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第1学年国語科 学習指導案 平成28年11月2日(水)5校時 1年1組(男子8名 女子9名 計17名) 本時 7/12 指導者 濱松 美枝 単元名 のりものにへんしん!「じまんカルタたいかい」をしよう 教材名 「いろいろなふね」(東京書籍1年下) 単元の目標 お気に入りの乗り物のカルタづくりに必要な情報を得るために、乗り物の仕組みについて 説明した本や文章を選んで読もうとすることができる。 (関心・意欲・態度) それぞれの乗り物の役目やそのためのつくりを表す大事な言葉や文を書き抜くことができ る。 (C 読む エ) 事柄の順序に気をつけて、内容の大体と文章の構成をつかむことができる。(C 読む イ) 文の中における主語や述語の関係に気を付けて読むことができる。 (言 イ(カ)) 単元について (1)単元観 ①本単元で取り上げる主な指導事項 小学校学習指導要領・国語の第1学年及び第2学年「C 読むこと」の指導事項「エ 章の中の大事な言葉や文を書き抜くこと」と「イ 時間的な順序や事柄の順序などを考え ながら内容の大体を読むこと」を取り上げて指導する。その際、「C 読むこと」の言語 活動例「事物の仕組みなどについて説明した本や文章を読むこと」を具体化した「お気に 入りの乗り物に変身して、『じまんカルタ』を作り、カルタ大会をする」という言語活動 を位置付ける。 ②付けたい力へ向けての言語活動とその特徴 ここで取り上げる「お気に入りの乗り物に変身して、『じまんカルタ』を作り、カルタ 大会をする」は、読み広げた本の中から自分のお気に入りの乗り物を選び、その乗り物に なりきって、役目やつくり、できることについてカルタにまとめ、それを使ってカルタ大 会をする活動である。「じまんカルタ」には絵札と読み札があり、読み札には選んだ乗り 物の役目やつくり、できることを説明する文を書く。その際、「ぼくは(わたしは)~の ための○○です。ぼくには(わたしには)~があります。(それを使って)~します。」と 乗り物になりきって文をまとめさせる。 児童は、第一次で乗り物のDVDや写真を見ることで身近にある乗り物のことや見たこ とのない乗り物を知り、興味を持つだろう。そして、自分が一番気に入った乗り物に変身 して、「じまんカルタ」でカルタ大会をするというゴールイメージを持つ。その後、じま んしたい乗り物を探すために、いろいろな図鑑を読み広げ、児童と一緒に学習計画を立て る。第二次では、教材文を読み、説明文の文章構成や説明の順序に気をつけ、内容の大体 をつかむ。また、役目・つくり・できることについてカルタを作るための大事な言葉や文 を図鑑から附箋に書き抜いていく。それぞれの船の役目とそのためのつくりを読み取るこ とが、その後のカルタ作りや第三次での活動につながっていくので、文章中の大事な言葉 や文を見つけて、書き抜く力をつけていきたい。第三次では、自慢の乗り物について図鑑 から役目や工夫などを色別の附箋に書き抜いてきた文を、「じまんカルタ」にまとめ、『じ まんカルタ大会』をする。乗り物にはいろいろな種類のものがあり、さまざまな乗り物の 絵や写真を見せることで、乗り物について興味がわき、自ら調べようと意欲を高めるだろ う。また、「自分のお気に入りの乗り物に変身して、『じまんカルタ』を作り、カルタ大会 をする。」という目的意識を持つことで、科学的な絵本や読み物など説明的な文章にも読 書の広がりがみられると考える。

第1学年国語科 学習指導案...第1学年国語科 学習指導案 平成28年11月2日(水)5校時 1年1組(男子8名 女子9名 計17名) 本時 7/12 指導者

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Page 1: 第1学年国語科 学習指導案...第1学年国語科 学習指導案 平成28年11月2日(水)5校時 1年1組(男子8名 女子9名 計17名) 本時 7/12 指導者

第1学年国語科 学習指導案

平成28年11月2日(水)5校時

1年1組(男子8名 女子9名 計17名) 本時 7/12

指導者 濱松 美枝

1 単元名 のりものにへんしん!「じまんカルタたいかい」をしよう

教材名 「いろいろなふね」(東京書籍1年下)

2 単元の目標

○ お気に入りの乗り物のカルタづくりに必要な情報を得るために、乗り物の仕組みについて

説明した本や文章を選んで読もうとすることができる。 (関心・意欲・態度)

○ それぞれの乗り物の役目やそのためのつくりを表す大事な言葉や文を書き抜くことができ

る。 (C 読む エ)

○ 事柄の順序に気をつけて、内容の大体と文章の構成をつかむことができる。(C 読む イ)

○ 文の中における主語や述語の関係に気を付けて読むことができる。 (言 イ(カ))

3 単元について

(1)単元観

①本単元で取り上げる主な指導事項

小学校学習指導要領・国語の第1学年及び第2学年「C 読むこと」の指導事項「エ 文

章の中の大事な言葉や文を書き抜くこと」と「イ 時間的な順序や事柄の順序などを考え

ながら内容の大体を読むこと」を取り上げて指導する。その際、「C 読むこと」の言語

活動例「事物の仕組みなどについて説明した本や文章を読むこと」を具体化した「お気に

入りの乗り物に変身して、『じまんカルタ』を作り、カルタ大会をする」という言語活動

を位置付ける。

②付けたい力へ向けての言語活動とその特徴

ここで取り上げる「お気に入りの乗り物に変身して、『じまんカルタ』を作り、カルタ

大会をする」は、読み広げた本の中から自分のお気に入りの乗り物を選び、その乗り物に

なりきって、役目やつくり、できることについてカルタにまとめ、それを使ってカルタ大

会をする活動である。「じまんカルタ」には絵札と読み札があり、読み札には選んだ乗り

物の役目やつくり、できることを説明する文を書く。その際、「ぼくは(わたしは)~の

ための○○です。ぼくには(わたしには)~があります。(それを使って)~します。」と

乗り物になりきって文をまとめさせる。

児童は、第一次で乗り物のDVDや写真を見ることで身近にある乗り物のことや見たこ

とのない乗り物を知り、興味を持つだろう。そして、自分が一番気に入った乗り物に変身

して、「じまんカルタ」でカルタ大会をするというゴールイメージを持つ。その後、じま

んしたい乗り物を探すために、いろいろな図鑑を読み広げ、児童と一緒に学習計画を立て

る。第二次では、教材文を読み、説明文の文章構成や説明の順序に気をつけ、内容の大体

をつかむ。また、役目・つくり・できることについてカルタを作るための大事な言葉や文

を図鑑から附箋に書き抜いていく。それぞれの船の役目とそのためのつくりを読み取るこ

とが、その後のカルタ作りや第三次での活動につながっていくので、文章中の大事な言葉

や文を見つけて、書き抜く力をつけていきたい。第三次では、自慢の乗り物について図鑑

から役目や工夫などを色別の附箋に書き抜いてきた文を、「じまんカルタ」にまとめ、『じ

まんカルタ大会』をする。乗り物にはいろいろな種類のものがあり、さまざまな乗り物の

絵や写真を見せることで、乗り物について興味がわき、自ら調べようと意欲を高めるだろ

う。また、「自分のお気に入りの乗り物に変身して、『じまんカルタ』を作り、カルタ大会

をする。」という目的意識を持つことで、科学的な絵本や読み物など説明的な文章にも読

書の広がりがみられると考える。

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(2)児童観

児童は、1年生6月単元「どうやってみをまもるのかな」で、はじめて説明文に触れ、

挿絵を頼りに、書かれている事柄の順序に気をつけながら、内容の大体をつかむ学習を行

った。児童は、教材文を読み、動物の名前、体の特徴、問いの文と答えの文(身の守り方)、

ということを、文章のどこに書かれているかを見付けながら読み、内容を読み取っていっ

た。また、それぞれの動物になりきり、動作化することで、それぞれの動物がどのように

して身を守るのかを確かめ、楽しみながら学習することができた。しかし、並行読書の中

から自分の好きな動物を選び、自分の力で動物の身の守り方を読み取る活動では、大事な

言葉や文を見つけることはできるが、書き抜くことには弱さが見られた。また、体の特徴

と身の守り方が繋がっていない児童もいた。そこで、じまんカルタのモデルや本の文章を

提示したり、つくりと役目が合っているかに気付かせたりしながら内容を正しく読み取り、

文章からじまんカルタ作りに必要な大事な言葉や文を見つけて書き抜く力をつけていき

たい。

(3)指導観

第一次では、乗り物を見たり、乗ったりした経験を出し合ったり、身近な乗り物や児童

の知らない乗り物の写真等を見せ、乗り物について興味をもたせ、自ら調べたいという意

欲を持たせる。その後、言語活動について知らせ、並行読書の紹介をする。「自分が一番

気に入った乗り物に変身して、「じまんカルタ」を作りカルタ大会をする」というゴール

イメージを持たせ、児童と一緒に学習計画を立てることで、目的意識を持って主体的に学

習に取り組ませたい。

第二次では、写真をもとに、特徴的な機能を持った4種類の船の名前や順序を確かめ、

内容の大体をおさえる。本教材は、それぞれの例示が同じ文章構成、同じ文型で説明され

ており、内容を正確にとらえやすい。共通教材では一つの船を取り上げ、文章中から役目

の分かる文を見つけ書き抜き全体で確認していく。そして図鑑から自分の選んだお気に入

りの乗り物について、役目のわかる文を書き抜く。また、つくりやできることも同じよう

に見つけて書き抜くようにしていく。

第三次では、お気に入りの乗り物に変身し、書き抜いたことをもとにして、「じまんカ

ルタ」にまとめることが活動の中心となる。その際、お気に入りの乗り物になりきり、「ぼ

くは(わたしは)〜のための○○です。ぼくには(わたしには)〜があります。(それを

つかって)〜ができます。」という文型にし、その乗り物の役目とつくりとできることを

伝える「じまんカルタ」にしたい。カルタにまとめるときには、主語や述語の関係にも気

をつけて書かせていく。

本時では、役目にあったつくりを教科書や図鑑から見つけて書き抜く活動をする。図艦

から役目にあったつくりを書き抜く際に、友だちとアドバイスをし合うことで理解が深ま

り、自信を持って取り組むことができるような姿を目指したい。また、多くの情報の中か

ら役目にあったつくりを見つけ、書き抜くことが難しい児童も、困ったことを友だちに相

談したり、読み方のこつを交流したりすることで、役目に合ったつくりを見つけ、書き抜

くことができるようにしたい。机間指導を入れて、児童の活動をみとるようにする。

カルタ大会では、自分の作ったカルタを紹介するだけでなく、友達のいろいろな乗り物

の役目に合ったつくりの書かれたカルタの良さに気づき、友達の気に入った乗り物にも興

味を持つと考えられる。これらの活動を通し、もっと調べたい、本を読みたいと感じさせ、

次への意欲につながる活動や交流になることをねらう。

(4)研究テーマとの関連 「主体的な学びで共に高まりあう児童の育成」

主体的に児童が学ぶためには、児童自身が単元を通して学ぶ目的や意識を持ち、見通し

を持って言語活動を展開していく必要がある。そこで導入では、子どもたちが知っている

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乗り物や見たことのない乗り物などの写真を見せ、興味を持たせる。そして、教師の作成

した「じまんカルタ」を見せ、自分の一番気に入った乗り物に変身して、「じまんカルタ」

でカルタ大会をするというゴールイメージを示す。更に児童と一緒に学習計画を立てるこ

とで、単元全体の学習の見通しを持たせ、主体的に目的意識を持ち、楽しみながら学習に

取り組ませたい。児童は見たことのない乗り物にわくわくし、興味を持って本を読み広げ、

主体的に学習を進めていくと考えられる。

児童自ら主体的に活動するためには、「もっと知りたい」「はやく作りたい」という思い

を持ち続けることが大切である。そこで、一次にいろいろな図鑑を読む時間を確保するこ

とで、自分のお気に入りの乗り物を決定させ、二次の自慢したい船の役目や工夫について

学習した後で、並行読書の中から役目やつくりについて書いている個所を見つけさせ、大

事な文や言葉を附箋に書き抜いていくようにする。乗り物の中には1つの図鑑では必要な

情報が得られないものもある。その場合には複数の図鑑を用いることができるようにし、

並行読書への興味も高めていきたい。

次時の活動につながる家庭学習を出すことによってカルタ作りに対する意欲を途切ら

さず、主体的に取り組めるようにする。また、「じまんカルタ」にまとめて、交流する活

動を通して「もっと知りたい」「まだまだ調べたい」「本を読みたい」という次への意欲に

つながっていくと考える。

4 単元の評価規準

国語への

関心・意欲・態度

・お気に入りの乗り物のカルタづくりに必要な情報を得るために、乗り

物の仕組みについて説明した本や文章を選んで読もうとしている。

読む能力 ・お気に入りの乗り物を「じまんカルタ」で紹介するために、それぞれ

の乗り物の役目やそのためのつくりを表す大事な言葉や文を書き抜い

ている。 (C 読む エ)

・事柄の順序に気をつけて、内容の大体と文章の構成をつかんでいる。

(C 読む イ)

言語についての

知識・理解・技能

・文の中における主語や述語の関係に気を付けて読んでいる。 イ(カ)

<言語活動のモデル> 「じまんカルタ」の例

読み札 絵札

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◇学習の流れ

○学習への意欲と見通しを持つ。

・乗り物の写真を見たり、乗り物に乗

ったりした経験について話し合う。

・「じまんカルタ」のモデルを見て、

ゴールイメージを持つ。

・いろいろな乗り物の図鑑を読む。

・学習計画を立てる。

5 単元構想図

・お気に入りの乗り物に変身し

て、「じまんカルタ」を作るん

だね。

・いろいろな乗り物があるね。

・お気に入りの乗り物はこれにし

ようかな。

・じまんカルタには役目やつくり

を書けばいいんだね。

・4つの船はこの順番にでてく

るね。この船は見たことある

よ。

・どの船も役目・つくり・でき

ることの順番に書かれている

んだね。

・どの船も役目に合うつくりに

なっているんだね。

・お気に入りの乗り物の役目は

これだね。

・お気に入りの乗り物の役目と

つくりとできることを見つけ

たよ。

・「じまんカルタたいかい」楽し

みだな。

第一次

第二次

○文章構成や内容の大体をつかむ。

○それぞれの船の説明の順序を読み

取る。

○船の役目を読み取り、お気に入り

の乗り物の役目について大事な言

葉を書き抜く。

○船のつくりを読み取り、お気に入

りの乗り物のつくりについて大事

な言葉を書き抜く。

○船のできることを読み取り、お気

に入りの乗り物のできることにつ

いて大事な言葉を書き抜く。

○「じまんカルタ」を作る。

○「じまんカルタ」大会をする。

○学習を振り返る。

第三次 ・「じまんカルタ」の書き方がわかっ

たよ。

・友達の選んだ乗り物もすごいな。

・他にもどんな乗り物があるか、も

っと知りたくなったよ。

【児童の実態】

文章から大事な言葉や文を見つけ

て、書き抜くことに弱さが見られる。

◇意識の流れ

単元で付けたい力

・文章の中の大事な言葉や文を書き抜く力・・・・・・・・・・・・【C読むこと(1)エ】

・事柄の順序に気をつけ、内容の大体と文章の構成をつかむ力・・【C読むこと(1)イ】

付けたい力に向けた言語活動

【お気に入りの乗り物に変身して、「じまんカルタ」を作り、カルタ大会をする】

他教科への広がり

○生活科「あきのはっぴょうかいをしよう」

・クイズを作るために、本から知りたい事柄について大事な言葉や文を見つけて書き抜く。

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6 指導計画及び評価計画(全12時間)

時 学習活動 主な評価規準

のりものについてしっていることをつたえあおう。

・身近な乗り物や見たことのない乗り物の写真など

を見て乗り物についての経験を話し合う。

・教師のモデルを見て、ゴールイメージを持つ。

・役目・つくり・できることの意味を確認する。

【関】「お気に入りの乗り物に変身して、『じま

んカルタ』を作り、カルタ大会をする」

というめあてに興味を持ち、これからの

学習に意欲的に取り組もうとしている。

(発言・行動観察・ノート)

おきにいりののりものをみつけよう。

・並行読書の紹介

・図鑑を読み、お気に入りの乗り物を見つける。

【関】必要な情報を見つけるために、本や図鑑

を選んで読んでいる。(行動観察・ノー

ト)

がくしゅうけいかくをたてよう。

・じまんカルタを作るために必要なことを考え、学習計

画を立てる。

【関】目的意識を持ち、どんな学習が必要か考

え、進んで意欲的に取り組もうとしてい

る。(発言・ノート)

どんなふねがでてくるかたしかめよう。

・形式段落を確認する。

・通読し、説明されている4つの船の名前と順序を確か

める。

・説明文のはじめ・中・おわりの文章構成を考える。

【読】4種類の船の順序をおさえ、内容の大体

をつかんでいる。(発言・ノート)

ふねのせつめいのじゅんじょをたしかめよう。

・船の内容について読み取る。

・役目・つくり・できることの意味を確認する。

【読】船の「やくめ」「つくり」「できること」

など書かれている順序に気をつけて読

み、内容の大体をつかんでいる。(メモ・

発言・ノート)

【言】文の中における主語・述語との関係に注

意して読んでいる。(発言・ノート)

のりものの「やく目」をみつけよう。

・船の役目を読み取り、大事な言葉を書き抜く。

・お気に入りの乗り物の「役目」を本から書き抜く。

【読】乗り物の「役目」を表す言葉に着目しな

がら文章を読み、大事な言葉や文を書き

抜いている。(付箋・発言・ノート)

のりものの「やく目」にあった「つくり」をみつけよう。

・船のつくりを読み取り、大事な言葉を書き抜く。

・お気に入りの乗り物の「つくり」を本から書き抜く。

【読】乗り物の「つくり」を表す言葉に着目し

ながら文章を読み、大事な言葉や文を書

き抜いている。(付箋・発言・ノート)

のりもののじまんしたいところをはっきりさせよう。

・船のできることを読み取り、大事な言葉を書き抜く。

・お気に入りの乗り物の「できること」を本から書き抜く。

【読】乗り物の「できること」を表す言葉に着

目しながら文章を読み、大事な言葉や文

を書き抜いている。(付箋・発言・ノート)

10

・メモを活用し、自分のお気に入りの乗り物を「じまん

カルタ」にまとめる。

【言】文の中における主語と述語との関係

に注意してまとめている。 (カルタ)

11

・自分のお気に入りの乗り物を「じまんカルタ」で紹介

し合う。

【関】お気に入りの乗り物を紹介し合い、友達

の選んだ乗り物の役目・つくり・できる

ことなどの順序を意識して聞こうとし

ている。 (発言・ノート)

12

がくしゅうをふりかえろう。

・学習を振り返り、伝え合う。

【関】学習を振り返り、分かったことやできる

ようになったことなど感想を伝え合い、

もっと知りたい乗り物について説明し

た本や文章を読み広げようとしている。

(発言・ノート)

おきにいりののりものにへんしんして「じまんカル

タ」をつくろう。

おきにいりののりものにへんしんしてじまんカルタ

たいかいをしよう。

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7 学習の展開

第一次 1時間目(1/12)

(1)目標 「お気に入りの乗り物に変身して、『じまんカルタ』を作り、カルタ大会をする」とい

うめあてに興味を持ち、これからの学習に意欲的に取り組もうとすることができる。

(2)展開

学習活動と予想される児童の反応 指導上の留意点(○)支援(※)

評価規準(☆)

1 本時の課題をつかむ。

○新しい単元の勉強が始まることを話し、興

味や意欲を持たせる。

2 乗り物について知っていることや経験し

たことを話し合う。

(1)ノートに知っている乗り物を書く。

(2)知っている乗り物について話し合う。

・バスに乗ったことがあるよ。

・おじいちゃんの船に乗せてもらって魚をとったよ。

・そんな乗り物しらないな。見てみたいな。

3 教師のモデル「じまんカルタ」を見て学習

のゴールを確認する。。

・好きな乗り物のカルタを作るんだね。

・カルタには何が書いているのかな。

・すること?仕事?役目っていうんだね。

・つくりって何かわかったよ。

4 教材文「いろいろなふね」の範読を聞く。

・船の話しだね。

・きゃくせんがでてきたよ。

・船にもいろいろな船があるんだね。

5 振り返りをする。

・最後はじまんカルタを作ってカルタ大会するんだ

ね。

・いろいろな乗り物があっておもしろいな。

・どんな乗り物でカルタを作ろうかな。

○日常の場面を想起させ、できるだけたくさ

ん、知っている乗り物を書くようにさせる。

○ノートに書いた乗り物をもとに見たことや

乗ったこと、知っていること、経験したこ

とを具体的(いつ・どこで・どんな)に話

すようにさせる。

○何をするための乗り物か意識させて交流さ

せる。

※必要に応じて乗り物の写真や DVDを見せる。

○教師が作成した「じまんカルタ」を紹介し、

単元のゴールイメージを持たせる。

○教師のモデルを見て、感想を自由に出させ

る。

○「じまんカルタ」に書いている内容につい

て確かめる。

○どんな乗り物が出てくるか意識して聞くよ

うにさせる。

○わかったことやがんばりたいことを書く

ようにさせる。

☆「お気に入りの乗り物に変身して、『じまん

カルタ』を作り、カルタ大会をする」とい

うめあてに興味を持ち、これからの学習に

意欲的に取り組もうとしている。

【関】(発言・行動観察・ノート)

6 次の学習について知る。

○次時は並行読書をして、お気に入りの乗り

物を見つけることを伝える。

家庭学習

知らない言葉を見つけながら教材文

を読んでくる。

のりものについてしっていることをつたえあおう。

家庭学習のサイクル化

かかわりあう授業

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第一次 2時間目(2/12)

(1)目標 本や図艦を読み広げ、その中からお気に入りの乗り物を見つけながら読む

ことができる。

(2)展開

学習活動と予想される児童の反応 指導上の留意点(○)支援(※)

評価規準(☆)

1 本時の課題をつかむ。

○前時の振り返りを読み、学習への意欲を高

める。

2 教師の「じまんカルタ」のモデルを見て、

学習のゴールを確認する。 ・先生のお気に入りは救急車だったね。

・昨日やったよ。「じまんカルタ」には役目・つくり・

できることを書くんだったよ。

3 並行読書をし、交流する。

(1)個人で読む。

・わあ!こんな乗り物もある!

・はやく友だちに知らせたいな。

・こっちにも同じ乗り物がのってるね。

・ここを読んでもらったらわかるのになあ。

(2)グループで交流する。

・見て見て!こんなすごいの見つけたよ。

・これが気に入ったよ。だってかっこいいもん。

・これが気に入ったけど写真だけだったよ。

・こっちの本にもあったよ。見てみる?

4 振り返りをする。

・見たことのない乗り物もたくさんあったよ。

・ぼくは、○○がお気に入りだよ。△△さんは○○

にするのかな。

・こっちの本にも書いてあったよ。

○教師の「じまんカルタ」のモデルを見て

書いている内容を確認する。

○役目・つくり・できることの意味を確認す

る。

○「じまんカルタ」を作ることを意識して本

や図艦を読むように伝える。

○情報が少ないものについては他の本でも

同じ乗り物を探すように声をかける。

※内容把握が困難な児童には、指さしをしな

がら一緒に読む。

○気に入った乗り物について交流するよう

にさせる。

○どうして気に入っているのか理由を言っ

たり、迷っている乗り物についても話した

り、アドバイスし合ったりするよう声をか

ける。

☆必要な情報を見つけるために、本や図艦を

選んで読んでいる。 【関】(行動観察・

ノート)

○本や図艦を読んで、見つけた乗り物のこと

や友だちからのアドバイスについて書くよ

うにさせる。

5 次の学習について知る。

○次時は学習計画を立てることを伝える。

家庭学習

教材文を読み、段落に番号を書いて

くる。

おきにいりののりものをみつけよう。

家庭学習のサイクル化

かかわり合う授業

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第一次 3時間目(3/12)

(1)目標 「じまんカルタ」を作るために必要な事柄を理解し、学習の見通しを立てることが

できる。

(2)展開

学習活動と予想される児童の反応 指導上の留意点(○)支援(※)

評価規準(☆)

1 本時の課題をつかむ。

○前時の振り返りを読み、学習への意欲を高

める。

2 教師のモデルを見て、内容を確かめる。 ・「じまんカルタ」には名前・役目・つくり・できる

ことを書くんだよ。

・私は、○○でカルタを作りたいな。

3 「じまんカルタ」を作るために必要な事柄

を考え、学習計画を立てる。

(1)必要だと思うことをノートに書き出す。

・カルタを作る。

・役目を見つける。

・カルタ大会もしたい。

(2)ノートに書いたことをもとに友だちと話

し合う。

・カルタを作るのだからカルタ大会をしたら楽しい

ね。

・「どうやってみをまもるのかな」のときはこうやっ

たよね。だから…

・役目を見つけないとね。つくりもね。

(3)全体で整理してまとめる。

・順番は役目・つくり・できることの順がいいと思う

な。だって…

・こんなことをしていくんだね。がんばろう。

4 振り返りをする。

・カルタを作るために自分たちで計画が作れたよ。

・役目・つくり・できることを見つける学習をしてい

くとわかったよ。

○「じまんカルタ」にはお気に入りの乗り物

の名前・役目・つくり・できることを書く

ということを確認する。

○「じまんカルタ」を作るために必要だと思

う事柄をノートに書くようにさせる。

○時間を十分にとり、自分の考えをしっかり

と持つようにさせる。

※タイミングを見て、今までの学習で使った

学習の流れを掲示する。

○必要だと思う事柄を出し合い、付け加えた

り、取り除いたりする。

○今までの学習の流れを参考に学習の順番

も考えるように伝える。

☆目的意識を持ち、どんな学習が必要か考

え、意欲的に取り組もうとしている。

【関】(発言・ノート)

○出し合った事柄を整理し、まとめていく。

○わかったことやこれからがんばりたいこと

を書くようにさせる。

5 次の学習について知る。

○次時は出てくるふねを確かめながら、説明

文のおうちを作ることを伝える。

がくしゅうけいかくをたてよう。

かかわり合う授業

家庭学習

どんなふねが出てくるか確かめなが

ら教材文を読んでくる。

家庭学習のサイクル化

Page 9: 第1学年国語科 学習指導案...第1学年国語科 学習指導案 平成28年11月2日(水)5校時 1年1組(男子8名 女子9名 計17名) 本時 7/12 指導者

第二次 1時間目 (4/12)

(1)説明されている4種類の船の順序をおさえ、内容の大体をつかむことができる。

(2)展開

学習活動と予想される児童の反応 指導上の留意点(○)

評価(☆)支援(※)

1 本時の課題をつかむ。

○学習の流れと今日の学習について確認す

る。

2 全文を読む。

・知らない言葉を確認する。

3「いろいろなふね」の説明文のおうち

を作る。

(1)何段落あったかを確認する。

(2)出てきた船の名前を確かめる。

(3)①段落と○14段落はどんな部屋か考える。

(4)①段落と○14段落はどんな部屋か友だちと

話し合う。

・①と⑭は、船のことが詳しく書かれていないね。

・①は、どんなことを話すかという部屋と思う。

・中の部分を4つに分けるといいね。

・○14は、最後の部屋でいいよね。

4 振り返りをする。

・「いろいろなふね」には、3つのおへやがあった。

・4つのふねがでてきた。

・はじめの文と終わりの文があることが分かった。

〇全文を段落ごとに音読させることで、段落

を意識させる。

○家庭学習で予習してきたことを確認する。

〇船の名前は、主語に着目したらよいことに

気付かせる。

○ノートに書きこみ、ペアで確認させる。

※「どうやってみをまもるのかな」の部屋割

を書いたものを見せる。

☆4種類の船の順序をおさえ内容の大体をつ

かんでいる。 【読】(発言・ノート)

○いろいろなふねの部屋を意識しながら振り

返させる。

5 今日の学習を生かすことについて知る。

○次時は、船の説明の順序を見つけて書き抜く

ことを伝える。

家庭学習のサイクル化

家庭学習

どんな順序で書かれているか見

つけてくる。

かかわり合う授業

どんなふねがでてくるかたしかめよう。

思考したくなる課題設定

思考したくなる課題設定 カルタ大会をす

るために

Page 10: 第1学年国語科 学習指導案...第1学年国語科 学習指導案 平成28年11月2日(水)5校時 1年1組(男子8名 女子9名 計17名) 本時 7/12 指導者

第二次 2時間目 (5/12)

(1)目標 船の「役目」「つくり」「できること」など書かれている事柄の順序に気をつけて内

容の大体をつかむことができる。

(2)展開

学習活動と予想される児童の反応 指導上の留意点(○)支援(※)

評価規準(☆)

1 本時の課題をつかむ。

○学習の流れと今日の学習について確認す

る。

2 全文を読む。

3 4つの船の内容について読み取る。

それぞれの船の「やく目」・「つくり」・「で

きること」が、どのような順序で書かれて

いるかを写真と文章を対応させながら友だ

ちと確認する。

4 振り返りをする。

・教えてくれたから順番が分かった。

・役目・つくり・できることの順にかかれていたこ

とがわかったよ。

〇全文を音読し、4種類の船について説明し

ていることを確認する。

〇どこに書かれているか、どんな言葉に着目す

ればよいかに気付かせる。

・役目・・なにをするための

・つくり・・なにがある

なにをつんでいる

・できること・・つくりがあるとどんなこ

とができるか

※やくめ・つくり・できることの意味をもう

一度確かめる。

☆文の中における主語・述語との関係に注意

して読んでいる。

【読】(発言・ノート)

○周りの友だちと困ったことや、見つけたこ

とを自由に交流させる。

☆船の「やくめ」「つくり」「できること」など

書かれている順序に気をつけて読み、内容の

大体をつかんでいる。

【読】(メモ・発言・ノート)

○説明の順序に気をつけさせながら思ったこ

とを振り返させる。

5 今日の学習を生かすことについて知る。

○次時は、「役目」を見つけて書き抜くことを

伝える。

家庭学習のサイクル化

家庭学習

教科書の4つの船の役目を書い

ているところを見つけてくる。

かかわり合う授業

ふねのせつめいのじゅんじょをたしかめよう。

思考したくなる課題設定

考したくなる課題設定

カルタ大会をす

るために

Page 11: 第1学年国語科 学習指導案...第1学年国語科 学習指導案 平成28年11月2日(水)5校時 1年1組(男子8名 女子9名 計17名) 本時 7/12 指導者

第二次 3時間目 (6/12)

(1)目標 乗り物の役目を表す言葉に着目しながら文章を読み、大事な言葉や文を書き抜くこ

とができる。

(2)展開

学習活動と予想される児童の反応 指導上の留意点(○)支援(※)

評価規準(☆)

1 本時の課題をつかむ。

○学習の流れと今日の学習について確認す

る。

2 じまんカルタに書く「やく目」を図鑑か

ら書き抜くために、見本のじまんカルタは、

どんな言葉に気をつけて見つけたかを確認

する。

3 「じまんカルタ」に書く「やく目」を見

つけるために、教科書の船の例から「やく

目」を見つけ確認する。

・役目は、「~のための」という言葉を見つけれ

ばいいね。

・ヒントカードがあればいいな。

4 「じまんカルタ」に書く「やく目」を図

鑑や本から見つけて、附箋に書き抜く。

・ここの文が役目のことかもよ。

・私の図鑑にもこの乗り物があったよ。

5 全体で確認する。

6 振り返りをする。 ・役目を見つけて書くことが出来たよ。

・ためのという言葉がない本もあったよ。

・お気に入りの乗り物の役目は、これだよ。

〇じまんカルタや図鑑の拡大写真に貼った

附箋を基に、大切な言葉や文を共通理解で

きるようにする。

・役目をあらわすことば

○○のための

〇教科書の船の役目を文章中から見つける

ことができるようにする。

・役目を表す言葉があるか。

・文型を確認していく。

※必要に応じてヒントカードを見せる。

○見つけたことを全体で確認する。

○本の拡大コピーに色分けして線を引いて

おく。

○自分で選んだ乗り物の役目を図鑑から見

つけるようにする。

○周りの友だちと困ったことや、見つけたこ

とを自由に交流させる。

☆乗り物の役目を表す言葉に着目しながら文

章を読み、大事な言葉や文を書き抜いてい

る。 【読】(附箋・発言・ノート)

○書画カメラを使って、説明させる。

○分かったことや思ったことを発表するよう

にさせる。

7 次の学習について知る。

○次時は、役目に合った「つくり」を見つけて

書き抜くことを伝える。 家庭学習のサイクル化

家庭学習

教科書の4つの船の役目に合ったつく

りの書かれている所を見つけてくる。

かかわり合う授業

のりものの「やく目」をみつけよう。

思考したくなる課題設定

カルタ大会をす

るために

Page 12: 第1学年国語科 学習指導案...第1学年国語科 学習指導案 平成28年11月2日(水)5校時 1年1組(男子8名 女子9名 計17名) 本時 7/12 指導者

第二次 4時間目 (7/12) 本時

(1)目標 乗り物の「つくり」を表す言葉に着目しながら文章を読み、役目に応じたつくりを

書き抜くことができる。

(2)展開

学習活動と予想される児童の反応 指導上の留意点(○)支援(※)

評価規準(☆)

1 本時の課題をつかむ。

○学習の流れと今日の学習について確認す

る。

2 じまんカルタに書く「つくり」を図鑑か

ら書き抜くために、見本のじまんカルタは、

見出しや写真と解説などが手がかりになる

ことを確認する。

・つくりは、色々あるよ。

・「あります」「つんでいます」もつくりの言葉と思

うよ。

3 「じまんカルタ」に書く「つくり」を見

つけるために、教科書の船の例から「つく

り」を見つけ確認する。

・「~があります」とか「~をつんでいます」のこ

とばを見つけたらいいんだね。

4 「じまんカルタ」に書く「つくり」を図

鑑から見つけて、附箋に書き抜く。

・役目に合うつくりはどこかな。

・つくりがここに書いてあるよ。

・どこに書いてあるのかな。見つけられないなあ。

・この本にはないから他の本をさがしてみようか

な。

5 全体で確認する。

6 振り返りをする。

・つくりをあらわすことばに気をつけてさがした

ら、見つかったよ。

・役目に合ったつくりを見つけるのが大変だった。

〇じまんカルタや図鑑の拡大写真に貼った

附箋を基に、大切な言葉や文を共通理解で

きるようにする。

・つくりをあらわすことば

○○がついている。○○があります。

つんでいます。

・つくりが役目にあっているか。

〇教科書の船のつくりを文章中から見つけ

ることができるようにする。

・つくりを表す言葉があるか。

・つくりが役目にあっているか。

・文型を確認していく。

○本の拡大コピーに色分けして線を引いて

おく。

○選んだ乗り物のつくりを図鑑から見つけ

るようにする。見つけられない場合は、他

の図鑑からも探すように促す。

※コピーをして書き込めるようにしておく。

○困ったときにはまわりの友だちに相談さ

せる。

☆乗り物のつくりを表す言葉に着目しながら

文章を読み、大事な言葉や文を書き抜いてい

る。 【読】(附箋・発言・ノート)。

○書画カメラを使って説明させる。

○つくりに気をつけさせながら思ったことを

振り返るようにさせる。

7 次の学習について知る。

○次時は、「できること」を見つけて書き抜く

ことを伝える。

のりものの「やく目」にあった「つくり」をみつけよう。

思考したくなる課題設定

かかわり合う授業

家庭学習のサイクル化

家庭学習

教科書の4つの船のできることを書

いているところを見つけてくる。

カルタ大会をする

ために

Page 13: 第1学年国語科 学習指導案...第1学年国語科 学習指導案 平成28年11月2日(水)5校時 1年1組(男子8名 女子9名 計17名) 本時 7/12 指導者

(3)評価規準

B 概ね満足できる状況

◆じまんしたい乗り物のつくりを図鑑から見つけて書き抜いている。

A 十分満足できる状況

◆じまんしたい乗り物のつくりを図鑑から見つけて、役目にぴったり合う言葉や文を附箋

に書き抜いている。

(4)板書計画

(5)準備物

じまんカルタのモデルと教科書の船の拡大・文型・図鑑・附箋・電子黒板

めあて

【じまんカルタのモデル】【カルタの文型】

【教科書の船の文】

・つくりをあらわすことば

があります。」

をつんでいます。」

・「やく目」と「つくり」が

あっているか。

ふりかえり

「やく目」にあった「つくり」をみつけよ

う。

にだいがあります。

きょだいなスライドばんとあっしゅくばんがついている。

Page 14: 第1学年国語科 学習指導案...第1学年国語科 学習指導案 平成28年11月2日(水)5校時 1年1組(男子8名 女子9名 計17名) 本時 7/12 指導者

第二次 5時間目 (8/12)

(1)目標 乗り物の「できること」を表す言葉に着目しながら文章を読み、役目に応じたでき

ることを書き抜くことができる。

(2)展開

学習活動と予想される児童の反応 指導上の留意点(○)支援(※)

評価規準(☆)

1 本時の課題をつかむ。

○学習の流れと今日の学習について確認す

る。

2 じまんカルタに書く「できること」を図

鑑から書き抜くために、見本のじまんカル

タは、どんな言葉に気をつけて見つけたか

を確認する。

3 「じまんカルタ」に書く「できること」

を見つけるために、教科書の船の例から「で

きること」を見つけ確認する。

4 「じまんカルタ」に書く「できること」

を図鑑から見つけて、附箋に書き抜く。

5 振り返りをする。

・できることも見つけたよ。

・早くじまんカルタを作りたいな。

〇じまんカルタや図鑑の拡大写真に貼った

附箋を基に、大切な言葉や文を共通理解で

きるようにする。

・できることをあらわす文

〇教科書の船のできることを文章中から見

つけることができるようにする。

※必要に応じて、文型が確認できるヒントカ

ードを見せる。

○手本や本の拡大コピーに色分けして線を

引いておく。

○自分で選んだ乗り物のできることを図鑑

から見つけるようにする。

・周りの友だちと困ったことや、見つけたこ

とを自由に交流させる。

☆乗り物の「できること」を表す言葉に着目し

ながら文章を読み、大事な言葉や文を書き抜

いている。 【読】(附箋・発言・ノート)

○分かったことや思ったことを発表するよう

にさせる。

6 次の学習について知る。

○次時は、今まで書き抜いた役目・つくり・で

きることを使ってじまんカルタを作ること

を伝える。

カルタ大会をする

ために のりもののじまんしたいところをはっきりさせよう。

思考したくなる課題設定

家庭学習のサイクル化

家庭学習

役目・つくり・できることを確認

しながら教科書を読んでくる。

かかわり合う授業

Page 15: 第1学年国語科 学習指導案...第1学年国語科 学習指導案 平成28年11月2日(水)5校時 1年1組(男子8名 女子9名 計17名) 本時 7/12 指導者

第三次 1.2時間目 (9・10/12)

(1)目標 お気に入りの乗り物の「やく目」・「つくり」・「できること」を整理し、主語と述語

の関係に気を付けてまとめることができる。

(2)展開

学習活動と予想される児童の反応 指導上の留意点(○)支援(※)

評価規準(☆)

1 本時の課題をつかむ。

○学習の流れと今日の学習について確認す

る。

2 絵札(変身ペンダント)を作る。

(1)お気に入りの乗り物の名前と選んだ理由

を紹介する。

(2)絵札をつくる。

3 お気に入りの乗り物について役割と工夫

を「じまんカルタ」にまとめる。

(1) 「じまんカルタ」の内容と文型を確認す

る。

・「じまんカルタ」は教科書と同じ順に書くね。

・乗り物に変身するから「ぼくは~」で書き始める

ってわかったよ。気をつけよう。

(2) 「じまんカルタ」にまとめる。

・メモに書いているから大丈夫だよ。

・順番に気をつけて書こう。

4 「じまんカルタ」を紹介し合う。

(1) お気に入りの乗り物に変身する。

(2) 読む練習をする。

(3) ペアで交流する。

(4) 全体で交流する。

5 振り返りをする。

・役目・つくり・できることがしっかり書けたよ。

・順番に気をつけて書けたよ。

○自分のお気に入りの乗り物と選んだ理由を

発表させる。

○カルタには役目・つくり・できることを書

くことを確かめる。

○メモに書いた内容と「じまんカルタ」の内

容を確認しながら文型を確認していく。

○乗り物になりきって「ぼくは〜」「わたしは

〜」と主語に気を付けて書くようにさせる。

※必要に応じて、文型が確認できるヒントカ

ードを見せる。

☆文の中における主語や述語との関係に注意し

てまとめている。 【言】(カルタ)

○変身ペンダントをつけ、変身ポーズをとる

ように指示する。

○友達のカルタの良いところを見つけながら

聞き合うようにさせる。

○お気に入りの乗り物に変身し、カルタにまと

めた感想や友達のカルタについて感じたこと

を発表するようにさせる。

6 次の学習について知る。

○次時は、「じまんカルタ」を使ってカルタ大会

をすることを伝える。

家庭学習

自分の作った「じまんカルタ」をスラ

スラ読めるように練習してくる。

おきにいりののりものにへんしんして「じまんカルタ」をつくろう。

思考したくなる課題設定

かかわり合う授業

家庭学習のサイクル化

カルタ大会をする

ために

Page 16: 第1学年国語科 学習指導案...第1学年国語科 学習指導案 平成28年11月2日(水)5校時 1年1組(男子8名 女子9名 計17名) 本時 7/12 指導者

第三次 3時間目 (11/12)

(1)目標 お気に入りの乗り物を紹介し合い、友だちの選んだ乗り物の役目・つくり・できる

ことなどの順序を意識して聞くことができる。

(2)展開

学習活動と予想される児童の反応 指導上の留意点(○)支援(※)

評価規準(☆)

1 本時の課題をつかむ。

○学習の流れと今日の学習について確認す

る。

2 じまんカルタ大会の流れを知る。

(1)手順の確認

(2)ルールの確認

・聞くことが大事だね。

・友だちの選んだ乗り物の役目はなんだろう。

3 じまんカルタ大会をし、お気に入りの乗り

物を紹介し合う。

(1)絵札を並べる。

(2)順番に発表する。

・こんな乗り物もあるんだね。つくりのことがわか

った。

・○○さんの乗り物のことがもっと知りたいな。

4 振り返りをする。

・○○(乗り物)にはこんなつくりがあるとわかっ

たよ。

・○○さんの乗り物はこんなことができるってわか

ったよ。もっと知りたいな。

○グループや発表の順番を確認する。

○発表の聞き方についてルールを決め、徹底

する。

※乗り物の役目・つくり・できることを見つ

けながらカルタを聞き合うようにさせる。

☆自分のお気に入りの乗り物を紹介し合い、

友だちの選んだ乗り物の役目・つくり・でき

ることなどの順序を意識して聞こうとしてい

る。 【関】(発言・ノート)

○友だちのじまんカルタを聞いて、わかったこ

と(役目・つくり・できること)やもっと知

りたいと思ったことを書くようにさせる。

5 次の学習について知る。

○次時は、「いろいろなふね」の学習の振り返り

をすることを伝える。

家庭学習

自分の作った「じまんカルタ」

をおうちの人に紹介してくる。

おきにいりののりものにへんしんしてじまんカルタたいかいをしよう。

かかわり合う授業

家庭学習のサイクル化

Page 17: 第1学年国語科 学習指導案...第1学年国語科 学習指導案 平成28年11月2日(水)5校時 1年1組(男子8名 女子9名 計17名) 本時 7/12 指導者

第三次 4時間目 (12/12)

(1)目標 学習を振り返り、分かったことやできるようになったことなど感想を伝え合い、も

っと知りたい乗り物について説明した本や文章を読み広げようとすることができ

る。

(2)展開

学習活動と予想される児童の反応 指導上の留意点(○)支援(※)

評価規準(☆)

1 本時の課題をつかむ。

○学習の流れと今日の学習について確認す

る。

2「じまんカルタ」を読み合い、良いところや

気付いたことを出し合う。

・○○さんのじまんカルタは役目・つくり・できる

ことがしっかり書けているね。

・こんなつくりがあるからこんなことができる

んだね。

3 学習を振り返り、感想を伝え合う。

(個人→全体)

・自分たちで計画を立てて、じまんカルタも上手に

書けたよ。

・乗り物の役目・つくり・できることを見つけるこ

とができたよ。

・大事な言葉に気をつけて読んだよ。

・○○さんが選んだ乗り物のできることがすごかっ

たな。

・他の乗り物のことも、もっと知りたいな。

・生活で秋みつけをするときも図艦で大事なことが

見つけられそうだな。

○児童のカルタの中から役目・つくり・でき

ることが分かりやすく書かれているものを

選び、発表させる。

○役目・つくり・できることがわかりやすく

(ぴったりの言葉を選んで)書いているこ

とや、役目・つくり・できることをつなげ

て書いていることなどを確かめる。

○前時の振り返りも紹介し、身につけた力を意

識させる。

○掲示している学習の流れを見せ、これまで学

習してきたことを確かめる。

○学習を振り返って、どんなことがわかったの

か、どんな力がついたのかを書くようにさせ

る。

※振り返りの視点を示す。

○できるようになったことを共有し、もっと知

りたいという気持ちや本を読みたいという意

欲を高めるようにする。

☆学習を振り返り、分かったことやできるよう

になったことなど感想を伝え合い、もっと知

りたい乗り物について説明した本や文章を読

み広げようとしている。

【関】(発言・ノート)

4 次の学習について知る。

がくしゅうをふりかえろう。

かかわり合う授業

家庭学習のサイクル化

家庭学習

もっと知りたい乗り物について知

りたいことを書いてくる。