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ると、とても喜び安心してもらえるのも大きなメリットです」と角井指導主事は語ります。 また、Q506/MEについて渡辺指導主事はカメラ機能も高く評価します。「例えば野球のバットスイングのような速い動きでも、ブレることなく綺麗な映像や画像を確認できるようになりました。こうした部分は単純なカタログの数字ではわからないので、本当の意味での性能の高さを実感しています」と話します。
タブレットの数を増やし教育の機会均等を
これまでの成果を踏まえて、郡山市では各校に配備するタブレットの台数を今後もさらに増やしていくとしています。 渡辺指導主事は「タブレットの活用が進んだことで、すでに市内の数校からもっと台数を増やしてほしいといった声が寄せられています。教育の機会均等という意味からも、まずは台数を増やしていきたいですね。最低でもすべての児童生徒が 1 日 1 回はタブレットに触れられる環境をつくってあげたいと考えています」と話しています。
タル教科書に対応していた Windowsを選定しました」と話します。 導入前に菅野信広指導主事を中心とする教材作成委員が各校の教員の前で模擬授業を実施。検証事業の結果を踏まえた事例集を作成した点も大きなポイントでした。菅野指導主事は、「最初はどの教員もとまどうのですが、実際に授業や事例の形で示しさえすれば、すぐに効果を理解し、自分の授業ではこんなふうに活用したいなどアイデアも出てきます。こうした教員の主体的な姿勢が、教育における ICT活用には特に重要だと考えています」と解説します。 また、追加導入した Q506/MEの効果については「校庭や屋外での学習でも自由に子どもたちが使うにはタフさが必須です。Q506/ME は防水・防塵機能などが優れており、子どもたちが使うのには最適な機種でした」と話します。
特別支援学級で際立つ“1人 1台”の効果
全校へタブレットを配備後、現場の教員からはさまざまな反応が寄せられています。中でも目立つのが、「持ち運びやすく児童生徒が素早く活用できる」「思考を可視化して皆で情報を共有できる」といった声です。 角井勇三指導主事は「例えば教員が子どもたちに課題を与え教室をまわっている際、ある子どものノートに良い意見が書かれていれば、即座に撮影してプロジェクターに映すことで、考えを広げたり、深めたりといったことが可能になりました」と話します。 特に際立った効果を実感しているのが、Q506/MEが 1 人 1 台配備された特別支援学級です。「特別支援学級では 1人の教員が最大 8人の児童生徒を教えますが、1人がタブレットで学習している間に他の子どもをケアするな
ど、よりきめ細かい対応が可能になりました。また、写真や動画、音声を活用し視覚や聴覚に訴えたり、字を書くのが苦手な子どもには選択式の課題を提示したりすることで、理解度が高まり学習意欲の向上にもつながっています。さらに、子どもたちが楽しく学習する様子をタブレットで撮影して保護者の方々に見せ
実績豊富な“ICT活用先進都市”
郡山市は、2000年に早くも校内 LANを整備するなど、教育への ICT活用全国屈指の先進自治体として知られています。同市では 2015 年度に、市内の全市立小中学校(小学校 61校、中学校 28校)に各校 1学級分となる計
2517 台のタブレットを整備しました。合わせて教員用のタブレットも整備しており、教室用、教員用のうち 1654 台が富士通の「ARROWS Tab」となっています。またタブレット整備と合わせて、各校に無線 LANアクセスポイント、電子黒板機能付きプロジェクター、実物投影機、ホワイトボードも整備しました。 2016年度には、特別支援学級の児童生徒(511人)に 1人 1台のタブレットを整備したほか、大規模小学校 3校に各 35台ずつ計 105 台のタブレットを追加で配備しました。そこで選ばれたのが、富士通のスクールタブレット、Q506/MEです。
2000年から ICTを活用した教育の先進的な試みを数多く実践してきた郡山市。同市は 2015年度、全市立小中学校に各校 1学級分となる計 2517台のタブレットを整備しました。翌年度の追加整備では、富士通の「ARROWS Tab Q506/ME(以下、Q506/ME)」を導入し、大規模校への拡充とともに、特別支援学級において 1人 1台の環境を確立しました。
■教育へのICT活用をさらに促進し、児童生徒の学習意欲を高めたい
すべての市立小中学校に各 1学級分のタブレットを整備児童生徒の意欲向上と教育の効果的活用
事例カタログ 文教ソリューション導入事例
福島県郡山市教育委員会 様
ICT活用のねらい
プロフィール
福島県郡山市教育委員会
ICT活用の効果
・FUJITSU Tablet ARROWS Tab Q506/ME ・FUJITSU Tablet ARROWS Tab Q555/K64
導入の背景
所 在 地
概 要
ホームページ https://www.city.koriyama.fukushima.jp/
導入のポイント
■子どもたちの思考を可視化して共有が可能に
■特別支援学級ではよりきめ細かな対応ができるようになり、保護者の安心感も向上
■高性能な動画撮影機能で、各種スポーツでの振り返り効果を発揮
ソフトウェア資産継承のためWindows端末を選択
郡山市では 2014年度に、小中学校各 3校にて検証事業を実施しました。その内容は、Windows、iOS、Androidの 3種類の OSのタブレットを、それぞれ3~ 4週間ずつ活用するというものです。 検証事業の結果について、郡山市教育委員会 教育研修センターの渡辺哲雄指導主事は「各校を対象にしたアンケートでは、児童生徒の関心意欲、理解度とも向上するという回答が 85%を超えました。郡山市では、以前よりデジタル教科書を小中学校で導入していましたので、このとき全教科のデジ
〒963-8601 福島県郡山市朝日1丁目23-7
教育の重点目標として「どの子も思う存分学べる教育環境の整備・充実」を始めとする5本の柱を掲げる郡山市では、早くから他自治体に先駆けて教育へのICT活用の取り組みを行っています。「全国ICT教育首長協議会」への参加自治体の1つです。
郡山市教育委員会教育研修センター 指導主事渡辺 哲雄 氏
特別支援学級では1人1台環境を確立し、きめ細かな指導が可能に
導入ソリューション
ると、とても喜び安心してもらえるのも大きなメリットです」と角井指導主事は語ります。 また、Q506/MEについて渡辺指導主事はカメラ機能も高く評価します。「例えば野球のバットスイングのような速い動きでも、ブレることなく綺麗な映像や画像を確認できるようになりました。こうした部分は単純なカタログの数字ではわからないので、本当の意味での性能の高さを実感しています」と話します。
タブレットの数を増やし教育の機会均等を
これまでの成果を踏まえて、郡山市では各校に配備するタブレットの台数を今後もさらに増やしていくとしています。 渡辺指導主事は「タブレットの活用が進んだことで、すでに市内の数校からもっと台数を増やしてほしいといった声が寄せられています。教育の機会均等という意味からも、まずは台数を増やしていきたいですね。最低でもすべての児童生徒が 1 日 1 回はタブレットに触れられる環境をつくってあげたいと考えています」と話しています。
タル教科書に対応していた Windowsを選定しました」と話します。 導入前に菅野信広指導主事を中心とする教材作成委員が各校の教員の前で模擬授業を実施。検証事業の結果を踏まえた事例集を作成した点も大きなポイントでした。菅野指導主事は、「最初はどの教員もとまどうのですが、実際に授業や事例の形で示しさえすれば、すぐに効果を理解し、自分の授業ではこんなふうに活用したいなどアイデアも出てきます。こうした教員の主体的な姿勢が、教育における ICT活用には特に重要だと考えています」と解説します。 また、追加導入した Q506/MEの効果については「校庭や屋外での学習でも自由に子どもたちが使うにはタフさが必須です。Q506/ME は防水・防塵機能などが優れており、子どもたちが使うのには最適な機種でした」と話します。
特別支援学級で際立つ“1人 1台”の効果
全校へタブレットを配備後、現場の教員からはさまざまな反応が寄せられています。中でも目立つのが、「持ち運びやすく児童生徒が素早く活用できる」「思考を可視化して皆で情報を共有できる」といった声です。 角井勇三指導主事は「例えば教員が子どもたちに課題を与え教室をまわっている際、ある子どものノートに良い意見が書かれていれば、即座に撮影してプロジェクターに映すことで、考えを広げたり、深めたりといったことが可能になりました」と話します。 特に際立った効果を実感しているのが、Q506/MEが 1 人 1 台配備された特別支援学級です。「特別支援学級では 1人の教員が最大 8人の児童生徒を教えますが、1人がタブレットで学習している間に他の子どもをケアするな
ど、よりきめ細かい対応が可能になりました。また、写真や動画、音声を活用し視覚や聴覚に訴えたり、字を書くのが苦手な子どもには選択式の課題を提示したりすることで、理解度が高まり学習意欲の向上にもつながっています。さらに、子どもたちが楽しく学習する様子をタブレットで撮影して保護者の方々に見せ
実績豊富な“ICT活用先進都市”
郡山市は、2000年に早くも校内 LANを整備するなど、教育への ICT活用全国屈指の先進自治体として知られています。同市では 2015 年度に、市内の全市立小中学校(小学校 61校、中学校 28校)に各校 1学級分となる計
2517 台のタブレットを整備しました。合わせて教員用のタブレットも整備しており、教室用、教員用のうち 1654 台が富士通の「ARROWS Tab」となっています。またタブレット整備と合わせて、各校に無線 LANアクセスポイント、電子黒板機能付きプロジェクター、実物投影機、ホワイトボードも整備しました。 2016年度には、特別支援学級の児童生徒(511人)に 1人 1台のタブレットを整備したほか、大規模小学校 3校に各 35台ずつ計 105 台のタブレットを追加で配備しました。そこで選ばれたのが、富士通のスクールタブレット、Q506/MEです。
事例カタログ 文教ソリューション導入事例
導入の効果
今後の展望
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お問い合わせ先
〔富士通コンタクトライン〕 0120-933-200 受付時間 9時~ 17時 30分(土曜・日曜・祝日・当社指定の休業日を除く)
富士通株式会社〒 105-7123 東京都港区新橋 1-5-2 汐留シティセンター
http://www.fujitsu.com/jp/●記載されている会社名、製品名は一般的に各社の商標または登録商標です。
ソフトウェア資産継承のためWindows端末を選択
郡山市では 2014年度に、小中学校各 3校にて検証事業を実施しました。その内容は、Windows、iOS、Androidの 3種類の OSのタブレットを、それぞれ3~ 4週間ずつ活用するというものです。 検証事業の結果について、郡山市教育委員会 教育研修センターの渡辺哲雄指導主事は「各校を対象にしたアンケートでは、児童生徒の関心意欲、理解度とも向上するという回答が 85%を超えました。郡山市では、以前よりデジタル教科書を小中学校で導入していましたので、このとき全教科のデジ
郡山市教育委員会教育研修センター 指導主事角井 勇三 氏
郡山市教育委員会教育研修センター 指導主事菅野 信広 氏