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第3次袋井市ICT推進計画・官民データ活用推進計画
概 要 版
2019年3月
企画財政部 ICT街づくり課
1
計画策定の主旨
2
袋井市は、平成22年3月に「第1次袋井市ICT推進計画」を策定し、平成23年度から25年度までの3年間、
ICTを活用した市民サービスの向上や事務の効率化に取り組むとともに、ICTをまちづくりに活用できる人材
の育成に取り組んできた。
平成26年度から30年度までの「第2次袋井市ICT推進計画」では、日々進化するICTを生かし、利便性の高
い市民サービスの提供と、市民交流を促進することができるよう、積極的なICT環境の整備を推進している。
このたび策定する「第3次袋井市ICT推進計画」は、人口減少、少子高齢化が進展しても持続可能な社会を
実現するため、国や地域、世代、性別などの多様性を踏まえた新たな価値の創造が必要であるとの認識に立
ち、ICTによって、ヒト、モノ、コトをつなぎ、政策・施策や行政経営における課題に対し様々な角度からの検討
を行い、将来的なICTを活用したまちづくりのための方策を示すこととした。
また、「官民データ活用推進基本法」の公布・施行や「世界最先端IT国家創造宣言・官民データ活用推進基
本計画」の閣議決定により、市町村には「市町村官民データ活用推進計画」策定の努力義務が課されたこと
から、これを受けて本市のICT化と、ICTの活用によってもたらされるデータを生かしたまちづくりを推進する
「袋井市官民データ活用推進計画」を合わせて策定するものである。
序章(その1)
3
◆生活の利便性向上・スマートフォン、タブレット・SNS、ブログ・証明書のコンビニ交付
◆生活の安全性の向上・Jアラート・子ども高齢者等見守り
◆産業振興・地域活性化・IoTの普及・電子マネー ・クレジット決済・サテライトオフィス
◆学力向上・人材育成・電子黒板の導入・プログラミング教育
ICTが進化し市民生活におけるICTの利活用が拡大
行政のICT(電子)化
◆企業・行政等の生産性向上・テレワーク ・ペーパレス化・モバイルワーク
第1次・第2次ICT推進計画
庁内的
・HPリニューアル ・オープンデータ ・証明書の交付 ・公共施設予約 ・Wi-Fi整備 ・同報無線デジタル化・マイナンバー ・ペーパレス会議 ・LGWANの活用 ・システム更改 ・自治体クラウド ・情報セキュリティ など
1 策定方針
これまでは、行政のICT化を目的とした計画であったが
第3次袋井市ICT推進計画・官民データ活用推進計画
序章(その2)
4
第3次ICT推進計画
全市的
策定方針:行革の一環としてのICTだけではなく、日常生活のICT化によって見えてくる未来を創造
1 ICTの進化が社会変化をもたらす近未来を予測2 政策・施策とICTを関連づけて事業効果を引き出す3 若手職員を中心にICTを生かした未来のまちを描く
◆データのデジタル化
ICTの利用により生じるデータ流通量の飛躍的な増大
どのようなICTが、どのような分野で利活用され、どのような社会変化をもたらすか
様々な角度から検討を加えた上で、将来的なICTやデータ利活用の方向性を示す
◆ビックデータ◆AIによるデータログの解析
◆オープンデータ
官民データ活用推進基本法が公布・施行(2016年12月)
世界最先端IT国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画の策定(2017年5月)世界最先端デジタル国家創造宣言・官民データ活用推進計画(2018年6月)
ICTとデータは両輪
これからは、まちのICT化を推進するための計画が必要
第3次袋井市ICT推進計画・官民データ活用推進計画
序章(その3)
5
序 章 策定方針・構成
第1章 計画の位置づけ
第2章 ICTによる社会環境の変化
1 策定方針 2 推進計画の構成
1 計画の役割 2 計画の名称 3 計画期間 4推進体制 5 進行管理
1 ICTを活用した先進性の高いまちづくりの推進2 ICTを活用した新たな価値の創出と地域活性化の推進3 ICTを活用できる人材の活用及び育成4 ICTを活用するための環境整備の促進5 ICTを活用した行政のサービス向上と働き方改革の推進
第4章 基本施策
1 現状と課題 2 ICT及びデータの把握 3 ICT利活用の効果
第3章 基本方針
1 基本理念 2 基本方針
第5章 基本施策の効果がもたらす未来の社会
第6章 政策分野別ICT・データ活用提案
1 基本施策の効果 2 未来のICT社会
2 計画の構成
第1章 計画の位置づけ(その1)
6
1 計画の役割
(1) 第2次袋井市総合計画に基づく計画
取 組
取組の基本方針
まちの将来像
まちづくりの基本目標
政 策
行政改革大綱
ICT推進計画
政策1 子どもがすこやかに育つまち
政策2 健康長寿で暮らしを楽しむまち
政策3 快適で魅力あるまち
政策4 活力みなぎる産業のまち
政策5 安全・安心に暮らせるまち
政策6 市民がいきいきと活躍するまち
市民とともに高め合う行政経営
自主性・自立性の高い行政経営
コストと成果を意識した行政経営
+
(行政改革大綱から)
政策・施策課題・行政改革×ICT=日本一健康文化都市の実現
第3次袋井市ICT推進計画・官民データ活用推進計画
第1章 計画の位置づけ(その2)
7
区 分 説明
データ本体
デジタルデータそのもので、文字・音声・画像・映像・信号をはじめ、
データで構成されたデザイン・アート・ゲーム等のコンテンツ、オープ
ンデータ、ビッグデータ、SNS・インスタグラムなどのこと
データの生成
収集を行うICT
データを生成・収集・交信するための機器・装置・プログラムで、IoT
のセンサ・LPWA通信網、ICカード類、スマートデバイス、超高速ブ
ロードバンド基盤、SNS・インスタグラム等のサービスなど
データの保管
集積を行うICT
様々な機器・端末等から集めたデータを保管・集積・蓄積する装置・
プログラムで、データセンター、サーバ、クラウドコンピューティング、
データプラットフォーム、SNS・インスタグラム等のサービスなど
データの分析解析を行うICT
複数のデータを処理・分析・解析するシステムやプログラムで、スーパーコンピュータ、AI、SNS・インスタグラム等のサービスなど
データの利用連携を行うICT
様々なデータを利用・連携・提供するための機器や装置・プログラムで、スマートデバイス、アプリ、API、情報通信用ロボット、デジタルサイネージ(電子掲示板)、高精細映像技術、SNS・インスタグラム等のサービスなど
1 計画の役割
(2) 官民データ活用推進基本法に基づく計画
ア 行政手続や行政サービスのオンライン化
イ 官民によるオープンデータの推進
ウ マイナンバーカードの普及・活用
エ ICTやデータ利活用における格差解消 (デジタルデバイド対策等)
オ 情報システムに係る規格の整備及び互換性の確保 (標準化、デジタル化、システム改革、業務改革の推進:BPR)
第1章 計画の位置づけ(その3)
8
本計画に掲げる施策・取組については、ICT化を推進するための企画・管理部門と、住民制度、健康・福祉、教育、産業、都市・建設等の実施部門との連携、協力が不可欠である。このため、推進本部は、規程に基づき計画による各種取組を調整し、ICT及びデータ化を加速・推進するとともに、年度毎に事業や取組に関する担当部署から実施状況の報告を受け各施策の進捗及び効果に関する評価や分析を行い、その結果を本市の行政経営に反映する。また、事業優先度や実施レベル、効果などについても検討し、計画策定後における社会情勢の変化、技術革新、本市ICT化の実施状況などに考慮しながら、追加事業や廃止事業についても協議、決定する。
市民袋井市ICT推進本部
本部長:市長副本部長:副市長
袋井市ICT推進委員会委員長:企画財政部長
副委員長:ICT街づくり課長
袋井市ICT推進委員会部会検討・実施に必要な場合設置
地域
大学企業
研究機関
広域連携
市民団体
学校
従来、袋井市ICT推進本部
(以下、「推進本部」という。)
は庁内組織であったが、今後
は庁内外のICT化を推進する
ための判断が求められること
となる。
ICTを生かしたまちづくりに
は、技術や費用の変動を見極
め事業を実施する必要がある
ことから、産学官民と連携し、
各々の知識や技術、知見を出
し合い、計画を実施する。
4 推進体制
5 進行管理
2 計画名称 「第3次袋井市ICT推進計画・官民データ活用推進計画」
3 計画期間 2019年度から2023年度
第2章 ICTによる社会環境の変化(その1)
9
⑴ 人口
ア 2018年11月1日現在:約88,000人
イ 将来人口(第2次袋井市総合計画)
2025年:85,400人 → 目標人口:86,900人
2060年:67,900人 → 目標人口:80,000人
約19,300人、2割以上の人口減少
ウ 市合計特殊出生率:1.71(2013年) 国:1.43 県:1.53
エ 人口置換水準:2.07を低下
少子化対策による出生率の向上
定住・移住対策による社会移動の改善などが急務
⑵ 子育て・教育の課題
ア 地域による子育て環境の充実
イ 1人ひとりの「わかった」「できた」を大切にした授業
ウ 幼小中一貫教育を推進
⑶ 健康・医療・福祉の課題
ア データ活用による健康寿命の延伸
イ 地域包括ケアシステムの構築
ウ 高齢者・障がい者がいきいきと暮らせるための支援
⑷ 都市・環境の課題
ア コンパクトシティの構築
イ 公共交通網の構築
ウ インフラの老朽化対策
エ 水道水の安定供給
オ 資源循環型社会の推進
⑸ 産業振興
ア 産学官連携と新産業創出による工業振興
イ ブランド力の創出とデータに基づく観光振興
ウ 新たなビジネスチャンスの拡大による農業振興
エ 個店の魅力創出による商業振興
⑹ 防災・防犯
ア 地域防災力の強化(多様な情報伝達の強化)
イ 総合的な治水対策及び土砂対策の推進
(市民自らが防災情報を入手できる体制の整備)
ウ 地域見守り活動の推進
エ 消防力の強化
⑺ 地域コミュニティ・国際化の推進
ア コミュニティセンターを拠点とした地域活動の推進
イ 多文化共生の推進
1 袋井市における現状と課題
第2章 ICTによる社会環境の変化(その2)
10
2 今後の利活用が見込まれるICT
1スマートデバイス(端末)
容易に持ち運ぶことができ、インターネットへの接続など多用途に使用可能な端末(スマホ・タブレット・スマートウオッチ・スマート家電など)
2AI
(人工知能)
コンピュータが人間と同様の知能を実現するための基礎技術で大量のデータから自動的に特徴や傾向を学習し解析する技術
3RPA
(ロボティックス・プロセス・オートメーション)
これまで人が行っていたパソコン上の定型作業をソフトで自動化する技術や仕組みのこと
4IoT
(モノのインターネット)
家電や自動車、工作機器など、あらゆるものをインターネットに接続し、データ収集などを可能にする技術
5第5世代移動通信(5G)
大容量のデータを高速で送受信し、多数同時接続や超低遅延できる情報通信回線・基盤
6
仮想現実(VR)
拡張現実(AR)
複合現実(MR)
仮想的な世界をあたかも現実のように体験できる技術(VR)現実の風景に特定の情報を重ね合わせて表示する技術(AR)現実空間と仮想空間を混合し現実のモノと仮想的なモノがリアルタイムで影響しあう新たな空間を構築する技術全般(MR)
7音声等認識技術
コンピュータが人間の言語や画像、感情、動作などを認識できる技術
8マイ
ナンバーカード
マイナンバーや氏名、住所、生年月日、性別、顔写真が記録され、対面等での本人確認のほか、カードに搭載されている公的個人認証サービスを活用し、オンラインでの本人確認・本人認証を安全で確実に行うことができるカード
9オープンデータ
誰もが容易に利用できる形式で公開された官民データ及びその利活用を促進する取り組み
10クラウドコンピューティング
データや業務システムを各端末に保存するのではなく、データセンターに保存しネットワークを通じて利用する形態
11ブロックチェーン
情報通信ネットワーク上にある端末同士を直接接続して、取引記録等を暗号技術を用いて分散的に処理・記録するためのデータベースの一種
12 ビッグデータ
オープンデータやパーソナルデータ、各種センサなどで生成・集積された産業データ(知のデジタル化・M2M)など、多種多様かつ膨大なデータ群
第2章 ICTによる社会環境の変化(その3)
11
交通情報を収集
AIを利用した政策反映適切な避難指示
避難所等のオープンデータ、AIによる状況解析結果を反映させ適切な非難をスマホで指示
気象や河川情報収集
カメラ
カメラやセンサで水位、水量などを観測し情報を蓄積する
センサー
Wi-FiI
カメラ
カメラによる安全管理やWi-Fのアクセスログiの情報を蓄積する
人の流れや動線に関する情報を収集
データ群
カメラ
道路状況をカメラ画像やセンサ情報として送信し蓄積する
発災時シミュレーション
3D地形データのオープンデータや、AIによるシミュレーション、VRを利用した疑似体験を通じた減災強化
カメラ、センサ、Wi-Fiなどのデータを活用し、地域課題を解決
スマホ
取組課題へのICT・データ利活用イメージ1
第2章 ICTによる社会環境の変化(その4)
12
ウェアラブル
カメラ
スマートスピーカー
子どもの登下校の様子をカメラの画像認識を利用して見守り
AIを活用し病歴・検診結果をA基に個人に適した健康指導提供する カメラ
ウェアラブル端末を利用した介護施設入所者の健康を診療所がチェック
スマホ
データ群
カメラを使った見守りとスマートスピーカーを利用した緊急時の病院連絡
テレビ診療で医師不足を解消
救急医療の現場から8K画像を5Gで送信
専門医などの診察も自宅で受信可能
取組課題へのICT・データ利活用イメージ2
第3章 基本方針
13
基本理念
多様性に富んだスマート社会を実現し、誰もが豊かさを実感できる未来を創る
基本方針
3 ICTで価値を高める産業づくり
技術革新や市場環境の変化に順応して新たな価値の創造に向けて変革し挑戦し続ける産業づくり
2 ICTでつながる地域づくり
コンパクト化とネットワーク化によってコミュニティを維持し新たな絆でつながる地域づくり
1 ICTを活用できる人づくり
多様性に応え、ICTやデータを活用して、誰もが豊かな人生を享受できる社会を実現するための人づくり
ICTによって、年齢や性別、障害の有無、国や地域などの多様性に応え、ヒト、モノ、コトがつながるスマート社会を実現するため、産学官民の連携・協働をもって取り組むこととする。この取組により、誰もが豊かな人生を享受するとともに、新たなネットワークで地域の絆を深め、変革によって産業や地域を活性化し、「活力と創造で 未来を先取る 日本一健康文化都市」を目指す。
ICTの潮流や国の動向を見通し、袋井市総合計画における現状と課題を踏まえて、ICTやデータを生かしたまちづくりに向けた姿勢を基本理念として掲げる。
基本理念を具現化するための方針を次のとおり定める。
第4章 基本施策(その1)
14
【取組】 1 各政策分野におけるIoT・AI・ビッグデータ等の利活用促進2 産学官連携によるオープンイノベーションの促進3 マイナンバーカードやスマートデバイス等の利活用促進4 デジタルコンテンツの利活用促進5 IT企業等のビジネスマッチングの推進
総合計画における取組課題の解決や新たな価値を創造するため、3つの基本方針を踏まえ、次のとおり基本施策を定める。
1 ICTを活用した先進性の高いまちづくりの推進
2 ICTを活用した新たな価値の創出と地域活性化の推進
産学官民が連携・協働して、次世代自動車やロボットなどの新たな成長分野においてIoTやAIを活用した新商品化や事業化を図るとともに、担い手不足や大規模化など変革が求められる農業のICT化を推進し、栽培管理の高度化と技術継承による生産性向上を図る
など、新産業の創出を推進する。また、子育てや健康、防災などの地域課題を解決しICTを駆使した先進性の高いまちを実現するため、産学官民の連携・協働による
共同研究や実証実験、ビジネスマッチングなどを促進し、市民にとって有益なシステムやソフトの開発及び実用化を図ることによって、市における地域課題と、企業における経営課題の解決を促進する。
医療・介護データ(レセプト)や健診データを解析するなど科学的知見に基づく健康づくりをはじめ、道路台帳等のデジタルデータを自動運転技術に活用することにより新たな地域交通を実現するなど、官民でオープンデータを利活用し、データを生かしたまちづくりを推進するとともに、データの集積や解析、循環、流通する仕組みを構築し、個人・企業等の権利や利益の保護を踏まえた適正なデータ利活用を促進する。
【取組】 1 オープンデータを登録・公開する基盤整備及び利活用推進2 公共データの公開及び自由な利活用の推進3 民間が保有するデータの公開及びビッグデータの流通の促進4 官民データの形式や分類方法等の標準化及び適正な利活用
第4章 基本施策(その2)
15
【取組】 1 Wi-Fiの拠点・利用環境の整備2 5GやLPWAなどによる通信基盤の整備促進
【取組】 1 ICTやデータ教育に携わる人材の活用2 ICT教育やデータサイエンティスト教育の推進3 ICTやデータに携わる人材の育成4 クラウドソーシングの普及促進
3 ICTを活用できる人材の活用及び育成
4 ICTを活用するための環境整備の促進
公衆無線LAN「Wi-Fi」は、災害対策や観光振興をはじめ、増加が見込まれる在住外国人とのネットワークを構築することができるため、ICTサービスを活用するために必要な通信手段として整備を推進するとともに、個店の魅力を創出し商業振興を図ることができるよう、店舗や宿泊施設などへのWi-Fiの設置を促進する。また、5GやLPWA等の新たな通信基盤は、コンパクトシティの構築や産業分野における生産性の向上、高度医療化の推進など、多様な効果や展開が期待されることから、通信事業者による本市への積極的な投資を促進する。
スマートデバイスやAI等を活用し、児童、生徒1人ひとりの理解度を高める学習をはじめ、AIやビックデータ等を活用し、人口減少や技術革新、市民ニーズの変化に対応できる、確かな技術・技能を持った人材の育成が求められていることから、大学や企業と連携しICTス
キルを持った人材のまちづくりへの参加・参画を呼び掛け、ICT教育やデータサイエンス教育を推進するとともに、ICTを生かし世代を越えてモノづくりやデザイン、ロボット操作等を地域で学び合う仕組みを整備する。
また、巧妙かつ複合化するサイバー攻撃などの犯罪を防止するため、情報モラルや情報セキュリティに関する知識を習得、活用できる人材を育成する。
第4章 基本施策(その3)
16
【取組】 1 情報システム最適化の推進2 情報セキュリティの強化3 テレワークの導入などによる働き方改革の推進4 新らたなICTの導入及びデータの利活用推進5 オンライン化やデジタル化による行政手続・事務の改善
5 ICTを活用した行政のサービス向上と働き方改革の推進
デジタル行政を推進するため、庁内における複雑化した情報ネットワークシステムの見直し、行政コストの削減や事務の効率化、情報システムの最適化を図るとともに、情報化時代に求められるセキュリティを確保することができるよう、技術面においては最新の動向や先進
事例を踏まえた対策を講じることで強化を図る。また、マイナンバーカードの普及により、電子申請のニーズが高まっており、、電子申請を活用した手続きのオンライン化などによって市
民サービスの向上と行政手続きの効率化を図る。働き方改革を推進するため、時間や場所にとらわれることなく働くことができる環境整備に向けてテレワークを積極的に活用するとともに、
ペーパレス化やテレビ会議などの普及、デジタルデータの長所を生かしたRPAやAIの活用による定型業務の自動化などを実施し、対人サービスの拡充や政策立案に係る時間を増やし、各種事業効果を高める取組を推進する。
第5章 基本施策の効果がもたらす未来の社会
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生活の利便性向上
生活の安全性向上
産業振興地域活性化
企業・行政等の生産性向上
学力向上人材育成
誰もがいつでもどこでも情報にアクセスしデータ通信できる社会(ユビキタス)
データがICT利活用の基本となり得たデータが次の活動へと導く社会(データドリブン)
官民データが広く公開・流通され自由に利活用できる社会(データの公開仕様の原則・オープンバイデフォルト)
デジタル形式で情報の作成・処理・送受信が行われる社会(デジタルファースト:デジタル形式の原則)
国や地域・業種の境界を越えたICT利活用が進む社会(ボーダレス)
新たな価値が生み出されソリューションが図られる社会(イノベーション)
暮らしや経済活動が効率よく最適化される社会(オプティマイゼーション)
基本施策1ICTを活用した先進性の高いまちづくりの推進
基本施策2ICTを活用した新たな価値の創出と地域活性化の推進
基本施策3ICTを活用できる人材の活用及び育成
基本施策5ICTを活用した行政のサービス向上と働き方改革の推進
基本施策4ICTを活用するための環境整備の促進
日本一健康文化都市
基本施策への取組よってICTやデータ利活用の効果を引き出すことによって、誰もが豊かさを享受し、人や地域が新たな絆でつながり、価値を創造し続けるスマート社会が実現する。こうした社会は日本一健康文化都市に寄与するものである。
17