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123 第5章 健康に暮らしていくための地域活動のアイデア

第5章 健康に暮らしていくための地域活動のアイデア - Onomichi · 2017. 2. 24. · 動のアイデアを出し合い、「地域活動のアイデアベスト3」をつくりました。

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第5章 健康に暮らしていくための地域活動のアイデア

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地域懇話会のまとめ

(1)概要

尾道市における健康づくりや食育の現状を市民と共有し、本計画に市民の声を反映させる

こと、また、地域における健康づくりについて検討し、いっしょに活動する仲間をつくるこ

とを目的に、市内を7地域に分けて、各圏域3回ずつ合計 21 回実施しました。

■実施状況

圏域 小学校区 会場

北部 御調中央・御調西・原田・木頃・木ノ庄東・木ノ庄西・三成 御調文化会館

中央 長江・土堂・久保・山波 公会堂別館

西部 栗原・栗原北・吉和・日比崎 総合福祉センター

東部 高須・西藤・浦崎・百島 公会堂別館

向島 向東・高見・向島中央・三幸 向島公民館

因島 土生・三庄・田熊・因北・重井・東生口 因島中庄公民館

瀬戸田 瀬戸田(東生口除く) 瀬戸田市民会館

※参集者(保健推進員 公衆衛生推進協議会 民生委員児童委員 地区社会福祉協議会 区長 子育て関係者

愛育会 食生活研究グループ 地域包括支援センター )

■地域懇話会の内容

回 内容

第一回

テーマ「こんな計画できたらいいな」 講師:人間科学研究所 所長 志賀 誠治 氏

健康や食のことや計画の考え方について知り、夢創造型の計画がつくれるよう、

健康や食に関する夢を「ウィッシュポエム」を使って語り合ってもらいました。

※「ウィッシュポエム」は、「第4章 健康おのみち 21計画」及び「第5章 食育推進計画」の

各分野に記載されています。

第二回

テーマ「まちの現状を見てみよう」

統計からみる尾道市の健康・食育の現状や、地域で感じている現状について理解

を深め、「病気を減らすこと」「元気を増やすこと」をキーワードに地域の課題や必

要なことについて話し合いました。

第三回

テーマ「こんな活動できたらいいな」

現状を踏まえたうえで、自分たちでできる地域に広げられるような健康・食育活

動のアイデアを出し合い、「地域活動のアイデアベスト3」をつくりました。

地域懇話会(楽しく健康づくりをする会)のまとめ

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(2)健康づくりを考える視点

健康を考えるとき、病気というマイナス要因と元気というプラス要因のバランスが大事で

あり、両方の側面から健康づくりを考えていきました。

■健康づくりを考える視点

資料:第1回地域懇話会講師 志賀誠治氏 資料引用

健康は病気と元気のバランスが大事!

その人らしい調和が

「豊かで幸せな人生」を生み出す

健診、食生活、運動、ストレス、

飲酒・喫煙習慣改善 等

生きがい・目標、活躍の場、ふれ

あい、自分らしさ、ゆとり 等

病病病気

気気

予予予防

防防

元元元気

気気

増増増進

進進

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(3)各地域懇話会のまとめ

分野 課 題 意 見

健診

・健診に行くのが大変(交通手段)

・健診の受け方が分かりにくい

・受診率が低い

・病院で検査している人は受けない

・“健診を受けましょう”だけでなく、受けて

よかったなどのメリットを伝える

・地域で、健診を受けた方が良いことを伝える

・料理教室(男性、親子、一般)を行っている

が、男性の参加が少ない

・ご近所同士のおすそわけが減っている(近所

力の低下)

・サロンで食事会を開くが、元気でないと行け

ず、メンバーが固定化している

・朝ごはんメニューの料理教室

・元気な人の食生活を聞く

運動

・いきいきロード、いきいきセンター等施設を

知らない人が多い

・朝早くからラジオ体操を流すと苦情がある

・サロン(健康体操など)には、足腰元気な人

でないと行けず、メンバーが決まってくる

・運動できる施設やウォーキングロード等の

PR を強化

・ラジオ体操を地域で毎日実施する

(子どもは元気に、高齢者は安否確認になる)

・サロン以外の活動、外出機会を持つ

ストレス

・定年後の男性の過ごし方は、家族のストレス

に影響する

・サロンへの男性の参加者が少ない

・仕事は生きがいでもあり、ストレスでもある

・男性のサロンでの役割を作る

タバコ

・健康に悪いと言われるが、やめたらストレス

になる

・お酒は適量に

~ 北部地域 ~

北部地域

第二回「まちの現状を見てみよう!」 「病気」を減らす

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分野 課 題 意 見

生きがい

・熱中できることを持つ

(定年後、野菜や果物を作る

→道の駅等へ出すことにより、収入を得る)

役割・

目標

・地域の行事に参加する

・地域で役割を持つ(ストレスを自分の見方に。

自分を褒める)

仲間・

繋がり

・アパート・マンションなどは人が分からず、

つながりが難しい

・町内会、子ども会に入らない人もおり、イベ

ント等でもかかわりがもてない

・30、40 代の行事への参加者が少なく、高齢

化している

・男性が集うものが少ない(男性の参加者が少

ない)

・若い世代を集めた、お話会(浴衣の着付け、

踊り等)

・おみこしなど、若い人が参加できる場をつく

・この懇話会のような、多種の役員が集まれる

機会を持つ

・小学校と一緒に地域の行事を考える

・「歴史」というキーワード等男性が興味を持

てそうな会を作る

『いきいきロード いきいきセンター 定期的な活用イベントで PR!』

『アイデアだしたい!!』

『笑わし隊』

『朝ごはんを作って食べる会』

『野菜のおすそ分け』

『草刈り隊で野菜やお花をつくる 収穫祭!!』

『小さな単位でのサロン』

『食を楽しむかい♪』

第三回「こんな活動できたらいいな」 地域活動のアイデアベスト3

第二回「まちの現状を見てみよう!」 「元気」を増やす

~その他に出たアイデア~

休耕地を共同農園にし、子どもといっ

しょに体験する

1位 地域を楽しくウォーキングする

2位 農業を楽しむ

3位 早寝・早起き

名所、旧跡めぐり、銀山街道

マップづくり・・

早寝・早起き+α(ラジオ体操・朝食・

ウォーキング)

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分野 課 題 意 見

健診

・モデル地区で身近な地域の保健推進員より受

診勧奨して受診率がアップした

・サロンで食事会をするが、参加者に偏りがあ

る(男性の参加が少ない)

・男性料理教室の参加者が少ない

・地元の食物が販売している場所が少なく(わ

かりにくく)、買いに行くのが大変

・買い物の場が少ない

・料理教室など、年に 2~3回すること、年に

1回でも継続することが大切

・ボーイフレンドを誘って参加する(サロン、

料理教室)

・食事をすることでコミュニケーションがよく

なる

・空き家を借りて食事会

・食事制限をする場合、家族に協力してもらう

とさらに良い

・自給自足は楽しい!

運動

・さわやか健康大学の参加者を増やしたい…

・『歩け歩け』が、バス日帰り旅行のようにな

っている

・さわやか健康大学に参加し、歩き方の工夫な

どの知識を得る。交流の場にもする

・自分の好きな事をして、楽しく体を動かすこ

とが大事

・行事と共催にすると参加者が増える

ストレス

・ストレスが溜まると食べてしまう(特に甘い

もの)

・認知レベルの低下や鬱の人が増えた

・カラオケ同好会を町内会のいきいきサロンで

集まってやっている

・予防のためおしゃべりする会をする

タバコ

・アルコールの量を減らすと、ストレスが増え

・タバコは病気にならないとやめられない「や

めて」も言いにくい

・『あなたと飲むのが一番おいしい』など、夫

婦で言い合う

・お酒は適量にする

~ 中央地域 ~

第二回「まちの現状を見てみよう!」 「病気」を減らす

中央地域

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分野 課 題 意 見

生きがい

・退職すると一個人であり、男性はプライドも

あって地域に同化しにくい

・夏祭り、とんどなどの地域の行事が生きが

い!

・70歳は元気。体力は落ちても気分は若い!

役割・目標

・盆踊りなどの行事で、中心になる人が高齢者

であり、少子高齢化、土地がないなどもあっ

て中止に、という声が上がる

・スタッフになると負担になることもある

・後継者の育成。次世代にバトンを繋ぐことが大切

・広域的に広げ、よその人も参加するようにする

・いろいろな関係者がみんなで一緒に活動をす

る(組織づくり・横のつながりができる)

仲間・繋が

・働いている世代をどうやって誘い込むか(50

代で体の変化に気づく)

・サロンなど、出る人は出るが、出ない人は出

ない

・サロンに出て来ない人への誘い方が難しい

・サロンにはきっかけがないと行き辛い。物を

作るのが苦手な人もいる

・おしゃべりなど、毎日開放できる場所がない

・サロンがあるのは、場所が狭く坂が多いとこ

ろで行きにくい

・近所でも知らない人がいる(一人暮らしのお

年寄りなど)安否確認ができにくい

・働きながら、細くてもつながりを持っておく

ことが大切(30 代からでも)

・年を取ってから、地域のつながりが大事になる

・いろんな種類のサークルを作り、それぞれ好

きなところに出てこられるようにする。ま

た、サロンを開放し、同じ日にいろんなこと

をできるようにする(こっちでは囲碁、あっ

ちでは手芸、など)

・地域に縁側のような(昔の「ばんこ」)もの

があったら良い

・ボランティアの人の配慮により、フェンスにハ

ンカチを結びつけてもらい、安否確認している

・小学生と関わっていると育った子が大人にな

って協力や声をかけてくれる(朝夕の小学校

の送り迎え見守り隊)

『小さい単位で参加型サロンを』

『ときめき会♡』

『月替わりスポーツ大会』

『さわやか健康大学の活用』

『みんなでサロンに集まろう』

第三回「こんな活動できたらいいな」 地域活動のアイデアベスト3

第二回「まちの現状を見てみよう!」 「元気」を増やす

~その他に出たアイデア~

ラジオ体操、健康体操、テレビ体操

小学生とのグランドゴルフ

1位 いつでも、誰でも集まれる場づくり

2位 花いっぱい&ゴミ拾い散歩

「どこでもカフェ」(食事会・おしゃ

べり会・趣味・・・)

3位 体操を地域で実施する・スポーツを通じての世代交流

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分野 課 題 意 見

健診

・病院に行っている人は健診を受けない

・集団検診は、申込が面倒で行くのが大変、予

定も立てにくい

・結果が怖いので行かない

・健診受診率が低い

・意識の差がある

・早期受診をせず、主治医もいない人の場合、

いきなり救急車に乗る場合がある

・医師から健診をすすめられて受ける

・保推の声かけ、一緒に健診申込みして、一緒

に行く

・自分の受診体験を伝える

・誕生日月に必ず健診を受ける

・料理教室 65歳以上の参加が多い

・料理教室での若い人の参加が少ない(メニュ

ーが若者向きでない)

・三世代交流料理教室

・親子料理教室

・みんなで一緒に楽しくおしゃべりしながら食

事をする

・高齢者にも食事を作ってもらう

運動

・意識している人は運動するが、そうでない人

はしない

・公民館有料になると活動できなくなる

・20 代に運動していた人としていなかった人

で差がある

・グランドゴルフは、男性、女性も参加しやす

・若い頃から運動をする

タバコ

・タバコをやめるとストレスが溜まったり、間

食が増えて太る

・お酒はやめられない人多い

・病院で禁煙治療

第二回「まちの現状を見てみよう!」 「病気」を減らす

西部地域

~ 西部地域 ~

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分野 課 題 意 見

生きがい

・趣味は、時間が必要だという人がいる ・役員になると生きがいにつながる

・楽しいことをすると生きがいにつながる

役割・目標

・一人暮らしが多いと不安

・役員は、高齢者が多く、若い人は少ない

・役員を順番に変え、活動する

・町内の人材を生かし、先生になってもらう

仲間・繋が

・役員にならないと参加しない人もいる

・地域が広く、地域全体の協力が得られにくい

・あいさつ運動や子ども会など、子どもとの関

わりはあっても保護者との関わりがない

・男性の参加は地域性がある

・マンション住まいだと、あまり集いがない

・サロンへの参加者が決まりつつあり、男性は

少ない

・学生とのふれあいがない

・役員をすると地域の人と関わりができる

・PTA 含め民生委員、社協、公衛協、小・中

学校、消防団、体育協会、保健推進員などみ

んなで盛り上げる

・グランドゴルフでつながる

・ほどほどに気を使って、周りも楽しく自分も

楽しく

・嫌なことは言わない、踏み込み過ぎない、お

すそわけをする

・学園祭など、地域から入っていく

『発表の場をつくる』

『集えるサロンの充実』

『みんなで一緒におしゃべりクッキング♡』

『みんなで農業 食べて元気』

『いつでもどこでもラジオ体操』

『出られない人へ声掛けをしよう』

第三回「こんな活動できたらいいな」 地域活動のアイデアベスト3

第二回「まちの現状を見てみよう!」 「元気」を増やす

~その他に出たアイデア~

歩く、コミュニケーション(あいさ

つ)、食べる(3 食)、ごみ拾い

1位 老若男女いつでも集える場づくり

2位 自分の健康づくりをする

3位 男性料理教室 講師男性←参加者順番性にするなど(レシピは女性にも)

買出しも順番でグループで行く

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分野 課 題 意 見

健診

・健診結果説明がわかりにくい(封書の内容な

ど)

・健診の内容が受けようと思いにくい内容

・自分の身体は自分で管理することが大切

・結果説明がわかるようにフォローが必要

・子育てサロンで子どもの食事で悩んでいる保

護者が多い

・自分自身で食事管理が必要(食事記録をつけ

る。カロリー計算をする)

・地域の野菜を使ったメニューを作成する(参

加意欲がわく)

・調理方法などを伝える場がほしい(経験者か

ら知恵を教えてもらう)

・親子で参加できて一緒に調理できる料理教室

があったらいい

運動

・何かしたいが場所がない ・サロンで体操

・演歌体操

・小学校に高齢者が出向き、グランドゴルフ等

教える。地域の親睦を深め、地域の歴史を伝

承するため

タバコ

・タバコを吸う人は減ったが、反面若い女性の

喫煙者が増えた

・お酒は糖質の低いものにする(例えば発泡酒

など)

・喫煙場所を作らない

・公民館に灰皿を置かない

・タバコの現状を伝える

第二回「まちの現状を見てみよう!」 「病気」を減らす

東部地域

~ 東部地域 ~

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分野 課 題 意 見

生きがい

・百島の人は元気なので百島に学びたい

・公民館をうまく活用し、健康について広めていく

役割・目標

・ボランティア 女性はつながるが男性は孤立

しやすい傾向

・得意なことを生かす場を作る

仲間・繋が

・サロンや男性料理教室への男性の参加が少な

い(役員のみ、順番で出る)

・サロンに誘っても来ない人が心配

・10~20 年後には人が少なくなる(浦崎・百

島)

・10 歳代・20 歳代は、仕事が少ないため地

元に帰って来ない

・30~40歳代は共働きが多く、人が集まらな

・2世帯同居の人が少なくなった

・参加者にサロンでの役割を持ってもらう(飾

りづくりなど)

・サロンー空き家を利用して近くで気軽に集ま

れる場所を作る

・料理教室などイベントをきっかけに仲間づく

りをする

・帰省した子どもに会合を企画し、交流を増やす

・きっかけさえ作れば人は集まるので、子ども

が集まる方法を考える(子どもがいると親・

祖父母の参加につながる)

・「自分達でしないと」という気持ちで取り組む

『ちょい悪じいちゃんの会、おちゃめばあちゃんの会』

『ゴミ拾いウォーク』

『地域への愛着を持とう』

『コンビニ集会所』(いつでも、一人でも気軽にふらっと立ち寄れる場所づくり)

『みんな笑顔で体力づくり』

『材料持ち込み料理会』

『一品どんぶり食事会』

『完熟サロン』(小単位でのサロンを充実)

『みんなで山登り会』(子どもと遊ぶ)

第三回「こんな活動できたらいいな」 地域活動のアイデアベスト3

第二回「まちの現状を見てみよう!」 「元気」を増やす

~その他に出たアイデア~

敬老会の出席率が低いの

で、敬老式にしてその歳を

盛大に祝う

1位 四季折々の行事で、みんなが集まる、みんなつながる ~頑張ろう東部~

2位 地域でできる「おのみちオリジナル体操」

3位 敬老式(節目の年齢)を実施し、健康チェック

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分野 課 題 意 見

健診・医療

・若い人は、がん検診を「まだ大丈夫」と受け

ない

・小さい子を連れて健診に行くことが大変

・集団健診は流れ作業的・狭くていやだ

・健診を受けてない人もいるので、受診率が全

国最下位

・健診結果説明会のように、健診後どういう風

にしたらいいかフォローしてもらいたい

・健診時に小さい子をみてくれる人がいたらい

・医療費や健診受診率など、現状を住民に知ら

せることが大切

食事・運動

・ウォーキングイベントなど、あまり知られて

いない

・ソフトボールや歩け歩けなどは、高齢者の参

加は少ない

・ウォーキングを広げればお金をかけずに健康

になれる

子育て

・地域にお母さんの子育ての悩みを受け止める

人や機関が少ない

・子育てで本当に悩んでいる人は実際なかなか

相談に行きにくい

その他

・健康講座に行く人・行かない人に分かれる。

どうアピールするかが課題

・若い時から継続できたり、家族が一緒に楽し

めるイベントがあったらいい(運動不足・ス

トレス対策)

・イベントに来る目的になるような魅力ある企

画が必要(ごみ拾い+カレー)

・行事は単発ではなく、繰り返しが必要(さわ

やか健康大学)

第二回「まちの現状を見てみよう!」 「病気」を減らす

向島地域

~ 向島地域 ~

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分野 課 題 意 見

生きがい

・趣味を増やしすぎて負担になることもある ・まずは気持ちが元気になることが大切

・生産性(作ったものが売れる)と楽しみに使

える

役割・

目標

・ボランティアと参加者に意識の差がある。お

よばれ感覚

・ボランティアを受け継ぐ次世代の人がいない

・登下校時の挨拶運動・パトロールで役に立つ

ことで元気がでる

仲間・

つながり

・サロンなどが嫌な人は誘っても来ない。

・男性のつながりが少ない

・地区によっては新しいアパートが多く、まと

まりにくい

・いろいろな世代の人が交流する場・つながる

きっかけをつくることが大切(サロン・子育

てサロンなど)

・思春期の子どもたちも健やかに育つように、

子どもたちが元気で輝ける場所を作っていく

・男性が話せる場、高齢者が先生になれる場を

つくる

・一歩出られる居場所づくりが必要

・近所の人と立ち話(男性の夕日を見る会)…「あ

の人今日来てないけど」と情報交換になる

・食事のおすそわけ⇔ありがとうのおすそわけ

(野菜など)

『子育てサロンに高齢者が参加する』

『お食事会』

『気軽に集まって体操』

『歌えておしゃべりできる場づくり』

『地域の自慢大会』

『3世代交流できるイベント』

第三回「こんな活動できたらいいな」 地域活動のアイデアベスト3

第二回「まちの現状を見てみよう!」 「元気」を増やす

~その他に出たアイデア~

畑づくり、そば打ち、コーヒーの入れ

方・・・

2位 「男性活躍塾」

3位 自主的な参加型サロン お客様ではなく、みんなが一緒にやっ

ていく

1位 「イベント準備隊」等、ボランティアを育成する

地域の行事を継続し、地域

の元気づくりのために後

継者を育てる

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分野 課 題 意 見

健診

・受診率がアップしたが、維持が大変

・病院にかかっているから受けない

・受診率アップには、家庭訪問など、各団体の

協力が必要

・公民館で受けるようになって、受けやすくなった

・申込みの改善

・地域での健康講座の実施

・会社を辞めたら市の健診を受ける

・男性料理教室の参加者が少ない、男性が参加

しにくい

・地元産の魚など、売っているところが少ない

・男性が集う場をつくる

(麻雀・花札・囲碁など)

・畑を借りて、無農薬(有機)栽培

・小魚等、海の物を食べて長生き

・エプロンシアターで地産地消のよさを伝える

・おすそ分けをしあう

運動

・サイクリング大会など、因島以外の人が参加

する大会は多い

・はつらつ筋トレクラブ はじめはたくさんい

たが、だんだん人数が減った

・運動は一人だけだと続かない

・散歩する、ウォーキングで健康なかまをつくる

(個人・夫婦・グループ)

・ビーチバレーは若い人からお年寄りでも参加

できる

・グランドゴルフのグループをつくる

・町民あげてのラジオ体操

・三庄歴史探訪ウォーキング

ストレス

・一人でいるとストレスがたまる ・コーラス、おしゃべり会

・カラオケでストレス発散

・子ども達とふれあい元気をもらう

タバコ

・女性の喫煙者が増えている ・ヘリカル CTをすすめる

第二回「まちの現状を見てみよう!」 「病気」を減らす

因島地域

~ 因島地域 ~

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分野 課 題 意 見

生きがい

・健康づくりに関心のある人もいるが、誰かが

率先して何かするということはない

・退職した男性はやることがない

・ボランティアによる、町をきれいにする活動

・うまい観光PR サイクリストなどに向けた

場所の提供で地域活性化

・趣味を持って年をとる(俳句・写真・旅行)

・地域のボランティアに引っ張り出す

役割・目標

・後継者づくりが難しい

・高齢化で活動する人が減ってくる

・良い人間関係をつくっていける地域リーダー

等の後継者をつくる

・役員は大変だけど、楽しんで役員をする

・グランドゴルフなど新しいグループをたくさ

ん作る

仲間・繋が

・サロンやさわやか健康大学への男性の参加者

が少ない

・若い人は参加しにくい

・参加できる人、できない人がいる

・地域の行事が減っている

・学校がなくなり、行っていた行事がなくなる

・子どもと高齢者のつながりが少ない

・男性が集える場をつくる

・男性グループ(ボランティア)をつくる

・曜日ごとテーマ別に集まる場所

・誰でもいつでも集まれる場所

・空いた教室など、公の場所の活用

・声かけ訪問

・どこでも乗り降りできるバスをつくる

・幼稚園、小学校、中学校など一緒にできる行

事でコミュニケーションアップ

・サロンに子どもも参加してもらう

・廃校になった中学校の草取りをみんなで行う

『屋外サロンを設置』

『因島地域あげてのウォーキング大会』

『イベントの開催 「島全体を使ってサイクリング大会」 』

『空いた畑を使って地産地消』

『男性料理教室で作ったものを「おすそわけ」 』

第三回「こんな活動できたらいいな」 地域活動のアイデアベスト3

第二回「まちの現状を見てみよう!」 「元気」を増やす

~その他に出たアイデア~

2位 町民あげてのラジオ体操をする

3位 地区ごとにウォーキングマップを作る

小さい単位で、男性も集

まれる

距離に応じた消費カロ

リーをご飯で表示

1位 いつでも集え、おしゃべりできる場づくり

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分野 課 題 意 見

健診

・旧瀬戸田町で実施していた誕生月健診が現在

ない

・元気である、病院へ行っているから受診しな

・誕生月健診の復活

・受診率アップには、保健推進員等による個別

勧奨が効果的

・男性料理教室、親子料理教室等の参加者の固

・高血圧、糖尿病の料理教室には自分が病気で

ないと熱心にならない

・ファミリークッキングは参加者が多い(子供

会の行事とタイアップ)

・減塩のためにレモンを使用

運動

・「運動」というとすごく動くイメージ

・ウォーキング場所によっては、野良犬、イノ

シシが出る

・家でできる運動、ラジオ体操の普及

・グランドゴルフは高齢者向け

・向上寺などウォーキングコースの整備

・観音山周辺の遊歩道の周知

・瀬戸田88カ所ウォーキング

第二回「まちの現状を見てみよう!」 「病気」を減らす

瀬戸田地域

~ 瀬戸田地域 ~

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分野 課 題 意 見

生きがい

・講演会の参加や参加後の行動は 1人では困難

・人口の減少

・伝統の小学校区対抗の運動会にも高齢化の影

響あり

・仲間がいると、参加しやすいので情報発信す

・訪れる人(サイクリスト等)のおもてなし

・元気な高齢者を地域の人的資源にする・野菜

を栽培し販売して収入を得る

・高齢者も参加しやすい競技種目の変更

役割・目標

・役割がありがんばれる反面、疲れる

・地域によっては活動が流れていない

・後継者探しが難しい

・横の繋がりが欲しい(区長、民生委員、保健

推進員、老人会長等)

仲間・繋が

・声かけ、挨拶が少ない

・サロンに参加する年代に偏りがある

・まつりなど繋がりが強そうに見えるが同じよ

うな人しか来ていない

・地域の活動(盆踊り等)の後継者がいない

・60 代の男性が退職後に地域へ入るのは難しい

・買い物場所が減り、集まる場所が減った

・購入品配達で便利になった反面、繋がりが減った

・挨拶で関係づくり

・家を空ける時、隣人に声をかける

・歩く名目でしゃべる(ストレスの解消)

・子どもから高齢者まで参加できるサロンをつ

くる(岩子島のめだかの学校のような)

・グランドゴルフ、ラジオ体操で多くの人との

ふれあう

・退職後の 60 代の人に加わってもらう

・共同購入に似たようなものがあったらいい

『体操、グランドゴルフ、ウォーキングなど地区の予定の情報発信』

『地域で集まる機会を月1回程度作る』

『島一周ウォークラリーでお大師めぐり(88カ所)(商品・食事付)』

『砂浜ウォーキング』

『住民自身が自転車に興味を持つ・親しむイベントなど+αする』

『仮装踊り(景品付き)』

『町民大会に参加率 up』

『食育の日 19日(月に 1日)におすそわけ隊!』

『回覧板 手渡し運動』

第三回「こんな活動できたらいいな」 地域活動のアイデアベスト3

第二回「まちの現状を見てみよう!」 「元気」を増やす

~その他に出たアイデア~

家庭菜園でできたもの、釣った魚を持

ち寄る

移動販売とタイアップ(みんなの必要

なものが注文できる)

1位 いつでもどこでもラジオ体操

2位 地元産を共同購入できる青空市場

3位 いつでもだれでも集える常設サロン

地域毎で集まりやすい時間帯を設定

時間を決めてラジオ体操の曲を流す

(10 時と 15 時に防災無線で)

集会所 1 日開放デー

Page 18: 第5章 健康に暮らしていくための地域活動のアイデア - Onomichi · 2017. 2. 24. · 動のアイデアを出し合い、「地域活動のアイデアベスト3」をつくりました。

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自分たちでできる地域活動のアイデアベスト3のまとめ

○地域(小さい単位)でのウォーキング

・旧跡、史跡めぐり

・ゴミ拾い散歩

・ウォーキングマップづくり(地区ごとに)

○地域でできる体操

・ラジオ体操

・おのみちオリジナル体操

○スポーツを通じて世代交流

○いつでも集える場づくり

・歩いて行けるような小さい単位で

・常設サロン(集会所 1 日開放デー等)

・どこでもカフェ

○自主的な参加型サロン(みんなが一緒に考える)

○四季折々の行事で、みんな集まろう

○農業を楽しむ

・休耕地を共同農園にして、

子どもと農業体験

○地元産を購入できる青空市場

○男性の出かける場づくり

・男性活躍塾

・男性料理教室

○早寝・早起き+α

○ボランティア育成

・地域の行事で活動する

「イベント準備隊」

○敬老式(節目の年齢)を実施し、

健康チェック