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札幌のライブハウス 情報が満載! take FREE Audienceは フリーペーパー 2013 10 OCTOBER No.123 秋の夜は Wonderful Tonightが いっぱい!

Audience - October 2013

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This is a free sample of Audience issue "October 2013" Download full version from: Apple App Store: https://itunes.apple.com/us/app/id1036707972?mt=8&at=1l3v4mh Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.com.ph2c.audience Magazine Description: Audienceは、北海道の月刊音楽ライブ情報誌です。 ジャズ、クラシック、ラテン、シャンソン、ブルース、フォーク、ロック、、、ジャンルを問わず大人のLIVE MUSICにターゲットを絞り、地元ライブ店のスケジュールはもちろん、注目のホールコンサート、ジャズフェス、フリーコンサートやセッション情報、また独自のミュージシャン・インタビューやコラム、ライブスポットマップ、ディスク・レビュー等々、新鮮でリアルな情報満載のLIVE MUSIC HANDBOOKです。 You can build your own iPad and Android app at http://presspadapp.com

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札幌のライブハウス情報が満載!

発行人/泉 功一郎 発行/有限会社 札幌ビレッジボイス 〒060-0052 

札幌市中央区南2条東6丁目2-1 A

-1002TEL:011-596-9045 

FAX:011-596-9046 

E-mail:info@

svv.jp お電話でのお問合せは、平日10:

00~17:

00までにお願いします。

(月刊)オーディエンス  毎月28日

発行

monthly A

udience Vol.123 October 2013

takeFREEAudienceはフリーペーパー

2013

10OCTOBERNo.123

秋の夜はWonderful Tonightがいっぱい!

OCTOBER

Audience presents

11/5(tue)Open 19:00Start 19:30 2stage

Masayo withTriangulo

出演:Masayo(vocal)   トリアングロ/伊藤寛康 (bass) 奥山勝 (piano) 藤井摂 (drums)

前売 3,500 円 当日 4,000 円(ドリンク別)全席自由会場:クロスホテル札幌 2F meet lounge 札幌市中央区北 2条西 2丁目 23 番地  meet lounge TEL.011-272-0089

URBAN NIGHT SPECIAL10/23(wed)Open 19:30Start 20:002stage

Jingers withGustavo Tozzo-Jaime

出演:Gustavo Tozzo-Jaime(グスタボ・トッツォ・ハイメ)vocal   Jingers/泉功一郎(guitar)山田敏昭(piano)田中久雄(bass)鈴木ノリ(drums)   Guest:泉あけみ(vo)  ※Special Thanks:Pietra Serena

前売 2,500 円 当日 3,000 円(ドリンク別)全席自由会場:クロスホテル札幌 2F meet lounge 札幌市中央区北 2条西 2丁目 23 番地  meet lounge TEL.011-272-0089

ご予約・お問い合わせ ■札幌ビレッジボイス TEL:011-596-9045

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INDEX

FREE

for YOU

Sapporo Live Music Today -OCTOBER. 2013-

及川浩治インタビュー………………………………………………1ESPRITを聴く………………………………………………………2ESPRITを聴く………………………………………………………3MonthlyPickUp……………………………………………………4MonthlyPickUp……………………………………………………5ライブ・スケジュール………………………………………………6ライブ・スケジュール………………………………………………7ライブ・スケジュール………………………………………………8ライブ・スケジュール………………………………………………9ライブ・スケジュール………………………………………………10ライブ・スケジュール………………………………………………11セッション情報…………………………………………………12ミュージシャンスケジュール………………………………………12スイングしなけりゃ意味ないね……………………………………13ルーツ・ミュージック/アイルランド音楽の扉………………14REAL TOPICS…………………………………………………………15プレゼント………………………………………………………………16

201310

~OCTOBER~

Autumn in Hall秋は音色に耳を傾ける季節。イヤホンやスピーカーからではなく、空間をとおして直に伝わる生の楽器の響き。秋に虚飾の音楽は似合いません。ホールでクラシックのコンサートに浸り、静かに「これからの人生」に思いを馳せてみるのもいいものです。

Q.11月29日に札幌コンサートホールキタラでベートーヴェン5大ピアノ・ソナタに挑まれる及川さん。生後すぐにベートーヴェンの「運命」で自宅に迎えられ、少年時代から深くベートーヴェンの音楽に強い憧れを抱き、追い求めてきているという及川さんにとって、改めてベートーヴェンの音楽とはどの様なものだと感じていますか?

ベートーヴェンの音楽からは、それが短調の曲であっても、長調の曲であっても、根底には「人間は試練を与えられても打ち克つことが出来るんだ」という情念、魂みたいなものが込められていて、人を鼓舞する強いエネルギーがあり勇気を与えてくれます。こんな時代だからこそ、強い意志を持って生きて行かなければいけないということの大切さを教えてくれます。

Q.及川さん自身、今まで壁に当たった時はどのように乗り越えていったんですか?

今だから言えることなのですが’、、、若い頃の自分は実に鼻持ちならないヤツでして(笑)「自分の演奏が気に入らなければ、もう二度とコンサートには来なくていい」とさえ思うこともありました。自分の事しか考えてなかったんですね。ある時、積もり積もったストレスからか体調を崩してしまって、既に決まっているコンサートツアーでの演奏が非常に困難な状況になったことがありました。そう、まさにこの札幌でした。当時から決して悪い弾き方をしていないという自信はあったので、自分は腱鞘炎とは一生縁がないと思っていたのですが、体調が悪くなると遂には指まで痛めてしまって小指の靭帯が切れてしまったんです。それで痛み止めを飲みながらコンサートを続けました。本番はアドレナリンが出るので、なんとか乗り切れるのですが、本番以外の練習が長時間出来ないという状況は精神的にも非常に辛いものでした。この時に多くの方にご迷惑をおかけしました。あれを乗り越えてから自分はすごく変わったのかなと思います。演奏への向き合い方、音楽への向き合い方、人との向き合い方がすごく変わったような気がします。復帰した時には、お客さんに支えられて自分は演奏しているんだなっていう感謝の気持ちが沸き上がってきて、そのありがたさに演奏終了後袖に帰ってきて思わず泣いてしまったんです。この時に自分はスタッフを始め多くの皆さんに助けられて演奏できているんだということ、そして何よりも聴きに来ていただいているお客様あっての演奏なのだと実感したんです。

Q.演奏家としての役割とはどんなものでしょうか?

元々自分たちクラシック音楽の演奏家は、百年以上前に作られた曲を、それも自分が作ったものではない作品を演奏してその中で自分のテイストを入れていってということなんですが、自分は若い頃は「個性的であろう」と思っていたんです。自分だっていう証がほしいというか。だけど今は、こんな素晴らしい音楽が残っていて、いい曲ですよね皆さん、というスタンスに自然に立てる様になってきた気がします。そういう意味で人類の残した素晴らしい遺産を伝える伝道者という役割なのかなと思います。若い頃にはまったく思わなかったことです。

及川浩治プロフィール4才からピアノを始める。1984年ヴィオッティ・ヴァルセイジア国際音楽コンクールで第1位受賞。1985年、国立音楽大学に入学。翌1986年にブルガリア国立ソフィア音楽院に留学。1987年にアレクシス・ワイセンベルクの公開セミナーに参加し、ワイセンベルク本人の意向により特に設けられた最優秀特別賞を受賞、練習用のグランドピアノを授与された。1990年にマルサラ国際音楽コンクールにおいて第1位受賞。また同年、第12回ショパン国際ピアノ・コンクールにおいて最優秀演奏賞(Honourable mention)を受賞。1992年、日本国際音楽コンクールにおいて第2位を受賞している。1995年にサントリーホールにてデビュー・リサイタル。1995年にはラムルー管弦楽団定期演奏会(佐渡裕指揮、サル・プレイエル)でパリ・デビューを飾る。1997年よりミュージック・シェアリング(旧みどり教育財団)による「レクチャー・コンサート」でヴァイオリニスト五嶋みどりと全国各地の小学校、養護学校などで演奏。1998年、札幌PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)に出演。1999年のショパン没後150年には、「ショパンの旅」というタイトルのコンサート・ツアーを行ない3万5千人をも動員するショパン・イヤー最大規模のイベントとなった。2002年6月ワイマール州立歌劇場管弦楽団の日本ツアーソリスト、2003年7月にはPMFオーケストラのソリストとして、2004年には佐渡裕ヤング・ピープルズ・コンサートのゲストとして、全国各地で演奏。また2005年8月にサントリーホールで行なわれた「デビュー10周年記念コンサート」は満席となり大成功を収めるなど、人気、実力共に日本を代表するピアニストである。2008年~2011年には東京・大阪での同時プロジェクト【及川浩治10大協奏曲シリーズ】に取り組むなど人気・実力共に油の乗り切った活動を続けている。2010年はオール・ショパン・プログラム、2011年はオール・リスト・プログラムでのリサイタル・ツアーを実施。2012年はベートーヴェンとショパンの「最後のピアノ・ソナタ」を中心とした全国ツアーを開催。ダイナミックな中に繊細さをも併せ持ち、内面にダイレクトに訴えかける及川の演奏は多くの絶賛の声とともに幅広い層の共感を得ている。児玉邦夫・幸子、吉本美南子、コンスタンティン・ガネフ、ジュリア・ガネヴァ、ジャン=マルク・ルイサダの各氏に師事。CDは、ショパン、ベートーヴェン、リスト、ラフマニノフなどの作品集が発売されており、いずれも高い評価を受けている。2007年の『ベートーヴェン:悲愴、熱情、ワルトシュタイン』、2010年の『ショパン:バラード』は、「レコード芸術」誌特選盤に選出された。2011年9月には過去に発表されたCDから選曲した『及川浩治BEST』をリリース。及川浩治オフィシャルサイト http://www.koji-oikawa.com/

中でもベートーヴェンは、皆さんよくご存知の「第九」を聴けばわかるとおり、そしてあの肖像画をみても想像できるように強い精神力を持った方だったわけですが、自分自身が過酷な人生を歩んできた経験があるからこそ、あれだけ人に勇気を与えられるんだと思うんです。ベートーヴェンは若い時から難聴が始まっていて、今回演奏する「悲愴」はその頃に作曲された作品ですが、曲の最初にシンプルなハ短調の和音(ド・ミ♭・ソ)をドーンと弾くだけで「悲愴」の世界になってしまうという・・・音楽の神様ですね。

Q.今回のプログラムに「エリーゼのために」が入っていますね

実は僕の田舎(宮城)の5時のチャイムの音なんですよ。それが何重にも「こだま」して奇妙な四度音程になったりしたりしてね(笑)。あと子供の頃はゴミ収集車の音楽だったし、正直あまりいいイメージはなかったんですよ。子供の頃は弾きたいと思わなかったし、プロになってから初めて弾いた曲です。しかし、確かに短い小さな作品ではありますが「エリーゼのために」もまぎれもなくベートーヴェン印がポーンと押されている、実にベートーヴェンらしい作品だと考えているのです。そいういう意味でも楽しんでもらえたらなと思います。

Q.音楽の力って何でしょうか?

CDもいいんですが、演奏家にっとってそれは、その時一回だけの記録にすぎないんですよね。音楽って同じものを聴いても一人一人感じるものが違うんですよね。苦しい経験をした時に、忘れたい人もいるし、共感してほしい人もいます。例えば「悲愴」第二楽章は、ベートーヴェンが作った最も美しいメロディのひとつだと思うんですけど、それにロマンを感じる人もいるし、癒される人、悲しみを感じる人もいます。音楽の答えはひとつではないんです。私たち演奏家は「音楽の力」を信じて、それを説明するんじゃなくて、ただ真摯にその音楽を提供するだけなんです。聴く人がそれで何かを感じていただけたらそれでいいんだと思います。コンサートホールでお会いできることを楽しみにしています。

Special Intervew

ピアニスト 及川浩治ベートーヴェン、それは勇気を与えてくれる音楽

憧れと深い共感、魂を揺さぶる熱いピアニズム

及川浩治ピアノ・リサイタル不滅のベートーヴェン5大ピアノ・ソナタ+「エリーゼのために」

お問い合わせ オフィス・ワン TEL.011-612-8696(平日10:30~18:00)

日時 2013年11月29日(金) 7:00pm開演(6:30pm開場)会場 札幌コンサートホール Kitara大ホール料金 A ¥3,000  B ¥2,500 (税込)   ※車椅子席 ¥1,000 (オフィス・ワンで取り扱い) ※未就学児の入場不可コード  [Pコード] 200-500 [Lコード] 15224

曲目 ●悲愴●月光●ワルトシュタイン●エリーゼのために●テンペスト●熱情