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U.D.C.る2l.181.5:る21.31l.22
東北電力株式会社仙台火力発電所納590t/hボイラ590t/hBoilerfortheSendaiPowerStation,TohokuElectricPowerCo.,Inc.
岸 秀 樹*Hideki Kishi
内 容 梗 概
仙台火力発電所はすでに175MWl号機が運転に入っており,2号機も近く運転を始めんとしているが,こ
れに使用されるボイラは1号,2号絶とも日立製所作より納入されたものであり,わが国における記録品でも
あり各部にわたって新しい構想が取り入れられている。本文ほその特長を中心に構造および機能の概要を紹介
したものである。
l.緒 l::コ
般近の急速な 済界の発展にしたがって香産
張計画を推進しており,また家
電力の需要も
されている。
わが
とも大幅な設備拡
電化の著しい伸びにしたがって,
実な上昇線をたどっており, 力の開発を強く要望
の経済的な水力開発地点が次第に少なくなり,これを・こかわ
って水力より短期間で開発できる火力開発が盛になり,数十万1(W
におよぶ大容量火力発電所が各地に盛んに建設されつつあるが,こ
こに紹介する仙台火力発電所の設備も,その規模においてまた機器
の内容において記録的なものであり,日本における最高の蒸気状態
として計画され,材料および工作ともに溌甚なる検討および研究結
果がとり入れられたものである。
2.計 画 概 要
本ボイラは半屋外式とLて計画されており,葦2図のように頂部
以外はフアン,ダクト,配管など直接風雨にさらされる部分が多い
が,これらの点に関してほ日立工場内に設置した半屋外式ボイラの
建設の経験をもととして,各種モータ,フアンなどを防水形とし,
ダクトにほ傾斜をつけるなど紺祁にわたって留意して計画した。
また冬季の気温降~Fによる冷却水の凍結を考慮して押込通風機,
ガス再循環通風機などの軸受の冷却にほ空冷式を採用した。
B&WボイラでほB&Wバーナはすべてボイラ前面に配置し
てあり,半屋外式ボイラではこの部分を屋1月に入れたので,その操
作に際してほ 天でも運転員が風雨を受けることがない。
第1図ほ本ボイラの組立断面図を示し,舞2図は外観写メー〔を示
す。
下記は本ボイラの概略仕様である。
計 画 イ上 様
ボイラ発生蒸気量
再
蒸
蒸
蒸
蒸気量
気
気
気
圧力
圧力
圧力
蒸気温度
蒸気温度
給水温度
ボイラ効率
石炭消費量
重油消費量
燃焼方式
通風方式
使用石炭
(汽胴にて〕
(過熱器朝口)
(再熟器出口)
(過熱器出口)
(再熱器出口)
(低位発熱量
微粉炭,
平衡通風
*日立製作所日立工場
(t/h)
(t/h)
(kg/cm2g)
〔kg/cm2g)
(kg/cm2g)
(DC〕
(OC)
(OC)
準)(%)
「kg/h〕
(kg/h~)
油専焼および両者混焼
40,490
8
第1図 京北電ノブ株式会社納仙台火力発電所590t/hポイラ
乾炭~■紬≠発熱量
氾岸き高位発熱量
泥炭低位発熱量
面 水 分
灰軟化温度
灰熔融温度
分 析 値
国 有 水
灰
揮 発 分
国 定 炭 素
水
基準)
5,500kcal/kg
5,088kcal/kg
4,830kcal/kg
7.5%
1,2200C
l,3000C
3.5%
27.0%
34.5%
35.0%
5.6%
柱:乾炭より固有水分,灰分を除く重量に対する豪量割合
使用重油
種 頸 C重油
火 力 発 電 所 納590t/hポ イ 305
第2図 東」ヒ′ぷ力楳ぺ会対納仙台火力発`新野590t/h
ボイラ外観
位発熱
低位デ邑熱
【Il
l
り
分 析 伯
水
根 」三
水 」j
lミ 豪
硫 鎖
3.1 火
分
分
分
分
分
′こ・ノー シlン ム
3.構 造 概 要
炉
10,222kcaりk圭吉
9,655kcaりkg
0.05%
87.009;
1(1.5()㌦
/〃
〃㌻
5〓、
1.2(J?言
0㌔′
欠かほ外径62.71ュ1nlの裸水冷壁粋がタンジェソシヤルに配置され
ており,火炉中火には前面より摘まで分割壁を設けたので火炉F】=」
ガス温度の均 化の一助となっている、_ノ弟3図は火炉をとりまく水
冷壁,過熱器,節炭器なとの圧ノ〕部分の瓜 蒸支くの流動系統をホし
たもので,降水竹は内径540mmの大径骨4本で水壁の卜部ヘッダ
へ送り,そのヘッダから側部水壁管へ水を供給しているり
水璧管の背後には内部スキンケーシングを仝t妬こ倣っているの
で,長隼の連射こ際Lて起りがちな空気灘れが完全にl軌_Lされてお
り,ボイラ効率保持の点からきわめて打効と考える。
ボイラ全休ほ天外よりつり下げてあり,熱膨脹ほ水冷壁の卜邪へ
ッダと灰ホッパの接続邸でにがすように設計されているので,
停止に しても全く無理を生じない.っ このように【~主人なボイラを大
井よりつり下げているので地震による振動も考慮Lで斧㈲こサイス
メックタイを配置した。
3.2 汽 胴
汽胴ほ内径1,6761Tlm,全長約19mであ(),材質ほASTM,Ah
9
第3図 水および蒸気の流動系統
:うl)2Gl`.Bである,
汽胴内にほサイクロンスチームセ′ミレータ,スチームスタラッパ,
シリカ洗浄器,薬液注入管,給水管,安全弁などを設備しているれ
これらのうちサイクロンスチームセパレータとシリカ洗浄器忙つい
てi欠に述べるし)
3.2.】サイタロンスチームセパレータ
本ボイラほ汽胴にて182.8kg/cm2gという~■7一‡ぽにもかかわらず
H然循環ノノ式を採川Lているl)自然循環ボイラでは上昇管と下降
骨の流†本の据度差によるヘッドをできるだけ大きくとることによ
一つて,より人きな循環力をうることが好ましいが,第4図にホす
ようにボイラ址力が高くなるにしたがって,水と蒸気の据度差が
少なくなって循環力が減少してくろ。したがって汽胴にて水と蒸
気を完全に分離することによって下降管中に蒸気が入らないよう
にすることは,循環力を大きくする上にきわめて重要なことであ
る._.弟5図は本ボイラに使用したサイクロンスチームセパレータ
で,蒸気と水の分離効率ほほとんど100%に近いので降水管中に
蒸一気ほ入らず高い循環力が得られるし,このように高圧ボイラで自
然循環方式を採川しうるのも,サイクロンスチームセパレータの
優秀な分離効率によるところ大である。
サイクロンスチームセパレータは上井管からⅢてくる汽水混合
306
(、;霊)
咄
軸
β
∫
♂
∫
♂
∫
♂
J
♂
J
♂
J
♂
7
か
♂
∫
∫
ヰ
〃
J
∫
2
2
/
/
.ニ芋て閣・1」
F
水 モ<く‡コ
~
〉β。<く≒=熱l
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Ⅷ 恕一式か永
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ノ「.j止
】Eロ抑一
】
1
1 l
密度一差
巴和
l
蒸気
・・
ヾ、-、
、、-
‥、
、・.∴、・.
蒸気圧力 (J〆Jカ2)
靖4図 水と蒸気の比重差
純化蒸気過熱呆へ至る
シリカ洗浄呈 あ シリ乃洗揮蓋用洗浄水
サイクロン
セパレータ
「軋jj】 l川Ill」t
一く薮-偽-」
チ。‖」J
」:▼~~ ▼~て▼0
ー
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給水
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ヽlく二二二>; do
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∂ク
01】
フJo
00
管
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Op
000
降水
第5国 汽 胴 内 部 装 置
へ§き
闊押車Fヾ∵ニ断章担
第42巻 第3号
/倣フ∠沈7ノ%り 〟汐
汽銅圧力 (牧/そ帝)
′プリ
第6図 シリカ洗浄器の効果
気流
、
Jβ
バ1■バた〒面 ♂-β断面
・■ !
第7図 スプレー式アテンペレーク
物がサイクロン内における旋い巾こよって生ずる蒸気と水の遠心力
の差により両者を分離するものであり,構造,原理ともに叩純で
あるが,その性能ほきわめて優秀で他の追従をゆるさないもので,
大形および中形の放射形B&Wボイラに広く採用されている.-」
サイクロンスチームセパレータ1個の処.稚容量ほ,その大きさ,
蒸気圧力,そのほかの設計条件によって異なるが,本ボイラでほ
サイズ11兢′′のものを88個使用している。
サイクロンスチームセパレータほ汽胴水面の変動量がかなり大
きくてもその分離性能が低下しないので,負荷変動による水面の
.ヒ下変位に際しても有効にその目的を述することができるし.3.2.2 シリカ洗浄器
運転圧力が高くなるにしたがって,低虻ボイラではあまり重要
視されなかったシリカの影響が問題になる二 蒸妄く小こ気化するシ
リカの量が増すとタービン翼にこれが付着して効率を低■卜させ,
トラブルの原因となることがあるが,本ボイラの運転圧力でほ蒸
気中のシリカの鼠が0.025ppm以下ならばなんら~友障を さない
ことが,運転拝験上知られている。蒸長くヰ1に気化するシリカの-_量二
ほ 水中のシリカ含有量と蒸気圧力によって 化し,運転圧力
182.8atgでは蒸気中のシリカと樅水中のシリカの割合は約0.055村
度と推定される。このことから蒸気中のシリカの端を0.025p.p.m
10
に■;1ilj限した場合の権水lいのシリカ許容嵐は0.45p.p.nl程度とな
舞5図中のシリカ洗浄塩ほ蒸気中に気化するシリカを洗浄する
もので,給水の一部を洗浄水として使用し,小さな噴口から汽胴
償那のスクラッパ中に蒸気流と反対力向に噴落させることによっ
て,その日的を 成するのであるが,この方法ほサイクロンスチ
ーームセパレータと同様に,簡単にしてその効果が大きい。
第る図ほこのシリカ洗浄器の効果を示すもので,圧力182.8atg
租度ではシリカ洗浄器のある場合とない場合では蒸気中のシリカ
の最は約坑程度になっていることがわかる。
3.3 過熱器および再熱器
ボイラがこのように高温になると過熱器,再熱#で吸収する熱量
が,ボイラ全体で吸収する熱量に比較してかなり大きくなり,本ボ
イラでほ過熱轟で約38%,再熱器で約13.5%の熱を吸収するので
蒸気湿度の制御もいっそうむずかしくなると同時に重要になってく
る二
過熱器および再熱器の蒸気混度調整にはガス再循環方式とスプレ
ー式7テンプレータを肝属している(第7,8図)。すなわちガス再
循胡方式でほ節炭器~†_=] 焼ガスの一部を火炉底部に送入するこ
とにより,過熱器,再熱器を通るガス量を増すことによって低負荷
時にそれらの温度を上昇させる方法である。
スプレー式アテンプレータは逆に蒸気温度が規定値を越えた場合
に,▼・次過熱絹と二次過熱器の連絡管中に給水の一部を噴霧して減
東 北 力 株 式 会 社 仙 台 火 力 発
節岸
口口
\
口口口口l
~▲▲▲1~~■~~
口l
\レ
炉
し」
0
d
l
再
宇IlL」
パス
二
;= 胃
■■
コンクストローム
空気予熱蓋
循環ファン
第8図 ガス再循環~ノノ式説明図
J混ク
壬蒸
、、、
気流量 、 -
,j(必
節9図 過熱蒸気温度の制御特性
必7
温させるのであるが,噴‖には特殊な形状を採用しているので微粒
化の状態が良好である。
このようにして前沢専焼で50%以上,屯仙悍頗で70%以上の負荷
において過熱蒸気温度を571土5.60C再熱蒸気払L乾を543土5.60Cに
整しうるのであるが,これらの制御がすべて作動制御によることは
いうまでもない。
主として対流によって吸熱する過熱器では負荷の低下にしたがっ
て蒸気温度は低~Fするが,放射によって熱吸収する過熱器では逆に
負荷の低~Fにしたがって上昇する憤和こあるが,本ボイラでほ火炉
に面したところに一部分プラトン形の放射過熱器を設けているの
11
所 納590t/hポ イ 307
第101ヌIB&Wワイドレンジリターンフローバーナ構造岡
(やぎ)細蒜讐個叫脚
完箋量こ
〔二里票皿
甜
ガ
イ共給油
華油噴射量(枕〃)
第11岡 B&W ワイドレンジリターンフローバーナ特性曲線
で,この両者を組合わせたことになる†「過熱札 所熱縛の吸収熱量
の調合が大さくなるにしたがって,放射形過熱帯の占める剖介も次
第に大きくなってくる。
弟9図ほ蒸気瀾.度の制御特性を示している。
3,4 節炭器および空気予熱器
節炭皆削こほスペースファクタのよいショートペソドマルチループ
形を採用している。
木ボイラでは給水温度もかなり■届くなっているので,煙道ガス巾
のSO3による腐食ははとんど皆無で,この1tり題はもっばら空気二予熱
絹のみに限定されると考えてよい。
空気一千熱舅尉・よユングストローム形を二基採川したが,低温部で
SO3が凝桁した水分中に溶解することによって生ずる硫酸による腐
食をさけるために,耐食件の強いコーテン材料を使川し,さらに低
負 のを防ぐために,蒸気式空気~予熱媚をユソ
グストローム堅気予熱舘の空気入口に設置した。
蒸気式空気予 器にほフィン付チューブを使用して伝熱効果を大
きくした。使用蒸気ほ再熱ターピソの抽気を使用した。
3.5 重油燃焼装置
弟10図は本ボイラに採用したB&W ワイドレンジリターンフ
ローバーナを示すもので,重油ほ内外 の間隔を通って,スプレー
ヤープレートの接線みぞにより施回運動を起しながら微細な噴霧状
態となって炉内に噴射されるので,燃焼状態ほきわめて良好で未燃
はまったくない。燃焼油量はもどり管に設けた日動油量 整弁
によりもどり仙を制御することによって調整する。したがってこの
′ヽ--
ナ で1 焼する油の最の多寡にかかわらず,接線みぞを通る油量
308 日
第12図 B&W サーキュラーバーナ
〝`〟 jグ 功7 〟,〟+材`財J汐 〟リ 〃7 烏7 〟 ノ
汽朋の頂告艮と底部の温度差('ど〕
第13図 汽胴壁面温度差制限値
第14図 汽胴壁面温度測定点
が常に一定となるので,旋回室に生ずる旋回力が低下することな
く,広範囲の負荷変動にも良好な燃焼が得られる。
このバーナの特性曲線を弟】l図に示す。バーナの設計最大燃焼
油量は供給油圧 42.2kg/cm2gのとき1,880kg/h で,そのときの
もどり油圧力は約36kg/cm2であり,最小燃焼油量は供給油圧約20
kg/cm2gのとき364kg/hで,その時のもどり油圧力は約9.5kg/
12
第▼42巻 第3号
♂ / ∠.ア
イ
硫黄分含有星(%)
第15図 空気予熱器の管壁温度制限値
Cm2gとなっており, の量油焼 繋範開は約5
起動の際ほ点火用バーナで電気火花によって
ラではそのほかに起動用としてB&W Yジェッ
1となっている。
火するが,本ポイ
トニヤーアトマイ
ザのバーナ6組を有するので,必要に応じてはかなりの負荷まで軽
油を燃焼させることも可能である。
3・d 石炭燃焼装置
石炭粉砕機はB&WEL-70形6台を設置した。EL形ミルは消
費動力が少なく騒音も少ない。また通過空気は圧力をもっており,
一次通風機は清浄空気のみを処理する。したがってミル出口に設置
された誘引式排炭機の場合のように微粉炭流による摩耗および維持
費の増大をさけることができる。
バーナほB&Wサーキュラーバーナ24組を使用した(弟12図)。
サーキュラーバーナの中心に重油バーナをそう入してあるので,両
バーナはきわめてコンパクトにまとまっている。
ボイラの
4.起動および停止
動および停止あるいほ深夜の低負荷運転などの際,特
に注意するべき′如こついて以下に若干検討する。
4・1過熱器および再熱器の保護
ボイラ起動に際して過季鮎軌 再熱器を蒸気が流入していないとき
は,これらの管の燃焼をさけるために過熱船人Ilガス温度が5100C
以上にならないように,バーナの燃焼竜を減少させねばならない。
バーナの燃焼品を故小にしても__h姑阻度が保てない場合にほ,燃焼
と消火を短時間ごとにくりかへして上記制限温度を保持することが
肝要である。しかし過熱器の管材料が灰
塵は4820C以~卜にしなければならない。
4.2 汽胴について
冷旺あるいは温薩よりの
鋼の場合には上記制限温
動,停止の際,汽胴の飽和温度の変化
あるいほ水と蒸気の汽胴壁面に対する熱伝達率の差などによって,
汽胴壁にほ温度の不均一を生じ,それによって熟応力が発生して,
ほなはだしい場合にほこの応力は危険な程度まで大きくなる。した
がって汽胴各部に生ずる温度差を制限して,この熱応力を安全な範
囲におさえることができれば実際の運転上好ましいことである。策
13,14図ほこのような汽胴壁面に生ずる不均一な温度差の制限値を
示したものである。
弟13図において汽胴頂部と底部の温度差とは弟】4図のAB,
A′B′,A′′B′′の6点のうちで,頂部と底部の最大値と最小値の差
東北電 力株式 会社仙台 火 力 発 所納590t/hポ イ 309
を意味し 柑胴壁~面の内外払Lj_腋差とほB′と1)点の渥度差を意味し
ており,これらの混度を第】3図にプロットしたとき,その点が同
図の三杓形内にあれば安全なることをホLているのであるが,
の■故障あるいはそのほかの事情忙よりこれらの温度を計測L得なか
った場合にほ,f′Ⅷ司の飽和混度変化を55ロC/h以下になるよう逆転
すれば,各部の温度差は上記許腎範l榔如こ入ることが程よ
ている。
危急停止,急 起動などの際しばしばこの温度制限値を7
l二知られ
過する
ことがあるが,ボイラ保護の観点からこの制限値に対しては特に注
意することを望む次第である。
4.3 空気予熱器の腐食
ボイラが大形化するにしたがって熱効率改書による燃料費の節約
量が大きくなってくるので,できるだけ排ガス温度をさげることが
望まれる.。本ボイラでほ最大負荷のときオ√炭専焼で142ロC,重仙専
で1390Cとなっている。燃料中の硫黄分によって生ずるSO3が煙
道ガスの露点以■~卜の低温部に生ずる水分のなかに溶断して硫酸をflミ
成し,低温部の伝 部を腐食することが多くの発電所で報告されて
いるが,本ボイラでユングストローム空気予熱器人し一に蒸気式空気
ニチ熱器を設置して,ユングストローム空気予熱器の人口空気温度を
_1二昇させてメタル温度の上昇をはかっている。なおほかの方法として起動および低負荷時にこの温度を上昇させるために窄気予熱皆削~ll
nの空気の一i■那を再循環させる方法や,空気の一一部をバイパスさせ
て空気予熱儲を通さず,直接バーナへ送る方法なども実施されてい
る。
この硫酸による腐食をさけるための最低メタル温度は燃料の種類
によって異なるが,弟15図に示す温度を採用すればよい。
以上に仙J\
U 火力発
5.結 口
所用590t/hボイラについて概略
火力発電所のユニット容量はますます大きくなり,1960年代の末
にほ世卯の最大単機容量ほ1,000MW近くになるだろうという推定
もなされており,われわれはこの技術革新時代にそなえてさらに新
技術の開発に努力しなけれはならないと考える。
日 立製作所社員社外講演一覧 (その1)
(昭和34年7月受付分)
講演月 日
34.10.中旬
34.10.16~18
34.10.16へノ18
34.10.16~18
34.10.16へノ18
34.10.16~18
34.10,16~18
34.10.16~18
34.10.16~18
34.10.16~18
34.10.16′、-18
34.10.16~18
34.10.16′、--18
34.10.16一し18
34.10.16~18
34.10.16へノ18
34.10.16~18
34.10.16一、一18
34.10.16ヘノ18
34.10.16′~18
34.10.16へJ18
全会
学学
▼ノ一口一」∩
通通
気気
会全会全
学学学学
信信信信
通過通通
気気気気
電電電電
会会会会会
学学学写学
二盲
二一自.一一.〓
チ〓
号じ
通通〔通過通
気気気気気
市岨電電市他電
全会
芋†
一言H
l一‖
・1
ト「日
通通
気気
嵩電
全会.㌧
▲■■一‖
二三[
而て心
-
-
電電
演 題
Moltenl)iffused シリコントランジスタの特性について
ト ラ ン ジ ス タ 同 期整流回 路 の 解析(2)Molten Diffused Transistor に つ い て
振幅差形 仁l動平衡計器の 改良(第2報)飽和形トランジスタ,フリップ,フロツプの直流解析
反 射 形ク ラ イ スト ロ ン の電子流についてト ラ ンジスタを結合して等価3極管について
磁
ト ラソジスタによ
チ ャ ツ タ の 基
プ リ ン
を
レ
手動り
振極く
一1ノ
」パリ
′T」
接磁
ジる
本グ
イ性突
ヤ特衝
利川 し
一
に
性特ス.レ
指
と電力,余裕度のタレ
関動
に振
構成に
す る
の 近
閑の
いつ
考解
一似
ー放`電管(第
令係て察法
↓∴2
す る一
考
景容間点接すば及に需】放時離間
.J"
.ビ‥
(窮2報,接点の火花エネルギーと消
13
中央研究所中央研究所
中央研究所
中央研究所中央研究所中央研究所
中央研究所
中央研究所
中央研究所
中央研究所
中央研究所茂原工場
々
々
電竃
戸戸戸戸戸戸戸戸戸戸
戸中
中中中
中中中中中中
中中
塚公公塚塚塚塚塚塚塚塚塚塚
場工
研研通通紆紆工工工工工工工工工工
場場場場場場場場場場
場所所所所所所所所所所所所所
折椚椚椚椚購椚椚椚椚椚椚椚椚
講 演 者
藤山湘内寺野下欠藤邪冊m井又啄木鳥破見永
山島谷西島藤田田島田西田藤田谷波
立
立
、
、、
乎
平
篤寛喜正淑秀交義正秀昇淑正文兼良栄
司
吾娩之二博美雄郎敦
門
穣雄二晃勝也人悼郎夫薫興業志美大一弘春雄春三泰平弘三雄春明吉
(次頁につづく)
(その2)
(前頁よりつづく)
:弛.10.16′、、/18
34.10.8~12
34.10.8
34.10.8
34.10.8
34.10.8
34.10.8へ一12
34.10.8一-12
34.10.8′-、-12
34.10.8へノ12
34.10,8、12
34.10.8′-・_12
34,10.8′、12
34.10.8-、}12
封.10.8--12
34-.11.17′・、-19
34.10.14へ一16
:姐.10.14′、・-16
34.12.12
別-.10.15一、}17
34.10.15一、17
34.10.15/、17
34.11.3へ- 5
34.11.3~
34.11.3-~ 5
34.9.24~26
34.7.22一、一23
34.11.18一-19
34.11.18一、、一19
34.11.18、一19
34.11.18-、-19
34.11.18~19
34.11.18へノ19
34.11.18へノ19
34.11.18へノ19
34.11.17/、19
34.10.10へノ11
全会学学理理
物物木本
口日
日
全会学学
理埋
物物
木本
日
日
全会学学
理理
物物本木
R
[〓
全会全
学学学
理理理
物物物
本木本
〓H
RH
R‥
全会
学学
理埋
物物
木本
口目
口〓
応 別 物理学全会全
学学学
槻械械
機機機
木本木
口=RH
R=
全会
苧学
械属機金木木
口一日
会全学学
属属
金金
本本
[=一日
会
会
I′【動制御研究会その他
日動制御研牒
の他
自動制御研究
の他
自動制御研究会そ
の他
自動制御研究会そ
の他
n動制御研究会そ
の他
自動制御研究
の他
日動制御研究
の他
日動制御研究
の他
鋳 物 協
定造
測構
度陥
温欠
的の
学層
光晶
分結
の朽
マ
ム
ズ
ウ
インジウム蒋層を合金したゲルマニウムPn接合の迎特性
質 量 分 析 計 に よ る 仕 事 関 数 の 測 定
E.P.M.A.
射入ム
ツノ線α
管の特性
温 合
フ ェ ラ
変の
丁同
屯る
る
よ
ポ ット 径の
ド・~fコにおけるBF3比例計数
性係
関
特の
場
電磁抗
放と率
の磁
導
体初の
気ト
イ
スタ夙速計の試作(n)直読形の温度補償につ
計
縦グ
ロナ
時よだに
む機る
形 性 の
算機に よ る歯市動ロナアの系閥
・.1最形線非似近む合
討
2つのローラーがころがる場合の潤滑油膜宰ついて
Exfraction Replica法による Cu-Cr-Ti合金の析出
に関する研究(第2報)Exfraction Replica法による析山物の電子回析ク ロ ム 鋼 を 基 と し た 銅 合
Exfraction Replica法による Cu-Cr-Ti
に関する研究(第1辛lり時効にともなう組織物のⅩ線回折
質 量 二 重 像
椚析のと
金化合変
抑制
て山根
て
静止レオナードの制動抵抗による減速の解析
水火併用の電力系統経済負荷配分制御装置について
14
(昭和34年7月受付分)
戸塚工場戸塚工場
中央研究所
中央研究所中央研究所中央研究所
中央研究所中央研究所
中央研究所
中央研究所中央研究所
中央研究所
中央研究所
巾央研究所中央研究所
中央研究所
巾央研究所中央研究所中央研究所中央研究所
中央研究所
中央研究所
中央研究所中央研究所
中央研究所
巾央研究所中央研究所
中央研究所
日 立工場
中央研究所
中央研究所
中央研究所
中央研究所
中央研究所
中央研究所
中央研究所中央研究所
中央研究所
中央研究所小央研究所
中央研究所
中央研究所
中央研究所
中央研究所
中央研究所
巾央研究所
口立研究所
日立研究所
R立研究所
日立研究所
日 立工場
所場場
㌍日
中亀亀
橋土片
土梅土
辺田本野凹石田野石内寺山野村田石野戸村鳥山辺々毛組根上川田石
木
木
巻川巻
木井桐
井沢井
小 西
二
順善
正吉知吉正知
正一小知
一康
大
建幹五
朝
久
久
遠正達
二
誠俊信
俊
俊
潤正達卓俊
康
平介学美充国克美国省博艶美郎郎国寛望郎雄斉宏郎量児也男公登男
夫
夫
夫博夫
也雄郎
雄正雄
一利夫郎郎
司
淳
明
光
務
一
二
臣志栄