特集新たな組織体制のもと

地域経済の明るい未来の実現を目指す！

平成28年度

中央会通常総会

平成二八年度の中央会通常総会が六月二八

日、静岡市駿河区のホテルセンチュリー静岡

で開催された。総会には、川和田篤静岡県経

済産業部長代理、野村栄一静岡労働局長ら来

賓、組合関係者合わせて二六〇人が出席。

総会では、組合の設立支援、既存組合・

連携組織等の活性化支援、ものづくり補

助事業の推進や中小企業の人材確保支援

など、新年度の重点事業を盛り込んだ事

業計画のほか、全六議案が承認された。

役員改選では、諏訪部敏之氏（三島工

業団地協同組合

理事長）が会長に再任さ

れたほか、理事四五人、監事三人が選出

され、理事会において副会長三人、専務

理事及び常務理事が選任された。

平成二八年度

　中央会通常総会

　議案

第一号議案

平成二七年度事業報告及び

決算関係書類承認の件

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組合活性化情報

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▲川和田県経済産業部長代理 ▲諏訪部敏之中央会会長

第二号議案

平成二八年度事業計画及び

収支予算並びに会費賦課徴収

方法決定の件

第三号議案

役員報酬決定の件

第四号議案

新規加入会員入会金決定の件

第五号議案

取引金融機関決定の件

第六号議案

任期満了に伴う役員改選の件

中小企業における前向きな

取り組み目立つ

未来宣言の具現化へ決意

挨拶に立った中央会の諏訪部敏之会長

は、｢

先日の英国におけるＥＵ離脱問題

をはじめ、日本経済の先行きには不透明

感が漂っており、特に中小・小規模企業

にとっては大変厳しい状況が続いてい

る。しかしながら、そのような状況下に

おいても、ものづくり補助金や経営革新

へのチャレンジなど、県内中小企業の前

向きな取り組みを強く感じることも多い

｣

と述べた。そのうえで、「今年度は本会

にとって六一年目という新たなスタート

を切る年であり、六〇周年記念式典にお

いて採択された未来宣言の具現化が大変

重要なものとなる。『地域産業を担うひ

とづくり』『魅力あふれる産業づくり』『暮

らしやすい地域づくり』の三本の柱を軸

に、本会が組合及び中小企業の皆様と

培ってきた六〇年の実績、経験、ノウハ

▲松下県青年中央会会長 ▲野村静岡労働局長

▲議長に山内理事長、副議長に内田理事長が選ばれた

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昨年度、当会は創立60周年を迎えました。この節目にあたり、これまでの中小企業組合の歴史を振り返りつつ、これからのあり方について提言した「未来宣言」を採択致しました。

未来宣言では、地域経済の明るい未来の実現をテーマに「地域産業を担う ひとづくり」「魅力あふれる 産業づくり」「暮らしやすい 地域づくり」を３本の柱として、ひとが住み、ひとが働き、ひとが行き交う活気あふれる地域の実現を目指し、当会と組合が一丸となって前に進む決意を致しました。

その第一事業年度である平成28年度は、「連携組織を通じて中小・小規模企業の経営安定・向上に寄与する」という発足の原点に立ち、時代とともに変化する当会と組合の役割を再認識したうえで、未来宣言の具現化の第一歩として以下の重点項目を中心に事業を展開してまいります。

また、組合運営支援、設立・高度化制度の推進など、これまで取り組んできた事業においても、決して前年踏襲に甘んじることなく、創意工夫をもって積極的に取り組んでまいります。そして、巡回等を通じて会員組合の皆様から貴重な情報をいただくとともに、多様な手法を用いて組合、組合員企業の皆様のお役に立つ情報を提供してまいります。＜重点項目＞○“若者・女性・シニア・外国人”等多彩な人財と中小・小規模企業とのマッチング支援○現在活躍する人財のスキル向上、ノウハウ継承支援○中小・小規模企業の後継者育成支援○組合を通じた中小・小規模企業のイノベーション支援○中小・小規模企業のビジネスマッチング支援（ビジネスチャンス創出支援）○海外市場展開支援組合の組織化○組合共同事業ブラッシュアップ・イノベーション支援○企業組合を軸にした創業支援○介護・福祉分野を中心としたコミュニティビジネスを行う組合の組成○組合が取り組む地域社会貢献活動の積極支援○巡回・相談への対応強化○組合設立

目標…25件○高度化資金貸付新規案件発掘

目標…３件○経営革新計画の策定支援

目標…59件○ものづくり補助事業の推進○各種情報の収集・提供

平成28年度 中央会事業の方向平成28年度 中央会事業の方向

ウを十二分に発揮し、新たな歴史の第一

歩を強く踏み出していきたい」と決意を

述べた。

来賓の川和田県経済産業部長代理は、

「中小企業者のニーズが高度化・多様化

している中で、県及び中央会の取り組み

が、本県経済の持続的成長へと導く原動

力となっている。今後とも中央会におい

ては、中小企業組合に対する適切な指導

をお願いしたい」と述べた。

野村静岡労働局長は、「中小企業によ

る未来に向けた力強い事業展開が、ひい

ては地域における安定した雇用に繋が

る。今後も中央会との連携を密にして取

り組んでいきたい」と挨拶した。

組合設立、経営革新計画の具体

的目標を設定

高度化資金貸付、ものづくり、

人材確保など多岐にわたる

事業を展開

議長に協同組合浜松技術工業団地の山

内致雄理事長、副議長に静岡県貨物運送

協同組合の内田泰正理事長が選任され、

議案の審議に入った。

第一号議案では、昨年度実施した各種

事業と一〇億二八〇〇万円に及ぶ決算関

係書類が詳細に報告され、承認された。

続く第二号議案では、平成二八年度の

事業計画･

収支予算について審議。

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