第９回ウイスキー検定 報告書

2019.12.4

一般社団法人 ウイスキー検定実行委員会

目次

1. 実施データ p.3

－概要、受験者数、合格者数など

2. 受験者属性 p.4

－年代比、男女比

－都道府県別受験者数

3. 受験者アンケート結果 p.7

－概要、職業

－知ったきっかけ

－今一番飲みたいウイスキーは何ですか？銘柄を教えてください。

ー国内外を問わず、今一番訪れたい蒸留所はどこですか？

4. PR施策 p.11

5. 第10回検定に向けて p.13

2

1. 実施データ

3

申込者数 受験者数 合格者数 合格率 平均点

1級 162 139 24 17.3% 67.1

2級 689 548 130 23.7% 59.2

3級 641 556 338 60.8% 63.9

IW級 178 145 36 24.8% 33.9

合計 1670 1388 528 - -

第9回ウイスキー検定

開催日：2019年9月1日（日）

開催地：札幌、仙台、東京、名古屋、大阪

実施級：1級、2級、3級、アイリッシュウイスキー(IW)級

受験料：1級 6,000円、2級 5,000円、3級 4,000円、

アイリッシュウイスキー級 3,000円

※全て税抜 ※併願割引10％OFF

東京会場の様子

※IW級は50点満点、35点以上で合格

20代

29.2%

30代

29.5%

40代

22.8%

50代

13.7%

60代以上

4.8%年代比

2. 受験者属性①

4

■年代比は、前回に比べ20代が27.8％から29.2％に増加。前回までと同じく、20代30代の若い世代が60％近くになる。

■前回よりほぼ変化なし。

男性

79.2%

女性

20.8%

男女比

2. 受験者属性② －都道府県別受験者数上位23位

5

順位 都道府県 1級 2級 3級 IW級 合計 構成比

1 東京都 47 171 172 49 439 26.3%

2 神奈川県 20 82 67 21 190 11.4%

3 大阪府 14 52 51 14 131 7.8%

4 北海道 11 51 55 13 130 7.8%

5 愛知県 8 43 42 14 107 6.4%

6 埼玉県 8 49 34 11 102 6.1%

7 千葉県 4 39 29 9 81 4.9%

8 兵庫県 9 28 18 10 65 3.9%

9 京都府 3 26 17 1 47 2.8%

10 宮城県 2 23 15 4 44 2.6%

11 静岡県 1 10 19 2 32 1.9%

12 福島県 2 8 15 1 26 1.6%

13 茨城県 2 9 8 3 22 1.3%

14 山形県 1 10 5 1 17 1.0%

14 山梨県 0 10 6 1 17 1.0%

16 長野県 3 5 6 2 16 1.0%

17 奈良県 4 7 3 1 15 0.9%

18 岐阜県 1 6 5 1 13 0.8%

18 岩手県 2 4 5 2 13 0.8%

18 三重県 0 4 8 1 13 0.8%

21 新潟県 4 3 3 2 12 0.7%

21 広島県 2 7 2 1 12 0.7%

23 栃木県 1 1 7 2 11 0.7%

23 岡山県 0 5 6 0 11 0.7%

■各級受験者の申込時の住所により振り分け。併願者はそれぞれの級で１名と数えた。

■上位3位までは前回と同順位。北海道が愛知県より受験者が多いのは、今後の札幌会場開催においても注目したい点だ。

関東

51.2%

近畿

16.2%

北海道

7.8%

中部

13.6%

東北

6.5%

中国

1.9%

九州

1.6%

四国・沖縄

1.3% 第9回申込者数

エリア別比率

2. 受験者属性③ －都道府県別受験者数25位以下

6

順位 都道府県 1級 2級 3級 BW級 合計 構成比

25 群馬県 2 2 3 3 10 0.6%

25 沖縄県 1 2 6 1 10 0.6%

25 福岡県 0 4 5 1 10 0.6%

28 滋賀県 0 4 4 1 9 0.5%

29 香川県 2 1 4 1 8 0.5%

29 石川県 0 3 3 2 8 0.5%

31 大分県 1 3 1 1 6 0.4%

31 山口県 1 2 2 1 6 0.4%

33 福井県 0 2 3 0 5 0.3%

34 富山県 1 0 3 0 4 0.2%

34 秋田県 1 0 3 0 4 0.2%

34 青森県 0 2 1 1 4 0.2%

37 鳥取県 1 1 1 0 3 0.2%

37 熊本県 1 1 1 0 3 0.2%

37 和歌山県 1 1 1 0 3 0.2%

40 愛媛県 1 1 0 0 2 0.1%

40 鹿児島県 0 1 1 0 2 0.1%

40 長崎県 0 1 1 0 2 0.1%

40 佐賀県 0 1 1 0 2 0.1%

44 高知県 0 1 0 0 1 0.1%

44 徳島県 0 1 0 0 1 0.1%

44 宮崎県 0 0 1 0 1 0.1%

地域受験者数

増加率前回 今回

関東 799 855 107%

近畿 258 270 105%

中部 165 227 138%

中国 39 32 82%

東北 37 108 292%

九州 17 26 153%

北海道 12 130 1083%

四国・沖縄 22 22 100%

合計 1349 855 107%

■前回の第8回開催地は、東京・名古屋・大阪。

今回の第9回開催地は、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、ホワイトオーク蒸留所(現江井ヶ嶋蒸留所)

3. 受験者アンケート結果①

7

【アンケート概要】

実施日：2019年9月1日（日）

アンケート対象：ウイスキー検定受験者

方法：解答用紙の裏にアンケートを掲載。試験時間中の余った時間に任意で回答をお願いした。

回答者分布：2・3級の受験者が約8割。

受験級 回答数 分布

1級 80 8.4％

2級 328 34.5％

3級 426 44.7％

IW級 118 12.4％

合計 952 -

■お酒に関わる職業の割合は計24％で、ほとんどはその他一般のご職業の方。

50%

14%10%

7% 7% 5% 5%1%

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

【Q1】 あなたのご職業を教えてください

3. 受験者アンケート結果②

8

■インターネットから知る人が多いことは前回同様。このことからも、ウイスキー検定公式ホームページの大幅リニューアルも視野にいれたい。

■「勤め先で紹介されて」が微増。酒類メーカーの方やバー、飲食店の方の受験が増えている。

【Q2】 どこでウイスキー検定を知りましたか＜複数回答可＞

ウイスキー文化研究所

公式HP

23.5%

インターネットでキー

ワード検索をして

21.6%

バー/飲食店/酒販店で

の告知物を見て

12.3%

勤め先で紹介

されて

10.2%

書店でテキスト

を見て

7.2%

口コミで

6.6%

ウイスキーフェスティ

バルの会場

5.8%

SNSの投稿を見て

4.8%

蒸留所で告知物を見て

4.2%

その他

3.6%

3. 受験者アンケート結果③Q 今！一番飲みたいウイスキーは何ですか？銘柄を教えてください。

9

■好きなのを飲みたい・アードベック／一番好きな銘柄だから・ディンプル／好きなので・ザ・グレンリベット12年／初心者の自分には今の所1番おいしいと思ったから。

■クラフトウイスキーが楽しみ・厚岸ウイスキー・ガイアフローがリリース予定の自社ウイスキー

■なかなか飲めないものを・山崎50年／死ぬまでに一度・白州と山崎の構成原酒／白州蒸溜所の併設バーで有料試飲できなくなった。・古いマッカラン／60年代～40年代くらいの。相当うまいとうかがっているので。・ダンピーボトルのボウモア／大勢の方が、「昔のボウモアはおいしかった」と言うから、気になってしょうがない。

■思い入れがある・グレンフィディック／30年前にウイスキーが美味しい飲み物と教えてもらった。・スキャパ／ウイスキー検定を受けるきっかけをくれたバーテンダーさんが最初にオススメしてくれた・クライヌリッシュ、創業年が生まれた年といっしょだから。

■その他・ダルモア／スコッチ好きのイギリス人の友人にすすめられたから。・キャパトニック／一度バーで飲んだ時あまりの華やかさと軽さ、後から来る甘さに驚いたから。・ジョニーウォーカー黒／頭を使ったあとにはブレンデッドが…・五大ウイスキー以外のウイスキー（台湾など）■勉強して興味が湧いた

・余市／ウイスキー検定の勉強を通じて、今でも直火焚きと知ったので他のジャパニーズウイスキーとの違いを体感してみたい。・スコッチの勉強をしたのでスコッチの有名銘柄を飲みたい

3. 受験者アンケート結果④Q 国内外を問わず、今一番訪れたい蒸留所はどこですか？その理由も教えてください。

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■山崎蒸溜所

・日本最古を見てみたい。・好きだから。何回行ってもトキメクから。・日本のウイスキーが生まれた歴史を知りたいから。・20歳の誕生日に山崎の12年をもらったのがウイスキーを好きになったきっかけだから。

■余市蒸溜所

・竹鶴氏のことをもっと知りたいので。・以前に行ったことはあるがウイスキーについて勉強したら、再訪してみたいです。・唯一の石炭使用のため。・スコットランドと同じ気候、風土を確かめてみたい。

■白州蒸溜所

・日本のウイスキーの中で1番好きだから。・20歳の誕生日に家族と訪れて、自然がたくさんあって、水もおいしくて、ツアーの案内をしてくれた方がお祝いしてくれてとても素敵な場所だったため。・昔飲んだ味が忘れられないから。

■スコットランド

・ボウモア蒸留所／カキにウイスキーをかけたい。・ラフロイグ／どれだけ潮風を感じる場所なのか気になる。・タリスカー／スコットランドについて知りたいのと、タリスカーのイベントが楽しかったから。・アードベッグ／酒が好き、風景が美しそう、宿泊施設を併設している、一度アイラに行ってみたい。・アイラにある蒸留所全て／聖地と呼ばれているから、島のピート香を感じたい。・マッカラン蒸留所／最初に知ったウイスキー蒸留所だったので、思い入れがあるため。・グレンモーレンジィ／好きな人が20年飲み続けているウイスキーだから。

■その他・遊佐／女性の方が働いている製造現場を見たい！・秩父／廃業寸前から世界的なウイスキーまでウイスキーを盛り立てた創業者の真髄に触れてみたいから。・マルス信州／比較的行きやすい場所にあることと、今回の勉強を通して、初めて長野に蒸留所があることを知ったからです。・厚岸蒸溜所／日本でいちばん寒いところにあるから。

4. PR施策①

• メーカー、インポーター、酒販店様にご協力要請(52社)

• 「ウイスキー検定PR協力店」を募集、PRツール設置依頼(全国約900店)

• 国内蒸留所へPRツール設置の依頼

• ホームページ、Facebook、Twitter、メルマガによる告知

• ウイスキー専門誌『Whisky Galore』への情報掲載、広告掲載

• 合格者向けニューズレター『Whisky Life』のvol.10発行

• 『Whisky Life』への情報掲載、チラシ同封

• ウイスキー文化研究所会員へのチラシ送付

• ウイスキー検定クリアファイル無料プレゼント

• 『ウイスキー検定過去問題集⑦』を出版

• ウイスキーイベント等での告知Bar ShowWhisky Festival 2019 in 大阪清里ウイスキーフェスティバル2019 in 萌木の村

■受験者特典のクリアファイル

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■過去問題集⑦

4. PR施策②

ホワイトオーク会場試験後に蒸留所見学を開催

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ホワイトオーク会場（現江井ヶ嶋蒸留所）では、試験終了後に

蒸留所の見学と試飲を実施。

今年3月に稼働した新しいポットスチルをはじめとする設備につい

ての解説、熟成庫では樽の種類、造りの違いなどの話を伺った。

5. 第10回検定に向けて

• 「第10回ウイスキー検定」 2020年2月9日開催

•会場は東京・名古屋・大阪と初開催の広島の開催

•特別級は第10回開催記念でアイリッシュウイスキー(IW)級、バーボンウイスキー(BW)級、シングルモルト(SM)級を実施。過去最多の6種の級を実施し、最大3種の級の併願が可能。

•三郎丸蒸留所への合格者限定ツアー開催。

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いつもご協力いただき誠にありがとうございます。

今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。

＜編集・発行＞

一般社団法人 ウイスキー検定実行委員会

〒150-0012 東京都渋谷区広尾5-23-6 長谷部第10ビル2F

TEL 03-3444-6577／MAIL kentei_uketsuke@whiskykentei.com

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