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平成 12 年度 特別案件等調査報告書 ― トルコ国別特設「省エネルギー及びエネルギー管理」コース ― 平成1 3 8 国際協力事業団 九州国際センター J R 00-06

特別案件等調査報告書 - JICAopen_jicareport.jica.go.jp/pdf/11668209.pdfMustafa Necati Unsal 電気炉管理部長補佐 (10)その他帰国研修員 Ozgur Kara Vitra(窯業会社)ユーティリティ担当技師

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平成12年度

特 別 案 件 等 調 査 報 告 書

― トルコ国別特設「省エネルギー及びエネルギー管理」コース ―

平成 1 3 年 8 月

国 際 協 力 事 業 団

九 州 国 際 セ ン タ ー九 州 セ

J R

00-06

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序 文

本報告書は、国際協力事業団が、北九州国際技術協力協会及び各研修受入機

関の協力のもと実施しているトルコ国別特設研修「省エネルギー及びエネルギ

ー管理」コースを対象に、帰国研修員フォローアップ事業の一環として平成 13

年 1 月 29 日から 2 月 9 日までの 12 日間、トルコ共和国に派遣された特別案件

等調査団の調査結果をまとめたものである。

本報告書が、対象国の当該研修分野における現状・問題点・帰国研修員の活

動状況の理解の一助となれば幸いである。

最後に、特別案件等調査及び本報告書のとりまとめにご尽力を賜った団員各

位に感謝の意を表するとともに、本調査にあたり多大なるご協力をいただいた

在外公館・各国政府機関・帰国研修員及びその所属先・その他関係各位に、深

甚の謝意を表する次第である。

平成 13年 8月

国 際 協 力 事 業 団

九 州 国 際 セ ン タ ー

所 長 伊 坂 潔

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電力資源調査開発総局副局長との意見交換

JICA 省エネルギープロジェクトとの意見交換

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JICA 省エネルギープロジェクト現場視察

(ミニプラント建設現場)

省エネルギーセンター

(帰国研修員との意見交換)

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SISECAM(ガラスメーカー)

(帰国研修員との意見交換)

(工場長との意見交換)

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エーゲ大学科学技術研究所

ヘンケル社

(帰国研修員との意見交換)

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目 次

Ⅰ.Ⅰ.Ⅰ.Ⅰ.調査団派遣概要調査団派遣概要調査団派遣概要調査団派遣概要

1.調査目的 .............................................. 1

2.調査団員構成 .......................................... 1

3.調査日程 .............................................. 2

4.主要面談者 ............................................ 3

Ⅱ.Ⅱ.Ⅱ.Ⅱ.調調調調 査査査査 結結結結 果果果果

1.トルコ共和国の概要 .................................... 5

2.帰国研修員に見る研修の成果 ............................ 8

3.研修コースの評価及び改善への提言 ...................... 9

Ⅲ.Ⅲ.Ⅲ.Ⅲ.調査総括と課題・提言調査総括と課題・提言調査総括と課題・提言調査総括と課題・提言

1.調査結果の総括 ....................................... 10

2.課題と提言 ........................................... 10

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IIII....調査団派遣概要調査団派遣概要調査団派遣概要調査団派遣概要

1.派1.派1.派1.派 遣遣遣遣 目目目目 的的的的

(1) トルコ国別特設「省エネルギー及びエネルギー管理」コースの帰国研修員

が、本研修の成果を如何に活用しているかを調査する

(2) 本コースのカリキュラムを改善するための情報を得る

(3) トルコ国における当該分野の援助のあり方について提言を行う

調査対象国

トルコ

2.調査団員の構成2.調査団員の構成2.調査団員の構成2.調査団員の構成

団長 見学 克美 (財)北九州国際技術協力協会 コースリーダー

(総括)

団員 内冨 昭三 九州共立大学工学部 教授

(技術指導)

団員 松本 淳 国際協力事業団九州国際センター業務課 課長

(研修効果測定/連携促進)

団員 藤家 斉 国際協力事業団九州国際センター業務課

(業務調整)

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3.3.3.3.調調調調 査査査査 日日日日 程程程程

曜日 行 程 宿泊

1月29日 月 福岡→関西→フランクフルト フランクフルト

1月30日 火 フランクフルト→アンカラ アンカラ

1月31日 水 9:30 JICA事務所打ち合わせ アンカラ

11:00 日本大使館表敬

14:00 国家計画庁表敬及び協議

16:00 電力資源調査開発総局表敬及び協議

2月1日 木 9:30 JICA省エネルギープロジェクト派遣専門

家訪問

イスタンブール

14:00 省エネルギーセンター訪問

18:00 アンカラ→イスタンブール

2月2日 金 9:30 T. Sise Ve Cam Gab. A. S. 訪問 イスタンブール

同所においてイスタンブール近郊在住の帰国研

修員及び研修員候補者と面談

2月3日 土 団内資料整理日 イスタンブール

2月4日 日 イスタンブール→イズミル イズミル

2月5日 月 9:30 エーゲ大学訪問 イズミル

11:00 ヘンケル社訪問

14:00 ホールディング社訪問

16:00 イズミル鉄鋼会社訪問

2月6日 火 イズミル→アンカラ アンカラ

14:00 昼食会

16:00 電力資源開発総局にて調査報告

2月7日 水 9:30 JICA事務所報告 フランクフルト

11:00 日本大使館報告

アンカラ→フランクフルト

2月8日 木 フランクフルト→

2月9日 金 →関西→福岡

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4.4.4.4.主要訪問先及び面談者主要訪問先及び面談者主要訪問先及び面談者主要訪問先及び面談者 (下線は帰国研修員)(下線は帰国研修員)(下線は帰国研修員)(下線は帰国研修員)

(1)在トルコ日本大使館

竹中 繁雄 特命全権大使

河南 正幸 二等書記官

(2)JICAトルコ事務所

稲葉 泰 所長

小池 誠一 次長

内藤 徹 所員

Timur Sayrac 現地スタッフ

(3)国家計画庁

Erdogan Serdengecti 企画専門家

Hasan Coban 専門家

(4)エネルギー・天然資源省 電力資源調査開発総局

Ahmet F. Karamustafaoglu 副局長

Omer Kedici 省エネルギー専門家

Eradal Calikoglu 上級技師

Mehmet Sezer 技師

Girgul Duman 技師

Fatma Dilec 技師

Halil Ibrahim Gundogan 技師

Necip Ozturk 技師

Ismail Yenal Geylan 技師

(5)JICA省エネルギープロジェクト

吉田 諒一 チーフアドバイザー

浅田 巌 長期専門家

川瀬 太一郎 長期専門家

牧 公仁子 業務調整員

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(6)SISECAM(ガラスメーカー)

Sami Say 工場長

Levent Kaya エネルギー技師

(7)エーゲ大学科学技術研究所

Fazilet Vardar Sukan 所長

Cengiz Akdeniz 副所長

Arif Hepbasli 副所長

(8)ヘンケル社

Mustafa Genis 電気技師

Sukru Cavadaroglu 製品エンジニア

(9)IDC(製鋼工場)

Suleyman Eldem ユーティリティ部長

Huseyin Unsal Gurler 同 部長補佐

Mustafa Necati Unsal 電気炉管理部長補佐

(10)その他帰国研修員

Ozgur Kara Vitra(窯業会社)ユーティリティ担当技師

Mehmet Adnan Gunes アシル・シェリキ特殊鋼工場

Mehmet Ali Hoscan ホールディング社ユーティリティ担当課長

Serdar Catalorman 冷蔵庫工場ユーティリティ担当技師

(11)研修員候補者

Gamze Laleoglu Bingol AKSA(繊維会社)エネルギー管理者

Abdulkadir Ozdabak エレーリ製鉄会社エネルギー課長

Ali Hisan Oyman VITRA(陶器会社)電気整備作業長

Rustucan Gulbahce ペトキム社(石油化学会社)運転作業長

Mustaga Ugur OZLU ISKO繊維会社エネルギー管理課長代理

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Ⅱ.Ⅱ.Ⅱ.Ⅱ.調調調調 査査査査 結結結結 果果果果

1.トルコ共和国の概要1.トルコ共和国の概要1.トルコ共和国の概要1.トルコ共和国の概要

トルコ共和国は 77万 9,000平方メートル(日本の約 2.1 倍)の面積を有し、

総人口は 6,110 万人で、そのうち約 15%がイスタンブールに住んでいる。国内

総生産比の産業構成は、サービス業58%、工業27%、農業15%となっており、

国内総生産のうちサービス業が占める割合が過半数を超えている。また、農業

の占める割合は 15%であるものの、トルコは有数の農業国ともいう事ができる。

例えば、野菜全体の生産量が世界4位である。そのうち、キュウリの生産量は

世界 2 位、トマトは 3 位、たまねぎは 4 位等、農業生産では世界でトップクラ

スにあるといえる。

年 (1995) (1996) (1997)

G D P (百万ドル)(注1) 172,114 176,218 189,122

一人あたり GDP(ドル)(注1) 2,780 2,820 2,980

実質 GDP成長率(%)(注2) 8.1 6.9 7.6

消費者物価上昇率(%)(注1) 88.1 80.3 85.7

失 業 率(%)(注3) 6.9 6.0 5.7

貿易収支(百万ドル)*

輸 出 額

輸 入 額

-13,212

21,975

35,187

-10,582

32,446

43,028

-15,398

32,631

-48,029

経常収支 -2,338 -2,437 -2,679

表1表1表1表1 主要経済指標主要経済指標主要経済指標主要経済指標

出所 (注1)世界国勢図会 2000年、(財)矢野恒太記念会編

(注2)World Economic Outlook 1999 IMF

(注3)OECD Economic Outlook 1998 OECD

トルコのエネルギー事情トルコのエネルギー事情トルコのエネルギー事情トルコのエネルギー事情

1996年時点でのトルコ共和国におけるエネルギー自給率は 36%であるが、こ

れは今後エネルギー需要がのびるとともに低下すると推定されている。なお、

エネルギー需要については、2010 年までのエネルギー需要の伸び率が 6.8%と

予測されている。このため、エネルギー・電力不足が懸念されているが、石油

火力は頭打ちになることが予想され、褐炭火力、天然ガス火力、水力発電に頼

らざるを得ない状況となることが見込まれる。

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エネルギー源 1997年

水力 39%

褐炭火力 33%

天然ガス火力 21%

石油火力 7%

表2表2表2表2 エネルギー源発電割合エネルギー源発電割合エネルギー源発電割合エネルギー源発電割合

出所:JICA 省エネルギープロジェクト資料

また、トルコはエネルギー消費の約 62%を輸入に依存しており、省エネルギ

ーのみならず、太陽光発電等の新エネルギーの開発にも力を入れている。

海外依存度

2000年 66%

2010年 70%

2020年 75%

表3表3表3表3 エネルギー海外依存度エネルギー海外依存度エネルギー海外依存度エネルギー海外依存度

出所:JICA 省エネルギープロジェクト資料

石油 44.6%

石炭 21.8%

電力 12.1%

木材 9.7%

天然ガス 8.8%

その他 3.0%

表4表4表4表4 最終エネルギー消費最終エネルギー消費最終エネルギー消費最終エネルギー消費

出所:JICA 省エネルギープロジェクト資料

褐炭 42.5%

石炭 4.9%

木材 19.9%

石油 13.1%

水力 12.4%

その他 7.3%

表5表5表5表5 一次エネルギー国内生産一次エネルギー国内生産一次エネルギー国内生産一次エネルギー国内生産

出所:JICA 省エネルギープロジェクト資料

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省エネルギーへの取り組みと研修設立の背景省エネルギーへの取り組みと研修設立の背景省エネルギーへの取り組みと研修設立の背景省エネルギーへの取り組みと研修設立の背景

トルコ政府は、エネルギーの輸入依存率が非常に高いことから、省エネルギ

ーの推進を積極的に行ってきた。しかしながら、国立省エネルギーセンターの

調査によると、1997年時点でエネルギー自給率は 50%以下であり、今後のエネ

ルギー消費量の急激な増加により年々低下していくことが予想される一方で、

省エネルギーを推進することにより、トルコ国内の消費エネルギーを約 30%削

減できると推計している。さらに、第 7 次国家計画では、「工業機関によるエ

ネルギー消費合理化促進のための対策に関する規則」が制定され、主要なプラ

ント企業はエネルギー節約のためのマネージメントコースを実施することが義

務づけられた。また、国立省エネルギーセンターは大型プラントを有する

1,000以上の会社を対象に省エネルギー活動を展開し、工場の診断レポート(分

析結果と対策)を作成しているが、経済的、技術的理由により対策を実施でき

ていない工場が多いのが現状である。

このような状況の中、トルコ政府は、日本がエネルギー自給率が低いにもか

かわらず、省エネルギーの推進によりエネルギー問題を克服した経験を有すこ

とから、この分野での研修実施を要請した。

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2.帰国研修員に見る研修の成果2.帰国研修員に見る研修の成果2.帰国研修員に見る研修の成果2.帰国研修員に見る研修の成果

(1)電力資源調査開発総局からの研修員 10 名は、それぞれ担当の部門につ

いて省エネルギー及びエネルギー管理に関する診断や研修コースの実

施、エネルギーに関するデータベースの構築等で活躍していた。

(2)企業からの研修員は、研修の成果に基づいてエネルギー業務を行って

おり、省エネルギーに関する設備、操業上の積極的な提案を行ってい

た。

(3)大学からの研修員は、日本での研修成果を講義へ取り入れるとともに、

学内の科学技術研究所にエネルギー部門設立の提案、論文の発表等を

行っていた。

(4)帰国研修員との面談で訪れた企業のうち、3つの工場を見学したが、

どの工場でも省エネルギー及びエネルギー管理に関する設備と操業の

検討、実施が進められていた。ただし、投資が必要な計画については

すぐには実施できないものもあり、一部の研修員は自らの提案がすぐ

に受け入れられなかったことについて不満をもっているようであった。

技術レベルは全般的にかなり高かった(ほぼ全ての工程で本研修成果の

適用が可能なレベルにある)。

(5)帰国研修員との面談でも言及されたとおり、研修項目に加え、日本人

が日常的に省エネルギー(節約)の意識を持って生活していることも大

きく感銘を受けたことの一つとして挙げられ、本邦で行う研修として

の意義があったと考えられる。

(6)現地(電気エネルギー資源調査開発総局)では、JICAによる省エネルギ

ープロジェクトが開始されており、帰国研修員が中心となってカウン

ターパートチームを構成しており、日本人の考え方に対する一定の共

通理解のもとにプロジェクトが運営されている点も本邦研修の成果と

考えられる。

(7)前述の通り、トルコは国家として途上国を卒業することが近い段階に

あり、帰国研修員においても自らの技術知識に対する強い自負を有し

ている。明言は避けられたが、各研修員において技術的にはトルコと

大きな差はない(のになぜ日本において省エネルギーが高度に実践され

ているのかが分析されるべき)と感じられた面もあるようであり、むし

ろ省エネルギーを実現するための社会システムの相違点に関心を持つ

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研修員も多かったようである。

3.研修コースの評価及び改善への提言3.研修コースの評価及び改善への提言3.研修コースの評価及び改善への提言3.研修コースの評価及び改善への提言

(1)研修コースの評価

本コースにおいては、エネルギーの根底となる温度の計測、エネルギー管理

及び省エネルギー概論、更に各論として企業研修を実例紹介として実施してい

る。コース全体の構成としては妥当であると思われるが、個々の技術としては

更に踏み込んだ内容とする必要性が認められる。研修員の意見では、プラント

見学の有効性と同時に実習の不足を指摘するものが多数を占めていた。講義や

実例、実験を企業研修等で行うことが最も効果的と考えられる反面、JICA 研修

のなかで企業にそれを要求することは、現実的には困難であると考えられる。

(2)研修コースの改善への提言

本コース立ち上げ当初の研修対象者は、トルコにおいてエネルギー管理及び

省エネルギーを担当する行政官であった。そこでカリキュラムは、エネルギー

管理及び省エネルギーに関する知識、技術を幅広く、多業種にわたって紹介す

ることを目的としていた。それが近年、トルコ国内省エネルギー行政を担当し

ている省エネルギーセンターの行政官から国営企業等からの参加者へ主体が移

行した。研修員が異なった業種の企業から参加することにより、それぞれが抱

える問題や関心、専門性等も異なるというケースが見られるようになった。こ

うした状況を鑑み、以下の提案をしたい。

ア. 研修員の希望を最大限考慮するために、講義のメニューを広げ、選択で

きるようにする。

イ. 省エネルギーの事例集を作成する。

ウ. 技術相談グループを結成し、個別に問題の解決策を助言する。

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Ⅲ.Ⅲ.Ⅲ.Ⅲ.調査総括と課題・提言調査総括と課題・提言調査総括と課題・提言調査総括と課題・提言

1.調査結果の総括1.調査結果の総括1.調査結果の総括1.調査結果の総括

今回の調査結果の総括としては、以下の4点が挙げられる。

(1)帰国研修員は、それぞれの職位で日本における研修の成果を活用して

いる。

(2)研修員を派遣した各機関(官庁、大学、企業)での本コースに対する

評価は研修成果の実践性と技術的刺激の高いことが強調された。

(3)JICA が実施している省エネルギープロジェクトと本コースの協力につ

いて意見交換を行い、本コースの研修内容の紹介及び教材の提供、相

互の情報交換等を行うことで合意した。

(4)トルコ共和国は EU加盟を経済的な目標としており、実際の生活水準と

しても途上国の平均を大きく上回っていることから、研修内容につい

て最も効率的な伝達を確保する観点では、本件のような国別特設によ

る対応が適切であると認められる。

また、省エネルギーは比較的地下資源の乏しいトルコ共和国の国家的課題と

なっている。他方、農業生産では世界を牽引する作物を有しており、国民一般

の間では我が国のように資源小国であるという認識や危機感は少ない。そのよ

うな背景において、省エネルギー事業を推進することは、国内での抵抗や無関

心と直面することになり、何らかの権威付けが必要である。トルコは伝統的に

親日的である上、先進技術立国としても一目をおいている我が国での研修経験

を基盤として活動できることは、帰国研修員の大きな利点となっていると考え

られる。

2.課2.課2.課2.課 題題題題 とととと 提提提提 言言言言

調査の結果、以下の提言をしたい。

(1)トルコ国内での取り組み

ア.帰国研修員の同窓会による相互の情報交換、連絡、省エネルギー意識向

イ.帰国研修員による省エネルギー、エネルギー管理のシンポジウムの開催

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ウ.JICA 省エネルギープロジェクトで建設されたミニプラントを活用しての

第3国研修の実施

(2)日本国内での取り組み

ア.省エネルギーに関する中小企業向け研修コースの有効性検討

イ.品質管理、生産性向上と省エネルギー、エネルギー管理を組み合わせた

研修コースの検討

ウ.トルコで実施されている JICA省エネルギープロジェクトへの協力の可能

性検討

(3)今後の展望

本研修では、今年度の研修が終了すると、5年間で 25名の研修員が研修に参

加したことになる。平成 11 年度終了時の参加者内訳を見ると、行政官 10 名、

大学1名、企業9名となっている。このような官民学からの研修員に対し、研

修目的でもある日本の経験や技術を伝えたことにより、本研修の目的は十分に

達成されたと考えられる。

今後は、これら帰国研修員を中心に、産官学が協力してトルコ国内での省エ

ネルギーに関する制度作り、同制度・省エネ意識の普及を推進する必要がある。

我が国としても、地球的課題であるエネルギー及び資源の枯渇問題の一つとし

て、JICA 省エネルギープロジェクト等をとおし、適切な支援や助言を行ってい

く必要がある。

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添添添添 付付付付 資資資資 料料料料

1.平成 12年度トルコ国別特設「省エネルギー及びエネルギー管理」コースの

概要

2.現地調査報告書

3.質問票(クエスチョネア)回答要約

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平成12年度トルコ国別特設研修「省エネルギー及びエネルギー管理」コース概要平成12年度トルコ国別特設研修「省エネルギー及びエネルギー管理」コース概要平成12年度トルコ国別特設研修「省エネルギー及びエネルギー管理」コース概要平成12年度トルコ国別特設研修「省エネルギー及びエネルギー管理」コース概要

①研修期間:平成13年3月19日~平成13年6月1日

(技術研修:平成13年4月2日~平成13年5月30日)

②定員:5名

③研修の背景と目的

現在トルコ共和国のエネルギー自給率は約50%であるが、2010年には43%に

低下すると推定されている。他方、国立省エネルギーセンターの調査によると、

省エネルギーを推進することにより、消費エネルギーを約 30%削減することが

可能である。さらに、第7次国家計画では、「工業機関によるエネルギー消費

合理化促進のための対策に関する規則」が制定され、主要なプラント企業はエ

ネルギー節約のためのマネージメントコースを実施することが義務づけられた。

しかし現状ではコースの講師となる人材が不足しているために、効果的なコー

スを実施することが困難である。そこでトルコ政府は、日本がエネルギー自給

率が低い(約 20%)にもかかわらず、省エネルギーの推進によりエネルギー問

題を克服した経験を有することから、この分野での研修実施を要請した。

本コースは、研修員が下記の事項を学習し、帰国後の省エネルギー、エネル

ギー管理の推進に役立てることを目的としている。

・エネルギー管理技術、省エネルギー診断技術に必要な知識の学習と実習

・エネルギー管理、省エネルギー事例の学習と見学

・省エネルギー推進のための政策の立案及び教育、啓蒙

④研修到達目標

・省エネルギー政策立案の手法を理解する

・工場の省エネルギーのための組織とその運営手法を理解する

・エネルギー診断技術としての熱診断技術を習得し、工場の改善計画の手法

の理解を深める

・将来的に省エネルギー技術者育成のための能力向上を図る

・熱エネルギー節約上の問題点およびその改善方法を理解する

・エネルギー管理の実際について、工場研修ならびに見学を通じて理解する

⑤研修員参加資格要件

・所定の手続きに基づき、自国政府から推薦がある者

・エネルギー関係の経験を持つ者、あるいは帰国後指導的立場に就く予定の者

・大学卒業、もしくはそれに相当する学歴を有する者

・十分な英語の会話力・読解力を有する者

・心身ともに健康な者、妊娠していない者

・軍籍にない者

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トルコ事務所及び在トルコ日本大使館提出報告書トルコ事務所及び在トルコ日本大使館提出報告書トルコ事務所及び在トルコ日本大使館提出報告書トルコ事務所及び在トルコ日本大使館提出報告書

現地調査報告書現地調査報告書現地調査報告書現地調査報告書

1.1.1.1. 調査団名調査団名調査団名調査団名

和文:トルコ「省エネルギーおよびエネルギー管理」

英文:Survey Team of Country Focused Training Course “Energy Conservation

and Management for the Republic of Turkey”

2.調査期間2.調査期間2.調査期間2.調査期間 2001 年 1 月 29日~2001 年 2月 9日(12日間)

3.団員構成3.団員構成3.団員構成3.団員構成

氏 名 担当分野 所 属

(1)見学 克美 総括 (財)北九州国際技術協力協会

(2)内冨 昭三 技術指導 九州共立大学

(3)松本 淳 研修効果測定/ JICA九州国際センター

連携推進

(4)藤家 斉 研修企画 JICA九州国際センター

4.調査結果4.調査結果4.調査結果4.調査結果

・本コースは1996年度から計4回実施され、20名の研修員が帰国してい

る。今回の調査においては、20名中16名の帰国研修員と面談を行うこと

ができた。また、クエスチョネアは20名全員から回答を得ることができた。

・帰国研修員の内、研修実施後離職した者が1名いたものの、他の19名は引

き続きエネルギー関係の仕事を行っている。

・電気エネルギー資源調査・開発総局(EIE)から参加した研修員は、帰国後本

コースを参考にして企業向けの省エネルギー研修計画を作成し、実施してい

る。また、帰国研修員自身が講師となって企業のエネルギー管理者に講義を

行っている。

・エーゲ大学から参加した研修員は、本研修で学んだことをもとに、省エネル

ギー及びエネルギー管理に関する講義を学生に対して行っている。また、同

内容の論文も多数発表している。さらに、トルコ国内において省エネルギー

学会を設立する準備をしている。

・企業から参加した研修員は、ほとんどの者が帰国後上司にレポートを提出す

Page 22: 特別案件等調査報告書 - JICAopen_jicareport.jica.go.jp/pdf/11668209.pdfMustafa Necati Unsal 電気炉管理部長補佐 (10)その他帰国研修員 Ozgur Kara Vitra(窯業会社)ユーティリティ担当技師

-15-

ると同時にプレゼンテーションを行い、エネルギー管理部門の強化に務める

等、企業内のエネルギー管理において主導的役割を果たしている。

・帰国研修員の多くは、本研修の内容もさることながら、日本国民一人一人の

省エネルギーに対する意識の高さに感銘を受けたと報告している。

5.今後の展望と課題5.今後の展望と課題5.今後の展望と課題5.今後の展望と課題

・最終回となる本年度においてもさらに5名の参加が予定されており、計25

名の関係者が我が国の経験と知識を学んだことになる。

・現時点においては、これら帰国研修員が個々に活動を行っているが、今後は

彼等のチームワークが発揮されることが期待され、その一助として本年度コ

ースへの参加者が帰国する平成13年6月以降に全員が参加する形でのシン

ポジウム等の開催が望まれる。

・なお、平成12年8月から実施されている省エネルギープロジェクトでは、

同時期に供与機材の引き渡し式を予定している。(そのようなシンポジウム

が開催される際には、トルコ側関係者のみならず EU 等の援助機関も招待し、

大使閣下の基調講演を頂くと共に、メディアを通じたトルコ国民への広報を

行うことが効果的と考えられる。)

・我が国の協力の将来的な課題としては、本コースの帰国研修員及び省エネル

ギープロジェクトの成果を基盤として中央アジア、東欧、中近東地域を対象

とした第三国研修の実施が期待される。特に、ブルガリア、ルーマニア、ハ

ンガリー等の東欧を対象に含めることは、ヨーロッパとの関係を重視してい

るトルコにとってインセンティブが高いものと考えられる。

・トルコにとって、生産性の向上と品質管理を視野に入れた省エネルギーを推

進する必要がある。今後生産性向上等の分野に関してトルコ側から国別特設

コース実施の要望が有れば、北九州地域での実施も検討可能である。

以 上

Page 23: 特別案件等調査報告書 - JICAopen_jicareport.jica.go.jp/pdf/11668209.pdfMustafa Necati Unsal 電気炉管理部長補佐 (10)その他帰国研修員 Ozgur Kara Vitra(窯業会社)ユーティリティ担当技師

-16-

電力資源開発総局副局長宛提出報告書電力資源開発総局副局長宛提出報告書電力資源開発総局副局長宛提出報告書電力資源開発総局副局長宛提出報告書

2001.2.7

The Draft Report of JICA Survey Team of Country Focused Training Course on

“Energy Conservation and Management for the Republic of Turkey”

It is worthy to be specially mentioned that the Government of Turkey has been

making her great efforts by establishing Energy Conservation Center since 1992 and

setting up the Regulation regarding energy conservation since 1995. However, with

her energy self-sufficiency rate of less than 50% and even getting less in the coming

years, it is necessary to conserve energy all over the country not only by the industries

but also by the whole citizens.

Japan International Cooperation Agency (JICA) has been implementing the Country

Focused Training Course of Energy Conservation and Management for the Republic of

Turkey since 1997 according to the Government of Turkey’s request. This program is

designed for the engineers of General Directorate of Electrical Power Resources

Survey & Development Administration (EIE) and energy managers of major factories

to provide participants with opportunities of acquiring the skills and knowledge in

energy conservation and management that have been exercised in Japan. The training

course has been arranged every year up to 2001 and 25 participants from EIE, the Ege

University, and governmental and private companies.

As the result of survey, it is to be reported as follows to those who concerned in

Turkey and in Japan:

・To promote energy conservation country-wide, it is necessary not only to train energy

managers and engineers, but also to motivate the whole citizens with the importance

of energy conservation.

・Ex-participants shall be utilized as core resource persons in a team work for

extending the EIE’s activities like training and public relation for the people.

・It is recommended to hold an energy conservation symposium by the ex-participants

from EIE, governmental and private companies, the Ege University, together with the

JICA project (Project on Energy Conservation in the Republic of Turkey).

Page 24: 特別案件等調査報告書 - JICAopen_jicareport.jica.go.jp/pdf/11668209.pdfMustafa Necati Unsal 電気炉管理部長補佐 (10)その他帰国研修員 Ozgur Kara Vitra(窯業会社)ユーティリティ担当技師

-17-

・In addition to the current JICA project at EIE, it can be considered that EIE host a

third country training course establish for the surrounding countries like in the

Central Asia and the Middle East with JICA. The ex-participants can be the

instructors of that training course.

・Productivity and quality control can be improved in line with the energy conservation

as part of the integrated approach by the Government of Turkey.

Mr. Katsumi KENGAKU

Leader of JICA Survey Team

Page 25: 特別案件等調査報告書 - JICAopen_jicareport.jica.go.jp/pdf/11668209.pdfMustafa Necati Unsal 電気炉管理部長補佐 (10)その他帰国研修員 Ozgur Kara Vitra(窯業会社)ユーティリティ担当技師

トルコ国別特設「省エネルギー及びエネルギー管理」質問

票集計一覧表

研修員所属機関用

NO.

1. JICA研

修プ

ログ

ラム

2 研修終了後

その

1 所属機関名

(1)候

補者

推薦

に必

な期間

(2

)本

コー

ス候

補者

の選

考基

は何

でし

たか

(3

)候

補者

選出

に充

分な

期間

でG

.I

を受

け取

りま

した

か。

(4

)研

修コ

ース

G.I.を

受け

取っ

てか

ら候

補者

選出

まで

の時

間調

整に

つい

て何

かご

意見

はあ

りますか。

(1)帰

国後

、参加

から

どの

よう

な報

書を

受け

取り

まし

か。

(2)カリキ

ュラム

内容及び

レベル(講

及び

工場

見学

)、

研修

スケ

ジュ

ール

及び

象に

つい

て何

かご

見がありましたか。

(3

)参

加者

は研

修に

満足

した

と思

いま

すか

。も

しそ

うで

ない

なら

ば、

何か

理由

があ

りま

か。

(4)研修後

参加

者の

仕事

に対

する

取組

みや

業務

遂行

に変

化が

ある

と思

いま

か。

(5

)参

加者

は研

修で

学ん

だこ

とを

組織

で活

用し

り、

移転

した

りし

てい

ます

か。

(6

)研

修を

どの

よう

に評

価し

ます

か。

(1

)も

し本

コー

スが

継続

され

なら

ば、組

織に

他に

候補

者が

ます

か。も

しそ

なら

ば再

度派

しま

すか

(2

)J

IC

Aの

研修

コー

スに

つい

て何

か他

にご

意見

はあ

ます

か。

2 電

気エ

ネル

ー資

源調

査・

開発総局

45日間

・エ

ンジ

ニア

省エ

ネル

ギー

門に

従事

して

るも

の。・

英語

堪能

な者

いい

なし

研修旅行報告

告よ

り研

修が

成功

した

有益

なも

ので

ったと理解できる。

はい

はい

非常

に有

益で

成功

して

いる

コメ

ント

なし

コメ

ント

なし

3 電

気エ

ネル

ー資

源調

査・

開発

総局

立省

エネ

ルギ

ーセンター

72日間

トル

コと

JICAの

いく

つか

の省

ネル

ギー

プロ

ェク

トに

任命

れた

NECCス

タッ

フが

選出

され

た。 は

コメントなし

研修、工

場見学

、日

文化に関する報告

成功

した

研修

コー

であった。

はい

はい

NECCと

JICAの

関係

協力

の始

まり

とし

て研

修コ

ース

は非

常に

有益

で成

功し

たも

ので

あっ

た。

コメ

ント

なし

コメ

ント

なし

4 エ

レー

リ鉄

コメ

ント

エネ

ルギ

ー消

部門

出身

であ

り、

エネ

ルギ

ー消

とERDEMIR

の管

理シ

ステ

ムに

常に

精通

して

る。

はい

適当

のよ

うな

報告

書を

用意し、ERDEMIRの

エネ

ルギ

ーの

報告

した。

全て

の科

目は

明確

説明され

ていた

。内

は省

エネ

ルギ

ーに

する情報

だけな

く、環

境保護

、日本

の会社

営、社会

生活

、家族

の生

活に

つい

てと

常に

広範

囲に

わた

ていた。

はい

はい

研修

プロ

グラ

ムに

非常

に満

足し

てい

る。将

来、

他の

人材

を派

遣す

るこ

とが

あれ

ば会

社に

とっ

て大

変有

用と

なる

候補

者が

いる

で再

度派

遣し

い。

多く

の人

々が

異な

った

科目

JICA研

修コ

ース

を受

けて

いる

彼ら

はみ

んな

非常

に価

値の

る情

報を

得て

トル

コに

帰国

し、

ERDEMIRに

とっ

ても

よい

経験

なっ

てい

る。

5 ECZACIBASI

YAPI

GEREGLERI

VITRA S

ERAMIK

GUBU

窯業会社

コメ

ント

・工

場の

エネ

ルギ

ー管

理責

任者

。・

工場

の省

エネ

ギー

分野

で業

があ

る者

。・

エネ

ルギ

ーミ

ニス

ーの

競争

にて「

エネ

ルギ

ープ

ジェ

クト

」部

門で

上位

5位

に選

れた

者。

はい

候補

者を

選出

する

のに

充分

適当

であ

た。

・特に

窯業に

関する

本で

の工

場見

学報

告。・

日本

とト

ルコ

一般情報

、経

済的な

ネルギー

測定

、エネ

ギー

分野

にお

ける

開発、工場で

の省エ

ルギ

ーの

ため

に成

べきことの報告。

報告

より

エネ

ルギ

管理

の日

本の

適用

法を

充分

学ぶ

こと

できた

。工場

見学は

践を

見る

こと

がで

非常に有

益であ

った

研修

期間

は適

当で

った。参加者

は日本

のフ

レン

ドリ

ーな

応と同様

、研

修全体

好印象を

受けて

いた

。 は

はい

研修

カリ

キュ

ラム

は非

常に

よく

準備

され

てお

り、

エネ

ルギ

ー概

念に

おけ

る理

論的

な情

報と

実践

が取

り込

まれ

てい

た。

これ

らの

情報

によ

り我

が社

とト

ルコ

はエ

ネル

ギー

管理

及び

省エ

ネル

ギー

にお

いて

さら

に一

歩進

んだ

と確

信し

てい

る。

候補

者が

いる

で再

度派

遣し

い。

エネ

ルギ

ーは

過去

、現

在、未

と社

会的

、経

済的

発展

のエ

ンジ

ンと

なる

。国

家と

社会

の進

歩と

繁栄

の基

礎と

なる

。エ

ネル

ギー

需要

量は

毎日

すさ

まじ

く増

して

いる

。一

方、従

来の

エネ

ギー

源は

減少

して

おり

、新

しい

エネ

ルギ

ー源

や再

生可

能な

ネル

ギー

源は

経済

的に

実現

きる

レベ

ルに

未だ

達し

てい

い。従

って

、こ

の研

修に

おけ

トル

コへ

の日

本の

協力

は世

が一

つに

なる

よう

に非

常に

味の

ある

こと

であ

る。

6 ヘンケル社

一ヶ月

未満 エ

ネル

ギー

関連

全般

を管

理し

おり

、責

任者

であ

った

はい

コメントなし

ース

プロ

グラ

ムに

ついての

概要報

告。将

来可

能な

省エ

ネル

ー活動について。

プロ

グラ

ムと

見学

エネ

ルギ

ー管

理の

野を

広げ

るの

に非

に役に立った。

はい

はい

成功

して

有益

であ

た。

候補

者が

いる

で再

度派

遣し

い。

コメ

ント

なし

-18-

Page 26: 特別案件等調査報告書 - JICAopen_jicareport.jica.go.jp/pdf/11668209.pdfMustafa Necati Unsal 電気炉管理部長補佐 (10)その他帰国研修員 Ozgur Kara Vitra(窯業会社)ユーティリティ担当技師

トルコ国別特設「省エネルギー及びエネルギー管理」質問

票集計一覧表

研修員所属機関用

NO.

1. JICA研

修プ

ログ

ラム

2 研修終了後

その

1 所属機関名

(1)候

補者

推薦

に必

な期間

(2

)本

コー

ス候

補者

の選

考基

は何

でし

たか

(3

)候

補者

選出

に充

分な

期間

でG

.I

を受

け取

りま

した

か。

(4

)研

修コ

ース

G.I.を

受け

取っ

てか

ら候

補者

選出

まで

の時

間調

整に

つい

て何

かご

意見

はあ

りますか。

(1)帰

国後

、参加

から

どの

よう

な報

書を

受け

取り

まし

か。

(2)カリキ

ュラム

内容及び

レベル(講

及び

工場

見学

)、

研修

スケ

ジュ

ール

及び

象に

つい

て何

かご

見がありましたか。

(3

)参

加者

は研

修に

満足

した

と思

いま

すか

。も

しそ

うで

ない

なら

ば、

何か

理由

があ

りま

か。

(4)研修後

参加

者の

仕事

に対

する

取組

みや

業務

遂行

に変

化が

ある

と思

いま

か。

(5

)参

加者

は研

修で

学ん

だこ

とを

組織

で活

用し

り、

移転

した

りし

てい

ます

か。

(6

)研

修を

どの

よう

に評

価し

ます

か。

(1

)も

し本

コー

スが

継続

され

なら

ば、組

織に

他に

候補

者が

ます

か。も

しそ

なら

ば再

度派

しま

すか

(2

)J

IC

Aの

研修

コー

スに

つい

て何

か他

にご

意見

はあ

ます

か。

7 イ

ズミ

ール

鋼会社

2ヶ月

・技

術的

によ

い業

績の

ある

エン

ニア

。・

英語

に堪

能で

ある

者。・

ネル

ギー

消費

題に

鋭敏

であ

者。・

独創

的な

動、管

理能

力に

れて

いる

者。

はい

コメントなし

エネ

ルギ

ー概

念の

理解と重

要性

。過度

エネ

ルギ

ー消

費が

境にもた

らす悪

影響

産業国

、特に

日本で

省エ

ネル

ギー

に尽

している

。省

エネル

ー技術、機械装

置、特

別な提案

、日本

社会

経済

的な

生活

につ

て。

日本の産

業、文

化、環

境汚

染へ

の鋭

敏さ

非常に感

銘を受

けた

。 は

い。

部分

に満

足。

製鉄

所見

学を

増や

し、

新し

い省

エネ

ルギ

ーの

応用

を見

せる

べき。

はい

概し

て有

益で

あっ

た。

しか

し製

鐵に

関す

るよ

り多

くの

応用

を見

るこ

とが

でき

れば

より

良か

った

候補

者が

いる

で再

度派

遣し

い。

研修

員は

職場

と同

じよ

うに

なく

とも

一週

間は

工場

で過

すべ

き。そ

うす

れば

この

科目

つい

てよ

り詳

しい

知識

を得

こと

がで

きる

であ

ろう

8 ア

シル

・シ

リキ

特殊

鋼工

1ヶ月

以上 主

にコ

スト

削減

エネ

ルギ

ー節

に関

して

働い

いる

者。

はい

コメントなし

ファイナルレポート

非常によい。

はい

はい

非常

によ

い。

いい

非常

によ

い。

9 T.Sise Ve Cam

Fab. A.S.

1ヶ月

未満 ・エ

ネル

ギー

管理

にお

ける

経験

知識

。 ・ベ

スト

を尽

くす

分析

力、問

題意

識と

究能

力に

優れ

いる

者。・

学習

欲、

適用

力、探

求心

ある

者。

いい

いいえ

講義

、工

場で

の研

修。・

別の

工場

で働

エネ

ルギ

ー管

理に

わる

人へ

の関

係資

の配布。

エネルギ

ー管理

、住

金属での

応用研

修、環

境問

題の

講義

を評

していた

。他

の研修

より

よく

構成

され

であろう

。工

場見学

硝子

部門

では

ない

め有益で

はなか

った

少なくと

も1

,2度

硝子

工場

への

見学

あれ

ばよ

り満

足し

であろう。

はい

いいえ

研修

は概

して

有用

であ

った

。幾

つか

の研

修は

経験

者の

ため

に改

善す

べき

であ

る。

同分

野の

人が

コー

スに

参加

すれ

ばも

っと

有益

であ

った

かも

しれ

ない

はい

・コ

ース

は初

心者

と経

験の

浅い

人に

とっ

ては

有益

であ

るよ

に思

われ

る。・

研修

期間

は工

で働

く者

がコ

ース

に参

加す

には

長す

ぎる

10 ARCELIK A.S. コ

メン

トな

参加

者は

「ARCELIK冷

蔵庫

工場

省エ

ネル

ープ

ロジ

ェク

ト」

チー

ムの

メン

ーで

あり

、こ

のチ

ーム

は1999年

トル

コで

省エ

ルギ

ー賞

を受

した

いい

コメントなし

加者

から

は完

成し

た報

告書

を受

け取

ていない

が、全研修

ついて説

明を受

けた

。 コ

メントなし

はい

いいえ

いえ

コメ

ント

なし

コメ

ント

なし

コメ

ント

なし

-19-

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はい

いいえ

2

研修

コー

行政 民

間 大

学 計 行政

民間

大学

コメ

ント

(1) 本コー

スの

G.

I.

はコ

ース

応募

に十

分わ

かりやすいものでし

たか

10

7

1

18

0

0

0

0

(2) 選考後

、出

国ま

でに

十分

な準

備期

間は

あり

ましたか。

10

6

1

17

0

1

0

1

行政

民間

(3) 帰国後

、所

属機

関へ

報告

書を

提出

した

際、

上司や同僚からの意

見は

どう

でし

たか

報告

に興

味を

もち

、大変

役立つ

と言わ

れた。

大学

にて

トル

コと

日本

の業

務訓練

、管

理法

につ

いて

教授

と比

較し

た。

以前こ

のコ

ース

に参

加し

たこ

との

ある

同僚

と新し

い点

、異

なる

点に

つい

て話し合った。

将来の活

動に有

益で役

立つと

の意見

。よい印象

を受け

てい

た。も

っと

特有

な省

エネ

ルギ

ーの提案

をする

ように

とのこ

と。コ

ース科目、東陶へ

の視

察、日

本の

生活

につ

いて

の印

象はよかった。

文書

によ

る報

告で

あっ

たた

めコ

メン

トは

なか

った

行政

大学

(4)

研修で

学ん

だこ

とは

業務

に役

に立

って

いる

と思い

ます

か?

もし

そう

なら

ば、

どの

よう

に、どんな点につい

てで

すか

10

7

1

18

0

0

0

0

日本

の研

修で

得た

情報

と経

験を生か

して

、トル

コでも

ネル

ギー

管理

コー

スを

編成

した。熱

測定

、熱精

算の工

見学は役立った。

。管理

能力の

向上

。エネ

ルギ

ー問

題に

対す

る日

本の

取り

み。日本の

会社の

エネル

ギー

管理

論理

は技

術の

業績

だけ

なく仕事

と生活

レベル

全て

に合

って

いる

。非

常に

貴重

な経

験であった。

日本

が先

進国

とな

った

キー

ワー

ドと

して「

教育

」が

挙げ

られ

、こ

のこ

とは

大学

でエ

ネル

ギー

管理

コー

スの

講師

して

いる

私に

とっ

て勇

気づ

けら

れた

。エ

ネル

ギー

効率

管理

につ

いて

国内

外で

論文

を発

表し

た。

(5)

研修後

、業務

への取

組み

が変

わり

まし

たか

もしそ

うな

らば

、ど

のよ

うに

変わ

りま

した

か。

1

5

1

7

9

2

0

11

エネルギ

ーネッ

トワー

クの

セッ

トア

ップ

の仕

方、省

エネ

ギーのポ

イント

は役立

った

。以

前よ

り熱

心に

働い

てい

る。

トル

コで

も工

場で

応用

する

ため

に講

義ノ

ート

や他

の資

に目を通

し、日本

で学ん

だほ

とん

ど全

ての

知識

を同

僚と

有している。業務量が増

えた

エネ

ルギ

ー効

率と

管理

に関

する

問題

につ

いて

見解

が変

わっ

た。例

えば

エネ

ルギ

ー等

の定

義を

する

とき

には

典型

的な

アプ

ロー

チを

しな

くな

った

。エ

ネル

ギー

管理

シス

ムの

意味

を明

確に

理解

し、な

ぜト

ルコ

がよ

り効

率的

にエ

ネル

ギー

を利

用し

なか

った

かが

分か

った

。熱

力学

によ

熱バ

ラン

スを

いう

用語

を知

った

。熱

管理

シス

テム

の核

とな

ぜト

ルコ

でエ

ネル

ギー

管理

を熱

管理

と電

気管

理に

分け

なけ

れば

なら

ない

かが

分か

った

(6) 帰国後、業務遂行は

改善

しま

した

か?

10

5

1

16

0

2

0

2

(7) 研修で

学ん

だこ

とを

組織

で活

用し

たり

、移

転したりしましたか

10

7

1

18

0

0

0

0

経験

の共

有は

も重

要で

ある

。エ

ネル

ギー

効率

は環

境問

題解

決の

鍵と

なる

ため

将来

の子

供達

にと

って

も有

益で

ある

(8) 工場で

の省

エネ

ルギ

ー設

備や

過程

につ

いて

改善案もしくは変更

予定

があ

りま

すか

0

7

1

8

10

0

0

10

2000

年度

の全

エネ

ルギ

ー消

費比

率は

前年

度に

比べ

て5

減少した

。引き

続き改

善し

、2001年

は古

いコ

ンプ

レッ

サー

をエネルギー効率のよい

もの

と取

り替

える

予定

EBILTEM内

に新

ユニ

ット

、エ

ネル

ギー

効率

管理

ユニ

ット

を設

置す

る予

定。

事実

、「

エネ

ルギ

ー管

理の

体系

」の

ンセ

プト

はト

ルコ

に確

立さ

せる

べき

であ

る。

エ-ゲ

大学

では

トル

コの

産業

限度

の4

倍に

当た

る年

間8,000

トン

のエ

ネル

ギー

を消

費し

てい

る。

行政

民間

(9) 以

下に

つい

てご

意見

はあ

りま

すか

a 研修カリキュラ

ム及

びス

ケジ

ュー

2つ

の科

目、

省エ

ネル

ギー

とエネ

ルギ

ー管

理を

学ぶ

には

研修

期間

8週

間は十

分で

はな

かっ

た。

セク

ター

建設

もコ

ースに

導入

すべ

き。

よい。研修

導入部

分の日

本人、文化、日本語基

礎コー

ス等

は短

くて

よい

。プ

ログ

ラム

体から考慮するとこの部分に割り当てられている期間は

長か

った

エネ

ルギ

ー精

算は

もっ

と詳

しく

扱わ

れる

べき

。電

気エ

ルギ

ーや

機械

エネ

ルギ

ーと

いっ

た学

習範

囲の

広い

異な

る科

目の

バラ

ンス

を取

るの

は難

しい

ため

、コ

ース

は二

のカ

テゴ

リー「

熱エ

ネル

ギー

コー

ス」と「

電気

管理

コー

ス」に

分け

ては

どう

だろ

うか

。導

入部

分の

科目

は統

一す

る。

9週

間の

研修

期間

は充

分で

はな

かっ

た。

b 講

義、

実習

、工

場見

学の

内容

及び

その

レベル

実習

は十

分で

はな

かっ

た。

エネル

ギー

精算

設備

の現

場に

参加するべき。

技術的な

講義の

代わり

に工場

見学を

増やして欲

しい

。講

義の

中に

は理

論づ

めの

もの

もあ

った。工

場見学

は充分

ではな

かった

。言葉の障

害が

も大

きか

った

。エ

ネル

ギー

管理

ステムと

過去5

年間の

プロジ

ェクト

例について

もっと

詳し

く説

明し

て欲

しか

った

。工

見学は参加者の工場と同様の部門を少なくとも1,2カ

所は

導入

する

べき

工場

見学

数は

十分

であ

った

。エ

ネル

ギー

精算

が工

場で

践さ

れて

いれ

ば非

常に

有益

であ

った

-20-

Page 28: 特別案件等調査報告書 - JICAopen_jicareport.jica.go.jp/pdf/11668209.pdfMustafa Necati Unsal 電気炉管理部長補佐 (10)その他帰国研修員 Ozgur Kara Vitra(窯業会社)ユーティリティ担当技師

行政

民間

c テキスト、情

報及

びそ

の他

教材

テキ

スト

は役

に立

たな

かっ

た。更

新必

要な

もの

もあ

り。

問題

は非

常に

特殊な

もの

が多

く、

表は

日本

語で

あっ

た。

テキス

トに

は何

枚も

ペー

ジが

追加

され

、ど

のテキ

スト

のも

のか

分か

らな

くな

った

。教

材は全

て英

語で

あっ

て欲

しい

。英

語版の

CDテキ

ストが

あれ

ばも

っと

役立

ったと思う。

よい。与

えられ

た資料

は十分

であっ

たが、エネ

ルギー

担当

者と

連絡

を取

り合

い情

報を

新するとよい。ウェブサイトの開設。

教材

の中

には

日本

語か

ら英

語に

翻訳

され

てい

ない

もの

もあ

った

普通

悪い

(10) 滞

在中、彼らの業

務遂

行は

どう

でし

たか

。 行

政 民

間 大

学 計 行政

民間

大学

計 行政

民間

大学

講師

10

5

1

16

0

2

0

2

0

0

0

0

コース担当者

(JICA)

10

5

1

16

0

2

0

2

0

0

0

0

コーディネー

ター(JICE)

10

7

1

18

0

0

0

0

0

0

0

0

コースリーダ

ー(KITA)

10

6

1

17

0

1

0

1

0

0

0

0

ホストファミ

リー

9

6

1

16

1

1

0

2

0

0

0

0

(11) 講

義や

工場

見学

につ

いて

以下

のよ

うに

評価

できますか。

講義・実習

場見

も有益だった

もの

行政 エ

ネル

ギー管理(5名)

熱精算演習

(5

名)

民間 エ

ネル

ギー管理(3名)、住金マネージメント(1名)

三菱重工業(

2名

)、

島津

製作

所、

九州

電力

、東

海鉄

鋼工

場(

各1

名)、

大学 全

て(

1名)

全て(1名

も情報に富ん

だも

行政 エ

ネル

ギー管理(6名)

燃焼実習、

Spiral Tube Boiler, Outline of Edible Oil Plants(

各2

名)

間 エ

ネル

ギー

管理

、温度

計測、

新川リ

ーダー、日

本社会

、文化

、歴史

等(各

1名)、 住

金マネージメント、

安川

電機

(各

1名

も興味深かっ

たも

行政 日

本の

社会。歴史、文化、経済(6名)

Outline of Edible Oil Plants(

2名

民間 エ

ネル

ギー

管理

、環境

問題、電

源開発

、新技術・リニュ

ーアル

エネル

ギー応

用(各

1名

原子力発電所

(2

名)、

新日

本製

鐵(

1名

)、

大学

も有益でなか

った

もの

行政

新日本製鐵

、黒

崎播

磨、

日産

自動

車(

各1

名)

も情報不足だ

った

もの

行政

新日本製鐵

、ハ

ウス

テン

ボス

(各

1名

も興味が持て

なか

った

もの

行政

間 温

度計

測(1名)

触媒化成工

業若

松工

場(

1名

-21-

Page 29: 特別案件等調査報告書 - JICAopen_jicareport.jica.go.jp/pdf/11668209.pdfMustafa Necati Unsal 電気炉管理部長補佐 (10)その他帰国研修員 Ozgur Kara Vitra(窯業会社)ユーティリティ担当技師

行政

民間

(12) 研

修の

満足

度は

どの

くら

いで

すか

。ま

たど

のよ

うな

点で

満足

でき

ませ

んで

した

か。

(%)

80

%以

上(

10

名)

エネル

ギー

を実

施し

てい

る工

場を

もっ

と見

学した

かっ

た。

実習

時間

を長

くし

て欲

しい

。教材

は十

分で

はな

かっ

た。

80%以下

1名、80%以

上6名

。参

加者

のレベル

。工場

見学

中の

質問

は企

業秘

密の

ため

じてもら

えなか

った。どのよ

うにエ

ネルギー管

理をし

てい

るか

、エ

ネル

ギー

消費

量を

らし

てい

るか

につ

いて

説明

して

もら

えな

かっ

た。

会社

の製

品し

か紹

介し

ない

講師

もい

た。

99.90%

はい

いいえ

政 民

間 大

学 計 行政

民間

大学

(13) も

し本

コー

スが

継続

され

ると

した

ら、

所属

機関へ次の候補者

派遣

を勧

めま

すか

10

6

1

17

0

0

0

0

(14) 本

コースをどのよ

うに

評価

しま

すか

日本

は先

進国

とし

て省

エネ

ルギ

ーと

その

管理

にお

て豊

富な

経験

があり、省エネ

ルギー

技術とエネ

ルギー

管理

の効

果を

学ん

だ。

日本

の技

術は

非常

に有

効で

る。講

師陣

は異

なる産

業部門

の資格

のあるスペ

シャリ

スト

であ

った

。先進国

として

そのレ

ベルに達す

るには

容易

では

なか

ったであ

ろうが

、優れ

た管理、修

練と勤

勉さ

、将

来の

構想、省

エネル

ギーと

管理技術の

実践、

これ

らを

意識

して

いる

こと

が発

展の

要因

であ

ると

う。日

本人

との

交流を

通して

、日本

の社会と文

化を学

んだ

有益

で興

味深

かっ

た。

視察

や工

場に

いる時

間が

もっ

と長

かっ

たら

より

有益

あっ

たで

あろ

う。

エネ

ルギ

ー管

理と

保全、

計画

、調

査、

分析

、制

御等

を大

限に利用することは重要である。

非常

によ

い。日

本に

滞在

して

文化

や生

活習

慣の

違い

を知

る機

会を

得ら

れた

(15) 本

コー

スに

つい

て何

かご

意見

やご

提案

はあ

りますか。

全て

の教

材内

容を含んだ

CDがあれ

ばよ

かったと

思う。

実習

時間

は長

い方がい

い。省

エネル

ギーの新技

術や実

習が

多く

あれ

ばよ

かっ

た。

講義

は英

語が

望ま

しい

「需

要側

の管

理で電気

を使用

する際

の指示の仕

方」に

つい

て講

義が

あれば非

常に興

味深く

役立つであ

ろう。

測定

機器

の理

論を

講義

する

かわ

りに

工場

見学

や、

習、こ

れら

の機

器をどの

ように、なぜ

、いつ使う

のか

につ

いて

情報

を増やして欲しい。

より

効果

的な

コー

スに

する

ため

に参

加者の

レベ

ルや

地位

を同

じに

した

方が

い。

この

よう

な研

修プ

ログ

ラム

はで

きるだ

け続

けて

欲し

い。

英語

力の

乏し

講師

もい

た。

理論

づめ

の堅

苦し

い講

義は必

要で

はな

く、

工場

見学

を増

やし

欲し

い。

もし

工場

に1

週間

滞在

でき

、省エ

ネル

ギー

の実

践を

より

詳し

く勉

できたなら、ベストであったであろう。

経費

のか

かる

提案

であ

るが

、3

研修

員を

対象

に「

エネ

ルギ

ー効

率と

管理

」に

つい

てシ

ポジ

ウム

を開

催。日

本を

初め

に毎

回違

う国

で行

い、参

者達

をサ

ポー

トで

きる

ので

はな

いか

。参

加者

達は

研究

発表

する

。JICA

コー

スを

受け

た優

秀な

研修

員達

をど

かで

活躍

させ

る。

(16) 滞

在後

、以

下に

つい

て印

象が

変わ

りま

した

か。

行政 民

間 大

学 計 行政

民間

大学

日本

10

6

1

17

0

1

1

2

日本人

10

7

1

18

0

0

1

1

日本の文化

9

7

1

17

1

0

1

2

日本の技術

10

6

1

17

0

1

1

2

-22-