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Appeon PowerBuilderのご紹介 第3事業部 2017年 11月 版

Appeon PowerBuilderのご紹介 · PDF fileライセンスタイプ(ライセンス認証) ライセンスタイプ(ライセンス認証)は、製品使用端末(pc)のインターネット接続環境に

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Appeon PowerBuilderのご紹介

第3事業部

2017年 11月 版

はじめに

本資料は、APPEON社がウェブサイト(https://www.appeon.com)やウェブキャスト、コミュニティ等で

オフィシャルに発表/公表した内容、及びAppeon PowerBuilder 2017英語版の動作を基に記載したも

のです。

APPEON社が発信している内容は、英語版やAPPEON社担当マーケット(北米等)を対象としています。

このため、日本語版や日本国内では内容が異なる場合があります。

本資料についてご不明点、ご質問等ありましたら、最終ページの問合せ先までご連絡ください。

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Appeon PowerBuilder 2017についてAppeon PowerBuilder 2017は、APPEON社が開発、販売を行う最初のPowerBuilderです。

この製品は、SAP PowerBuilder 12.6のソースコードをベースに、新しいライセンス認証プロセスや、

サポートプラットフォームを強化したPowerBuilderの正当な後継バージョンです。

アプリケーションの開発方法は今まで通りですが、Windows OS向けアプリケーションだけでなく、iOS及び

Android OSを搭載したモバイルデバイス向けアプリケーションも開発可能になり、将来的にはMicrosoft

IISをアプリケーションサーバーとしたWeb APIも開発できる予定です。

Appeon PowerBuilder 2017は、1年間のサブスクリプションライセンス(非永久ライセンス)で提供され、

有効期間内にリリースされた新バージョンも利用できます。

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SAP PowerBuilder 12.6 Appeon PowerBuilder

2017

製品エディションAppeon PowerBuilderは、開発できるアプリケーションが異なる3つのエディションで提供されます。

Standard Edition

Windows OS用アプリケーションが開発可能なエディションです。

スタンドアロン及びクライアント/サーバー(2層)アプリケーションを開発できます。

Cloud Edition

Standard Editionの機能に加え、.NET Assembly及び.NET Web Service等のDLLやMicrosoft IISで

動作するサーバーコンポーネントが開発可能なエディションです。

2019バージョンではWeb APIも開発可能になる予定で、デスクトップクラウドアプリケーション

(クライアントは画面制御を行うEXEを配布、DB接続やビジネスロジックはWeb APIとして

サーバー側で動作させるn層構成アプリケーション)を開発できるようになります。

Universal Edition

Cloud Editionの機能に加え、モバイルクラウドアプリケーションが開発可能なエディションです。

Appeon PowerServer(旧製品名:Appeon for PowerBuilder)で実績のあるテクノロジーを

ベースにiOS/Androidで動作するアプリケーションを開発できます。

上位エディションへの変更(アップグレード)は、サブスクリプション有効期間中でも可能です。(有償)

下位エディションへの変更(ダウングレード)は、サブスクリプション更新時のみ可能です。

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サブスクリプションライセンスAppeon PowerBuilderは、1年間のサブスクリプションライセンスで提供されます。

サブスクリプションには、以下の内容が含まれています。

製品使用権

サブスクリプション有効期間内にリリースされている全てのバージョンを利用可能です。

アップデートモジュール

対応環境の追加や製品バグ対処が行われたアップデートモジュール等の入手、適用が可能です。

ライセンス管理システム

保有するライセンスは、Appeonウェブサイトで管理できます。

スタンダードサポート

製品バグ報告受付とコミュニティウェブサイトを利用したナレッジ提供です。(英語)

サブスクリプション期間が終了しても、Windows用ランタイムを利用するスタンドアロン及び2層(C/S)

アプリケーションは動作します。但し、PowerBuilder IDEは起動できないため、アプリケーションを修正する

ことはできません。また、Web API動作に必要なサーバーランタイム、Appeon PowerServer Mobile

(PB Edition)も動作を停止するため、これらを利用するアプリケーションは使用できません。

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Appeon PowerBuilderは、インストールする環境や台数に制限ありません。

サブスクリプション期間中にリリースされている全てのバージョンを、複数のPCへインストールできます。※1台のPCに複数のバージョンを混在させた場合の動作については、保証されません。

物理マシン、仮想マシン、クラウド環境の全てにインストール可能です。

但し、IDEやサーバーランタイム等の使用には、ライセンス認証が必要になるため同時利用はできません。

インストーラーはエディション毎に用意されています。但し、Standard Editionインストーラーでインストールした

IDEには、Universal Edition用のツールバーが無効状態で表示されていますので、必要機能をインストール

するだけで簡単にUniversal Editionの環境に変更できます。

製品インストール

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Ver. 2017 Ver. 2018 Ver. 2019 Ver. 2020…

物理マシン 物理マシン

仮想マシン クラウド環境

すべてインストール可能

ログインまたはアクティベーションした

環境のみ利用可能

Login

AppeonウェブサイトアカウントAppeon PowerBuilderのサブスクリプション購入やIDEの利用には、Appeonウェブサイトのアカウントが

必要です。アカウントはAppeonウェブサイト (https://www.appeon.com) で簡単に登録できます。

Appeon PowerBuilder評価版を利用する場合もアカウントが必要です。

また、Appeonウェブサイトでは、過去のウェブキャストやチュートリアルビデオ、サンプルソース、Appeon-U

(PowerBuilder開発者を育成するオンライン教育)等、アカウント登録者にのみ公開されているコンテンツ

(英語)が多数用意されていますので、早めのアカウント登録をお勧めします。

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Appeonウェブサイト右上のユーザーアイコンをクリックし、ログイン画面の「Create an account for free」リンクから登録画面へ

行くことができます。

ライセンス管理購入したライセンスは、AppeonウェブサイトのUser Centerで管理します。

購入時に指定したAppeonウェブサイトアカウントがライセンス管理者となり、User Centerで製品毎の

ライセンスに使用者(Appeonウェブサイトアカウント)を割り当てます。(変更、解除等も可能です)

PCへインストールされた製品の初回起動時に、使用者がライセンス認証を行うことで製品を使用できます。

1ライセンスに割り当てられる使用者は1人(1アカウント)です。また、同一製品の複数ライセンスを1人の

使用者へ割り当てることはできません。

※2017年7月現在、Appeon for PowerBuilder (Appeon PowerServer)ライセンスは、User Center管理対象外です。

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ライセンス管理者

製品使用者 A

製品使用者 B

ライセンス 1

ライセンス 2

ライセンス 1

PowerBuilder IDE

InfoMaker

User Centerで割り当て

アカウントでログインして利用

ライセンスタイプ(ライセンス認証)ライセンスタイプ(ライセンス認証)は、製品使用端末(PC)のインターネット接続環境に合わせて、オンライン

ライセンスかオフラインライセンスを選択できます。

オンラインライセンス

使用者が、製品起動時に自分のアカウントでログインして認証します。

常時インターネットに接続できる環境であることが条件ですが、途中でインターネット接続が切断されても

最大5日間はログイン状態が保持されます。

また、使用者が別PCにインストールされた製品を利用する場合は、明示的にログアウトする必要があります。

オフラインライセンス

インターネット接続可能なPC経由や、一時的なインターネット接続によるアクティベーションで認証します。

インターネット接続可否に係わらず製品を使用することができますが、PCの変更や製品のアンインストール時に、

ディアクティベーションを行う必要があります。

また、オフラインライセンスの利用には、以下の制約があります。

• Windows Management Instrumentationサービス(ローカル)が有効であること

• 物理マシンにインストールされたPowerBuilder IDE/InfoMakerであること(Universal Editionで利用可能なAppeon PowerServer Mobile (PB Edition)は、仮想マシン及びクラウド環境でもオフラインライセンスを利用可能です)

ライセンスタイプはライセンス管理者のUser Centerで変更可能です。

また、サブスクリプションの新規購入時は、オンラインライセンスで設定されています。

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ログイン ログアウト

アクティベーション ディアクティベーション

Appeon PowerBuilder 2017(英語版)プレビュー

Appeon PowerBuilderのご紹介

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※掲載内容は、2017年6月末にリリースされた英語版をもとに作成しています。

今後リリースされるEBFや日本語版では内容が異なる場合があります。

Appeon PowerBuilder 2017(英語版)プレビュー PowerBuilder IDE

各種アイコン

IDE起動アイコン及びツールバー等のアイコンデザインが変更されています。

PowerServer Toolkitツールバー

PowerServer Toolkitのツールバーが追加されています。

Standard EditionインストーラーでインストールしたPowerBuilder IDEでもツールバーは表示され、About

以外のアイコンはグレー表示(無効)状態となっています。

About画面の指示通り、Universal EditionのインストーラーでPowerServer Toolkitをインストールすれば、

有効になり、About表示も変わります。※PowerServer Toolkitの利用にはUniversal Editionのライセンスが必要です。

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IDE起動アイコン

IDEツールバー

PowerServer Toolkitを

インストール

Appeon PowerBuilder 2017(英語版)プレビュー New Features (新機能)

ソフトウェア要件

OS/DBは以下の環境に対応しています。 ※Windows XP及びVistaはサポート対象外になっています。

OS:Windows 7 SP1 (32/64bit), Windows 8.1, Windows 10 (開発環境及び実行環境)

Windows Server 2008 SP2 (32/64bit), Windows Server 2012 R2, Windows Server 2016

(実行環境のみ)

DB :

Microsoft SQL Server 2008 R2, 2012, 2014, 2016

Oracle Database (9i,) 10g, 11g, 12c

SAP SQL Anywhere 12, 16, 17

SAP Adaptive Server Enterprise 15.x, 16.x

IBM Informix (9.x,) 10.x, 12.x

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標準DBインターフェース :

ODBC(ODB), JDBC(JDB), OLE DB(OLE), ADO.NET(ADO), OData(ODT)

ネイティブDBインターフェース :

SAP ASE 15.x|16.x(ASE), Direct Connect(DIR), Informix v10.x|v12.x(I10), Informix v9.x(IN9),

Oracle 10g(O10), Oracle 9i(O90), Oracle(ORA), SQL Native Client(SNC), SAP ASE(SYC)

データベースインターフェース

Appeon PowerBuilder 2017(英語版)プレビュー PDFlibを使用したPDF保存

サードパーティー製のツールやドライバーをインストールすることなく、データウィンドウをPDFとして保存する方法が

提供されています。

データウィンドウプロパティのData Exportタブで、Format to configureにPDFを指定すると、Methodの

ドロップダウンリストにNativePDF!が追加されているのを確認できます。

既存アプリケーションのPDF出力方法を変更する場合は、PowerBuilder 2017へマイグレーション後、

上記プロパティを変更してください。

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dw_1.SaveAs( “sample.pdf”, PDF!, FALSE )

PowerScriptは変更ありません!

Appeon PowerBuilder 2017(英語版)プレビュー OrcaScript拡張

OrcaScriptツールは、DOSコマンド/バッチファイル呼び出し等の機能拡張が行われています。

また、ライセンスコントロールが廃止され、PowerBuilder IDEの外で自由に使用可能です。

スタンドアロンPowerBuilderコンパイラ

新たにPowerBuilderコンパイラ(OrcaScriptを含むpbc.exe)が追加提供されます。

PowerBuilderコンパイラを使うことで、ビルドスクリプトが大幅に簡素化され、コンパイル/ビルドプロセスを

自動化することを可能にします。

このツールは、AutoCompile.exeセットアッププログラムで、PowerBuilder IDEをインストールしていない

マシンにもインストール可能です。

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Appeon PowerBuilder 2017(英語版)プレビュー リッチテキストコントロールの変更

リッチテキストコントロールが、新しいコントロールに変更されています。

新しいコントロールは、リッチテキスト エディット コントロール、リッチテキスト データウィンドウ、リッチテキスト

編集カラムに適用されます。

このコントロールは、古いコントロールと互換性があります。但し、いくつかの廃止/変更されたプロパティや

関数もありますので、マイグレーション後にスクリプトの変更や動作確認が必要になる場合があります。

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PowerBuilder 12.6のリッチテキストエディットコントロール

PowerBuilder 2017のリッチテキストエディットコントロール

Appeon PowerBuilder ロードマップ

Appeon PowerBuilderのご紹介

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Appeon PowerBuilder ロードマップAPPEON社は、今後数年間でPowerBuilderに革新的な新機能や機能拡張を行う計画を立てています。

Appeon PowerBuilder 2017 R2 (2018年1月12日 リリース予定)

• Web API 呼び出しのサポート

HTTP/Sクライアント強化 (RESTful/TLS 1.2)

JSONパーサー/ジェネレーター機能追加

• バージョン管理システムのサポート

GIT/SVNとのネイティブ統合

• ネイティブPDF出力機能の強化

ISO規格 (PDF/A1, PDF/A3)への対応

フォントおよびグラフィック解像度の改善

• スタンドアロンコンパイラの強化

指定可能オプションの追加

• PostgreSQLサポート

ODBCによる接続をAPPEON社がサポート

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Appeon PowerBuilder ロードマップ

Appeon PowerBuilder 2017 R3 (2018年6月30日 リリース予定)

• DataWindowとRESTful APIの統合

• サポートするソース管理システムの追加 (TFS)

• ユニットテスト用フレームワーク提供

• 新しいDataWindowグラフタイプ追加

• 動的DataWindowChildオブジェクト生成

• SQL Server 2017サポート

Appeon PowerBuilder 2018 (2018年12月 リリース予定)

• PowerBuilder IDEでのC#開発をサポート

• C# Web API/C# Assemblyターゲット追加 (.NET Framework 4.6/.NET Core 2.x)

• 64-bitアプリケーションの改善

• アプリケーションUIの改善 (近代化)

Appeon PowerBuilder 2019 (2019年6月末追加予定)

• 新しいモバイル向けコントロールの追加

• デスクトップクラウドアプリ開発のサポート

• EAServerマイグレーションソリューション提供

• リボンコントロール及びパネルサポート

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Appeon PowerBuilder 評価版Appeon PowerBuilderサブスクリプション購入前に、評価ライセンスを申請して試用できます。

評価ライセンスの申請には、Appeonウェブサイトのアカウントが必要です。

また、一つのアカウントで利用可能な評価ライセンスは、製品毎に1本のみと制限されています。

AppeonウェブサイトからAppeon PowerBuilderの評価申請を行うと、インストーラーのダウンロードURLを

お知らせするメールが届き、アカウントにPowerBuilder IDEとPowerServer Mobile (PB Edition)の評価

ライセンスが割り当てられます。

評価ライセンスは、オンラインライセンスのみで提供されます。

常時インターネット接続可能な環境が必要ですが、プロキシサーバー

経由のインターネット接続には対応していないため、ご注意ください。

評価できるエディションはUniversal Editionです。

申請から30日間、PowerBuilder及びPowerServer Mobile (PB Edition)の全機能を試用できます。

また、サブスクリプションを購入すれば、評価版の環境を製品版として利用することができます。

評価期間終了後、PowerBuilder IDEやPowerServer Mobile (PB Edition)は動作を停止し、最低

6か月間は新しい評価ライセンスを申請することはできません。

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日本コンピュータシステム株式会社

IT事業本部第3事業部営業部

TEL:03-5532-1550

【担当】 安田([email protected]

稲葉([email protected]

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