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広報第246 号 創立80周年

相洋 広報246号30年 秋 表紙修正 印刷版広報第246 号 創立80周年 創 立 八 十 周 年 を 祝 し て 学 校 法 人 明 徳 学 園 理 事 長 武 井 清 忠

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  • 広報第246号

    創立80周年

  • 創立八十周年を祝して

    学校法人明徳学園理事長

    武井清忠

    本年、明徳学園相洋中・高

    等学校は創立八十周年という

    輝かしい年を迎えることが出

    来ました。校長就任時に七十

    周年を迎え、理事長として八

    十周年を迎えられたことは誠

    に光栄であると同時に大変な

    重責を感じ身の引き締まる思

    いであります。そして、この

    記念すべき節目の年に、多く

    の皆様と共にお祝いできます

    ことを大変嬉しく光栄に存じ

    ます。八十年の貴い歴史と伝

    統のなかに、次代を担う青少

    年のため、相洋発展のために

    多くの先輩方が昼夜を問わず

    情熱を燃やし精進努力をされ

    たこと、そして近隣地域の

    様々な関係者、多くの皆様方

    の温かい励まし、ご支援、ご

    協力のもとに今日の相洋があ

    ることに改めて感謝申し上げ

    ます。今、この契機に決意を

    新たに学園のさらなる発展の

    ために全力で取り組まなけれ

    ばと強く感ずる次第でありま

    す。 本

    校は昭和十三年、小田原

    夜間中学校として開校し、翌

    年校名を相洋中学校と改称、

    教職員、生徒、保護者が一体

    となり、この小峰の丘周辺の

    梅林を開拓し、校舎建築など

    に取り組んだと聞き及んでお

    ります。次代を担う青少年の

    育成に日夜情熱を傾けた、多

    くの教職員と生徒との熱き信

    頼感が相洋の校風を作り、こ

    れが本校の教育理念である校

    訓「質実剛健・勤勉努力」に

    表され、現在にも脈々と受け

    継がれております。

    八十周年を迎えたいま、建

    学の精神に心を新たにし、

    日々相洋生は勉学にクラブ活

    動に、様々な生徒会活動に、

    自分の目指す道に向かい黙々

    と努力しております。

    クラブ活動においては特に

    本年、陸上部がインターハイ

    において、この年を祝うかの

    ように三種目において高校日

    本一、また女子トラック部門

    優勝、女子学校対抗に準優勝

    と大変輝かしい快挙を成し遂

    げてくれました。この他女子

    ソフトテニス、柔道、空手道、

    水泳がインターハイに出場し、

    文化部では和太鼓が全国高校

    文化祭に、吹奏楽が日本管楽

    合奏コンテスト全国大会に出

    場し大いに活躍をしてくれま

    した。

    この数年間の大学合格者は

    東京大、東工大、横国大、首

    都大、東京芸大等を始めとす

    る国公立大学、早稲田、慶応、

    上智を始めとする難関私大に

    合格するなど進路面でも着実

    な成果を上げてくれておりま

    す。 八

    十周年を迎えた相洋では、

    厳しい今の時代を考慮し、縮

    小した中での記念事業の一環

    として一・三号館、体育館の

    外壁工事や各建物のトイレ全

    面改修工事を終了し、十一月

    二十一日に生徒・保護者・教

    職員対象の記念講演、十一月

    二十二日には記念式典を行い、

    関係各位の方々ともどもお祝

    いしたいと考えております。

    世の風潮はとかく流れが速

    く何事にも改革、変革が求め

    られる時代であります。人を

    育てる教育現場は時間がかか

    ります。耐え忍ぶ事や努力す

    る事、苦しい事から目をそら

    し、新しい事、楽しい事等う

    わべだけで判断し直ぐ飛びつ

    き、生来のなすべき事が忘れ

    がちになり、思慮の浅い自分

    だけの考えに走る感がありま

    す。今こそ世の風潮に左右さ

    れない、どっしりとした落ち

    着いた中での不動の心、行為

    行動、一歩一歩歩んでゆく姿

    こそが必要と思います。

    相洋はさらなる発展を願

    い学園生活の中で文武両道を

    一層の高みの中で達成出来る

    ことを目指し、高い学力と明

    るく健全で心豊かな人格形成

    を求めていきたいと考えてお

    ります。私たち教職員一同は

    共に力を合わせ、伝統と歴史

    のある相洋を未来に向かい、

    さらに大きく発展できますよ

    う誠心誠意努力する覚悟であ

    ります。何卒絶大なるご支援

    をお願い申し上げ、ご挨拶と

    させていただきます。

    1

  • 平成三十年度

    カナダ語学研修

    ―受け継がれる国際交流教育―

    雲海を抜けると、雪に覆われた

    カナディアンロッキーの峻険な

    峰々が眼下に見えてきました。生

    徒は飛行機の小さな窓に額をくっ

    つけて、目を輝かせながらそれを

    見つめています。

    ロッキー山脈やウォータートン

    湖など、旅で出会った風景には、

    「雄大な」や「美しい」と形容す

    るだけでは惜しいほどの魅

    力がたくさん詰まっていま

    した。

    カナダ研修は、今回から学

    びの場を変えました。アルバ

    ータ州のレスブリッジとい

    う小さな町が、その舞台です。

    カルガリー空港からバスに

    揺られ二時間半。町に着くと、

    ホストファミリーが出迎え

    てくれました。緊張する暇も

    なく、生徒は懸命に会話を繋

    ぎます。この日のことを、あ

    る生徒はこう振り返ってい

    ます。「たとえ拙い英語でも、

    伝えたい気持ちで話せば、相

    手はちゃんと理解してくれ

    るんですね」

    その意味において、レスブ

    リッジは実り多き試練を絶

    えず生徒に与え続けました。

    町は冬になると、零下三十度

    になります。それゆえ人々は、

    夏を存分に楽しもうとする

    底抜けの明るさと冒険心を持って

    生活しています。だから町を歩い

    ていると、英語がうまく喋れない

    ことなんて瑣末な問題だと言わん

    ばかりに、人々が気軽に話しかけ

    てきます。公園や店では「週末は

    どうだった?」なんて挨拶から、

    会話が不意に始まります。生徒に

    とって、町のあらゆる場所が英会

    話の学校でした。

    また、レスブリッジ大学による

    語学研修は、英語を修得しようす

    る高校生に、楽しさだけでなく、

    適度な難しさを感じさせるもので

    した。とりわけ午後の野外活動は、

    文字通り「大自然」の中で学習を

    する趣きがあり、生徒は大いに刺

    激を受けたようです。

    乗馬、登山、猛禽類との交流、

    古代狩猟体験、農場体験とダンス

    などの活動や、バッファロー絶滅

    に関する講話、先住民や町の誕生

    に関する講話などを通し、生徒は

    多様性を重んじる文化を形成する

    に至ったカナダの歴史に思いを馳

    せていました。

    生徒はこの研修を通し、人と人

    が交流するためにこそ「言葉」が

    あるということを知ったことと思

    います。そして旅のなかで出会っ

    た人々との交流は、この地球で生

    きることの意味さえも感じさせる

    ものでした。

    勇気を振り絞って英語で注文を

    したあのドキドキ感も、お母さん

    の作ったお味噌汁を心底恋しく思

    ったあの気持ちも、生徒にとって

    はよき思い出です。カナダで経験

    したことを糧に、生徒はこれから

    も、人との出会いを通して学び続

    けていくことと思います。

    (カナダ語学研修派遣団副団長

    佐藤清隆)

  • 合宿の成果に期待!

    特進コース、中学・一貫コース

    ―両コースとも伊豆・熱川にて―

    八月二十二日(水)から二十四日

    (金)までの三日間、特進コースの

    勉強合宿が、伊豆・熱川ハイツにて

    行われました。本年度は、一年生六

    十四名、二年生十八名、三年生八名、

    合計九十名が合宿に臨みました。

    任意参加でありながら二度目、三

    度目の参加となる上級生にはやは

    り余裕があり、慣れたもので、宿に

    着くや否や自分の席に教材を運び、

    目標を達成するべく自習を始めま

    した。全員参加の一年生の中にも、

    宿題や課題のみならず、二学期に向

    けて教科書の予習を進めるような

    意欲的な生徒もおり、それぞれに意

    識の変化や成長が見られ、今後に期

    待を抱かせる合宿となりました。

    合宿は、自習を中心とした十七時

    間が基本ですが、「深夜学習」を含

    めると二十時間程の学習を行いま

    す。一年生は「自主学習の定着」、

    二年生は「受験に向けての意識と学

    力の向上」、三年生は「集中した受

    験勉強」と、それぞれに目的意識や

    意味合いが異なりますが、その全員

    が大会議室で静かに自習を進める

    様子は、圧巻です。それぞれが毎日

    の「目標と計画」を立てて実行をす

    る中で、「学習には時間がかかるこ

    と」や「目標を達成する難しさ」を

    学び、学習に対する意識を向上する

    ことができたことと思います。

    合宿中には、授業やアプリ受講の

    時間もあります。特に、初めて受け

    る授業担当以外の先生の授業や、英

    語学習アプリ「スタディサプリ・イ

    ングリッシュ」の時間は、新たな刺

    激となったことでしょう。また、合

    宿中は教員も生徒と寝食を共にし

    ており、生徒にとっては、普段とは

    異なった形で先生方と触れ合える

    よい機会でもあったようです。

    三年生は合宿後にも夏季講習が

    開講され、継続して受験勉強に取り

    組むことができました。一、二年生

    は、合宿を機に、日々の学習時間と

    学習の質を向上させてもらいたい

    と思います。この合宿が、それぞれ

    にとって実りの多きものとなるこ

    とを願っております。

    (

    特進コース勉強合宿担当 小高二郎)

    本年は七月二十四日(火)~二

    十八日(土)の四泊五日、伊豆・

    熱川ハイツで中学・一貫コース学

    習合宿を行う予定でしたが、台風

    接近のため終了を一日繰り上げ、

    三泊四日の行程で実施しました。

    例年通り中学校三年生から高校

    三年生までを対象に募集した結果、

    四十五人の生徒が参加しました。

    合宿の期間中は各学年の到達度に

    応じた十九講座三十三時間の講義

    を実施したほか、全教科で個別指

    導を受けられる質問室を開設しま

    した。一日最低九時間、深夜学習

    を含めると十一時間の学習など、

    例年通りのプログラムで実施しま

    した。また各学年二、三名のグル

    ープでのグループワークを行い、

    進路や勉強についての情報交換会

    を実施しました。

    さらに学習面のみならず、学習

    の最大の目的となる進路を考える

    ために、進路講演会を実施しまし

    た。この講演会は、高校二、三年

    生を対象とした、受験を間近に控

    え、具体的な志望校選びの参考に

    してもらうための講演会と、高校

    一年生以下を対象とした、目標設

    定の大切さや入試制度の概要を知

    ってもらうための講演会の二部構

    成で実施しました。パワーポイン

    トを利用したわかりやすい説明は、

    すべての参加者から好評を得まし

    た。今年度も、勉強だけでは学習

    効率も上がらないのではないかと

    いう考えから、リフレッシュタイ

    ムで体育館やプールを利用し、身

    体を動かす機会を設けました。

    利用させていただいた施設は、

    講義室や質問室だけでなく、体育

    館や屋外プールもあり、生徒から

    も予想以上の好感が得られていま

    す。このような合宿が毎年続くこ

    とで、今後も一貫コース学習合宿

    の充実が期待できます。今年も合

    宿終了後に行ったアンケートを、

    来年度以降の合宿がより良くなる

    ために十分吟味し、さらなる検討

    を重ねていきたいと考えています。

    教員の気持ちと生徒の学習意欲が

    相乗効果をもたらすことで、有意

    義な合宿になるようにしていきた

    いと考えています。

    (一貫コース学習合宿担当

    秋澤秀幸)

    中学・一貫コース

  • デイスカバリー キャンプ研究 中

    七月二十五日(

    水)

    から二十七日

    (

    金)

    の二泊三日の日程で、神奈川

    県立足柄ふれあいの村において、

    中学二年生の総合的な学習の時間

    であるディスカバリーキャンプ研

    究(

    DC研究)

    が実施されました。

    DC研究では、校外の施設での

    集団生活を通じて自己の役割を果

    たし、仲間との交流を深めること

    と、プロジェクト・アシガラ・ア

    ドベンチャー(

    PAA)

    による体

    験・冒険を通して自己理解を深め、

    仲間との協力により信頼関係を築

    き、新しい可能性を広げることを

    目的としています。

    五月から生徒代表による実行

    委員会を繰り返し開き、キャンプ

    ファイヤーの企画や三日間の活動

    の詳細な運営計画等を生徒主導に

    よって進めていきました。実行委

    員会で決まったDC研究のスロー

    ガンは、「協調性を高め、ずっと忘

    れない思い出をつくり、仲間を大

    切にしよう」というもので、各文

    の頭文字三つを並べると「き・ず・

    な」というキーワードになります。

    DC研究の目的にふさわしい、良

    いスローガンになりました。

    DC研究のメインは、二日目に

    行われるPAAです。ファシリテ

    ーターの指導の下、様々なアクテ

    ィビティに挑戦します。一見する

    と達成が不可能に思える難題がフ

    ァシリテーターから次々に出され、

    班員の全員が協力して知恵を絞り、

    力を合わせてクリアしていきます。

    プログラムの最後には、クラス全

    員で最高難度の課題に挑戦しまし

    た。失敗を繰り返しながらも全員

    が諦めずにチャレンジし続け、最

    後に達成できた瞬間は大きな歓声

    が上がり、一人ひとりが仲間との

    絆の深まりを実感している様子が

    伺えました。

    この三日間で生徒が得たものは

    多く、それらが日常の学校生活で

    も活かされることを期待していま

    す。

    (中学DC研究担当

    森田康弘)

    第十回相洋中学校主張発表会が、

    九月八日(

    土)

    、本校のスカイホー

    ルで行われました。

    本年度も、一年生全員と二・三

    年生の有志見学者、また保護者の

    方々が見守る中、各クラスの代表

    者六名による真剣で力強い主張発

    表が行われました。この発表会は、

    各クラス・各学年での発表をオー

    プンにすることで、他学年のレベ

    ルの差や着眼点の違い、スピーチ

    の仕方等を学ばせる目的で行って

    います。本年も中学一年生から三

    年生まで全員が主張作文に取り組

    み、一学期中に一分間スピーチも

    終了しました。

    当日は加藤菜々美(

    中一―一)

    青木和花(

    中一―二)

    ・山﨑凪咲(

    二―一)

    ・村井真緒(

    中二―二)

    ・梅

    澤琉晴(

    中三―一)

    ・土田愛華(

    中三

    ―二)

    の順で発表を行い、司会進行

    を石田優太(

    中二―一)

    ・勝田也哉

    子(

    中三―一)

    ・佐藤爽(

    中三―二)

    の三名が務めました。

    審査の結果は、一年生の青木と

    二年生の村井が優秀賞に、そして

    最優秀賞には、空手道部での活動

    を通じて、なぜ人は勝負をするの

    かについて述べた、三年生梅澤の

    「勝と負け」が選ばれました。梅

    澤の主張には、スポーツにおける

    ルールの意義や、戦争とは対極に

    位置する対話の重要性を論点とし、

    対戦相手に敬意を払い、勝つこと

    よりも勝負する中から何を学び取

    ることが重要かを訴える力強さを

    感じました。

    今回も主張発表を見学する一年

    生の姿勢は良く、各発表者による

    内容も学年の差を感じさせない

    堂々としたスピーチが行われ、発

    表会全体がレベルの高いものとな

    りました。

    来年も優秀な発表を期待します。

    (

    中高一貫コース主事

    中島

    貢)

  • 高校

    中学・高校

    高校

    吹奏楽部は、七月二十五日(

    水)

    秦野市文化会館にて開催された吹

    奏楽コンクール西湘地区大会高校

    B部門に出場し、「金賞」を受賞、

    三年連続となる西湘地区代表に推

    薦され、八月十一日(祝)

    、カルッ

    ツ川崎にて開催された吹奏楽コン

    クール神奈川県大会に出場、「銀

    賞」を受賞しました。また、九月

    二十四日(

    日)

    ~九月二十八(金)に

    行われた日本管楽合奏コンテスト

    予選審査会において「最優秀賞」

    を受賞し、十一月十日(

    土)

    文京シ

    ビック大ホールにて行われる「日

    本管楽合奏コンテスト全国大会」

    への創部初となる出場が決まりま

    した。

    今後も全国大会・東日本大会・

    東関東大会といった上位大会への

    出場を目指して頑張りますのでよ

    ろしくお願い申し上げます。

    最後に、応援、ご協力ください

    ました保護者会の皆様、同窓会の

    皆様、教職員の皆様方に厚く御礼

    申し上げます。

    (

    吹奏楽部顧問

    井上

    哲)

    今年の全国大会・第四十二回全

    国高等学校総合文化祭・長野大会

    が、八月八日(

    水)

    から十日(

    金)

    まで、

    伊那市にある伊那文化会館にて開

    催され、和太鼓部は、三年連続十

    二回目の出場を果たしました。

    今年の「郷土芸能部門」も全国

    から強豪校が集まり、ハイレベル

    な大会となりました。今年の出場

    曲は、『小峰囃子』。この楽曲は、

    和太鼓部創立二十周年を記念して

    卒業生が作曲したオリジナル曲と

    なります。小峰の丘に建つ相洋の

    脈々と引き継がれていく伝統、躍

    動していく日々の姿を表現します。

    お囃子ならではのリズムの取り方

    や、高音が特徴な締太鼓と、低音

    で響き渡る長胴太鼓を掛け合わせ

    た音色を展開していくことで、他

    校が真似できない、こだわりのあ

    る創作曲となりました。

    大会当日の部員たちの演奏は、

    時間を掛けて練り上げた練習の成

    果が出たことで、迫力あり、華や

    かさありの堂々とした演奏を披露

    し、満場の観衆から大きな拍手と

    歓声をいただきました。入賞する

    ことは出来ませんでしたが、全国

    に相洋太鼓の存在感をアピールで

    きたと思います。

    その後九月十六日(

    祝)

    には、和

    太鼓部としては十八回目の自主演

    奏会となる『鼓動18』を開催しま

    した。会場の南足柄市文化会館に

    は、多くのお客様に来場していた

    だき、約二時間半、和太鼓の演奏

    を堪能していただきました。

    ご来場していただいたお客様に

    は、感謝を申し上げるとともに、

    二年生・一年生も十二月の全国大

    会予選に向け、精進しています。

    今後も和太鼓部に益々のご声援を

    お願いいたします。

    (

    和太鼓部顧問

    田島和幸)

    平成三十年度神奈川県中学校

    柔道大会(兼全国・関東柔道大会

    県予選)は、七月二十九日(

    日)

    三十日(

    月)

    に、秦野市総合体育館

    で行われました。

    (

    女子団体)

    準優勝

    先鋒

    勝俣

    優心(中三―一)

    中堅

    齋藤

    生咲(中二―一)

    大将

    中村

    弘美(中三―一)

    台風一過の県大会初日の個人戦

    では、直前の練習もままならず振

    るわなかった選手たちも、翌日の

    団体戦では実力を発揮して準優勝

    に輝き、関東大会への出場権を獲

    得しました。

    関東大会は、八月九日(

    木)

    ・十

    日(

    金)

    に、東京武道館にて行われ

    ました。一回戦の埼玉県代表田島

    中に善戦むなしく三―〇で大敗い

    たしましたが、今年の夏も中学生

    達の熱い挑戦が繰り広げられまし

    た。

    平成三十年度全国高等学校総合

    体育大会柔道競技が、八月八日

    (

    水)

    ~十二日(

    日)

    に三重県津市サ

    オリーナにて開催され、女子個人

  • 中学 (

    特設)

    高校

    中学・高校

    空手道部

    52kg級で込山未菜(

    一貫二―二)

    出場しました。一回戦を袖釣り込

    み腰で一本勝ち、二回戦技ありを

    取った後も攻め続け指導累積によ

    る反則勝ち、三回戦は崩れ上四方

    固めにより一本負けとなりました。

    最後に、学園・保護者会・同窓

    会・柔友会・柔道部卒業生の保護

    者の皆様には、多くのご支援、ご

    声援をいただきありがとうござい

    ました。今後も全国・関東大会を

    目指して頑張りますので、よろし

    くお願い申し上げます。

    (

    柔道部顧問

    込山

    清)

    中学校は創部七年目、高校は四

    年目を迎え、部員六十一名で関

    東・全国大会出場を目標に活動し

    ています。

    中学校では県予選会を勝ち抜

    き、全国大会(三年連続三回目)

    に出場いたしました。

    (

    女子個人)

    大塚

    美波(中学三―一)

    (

    女子団体)

    峯島

    菜摘(中学一―二)

    川村みいな(中学二―一)

    川野さくら(中学二―二)

    大塚

    美波(中学三―一)

    女子個人戦では三回戦まで勝ち

    上がりましたが敗退、団体戦では

    初の初戦突破で勢いにのって、四

    回戦まで勝ち上がり、ベスト8を

    懸け広島県代表の如水館中に善戦

    しましたが、惜しくも敗退しまし

    た。

    高校では県予選を勝ち抜き、創

    部初のインターハイに出場いたし

    ました。

    (

    男子個人)

    松本

    拓己(特進三―一・大野中)

    二回戦、試合終盤まで互角の戦

    いを見せましたが、惜しくも敗退

    しました。大会までの間、練習に

    打ち込み自信をつけ、堂々とした

    姿勢で戦うことができました。

    最後に、学園・保護者会・卒業

    生の保護者の皆様には、多くのご

    支援、ご声援をいただきありがと

    うございました。これからも全

    国・関東大会を目標に頑張ります

    ので、よろしくお願い申し上げま

    す。

    (

    空手道部顧問

    伊藤善彦)

    七月に開催された全国中学校水

    泳競技大会・関東水泳競技大会県

    予選会において、三年生女子が二

    〇〇m自由形・四〇〇m自由形に

    おいて、全国標準記録を突破し全

    国大会に出場しました。

    【全国大会出場者】

    岩渕

    立歩(

    中三―一)

    全国大会は八月十七(

    金)

    ~十九

    日(

    日)

    に、倉敷市児島地区公園水

    泳場で行われました。

    まずは二〇〇m自由形に出場

    し、七月に実施された予選会より

    タイムを上げることができました

    が、残念ながら予選通過にはなり

    ませんでした。最終日には四〇〇

    m自由形に出場しました。昨年は

    ベストを三秒も上回るタイムで泳

    ぎ決勝に進出した種目なので、気

    持ちを切り替えて臨みましたが、

    思うように記録を伸ばすことがで

    きず、残念ながら決勝に進むこと

    はできませんでした。

    結果もタイムも満足できるもの

    ではありませんでしたが、この悔

    しさは選手にとって大変良い経験

    となりました。ご支援・ご協力を

    いただきまして誠にありがとうご

    ざいました。

    (

    特設水泳部顧問

    渡邉祐一)

    六月、水泳シーズンの幕開けと

    なる神奈川県高校総体が横浜国際

    プールにて開催され、昨年度県大

    会で上位入賞を果たした岩渕広虎

    (

    一貫二―一・相洋中)

    が、二〇〇

    m背泳ぎで自己ベストを更新する

    泳ぎで第五位に入賞を果たし、関

    東大会出場権を獲得しました。翌

    七月、県総体と同じ横浜国際プー

    ルで開催された関東高校水泳競技

    大会において、岩渕は上位進出こ

    そならなかったものの、自己ベス

    トを再び更新して、全国大会標準

    記録を見事に突破、インターハイ

    出場権を獲得しました。八月中

  • 高校

    陸上競技部

    旬、愛知県名古屋市・日本ガイシ

    アリーナにて開催されたインター

    ハイ(全国高校総体)

    において、岩

    渕は自身初となる全国の大舞台で

    堂々と力泳し、自己ベストを三た

    び更新しました。

    今後とも応援のほど、よろしく

    お願いいたします。

    (水泳部顧問

    北林宏基)

    第七十一回全国高等学校陸上競

    技対校選手権大会(

    インターハイ)

    が、八月二日(

    木)

    から六日(

    月)

    まで、

    三重県三重交通Gスポーツの杜

    伊勢陸上競技場で行われました。

    第一日目(

    八月二日)

    男子四〇〇mにメルドラム・ア

    ラン(

    特進三―一・長沢中)

    が出場、

    見事決勝進出を果たしました。決

    勝では、四十七秒八六で六位に入

    賞しました。

    女子四〇〇mには、髙島菜都美

    (

    特進三―三・秋葉台中)

    ・髙島咲

    季(

    特進二―二・秋葉台中)

    の二名

    が出場し、こちらも決勝進出、決

    勝では、妹の咲季がスタートから

    一位になり、そのままゴール。五

    十三秒七八のタイムで優勝しまし

    た。姉の菜都美は、五十五秒九五

    で五位入賞を果たしました。

    女子の四〇〇mリレー予選には、

    高橋みず紀(

    特進三―三・原中)

    髙島咲季・髙島菜都美・石川優(

    理一―二・成瀬中)

    で臨み、四十六

    秒三六のタイムで準決勝へと進み

    ました。

    第二日目(八月三日)

    女子一〇〇mに、高橋が出場し、

    予選十一秒九八で四位。続いて女

    子四〇〇mハードルに、合田陽菜

    (

    特進三―三・秋葉台中)

    が出場し

    て予選通過、準決勝ではさらにタ

    イムを上げ、一分〇一秒六二で六

    位。 二

    日目最終種目、女子四〇〇m

    リレー準決勝は、予選を戦い抜い

    たオーダーで、四十六秒〇〇の記

    録で一位に入りました。

    第三日目(

    八月四日)

    この日の相洋の最初の種目は、

    女子四〇〇mハードルで、前日に

    行われた予選を突破した合田が出

    場しました。準決勝では、さらに

    タイムを上げ、一分〇一秒六二で

    六位。

    また男子八〇〇mに、クレイア

    ーロン竜波(

    特進二―一・片瀬中)

    が出場し、予選を一位で通過。準

    決勝も、予選よりも早い一分五十

    二秒七九でトップ通過で決勝に進

    みました。

    さらに予選、準決勝と二日間の

    競争を勝ち抜いてきた女子四〇〇

    mリレー決勝が、行われました。

    オーダーの変更はなく、アンカー

    にバトンが渡った時点で、三位を

    走っていましたが、ゴール直前で、

    一つ順位を下げ、四十五秒八四の

    タイムで四位に入りました。この

    決勝は、一位から四位までのタイ

    ムが四十五秒台という接戦でした。

    第四日目(

    八月五日)

    男子八〇〇m決勝に、クレイア

    ーロン竜波が出場しました。二位

    の法政二高(

    神奈川)

    と一〇〇分の

    八秒差の、一分五十秒〇五のタイ

    ムで、見事優勝しました。

    男女一六〇〇mリレー予選には、

    女子が、田井遥(

    特進三―二・西本

    郷中)

    ・合田・金子ひとみ(文理二

    ―五・原中)・髙島菜都美で、男子

    が、メルドラム・森木龍弥(文理

    二―三・あかね台中)・山本毅(特

    進二―一・平楽中)・クレイアーロ

    ンで臨みました。男女ともに予選

    通過。

    第五日目(八月六日)

    大会最終日、男女の一六〇〇m

    リレーの準決勝・決勝が行われま

    した。

    まず準決勝では、女子が、髙島

    菜都美・合田・金子・髙島咲季と

    オーダーを変更し、三分四十三秒

    九一で一位、男子が、クレイアー

    ロン・森木・山本・メルドラムと

    オーダーを変え、三分十一秒九九

    で一位。

    そして、この全国大会の最終種

    目となる一六〇〇mリレー決勝、

    女子は、三分四十秒九九で見事優

    勝。予選、準決勝、決勝とタイム

    を上げての見事な優勝。いっぽう

    男子は、七位という結果になりま

    した。

    最後に、トラック部門で、女子

    が三十五点で優勝、学校対抗では

    準優勝したことを報告いたします。

    この大会は、全学年が一丸となり、

    平均三十五度という猛暑の中で全

    戦を戦い抜いたことに大きな意味

    があると思います。しかも、立派

    な成績を残すことができました。

    これも関係各位の応援があればで

    きたことと思います。応援して下

    さった皆様、本当にありがとうご

    ざいました。

    今後は、一・二年生を中心に新

    チーム体制で新人戦に向け、いっ

  • 高校

    女子ソフトテニス部

    中・高

    チャリティーコンサート

    そうの努力をしてまいります。今

    後とも応援の程、宜しくお願いし

    ます。

    (陸上競技部顧問

    銭谷

    満・

    片倉一郎・小池

    進・馬場紅海)

    七月三十日(

    月)から八月二日

    (

    木)

    に、三重県鈴鹿市で全国高校

    総合体育大会が行われました。個

    人戦では、三チームが出場しまし

    た。 今

    菜摘(特進三―一・秦野北中

    平本

    茜里(特進三―三・成瀬中)

    川嶋

    菜結(特進二―一・南が丘中

    伊東

    未来(文理二―二・大磯中)

    藤田

    愛美(文理二―一・大住中)

    大木

    萌香(特進二―一・成瀬中)

    二年生ペアの藤田・大木と川

    嶋・伊東は二回戦で惜しくも敗れ

    てしまいましたが、三年生ペアの

    今井・平本は、持ち味である攻撃

    力で強豪ペア相手に勝ち進んでい

    きましたが、四回戦で惜しくも敗

    れてしまいました。

    今年度は団体戦での出場ができ

    ず悔しい大会となりましたが、来

    年こそは個人・団体ともに出場し、

    上位進出ができるように日々精進

    してまいります。

    最後に、応援してくださいまし

    た、保護者会、後援会、OB会の

    皆様方に厚く御礼申し上げます。

    今後ともご声援、ご協力のほど

    よろしくお願い申し上げます。

    (

    女子ソフトテニス部顧問

    今井藤太)

    六月九日(土)、小田原市民会館

    にて「相洋中高チャリティーコン

    サート2018」を開催いたしま

    した。本校のチャリティー事業の

    一環で、コンサートという形式に

    変わり今回で五回目の実施となり

    ます。ホワイエでは書道部の作品

    展示。お客様は、美術部の作品が

    表紙になっているパンフレットを

    手に客席へ。客席でも生徒たちが

    笑顔で誘導を行っていました。チ

    ャリティー抽選会では、社会福祉

    部の生徒たちがお客様と生き生き

    とコミュニケーションを取り、も

    ちろんステージ上では素晴らしい

    演技・演奏が披露され、すべてが

    生徒たちの手で創り上げたコンサ

    ートでした。

    ゲスト出演で素晴らしいマー

    チングパフォーマンスを披露して

    くれた酒匂中学校吹奏楽部のみな

    さんに触発されて、また来場して

    いただいた大勢のお客様の笑顔に

    も応えようとして、生徒たちは迫

    力のあるステージを披露してくれ

    ました。司会進行は中学・高校の

    生徒会役員が、その大役を果たし

    てくれました。このコンサートを

    開催・進行していく上で、チャリ

    ティーやボランティアの意味や意

    義を考え、アイディアを出し合い、

    それをお客様にどう表現したら伝

    わるのか試行錯誤しました。各自

    が掲げている目標をクリアするた

    めに努力することが大切。その取

    り組みの中で、現状はどうなのか、

    自分たちがもがいている姿をみな

    さんに見てもらい、身近に感じて

    もらうこと。このことが周囲の人

    との隔たりを取り払うきっかけに

    なるのではないかと生徒たちは結

    論づけ、第一歩を踏み出しました。

    そうした流れから、フィナーレで

    は全参加団体が一つの曲を披露す

    るという初の試みを行いました。

    「Sing

    ・Sing

    ・Sing

    」を演奏し、手

    拍子で会場が一つになり大きな盛

    り上がりを見せてくれたことは、

    生徒の想いや努力が少しでもみな

    さんに伝わったのではないかと感

    激しました。

    このコンサートを通して、本校

    の中高校生はもちろん、我々職員

    もチャリティーやボランティアへ

    の認識を共有し、継続的に活動し

    ていくことの大切さを実感するき

    っかけになってくれたと信じてい

    ます。「今」自分たちができること

    を実行した先に何を発見できるの

    か、今後も継続的に取り組み、皆

    様にその途中経過を随時報告でき

    ればと思っています。チャリティ

    ー抽選会も含め、募金総額は四十

    八万六六六円となりました。これ

    は本校生徒会を通して、被災者支

    援や小田原の歳末助け合いなどに

    全額寄付をさせていただく予定で

    す。またすでに一部は西日本豪雨

    災害復興支援に寄託させていただ

    いています。紙面上ではあります

    が、協力していただいたお客様、

    協賛いただいた関係企業の皆様に

    この場をお借りして御礼申し上げ

    ます。

    (

    総務部主任

    米山邦浩)

  • 中学文化祭

    九月八日(

    土)

    、九日(

    日)

    にクラス

    三十七・クラブ二十二・有志七団

    体の参加で、盛大に文化祭を開催

    しました。

    今年も五月から、運営・準備に

    主体的に関わる生徒会をはじめ、

    小嶋伊咲菜(

    文理二―二・城山中)

    を中心に組織された実行委員は一

    生懸命活動し、文化祭を盛り上げ

    るための準備をしました。昨年度

    は生徒会企画でフォトスポットを

    行いましたが、今年度は数クラス

    から屋内企画としてフォトスポッ

    トが出されました。各クラスから

    SNS映えを意識したフォトブー

    スが作られ文化祭を盛り上げまし

    た。今年度は生徒会企画として「階

    段アート」を行いました。トリッ

    クアートのような取り組みに、生

    徒の発想の豊かさを感じずにはい

    られませんでした。普段は味気な

    い階段に彩りを添えることで、文

    化祭をより良いものに変えてくれ

    ました。

    また、エンディングセレモニー

    では去年に引き続き、書道部のみ

    なさんに書道パフォーマンスを披

    露してもらいました。昨年度のパ

    フォーマンスもとても盛り上がり

    ましたが、今年度はパフォーマン

    スに合わせての選曲が、エンディ

    ングセレモニーのボルテージをぐ

    んぐん上げ、書道パフォーマンス

    と相まって、エンディングセレモ

    ニーの盛り上がりが今までにない

    最高のものになりました。生徒か

    らもエンディングセレモニーの盛

    り上がりがすごかったとの声も聞

    き来年度以降も文化祭の一大イベ

    ントになっていくことと思います。

    このように生徒の活躍が随所に見

    られ、今年も生徒の持つ可能性を

    大いに感じることができました。

    今年は天候にはあまり恵まれま

    せんでしたが、昨年と同じくらい

    多くのお客様、またOB・OGの

    皆様にご来校頂いて、無事に文化

    祭を開催することができました。

    今後も多くの方々に楽しんでいた

    だけるよう、生徒とともにさらな

    る充実した文化祭を企画していき

    たいと思います。

    この場をお借りして、関係各位

    にお礼申し上げます。

    (

    生徒会指導主任

    冨塚博史)

    中学文化祭は、高校と同じ日程

    ですが、高校からは独立した内容

    で開催されています。文化部の

    日々の活動成果を発表するだけで

    なく、中学主張発表会や自由研究

    発表・展示は中学独自の取り組み

    です。

    自由研究は、全校生徒が取り組

    みます。今年度も様々なテーマが

    あり、教員と打ち合わせを重ねて、

    主に夏休みを利用して研究を進め

    ました。三年生は、自由研究に加

    え、平和学習発表も行われており、

    日頃の学習成果を多くの方に見て

    いただくことができました。

    文化祭は、生徒会が企画する最

    も大きな行事で、一学期から企画

    を練って準備を進めます。チャリ

    ティー企画であるユニセフ募金で

    は、大きな紙に描いた、地球をイ

    メージしたマスコットをモザイク

    アートとし、九〇〇にも及ぶパー

    ツをシール付き折り紙で作成しま

    した。受付で来校者に台紙に貼っ

    てもらう企画でしたが、二日目の

    昼頃には完成し、多くの募金を集

    めることができました。

    特設ステージでは例年通り、オ

    ープニングセレモニーやSYJ

    (SoYo Junior highschool)

    コンサ

    ートが行われました。また、三年

    一・二組がそれぞれ演劇を披露し、

    会場を沸かせていました。今年度

    は雨天により、和太鼓部と音楽部

    の発表が四号館内で行われました

    が、中止することなく、全プログ

    ラムを滞りなく行えたことが何よ

    りありがたいことでした。様々な

    活動を通し、生徒たちは視野を広

    げ、友人の新たな一面を知るきっ

    かけになったようです。

    生徒たちの活躍により、今年度

    の中学相洋祭も大盛況のうちに終

    わりました。これも保護者の皆様

    のご支援とご協力のおかげです。

    この場をお借りして、御礼申し上

    げます。

    (

    中学生徒会顧問

    佐々木華子)

    高校文化祭

    平成三十年度

  • 高校体育祭

    小田原・英語スピーチコンテスト

    十月三日(水)、清々しい秋晴

    れの下で高校体育祭が実施されま

    した。今年は台風の影響により当

    初の予定を順延しての実施という

    こともあり、文字通り「待ちに待

    った」体育祭ということで、生徒

    たちの気運もいつも以上の高まり

    を見せていました。また今年は創

    立八十周年であり、例年の催しを

    何か特別なものにという思いもあ

    りました。

    今年で四代目を迎えた応援団で

    すが、開会式での個性豊かな宣誓

    にはじまり、応援パフォーマンス

    においても、衣装や振付なども各

    色様々なものであり、勝利を目指

    す団結の強さが感じられました。

    どの種目においても生徒一人ひ

    とりの頑張りが見て取れるもので

    したが、何より台風の目・大縄跳

    び・ムカデリレーといった学年種

    目においては、クラス全員参加型

    の種目ということもあり、個の頑

    張りがクラスの頑張りへと結びつ

    いていく様子は圧巻でした。

    毎年恒例の一年生集団演技・二

    年生集団演技では、伝統的に受け

    継がれてきた振付に八十周年を記

    念するアレンジが加えられたこと

    で、会場中を巻き込む例年以上の

    盛り上がりを見せると同時に、生

    徒にとっても強く印象に残る種目

    となったと言えます。

    今年度の経験を活かし、またよ

    り良い体育祭づくりを目指してい

    きたいと考えております。また今

    回の体育祭開催に際してご協力い

    ただいた皆様にこの場を借りて感

    謝を申し上げます。

    (生徒会顧問 村上拓也)

    九月十七日(

    月)

    小田原市民会

    館にて、小田原ライオンズクラブ

    主催の第三十四回イングリシュ・

    スピーチ・コンテストが開催され

    ました。小田原市、南足柄市、秦

    野市にある公立・私立高校八校か

    ら、二十二名の生徒が参加しまし

    た。今年度本校からは、石井琉聖

    (

    特進二―二・成瀬中)

    ・岩崎花香

    (

    特進二―一・城北中)

    ・高橋景(

    進二―一・足柄台中)

    の三名が出場

    しました。スピーチテーマは、石

    井が「駅伝」、岩崎が「和太鼓」、

    高橋が「ものの豊かさと心の豊か

    さ」でした。三人とも夏休みから

    英作文の準備、スピーキングの練

    習を重ねました。その努力もあり、

    本番では臆することなく自分の言

    葉で堂々と伝えられていました。

    その結果、高橋景のすばらしいス

    ピーチ内容と発表の姿勢が認めら

    れ、準優勝を獲得することができ

    ました。

    入試改革がスタートし英語教育

    では四技能(リーディング・リス

    ニング・スピーキング・ライティ

    ング)の育成が求められておりま

    す。また、人前で自分の意見を伝

    える姿勢や、自ら決意し行動をと

    る主体性もこれからの社会におい

    て不可欠な要素です。このスピー

    チコンテストでの経験は、生徒に

    大きな学習効果をもたらすものと

    考えます。来年度以降もこのすば

    らしい教育機会を活用し、複数の

    生徒が参加し、グローバルな活動

    へと教育目標を高めていきたいと

    考えております。

    (

    英語科 高木泰英)

    編集後記

    十五年ほど前、当時の総合進学コ

    ース一年の遠足で横浜に行った時、

    生徒の集合点呼が終わって(これに

    一時間半くらいかかったが)、全員

    班別行動に出発してやっと一段落、

    じゃあ先生みんなで食事に行きま

    しょうということになった。あの時

    学年主任だった先生が中華街の高

    級中華料理店を予約していたので、

    その先生を先頭に豪華な中華料理

    店に、入ってもいいのかなと思いつ

    つ入り、個室に通されて大きな丸テ

    ーブルを囲んで座った。本場の中華

    テーブルが珍しかったのか、まだ何

    も載ってないのに意味もなくぐる

    ぐる回転させる先生もいた。その後

    料理が運ばれ、恐る恐る口に入れ、

    そして恭しく味わい、今度はちゃん

    と意味を持ってテーブルを回転さ

    せ、また次の料理を同じように味わ

    い、少しずつの料理ではあったが豪

    華な贅沢感をみんなが味わった。最

    後に、ライスと付け合わせのザーサ

    イが運ばれ、そのザーサイを口にし

    た途端、ある先生が「このザーサイ

    はうまいなあ、これならご飯何杯で

    も食べられるなあ」と言い、なんだ

    かみんなほっとしたようにそれに

    同調して、みんながザーサイをおか

    わりし、ライスをおかわりして、結

    局高級中華料理店らしからぬ、山盛

    りライスと山盛りザーサイの庶民

    的満腹感にみんなが満足したのだ

    った。

    僕は今でもこの時のことを楽し

    く思い出す。そしてその時ご一緒し

    た先生が学校にはもう誰もいない

    ことを、さみしく思う。

    (学園広報編集担当

    三野知之)

    10

  • 相洋中学校『学校説明会』のご案内 平成31年度の生徒募集にあたり、中学校の教育方針と教育内容、募集要項、入試について ご説明いたします。 電話:中学専用 0465-23-0214

    日 時 ☆平成30年11月4日(日)、12月9日(日) いずれも午前10時から 於 スカイホール 第 1 回 第 2 回 第 3 回

    A B A B

    募集人員 30名(男・女) 20名(男・女) 20名(男・女) 10名(男・女) 10名(男・女)

    出願期間 平成31年1月6日(日)~ 1月31日(木)

    平成31年1月6日(日)~ 2月1日(金)

    平成31年1月6日(日) ~ 2月2日(土)

    平成31年1月6日(日) ~ 2月2日(土)

    平成31年1月6日(日)~ 2月4日(月)

    出願手続

    Ⅰ インターネット出 願 の 場 合 本校HPをご覧になってください Ⅱ 本行窓口に出願の場合 ①入学志願票 (本校指定の用紙) ②写真1枚 入学志願票に貼付タテ4cm×ヨコ3cm(白黒・カラーいずれも可) ③6年次1学期・2学期または前期までの通知表表裏の写し(複数回受験者は初回時のみ提出) ④入学検定料 24,000 円(同時出願の場合は 34,000 円ですべての回に出願する事が出来ます

    試 験 日 2月1日(金)

    午前8時30分~

    2月1日(金)

    午後3時10分~

    2月2日(土)

    午前8時30分~

    2月2日(土)

    午後3時10分~

    2月4日(月)

    午前8時30分~

    合格発表 2月1日(金) 2月1日(金)・2日(土) 2月2日(土) 2月2日(土)・3日(日) 2月4日(月) ※窓口では 1 月13日、14 日(日、祝)、20日、27日の日曜日の受付は行いません。※合格発表は、時間指定で発表いたします。詳細は入学試験要項をご覧ください。

    相洋高等学校『入試説明会』のご案内 中学生とその保護者を対象にした平成31年度生「入試説明会」を開催いたします。

    皆様お誘い合わせの上、多数ご参加ください。インターネット申込み https://www.soyo.ac.jp 平成 30 年11 月 11 日(日)10:00~、14:00~ 11 月17 日(土)14:00~

    11 月 24 日(土)14:00~ 12 月 1 日(土)14:00~ 於 相洋高等学校体育館

    推 薦 試 験 一 般 試 験 チャレンジ・二次試験 試 験 日 平成31年1月22日(火) 平成31年2月10日(日) 平成31年3月2日(土)

    出願資格 平成31年3月中学校卒業見込みで、本校の教育方針と校則に従って、生徒の本分を守り勉学に精励する意志のある生徒

    在学 中学 校長 の推 薦し た 本 校 の み を 受 験 す る 生 徒

    募集人員

    *普通科 特進コース 選抜・・・ 5名 特進・・・25名

    文理コース 理科・・・30名 文科・・・60名 進学コース・・・・・・・・・60名 *商業科(情報処理)・・・・・・・・・・20名

    *普通科 特進コース 選抜・・・ 20名 特進・・・ 55名 文理コース 理科・・・ 60名 文科・・・120名 進学コース・・・・・・・・・125名 *商業科(情報処理)・・・・・・・・・・・・・20名

    普通科 特進コース 選抜・・・ 5名 特進・・・ 5名 文理コース 理科・・・ 5名 文科・・・ 5名 進学コース・・・・・・・・・ 5名 商業科(情報処理) ・・・・・・・・・・ 5名

    出願受付 イ ン タ ー ネ ッ ト 出 願

    平成31年1月16日(水)~1月18日(金) 郵送で当日消印有効

    平成31年1月24日(水)~1月31日(木) 郵送で当日消印有効

    平成31年2月18日(月)~3月2日(土) 試験当日3月2日(土)は窓口受け付け7:30~8:30

    *書類は、試験当日事務センターに提出

    提出書類 入学志願票・調査書・推薦書 入学志願票・調査書 入学志願票・調査書(推薦・一般試験受験者は不要) 入学検定料 25,000 円は、クレジットカード・コンビニ・ペイジーなどで支払い

    試験科目 ・作 文 9:00より ・面 接 10:00より ※受験票・筆記用具・上履き持参

    ・筆記試験/国語・数学・英語 9:00より ・面 接 13:00より ※受験票・筆記用具・上履き・昼食持参

    ・筆記試験/国語・数学・英語 9:00より ・面 接 12:00より ※受験票・筆記用具・上履き持参

    合格発表 平成31年1月23日(水)

    合否結果を1月23日(水)必着で本人宛郵送 します。

    平成31年2月11日(月・祝) 合否結果を2月 11 日(月、祝)必着で本人宛郵送します。

    平成31年3月3日(日) 合否結果を本人宛に郵送します

    学費・諸経費 入学金 240,000円 施設費 150,000円 授業料月額 33,000円(2か月分を4・6・8・10・12・2月に納入 )

    教育充実費(2年 4 月・3年 4 月に分けて納入)、生徒会費・保護者会費(4月・10 月の2期に分けて納入)、同窓会費(1年次4月のみ納入)などの諸経費が入学後納入になります。

    入学手続

    平成31年1月24日(木)・25日(金)の2日間で入学金

    ・施設費合計390,000円を「ゆうちょ銀行」で

    払い込んでください

    [専願] 平成31年2月12日(火)・13日(水)の2日間で入学金・ 施設費合計390,000円を「ゆうちょ銀行」で払い込んでください [併願] 平成31年2月28日(木)~3月1日(金)の間で入学金・施設費合計390,000円を「ゆうちょ銀行」で払い込んでください

    平成31年3月4日(月)・5日(火)の2日間で入学金

    ・施設費合計390,000円を「ゆうちょ銀行」で

    払い込んでください

    奨 学 生 制 度 学業奨学生制度はありません

    特進コースを志願し、難関大学に進学する意思を持ち、身体強健・品行方正・学業成績が特に優秀な生徒

    第1種 入学金・施設費・教育充実費・授業料1年次相当額を支給

    第2種 入学金・施設費・教育充実費・相当額を支給 ※第1種・第2種とも入試結果により、最高3年次 までの授業料相当額を支給します

    特進コース(選抜クラス・特進クラス)合格者の中

    で、入試結果が極めて優秀な生徒には奨学金

    を支給します

    運動能力・学業・人物共に優れた生徒に対し、本校部活動顧問の推薦によるクラブ奨学生制度があります。 なお、硬式野球部については、奨学生対象者は5名を限度とし所属中学校長の推薦書が必要です。 適用はありません

    平成 31年度生徒募集 発行日/平成30年11月10日

    発行所/小田原市城山4―13―33

    学校法人明徳学園相洋中・高等学校

    TEL(

    0465)22―0211~3・23―0211

    発行責任者/武井

    清忠

    編集者/学園広報担当

    購読料

    100円 学校法人 明徳学園 相洋中・高等学校