28
2-1 2地域の概況 2-1 社会的状況 2-1-1 人口 寝屋川市の人口、世帯数及び人口密度の推移を表2-1-1に示す。 寝屋川市は平成24101日現在、人口総数は242,766人、世帯数は107,575世帯、人口 密度は9,817人/km 2 となっている。 平成20年と平成24年を比較すると、人口総数及び人口密度がやや減少傾向であるのに対 し、世帯数は増加傾向にある。 2-1-1 人口、世帯数及び人口密度の推移 平成 20 平成 21 平成 22 平成 23 平成 24 (人) 243,428 243,217 242,342 242,921 242,766 119,514 119,225 118,530 118,602 118,349 123,914 123,992 123,812 124,319 124,417 数(世帯) 104,995 105,943 106,341 107,456 107,575 人口密度(人/km 2 9,843 9,835 9,800 9,823 9,817 注:各年101日現在 出典:寝屋川市統計書2012年版(平成253月、寝屋川市)

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2-1

第2章 地域の概況

2-1 社会的状況

2-1-1 人口

寝屋川市の人口、世帯数及び人口密度の推移を表2-1-1に示す。

寝屋川市は平成24年10月1日現在、人口総数は242,766人、世帯数は107,575世帯、人口

密度は9,817人/km2となっている。

平成20年と平成24年を比較すると、人口総数及び人口密度がやや減少傾向であるのに対

し、世帯数は増加傾向にある。

表2-1-1 人口、世帯数及び人口密度の推移

項 目 \ 年 次 平成 20 年 平成 21 年 平成 22 年 平成 23 年 平成 24 年

人 口

(人)

総 数 243,428 243,217 242,342 242,921 242,766

男 119,514 119,225 118,530 118,602 118,349

女 123,914 123,992 123,812 124,319 124,417

世 帯 数(世帯) 104,995 105,943 106,341 107,456 107,575

人口密度(人/km2) 9,843 9,835 9,800 9,823 9,817

注:各年10月1日現在

出典:寝屋川市統計書2012年版(平成25年3月、寝屋川市)

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2-2

2-1-2 産業

寝屋川市の産業分類別事業所数及び従業者数を表2-1-2に示す。

平成21年7月1日現在の産業分類別事業所数及び従業者数の総数は、それぞれ8,351所、

76,170人であり、事業所数、従業者数とも、約8割を第三次産業が占める。

表2-1-2 産業分類別事業所数及び従業者数

産業分類 事業所数 従業者数

第一次産業 農業,林業 3 19

第二次産業 建設業 742 4,795

製造業 679 10,353

小計 1,421 15,148

第三次産業 電気・ガス・熱供給・水道業 7 166

情報通信業 41 325

運輸業,郵便業 133 5,695

卸売業,小売業 1,997 16,866

金融業,保険業 104 1,432

不動産業,物品賃貸業 806 2,383

学術研究,専門・技術サービス業 209 1,523

宿泊業,飲食サービス業 1,302 7,723

生活関連サービス業,娯楽業 846 4,054

教育,学習支援業 323 4,513

医療,福祉 683 10,350

複合サービス事業 33 300

サービス業(他に分類されないもの) 420 4,148

公務(他に分類されないもの) 23 1,525

小計 6,927 61,003

合計 8,351 76,170

注:平成21年7月1日現在の値

出典:「寝屋川市統計書2012年版」(平成25年3月、寝屋川市)

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2-3

(1) 農業

寝屋川市の農業の推移を表2-1-3に示す。

平成22年2月1日現在における寝屋川市の農家数、農家人口、経営耕地面積は総数でそれ

ぞれ、507戸、723人、11,699aである。

農家数は自給的農家が多く、経営耕地面積のうち、田の割合が約86%を占める。

推移については、農家数、農家人口、経営耕地面積とも減少傾向であり、平成22年は、

平成12年比で農家人口は約26%、経営耕地面積は約52%まで減少している。

表2-1-3 農業の推移

項 目 \ 年 次 平成 12 年 平成 17 年 平成 22 年

農家数

(戸)

総 数 605 554 507

自給的農家 370 360 336

専 業 20 22 34

第1種兼業 21 14 2

第2種兼業 194 158 135

農家人口

(人)

総 数 2,732 908 723

男 1,327 446 349

女 1,405 462 374

経営耕地面積

(a)

総 数 22,445 19,664 11,699

田 18,418 - 10,016

畑 3,081 - 1,506

樹園地 946 - 177

注:各年2月1日現在の値。

平成17年の農家人口は家族農業経営の世帯員。

平成17年は田、畑、樹園地の各個別調査は行っていない。

出典:「寝屋川市統計書2012年版」(平成25年3月、寝屋川市)

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2-4

(2) 製造業

寝屋川市の製造業の推移を表2-1-4に示す。

平成22年12月31日現在における寝屋川市の事業所数は285所、従業者数は8,848人、製造

品出荷額等は約1,771億円となっている。

推移については、事業所数が減少傾向にあるが、従業者数及び製造品出荷額等は平成21

年から平成22年にかけてわずかに増加している。

表2-1-4 製造業の推移

項 目 \ 年 次 平成 20 年 平成 21 年 平成 22 年

事業所数(所) 369 323 285

従業者数(人) 9,982 8,786 8,848

製造品出荷額等

(万円) 20,845,696 16,414,891 17,708,344

注:各年12月31日現在の値。

従業者4人以上の事業所である。

出典:「寝屋川市統計書2012年版」(平成25年3月、寝屋川市)

(3) 商業

寝屋川市の商業の推移を表2-1-5に示す。

平成19年6月1日現在、寝屋川市の商店数、従業員数及び年間販売額は、卸売業がそれぞ

れ270店、2,545人、約1,620億円、小売業がそれぞれ1,641店、11,896人、約1,972億円と

なっている。

平成16年から平成19年にかけての推移については、商店数、従業員数、年間販売額とも

に、やや減少している。

表2-1-5 商業の推移

項 目

年 次

商店数

(店)

従業者数

(人)

年間販売額

(百万円)

平成 16 年

総 数 2,175 15,638 380,532

卸売業 307 2,818 173,754

小売業 1,868 12,820 206,778

平成 19 年

総 数 1,911 14,441 359,170

卸売業 270 2,545 162,014

小売業 1,641 11,896 197,156

注:各年6月1日現在の値。

出典:「寝屋川市統計書2012年版」(平成25年3月、寝屋川市)

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2-5

2-1-3 交通

建設予定地周辺の主要道路は、一般国道1号(第二京阪道路)、一般国道1号、一般国道

170号、枚方交野寝屋川線等があり、これらの道路における交通量は表2-1-6に示すとおり

である。また、調査地点は図2-1-1に示すとおりである。

表2-1-6 建設予定地周辺の主要道路における道路交通量(平成22年度)

(単位:台)

路線名 区間

番号

交通量

観測地点名

平日昼間 12 時間(7~19 時)

自動車類交通量 平日 24 時間自動車類交通量

小型車 大型車 合計 小型車 大型車 合計

一般国道 1 号

(第二京阪道路)

10160 交野南 IC~

寝屋川北 IC 24,804 4,534 29,338 33,672 7,591 41,263

10170 寝屋川北 IC~

寝屋川南 IC 21,656 3,501 25,157 30,314 5,074 35,388

一般国道 1 号

10270 寝屋川市

小路北町 15,028 3,933 18,961 22,436 5,808 28,244

10280 四条畷市砂 14,267 3,471 17,738 21,203 5,227 26,430

一般国道 170 号

10570 寝屋川市

堀溝一丁目 19,053 5,063 24,116 27,245 7,059 34,304

10770 寝屋川市豊野町 27,864 5,758 33,622 39,672 7,399 47,071

10780 寝屋川市豊野町 29,150 6,075 35,225 41,521 7,794 49,315

10790 寝屋川市

高宮栄町 19,897 4,407 24,304 28,097 6,106 34,203

一般国道 170 号

(旧) 10930 寝屋川市境橋町 14,728 1,664 16,392 20,485 2,464 22,949

枚方交野

寝屋川線

40940 寝屋川市

寝屋一丁目 12,207 1,602 13,809 17,057 2,276 19,333

40950 寝屋川市宇谷町 13,467 1,709 15,176 18,796 2,450 21,246

40960 寝屋川市豊野町 10,081 1,405 11,486 14,115 1,965 16,080

40990 寝屋川市

太秦高塚町 5,739 400 6,139 7,475 437 7,912

枚方富田林

泉佐野線

41050 寝屋川市

打上高塚町 3,228 160 3,388 4,418 325 4,743

41080 寝屋川市

明和一丁目 1,308 79 1,387 1,668 86 1,754

枚方富田林

泉佐野線(新) 41070

寝屋川市

打上宮前町 7,495 559 8,054 10,324 952 11,276

木屋交野線 60430 寝屋川市末広町 8,576 848 9,424 11,950 1,086 13,036

私市太秦線 60480 寝屋川市

寝屋一丁目 3,617 564 4,181 5,085 768 5,853

星田停車場線 60510 - 4,864 517 5,381 6,753 780 7,533

出典:平成22年度大阪府道路交通情勢調査自動車類(平日)交通量図、平成22年度全国道路・街路交通情勢調査

(道路交通センサス)一般交通量調査集計表(http://www.mlit.go.jp/road/census/h22-1/index.html)を基に作成

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2-6

図2-1-1 道路交通量調査地点

(この地図は、国土地理院発行の 2 万 5 千分の 1 地形図(枚方)を使用したものである。)

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2-7

2-1-4 土地利用

(1) 土地利用状況

寝屋川市の土地利用(地目別民有地)の状況は表2-1-7に示すとおりである。

平成24年における土地利用総面積は142,189aであり、宅地120,991a(総面積の約85%)

が最も多く、次いで田10,758a(約8%)、畑4,439a(約3%)の順となっている。

表2-1-7 地目別利用面積の推移

単位:a(アール)

項目 \ 年次 平成 20 年 平成 21 年 平成 22 年 平成 23 年 平成 24 年

総 数 142,578 142,454 142,814 142,638 142,189

田 11,216 11,107 11,028 10,847 10,758

畑 4,569 4,524 4,463 4,400 4,439

宅 地 119,164 119,167 119,620 119,704 120,991

山 林 1,163 1,109 1,093 1,119 1,054

原 野 81 81 80 80 36

沼 地 1 1 1 1 1

雑種地 3,877 3,958 4,022 3,980 2,403

軌道用地 2,507 2,507 2,507 2,507 2,507

注:面積は各年1月1日現在の固定資産税の課税対象となる評価面積。免税点未満は含まれていない。

出典:「寝屋川市統計書2012年版」(平成25年3月、寝屋川市)

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2-8

(2) 用途地域等

寝屋川市の用途地域等の状況を表2-1-8に、建設予定地周辺の都市計画図を図2-1-2に示

す。

平成23年3月現在、都市計画区域は約2,473ha、市街化区域は約2,136ha、市街化調整区

域は約337haとなっている。用途地域では、準工業地域が約509ha(市街化区域の約23.8%)

と最も多く、次いで第一種住居地域が約417ha(約19.5%)、第一種中高層住居専用地域

が約381ha(約17.8%)の順となっている。

建設予定地及びその周辺の用途地域は準工業地域となっており、土地利用の現況は、建

設予定地の北側は自動車学校、東側、西側は工場、南側は法面や林地となっている。

また、建設予定地は既存施設がある寝屋川市クリーンセンター敷地内であり、現在はス

トックヤード、洗車場等として利用している。

表2-1-8 用途地域等の指定状況

都市計

画区域

(ha)

区域区分 指定面積

(ha)

指定

面積比

(%)

用途地域

指定

面積

(ha)

指定

面積比

(%)

約 2,473

市街化区域 約 2,136 約 86.4

第一種低層住居専用地域 約 145 約 6.8

第一種中高層住居専用地域 約 381 約 17.8

第二種中高層住居専用地域 約 355 約 16.6

第一種住居地域 約 417 約 19.5

第二種住居地域 約 171 約 8.1

準住居地域 約 19 約 0.9

近隣商業地域 約 105 約 4.9

商業地域 約 17 約 0.8

準工業地域 約 509 約 23.8

工業地域 約 17 約 0.8

市街化

調整区域 約 337 約 13.6

注:平成23年3月29日現在の値。

寝屋川市は、東部大阪都市計画区域に含まれる。

出典:「寝屋川市統計書2012年版」(平成25年3月、寝屋川市)

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2-9

図2-1-2 都市計画図

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2-10

2-1-5 文教、医療、福祉施設

建設予定地周辺における文教、医療、福祉施設の状況は、表2-1-9及び図2-1-3に示すと

おりである。

表2-1-9 建設予定地周辺の文京、医療及び福祉施設

区分 名称

文教施設

寝屋川市立第四中学校

寝屋川市立宇谷小学校

大阪府立寝屋川支援学校

医療施設 財団法人 結核予防会大阪府支部 大阪病院

医療法人 長尾会 ねや川サナトリウム

福祉施設

社会福祉法人東和福祉会寝屋川苑

(特別養護老人ホーム)

社会福祉法人光輝会障害者支援施設隆光学園

注)学校、保育所、入院施設を有する病院、特別養護老人ホームを整理した。

出典:「マップねやがわ」(寝屋川市)

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2-11

図2-1-3 建設予定地周辺の文教、医療及び福祉施設

社会福祉法人 東和福祉会寝屋川苑

寝屋川市立宇谷小学校

大阪府立 寝屋川支援学校

医療法人 長尾会 ねや川サナトリウム

寝屋川市立第四中学校

:文教施設 :医療施設 :福祉施設

出典:「マップねやがわ」(寝屋川市)

財団法人 結核予防会 大阪府支部 大阪病院

社会福祉法人光輝会 障害者支援施設隆光学園

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2-12

2-1-6 水利用

(1) 上水道

上水道の給水状況は、表2-1-10に示すとおりであり、上水道の普及率は100%である。

よって、建設予定地周辺で、地下水を飲用していない。

表2-1-10 上水道の給水状況の推移

年度 給水区域内人口 給水人口 普及率(%) 給水戸数

平成 19 年度 243,232 243,232 100 104,344

平成 20 年度 243,351 243,351 100 105,493

平成 21 年度 242,801 242,801 100 106,280

平成 22 年度 242,587 242,857 100 107,050

平成 23 年度 242,696 242,696 100 107,872

注:各年度末現在の値。

出典:「寝屋川市統計書2012年版」(平成25年3月、寝屋川市)

(2) 下水道

下水道の整備状況は、表2-1-11に示すとおりであり、平成23年度における計画面積に対

する普及率は約86%である。なお、建設予定地の区域は分流式公共下水道で、寝屋川市全

域が寝屋川北部流域下水道計画区域に含まれる。

表2-1-11 下水道の整備状況の推移

年度 整備人口 整備面積

(ha)

計画面積に対す

る普及率(%)

平成 19 年度 242,538 2,037 84.88

平成 20 年度 242,628 2,044 85.52

平成 21 年度 242,075 2,073 86.37

平成 22 年度 241,937 2,073 86.38

平成 23 年度 242,045 2,073 86.38

注:各年度末現在の値。

出典:「寝屋川市統計書2012年版」(平成25年3月、寝屋川市)

(3) 地下水利用

大阪府生活環境の保全等に関する条例及び同施行規則により、地下水採取の規制を受け

る地域及び技術的基準は表2-1-12に示すとおりである。

なお、建設予定地は地下水採取の規制を受けない地域である。

表2-1-12 地下水採取の規制を受ける地域及び技術的基準

地域

寝屋川市域のうち、一般国道

170 号以西で、一般国道 163 号

以北の地域

寝屋川市域のうち、一般国道

163 号以南の地域

技術的基準

揚水機の吐出口

の断面積 46 平方センチメートル以下 21 平方センチメートル以下

ストレーナーの

位置 地表面下 180 メートル以深 地表面下 350 メートル以深

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2-13

2-1-7 廃棄物

平成24年度における寝屋川市の廃棄物の排出量を表2-1-13に示す。平成24年度における

市全体のごみ量は約7万トンである。

表2-1-13 廃棄物の排出量

区分 平成 24 年度

人口(平成 24 年 10 月 1 日現在)(人) 242,766

市全体のごみ量 (t) 71,897

内訳(t)

可燃ごみ 55,960

古紙・古布 3,590

不燃ごみ 2,956

臨時ごみ 783

資源ごみ 2,207

廃プラスチック・

ペットボトル 4,352

持込みごみ 2,049

注:他市依頼分は除く。

市全体のごみ量には蛍光灯・スプレー缶を含み、集団回収量は除く。

整数化した値である。

出典:寝屋川市資料

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2-14

2-2 関係法令・条例等による指定・規制等

(1) 環境基本法等に基づく環境基準

環境基本法第16条に基づき、大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染及び騒音に係る環境

上の条件について、それぞれ、人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持されるこ

とが望ましい基準が定められている。

また、ダイオキシン類による大気の汚染、水質の汚濁及び土壌の汚染に係る環境基準は、

ダイオキシン類対策特別措置法第7条に基づき、人の健康を保護する上で維持することが

望ましい基準として定められている。

① 大気汚染

大気汚染に係る環境基準を表2-2-1に示す。

大気汚染に係る環境基準は、二酸化硫黄、一酸化炭素、浮遊粒子状物質、二酸化窒素、

光化学オキシダント、ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロ

メタン、微小粒子状物質の10項目について定められている。

表2-2-1 大気汚染に係る環境基準

物 質 環 境 上 の 条 件

二酸化硫黄 1 時間値の 1 日平均値が 0.04ppm 以下であり、かつ、1 時間値が

0.1ppm 以下であること。

一酸化炭素 1 時間値の 1 日平均値が 10ppm 以下であり、かつ、1 時間値の 8 時

間平均値が 20ppm 以下であること。

浮遊粒子状物質 1 時間値の 1 日平均値が 0.10mg/㎥以下であり、かつ、1 時間値

が 0.20mg/㎥以下であること。

二酸化窒素 1 時間値の 1 日平均値が 0.04ppm から 0.06ppm までのゾーン内又

はそれ以下であること。

光化学オキシダント 1 時間値が 0.06ppm 以下であること。

ベンゼン 1 年平均値が 0.003mg/㎥以下であること。

トリクロロエチレン 1 年平均値が 0.2mg/㎥以下であること。

テトラクロロエチレン 1 年平均値が 0.2mg/㎥以下であること。

ジクロロメタン 1 年平均値が 0.15mg/㎥以下であること。

微小粒子状物質 1 年平均値が 15μg/㎥以下であり、かつ、1 日平均値が 35μg/

㎥以下であること。

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2-15

② 水質汚濁

河川についての水質汚濁に係る環境基準を表2-2-2及び表2-2-3に示す。

水質汚濁に係る環境基準は、人の健康の保護に関する環境基準及び生活環境の保全に関

する環境基準として定められており、人の健康の保護に関する環境基準は全公共用水域に

適用され、生活環境の保全に関する環境基準は公共用水域ごとに水域類型が指定されてい

る。

なお、建設予定地の下流に位置する寝屋川水系はC類型、生物B類型に指定されている。

表2-2-2 人の健康の保護に関する環境基準

項 目 基 準 値

カドミウム 0.003mg/L以下

全シアン 検出されないこと。

鉛 0.01mg/L以下

六価クロム 0.05mg/L以下

砒素 0.01mg/L以下

総水銀 0.0005mg/L以下

アルキル水銀 検出されないこと。

PCB 検出されないこと。

ジクロロメタン 0.02mg/L以下

四塩化炭素 0.002mg/L以下

1,2-ジクロロエタン 0.004mg/L以下

1,1-ジクロロエチレン 0.1mg/L以下

シス-1,2-ジクロロエチレン 0.04mg/L以下

1,1,1-トリクロロエタン 1mg/L以下

1,1,2-トリクロロエタン 0.006mg/L以下

トリクロロエチレン 0.03mg/L以下

テトラクロロエチレン 0.01mg/L以下

1,3-ジクロロプロペン 0.002mg/L以下

チウラム 0.006mg/L以下

シマジン 0.003mg/L以下

チオベンカルブ 0.02mg/L以下

ベンゼン 0.01mg/L以下

セレン 0.01mg/L以下

硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 10mg/L以下

ふっ素 0.8mg/L以下

ほう素 1mg/L以下

1,4-ジオキサン 0.05mg/L以下

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2-16

表2-2-3 生活環境の保全に関する環境基準(河川:湖沼を除く)

項目

類型

利用目的の適応性

基 準 値

水素イオン

濃度(pH)

生物化学的

酸素要求量

(BOD)

浮遊物質量

(SS)

溶存酸素量

(DO) 大腸菌群数

AA

水 道 1 級

自然環境保全及び A

以下の欄に掲げるも

6.5 以上

8.5 以下

1 ㎎/L

以下

25 ㎎/L

以下

7.5 ㎎/L

以上

50MPN/

100mL 以下

A

水 道 2 級

水浴及び B 以下の欄

に掲げるもの

水 産 1 級 6.5 以上

8.5 以下

2 ㎎/L

以下

25 ㎎/L

以下

7.5 ㎎/L

以上

1,000MPN/

100mL 以下

B

水 道 3 級

及び C 以下の欄に掲

げるもの

水 産 2 級 6.5 以上

8.5 以下

3 ㎎/L

以下

25 ㎎/L

以下

5 ㎎/L

以上

5,000MPN/

100mL 以下

C

水 産 3 級

及び D 以下の欄に掲

げるもの

工 業 用 水 1 級 6.5 以上

8.5 以下

5 ㎎/L

以下

50 ㎎/L

以下

5 ㎎/L

以上 -

D

工 業 用 水 2 級

及び E の欄に揚げる

もの

農 業 用 水 6.0 以上

8.5 以下

8 ㎎/L

以下

100 ㎎/L

以下

2 ㎎/L

以上 -

E 工 業 用 水 3 級 6.0 以上

8.5 以下 環 境 保 全

10 ㎎/L

以下

ごみ等の浮

遊が認めら

れないこと

2 ㎎/L

以上 -

《備 考》

1.基準値は、日間平均値とする。

2.農業用利水点については、水素イオン濃度6.0以上7.5以下、溶存酸素量5㎎/L以上とする。

3.類型指定された水域におけるBODの判定は、75%値が環境基準以下の場合に達成するものとしている。

項目

類型

水生生物の生息状況の適応性

基 準 値

全 亜 鉛 ノニルフェノール 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸

及びその塩

生物A

イワナ、サケマス等比較的低温

域を好む水生生物及びこれらの

餌生物が生息する水域

0.03 ㎎/L 以下 0.01 ㎎/L 以下 0.03 ㎎/L 以下

生物特A

生物Aの水域のうち、生物Aの

欄に掲げる水生生物の産卵場

(繁殖場)又は幼稚仔の生育場

として特に保全が必要な水域

0.03 ㎎/L 以下 0.0006 ㎎/L 以下 0.02 ㎎/L 以下

生物B

コイ、フナ等比較的高温域を好

む水生生物及びこれらの餌生物

が生息する水域

0.03 ㎎/L 以下 0.002 ㎎/L 以下 0.05 ㎎/L 以下

生物特B

生物A又は生物Bの水域のう

ち、生物Bの欄に掲げる水生生

物の産卵場(繁殖場)又は幼稚

仔の生育場として特に保全が必

要な水域

0.03 ㎎/L 以下 0.002 ㎎/L 以下 0.04 ㎎/L 以下

《備 考》

1.基準値は年間平均値とする。

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2-17

③ 地下水

地下水の水質汚濁に係る環境基準を表2-2-4に示す。

表2-2-4 地下水の水質汚濁に係る環境基準

項 目 基 準 値

カドミウム 0.003mg/L以下

全シアン 検出されないこと。

鉛 0.01mg/L以下

六価クロム 0.05mg/L以下

砒素 0.01mg/L以下

総水銀 0.0005mg/L以下

アルキル水銀 検出されないこと。

PCB 検出されないこと。

ジクロロメタン 0.02mg/L以下

四塩化炭素 0.002mg/L以下

塩化ビニルモノマー 0.002mg/L以下

1,2-ジクロロエタン 0.004mg/L以下

1,1-ジクロロエチレン 0.1mg/L以下

1,2-ジクロロエチレン 0.04mg/L以下

1,1,1-トリクロロエタン 1mg/L以下

1,1,2-トリクロロエタン 0.006mg/L以下

トリクロロエチレン 0.03mg/L以下

テトラクロロエチレン 0.01mg/L以下

1,3-ジクロロプロペン 0.002mg/L以下

チウラム 0.006mg/L以下

シマジン 0.003mg/L以下

チオベンカルブ 0.02mg/L以下

ベンゼン 0.01mg/L以下

セレン 0.01mg/L以下

硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 10mg/L以下

ふっ素 0.8mg/L以下

ほう素 1mg/L以下

1,4-ジオキサン 0.05mg/L以下

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2-18

④ 騒音

騒音に係る環境基準を表2-2-5に示す。地域の類型は、土地利用の状況によって「AA」、

「A」、「B」、「C」の4種の地域の類型に分けて定められており、寝屋川市における類型は

表2-2-6に示すとおりで、建設予定地は準工業地域であることから「C」に該当する。

表2-2-5 騒音に係る環境基準

地 域 の 類 型

基 準 値

昼 間

(午前 6 時から午後 10 時)

夜 間

(午後 10 時から翌午前 6 時)

AA 50 デシベル以下 40 デシベル以下

A及びB 55 デシベル以下 45 デシベル以下

C 60 デシベル以下 50 デシベル以下

ただし、道路に面する地域については、上表によらず次表の基準値の欄に掲げるとおりとする。

地 域 の 区 分

基 準 値

昼 間

(午前 6 時から午後 10 時)

夜 間

(午後 10 時から翌午前 6 時)

A地域のうち 2 車線以上の車線を有す

る道路に面する地域 60 デシベル以下 55 デシベル以下

B地域のうち 2 車線以上の車線を有す

る道路に面する地域及びC地域のうち

車線を有する道路に面する地域

65 デシベル以下 60 デシベル以下

この場合において、幹線交通を担う道路に近接する空間については、上表にかかわらず、特例とし

て次表の基準値の欄に掲げるとおりとする。

基 準 値

昼 間

(午前 6 時から午後 10 時)

夜 間

(午後 10 時から翌午前 6 時)

70 デシベル以下 65 デシベル以下

備考 個別の住居等において騒音の影響を受けやすい面の窓を主として閉めた生活が営まれていると認められると

きは、屋内へ透過する騒音に係る基準(昼間にあっては 45 デシベル以下、夜間にあっては 40 デシベル以下)によ

ることができる。

注)1.「幹線交通を担う道路」とは次に掲げる道路をいうものとする。

① 道路法(昭和27年法律第180号)第3条に規定する高速自動車国道、一般国道、府道及び市町村道

(市町村道にあっては、4車線以上の区間に限る。)。

② ①に掲げる道路を除くほか、道路運送法(昭和26年法律第183号)第2条第8項に規定する一般自動車

道であって都市計画法施行規則(昭和44年建設省令第49号)第7条第1号に掲げる自動車専用道路。

2.「幹線交通を担う道路に近接する空間」とは、次の車線数の区分に応じ道路端からの距離によりその範囲を特

定するものとする。

① 2車線以下の車線を有する幹線交通を担う道路 15メートル

② 2車線を超える車線を有する幹線交通を担う道路 20メートル

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2-19

表2-2-6 騒音に係る環境基準の類型ごとに当てはめる地域の指定

(平成24年4月1日 寝屋川市告示第70号)

地域の類型 該当地域

都市計画法(昭和 43 年法律第 100 号)第 2 章の規定により定められた第一種低層住居

専用地域、第二種低層住居専用地域、第一種中高層住居専用地域及び第二種中高層

住居専用地域

都市計画法第 2 章の規定により定められた第一種住居地域、第二種住居地域、準住

居地域及び市街化調整区域並びに同法第 8 条第 1 項第 1 号に規定する用途地域の指

定のない地域

C 都市計画法第 2 章の規定により定められた近隣商業地域、商業地域、準工業地域及

び工業地域

⑤ 土壌汚染

土壌汚染に係る環境基準を表2-2-7に示す。

なお、本環境基準値は、汚染がもっぱら自然的原因によることが明らかであると認めら

れる場所及び原材料の堆積場、廃棄物の埋立地その他の表2-2-7の項目の欄に掲げる項目

に係る物質の利用又は処分を目的として現にこれらを集積している施設に係る土壌につい

ては適用しないこととされている。

表2-2-7 土壌の汚染に係る環境基準

項 目 基 準 値

カドミウム 検液 1Lにつき 0.01mg 以下であり、かつ、農用地においては、

米 1kg につき 0.4mg 以下であること。

全シアン 検液中に検出されないこと。

有機リン 検液中に検出されないこと。

鉛 検液 1Lにつき 0.01mg 以下であること。

六価クロム 検液 1Lにつき 0.05mg 以下であること。

砒素 検液 1Lにつき 0.01mg 以下であり、かつ、農用地(田に限る。)に

おいては、土壌 1kg につき 15mg 未満であること。

総水銀 検液 1Lにつき 0.0005mg 以下であること。

アルキル水銀 検液中に検出されないこと。

PCB 検液中に検出されないこと。

銅 農用地(田に限る。)においては、土壌 1kg につき 125mg 未満であ

ること。

ジクロロメタン 検液 1Lにつき 0.02mg 以下であること。

四塩化炭素 検液 1Lにつき 0.002mg 以下であること。

1,2-ジクロロエタン 検液 1Lにつき 0.004mg 以下であること。

1,1-ジクロロエチレン 検液 1Lにつき 0.02mg 以下であること。

シス-1,2-ジクロロエチレン 検液 1Lにつき 0.04mg 以下であること。

1,1,1-トリクロロエタン 検液 1Lにつき 1mg 以下であること。

1,1,2-トリクロロエタン 検液 1Lにつき 0.006mg 以下であること。

トリクロロエチレン 検液 1Lにつき 0.03mg 以下であること。

テトラクロロエチレン 検液 1Lにつき 0.01mg 以下であること。

1,3-ジクロロプロペン 検液 1Lにつき 0.002mg 以下であること。

チウラム 検液 1Lにつき 0.006mg 以下であること。

シマジン 検液 1Lにつき 0.003mg 以下であること。

チオベンカルブ 検液 1Lにつき 0.02mg 以下であること。

ベンゼン 検液 1Lにつき 0.01mg 以下であること。

セレン 検液 1Lにつき 0.01mg 以下であること。

ふっ素 検液 1Lにつき 0.8mg 以下であること。

ほう素 検液 1Lにつき 1mg 以下であること。

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2-20

⑥ ダイオキシン類

ダイオキシン類による大気の汚染、水質の汚濁(水底の底質の汚染を含む。)及び土壌

の汚染に係る環境基準を表2-2-8に示す。

表2-2-8 ダイオキシン類による大気の汚染、水質の汚濁(水底の底質の

汚染を含む。)及び土壌の汚染に係る環境基準

媒 体 基 準 値

大 気 0.6pg-TEQ/㎥以下

水質(水底の底質を除く。) 1pg-TEQ/L以下

水底の底質 150pg-TEQ/g以下

土 壌 1,000pg-TEQ/g以下

注)1.pgはピコグラムを表し、1pgは1兆分の1g。 2.基準値は、2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシンの毒性に換算した値(TEQ)

とする。 3.大気及び水質(水底の底質を除く。)の基準値は、年間平均値とする。 4.土壌にあっては、環境基準が達成されている場合であって、土壌中のダイオキシン類

の量が250pg-TEQ/g以上の場合には、必要な調査を実施することとする。

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2-21

(2) 規制基準等

① 騒音に係る規制

ア 工場又は事業場騒音

工場又は事業場に対しては、「騒音規制法」により、「特定施設」を有する工場又は事

業場からの騒音を規制の対象としている。

また、「大阪府生活の環境保全等に関する条例」では、工業専用地域の一部を除く地域

を規制地域としている。

騒音規制法に基づく規制基準を表2-2-9に示す。

なお、建設予定地は、準工業地域であることから第三種区域に該当する

表2-2-9 騒音規制法に基づく規制基準

(平成13年4月1日 寝屋川市告示第54号)

時間の区分

区域の区分

午前 6 時から

午前 8 時まで

昼 間

午前 8 時から

午後 6 時まで

午後 6 時から

午後 9 時まで

夜 間

午後 9 時から

午前 6 時まで

第一種区域 45 デシベル 50 デシベル 45 デシベル 40 デシベル

第二種区域 50 デシベル 55 デシベル 50 デシベル 45 デシベル

第三種区域 60 デシベル 65 デシベル 60 デシベル 55 デシベル

第四種区域

既設の学校、保育

所等の周囲 50 メートル

の区域及び第二種

区域の境界線から

15 メートル以内の区域

60 デシベル 65 デシベル 60 デシベル 55 デシベル

その他の区域 65 デシベル 70 デシベル 65 デシベル 60 デシベル

備 考

1.測定点は、工場又は事業場の敷地境界線上とする。ただし、敷地境界線上において測定することが適当でな

いと認められる場合は、敷地境界線以遠の任意の地点にいて測定することができるものとする。

2.「第一種区域」、「第二種区域」、「第三種区域」及び「第四種区域」とは、それぞれ次の各号に掲げる地

域をいう。

(1)第一種区域 都市計画法(昭和43年法律第100号)第2章の規定により定められた第一種低層住居専用地域

及び第二種低層住居専用地域

(2)第二種区域 都市計画法第2章の規定により定められた第一種中高層住居専用地域、第二種中高層住居専

用地域、第一種住居地域、第二種住居地域及び準住居地域並びに同法第8条第1項第1号に規

定する用途地域の指定のない地域

(3)第三種区域 都市計画法第2章の規定により定められた近隣商業地域、商業地域及び準工業地域

(4)第四種区域 都市計画法第2章の規定により定められた工業地域

3.「既設の学校、保育所等」とは、学校教育法(昭和22年法律第26号)第1条に規定する学校、児童福祉法

(昭和22年法律第164号)第7条第1項に規定する保育所、医療法(昭和23年法律第205号)第1条の5第1

項に規定する病院及び同条第2項に規定する診療所のうち患者を入院させるための施設を有するものであっ

て、第四種区域及びその周辺50メートルの区域内に昭和45年4月1日において既に設置されているもの(同

日において既に着工されているものを含む。)をいう。

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2-22

イ 道路交通騒音

「騒音規制法」では、自動車騒音が要請限度を超え、道路の周辺の生活環境が著しく損

なわれると市町村長が認める場合には、公安委員会に対し道路交通法の規定による自動車

の通行禁止、最高速度の制限等の措置をとるよう要請することができるとしている。特に

必要があると認めるときは、当該道路部分の構造の改善及びその他自動車の走行に伴う騒

音が減少するよう、道路管理者又は関係行政機関の長に意見を述べることができるとして

いる。

騒音規制法に基づく自動車騒音の要請限度を表2-2-10に示す。

表2-2-10 自動車騒音の要請限度

区 域 の 区 分

時 間 の 区 分

昼 間

午前 6 時から

午後 10 時まで

夜 間

午後 10 時から翌日

の午前 6 時まで

a区域及びb区域のうち 1 車線を有する道路

に面する区域 65 デシベル 55 デシベル

a区域のうち 2 車線以上の車線を有する道路

に面する区域 70 デシベル 65 デシベル

b区域のうち 2 車線以上の車線を有する道路

に面する区域及びc区域のうち車線を有する

道路に面する区域

75 デシベル 70 デシベル

備 考

a区域:第一種低層住居専用地域、第二種低層住居専用地域、第一種中高層住居専用地域、第二種中高層

住居専用地域

b区域:第一種住居地域、第二種住居地域、準住居地域、用途地域の指定のない地域

c区域:近隣商業地域、商業地域、準工業地域、工業地域

幹線交通を担う道路に近接する空間については、上表にかかわらず、特例として次表の

とおりとする。

昼 間

午前 6 時から午後 10 時

夜 間

午後 10 時から翌日の午前 6 時

75 デシベル以下 70 デシベル以下

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2-23

ウ 特定建設作業騒音

「騒音規制法」では、工業専用地域等を除く区域を対象にくい打機等を使用する特定建

設作業を行う場合には、作業に伴って発生する騒音の大きさ、時間制限等に関する規制基

準を定めている。また、大阪府では「大阪府生活環境の保全等に関する条例」により、法

律の対象以外の特定建設作業についても規制の対象としている。

特定建設作業に係る規制基準を表2-2-11に示す。

表2-2-11 特定建設作業に係る規制基準

適用 特 定 建 設 作 業 の 種 類

騒音規制法又は

大阪府生活環境の保全等に関する条例

1.くい打機(もんけんを除く。)、くい抜機又はくい打くい抜機(圧入式くい打くい抜機を除

く。)を使用する作業(くい打機をアースオーガーと併用する作業を除く。)

2.びょう打機を使用する作業。

3.さく岩機を使用する作業(作業地点が連続的に移動する作業にあっては、1 日における当該作業

に係る 2 地点間の最大距離が 50mを超えない作業に限る。)

4.空気圧縮機(電動機以外の原動機を用いるものであって、その原動機の定格出力が 15kW 以上の

ものに限る。)を使用する作業(さく岩機の動力として使用する作業を除く。)

5.コンクリートプラント(混練機の混練容量が 0.45 ㎥以上のものに限る。)又はアスファルトプ

ラント(混練機の混練重量が 200kg 以上のものに限る。)を設けて行う作業(モルタルを製造する

ためにコンクリートプラントを設けて行う作業を除く。

6.バックホウ(原動機の定格出力が 80kW 以上のものに限る。)を使用する作業(一定の限度を超

える大きさの騒音を発生しないものとして騒音規制法施行令別表第二の規定により環境大臣が指定

するものを使用する作業を除く。)

7.トラクターショベル(原動機の定格出力が 70kW 以上のものに限る。)を使用する作業(一定の

限度を超える大きさの騒音を発生しないものとして騒音規制法施行令別表第二の規定により環境大

臣が指定するものを使用する作業を除く。)

8.ブルドーザー(原動機の定格出力が 40kW 以上のものに限る。)を使用する作業(一定の限度を

超える大きさの騒音を発生しないものとして騒音規制法施行令別表第二の規定により環境大臣が指

定するものを使用する作業を除く。)

大阪府生活環

境の保全等に

関する条例

9.6、7 又は 8 に規定する作業以外のショベル系掘削機械(原動機の定格出力が 20kW を超えるもの

に限る。)、トラクターショベル又はブルドーザーを使用する作業

10.コンクリートカッターを使用する作業(作業地点が連続的に移動する作業にあっては、1 日に

おける当該作業に係る 2 地点間の最大距離が 50mを超えない作業に限る。)

11.鋼球を使用して建築物その他の工作物を破壊する作業

区 分 基準値

(敷地境界) 作業可能時刻 最大作業時間 最大作業期間 作業日

1 号区域

85 デシベル

午前 7 時~

午後 7 時 1 日あたり 10 時間

連続 6 日間 日曜その他の

休日を除く日 2 号区域

午前 6 時~

午後 10 時 1 日あたり 14 時間

備考

1.1号区域とは、第一・二種低層住居専用地域、第一・二種中高層住居専用地域、第一・二種住居地域、準住居地域、近

隣商業地域、商業地域、準工業地域の一部及び用途指定のない地域の一部並びに工業地域のうち学校、保育所、病院、

収容施設を有する診療所、図書館及び特別養護老人ホームの周囲80mの区域内の地域で空港敷地を除く地域。

2.2号区域とは、工業地域のうち1号区域以外の地域の他、条例では工業専用地域の一部、空港敷地の一部及び水域

の一部。

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2-24

② 振動に係る規制

ア 工場又は事業場騒音

工場又は事業場に対しては、「振動規制法」により、「特定施設」を有する工場又は事

業場からの振動を規制の対象としている。

また、「大阪府生活環境の保全等に関する条例」では、工業専用地域の一部を除く地域

を規制地域としている。

振動規制法に基づく規制基準を表2-2-12に示す。

なお、建設予定地は、準工業地域であることから第二種区域(Ⅰ)に該当する。

表2-2-12 振動規制法に基づく規制基準

(平成13年4月1日 寝屋川市告示第55号)

時間の区分

区域の区分

昼 間

午前 6 時から

午後 9 時まで

夜 間

午後 9 時から翌日

の午前 6 時まで

第 一 種 区 域 60 デシベル 55 デシベル

第 二 種 区 域(Ⅰ) 65 デシベル 60 デシベル

第二種区域(Ⅱ

既設の学校、保育所等の敷地

の周囲 50 メートルの区域及び第

一種区域の境界線から 15 メート

ル以内の区域

65 デシベル 60 デシベル

そ の 他 の 区 域 70 デシベル 65 デシベル

備 考

1.測定場所は、原則として工場又は事業場の敷地境界線とする。

2.「第一種区域」、「第二種区域(Ⅰ)」及び「第二種区域(Ⅱ)」とは、それぞれ次の各号に掲げる地域をいう。

第一種区域 都市計画法(昭和43年法律第100号)第2章の規定により定められた第一種低層住居専用地域、

第二種低層住居専用地域、第一種中高層住居専用地域、第二種中高層住居専用地域、第一

種住居地域、第二種住居地域及び準住居地域並びに同法第8条第1項第1号に規定する用途

地域の指定のない地域

第二種区域(Ⅰ) 都市計画法第2章の規定により定められた近隣商業地域、商業地域及び準工業地域

第二種区域(Ⅱ) 都市計画法第2章の規定により定められた工業地域

3.「既設の学校、保育所等」とは、学校教育法(昭和22年法律第26号)第1条に規定する学校、児童福祉

法(昭和22年法律第164号)第7条に規定する保育所、医療法(昭和23年法律第205号)第1条の5第1

項に規定する病院及び同条第2項に規定する診療所のうち患者を入院させるための施設を有するもの、

図書館法(昭和25年法律第118号)第2条第1項に規定する図書館並びに老人福祉法(昭和38年法律第

133号)第5条の3に規定する特別養護老人ホームであって、昭和52年12月1日において既に設置されて

いるもの(同日において既に着工されているものを含む。)をいう。

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2-25

イ 道路交通振動

「振動規制法」では、道路交通振動が要請限度を超えることにより、道路周辺の生活環

境が著しく損なわれると市町村長が認める場合、道路管理者に対し、当該道路の部分につ

いて道路交通振動防止のため舗装、維持又は修繕等の措置をとるべきことを要請し、又は、

公安委員会に対し、道路交通法の規定による措置をとるべきことを要請することとしてい

る。

振動規制法に基づく道路交通振動の要請限度を表2-2-13に示す。

表2-2-13 振動規制法に基づく道路交通振動の要請限度

時間の区分

区域の区分

昼 間

午前 6 時から

午後 9 時まで

夜 間

午後 9 時から翌日

の午前 6 時まで

第一種区域 65 デシベル 60 デシベル

第二種区域 70 デシベル 65 デシベル

備 考

第一種区域:第一種低層住居専用地域、第二種低層住居専用地域、第一種中高層住居専用

地域、第二種中高層住居専用地域、第一種住居地域、第二種住居地域、準住

居地域、用途地域の指定のない地域

第二種区域:近隣商業地域、商業地域、準工業地域、工業地域

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2-26

ウ 特定建設作業振動

「振動規制法」では、工業専用地域を除く区域を対象に、くい打機等を使用する特定建

設作業を行う場合には、作業に伴って発生する振動の大きさ、時間制限に関する規制基準

を定めている。また、大阪府では「大阪府生活環境の保全等に関する条例」により、法律

の対象以外の特定建設作業についても規制の対象としている。

特定建設作業に係る規制基準を表2-2-14に示す。

表2-2-14 特定建設作業に係る規制基準

適用法条例 特 定 建 設 作 業 の 種 類

振動規制法又は

大阪府生活環境の

保全等に関する条例

1.くい打機(もんけん及び圧入式くい打機を除く。)くい打機(油圧式くい抜

機を除く。)又はくい打くい抜機(圧入式くい打くい抜機を除く。)を使用す

る作業

2.鋼球を使用して建築物その他の工作物を破壊する作業

3.舗装版破砕機を使用する作業(作業地点が連続的に移動する作業にあって

は、1 日における当該作業に係る 2 地点間の最大距離が 50mを超えない作業に

限る。)

4.ブレーカー(手持式のものを除く。)を使用する作業(作業地点が連続的に

移動する作業にあっては、1 日における当該作業に係る 2 地点間の最大距離が

50mを超えないものに限る。)を使用する作業。

大阪府生活環境の

保全等に関する条例

5.ブルドーザー、トラクターショベル又はショベル系掘削機械(原動機の定格

出力が 20kW を超えない作業に限る。)を使用する作業。

区 分 基準値

(敷地境界) 作業可能時刻 最大作業時間 最大作業期間 作業日

1 号区域

75 デシベル

午前 7 時~

午後 7 時 1 日あたり 10 時間

連続 6 日間 日曜その他の

休日を除く日 2 号区域

午前 6 時~

午後 10 時 1 日あたり 14 時間

備考

1.1号区域とは、第一・二種低層住居専用地域、第一・二種中高層住居専用地域、第一・二種住居地域、準住居地域、

近隣商業地域、商業地域、準工業地域の一部及び用途指定のない地域の一部並びに工業地域のうち学校、保育所、

病院、収容施設を有する診療所、図書館及び特別養護老人ホームの周囲80mの区域内の地域で空港敷地を除く地域。

2.2号区域とは、工業地域のうち1号区域以外の地域の他、条例では工業専用地域の一部、空港敷地の一部及び水域の

一部。

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2-27

③ 悪臭に係る規制

「悪臭防止法」に基づく、敷地境界線及び気体排出口における規制基準を表2-2-15(1)

~表2-2-15(2)に示す。

表2-2-15(1) 悪臭に係る規制基準

・法第4条第1項第1号に定める規制基準

(敷地境界線での規制基準:第1号規制)

(平成13年4月1日 寝屋川市告示第60号)

特定悪臭物質の種類 規 制 基 準

(ppm)

アンモニア 1

メチルメルカプタン 0.002

硫化水素 0.02

硫化メチル 0.01

二硫化メチル 0.009

トリメチルアミン 0.005

アセトアルデヒド 0.05

プロピオンアルデヒド 0.05

ノルマルブチルアルデヒド 0.009

イソブチルアルデヒド 0.02

ノルマルバレルアルデヒド 0.009

イソバレルアルデヒド 0.003

イソブタノ-ル 0.9

酢酸エチル 3

メチルイソブチルケトン 1

トルエン 10

スチレン 0.4

キシレン 1

プロピオン酸 0.03

ノルマル酪酸 0.001

ノルマル吉草酸 0.0009

イソ吉草酸 0.001

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2-28

表2-2-15(2) 悪臭に係る規制基準

・法第4条第1項第2号に定める規制基準(気体排出口における規制基準:第2号規制)

(平成13年4月1日 寝屋川市告示第60号)

ア 特定悪臭物質(メチルメルカプタン、硫化メチル、二硫化メチル、アセトアルデヒド、スチレン、プロピオン酸、ノルマル酪酸、

ノルマル吉草酸及びイソ吉草酸を除く。)の種類ごとに次の式により算出した流量とする。

q=0.108×He2・Cm

この式において、q、He及びCmは、それぞれ次の値を表すものとする。

q 流量(単位 温度零度、圧力 1 気圧の状態に換算した立方メートル毎時)

He 法のイに規定する方法により補正された排出口の高さ(単位 メートル)

Cm 法第 4 条第 1 号の規制基準として定められた値(単位 百万分率)

次のイに規定する方法により補正された排出口の高さが 5 メートル未満となる場合について

は、この式は適用しないものとする。

イ 排出口の高さの補正は、次の算出式により行うものとする。

He=Ho+0.65(Hm+Ht)

V58.21

VQ795.0Hm+

⋅=

)1J1Jlog30.2()288T(Q1001.2Ht 3 −+⋅−⋅⋅×= −

1288

29614601+

−×−

⋅=

TV

VQJ

これらの式において、He、Ho、Q、V及びTは、それぞれ次の値を表すものとする。

He 補正された排出口の高さ(単位 メートル)

Ho 排出口の実高さ(単位 メートル)

Q 温度 15 度における排出ガスの流量(単位 立方メートル毎秒)

V 排出ガスの排出速度(単位 メートル毎秒)

T 排出ガスの温度(単位 絶対温度)