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69 第2章 国家・社会関係 1 自国に対する意識 (1) 自国で誇れるもの 21 あなたは、自国は何か誇れるものを持っていると思いますか、それともそうは思いませんか。 持っていると思う場合には、この中からいくつでも選んでください。(回答はいくつでも) 自国で誇れるものを日本の若者に聞いたところ、「治安のよさ」(46.7%)と答えた割合が最も高い。 次いで、「歴史や文化遺産」(45.7%)、「文化や芸術」(38.8%)、「国の自然や天然資源」(34.1%)とな っている。 7か国比較で見ると、韓国は「歴史や文化遺産」(54.6%)、「治安のよさ」(41.6%)、「文化や芸術」 40.2%)が上位3項目に挙げられている。 アメリカは「科学や技術」(35.2%)、「スポーツ」(34.2%)、「歴史や文化遺産」(33.1%)、イギリス は「歴史や文化遺産」(42.3%)、「スポーツ」(30.2%)、「文化や芸術」(28.2%)の順である。 ドイツは「生活水準」(40.8%)、「科学や技術」(37.0%)、「教育の水準」(32.9%)、フランスは「歴 史や文化遺産」(45.9%)、「文化や芸術」(38.1%)、「生活水準」(33.8%)、スウェーデンでは「国の自 然や天然資源」(47.7%)、「生活水準」(42.5%)、「歴史や文化遺産」(36.4%)となっている。 日本について平成 25 年度調査と比較すると、上位3項目は今回と変わらない。「治安のよさ」は 10.5 ポイント、「科学や技術」は 9.6 ポイント、「生活水準」は 9.1 ポイント、「歴史や文化遺産」は 6.9 ポイ ント、「自由で平和な社会」は 5.0 ポイント低くなっている。

第2章 国家・社会関係 - Cabinet Office69 第2章 国家・社会関係 1 自国に対する意識 (1) 自国で誇れるもの Q21 あなたは 、 自国は何か誇れるものを持っていると思いますか、

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69

第2章 国家・社会関係 1 自国に対する意識 (1) 自国で誇れるもの

Q21 あなたは、自国は何か誇れるものを持っていると思いますか、それともそうは思いませんか。

持っていると思う場合には、この中からいくつでも選んでください。(回答はいくつでも)

自国で誇れるものを日本の若者に聞いたところ、「治安のよさ」(46.7%)と答えた割合が最も高い。

次いで、「歴史や文化遺産」(45.7%)、「文化や芸術」(38.8%)、「国の自然や天然資源」(34.1%)とな

っている。 7か国比較で見ると、韓国は「歴史や文化遺産」(54.6%)、「治安のよさ」(41.6%)、「文化や芸術」

(40.2%)が上位3項目に挙げられている。 アメリカは「科学や技術」(35.2%)、「スポーツ」(34.2%)、「歴史や文化遺産」(33.1%)、イギリス

は「歴史や文化遺産」(42.3%)、「スポーツ」(30.2%)、「文化や芸術」(28.2%)の順である。 ドイツは「生活水準」(40.8%)、「科学や技術」(37.0%)、「教育の水準」(32.9%)、フランスは「歴

史や文化遺産」(45.9%)、「文化や芸術」(38.1%)、「生活水準」(33.8%)、スウェーデンでは「国の自

然や天然資源」(47.7%)、「生活水準」(42.5%)、「歴史や文化遺産」(36.4%)となっている。 日本について平成 25 年度調査と比較すると、上位3項目は今回と変わらない。「治安のよさ」は 10.5

ポイント、「科学や技術」は 9.6 ポイント、「生活水準」は 9.1 ポイント、「歴史や文化遺産」は 6.9 ポイ

ント、「自由で平和な社会」は 5.0 ポイント低くなっている。

Page 2: 第2章 国家・社会関係 - Cabinet Office69 第2章 国家・社会関係 1 自国に対する意識 (1) 自国で誇れるもの Q21 あなたは 、 自国は何か誇れるものを持っていると思いますか、

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日本 韓国 アメリカ イギリス ドイツ フランス スウェーデン 平成25年度調査

(n=1,134) (n=1,064) (n=1,063) (n=1,051) (n=1,049) (n=1,060) (n=1,051) (n=1,175)

歴史や文化遺産 45.7 54.6 33.1 42.3 23.9 45.9 36.4 52.6

国の自然や天然資源 34.1 27.5 23.7 27.0 31.1 24.3 47.7 34.0

文化や芸術 38.8 40.2 27.8 28.2 26.1 38.1 26.9 41.2

宗教 4.1 4.9 21.9 11.7 10.5 8.6 12.1 2.9

スポーツ 21.8 27.5 34.2 30.2 26.8 28.4 29.9 18.2

科学や技術 27.6 37.0 35.2 24.7 37.0 21.2 31.9 37.2

教育の水準 11.8 25.3 21.3 22.5 32.9 12.7 36.3 14.4

将来発展していく

可能性があること7.3 14.3 24.1 16.7 18.1 8.9 31.4 7.1

生活水準 18.0 16.0 30.1 22.1 40.8 33.8 42.5 27.1

社会福祉 9.6 14.8 13.1 14.5 30.6 18.2 29.7 7.6

社会の安定性 14.1 11.9 15.4 12.5 18.9 14.2 24.1 16.3

国民の一体感 5.4 13.2 13.5 9.5 8.6 7.9 11.1 8.6

治安のよさ 46.7 41.6 16.3 16.8 22.8 8.8 25.3 57.2

自由で平和な社会 18.9 16.2 22.7 19.8 19.7 19.5 26.3 23.9

国際的発言力

(世界の中で

影響力があること)

4.1 5.9 14.6 10.9 14.1 13.6 7.7 4.9

その他 1.9 1.6 2.0 1.0 1.6 0.5 2.5 2.0

誇れるものはない 8.0 7.0 6.1 7.1 5.5 9.7 3.6 3.5

わからない 11.4 6.7 10.2 12.8 8.2 9.1 8.8 10.8

(%)

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(2) 自国人の誇りと自国への奉仕

Q22 あなたは、これから述べることについてどう思いますか。それぞれについて「はい」か「いい

え」で答えてください。(回答はそれぞれ1つずつ)

(a)自国人であることに誇りを持っている

日本の若者は、61.2%が「はい」(自国人であることに誇りを持っている)と答えている。 日本について平成 25 年度調査と比較すると、「はい」と答えた割合は 9.2 ポイント低くなっている。

7か国比較で見ると、「はい」と答えた割合はアメリカ(80.4%)で最も高い。次いで、スウェーデ

ン(77.7%)、イギリス(75.6%)、フランス(73.8%)、ドイツ(66.5%)、日本(61.2%)、韓国(53.1%)

となっている。

(%)

はい

61.2

70.4

いいえ

15.4

8.3

わからない

23.4

21.3

平成30年度調査

(n=1134)

平成25年度調査

(n=1175)

(%)

はい

61.2

53.1

80.4

75.6

66.5

73.8

77.7

いいえ

15.4

19.6

10.4

12.9

17.3

13.8

11.0

わからない

23.4

27.3

9.1

11.4

16.1

12.5

11.2

日本(n=1134)

韓国(n=1064)

アメリカ(n=1063)

イギリス(n=1051)

ドイツ(n=1049)

フランス(n=1060)

スウェーデン(n=1051)

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(b)自国のために役立つと思うようなことをしたい

日本の若者は、47.8%が「はい」(自国のために役立つと思うようなことをしたい)と答えている。 日本について平成 25 年度調査と比較すると、「はい」と答えた割合は 6.7 ポイント低くなっている。 7か国比較で見ると、「はい」と答えた割合は、スウェーデン(57.1%)、ドイツ(54.0%)、フランス

(53.2%)で5割を超えている。

(%)

はい

47.8

54.5

いいえ

21.4

13.4

わからない

30.8

32.2

平成30年度調査

(n=1134)

平成25年度調査

(n=1175)

(%)

はい

47.8

38.7

45.3

40.5

54.0

53.2

57.1

いいえ

21.4

32.5

29.3

32.7

22.0

21.5

16.2

わからない

30.8

28.8

25.4

26.7

24.0

25.3

26.7

日本(n=1134)

韓国(n=1064)

アメリカ(n=1063)

イギリス(n=1051)

ドイツ(n=1049)

フランス(n=1060)

スウェーデン(n=1051)

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(3) 政治に対する関心度

Q23 あなたは、今の自国の政治にどのくらい関心がありますか。(回答は1つ)

政治に対する関心度を日本の若者に聞いたところ、『関心がある』(「非常に関心がある」と「どちら

かといえば関心がある」の合計)と答えた割合は、43.5%である。 日本について平成 25 年度調査と比較すると、『関心がある』と答えた割合は 6.6 ポイント低くなって

いる。 7か国比較で見ると、『関心がある』と答えた割合はドイツ(70.6%)で最も高い。次いで、アメリ

カ(64.9%)、イギリス(58.9%)、フランス(57.5%)、スウェーデン(57.1%)、韓国(53.9%)、日本

(43.5%)となっている。

(%)

関心がある

(計)

関心がない

(計)

43.5 47.0

50.1 42.6

非常に関心がある

12.2

9.5

どちらかといえば

関心がある

31.3

40.6

どちらかといえば

関心がない

26.8

25.6

関心がない

20.2

16.9

わからない

9.5

7.3

平成30年度調査

(n=1134)

平成25年度調査

(n=1175)

(%)

関心がある

(計)

関心がない

(計)

43.5 47.0

53.9 37.6

64.9 29.4

58.9 36.3

70.6 27.5

57.5 38.5

57.1 40.2

非常に関心がある

12.2

15.2

32.8

21.7

25.7

21.4

21.9

どちらかといえば

関心がある

31.3

38.6

32.1

37.2

44.9

36.1

35.2

どちらかといえば

関心がない

26.8

25.3

16.8

20.4

19.2

22.7

25.9

関心がない

20.2

12.3

12.6

16.0

8.3

15.8

14.3

わからない

9.5

8.6

5.6

4.8

1.9

4.0

2.8

日本(n=1134)

韓国(n=1064)

アメリカ(n=1063)

イギリス(n=1051)

ドイツ(n=1049)

フランス(n=1060)

スウェーデン(n=1051)

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(4) 政策決定過程への関与

Q24 次のような意見について、あなたはどのように考えますか。それぞれについて、あてはまるも

のを1つ選んでください。(回答はそれぞれ1つずつ)

政策決定過程への関与について日本の若者に聞いたところ、『そう思う』(「そう思う」と「どちらか

といえばそう思う」の合計)と答えた割合は「子供や若者が対象となる政策や制度については子供や若

者の意見を聴くようにすべき」(69.5%)が最も高い。次いで、「私個人の力では政府の決定に影響を与

えられない」(58.5%)、「社会をよりよくするため、私は社会における問題の解決に関与したい」(42.2%)

となっている。 日本について平成 25 年度調査と比較すると、「社会のことは複雑で、私は関与したくない」は『そう

思う』と答えた割合が 5.4 ポイント高くなっている。一方、「将来の国や地域の担い手として積極的に政

策決定に参加したい」は『そう思わない』(「どちらかといえばそう思わない」と「そう思わない」の合

計)と答えた割合が 6.7 ポイント、「社会をよりよくするため、私は社会における問題の解決に関与した

い」は『そう思わない』と答えた割合が 6.0 ポイント高くなっている。

Q24(a)社会をよりよくするため、私は社会における問題の解決に関与したい Q24(b)将来の国や地域の担い手として積極的に政策決定に参加したい

(%)

そう思う

(計)

そう思わない

(計)

42.2 43.6

44.3 37.6

そう思う

10.8

8.1

どちらかといえば

そう思う

31.5

36.3

どちらかといえば

そう思わない

24.6

25.1

そう思わない

19.0

12.5

わからない

14.2

18.0

平成30年度調査

(n=1134)

平成25年度調査

(n=1175)

(%)

そう思う

(計)

そう思わない

(計)

33.2 53.2

35.4 46.5

そう思う

9.0

7.7

どちらかといえば

そう思う

24.3

27.7

どちらかといえば

そう思わない

31.5

31.1

そう思わない

21.7

15.3

わからない

13.6

18.1

平成30年度調査

(n=1134)

平成25年度調査

(n=1175)

(%)

そう思う

(計)

そう思わない

(計)

42.2 43.6

33.2 53.2

38.8 45.5

69.5 19.5

32.5 51.0

36.6 48.0

58.5 29.2

そう思う

10.8

9.0

7.8

31.6

8.5

8.9

25.7

どちらかといえば

そう思う

31.5

24.3

31.0

37.9

24.0

27.7

32.7

どちらかといえば

そう思わない

24.6

31.5

29.8

13.0

28.9

30.3

19.8

そう思わない

19.0

21.7

15.7

6.5

22.0

17.6

9.4

わからない

14.2

13.6

15.7

11.0

16.6

15.4

12.3

社会をよりよくするため,社会問題の

解決に関与したい(n=1134)

将来の国や地域の担い手として積極的に

政策決定に参加したい(n=1134)

政策や制度については専門家の間で

議論して決定するのが良い(n=1134)

子供や若者が対象となる政策や制度については

子供や若者の意見を聴くようにすべき(n=1134)

私の参加により,変えてほしい社会現象が

少し変えられるかもしれない(n=1134)

社会のことは複雑で,

私は関与したくない(n=1134)

私個人の力では政府の決定に

影響を与えられない(n=1134)

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Q24(c)政策や制度については専門家の間で議論して決定するのが良い Q24(d)子供や若者が対象となる政策や制度については子供や若者の意見を聴くようにすべき Q24(e)私の参加により、変えてほしい社会現象が少し変えられるかもしれない Q24(f)社会のことは複雑で、私は関与したくない Q24(g)私個人の力では政府の決定に影響を与えられない

(%)

そう思う

(計)

そう思わない

(計)

38.8 45.5

36.8 43.7

そう思う

7.8

6.8

どちらかといえば

そう思う

31.0

30.0

どちらかといえば

そう思わない

29.8

28.4

そう思わない

15.7

15.3

わからない

15.7

19.5

平成30年度調査

(n=1134)

平成25年度調査

(n=1175)

(%)

そう思う

(計)

そう思わない

(計)

69.5 19.5

67.7 17.5

そう思う

31.6

25.0

どちらかといえば

そう思う

37.9

42.7

どちらかといえば

そう思わない

13.0

12.3

そう思わない

6.5

5.2

わからない

11.0

14.7

平成30年度調査

(n=1134)

平成25年度調査

(n=1175)

(%)

そう思う

(計)

そう思わない

(計)

32.5 51.0

30.2 51.1

そう思う

8.5

6.1

どちらかといえば

そう思う

24.0

24.1

どちらかといえば

そう思わない

28.9

29.9

そう思わない

22.0

21.2

わからない

16.6

18.7

平成30年度調査

(n=1134)

平成25年度調査

(n=1175)

(%)

そう思う

(計)

そう思わない

(計)

36.6 48.0

31.2 50.6

そう思う

8.9

6.4

どちらかといえば

そう思う

27.7

24.9

どちらかといえば

そう思わない

30.3

32.6

そう思わない

17.6

18.0

わからない

15.4

18.1

平成30年度調査

(n=1134)

平成25年度調査

(n=1175)

(%)

そう思う

(計)

そう思わない

(計)

58.5 29.2

61.2 24.3

そう思う

25.7

27.6

どちらかといえば

そう思う

32.7

33.6

どちらかといえば

そう思わない

19.8

18.4

そう思わない

9.4

5.9

わからない

12.3

14.6

平成30年度調査

(n=1134)

平成25年度調査

(n=1175)

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【国別】 Q24(a)社会をよりよくするため、私は社会における問題の解決に関与したい Q24(b)将来の国や地域の担い手として積極的に政策決定に参加したい Q24(c)政策や制度については専門家の間で議論して決定するのが良い

(%)

そう思う

(計)

そう思わない

(計)

38.8 45.5

71.1 22.6

74.1 18.3

65.7 24.2

63.8 29.3

62.1 26.3

58.7 30.1

そう思う

7.8

30.8

36.5

26.1

21.5

20.9

21.5

どちらかといえば

そう思う

31.0

40.2

37.6

39.7

42.2

41.1

37.2

どちらかといえば

そう思わない

29.8

17.5

13.5

19.2

21.6

19.3

23.4

そう思わない

15.7

5.1

4.7

4.9

7.6

7.0

6.7

わからない

15.7

6.4

7.6

10.1

7.0

11.6

11.2

日本(n=1134)

韓国(n=1064)

アメリカ(n=1063)

イギリス(n=1051)

ドイツ(n=1049)

フランス(n=1060)

スウェーデン(n=1051)

(%)

そう思う

(計)

そう思わない

(計)

42.2 43.6

68.4 24.8

72.6 20.0

63.7 25.2

75.5 17.4

56.9 32.5

56.9 34.7

そう思う

10.8

29.9

43.9

32.4

30.3

26.5

26.0

どちらかといえば

そう思う

31.5

38.5

28.7

31.3

45.2

30.4

30.9

どちらかといえば

そう思わない

24.6

18.5

14.2

18.2

13.0

22.4

25.9

そう思わない

19.0

6.3

5.8

7.0

4.5

10.2

8.8

わからない

14.2

6.8

7.3

11.0

7.1

10.6

8.4

日本(n=1134)

韓国(n=1064)

アメリカ(n=1063)

イギリス(n=1051)

ドイツ(n=1049)

フランス(n=1060)

スウェーデン(n=1051)

(%)

そう思う

(計)

そう思わない

(計)

33.2 53.2

60.0 31.9

69.6 24.2

61.6 27.9

54.5 37.9

56.4 33.7

47.0 42.5

そう思う

9.0

22.1

29.8

22.1

18.2

19.1

16.3

どちらかといえば

そう思う

24.3

37.9

39.8

39.5

36.3

37.4

30.7

どちらかといえば

そう思わない

31.5

22.0

16.5

18.8

26.4

22.8

28.2

そう思わない

21.7

9.9

7.7

9.0

11.5

10.8

14.4

わからない

13.6

8.2

6.2

10.6

7.5

9.9

10.5

日本(n=1134)

韓国(n=1064)

アメリカ(n=1063)

イギリス(n=1051)

ドイツ(n=1049)

フランス(n=1060)

スウェーデン(n=1051)

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Q24(d)子供や若者が対象となる政策や制度については子供や若者の意見を聴くようにすべき Q24(e)私の参加により、変えてほしい社会現象が少し変えられるかもしれない Q24(f)社会のことは複雑で、私は関与したくない

(%)

そう思う

(計)

そう思わない

(計)

69.5 19.5

80.6 13.8

79.0 15.7

77.4 16.1

78.4 17.8

73.7 19.1

75.2 19.3

そう思う

31.6

43.9

45.1

38.6

41.0

32.8

37.9

どちらかといえば

そう思う

37.9

36.7

34.0

38.7

37.4

40.8

37.3

どちらかといえば

そう思わない

13.0

10.4

9.6

11.4

12.6

12.0

14.1

そう思わない

6.5

3.4

6.1

4.7

5.2

7.1

5.2

わからない

11.0

5.5

5.3

6.6

3.8

7.3

5.5

日本(n=1134)

韓国(n=1064)

アメリカ(n=1063)

イギリス(n=1051)

ドイツ(n=1049)

フランス(n=1060)

スウェーデン(n=1051)

(%)

そう思う

(計)

そう思わない

(計)

32.5 51.0

47.3 39.8

63.1 26.3

54.9 30.6

51.1 39.1

50.6 37.1

46.8 33.3

そう思う

8.5

16.8

32.5

20.8

18.1

17.5

16.5

どちらかといえば

そう思う

24.0

30.5

30.6

34.1

33.0

33.1

30.4

どちらかといえば

そう思わない

28.9

26.8

19.3

22.1

26.8

24.6

24.3

そう思わない

22.0

13.1

7.1

8.6

12.3

12.5

9.0

わからない

16.6

12.9

10.5

14.5

9.8

12.4

19.9

日本(n=1134)

韓国(n=1064)

アメリカ(n=1063)

イギリス(n=1051)

ドイツ(n=1049)

フランス(n=1060)

スウェーデン(n=1051)

(%)

そう思う

(計)

そう思わない

(計)

36.6 48.0

38.9 51.5

48.7 40.7

44.1 43.2

38.5 51.3

40.8 45.2

32.1 55.6

そう思う

8.9

12.7

20.9

16.9

11.6

15.8

10.7

どちらかといえば

そう思う

27.7

26.2

27.8

27.2

26.9

25.1

21.4

どちらかといえば

そう思わない

30.3

26.7

19.8

25.1

29.2

25.8

29.1

そう思わない

17.6

24.8

20.9

18.1

22.1

19.3

26.5

わからない

15.4

9.6

10.5

12.7

10.2

14.0

12.4

日本(n=1134)

韓国(n=1064)

アメリカ(n=1063)

イギリス(n=1051)

ドイツ(n=1049)

フランス(n=1060)

スウェーデン(n=1051)

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78

Q24(g)私個人の力では政府の決定に影響を与えられない

(%)

そう思う

(計)

そう思わない

(計)

58.5 29.2

53.2 37.0

54.8 35.1

59.6 30.3

57.4 36.2

59.2 31.5

41.1 47.9

そう思う

25.7

23.5

25.4

25.8

23.5

27.8

17.6

どちらかといえば

そう思う

32.7

29.7

29.4

33.8

33.8

31.4

23.5

どちらかといえば

そう思わない

19.8

22.1

20.2

19.9

23.4

20.0

28.1

そう思わない

9.4

14.9

14.9

10.4

12.9

11.5

19.8

わからない

12.3

9.8

10.1

10.2

6.4

9.2

11.0

日本(n=1134)

韓国(n=1064)

アメリカ(n=1063)

イギリス(n=1051)

ドイツ(n=1049)

フランス(n=1060)

スウェーデン(n=1051)

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79

【分析】 社会参加への意識

日本について平成 25 年度調査と比較すると、「社会をよりよくするため、私は社会における問題の解

決に関与したい」に『そう思わない』(「どちらかといえばそう思わない」と「そう思わない」の合計)

と答えた割合が 6.0 ポイント高くなっている(74 ページ参照)。

平成 30 年度調査の結果を男女別にみると、『そう思う』(「そう思う」と「どちらかといえばそう思う」

の合計)と答えた割合は、女性よりも男性の方が高い。

また、平成 25 年度調査と比較して、「いかなる理由があっても、いじめをしてはいけない」に『そう

思う』と答えた割合には大きな変化がみられない(50 ページ参照)一方、「困っている人を見たら、頼

まれなくても助けてあげるべきだ」に『そう思う』と答えた割合は 5.7 ポイント低くなっている(51 ペ

ージ参照)。 「いかなる理由があっても、いじめをしてはいけない」及び「困っている人を見たら、頼まれなくて

も助けてあげるべきだ」に『そう思う』と回答した人は、社会問題の問題解決に関与したいと考えてい

る割合が高いことがうかがえる。

Q24(a)社会における問題の解決に関与したい (%)

そう思う

10.8

15.1

5.9

3.6

10.9

0.0

どちらかといえば

そう思う

31.5

31.7

36.9

27.4

15.2

16.7

どちらかといえば

そう思わない

24.6

23.5

26.6

38.1

19.6

9.3

そう思わない

19.0

17.0

18.4

17.9

41.3

27.8

わからない

14.2

12.7

12.2

13.1

13.0

46.3

TOTAL(n=1134)

そう思う(n=630)

どちらかといえばそう思う(n=320)

らかといえばそう思わない(n=84)

そう思わない(n=46)

わからない(n=54)

Q8 社会規範(a)いかなる理由があっても、

いじめをしてはいけない

Q24(a)社会における問題の解決に関与したい

(%)

そう思う

10.8

14.1

7.6

どちらかといえば

そう思う

31.5

35.6

27.6

どちらかといえば

そう思わない

24.6

20.4

28.6

そう思わない

19.0

16.6

21.2

わからない

14.2

13.4

15.0

TOTAL(n=1134)

男性(n=554)

女性(n=580)

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* 有意水準<.05, ** 有意水準<.01

※ 「わからない」を除いて計算

また「友人との関係の満足度」に『満足』(「満足」+「どちらかといえば満足」)、もしくは『国際交

流活動の経験がある』に(「現在、活動している」+「以前、したことがある」)と回答した人について

も、社会における問題の解決に関与したいと感じる(「そう思う」+「どちらかといえばそう思う」)と

回答した割合が高い傾向にある。

『 Q24(a)社会における問題の解決に関与したい』との相関 Q8 社会規範(a)いかなる理由があっても、

いじめをしてはいけない .15 **

Q8 社会規範(c)困っている人を見たら、

頼まれなくても助けてあげるべきだ .23 **

そう思う

10.8

19.6

11.0

7.6

6.5

4.5

どちらかといえば

そう思う

31.5

37.8

36.4

31.3

21.7

15.9

どちらかといえば

そう思わない

24.6

17.2

27.3

30.5

39.1

18.6

そう思わない

19.0

17.2

15.2

21.4

21.7

27.7

わからない

14.2

8.1

10.2

9.2

10.9

33.2

TOTAL(n=1134)

満足(n=209)

どちらかといえば満足(n=528)

どちらかといえば不満(n=131)

不満(n=46)

該当する人はいない・わからない

(n=220)

Q24(a)社会における問題の解決に関与したい (%)

Q10 友人との関係の満足度

(%)

Q8 社会規範(e)困っている人を見たら、

頼まれなくても助けてあげるべきだ そう思う

10.8

22.4

8.3

7.2

9.1

1.3

どちらかといえば

そう思う

31.5

34.6

37.4

25.6

18.2

9.3

どちらかといえば

そう思わない

24.6

15.9

28.7

31.9

16.9

12.0

そう思わない

19.0

15.0

14.0

24.2

41.6

29.3

わからない

14.2

12.2

11.5

11.1

14.3

48.0

TOTAL(n=1134)

そう思う(n=246)

どちらかといえばそう思う(n=529)

どちらかといえばそう思わない(n=207)

そう思わない(n=77)

わからない(n=75)

Q24(a)社会における問題の解決に関与したい

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* 有意水準<.05, ** 有意水準<.01

※ 「わからない」を除いて計算

また、『ボランティア活動の経験がある』(「現在、活動している」及び「以前、したことがある」)と

回答した人は、「社会における問題の解決に関与したい」に『そう思う』と回答する割合が高い傾向に

ある。

『 Q24(a)社会における問題の解決に関与したい』

との相関 Q10 友人との関係の満足度 .14 **

Q24(a)社会における問題の解決に関与したい (%)

F14 国際交流活動の経験 そう思う

10.8

31.9

18.8

8.5

5.8

どちらかといえば

そう思う

31.5

40.4

44.4

29.3

21.2

どちらかといえば

そう思わない

24.6

12.8

25.0

25.4

21.2

そう思わない

19.0

10.6

8.8

21.1

21.2

わからない

14.2

4.3

3.1

15.8

30.8

TOTAL(n=1134)

現在,活動している(n=47)

以前,したことがある(n=160)

したことがない(n=875)

わからない(n=52)

Q24(a)社会における問題の解決に関与したい (%)

F17 ボランティア活動の経験 そう思う

10.8

36.0

13.3

6.1

4.5

どちらかといえば

そう思う

31.5

32.0

39.3

26.5

20.5

どちらかといえば

そう思わない

24.6

20.0

26.5

24.7

13.6

そう思わない

19.0

9.3

12.2

24.8

22.7

わからない

14.2

2.7

8.7

17.9

38.6

TOTAL(n=1134)

現在,活動している(n=75)

以前,したことがある(n=427)

したことがない(n=588)

わからない(n=44)

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<参考> 「Q24(a)社会における問題の解決に関与したい」を被説明変数とし、「Q8 社会規範(a)いか

なる理由があっても、いじめをしてはいけない」、「Q8社会規範(c)困っている人を見たら、頼まれ

なくても助けてあげるべきだ」、「Q10 友人との関係の満足度」及び「F14 国際交流活動の経験」を説

明変数とした回帰分析結果を以下に示す。

【社会における問題の解決に関与したいとの関連(1134 サンプル)】

※有意水準5%で有意のものは*、有意水準1%で有意のものは**で示している。 ※それぞれの質問に「わからない」が選択肢にあるため、ペアごとに除外して算出している。 ※「F14 国際交流活動経験がある」については、「現在、活動している」か「以前、したことがある」場合に「国際交流活動経験がある」としている。

※自由度調整済み決定係数…説明変数が被説明変数のどれくらいを説明できるかを表す値。0 から 1 の間の値を取り、1 に近いほど説明できる割合(説明力)が高い。

※F値…説明変数で被説明変数を説明することの妥当性を示す値。

4つの説明変数のうち、「Q8(c)困っている人を見たら、頼まれなくても助けてあげるべきだ」、「Q

10 友人との関係の満足度」及び「F14 国際交流活動経験がある」は有意水準1%で有意、自由度調整

済み決定係数は 0.105、F値は 25.084 である。「Q8(c)困っている人を見たら、頼まれなくても助け

てあげるべきだ」、「Q10 友人との関係の満足度」「F14 国際交流活動経験がある」の係数は正である。

規範意識が高く、友人との良好な関係を築いている若者は、社会における問題解決に関与する意向が高

くなる傾向にあることがうかがえる。また国際交流活動経験があることも、社会参加における問題解決

に関与する意向に関連している。 なお、決定係数の値が低いため、参考値とする。

Q8 社会規範(a)いかなる理由があっても,いじめをしてはいけない

0.066 0.043 1.538 0.124

Q8 社会規範(c)困っている人を見たら,頼まれなくても助けてあげるべきだ

0.212 ** 0.041 5.141 0.000

Q10友人との関係の満足度

0.126 ** 0.043 2.936 0.003

F14国際交流活動経験がある

0.503 ** 0.082 6.102 0.000

自由度調整済み決定係数F値

0.10525.084 (0.000)

説明変数被説明変数:Q24(a)社会における問題の解決に関与したい

係数推定値 標準誤差 t 値 p 値

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2 社会観 (1) 社会への満足度

Q25 あなたは、自国の社会に満足していますか、それとも不満ですか。(回答は1つ)

自国の社会に対する満足度を日本の若者に聞いたところ、『満足』(「満足」と「どちらかといえば満

足」の合計)と答えた割合は 38.8%である。 日本について平成 25 年度調査と比較すると、『満足』は 7.3 ポイント高くなっている。 7か国比較で見ると、『満足』と答えた割合はドイツ(68.8%)で最も高い。次いで、スウェーデン

(58.2%)、アメリカ(57.8%)、イギリス(56.9%)、フランス(44.3%)、韓国(39.0%)、日本(38.8%)

となっている。

(%)

満足

(計)

不満

(計)

38.8 44.1

31.5 52.7

満足

5.3

2.8

どちらかといえば

満足

33.5

28.7

どちらかといえば

不満

29.3

35.5

不満

14.8

17.2

わからない

17.1

15.8

平成30年度調査

(n=1134)

平成25年度調査

(n=1175)

(%)

満足

(計)

不満

(計)

38.8 44.1

39.0 49.7

57.8 35.7

56.9 34.3

68.8 28.5

44.3 49.0

58.2 37.3

満足

5.3

6.3

27.8

18.5

17.2

14.2

19.0

どちらかといえば

満足

33.5

32.7

30.0

38.4

51.7

30.2

39.2

どちらかといえば

不満

29.3

34.5

22.6

24.0

21.6

32.2

29.0

不満

14.8

15.2

13.1

10.3

6.9

16.8

8.3

わからない

17.1

11.3

6.6

8.8

2.7

6.7

4.5

日本(n=1134)

韓国(n=1064)

アメリカ(n=1063)

イギリス(n=1051)

ドイツ(n=1049)

フランス(n=1060)

スウェーデン(n=1051)

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Q26 自国の将来は明るいと思いますか。(回答は1つ)

自国の将来は明るいと思うか日本の若者に聞いたところ、『明るい』(「明るい」と「どちらかといえ

ば明るい」の合計)と答えた割合は 31.0%であり、『暗い』(「暗い」と「どちらかといえば暗い」の合

計)と答えた割合が 48.7%となっている。 日本について平成 25 年度調査と比較すると、『暗い』と答えた割合が 5.5 ポイント低くなっている。 7か国比較で見ると、『明るい』と回答した割合はアメリカ(67.6%)が最も高い。次いで、スウェ

ーデン(62.0%)、ドイツ(60.7%)、イギリス(56.7%)、フランス(50.6%)、韓国(41.0%)、日本(31.0%)

となっている。

(%)

明るい

(計)

暗い

(計)

31.0 48.7

28.8 54.2

明るい

4.2

2.6

どちらかといえば

明るい

26.7

26.1

どちらかといえば

暗い

32.7

38.2

暗い

16.0

16.0

わからない

20.4

17.0

平成30年度調査

(n=1134)

平成25年度調査

(n=1175)

(%)

明るい

(計)

暗い

(計)

31.0 48.7

41.0 43.2

67.6 23.2

56.7 29.9

60.7 32.9

50.6 40.5

62.0 29.3

明るい

4.2

9.3

32.5

20.7

14.8

13.0

18.8

どちらかといえば

明るい

26.7

31.7

35.1

36.0

45.9

37.5

43.2

どちらかといえば

暗い

32.7

30.4

14.6

18.1

25.5

28.3

22.7

暗い

16.0

12.9

8.7

11.8

7.3

12.2

6.6

わからない

20.4

15.8

9.1

13.4

6.4

9.0

8.7

日本(n=1134)

韓国(n=1064)

アメリカ(n=1063)

イギリス(n=1051)

ドイツ(n=1049)

フランス(n=1060)

スウェーデン(n=1051)

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(2) 自国社会の問題

Q27 あなたは、どのようなことが自国の社会で問題だと思いますか。この中であてはまるものを、

いくつでも選んでください。(回答はいくつでも)

自国社会の問題について日本の若者に聞いたところ、「まじめな者がむくわれない」(39.8%)が最も

高い。次いで「学歴によって収入や仕事に格差がある」(35.9%)、「貧富の差がある」「よい政治が行わ

れていない」(それぞれ 32.9%)となっている。 7か国比較で見ると、「貧富の差がある」は韓国(58.9%)やフランス(50.3%)、ドイツ(47.8%)、

イギリス(36.2%)で最も高い。アメリカとスウェーデンでは「人種によって差別がある」(アメリカ

49.4%、スウェーデン 36.9%)が最も高い。 日本について平成 25 年度調査と比較すると、「就職が難しく、失業が多い」は前回 47.7%で最も高か

ったが、今回は 26.5 ポイント低くなっており、8位になっている。「よい政治が行われていない」は 6.2ポイント低くなっている。また、「性別によって差別がある」は 13.1 ポイント、「人種によって差別が

ある」は 8.5 ポイント高くなっている。

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※「倫理的、道徳的に正しいことが受け入れられない」について、平成 25 年度調査は「正しいことが

通らない」への回答 ※「貧富の差がある」について、平成 25 年度調査では「貧富の差がありすぎる」への回答

日本 韓国 アメリカ イギリス ドイツ フランス スウェーデン 平成25年度調査

(n=1,134) (n=1,064) (n=1,063) (n=1,051) (n=1,049) (n=1,060) (n=1,051) (n=1,175)

身分や家柄が重要視

されすぎている16.0 41.2 35.8 27.8 29.1 21.5 29.0 12.0

性別によって

差別がある30.2 45.8 41.7 26.1 25.8 33.4 32.7 17.1

人種によって

差別がある15.0 16.8 49.4 34.2 42.8 36.5 36.9 6.5

信じる宗教によって

差別がある6.5 9.4 36.4 28.1 30.4 25.6 31.5

学歴によって収入や

仕事に格差がある35.9 48.7 30.5 29.0 34.5 44.4 27.7 34.6

倫理的,道徳的に

正しいことが

受け入れられない

14.1 29.5 25.2 15.8 13.7 16.8 13.4 32.0

貧富の差がある 32.9 58.9 34.7 36.2 47.8 50.3 27.9 21.1

まじめな者が

むくわれない39.8 46.4 26.4 25.2 35.1 39.0 29.6 41.4

若者の意見が

反映されていない28.7 32.1 24.6 26.0 27.3 31.0 25.6 29.9

治安が乱れている 11.2 13.6 26.5 19.4 16.7 18.4 22.8 8.5

風俗が乱れている 7.7 19.6 28.3 21.2 19.7 12.5 17.5 9.3

就職が難しく,

失業も多い21.2 54.0 19.2 20.5 12.9 40.3 19.8 47.7

老人,身体障害者などに

対する社会福祉が

十分でない

24.0 28.7 21.4 21.5 24.9 21.8 32.3 26.0

環境破壊に対して,

国民が無関心である18.3 30.9 22.2 17.8 27.9 28.0 19.9 19.5

よい政治が

行なわれていない32.9 42.0 28.0 21.4 23.8 40.2 27.0 39.1

その他 6.4 2.5 3.5 2.9 3.2 1.0 6.1 5.4

特にない 4.3 1.6 3.3 5.3 2.0 2.1 3.7 3.0

わからない 10.9 4.1 6.4 8.4 5.5 6.1 7.8 9.8

(%)

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(3) 社会で成功する要因

Q28 あなたは、社会に出て成功するのに最も重要なものは何だと思いますか。 この中から、1つ

選んでください。(回答は1つ)

社会で成功するために重要なものを日本の若者に聞いたところ、「個人の努力」(31.3%)が最も高く、

次いで「個人の才能」(22.9%)、「運やチャンス」(18.6%)となっている。 日本について平成 25 年度調査と比較すると、大きな差はみられない。

7か国比較で見ると、韓国では「身分・家柄・親の地位」(43.5%)が4割を占め、他国に比べ高い

割合である。アメリカでは「身分・家柄・親の地位」(28.1%)と「個人の努力」(27.3%)が拮抗して

いる。イギリス、フランス、スウェーデンでは、「個人の努力」が最も高く、次いで「身分・家柄・親

の地位」となっている。ドイツでも「個人の努力」(41.6%)が最も高く、他国と比べ高い割合である。

※平成 25 年度調査では「その他」と「わからない」は「その他・わからない」としている

(%)

身分・家柄・

親の地位

6.9

7.4

個人の才能

22.9

25.3

個人の努力

31.3

34.0

学歴

6.1

6.6

運やチャンス

18.6

17.2

その他

2.9

9.6

わからない

11.3平成30年度調査

(n=1134)

平成25年度調査

(n=1175)

(%)

身分・家柄・

親の地位

6.9

43.5

28.1

21.9

14.8

18.9

19.9

個人の才能

22.9

15.1

13.0

14.8

17.7

15.7

18.9

個人の努力

31.3

18.3

27.3

28.6

41.6

32.4

28.9

学歴

6.1

5.6

15.3

11.9

13.5

9.0

13.4

運やチャンス

18.6

9.4

5.1

7.8

6.9

15.4

6.6

その他

2.9

1.0

2.0

1.5

1.5

1.0

1.9

わからない

11.3

7.0

9.2

13.4

4.0

7.7

10.4

日本(n=1134)

韓国(n=1064)

アメリカ(n=1063)

イギリス(n=1051)

ドイツ(n=1049)

フランス(n=1060)

スウェーデン(n=1051)

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3 国際的な視野 (1) 自国人の国際的な視野

Q29 国際社会の一員としての役割を果たしていくために必要な「異文化理解力・対応力」(たとえ

ば、自国と他国の文化・歴史・社会を理解し、互いの生活・習慣・価値観などを尊重して、異な

る文化の人々とともに生きていくことができる態度や能力)を、自国の国民はどの程度身に付け

ていると思いますか。この中から1つだけ選んでください。(回答は1つ)

異文化理解力・対応力について日本の若者に聞いたところ、『身に付けていると思う』(「十分身に付

けていると思う」と「ある程度身に付けていると思う」の合計)と答えた割合は 29.4%であり、『身に

付けていないと思う』(「どちらかといえば身に付けていると思わない」と「ほとんど身に付けていると

思わない」の合計)は 55.3%で5割を超える。 日本について平成 25 年度調査と比較すると、『身に付けていると思う』と答えた割合は 5.1 ポイント

高くなっている。

7か国比較で見ると、『身に付けていると思う』と答えた割合はドイツ(68.9%)が最も高い。次い

でフランス(68.1%)、スウェーデン(64.6%)、アメリカ(60.7%)、イギリス(57.8%)、韓国(45.4%)、

日本(29.4%)となっている。

※平成 25 年度調査は「国際社会の一員としての役割を果たしていくために必要な『国際的な視野』(例え

ば、自国と他国の文化・歴史・社会を理解し、互いの生活・習慣・価値観などを尊重して、異なる文化

の人々とともに生きていくことができる態度や能力)を、自国の国民はどの程度身に付けていると思い

ますか。この中から1つだけ選んでください。」への回答

(%)

29.4 55.3

24.3 58.7

身に付けて

いないと思う

(計)

身に付けて

いると思う

(計)

十分身に

付けていると思う

4.1

1.4

ある程度身に

付けていると思う

25.3

22.9

どちらかといえば身に

付けていると思わない

33.7

38.6

ほとんど身に

付けていると思わない

21.6

20.1

わからない

15.3

16.9

平成30年度調査

(n=1134)

平成25年度調査

(n=1175)

(%)

29.4 55.3

45.4 42.1

60.7 25.5

57.8 25.8

68.9 20.8

68.1 20.5

64.6 22.8

身に付けて

いないと思う

(計)

身に付けて

いると思う

(計)

十分身に

付けていると思う

4.1

9.2

25.0

16.6

16.8

21.2

20.1

ある程度身に

付けていると思う

25.3

36.2

35.7

41.3

52.1

46.9

44.5

どちらかといえば身に

付けていると思わない

33.7

34.5

19.8

19.4

17.9

16.1

18.9

ほとんど身に

付けていると思わない

21.6

7.6

5.6

6.4

2.9

4.3

3.9

わからない

15.3

12.5

13.8

16.4

10.3

11.4

12.6

日本(n=1134)

韓国(n=1064)

アメリカ(n=1063)

イギリス(n=1051)

ドイツ(n=1049)

フランス(n=1060)

スウェーデン(n=1051)

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(2) 「異文化理解力・対応力」を身に付けるために必要な政策

Q30 国民がさらに「異文化理解力・対応力」を身に付けていくには、どのような政策が必要だと考

えますか。この中からあてはまるものをいくつでも選んでください。(回答はいくつでも)

異文化理解力・対応力を身に付けていくために必要な政策を日本の若者に聞いたところ、「外国人と

交流する機会を提供する」(32.8%)と答えた割合が最も高い。次いで「自国から外国への留学の支援・

促進を図る」(24.7%)、「自国から外国への旅行の促進を図る」(24.3%)となっている。 7か国比較で見ると、韓国は日本と同様、「外国人と交流する機会を提供する」(44.3%)と答えた割

合が最も高い。次いで、「様々な場での自国の文化や歴史についての教育の充実を図る」(31.8%)、「様々

な場での外国の文化や歴史についての教育の充実を図る」(30.0%)となっている。 アメリカ、ドイツ、フランス、イギリスでは「自国から外国への留学の支援・促進を図る」(アメリ

カ 35.4%、ドイツ 35.4%、フランス 32.5%、イギリス 28.9%)と答えた割合が最も高い。アメリカと

イギリスでは「自国から外国への旅行の促進を図る」(アメリカ 33.3%、イギリス 28.0%)が2番目に

高い割合であるのに対し、ドイツとフランスでは「外国人と交流する機会を提供する」(ドイツ 33.1%、

フランス 32.1%)が2番目に高い割合である。 スウェーデンでは「外国から自国への留学の支援・促進を図る」(28.9%)と答えた割合が最も高く、

「自国から外国への留学の支援・促進を図る」(28.6%)、「外国人と交流する機会を提供する」(27.5%)

も拮抗している。 日本について平成 25 年度調査と比較すると、「自国から外国への旅行の促進を図る」と答えた割合は

11.4 ポイント高くなっている。一方、「外国から自国への留学の支援・促進を図る」と答えた割合は 9.5ポイント、「外国人と交流する機会を提供する」と答えた割合は 9.2 ポイント、「様々な場での自国の文

化や歴史についての教育の充実を図る」と答えた割合は 8.9 ポイント低くなっている。

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※平成 25 年度調査は「国民がさらに『国際的な視野』を身に付けていくには、どのような政策が必要

だと考えますか。この中からあてはまるものをいくつでも選んでください。」への回答 ※「自国から外国への旅行の促進を図る」について、平成 25 年度調査は「海外旅行の促進を図る」へ

の回答 ※「自国から外国への留学の支援・促進を図る」について、平成 25 年度調査では「海外への留学の支

援・促進を図る」への回答 ※「外国から自国への留学の支援・促進を図る」について、平成 25 年度調査では「海外からの留学の

支援・促進を図る」への回答

日本 韓国 アメリカ イギリス ドイツ フランス スウェーデン 平成25年度調査

(n=1,134) (n=1,064) (n=1,063) (n=1,051) (n=1,049) (n=1,060) (n=1,051) (n=1,175)

自国から外国への

旅行の促進を図る24.3 20.4 33.3 28.0 22.5 28.9 24.0 12.9

外国から自国への

旅行の促進を図る12.5 16.6 23.4 22.2 13.3 17.0 13.0

自国から外国への

留学の支援・促進を図る24.7 21.0 35.4 28.9 35.4 32.5 28.6 32.6

外国から自国への

留学の支援・促進を図る13.0 14.9 26.6 22.3 24.5 23.3 28.9 22.5

外国人と交流する

機会を提供する32.8 44.3 25.8 23.1 33.1 32.1 27.5 42.0

外国人と一緒に生活する

機会を提供する16.5 24.0 21.0 17.8 25.7 18.3 19.1 19.0

様々な場での自国の

文化や歴史についての

教育の充実を図る

20.5 31.8 31.6 22.8 24.4 24.9 19.6 29.4

様々な場での外国の

文化や歴史についての

教育の充実を図る

23.1 30.0 29.5 22.4 22.7 23.2 22.5 25.6

様々な場での外国語

教育の充実を図る17.1 15.9 24.4 19.4 27.6 24.7 16.6 23.7

外国語教育の

早期化を図る11.7 7.4 23.9 22.9 18.9 20.7 22.0 18.0

国際的な講演会など,

イベントの参加を

促進する

13.7 21.1 22.8 16.2 22.7 15.2 20.8 15.1

外国に関する情報を

入手しやすくする19.1 27.8 18.7 15.3 19.0 16.7 18.0 18.6

その他 1.2 0.9 1.9 0.8 1.7 1.3 2.9 1.6

特にない 9.5 6.7 6.8 7.0 3.7 6.2 5.8 8.3

わからない 23.3 12.9 12.9 20.4 12.2 15.4 20.6 20.0

(%)

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(3) 外国留学への意識

Q31 あなたは、将来外国留学をしたいと思いますか。(回答は1つ)

将来外国留学をしたいと思うか日本の若者に聞いたところ、「外国留学をしたいと思わない」と答え

た割合が 53.2%で5割を超えている。次いで、「外国で語学や実践的なスキル、異文化を学ぶ短期間(数

週間から数ヶ月)の留学をしたい」(19.3%)、「外国の高校や大学(大学院を含む)に半年から1年程

度留学したい」(7.9%)、「外国の高校や大学(大学院を含む)に進学して卒業したい」(5.1%)となっ

ている。 7か国比較で見ると、韓国とアメリカでは「外国で語学や実践的なスキル、異文化を学ぶ短期間(数

週間から数ヶ月)の留学をしたい」(韓国 31.0%、アメリカ 25.6%)と答えた割合が最も高く、次いで

「外国留学をしたいと思わない」(アメリカ 24.0%、韓国 22.0%)となっている。 ドイツ、イギリス、スウェーデン、フランスでは「外国留学をしたいと思わない」(ドイツ 35.5%、

イギリス 34.8%、スウェーデン 31.5%、フランス 30.0%)と答えた割合が最も高い。次いで「外国で

語学や実践的なスキル、異文化を学ぶ短期間(数週間から数ヶ月)の留学をしたい」(フランス 27.9%、

ドイツ 23.6%、イギリス 20.3%、スウェーデン 18.0%)となっている。 日本以外の6か国では、「外国の高校や大学(大学院を含む)に半年から1年程度留学したい」(1割

半~2割)、「外国の高校や大学(大学院を含む)に進学して卒業したい」(1~2割)と答えた若者が

一定数いる。

※平成 30 年度調査からの新規質問のため、平成 25 年度調査との比較はない

(%)

外国の高校や大学(大学院を

含む)に進学して卒業したい

5.1

14.5

19.8

16.5

10.0

10.8

16.7

外国の高校や大学(大学院を

含む)に半年から1年程度

留学したい

7.9

20.2

20.0

18.0

17.1

21.3

16.0

外国で語学や実践的なスキル,

異文化を学ぶ短期間(数週間

から数ヶ月)の留学をしたい

19.3

31.0

25.6

20.3

23.6

27.9

18.0

外国留学をしたいと

思わない

53.2

22.0

24.0

34.8

35.5

30.0

31.5

わからない

14.5

12.3

10.5

10.5

13.8

9.9

17.8

日本(n=1134)

韓国(n=1064)

アメリカ(n=1063)

イギリス(n=1051)

ドイツ(n=1049)

フランス(n=1060)

スウェーデン(n=1051)

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(4) 外国在住への意識

Q32 あなたは、将来外国に住みたいと思いますか。(回答は1つ)

将来外国に住みたいと思うか日本の若者に聞いたところ、「将来もずっと自国に住みたい」と答えた

割合が 42.7%で最も高く、次いで、「一定期間(1年以上)、外国に住みたい」(15.4%)、「自国と外国

を行き来して生活をしたい」(14.9%)、「外国に移民して永住したい」(4.0%)となっている。 7か国比較で見ると、アメリカ、イギリス、韓国では「一定期間(1年以上)、外国に住みたい」(ア

メリカ 31.8%、イギリス 30.1%、韓国 29.2%)と答えた割合が最も高い。ドイツとフランスでは日本

と同様、「将来もずっと自国に住みたい」(ドイツ 39.0%、フランス 28.0%)と答えた割合が最も高い。

スウェーデンでは「一定期間(1年以上)、外国に住みたい」(24.5%)と「将来もずっと自国に住みた

い」(23.9%)と答えた割合が拮抗している。

※平成 30 年度調査からの新規質問のため、平成 25 年度調査との比較はない

(%)

一定期間(1年以上) ,

外国に住みたい

15.4

29.2

31.8

30.1

22.4

25.8

24.5

外国に移民して

永住したい

4.0

10.6

12.1

17.5

13.2

14.5

13.8

将来もずっと

自国に住みたい

42.7

15.5

25.7

23.8

39.0

28.0

23.9

自国と外国を行き来して

生活をしたい

14.9

25.6

17.6

13.8

8.6

14.0

20.1

わからない

23.0

19.1

12.8

14.8

16.9

17.6

17.8

日本(n=1134)

韓国(n=1064)

アメリカ(n=1063)

イギリス(n=1051)

ドイツ(n=1049)

フランス(n=1060)

スウェーデン(n=1051)

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4 日本人について (1) 日本人についてのイメージ

Q33 あなたは、日本人についてどう思いますか。 この中であてはまる言葉がありましたら、いく

つでも選んでください。(回答はいくつでも)

日本人のイメージを日本の若者に聞いたところ、「礼儀正しい」(37.9%)と答えた割合が最も高く、

次いで「真面目」(37.4%)、「勤勉(仕事や勉強などに一生懸命であること)」(31.4%)となっている。 7か国比較で見ると、アメリカとイギリスでは「知的」(アメリカ 43.0%、イギリス 34.1%)、「勤勉

(仕事や勉強などに一生懸命であること)」(アメリカ 34.5%、イギリス 28.4%)、「友好的・親和的(和

やかに親しみやすいこと)」(アメリカ 32.5%、イギリス 29.1%)が上位である。 ドイツとスウェーデンでは、「勤勉(仕事や勉強などに一生懸命であること)」(ドイツ 50.0%、スウ

ェーデン 43.8%)が最も高く、「礼儀正しい」(ドイツ 47.3%、スウェーデン 39.3%)、「知的」(ドイツ

42.9%、スウェーデン 40.2%)が上位である。 フランスでは、「真面目」(36.3%)、「寡黙(口数が少ないこと)・慎重」(35.6%)、「勤勉(仕事や勉

強などに一生懸命であること)」(35.5%)が上位である。 韓国では、「礼儀正しい」(30.8%)と答えた割合が最も高い。一方で、「信頼できない・何を考えて

いるかわからない」(29.5%)、「寡黙(口数が少ないこと)・慎重」(23.0%)も上位である。 日本について平成 25 年度調査と比較すると、上位の項目は「礼儀正しい」「真面目」「勤勉(仕事や

勉強などに一生懸命であること)」で変わりはないが、いずれも 15 ポイント前後低くなっている。また、

プラスイメージの「平和愛好的(平和であることを好むこと)」が 10.2 ポイント、「友好的・親和的(和

やかに親しみやすいこと)」が 7.1 ポイント、「寛大(思いやりがあること)」が 6.3 ポイント低くなって

いる。なお、マイナスイメージの「独善的(自分だけが正しいと考えること、ひとりよがり)」が 6.3ポイント、「融通が利かない・頑固」が 5.2 ポイント高くなっている。

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日本 韓国 アメリカ イギリス ドイツ フランス スウェーデン 平成25年度調査

(n=1,134) (n=1,064) (n=1,063) (n=1,051) (n=1,049) (n=1,060) (n=1,051) (n=1,175)

勤勉 (仕事や勉強などに

一生懸命であること)31.4 20.3 34.5 28.4 50.0 35.5 43.8 45.7

知的 7.2 3.9 43.0 34.1 42.9 34.7 40.2 11.3

実際的 (現実を

重んじること,現実的)11.2 18.0 24.7 18.0 21.2 13.5 18.5 12.5

見栄っぱり 16.6 10.6 3.3 2.9 6.4 3.0 4.6 14.3

寛大 (思いやりがあること) 12.3 16.4 19.8 14.7 15.6 15.8 17.4 18.6

勇敢 1.7 2.6 14.8 10.3 12.6 24.6 12.9 2.2

寡黙(口数が少ないこと)

・慎重25.1 23.0 25.0 22.3 19.4 35.6 22.3 27.8

冷静 9.2 16.9 25.3 22.4 35.4 32.7 25.7 12.2

友好的・親和的

(和やかに親しみやすいこと)14.8 13.4 32.5 29.1 35.1 21.3 36.0 21.9

独善的(自分だけが正しいと

考えること,ひとりよがり)14.0 19.4 8.5 6.3 6.3 4.8 9.2 7.7

融通が利かない・頑固 20.8 14.2 6.6 5.1 5.4 4.2 5.6 15.6

真面目 37.4 7.8 21.8 14.5 21.3 36.3 18.0 50.8

熱情的・情熱的 3.5 4.7 20.6 15.8 12.7 15.9 12.7 2.8

礼儀正しい 37.9 30.8 24.6 23.3 47.3 29.9 39.3 55.7

横柄(いばったり,人を無視した

態度を取ること)10.5 18.0 6.0 4.9 4.1 5.1 5.1 6.0

進歩的 (考え方が

その時代の社会一般よりも

進んでいこうとしていること)

3.8 5.5 23.6 19.2 42.8 18.6 25.9 5.2

平和愛好的

(平和であることを好むこと)25.2 4.6 24.1 21.4 21.6 21.7 11.7 35.4

信頼できない・

何を考えているかわからない12.0 29.5 5.0 4.3 5.3 5.5 5.2 7.5

誠実(正直,うそをつかない) 14.8 14.5 23.2 20.2 18.5 15.3 18.9

その他・この中にはない 5.3 4.0 2.7 3.2 2.3 2.8 1.8 2.8

わからない 10.1 14.7 13.4 19.8 8.8 12.9 18.7 9.4

(%)

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(2) 日本についてのイメージ

Q34 あなたは、日本についてどう思いますか。この中からいくつでも選んでください。

(回答はいくつでも)

日本のイメージを日本の若者に聞いたところ、「治安が良く安全・安心な国である」(47.3%)と答え

た割合が最も高く、「すぐれた文化・芸術がある」(39.1%)、「科学・技術が進んでいる」(31.3%)が上

位である。 7か国比較で見ると、ドイツ、スウェーデン、韓国では「科学・技術が進んでいる」(ドイツ 50.0%、

スウェーデン 47.5%、韓国 32.7%)と答えた割合が最も高い。アメリカ、フランス、イギリスでは「す

ぐれた文化・芸術がある」(アメリカ 48.0%、フランス 46.0%、イギリス 39.8%)と答えた割合が最も

高い。 日本について平成 25 年度調査と比較すると、上位の3項目は「治安が良く安全・安心な国である」「す

ぐれた文化・芸術がある」「科学・技術が進んでいる」で変わりはないが、いずれも低くなっている。

日本 韓国 アメリカ イギリス ドイツ フランス スウェーデン 平成25年度調査

(n=1,134) (n=1,064) (n=1,063) (n=1,051) (n=1,049) (n=1,060) (n=1,051) (n=1,175)

よい政治が

おこなわれている4.4 9.8 17.8 16.5 12.0 11.3 20.1 2.5

経済的に豊かである 18.6 28.9 32.8 36.2 25.2 35.9 37.4 24.0

科学・技術が進んでいる 31.3 32.7 39.9 37.2 50.0 44.4 47.5 52.1

すぐれた文化

・芸術がある39.1 17.7 48.0 39.8 32.0 46.0 38.2 51.4

世界の平和に

貢献している16.0 3.5 21.4 18.6 14.8 13.3 12.0 21.4

発展途上国への援助に

積極的に取り組んでいる14.9 5.4 18.3 15.5 11.2 11.4 12.4 22.2

地球環境問題に

積極的に取り組んでいる8.9 7.0 17.6 15.8 11.6 12.5 12.1 11.5

治安が良く安全

・安心な国である47.3 14.5 23.7 25.1 36.3 21.0 22.3 54.6

その他・この中にはない 9.5 22.8 4.1 4.5 4.9 4.8 3.6 5.2

わからない 11.0 17.4 16.7 19.3 13.2 13.0 19.6 10.6

(%)