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第2編 弁理士の活動状況

第2編 弁理士の活動状況平成16(2004)年の19,850件から増加の一途を辿り平成25(2013)年の43,075件へと2倍以上に 増加している。この増加に伴って、弁理士が代理人となっている国際特許出願件数も平成16(2004)

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第2編弁理士の活動状況

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第2編 弁理士の活動状況

第 1章出願手続等の代理

〔特許出願〕 我が国における特許出願件数は、毎年 40万件を超える高い水準で推移してきたが、平成 18(2006)年から漸減し、平成 21(2009)年に 348,596 件へと大きく減少した。その後も特許出願はほぼ漸減傾向にあり、平成25(2013)年は328,436件であった。弁理士が代理人となっている特許出願件数は、平成 16(2004)年、平成 17(2005)年とも 37 万件台であったが、平成 18(2006)年から漸減傾向になり平成 21(2009)年に 313,453 件へと落ち込んだ。その後は 31 万件台で推移していたが、平成25(2013)年は 300,314 件であった。特許出願件数における弁理士が代理人となっている特許出願件数の割合は、平成 16(2004)年の 87.8%から平成 20(2008)年の 90.6%まで漸増傾向であったが、平成 23(2011)年以降は 91%台で推移している。平成 25(2013)年は 91.4%であった。〔実用新案登録出願〕 我が国における実用新案登録出願件数は、平成 16(2004)年の 7,989 件から翌平成 17(2005)年の 11,368 件へと大幅に増加したが、これは平成 17(2005)年に施行された改正実用新案制度の影響を受けたためと予想される。その後の実用新案登録出願は漸減が続き、平成 25(2013)年は 7,622件であった。弁理士が代理人となっている実用新案登録出願件数は、平成 17(2005)年の実用新案登録出願件数の増加に伴い平成 16(2004)年の 5,283 件から 7,389 件へと増加したが、その後は漸減が続き平成25(2013)年は5,627件であった。実用新案登録出願件数における弁理士が代理人となっている実用新案登録出願件数の割合は、平成 16(2004)年から平成 21(2009)年はほぼ 65%前後で横ばいであったが、平成 22(2010)年から増加に転じ平成 25(2013)年は 73.8%であった。〔意匠登録出願〕 我が国における意匠登録出願件数は、平成 16(2004)年に 40,756 件であったが、それ以降は減少しており、平成 21(2009)年の 30,875 件からほぼ横ばいで推移している。平成 25(2013)年は31,125 件であった。弁理士が代理人となっている意匠登録出願件数は、平成 16(2004)年に 27,597件であったが平成 21(2009)年まで減少傾向が続き、平成 22(2010)年以降は横ばいで推移し、平成25(2013)年は 22,206 件であった。意匠登録出願件数における弁理士が代理人となっている意匠登録出願件数の割合は、平成 16(2004)年から平成 18(2006)年は 67%台であったが、平成 19(2007)年に 69%台へと微増し、平成 21(2009)年に再び 67%台へと微減したものの、平成 23(2011)年以降は 71%台で推移している。平成 25(2013)年は 71.3%であった。〔商標登録出願〕 我が国における商標登録出願件数は、平成 16(2004)年の 121,683 件から平成 19(2007)年の130,926 件まで漸増していたが、平成 20(2008)年に 106,599 件に落ち込み、その後は横ばいで推移している。平成 25(2013)年は 103,978 件であった。弁理士が代理人となっている商標登録出願件数は平成 16(2004)年の 80,063 件から平成 19(2007)年の 88,571 件へと漸増していたが、平成20(2008)年に 69,641 件に落ち込み、その後は商標登録出願件数に比例して漸減漸増し、平成 25(2013)年は 103,978 件であった。商標登録出願件数における弁理士が代理人となっている商標登録出願件数の割合は、平成 16(2004)年の 65.8%から平成 19(2007)年の 67.6%まで漸増傾向にあっ

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第 1章 出願手続等の代理

たが、平成 20(2008)年に減少に転じ平成 21(2009)年には 62.4%まで減少した。平成 22(2010)年以降は再び漸増傾向にあり、平成 25(2013)年は 65.7%であった。〔国際特許出願(PCT)〕 一方、我が国特許庁を受理官庁とした特許協力条約に基づく国際特許出願(PCT国際出願)件数は、平成 16(2004)年の 19,850 件から増加の一途を辿り平成 25(2013)年の 43,075 件へと2倍以上に増加している。この増加に伴って、弁理士が代理人となっている国際特許出願件数も平成 16(2004)年は 18,733 件であったものが、平成 25(2013)年は 41,501 件となっている。国際特許出願件数における弁理士が代理人となっている国際特許出願件数の割合は、平成 16(2004)年から平成 22(2010)年までは 94%台であったが、平成 23(2011)年に微増し、平成 25(2013)年は 96.3%であった。〔国際商標登録出願〕 マドリッド協定議定書に基づく外国から日本への国際商標登録出願件数も国際特許出願(PCT国際出願)件数同様に大幅に増加しており、平成 16(2004)年の 734 件から平成 24(2012)年の 2,127 件へと伸びている。なお、平成 25(2013)年は 1,881 件へと減少に転じた。弁理士が代理人となっている国際商標登録出願件数は、平成 16(2004)年は 599 件であったが、平成 25(2013)年は 1,701件と大幅に伸びている。国際商標登録出願件数における弁理士が代理人となっている国際商標登録出願件数の割合は、平成 16(2004)年の 81.6%から増加傾向にあり、平成 25(2013)年は 90.4%であった。

弁理士付出願数の推移

(件) 国際出願(PCT)

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年)

18,733

19,85022,845

26,42224,290

26,935

24,938

41,332

25,34029,644

94.4%94.1%

94.4%94.1%

94.1%94.1%

94.0%95.4%

96.6%96.3%

弁理士付出願数 全出願数

05,00010,00015,00020,00025,00030,00035,00040,00045,00050,000

26,361

28,02727,55629,291

31,52436,222

37,97442,787

41,501

43,075

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

160,000(件) 商標

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年)

80,063

121,683

65.8%65.9%

66.5%67.6%

65.3%62.4%

63.1%64.6%

65.0%65.7%

弁理士付出願数 全出願数

82,939

125,807

82,481

123,983

88,571

130,926

69,641

106,599

62,570

100,200

64,808

102,694

61,744

95,648

69,726

107,222

68,311

103,978

(件) 意匠

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年)

27,597

67.7%67.0%

67.7%69.5%

69.8%67.8%

69.1%71.2%

71.9%71.3%

弁理士付出願数 全出願数

05,00010,00015,00020,00025,00030,00035,00040,00045,00050,000

40,756

26,291

39,254

24,855

36,724

25,389

36,544

23,440

33,569

20,934

30,875

21,940

31,756

21,933

30,805

23,277

32,391

22,206

31,125

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000(件) 実用新案

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年)

5,283

7,989

66.1%65.0%

65.6%65.8%

64.5%66.1%

68.3%70.2%

72.6%73.8%

弁理士付出願数 全出願数

7,389

11,368

7,195

10,965

6,092

9,452

6,282

9,507

5,929

8,679

5,602

7,9846,786

10,315

5,889

8,112

5,627

7,622

150,000

200,000

250,000

300,000

350,000

400,000

450,000

500,000(件) 特許

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年)

371,550

423,081

379,283

427,078367,578

408,674

358,279

396,291

354,117

391,002

313,453

348,596

311,823

344,598312,390

342,610

313,306

342,796300,314

328,436

87.8%88.8%

89.9%90.4%

90.6%89.9%

90.5%91.2%

91.4%91.4%

弁理士付出願数 全出願数

(件) 国際登録出願(商標)

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年)

599

81.6%88.6%

83.9%87.6%

90.0%84.6%

90.4%88.2%

90.6%90.4%

代理人付出願数 全出願数

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

734743839

734

8758801,0051,1391,265

1,1081,3101,4171,567

1,3651,547

1,9272,127

1,7011,881

【出典】 特許庁『特許行政年次報告書』2014 年版 , 資料編を基に作成 .

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第2編 弁理士の活動状況

(件) 国際出願(PCT)

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年)

18,733

19,85022,845

26,42224,290

26,935

24,938

41,332

25,34029,644

94.4%94.1%

94.4%94.1%

94.1%94.1%

94.0%95.4%

96.6%96.3%

弁理士付出願数 全出願数

05,00010,00015,00020,00025,00030,00035,00040,00045,00050,000

26,361

28,02727,55629,291

31,52436,222

37,97442,787

41,501

43,075

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

160,000(件) 商標

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年)

80,063

121,683

65.8%65.9%

66.5%67.6%

65.3%62.4%

63.1%64.6%

65.0%65.7%

弁理士付出願数 全出願数

82,939

125,807

82,481

123,983

88,571

130,926

69,641

106,599

62,570

100,200

64,808

102,694

61,744

95,648

69,726

107,222

68,311

103,978

(件) 意匠

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年)

27,597

67.7%67.0%

67.7%69.5%

69.8%67.8%

69.1%71.2%

71.9%71.3%

弁理士付出願数 全出願数

05,00010,00015,00020,00025,00030,00035,00040,00045,00050,000

40,756

26,291

39,254

24,855

36,724

25,389

36,544

23,440

33,569

20,934

30,875

21,940

31,756

21,933

30,805

23,277

32,391

22,206

31,125

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000(件) 実用新案

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年)

5,283

7,989

66.1%65.0%

65.6%65.8%

64.5%66.1%

68.3%70.2%

72.6%73.8%

弁理士付出願数 全出願数

7,389

11,368

7,195

10,965

6,092

9,452

6,282

9,507

5,929

8,679

5,602

7,9846,786

10,315

5,889

8,112

5,627

7,622

150,000

200,000

250,000

300,000

350,000

400,000

450,000

500,000(件) 特許

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年)

371,550

423,081

379,283

427,078367,578

408,674

358,279

396,291

354,117

391,002

313,453

348,596

311,823

344,598312,390

342,610

313,306

342,796300,314

328,436

87.8%88.8%

89.9%90.4%

90.6%89.9%

90.5%91.2%

91.4%91.4%

弁理士付出願数 全出願数

(件) 国際登録出願(商標)

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年)

599

81.6%88.6%

83.9%87.6%

90.0%84.6%

90.4%88.2%

90.6%90.4%

代理人付出願数 全出願数

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

734743839

734

8758801,0051,1391,265

1,1081,3101,4171,567

1,3651,547

1,9272,127

1,7011,881

【出典】 特許庁『特許行政年次報告書』2014 年版 , 資料編を基に作成 .

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第 2章 税関における差止手続の代理

第 2章税関における差止手続の代理

 税関における差止手続は税関長が自ら行う手続である。その輸入差止申立て手続における権利者あるいは輸入者の代理人として弁理士が選任されているケースは次のグラフのとおりである。 グラフ中の税関に対して連絡先として届け出られている事務所などには、法律・特許事務所があり、はたして事務所内で弁理士が代理しているのか、弁護士が代理しているのか、あるいは両者が共同で代理しているのかは不明である。いずれにしても、輸入差止申立て手続においては本人が手続しているケースが全体の約 81%であり、最も多い。 輸出差止申立て手続に関しては、平成 20(2008)年 4月から平成 26(2014)年 6月現在までの「輸出差止申立て」件数が 4件と少ない。この内、弁理士が代理したのは 1件である。なお、他の 3件については、輸出者本人が手続をしたものが 2件、弁護士が代理したものが 1件である。

 平成 12(2000)年の弁理士法改正において、関税定率法で定める輸入禁制品のうち知的財産権侵害疑義物品などについて税関長が行う認定手続などにおける代理権が、弁理士に付与された。このときの代理権は、権利者側に限られていた。(その後、平成 18(2006)年の改正によって、税関長が行う認定手続等の業務は、関税定率法から関税法に条文が移行した。また、同じく18年の関税法改正では、知的財産侵害物品を「輸出してはならない貨物」として規定するための改正が行われた。) 平成 19(2007)年の弁理士法一部改正では、弁理士は権利者側の代理という制約から離れて、輸入者及び輸出者側の代理が業務に追加された。

申立総受理件数に対する弁理士関与の割合

22 12076

84

1,307

【出典】 公益財団法人日本関税協会知的財産情報センターのウェブサイト「輸出入差止申立情報」を基に作成(調査対象期間:平成 13(2001)年1月から平成 26(2014)年7月まで).

弁護士 84 輸入差止申立総件数 1,609 件法律・特許事務所 76 その他 22弁理士 120 本人 1,307

調査対象期間2001年1月~2014年7月

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第2編 弁理士の活動状況

第 3章裁判所における補佐人・共同訴訟代理人業務

 次のグラフは、最高裁判所ウェブサイトの裁判例情報から、知的財産裁判例集のうち、 民事訴訟(行政訴訟、民事仮処分以外)の訴訟類型を検索した結果に基づき作成した。弁理士が共同訴訟代理人、補佐人となっている件数は、同検索結果から、全文検索のキーワードにそれぞれ”訴訟代理人弁理士”、”補佐人弁理士”を指定して、絞込検索を行った結果による。〔特許・実用新案・意匠〕 特許、実用新案、意匠に関する侵害事件は、平成 16(2004)年の 137 件から平成 25(2013)年の102 件へと減少している。特許、実用新案、意匠事件に関して弁理士が補佐人となった事件は、平成 16(2004)年の 101 件(74%)から平成 25(2013)年の 24 件(24%)へと大幅に減少している。弁理士が共同訴訟代理人となった事件は、平成 16(2004)年の 16件(12%)から増減を繰り返しながら平成 21(2009)年には 50件(53%)に伸びたが、その後減少して平成 25(2013)年は 37件(36%)であった。〔商標〕 商標に関する侵害事件は、平成 16(2004)年の 26 件から平成 22(2010)年の 19 件までほぼ横ばいであったが、平成 23(2011)年は7件に落ち込んでいる。その後はほぼ従来のペースであり、平成25(2013)年は 23 件であった。商標事件に関して弁理士が補佐人となった事件は、平成 16(2004)年の9件(35%)から平成 25(2013)年の3件(13%)へと減少傾向にある。弁理士が共同訴訟代理人となった事件は、平成16(2004)年の1件(4%)から翌平成17(2005)年の5件(22%)に増加したが、その後は漸減漸増を繰り返して平成 25(2013)年は4件(17%)であった。〔不正競争〕 不正競争事件は、平成16(2004)年の67件から平成23(2011)年の19件まで減少傾向にあったが、平成 24(2012)年は 37 件へと増加し平成 25(2013)年は 38 件であった。不正競争事件に関して弁理士が補佐人となった事件は、平成 16(2004)年の 16件(24%)から減少傾向にあり、平成 25(2013)年は2件(5%)であった。弁理士が共同訴訟代理人となった事件は、平成 16(2004)年の1件(1%)から平成 18(2006)年には9件(21%)に増加したが、その後は減少したまま推移しており平成 25(2013)年は3件(8%)であった。〔著作権〕 著作権に関する侵害事件は、平成 16(2004)年の 45 件から平成 25(2013)年の 48 件までほぼ横ばいで推移している。著作権事件については、弁理士法上に補佐人に関する規定がないため、民事訴訟法第60条に基づき裁判所の許可申請が必要となる。そのため、弁理士の関与は微々たるものに留まっていると予想される。

Page 7: 第2編 弁理士の活動状況平成16(2004)年の19,850件から増加の一途を辿り平成25(2013)年の43,075件へと2倍以上に 増加している。この増加に伴って、弁理士が代理人となっている国際特許出願件数も平成16(2004)

29

第 3章 裁判所における補佐人・共同訴訟代理人業務

弁理士が補佐人・共同訴訟代理人となった裁判例の件数と割合

弁理士が補佐人又は共同訴訟代理人となっている件数全体件数弁理士が補佐人又は共同訴訟代理人となっている割合

(件)補佐人(特許・実用新案・意匠)

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年)

74%

101 87

5873

40

59 53

2234

24

0

20

40

60

80

100

120

140

71%67% 69%

49%

63%52% 51%

36%24%

(件)補佐人(商標)

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年)

35%

9 9 90

20

40

60

80

100

120

140

(件)共同訴訟代理人(特許・実用新案・意匠)

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年)

12%16

0

20

40

60

80

100

120

140

33 2543

3250

3316

39 3727% 29%41% 39%

53%

37%33%41% 36%

3 3 35 6 40%

39%

17%

41%

25%

21%

32%

0

27%

13%

割合(%)

割合(%)

割合(%)

割合(%)

割合(%)

割合(%)

割合(%)(件)

補佐人(不正競争)

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年)

24%

16

0

20

40

60

80

100

120

140

(件)共同訴訟代理人(商標)

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年)10

20

40

60

80

100

120

140

5 3 5 6 1 6 2 6 44%

22% 17% 23%

30%

7%

32% 29%40%

17%

(件)共同訴訟代理人(不正競争)

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年)10

20

40

60

80

100

120

140

1%12 10 7 3 0 3 4 21

33%24% 22%

13%0% 5%

16%11% 5%

(件)補佐人(著作権)

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年)

2%1 1 1 0 1 00

20

40

60

80

100

120

140

2 22

35% 4% 3% 7%0% 4% 7% 2% 0%

2 9 2 3 1 2 0 4 36%

21%

6%13%

5% 10% 0%11% 8%

【出典】 最高裁判所ウェブサイト,知的財産裁判例集を基に作成 .    平成 26(2014)年 12 月3日閲覧 .

0

2010

304050607080

10090

0

2010

304050607080

10090

2010

304050607080

10090

00

2010

304050607080

10090

0

2010

304050607080

10090

0

2010

304050607080

10090

0

2010

304050607080

10090

Page 8: 第2編 弁理士の活動状況平成16(2004)年の19,850件から増加の一途を辿り平成25(2013)年の43,075件へと2倍以上に 増加している。この増加に伴って、弁理士が代理人となっている国際特許出願件数も平成16(2004)

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第2編 弁理士の活動状況

第 4章特定侵害訴訟※1の代理

 当会の付記弁理士を対象にした調査結果によると、特許権等の侵害事件に弁理士が共同訴訟代理人として関与した実績は次の表のとおりである。付記弁理士の回答者のうち、実際に共同訴訟代理人となった弁理士の割合は 13%前後で推移している。

特定侵害訴訟代理人として訴訟代理を行った弁理士(日本弁理士会調査)2010 年 2011 年 2012 年 2013 年

付記弁理士数(1) 2,453 人 2,584 人 2,752 人 2,872 人

回答数(2) 623 人 737 人 668 人 694 人

訴訟代理人として関与した人数(3) 70 人 95 人 96 人 92 人

訴訟代理人として関与した割合(3)/(2) 11.4% 12.9% 13.8% 13.3%

補佐人として関与した人数(4) 14 人 23 人 14 人 11 人

補佐人として関与した割合(4)/(2) 2.2% 3.1% 2.2% 1.6%

【出典】 日本弁理士会が毎年実施している,付記弁理士を対象としたアンケートから集計.

※1 特定侵害訴訟とは、弁理士法第2条第5項において、「この法律で「特定侵害訴訟」とは、特許、実用新案、意匠、商標若しくは回路配置に関する権利の侵害又は特定不正競争による営業上の利益の侵害に関する訴訟をいう。」と定義されている。同法第6条の2第1項において、「弁理士は、第 15 条の2第1項に規定する特定侵害訴訟代理業務試験に合格し、かつ、第 27 条の3第1項の規定によりその旨の付記を受けたときには、特定侵害訴訟に関して、弁護士が同一の依頼者から受任している事件に限り、その訴訟代理人となることができる。」と規定している。