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1 2014 2 26 宜野湾市長 佐喜眞 淳殿 沖縄・生物多様性市民ネットワーク 沖縄県宜野湾市志真志 4247 セミナーハウス 304 NPO 法人「奥間川流域保護基金」事務所内 TEL/FAX098-897-0090 連絡先:ディレクター 河村 雅美(070-5482-0084) 「駐留軍用地返還に関する実施計画(案)」の宜野湾市長意見に関する提言 平成 26 年(2014 年)1 7 日付で、沖縄防衛局長から「駐留軍用地の返還に関する実施 計画の案について(照会)」の文書が沖縄県知事、宜野湾市長宛に発信されています。 沖縄・生物多様性市民ネットワーク(沖縄 BD)は、沖縄の枯れ葉剤問題、沖縄市サッカー 場のドラム缶問題など、沖縄の基地汚染問題に取り組んできました。その立場からの提言 でありますので、跡地の早期返還は希望しますが、それは安全性を犠牲にしてのものであっ てはならないということが基本的な姿勢です。 沖縄の基地返還跡地の汚染は、沖縄市サッカー場の例から推測できるように、「投棄」さ れたものによる汚染である可能性があるということ、また、投棄されたものや周辺環境の 科学的な分析から「複合汚染」という複雑な性質があることが浮かびだされてきました。 再開発時に投棄物が発見されるという事例でもあり、このようなことが跡地利用開始後 におこらないように、沖縄の返還跡地については、じっくりと事実を直視し、対応を考え る過程が必要です。 一方、調査のあり方については、日本政府が行う調査に対して市町村が行う「クロス チェック」や、調査過程を沖縄防衛局と市町村が協議しながら行う「沖縄市方式」と呼べ るスタイルも出てきました。そして、情報を公開することにより、環境 NGO がその過程を 監視・評価し、あるべき調査の姿を行政とともに考えるという市民参加の新しい形も見え てきました。また、さらに多くの市民が関与することの必要性も認識されています。 このようなグッド・プラクティスを、西普天間ではさらに前進させていくことが求めら れていると思います。「沖縄県における駐留軍用地跡地の有効かつ適切な利用の推進に関す る特別措置法跡地利用法」の適用第 1 号として、より市民の立場に立った「宜野湾市方式」 をつくりだしていくことも期待されています。

西普天間返還実施計画(案)宜野湾市への提言書・沖縄BD

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