響を受け、前年よりも少なめの
入荷が続きました。一方、価格は、すいかが気温高の影響により需要が高まったことから前年を
上回り、堅調な販売となりました。 ※数値は何れも東京都中央卸売市場統計データによる
園芸情報
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月刊アグリ情報“ちば”平成29年８月15日発行（毎月１回15日）通巻第86号
月主要品目作付動向・作柄状況
見通し基準（前年対比）多・高
やや多・やや高並
やや少・やや安少・安
＋ 10％以上＋５％～ 10％±５％以内－５％～ 10％－ 10％以上
入荷量・価格は東京都中央卸売市場の集計です
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品 名入荷量（t） 価格（円／㎏）
主産地 作 柄 お よ び 概 況本年見通し 前年実績 本年見通し 前年実績
キ ャ ベ ツ やや少 16,486 並 70 群 馬岩 手
群馬は気温高となったものの、適雨があり生育は順調。高温が続くと生育停滞が懸念される。岩手も若干の遅れはあるが平年並。入荷量は潤沢であった前年をやや下回るものの、安定出荷の見込みから、価格は前年並を見込む。
だ い こ ん やや多 8,636 やや安 118 北海道青 森
北海道は、６月の降雨の影響から播種が遅れたものの、総体的に生育は順調。入荷量は前年をやや上回り、価格は高値基調であった前年を下回るが、平年並を見込む。
に ん じ ん 多 6,700 安 145 北海道青 森
北海道は函館が７月いっぱいで切り上がり、帯広・北見からの出荷となる。７月中旬の気温高の影響で生育停滞が見られたが、入荷量は不作であった前年を上回る見込み。
ト マ ト やや少 10,663 並 262北海道青 森福 島
７月後半の曇天等の影響により遅れていたものが回復し、上旬から中旬にかけて数量増加を見込む。お盆後は成り疲れや気温高による花落ちにより、総体では数量減となり、多かった前年をやや下回る見込み。
き ゅ う り やや少 9,054 やや高 208福 島岩 手秋 田
東北産は気温高と干ばつによる生育遅れから回復し、盆前に出荷ピークを迎える。後半は成り疲れの影響から総体では数量減が見込まれ、多かった前年をやや下回る見込み。
ね ぎ 並 4,184 並 310茨 城青 森北海道
関東産の夏ねぎは出荷ピークが終了。後続の東北産は干ばつの影響により細物中心となるが、８月の出荷量は回復する見込み。大きな天候変動がなければ入荷量、価格ともに前年並の見込み。
ほ う れ ん 草 やや少 788 やや高 659群 馬栃 木茨 城
生育は平年並。入荷量は天候次第で増減するが、豊作傾向となった前年をやや下回るが平年並を見込む。価格は盆休み前に引合いが強まることが予想され、前年を上回る見込み。
パ セ リ 並 72 安 1,192長 野千 葉茨 城
気温高により千葉の出荷は平年を下回るが、主力の長野は生育が順調なため総体の入荷量は平年並を見込む。長野の出荷数の影響により、価格は高かった前年を下回る見込み。
し し と う やや少 167 やや高 700 千 葉高 知
千葉の生育は良好だが、曇天の影響により肥大が遅れ、出荷量は前年を下回る見込み。高知では高温障害を起こしている圃場があり、総体では前年をやや下回る出荷量を見込む。
さ つ ま い も 多 1,775 やや安 232千 葉茨 城徳 島
西南暖地の新芋は生育が良好で、前年を上回る出荷量を見込む。茨城の前年作の残量も前年を上回っており、潤沢な入荷が予想され、価格は前年をやや下回る見込み。
な し やや多 8,964 やや安 324
千 葉茨 城福 島栃 木
千葉、茨城は前年より３日程遅れて、露地物の出荷が開始。生育は良好で、出荷ピークは盆前後となる見込み。入荷量は前年をやや上回り、価格は前年をやや下回る見込み。
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月刊アグリ情報“ちば”平成29年８月15日発行（毎月１回15日）通巻第86号
◆７月の販売経過【切花】 ７月は新盆需要による輪菊等、仏花用商材を中心とした動きが例年は月の前半に見られるもの
の、本年においては入荷量が前年を上回ったことや輪菊の安値基調が強く、厳しい価格展開とな
りました。仏花の添え花であるリンドウ、ハスにおいては、前年を大幅に下回る入荷量となった
ことから堅調な販売となったものの、花き全般をみれば菊類の価格基調に影響を受ける取引とな
りました。
また、夏日の連続と、夜も気温が下がらない日が続いた事から、花もちの悪さ、品質低下の発
生も多く和花・洋花類ともに量販店等の動きは鈍いものとなりました。
◆今後の見通し（９月）【切花】 ９月は彼岸需要と後半でのブライダル需要が主力の動きとなります。
長期予報では、９月においても気温が高い日が続く見込みから、各産地の出荷量への影響が懸
念されます。また、花き全般に品質の低下による価格差が顕著にあらわれ、販売面においては、
イベント需要期以外での量販店等での売れ行きも低迷しており、厳しい見方もありますが、洋花
類や草花類では、店頭において秋を意識する装飾も始まることから、活発な取引が見込まれ、秋
物商材を中心に引き合いが強まる見込みです。
◆今後の見通し（９月）【品目別】
品 名 作 柄 お よ び 概 況
千 日 紅千葉、九州、群馬からの出荷が主力。色の構成は、ローズネオン中心にホワイト、ピンクを含めた品揃え。需要動向としては、秋の彼岸を軸とした取引が主力。
輪 菊
愛知、長野からの出荷が主力。彼岸需要中心の取引となり、第３週にかけ出荷、需要ともにピークとなる見込み。今後の天候により下位等級比率が高まることも見込まれる。
カーネーション
北海道、長野からの出荷が主力。千葉は中～下旬に出荷が始まる見込み。秋出し一回切りの産地と二番花産地の出荷があり、等級に幅がある時期。彼岸・ブライダル需要により安定した販売見込み。
ガ ー ベ ラ千葉、静岡からの出荷が主力。気温が徐々に下がってくる時期となり、品質が安定してくる。第３～４週に業務等での動きが見込まれる。
花 販売情勢
園芸情報
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月刊アグリ情報“ちば”平成29年８月15日発行（毎月１回15日）通巻第86号
１．はじめに高温乾燥が続き、作物自体の生育にも影響が出ています。害虫の発生しやすい状況が続きますので注意が必要ですが、作物が弱っていることから高温性病害（ネギ軟腐病など）の発生や、農薬散布後の薬害発生のリスクも懸念されます（一般的に、高温時・作物が弱っている時は薬害リスクが高まります）。
２．ネギ（ネギアザミウマ・白絹病・軟腐病）①ネギアザミウマ
●ネギは野菜類の中でも特に農薬が付着しにくい作物です。展着剤を加用しましょう（グラミンＳ、ハイテンパワー、ニーズなど）。
○ネギ ネギアザミウマ類防除薬剤 （＋ チョウ目害虫防除）対象病害虫 薬剤系統・IRACコード 防除薬剤 希釈倍数 使用時期 使用回数
ネギアザミウマ(アザミウマ類）
スピノシン系（5）ディアナＳＣ 2500～5000倍 収穫前日まで ２回以内
スピノエース顆粒水和剤 2500～5000倍 収穫３日前まで ３回以内
マクロライド系（6） アニキ乳剤 1000倍 収穫３日前まで ３回以内
ジアミド系（28） ベネビアＯＤ 2000倍 収穫前日まで ３回以内
カーバメート系（1A） ランネート45ＤＦ 1000～2000倍 収穫７日前まで ４回以内
ネギアザミウマ ネギアザミウマ食害
営農情報 園芸野菜 病害虫防除情報
日中は葉上にいますが、夕方・夜間は株元の葉の隙間に潜ります。温度により変動しますが、卵～成虫までの生育期間は約10～14日程度です。今後11月ごろまで発生が続きますが、多発生すると防除が困難ですので、早めに防除を行いましょう。
営農情報
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月刊アグリ情報“ちば”平成29年８月15日発行（毎月１回15日）通巻第86号
②白絹病白絹病は高温（30℃程度）と多湿により発生しやすい病害です。地上部下葉がしおれ、地ぎわ～地下部の軟白部に白いカビや菌核（粒）が発生します。発生後の対策は困難ですので、土寄せを行う場合にはあわせて予防を行いましょう。白絹病が発生すると軟腐病を併発するなど、欠株が増える原因となります。
３．ニンジン 一年生雑草防除土壌に処理する除草剤は成分が水により土壌表面に広がることで、出芽してくる雑草を枯らします。土壌が乾燥していると成分が広がらず効果が発揮されないので、適度に土壌水分がある時に使用しましょう。乳剤を散布する場合は水量100ℓ /10aを基本とし、土壌が乾燥気味の場合は登録の範囲でやや多めに調整しましょう。
○ネギ 軟腐病防除薬剤対象病害 薬剤名 希釈倍数 使用時期 使用回数 備考
軟腐病
スターナ水和剤 2000倍 収穫７日前まで３回以内
治療
ナレート水和剤（スターナ＋有機銅） 1000倍 収穫21日前まで 予防・治療
カスミンボルドー 1000倍 収穫14日前まで ２回以内 予防・治療
オリゼメート粒剤 ６㎏ /10a 土寄せ時・収穫30日前まで ２回以内 予防（ネギの抵抗
性向上）
○ニンジン 除草剤対象雑草 薬剤名 使用量 使用時期 使用回数 散布量
一年生雑草（播種後）
ゴーゴーサン乳剤 200～400㎖ 播種後出芽前 １回 70～150ℓ
ゴーゴーサン細粒剤Ｆ 4～5㎏ /10a 播種後出芽前 １回 ─
クレマート乳剤 200～400㎖ 播種後発芽前 １回 100～150ℓ
クレマートＵ粒剤 4～6㎏ /10a 播種後発芽前 １回 ─
○ネギ 白絹病防除薬剤対象病害 薬剤名 希釈倍数 使用時期 使用回数
白絹病
モンカット粒剤 ４～６㎏ /10a土寄せ時・収穫30日前まで ３回以内
モンカットフロアブル40 2000倍（株元散布）
フロンサイド粉剤 15㎏ /10a 土寄せ時・収穫21日前まで ２回以内
リゾレックス粉剤 20～30㎏ /10a 土寄せ時・収穫14日前まで ３回以内
ユニフォーム粒剤 ９㎏ /10a 土寄せ時・収穫90日前まで １回
③軟腐病軟腐病も白絹病と同様に高温（30～35℃）で発生しやすい病害です。地上部の生育不良やしおれから始まり、株元や軟白部が軟化腐敗し、腐敗臭が発生することが特徴です。細菌病のため効果的な薬剤が限られます（下表）。土壌伝染する病害ですので、株元にもかかるよう散布しましょう。
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月刊アグリ情報“ちば”平成29年８月15日発行（毎月１回15日）通巻第86号
燃料情報
軽油には、１リットルにつき 32.1円の軽油引取税 が含まれています。この軽油引取税が一定の要件のもとに免除されている軽油のことを免税軽油といいます。
農業を営む方、農作業のうち基幹的な作業のすべての委託を受けて農作業を行う方が特定の用途に軽油を使用する場合に限って、免税軽油を使用することができます。
免税の対象となる機械例
動力耕うん機、その他耕うん整地用機械動力耕うん機、プラウ、トラクター、ブルドーザー、砕土機、ハロー鎮圧機
栽培管理用機械施肥用機械、播種機、動力用カルチベータ、病害虫防除機、かんがい排水機、焼土機
収穫調整用機械脱穀機、籾すり機、麦刈り機、米選機、俵締機、乾燥機、収草用機械、甘庶圧搾機
植物繊維用機械わら加工機械、繊維加工機械
畜産用機械飼料用機械
①免税軽油使用者証の交付申請
②免税軽油使用者証の交付
⑦免税証の引き取りに係る報告書の提出
③免税証の交付申請
⑤免税証の提出
④免税証の交付
⑥免税価格で購入
都道府県税事務所
ＪＡ━ＳＳ
免税軽油使用者
詳しくは、都道府県税事務所HPまたは最寄りの県税事務所へ直接お問合せください！
例えば…
軽油100㍑の購入で、
3,210円お得!!軽油購入時に
SSで免税証を提出すれば、－32.1円/㍑
免税軽油とは?
燃料情報 農業で軽油を使用されるみなさまへ
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燃料情報
県税事務所一覧 （平成29年8月現在）
県税事務所名 所在地 電話番号 所管区域
中央県税事務所 〒260-8654千葉市中央区都町1-1-20 043-231-2305 千葉市の一部（千葉西県税
事務所管内の地域は除く）
千葉西県税事務所 〒261-8508千葉市美浜区真砂4-1-4 043-279-7111 千葉市の一部
習志野市、八千代市
船橋県税事務所 〒273-8580船橋市港町2-10-18 047-433-1275 市川市、船橋市、浦安市
松戸県税事務所 〒271-8564松戸市小根本７ 047-361-4036 松戸市、流山市、鎌ケ谷市
柏県税事務所 〒277-8558柏市あけぼの2-1-5 04-7147-8743 野田市、柏市、我孫子市
佐倉県税事務所 〒285-8503佐倉市鏑木仲田町8-1 043-483-1116
成田市、佐倉市、四街道市、八街市、印西市、白井市、富里市、印旛郡
香取県税事務所 〒287-8503香取市北3-1-3 0478-54-1314 香取市、香取郡
旭県税事務所 〒289-2504旭市二1997-1 0479-62-0772 銚子市、旭市、匝瑳市
東金県税事務所 〒283-8501東金市東新宿1-11 0475-54-0223 東金市、山武市、大網白里
市、山武郡
茂原県税事務所 〒297-0026茂原市茂原1102-1 0475-22-1721 茂原市、勝浦市、いすみ市、
長生郡、夷隅郡
館山県税事務所 〒294-0045館山市北条402-1 0470-22-7117 館山市、鴨川市、南房総市、
安房郡
木更津県税事務所 〒292-8525木更津市貝渕3-13-34 0438-25-1110 木更津市、君津市、富津市、
袖ケ浦市
市原県税事務所〒290-0081市原市五井中央西1-1-25サンプラザ市原５階
0436-22-2171 市原市
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月刊アグリ情報“ちば”平成29年８月15日発行（毎月１回15日）通巻第86号
ＪＡ全農は、政府の「農林水産業・地域の活力創造プラン」に対応し、農業所得の増大につなげるため、事業改革の具体策と年次計画を策定しました。 このうち、農薬事業については、５月16日の日本農業新聞に以下の内容で掲載されました。なお、ＪＡ全農ちばは、この内容と本県の実情をふまえ取り組みをすすめてまいります。
1 ジェネリック農薬の開発と登録促進◦複数のジェネリック開発剤を選定し、平成29年度に開発スタート。34年の販売開始をめざす◦日本ジェネリック農薬協議会を通じて、国やメーカー団体などに働きかけ、ジェネリック農薬の普及促進をはかる
2 水稲除草剤を中心に品目集約◦重点品目を絞り込み、集中購買を行うことで価格交渉力を強化する◦ＪＡ防除暦・注文書に反映し、品目集約をすすめる
3 農薬「担い手直送規格」の取り扱い強化◦メーカー工場から担い手農家に直送する「担い手直送規格」の普及面積の拡大をはかる◦水稲除草剤、箱処理剤について、基準規格（10a用）と比較して約２～３割安価な大容量規格（４ha～ 20ha用）の品目拡充をすすめる
年次計画
全農自己改革 農 薬
事 業 環 境 改 革 方 向
全農自己改革
ジェネリックや担い手直送規格で価格引き下げ
○日本における農薬市場規模は約4000億円（世界市場の約５％）
○水稲除草剤は相次ぐ新規品目の開発により品目数が増大し、製造・物流コスト増大の要因となっている
○日本は安価なジェネリック農薬の普及率が５%と低い（海外は30%程度）
○国はジェネリック農薬の規制を緩和。ジェネリック農薬の開発経費は段階的に引き下げられる見込み
ジェネリック（特許切れ）農薬の開発、水稲除草剤を中心とした品目集約、工場から生産者に直送する「担い手直送規格」の取り扱い強化により、農薬の価格引き下げをめざす
改革具体策
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月刊アグリ情報“ちば”平成29年８月15日発行（毎月１回15日）通巻第86号
銘柄集約対象肥料名（左）と集約後肥料（右）
全農自己改革─肥料─について、ＪＡグループ千葉の今後の取り組みについてご案内いたします。
千葉県内では下記18銘柄の一般高度化成肥料（一発肥料や微量要素、有機質などを含まない窒素リン酸加里のみの化成肥料）を対象とし８銘柄に集約します。銘柄集約による大量生産により製造コストの削減と肥料価格の低減を実現します。
成分タイプ 対象銘柄名(成分）
低N・高PK
ファイト８８４（8-18-14）
ワンタッチ化成008（10-30-18）
チバカセイ086（10-18-16）
山型
Ａ907（12-18-16）
高度486（14-18-16）
ふさこがね基肥専用464（14-16-14）
水平
根付化成高度13号（13-13-13）
とびきり（14-14-14）
千葉化成444
りん加安42号（14-14-14）
硫りん555（15-15-15）
高度16号（16-16-16）
Ｌ型草地480（14-8-10）
Ｌ型高度688（16-8-8）
ＮＫ
ファイトＮＫ（15-0-15）
ＮＫ３０号(16-0-14)
ＮＫ化成Ｃ６号(17-0-17)
ＮＫ化成Ｃ２０号(20-0-10)
成分タイプ 集約後肥料（成分）（肥料名は仮称）
低N・高PKくみあい化成5-15-15
くみあい化成10-16-16
山型くみあい化成12-18-14
くみあい化成14-18-14
水平
くみあい化成14-14-14
くみあい化成16-16-16
Ｌ型 くみあい化成14-8-8
ＮＫ くみあい化成17-0-17
さらなる生産コスト低減のために◦肥料の銘柄集約 ～平成30年春用肥料から実施～
組合員・生産者の皆様におかれましては、肥料の新共同購入運動（平成30年春肥より）にご理解をいただき、銘柄の集約と数量の積み上げにつきまして、ご協力を賜りますようお願い申しあげます。
組合員・生産者の皆様へ
肥料情報
肥料情報 肥料の新たな共同購入運動について
左の肥料を右で示す成分の肥料に集約いたします。集約後の肥料名は仮称です。
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月刊アグリ情報“ちば”平成29年８月15日発行（毎月１回15日）通巻第86号
肥料情報
フルーツパラダイス梨 姫
梨専用７７５梨ゲットペレット865
輝きユーキ804ペアゴールド
8チッソ
-5リンサン
- 5カリ
8チッソ
-5リンサン
- 3カリ
7チッソ
-７リンサン
- 5カリ
8チッソ
-6リンサン
- 5カリ
8チッソ
-1リンサン
0- 4カリ
1チッソ
2-1リンサン
4- 0カリ
有機由来チッソ 3.5%有機由来チッソ 4.5%
有機由来チッソ 4.2%有機由来チッソ 4.0%
有機由来チッソ 4.4%硝酸態チッソ1.0%
【ホウ素入り、リン酸成分はほとんど骨粉由来】扱いやすい粒状品【ぼかし・動植物有機入り、低コスト粒状品】
【苦土成分を保証、粒状品なので撒きやすい】【動植物有機63%使用、ペレット品】
品質の良い梨をゲット！
【動植物有機63％に、微量要素を加えパワーアップ】苦土・マンガン・ホウ素入りペレット品
【カリゼロの追肥肥料、硝酸態チッソ1.0%、微量要素入り】苦土・マンガン・ホウ素入り
●製造／ 朝日工業(株)http://www.asahi-kg.co.jp
●製造／片倉コープアグリ㈱http://www.katakuraco-op.com
有機質６０％
有機質7０％
有機質53％
有機質63％
有機質６3％
カリ0％
１月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
地上部の生育
養分吸収
生理作用
主要作業名
樹木の貯蔵澱粉量
枝葉の発育果実の肥大
果実の澱粉量
チッソ
リンサン
カリ
休眠期 休眠期
果実の細胞数の決定 果実の細胞肥大により糖度高まる果実の細胞肥大により糖度高まる
花芽分化
収穫開始発根
発芽
開花
落葉
せん定
棚しばり
摘蕾授粉芽かき
芽かき
摘果
摘果
収穫
追肥（春肥）
予備摘果
追肥（夏肥）
追肥（秋肥）
防災網除去
土壌改良
基肥・中耕・深耕
誘引
敷わら
幸 水
【 梨 基 肥 の 予 約 は お 早 め に ！ 】
※施肥量等は、最寄りのＪＡにお問い合わせ下さい。
パワーエースペレット 梨名人有機ペレット8 - 6 - 5チッソ リンサン カリ
7 - 6 - 2チッソ リンサン カリ
0.1マンガン
有機質75％
有機質60％
●製造／太平物産（株） http://www.taiheibussan.co.jp
梨 将 軍 梨 姫7 - 6 - 5チッソ リンサン カリ
有機由来チッソ7％
8 - 5 - 3チッソ リンサン カリ
有機由来チッソ4.5％有機質70％
有機質90％
【テイ角・骨粉・魚粕など動物有機、食味向上】 【ぼかし･動植物有機入り、低コスト粒状品！】
有機由来チッソ4.2％【苦土成分を保証、魚粕・菜種などの有機70%使用】
有機由来チッソ3.5％【ホウ素入り、リン酸成分はほとんど骨粉由来】
扱いやすい粒状品
●製造／片倉チッカリン（株） http://www.chikkarin.co.jp
従来のパワーエースをペレット化！【化成原料と有機原料をバランスよく造粒】
低コストペレット肥料！【土壌改良効果のある炭素入り】
フルーツパラダイス 有機アグレット梨専用8 - 5 - 5チッソ リンサン カリ
7 - 7 - 5チッソ リンサン カリ
有機質70％
有機質60％
●製造／朝日工業（株） http://www.asahi-kg.co.jp
肥料情報 JAの「梨専用肥料」は、梨の生育にピッタリ‼
来年の梨品質向上に向けて !◦礼肥…養分蓄積のために ◦基肥…新根が活動する前に
おすすめ梨肥料
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月刊アグリ情報“ちば”平成29年８月15日発行（毎月１回15日）通巻第86号
大田市場 ４産地の幸水梨・合同試食宣伝会開催
木更津総合高等学校に県産農畜産物を贈呈‼
ＪＡ全農ちばは８月４日（金）、県および梨産地４ＪＡ（長
生、市原市、西印旛、いちかわ）とともに、東京青果㈱果実試食コーナーにおいて幸水梨の合同試食宣伝会を開催しました。４産地の代表がそれぞれの産地をＰＲするとともに、生育状況や出回り時期、出荷ピークなどをアピールしました。試食コーナーでは「試食してください！美味しいですよ！」と女性陣の明るい声に引き付けられて大勢の場内買参人（仲卸・小売商・量販店仕入担当者等）の方々が集まりました。試食をした方からは「やっぱり、今年も千葉は美味いね！」と高評価をいただきました。千葉の梨はこれから「幸水」⇒「豊水」⇒「あきづき・新高」と続きます。お取引先様に、千葉の梨の品種リレーと、「良食味」・「鮮度」・「安全・安心」を理解していただくために、産地・県・園芸協会・果樹連・卸売市場・ＪＡ全農ちばが一体となり、卸売市場や販売店等での販売促進活動も積極的に展開していきます。「味が自慢の千葉の梨」をスムーズに販売していくために、関係者皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。
ＪＡ全農ちば、ＪＡ木更津市は８月１日（火）、第99回全国高校野球
選手権大会の県代表として出場する木更津総合高等学校に、甲子園での活躍を祈願して県産農畜産物を贈呈しました。ＪＡ全農ちばは、梨50㎏、県銘柄豚「房総ポーク」のウインナー 300本、フルーツ＆キャロットジュース300本、ＪＡ木更津市から、「木更津市産のコシヒカリ」を120㎏、すいかを20ケース、スポーツ飲料21ケースを贈りました。
TOPICS
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ＴＯＰＩＣＳ
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月刊アグリ情報“ちば”平成29年８月15日発行（毎月１回15日）通巻第86号
農業者の皆様へ
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発行／全国農業協同組合連合会千葉県本部 平成29年８月15日発行（毎月１回15日発行） 通巻第86号編集・発行部署／管理部 企画管理課 〒260-0031 千葉市中央区新千葉３－２－６ 電話043－245－7360
お知らせ ＪＡ全農ちばでは、この「アグリ情報“ちば”」が生産者の皆さんとの情報交換となれば、と考えております。身近な話題、ご意見、ご要望などございましたら、下記連絡先までお寄せください。
ＪＡ全農ちば 管理部 企画管理課 TEL 043-245-7360 FAX 043-247-9715
アグリ情報“ちば”に係る個人情報の取り扱いについて 組合員の皆さまからご提供いただきました個人情報は、「アグリ情報“ちば”」送付の目的にのみ使用いたします。
月刊アグリ情報 “ちば” 平成29年８月15日発行（毎月１回15日） 通巻第86号
