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Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド Product and Documentation Release 1.0 February 2004 Revision:October 2006 Text Part Number: OL-11570-01-J

Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド Release 1 · CONTENTS iii Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド OL-11570-01-J このマニュアルについて

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Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイドProduct and Documentation Release 1.0February 2004Revision:October 2006

Text Part Number: OL-11570-01-J

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このマニュアルに記載されている仕様および製品に関する情報は、予告なしに変更されることがあります。このマニュアルに記載されている表現、情報、

および推奨事項は、すべて正確であると考えていますが、明示的であれ黙示的であれ、一切の保証の責任を負わないものとします。このマニュアルに記

載されている製品の使用は、すべてユーザ側の責任になります。

対象製品のソフトウェア ライセンスおよび限定保証は、製品に添付された『Information Packet』に記載されています。添付されていない場合には、代理店にご連絡ください。

FCC クラス A 適合装置に関する記述:この装置はテスト済みであり、FCC ルール Part 15 に規定された仕様のクラス A デジタル装置の制限に適合していることが確認済みです。これらの制限は、商業環境で装置を使用したときに、干渉を防止する適切な保護を規定しています。この装置は、無線周波エネ

ルギーを生成、使用、または放射する可能性があり、この装置のマニュアルに記載された指示に従って設置および使用しなかった場合、ラジオおよびテ

レビの受信障害が起こることがあります。住宅地でこの装置を使用すると、干渉を引き起こす可能性があります。その場合には、ユーザ側の負担で干渉

防止措置を講じる必要があります。

FCC クラス B 適合装置に関する記述:このマニュアルに記載された装置は、無線周波エネルギーを生成および放射する可能性があります。シスコシステムズの指示する設置手順に従わずに装置を設置した場合、ラジオおよびテレビの受信障害が起こることがあります。この装置はテスト済みであり、FCCルール Part 15 に規定された仕様のクラス B デジタル装置の制限に適合していることが確認済みです。これらの仕様は、住宅地で使用したときに、このような干渉を防止する適切な保護を規定したものです。ただし、特定の設置条件において干渉が起きないことを保証するものではありません。

シスコシステムズの書面による許可なしに装置を改造すると、装置がクラス A またはクラス B のデジタル装置に対する FCC 要件に適合しなくなることがあります。その場合、装置を使用するユーザの権利が FCC 規制により制限されることがあり、ラジオまたはテレビの通信に対するいかなる干渉もユーザ側の負担で矯正するように求められることがあります。

装置の電源を切ることによって、この装置が干渉の原因であるかどうかを判断できます。干渉がなくなれば、シスコシステムズの装置またはその周辺機

器が干渉の原因になっていると考えられます。装置がラジオまたはテレビ受信に干渉する場合には、次の方法で干渉が起きないようにしてください。

・干渉がなくなるまで、テレビまたはラジオのアンテナの向きを変えます。

・テレビまたはラジオの左右どちらかの側に装置を移動させます。

・テレビまたはラジオから離れたところに装置を移動させます。

・テレビまたはラジオとは別の回路にあるコンセントに装置を接続します(装置とテレビまたはラジオがそれぞれ別個のブレーカーまたはヒューズで制

御されるようにします)。

米国シスコシステムズ社では、この製品の変更または改造を認めていません。変更または改造した場合には、FCC 認定が無効になり、さらに製品を操作する権限を失うことになります。

シスコシステムズが採用している TCP ヘッダー圧縮機能は、UNIX オペレーティング システムの UCB(University of California, Berkeley)パブリック ドメイン バージョンの一部として、UCB が開発したプログラムを最適化したものです。All rights reserved. Copyright © 1981, Regents of the University ofCalifornia.

ここに記載されている他のいかなる保証にもよらず、各社のすべてのマニュアルおよびソフトウェアは、障害も含めて「現状のまま」として提供されま

す。シスコシステムズおよびこれら各社は、商品性や特定の目的への適合性、権利を侵害しないことに関する、または取り扱い、使用、または取り引き

によって発生する、明示されたまたは黙示された一切の保証の責任を負わないものとします。

いかなる場合においても、シスコシステムズおよびその代理店は、このマニュアルの使用またはこのマニュアルを使用できないことによって起こる制約、

利益の損失、データの損傷など間接的で偶発的に起こる特殊な損害のあらゆる可能性がシスコシステムズまたは代理店に知らされていても、それらに対

する責任を一切負いかねます。

CCSP, the Cisco Square Bridge logo, Cisco Unity, Follow Me Browsing, FormShare, and StackWise are trademarks of Cisco Systems, Inc.; Changing the Way WeWork, Live, Play, and Learn, and iQuick Study are service marks of Cisco Systems, Inc.; and Aironet, ASIST, BPX, Catalyst, CCDA, CCDP, CCIE, CCIP, CCNA,CCNP, Cisco, the Cisco Certified Internetwork Expert logo, Cisco IOS, Cisco Press, Cisco Systems, Cisco Systems Capital, the Cisco Systems logo, Empowering theInternet Generation, Enterprise/Solver, EtherChannel, EtherFast, EtherSwitch, Fast Step, GigaDrive, GigaStack, HomeLink, Internet Quotient, IOS, IP/TV, iQExpertise, the iQ logo, iQ Net Readiness Scorecard, LightStream, Linksys, MeetingPlace, MGX, the Networkers logo, Networking Academy, Network Registrar,Packet, PIX, Post-Routing, Pre-Routing, ProConnect, RateMUX, Registrar, ScriptShare, SlideCast, SMARTnet, StrataView Plus, SwitchProbe, TeleRouter, The FastestWay to Increase Your Internet Quotient, TransPath, and VCO are registered trademarks of Cisco Systems, Inc. and/or its affiliates in the United States and certain othercountries.

All other trademarks mentioned in this document or Website are the property of their respective owners. The use of the word partner does not imply a partnershiprelationship between Cisco and any other company. (0406R)

Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイドCopyright © 2006 Cisco Systems, Inc. All rights reserved.

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C O N T E N T S

iiiCisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

このマニュアルについて  xiii

マニュアルの構成  xiv

表記法  xv

安全情報と警告情報の入手先  xv

マニュアルの入手方法  xvi

Cisco.com  xvi

Product Documentation DVD  xvi

シスコ光ネットワーキング製品の Documentation CD-ROM  xvi

マニュアルの発注方法  xvi

シスコ製品のセキュリティ  xvii

シスコ製品のセキュリティ問題の報告  xvii

テクニカル サポート  xviii

Cisco Technical Support & Documentation Web サイト  xviii

Japan TAC Web サイト  xviii

Service Request ツールの使用  xix

問題の重大度の定義  xix

その他の資料および情報の入手方法  xx

C H A P T E R 1 概要  1-1

1.1 ONS 15216 EDFA3 の用途  1-1

1.2 光に関する安全性  1-2

1.3 構成図  1-3

1.4 ONS 15216 EDFA3 の機能  1-4

1.4.1 過渡的状態の抑制  1-4

1.4.2 定ゲイン モードおよび定ポンプパワー モード  1-5

1.4.3 分散補償  1-5

1.4.4 ゲイン平滑化  1-5

1.4.5 低ノイズ  1-6

1.4.6 TL1 インターフェイス  1-6

1.4.7 SNMP MIB  1-6

1.4.8 アラーム LED  1-6

1.4.9 イーサネット ハブ機能  1-7

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Contents

ivCisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

C H A P T E R 2 仕様  2-1

2.1 光仕様  2-2

2.1.1 光に関する安全機能  2-4

2.1.1.1 OSRI  2-4

2.1.1.2 ALS  2-4

2.1.1.3 自動パワー削減  2-4

2.1.2 過渡抑制  2-5

2.2 動作モード  2-6

2.2.1 定出力パワー モード  2-6

2.2.2 定ゲイン モード  2-6

2.3 ゲイン チルト制御  2-6

2.4 アラームのしきい値  2-7

2.5 最大入力パワーの仕様  2-8

2.6 電気仕様  2-8

2.6.1 電気インターフェイス  2-8

2.7 機械仕様  2-9

2.8 外部機能  2-10

2.8.1 設置面積  2-11

2.8.1.1 前面パネル  2-11

2.8.1.2 背面パネル  2-12

2.9 計測単位および表示  2-13

C H A P T E R 3 インストレーションのための参照情報  3-1

3.1 一般的な注意事項  3-2

3.2 装置の配置および電源接続  3-2

3.3 アースに関する注意事項  3-3

3.4 静電気防止用リスト ストラップの使用手順  3-4

3.4.1 静電気防止用リスト ストラップの固定  3-4

C H A P T E R 4 ONS 15216 EDFA3 の設置  4-1

4.1 開梱  4-2

4.1.1 開梱時の確認  4-2

4.2 EDFA3 の設置および電源投入  4-3

4.3 AC アダプタの取り付け  4-5

4.4 ラック インストレーションの確認  4-5

4.5 光ポートへのファイバ接続  4-6

C H A P T E R 5 ONS 15216 EDFA3 との通信  5-1

5.1 アラーム出力リレー インターフェイス(RJ-45)  5-2

5.2 アラーム LED  5-3

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Contents

vCisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

5.2.1 POWER LED(グリーン)  5-3

5.2.2 FAIL LED(レッド)  5-4

5.2.3 LOS LED(イエロー)  5-4

5.2.4 イーサネット ソケット LED  5-4

5.3 シリアル EIA/TIA-232(RS-232)インターフェイスを介した EDFA3 との通信  5-5

C H A P T E R 6 TL1 コマンドの概要  6-1

6.1 TL1 コマンドの規則  6-2

6.2 パラメータの持続性  6-2

6.3 パラメータの保存  6-4

6.4 アラームの相関関係  6-4

6.5 TL1 のヘルプ  6-6

6.6 TL1 コマンド パラメータ  6-7

6.6.1 TL1 の source identifier(sid)および target identifier(tid)  6-7

6.6.2 TL1 command code modifier(ccm)  6-7

6.6.3 access identifier(aid)  6-7

6.6.4 TL1 correlationg tag(ctag)  6-8

6.6.5 automatic tag(atag)  6-8

6.6.6 notification code(ntfcncode)  6-8

6.6.7 condition effect(condeff)  6-9

6.6.8 service effect(serveff)  6-9

6.6.9 private identifier(pid)  6-9

6.6.10 user identifier(uid)  6-9

6.6.11 user access privilege(uap)  6-9

6.6.12 alarm code(almcode)  6-10

6.6.13 date  6-10

6.6.14 time  6-10

6.6.15 occurrence date(ocrdat)  6-10

6.6.16 occurence time(ocrtm)  6-10

6.7 TL1 の表記記号  6-11

6.8 TL1 自律アラームおよびメッセージの概要  6-12

6.8.1 機器障害アラーム  6-13

6.8.2 その他のアラーム  6-14

6.8.3 自律イベント  6-15

6.8.4 ファイル転送イベント  6-16

6.9 TL1 コマンド セキュリティ権限の概要  6-17

C H A P T E R 7 TL1 のターンアップ  7-1

7.1 TL1 インターフェイスの起動  7-2

7.2 TL1 を使用したデフォルト パスワードでのログイン  7-2

7.3 TL1 を使用した日付および時刻の設定  7-3

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Contents

viCisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

7.4 TL1 を使用したパワー バス モードの設定(シンプレックスまたはデュプレックス)  7-3

7.5 TL1 を使用した増幅器アラームしきい値の設定  7-4

7.6 TL1 を使用した増幅器の動作状態の確認  7-6

7.7 TL1 を使用した増幅器ゲイン レベルの設定  7-7

7.8 TL1 を使用した光入力パワーしきい値の設定  7-8

7.9 光増幅器のテストおよび確認手順  7-9

7.10 IP アドレスの設定  7-10

7.11 LAN インターフェイス(イーサネット)を使用した Telnet セッションの開始  7-11

7.12 TL1 を使用した ONS 15216 EDFA3 との接続  7-12

7.13 TL1 を使用したユーザの追加  7-12

7.14 TL1 を使用したユーザ情報の変更  7-13

7.15 TL1 を使用した増幅器用パスワードの設定  7-13

7.16 コミュニティ名およびトラップ宛先の設定  7-14

7.17 TL1 を使用したログオフ  7-15

7.18 自動ログオフ(タイムアウト)  7-15

C H A P T E R 8 TL1 コマンドおよび自律メッセージ  8-1

8.1 TL1 コマンドの概要  8-2

8.2 TL1 コマンドの規則  8-2

8.3 TL1 コマンドのタイプ  8-3

8.3.1 機器コマンド  8-3

8.3.2 ファシリティ コマンド  8-3

8.3.3 障害コマンド  8-4

8.3.4 ログ コマンド  8-4

8.3.5 パフォーマンス コマンド  8-4

8.3.6 セキュリティ コマンド  8-4

8.3.7 システム コマンド  8-5

8.3.8 その他(未分類)のコマンド  8-5

8.4 TL1 コマンドおよび説明  8-6

8.4.1 ACT-USER  8-6

8.4.2 ALW-MSG-ALL  8-7

8.4.3 APPLY  8-8

8.4.4 CANC-USER  8-9

8.4.5 COPY-RFILE  8-10

8.4.6 CPY-MEM  8-12

8.4.7 DLT-RFILE  8-13

8.4.8 DLT-TRAPTABLE  8-13

8.4.9 DLT-USER-SECU  8-14

8.4.10 ED-DAT  8-15

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Contents

viiCisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.11 ED-DWDM  8-15

8.4.12 ED-EQPT  8-17

8.4.13 ED-NE-GEN  8-18

8.4.14 ED-PID  8-19

8.4.15 ED-TRAPTABLE  8-20

8.4.16 ED-USER-SECU  8-20

8.4.17 ENT-TRAPTABLE  8-21

8.4.18 ENT-USER-SECU  8-22

8.4.19 INH-MSG-ALL  8-23

8.4.20 INIT-SYS  8-24

8.4.21 RTRV-ALM-ALL  8-25

8.4.22 RTRV-ALM-DWDM  8-26

8.4.23 RTRV-ALM-EQPT  8-27

8.4.24 RTRV-ATTR-ALL  8-28

8.4.25 RTRV-ATTR-DWDM  8-29

8.4.26 RTRV-ATTR-EQPT  8-30

8.4.27 RTRV-AO  8-31

8.4.28 RTRV-COND-ALL  8-32

8.4.29 RTRV-COND-DWDM  8-33

8.4.30 RTRV-COND-EQPT  8-34

8.4.31 RTRV-DFLT-SECU  8-35

8.4.32 RTRV-DWDM  8-36

8.4.33 RTRV-EQPT  8-37

8.4.34 RTRV-HDR  8-39

8.4.35 RTRV-INV  8-39

8.4.36 RTRV-NE-GEN  8-40

8.4.37 RTRV-RFILE  8-42

8.4.38 RTRV-STATUS  8-43

8.4.39 RTRV-TH-DWDM  8-44

8.4.40 RTRV-TH-EQPT  8-45

8.4.41 RTRV-TOD  8-46

8.4.42 RTRV-TRAPTABLE  8-47

8.4.43 RTRV-USER-SECU  8-48

8.4.44 SET-ATTR-DWDM  8-49

8.4.45 SET-ATTR-EQPT  8-50

8.4.46 SET-ATTR-SECUDFLT  8-51

8.4.47 SET-TH-DWDM  8-52

8.4.48 SET-TH-EQPT  8-53

8.4.49 STA-LOCL-RST  8-54

8.5 自律メッセージ  8-55

8.5.1 CANC  8-55

8.5.2 REPT ALM DWDM  8-56

8.5.3 REPT ALM EQPT  8-56

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Contents

viiiCisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.5.4 REPT EVT DWDM  8-57

8.5.5 REPT EVT EQPT  8-58

8.5.6 REPT EVT FXFR  8-59

8.6 パラメータ タイプ  8-60

8.6.1 AID  8-60

8.6.2 Alarm_DWDM  8-60

8.6.3 Alarm_EQPT  8-61

8.6.4 AlarmMsg  8-61

8.6.5 Autologoutinterval  8-62

8.6.6 Automsg  8-62

8.6.7 ConditionEffect  8-64

8.6.8 ctrlmode  8-64

8.6.9 Evt_DWDM  8-64

8.6.10 Evt_EQPT  8-65

8.6.11 Evt_fxfrrslt  8-65

8.6.12 Evt_fxfrStatus  8-65

8.6.13 LogName  8-65

8.6.14 MessageType  8-66

8.6.15 NotificationCode  8-66

8.6.16 OSRI  8-66

8.6.17 PWRBUSMODE  8-66

8.6.18 ServiceEffect  8-67

8.6.19 TH_DWDM  8-67

8.6.20 Transfer_type  8-67

8.6.21 UserPrivilege  8-68

8.7 TL1 エラー  8-69

8.7.1 TL1 エラーの形式  8-69

8.7.2 デフォルト エラー  8-69

8.8 TL1/SNMP マッピング テーブル  8-72

8.9 TL1/SNMP アラーム マッピング  8-73

8.10 TL1/SNMP イベント マッピング  8-74

8.11 各コマンドがサポートする TL1 エラー  8-75

C H A P T E R 9 SNMP の使用準備  9-1

9.1 SNMP および ONS 15216 EDFA3 の概要  9-1

9.2 SNMP マネージャ コミュニティ ストリングの設定  9-2

C H A P T E R 10 SNMP および MIB  10-1

10.1 概要  10-2

10.1.1 SNMP コンポーネント  10-2

10.1.2 ONS 15216 EDFA3 SNMP 要素  10-2

10.1.2.1 SNMP エージェント  10-4

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Contents

ixCisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10.1.2.2 SNMP MIB  10-4

10.1.2.3 SNMP マネージャ  10-4

10.1.2.4 SNMP トラップ  10-5

10.1.2.5 SNMP 汎用オブジェクト  10-5

10.1.3 SNMP コマンドによる測定単位の入力  10-6

10.2 SNMP MIB およびメッセージ タイプ  10-6

10.3 SNMP の機能  10-7

10.3.1 コミュニティ ストリングのサポート  10-7

10.3.2 Trap Destination Table  10-7

10.3.3 SNMP set-request 処理のイネーブル化 /ディセーブル化  10-7

10.3.4 ログ  10-7

10.3.5 SNMP 属性値の変更通知  10-7

10.3.6 一般的なソフトウェアのダウンロード  10-7

10.4 ONS 15216 EDFA3 テーブルおよびグループ  10-9

10.4.1 CERENT-15216-EDFA-GENERIC-MIB  10-10

10.4.2 cerent15216EdfaGenericGeneralGroup テーブル  10-11

10.4.3 cerent15216EdfaGenericSoftware テーブル  10-12

10.4.4 cerent15216EdfaGenericNotifDestn テーブル  10-12

10.4.5 cerent15216EdfaGenericStandingCondn テーブル  10-13

10.4.6 cerent15216EdfaGenericEdfa3Group テーブル  10-13

10.4.6.1 cerent15216EdfaGenericEdfa3OpticalGroup  10-14

10.4.6.2 cerent15216EdfaGenericEdfa3CtlModeGroup  10-15

10.4.6.3 cerent15216EdfaGenericEdfa3AlscGroup  10-17

10.4.6.4 cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrBusGroup  10-17

10.4.7 cerent15216EdfaGenericEventProfileTable  10-18

10.4.8 GenericEdfa3MiscGroup  10-19

10.4.9 GenericOprnsGroup  10-19

10.5 SNMP トラップ  10-22

10.6 SNMP 汎用オブジェクト  10-28

10.7 SNMP 固有のオブジェクト  10-29

10.7.1 OpticalParamCfgGroup  10-29

10.7.2 ControlModeCfgGroup  10-30

10.7.3 ALSCfgGroup  10-32

10.7.4 PwrBusVoltageCfgGroup  10-32

C H A P T E R 11 FTP セッション  11-1

11.1 FTP セッションへのログイン  11-2

11.2 ファイルの取得  11-2

11.3 FTP セッションのログアウト  11-2

11.4 FTP コマンド  11-3

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Contents

xCisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

C H A P T E R 12 ソフトウェア アップグレード  12-1

12.1 ソフトウェアのアップグレード  12-2

12.1.1 TL1 シェルを使用したソフトウェア アップグレード  12-3

12.1.2 FTP を使用したソフトウェア アップグレード  12-6

12.1.3 SNMP を使用したソフトウェア アップグレード  12-9

12.2 TL1 を使用したソフトウェアのアンインストール  12-10

C H A P T E R 13 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス  13-1

13.1 ONS 15454 と ONS 15216 EDFA3 の併用  13-2

13.2 作業の概要  13-3

13.3 スタティック ルート  13-4

13.3.1 スタティック ルートの作成  13-4

13.3.2 複数の CTC のスタティック ルート  13-6

13.4 OSPF  13-7

13.4.1 OSPF の使用  13-7

13.4.2 OSPF の設定  13-10

13.5 RIP の使用  13-14

13.6 プロキシ サーバ機能の使用  13-15

13.7 ONS 15454 ルーティング テーブルの表示  13-20

C H A P T E R 14 トラブルシューティング  14-1

14.1 LED の動作 /トラブルシューティング  14-2

14.1.1 パワー LED(グリーン)  14-2

14.1.2 FAIL LED(レッド)  14-2

14.1.3 LOS(信号損失)LED(イエロー)  14-2

14.1.4 起動時の LED シーケンス  14-3

14.2 コンフィギュレーション ファイル  14-4

14.3 アラーム  14-5

14.4 ログ ファイルのバックアップ  14-6

14.5 TL1 を使用したコンフィギュレーション ファイルのアップロード  14-7

14.6 増幅器からの光出力がない  14-8

14.7 予測どおりに TL1 アラームが起動しない  14-8

14.8 TL1 セッションを確立できない  14-9

14.9 SNMP セッションを確立できない  14-10

14.10 デフォルト パスワードの回復  14-10

14.11 トラブルシューティング手順および障害解決手順(アラーム メッセージ順)  14-11

14.11.1 PWRBUSA および PWRBUSB  14-12

14.11.2 MEMLOW  14-14

14.11.3 FFSSLOW  14-14

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Contents

xiCisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

14.11.4 DATAFLT  14-15

14.11.5 BACKUPREST  14-16

14.11.6 SFTWDOWN  14-16

14.11.7 EQPT  14-16

14.11.8 COMFAIL  14-17

14.11.9 CTMP、FTMP、L1TMP、L2TMP、L2BIASD、L2BIASF、L1BIASD、L1BIASF  14-17

14.11.10 LINE1RXPWRFL  14-18

14.11.11 GAINDH、GAINDL  14-18

14.11.12 LINE1TXPWRFL、LINE1TXPWRDH、LINE1TXPWRDL  14-19

14.11.13 LINE2RXPWRFL  14-19

14.11.14 VOADH、VOADL、VOAFH  14-20

A P P E N D I X A 適合認定  A-1

A.1 適合認定  A-1

I N D E X 索引

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Contents

xiiCisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

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xiiiCisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

このマニュアルについて

このマニュアルでは、Cisco Optical Networking System(ONS)15216 Erbium Doped Fiber Amplifier 3(EDFA3)のインストレーション、オペレーション、ターンアップ、およびメンテナンス機能について説明します。この章の構成は、次のとおりです。

• マニュアルの構成(p.xiv)

• 表記法(p.xv)

• 安全情報と警告情報の入手先(p.xv)

• マニュアルの入手方法(p.xvi)

• シスコ製品のセキュリティ(p.xvii)

• テクニカル サポート(p.xviii)

• その他の資料および情報の入手方法(p.xx)

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xivCisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

このマニュアルについて

マニュアルの構成

マニュアルの構成

このマニュアルの構成は、次のとおりです。

• 第 1章「概要」

• 第 2章「仕様」

• 第 3章「インストレーションのための参照情報」

• 第 4章「ONS 15216 EDFA3 の設置」

• 第 5章「ONS 15216 EDFA3 との通信」

• 第 6章「TL1 コマンドの概要」

• 第 7章「TL1 のターンアップ」

• 第 8章「TL1 コマンドおよび自律メッセージ」

• 第 9章「SNMP の使用準備」

• 第 10章「SNMP および MIB」

• 第 11章「FTP セッション」

• 第 12章「ソフトウェア アップグレード」

• 第 13章「ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス」

• 第 14章「トラブルシューティング」

• 付録 A「適合認定」

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xvCisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

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このマニュアルについて

表記法

表記法

このマニュアルでは、次の表記法を使用しています。

(注) 「注釈」です。役立つ情報や、このマニュアル以外の参考資料などを紹介しています。

注意 「要注意」の意味です。機器の損傷またはデータ損失を予防するための注意事項が記述されていま

す。

警告 安全上の重要事項

「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作

業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。

これらの注意事項を保存しておいてください。

安全情報と警告情報の入手先

安全情報と警告情報については、本製品に付属している『Cisco Optical Transport Products Safety andCompliance Information』を参照してください。このマニュアルでは、Cisco ONS 15216 システムの国際規格への適合および安全情報について説明しています。また、ONS 15216 システムのマニュアルに説明されている安全上の警告の各国語版が記載されています。

表記 説明

太字 コマンドおよびキーワードは太字で表します。

イタリック体 ユーザが入力する引数はイタリック体で表します。

[ ] 角カッコ内の要素は、省略が可能です。

{ x | x | x } どれかを選択すべきキーワード(x の部分)は、波カッコで囲み、縦棒で区切って表します。ユーザはこの中からキーワードを 1 つ選択する必要があります。

Ctrl Ctrl キーを表します。たとえば、Ctrl+D の場合は、Ctrl キーを押しながら D キーを押すことを表します。

screen フォント 画面に表示される情報は、スクリーン フォントで表します。

太字の screen フォント ユーザが入力する情報は、太字のスクリーン フォントで表します。

< > モジュール固有のコードで置き換える必要があるコマンド パラメータを表します。

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xviCisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

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このマニュアルについて

マニュアルの入手方法

マニュアルの入手方法

シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、Cisco.com で入手することができます。また、テクニカル サポートおよびその他のテクニカル リソースは、さまざまな方法で入手することができます。ここでは、シスコ製品に関する技術情報を入手する方法について説明します。

Cisco.comシスコの最新のマニュアルは、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/techsupport

シスコの Web サイトには、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com

http://www.cisco.com/jp

シスコの Web サイトの各国語版へは、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/public/countries_languages.shtml

Product Documentation DVDProduct Documentation DVD は、ポータブル メディアに収容された、技術的な製品マニュアルの総合的なライブラリです。この DVD によって、シスコのハードウェアおよびソフトウェア製品に対応するさまざまなバージョンのインストレーション ガイド、コンフィギュレーション ガイド、およびコマンド リファレンスを利用できます。DVD を使用することで、インターネットに接続しなくてもシスコの Web サイトと同じ HTML 形式のマニュアルを参照できます。製品によっては、マニュアルの PDF バージョンも用意されています。

Product Documentation DVD は単一製品として、またはサブスクリプションとして入手できます。Cisco.com(Cisco Direct Customers)に登録されている場合、次の URL にアクセスすると、CiscoMarketplace から Product Documentation DVD(Customer Order Number DOC-DOCDVD= またはDOC-DOCDVD=SUB)を発注できます。

http://www.cisco.com/go/marketplace/

シスコ光ネットワーキング製品の Documentation CD-ROMCisco ONS 15216 製品のマニュアルを含む、光ネットワーキング関連のマニュアルは、製品に付属の CD-ROM パッケージに収録されています。光ネットワーキング製品の Documentation CD-ROMは、定期的に更新されるので、印刷資料より新しい情報が得られます。

マニュアルの発注方法

Cisco.com に登録されている場合、次の URL にある Cisco Marketplace の Product Documentation Storeでシスコ製品のマニュアルを発注できます。

http://www.cisco.com/go/marketplace/

Cisco.com に登録されていない場合は、製品を購入された代理店にお問い合わせください。

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xviiCisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

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このマニュアルについて

シスコ製品のセキュリティ

シスコ製品のセキュリティ

シスコでは、無償の Security Vulnerability Policy ポータルを次の URL で提供しています。

http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html

このサイトから、以下のタスクを実行できます。

• シスコ製品における脆弱性を報告する。

• シスコ製品のセキュリティ問題に対する支援を受ける。

• シスコからのセキュリティ情報を入手するために登録を行う。

シスコ製品に関するセキュリティ勧告、注意、および対策のリストが以下の URL で確認できます。

http://www.cisco.com/go/psirt

セキュリティ勧告、注意事項および応答が変更された際に、リアルタイムで確認したい場合は、以

下の URL から Product Security Incident Response Team Really Simple Syndication(PSIRT RSS)フィードに登録できます。PSIRT RSS フィードの登録手順については、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/products_psirt_rss_feed.html

シスコ製品のセキュリティ問題の報告

シスコでは、安全な製品を提供することを目指しています。製品のリリース前に社内でテストを実

施し、すべての脆弱性を迅速に修正するように努めております。お客様がシスコ製品の脆弱性を発

見したと思われる場合は、次の PSIRT にご連絡ください。

• 緊急度の高い問題 ― [email protected]

緊急度の高い問題とは、システムが激しい攻撃を受けている状態、または急を要する深刻なセ

キュリティの脆弱性を報告する必要がある状態を指します。それ以外の状態はすべて、緊急度

の低い問題とみなされます。

• 緊急度の低い問題 ― [email protected]

緊急度の高い問題の場合、次の電話番号で PSIRT に問い合わせることができます。

• 1 877 228-7302

• 1 408 525-6532

ヒント お客様が第三者に知られたくない情報をシスコに送信する場合、Pretty Good Privacy(PGP)またはPGP と互換性のある製品(GnuPG など)を使用して情報を暗号化することを推奨します。PSIRTは、PGP バージョン 2.x ~ 9.x で暗号化された情報を取り扱うことができます。

無効な暗号鍵または失効した暗号鍵は使用しないでください。PSIRT と通信する際は、次の URL にアクセスし、Security Vulnerability Policy ページの Contact Summary に含まれている有効な公開鍵を使用してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html

このページのリンクには、現在使用できる PGP 鍵の ID が記載されています。

PGP を使用できない場合は、機密情報を送信する前に上記 E メール アドレスまたは電話番号を利用して PSIRT に連絡し、他のデータ暗号化方法を相談してください。

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xviiiCisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

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テクニカル サポート

テクニカル サポートCisco Technical Support では、評価の高い 24 時間体制のテクニカル サポートを提供しています。Cisco.com の Cisco Technical Support & Documentation Web サイトでは、広範囲にわたるオンラインでのサポート リソースを提供しています。さらに、シスコシステムズとサービス契約を結んでいる場合は、Technical Assistance Center(TAC)のエンジニアによる電話サポートも提供されます。シスコシステムズとサービス契約を結んでいない場合は、リセラーにお問い合わせください。

Cisco Technical Support & Documentation Web サイトCisco Technical Support & Documentation Web サイトでは、オンラインで資料やツールを利用して、トラブルシューティングやシスコ製品およびテクノロジーに関する技術上の問題の解決に役立て

ることができます。この Web サイトは 24 時間ご利用いただけます。次の URL にアクセスしてください。

http://www.cisco.com/techsupport

Cisco Technical Support & Documentation Web サイト上のツールにアクセスする際は、いずれもCisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。サービス契約が有効で、ログイン ID またはパスワードを取得していない場合は、次の URL で登録手続きを行ってください。

http://tools.cisco.com/RPF/register/register.do

(注) テクニカル サポートにお問い合わせいただく前に、Cisco Product Identification(CPI)ツールを使用して、製品のシリアル番号をご確認ください。CPI ツールへは、Documentation & Tools の下にあるTools & Resources リンクをクリックして、Cisco Technical Support & Documentation Web サイトからアクセスできます。Alphabetical Index ドロップダウン リストから Cisco Product Identification Toolを選択するか、Alerts & RMAs の下にある Cisco Product Identification Tool リンクをクリックしてください。CPI ツールは、製品 ID またはモデル名、ツリー表示、または特定の製品に対する show コマンド出力のコピー & ペーストによる 3 つの検索オプションを提供します。検索結果には、シリアル番号のラベルの場所がハイライトされた製品の説明図が表示されます。テクニカル サポートにお問い合わせいただく前に、製品のシリアル番号のラベルを確認し、メモなどに控えておいてくださ

い。

Japan TAC Web サイトJapan TAC Web サイトでは、利用頻度の高い TAC Web サイト(http://www.cisco.com/tac)のドキュメントを日本語で提供しています。Japan TAC Web サイトには、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/jp/go/tac

サポート契約を結んでいない方は、「ゲスト」としてご登録いただくだけで、Japan TAC Web サイトのドキュメントにアクセスできます。

Japan TAC Web サイトにアクセスするには、Cisco.com のログイン ID とパスワードが必要です。ログイン ID とパスワードを取得していない場合は、次の URL にアクセスして登録手続きを行ってください。

http://www.cisco.com/jp/register/

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xixCisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

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テクニカル サポート

Service Request ツールの使用オンラインの TAC Service Request ツールを使えば、S3 および S4 の問題について最も迅速にテクニカル サポートを受けられます(ネットワークの障害が軽微である場合、あるいは製品情報が必要な場合)。状況をご説明いただくと、TAC Service Request ツールが推奨される解決方法を提供します。これらの推奨リソースを使用しても問題が解決しない場合は、シスコの技術者が対応します。TACService Request ツールは次の URL からアクセスできます。

http://www.cisco.com/techsupport/servicerequest

問題が S1 または S2 であるか、インターネットにアクセスできない場合は、電話で TAC にご連絡ください(運用中のネットワークがダウンした場合、あるいは重大な障害が発生した場合)。S1 および S2 の問題にはシスコの技術者がただちに対応し、業務を円滑に運営できるよう支援します。

電話でテクニカル サポートを受ける際は、次の番号のいずれかをご使用ください。

アジア太平洋:+61 2 8446 7411(オーストラリア:1 800 805 227)EMEA:+32 2 704 55 55米国: 1 800 553-2447

TAC の連絡先一覧については、次の URL にアクセスしてください。

http://www.cisco.com/techsupport/contacts

問題の重大度の定義

すべての問題を標準形式で報告するために、問題の重大度を定義しました。

重大度 1(S1) ― 既存ネットワークがダウンし、業務に致命的な損害が発生する場合。24 時間体制であらゆる手段を使用して問題の解決にあたります。

重大度 2(S2) ― ネットワークのパフォーマンスが著しく低下、またはシスコ製品のパフォーマンス低下により業務に重大な影響がある場合。通常の業務時間内にフルタイムで問題の解決にあたり

ます。

重大度 3(S3) ― ネットワークのパフォーマンスが低下しているが、ほとんどの業務運用が機能している場合。通常の業務時間内にサービスの復旧を行います。

重大度 4(S4) ― シスコ製品の機能、インストレーション、基本的なコンフィギュレーションについて、情報または支援が必要で、業務への影響がほとんどまたはまったくない場合。

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xxCisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

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その他の資料および情報の入手方法

その他の資料および情報の入手方法

シスコの製品、テクノロジー、およびネットワーク ソリューションに関する情報について、さまざまな資料をオンラインおよび印刷物で入手することができます。

• 『Cisco Product Quick Reference Guide』は、コンパクトで手軽なリファレンスです。販売代理店を通じて販売されているさまざまなシスコ製品について、製品概要、主要な機能、製品番号の

例、および簡易版の技術仕様が記載されています。年 2 回更新され、最新のシスコ製品に関する情報が反映されます。『Cisco Product Quick Reference Guide』の発注または詳細については、次の URL にアクセスしてください。

http://www.cisco.com/go/guide

• Cisco Marketplace では、さまざまなシスコの書籍、参考資料、マニュアル、ロゴ入り商品を提供しています。Cisco Marketplace には、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/go/marketplace/

• Cisco Press では、ネットワーク、トレーニング、認定関連の出版物を幅広く発行しています。初心者から上級者まで、さまざまな読者向けの出版物があります。Cisco Press の最新の出版情報などについては、次の URL からアクセスしてください。

http://www.ciscopress.com

• 『Packet』は、シスコシステムズが発行するテクニカル ユーザ向けの季刊誌で、インターネットやネットワークへの投資を最大限に活用するのに役立ちます。『Packet』には、ネットワーク分野の最新動向、テクノロジーの進展、およびシスコの製品やソリューションに関する記事を

はじめ、ネットワークの配置やトラブルシューティングのヒント、設定例、お客様の事例研究、

認定やトレーニングに関する情報、および多数の詳細なオンライン リソースへのリンクが盛り込まれています。『Packet』には、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/packet

• 『iQ Magazine』は、シスコのテクノロジーを使って収益の増加、ビジネス効率の向上、およびサービスの拡大を図る方法について学ぶことを目的とした、シスコシステムズが発行する成長

企業向けの季刊誌です。この季刊誌は、実際の事例研究や事業戦略を用いて、これら企業が直

面するさまざまな課題や、問題解決の糸口となるテクノロジーを明確化し、テクノロジーの投

資に関して読者が正しい決断を行う手助けをします。『iQ Magazine』には、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/go/iqmagazine

または次の URL でデジタル版をご覧いただけます。

http://ciscoiq.texterity.com/ciscoiq/sample/

• 『Internet Protocol Journal』は、インターネットおよびイントラネットの設計、開発、運用を担当するエンジニア向けに、シスコシステムズが発行する季刊誌です。『Internet Protocol Journal』には、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/ipj

• シスコシステムズが提供するネットワーク製品およびカスタマー サポート サービスについては、次の URL にアクセスしてください。

http://www.cisco.com/en/US/products/index.html

• Networking Professionals Connection は、ネットワーキング専門家がネットワーキング製品やネットワーキング技術に関する質問、提案、情報をシスコの専門家および他のネットワーキング専

門家と共有するためのインタラクティブな Web サイトです。ディスカッションに参加するには、次の URL にアクセスしてください。

http://www.cisco.com/discuss/networking

• シスコシステムズは最高水準のネットワーク関連のトレーニングを実施しています。トレーニ

ングの最新情報については、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/en/US/learning/index.html

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C H A P T E R

1-1Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

1

概要

この章では、ONS 15216 EDFA3 光リピータの概要を紹介します。この概要を読み、装置に関する基本情報を把握してから作業を進めてください。

この章の構成は、次のとおりです。

• 1.1 ONS 15216 EDFA3 の用途

• 1.2 光に関する安全性

• 1.3 構成図

• 1.4 ONS 15216 EDFA3 の機能

1.1 ONS 15216 EDFA3 の用途Erbium-Dope Fiber Amplifier(EDFA; エルビウム添加光ファイバ増幅器)は、光 / 電子(O/E)および電子 / 光(E/O)変換をバイパスして、光レーザー光を直接増幅する光リピータです。EDFA では、処理済み、すなわち要素エルビウムを「添加」した光ファイバの短波長を使用します。信号を

伝送するレーザーがこの光ファイバに信号を流すと、エネルギーが加えられて信号レベルが上が

る、すなわち増幅されます。

光ファイバ システムにおいて、絶対的に透過的なファイバ材料はありません。したがって、光ファイバが転送する赤外線の光は、材料を伝わっていくにしたがって減衰します。この減衰が原因で、

光ファイバ スパンが約 100 km を超える場合、リピータの使用が必要になります。

EDFA の動作波長範囲は C 帯域全体を上回るので(1530 ~ 1560 nm)、Wave Division Multiplexing(WDM; 波長分割多重)を適用するコスト効率のよいソリューションが得られます。O/E-E/O リジェネレータを使用するときに、各再生サイトで個々の WDM チャネルおよび各チャネルの O/E-E/O ペアの逆多重化および多重化が必要な場合、ONS 15216 EDFA3 はすべての WDM 信号をまとめて再生できます。

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第 1章 概要1.2 光に関する安全性

1-2Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

1.2 光に関する安全性ONS 15216 EDFA3 は光デバイスであり、安全対策に配慮する必要があります。安全情報の詳細については、付録 A「適合認定」を参照してください。

警告 光ファイバ接続を開放しなければならない作業を行うのは、レーザーの安全要件について訓練を受

けた保守担当者に限定する必要があります。ここで指定されている以外の制御を行ったり、調整ま

たは手順を実行したりすると、危険な放射を浴びる可能性があります。

警告 ONS 15216 EDFA3 を扱う人は、決してレーザー光に目や身体をさらしたり、鏡面状のものからの反射を浴びたりしてはなりません。また、100 mm 以内の距離である種の光学機器(拡大鏡、顕微鏡)を使用してレーザー出力を見ると、眼を傷める可能性があります。

警告 入力パワーのないときに、光ファイバを切断したり、接続が外れたりした場合でも、ONS 15216EDFA3 には –3.5 dBm の光出力パワーが存在します。

警告 光ファイバを取り扱うときには、すべての指示ラベルおよび警告ラベルに従ってください。目を傷

めないために、光ファイバまたはコネクタの中を、決して直接のぞき込まないでください。

Transaction Language 1(TL1)コマンドを使用すると、レーザー エネルギー レベルを引き上げることができます。TL1 コマンドを使用するときには、レーザー エネルギーを浴びないように、必要な予防策を講じてください。図 1-1 および図 1-2 に、レーザーの安全性に関する警告を示します。

図 1-1 レーザーの放出に関する警告

図 1-2 レーザーの仕様に関する警告

1M

500 mW1528 1610 nm

IEC/EN 60825-1/A2:2001 1M

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第 1章 概要1.3 構成図

1-3Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

1.3 構成図図 1-3 に、ONS 15216 EDFA3 の構成図を示します。コントロール プロセッサは、I2C プロトコルを使用してゲイン ブロック光モジュールと通信し、外部通信用に TL1 および Simple NetworkManagement Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)エージェントを実行します。TL1および SNMP インターフェイスは 2 つのイーサネット ポート上で利用できます。TL1 インターフェイスは、シリアル EIA/TIA-232(RS-232)インターフェイスでも利用できます。コントロール プロセッサもアラーム LED を管理します。

図 1-3 ONS 15216 EDFA3 の構成図

図 1-4 に、光モジュールの構成を示します。

図 1-4 ONS 15216 EDFA3 光ゲイン ブロック

光ゲイン ブロックは 2 ステージからなる増幅器です。信号は COM-RX ポートから入り、最初のステージで増幅されます。その後、蓄積された波長分散が DC-TX ポートと DC-RX ポートの間に配置された Dispersion Compensation Unit(DCU; 分散補償ユニット)によって補償されます。信号はさらに、増幅器の第 2 ステージで増幅され、COM-TX ポートから出ていきます。MON ポートは出力信号の監視用に用意されています。実際の装置の図については、図 2-3 を参照してください。

I2C

RS232 TL1

LED

TL1 SNMP FTP

I/O

I2C

TL1 SNMP

TFFS

1108

79

1108

22

COM-RX COM-TX

MONVOA

DC-TX DC-RX

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第 1章 概要1.4 ONS 15216 EDFA3 の機能

1-4Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

1.4 ONS 15216 EDFA3 の機能ONS 15216 EDFA3 光増幅器を使用すると、次世代の全光ネットワークに移行できます。ONS 15216EDFA3 の機能は次のとおりです。

• 真の可変ゲイン:EDFA3 は、レーザー ポンプパワーを変更し、各ゲイン セットポイントのノイズ値を最適化することによって、ゲインを変化させます。

• Mid Access Loss(MAL; 中間アクセス損失)ポート:EDFA3 には、2 つのステージ間に DCU を挿入する場合に使用できるポートが 2 つあります。この機能があるので、EDFA3 は 10 Gbps のアプリケーションに適しています。

SNMP コマンドを発行するには、SNMP マネージャを組み込む必要があります。サードパーティのSNMP マネージャには、Cisco Transport Manager(CTM)、HP OpenView Network Node Manager(NNM)、Open Systems Interconnection(OSI)NetExpert などがあります。このマニュアルにおける SNMP コマンドの説明は、CTM の使用を想定しています。

次に、ONS 15216 EDFA3 の主要な機能を示します。

• 高速過渡抑制

• 無歪低周波数転送

• DCU 用のミッドステージ アクセス

• ゲインの平滑性を保証する Variable Optical Attenuation(VOA; 可変光減衰器)

• 定出力パワー モード

• 定ゲイン モード

• Amplified Spontaneous Emissions(ASE; 増幅時自発放射)補償

• プログラム可能なチルト

• フル モニタリングおよびアラーム処理機能

• 信号損失検出、任意の入力ポートにおけるアラーム生成、高速パワー ダウン制御、セーフパワー モードにおける最大出力パワーの引き下げによる光安全保護機能

• SNMP MIB

• TL1

以下、ONS 15216 EDFA3 の一部の機能について説明します。

1.4.1 過渡的状態の抑制EDFA3 が定ゲイン モードで動作していて、増幅器の入力側でチャネル数が突然変化した場合、増幅器がゲインを一定に保つためにポンプパワーを再調節するまでに、有限の時間が生じます。また、

EDFA3 が定出力パワー モードで動作している場合は、増幅器の反転分布が新しい値に適応するまでに、有限の時間が生じます。この動的動作は、ビット エラーを引き起こす可能性があるので望ましくありません。ONS 15216 EDFA3 では、過渡抑制機能を使用して、一時的なゲインを減らし、増幅器が変化からの回復に要する時間を短縮します。その結果、add/drop アプリケーションに適した増幅器になります。

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第 1章 概要1.4 ONS 15216 EDFA3 の機能

1-5Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

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1.4.2 定ゲイン モードおよび定ポンプパワー モードONS 15216 EDFA3 は、定出力パワー モードまたは定ゲイン モードで動作可能です。定出力パワーモードで稼働している場合、増幅器は入力パワーに関係なく、出力パワーを一定に保ちます。この

モードの場合、増幅器は本質的に飽和型増幅器として動作し、入力チャネル数の変化に応じてチャ

ネルごとの出力パワーが変化します。

定ゲイン モードの場合は逆に、入力チャネル数が突然変化しても、増幅器の出力におけるチャネルパワーは一定のままです。その結果、リンク トラフィックの変化に対して復元力のある光リンクが得られます。増幅器を操作しなくても、光リンクに対してチャネルの追加または削除が可能です。

また、増幅器が定ゲイン モードで動作している場合は、リンク チャネルの一部の障害に対してリンクに復元力があるので、残ったチャネルが同じチャネル パワーでリンク上を伝送されます。

真の可変ゲインは、ミッドステージ VOA の調整に加えて、レーザーのポンプパワーを変化させることによって、ゲイン範囲全体にわたり、ハイパワー出力、低ノイズ、およびフラット ゲインを同時に維持します。

定ゲインは、入力パワーの変化が検出された時点でポンプパワーを調節する、自動制御回路を使用

して実現されます。ONS 15216 EDFA3 は、定ゲイン モード動作がデフォルトです。ONS 15216EDFA3 の 2 種類の動作モードは、次のとおりです。

• 定ゲイン モード

• 定出力パワー モード

ONS 15216 EDFA3 には 2 種類のゲイン範囲があります。

• 標準ゲイン範囲(5 ~ 21 dB)。このゲイン範囲では、内部 VOA の自動調節によってゲインが平滑になります。

• 拡張ゲイン範囲(21 ~ 38.5 dB)。このレンジの場合、増幅器ではゲインの平滑性を制御できず、有限ゲイン チルトが発生します。

1.4.3 分散補償ONS 15216 EDFA3 のミッドステージ アクセス ポート(DC-TX および DC-RX)を使用して、EDFA3内部で増幅器のステージ間に配置された Dispersion Compesation(DC; 分散補償)デバイスを接続します。増幅器のステージ間に DC を配置することによって、EDFA3 は光リンク損失バジェットを損なうことなく、10 Gbps ネットワークと両立します。これはネットワークの設計者にとって 2 つの利点があります。

• 増幅器の配置に関する柔軟性の向上

• 個々のスパンにおいて、最小限許容可能な信号対雑音比を維持するために必要な増幅器の数が

減少することによる、ネットワーク コストの削減

DC デバイスの挿入損失は、3 ~ 9 dB の範囲内でなければなりません。

DC デバイスを使用しない場合は、ミッドステージ アクセス ポートを 4 dB インライン減衰器とともにパッチする必要があります。これは、ゲイン平滑化のために使用しなければならないファーム

ウェア制御の VOA が、3 dB の最小挿入損失を前提に設計されているからです。DC デバイスまたは 4 dB の減衰器のどちらかを使用して DC-TX ポートに DC-TX ポートをパッチしなかった場合、EDFA3 は正常に動作しません。

1.4.4 ゲイン平滑化ONS 15216 EDFA3 は、内部 VOA を自動的に調節してゲインを平滑化し、波長レンジ全体にわたって一定のゲインが保証されるようにします。

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第 1章 概要1.4 ONS 15216 EDFA3 の機能

1-6Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

1.4.5 低ノイズアナログおよびデジタル通信において、信号対雑音比は電気的なバックグラウンド ノイズに対する光信号の強さを表す尺度であり、通常はデシベル(dB)で示します。

光増幅器は必ず、増幅した信号に光ノイズを加えます。EDFA における主要なノイズ源は、ASE です。増幅器によって追加されたノイズ量は通常、Noise Figure(NF; ノイズ値)という最小感度で計測します。光増幅器では、NF はゲインによって決まります(通常、ゲインが低くなると値が高くなる)。ONS 15216 EDFA3 では、ゲインが 21 dB を上回る場合、ワーストケースの NF は 6.5 dB です。

1.4.6 TL1 インターフェイスONS 15216 EDFA3 には、ネットワーク オペレータおよびクラフト担当者が使用できる TL1 インターフェイスがあります。この TL1 インターフェイスは、回線指向インターフェイスであり、クラフト担当者やネットワーク オペレータが Network Element(NE; ネットワーク要素)および NE 内のカードを維持できるようにします。ONS 15216 EDFA3 では TL1 インターフェイスを使用します。詳細については第 7章「TL1 のターンアップ」、第 6章「TL1 コマンドの概要」、および第 8章「TL1コマンドおよび自律メッセージ」を参照してください。

1.4.7 SNMP MIBONS 15216 EDFA3 は MIB を使用して、管理情報の定義を格納し、ネットワーク システムをリモートで監視、設定、および制御できるようにします。

1 つの MIB は、SNMP を使用して管理できる一連のネットワーク オブジェクトに関する公式な記述です。その他の MIB はすべて、基本 MIB の拡張です。MIB または拡張 MIB は、管理可能なネットワーク エンティティ セットごとに存在します。

1.4.8 アラーム LEDONS 15216 EDFA3 には 7 つの LED があります。

• POWER

• FAIL

• LOS

• 前面および背面イーサネット ソケットごとに LED × 2

このうち、POWER、FAIL、Loss of Signal(LOS; 信号損失)の 3 つの LEDは、ONS 15216 EDFA3前面パネルの左側にあります。2 つのイーサネット LED は、各イーサネット ソケットの上部左右にあります。モジュールがオンになると、LED テストが実行されます。

各 LED の詳細については、「5.2 アラーム LED」(p.5-3)を参照してください。

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第 1章 概要1.4 ONS 15216 EDFA3 の機能

1-7Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

1.4.9 イーサネット ハブ機能ONS 15216 EDFA3 にはイーサネット ハブが実装されています。1 つのハブ ポートは ControlProcessor(CP; コントロール プロセッサ)と接続され、他の 2 つのポートは前面と背面に 1 つずつあり、RJ-45 コネクタを使用してユーザが利用できます。したがってユーザは、1 つのイーサネット ポート上で装置に接続し、もう 1 つを使用して、デイジーチェーン構成に配置された他の装置に通信をカスケードできます。

ONS 15216 EDFA3 のハブは、ポート極性の反転を検出して修正します。ハブを経由するあらゆるデータの再調整も行います。

• フルの信号振幅になるようにデータのタイミングと形状が調整されます。

• プリアンブル ビットが消失している場合は復元されます。

• パケットの断片がある場合は、拡大されます。

• 不正なロング パケットがある場合は、切り捨てられます。

ハブはコリジョンを監視して検出し、ビット ストリームの強制ジャミングによって、すべてのポートにコリジョンを知らせます。

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第 1章 概要1.4 ONS 15216 EDFA3 の機能

1-8Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

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C H A P T E R

2-1Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

2

仕様

ここでは、ONS 15216 EDFA3 の仕様を紹介します。この章の構成は、次のとおりです。

• 2.1 光仕様(p.2-2)

• 2.2 動作モード(p.2-6)

• 2.3 ゲイン チルト制御(p.2-6)

• 2.4 アラームのしきい値(p.2-7)

• 2.5 最大入力パワーの仕様(p.2-8)

• 2.6 電気仕様(p.2-8)

• 2.7 機械仕様(p.2-9)

• 2.8 外部機能(p.2-10)

• 2.9 計測単位および表示(p.2-13)

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第 2章 仕様2.1 光仕様

2-2Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

2.1 光仕様指定されている値は、温度範囲全体および ONS 15216 EDFA3 のライフタイム全体にわたって有効です。表 2-1 ~表 2-5 に、ONS 15216 EDFA3 の光仕様および説明を示します。

表 2-1 波長の仕様

パラメータ 説明 値 単位

DWDM1 チャネル波長計画、100 GHz

1. DWDM = 高密度波長分割多重

4 つに 1 つスキップ ITU-T 波長グリッド チャネル 20 ~59

DWDM チャネル波長計画、50 GHz

8 つに 2 つスキップ ITU-T 波長グリッド チャネル 19.5~ 59

チャネル間隔 — 100 および 50 GHz

総動作波長範囲 — 1530.0 ~ 1561.3 nm

表 2-2 光パラメータ

パラメータ 説明 最小 タイプ 最大 単位

ゲイン リップル(最高最低差) チルト セットポイント = 0 dB — — 1.5 dBm

ゲイン セット レゾリューション 定ゲイン モード — — 0.1 dB

出力パワー設定分解能 定出力パワー モード — — 0.1 dB

ミッドステージ損失範囲 — 3 — 9 dB

最大総ミッドステージ出力パ

ワー

— — — 15 dBm

チャネル単位の最大ミッドス

テージ出力パワー

32 チャネル — — 0 dBm

G >=21 dB でのノイズ値 最小損失での VOA 1

1. VOA = 可変光減衰器

— — 6.5 dB

G=5 dB でのノイズ値 チルト セットポイント = 0 dB — — 24.7 dB

5 < G < 21 dB でのノイズ値 図 2-1 を参照 — — — —

偏波依存ゲイン — — — 0.5 dB

偏波モード分散 — — — 0.7 ps

光リターン ロス すべての光ポート 40 — — dB

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第 2章 仕様2.1 光仕様

2-3Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

図 2-1 ゲインに対するノイズ値マスク

表 2-3 光パラメータ—標準ゲイン範囲

パラメータ 説明 最小 最大 単位

入力信号パワー範囲 フル チャネル負荷 –4 12 dBm

シングル チャネル –22 –6 dBm

最大出力信号パワー フル チャネル負荷 17.0 17.5 dBm

シングル チャネル –1.0 –0.5 dBm

標準ゲイン範囲 — 5 21 dB

ゲイン チルト エラー チルト セットポイント = 0 dB — + 0.5 dB

ゲイン チルト範囲 — –3 +3 dB

表 2-4 光パラメータ—拡張ゲイン範囲

パラメータ 説明 最小 最大 単位

入力信号パワー範囲 フル チャネル負荷 –21.5 –4 dBm

シングル チャネル –39.5 –22 dBm

最大出力信号パワー フル チャネル負荷 17.0 17.5 dBm

シングル チャネル –1.0 –0.5 dBm

拡張ゲイン範囲 — 21 38.5 dB

ゲイン チルト エラーチルト セットポイント = 0 dB

ゲイン セットポイントが 21 dBを上回る各 dB のゲイン チルトエラー

— –0.7 dB/dB

表 2-5 パワー モニタリング仕様

パラメータ 最小 タイプ 最大 単位

入力パワー計測範囲 –39.5 — 12 dBm

出力パワー計測範囲 –1 — 18 dBm

パワー モニタ計測分解能 — — 0.1 dB

光モニタ ポート タップ –23 –20 –19 dB

G dB NF dB5 24.76 22.67 20.78 18.99 17.2

10 15.411 13.812 12.613 11.414 10.315 9.616 917 8.418 7.819 7.420 721 6.5

0

5

10

15

20

25

30

0 5 10 15 20 25

dBd

B

NF dB

1108

80

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第 2章 仕様2.1 光仕様

2-4Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

2.1.1 光に関する安全機能ONS 15216 EDFA3 に実装されている光に関する安全機能は、次のとおりです。

• 2.1.1.1 OSRI

• 2.1.1.2 ALS

• 2.1.1.3 自動パワー削減

2.1.1.1 OSRI

Optical Safety Remote Interlock(OSRI; 光安全保護リモート インターロック)機能によって、TL1 コマンド(ED-DWDM)または SNMP オブジェクト(cerent15216EdfaGenericEdfa3Osri)で EDFA3 ポンプ レーザーを手動で遮断できます。この安全のための機能によって、オペレータは危険な光パワー レベルを管理するリスクを回避できます。disable コマンドの受信後、レーザーが遮断されるまでの総時間は 100 ミリ秒です。

(注) ONS 15216 EDFA3 を正常に動作させるには、OSRI パラメータを DISABLE に設定する必要があります。OSRI パラメータを ENABLE に設定すると、インターロックがアクティブになり、ONS 15216EDFA3 が光出力信号を出せなくなります。

2.1.1.2 ALS

ONS 15216 EDFA3 は、両方のステージの入力ポートで入力パワー損失が検出されると(電力がFailLow のしきい値を下回ると)、Automatic Laser Shutdown(ALS; 自動レーザー遮断)を実行します。

• COM RX(第 1 ステージの入力ポート)

• DC RX(第 2 ステージの入力ポート)

ALS は、次の 2 つの光出力ポートで光パワーを遮断します。

• DC TX(第 1 ステージの出力ポート)

• COM TX(第 2 ステージの出力ポート)

2.1.1.3 自動パワー削減

自動パワー削減機能は、ALS イベント後の回復時に増幅器が使用します。増幅器の入力側で Loss ofSignal(LOS; 信号損失)イベントがすでに存在しない場合、増幅器は元のパワー セットポイントに戻る前に、9 秒間、安全のために 8 dBm 引き下げた出力パワー レベルに移行します。

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第 2章 仕様2.1 光仕様

2-5Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

2.1.2 過渡抑制表 2-6 に、過渡抑制の仕様を示します。

上記の過渡抑制の仕様については、次の条件を参照してください。

• 値は ADD イベントと DROP イベントの両方に適用されます。

• 必要な入力スイッチ速度 = 100 ミリ秒(目標入力スイッチ速度 = 5 ミリ秒)です。

• ONS 15216 EDFA3 は標準範囲で設定されます。

• フラットな出力プロファイル(許容範囲は +/–0.5 dB)があります。

• チャネルごとのパワーは >–19 dBm です。

表 2-6 過渡抑制の仕様

入力パワー エクスカーション(dB)

最大アンダーシュートおよびオーバーシュート 最大設定時間(ミリ秒)ゲイン エラー(dB)

15 3.7 500 1.7

6 2.2 800 1.7

3 –1.8 500 1.7

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第 2章 仕様2.2 動作モード

2-6Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

2.2 動作モードONS 15216 EDFA3 は、次の動作モードのいずれかで稼働します。

• 2.2.1 定出力パワー モード(p.2-6)

• 2.2.2 定ゲイン モード(p.2-6)

2.2.1 定出力パワー モードONS 15216 EDFA3 が定出力パワー モードで動作している場合、信号出力パワーはプロビジョニング値に設定されます。ユーザが増幅器の総パワーをプロビジョニングしますが、増幅器の 2 つのステージの出力パワーは、内蔵光モジュールのファームウェアによって自動的に設定されます。

このモードの場合、EDFA3 は本質的に飽和型増幅器として動作します。入力パワーが変化しても、出力パワーは一定のままです。増幅器の入力側でチャネルが追加または廃棄された場合、出力チャ

ネル パワーはそれに応じて変化します。このモードの場合、増幅器は増幅器の入力側におけるチャネル数の変化に対して復元力がないので、インストレーション フェーズに限定して使用する必要があります。

定出力パワー制御は、レーザー電流が最大定格を決して超えないことをたえずチェックすることに

よって、アクションを制限します。出力パワー セットポイントが変化するたびに、制御モジュールが出力パワー アラームのしきい値を計算してプロビジョニングします。

内蔵光モジュールのファームウェアは、増幅器が発生させる Amplified Spontaneous Emission(ASE;増幅時自発放射)ノイズを補償します。つまり、増幅器自体が発生させるノイズを増幅器が計算し、

信号パワーをノイズパワーを補償するプロビジョニング値に設定します。

2.2.2 定ゲイン モードONS 15216 EDFA3 が定ゲイン モードで動作している場合、増幅器のゲインはプロビジョニング値に設定されます。ユーザが増幅器の総ゲインをプロビジョニングしますが、増幅器の 2 つのステージのゲインは、内蔵光モジュールのファームウェアによって自動的に設定されます。

このモードの場合、入力チャネル数が変化しても、チャネルの出力パワーは一定のままです。した

がって、このモードの増幅器は、トランスミッタまたは Optical Add/Drop Multiplexer(OADM; 光分岐挿入)カードの障害に対して復元力があります。また、増幅器が定ゲイン モードの場合、増幅器の管理操作を行わなくても、チャネルの追加または除去によってリンクのアップグレードが可能で

す。したがって、リンクが正常な動作状態の場合、これが優先モードです。

内蔵光モジュールのファームウェアは、増幅器が発生させる ASE ノイズを補償します。増幅器はそれ自身が発生させるノイズを計算し、ノイズパワーを補償して信号ゲインをプロビジョニング値

に設定します。

2.3 ゲイン チルト制御増幅器のゲイン チルトはデフォルトでゼロに設定されます。ファームウェアが内部 VOA を自動制御し、フラットなゲインを実現します。

ユーザはゲイン チルトをゼロ以外にプロビジョニングすることによって、増幅器より手前にある他の光コンポーネントが発生させるゲイン チルトを補償できます。ゲイン チルト制御は、標準ゲイン範囲(5 ~ 21 dB)に限りアクティブです。チルトは –3 ~ +3 dB に設定できます。

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第 2章 仕様2.4 アラームのしきい値

2-7Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

2.4 アラームのしきい値ONS 15216 EDFA3 ではしきい値を使用します。しきい値を超えると、アラームがセットされたりクリアされたりします。EDFA3 では、絶対しきい値と相対しきい値の両方を使用します。絶対しきい値は、他のパラメータのセットポイントに依存せず、ユーザ側でプロビジョニング可能です。一

方、相対しきい値は、パラメータの実際のセットポイントに応じて自動的に算出され、ユーザがそ

の値をプロビジョニングすることはできません。

表 2-7 に、プロビジョニング可能なすべてのしきい値の説明、デフォルト値、およびプロビジョニング範囲を示します。

(注) 最大 LINE1TXPWRTHFL しきい値の設定は、LINE1TXPWRSP セットポイントに対応して、次の関係で変化します。

(–10 dBm)<= LINE1TXPWRTHFL<=(LINE1TXPWRSP – 3 dBm)

この関係は、しきい値 LINE1TXPWRTHFL を必ずセットポイント LINE1TXPWRSP より 3dBm 小さい値(ただし、–10 dBm 以上)に設定する必要があることを意味します。したがって、セットポイント LINE1TXPWRSP が最大値の +17 dBm に設定されている場合、設定できるしきい値 LINE1TXPWRTHFL の最大値は +14 dBm だけです。

(LINE1TXPWRSP の範囲については、セクション 10.7.2 の表 10-24 を参照)

表 2-7 しきい値の動作

しきい値 説明 デフォルト 範囲

GAINTHDL ゲイン劣化、下限しきい値 ゲイン セットポイント –2 dB

GAINTHDH ゲイン劣化、上限しきい値 ゲイン セットポイント +2 dB

LINE1TXPWRTHDL パワー劣化、下限しきい

値 LINE1TX ポートLINE1TXPWRSP –2 dB —

LINE1TXPWRTHDH パワー劣化、上限しきい

値 LINE1TX ポートLINE1TXPWRSP +2 dB —

LINE1TXPWRTHFL パワー劣化、下限しきい

値 LINE1TX ポート–6 dBm –10、+14 dBm

以下の注を参照

LINE1RXPWRTHFL パワー障害、下限しきい

値 LINE1RX ポート+10 dBm –49、+13 dBm

LINE2RXPWRTHFL パワー障害、下限しきい

値 LINE2RX ポート–33 dBm –49、+15 dBm

PWRBUSMIN パワー バス A および B 最小電圧

40 V 0、47 V

PWRBUSMAX パワー バス A および B 最大電圧

57 V 49、57 V

MAXCTMP 最大ケース温度 65°C 60、100°C(140、212°F)

MINCTMP 最小ケース温度 –5°C –10、30°C(14、86°F)

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第 2章 仕様2.5 最大入力パワーの仕様

2-8Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

2.5 最大入力パワーの仕様ONS 15216 EDFA3 は、5 ~ 21 dB(標準ゲイン範囲)および 21 ~ 38.5 dB(拡張ゲイン範囲)のゲイン設定で動作します。増幅器の総出力パワーが 17 dBm を超えることはできないため、各ゲイン設定には最大入力パワーが与えられます。最大入力パワーは、最大出力パワーの 17 dBm からゲイン設定を差し引いた値になります。たとえば、ゲイン設定が 22 dB の場合、最大入力パワーは –5dBm です。最大入力パワーを超えて長時間稼働させると、ONS 15216 EDFA3 の寿命を縮める可能性があります。

定ゲイン モードで使用する場合、総入力パワーが最大入力パワーを超えないようにするには、光減衰器が必要です。

2.6 電気仕様ONS 15216 EDFA3 では、表 2-8 の電気仕様を満たす電源装置を使用します。

ONS 15216 EDFA3 で使用する AC/DC コンバータは、別途シスコに発注してください。

2.6.1 電気インターフェイス表 2-9 に、ONS 15216 EDFA3 に対応する外部電気インターフェイスを示します。電気コネクタについては、図 2-3 を参照してください。

表 2-8 電気仕様

パラメータ 仕様

入力電圧 –48 VDC

最大消費電力 周囲温度 50°C、122°F で 45 W

最小供給電圧 –40 VDC

起動時最小供給電圧 –43 VDC

最大供給電圧 –57 VDC以下

最大消費電流 45 W で 1.5 A

表 2-9 外部電気インターフェイス

個数 タイプ 説明 位置

2 RJ-45 アラーム ポート 前面および背面

2 RJ-45 イーサネット ポート LED あり、前面および背面

1 EIA/TIA-232(RS-232) ポート 前面

2/4 電源装置 電源装置 前面および背面

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第 2章 仕様2.7 機械仕様

2-9Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

2.7 機械仕様表 2-10 に、ONS 15216 EDFA3 の機械仕様を示します。

表 2-10 機械仕様

パラメータ 仕様

寸法(高さ×幅×奥行き) 1 3/4 インチ× 17 3/16 インチ× 11 インチ(4.4 cm × 43.7 cm × 27.9cm)

重量 5.45 ポンド(2.47 kg)

動作温度 0 ~ 50°C(32 ~ 122°F)

保管温度 –40 ~ 85°C(–40 ~ 185°F)

動作湿度 相対湿度 5 ~ 95%(結露しないこと)。周囲温度が 29°C(84°F)以上の場合、相対湿度は乾燥した空気 1 ポンドにつき 0.0024 ポンドの水分(乾燥した空気 1 kg につき 0.01 kg)の湿度に対応する値に制限されます。

保管湿度 相対湿度 5 ~ 95%(結露しないこと)。周囲温度が 29°C(84°F)以上の場合、相対湿度は乾燥した空気 1 ポンドにつき 0.0024 ポンドの水分(乾燥した空気 1 kg につき 0.01 kg)の湿度に対応する値に制限されます。

コネクタ タイプ LC/UPC バルクへッド コネクタ

Mean Time Between Failures(MTBF; 平均故障間隔)

TR-NWT-000332、Issue 4、Method 1 に概要が記載されている計算手順に従った場合、12.7 年

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第 2章 仕様2.8 外部機能

2-10Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

2.8 外部機能ONS 15216 EDFA3 の外部機能は、次のとおりです。

• 前面パネルの LED、グラフィック ディスプレイ、および警告表示用ディスプレイ

• ラックマウント用のブラケット(前面、中央、背面マウントが可能なリバーシブル イヤーを含む)

• 前面および背面の冷却ベント

• 光ファイバの配線および固定用機能

• 背面にネジ式アース用突起× 2、左右両側にアース用ネジ穴のペア

• 電源接続用のネジ ラグ端子ブロック(前面および背面)

• 外部アラーム接続用の RJ-45 コネクタ(前面および背面)

• LAN 接続用の RJ-45 コネクタ(前面および背面)

• 光インターフェイス用の LC/UPC コネクタ

• クラフト EIA/TIA-232(RS-232)シリアル インターフェイス接続用の DB-9 メス型コネクタ(前面パネルのみ)

図 2-2 に、ONS 15216 EDFA3 外部機能の概略を示します。

図 2-2 外部機能

1108

81

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第 2章 仕様2.8 外部機能

2-11Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

2.8.1 設置面積ONS 15216 EDFA3 は、1 RU、19/23 インチ(482/584 mm)ラックマウント シェルフに収容します。ただし、換気のために 3 RU 分のスペースが必要です。光ファイバ、電源、アラーム接点、および管理インターフェイスはすべて、前面からアクセスできます。電源、アラーム、および管理イン

ターフェイスには、背面アクセスが可能です。

2.8.1.1 前面パネル

図 2-3 に、ONS 15216 EDFA3 前面パネルの細部を示します。前面パネルは、国際規格に準拠しており、すべて(光ファイバ、電源、アラーム接点、および管理インターフェイス)に前面からアクセ

スできます。

図 2-3 ONS 15216 EDFA3 の前面パネル

表 2-11 に、ONS 15216 EDFA3 前面パネルの機能を示します。

A

1108

82

B

LAN

DC I/O

I/O

LED

ESD

表 2-11 前面パネルの機能

機能 説明

端子ストリップ A およびB

ONS 15216 EDFA3 に電力を供給する端子ストリップ。適切な端子にAWG-18 の電源より線を接続します。

ネジ式アース穴 ONS 15216 EDFA3 をアースするためのネジ式アース穴(#10-32)

シリアル ポート コネクタ(EIA/TIA-232 [RS-232])

ローカルまたはリモート(モデム)データ通信接続用のシリアル ポート

ラベル レーザーに関する警告、指定ラベル、パワー レベルに関する警告

ステータス LED 電源、障害、信号損失、イーサネット リンクの可用性、およびイーサネット リンク トラフィックの状態を示す LED

光ファイバ入力 LC/UPC 光ファイバ入力ポート

光ファイバ出力 LC/UPC 光ファイバ出力ポート

DCU 入力 LC/UPC DCU入力ポート

DCU 出力 LC/UPC DCU 出力ポート

モニタ出力 モニタ目的で出力信号の 1% を引き出す、光ファイバ用 LC/UPC ポート

アラーム出力 アラーム システム接続用の RJ-45 コネクタ

LAN 10BaseT イーサネット接続用の RJ-45 コネクタ

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第 2章 仕様2.8 外部機能

2-12Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

2.8.1.2 背面パネル

図 2-4 に、ONS 15216 EDFA3 の背面パネルを示します。表 2-12 には背面パネルの機能を示します。

図 2-4 ONS 15216 EDFA3 の背面パネル

表 2-12 背面パネルの機能

機能 説明

端子ストリップ A および B ONS 15216 EDFA3 に電力を供給する端子ストリップ。適切な端子に AWG-18 の電源より線を接続します。

アラーム出力 アラーム システム接続用の RJ-45 コネクタ

LAN 10BaseT イーサネット接続用の RJ-45 コネクタ

1108

83

B ALAN

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第 2章 仕様2.9 計測単位および表示

2-13Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

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2.9 計測単位および表示表 2-13 に、TL1 および SNMP インターフェイスにエクスポートされる、ONS 15216 EDFA3 パラメータ用の計測単位を示します。

TL1 インターフェイスは、エクスポートされた値を浮動小数点で表します。SNMP インターフェイスは、エクスポートされた値から小数点を取り除き、整数で表します。

表 2-13 ONS 15216 EDFA3 パラメータの計測単位

計測単位 内容

dBm パワー

dB ゲインおよび挿入損失

V パワー バス電圧

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第 2章 仕様2.9 計測単位および表示

2-14Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

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C H A P T E R

3-1Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

3

インストレーションのための参照情報

この章では、ONS 15216 EDFA3 のインストレーションを開始する前に、十分に読んでおくべき参照情報を取り上げます。

この章の構成は、次のとおりです。

• 3.1 一般的な注意事項(p.3-2)

• 3.2 装置の配置および電源接続(p.3-2)

• 3.3 アースに関する注意事項(p.3-3)

• 3.4 静電気防止用リスト ストラップの使用手順(p.3-4)

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第 3章 インストレーションのための参照情報3.1 一般的な注意事項

3-2Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

3.1 一般的な注意事項ONS 15216 EDFA3 の設置時には、次の一般的な注意事項に従う必要があります。

• ONS 15216 EDFA3 を設置して電源を投入するときには、電気に関する基本的な注意事項に従ってください。

• 光ネットワーキング機器を設置するときは、一般的な光ファイバの取り扱い手順および清掃手

順に従うことが重要です。

• 光ファイバ パッチコードを取り扱うときは、眼を保護するための注意事項に従う必要があります。

安全情報の詳細については、付録 A「適合認定」を参照してください。

3.2 装置の配置および電源接続ラックに ONS 15216 EDFA3 を設置するときには、次に示す潜在的な危険を考慮する必要があります。

• 動作温度の上昇 ― 密閉型のラックまたはマルチモジュール ラック アセンブリに ONS 15216EDFA3 設置すると、ラック内の動作温度が室温より高くなる可能性があります。製造元の最大定格周囲温度である 50°C(122°F)の条件を満たす環境に機器を設置するように考慮してください。

• 通気量の減少 ― ラックに機器を設置することによって、装置の安全な動作に必要な通気量が損なわれることがないようにする必要があります。付属の取り付けブラケットで許容される以

上に、換気口を塞がないでください。装置をラックマウントするときには、少なくとも ONS15216 EDFA3(1 RU)と同じ高さのスペースを上下に確保する必要があります。

• 荷重 ― 機器をラックに取り付けるときには、荷重が不均衡にならないようにしてください。

• 回路の過負荷 ― 供給回路への機器接続、および回路の過負荷が過電流保護機構および供給配線に与える影響を検討する必要があります。機器のラベルに記載されている定格を十分に考慮

してください。

• 信頼できるアース ― ラックマウントした機器は、信頼できるアースを維持する必要があります。分岐回路への直接接続以外の供給接続(電源ストリップ等を使用する場合など)には、特

に注意を払う必要があります。

警告 ONS 15216 EDFA3 は出入りが制限された場所に設定することが想定されています。出入りが制限された場所とは、保守担当者が特殊なツール、錠、鍵、または他のセキュリティ手段を使用しない

と入室できない場所を意味します。出入りが制限された場所は、その場所の管理責任者が管理しま

す。

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第 3章 インストレーションのための参照情報3.3 アースに関する注意事項

3-3Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

3.3 アースに関する注意事項静電気放電(ESD)とは、蓄積された静電気の放電です。その結果、機器の損傷または電気回路の不良を引き起こすことがあります。電子部品の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠

的な障害をもたらします。

ESD による損傷を防ぐために、次の注意事項に従ってください。

• シャーシを開ける前に、装置に電気が流れていないことを確認してください。また、電源コー

ドは壁面コンセントに接続されていることを確認してください。電源コードを接続しておくこ

とによって、ESD 電圧の接地路が確保されます。

• 静電気防止用リストまたはアンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。

• ストラップの機器側をシャーシ フレームの塗装されていない部分または適切な接地点または場所に接続します。シャーシ内側底面または背面パネル(内側または外側)に固定しますが、

コネクタやアップリケと接触しないように注意してください。

• 機器と衣服が接触しないように注意してください。リストまたはアンクル ストラップは身体の静電気から機器を保護するだけです。衣服の静電気が、静電破壊の原因になることがあります。

• 基板やアップリケを取り扱うときは、必ず端を持ち、コンポーネント、トレース、またはコネ

クタ ピンには手を触れないにしてください。

• 取り外したカードは、基板側を上向きにして、静電気防止用シートに置くか、静電気防止用袋

に収めます。コンポーネントを返却する場合には、ただちに静電気防止用袋に入れてください。

• インストレーションが完了するまで、リストまたはアンクル ストラップを取り外さないでください。

注意 機器の損傷を防ぐために、静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵

抗値は 1 ~ 10 Mohm でなければなりません。

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第 3章 インストレーションのための参照情報3.4 静電気防止用リスト ストラップの使用手順

3-4Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

3.4 静電気防止用リスト ストラップの使用手順

警告 シャーシ内部に触れる前に、シャーシの電源を切断し、電源コードを外してください。シャーシに

は危険な電圧がかかっているので、シャーシの取り扱いには特に注意してください。

ESD は蓄積された静電気の放電であり、電気回路が損傷を受ける可能性があります。静電気は人体に蓄積されやすく、電位の異なる物体に触れたときに放電されます。静電気防止用リスト ストラップは、人体から適切なアース(シャーシ)にこの電気を安全に逃がします。

シャーシを開けるとき、特に基板やアップリケを取り扱うときには必ず、静電気防止用リスト ストラップを着用してください。適切に機能させるには、リスト ストラップの両端を(片側は肌に、反対側はシャーシに)密着させて固定する必要があります。

警告 リスト ストラップの目的は、静電気の制御だけです。電気機器から感電する危険が増えたり減ったりするわけではありません。リスト ストラップを着用していない場合と同様、注意事項に従ってください。

機器が適切にアースされていることを確認します。シャーシの電源スイッチを切ります。ただし、

電源コードはプラグによってアースされるように、接続したままにします。

稼働電圧が 250 V 以上の機器を扱う場合は、リスト ストラップを使用しないでください(シスコシステムズのシャーシはすべて、250 V 未満で稼働します)。

3.4.1 静電気防止用リスト ストラップの固定リスト ストラップの正しい使用手順は、次のとおりです。

ステップ 1 袋からリスト ストラップを取り出します。片側(機器側)は銅箔パッチで終端しており、反対側(手首側)には、ブラックのメタル ストリップが露出している部分があります。

ステップ 2 手首側をはがして接着部分をむき出します。露出したメタル ストリップ(手首側)を肌に当て、手首の回りにストリップを巻き付けてしっかり密着させます。

ステップ 3 ストラップの残りの部分を伸ばし、反対側(機器側)の銅箔パッチから裏紙をはがします。

ステップ 4 銅箔パッチをシャーシの塗装されていない平らな部分に当て、しっかり押しつけます。シャーシ内

側の底面、背面パネル(内側または外側)、またはシャーシ底面に固定することを推奨します。コ

ネクタまたはアップリケに接触しないように注意してください。

ステップ 5 シャーシの作業が終わってから、リスト ストラップを外し、シャーシ カバーを取り付けます。

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C H A P T E R

4-1Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

4

ONS 15216 EDFA3 の設置

この章では、Cisco ONS 15216 EDFA3 の設置方法について説明します。

• 4.1 開梱(p.4-2)

• 4.2 EDFA3 の設置および電源投入(p.4-3)

• 4.3 AC アダプタの取り付け(p.4-5)

• 4.4 ラック インストレーションの確認(p.4-5)

• 4.5 光ポートへのファイバ接続(p.4-6)

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第 4章 ONS 15216 EDFA3 の設置4.1 開梱

4-2Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

4.1 開梱次の手順で、ONS 15216 EDFA3 を開梱します。

ステップ 1 ONS 15216 EDFA3 が入っている箱を Cisco ONS 15216 のロゴが右上になるように置きます。

ステップ 2 輸送中に損傷した徴候がないかどうか、梱包材を点検します。損傷があった場合は、運送業者に直

接連絡してください。

ステップ 3 万能ナイフを使用し、上部中央と上部の端の梱包テープを切って箱を開けます。

ステップ 4 梱包材を取り出します。

ステップ 5 ONS 15216 EDFA3 を慎重に持ち上げて取り出し、平らな場所に置きます。

ステップ 6 ビニール袋から ONS 15216 EDFA3 と乾燥剤(防腐剤の入った白い小袋)を取り出します。平らな場所に ONS 15216 EDFA3 を置き、乾燥剤は捨てます。

ステップ 7 袋の外側に貼付されているソフトウェア ライセンス契約を読みます。

ステップ 8 袋を外します。袋を外した時点で、ソフトウェア ライセンス契約に合意したことになります。

4.1.1 開梱時の確認作業を続ける前に、機器がすべて揃っていて、正常な状態かどうかを確認します。

ステップ 1 目に見える損傷がないかどうか、すべての機器を点検します。機器が損傷している場合は、TechnicalAssistance Center(TAC)に連絡してください。TAC の連絡先については、「はじめに」を参照してください。

ステップ 2 内容が発注したものと一致しているかどうかを確認します。発注と実際に受け取った内容が一致し

ていない場合は、製品を購入された代理店に連絡してください。

ヒント 梱包材はすべて保管しておいてください。

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第 4章 ONS 15216 EDFA3 の設置4.2 EDFA3 の設置および電源投入

4-3Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

4.2 EDFA3 の設置および電源投入

警告 次の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置のままテープで固定します。

警告 この作業、およびラック、EDFA3、またはその両方を取り扱うあらゆる作業を始める前に、必ず、静電気防止用リストまたはアンクル ストラップを着用してください。

次の手順で、ファイバ管理ブラケットを取り付け、ラックに ONS 15216 EDFA3 を設置し、電源装置を正しくセットアップします。

ステップ 1 装置前面の左右にファイバ管理ブラケットをセットします。ブラケットの位置については、図 4-1を参照してください。

図 4-1 ファイバ管理ブラケットの位置

ステップ 2 各 ONS 15216 EDFA3 に付属しているファイバ管理ブラケット用のネジを 4 本使用し、ファイバ管理ブラケットを固定します。

ステップ 3 ラック(19 インチ [482 mm] または 23 インチ [584 mm] リバーシブル イヤー)に ONS 15216 EDFA3を設置します。上下に少なくとも ONS 15216 EDFA3(1 RU)と同じ高さのスペースを確保する必要があります。

ステップ 4 オフィス ヒューズ パネル(ユーザ側で用意)に –48 VDC 電源コードを接続します。

a. 1.5 A のヒューズが必要です(ユーザ側で用意)。

b. #18 AWG のより線(および、必要な場合はワイヤ ラグ)を使用します。

1108

84

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第 4章 ONS 15216 EDFA3 の設置4.2 EDFA3 の設置および電源投入

4-4Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

ステップ 5 パワー バス A を接続します。オフィス ヒューズ パネルから ONS 15216 EDFA3 のパワー バス A 端子に電源コードを接続します。接続図については、図 4-2 を参照してください。AC アダプタを使用する場合は、「4.3 AC アダプタの取り付け」(p.4-5)を参照してください。

図 4-2 ONS 15216 EDFA3 前面パネルの接続

ステップ 6 保護電力供給が利用できる場合は、パワー バス B でステップ 3 を繰り返します。保護電力供給が利用できない場合、EDFA3 は単一電力供給で稼働可能です。

(注) 単一電源装置で EDFA3 を稼働させる場合は、パワー バス A を使用する必要があります。

ステップ 7 #10-32 x 3/8 インチ の留め金具、ロック ワッシャ、およびアース ラグを使用して ONS 15216 EDFA3の側面パネルに建物のアースを接続するか、または #8 の突起に対応するリング型ラグ端子を使用して背面パネルに接続します。アース接続には、イエローとグリーンのストライプ ワイヤを使用する必要があります。

#10-14 AWG のより線または #10-12 AWG のソリッド線を扱える大きさの圧着工具が必要です(たとえば、認定工具である SPC Technology タイプの CTT-8420-01 圧着工具は、#10-22 AWF ワイヤを扱えます)。

ステップ 8 1.5 A のヒューズをヒューズ パネル(ユーザ側で用意)に差し込みます。

ステップ 9 回路ブレーカのテープを外してオンにします。

PW PW

-4VDC

DC TX

COM RX

MON

COM TX

DC RX-4

VDC

RET

PW

FAIL

LOS

ALARM OUTLAN

RS-232ESD

RET

1.5AMAX

1.5AMAX 11

0891

DANGER CLASS IM LASER

INVISIBLE LASER RADIATION.DO NOT VIEW DIRECTLY WITHOPTICAL INSTRUMENTS. CLASS1M LASER PRODUCT.

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第 4章 ONS 15216 EDFA3 の設置4.3 AC アダプタの取り付け

4-5Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

4.3 AC アダプタの取り付け–48 VDC 電力が利用できない場所で使用する AC アダプタを指定して、ONS 15216 EDFA3 を発注できます。アダプタの取り付け手順は、次のとおりです。

ステップ 1 AC アダプタのくわ型ラグ端子を EDFA3 のパワー バス A に接続してから、アダプタを AC 電源に接続します。スリーブがライトブルーのラグ端子は –48 V です。スリーブがブラックのラグ端子はリターン(RTN)です。

警告 AC アダプタの場合、パワーバス A の単一電源装置を使用する必要があります。AC アダプタはアースを提供しないので、二重電源装置を使用すると、潜在的に電圧の異なる 2 つの基準アースを提供することによって、電源装置が損傷を受ける可能性があります。

ステップ 2 アダプタの AC プラグを 60 HZ で 110 ~ 115 VAC(または 50 Hz で 120 VAC)に接続します。アダプタは自動的にオンになり、EDFA3 が起動します。

4.4 ラック インストレーションの確認電力が供給されると、ONS 15216 EDFA3 前面パネルの Power LED が点灯します(図 4-3)。

図 4-3 前面パネルの Power LED

PWRB

-48VDC

PWR

FAIL

LOS

ALARM OUTLAN

RS-232ESD

RET

1.5AMAX

1108

85

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第 4章 ONS 15216 EDFA3 の設置4.5 光ポートへのファイバ接続

4-6Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

4.5 光ポートへのファイバ接続ONS 15216 EDFA3 の LC/UCP 光ポートは、次のとおりです。

• 増幅される光入力信号(ラベルは COM-RX):入力は –40 ~ +12 dBm でなければなりません。

• 光学的に増幅された出力(ラベルは COM-TM)

• 光モニタ出力信号(ラベルは MON):出力の 1% のタップまたは出力信号の 20 dB 以下

• 第 1 ステージ出力信号(ラベルは DC-TX)

• 第 2 ステージ入力信号(ラベルは DC-RX)

警告 光ファイバを取り扱うときには、すべての指示ラベルおよび警告ラベルに従ってください。目を傷

めないために、光ファイバまたはコネクタの中を、決して直接のぞき込まないでください。

警告 目に見えないレーザー光が放射されています。光学機器を使用して直接見ないでください。クラス

1m レーザー製品です。

警告 レーザー仕様:

ピーク電力 500 mW波長 1528 ~ 1610 nm安全性:IEC/EN 60825-1/A2:2001 規格に準拠したクラス 1M レーザー製品

光接続手順は、次のとおりです。

• ファイバの清掃

• 該当する増幅器ポートへのファイバ接続

次の手順で、ONS 15216 EDFA3 の LC/UPC 光ポートに、ユーザ側で用意した光ファイバ パッチコードを接続します。図 4-4 を参照しながら作業してください。

図 4-4 ONS 15216 EDFA3 の光接続

PWRA

DC TX

COM RX

MON

COM TX

DC RX-48

VDC

RET

1.5AMAX

1108

86

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第 4章 ONS 15216 EDFA3 の設置4.5 光ポートへのファイバ接続

4-7Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

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ステップ 1 ユーザ側で規定されている手順に従って、2 本の光ファイバ パッチコードの両端を清掃します。手順が決まっていない場合は、シスコのマニュアル『Cleaning Procedure for Fiber Optic Connectors』を参照してください。

ステップ 2 着信外部プラント ファイバ(増幅する信号が入力されるポート)から ONS 15216 EDFA3 の COM-RXコネクタにパッチコードを接続します。

ステップ 3 DC-TX コネクタから ONS 15216 の Dispersion Compensating Unit(DCU; 分散補償ユニット)RX コネクタにパッチコードを接続します。

ステップ 4 ONS 15216 DCU TX ポートから ONS 15216 EDFA3 DC-RX ポートにパッチコードを接続します。

(注) ネットワークの設計上、DCU が不要な場合は、LC ループバック減衰器または損失が 5 dBの減衰パッチコードで、DC-TX ポートと DC-RX ポートを接続します。

ステップ 5 COM-TX ポートから出力外部プラント ファイバにパッチコードを接続します。

(注) しきい値 LINE1RXPwrTHFailLow が設定されるまで、ONS 15216 EDFA3 は動作しません(「7.5 TL1 を使用した増幅器アラームしきい値の設定」[p.7-4] を参照)。

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第 4章 ONS 15216 EDFA3 の設置4.5 光ポートへのファイバ接続

4-8Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

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C H A P T E R

5-1Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

5

ONS 15216 EDFA3 との通信

この章では、ONS 15216 EDFA3 との通信方法について説明します。この章の構成は、次のとおりです。

• 5.1 アラーム出力リレー インターフェイス(RJ-45)(p.5-2)

• 5.2 アラーム LED(p.5-3)

• 5.3 シリアル EIA/TIA-232(RS-232)インターフェイスを介した EDFA3 との通信(p.5-5)

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第 5章 ONS 15216 EDFA3 との通信5.1 アラーム出力リレー インターフェイス(RJ-45)

5-2Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

5.1 アラーム出力リレー インターフェイス(RJ-45)ONS 15216 EDFA3 のアラーム出力(RJ-45)ポートは、次のアラーム状態を報告します。

• 電力の損失または劣化

• レーザー ポンプの過熱、または過剰なポンプ電流、出力パワー、ゲイン、またはケース温度

• 光入力信号の損失または劣化

これらのアラームは次の方法で、Network Operations Center(NOC; ネットワーク オペレーション センター)に接続できます。

• Cisco ONS 15454 のその他の個別入力(詳細については、第 13章「ONS 15454 を使用した ONS15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス」を参照)

• Central Office(CO; セントラル オフィス)アラーム パネル /システム

表 5-1 に、ONS 15216 EDFA3 RJ-45 のアラーム ピン配置およびアラーム定義を示します。

次に、アラーム接点のセットアップ手順を示します。次の作業が必要です。

• ONS 15454 シェルフのパネルへの RJ-45 ケーブル接続

• アラーム システム接点へのアラーム ケーブル接続

アラーム接点のセットアップ手順は、次のとおりです。

ステップ 1 #22 AWG ソリッド ワイヤを使用して、スタブ側のコネクタに RJ-45 ケーブルを接続します。

(注) ケーブルおよびコネクタは付属していません。

ステップ 2 アラーム システム接点にアラーム ケーブルを接続します。

a. ONS 15454 シェルフの背面パネルにある、Cisco ONS 15454 Medium-Dependent Interface(MDI;メディア依存インターフェイス)ワイヤ ラップ ピン

b. CO アラーム パネル

アラーム接点の詳細については、表 5-1 を参照してください。ONS 15216 EDFA3 のアラーム LEDについては、「5.2 アラーム LED」を参照してください。

表 5-1 アラームのピン配置および定義(RJ-45)

リレー ピン配置 説明

0 1 (0+) ハードウェア障害

2 (0–)

1 3 (1+) レーザー ポンプの温度またはバイアスが範囲外

4 (1–)

2 5 (2+) 光入力信号損失または入力信号がしきい値より下

6 (2–)

3 7 (3+) デュプレックス モードの場合に、バス A またはバス B で電力の損失または範囲外8 (3–)

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第 5章 ONS 15216 EDFA3 との通信5.2 アラーム LED

5-3Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

5.2 アラーム LEDONS 15216 EDFA3 には 7 つの LED があります。

• POWER

• FAIL

• LOS

• イーサネット ソケット(ソケット× 2、各ソケットに LED × 2)

このうち、POWER、FAIL、Loss of Signal(LOS; 信号損失)の 3 つの LEDは、ONS 15216 EDFA3前面パネルの左側にあります。2 つのイーサネット LED は、イーサネット ソケットの上部左右にあります。モジュールがオンになると、LED テストが実行されます。

次の表に、外部アラーム LED と接点の概要を示します。

5.2.1 POWER LED(グリーン)POWER LED はグリーンです。この LED の機能は次のとおりです。

• 点灯:–48 VDC 電力が許容範囲内(パワー バス A および パワー バス B に正常に電力が供給されています)。

• 消灯:内蔵電源装置から –48 VDC 電力が供給されていないか、または許容範囲外です(パワーバス A および パワー バス B に正常に電力が供給されていません)。

• 点滅:デュプレックス モードにおいて、パワー バス A またはパワー バス B に障害があるか、または許容範囲外です。シンプレックス モードにおいて、パワー バス A が許容範囲外です。

消灯している場合、RJ-45 コネクタのアラーム リレー 接点の最初のペアが正常なオープン条件からクローズ条件に変化します。条件が解消されると、LED およびアラームが自動的にリセットされます(アラーム接点クローズの詳細については、「5.1 アラーム出力リレー インターフェイス(RJ-45)」[p.5-2] を参照)。

表 5-2 正常および障害時の LED 表示

LED正常時の LED

障害時の LED 障害の内容

ALARM OUT ペア

正常時の ALARM OUT 接点

ALARM OUT の状態 シリアル アラーム

POWER 点灯 消灯 A と B 両方の DC 電力に障害

1 オープン クローズ なし

点滅 A または B の電源で障害 4 オープン クローズ 「A 電力障害」または「B 電力障害」のどちらか

FAIL 消灯 点灯 ハイ ポンプ レーザー電流

2 オープン クローズ FAIL

LOS 消灯 点灯 入力光信号がプロビジョ

ニングされたしきい値よ

り下

3 オープン クローズ LOS

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第 5章 ONS 15216 EDFA3 との通信5.2 アラーム LED

5-4Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

5.2.2 FAIL LED(レッド)FAIL LED はレッドです。この LED の状態は次の 2 種類です。

• 点灯:レーザー ポンプ バイアス、レーザー ポンプ温度、出力パワー、ゲイン、またはケース温度が許容範囲外です(重大な内部障害が発生しています)。

• 消灯:レーザー ポンプ バイアスまたはレーザー ポンプ温度は指定の範囲内です(または、–48VDC 電力が流れていません)。

点灯している場合、RJ-45 コネクタのアラーム リレー 接点の 2 番めのペアが正常なオープン条件からクローズ条件に変化します。ONS 15216 EDFA3 に無効な入力光信号が流れると、FAIL LED が点灯します。条件が解消されると、LED およびアラームが自動的にリセットされます。

5.2.3 LOS LED(イエロー)LOS LED はイエローです。この LED の状態は次の 2 種類です。

• 点灯:ONS 15216 EDFA3 への光入力パワーが、入力損失しきい値を下回っています(LOS しきい値決定が発生します)。

• 消灯:光入力パワーが入力しきい値の範囲内です(または、–48 VDC 電力が流れていません)。

点灯している場合、RJ-45 コネクタのアラーム リレー 接点の 3 番めのペアが正常なオープン条件からクローズ条件に変化します。条件が解消されると、LED およびアラームが自動的にリセットされます。

5.2.4 イーサネット ソケット LED2 つのイーサネット LED は、イーサネット ソケットの上部左右にあります。これらの LED は両方ともグリーンです。LED の機能は次のとおりです。

• 左側のイーサネット ソケット LED が点灯している場合、リンクはアップ状態です。

• 右側のイーサネット ソケット LED が点灯または点滅している場合、イーサネット トラフィックが流れています。

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第 5章 ONS 15216 EDFA3 との通信5.3 シリアル EIA/TIA-232(RS-232)インターフェイスを介した EDFA3 との通信

5-5Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

5.3 シリアル EIA/TIA-232(RS-232)インターフェイスを介した EDFA3 との通信

ここでは、シリアル接続を使用した ONS 15216 EDFA3 との通信について説明します。ONS 15216EDFA3 とのシリアル通信リンクを確立するには、表 5-3に記載されている機材が必要です。

ONS 15216 EDFA3 への EIA/TIA-232(RS-232)リンクをセットアップする手順は、次のとおりです(この手順ではハイパーターミナルを使用し、PC の COM1 ポート経由で接続します)。

手順の概要は次のとおりです。

• ONS 15216 EDFA3 とラップトップの物理的な接続

• ハイパーターミナルの起動

• ハイパーターミナルによる PC と ONS 15216 EDFA3 間の通信の確立

• ポート値の設定

• ASCII 値の設定

ステップ 1 ラップトップの COM1 ポートに EIA/TIA-232(RS-232)データ ケーブル(ユーザ側で用意したストレート ケーブル)の DB-9F 側を接続します。

ステップ 2 ONS 15216 EDFA3 前面パネルの EIA/TIA-232(RS-232)シリアル ポート コネクタに、EIA/TIA-232(RS-232)データ ケーブルの DB-9M 側を接続します(図 5-1 を参照)。

図 5-1 ONS 15216 EDFA3 の EIA/TIA-232(RS-232)シリアル ポート コネクタ

表 5-3 機材のチェックリスト

ハードウェア 説明

ハイパーターミナルが稼働しているラップ

トップまたは VT100。ユーザ側で用意。ハイパーターミナルは Microsoft Windows のアクセサリ メニューにあります。

DB-9F/DB-9M コネクタを組み込んだ EIA/TIA-232(RS-232)ケーブル。

ONS 15216 EDFA3 に EIA/TIA-232(RS-232)リンクを提供します。

PWRB

-48VDC

PWR

FAIL

LOS

ALARM OUTLAN

RS-232ESD

RET

1.5AMAX

1108

87

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第 5章 ONS 15216 EDFA3 との通信5.3 シリアル EIA/TIA-232(RS-232)インターフェイスを介した EDFA3 との通信

5-6Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

ステップ 3 接続を設定するために、ハイパーターミナルを起動します(ハイパーターミナルには MicrosoftWindows のアクセサリ > 通信メニューからアクセスします)。

ステップ 4 Connection Description ダイアログボックスが表示されます(図 5-2)。Name フィールドに [OpticalAmplifier] と入力し、接続に使用するアイコンを選択します。たとえばダイアログボックスの左下にある電話のアイコンを選択します。

図 5-2 ハイパーターミナルの Connection Description ダイアログボックス

ステップ 5 [OK] をクリックします。

ステップ 6 Connect To ダイアログボックス(図 5-3)の Connect using フィールドで COM1 をクリックします。

ステップ 7 [OK] をクリックします。

図 5-3 ハイパーターミナルの Connect To ダイアログボックス

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第 5章 ONS 15216 EDFA3 との通信5.3 シリアル EIA/TIA-232(RS-232)インターフェイスを介した EDFA3 との通信

5-7Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

ステップ 8 COM1 Properties ダイアログボックスで Port Settings を設定します。図 5-4 を参照してください。

図 5-4 ハイパーターミナルの COM1 Properties ダイアログボックス

ステップ 9 設定が済んだら、[OK] をクリックします。

ステップ 10 ハイパーターミナルの メイン ウィンドウで、ファイル > プロパティの順に選択します。

ステップ 11 Optical Amlifier Properties ダイアログボックスで Connect To タブが選択されていることを確認します。

ステップ 12 Connect using フィールドで Direct to Com1 が選択されていることを確認します。

ステップ 13 Settings タブをクリックします。図 5-5 のダイアログボックスが表示されます。

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第 5章 ONS 15216 EDFA3 との通信5.3 シリアル EIA/TIA-232(RS-232)インターフェイスを介した EDFA3 との通信

5-8Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

図 5-5 Optical Amplifier Properties ダイアログボックス(Settings タブ)

ステップ 14 ASCII Setup ボタンをクリックします。

ステップ 15 図 5-6 を参照し、ASCII Setup ダイアログボックスの選択項目を設定します。

図 5-6 ハイパーターミナルの ASCII Setup ダイアログボックス

ステップ 16 設定が済んだら、[OK] をクリックします。

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第 5章 ONS 15216 EDFA3 との通信5.3 シリアル EIA/TIA-232(RS-232)インターフェイスを介した EDFA3 との通信

5-9Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

ステップ 17 Optical Amplifier Properties ダイアログボックスで [OK] をクリックし、ハイパーターミナルのメイン ウィンドウに戻ります。

ONS 15216 EDFA3 のデフォルト TL1 ログイン画面が表示されます。

表 5-4 に、Windows ハイパーターミナルの設定を示します。

表 5-4 Windows ハイパーターミナルの設定概要

パラメータ 値

エミュレーション ANSI、9600 bps

データ ビット 8

パリティ なし

ストップ ビット 1

フロー制御 なし

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第 5章 ONS 15216 EDFA3 との通信5.3 シリアル EIA/TIA-232(RS-232)インターフェイスを介した EDFA3 との通信

5-10Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

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C H A P T E R

6-1Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

6

TL1 コマンドの概要

この章では、Cisco ONS 15216 EDFA3 でサポートされる TL1 コマンドの使用についての参考情報を示します。

(注) TL1 コマンドは、正しく入力しないと完了しません。各 TL1 コマンドはセミコロン(;)で終了します。

この章の構成は、次のとおりです。

• 6.1 TL1 コマンドの規則(p.6-2)

• 6.2 パラメータの持続性(p.6-2)

• 6.3 パラメータの保存(p.6-4)

• 6.4 アラームの相関関係(p.6-4)

• 6.5 TL1 のヘルプ(p.6-6)

• 6.6 TL1 コマンド パラメータ(p.6-7)

• 6.7 TL1 の表記記号(p.6-11)

• 6.8 TL1 自律アラームおよびメッセージの概要(p.6-12)

• 6.9 TL1 コマンド セキュリティ権限の概要(p.6-17)

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第 6章 TL1 コマンドの概要6.1 TL1 コマンドの規則

6-2Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

6.1 TL1 コマンドの規則すべての TL1 コマンドに次の規則が適用されます。

• TL1 コマンドはすべて、セミコロン(;)で終了します。

• TL1 コマンドを入力すると、次の 2 つの応答のうち、どちらか 1 つが返されます。

- COMPLD(コマンドが完了しました)

- DENY(コマンドに問題があったので拒否されました)

• イーサネット TL1 セッションは TCP/IP ポート 3082 から可能(エコーなしの raw TL1)

• Telnet TL1 セッションは TCP/IP ポート 3083 から可能です。

TL1 エラーの一覧については、「8.7.1 TL1 エラーの形式」(p.8-69)を参照してください。

6.2 パラメータの持続性ONS 15216 EDFA3 は、固定領域(EEPROM または FFS のコンフィギュレーション ファイル)に設定可能なあらゆるパラメータおよびアラーム ログ ファイルを保存できます。

ONS 1516 EDFA3 は、次の状況で、設定可能なすべてのパラメータをイベントが発生する前の値に設定して回復します。

• 電源障害

• リセット

• ソフトウェア ダウンロード

設定可能なパラメータが製造元のデフォルト値にリセットされるのは、次の場合に限られます。

• 管理者が機器リセット コマンド(STA-LOCL-RST)を実行した場合

• 管理者がコンフィギュレーション ファイルを削除した場合

• コンフィギュレーション ファイルが破損した場合。この場合、異常条件を伝える アラーム /トラップ DATAFLT が発行されます。有効なファイルがロードされた時点で、アラームは解消されます。

(注) ONS 15216 EDFA3 に無効ファイルまたは破損ファイルがロードされないようにするために、ダウンロードしたコンフィギュレーション ファイルに対してチェックサム テストが実行されます。

設定可能なパラメータが別の ONS 15216 EDFA3 に保存されている場合でも、復元可能です。

コンフィギュレーション ファイルは 2 つのセクションからなります。最初のセクション(ヘッダー)で、ファイル タイプ、説明、ソフトウェア名、ノード名、および IP アドレス パラメータが判読可能な形式で示されます。次の例を参照してください。

FileType=CISCO ONS 15216 EDFA3 Database FileDescription=CISCO ONS 15216ActiveSoftwareName=ONS 15216Edfa3_01.00.00_003L_12.23Node Name=MonzaIP-Address=10.51.100.95

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第 6章 TL1 コマンドの概要6.2 パラメータの持続性

6-3Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

ある ONS 15216 EDFA3 上でコンフィギュレーション ファイルを作成し、別の ONS 15216 EDFA3 にエクスポートした場合は、コンフィギュレーション ファイルのヘッダーに指定されているアクティブ ソフトウェア名と IP アドレスがノード上のものと異なる場合があります。これらのパラメータは、最初の ONS 15216 EDFA3 をリセットしたあとで、別の ONS 15216 EDFA3 の情報で更新する必要があります。ヘッダー ファイル内のノード名は、2 つめのファイル セクションに指定されているNAME パラメータと一致します。

2 つめのファイル セクションは、TL1 および Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)インターフェイスのアカウントおよびパスワードに関連する、コンフィ

ギュレーション パラメータおよび情報を提供します。コンフィギュレーション パラメータは、次のとおりです。

• CTRLMODE

• GAINSP

• PWROFFSET

• LINE1TXPWRSP

• LINE1TXPWRTHFL

• LINE1RXPWRTHFL

• LINE2RXPWRTHFL

• TILTSP

• TILTOFFSET

• OSRI

• PWRBUSMODE

• NAME

• LONGITUDE

• LATITUDE

• DESCR

• PWRBUSMIN

• PWRBUSMAX

• MAXCTMP

• MINCTMP

コンフィギュレーション ファイルのバックアップまたは復元時、現在の設定が変更される可能性のある管理操作は、ONS 15216 EDFA3 によって禁止されます。このような操作を防止するために、ONS 15216 EDFA3 はアラーム(BACKUPREST)を生成して、バックアップ /復元処理が行われていることを伝えます。この場合、ONS 15216 EDFA は次のように動作します。

1. 設定変更を伴う操作を拒否します。

2. バックアップ /復元を実行します。

3. BACKUPREST アラームを消去し、設定を変更できるようにします。

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第 6章 TL1 コマンドの概要6.3 パラメータの保存

6-4Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

6.3 パラメータの保存ユーザが TL1 または SNMP インターフェイスを使用して設定を行うと、持続型メモリにパラメータが自動的に保存されます。他のコマンドは不要です。

6.4 アラームの相関関係システム管理に関係があるのは、通常、ルート レベルで障害に対応するアラームだけです。アラーム相関プロセスでは、ルートの障害アラームに基づくすべてのアラームを排除しようとします。

ONS 15216 EDFA3 には、アラーム フィルタリング方式が実装されています。ルート レベルの 1 つのアラームが他のアラームの関連作用を引き起こした場合、ルートのアラームだけが通知されま

す。

ONS 15216 EDFA3 に実装されている規則を表 6-1 で説明します。表 6-1 では、アラーム N(ルート)が存在する場合に、アラーム M(関連)がマスクされます。

表 6-2 に、ONS 15216 EDFA3 のアラーム相関関係を示します。表 6-2 からマスキング規則が理解できます。「x」印がある場合、行に示されたアラームが列に示されたアラームをマスクします。「―」がある場合は、無効な組み合わせを意味します。たとえば、L1TMP アラームは自身をマスクできないので、そのセルにはダッシュが記されています。

表 6-1 アラームの相関例

アラーム

1

アラーム

M

アラーム 1

アラーム N ○

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第 6章 TL1 コマンドの概要6.4 アラームの相関関係

6-5Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

表 6-2 ONS 15216 EDFA3 のアラーム相関表

L1T

MP

L2T

MP

L1B

IAS

D

L2B

IAS

D

L1B

IAS

F

L2B

IAS

F

LIN

E1R

XP

WR

FL

LIN

E2R

XP

WR

FL

LIN

E1T

XP

WR

FL

LIN

E1T

XP

WR

DL

LIN

E1T

XP

WR

DH

FT

MP

CT

MP

VO

AD

L

VO

AD

H

VO

AF

H

GA

IND

L

GA

IND

H

EQ

PT

CO

MF

AIL

PW

RB

US

A

PW

RB

US

B

ME

ML

OW

FF

SF

UL

L

DA

TA

FL

T

SF

TW

DO

WN

BA

CK

UP

RE

ST

L1TMP –

L2TMP –

L1BIASD –

L2BIASD –

L1BIASF –

L2BIASF –

LINE1RXPWRFL x x – x x x x x

LINE2RXPWRFL x x – x x x x

LINE1TXPWRFL – x x x

LINE1TXPWRDL –

LINE1TXPWRDH –

FTMP –

CTMP –

VOADL – –

VOADH –

VOAFH –

GAINDL –

GAINDH –

EQPT x x x x x x x x x x x x x x x x x x – x

COMFAIL –

PWRBUSA –

PWRBUSB –

MEMLOW –

FFSFULL –

DATAFLT –

SFTDOWN –

BACKUPREST –

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第 6章 TL1 コマンドの概要6.5 TL1 のヘルプ

6-6Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

6.5 TL1 のヘルプログイン後、疑問符を入力すると、TL1 コマンド リストが表示されます。次の例を参照してください。

例 6-1 TL1 コマンドの表示

> ?ACT-USERALW-MSG-ALLAPPLYCANC-USERCOPY-RFILECPY-MEMDLT-RFILEDLT-USER-SECUED-DAT---Type ? to continue or CTRL-Q to quit---

ウィンドウに表示されるコマンドの数は、ウィンドウ サイズによって決まります。

コマンド構文を表示する場合は、コマンドに続けて疑問符を入力します。たとえば、ACT-USER? と入力した場合は、次のように表示されます。

> ACT-USER?ACT-USER:[<TID>]:<uid>:<ctag>::<pid>;>

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第 6章 TL1 コマンドの概要6.6 TL1 コマンド パラメータ

6-7Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

6.6 TL1 コマンド パラメータTL1 メッセージは、自律タイプと非自律タイプに分類されます。

自律メッセージは、ネットワーク要素におけるアクティビティの結果として生成されます。次のア

クティビティがあります。

• アラーム

• しきい値

• アラート

• ステータス情報

自律メッセージを受信するために要求をする必要はありません。

非自律メッセージは、ユーザの要求コマンドと ONS 15216 EDFA3 の応答で構成されます。自律メッセージおよび非自律コマンドで使用されるパラメータ セットは共通です。次に、代表的なパラメータの定義を示します。

6.6.1 TL1 の source identifier(sid)および target identifier(tid)sid および tid パラメータは、ONS 15216 EDFA3 を一意に識別します。各 sid/tid は、最大 20 字のASCII 文字を指定できます。使用できるのは数字、英字、およびハイフンだけです。tid はヌルにできます。その場合は、連続する 2 個のコロンで表します(::)。

6.6.2 TL1 command code modifier(ccm)ccm は、TL1 コマンドの動詞によって適用されるアクションの対象を示します。

表 6-3 で、ONS 15216 EDFA3 の ccm の一部について説明します。

6.6.3 access identifier(aid)aid パラメータは、ONS 15216 EDFA3 内の特定のオブジェクトを一意に指定します。ONS 15216EDFA3 の場合、4 つの固有 aid があります。さらに、非固有 ID が 1 つあります。

• 1

• PWR-A

• PWR-B

• EQPT

• <IP アドレス >

さらに、表 6-4 に示すとおり、ALL aid があります。

表 6-3 ccm

ccm 説明

DWDM 光パラメータ

EQPT ONS 15216 EDFA3 の汎用パラメータ

INV コンポーネント パラメータ

NE-GEN IP 通信パラメータ

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第 6章 TL1 コマンドの概要6.6 TL1 コマンド パラメータ

6-8Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

あらゆる自律メッセージは、メッセージ内の固有 aid を示します。必須パラメータとして aid が必要なすべてのコマンド入力で、関連する固有の aid とともに ALL aid を使用できます。コマンドでALL aid を使用した場合は、応答に該当する固有 aid が含まれます。コマンド RTRV-ALM-EQPT および RTRV-COND-EQPT の場合、固有 aid を入力すると、応答がフィルタリングされ、その aid に関連する情報だけが含まれます。

6.6.4 TL1 correlationg tag(ctag)ctag は、コマンドに対応付けてユーザが指定する固有のタグです。ユーザがコマンド入力時に ctagを指定すると、ONS 15216 EDFA3 TL1 エージェントによるそのコマンドの応答で、同じ ctag 値が使用されます。ctag は 6 文字までの英数字です。たとえば、次の例の ctag は 123 で、このコマンドへのあらゆる応答で 123 が返され、コマンドと応答が相互に関連付けられます。

ALW-MSG-ALL:TID:ALL:123::MJ,PWRBUSA,;

6.6.5 automatic tag(atag)atag は、0 ~ 999999 の数値トランザクション ID です。atag の値は、TL1 エージェントによって自動生成され、自動メッセージのシーケンス番号として使用されます。atag 値が 999999 に達すると、0 にラップします。atag の初期値は 0 です。

6.6.6 notification code(ntfcncode)ntfcncode では、条件によって規定されたイベントが発生したときに、ONS 15216 EDFA3 によって生成される通知のタイプを指定します。表 6-5 に、ntfcncode について説明します。

表 6-4 aid

aid 説明

1 光信号に直接作用

PWR-A パワー バス A(または A と B の両方)に作用

PWR-B パワー バス B に作用

EQPT ONS 15216 EDFA3 の汎用パラメータ(光信号またはパワー バスには直接作用しません)

ALL 上記のいずれか、またはすべて(コマンド入力のみ)

<IP アドレス > SNMP トラップ宛先テーブルの特定の行をアドレス指定

表 6-5 ntfcncode

ntfcncode 値 内容

CL クリアされたアラーム ― すでに存在しないアラームを意味します。

CR クリティカル アラーム ― 即時訂正が必要な、サービスに影響のある重大なアラームを意味します。

MJ メジャー アラーム ― 重大なアラームですが、クリティカル通知に比べてネットワークへの影響が小さい障害です。

MN マイナー アラーム ― サービスに重大な影響はありません。

NA アラームなし ― アラームのないオブジェクトを示すために使用します。

NR レポートなし ― Network Element(NE; ネットワーク要素)で維持されるアラームです。内部で記録されますが、イベントが発生しても報告されません。

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第 6章 TL1 コマンドの概要6.6 TL1 コマンド パラメータ

6-9Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

6.6.7 condition effect(condeff)condeff は、NE の条件に基づくイベントの作用を示します。表 6-6 に、ONS 15216 EDFA3 が使用する可能性のある condeff 値を示します。

6.6.8 service effect(serveff)serveff は、報告されたアラームが機器の動作に与える影響を示します。

表 6-7 に、ONS 15216 EDFA3 が使用する可能性のある値を示します。

SA 障害は、提供サービスに影響を与えるか、またはネットワークのサービス提供能力に影響を与えます。

6.6.9 private identifier(pid)pid は、ユーザのパスワードです。最大 10 文字で、2 文字以上を英字以外の文字に、1 文字以上を特殊文字にする必要があります。特殊文字 は +、#、および % です。最小の長さは 6 文字です。ただし、デフォルト パスワードは例外で、ヌル ストリングです。

次のセキュリティ規則が適用されます。

• pid を userid(uid)と同じにしてはなりません。または pid に udi を含めてはなりません。たとえば、uid が CISCO15 の場合、パスワードを CISCO15# にすることはできません。

• pid のトグルはありません。したがって、現在のパスワードが CISCO15# の場合、新しいパスワードを CISCO15# にすることはできません。

• パスワードは大文字と小文字の区別があります。

6.6.10 user identifier(uid)uid は、最大 10 文字の英数字からなる文字列です。組み合わせは任意です。uid の最小の長さは 6文字です。

6.6.11 user access privilege(uap)uap は、3 つあるユーザ アクセス権限レベルの 1 つです。

• R:読み取り専用権限

• RW:読み取りと書き込み権限

• RWA:読み取り、書き込み、および管理権限

表 6-6 condeff

condeff 値 内容

CL 持続状態のクリア

SC 持続状態のオン

TC 一時的な状態

表 6-7 serveff

serveff 値 内容

NSA サービスに影響のない状態

SA サービスに影響のある状態

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第 6章 TL1 コマンドの概要6.6 TL1 コマンド パラメータ

6-10Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

6.6.12 alarm code(almcode)almcode は、自動メッセージの重大度を示します。表 6-8 に可能性のある値を示します。

6.6.13 datedate パラメータは、イベントの発生した日付を示します。構文は yyyy-mm-dd です。

6.6.14 timetaime パラメータは、イベントの発生した時刻を示します。構文は hh-mm-ss です。

6.6.15 occurrence date(ocrdat)ocrdat は、イベントが発生した日付(月日)を示します。ocrdat の形式は MOY-DOY です。

• MOY は 1 ~ 12 で月を表します。

• DOM は 1 ~ 31 で日付を表します。

6.6.16 occurence time(ocrtm)ocrtm は、イベントが発生した時刻(時 -分 -秒)を示します。ocrtm の形式は HOD-MOH-SOM です。

• HOD は 0 ~ 23 で時を表します。

• MOH は 0 ~ 59 で分を表します。

• SOM は 0 ~ 59 で秒を表します。

表 6-8 almcode

almcode 内容

*C クリティカル アラーム

** メジャー アラーム

*^ マイナー アラーム

A^ 自動メッセージまたはアラームなし

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第 6章 TL1 コマンドの概要6.7 TL1 の表記記号

6-11Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

6.7 TL1 の表記記号このマニュアルでは、次の表の記号を使用して、コマンド形式を記述します。これらの記号は、

Telcordia Network Maintenance:Network Element and Transport Surveillance Messages Manual(GenericRequirements, GR-833-CORE)に基づいています。

表 6-9 TL1 の表記記号

記号 意味 説明

[ ] 任意の表現 角カッコは、パラメータの指定が任意であることを意味しま

す。この場合、任意のパラメータに対してユーザがフィール

ドを空にした場合、送信される入力フィールドは、自動的に

デフォルト値(またはデフォルトのアクション)に置き換え

られます。デフォルト値またはヌル値は、メッセージのパラ

メータ記述で定義されます。

< > 変数の表現 かぎカッコを使用して、コマンドラインで 1 つまたは複数の変数項目を囲みます(たとえば、<date>、<time>、<aid>)。

+ 複数回 プラス記号は、先行する記号または(カッコで囲まれた)一

連の記号が繰り返し発生する可能性があることを示します。

text スペース 3 個分のインデント

インデント行は、コマンドラインにスペースが 3 個入力されていることを表します。

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第 6章 TL1 コマンドの概要6.8 TL1 自律アラームおよびメッセージの概要

6-12Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

6.8 TL1 自律アラームおよびメッセージの概要表 6-10 に、ONS 15216 EDFA3 自律アラームの概要を示します。

アラームごとに、次のフィールドが提供されます。

• 条件タイプ(condtype)

• 条件記述子(conddescr)

• アクセス ID(aid)

• 通知コード(ntfcncde)

• サービスの影響(sereff)

表 6-10 のカラム値については、「6.6 TL1 コマンド パラメータ」(p.6-7)の表を参照してください。

表 6-10 TL1 自律アラーム

TL1 自律メッセージ条件タイプ(condtype) 条件記述子(conddescr)

アクセスID(aid)

通知コード(ntfcncde)

サービスの影響(sereff)

REPT ALM EQPT PWRBUSA Power Bus A Alarm(パワー バス A アラーム)

PWR-A MN NSA

REPT ALM EQPT PWRBUSB Power Bus B Alarm(パワー バス B アラーム)

PWR-B MN NSA

REPT ALM EQPT MEMLOW Free Memory on System Very Low(システムの空きメモリが非常に少ない)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT FFSSLOW Flash File System Capacity Very Low(FFS の容量が非常に少ない)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT DATAFLT Data Integrity Fault(データ整合性障害) EQPT MJ SA

REPT ALM EQPT BACKUPREST BackUp/Restore ConfFile In Progress(ConfFile のバックアップ /リストアが進行中)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT SFTWDOWN Software Download In Progress(ソフトウェアのダウンロードが進行中)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT EQPT Equipment Failure(機器障害) EQPT CR SA

REPT ALM EQPT COMFAIL Module Communication Failure(モジュール通信障害)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT CTMP Case Temperature Out Of Range(ケース温度が範囲外)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT FTMP Fiber Temperature Out Of Range(光ファイバ温度が範囲外)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT L1TMP Excessive Pump 1 Temperature(Pump 1 温度超過)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT L1BIASD Laser 1 Bias Degrade(レーザー 1 バイアス劣化)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT L1BIASF Laser 1 Bias Fail(レーザー 1 バイアス障害)

EQPT MJ NSA

REPT ALM EQPT L2TMP Excessive Pump 2 Temperature(Pump 2 温度超過)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT L2BIASD Laser 2 Bias Degrade(レーザー 2 バイアス劣化)

EQPT MN NSA

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第 6章 TL1 コマンドの概要6.8 TL1 自律アラームおよびメッセージの概要

6-13Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

6.8.1 機器障害アラーム装置が機器障害(EQPT)アラームを生成するのは、次の場合です。

• セットポイント、しきい値、および値に関連する取得または設定の問題が発生した場合

• 装置とプラグイン インターフェイス間の通信に関する回復不能な問題が発生した場合

装置のソフトウェアは、装置とプラグイン インターフェイス間の通信に問題が発生した場合に、通信障害アラームを生成します。装置のソフトウェアが実行する動作は、次のとおりです。

1. ソフトウェアはモジュールにコマンドを送り、通信の復旧を図ります。

2. コマンドが失敗した場合には、通信障害アラームがオンになり、プラグイン モジュールがリセットされます。

3. リセット コマンドが失敗した場合は、ハードウェア障害アラームが生成されます。

4. ハードウェア障害の場合は、モジュールの設定または検索に関連するあらゆる TL1/SNMP コマンドが拒否されます。

劣下が高いまたは低い場合は、光ファイバ温度、高温(FTMP)アラームが生成されます。FTMP アラームは EQPT アラームにマップされます。

REPT ALM EQPT L2BIASF Laser 2 Bias Fail(レーザー 2 バイアス障害)

EQPT MJ NSA

REPT ALM DWDM LINE1RXPWRFL Power Fail Low LINE1RX Port(パワー障害、低、LINE1RX ポート)

1 CR SA

REPT ALM DWDM GAINDH Gain Degrade High(ゲイン劣化、高) 1 MN NSA

REPT ALM DWDM GAINDL Gain Degrade Low(ゲイン劣化、低) 1 MN NSA

REPT ALM DWDM LINE1TXPWRFL Power Fail Low LINE1TX Port(パワー障害、低、LINE1TX ポート)

1 CR SA

REPT ALM DWDM LINE1TXPWRDH Power Degrade High LINE1TX Port(パワー劣化、高、LINE1TX ポート)

1 MN NSA

REPT ALM DWDM LINE1TXPWRDL Power Degrade Low LINE1TX Port(パワー劣化、低、LINE1TX ポート)

1 MN NSA

REPT ALM DWDM LINE2RXPWRFL Power Fail Low LINE2RX Port(パワー障害、低、LINE2RX ポート)

1 CR SA

REPT ALM DWDM VOADH VOA Degrade High(VOA 劣化、高) 1 MN NSA

REPT ALM DWDM VOADL VOA Degrade Low(VOA 劣化、低) 1 MN NSA

REPT ALM DWDM VOAFH VOA Fail High(VOA 障害、高) 1 CR SA

表 6-10 TL1 自律アラーム(続き)

TL1 自律メッセージ条件タイプ(condtype) 条件記述子(conddescr)

アクセスID(aid)

通知コード(ntfcncde)

サービスの影響(sereff)

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第 6章 TL1 コマンドの概要6.8 TL1 自律アラームおよびメッセージの概要

6-14Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

6.8.2 その他のアラームその他、次のアラームが発生する可能性があります。

• レーザー 1 の劣下が高いまたは低い場合は、L1TMP アラームが発生します。

• レーザー 2 の劣下が高いまたは低い場合は、L2TMP アラームが発生します。

• レーザー 1 のレーザー バイアス劣下が高いまたは低い場合は、L1BIASD アラームが発生します。

• レーザー 2 のレーザー バイアス劣下が高いまたは低い場合は、L2BIASD アラームが発生します。

• レーザー 1 のレーザー バイアス劣化が発生した場合は、L1BIASF が発生します。

• レーザー 2 のレーザー バイアス劣化が発生した場合は、L2BIASF が発生します。

• 劣下が高いまたは低い場合は、CTMP アラームが生成されます。

• EDFA3 の制御モードがゲイン コントロールに設定されている場合に限り、GAINDH およびGAINDL アラームが EM に送信されます。ユーザが EDFA3 の制御モードを出力パワー制御に変更した場合は、アラームがクリアされ、(アクティブな場合に限り)その後、EDFA3 の制御モードが変更されたあとで再送信されます。

(注) LINE1TXPWRDH アラームと LINE1TXPWRDL アラームの動作は類似しています。これらのアラームが生成されるのは、EDFA3 の制御モードがパワー制御に設定されている場合だけです。

• 装置のソフトウェアは、装置とプラグイン インターフェイス間の通信に問題が発生した場合に、通信障害アラームを生成します。

• メモリ使用量が容量の 90% に達すると、MEMLOW アラームが生成されます。問題条件が解消されると、クリア アラームが生成されます。

• Flash File System(FFS; フラッシュ ファイル システム)のメモリ使用量が容量の 90% に達すると、FFSFULL アラームが生成されます。

• 問題条件が解消されると、クリア アラームが生成されます。

通信障害が発生した場合、装置ソフトウェアの動作は、次のとおりです。

1. 装置からモジュールにコマンドを送り、通信の復旧を図ります。

2. コマンドが失敗した場合は、通信障害アラームがオンになります。

3. モジュールがリセットされます。

4. リセット コマンドが失敗した場合は、ハードウェア障害アラームが生成されます。

5. ハードウェア障害アラームが生成されると、モジュールの設定または検索に関連するあらゆるTL1/SNMP コマンドが拒否されます。

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第 6章 TL1 コマンドの概要6.8 TL1 自律アラームおよびメッセージの概要

6-15Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

6.8.3 自律イベント表 6-11 に、ONS 15216 EDFA3 自律イベントの概要を示します。条件の影響カラムの TC は、一時的な状態であることを表します。

表 6-11 TL1 自律イベント

TL1 自律メッセージ 条件タイプ(condtype) 条件記述子(conddescr)アクセスID(aid)

条件の影響(condeff)

REPT EVT DWDM CTRLMODE Control Mode Changed(コントロール モード変更)

1 TC

REPT EVT DWDM GAINCHGD Gain Setpoint Changed(ゲイン セットポイント変更)

1 TC

REPT EVT DWDM GAINTHDLCHGD Gain Degrade Low Threshold Changed(ゲイン劣化、下限しきい値変更)

1 TC

REPT EVT DWDM GAINTHDHCHGD Gain Degrade High Threshold Changed(ゲイン劣化、上限しきい値変更)

1 TC

REPT EVT DWDM OPOFFSET Output Power Offset Changed(出力パワー オフセット変更)

1 TC

REPT EVT DWDM LINE1TXPWRCHGD Power Setpoint Changed LINE1TX Port(パワーセットポイント変更 LINE1TX ポート)

1 TC

REPT EVT DWDM LINE1TXPWRTHDLCHGD Power Degrade Low Threshold ChangedLINE1TX Port(パワー劣化、下限しきい値変更 LINE1TX ポート)

1 TC

REPT EVT DWDM LINE1TXPWRTHDHCHGD Power Degrade High Threshold ChangedLINE1TX Port(パワー劣化、上限しきい値変更 LINE1TX ポート)

1 TC

REPT EVT DWDM LINE1TXPWRTHFLCHGD Power Fail Low Threshold Changed LINE1TXPort(パワー障害、下限しきい値変更 LINE1TXポート)

1 TC

REPT EVT DWDM LINE1RXPWRTHFLCHGD Power Fail Low Threshold Changed LINE1RXPort(パワー障害、下限しきい値変更 LINE1RXポート)

1 TC

REPT EVT DWDM LINE2RXPWRTHFLCHGD Power Fail Low Threshold Changed LINE2RXPort(パワー障害、下限しきい値変更 LINE2RXポート)

1 TC

REPT EVT DWDM TILTCHGD Tilt Setpoint Changed(チルト セットポイント変更)

1 TC

REPT EVT DWDM TILTOFFSETCHGD Tilt Offset Changed(チルト オフセット変更) 1 TC

REPT EVT DWDM LASERCHGD Laser Status Changed(レーザー ステータス変更)

1 TC

REPT EVT DWDM OSRICHGD OSRI Changed(OSRI 変更) 1 TC

REPT EVT EQPT CUTOVERRESET Reset After Cutover(カットオーバー後にリセット)

EQPT TC

REPT EVT EQPT SOFTWARERESET Software Reset(ソフトウェアのリセット) EQPT TC

REPT EVT EQPT PWRBUSMODE Power Bus Mode Changed(パワー バス モード変更)

PWR-A/PWR-B

TC

REPT EVT EQPT SEVERITYCHGD Severity Changed(重大度変更) EQPT TC

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第 6章 TL1 コマンドの概要6.8 TL1 自律アラームおよびメッセージの概要

6-16Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

6.8.4 ファイル転送イベント表 6-12 に、ONS 15216 EDFA3 ファイル転送イベントの概要を示します。

表 6-13 に、ONS 15216 EDFA3 クリア アラームの概要を示します。

REPT EVT EQPT PWRBUSMAXCHGD Power Bus Max (voltage) Changed(パワー バス最大 [電圧 ] 変更)

PWR-A/PWR-B

TC

REPT EVT EQPT PWRBUSMINCHGD Power Bus Min (voltage) Changed(パワー バス最小 [電圧 ] 変更)

PWR-A/PWR-B

TC

REPT EVT EQPT MAXCTMPCHGD Max Case Temperature Changed(ケース最高温度変更)

EQPT TC

REPT EVT EQPT MINCTMPCHGD Min Case Temperature Changed(ケース最低温度変更)

EQPT TC

表 6-11 TL1 自律イベント(続き)

TL1 自律メッセージ 条件タイプ(condtype) 条件記述子(conddescr)アクセスID(aid)

条件の影響(condeff)

表 6-12 TL1 自律ファイル転送イベント

自律 TL1 メッセージファイル転送状態(fxfr_status)

ファイル転送結果(fxfr_rslt) アクセス ID(aid)

REPT EVT FXFR START — EQPT

REPT EVT FXFR COMPLD — EQPT

SUCCESS EQPT

FAILURE EQPT

表 6-13 TL1 自律クリア アラーム

TL1 自律メッセージ条件タイプ(condtype) 条件記述子(conddescr)

アクセスID(aid)

通知コード(ntfcncde)

サービスの影響(srveff)

REPT ALM DWDM LOS Loss Of Signal(input power)(信号損失[入力パワー])

1 CL SA

REPT ALM DWDM GAIN Gain Out Of Range(ゲインが範囲外)

1 CL SA

REPT ALM DWDM LPOUT Loss Of Output Power(出力パワー損失)

1 CL SA

REPT ALM EQPT CTMP Case Temperature Out of Range(ケース温度が範囲外)

EQPT CL NSA

REPT ALM EQPT LCRNT1 Excessive Pump1 Current(Pump1 電流超過)

EQPT CL NSA

REPT ALM EQPT LCRNT2 Excessive Pump2 Current(Pump2 電流超過)

EQPT CL NSA

REPT ALM EQPT LTMP1 Excessive Pump1 Temperature(Pump1 温度超過)

EQPT CL NSA

REPT ALM EQPT LTMP2 Excessive Pump2 Temperature(Pump2 温度超過)

EQPT CL NSA

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第 6章 TL1 コマンドの概要6.9 TL1 コマンド セキュリティ権限の概要

6-17Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

6.9 TL1 コマンド セキュリティ権限の概要表 6-14 に、使用可能な各 TL1 コマンドおよび自律メッセージのセキュリティ権限(アクセス レベル)を示します。

表 6-14 TL1 コマンドのセキュリティ権限

コマンドまたはメッセージ 説明

ユーザ アクセス レベル

R RW RWA

ACT-USER ユーザ セッションをアクティブ化(ログイン)8.4.1 ACT-USER(p.8-6)を参照

あり あり あり

ALW-MSG-ALL 自動(REPT)メッセージを許可8.4.2 ALW-MSG-ALL(p.8-7)を参照

あり あり あり

APPLY ソフトウェア カットオーバーを適用8.4.3 APPLY(p.8-8)を参照

なし なし あり

CANC セッションの取り消し

8.5.1 CANC(p.8-55)を参照あり あり あり

CANC-USER ユーザ セッションの取り消し(ログオフ)8.4.4 CANC-USER(p.8-9)を参照

あり あり あり

COPY-RFILE リモートまたはローカル ファイルを FFS にコピー8.4.5 COPY-RFILE(p.8-10)を参照

なし なし あり

CPY-MEM RAM から FFS にログ ファイルをコピー8.4.6 CPY-MEM(p.8-12)を参照

なし あり あり

DLT-RFILE FFS からファイルを削除8.4.7 DLT-RFILE(p.8-13)を参照

なし なし あり

DLT-TRAPTABLE トラップテーブルの特定の行またはすべての行を削

8.4.8 DLT-TRAPTABLE(p.8-13)を参照

なし なし あり

DLT-USER-SECU ユーザを削除

8.4.9 DLT-USER-SECU(p.8-14)を参照なし なし あり

ED-DAT 日付および時刻を編集

8.4.10 ED-DAT(p.8-15)を参照なし あり あり

ED-DWDM 光パラメータを編集

8.4.11 ED-DWDM(p.8-15)を参照なし あり あり

ED-EQPT 機器パラメータを編集

8.4.12 ED-EQPT(p.8-17)を参照なし あり あり

ED-NE-GEN IP 関連の汎用パラメータを編集8.4.13 ED-NE-GEN(p.8-18)を参照

なし あり あり

ED-PID ユーザ パスワードを編集8.4.14 ED-PID(p.8-19)を参照

あり (自分の UID)

あり (自分の

UID)

あり (すべての UID)

ED-TRAPTABLE トラップ テーブル値を編集8.4.15 ED-TRAPTABLE(p.8-20)を参照

なし なし あり

ED-USER-SECU ユーザ名およびパラメータを編集

8.4.16 ED-USER-SECU(p.8-20)を参照なし なし あり

ENT-TRAPTABLE SNMP トラップ宛先テーブルにエントリを追加8.4.17 ENT-TRAPTABLE(p.8-21)を参照

なし なし あり

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第 6章 TL1 コマンドの概要6.9 TL1 コマンド セキュリティ権限の概要

6-18Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

ENT-USER-SECU 新規ユーザを入力

8.4.18 ENT-USER-SECU(p.8-22)を参照なし なし あり

INH-MSG-ALL 一部の自動メッセージを禁止

8.4.19 INH-MSG-ALL(p.8-23)を参照あり あり あり

INIT-SYS システムを初期化(リブート)

8.4.20 INIT-SYS(p.8-24)を参照なし なし あり

REPT ALM DWDM 光アラームのアクティベーション /クリアを報告8.5.2 REPT ALM DWDM(p.8-56)を参照

あり あり あり

REPT ALM EQPT 汎用アラームのアクティベーション /クリアを報告8.5.3 REPT ALM EQPT(p.8-56)を参照

あり あり あり

REPT EVT DWDM DWDM アラームが生成またはクリアされたときに報告

8.5.4 REPT EVT DWDM(p.8-57)を参照

あり あり あり

REPT EVT EQPT 機器のしきい値に関連する変更を報告

8.5.5 REPT EVT EQPT(p.8-58)を参照あり あり あり

REPT EVT FXFR FTP ファイル転送を報告8.5.6 REPT EVT FXFR(p.8-59)を参照

あり あり あり

RTRV-ALM-ALL 現在のすべてのアラームを取得

8.4.21 RTRV-ALM-ALL(p.8-25)を参照あり あり あり

RTRV-ALM-DWDM 現在の光アラームを取得

8.4.22 RTRV-ALM-DWDM(p.8-26)を参照あり あり あり

RTRV-ALM-EQPT 現在の汎用アラームを取得

8.4.23 RTRV-ALM-EQPT(p.8-27)を参照あり あり あり

RTRV-ATTR-ALL アラームの重大度を取得

8.4.24 RTRV-ATTR-ALL(p.8-28)を参照あり あり あり

RTRV-ATTR-DWDM 光アラームに関連する重大度を取得

8.4.25 RTRV-ATTR-DWDM(p.8-29)を参照あり あり あり

RTRV-ATTR-EQPT 機器アラームに対応する重大度を取得

8.4.26 RTRV-ATTR-EQPT(p.8-30)を参照あり あり あり

RTRV-AO 最新の自律出力(REPT)メッセージを取得8.4.27 RTRV-AO(p.8-31)を参照

あり あり あり

RTRV-COND-ALL 現在のすべてのアラームについて状態(ステート)

を取得

8.4.28 RTRV-COND-ALL(p.8-32)を参照

あり あり あり

RTRV-COND-DWDM 現在の光アラームについて状態(ステート)を取得

8.4.29 RTRV-COND-DWDM(p.8-33)を参照あり あり あり

RTRV-COND-EQPT 現在の汎用アラームについて状態(ステート)を取得

8.4.30 RTRV-COND-EQPT(p.8-34)を参照あり あり あり

RTRV-DFLT-SECU アクセス レベルのタイムアウトを取得8.4.31 RTRV-DFLT-SECU(p.8-35)を参照

なし なし あり

RTRV-DWDM 光パラメータを取得

8.4.32 RTRV-DWDM(p.8-36)を参照あり あり あり

表 6-14 TL1 コマンドのセキュリティ権限(続き)

コマンドまたはメッセージ 説明

ユーザ アクセス レベル

R RW RWA

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第 6章 TL1 コマンドの概要6.9 TL1 コマンド セキュリティ権限の概要

6-19Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

RTRV-EQPT パワー バス モードを取得8.4.33 RTRV-EQPT(p.8-37)を参照

あり あり あり

RTRV-HDR ヘッダーを取得(NE に PING)8.4.34 RTRV-HDR(p.8-39)を参照

あり あり あり

RTRV-INV コンポーネント パラメータを取得8.4.35 RTRV-INV(p.8-39)を参照

あり あり あり

RTRV-NE-GEN IP 関連の汎用パラメータを取得8.4.36 RTRV-NE-GEN(p.8-40)を参照

あり あり あり

RTRV-RFILE FFS からファイルを取得8.4.37 RTRV-RFILE(p.8-42)を参照

あり あり あり

RTRV-STATUS ユーザのログオン ステータスを取得8.4.38 RTRV-STATUS(p.8-43)を参照

あり あり あり

RTRV-TH-DWDM 光しきい値を取得

8.4.39 RTRV-TH-DWDM(p.8-44)を参照あり あり あり

RTRV-TH-EQPT 汎用しきい値を取得

8.4.40 RTRV-TH-EQPT(p.8-45)を参照あり あり あり

RTRV-TOD 日付および時刻を取得

8.4.41 RTRV-TOD(p.8-46)を参照あり あり あり

RTRV-TRAPTABLE トラップ テーブル情報を提供 8.4.42 RTRV-TRAPTABLE(p.8-47)を参照

あり あり あり

RTRV-USER-SECU ユーザ(複数可)のアクセス レベルを取得8.4.43 RTRV-USER-SECU(p.8-48)を参照

あり (自分の UID)

あり (自分の

UID)

あり (すべての UID)

SET-ATTR-DWDM 光アラームに関連する重大度の変更を許可

8.4.44 SET-ATTR-DWDM(p.8-49)を参照なし あり あり

SET-ATTR-EQPT 機器アラームに関連する重大度の変更を許可

8.4.45 SET-ATTR-EQPT(p.8-50)を参照なし あり あり

SET-ATTR-SECUDFLT アクセス レベルのタイムアウト値を設定8.4.46 SET-ATTR-SECUDFLT(p.8-51)を参照

なし なし あり

SET-TH-DWDM 光しきい値を設定

8.4.47 SET-TH-DWDM(p.8-52)を参照なし あり あり

SET-TH-EQPT 汎用しきい値を設定

8.4.48 SET-TH-EQPT(p.8-53)を参照なし あり あり

STA-LOCL-RST すべてのパラメータを製造元のデフォルト値にリ

セット

8.4.49 STA-LOCL-RST(p.8-54)を参照

なし なし あり

表 6-14 TL1 コマンドのセキュリティ権限(続き)

コマンドまたはメッセージ 説明

ユーザ アクセス レベル

R RW RWA

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第 6章 TL1 コマンドの概要6.9 TL1 コマンド セキュリティ権限の概要

6-20Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

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C H A P T E R

7-1Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

7

TL1 のターンアップ

この章では、TL1 コマンドを使用して ONS 15216 EDFA3 をプロビジョニングする方法について説明します。この章の構成は次のとおりです。

• 7.1 TL1 インターフェイスの起動(p.7-2)

• 7.2 TL1 を使用したデフォルト パスワードでのログイン(p.7-2)

• 7.3 TL1 を使用した日付および時刻の設定(p.7-3)

• 7.4 TL1 を使用したパワー バス モードの設定(シンプレックスまたはデュプレックス)(p.7-3)

• 7.5 TL1 を使用した増幅器アラームしきい値の設定(p.7-4)

• 7.6 TL1 を使用した増幅器の動作状態の確認(p.7-6)

• 7.7 TL1 を使用した増幅器ゲイン レベルの設定(p.7-7)

• 7.8 TL1 を使用した光入力パワーしきい値の設定(p.7-8)

• 7.9 光増幅器のテストおよび確認手順(p.7-9)

• 7.10 IP アドレスの設定(p.7-10)

• 7.11 LAN インターフェイス(イーサネット)を使用した Telnet セッションの開始(p.7-11)

• 7.12 TL1 を使用した ONS 15216 EDFA3 との接続(p.7-12)

• 7.13 TL1 を使用したユーザの追加(p.7-12)

• 7.14 TL1 を使用したユーザ情報の変更(p.7-13)

• 7.15 TL1 を使用した増幅器用パスワードの設定(p.7-13)

• 7.16 コミュニティ名およびトラップ宛先の設定(p.7-14)

• 7.17 TL1 を使用したログオフ(p.7-15)

• 7.18 自動ログオフ(タイムアウト)(p.7-15)

ONS 15216 EDFA3 の初期設定パラメータの中には、TL1 を使用して設定しなければならないものがあります。初期パラメータの設定後は、Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)管理インターフェイスを介して SNMP コマンドを発行することも、そのまま TL1 で作業を続けることもできます。シスコの SNMP 管理インターフェイスについては、第 10章「SNMP および MIB」を参照してください。

(注) セキュリティを適用するには、コミュニティを作成する必要があります。コミュニティ ストリングが設定されていないと、ACT-USER など、一部の TL1 コマンドが正常に完了しません。ONS15216 EDFA3 にユーザを追加する方法については、「7.1 TL1 インターフェイスの起動」を参照してください。

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第 7章 TL1 のターンアップ7.1 TL1 インターフェイスの起動

7-2Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

7.1 TL1 インターフェイスの起動ハイパーターミナルを開始すると、TL1 インターフェイスが起動します。ハイパーターミナルの起動については、「5.3 シリアル EIA/TIA-232(RS-232)インターフェイスを介した EDFA3 との通信」(p.5-5)を参照してください。

TL1 ログイン プロンプトとして、次のようなメッセージが表示されます。

WARNINGThis system is restricted to authorized users for business purposes. Unauthorized access is a violation of the law. This service may be monitored for administrative and security reasons. By proceeding, you consent to this monitoring.>

TL1 が正常に接続されると、> プロンプトが表示されます。

7.2 TL1 を使用したデフォルト パスワードでのログイン次の構文で、ACT-USER コマンド(「8.4.1 ACT-USER」[p.8-6] を参照)を使用してログインします。

ACT-USER:[<tid>]:<uid>:<ctag>::<pid>;

たとえば、次のように入力します。

> ACT-USER::CISCO15:123::**********;

この場合、ACT-USER はコマンド、tid はデフォルトでヌルなので、何も入力しません。CISCO15 はデフォルトのユーザ ID、123 はこのコマンドを識別するための ctag です。********** はパスワードを表します。

(注) セキュリティ上の理由から、パスワードはデフォルト値から変更することを推奨します(「7.15TL1 を使用した増幅器用パスワードの設定」[p.7-13] を参照し、TL1 を使用して増幅器のパスワードを設定してください)。

例 7-1 のようなログイン応答が表示されます。

例 7-1 TL1 シェルのログイン応答

> ACT-USER::CISCO15:123;

EDFA3 2002-07-11 10:09:19 M 123 COMPLD /* ACT-USER */ ; >

ONS 15216 EDFA3 に対して EIA/TIA-232(RS-232)リンクが確立されます。ユーザが ONS 15216EDFA3 をプロビジョニングできるようになりました。

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第 7章 TL1 のターンアップ7.3 TL1 を使用した日付および時刻の設定

7-3Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

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7.3 TL1 を使用した日付および時刻の設定ED-DAT コマンド(「8.4.10 ED-DAT」[p.8-15] を参照)を使用して、日付および時刻を設定します。TL1 を使用してタイム ゾーンを設定することはできません。時刻の設定は、次の構文による世界標準時(UTC)に限定されます。

ED-DAT:[<tid>]::<ctag>::<utcdate>,<utctime>;

utcdate および utctime のエントリは、yyyy-mm-dd、hh-mm-ss の形式に従う必要があります。例 7-2を参照してください。

例 7-2 TL1 を使用した日付および時刻の設定

> ED-DAT:::123::2003-09-18,02-24-55;

7.4 TL1 を使用したパワー バス モードの設定(シンプレックスまたはデュプレックス)

ONS 15216 EDFA3 を使用すると、ユーザはシンプレックス(電源がバス A 1つ)またはデュプレックス(バス A およびバス B の冗長電源)の パワー バス モードを設定できます。デフォルトのモードはデュプレックスです。次の構文で ED-EQPT コマンドを使用して、適切なパワー バス モードを設定します。

ED-EQPT:[<tid>]:<aid>:<ctag>:::PWRBUSMODE=<pwrbusmode>;

pwrbusmode 値は SIMPLEX または DUPLEX です。例 7-3を参照してください。

例 7-3 TL1 を使用したパワー バス モードの設定

> ED-EQPT::ALL:123:::PWRBUSMODE=SIMPLEX;

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第 7章 TL1 のターンアップ7.5 TL1 を使用した増幅器アラームしきい値の設定

7-4Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

7.5 TL1 を使用した増幅器アラームしきい値の設定有効なアラームが発生したときに、ONS 15216 EDFA3 前面パネル(図 7-1)の RJ-45 ALARM OUTおよび RJ-45 LAN ポートを介して、ネットワーク オペレータに通知されるように、アラームのしきい値を設定します。

図 7-1 ONS 15216 EDFA3 の前面パネル

アラームは次の条件で通知されます。

• 供給電源の劣下

• レーザー ポンプの過熱またはポンプの過電流

• 光入力(信号)の損失または劣化

• 出力パワーの損失またはゲイン範囲外

• ケース温度範囲外

ネットワーク要素のその他の個別入力、オフィス アラーム パネル /システム、またはその両方を使用して、Network Operations Center(NOC; ネットワーク オペレーション センター)の NetworkManagement System(NMS; ネットワーク管理システム)にアラームを接続できます。

デフォルトでは、増幅器とレーザーのステータスを OFF ステートで維持するために、LINE1RXPwrTHFailLow は 10 dBm に設定されます。アラームしきい値コマンド アトリビュートの詳細については、第 8章「TL1 コマンドおよび自律メッセージ」を参照してください。

アラームしきい値を表示するには、RTRV-TH-DWDM および RTRV-TH-EQPT コマンドを使用します。RTRV-TH-DWDM コマンドの構文は、次のとおりです。

RTRV-TH-DWDM:[<tid>]:<aid>:<ctag>::[<thresholdtype>][,][,];

RTRV-TH-DWDM コマンドに対する応答は、次の形式になります。

<sid> <date> <time> M <ctag> COMPLD "<aid>,DWDM:<thresholdtype>,,,<thresholdvalue>"

RTRV-TH-EQPT コマンドの構文は、次のとおりです。

RTRV-TH-EQPT:[<tid>]:<aid>:<ctag>::[<thresholdtype>][,][,];

RTRV-TH-EQPT コマンドに対する応答は、次の形式になります。

<sid> <date> <time> M <ctag> COMPLD "<aid>:<thresholdtype>,,,<thresholdvalue>"

PWRA

PWRB

-48VDC

DC TX

COM RX

MON

COM TX

DC RX-48

VDC

RET

PWR

FAIL

LOS

ALARM OUTLAN

RS-232ESD

RET

1.5AMAX

1.5AMAX 11

0892

DANGER CLASS IM LASER

INVISIBLE LASER RADIATION.DO NOT VIEW DIRECTLY WITHOPTICAL INSTRUMENTS. CLASS1M LASER PRODUCT.

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第 7章 TL1 のターンアップ7.5 TL1 を使用した増幅器アラームしきい値の設定

7-5Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

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例 7-4 に、コマンド出力の例を示します。

例 7-4 TL1 を使用したアラームしきい値の表示

> RTRV-TH-DWDM::ALL:124;

edfa3 2003-11-27 11:55:48M 124 COMPLD "1,DWDM:GAINTHDH,,,23.0dB" "1,DWDM:GAINTHDL,,,19.0dB" "1,DWDM:LINE1RXPWRTHFL,,,-25.0dBm" "1,DWDM:LINE1TXPWRTHDH,,,12.0dBm" "1,DWDM:LINE1TXPWRTHDL,,, 8.0dBm" "1,DWDM:LINE1TXPWRTHFL,,,-6.0dBm" "1,DWDM:LINE2RXPWRTHFL,,,-33.0dBm";

> RTRV-TH-EQPT::ALL:124;

edfa3 2003-11-27 11:56:40M 124 COMPLD "EQPT,EQPT:MAXCTMP,,,65.0C" "EQPT,EQPT:MINCTMP,,,-5.0C" "EQPT,PWR-B:PWRBUSMAX,,,57.0V" "EQPT,PWR-B:PWRBUSMIN,,,40.0V";

アラームしきい値を設定するには、SET-TH-DWDM(「8.4.47 SET-TH-DWDM」[p.8-52] を参照)および SET-TH-EQPT(「8.4.48 SET-TH-EQPT」[p.8-53] を参照)コマンドを使用します。

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第 7章 TL1 のターンアップ7.6 TL1 を使用した増幅器の動作状態の確認

7-6Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

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7.6 TL1 を使用した増幅器の動作状態の確認増幅器が光レベルで正常に動作しているかどうかを確認するには、増幅器の動作状態を調べる必要

があります。増幅器の動作状態を確認するには、次の構文で RTRV-DWDM コマンド(「8.4.32RTRV-DWDM」[p.8-36] を参照)を使用します。

RTRV-DWDM:[<tid>]:<aid>:<ctag>[::::];

RTRV-DWDM コマンドに対する応答は、次の形式になります。

<sid> <date> <time> M <ctag> "[<aid>]:[CTRLMODE=<ctrlmode>],[LINE1TXPWR=<line1txpwr>],[LINE1TXPWRSP=<line1txpwrsp>], [LINE1RXPWR=<line1rxpwr>],[LINE2RXPWR=<line2rxpwr>],[LINE2TXPWR=<line2txpwr>],[PWROFFSET=<pwroffset>],[GAIN=<gain>],[GAINSP=<gainsp>],[TILT=<tilt>],[TILTSP=<tiltsp>],[TILTOFFSET=<tiltoffset>],[DCULOSS=<dculoss>],[OSRI=<on/off>],[LASTATUS=<on/off>],[VOA=<VOAvalue>]"

例 7-5 に、コマンドおよびコマンド出力の例を示します。

例 7-5 TL1 を使用した増幅器動作状態の確認

> RTRV-DWDM::ALL:123;

EDFA3 2003-11-01 10:20:28M 123 COMPLD "1:CTRLMODE=CGAIN,LINE1TXPWR=-60.0dBm,LINE1TXPWRSP=10.0dBm,LINE1RXPWR=-5.1dBm,LINE2RXPWR=-39.1dBm,LINE2TXPWR=-60.0dBm,PWROFFSET=0.0dB,GAIN=0.0dB,GAINSP=21.0dB,TILT=15.0dB,TILTSP=0.0dB,TILTOFFSET=0.0dB,DCULOSS=14.8dB,OSRI=ON,LASSTATUS=OFF,VOA=0.0dB";>

入力パワーは、光接続手順で測定された入力パワーと一致しなければなりません。出力パワー値は、

入力パワーにゲイン値を加えた値でなければなりません。

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第 7章 TL1 のターンアップ7.7 TL1 を使用した増幅器ゲイン レベルの設定

7-7Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

7.7 TL1 を使用した増幅器ゲイン レベルの設定ONS 15216 EDFA3 の出力信号がネットワーク要素のトランシーバで確実に受信されるようにするには、増幅器のゲインを正しく設定する必要があります。

各チャネルの適切な出力パワーは、増幅器を通過するチャネルの数によって異なります。入力パ

ワー レベル、ネットワーク アプリケーション、およびエラーフリーの動作に必要なレシーバ仕様に基づいて、増幅器のゲインを設定してください。

増幅器のゲインを設定するには、ED-DWDM コマンド(「8.4.11 ED-DWDM」[p.8-15] を参照)を次の構文で使用します。

ED-DWDM:[<tid>]:<aid>:<ctag>:::[GAINSP=<gain>];

GAINSP パラメータとともに、所定の光パワー ゲイン レベルに適した値を指定します。例 7-6 に、ED-DWDM コマンドでゲインを設定する例を示します。

例 7-6 TL1 を使用したゲインの設定

> ED-DWDM::1:123:::GAINSP=20;

(注) ゲインを変更する、またはゲイン変更を実装する場合は、適正なネットワーク動作を確保するため

に、前もって TAC に相談してください。

増幅器が COPWR モードのときに ED-DWDM コマンドを実行する場合は、CTRLMODE 値を CGAINに設定する必要があります。増幅器がすでに CGAIN モードになっている場合は、CTRLMODE パラメータの変更は不要です。

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第 7章 TL1 のターンアップ7.8 TL1 を使用した光入力パワーしきい値の設定

7-8Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

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7.8 TL1 を使用した光入力パワーしきい値の設定ONS 15216 EDFA3 では、入力障害下限しきい値のデフォルト値は 10 dBm です。このように大きいデフォルト値を設定することによって、インストレーション フェーズで EDFA3 が誤ってオンにならないようにします。

ONS 15216 EDFA3 上で光入力パワーしきい値を設定する手順は、次のとおりです。

ステップ 1 RTRV-TH-DWDM TL1 コマンドを実行し、現在の光入力パワーしきい値を調べます。

ステップ 2 光入力パワーしきい値は、RTRV-TH-DWDM コマンドに対応する応答で、LINE1RXPWRTHFL というパラメータ名です。

ステップ 3 SET-TH-DWDM TL1 コマンドを実行し、第 1 ステージ増幅器の光入力パワーしきい値を変更します。

ステップ 4 LINE1RXPWRTHFL パラメータを指定し、そのパラメータに EDFA3 の設置場所に適した値を指定します。

ステップ 5 もう一度 SET-TH-DWDM TL1 コマンドを実行し、第 2 ステージ増幅器の光入力パワーしきい値を変更します。

ステップ 6 LINE2RXPWRTHFL パラメータを指定し、そのパラメータに EDFA3 の設置場所に適した値を指定します。

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第 7章 TL1 のターンアップ7.9 光増幅器のテストおよび確認手順

7-9Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

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7.9 光増幅器のテストおよび確認手順

(注) EDFA3 を動作できるように設定するまでは、この手順を実行できません。必要な設定作業には、光入力信号の提供、光減衰器または分散補償ユニットを介した DC TX と DC RX ポートの接続、およびユーザ インターフェイスを介した光パワーしきい値の設定が含まれます。

EDFA3 が動作可能な場合は、EDFA3 前面の MONITOR OUT ポートに Optical Spectrum Analyzer(OSA; 光スペクトル アナライザ)を接続できます。MONITOR OUT ポートは、第 2 増幅器ステージからの 1% タップを意味するので、OSA に表示された波長は増幅されています。

ステップ 1 増幅器が使用されている増幅範囲(標準または拡張)に関して、ゲインの平滑性が範囲内であるこ

とを確認します。

ステップ 2 増幅器が使用されている増幅範囲(標準または拡張)に関して、ゲイン チルトが範囲内であることを確認します。

(注) ユーザが変更しない限り、各チャネルのゲインは ONS 15216 EDFA3 によって、デフォルトで 22 dBに設定されます。ゲインは、総入力パワーが –5 dBm 以下の場合、22 dB で固定されます。入力パワーが –5 dBm を超える場合は、レベルを下げてゲインをリセットします。

表 7-1 光増幅器テスト ゲイン範囲

ゲイン 総入力パワー(dBm) 総出力パワー(dBm)

(dB) 最小 最大 最小 最大 タイプ

22 –27 –5 –23 –19 –20

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第 7章 TL1 のターンアップ7.10 IP アドレスの設定

7-10Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

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7.10 IP アドレスの設定LAN に ONS 15216 EDFA3 を接続する前に、モジュール前面の EIA/TIA-232(RS-232)ポートを使用し、ローカル シリアル通信インターフェイスから ONS 15216 EDFA3 の IP アドレスを設定する必要があります。IP アドレス手順は、次のとおりです。

• TL1 ユーザとしてログインします。

• IP アドレス、サブネット マスク、およびゲートウェイ アドレスを指定して ED-NE-GEN コマンドを入力します(例 7-7 を参照)。

• ONS 15216 EDFA3 をリブートし、IP アドレスをアクティブにします。

(注) ONS 15216 EDFA3 の IP アドレス、サブネット マスク、またはゲートウェイ アドレスが不明の場合は、ネットワーク管理者に問い合わせてください。

例 7-7 IP アドレス、サブネット マスク、ゲートウェイ アドレスの設定

> ED-NE-GEN:::123:::IPADDR=129.9.0.6, IPMASK=255.255.255.0, DEFRTR=0.0.0.0;

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第 7章 TL1 のターンアップ7.11 LAN インターフェイス(イーサネット)を使用した Telnet セッションの開始

7-11Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

7.11 LAN インターフェイス(イーサネット)を使用した Telnet セッションの開始

ONS 15216 EDFA3 をイーサネット LAN に接続すると、リモート アクセスが可能になります。

(注) イーサネット ポート経由で ONS 15216 EDFA3 の通信、管理をする前に、IP アドレスを入力する必要があります。システム管理者から未使用の IP アドレスを提供してもらってください。IP アドレスの設定については、「7.10 IP アドレスの設定」(p.7-10)を参照してください。IP アドレスの工場出荷時のデフォルトは 0.0.0.0 です。

Telnet は、イーサネット LAN 上で IP を使用したリモート管理を可能にするアプリケーションです。Telnet セッションから TL1 コマンドを実行できます。次の手順で、RJ-45 LAN ポート経由で SNMPおよび TL1 コマンドを受け付けるように、ONS 15216 EDFA3 モジュールを設定します。

ステップ 1 LAN ポートを使用し、ネットワークに ONS 15216 EDFA3 を接続します。

RJ-45 コネクタを備えたカテゴリ 5 イーサネット ケーブルを使用して、LAN または PC に接続します。EDFA3 は自動検知によって、クロスとストレート両方のイーサネット ケーブルを受け入れます。

ステップ 2 端末またはワークステーションで、Telnet アプリケーションを起動します。

(注) IP 上で TL1 コマンドを送信するには、Telnet クライアントが必要です。IP 上で SNMP 管理を実行するには、サードパーティの SNMP マネージャが必要です。

ステップ 3 次のように入力すると、Telnet を介して EDFA3 を管理できます。

telnet IP-address

例:

telnet 12.34.56.78 3083

例で使用している IP アドレスの代わりに、前の ED-NE-GEN コマンドで入力した IP アドレスを使用してください。入力する TL1 コマンドの Telnet キャラクタ エコー用に、ポート 3083 を指定する必要があります。

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第 7章 TL1 のターンアップ7.12 TL1 を使用した ONS 15216 EDFA3 との接続

7-12Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

7.12 TL1 を使用した ONS 15216 EDFA3 との接続ONS 15216 EDFA3 システムは、最大 20 のユーザ アカウントをサポートし、イーサネット LAN ポート経由で同時に最大 10 の Telnet 接続をサポートします。(NSIF-033-1999 に準拠した)TL1 コマンドを使用した raw の場合は、TCP/IP ポート 3082から、(NSIF-033-1999 に準拠した)TL1 over Telnetの場合は 3083 から、あるいはその両方からイーサネット TL1 セッションを使用できます。使用できる FTP 接続は 1 つです。接続後、ACT-USER コマンドでセッションをアクティブにします。

接続数が限度を超えると、Telnet セッションが終了します。

(注) ユーザ名とパスワードが定義されているユーザであればだれでも、一度に 1 つだけ接続を開始できます。TL1、SNMP、Debug インターフェイス、および FTP に必要なポート以外、オープン ポートがあってはなりません。

(注) ポート 3082 上の TL1 セッションは、キャラクタ エコーがありません。したがって、入力したコマンドを確認できません。

7.13 TL1 を使用したユーザの追加管理者レベルのユーザは、次の構文で ENT-USER-SECU コマンドを使用して、ONS 15216 EDFA3に新規ユーザを追加できます。

ENT-USER-SECU:[<tid>]:<uid>:<ctag>::<pid>,,<al>[:];

uid はユーザ名、pid はパスワード、al はアクセス レベル(R、RW、RWA)です。パスワードは 6~ 10 文字の ASCII 文字列とし、2 文字以上を英字以外の文字、1 文字以上を特殊文字にする必要があります。特殊文字は +、#、および % です(Telcordia GR-831-CORE で定義)。例 7-8 を参照してください。

例 7-8 TL1 を使用した新規ユーザの追加

> ENT-USER-SECU::jsmith:140::jspaswds#1,,RW;

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第 7章 TL1 のターンアップ7.14 TL1 を使用したユーザ情報の変更

7-13Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

7.14 TL1 を使用したユーザ情報の変更管理者レベルのユーザは、次の構文で ED-USER-SECU コマンドを使用して、ONS 15216 EDFA3 のユーザ情報を変更できます。

ED-USER-SECU:[<tid>]:<uid>:<ctag>::<newuid>,<pid>,,<al>[:];

uid はユーザ名、pid はパスワード、al はアクセス レベル(R、RW、RWA)です。パスワードは最大 10 文字の ASCII 文字列とし、2 文字以上を英字以外の文字、1 文字以上を特殊文字にする必要があります。特殊文字は +、#、および % です(Telcordia GR-831-CORE で定義)。例 7-9 を参照してください。

例 7-9 TL1 を使用したユーザの変更

> ED-USER-SECU::jsmith:140::,anypaswd#2,,RWA;

7.15 TL1 を使用した増幅器用パスワードの設定ONS 15216 EDFA3 へのアクセスを制限するには、次の構文で ED-PID コマンド(「8.4.14 ED-PID」[p.8-19] を参照)を使用して、デフォルトのユーザ パスワードを変更します。

ED-PID:[<tid>]:<uid>:<ctag>::<oldpid>,<newpid>;

パスワードは最大 10 文字で、2 文字以上を英字以外の文字に、1 文字以上を特殊文字にする必要があります。例 7-10 を参照してください。

例 7-10 TL1 を使用した現在のユーザのパスワード変更

> ED-PID::CISCO15:130::OLDPW2#,NEWPW3#;

(注) 管理者レベルのデフォルトのユーザ名は、CISCO15 です。デフォルトのパスワードはありません。

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第 7章 TL1 のターンアップ7.16 コミュニティ名およびトラップ宛先の設定

7-14Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

7.16 コミュニティ名およびトラップ宛先の設定TL1 ENT-TRAPTABLE(Enter TRAPTABLE)コマンドを使用して、SNMP トラップ宛先テーブルにエントリを追加します。各 IP アドレス エントリが、新しいコミュニティ ストリングを表します。次のフィールドを定義します。

• トラップ レシーバ IP アドレス

• UDP ポート番号

• コミュニティ ストリング

• バージョン

コマンドは次の形式で送信します。

ENT-TRAPTABLE:[<TID>]:<aid>:<ctag>::[TRAPCOM=<trapcom>],[TRAPPORT=<trapport>],[TRAPVER=<trapver>];

<aid> は IP アドレスであり、SNMP トラップ宛先テーブルの特定の行を識別するためにコマンドが使用します(表 8-9 を参照)。したがって、各 IP アドレスがテーブル内で重複しないようにする必要があります。

ENT-TRAPTABLE コマンドの AID は、トラップ レシーバだけではなく、SNMP マネージャにも使用されます。ユーザが MIB を参照できるのは、トラップ宛先テーブルに MIB ブラウザ ワークステーションの IP アドレスが入力されている場合だけです。

例 7-11 ENT-TRAPTABLE コマンドによるコミュニティ ストリングの設定

ENT-TRAPTABLE::192.168.1.1:123::TRAPCOM=EDFA3_USER,TRAPPORT=162,TRAPVER=V1;

EDFA3 2003-11-01 10:08:15M 123 COMPLD /* ENT-TRAPTABLE */;>

SNMP トラップ宛先テーブルの最大行数は 10 です。

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第 7章 TL1 のターンアップ7.17 TL1 を使用したログオフ

7-15Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

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7.17 TL1 を使用したログオフセッションの終了後、ユーザは ONS 15216 EDFA3 からログオフする必要があります。ログオフするには、次の構文で CANC-USER コマンド(「8.4.4 CANC-USER」[p.8-9] を参照)を使用します。

CANC-USER:[<tid>]:<uid>:<ctag>;

このコマンドの使用例については、例 7-12 を参照してください。

例 7-12 TL1 を使用したログオフ

> CANC-USER::CISCO15:123;

7.18 自動ログオフ(タイムアウト)デフォルトのタイムアウト設定は次のとおりです。

• RWA ユーザで 15 分

• RW ユーザで 30 分

• R ユーザで 60 分

タイムアウト値を取得するには、RTRV-DFLT-SECU TL1 コマンドを使用します。

タイムアウトが発生すると、対応するポートがドロップするので、次回、そのポートでセッション

を開始するときには、通常のログイン手順が必要になります。次のメッセージが表示されます。

>[10.92.27.66: remote disconnect]

例の 10.92.27.66 はノードの IP アドレスを表します。

CANC メッセージが使用されるのは、タイムアウトが原因でセッションが終了したことを伝える場合だけです。

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第 7章 TL1 のターンアップ7.18 自動ログオフ(タイムアウト)

7-16Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

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C H A P T E R

8-1Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8

TL1 コマンドおよび自律メッセージ

この章では、Cisco ONS 15216 EDFA3 がサポートする TL1 コマンドについて説明します。

コマンド ストリングの先頭文字に従い、各 TL1 コマンドをアルファベット順に並べてあります。各TL1 コマンドの長さは、255 文字以下にする必要があります。255 文字を超えるコマンドは、複数のコマンドに分割する必要があります。

(注) TL1 コマンドは、正しく入力しないと完了しません。各 TL1 コマンドはセミコロン(;)で終える必要があります。

この章の構成は、次のとおりです。

• 8.1 TL1 コマンドの概要(p.8-2)

• 8.2 TL1 コマンドの規則(p.8-2)

• 8.3 TL1 コマンドのタイプ(p.8-3)

• 8.4 TL1 コマンドおよび説明(p.8-6)

• 8.5 自律メッセージ(p.8-55)

• 8.6 パラメータ タイプ(p.8-60)

• 8.7 TL1 エラー(p.8-69)

• 8.8 TL1/SNMP マッピング テーブル(p.8-72)

• 8.9 TL1/SNMP アラーム マッピング(p.8-73)

• 8.10 TL1/SNMP イベント マッピング(p.8-74)

• 8.11 各コマンドがサポートする TL1 エラー(p.8-75)

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.1 TL1 コマンドの概要

8-2Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.1 TL1 コマンドの概要ここでは、ONS 15216 EDFA3 がサポートする TL1 コマンドおよび自律メッセージについて説明します。ONS 15216 EDFA3 は、イーサネット LAN ポートを使用する Telnet 接続を同時に 5 つまでサポートします。TL1 セッションは、raw TL1 の場合は TCP/IP ポート 3082 から、TL1 over Telnet の場合はポート 3083 から、あるいはその両方で使用できます。ONS 15216 EDFA3 へのさまざまな接続方法については、第 5章「ONS 15216 EDFA3 との通信」を参照してください。

TL1 セッションに接続後、ACT-USER コマンドでユーザ セッションをアクティブにします。

TL1 メッセージは、非自律タイプと自律タイプに分類されます。非自律メッセージは、要求コマンドと ONS 15216 EDFA3 の応答で構成されます。自律メッセージおよび非自律コマンドで使用されるパラメータ セットは共通です。自律メッセージは、アラーム、しきい値、アラート、ステータス情報など、ネットワーク要素に対するアクティビティの結果として生成されます。自律メッセージ

を受信するために要求をする必要はありません。

8.2 TL1 コマンドの規則コマンドは 1 つまたは複数のエンティティに影響を与える可能性があります。この章では原則として、取得範囲が広く、変更範囲が狭くなるように TL1 インターフェイスを指定します。

• 取得(要求)。NE から大量かつ柔軟に情報を取得できるように、取得要求フィールドでは、次の値または演算子を使用できます。

- デフォルト値のあるフィールドは省略可能であり、ワイルドカード値として ALL を使用できます。

- 構文上、認められる場合は、フィールドの一覧表示および並べ替えが可能です。

- デフォルトの認められないフィールドに入力しなかった場合は、ALL が指定されたものとみなされます。

- キーワード ALL は暗黙で指定されます。必須でも必要でもありません。

• その他のコマンド(要求):意図したエンティティに変更が特定されるように、原則として、プ

ロビジョニング コマンドのスコープをできるだけ狭めます。

- デフォルトのあるフィールドは、ALL の値を使用できません。

- 省略可能なフィールドは、デフォルトのあるフィールドだけです。

- 限られた状況で、フィールドの一覧表示および並べ替えが可能です。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.3 TL1 コマンドのタイプ

8-3Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.3 TL1 コマンドのタイプTL1 コマンドは、次のカテゴリに分類できます。

• 8.3.1 機器コマンド(p.8-3)

• 8.3.2 ファシリティ コマンド(p.8-3)

• 8.3.3 障害コマンド(p.8-4)

• 8.3.4 ログ コマンド(p.8-4)

• 8.3.5 パフォーマンス コマンド(p.8-4)

• 8.3.6 セキュリティ コマンド(p.8-4)

• 8.3.7 システム コマンド(p.8-5)

• 8.3.8 その他(未分類)のコマンド(p.8-5)

次に、各カテゴリのコマンドの概要を示します。

8.3.1 機器コマンド表 8-1 に、TL1 機器コマンドを示します。

8.3.2 ファシリティ コマンド表 8-2 に、TL1 ファシリティ コマンドを示します。

表 8-1 TL1 機器コマンド

コマンド 説明

ED-EQPT パワー バス モードを設定

REPT ALM EQPT 汎用アラームのアクティベーション /クリアを報告

REPT EVT EQPT 機器イベント ログを報告

RTRV-ATTR-EQPT 機器の現在のアトリビュートを取得

RTRV-COND-EQPT 現在の汎用アラーム ステートを取得

RTRV-EQPT 機器パラメータを取得

RTRV-TH-EQPT 機器のしきい値を取得

SET-ATTR-EQPT 機器のアラーム重大度を変更

SET-TH-EQPT 機器のしきい値を設定

表 8-2 TL1 ファシリティ コマンド

コマンド 説明

STA-LOCL-RST すべてのパラメータを製造元のデフォルトにリセット

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.3 TL1 コマンドのタイプ

8-4Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.3.3 障害コマンド表 8-3 に、TL1 障害コマンドを示します。

8.3.4 ログ コマンド表 8-4 に、TL1 ログ コマンドを示します。

8.3.5 パフォーマンス コマンド表 8-5 に、TL1 パフォーマンス コマンドを示します。

8.3.6 セキュリティ コマンド表 8-6 に、TL1 セキュリティ コマンドを示します。

表 8-3 TL1 障害コマンド

コマンド 説明

REPT ALM DWDM 光アラームのアクティベーション /クリアを報告

REPT EVT DWDM 光イベント ログを報告

REPT EVT FXFR FTP ファイル転送を報告

RTRV-ALM-ALL 現在のすべてのアラームを取得

RTRV-ATTR-ALL 現在のアトリビュートを取得

RTRV-ALM-DWDM 現在のすべての光アラームを取得

RTRV-COND-ALL 現在のすべてのアラームのステートを取得

SET-ATTR-DWDM 光アラーム重大度を変更

RTRV-COND-DWDM 現在のすべての光アラームのステートを取得

SET-ATTR-SECUDFLT アクセス レベルに対応するタイムアウト値を設定

表 8-4 TL1 ログ コマンド

コマンド 説明

RTRV-AO 最新の自律出力メッセージを取得

表 8-5 TL1 パフォーマンス コマンド

コマンド 説明

RTRV-TH-DWDM 光しきい値を取得

SET-TH-DWDM 光しきい値を設定

表 8-6 TL1 セキュリティ コマンド

コマンド 説明

DLT-USER-SECU ユーザを削除

ED-PID ユーザのパスワードを編集

ED-USER-SECU ユーザ名およびパラメータを編集

ENT-USER-SECU 新規ユーザ名を入力

RTRV-DFLT-SECU アクセス レベルに対応するタイムアウトを取得

RTRV-USER-SECU ユーザのアクセス レベルを取得

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.3 TL1 コマンドのタイプ

8-5Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.3.7 システム コマンド表 8-7 に、TL1 システム コマンドを示します。

8.3.8 その他(未分類)のコマンド表 8-8 に、いずれのグループにも含まれない TL1 コマンドを示します。

表 8-7 TL1 システム コマンド

コマンド 説明

ACT-USER ユーザ セッションをアクティブ化(ログイン)

ALW-MSG-ALL 自動メッセージを許可

CANC-USER ユーザ セッションを取り消し(ログオフ)

ED-DAT 日付および時刻を編集

INH-MSG-ALL 一部の自動メッセージを禁止

INIT-SYS システムをリブート

RTRV-HDR ヘッダーを取得(NE に PING を実行)

APPLY ソフトウェア カットオーバーを適用

CANC セッション終了時にユーザに送信される自動メッセージ

COPY-RFILE Flash File System(FFS; フラッシュ ファイル システム)にローカルまたはリモート ファイルをコピー

CPY-MEM RAM から FFS にログ ファイルをコピー

DLT-RFILE FFS からファイルを削除

DLT-TRAPTABLE 1 SNMP トラップ宛先テーブルから特定の行を削除

1. SNMP = 簡易ネットワーク管理プロトコル

ED-NE-GEN IP 関連の汎用パラメータを編集

ED-TRAPTABLE SNMP トラップ宛先テーブルの特定の行を編集

ENT-TRAPTABLE SNMP トラップ宛先テーブルにエントリを追加

RTRV-INV コンポーネント パラメータを取得

RTRV-NE-GEN IP 関連のパラメータを取得

RTRV-RFILE FFS 上のファイルを取得

RTRV-STATUS ユーザのログオン ステータスを取得

RTRV-TOD 日付および時刻を取得

RTRV-TRAPTABLE トラップ テーブルから行を取得

表 8-8 TL1 未分類コマンド

コマンド 説明

ED-DWDM 光パラメータを編集

RTRV-DWDM 光パラメータを取得

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-6Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4 TL1 コマンドおよび説明次の見出しはそれぞれが TL1 コマンドです。構文例を示し、各コマンドについて説明します。

8.4.1 ACT-USER

使用上のガイドライン ログイン ストリングで指定されたユーザをアクティブにするには、ACT-USER コマンドを使用します。

このコマンドで、NE とのセッション確立を許可します。ログインが正常に完了するまで、TL1 はNE からアラームやコマンド応答を受信できません。セッションが確立されていない状況でコマンドを実行すると、コマンド応答として DENY が生成されます。その他のコマンドに関する他の情報や PLNA(Login Not Active)エラー コードは実装されません。

シンタックスの説明 入力形式

ACT-USER:<tid>:<uid>:<ctag>::<pid>;

入力パラメータ

例 ACT-USER::EDFA3_USER:123::**********;

EDFA3 2003-11-01 10:06:30M 123 COMPLD;>

このコマンドは、「EDFA3_USER」というユーザをアクティブにします。パスワードは PASSW2#000(**********)です。ctag123 で、このコマンドの応答を識別します。

コマンドの結果 正常なログイン後、同じ <uid> および <pid> を使用して ACT-USER コマンドをもう 1 度実行すると、コマンドが拒否され、エラー コード PICC(Illegal Command Code)が生成されます。

uid ユーザ ID は、7 ~ 10 文字の任意の組み合わせからなる文字列です。

pid ユーザ パスワードすなわちプライベート ID は、7 ~ 10 文字の英数字で、1 つ以上を特殊文字(+、#、または %)にします。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-7Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.2 ALW-MSG-ALL

使用上のガイドライン すべてのイベントを報告するには、ALW-MSG-ALL コマンドを使用します。

このコマンドでは、INH-MSG コールで禁止されていた、ONS 15216 EDFA3 からの自動メッセージのディスパッチを許可または再開します。このコマンドによる復元時に存在していたすべてのア

ラームは、REPT ALM および REPT EVT メッセージを使用して送信されます。

このコマンドが適用されるのは、その時点でログインしているユーザ セッションに限られます。他のユーザ セッションには作用しません。

このコマンドを同じパラメータ値を使用して、同じセッションで続けて 2 回使用すると、SAAL(Already Allowed)エラー メッセージが返されます。

ALW-MSG-ALL コマンドが有効なのは、パラメータ <ntfcncde> および <condtype> に指定されている条件を満たすアラームが存在する場合です。一方のパラメータが指定されていない場合は、ヌル

ではないフィールドの条件を満たすアラームが許可されます。

シンタックスの説明 入力形式

ALW-MSG-ALL:<TID>:[<aid>]:<ctag>::[<ntfcncde>],[<Automsg>][,];

入力パラメータ

aid アクセス ID。このコマンドの場合、aid はヌルまたは ALL です。

ntfcncde 一部の自動メッセージに対応付けられる 2 文字の通知コード。ntfcncde は、NotificationCode タイプです。ntfcncde がヌルの場合、禁止はそのまま維持されます。ntfcncde と condtype の両方がヌルの場合、このコマンドによってすべてのメッセージが許可されます(ALW-MSG-ALL:::123;)。

許可されるアラームまたはイベントの通知コードは、アクティブ アラーム用のテーブル cerent15216EdfaAlarmPriority にマップされます。ヌルはどのコードにもマップされないので、ヌルの場合は、既存の ntfcncde の禁止がすべてそのまま維持されます。使用可能な値は、次のとおりです。

• MJ:メジャー アラーム

• MN:マイナー アラーム

• NA:アラームなし

• CL:アラーム解消

• condtype:許可されるアラームまたはイベントの条件タイプ(cerent15216EdfaLogEventID にマップ)。ALL はすべてのタイプにマップされます。ヌルはどのタイプにもマップされないので、ヌルの場合は、既存の condtypeの禁止がすべてそのまま維持されます。

Automsg Automsg は、許可されるアラームまたはイベントの条件タイプです。ALL はすべてのタイプにマップされます。ntfcncde と condtype の両方がヌルの場合、このコマンドによってすべてのメッセージが許可されます(ALW-MSG-ALL:::123;)。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-8Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

例 ALW-MSG-ALL:::123;EDFA3 2003-11-01 10:00:15M 123 COMPLD /* ALW-MSG-ALL */;>

コマンドの結果 すべてのイベントが報告されます。

8.4.3 APPLY

使用上のガイドライン メモリ内のソフトウェア カットオーバーを適用するには、APPLY コマンドを使用します。

2 つのブート ファイル エントリがあります。このコマンドはブート ファイル エントリ 1 および 2を交換し、システムを自動的にリブートします。

シンタックスの説明 APPLY:<TID>::<ctag>;

例 APPLY:::123;<IP 123<IP 123<

EDFA3 2003-11-01 12:56:44A 2 REPT EVT EQPT

"EQPT:CUTOVERRESET,TC,11-01,12-56-44,,,ONS15216Edfa3-0.4.8-003K-05.09,ONS15216Edfa3-0.4.8-003K-05.09,:\"Reset After Cutover Changed \"";

EDFA3 2003-11-01 12:56:44M 123 COMPLD /* APPLY- EDFA3 SOFTWARE UPGRADE */;>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 システム再起動時には、以前はアクティブではなかったエントリのイメージでブートします。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-9Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.4 CANC-USER

使用上のガイドライン ONS 15216 EDFA3 とのログイン セッションを中止します(ログオフ)。

(注) このコマンドで別のユーザ セッションを削除し、同時に Telnet 接続を終了することはできません。次の例を参照してください。

>

[10.92.27.66:remote disconnect]

シンタックスの説明 入力形式

CANC-USER:[TID]:<uid>:[CTAG];

入力パラメータ

例 CANC-USER::EDFA3_USER:123;

EDFA3 2003-11-01 10:11:13M 123 COMPLD;>>[192.168.1.2: remote disconnect]

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 ONS 15216 EDFA3 とのログイン セッションが中止されます。

uid 中止するセッションに対応するユーザ ID。7 ~ 10 文字の文字列形式です。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-10Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.5 COPY-RFILE

使用上のガイドライン 光増幅器(OA)上の FFS に、ローカル ファイルまたはリモート ファイルをコピーします。

このコマンドを使用すると、TYPE パラメータに指定された値に応じて、第 2 ブート エントリとしてリモート ソフトウェア イメージ ファイルを OA にダウンロードする(あとで APPLY コマンドを使用してカットオーバーおよびアップグレードするため)、OA の FFS にリモート ファイルまたはローカル ファイルをコピーする、あるいはリモート ファイルまたはローカル ファイルに ONS15216 EDFA3 FFS 上のファイルをコピーすることができます。

シンタックスの説明 入力形式

COPY-RFILE:<TID>::<ctag>::TYPE=<type>,SRC=<src>,[DEST=<dest>],[OVERWRITE=<overwrite>];

入力パラメータ

type 転送のタイプおよび方向を指定します。使用可能な値は、次のとおりです。

• RFR:リモート サーバから ONS 15216 EDFA3 の FFS にファイルを復元します。

• RFBU:ONS 15216 EDFA3 の FFS からリモート サーバにファイルをバックアップします(overwrite は常に YES)。

• SWDL:ONS 15216 EDFA3 FFS にソフトウェア ファイルをダウンロードし、このファイルを示すように第 2 ブート エントリを更新します。

src/dest 文字列形式の送信元および宛先 URL。

FTP URL の形式は次のとおりです。

ftp:[//[<userid>[:<password>]@]<ftphost>[:<port>]]/<urlpath>

(ローカル システムを参照する)ファイルの URL は次の形式です。

file://localhost/<urlpath>

各値は次のとおりです。

• <userid> は FTP ユーザ ID です。

• <password> は、ユーザに対応する FTP パスワードです。

• <ftphost> は、FTP サーバの IP アドレスです。

• <port> は、接続先ポート番号です。ポート番号(21)は任意指定です。21 がサポートされる唯一のポート番号です。このフィールドをブランクのままにした

場合は、デフォルトの 21 が適用されます。

• <urlpath> は次の形式のパスです。<cwd1>/<cwd2>/.../<filename>

<cwd1> および <cwdn> はディレクトリ レベル、<filename> はファイル名です。

overwrite 使用可能な値は、次のとおりです。

• YES:宛先で同名の既存ファイルを上書きします。

• NO:宛先に同名のファイルが存在している場合、既存ファイルを上書きしません。overwrite がヌルの場合、これがデフォルトです。このパラメータは文字列です。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-11Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

例 COPY-RFILE:::123::TYPE=SWDL,SRC="ftp://cisco15:[email protected]:21/ONS15216Edfa3-00.04.17-004A-16.18",DEST="file://fd1/ONS15216Edfa3-00.04.17-004A-16.18",OVERWRITE=YES;

COPY-RFILE:::123::TYPE=SWDL,SRC="ftp://cisco15:[email protected]:21/ONS15216Edfa3-00.04.17-004A-16.18",DEST="file://fd1/ONS15216Edfa3-00.04.17-004A-16.18",OVERWRITE=YES;

EDFA3 2004-01-28 16:58:23M 123 COMPLD /* COPY-RFILE */;>

EDFA3 2004-01-28 16:58:23* 20 REPT ALM EQPT "EQPT:MN,SFTWDOWN,NSA,01-28,16-58-23,,,:\"Software Download In Progress\"";

EDFA3 2004-01-28 16:58:25A 21 REPT EVT FXFR "ONS15216Edfa3-00.04.17-004A-16.18,START,,";

EDFA3 2004-01-28 16:58:25A 22 REPT EVT FXFR "ONS15216Edfa3-00.04.17-004A-16.18,IP,,";

EDFA3 2004-01-28 16:59:20A 23 REPT EVT FXFR "ONS15216Edfa3-00.04.17-004A-16.18,COMPLD,SUCCESS,4282718";

EDFA3 2004-01-28 16:59:20A 24 REPT ALM EQPT "EQPT:CL,SFTWDOWN,NSA,01-28,16-59-20,,,:\"Software Download In Progress\"";

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 ローカルまたはリモート ファイルが FFS にコピーされます。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-12Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.6 CPY-MEM

使用上のガイドライン RAM から FFS に、または FFS から指定した名前の FFS にログ ファイルをコピーするには、CopyMemory コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

CPY-MEM:<TID>::<ctag>::[<fromfile>],[<fromdev>],[<tofile>];

入力パラメータ

例 CPY-MEM:::123::aolog.txt,FFS,bolog.txt;

EDFA3 2003-11-01 10:08:00M 123 COMPLD /* CPY-MEM */;>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 RAM から FFS に、または FFS から指定された名前の FFS に、ログ ファイルがコピーされます。

fromfile 文字列形式のコピー元ファイル名。ヌル値は LOG を意味します。ヌルを使用できるのは、<fromdev> もヌルの場合だけです。使用可能な値は、次のとおりです。

• LOG:<fromdev> が MEM またはヌルとして指定されている場合

• File_name:<fromdev> でコピーされる FFS 上のファイル名

fromdev コピー元ファイルが保管されているデバイス。ヌルは MEM を意味します。使用可能な値は、次のとおりです。

• MEM:ログ ファイル

• FFS:フラッシュ上のファイル(文字列)

tofile コピー先ファイルの名前を表す文字列。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-13Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.7 DLT-RFILE

使用上のガイドライン ONS 15216 EDFA3 の FFS からファイルを削除するには、Delete RFILE コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

DLT-RFILE:<TID>::<ctag>::FILE=<localfilename>;

入力パラメータ

例 DLT-RFILE:::123::FILE=bolog.txt;

EDFA3 2003-11-01 10:08:07M 123 COMPLD /* DLT-RFILE */;>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 ONS 15216 EDFA3 の FFS から指定のファイルが削除されます。

8.4.8 DLT-TRAPTABLE

使用上のガイドライン SNMP トラップ宛先テーブルから指定した行(<aid> = IP アドレスの場合)またはすべての行(<aid>= ALL またはヌルの場合)を削除するには、Delete Trap Table コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

DLT-TRAPTABLE:[TID]:[<aid>]:<ctag>;

入力パラメータ

例 DLT-TRAPTABLE::192.168.1.1:123;

EDFA3 2003-11-01 10:08:38M 123 COMPLD /* DLT-TRAPTABLE */;>

localfilename ONS 15216 EDFA3 の FFS 上にある、削除するファイルの名前。ファイル名は大文字と小文字が区別されます。このパラメータは文字列です。

aid aid は文字列形式の IP アドレスです。ALL またはヌルで、トラップ テーブル全体が削除されます。

ip トラップ レシーバの IP アドレス。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-14Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 SNMP トラップ宛先テーブルから特定の行(<aid> = IP アドレスの場合)またはすべての行(<aid>= ALL またはヌルの場合)が削除されます。

8.4.9 DLT-USER-SECU

使用上のガイドライン ユーザを削除するには、Delete User Security コマンドを使用します。このコマンドを使用できるのは、管理者だけです。<aid> ブロックにはユーザ ID を指定します。このコマンドを使用して、ログイン中のユーザを削除することはできません。

シンタックスの説明 入力形式

DLT-USER-SECU:[TID]:<uid>:<ctag>;

入力パラメータ

例 DLT-USER-SECU::EDFA3_USER:123;

EDFA3 2003-11-01 10:14:08M 123 COMPLD /* DLT-USER-SECU */;>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 指定したユーザが削除されます。

uid 文字列形式のユーザ ID。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-15Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.10 ED-DAT

使用上のガイドライン Telcordia GR-199 の定義に従って、NE の日付および時刻を編集するには、Edit Date and Time コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

ED-DAT:[<TID>]::[CTAG]::[<date>],[<time>];

入力パラメータ

例 ED-DAT:::123::2003-11-01,10-00-00;

EDFA3 2003-11-01 10:00:00M 123 COMPLD /* ED-DAT */;>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 指定した日付および時刻がアクティブになります。

8.4.11 ED-DWDM

使用上のガイドライン ONS 15216 EDFA3 光制御パラメータを設定するには、Edit DWDM コマンドを使用します。2 種類のモードがあります。

• 定出力パワー モード(OPWR)

• 定ゲイン モード(CGAIN)

シンタックスの説明 入力形式

ED-DWDM:[<TID>]:<aid>:<ctag>:::[CTRLMODE=<ctrlmode>], [LINE1TXPWRSP=<line1txpwrsp>],[PWROFFSET=<pwroffset>,][GAINSP=<gainsp>,] [TILTSP=<tiltsp>,][TILTOFFSET=<tiltoffset>,][OSRI=<osri>][:];

date 日付をこの値に変更します。形式は YYYY-MM-DD です。

time 時刻をこの値に変更します。形式は HH-MM-SS です。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-16Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

入力パラメータ

例 ED-DWDM::1:123:::CTRLMODE=CGAIN,LINE1TXPWRSP=10,PWROFFSET=0,GAINSP=15,TILTSP=0,TILTOFFSET=0,OSRI=ON;

EDFA3 2003-11-01 10:26:00A 2 REPT EVT DWDM "DWDM:GAINTHDHCHGD,TC,11-01,10-26-00,,,17.0dB,23.0dB,:\"Gain Degrade High Threshold Changed \"";

EDFA3 2003-11-01 10:26:00A 3 REPT EVT DWDM "DWDM:GAINCHGD,TC,11-01,10-26-00,,,15.0dB,21.0dB,:\"Gain Setpoint Changed \"";

EDFA3 2003-11-01 10:26:00A 4 REPT EVT DWDM "DWDM:GAINTHDLCHGD,TC,11-01,10-26-00,,,13.0dB,19.0dB,:\"Gain Degrade Low Threshold Changed \"";

EDFA3 2003-11-01 10:26:00M 123 COMPLD /* ED-DWDM */;>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 ONS 15216 EDFA3 の光制御パラメータが設定されます。

aid アクセス ID。1 または ALL のどちらかを使用します。

ctrlmode 増幅器制御モード(ctrlmode タイプ)。使用可能な値は、次の 2 つです。

• COPWR:定出力パワー

• CGAIN:定ゲイン(デフォルト)

line1txpwrsp 1 ミリワットを基準とするデシベル単位(dBm)で計測した、LINE1TX ポートに関する増幅器出力パワー セットポイント値。

pwroffset デシベル(dB)単位で計測した出力パワーのオフセット。

gainsp デシベル(dB)単位で計測したゲイン セットポイント。

tiltsp デシベル(dB)単位で計測したチルト セットポイント。

tiltoffset デシベル(dB)単位で計測したチルト オフセット。

osri OSRI タイプの光安全保護リモート インターロック。使用可能な値は、次の 2つです。

• ON:レーザーを強制的にオフにします。

• OFF:(デフォルト)レーザー ロックを外して、レーザーをオンにできるようにします。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-17Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.12 ED-EQPT

使用上のガイドライン パワー バス モードを設定するには、Edit Equipment コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

ED-EQPT:[<TID>]:<aid>:<ctag>:::PWRBUSMODE=<pwrbusmode>[:];

入力パラメータ

例 ED-EQPT::ALL:123:::PWRBUSMODE=DUPLEX;

EDFA3 2003-11-01 10:28:36M 123 COMPLD /* ED-EQPT */;>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 パワー バス モードが再設定されます。

aid 文字列。使用可能な値は、次のとおりです。

• PWR-A:PWRBUSMODE=SIMPLEX を設定

• PWR-B:PWRBUSMODE=DUPLEX を設定

• ALL:PWRBUSMODE=SIMPLEX または PWRBUSMODE=DUPLEX

pwrbusmode PWRBUSMODE タイプのパワー バス モード。使用可能な値は、次のとおりです。

• SIMPLEX:シンプレックス モードでは、バス A へのパワーだけが必要です。

• DUPLEX:デュプレックス(デフォルト)では、バス A とバス B の両方へのパワーが必要です。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-18Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.13 ED-NE-GEN

使用上のガイドライン NE アトリビュートを編集するには、Edit Network Element GEN コマンドを使用します。対象となるのは NE TID、ノード名、経度、緯度、IP アドレス、IP マスク、デフォルト ルータ、およびスタンバイ ファイルのファイル名です。SNMP Set Request 操作をイネーブルまたはディセーブルにする場合にも、このコマンドを使用します。

(注) IP アドレス および IP マスクは、同時に入力する必要があります。IP アドレスを変更すると、システムが新しい IP アドレスで再起動します。

シンタックスの説明 入力形式

ED-NE-GEN:[TID]::<ctag>:::[NAME=<name>],[DESCR=<descr>],[LONGITUDE=<longitude>], [LATITUDE=<latitude>],[IPADDR=<ipaddr>],[IPMASK=<ipmask>],[DEFRTR=<defrtr>], [STANDBYSW= <standbysw>],[SNMPSETREQ=<snmpsetreq>];

入力パラメータ

例 次に、IP アドレスを変更する例を示します。

ED-NE-GEN:::123:::IPADDR=192.168.1.2;

EDFA3 2003-11-01 10:29:47M 123 COMPLD /* CHANGING IP, EDFA3 RESTART */;>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 コマンドの値に基づいて、NE アトリビュートが変更されます。

name システムの sid/tid 名は文字列です。デフォルト値は EDFA3 です。

descr EDFA3 に関する記述。最長 64 文字の文字列形式です。

longitude NE 位置の経度。文字列形式で指定します。

latitude NE 位置の緯度。文字列形式で指定します。

ipaddr 文字列形式で指定した NE の IP アドレス。デフォルト値は 0.0.0.0 です。

ipmask 文字列形式で指定した NE のサブネット マスク。デフォルト値は 255.255.255.255 です。

defrtr 文字列形式で指定したデフォルト ルータの IP アドレス。デフォルト値は0.0.0.0 です。

standbysw 文字列形式で指定した、スタンバイ ファイルのファイル名。

snmpsetreq SNMP Set Request 操作のイネーブル / ディセーブルを示すフラグ。文字列形式で指定します。使用可能な値は、ENABLE(デフォルト)および DISABLE の 2 種類です。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-19Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.14 ED-PID

使用上のガイドライン ユーザが自分のパスワードを変更するには、Edit Password コマンドを使用します。変更したパスワードは、NE 上の TL1 ログには示されません。パスワードはヌルにできません。その他のユーザ識別情報およびアクセス権を変更できるのは、特権 / スーパーユーザが ED-USER-SECU コマンドを使用した場合だけです。

シンタックスの説明 入力形式

ED-PID:[TID]:<uid>:<ctag>::<oldpw>,<newpw>;

入力パラメータ

例 ED-PID::EDFA3_USER:123::**********,**********;

EDFA3 2003-11-01 10:11:01M 123 COMPLD /* ED-PID */;>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 コマンドの値に基づいて、ユーザ自身のパスワードが変更されます。

uid 文字列形式のユーザ ID。

oldpw パスワードには、1 つ以上の特殊文字(#、+、または %)および 1 つ以上の特殊文字以外の非英字文字を含める必要があります。パスワードの長さは 6 ~ 10 文字です。

newpw パスワードには、1 つ以上の特殊文字(#、+、または %)および 1 つ以上の特殊文字以外の非英字文字を含める必要があります。パスワードの長さは 6 ~ 10 文字です。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-20Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.15 ED-TRAPTABLE

使用上のガイドライン トラップ テーブルのコミュニティ ストリング値、UDP ポート値、およびバージョン値を変更するには、Edit Trap Table コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

ED-TRAPTABLE:[TID]:<aid>:<ctag>:::[TRAPCOM=<community>,][TRAPPORT=<port>,] [TRAPVER=<trap-version>][:];

入力パラメータ

例 ED-TRAPTABLE::192.168.1.1:123:::TRAPCOM=EDFA3_USER,TRAPPORT=162,TRAPVER=V1;

EDFA3 2003-11-01 10:08:25M 123 COMPLD /* ED-TRAPTABLE */;>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 コマンドの値に基づいて、トラップ テーブル値が変更されます。

8.4.16 ED-USER-SECUユーザの権限、パスワード、またはユーザ ID を編集するには、Edit User Security コマンドを使用します。このコマンドを使用できるのは、管理者だけです。

シンタックスの説明 入力形式

ED-USER-SECU:[TID]:<uid>:<ctag>::<newuid>,<newpid>,,<uap>:;

入力パラメータ

aid aid は、トラップ レシーバの IP アドレスです。この IP を 0.0.0.0 にすることはできません。

community 6 ~ 32 文字のコミュニティ ストリング。ヌルにはできません。

port 整数形式の UDP ポート番号。

trap version 文字列形式のトラップ バージョン。使用できる値は v1 または v2 です。

uid 文字列形式のユーザ ID。

newuid 文字列形式の新規ユーザ ID。

newpid 新しいパスワードには、1 つ以上の特殊文字(#、+、または %)および 1 つ以上の特殊文字以外の非英字文字を含める必要があります。パスワードの長さは 6 ~ 10 文字です。

uap UserPrivilege タイプのアクセス権限。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-21Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

例 ED-USER-SECU::EDFA3_USER:123::EDFA_USER,**********,,RW;

EDFA3 2003-11-01 10:18:29M 123 COMPLD /* ED-USER-SECU */;>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 コマンドの値に基づいて、ユーザのユーザ ID およびパスワードが変更されます。

8.4.17 ENT-TRAPTABLE

使用上のガイドライン SNMP トラップ宛先テーブルにエントリを追加するには、Enter Trap Table コマンドを使用します。IP アドレス エントリごとに、1 つずつ新しいコミュニティ ストリングを表します。次のフィールドを定義します。

• トラップ レシーバ IP アドレス

• UDP ポート番号

• 6 ~ 32 文字のコミュニティ ストリング

• バージョン

<aid> は IP アドレスであり、SNMP トラップ宛先テーブルの特定の行を識別するためにコマンドが使用します(表 8-9 を参照)。したがって、テーブル内で IP アドレスが重複しないようにする必要があります。

SNMP トラップ宛先テーブルの最大行数は 10 です。

(注) ENT-TRAPTABLE コマンドの <aid> は必須です。トラップ レシーバだけではなく、SNMP マネージャにも使用されます。ユーザが MIB を参照できるのは、トラップ宛先テーブルにブラウザ ワークステーションの IP アドレスが入力されている場合だけです。

表 8-9 SNMP トラップ宛先テーブルの例

IP アドレス <aid>UDP ポート番号 <trapport>

コミュニティ ストリング <trapcom> バージョン <trapver>

10.51.100.65 162 Community_string1 v1

10.51.100.66 163 Community_string2 v2

10.51.100.67 164 Community_string3 v1

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-22Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

シンタックスの説明 入力形式

ENT-TRAPTABLE:[<TID>]:<aid>:<ctag>::[TRAPCOM=<trapcom>],[TRAPPORT=<trapport>], [TRAPVER=<trapver>];

入力パラメータ

例 ENT-TRAPTABLE::192.168.1.1:123::TRAPCOM=EDFA3_USER,TRAPPORT=162,TRAPVER=V1;

EDFA3 2003-11-01 10:08:15M 123 COMPLD /* ENT-TRAPTABLE */;>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 コマンドの値に基づいて、トラップ テーブルが変更されます。

8.4.18 ENT-USER-SECU

使用上のガイドライン ユーザ アカウントを追加するには、Enter User Security コマンドを使用します。このコマンドを使用できるのは、管理者だけです。

シンタックスの説明 入力形式

ENT-USER-SECU:[<TID>]:<uid>:<ctag>::<pid>,,<uap>:;

入力パラメータ

aid トラップ レシーバの IP アドレス。0.0.0.0 以外の値を指定する必要があります。

trapcom コミュニティ ストリング。6 ~ 32 文字の文字列形式で指定します。<trapcom> を指定しなかった場合は、CISCO15 が割り当てられます。

trapport UDP ポート番号。<port> を指定しなかった場合は、値 162 が割り当てられます。

trapver トラップ バージョン。使用できる値は v1 または v2 です。<trapversion> を指定しなかった場合は、v1 がデフォルトとして割り当てられます。

uid 文字列形式のユーザ ID。

pid ユーザのパスワードすなわちプライベート ID です。文字列形式です。

uap UserPrivilege タイプの、ユーザのアクセス権限です。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-23Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

例 ENT-USER-SECU::EDFA3_USER:123::**********,,RWA;

EDFA3 2003-11-01 10:14:16M 123 COMPLD /* ENT-USER-SECU */;>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 セキュリティ パラメータおよびアクセス レベルを含めて、新規ユーザがシステムに入力されます。

8.4.19 INH-MSG-ALL

使用上のガイドライン NE に対して自律メッセージの送信をディセーブルにするように指示するには、Inhibit Message Allコマンドを使用します。ALW-MSG を使用すると、逆の指示が可能です。

(注) アラームは引き続き生成され、RTRV-COND または RTRV-ALM を使用して取得できます。

同じパラメータ値を使用して、同じセッションでこのコマンドを 2 回続けて使用すると(すなわち、2 つのコマンドの間に ALW-MSG-ALL を実行しなかった場合)、SAIN(Already Inhibited)エラーメッセージが生成されます。

INH-MSG-ALL コマンドが有効なのは、パラメータ <ntfcncde> および <condtype> に指定されている条件を満たすアラームが存在する場合です。たとえば、ユーザが通知コード(ntfcncde)に MN を指定して特定のアラームを禁止し、その後、同じコマンドで ntfcncde が MN のすべてのアラームを禁止した場合、2 つめのアラームの対象は最初のアラームの対象と異なるので、2 つめのコマンドは有効です。

シンタックスの説明 入力形式

INH-MSG-ALL:[<TID>]:[<aid>]:[CTAG]::[<ntfcncde>],[<condtype>][,];

(注) どのパラメータも指定されていない場合は、ヌルではないフィールドの条件を満たすアラームが禁

止されます。

入力パラメータ

aid アクセス ID。このコマンドでは、<aid> は ALL です。

ntfcncde 一部の自動メッセージに対応付けられる 2 文字の通知コード。ntfcncde は、NotificationCode タイプです。ヌル値の場合、既存の <ntfcncde> の禁止がすべてそのまま維持されます。

condtype 禁止するアラームまたはイベントの条件タイプです。ALL はすべてのタイプにマップされます。ntfcncde にヌル値があった場合、禁止がそのまま維持されます。ntfcncdeと condtype の両方がヌルの場合は、すべてのメッセージが禁止されます。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-24Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

例 INH-MSG-ALL:::123;

EDFA3 2003-11-01 10:00:11M 123 COMPLD /* INH-MSG-ALL */;>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 すべての REPT ALM および REPT EVT 自律メッセージが禁止されます。

8.4.20 INIT-SYS

使用上のガイドライン ONS 15216 EDFA3 をリブートするには、Initialize System コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

INIT-SYS:[<TID>]:<aid>:<ctag>::<ph>;

入力パラメータ

(注) INIT-SYS は、現在のデフォルト コード イメージ(同じファームウェア)で ONS 15216EDFA3 を再起動します。システムを再起動し、新しくダウンロードしたコード イメージ(新しいファームウェア)に切り替える場合は、「8.4.3 APPLY」コマンドを参照してください。

例 INIT-SYS::EQPT:123::1;

EDFA3 2003-11-01 11:55:52A 24 REPT EVT EQPT "EQPT:SOFTWARERESET,TC,11-01,11-55-52,,,,:\"Software Reset \"";

EDFA3 2003-11-01 11:55:52M 123 COMPLD /* INIT-SYS */;>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

aid 使用できる値は EQPT および ALL です。どちらも結果は同じです。

ph 実行する初期化、ルーチン、または関数のレベルです。

<ph> パラメータは整数でなければなりません。現在、使用できる値は単一 10 進数値の [1] だけです。この場合、システムがソフト リブートして、現在のデフォルトのコード イメージ(同じファームウェア)で再起動します。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-25Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

コマンドの結果 システムがリブートします。

8.4.21 RTRV-ALM-ALL

使用上のガイドライン アクティブなすべてのアラーム条件について、現在のステータスを取得して送信するには、RetrieveAlarm All コマンドを使用します。入力パラメータをフィルタとして使用することにより、取得するアラーム条件または重大度を指定できます。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-ALM-ALL:[TID]::<123>::[<ntfcncde>],[<alarmMsg>],[<srveff>][,,,,,];

入力パラメータ

出力形式

<sid> <date> <time>M # COMPLD "<aid>,<aidtype>:<ntfcncde>,<alarmMsg>,<srveff>,<ocrdat>,<ocrtm>,,:<conddescr>";

出力パラメータ

例 RTRV-ALM-ALL:::123;

EDFA3 2003-11-01 11:54:40M 123 COMPLD "1,DWDM:CR,LINE1RXPWRFL,SA,11-01,11-54-38,,:\"Power Fail Low LINE1RX Port \"" "PWR-B,EQPT:MN,PWRBUSB,NSA,11-01,11-51-42,,:\"POWER BusB Alarm\"";>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

ntfcncde NotificationCode タイプの通知コード。ヌル値は ALL と同じです。

alarmMsg AlarmMsg タイプのアラーム条件タイプ。ヌル値は ALL と同じです。

srveff ServiceEffect タイプのサービスの影響です。ヌル値は ALL と同じです。

aid 文字列形式のアクセス ID。

aidtype 文字列形式の aid タイプ。値は DWDM または EQPT のどちらかです。

ntfcncde NotificationCode タイプの通知コード。

alarmMsg AlarmMsg タイプのアラーム条件。

srveff これは、アラーム条件によってサービスが受ける影響で、タイプは ServiceEffect です。

ocrdat 出力対象となったアラームの発生した日付。日付形式です。

ocrtm 出力対象となったアラームの発生した時刻。時刻形式です。

conddescr アラームの詳細な記述。文字列形式です。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-26Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

コマンドの結果 アクティブなすべてのアラーム条件について、現在のステータスが取得されて表示されます。

8.4.22 RTRV-ALM-DWDM

使用上のガイドライン アクティブ DWDM アラームに関するレポートを作成するには、Retrieve Alarm DWDM コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-ALM-DWDM:[TID]::<ctag>::[<ntfcncde>],[<alarmDwdm>],[<srveff>][,,,,,];

入力パラメータ

出力形式

<sid> <date> <time>M <ctag> COMPLD”1, DWDM:<ntfcode>,<alarmDwdm>,<srveff>,<ocrdat>,<ocrtm>,,:<conddescr>”

出力パラメータ

例 RTRV-ALM-DWDM:::123;

EDFA3 2003-11-01 11:54:49M 123 COMPLD "1,DWDM:CR,LINE1RXPWRFL,SA,11-01,11-54-38,,:\"Power Fail Low LINE1RX Port \"";

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 アクティブな DWDM アラームに関するレポートが作成されます。

ntfcncde NotificationCode タイプの通知コード。ヌル値は ALL と同じです。

alarmDwdm Alarm_DWDM タイプのアラーム条件。ヌル値は ALL と同じです。

srveff ServiceEffect タイプのサービスの影響。ヌル値は ALL と同じです。

ntfcncde NotificationCode タイプの通知コード。

alarmDwdm Alarm_DWDM タイプのアラーム タイプ。

srveff ServiceEffect タイプのサービスの影響です。

ocrdat 出力対象となるイベントが発生した日付。日付形式です。

ocrtm 出力対象となるイベントが発生した時刻。時刻形式です。

conddescr アラームの詳細な記述。文字列形式です。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-27Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.23 RTRV-ALM-EQPT

使用上のガイドライン アクティブな機器アラームに関するレポートを作成するには、Retrieve Alarm Equipment コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-ALM-EQPT:[TID]::<ctag>::[<ntfcncde>],[<alarmMsg>],[<srveff>][,,,];

入力パラメータ

出力形式

<sid> <date> <time>M <ctag> COMPLD "EQPT,EQPT:<ntfcncde>,<alarmMsg>,<srveff>,<ocrdat>,<ocrtm>,,:<conddescr>";

出力パラメータ

例 RTRV-ALM-EQPT:::123;

EDFA3 2003-11-01 11:54:53M 123 COMPLD "EQPT,EQPT:MN,PWRBUSB,NSA,11-01,11-51-42,,:\"POWER BusB Alarm\"";

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 アクティブな機器アラームに関するレポートが作成されます。

ntfcncde NotificationCode タイプの通知コード。ヌル値は ALL と同じです。

alarmMsg Alarm_EQPT タイプのアラーム条件タイプ。ヌル値は ALL と同じです。

srveff ServiceEffect タイプのサービスの影響。ヌル値は ALL と同じです。

ntfcncde NotificationCode タイプの通知コード。

alarmMsg Alarm_EQPT タイプのアラーム条件タイプ。

srveff ServiceEffect タイプのサービスの影響。

ocrdat 出力対象となるイベントが発生した日付。日付形式です。

ocrtm 出力対象となるイベントが発生した時刻。時刻形式です。

conddescr アラームの詳細な記述。文字列形式です。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-28Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.24 RTRV-ATTR-ALL

使用上のガイドライン アラームの重大度に関するレポートを作成するには、Retrieve Alarm Severity コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-ATTR-ALL:[TID]::<CTAG>::[<ntfcncde>],[<condtype>][,,,];

入力パラメータ

出力形式

<sid> <date> <time>M # COMPLD "EQPT,EQPT:MN,CTMP,,”

“EQPT,EQPT:MJ, DATAFLT”

出力パラメータ

例 RTRV-ATTR-ALL:::123;

EDFA3 2003-11-01 11:48:11M 123 COMPLD "EQPT,EQPT:MN,BACKUPREST,," "EQPT,EQPT:MJ,COMFAIL,," "EQPT,EQPT:MN,CTMP,," "EQPT,EQPT:MJ,DATAFLT,," "EQPT,EQPT:CR,EQPT,," "EQPT,EQPT:MJ,FFSFULL,," "EQPT,EQPT:MN,FTMP,," "1,1:NA,GAINDH,," "1,1:NA,GAINDL,," "EQPT,EQPT:MJ,L1BIASD,," "EQPT,EQPT:CR,L1BIASF,," "EQPT,EQPT:MN,L1TMP,," "EQPT,EQPT:MJ,L2BIASD,," "EQPT,EQPT:CR,L2BIASF,," "EQPT,EQPT:MN,L2TMP,," "1,1:CR,LINE1RXPWRFL,," "1,1:NA,LINE1TXPWRDH,," "1,1:NA,LINE1TXPWRDL,," "1,1:NA,LINE1TXPWRFL,," "1,1:NA,LINE2RXPWRFL,," "EQPT,EQPT:MJ,MEMLOW,," "PWR-A,EQPT:MN,PWRBUSA,," "PWR-B,EQPT:MN,PWRBUSB,," "EQPT,EQPT:MN,SFTWDOWN,," "1,1:NA,VOADH,," "1,1:NA,VOADL,," "1,1:NA,VOAFH,,";>

ntfcncde NotificationCode タイプの通知コード。ヌル値は ALL と同じです。

condtype 条件タイプ。ヌル値は ALL と同じです。

ntfcncde NotificationCode タイプの通知コード。

aid EQPT または 1 です。

aidtype 1、PWR-A、PWR-B、または EQPT のいずれか 1 つです。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-29Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 このコマンドが有効なのは、パラメータ <ntfcncde> および <condtype> に指定されている条件を満たすアラームが存在する場合です。一方のパラメータが指定されていない場合は、ヌルではない

フィールドの条件を満たすアラームが許可されます。

8.4.25 RTRV-ATTR-DWDM

使用上のガイドライン 光アラームに対応付けられた重大度を取得するには、Retrieve Optical Alarm Severity コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-ATTR-DWDM:[<TID>]:[<aid>]:<ctag>::[<ntfcncde>],[<condtype>] [,,,];

入力パラメータ

出力形式

<sid> <date> <time>M <ctag> COMPLD "<aid>[,<aidtype>]:[<ntfcncde>],<condtype>,,";

出力パラメータ

RTRV-ATTR-DWDM コマンドが有効なのは、パラメータ <ntfcncde> または <condtype> に指定されている条件を満たすアラームが存在する場合です。パラメータが指定されていない場合は、ヌルで

はないフィールドの条件を満たすアラームが許可されます。

aid 1 または ALL。

ntfcncde ヌル値は ALL と同じです。

condtype ヌルまたは ALL。ヌル値はデフォルトで ALL(すべての条件タイプ)とみなされます。

aid 常に 1。

aidtype 常に 1。

ntfcncde NotificationCode タイプの通知コード。

condtype 取得するアラームまたはイベントの条件タイプ。ALL はすべてのタイプにマップされます。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-30Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

例 RTRV-ATTR-DWDM:::123;

EDFA3 2003-11-01 11:43:08M 123 COMPLD "1,1:MN,GAINDH,," "1,1:MN,GAINDL,," "1,1:CR,LINE1RXPWRFL,," "1,1:MN,LINE1TXPWRDH,," "1,1:MN,LINE1TXPWRDL,," "1,1:CR,LINE1TXPWRFL,," "1,1:CR,LINE2RXPWRFL,," "1,1:MN,VOADH,," "1,1:MN,VOADL,," "1,1:CR,VOAFH,,";>

コマンドの結果 光アラームに対応付けられた重大度が取得されます。

8.4.26 RTRV-ATTR-EQPT

使用上のガイドライン 機器アラームに対応付けられた重大度を取得するには、Retrieve Equipment Alarm Severity コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-ATTR-EQPT:[<TID>]:[<aid>]:<ctag>::[<ntfcncde>],[<condtype>] [,,,];

入力パラメータ

出力形式

<sid> <date> <time>M <ctag> COMPLD "<aid>[,<aidtype>]:[<ntfcncde>],<condtype>,,";

出力パラメータ

RTRV-ATTR-EQPT コマンドが有効なのは、パラメータ <ntfcncde> および <condtype> に指定されている条件を満たすアラームが存在する場合です。パラメータが指定されていない場合は、ヌルでは

ないフィールドの条件を満たすアラームが許可されます。

aid PWR-A、PWR-B、EQPT、または ALL です。

ntfcncde ヌル値は ALL と同じです。

condtype ヌルまたは ALL。ヌル値はデフォルトで ALL(すべての条件タイプ)とみなされます。

aid EQPT

aidtype PWR-A、PWR-B、または EQPT

ntfcncde NotificationCode タイプの通知コード。

condtype 取得するアラームまたはイベントの条件タイプ。ALL はすべてのタイプにマップされます。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-31Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

例 RTRV-ATTR-EQPT:::123;

EDFA3 2003-11-01 11:48:05M 123 COMPLD

"EQPT,EQPT:MN,BACKUPREST,,""EQPT,EQPT:MJ,COMFAIL,,""EQPT,EQPT:MN,CTMP,,""EQPT,EQPT:MJ,MEMLOW,,""PWR-A,EQPT:MN,PWRBUSA,,""PWR-B,EQPT:MN,PWRBUSB,,""EQPT,EQPT:MN,SFTWDOWN,,"

;>

コマンドの結果 機器アラームに対応付けられた重大度が取得されます。

8.4.27 RTRV-AO

使用上のガイドライン 通信リンクが使用できないためにオペレーティング システムに送信できなかった、キューに格納されている自律メッセージまたは喪失した自律メッセージのコピーをオペレーティング システムが取得できるようにするには、Retrieve Autonomous Output コマンドを使用します。自律メッセージの例は、REPT ALM、REPT EVT などです。

ユーザが取得できる直近の自律(アラームおよびイベント)メッセージの数は 1000 ですが、通常は 200 未満に制限する必要があります。そうしないと、アラーム レポートや他のユーザのアクティブ セッションに影響をおよぼす可能性があります。大量のメッセージを取得する場合は、FTP を使用してログ ファイルを取得してください。

(注) atagseq がヌルの場合は、20 の直近のメッセージが取得されます。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-AO:[<TID>]::<ctag>:::[ATAGSEQ=<atagseq>],[MSGTYPE=<msgtype>];

入力パラメータ

出力パラメータ

保管されている自律メッセージがどれも選択条件を満たさない場合は、標準応答全体が送信されま

す。保管されている 1 つまたは複数の自律メッセージが条件を満たす場合は、標準応答で ATAG 順にメッセージが報告されます。

atagseq 取得する自律メッセージの ATAG の整数部分です。ATAGSEQ = a&&b は、a ~ b のATAG 範囲を一覧表示するという意味です。a および b は整数です。atagseq は範囲内の整数です。ヌル値は ALL と同じです。

msgtype EVT および ALM を含むメッセージ タイプです。msgtype は MessageType タイプです。ヌル値は ALL と同じです。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-32Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

例 入力例

RTRV-AO:::123;

出力例

TID-000 03-09-20 14-30-00M 001 COMPLDA 2 REPT EVT DWDM“DWDM LASEARCHGD,TC,09-20,00-14:30:30,,,OV,APR,:\”Laser Status Changed\”;

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 通信リンクが使用できないために、オペレーティング システムに送信されなかった、キュー内の自律メッセージまたは喪失した自律メッセージのコピーが取得されます。

8.4.28 RTRV-COND-ALL

使用上のガイドライン NE に関連する現在の条件を取得するには、Retrieve Condition All コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-COND-ALL:[<TID>]::<ctag>::[<alarmMsg>],,,;

入力パラメータ

出力形式

<sid> <date> <time>M <ctag> COMPLD

"<aid>,<ccm>:<ntfcncde>,<alarmMsg>,<svreff>,<ocrdat>,<ocrtm>,,,:<conddescr>"

;

出力パラメータ

alarmMsg アラーム メッセージ タイプ。alarmMsg は AlarmMsg タイプです。ヌル値はALL と同じです。

aid PWR-A、PWR-B、1、または EQPT のいずれか 1 つを使用します。

ccm DWDM または EQPT のいずれか 1 つを使用します。

ntfcncde 通知コード。ntfcncde は NotificationCode タイプです。

alarmMsg アラーム タイプ。alarmMsg は AlarmMsg タイプです。

srveff サービスの影響。srveff は ServiceEffect タイプです。

ocrdat 出力対象となるイベントが発生した日付。日付形式です。

ocrtm 出力対象となるイベントが発生した時刻。時刻形式です。

conddescr アラームの詳細な記述。文字列形式です。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-33Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

例 RTRV-COND-ALL:::123;

EDFA3 2003-11-01 11:54:57M 123 COMPLD"1,DWDM:CR,LINE1RXPWRFL,SA,11-01,11-52-39,,,:\"Power Fail Low LINE1RX Port\"""PWR-B,EQPT:MN,PWRBUSB,NSA,11-01,11-23-34,,,:\"POWER BusB Alarm\"";

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 NE に関連する現在の条件が取得されます。

8.4.29 RTRV-COND-DWDM

使用上のガイドライン 現在の DWDM 条件を取得するには、Retrieve Condition DWDM コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-COND-DWDM:[<TID>]::<ctag>::[<alarmDwdm>],,,;

入力パラメータ

出力形式

<sid> <date> <time>M <ctag> COMPLD "<aid>,DWDM:<ntfcncde>,<alarmDwdm>,<srveff>,<ocrdat>,<ocrtm>,,,:<conddescr>";

出力パラメータ

例 RTRV-COND-DWDM:::123;

EDFA3 2003-11-01 11:55:11M 123 COMPLD"1,DWDM:CR,LINE1RXPWRFL,SA,11-01,11-52-39,,,:\"Power Fail Low LINE1RX Port\"";>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

alarmDwdm Alarm_DWDM タイプのアラーム条件。ヌル値は ALL と同じです。

aid PWR-A、PWR-B、1、または EQPT のいずれか 1 つです。

ntfcncde NotificationCode タイプの通知コード。

alarmDwdm アラーム タイプ。alarmDwdm は Alarm_DWDM タイプです。

srveff サービスの影響。srveff は ServiceEffect タイプです。

ocrdat 出力対象となるイベントが発生した日付。日付形式です。

ocrtm 出力対象となるイベントが発生した時刻。時刻形式です。

conddescr アラームの詳細な記述。文字列形式です。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-34Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

コマンドの結果 現在の DWDM 条件が取得されます。

8.4.30 RTRV-COND-EQPT

使用上のガイドライン 現在の機器条件を取得するには、Retrieve Condition Equipment コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-COND-EQPT:[<TID>]::<ctag>::[<alarmEqpt>],,,;

入力パラメータ

出力形式

<sid> <date> <time>M <ctag> COMPLD "<aid>,<ccm>:<ntfcncde>,<alarmEqpt>,<srveff>,<ocrdat>,<ocrtm>,,,<conddescr>";

出力パラメータ

例 RTRV-COND-EQPT:::123;

EDFA3 2003-11-01 11:55:27M 123 COMPLD"PWR-B,EQPT:MN,PWRBUSB,NSA,11-01,11-23-34,,,:\"POWER BusB Alarm\"";

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 現在の機器条件が取得されます。

alarmEqpt Alarm_EQPT タイプのアラーム条件。ヌル値は ALL と同じです。

aid ONS 15216 EDFA3 のアクセス ID。

ccm 常に EQPT。

ntfcncde 通知コード。ntfcncde は NotificationCode タイプです。

alarmEqpt アラーム条件。alarmEqpt は Alarm_EQPT タイプです。

srveff サービスの影響。srveff は ServiceEffect タイプです。

ocrdat 出力対象となるイベントが発生した日付。日付形式です。

ocrtm 出力対象となるイベントが発生した時刻。時刻形式です。

conddescr 条件の詳細な記述。文字列形式です。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-35Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.31 RTRV-DFLT-SECU

使用上のガイドライン さまざまなユーザ セキュリティ レベルに対応する、自動ログアウトの時間間隔を取得するには、Retrieve Default Security コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-DFLT-SECU:[<TID>]:<uap>:<ctag>;

入力パラメータ

出力形式

<sid> <date> <time>M <ctag> COMPLD "<aid>:AL=<uap>,TMOUT=<tmout>";

出力パラメータ

例 RTRV-DFLT-SECU::ALL:123;

EDFA3 2003-11-01 11:37:18M 123 COMPLD "EQPT:AL=RWA,TMOUT=15MIN" "EQPT:AL=RW,TMOUT=30MIN" "EQPT:AL=R,TMOUT=60MIN";>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 さまざまなユーザ セキュリティ レベルに対応付けられた自動ログアウトの時間間隔が取得されます。

uap ユーザ アクセス権限。uap は UserPrivilege タイプです。uap をヌルにすることはできません。

aid EQPT または ALL。

tmout 自動ログアウトの時間間隔。文字列形式です。値の範囲は 1 ~ 999 分です。

uap ユーザ アクセス権限。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-36Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.32 RTRV-DWDM

使用上のガイドライン ONS 15216 EDFA3 光パラメータを取得するには、Retrieve DWDM コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-DWDM:[<TID>]:<aid>:<ctag>[::::];

入力パラメータ

出力形式

<sid> <date> <time>M <ctag> COMPLD"[<aid>]:[CTRLMODE=<ctrlmode>],[LINE1TXPWR=<line1txpwr>],[LINE1TXPWRSP=<line1txpwrsp>], [LINE1RXPWR=<line1rxpwr>],[LINE2RXPWR=<line2rxpwr>],[LINE2TXPWR=<line2txpwr>], [PWROFFSET= <pwroffset>],[GAIN=<gain>],[GAINSP=<gainsp>],[TILT=<tilt>],[TILTSP=<tiltsp>], [TILTOFFSET= <tiltoffset>],[DCULOSS=<dculoss>],[OSRI=<on/off>],[LASTATUS=<on/off>],[VOA=<voa>]";

出力パラメータ

aid コマンドが関連する NE のエンティティを特定します。1 または ALL のいずれかを使用します。

aid 1

ctrlmode 増幅器制御モード。使用可能な値は 2 つあります。

• COPWR:定出力パワー

• CGAIN:定ゲイン

LINE1TXpwr LINE1TX ポートに関連する増幅器の出力パワー値(dBm)。

LINE1TXpwrsp LINE1TX ポートに関連する増幅器出力パワー セットポイント値(dBm)。

LINE1RXpwr LINE1RX ポートに関連する増幅器の入力パワー値(dBm)。

LINE2RXpwr LINE2RX ポートに関連するパワー値(dBm)。

LINE2TXpwr LINE2TX ポートに関連するパワー値(dBm)。

pwroffset 出力パワー オフセット(dB)。

gain ゲイン値(dB)

gainsp ゲイン セットポイント(dB)。

tilt チルト値(dB)。

tiltsp チルト セットポイント(dB)。

tiltoffset チルト オフセット(dB)。

dculoss DCU 挿入損失値(dB)。

osri OSRI タイプの光安全保護リモート インターロック。使用可能な値は 2 つあります。

• ON:レーザーを強制的にオフにします。

• OFF:(デフォルト)レーザー ロックを外して、レーザーをオンにできるようにします。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-37Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

例 RTRV-DWDM::ALL:123;

EDFA3 2003-11-01 10:20:28M 123 COMPLD"1:CTRLMODE=CGAIN,LINE1TXPWR=-60.0dBm,LINE1TXPWRSP=10.0dBm,LINE1RXPWR=-5.1dBm, LINE2RXPWR=-39.1dBm,LINE2TXPWR=-60.0dBm,PWROFFSET=0.0dB,GAIN=0.0dB,GAINSP=21.0dB, TILT=15.0dB,TILTSP=0.0dB,TILTOFFSET=0.0dB,DCULOSS=14.8dB,OSRI=ON,LASSTATUS=OFF,VOA=0.0dB";>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 ONS 15216 EDFA3 の光パラメータが取得されます。

8.4.33 RTRV-EQPT

使用上のガイドライン パワー バス モードを取得するには、Retrieve Equipment コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-EQPT:[<tid>]:<aid>:<ctag>[::::];

入力パラメータ

出力形式

<sid> <date> <time>M <ctag> COMPLD“<aid>:[PWRBUSMODE=<pwrbusmode>,][POWERBUSAVAL=<powerbusaval>,] [POWERBUSBVAL=<powerbusbval,>][CASETEMP=<casetemp>,][FIBERTEMP=<fibertemp>,] [LASERBIAS1=<laserbias1>,][LASERBIAS2=<laserbias2>,][PUMPTEMP1=<pumptemp1>,] [PUMPTEMP2=<pumptemp2>]

lasstatus レーザー ステータスでは、EDFA3 に存在するすべてのレーザーのステータス(On、Off、APR)が要約されます。

voa VOA 値(dB)。

aid コマンドが関連する NE のエンティティを特定します。次のいずれかを使用します。

• PWR-A:PWRBUSMODE および POWERBUSAVAL を取得

• PWR-B:PWRBUSMODE および POWERBUSBVAL を取得

• EQPT:CASETEMP、FIBERTEMP、LASERBIAS(1 および 2)、および PUMPTEMP(1 および 2)を取得

• ALL:PWRBUSMODE、POWERBUSAVAL、POWERBUSBVAL、CASETEMP、FIBERTEMP、LASERBIAS(1 および 2)、および PUMPTEMP(1 および 2)を取得

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-38Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

出力パラメータ

例 IRTRV-EQPT::ALL:123;

EDFA3 2003-11-01 10:27:23M 123 COMPLD "EQPT:PWRBUSMODE=DUPLEX,POWERBUSAVAL=48.2V,POWERBUSBVAL=48.2V,CASETEMP=32.2C,FIBERTEMP=50.0C,LASERBIAS1=0.0mA,LASERBIAS2=0.0mA,PUMPTEMP1=24.9C,PUMPTEMP2=25.0C";>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 パワー バス モードが取得されます。

aid PWRBUSMODE=SIMPLEX および POWERBUSAVAL の場合は PWR-A、PWRBUSMODE=DUPLEX および POWERBUSBVAL の場合は PWR-B を取得します。

pwrbusmode パワー バス モード。

• SIMPLEX:パワー バス A へのパワーだけが必要

• DUPLEX:パワー バス A およびパワー バス B の両方にパワーが必要

powerbusaval パワー バス A の現在値。

powerbusbval パワー バス B の現在値。

casetemp ケース温度値。

fibertemp ファイバ温度値。

laserbias1 第 1 ステージのレーザー バイアス値。

laserbias2 第 2 ステージのレーザー バイアス値。

pumptemp1 第 1 ステージのポンプ温度値。

pumptemp2 第 2 ステージのポンプ温度値。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-39Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.34 RTRV-HDR

使用上のガイドライン ネットワーク要素の PING には、標準キープアライブ メッセージである Retrieve Header コマンドを使用します。このコマンドにより現在時および NE の TID も返されます。TID を指定しなかった場合は、RTRV-HDR に対する応答で TID を調べることができます。これは、NMA にとって重要なコマンドです。

シンタックスの説明 RTRV-HDR:[TID]::[CTAG];

例 RTRV-HDR:::123;

EDFA3 2003-11-01 11:49:53M 123 COMPLD;>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 ネットワーク要素に対して PING が実行されます。

8.4.35 RTRV-INV

使用上のガイドライン Common Language Equipment Identifier(CLEI)コードを含め、ONS 15216 EDFA3 のコンポーネント情報を取得するには、Retrieve Inventory コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-INV:[<TID>]:<aid>:<ctag>[::::];

入力パラメータ

出力形式

<sid> <date> <time>M <ctag> COMPLD"[<aid>]:[CLEICODE=<cleicode>],[HARDWAREREV=<hardwarerev>],[FIRMWAREREV=<firmwarerev>], [SOFTWAREREV=<softwarerev>],[SOFTWAREUPDATE=<softwareupdate>],[SERIALNUM=<serialnum>], [MFGNAME=<mfgname>],[MODELNAME=<modelname>]";

aid EQPT または ALL を指定できます。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-40Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

出力パラメータ

例 RTRV-INV::ALL:123;

EDFA3 2003-11-01 11:50:02M 123 COMPLD"EQPT:CLEI=WMM7BG0ARA,HARDWAREREV=1.0.4,FIRMWAREREV=3.11.0,SOFTWAREREV=01.00.00, HARDWAREREV=3.11.0,SOFTWAREUPDATE=1980-01-0108-30-38,SERIALNUM=ANX00000001, MFGNAME=Cisco Systems,MODELNAME=PEMLB0C17CS03R6";>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 ONS 15216 EDFA3 のコンポーネント情報が取得されます。

8.4.36 RTRV-NE-GEN

使用上のガイドライン NE の一般情報を取得するには、Retrieve Network Element GEN コマンドを使用します。次の情報が取得されます。

• NE TID

• ノード名

• 経度

• 緯度

• IP アドレス

• IP サブネット マスク

• ゲートウェイ

• MAC アドレス

• ブート テーブルの内容

aid 固定文字列で、省略可能です。

cleicode CLEI コード。cleicode は文字列であり、省略可能です。

hardwarerev 文字列形式のハードウェア バージョン。省略可能です。

firmwarerev 文字列形式のファームウェア バージョン。省略可能です。

softwarerev 文字列形式のソフトウェア バージョン。省略可能です。

softwareupdate 文字列形式のソフトウェア更新日付。省略可能です。

serialnum 文字列形式のシリアル番号。省略可能です。

mfgname 文字列形式の製造元名。省略可能です。

modelname 文字列形式のモデル名。省略可能です。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-41Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-NE-GEN:[<TID>]::[CTAG];

出力形式

<sid> <date> <time>M <ctag> COMPLD"<aid>:NAME=<name>,DESCR=<descr>,LONGITUDE=<longitude>,LATITUDE=<latitude>, IPADDR=<ipaddr>,IPMASK=<ipmask>,DEFRTR=<defrtr>,MACADDRESS=<macaddress>, ACTIVESW=<activesw>,STANDBYSW=<standbysw>,SNMPSETREQ=<snmpsetreq>";

出力パラメータ

例 RTRV-NE-GEN:::123;

EDFA3 2004-01-28 16:28:08M 123 COMPLD"EQPT:NAME=EDFA3,DESCR=ONS15216EDFA3,LONGITUDE=,LATITUDE=,IPADDR=192.9.0.7, IPMASK=255.255.255.0,DEFRTR=0.0.0.0,MACADDRESS=0010EC8042B0, ACTIVESW=ONS15216Edfa3-00.04.17-004A-16.18,STANDBYSW=ONS15216Edfa3-00.04.17-004A-16.18, SNMPSETREQ=ENABLE";>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 ネットワーク要素の一般情報が取得されます。

aid このコマンドには、常に EQPT を使用します。

name システム sid/tid(文字列形式)。

descr 最大 64 文字の EDFA3 に関する記述(文字列形式)。

longitude システムの経度(文字列形式)。

latitude システムの緯度(文字列形式)。

ipaddr IP アドレス(文字列形式)。

ipmask IP サブネット マスク(文字列形式)。

defrtr ゲートウェイ(文字列形式)。

macaddress MAC アドレス(文字列形式)。

activesw アクティブ ソフトウェア ファイルの名前(文字列形式)。

standbysw スタンバイ ソフトウェア ファイル(文字列形式)。

snmpsetreq SNMP Set Request 操作のステータス(ENABLE または DISABLE)(文字列形式)。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-42Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.37 RTRV-RFILE

使用上のガイドライン FFS 上の特定ファイルまたは全ファイルを表示するには、Retrieve RFILE コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-RFILE:[<TID>]::<ctag>::[<localfilename>];

入力パラメータ

出力形式

<sid> <date> <time>M <ctag> COMPLD "<aid>:<localfilename>,<filesize>";

出力パラメータ

例 RTRV-RFILE:::123;

EDFA3 2003-11-01 10:04:26M 123 COMPLD "EQPT:ONS15216DataBase,10456" "EQPT:aolog.txt,7000" "EQPT:aologA.txt,180261" "EQPT:ONS15216Edfa3_01.00.00_003L_12.23,4257054" "EQPT:snmpNotifyLogB,200704" "EQPT:snmpNotifyLogA,20188";>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 FFS 上の特定ファイルまたは全ファイルが表示されます。

localfilename FFS 上の、表示するファイルの名前(文字列)。ヌル値は ALL と同じです。

aid aid EQPT です。

localfilename FFS 上の、表示するファイルの名前(文字列)。

filesize バイト数で示したファイル サイズ(文字列)。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-43Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.38 RTRV-STATUS

使用上のガイドライン 現在の日時からさかのぼって過去 1 日分のユーザ ログオン ステータスを取得するには、RetrieveSTATUS コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-STATUS:[TID]:<ocrdat>,<ocrtm>:<ctag>;

入力パラメータ

出力形式

<sid> <date> <time>M <ctag> COMPLD "<ocrdat>,<ocrtm>:,<uid>";

出力パラメータ

例 RTRV-STATUS::2003-11-01,11-50-00:123;

EDFA3 2003-11-01 11:50:59M 123 COMPLD "2003-11-01,11-50-00:,CISCO15,";>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 現在の日時からさかのぼって過去 1 日分のユーザ ログオン ステータスが取得されます。

ocrdat 日付(文字列)。ヌルにはできません。

ocrtm 時刻(文字列)。ヌルにはできません。

ocrdat 日付(文字列)。

ocrtm 時刻(文字列)。

uid ユーザ ID(文字列)。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-44Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.39 RTRV-TH-DWDM

使用上のガイドライン ゲインおよび光パワーに関連する光しきい値を取得するには、Retrieve Threshold DWDM コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-TH-DWDM:[TID]:<aid>:<ctag>::[<thDwdm>][,,];

入力パラメータ

出力形式

<sid> <date> <time>M <ctag> COMPLD "<aid>,<aidtype>:<thDwdm>,,,<thlev>";

出力パラメータ

aid アクセス ID。このコマンドの場合、aid は AID_EDFA3 です。aid をヌルにはできません。

thDwdm しきい値のタイプ。thDwdm は TH_DWDM タイプです。ヌル値は ALL と同じです。

aid 常に 1。

aidtype aid タイプ。DWDM または NULL です。

thDwdm しきい値のタイプ。TH_DWDM タイプです。

thlev しきい値レベル(文字列)。使用可能な値は、次のとおりです。

• GAINTHDL:Gain Degrade Low Threshold(ゲイン劣化、下限しきい値)

• GAINTHDH:Gain Degrade High Threshold(ゲイン劣化、上限しきい値)

• LINE1TXPWRTHDL:Power Degrade Low Threshold LINE1TX Port(パワー劣化、下限しきい値、LINE1TX ポート)

• LINE1TXPWRTHDH:Power Degrade High Threshold LINE1TX Port(パワー劣化、上限しきい値、LINE1TX ポート)

• LINE1TXPWRTHFL:Power Degrade Low Threshold LINE1TX Port(パワー劣化、下限しきい値、LINE1TX ポート)

• LINE1RXPWRTHFL:Power Fail Low Threshold LINE1RX Port(パワー障害、下限しきい値、LINE1RX ポート)

• LINE2RXPWRTHFL:Power Fail Low Threshold LINE2RX Port(パワー障害、下限しきい値、LINE2RX ポート)

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-45Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

例 > RTRV-TH-DWDM::ALL:124;

2037-03-12 12:17:07M 124 COMPLD "1,DWDM:GAINTHDH,,,23.0dB" "1,DWDM:GAINTHDL,,,19.0dB" "1,DWDM:LINE1RXPWRTHFL,,,10.0dBm" "1,DWDM:LINE1TXPWRTHDH,,,12.0dBm" "1,DWDM:LINE1TXPWRTHDL,,, 8.0dBm" "1,DWDM:LINE1TXPWRTHFL,,,-6.0dBm" "1,DWDM:LINE2RXPWRTHFL,,,-33.0dBm";

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 ゲインおよび光パワーに関連する光しきい値が取得されます。

8.4.40 RTRV-TH-EQPT

使用上のガイドライン ONS 15216 EDFA3 の一般しきい値を取得するには、Retrieve Threshold Equipment コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-TH-EQPT:[<tid>]:<aid>:<ctag>::[<montype>][,][,];

入力パラメータ

出力形式

<sid> <date> <time>M <ctag> COMPLD

"<aid>:<thresholdtype>,,,<thresholdvalue>";

aid 次のいずれかの aid を使用します。

• PWR-A または PWR-B(パワー バス A または B のしきい値を取得する場合)

• EQPT(ケース温度しきい値を取得する場合)

• ALL(パワー バス A および B、およびケース温度のしきい値を取得する場合)

montype 監視するしきい値のタイプ。次のいずれかを使用します。

• PWRBUSMIN(パワー バス A および B の最小電圧を取得する場合)

• PWRBUSMAX(パワー バス A および B の最大電圧を取得する場合)

• MAXCTMP(最大ケース温度を取得する場合)

• MINCTMP(最小ケース温度を取得する場合)

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-46Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

出力パラメータ

例 RTRV-TH-EQPT::ALL:1;

EDFA3 2004-01-28 17:47:26M 1 COMPLD "EQPT,EQPT:MAXCTMP,,,65.0C" "EQPT,EQPT:MINCTMP,,,-5.0C" "PWR-B,EQPT:PWRBUSMAX,,,57.0V" "PWR-B,EQPT:PWRBUSMIN,,,40.0V";

コマンドの結果 パワー バス A および B、およびケース温度のしきい値情報が取得されます。

8.4.41 RTRV-TOD

使用上のガイドライン ONS 15216 EDFA3 の日付および時刻を取得するには、Retrieve Time of Day コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-TOD:[TID]::[ctag]::;

出力形式

<sid> <date> <time>M <ctag> COMPLD "<year>,<month>,<day>,<hour>,<minute>,<second>";

出力パラメータ

aid EQPT および ALL の作用はどちらも同じです。

• EQPT:ONS 15216 EDFA3 の汎用パラメータ(光信号またはパワーバスには直接作用しません)

• ALL:上記のいずれでも、またはすべて(コマンド入力のみ)

threshholdtype および thresholdvalue のペア

取得するしきい値またはセットポイントのタイプ。取得される値は、

次のとおりです。

• MAXCTMP:最大ケース温度(cerent15216EdfaCtmpMax)、60 ~100、デフォルトは 65°C

• MINCTMP:最小ケース温度(cerent15216EdfaCtmpMin)、–10 ~30、デフォルトは –5°C

• PWRBUSMIN:最小パワー バス値、0 ~ 47、デフォルト値は –40 V

• PWRBUSMAX:最小パワー バス値、49 ~ 70、デフォルト値は –57 V

year 年(整数)。

month 月(整数)。

day 日(整数)。

hour 時(整数)。

minute 分(整数)。

second 秒(整数)。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-47Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

例 RTRV-TOD:::123;

EDFA3 2003-11-01 10:00:03M 123 COMPLD "2003,11,01,10,00,03";>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 ONS 15216 EDFA3 の日付および時刻が取得されます。

8.4.42 RTRV-TRAPTABLE

使用上のガイドライン トラップ テーブル情報を取得するには、Retrieve Trap Table コマンドを使用します。このコマンドを使用すると、SNMP トラップ宛先テーブルの特定行(aid = IP アドレスの場合)またはすべての行(aid = ALL またはヌルの場合)を取得できます。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-TRAPTABLE:[TID]:[<aid>]:[ctag];

入力パラメータ

出力形式

<sid> <date> <time>M <ctag> COMPLD "<ip>,<port>,<community>,<trapversion>";

出力パラメータ

aid aid は IP アドレスで形成されます。aid は文字列です。ヌル値は ALL と同じで、テーブル内のすべての値が戻ります。

ip トラップ レシーバの IP アドレス。ip は文字列です。

port UDP ポート番号。port は整数です。

community コミュニティ ストリング。community は文字列です。

trapversion トラップ バージョン。使用できる値は v1 または v2 です。trapversion は文字列です。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-48Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

例 RTRV-TRAPTABLE:::123;

EDFA3 2003-11-01 10:08:29M 123 COMPLD "129.9.0.11,162,USER_01,v1" "192.168.1.1,162,EDFA3_USER,v1";>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 トラップ テーブル情報が得られます。

8.4.43 RTRV-USER-SECU

使用上のガイドライン 1 ユーザまたは全ユーザの権限 /セキュリティ レベルを取得するには、Retrieve User Security コマンドを使用します。ユーザのパスワードは返されません。通常、汎用形式のこのコマンドを起動でき

るのは管理者だけですが、個々のユーザは自分の情報を取得できる場合があります。aid ブロックにはユーザ ID(複数可)を指定します。

シンタックスの説明 入力形式

RTRV-USER-SECU:[TID]:<uid>:[CTAG];

入力パラメータ

出力形式

<sid> <date> <time>M <ctag> COMPLD "<uid>:,<uap>:LOGGEDIN=<loggedin>,[NUMSESSIONS=<numsessions>]";

出力パラメータ

uid uid フィールドはユーザ ID です。<uid> フィールドを使用すると、特定のユーザの<uid> を入力することによって、そのユーザのセキュリティ データを取得できます。または、ALL に設定すると、全ユーザの記録を取得できます。<uid> はヌル(空)にできません。

uid ユーザ ID(文字列)。

uap uap は UserPrivilege タイプです。

loggedin loggedin は文字列です。

• YES:ユーザがログインしています。

• NO:ユーザはログインしていません。

numsessions numsessions は文字列です。省略可能です。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-49Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

例 RTRV-USER-SECU::ALL:123;

EDFA3 2003-11-01 10:13:54M 123 COMPLD "CISCO15:,RWA:LOGGEDIN=YES,NUMSESSIONS=1" "EDFA3_USER:,RWA:LOGGEDIN=NO,NUMSESSIONS=1";>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 1 人以上のユーザの権限 /セキュリティ レベルが取得されます。

8.4.44 SET-ATTR-DWDM

使用上のガイドライン ONS 15216 EDFA3 の光アラーム重大度を変更するには、Set DWDM Attributes コマンドを使用します。このコマンドが有効なのは、パラメータ <ntfcncde> および <condtype> に指定されている条件を満たすアラームが存在する場合です。パラメータが指定されていない場合は、ヌルではないフィー

ルドの条件を満たすアラームが許可されます。

コマンドが指定されていて、アラームがアクティブな場合は、アラームが解消され、新しい重大度

で(ONS 15216 EDFA3 をリブートせずに)アラームが再びオンになります。重大度の変更(SEVERITYCHGD)を伝え、新旧両方の重大度を示す REPT^EVT メッセージが生成されます。

CR、MJ、および MN の値は REPT^ALM メッセージで伝えられますが、NA は REPT^EVT メッセージで伝えられます。

重大度の変更は、アラームを伝える RTRV-COND-ALL/RTRV-COND-DWDM コマンドに影響を与えます。

シンタックスの説明 入力形式

SET-ATTR-DWDM:[<TID>]:[<aid>]:<ctag>::[<ntfcncde>],[<condtype>][,,,];

入力パラメータ

例 SET-ATTR-DWDM::ALL:123::CR,LINE1RXPWRFL;

EDFA3 2003-11-01 11:47:46M 123 COMPLD /* SET-ATTR-DWDM */;>

コマンドの結果 光アラームに対応する重大度が変更されます。

aid 1 または ALL のどちらかを使用します。

ntfcncde ヌル値はデフォルトで NA とみなされます。1

1. イベント発生時には報告されず、NE で情報が保持されます。

condtype ヌルまたは ALL。ヌル値はデフォルトで ALL とみなされます。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-50Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.45 SET-ATTR-EQPT

使用上のガイドライン 機器アラームの重大度を変更するには、Set Equipment Attributes コマンドを使用します。このコマンドが有効なのは、パラメータ <ntfcncde> および <condtype> に指定されている条件を満たすアラームが存在する場合です。パラメータが指定されていない場合は、ヌルではないフィールドの条件を

満たすアラームが許可されます。

コマンドが発行されていて、アラームがアクティブな場合は、アラームが解消され、新しい重大度

で(ONS 15216 EDFA3 をリブートせずに)アラームが再びオンになります。重大度の変更(SEVERITYCHGD)を伝え、新旧両方の重大度を示す REPT^EVT メッセージが生成されます。

CR、MJ、および MN の値は REPT^ALM メッセージで伝えられますが、NA は REPT^EVT メッセージで伝えられます。

重大度の変更は、アラームを伝える RTRV-ALM-ALL/RTRV-ALM-EQPT および RTRV-COND-ALL/RTRV-COND-EQPT コマンドに影響を与えます。

シンタックスの説明 入力形式

SET-ATTR-EQPT:[<TID>]:[<aid>]:<ctag>::[<ntfcncde>],[<condtype>][,,,];

入力パラメータ

例 SET-ATTR-EQPT::ALL:123::MJ,COMFAIL;

EDFA3 2003-11-01 11:49:02M 123 COMPLD /* SET-ATTR-EQPT */;>

コマンドの結果 機器アラームに対応する重大度が変更されます。

aid 次の値のいずれか 1 つを使用します。PWR-A、PWR-B、EQPT、または ALL です。

ntfcncde ヌル値はデフォルトで NA とみなされます。1

1. イベント発生時には報告されず、NE で情報が保持されます。

condtype ヌルまたは ALL。ヌル値はデフォルトで ALL とみなされます。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-51Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.46 SET-ATTR-SECUDFLT

使用上のガイドライン さまざまなユーザ セキュリティ レベルに対応する、自動ログアウトの時間間隔を設定するには、Set Attribute Security Default コマンドを使用します。

デフォルトの設定は次のとおりです。

• RWA ユーザで 15 分

• RW ユーザで 30 分

• R ユーザで 60 分

指定された時間内に通信が行われなかった場合、EDFA3 TL1 エージェントによってセッションが終了し、CANC イベントが生成されます。

タイムアウト変更の影響を受けるユーザは、変更を有効にするために、ログアウトしてから再度ロ

グインする必要があります。

シンタックスの説明 入力形式

SET-ATTR-SECUDFLT:[TID]::[CTAG]::AL=<al>,TMOUT=<tmout>,,,,;

入力パラメータ

例 SET-ATTR-SECUDFLT:::123::AL=RWA,TMOUT=10;

EDFA3 2003-11-01 11:39:06M 123 COMPLD /* SET-ATTR-SECUDFLT */;>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 さまざまなユーザ セキュリティ レベルに対応付けられた自動ログアウトの時間間隔が設定されます。

al ユーザ アクセス権限。al は UserPrivilege タイプです。ヌルにはできません。

tmout 自動ログアウトの時間間隔。値の範囲は 1 ~ 99 分です。tmout は整数です。値を 0にすると、自動ログアウト機能がディセーブルになります。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-52Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.47 SET-TH-DWDM

使用上のガイドライン ONS 15216 EDFA3 の光しきい値を設定するには、Set Threshold DWDM コマンドを使用します。

関連コマンド RTRV-TH-DWDM

シンタックスの説明 入力形式SET-TH-DWDM:[TID]:<aid>:[CTAG]::<thresholdDWDM>,<thlev>[,,];

入力パラメータ

例 SET-TH-DWDM::ALL:123::LINE1TXPWRTHFL,-5;

EDFA3 2003-11-01 11:41:20A 1 REPT EVT DWDM "DWDM:LINE1TXPWRTHFLCHGD,TC,11-01,11-41-20,,,-5.0dBm,-6.0dBm,:\"Power Fail Low Threshold Changed, LINE1TX Port \"";

EDFA3 2003-11-01 11:41:20M 123 COMPLD /* SET-TH-DWDM */;>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 ONS 15216 EDFA3 の光しきい値が設定されます。

aid アクセス ID。1 および ALL の作用は同じです。

thresholdDWDM 設定するしきい値のタイプ。thresholdDWDM は TH_DWDM タイプです。使用可能な値は、次のとおりです。

• LINE1TXPWRTHFL:Power Fail Low Threshold LINE1 TX port

• LINE1RXPWRTHFL:Power Fail Low Threshold LINE1 RX port

• LINE2RXPWRTHFL:Power Fail Low Threshold LINE2 RX port

thlev しきい値レベル(浮動小数点)。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-53Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.48 SET-TH-EQPT

使用上のガイドライン ONS 15216 EDFA3 の一般しきい値を設定するには、Set Threshold Equipment コマンドを使用します。

シンタックスの説明 入力形式

SET-TH-EQPT:[<tid>]:<aid>:<ctag>::<thEQPT>,<thLEV>[,,];

入力パラメータ

例 SET-TH-EQPT::EQPT:123::MINCTMP,0;

EDFA3 2003-11-01 11:42:51A 2 REPT EVT EQPT "EQPT:MINCTMPCHGD,TC,11-01,11-42-51,,, 0.0C,-5.0C,:\"Min Case Temperature Changed \"";

EDFA3 2003-11-01 11:42:51M 123 COMPLD /* SET-TH-EQPT */;>

コマンドの結果 ONS 15216 EDFA3 の一般しきい値が設定されます。

aid 使用できる値は EQPT、PWR-A、PWR-B、および ALL です。次のように使用します。

• PWR-A または PWR-B(パワー バス A または B のしきい値を設定する場合)

• EQPT:ONS 15216 EDFA3 の汎用パラメータ(光信号またはパワー バスには直接作用しません)

• ALL:上記のいずれでも、またはすべて(コマンド入力のみ)

thEQPT および thLEV のペア

設定するしきい値のタイプ。しきい値はカンマに続く thLEV または thEQPT値に設定されます。次の 1 つ 以上に値を指定できます。

• PWRBUSMIN:パワー バス A および B 最小電圧

• PWRBUSMAX:パワー バス A および B 最大電圧

• MAXCTMP:最大ケース温度(cerent15216EdfaCtmpMax)、60 ~ 100、デフォルトは 65°C

• MINCTMP:最小ケース温度(cerent15216EdfaCtmpMin)、–10 ~ 30、デフォルトは –5°C

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.4 TL1 コマンドおよび説明

8-54Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.4.49 STA-LOCL-RST

使用上のガイドライン すべて製造元のデフォルト設定に戻すには、Start LOCL Restore コマンドを使用します。次の作業が含まれます。

• IP アドレスのリセット

• ユーザおよびパスワード データベースの削除

• CISCO15 をデフォルトのユーザ名に戻し、パスワードをブランクにする

• その他のパラメータをリセットし、装置を出荷時の状態に戻す

FFS 上のファイル、日付、時刻、および製造時キャリブレーション値は影響を受けません。

復元を有効にするために、このコマンドの後ろに INIT-SYS コマンドを続ける必要があります。

シンタックスの説明 STA-LOCL-RST:[TID]::[CTAG];

例 STA-LOCL-RST:::123;

EDFA3 2003-11-01 11:55:23M 123 COMPLD /* STA-LOCL-RST */;>

エラー

このメッセージによって、いずれかのデフォルト エラーが発生することがあります。

コマンドの結果 すべての製造時デフォルト設定が復元されます。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.5 自律メッセージ

8-55Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.5 自律メッセージ次の見出しはそれぞれが TL1 自律メッセージです。構文例および各コマンドの例を示します。

8.5.1 CANC

使用上のガイドライン Cancel メッセージは、定められた時間内にメッセージが交換されなかったこと(タイムアウト)が原因で、ユーザによって確立されたセッションが終了したときに、ネットワーク要素(NE)からそのユーザに送信される自動メッセージです。

タイムアウト間隔は、ユーザの権限に基づいて設定されます。SET-ATTR-SECUDFLT コマンドで設定できます。デフォルトのタイムアウト設定は次のとおりです。

• RWA ユーザで 15 分

• RW ユーザで 30 分

• R ユーザで 60 分

タイムアウト値を取得するには、RTRV-DFLT-SECU コマンドを使用します。

タイムアウトが発生すると、対応するポートがドロップするので、次回、そのポートでセッション

を開始するときには、通常のログイン手順が必要になります。次のメッセージが表示されます。

>[10.92.27.66: remote disconnect]

例の 10.92.27.66 はノード IP アドレスを表します。

シンタックスの説明 出力形式

<sid> <date> <time>A <ATAG> CANC "<uid>";

出力パラメータ

例 EDFA3 03-06-20 14-30-00A 001 CANC

CISCO19;.

uid uid は、タイムアウトが原因でセッションが打ち切られたユーザを特定する文字列です。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.5 自律メッセージ

8-56Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.5.2 REPT ALM DWDM

使用上のガイドライン Report Alarm DWDM メッセージは、DWDM アラームが生成または消去されたときに通知されます。

シンタックスの説明 出力形式

<SID> <DATE> <TIME>** <ATAG> REPT ALM DWDM "DWDM:<ntfcncde>,<condtype>,<srveff>,<ocrdat>,<ocrtm>,,<monval>,:<conddescr>";

出力パラメータ

例 EDFA3 2003-11-01 11:43:23A 10 REPT ALM DWDM "DWDM:CL,LINE2RXPWRFL,SA,11-01,11-43-23,,0.0dBm,:\"Power Fail Low, LINE2RX Port \"";

8.5.3 REPT ALM EQPT

使用上のガイドライン Report Alarm Equipment メッセージは、汎用アラーム(光信号またはパワー バスには直接影響しません)が生成または消去されたときに通知されます。

シンタックスの説明 出力形式

<sid> <date> <time>** <ATAG> REPT ALM EQPT "<aid>:<ntfcncde>,<condtype>,<srveff>,<ocrdat>,<ocrtm>,,<monval>,<conddescr>";

出力パラメータ

ntfcncde 通知コード。ntfcncde は NotificationCode タイプです。

condtype アラーム条件タイプ。alarmMsg は Alarm_DWDM タイプです。

srveff サービスの影響。srveff は ServiceEffect タイプです。

ocrdat イベントが発生した日付。日付形式です。

ocrtm イベントが発生した時刻。時刻形式です。

monval 監視対象パラメータの測定値(文字列)。

conddescr アラームの詳細な記述(文字列)。

aid aid は文字列です。

ntfcncde 通知コード。ntfcncde は NotificationCode タイプです。

condtype Alarm_EQPT タイプのアラーム条件タイプ。

srveff サービスの影響。srveff は ServiceEffect タイプです。

ocrdat イベントが発生した日付。日付形式です。

ocrtm イベントが発生した時刻。時刻形式です。

monval 監視対象パラメータの測定値(文字列)。

conddescr アラームの詳細な記述(文字列)。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.5 自律メッセージ

8-57Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

例 EDFA3 2003-11-01 11:51:42* 18 REPT ALM EQPT "PWR-B:MN,PWRBUSB,NSA,11-01,10-29-57,,0.0V,\"Power BusB Alarm \"";

8.5.4 REPT EVT DWDM

使用上のガイドライン Report Event DWDM メッセージは、DWDM のしきい値、チルト、またはゲインの設定に関連する変更を伝えます。

シンタックスの説明 出力形式

<SID> <DATE> <TIME>A <ATAG> REPT EVT DWDM "DWDM:<crtlmode>,[<condeff>],[<ocrdat>],[<ocrtm>],,,[<newval>],[<oldval>],:<conddescr>";

出力パラメータ

例 EDFA3 2003-11-01 10:26:00A 2 REPT EVT DWDM "DWDM:GAINTHDHCHGD,TC,11-01,10-26-00,,,17.0dB,23.0dB,:\"Gain Degrade High Threshold Changed \"";

crtlmode 制御モード。Evt_DWDM タイプです。

condeff NE の条件に対するイベントの影響を示します。ConditionEffect タイプです。

ocrdat イベントが発生した日付。日付形式です。

ocrtm イベントが発生した時刻。時刻形式です。

newval パラメータに対応する新しいしきい値(文字列)。

oldval パラメータに対応する古いしきい値(文字列)。

conddescr アラーム条件の詳細な記述(文字列)。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.5 自律メッセージ

8-58Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.5.5 REPT EVT EQPT

使用上のガイドライン Report Event Equipment メッセージは、機器しきい値の設定およびソフトウェア リセットに関連する変更を報告します。

シンタックスの説明 出力形式

<SID> <DATE> <TIME>A <ATAG> REPT EVT EQPT "<aid>:<EvtEqpt>,[<condeff>],[<octdat>],[<ocrtm>],,,[<newval>],[<oldval>],:<conddescr>";

出力パラメータ

例 EDFA3 2003-11-01 11:42:51A 2 REPT EVT EQPT "EQPT:MINCTMPCHGD,TC,11-01,11-42-51,,, 0.0C,-5.0C,:\"Min Case Temperature Changed \"";

aid 次のいずれかを選択します。

• PWR-A:PWRBUSMODE が SIMPLEX に変更された場合

• PWR-B:PWRBUSMODE が DUPLEX に変更された場合

• EQPT:CUTOVERRESET または SOFTWARERESTET の場合

EvtEqpt イベント条件。Evt_EQPT タイプです。

condeff 条件の影響。ConditionEffect タイプです。

octdat イベントが発生した日付。日付形式です。

ocrtm イベントが発生した時刻。時刻形式です。

newval パラメータに対応する新しいしきい値(文字列)。

oldval パラメータに対応する古いしきい値(文字列)。

conddescr アラームに関する詳細な記述(文字列)。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.5 自律メッセージ

8-59Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.5.6 REPT EVT FXFR

使用上のガイドライン Report Event File Transfer メッセージは、ソフトウェア ダウンロード関連のイベントを報告します。

シンタックスの説明 出力形式

<sid> <date> <time>A <ATAG> REPT EVT FXFR "<filename>,<fxfrStatus>,[<fxfrRslt>],[<Bytesxfrd>]";

出力パラメータ

例 EDFA3 2003-11-01 12:42:51A 3 REPT EVT FXFR "ONS15216Edfa3-0.4.6-003J-22.17,COMPLD,SUCCESS,4180222";

filename このパラメータは、転送されるファイルの名前を特定します。filename は文字列です。

fxfrStatus このパラメータは、ファイル転送ステータスを示します。Evt_fxfrStatus タイプです。

fxfrRslt ファイル転送の成否を示すファイル転送結果パラメータ。これが表示されるのは、

ファイル転送が完了したときだけです。fxfrRslt は Evt_fxfrrslt タイプです。

Bytesxfrd 転送されたバイト数を報告するパラメータ。Bytesxfrd は文字列です。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.6 パラメータ タイプ

8-60Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.6 パラメータ タイプ特定の値が返されるように、さまざまなタイプのパラメータを TL1 コマンドに追加できます。ここでは、ONS 15216 EDFA3 で使用できる TL1 パラメータについて説明します。

8.6.1 AIDAccess Identifier(AID; アクセス ID)は、NE 内の目的の物理エンティティまたはデータ エンティティに振り分けます。アクセス コードでアドレッシングされるエンティティの例としては、機器モジュールおよびファシリティが代表的です。AID_EDFA3 には複数のパターンを使用できます。表8-10 を参照してください。

8.6.2 Alarm_DWDM表 8-11 の値は、光信号関連のアラームに対応します。

表 8-10 AID_EDFA3 のパターン

パターン 説明

1 光チャネル関連

ALL 上記のいずれでも、またはすべて(コマンド入力のみ)

DWDM 光チャネル関連

EQPT ONS 15216 EDFA3 の汎用パラメータ(光信号またはパワー バスには直接作用しません)

<IP アドレス > トラップ テーブルの AID

PWR-A パワー バス A

PWR-B パワー バス B

表 8-11 Alarm_DWDM 値

値 内容

GAINDH Gain Degrade High(ゲイン劣化、高)

GAINDL Gain Degrade Low(ゲイン劣化、低)

LINE1RXPWRFL Power Fail Low COM RX Port(パワー障害、低、COM RX ポート)

LINE1TXPWRDH Power Degrade High LINE1TX Port(パワー劣化、高、LINE1TX ポート)

LINE1TXPWRDL Power Degrade Low LINE1TX Port(パワー劣化、低、LINE1TX ポート)

LINE1TXPWRFL Power Fail Low LINE1TX Port(パワー障害、低、LINE1TX ポート)

LINE2RXPWRFL Power Fail Low DC RX Port(パワー障害、低、DC RX ポート)

VOADH VOA Degrade High(VOA 劣化、高)

VOADL VOA Degrade Low(VOA 劣化、低)

VOAFH VOA Fail High(VOA 障害、高)

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.6 パラメータ タイプ

8-61Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.6.3 Alarm_EQPT表 8-12 の値は、機器関連のアラームに対応します。

8.6.4 AlarmMsg表 8-13 の値は EDFA アラーム メッセージ タイプに関連しています。

表 8-12 Alarm_EQPT 値

値 内容

COMFAIL Module Communication Failure(モジュール通信障害)

CTMP Case Temperature Out of Range(ケース温度が範囲外)

DATAFLT Data Failure(データ障害)

EQPT Equipment Failure(機器障害)

FFSLOW Flash File System Capacity Very Low(フラッシュ ファイル システム容量が非常に少ない)

FTMP Fiber Temperature Out of Range(ファイバ温度が範囲外)

L1BIASD Laser 1 Bias Degrade(レーザー 1 バイアス低下)

L2BIASD Laser 2 Bias Degrade(レーザー 2 バイアス低下)

L1BIASF Laser 1 Bias Fail(レーザー 1 バイアス障害)

L2BIASF Laser 2 Bias Fail(レーザー 2 バイアス障害)

L1TMP Excessive Pump 1 Temperature(ポンプ 1 の温度超過)

L2TMP Excessive Pump 2 Temperature(ポンプ 2 の温度超過)

MEMLOW Free Memory on System Very Low(システムの空きメモリがわずか)

PWRBUSA Power Bus A(パワー バス A)

PWRBUSB Power Bus B(パワー バス B)

表 8-13 AlarmMsg の値

値 内容

COMFAIL Module Communication Failure(モジュール通信障害)

CTMP Case Temperature Out of Range(ケース温度が範囲外)

DATAFLT Data Failure(データ障害)

EQPT Equipment Failure(機器障害)

FFSLOW Exceeding Memory Capacity(メモリ容量超過)

FTMP Fiber Temperature Out of Range(ファイバ温度が範囲外)

GAINDH Gain Degrade High(ゲイン劣化、高)

GAINDL Gain Degrade Low(ゲイン劣化、低)

LBIASD Laser Bias Degrade(レーザー バイアス低下)

LBIASF Laser Bias Fail(レーザー バイアス障害)

LINE1RXPWRFL Power Fail Low COM RX Port(パワー障害、低、COM RX ポート)

LINE1TXPWRDH Power Degrade High LINE1TX Port(パワー劣化、高、LINE1TX ポート)

LINE1TXPWRDL Power Degrade Low LINE1TX Port(パワー劣化、低、LINE1TX ポート)

LINE1TXPWRFL Power Fail Low LINE1TX Port(パワー障害、低、LINE1TX ポート)

LINE2RXPWRFL Power Fail Low DC RX Port(パワー障害、低、DC RX ポート)

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.6 パラメータ タイプ

8-62Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.6.5 Autologoutinterval表 8-14 の値は、自動ログアウトに関する無活動の時間間隔を表します。

8.6.6 Automsg表 8-15 の値は EDFA3 自律メッセージ タイプに関連しています。

LTMP Excessive Pump Temperature(ポンプ温度超過)

MEMLOW Exceeding Memory Capacity(メモリ容量超過)

PWRBUSA Power Bus A Alarm(パワー バス A アラーム)

PWRBUSB Power Bus B Alarm(パワー バス B アラーム)

VOADH VOA degrade High(VOA 劣化、高)

VOADL VOA Degrade Low(VOA 劣化、低)

VOAFH VOA Fail High(VOA 障害、高)

表 8-13 AlarmMsg の値(続き)

値 内容

表 8-14 Autologoutinterval の値

値 内容

10MIN 10 分

1MIN 1 分

30MIN 30 分

5MIN 5 分

60MIN 60 分

表 8-15 Automsg の値

値 内容

COMFAIL Module Communication Failure(モジュール通信障害)

COMPLD File Transfer Completed(ファイル転送完了)

CTMP Case Temperature Out of Range(ケース温度が範囲外)

CTRLMODE Control Mode Changed(制御モード変更)

CUTOVERRESET Reset After Cutover(カットオーバー後にリセット)

DATAFLT Data Failure(データ障害)

EQPT Equipment Failure(機器障害)

FFSSLOW Flash File System Capacity Very Low(フラッシュ ファイル システム容量が非常に少ない)

FTMP Fiber Temperature Out of Range(ファイバ温度が範囲外)

GAINCHGD Gain Setpoint Changed(ゲイン セットポイント変更)

GAINDH Gain Degrade High(ゲイン劣化、高)

GAINDL Gain Degrade Low(ゲイン劣化、低)

GAINTHDHCHGD Gain Degrade Low Threshold Changed(ゲイン劣化、下限しきい値変更)

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.6 パラメータ タイプ

8-63Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

GAINTHDLCHGD Gain Degrade High Threshold Changed(ゲイン劣化、上限しきい値変更)

IP File Transfer In Progress(ファイル転送中)

LASERCHGD Laser Status Changed(レーザー ステータス変更)

LBIASD Laser Bias Degrade(レーザー バイアス低下)

LBIASF Laser Bias Fail(レーザー バイアス障害)

LINE1RXPWRFL Power Fail Low COM RX Port(パワー障害、低 COM RX ポート)

LINE1RXPWRTHFLCHGD Power Fail Low Threshold Changed COM RX Port(パワー障害、下限しきい値変更、COM RX ポート )

LINE1TXPWRCHGD Power set point Changed LINE1TX Port(パワー セットポイント変更、LINE1TX ポート)

LINE1TXPWRDH Power Degrade High LINE1TX Port(パワー劣化、高、LINE1TX ポート)

LINE1TXPWRDL Power Degrade Low LINE1TX Port(パワー劣化、低、LINE1TX ポート)

LINE1TXPWRFL Power Fail Low LINE1TX Port(パワー障害、低、LINE1TX ポート)

LINE1TXPWRTHDHCHGD Power Degrade High Threshold Changed LINE1TX Port(パワー劣化、上限しきい値変更、LINE1TX ポート)

LINE1TXPWRTHDLCHGD Power Degrade Low Threshold Changed LINE1TX Port(パワー劣化、下限しきい値変更、LINE1TX ポート)

LINE1TXPWRTHFLCHGD Power Degrade High Threshold Changed LINE1TX Port(パワー劣化、上限しきい値変更、LINE1TX ポート)

LINE2RXPWRFL Power Fail Low DC RX Port(パワー障害、低、DC RX ポート)

LINE2RXPWRTHFLCHGD Power Fail Low Threshold Changed DC RX Port(パワー障害、下限しきい値変更、DC RX ポート)

LTMP Excessive Pump Temperature(ポンプ温度超過)

MEMLOW Free Memory On System Very Low(システムの空きメモりが非常に少ない)

OPOFFSET Output Power Offset Changed(出力パワー オフセット変更)

OSRICHGD OSRI Changed(OSRI 変更)

PWRBUSA Power Bus A Alarm(パワー バス A アラーム)

PWRBUSB Power Bus B Alarm(パワー バス B アラーム)

PWRBUSMODE Power Supply Bus Mode(電力供給バス モード)

SOFTWARERESET Software Reset(ソフトウェア リセット)

START File Transfer Start(ファイル転送開始)

TILTCHGD Tilt Setpoint Changed(チルト セットポイント変更)

TILTOFFSETCHGD Tilt Offset Changed(チルト オフセット変更)

VOADH VOA Degrade High(VOA 劣化、高)

VOADL VOA Degrade Low(VOA 劣化、低)

VOAFH VOA Fail High(VOA 障害、高)

表 8-15 Automsg の値(続き)

値 内容

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.6 パラメータ タイプ

8-64Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.6.7 ConditionEffect表 8-16 の値は、NE の条件に関する影響を表します。ヌル値はデフォルトの 一時的な状態(TC)とみなされます。

8.6.8 ctrlmode表 8-17 の値は、ポンプ 1 またはポンプ 2 の制御モードを表します。

8.6.9 Evt_DWDM表 8-18 の値は、光信号に関連する EDFA3 イベントを表します。

表 8-16 ConditionEffect の値

値 内容

CL Standing Condition Cleared(持続条件のクリア)

SC Standing Condition Raised(持続条件のオン)

TC Transient Condition(過渡的な条件)

表 8-17 ctrlmode の値

値 内容

CGAIN Constant Gain モード(定ゲイン モード)

COPWR Constant Output Power(定出力パワー モード)

表 8-18 Evt_DWDM 値

値 内容

CTRLMODE Control Mode Changed(制御モード変更)

GAINCHGD Gain Setpoint Changed(ゲイン セットポイント変更)

GAINTHDHCHGD Gain Degrade High Threshold Changed(ゲイン劣化、上限しきい値変更)

GAINTHDLCHGD Gain Degrade Low Threshold Changed(ゲイン劣化、下限しきい値変更)

LASERCHGD Laser Status Changed(レーザー ステータス変更)

LINE1RXPWRTHFLCHGD Power Fail Low Threshold Changed COM RX Port(パワー障害、下限しきい値変更、COM RX ポート )

LINE1TXPWRCHGD Power Setpoint Changed LINE1TX Port(パワー セットポイント変更、LINE1TX ポート)

LINE1TXPWRTHDHCHGD Power Degrade High Threshold Changed LINE1TX Port(パワー劣化、上限しきい値変更、LINE1TX ポート)

LINE1TXPWRTHDLCHGD Power Degrade Low Threshold Changed LINE1TX Port(パワー劣化、下限しきい値変更、LINE1TX ポート)

LINE1TXPWRTHFLCHGD Power Fail Low Threshold Changed LINE1TX Port(パワー障害、下限しきい値変更、LINE1TX ポート)

LINE2RXPWRTHFLCHGD Power Fail Low Threshold Changed DC RX Port(パワー障害、下限しきい値変更、DC RX ポート)

OPOFFSET Output Power Offset Changed(出力パワー オフセット変更)

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.6 パラメータ タイプ

8-65Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.6.10 Evt_EQPT表 8-19 の値は、機器関連のイベントを表します。

8.6.11 Evt_fxfrrslt表 8-20 の値は、ファイル転送結果を表します。

8.6.12 Evt_fxfrStatus表 8-21 の値は、ファイル転送ステータスを表します。

8.6.13 LogName表 8-22 の値により、ユーザは特定のメッセージ カテゴリに使用するログ ファイルの名前を手動で指定できます。LogName の値には、TL1 識別子およびテキスト ストリングが含まれます。

OSRICHGD OSRI Changed(OSRI 変更)

TILTCHGD Tilt Setpoint Changed(チルト セットポイント変更)

TILTOFFSETCHGD Tilt Offset Changed(チルト オフセット変更)

表 8-18 Evt_DWDM 値(続き)

値 内容

表 8-19 Evt_EQPT 値

値 内容

CUTOVERRESET Reset After Cutover(カットオーバー後にリセット)

PWRBUSMODE Power Bus Mode(パワー バス モード)

SOFTWARERESET Software Reset(ソフトウェア リセット)

表 8-20 Evt_fxfrrslt 値

値 内容

FAILURE Transfer Failure(転送失敗)

SUCCESS Transfer Success(転送成功)

表 8-21 Evt_fxfrStatus 値

値 内容

COMPLD Complete(完了)

IP In Progress(進行中)

START Start(開始)

表 8-22 LogName の値

値 内容

ALL すべてのログ

ALM アラーム ログ

EVT イベント ログ

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.6 パラメータ タイプ

8-66Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.6.14 MessageType表 8-23 の値で、取得する自律メッセージのタイプを指定します。有効な値は、ALM、EVT など、有効な TL1 自律メッセージの修飾子です。これらの値を ATAGSEQ または NULL と組み合わせて使用する場合もあります。

8.6.15 NotificationCode表 8-24 の値を使用してアラーム レベルを示します。

8.6.16 OSRI表 8-25 の値は、Optical Safety Remote Interlock(OSRI; 光安全保護リモート インターロック)に関連します。

8.6.17 PWRBUSMODE表 8-26 の値は、パワー バス モードに関連します。

表 8-23 MessageType の値

値 内容

ALM アラーム メッセージ

EVT イベント メッセージ

表 8-24 NotificationCode の値

値 内容

CL 解消されたアラーム

CR クリティカル アラーム

MJ メジャー アラーム

MN マイナー アラーム

NA Not Alarmed

NR Not Reported

表 8-25 OSRI の値

値 内容

ON レーザーを強制的にオフにします。

OFF レーザー ロックを外して、レーザーをオンにできるようにします。

表 8-26 PWRBUSMODE の値

値 内容

DUPLEX デュプレックス モード

SIMPLEX シンプレックス モード

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.6 パラメータ タイプ

8-67Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.6.18 ServiceEffect表 8-27 の値は、報告されたアラームのサービスに対する影響を表します。

8.6.19 TH_DWDM表 8-28 の値は、光信号用に選択されたしきい値に関連します。

8.6.20 Transfer_type表 8-29 の値は、ファイル転送のタイプおよび方向に関連します。

表 8-27 ServiceEffect の値

値 内容

NSA サービスに影響のない条件

SA サービスに影響のある条件

表 8-28 TH_DWDM の値

値 内容

GAINTHDH Gain Degrade High Threshold(ゲイン劣化、上限しきい値)

GAINTHDL Gain Degrade Low Threshold(ゲイン劣化、下限しきい値)

LINE1RXPWRTHFL Power Fail Low Threshold COM RX Port(パワー障害、下限しきい値、COM RX ポート )

LINE1TXPWRTHDH Power Degrade High Threshold LINE1TX Port(パワー劣化、上限しきい値、LINE1TX ポート)

LINE1TXPWRTHDL Power Degrade Low Threshold LINE1TX Port(パワー劣化、下限しきい値、LINE1TX ポート)

LINE1TXPWRTHFL Power Degrade Low Threshold LINE1TX Port(パワー劣化、下限しきい値、LINE1TX ポート)

LINE2RXPWRTHFL Power Fail Low Threshold DC RX Port(パワー障害、下限しきい値、DCRX ポート)

表 8-29 Transfer_type の値

値 内容

RFBU OA の FFS からリモート サーバにファイルをバックアップします。このタイプの場合、overwrite は常に YES です。

RFR リモート サーバから OA の FFS にファイルを復元します。

SWDL OA の FFS にソフトウェア イメージ ファイルをダウンロードし、このファイルを示すように第 2 ブート エントリを更新します。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.6 パラメータ タイプ

8-68Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.6.21 UserPrivilegeONS 15216 EDFA3 ユーザが使用できる権限またはアクセス権は 4 種類あります。

(注) より充実したセキュリティ ポリシーを使用すると、この汎用性の高いポリシーと比較して、ユーザ単位で個々のメッセージ(コマンド)を制御できます。個々のリソースにアクセスする権利をも

制御できます。しかし、ネットワーク オペレータにとって管理が複雑になりすぎるので、個別リソース アクセスを実行する NE はほとんどありません。

表 8-30 に、既存の UserPrivilege 値を示します。RWA ユーザはこれらの値の変更、カテゴリの追加、またはカテゴリの削除が可能です。

表 8-30 UserPrivilege の値

値 内容

NULL ユーザにアクセス権を与えません。

R レポートのみ、および Retrieve ユーザ。R ユーザは NE の状態を監視できますが、プロビジョニング コマンドの発行はできません。

RW RW ユーザは通知を受け取り、情報を参照し、NE をプロビジョニングすることができます。しかし、NE 管理を含め、システム管理作業を実行することはできません。

RWA RWA ユーザは、通知の受信、情報の参照、NE のプロビジョニングをはじめ、NE 管理を含めたあらゆる操作を実行できます。管理のためのプロビジョニング項目には TID、NE 全体としての日付、他のユーザの追加や管理が含まれます。

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.7 TL1 エラー

8-69Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.7 TL1 エラーここでは、ONS 15216 EDFA3 の TL1 エラーについて説明します。

8.7.1 TL1 エラーの形式TL1 エラーは、あらゆるコマンドまたはコマンド応答メッセージによって生成される可能性があります。TL1 エラー メッセージの形式は、次のとおりです。

<sid> <date> <time> M ctag DENY <errcde> /* <errmsg> */ ;

8.7.2 デフォルト エラーONS 15216 EDFA3 は、一連のデフォルト TL1 エラーを生成します。表 8-31 に、ONS 15216 EDFA3のデフォルト エラーを示します。

表 8-31 デフォルト TL1 エラー

エラー コード(errcde) エラー タイプ エラー メッセージ(errmsg)

EATN EQUIPAGE アクセス タイプに対して無効

ENAD EQUIPAGE 監査機能が装備されていない

ENAR EQUIPAGE 自動再構成が装備されていない

ENDG EQUIPAGE 診断機能が装備されていない

ENDS EQUIPAGE デュプレックス スイッチングが装備されていない

ENEA EQUIPAGE エラー分析機能が装備されていない

ENEQ EQUIPAGE 装備されていない

ENEX EQUIPAGE 試験機能が装備されていない

ENFL EQUIPAGE 障害特定に関して装備されていない

ENMD EQUIPAGE メモリ デバイスが装備されていない

ENPM EQUIPAGE パフォーマンス監視に関して装備されていない

ENPS EQUIPAGE 保護スイッチングが装備されていない

ENRI EQUIPAGE 指定された情報の取得に関して装備されていない

ENRS EQUIPAGE 復元に関して装備されていない

ENSA EQUIPAGE スケジューリング監査に関して装備されていない

ENSI EQUIPAGE 指定された情報の設定に関して装備されていない

ENSS EQUIPAGE 同期スイッチングが装備されていない

EQWT EQUIPAGE 無効パラメータ、値

IBEX INPUT ブロックが余分

IBMS INPUT ブロックが欠落

IBNC INPUT ブロック不整合

ICNC INPUT コマンド不整合

ICNV INPUT コマンドが無効

IDMS INPUT データが欠落

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.7 TL1 エラー

8-70Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

IDNC INPUT データ不整合

IDNV INPUT データ無効

IDRG INPUT データ範囲エラー

IIAC INPUT Access Identifier(AID; アクセス ID)が無効

IICM INPUT コマンドが無効

IICT INPUT 相関タグが無効

IIDT INPUT データ パラメータが無効

IIFM INPUT データ フォーマットが無効

IIPG INPUT パラメータのグループ化が無効

IISP INPUT 構文または区切りが無効

IITA INPUT ターゲット識別子が無効

INAC INPUT アクセス番号が無効

INDV STATUS AID が無効

INUP INPUT 非ヌルの実装されていないパラメータ

IPEX INPUT パラメータが余分

IPMS INPUT パラメータが欠落

IPNC INPUT パラメータ不整合

IPNV INPUT パラメータ無効

ISCH INPUT 構文無効文字

ISPC INPUT 構文の区切り

ITSN INPUT テスト セッション番号が無効 /非アクティブ

MERR STATUS 複数のエラー

PICC PRIVILEGE 不正なコマンド コード

PIFC PRIVILEGE 不正なフィールド コード

PIMA PRIVILEGE メモリ アドレスが無効

PIMF PRIVILEGE メモリ ファイルが無効

PIRC PRIVILEGE 不正なレコード制御

PIUC PRIVILEGE 不正なユーザ コード

PIUI PRIVILEGE 不正なユーザ ID、無効 UID

PLNA PRIVILEGE ログインが非アクティブ

SAAL STATUS 許可済み

SAAS STATUS 割り当て済み

SABT STATUS 打ち切り

SAIN STATUS 禁止済み

SAIS STATUS インサービス済み

SAOP STATUS 操作済み

SAPR STATUS すでに保護ステート

SARB STATUS すべてのリソースが使用中

SATF STATUS 自動テスト失敗

SCNA STATUS コマンド中止不能

表 8-31 デフォルト TL1 エラー(続き)

エラー コード(errcde) エラー タイプ エラー メッセージ(errmsg)

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.7 TL1 エラー

8-71Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

SCNF STATUS コマンドがない

SDAS STATUS 診断開始済み

SDFA STATUS デュプレックス ユニット失敗

SDLD STATUS デュプレックス ユニット ロック

SDNA STATUS デュプレックス ユニット使用不可

SDNC STATUS データ不整合

SDNR STATUS データが未整備

SDNA STATUS 診断がまだ開始されていない

SFAS STATUS 障害特定が開始済み

SFNS STATUS 障害特定がまだ開始されていない

SLBM STATUS リストが最小限未満

SLEM STATUS リストが最大限を超過

SLNS STATUS ログがまだ開始されていない

SNOS STATUS NTE がアウト オブ サービス

SNPR STATUS 保護ステートにない

SNRM STATUS システムが復元モードではない

SNSR STATUS スイッチ要求が未処理

SNVS STATUS 有効ステートにない

SPFA STATUS 保護ユニット失敗

SPLD STATUS 保護ユニット ロック

SPNA STATUS プロセス中止不能

SPNF STATUS プロセスがない

SRCI STATUS 要求したコマンド(1 つ以上)が禁止されている

SROF STATUS 要求した操作が失敗

SSRD STATUS スイッチ要求拒否

SSRE STATUS システム リソース超過

SSTP STATUS 停止

STAB STATUS テスト中止

SVNS STATUS 有効ステートにない

SWFA STATUS 現用ユニット失敗

SWLD STATUS 現用ユニット ロック

表 8-31 デフォルト TL1 エラー(続き)

エラー コード(errcde) エラー タイプ エラー メッセージ(errmsg)

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.8 TL1/SNMP マッピング テーブル

8-72Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.8 TL1/SNMP マッピング テーブル表 8-32 に、TL1 と SNMP 間のパラメータ マッピングを示します。

表 8-32 TL1/SNMP コマンド マッピング

TL1 パラメータ SNMP アトリビュート

LINE1RXPWR cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1RXPwr

LINE1TXPWR cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TXPwr

LINE2RXPWR cerent15216EdfaGenericEdfa3Line2RXPwr

LINE2TXPWR cerent15216EdfaGenericEdfa3Line2TXPwr

GAIN cerent15216EdfaGenericEdfa3Gain

TILT cerent15216EdfaGenericEdfa3Tilt

LASSTATUS cerent15216EdfaGenericEdfa3AmpLaserStatus

DCULOSS cerent15216EdfaGenericEdfa3DcuLoss

CTRLMODE cerent15216EdfaGenericEdfa3ControlMode

GAINSP cerent15216EdfaGenericEdfa3GainSetpoint

GAINTHDL cerent15216EdfaGenericEdfa3GainThDegLow

GAINTHDH cerent15216EdfaGenericEdfa3GainThDegHigh

PWROFFSET cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrOffset

LINE1TXPWRSP cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TXPwrSetpoint

LINE1TXPWRTHDL cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TXPwrThDegLow

LINE1TXPWRTHDH cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TXPwrThDegHigh

LINE1TXPWRTHFL cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TXPwrThFailLow

LINE1RXPWRTHFL cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1RXPwrThFailLow

LINE2RXPWRTHFL cerent15216EdfaGenericEdfa3Line2RXPwrThFailLow

TILTSP cerent15216EdfaGenericEdfa3TiltSetpoint

TILTOFFSET cerent15216EdfaGenericEdfa3TiltOffset

OSRI cerent15216EdfaGenericEdfa3Osri

IPADDR cerent15216EdfaGenericIpAddress

IPMASK cerent15216EdfaGenericIpNetMask

DEFRTR cerent15216EdfaGenericIpDefaultGateway

MACADDR ipPhysAddress(RFC 2233)

NAME sysName(RFC 1213)

LONGITUDE sysLocation(RFC 1213)

LATITUDE sysLocation(RFC 1213)

CLEI cerent15216EdfaGenericCleiCode

DESCR sysDescription(RFC 1213)

HARDWAREREV entPhysicalHardwareRev(RFC 2737)

FIRMWAREREV entPhysicalFirmwareRev(RFC 2737)

SOFTWAREREV entPhysicalSoftwareRev(RFC 2737)

SWUPDATE cerent15216EdfaGenericSoftwareTimeStamp

SERIALNUM entPhysicalSerialNumber(RFC 2737)

MFGNAME entPhysicalMfgName(RFC 2737)

MODELNAME entPhysicalModelName(RFC 2737)

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.9 TL1/SNMP アラーム マッピング

8-73Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.9 TL1/SNMP アラーム マッピング表 8-33 に、TL1 と SNMP 間のアラーム マッピングを示します。

SNMPSETREQ cerent15216EdfaGenericEnableSetRequestProcessing

ACTIVESW cerent15216EdfaGenericSoftwareStatus ― Active(10)

STANDBYSW cerent15216EdfaGenericSoftwareStatus ― Standby(20)

表 8-32 TL1/SNMP コマンド マッピング(続き)

TL1 パラメータ SNMP アトリビュート

表 8-33 TL1/SNMP アラーム マッピング

TL1 条件 SNMP トラップ

PWRBUSA cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrAlarmBusA

PWRBUSB cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrAlarmBusB

MEMLOW cerent15216EdfaGenericEdfa3FreeMemoryOnSystemVeryLow

FFSLOW cerent15216EdfaGenericEdfa3FFSCapacityVeryLow

EQPT cerent15216EdfaGenericEdfa3EqptFailure

COMFAIL cerent15216EdfaGenericEdfa3ModuleCommFailure

CTMP cerent15216EdfaGenericEdfa3CaseTempOutOfRange

FTMP cerent15216EdfaGenericEdfa3FiberTempOutOfRange

LTMP cerent15216EdfaGenericEdfa3ExcessivePumpTemperature

LBIASD cerent15216EdfaGenericEdfa3LaserBiasDegrade

LBIASF cerent15216EdfaGenericEdfa3LaserBiasFail

LINE1RXPWRFL cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrFailureLowLine1Rx

GAINDH cerent15216EdfaGenericEdfa3GainDegradeHigh

GAINDL cerent15216EdfaGenericEdfa3GainDegradeLow

LINE1TXPWRFL cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrFailLowLine1Tx

LINE1TXPWRDH cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrDegradeHighLine1Tx

LINE1TXPWRDL cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrDegradeLowLine1Tx

LINE2RXPWRFL cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrFailLowLine2Rx

VOADH cerent15216EdfaGenericEdfa3VoaDegradeHigh

VOADL cerent15216EdfaGenericEdfa3VoaDegradeLow

VOAFH cerent15216EdfaGenericEdfa3VoaFailHigh

DATAFLT cerent15216EdfaGenericEdfa3DataIntegrityFault

BACKUPREST cerent15216EdfaGenericBackupRestoreInProgress

SFTWDOWN cerent15216EdfaGenericSoftwareDownloadInProgress

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.10 TL1/SNMP イベント マッピング

8-74Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.10 TL1/SNMP イベント マッピング表 8-34 に、TL1 と SNMP 間のイベント マッピングを示します。

表 8-34 TL1/SNMP イベント マッピング

TL1 条件 SNMP トラップ

CTRLMODE cerent15216EdfaGenericEdfa3ControlModeChanged

GAINCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3GainSetpointChanged

GAINTHDLCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3GainDegradeLowThresholdChanged

GAINTHDHCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3GainDegradeHighThresholdChanged

OPOFFSET cerent15216EdfaGenericEdfa3OutputPwrOffsetChanged

LINE1TXPWRCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrsetpointChangedLine1Tx

LINE1TXPWRTHDLCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrDegradeLowThresholdChangedLine1Tx

LINE1TXPWRTHDHCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrDegradeHighThresholdChangedLine1Tx

LINE1TXPWRTHFLCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrFailLowThresholdChangedLine1Tx

LINE1RXPWRTHFLCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrFailLowThresholdChangedLine1Rx

LINE2RXPWRTHFLCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrFailLowThresholdChangedLine2Rx

TILTCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3TiltSetpointChanged

TILTOFFSETCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3TiltOffsetChanged

LASERCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3LaserStatusChanged

OSRICHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3OsriChanged

CUTOVERRESET cerent15216EdfaGenericResetAfterCutover

SOFTWARERESET cerent15216EdfaGenericSoftwareReset

IP(ファイル転送ステータス) cerent15216EdfaGenericSoftwareDownloadInProgress

COMPLD(ファイル転送ステータス)

SUCCES(ファイル転送結果)

cerent15216EdfaGenericSoftwareDownloadComplete

COMPLD(ファイル転送ステータス)

FAILURE(ファイル転送結果)

cerent15216EdfaGenericSoftwareDownloadFailed

SEVERITYCHANGED cerent15216EdfaGenericEventProfileChanged

PWRBUSMAXCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrBusVoltageMax

PWRBUSMINCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrBusVoltageMin

MAXCTMPCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3CaseTempMax

MINCTMPCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3CaseTempMin

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.11 各コマンドがサポートする TL1 エラー

8-75Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

8.11 各コマンドがサポートする TL1 エラー表 8-35 に、各コマンドがサポートする TL1 エラーを示します。

表 8-35 各コマンドがサポートする TL1 エラー

コマンド エラー コード

ACT-USER PICC

ALW-MSG-ALL IIAC、IICT、IISP、IITA、SAAL、SROF

APPLY IICT、IITA、SROF

CANC-USER IICT、IITA、IISP、SROF

COPY-RFILE IIAC、IICT、SROF

CPY-MEM IIAC、IICT、SROF

DLT-RFILE IIAC、IICT、SROF

DLT-TRAPTABLE IITA、IISP、IICT、PICC、SROF

DLT-USER-SECU IICT、IISP、IITA、PICC、PIUC、SROF

ED-DAT IICT、IISP、IITA、SROF

ED-DWDM IITA、IISP、IIAC、IICT、SROF

ED-EQPT IITA、IISP、IIAC、IICT、SROF

ED-NE-GEN IITA、IISP、IICT、SROF

ED-PID IITA、IISP、IICT、SROF

ED-TRAPTABLE IITA、IISP、IICT、SROF

ED-USER-SECU IITA、IISP、IICT、SROF

ENT-TRAPTABLE IITA、IISP、IICT、SROF

ENT-USER-SECU IITA、IISP、IICT、SROF

INH-MSG-ALL IITA、IISP、IICT、SAIN、SROF

INIT-SYS IITA、IISP、IIAC、IICT、SROF

RTRV-ALM-ALL IITA、IISP、IICT、SROF

RTRV-ALM-DWDM IITA、IISP、IICT、SROF

RTRV-ALM-EQPT IITA、IISP、IICT、SROF

RTRV-ATTR-ALL IITA、IISP、IICT、SROF

RTRV-AO IITA、IISP、IICT、SROF

RTRV-COND-ALL IITA、IISP、IICT、SROF

RTRV-COND-DWDM IITA、IISP、IICT、SROF

RTRV-COND-EQPT IITA、IISP、IICT、SROF

RTRV-DFLT-SECU IITA、IISP、IIAC、IICT、SROF

RTRV-DWDM IITA、IISP、IIAC、IICT、SROF

RTRV-EQPT IITA、IISP、IIAC、IICT、SROF

RTRV-HDR IITA、IISP、IICT、SROF

RTRV-NE-GEN IITA、IISP、IIAC、IICT、SROF

RTRV-RFILE IITA、IISP、IICT、SROF

RTRV-TH-DWDM IITA、IISP、IIAC、IICT、SROF

RTRV-TH-EQPT IITA、IISP、IIAC、IICT、SROF

RTRV-TOD IITA、IISP、IICT、SROF

RTRV-TRAPTABLE IITA、IISP、IICT、SROF

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第 8章 TL1 コマンドおよび自律メッセージ8.11 各コマンドがサポートする TL1 エラー

8-76Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

RTRV-USER-SECU IITA、IISP、IICT、SROF

SET-ATTR-ALL IITA、IISP、IICT、SROF

SET-ATTR-SECUDFLT IITA、IISP、IICT、SROF

SET-TH-DWDM IITA、IISP、IIAC、IICT、SROF

SET-TH-EQPT IITA、IISP、IIAC、IICT、SROF

STA-LOCL-RST IITA、IISP、IICT、SROF

表 8-35 各コマンドがサポートする TL1 エラー(続き)

コマンド エラー コード

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C H A P T E R

9-1Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

9

SNMP の使用準備

この章では、ONS 15216 EDFA3 で SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)を使用するための準備作業に関する情報について説明します。内容は次のとおりです。

• 9.1 SNMP および ONS 15216 EDFA3 の概要(p.9-1)

• 9.2 SNMP マネージャ コミュニティ ストリングの設定(p.9-2)

9.1 SNMP および ONS 15216 EDFA3 の概要ONS 15216 EDFA3 は SNMPv1 と SNMPv2c の両方のトラップおよび要求をサポートします。SNMPMIB(管理情報ベース)を使用すると、アラーム、トラップ、およびステータス情報を定義することができます。

SNMP を使用した場合、NMS(Network Management System; ネットワーク管理システム)アプリケーションでは、サポート対象の MIB を使用して管理エージェントを照会できます。機能エンティティにはイーサネット スイッチや、その他のマルチプレクサが含まれます。SNMP 設定を設定または変更する手順については、第 10章「SNMP および MIB」を参照してください。

SNMP エージェントは共通 SNMP エージェントの各設定を使用して動作することができます。ここに記載された情報は、SNMP マネージャを設定する場合に役立ちます。

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第 9章 SNMP の使用準備9.2 SNMP マネージャ コミュニティ ストリングの設定

9-2Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

9.2 SNMP マネージャ コミュニティ ストリングの設定SNMP エージェント トラップ マネージャ コミュニティ ストリングを使用して、SNMP マネージャコミュニティ ストリングが 10 個設定されます。SNMP は SNMP REQUEST コマンドを受け入れるために、これら 10 個のコミュニティ名の 1 つを使用して、コミュニティ名を調べます。

オペレータが SNMP を開始するには、少なくとも 1 つのコミュニティ名を設定する必要があります。SNMP マネージャ コミュニティ ストリングの設定手順は、次のとおりです。

ステップ 1 コマンド シェルから SNMP エージェントに ping を送信します。例 9-1 に例を示します。

例 9-1 SNMP エージェントへの ping 送信

C:\ftp> ping 129.9.0.6Pinging 129.9.0.6 with 32 bytes of data:Reply from 129.9.0.6:bytes=32 time<10ms TTL=64Reply from 129.9.0.6:bytes=32 time<10ms TTL=64Reply from 129.9.0.6:bytes=32 time<10ms TTL=64Reply from 129.9.0.6:bytes=32 time<10ms TTL=64C:\ftp>

システムが ping コマンドに応答できない場合は、EIA/TIA-232(RS-232)ポートを介してログインし、TL1 を使用して SNMP エージェントの IP アドレスを設定します。最初のコミュニティ ストリングを設定する場合、オペレータは TL1 コマンド ED-TRAPTABLE を使用する必要があります。cerent15216EdfaGenericNotifDestn テーブル コミュニティ ストリングを設定するには、TL1 を使用する必要があります。

ステップ 2 ログインするには、TL1 シェルで次のように入力します。

ACT-USER::EDFA3_USER:123::**********;

既存のコミュニティ ストリング名が不明な場合は、TL1 RTRV-TRAPTABLE コマンドを使用して、SNMP トラップ マネージャ コミュニティ ストリングを取得することができます(「8.4.42RTRV-TRAPTABLE」[p.8-47] を参照)。新しいコミュニティ名を作成する手順については、「8.4.17 ENT-TRAPTABLE」(p.8-21)を参照してください。

例 9-2 に、パブリック コミュニティの作成例を示します。

例 9-2 パブリック コミュニティの作成

ENT-TRAPTABLE::172.16.30.82:123::TRAPCOM=public,TRAPPORT=162;

ステップ 3 MIB ブラウザを起動します。SimpleTest などの MIB ブラウザ を使用してテストしたり、AdventNetMIB ブラウザなどの別のツールを使用することができます(図 9-1)。

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第 9章 SNMP の使用準備9.2 SNMP マネージャ コミュニティ ストリングの設定

9-3Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

図 9-1 AdventNet MIB ブラウザ

ステップ 4 MIB をブラウズします。

ステップ 5 トラップを表示します(例については、図 9-2 を参照)。

図 9-2 TrapViewer

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第 9章 SNMP の使用準備9.2 SNMP マネージャ コミュニティ ストリングの設定

9-4Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

ステップ 6 トラップを選択し、View Details ボタンをクリックして、詳細を表示します(例については、図 9-3を参照)。

図 9-3 トラップの詳細

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C H A P T E R

10-1Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10

SNMP および MIB

SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)MIB(管理情報ベース)は、Loss of Signal(LOS; 信号損失)アラームしきい値などのネットワーク情報を階層構造に編成したたものです。MIB は ObjectIdentifier(OID; オブジェクト ID)によって識別される管理対象管理オブジェクトです。MIB はデバイス固有の属性を提供します。MIB 内で固定されている属性や、デバイスで稼働中のエージェント ソフトウェアによって計算される動的な値があります。

SNMP はアプリケーションレイヤ プロトコルです。デバイス ユーザは MIB から管理情報を取得して変更したり、NMS(Network Management System; ネットワーク管理システム)にイベント通知を送信することができます。

この章では、Cisco ONS 15216 EDFA3 に関連する SNMP MIB を読み取り、理解する方法について説明します。この章で説明する内容は、次のとおりです。

• 10.1 概要(p.10-2)

• 10.2 SNMP MIB およびメッセージ タイプ(p.10-6)

• 10.3 SNMP の機能(p.10-7)

• 10.4 ONS 15216 EDFA3 テーブルおよびグループ(p.10-9)

• 10.5 SNMP トラップ(p.10-22)

• 10.6 SNMP 汎用オブジェクト(p.10-28)

• 10.7 SNMP 固有のオブジェクト(p.10-29)

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第 10章 SNMP および MIB10.1 概要

10-2Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10.1 概要ONS 15216 EDFA3 SNMP の実装では、標準 Internet Engineering Task Force(IETF; インターネット技術特別調査委員会)MIB を使用して、インベントリ、障害、およびパフォーマンス管理情報を伝達します。SNMP では、Cisco Transport Manager(CTM)、HP OpenView Network Node Manager(NNM)、Open Systems Interconnection(OSI; オープン システム インターコネクション)NetExpert などの一般的なサードパーティ製 SNMP マネージャを使用して、ONS 15216 EDFA3 を管理することができます。ONS 15216 EDFA3 に SNMP エージェントは組み込まれていますが、SNMP マネージャは組み込まれていません。

ONS 15216 EDFA3 は SNMP Version 1(SNMPv1)および SNMP Version 2c(SNMPv2c)をサポートします。

SNMP には、管理コマンドおよび応答の限定的なセットが含まれています。これらを使用することにより、単一のオブジェクト変数または複数のオブジェクト変数を取得したり、単一変数の値を設

定することができます。SNMP コマンドが送信されると、管理対象エージェントは Response メッセージを送信して、Get、GetNext、GetBulk、または Set が完了したことを示します。管理対象エージェントは管理システムにイベント通知(トラップ)を送信して、しきい値がプリセットした値を

超過するなどの状態が発生したことを示します。

10.1.1 SNMP コンポーネントSNMP で管理されるネットワークには、3 つの主要コンポーネントがあります。

• 管理対象デバイス(ONS 15216 EDFA3 や ONS 15454 など)

• エージェント(ONS 15216 EDFA3 上の SNMP エージェントなど)

• 管理システム(CTM や HP OpenView NNM など)

管理対象デバイスは SNMP エージェントを含む、SNMP の管理対象ネットワーク上に配置されたネットワーク ノードです。管理対象デバイスは管理情報を収集して保存します。また、SNMP を使用して、SNMP を使用する管理システムでこの情報を使用できるようにします。管理対象デバイスはルータ、アクセス サーバ、スイッチ、ブリッジ、ハブ、コンピュータ ホスト、および ONS 15216EDFA3 などのネットワーク要素などです。

10.1.2 ONS 15216 EDFA3 SNMP 要素次に、ONS 15216 EDFA3 で使用できる 3 つの SNMP 要素を示します。

• SNMP エージェント

• SNMP MIB

• サードパーティ製 SNMP マネージャ

MIB ファイル名は次のとおりです。

• rfc 1155.mib

• rfc 1212.mib

• rfc 1213.mib

• rfc 1157.mib

• rfc 1445.mib

• rfc 1901.mib

• rfc 1906.mib

• rfc 1907.mib

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第 10章 SNMP および MIB10.1 概要

10-3Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

• rfc 1908.mib

• rfc 2011.mib

• rfc 2012.mib

• rfc 2013.mib

• rfc 2579.mib

• rfc 2580.mib

• rfc 2737.mib

• rfc 3014.mib

• cerentedfa3.mib

• CERENT-GLOBAL-REGISTRY.mib

• CERENT-TC.mib

図 10-1 に、SNMP 要素を示します。

図 10-1 SNMP 要素

NMS

3393

0

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第 10章 SNMP および MIB10.1 概要

10-4Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10.1.2.1 SNMP エージェント

エージェントは、要求および生成済みイベント レポートの受信、処理、および応答に操作可能なロールを使用するエンティティです。エージェントは、デバイス パラメータおよびネットワークデータのリポジトリである MIB からデータを収集します。エージェントが要求に応答するには、ネットワーク管理情報へのアクセス権が必要です。レポートを生成するには、エージェントに内部

イベントを通知する必要があります。

シスコでは、ONS 15216 EDFA3 のパラメータを監視および設定するための SNMP エージェント(ONS 15216 EDFA3 にインストール)および SNMP MIB を提供しています。SNMP エージェント ソフトウェアおよび MIB は、各 ONS 15216 EDFA3 に事前にインストールされています。

図 10-2 に、SNMP エージェントと MIB の関係を示します。

図 10-2 SNMP エージェントおよび MIB

10.1.2.2 SNMP MIB

MIB は管理対象デバイス内の各管理対象オブジェクトのプロパティ定義を集めたものです。管理対象デバイスごとに保持されるデータベースには、MIB 内で記述された各定義の値が格納されています。

SNMP MIB(CERENT-15216-EDFA-MIB.mib および CERENT-GLOBAL-REGISTRY.mib)は、ASN.1構文で記述されたファイルです。CERENT-15216-EDFA-MIB.mib ファイルは、監視する必要があるONS 15216 EDFA3 情報を指定します。CERENT-15216-EDFA-MIB.mib ファイルおよびその他の MIBは、ネットワーク管理センターに配置されたサードパーティ製 SNMP マネージャにインストールすることもできます。ネットワーク管理センターの SNMP マネージャは、この SNMP MIB を使用して SNMP と通信します。

10.1.2.3 SNMP マネージャ

ONS 15216 EDFA3 で SNMP コマンドを使用するには、サードパーティ製 SNMP マネージャが必要です。SNMP マネージャにアクセスして使用すると、各 ONS 15216 EDFA3 に事前インストールされた SNMP エージェントと通信することができます。このマニュアルには、CTM SNMP マネージャを使用して増幅器に SNMP コマンドを発行する例が記載されています。

(注) SNMP コマンドを使用するには、TL1 を使用してコミュニティ ストリングを設定しておく必要があります。ストリングを設定するには、TL1 コマンドを使用します(第 9章「SNMP の使用準備」を参照)。

get get-next get-bulk

get-response

3263

2SNMP

NMS

MIBSNMP

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第 10章 SNMP および MIB10.1 概要

10-5Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

ネットワーク要素を管理するには、ネットワーク管理センター上の別のコンピュータで稼働してい

るサードパーティ ベンダー製の SNMP マネージャを使用します。サードパーティ製 SNMP マネージャには、ONS 15216 EDFA3 に事前インストールされた SNMP エージェントと通信する機能が必要です。

ベンダー固有の SNMP マネージャごとに、SNMP MIB のインストール手順は異なります。SNMPMIB のロード手順については、ご使用の SNMP マネージャのマニュアルを参照してください。別途、標準のサードパーティ製 SNMP マネージャが必要です。CTM の詳細については、『CiscoTransport Manager Operations Guide』を参照してください。

10.1.2.4 SNMP トラップ

ONS 15216 EDFA3 は複数の SNMP マネージャから SNMP 要求を受信して、10 個のトラップ レシーバーにトラップを送信することができます。ONS 15216 EDFA3 はすべてのアラームおよびイベントを SNMP トラップとして生成します。これらのトラップは最大 10 個のマネージャに送信されます(10 個の異なる IP アドレスが含まれます)。

ONS 15216 EDFA3 は、アラームを一意に識別するオブジェクト ID が含まれたトラップを生成します。エンティティ識別子は、アラームを生成したエンティティを一意に識別します。トラップはア

ラームの重要度(クリティカル、メジャー、マイナー、イベントなど)を指定し、アラームが SA(サービスに影響する)であるか、または NSA(サービスに影響しない)であるかを示します。トラップには、アラーム発生日時を示す日付 /タイムスタンプも含まれています。アラーム条件がクリアされた場合も、ONS 15216 EDFA3 は各アラームのトラップを生成します。SNMPv2c のトラップには、送信側の IP アドレスも含まれます。

各 SNMP トラップには 11 個の変数バインディングが含まれます。表 10-1 に、ONS 15216 EDFA3 の標準バインディングを示します。

10.1.2.5 SNMP 汎用オブジェクト

送信されたすべてのトラップは、オペレータが参照できるようにログ ファイルに保存されます。1つのログ ファイルには最大 1,024 個のトラップおよびイベントが格納されます。次の 2 つの SNMPトラップ ファイルがあります。

• snmpNotifyLofA

• snmpNotifyLogB

合計で 2,048 個のトラップを格納できます。SNMP エージェントを使用すると、重要なトラップおよびイベント ステータスを cerent15216EdfaGenericStandingCondnTable に保存したり、クリアすることができます。

表 10-1 ONS 15216 EDFA3 の標準 SNMP トラップ変数バインディング

トラップ 送信元 RFC 説明

coldStart RFC1907-MIB エージェントがコールド スタートで起動しています(システム ルーティングのために遅延)。

warmStart RFC1907-MIB エージェントがウォーム スタートで起動しています(システム ルーティングのために遅延)。

authenticationFailure RFC1907-MIB コミュニティ ストリングが一致しません。

entConfigChange RFC2737/ENTITY-MIB entLastChangeTime 値が変更されました。

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第 10章 SNMP および MIB10.2 SNMP MIB およびメッセージ タイプ

10-6Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10.1.3 SNMP コマンドによる測定単位の入力ONS 15216 EDFA3 の SNMP インターフェイスは小数数を認識しません。したがって、小数値(10.1など)を入力する場合は、値を 101 として指定する必要があります。一貫性を保つために、数値全体に追加桁を付加する必要があります(たとえば、10 は 100 と入力します)。

TL1 インターフェイスは値を浮動小数点として表現します。

10.2 SNMP MIB およびメッセージ タイプマネージャは SNMP 処理を使用して、エージェントからアクセスできる管理情報の値を取得したり、変更することができます。エージェントはマネージャにイベントを報告できます。マネージャ

は別のマネージャに、エージェントの管理情報値を通知することができます。

マネージャは取得および変更処理を使用して、エージェントにアクションやコマンドを実行させる

ことができます。また、MIB 内に管理情報の新しいインスタンスを作成したり、既存のインスタンスを削除することもできます。

MIB は情報を集めて階層構造に編成したものです。これらの MIB にアクセスするには、SNMP などのネットワーク管理プロトコルを使用します。MIB は OID によって識別される管理対象管理対象オブジェクトです。テーブルの内容を表示するには、テーブルを選択して、テーブルに GET 処理を実行します。

ONS 15216 EDFA3 SNMP エージェントは SNMP メッセージを使用して、SNMP 管理アプリケーション(サードパーティ製アプリケーション)と通信します。表 10-2 に、SNMP 処理タイプを示します。

表 10-2 SNMP 処理タイプ

SNMP 処理 説明

get-request MIB 内の特定の変数から値を取得します。

get-next-request 名前付き変数のあとの値を取得します。この処理は通常、テーブル内の複数

の変数を取得する場合に使用します。この動作では、SNMP エージェントに正確な変数名を認識させる必要はありません。SNMP マネージャは順に検索を行い、必要な変数を MIB 内で特定します。

get-response NMS から送信される get-request、get-next-request、get-bulk-request、またはset-request への応答。

get-bulk-request get-next-request に似ています。ただし、この処理を使用すると、get-responseにおける get-next 相互作用の反復回数が最大に設定されます。

trap SNMP エージェントから SNMP マネージャに送られる、イベントが発生したことを示す割り込みメッセージです。

set-request 特定の変数の値を設定します。

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第 10章 SNMP および MIB10.3 SNMP の機能

10-7Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10.3 SNMP の機能ここでは、SNMP 機能の一部を示します。

10.3.1 コミュニティ ストリングのサポートSNMP を使用すると、SNMP マネージャごとに Community String パラメータを設定することができます。

10.3.2 Trap Destination Tableセキュリティ上の理由から、Trap Destination Table は SNMP インターフェイスを通して変更することができません。変更するには、TL1 インターフェイスを使用します。

10.3.3 SNMP set-request 処理のイネーブル化 /ディセーブル化SNMP エージェントには、set-request 処理をイネーブルまたはディセーブルにするためのパラメータがあります。このパラメータを変更するには、TL1 インターフェイスを使用する必要があります。

10.3.4 ログSNMP エージェントは、最大 1,000 個のイベントのトラップを管理できます。上限に到達すると、ログはラップされますが、通知は送信されません。各トラップはリアルタイムでログ ファイルに保存されます。

10.3.5 SNMP 属性値の変更通知SNMP エージェントは接続されたすべての SNMP マネージャにイベントを送信して、

ONS 15216 EDFA3 データベース内のすべての変更を通知します。

10.3.6 一般的なソフトウェアのダウンロード一度に実行できるダウンロード セッションは 1 つのみです(FTP、TL1、または SNMP インターフェイスを使用)。ダウンロード中に、SNMP コマンドを起動したり、カットオーバーを適用することはできません。EDFA3 は Flash File System(フラッシュ ファイル システム)に次の 2 つのバージョンのソフトウェアを保存したり、取得することができます。

• アクティブ(最初のブート エントリで指定)

• スタンバイ(2 番めのブート エントリで指定)

モジュール ファームウェアのダウンロードはユーザに対して透過的に実行されます(ユーザはソフトウェア ダウンロード中にモジュール ファームウェアがダウンロードされていることを認識しません)。ONS 15216 EDFA3 に不正なファイルがロードされないようにするために、ダウンロードされたソフトウェア ファイルにチェックサム テストが実行されます。ダウンロードをアクティブにするには、次のパラメータを指定します。

• FTP サーバの IP アドレス、ユーザ ID、およびパスワード

• ダウンロードするファイルの名前およびパス

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第 10章 SNMP および MIB10.3 SNMP の機能

10-8Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

エージェントのダウンロードは、FTP プロトコルを使用して、次の手順に従って実行されます

1. エージェントがダウンロードの開始コマンドを受信します。

2. エージェントは FTP クライアントとして機能して、指定された FTP サーバとの接続を開きます。接続に失敗した場合、エージェントはエラー メッセージを戻します。

3. TL1 エージェントは FTP サーバに get コマンドを転送して、ダウンロードが進行中であることを示すイベント(ipdownload)を送信します。

4. ファイル転送に成功すると、エージェントは処理に成功したことを示すイベント(compldownload)を発行します。

5. 転送に失敗した場合、またはチェックサムに失敗した場合、エージェントはイベント(failuredownload)を生成して、ONS 15216 EDFA3 にダウンロード試行に失敗したことを通知します。

アクティブ ダウンロード中に、別のダウンロード コマンドは処理されません。

ダウンロードを行うと、セカンダリ ブート エントリに格納されたソフトウェア ファイルが置き換えられます。新しいソフトウェア ファイルをアクティブにするには、コマンドを使用してメモリ内のソフトウェア カットオーバーを適用し EDFA3 をリセットします。ONS 15216 EDFA3 にソフトウェア カットオーバーおよび EDFA3 リセット(cutoverreset)を伝達するイベントが 1 つ生成されます。

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第 10章 SNMP および MIB10.4 ONS 15216 EDFA3 テーブルおよびグループ

10-9Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10.4 ONS 15216 EDFA3 テーブルおよびグループcerent15216Edfa.mib には、ONS 15216 EDFA3 を調べてプロビジョニングする場合に使用される重要なテーブルがいくつか含まれています。ここでは、これらのテーブルおよびその説明を示します。

• 10.4.1 CERENT-15216-EDFA-GENERIC-MIB(p.10-10)

• 10.4.2 cerent15216EdfaGenericGeneralGroup テーブル(p.10-11)

• 10.4.3 cerent15216EdfaGenericSoftware テーブル(p.10-12)

• 10.4.4 cerent15216EdfaGenericNotifDestn テーブル(p.10-12)

• 10.4.5 cerent15216EdfaGenericStandingCondn テーブル(p.10-13)

• 10.4.6 cerent15216EdfaGenericEdfa3Group テーブル(p.10-13)

• 10.4.7 cerent15216EdfaGenericEventProfileTable(p.10-18)

• 10.4.8 GenericEdfa3MiscGroup(p.10-19)

• 10.4.9 GenericOprnsGroup(p.10-19)

ONS 15216 EDFA3 で使用される MIB には、重要なテーブルおよびグループがいくつか含まれています。これらを完全に理解して使用できるように、表 10-3 に主要な OID、構文、アクセス権、および説明を示します。

表 10-3 標準 MIB

MIB 変数 構文 最大アクセス権 説明

sysDescr DisplayString (SIZE (0..255)) 読み取り専用 エンティティの説明。この値には、システム ハードウェア タイプ、ソフトウェア オペレーティング システム、およびネットワーキング ソフトウェアの完全名およびバージョン ID を含める必要があります。変更するには、TL1 を使用します。

sysName DisplayString (SIZE (0..255)) 読み書き この管理対象ノードに管理上割り当てられた名

前。慣例上は、ノードの完全修飾ドメイン名で

す。この名前が不明な場合、値は長さがゼロのス

トリングになります。変更するには、TL1 を使用します。

sysLocation DisplayString (SIZE (0..255)) 読み書き このノードの物理位置(「3 階の電話室内」など)。この位置が不明な場合、値は長さがゼロのストリ

ングになります。この値は Longitude およびLatitude(コロンで区切る)に変更できます。

ifAdminStatus INTEGER up(1)、down(2)、testmode(3)

読み書き インターフェイスの目的のステート。テスト(3)ステートでは、処理可能なパケットを送受信でき

ません。管理対象システムを初期化すると、すべ

てのインターフェイスはダウン(2)ステートで起動します。管理対象システムで管理アクション

または設定情報が明示的に保持されている場合

は、ifAdminStatus がアップ(1)またはテスト(3)ステートに変更されます(あるいは、ダウン(2)ステートのままになります)。この値を変更でき

るのは、アップ(1)を記述した場合のみです。

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第 10章 SNMP および MIB10.4 ONS 15216 EDFA3 テーブルおよびグループ

10-10Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10.4.1 CERENT-15216-EDFA-GENERIC-MIBCERENT-15216-EDFA-GENERIC-MIB は ONS 15216 EDFA3 の設定データと動作モード、および管理情報やパフォーマンス情報を設定したり、取得する場合に使用します。図 10-3 に、MIB のツリー構造を示します。このツリー構造内のエントリの左側にプラス記号(+)がある場合は、ツリーを展開して、ツリーのブランチを表示することができます(図 10-4 を参照)。

図 10-3 CERENT-15216-EDFA-GENERIC-MIB の一般構造

図 10-4 Cerent 製品の主要グループおよびテーブル

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第 10章 SNMP および MIB10.4 ONS 15216 EDFA3 テーブルおよびグループ

10-11Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10.4.2 cerent15216EdfaGenericGeneralGroup テーブルcerent15216EdfaGenericGroup テーブル(表 10-4)は一般情報を保持する場合に使用します。

表 10-4 cerent15216EdfaGenericGeneralGroup テーブル

一般的な変数 構文 最大アクセス権 説明

cerent15216EdfaGenericEnableNotification TruthValue 読み書き このオブジェクトをイネーブルまた

はディセーブルに設定すると、管理ス

テーションでデバイスからの通知生

成をオンまたはオフにすることがで

きます。

cerent15216EdfaGenericEnableSetRequestProcessing

TruthValue 読み取り専用 このオブジェクトは、SNMP インターフェイスを通してデバイスをプロビ

ジョニングできるかどうかを示しま

す。ディセーブルに設定すると、デバ

イスはすべての SNMP set 要求を拒否します。セキュリティ上の理由から、

このオブジェクトは SNMP インターフェイスを通してプロビジョニング

することができません。

cerent15216EdfaGenericNodeTime DateAndTime 読み書き デバイスの Wall Clock Time

cerent15216EdfaGenericSentNotifications Counter32 読み取り専用 エ ー ジ ェ ン ト か ら 送 信 さ れ た

SNMPv1 通知と SNMPv2 通知の合計。コールド /ウォーム スタートを実行すると、カウントがゼロにリセットされ

ます。NMS が ONS 15216 EDFA3 との通信切断を検出するには、この変数を

使用する必要があります。

cerent15216EdfaGenericIpAddress IpAddress 読み書き ONS 15216 EDFA3 の IP アドレス

cerent15216EdfaGenericIpNetMask IpAddress 読み書き ONS 15216 EDFA3 で使用されるネットワーク マスク

cerent15216EdfaGenericIpDefaultGateway IpAddress 読み書き ONS 15216 EDFA3 で使用されるデフォルト ゲートウェイ

cerent15216EdfaGenericCleiCode OCTET STRING (SIZE (0..10))

読み取り専用 ONS 15216 EDFA3 に割り当てられたCLEI コード

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第 10章 SNMP および MIB10.4 ONS 15216 EDFA3 テーブルおよびグループ

10-12Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10.4.3 cerent15216EdfaGenericSoftware テーブルcerent15216EdfaGenericSoftware テーブル(表 10-5)は、ソフトウェアに関する情報を保存する場合に使用します。

10.4.4 cerent15216EdfaGenericNotifDestn テーブルcerent15216EdfaGenericNotifDestn テーブル(表 10-6)は、汎用通知に関する情報を保持する場合に使用します。cerent15215EdfaGenericNotifDestn テーブルの値を作成するには、TL1 を使用する必要があります。

表 10-5 cerent15216EdfaGenericSoftware テーブル

一般的なソフトウェア変数 構文 最大アクセス権 説明

cerent15216EdfaGenericSoftwareStatus INTEGER {active(10),standby(20)}

読み取り専用 このオブジェクトは、ソフトウェ

ア ロードのアクティブ /スタンバイ ステータスを示します。

cerent15216EdfaGenericSoftwareName DisplayString 読み取り専用 FFS のソフトウェア ロード ファイルの名前

cerent15216EdfaGenericSoftwareTimeStamp DateAndTime 読み取り専用 このソフトウェアを不揮発性ファ

イル システムにコピーする時期を示すタイムスタンプ

表 10-6 cerent15216EdfaGenericNotifDestn テーブル

一般的な通知変数 構文 最大アクセス権 説明

cerent15216EdfaGenericNotifDestnIpAddr IpAddress アクセス不可 —

cerent15216EdfaGenericNotifDestnCommName OCTET STRING (SIZE(0..64))

読み取り専用 セキュリティのリモート マネージャ コミュニティ名

cerent15216EdfaGenericNotifDestnPort Integer32 読み取り専用 リモート マネージャ SNMP トラップ受信ポート番号。デフォ

ルトは 162 です。ユーザは 2,000 を超える値を設定できます。

cerent15216EdfaGenericNotifDestnVersion INTEGER {snmpV1(10), snmpV2(20), unknown(1) }

読み取り専用 リモート マネージャが受信する SNMP のバージョン

cerent15216EdfaGenericNotifDestnStatus RowStatus 読み取り専用 SNMPv2-TC から:

• 1: active

• 2: notInService

• 3: notReady

• 4: createAndGo

• 5: createAndWait

• 6: destroy

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第 10章 SNMP および MIB10.4 ONS 15216 EDFA3 テーブルおよびグループ

10-13Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10.4.5 cerent15216EdfaGenericStandingCondn テーブルcerent15216EdfaGenericStandingCondn テーブル(表 10-7)は、持続状態に関する情報を保存する場合に使用します。

10.4.6 cerent15216EdfaGenericEdfa3Group テーブルcerent15216EdfaGenericEdfa3Group テーブルには 5 つのサブグループがあります。表 10-8 にこれらのグループを示します。10.4.6.1  ~ 10.4.6.4  に、グループの概要を示します。

表 10-7 cerent15216EdfaGenericStandingCond テーブル

持続状態変数 構文 最大アクセス権 説明

cerent15216EdfaGenericStandingCondnTimeStamp DateAndTime 読み取り専用 トラップ発生時刻

cerent15216EdfaGenericStandingCondnType OBJECT IDENTIFIER 読み取り専用 トラップおよびイベ

ントの OID 番号

cerent15216EdfaGenericStandingCondnState CerentNotificationClass 読み取り専用 トラップまたはイベ

ントの状態

cerent15216EdfaGenericStandingCondnVariableOneOid OBJECT IDENTIFIER 読み取り専用 追加 OID 1

cerent15216EdfaGenericStandingCondnVariableOneValue Integer 32 読み取り専用 追加値 1

cerent15216EdfaGenericStandingCondnVariableTwoOid OBJECT IDENTIFIER 読み取り専用 追加 OID 2

cerent15216EdfaGenericStandingCondnVariableTwoValue Integer 32 読み取り専用 追加値 2

表 10-8 cerent15216EdfaGenericEdfa3Group テーブル

グループ 説明

cerent15216EdfaGenericEdfa3OpticalGroup 光入出力回線に関係するパラメータが格納されま

す。

cerent15216EdfaGenericEdfa3CtlModeGroup ONS 15216 EDFA3 の動作モードを取得および設定する場合に使用します。

cerent15216EdfaGenericEdfa3AlscGroup Amplifier Laser Status(ALS)および Optical SafetyRemote Interlock(OSRI)関連オブジェクトが含まれます。

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrBusGroup 電源バス関連パラメータがすべて含まれます。

cerent15216EdfaGenericEdfa3MBCGroup 温度およびレーザー電流パラメータがすべて含まれ

ます。

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第 10章 SNMP および MIB10.4 ONS 15216 EDFA3 テーブルおよびグループ

10-14Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10.4.6.1 cerent15216EdfaGenericEdfa3OpticalGroup

cerent15216EdfaGenericEdfa3OpticalGroup テーブル(表 10-9には、光入出力回線に関連するパラメータが含まれます。

表 10-9 cerent15216EdfaGenericEdfa3OpticalGroup テーブル

光グループ変数 構文 最大アクセス権 説明

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1RxPwr Integer32 (–600..250)(0.1 dBm 単位)

読み取り専用 LINE1RX ポートに関連する増幅器入力パワー値

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1RxPwrThFailLow Integer32 (–490..130)(0.1 dBm 単位)

読み書き LINE1RX ポートに関連した入力パワー値に対応する障

害下限しきい値

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line2TxPwr Integer32 (–600..250)(0.1 dBm 単位)

読み取り専用 LINE2TX ポートに関連する中間ステージ アクセスの出力パワー値

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line2RxPwr Integer32 (–600..250)(0.1 dBm 単位)

読み取り専用 LINE2RX ポートに関連する中間ステージ アクセスの入力パワー値

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line2RxPwrThFailLow Integer32 (–490..150)(0.1 dBm 単位)

読み書き LINE2RX ポートに関連した入力パワー値に対応する障

害下限しきい値

cerent15216EdfaGenericEdfa3Tilt Integer32 (–150..150)(0.1 dB 単位)

読み取り専用 すべての波長のチルト

cerent15216EdfaGenericEdfa3TiltSetpoint Integer32 (–150..150)(0.1 dB 単位)

読み書き すべての波長のチルト セット ポイント

cerent15216EdfaGenericEdfa3TiltOffset Integer32 (–200..200)(0.1 dB 単位)

読み書き すべての波長のチルト セット オフセット。増幅器の出力に接続された光コンポー

ネントの波長依存性を補償

する場合に使用します。

cerent15216EdfaGenericEdfa3DcuLoss Integer32 (0..200)(0.1 dB 単位)

読み取り専用 DCULoss はステージ間に配置された Dispersion Compensating Unit(DCU)の挿入損失を測定します。

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第 10章 SNMP および MIB10.4 ONS 15216 EDFA3 テーブルおよびグループ

10-15Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10.4.6.2 cerent15216EdfaGenericEdfa3CtlModeGroup

cerent15216EdfaGenericEdfa3CtlModeGroup テーブル(表 10-10)は、EDFA3 の動作モードを取得および設定する場合に使用します。

表 10-10 cerent15216EdfaGenericEdfaCtlModeGroup テーブル

制御モード変数 構文 最大アクセス権 説明

cerent15216EdfaGenericEdfa3ControlMode Integer {constantOutputPower(1), constantGain(2) }

読み書き 2 つの制御モードがあります。

(1)定出力パワーモード:このモードでは、EDFA3LINE1TXPwrSetpoint を設定できます。

(2)定ゲイン モード:このモードでは、増幅器全体の

GainSetpoint を設定できます。内 部 光 モ ジ ュ ー ル

ファームウェアは、2 つのステージのゲインを個別に

設定します。

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwr Integer (–600..250)(0.1 dBm 単位)

読み取り専用 LINE1TX ポートに関連する増幅器出力パワー値。

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwrThDegLow Integer32 (–90..150)(0.1 dBm 単位)

読み書き LINE1TX ポートに関連した増幅器出力パワー値に対

応する劣化下限しきい値。

このしきい値が有効になる

のは、増幅器を定出力パ

ワー動作モードで使用した

場合のみです。

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwrSetpoint Integer (–70..170)(0.1 dBm 単位)

読み書き LINE1TX ポートに関連する増幅器出力パワー セットポイント。このセットポイ

ントが有効になるのは、増

幅器を定出力パワー動作

モードで使用した場合のみ

です。

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwrThDegHigh Integer (–50..190)(0.1 dBm 単位)

読み書き LINE1TX ポートに関連した増幅器出力パワー値に対

応する劣化上限しきい値。

このしきい値が有効になる

のは、増幅器を定出力パ

ワー動作モードで使用した

場合のみです。

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwrThFailLow Integer32 (–100..140)(0.1 dBm 単位)

読み書き LINE1TX ポートに関連した出力パワー値に対応する

障害下限しきい値。

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第 10章 SNMP および MIB10.4 ONS 15216 EDFA3 テーブルおよびグループ

10-16Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrOffset Integer32 (–200..200)(0.1 dB 単位)

読み書き 出力パワー オフセットは、出力フォトダイオードで測

定された出力パワーと光

ファイバの出力パワーの差

です。パワー オフセットには、ケーブル減衰または挿

入減衰によるパワー損失が

含まれます。

cerent15216EdfaGenericEdfa3Gain Integer32 (0..400)(0.1 dB 単位)

読み取り専用 ゲイン値

cerent15216EdfaGenericEdfa3GainSetpoint Integer32 (50..385)(0.1 dB 単位)

読み書き このゲイン セットポイントが有効になるのは、増幅器

を定ゲイン動作モードで使

用した場合のみです。

cerent15216EdfaGenericEdfa3GainThDegHigh Integer32 (0..400)(0.1 dB 単位)

読み書き 増幅器ゲインに対応した劣

化上限しきい値。このしき

い値が有効になるのは、増

幅器を定ゲイン動作モード

で使用した場合のみです。

cerent15216EdfaGenericEdfa3GainThDegLow Integer32 (0..400)(0.1 dB 単位)

読み書き 増幅器ゲインに対応した劣

化下限しきい値。このしき

い値が有効になるのは、増

幅器を定ゲイン動作モード

で使用した場合のみです。

表 10-10 cerent15216EdfaGenericEdfaCtlModeGroup テーブル(続き)

制御モード変数 構文 最大アクセス権 説明

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第 10章 SNMP および MIB10.4 ONS 15216 EDFA3 テーブルおよびグループ

10-17Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10.4.6.3 cerent15216EdfaGenericEdfa3AlscGroup

cerent15216EdfaGenericEdfa3AlscGroup テーブル(表 10-11)には、ALS および OSRI 関連オブジェクトが含まれます。

10.4.6.4 cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrBusGroup

表 10-12 に、cernet15216EdfaGenericEdfa3PwrBus グループのエントリの変数、構文、最大アクセス権、および説明を示します。

表 10-11 cerent15216EdfaGenericEdfa3AlscGroup テーブル

変数 構文 最大アクセス権 説明

cerent15216EdfaGenericEdfa3AmpLaserStatus INTEGER { off(1), on(2), automaticPwrReductionMode(3) }

読み取り専用 ALS。3 つの有効な状態があります。

• オン:2 つの EDFA3レーザーがオンです。

• APR:2 つのレーザーが Automatic Power Reduction(ARP; 自動パワー抑制)状態です。

• オフ:2 つのレーザーがオフです。

cerent15216EdfaGenericEdfa3Osri INTEGER {off(1), on(2) } 読み書き OSRI。2 つの有効な状態があります。

• オン:レーザーはオフの

ままです(レーザー スイッチがオンにロック

されます)。

• オフ:デフォルトです。

ロックは解除されます。

表 10-12 cernet15216EdfaGenericEdfa3PwrBus グループ

変数 構文 最大アクセス権 説明

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrBusMode Integer { simplex (1),duplex (2) }

読み書き シンプレックス モードでは、バスA への電力のみが必要です。デュプレックス モードでは、バス A とバス B への電力が必要です。

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrBusAvoltage Integer (0–9999) 読み取り専用

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrBus Integer (0–9999) 読み取り専用

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrBus Integer (0–470) 読み書き

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrBus Integer (490–700) 読み書き

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第 10章 SNMP および MIB10.4 ONS 15216 EDFA3 テーブルおよびグループ

10-18Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10.4.7 cerent15216EdfaGenericEventProfileTablecerent15216EdfaGenericEventProfileTable(表 10-13)は、EDFA3 汎用イベント プロファイルを取得および設定する場合に使用します。

表 10-13 cerent15216EdfaGenericEventProfileTable

変数 構文 説明

cerent15216EdfaGenericEventProfileIndex Integer32 (1–511) 1 ~ 27 のイベント インデックスの OID

cerent15216EdfaGenericEventProfileEvent オブジェクト ID この行で表されたプロファイルによるイベン

トの OID

cerent15216EdfaGenericEventProfileState CerentNotificationClass 送信中のイベントのクラスを指定します。有効

値は、次のとおりです。

• notReported:状態がトラップとして報告されません。

• administrative:情報トラップ(IETF トラップなど)

• notAlarmedNonServiceAffecting:アラーム不可能な NSA イベント

• notAlarmedServiceAffecting:アラーム不可能な SA イベント

• cleared:このアラームはクリアされています。

• minorNonServiceAffectin:マイナーな NSAイベント

• majorNonServiceAffecting:メジャーな NSAイベント

• criticalNonServiceAffecting:クリティカルなNSA イベント

• minorServiceAffecting:マイナーな SA イベント

• majorServiceAffecting:メジャーな SA イベント

• criticalServiceAffecting:クリティカルな SAイベント

• その他

cerent15216EdfaGenericEventProfileEventInhibit TruthValue このオブジェクトの値が false の場合、イベントは MIB モジュールで指定されたとおりにディスパッチされます。このオブジェクトの値

が true の場合、このイベントのディスパッチは禁止されます。デフォルト値は、false です。

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第 10章 SNMP および MIB10.4 ONS 15216 EDFA3 テーブルおよびグループ

10-19Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10.4.8 GenericEdfa3MiscGroupGenericEdfa3MiscGroup(表 10-14)には、ケース温度しきい値が含まれます。

10.4.9 GenericOprnsGroup表 10-15 に、cerent15216EdfaGenericOprns グループの変数、構文、最大アクセス権、および変数の説明を示します。

表 10-14 GenericEdfa3MiscGroup

ケース温度オブジェクト 範囲値 デフォルト値 アクセス権 説明

CaseTempMax 60...100 65°C 読み書き ケース温度の最大許容しきい値

CaseTempMin –10...30 –5°C 読み書き ケース温度の最低許容しきい値

Case Temperature –100...150 — 読み取り ケース温度

Fiber Temperature –100...150 — 読み取り 光ファイバの温度

Pump One Temperature –100...150 — 読み取り ポンプ 1 の温度

Pump Two Temperature –100...150 — 読み取り ポンプ 2 の温度

Laser 1 Bias 0...1500 — 読み取り レーザー 1 バイアス

Laser 2 Bias 0...1500 — 読み取り レーザー 2 バイアス

VOA –100...100 — 読み取り VOA 値

表 10-15 cerent15216EdfaGenericOprns グループ

変数 構文 最大アクセス権 説明

cerent15216EdfaGenericOprnsMode INTEGER {idle(1), rebooting(2), applyingCutover(3), downloading(4), savingFile(5) ― ノードからリモート ロケーションへ , restoringFile(6) ― リモート ロケーションからノードへ }

読み書き リモート ロケーションおよびファイル名をプロビジョニングする場合、こ

の値をを適切なモードに設定すると、

選択した動作が開始されます。

ApplyingCutover(3)は最初にスタンバイ ファイルをダウンロード(4)してから、カットオーバー(3)を実行します。

cerent15216EdfaGenericOprnsOwner DisplayString 読み書き 動作を開始する管理ステーションで

は、最初のステップとして、このオブ

ジェクトを一意のストリングに設定

する必要があります。動作が完了した

らすぐに、管理ステーションはこのオ

ブジェクトをヌル ストリングに戻す必要があります。これにより、複数の

管理ステーションでこのデバイスの

動作を調整することができます。

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第 10章 SNMP および MIB10.4 ONS 15216 EDFA3 テーブルおよびグループ

10-20Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

cerent15216EdfaGenericOprnsSrcFileLoc DisplayString 読み書き 転送動作の送信元ファイルとして使

用される完全修飾ファイル名。このオ

ブジェクトはユーザ ID、パスワード、サーバ IP アドレス(またはホスト名)、および完全ディレクトリ パスを含むソフトウェア ファイル名を指定する場合に使用します。データの

フォーマットは、HTTP ブラウザがFTP 動作に使用するフォーマットと同じです(ftp://loginname:password@

ftpserverIPaddress.com/home/dire

ctory/filename など)。詳細については、該当するマニュアルを参照してく

ださい。次のオプションを使用できま

す。

4: システムをダウンロードし、外部FTP サーバのディレクトリからファイル(ファイル名)を直接取得して、

スタンバイ位置に格納します。

5: (ファイル保存)エージェント ファイル システム cerent15216EdfaGenericOprnsDestFileLocのディレクトリ /fd1 内のファイルを外部 FTP サーバ ディレクトリに格納して、

cerent15216EdfaGenericOprnsDestFileLocと同じ名前を付けます。

6: (復元)エージェント システムがファイルをダウンロード(4)して取得し、

cerent15216EdfaGenericOprnsDestFileLocに /fd1as の名前で格納します。

cerent15216EdfaGenericOprnsDestFileLoc DisplayString 読み書き 転送動作の宛先ファイルとして使用

される完全修飾ファイル名。このオブ

ジェクトは、/fd1/destname などのフルディレクトリ パスを含むソフトウェア ファイル名を指定する場合に使用します。ディレクトリ fd1 はファイルをコピーするノード、destname はコピー中のファイル名です。

表 10-15 cerent15216EdfaGenericOprns グループ(続き)

変数 構文 最大アクセス権 説明

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第 10章 SNMP および MIB10.4 ONS 15216 EDFA3 テーブルおよびグループ

10-21Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

cerent15216EdfaGenericOprnsResult INTEGER {none(1), success(10), connectionTime dOut(20), fileReadError(30), fileWriteError(40), noStandbySoftw are(50) }

読み取り専用 このオブジェクトは処理の最終結果

を示します。次のいずれかのオブジェ

クトが変更されると、このオブジェク

トの値が SNMP エージェントによって none にリセットされます。

cerent15216EdfaGenericOprnsSrcfileLoc

cerent15216EdfaGenericOprnsmode

cerent15216EdfaGenericOprnsowner

cerent15216EdfaGenericOprnsDestfileLoc

処理が完了するとすぐに、このオブ

ジェクトに結果ステータスが反映さ

れます。

表 10-15 cerent15216EdfaGenericOprns グループ(続き)

変数 構文 最大アクセス権 説明

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第 10章 SNMP および MIB10.5 SNMP トラップ

10-22Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10.5 SNMP トラップトラップは ONS 15216 EDFA3 から既定の場所(IP アドレス、サブネット マスクなど)に送信される非同期通知です。Telnet またはターミナル サーバを使用してトラップをリモートに設定する前に、コミュニティ エントリを作成する必要があります。

ONS 15216 EDFA3 は、複数の SNMP マネージャから SNMP 要求を受信して、10 個のトラップ レシーバーにトラップを送信することができます。ONS 15216 EDFA3 はすべてのアラームおよびイベントを SNMP トラップとして生成し、最大 10 個の異なるマネージャに送信することができます(10個の異なる IP アドレスをが含まれます)。

ONS 15216 EDFA3 は、アラームを一意に識別するオブジェクト ID が含まれたトラップを生成します。エンティティ識別子は、アラームを生成したエンティティを一意に識別します。トラップはア

ラームの重要度(クリティカル、メジャー、マイナー、イベントなど)を指定し、アラームが SAであるか、または NSA であるかを示します。トラップには、アラーム発生日時を示す日付 /タイムスタンプも含まれています。アラーム条件がクリアされた場合も、ONS 15216 EDFA3 は各アラームのトラップを生成します。

表 10-16 に、通知タイプ、および各イベント通知の MIB オブジェクトを示します。

表 10-16 通知タイプおよび MIB イベント通知オブジェクト

通知タイププライオリティ SA/NSA アラームの説明 追加情報(MIB オブジェクト)

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrAlarmBusA

MN NSA Power BusA Alarm(パワー バス A アラーム)

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrBusAvoltage

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrAlarmBusB

MN NSA Power BusB Alarm(パワー バス B アラーム)

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrBusBvoltage

cerent15216EdfaGenericEdfa3FreeMemoryOnSystemVeryLow

MN NSA Exceeding Memory Capacity(メモリ キャパシティ超過)

cerent15216EdfaGenericEdfa3FFSCapacityVeryLow

MN NSA Exceeding FFS Capacity(FFS キャパシティ超過)

cerent15216EdfaGenericEdfa3EqptFailure

CR SA Equipment Failure(機器障害)

cerent15216EdfaGenericEdfa3ModuleCommFailure

MJ NSA Module Communication Failure(モジュール通信障害)

cerent15216EdfaGenericEdfa3CaseTempOutOfRange

MN NSA Case Temperature Out OfRange(ケース温度が範囲外)

cerent15216EdfaGenericEdfa3CaseTemperature

cerent15216EdfaGenericEdfa3FiberTempOutOfRange

MN NSA Fiber Temperature Out OfRange(光ファイバ温度が範囲外)

cerent15216EdfaGenericEdfa3FiberTemperature

cerent15216EdfaGenericEdfa3ExcessivePumpOneTemperature

MN NSA Excessive Pump 1 Temperature(PUMP 1 温度超過)

cerent15216EdfaGenericEdfa3PumpOneTemperature

cerent15216EdfaGenericEdfa3LaserBiasOneDegrade

MN NSA Laser Bias 1 Degrade(レーザー バイアス 1 劣化)

cerent15216EdfaGenericEdfa3LaserBiasOne

cerent15216EdfaGenericEdfa3LaserBiasOneFail

MJ NSA Laser Bias 1 Fail(レーザーバイアス 1 障害)

cerent15216EdfaGenericEdfa3LaserBiasOne

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第 10章 SNMP および MIB10.5 SNMP トラップ

10-23Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

cerent15216EdfaGenericEdfa3ExcessivePumpTwoTemperature

MN NSA Excessive Pump 2 Temperature(PUMP 2 温度超過)

cerent15216EdfaGenericEdfa3PumpTwoTemperature

cerent15216EdfaGenericEdfa3LaserBiasTwoDegrade

MN NSA Laser Bias 2 Degrade(レーザー バイアス 2 劣化)

cerent15216EdfaGenericEdfa3LaserBiasTwo

cerent15216EdfaGenericEdfa3LaserBiasTwoFail

MJ NSA Laser Bias 2 Fail(レーザーバイアス 2 障害)

cerent15216EdfaGenericEdfa3LaserBiasTwo

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrFailureLowLine1Rx

CR SA Power Fail Low LINE1RX Port(パワー障害、低 LINE1RX ポート)

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1RxPwr

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1RxPwrThFailLow

cerent15216EdfaGenericEdfa3GainDegradeHigh

MN NSA Gain Degrade High(ゲイン劣化、高)

cerent15216EdfaGenericEdfa3Gain

cerent15216EdfaGenericEdfa3GainThDegHigh

cerent15216EdfaGenericEdfa3GainDegradeLow

MN NSA Gain Degrade Low(ゲイン劣化、低)

cerent15216EdfaGenericEdfa3Gain

cerent15216EdfaGenericEdfa3GainThDegLow

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrFailLowLine1Tx

CR SA Power Fail LINE1TX Port(パワー障害 LINE1TXポート)

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPw

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwrThFailLow

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrDegradeLowLine1Tx

MN NSA Power Degrade Low LINE1TX Port(パワー劣化、低 LINE1TX ポート)

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPw

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwrThDegHigh

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrDegradeHighLine1Tx

MN NSA Power Degrade High LINE1TX Port(パワー劣化、高 LINE1TX ポート)

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPw

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwrThDegHigh

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrFailLowLine2Rx

CR SA Power Fail Low LINE2RX Port(パワー障害、低 LINE2RX ポート)

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line2RxPwr

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line2RxPwrThFailLow

cerent15216EdfaGenericEdfa3VoaDegradeLow

MN NSA VOA Degrade Low(VOA劣化、低)

cerent15216EdfaGenericEdfa3VOA

cerent15216EdfaGenericEdfa3VoaDegradeHigh

MN NSA VOA Degrade High(VOA劣化、高)

cerent15216EdfaGenericEdfa3VOA

cerent15216EdfaGenericEdfa3VoaFailHigh

CR SA VOA Fail High(VOA 障害、高)

cerent15216EdfaGenericEdfa3VOA

cerent15216EdfaGenericEdfa3DataIntegrityFault

MJ SA Data Integrity Fault(データ整合性障害)

cerent15216EdfaGenericBackupRestoreInProgress

MN NSA BackUp Restore In Progress(バックアップ リストア進行中)

表 10-16 通知タイプおよび MIB イベント通知オブジェクト(続き)

通知タイププライオリティ SA/NSA アラームの説明 追加情報(MIB オブジェクト)

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第 10章 SNMP および MIB10.5 SNMP トラップ

10-24Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

表 10-17 に、通知タイプ、および各アラーム通知の MIB オブジェクトを示します。

表 10-17 通知タイプおよび各アラーム通知の MIB オブジェクト

通知タイプ /オブジェクト IDプライオリティ イベントの説明 追加情報

cerent15216EdfaGenericEdfa3ControlModeChanged

NA Control Mode Changed(コントロール モード変更)

cerent15216EdfaGenericEdfa3ControlMode

cerent15216EdfaGenericEdfa3GainSetpointChanged

NA Gain Setpoint Changed(ゲインセットポイント変更)

cerent15216EdfaGenericEdfa3GainSetpoint

cerent15216EdfaGenericEdfa3GainDegradeLowThresholdChanged

NA Gain Degrade Low Threshold Changed(ゲイン劣化、下限しきい値変更)

cerent15216EdfaGenericEdfa3GainThDegLow

cerent15216EdfaGenericEdfa3GainDegradeHighThresholdChanged

NA Gain Degrade High Threshold Changed(ゲイン劣化、上限しきい値変更)

cerent15216EdfaGenericEdfa3GainThDegHigh

cerent15216EdfaGenericEdfa3OutputPwrOffsetChanged

NA Output Power Offset Changed(出力パワー オフセット変更)

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrOffset

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrsetpointChangedLine1Tx

NA Power Setpoint Changed Line1 Tx(パワー セットポイント変更 Line1 Tx)

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwrSetpoint

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrDegradeLowThresholdChangedLine1Tx

NA Power Degrade Low ThresholdChanged Line1 Tx(パワー劣化、下限しきい値変更 Line1 Tx)

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwrThDegLow

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrDegradeHighThresholdChangedLine1Tx

NA Power Degrade High ThresholdChanged Line1 Tx(パワー劣化、上限しきい値変更 Line1 Tx)

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwrThDegHigh

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrFailLowThresholdChangedLine1Tx

NA Power Fail Low Threshold Changed Line1 Tx(パワー障害、下限しきい値変更 Line1 Tx)

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwrThFailLow

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrFailLowThresholdChangedLine1Rx

NA Power Fail Low Threshold Changed Line1 Rx(パワー障害、下限しきい値変更 Line1 Rx)

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1RxPwrThFailLow

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrFailLowThresholdChangedLine2Rx

NA Power Fail Low Threshold Changed Line2 Rx(パワー障害、下限しきい値変更 Line2 Rx)

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line2RxPwrThFailLow

cerent15216EdfaGenericEdfa3TiltSetpointChanged

NA Tilt Setpoint Changed(チルト セットポイント変更)

cerent15216EdfaGenericEdfa3TiltSetpoint

cerent15216EdfaGenericEdfa3TiltOffsetChanged

NA Tilt Offset Changed(チルト オフセット変更)

cerent15216EdfaGenericEdfa3TiltOffset

cerent15216EdfaGenericEdfa3LaserStatusChanged

NA Laser Status Changed(レーザーステータス変更)

cerent15216EdfaGenericEdfa3AmpLaserStatus

cerent15216EdfaGenericEdfa3OsriChanged

NA OSRI Changed(OSRI 変更) cerent15216EdfaGenericEdfa3Osri

cerent15216EdfaGenericResetAfterCutover

NA Reset After Cutover(カットオーバー後にリセット)

cerent15216EdfaGenericSoftwareReset NA Software Reset(ソフトウェアのリセット)

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第 10章 SNMP および MIB10.5 SNMP トラップ

10-25Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

各 SNMP トラップには、表 10-18 および表 10-19 に示された ONS 15216 EDFA3 の 11 個の変数バインディングが含まれています。

cerent15216EdfaGenericSoftwareDownloadInProgress

NA Download in Progress(ダウンロード進行中)

cerent15216EdfaGenericSoftwareDownloadComplete

NA Download Completed(ダウンロード完了)

cerent15216EdfaGenericSoftwareDownloadFailed

NA Download Failure(ダウンロード障害)

cerent15216EdfaGenericEventProfileChanged

NA Severity Changed(重大度変更) cerent15216EdfaGenericEventProfileEvent,

cerent15216EdfaGenericEventProfileState

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrBusVoltageMaxChanged

NA Power Bus Max (voltage) Changed(パワー バス最大[電圧]変更)

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrBusVoltageMax

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrBusVoltageMinChanged

NA Power Bus Min (voltage) Changed(パワー バス最小[電圧]変更)

cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrBusVoltageMin

cerent15216EdfaGenericEdfa3CaseTempMaxChanged

NA Max Case Temperature Changed(ケース最高温度変更)

cerent15216EdfaGenericEdfa3CaseTempMax

cerent15216EdfaGenericEdfa3CaseTempMinChanged

NA Min Case Temperature Changed(ケース最低温度変更)

cerent15216EdfaGenericEdfa3CaseTempMin

表 10-17 通知タイプおよび各アラーム通知の MIB オブジェクト(続き)

通知タイプ /オブジェクト IDプライオリティ イベントの説明 追加情報

表 10-18 ONS 15216 EDFA3 の標準 SNMP トラップ変数バインディング

トラップ MIB の RFC 番号 説明

coldStart RFC1907-MIB エージェントがコールド スタートで起動中1

1. コールド スタートが発生するのは、ルータがアクティブになったあとのみです。

warmStart RFC1907-MIB エージェントがウォーム スタートで起動中

authenticationFailure RFC1907-MIB コミュニティ ストリングが一致しません。

entConfigChange RFC2737/ENTITY-MIB entLastChangeTime 値が変更されました。

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第 10章 SNMP および MIB10.5 SNMP トラップ

10-26Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

表 10-19 ONS 15216 EDFA3 の TL1(その他の管理)および SNMP トラップ変数バインディング

TL1 インターフェイス SNMP トラップ

PWRBUSA cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrAlarmBusA

PWRBUSB cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrAlarmBusB

MEMLOW cerent15216EdfaGenericEdfa3FreeMemoryOnSystemVeryLow

FFSFULL cerent15216EdfaGenericEdfa3FFSCapacityVeryLow

EQPT cerent15216EdfaGenericEdfa3EqptFailure

COMFAIL cerent15216EdfaGenericEdfa3ModuleCommFailure

CTMP cerent15216EdfaGenericEdfa3CaseTempOutOfRange

FTMP cerent15216EdfaGenericEdfa3FiberTempOutOfRange

L1TMP cerent15216EdfaGenericEdfa3ExcessivePumpOneTemperature

L1BIASD cerent15216EdfaGenericEdfa3LaserBiasOneDegrade

L1BIASF cerent15216EdfaGenericEdfa3LaserBiasOneFail

L2TMP cerent15216EdfaGenericEdfa3ExcessivePumpTwoTemperature

L2BIASD cerent15216EdfaGenericEdfa3LaserBiasTwoDegrade

L2BIASF cerent15216EdfaGenericEdfa3LaserBiasTwoFail

LINE1RXPWRFL cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrFailureLowLine1Rx

GAINDH cerent15216EdfaGenericEdfa3GainDegradeHigh

GAINDL cerent15216EdfaGenericEdfa3GainDegradeLow

LINE1TXPWRFL cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrFailLowLine1Tx

LINE1TXPWRDH cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrDegradeHighLine1Tx

LINE1TXPWRDL cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrDegradeLowLine1Tx

LINE2RXPWRFL cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrFailLowLine2Rx

VOADH cerent15216EdfaGenericEdfa3VoaDegradeHigh

VOADL cerent15216EdfaGenericEdfa3VoaDegradeLow

VOAFH cerent15216EdfaGenericEdfa3VoaFailHigh

DATAFLT cerent15216EdfaGenericEdfa3DataIntegrityFault

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第 10章 SNMP および MIB10.5 SNMP トラップ

10-27Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

表 10-20 に、TL1 と SNMP イベント間のマッピングを示します。

送信されたすべてのトラップは、オペレータが参照できるようにログ ファイルに保存されます。ログ ファイルには最大 1,024 個のトラップおよびイベントが格納されます。システム処理マネージャに関する重要なトラップおよびイベント ステータスの一部は、SNMP エージェントによって保存またはクリアされます。

表 10-20 ONS 15216 EDFA3 の TL1(その他の管理)および SNMP イベント変数バインディング

TL1 の状態 SNMP トラップ

CTRLMODE cerent15216EdfaGenericEdfa3ControlModeChanged

GAINCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3GainSetpointChanged

GAINTHDLCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3GainDegradeLowThresholdChanged

GAINTHDHCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3GainDegradeHighThresholdChanged

OPOFFSET cerent15216EdfaGenericEdfa3OutputPwrOffsetChanged

LINE1TXPWRCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrsetpointChangedLine1Tx

LINE1TXPWRTHDLCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrDegradeLowThresholdChangedLine1Tx

LINE1TXPWRTHDHCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrDegradeHighThresholdChangedLine1Tx

LINE1TXPWRTHFLCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrFailLowThresholdChangedLine1Tx

LINE1RXPWRTHFLCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrFailLowThresholdChangedLine1Rx

LINE2RXPWRTHFLCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrFailLowThresholdChangedLine2Rx

TILTCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3TiltSetpointChanged

TILTOFFSETCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3TiltOffsetChanged

LASERCHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3LaserStatusChanged

OSRICHGD cerent15216EdfaGenericEdfa3OsriChanged

CUTOVERRESET cerent15216EdfaGenericResetAfterCutover

SOFTWARERESET cerent15216EdfaGenericSoftwareReset

IP(ファイル転送ステータス) cerent15216EdfaGenericSoftwareDownloadInProgress

COMPLD(ファイル転送ステータス)SUCCES(ファイル転送結果)

cerent15216EdfaGenericSoftwareDownloadComplete

COMPLD(ファイル転送ステータス)FAILURE(ファイル転送結果)

cerent15216EdfaGenericSoftwareDownloadFailed

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第 10章 SNMP および MIB10.6 SNMP 汎用オブジェクト

10-28Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10.6 SNMP 汎用オブジェクトSNMP エージェントには次の機能があります。

• ONS 15216 EDFA3 パラメータの取得および設定(表 10-21 を参照)

• インベントリ パラメータの取得(表 10-22)

表 10-21 パラメータの取得および設定

パラメータのデフォルト値 アクセス権 説明 注

0.0.0.0 読み書き IP Address —

255.255.255.255 読み書き IP Mask —

0.0.0.0 読み書き Default Gateway —

— 読み取り Mac Address —

ヌル ストリング 読み書き Host Name 1

1. SNMP パラメータ Host Name は、TL1 NAME パラメータに対応します(システムの sid/tid 名)。TL1 NAME パラメータは最初の 20 文字のみを示します。

sysName(RFC1213)サイズに従います。

ヌル ストリング 読み取り 説明 sysDescr(RFC1213)サイズに従います。デフォルト値は ONS 15216 EDFA3 です。

ヌル ストリング 読み書き Latitude 最大 15 文字のストリング

ヌル ストリング 読み書き Longitude 最大 15 文字のストリング

表 10-22 ONS 15216 EDFA3 インベントリ パラメータ

パラメータのデフォルト値 アクセス権 説明 注

ヌル ストリング 読み取り CLEI コード 最大 10 文字のストリング

ヌル ストリング 読み取り ハードウェア リビジョン番号

最大 10 文字のストリング

ヌル ストリング 読み取り ファームウェア リビジョン番号

最大 10 文字のストリング

ヌル ストリング 読み取り ソフトウェア リビジョン番号

最大 10 文字のストリング

ヌル ストリング 読み取り ソフトウェア更新日 最大 20 文字のストリング。フォーマットは<date> <time>です(2003-03-13 05:44:06 など)。

ヌル ストリング 読み取り システム シリアル番号 最大 20 文字のストリング

ヌル ストリング 読み取り メーカー名 最大 15 文字のストリング

ヌル ストリング 読み取り モデル名 最大 15 文字のストリング

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第 10章 SNMP および MIB10.7 SNMP 固有のオブジェクト

10-29Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10.7 SNMP 固有のオブジェクト次のオブジェクトは、ONS 15216 EDFA3 の光パラメータおよび電源バス電圧パラメータを設定する場合に使用します。

• 10.7.1 OpticalParamCfgGroup(p.10-29)

• 10.7.2 ControlModeCfgGroup(p.10-30)

• 10.7.3 ALSCfgGroup(p.10-32)

• 10.7.4 PwrBusVoltageCfgGroup(p.10-32)

10.7.1 OpticalParamCfgGroupOpticalParamCfgGroup(表 10-23)は光パラメータを取得および設定する場合に使用します。

表 10-23 OpticalParamCfgGroup

光パラメータ オブジェクト 範囲値 デフォルト値 アクセス権 説明

LINE1RXPwr –60 ~ 25 dBm — 読み取り LINE1RX ポートに関連する増幅器入力パワー値

LINE1RXPwrTHFailLow –49 ~ 13 dBm 10 dBm 読み書き LINE1RX ポートに関連した入力パワー値に対応する障害下限しきい値。

LINE2TXPwr –60 ~ 25 dBm — 読み取り LINE2TX ポートに関連する中間ステージアクセスの出力パワー値

LINE2RXPwr –60 ~ 25 dBm — 読み取り LINE2RX ポートに関連する中間ステージアクセスの入力パワー値

LINE2RXPwrTHFailLow –49 ~ 15 dBm –33 dBm 読み書き LINE2RX ポートに関連した中間ステージアクセス 入力パワーに対応する障害下限しきい値。

Tilt –15 ~ 15 dB — 読み取り チルト値

TiltSetpoint –15 ~ 15 dB 0 dB 読み書き チルト セットポイント

TiltOffset –20 ~ 20 dB 0 dB 読み書き チルト オフセット。増幅器の出力に接続された光コンポーネントの波長依存性を

補償する場合に使用します。

DCULoss –20 ~ 20 dB — 読み取り 中間ステージに挿入された DCU の挿入損失を測定します。

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第 10章 SNMP および MIB10.7 SNMP 固有のオブジェクト

10-30Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

10.7.2 ControlModeCfgGroupControlModeCfgGroup(表 10-24)は、EDFA3 動作モードを取得および設定する場合に使用します。

• 定出力パワー モード:EDFA3 LINE1TXPwrSetpoint を設定できます。

• 定ゲイン モード:増幅器全体のゲイン セットポイントを設定できます。

内部光モジュール ファームウェアは、2 つのステージのゲインを個別に設定します。

表 10-24 ControlModeCfgGroup

制御モードオブジェクト 範囲値 デフォルト値 アクセス権 説明

ControlMode 定出力パワー、

定ゲイン

定ゲイン 読み書き 増幅器制御モード

LINE1TXPwr –60 ~ 25 dBm — 読み取り LINE1TX ポートに関連する増幅器出力パワー値。

LINE1TXPwrSetpoint –7 ~ 17 dBm 10 dBm 読み書き LINE1TX ポートに関連する増幅器出力パワー セットポイント。このセットポイントが有効になるのは、増幅器を

定出力パワー モードで使用した場合のみです。LINE1TXPwrSetpoint は、次の関係に従って、LINE1TXPwrTHFailLowしきい値の設定と互換性を保つように

設定する必要もあります。

(LINE1TXPwrTHFailLow + 3 dBm)<=LINE1TXPwrSetpoint <=(+17 dBm)つまり、LINE1TXPwrSetpoint には常にLINE1TXPwrTHFailLow しきい値の設定値より 3 dBm 以上大きい(ただし、増分幅が 17 dBm を超えない)値を設定する必要があります

LINE1TXPwrTHDegHigh –5 ~ 19 dBm LINE1TXPwrSetpoint + 2 dB

読み書き LINE1TX ポートに関連した増幅器出力パワー値に対応する劣化上限しきい

値。このしきい値が有効になるのは、増

幅器を定出力パワー モードで使用した場合のみです。

LINE1TXPwrTHDegLow –9 ~ 15 dBm LINE1TXPwrSetpoint – 2 dB

読み書き LINE1TX ポートに関連した増幅器出力パワー値に対応する劣化下限しきい

値。このしきい値が有効になるのは、増

幅器を定出力パワー モードで使用した場合のみです。

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第 10章 SNMP および MIB10.7 SNMP 固有のオブジェクト

10-31Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

LINE1TXPwrTHFailLow –10 ~ 14 dBm –6 読み書き LINE1TX ポートに関連した出力パワー値に対応する障害下限しきい値。

LINE1TXPwrTHFailLow しきい値の有効設定範囲は、LINE1TXPwrSetpoint の関数として変動します。関係は次のと

おりです。(–10 dBm)<= LINE1TXPwrTHFailLow <=(LINE1TXPwrSetpoint - 3 dBm)したがって、LINE1TXPwrTHFailLow しきい値には常に LINE1TXPwrSetpointの設定値よりも 3 dB 以上小さい(ただし、減少幅が –10 dBm を超えない)値を設定する必要があります。たとえば、

最大 14 dBm の LINE1TXPwrTHFailLowしきい値を設定できるのは、

LINE1TXPwrSetpoint のセットポイントも最大値 17 dBm に設定されている場合のみです。

PowerOffset –20 ~ 20 dB 0 読み書き 出力パワー オフセットは、出力フォトダイオードで測定された出力パワーと

光ファイバの出力パワーの差です。パ

ワー オフセットには、ケーブル減衰または挿入減衰によるパワー損失が含ま

れます。

Gain 0 ~ 40 dB — 読み取り ゲイン値

GainSetpoint 5 ~ 38.5 dB 21 dB 読み書き ゲイン セットポイント。このセットポイント オブジェクトが有効になるのは、増幅器を定ゲイン モードで使用した場合のみです。

GainTHDegHigh 0 ~ 40 dB GainSetpoint + 2 dB 読み書き 増幅器ゲインに対応する劣化上限しき

い値。このしきい値が有効になるのは、

増幅器を定ゲイン モードで使用した場合のみです。

GainTHDegLow 0 ~ 40 dB GainSetpoint – 2 dB 読み書き 増幅器ゲインに対応した劣化下限しき

い値。このしきい値が有効になるのは、

増幅器を定ゲイン モードで使用した場合のみです。

表 10-24 ControlModeCfgGroup(続き)

制御モードオブジェクト 範囲値 デフォルト値 アクセス権 説明

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第 10章 SNMP および MIB10.7 SNMP 固有のオブジェクト

10-32Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

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10.7.3 ALSCfgGroupALSCfgGroup(表 10-25)は、ALS パラメータを設定する場合に使用します。

10.7.4 PwrBusVoltageCfgGroupPwrBusVoltageCfgGroup は電源バス パラメータを設定する場合に使用します。

(注) PWRA と PWRB の両方がアクティブな場合は、デュプレックス モードからシンプレックス モードに変更できません。

表 10-25 ALSCfgGroup

Configuration オブジェクト 範囲値 デフォルト値 アクセス権 説明

LaserStatus3 オン、APR、オフ

オフ 読み取り ALS。3 つの有効な状態があります。

• オン:2 つの EDFA3 レーザーがオンです。

• APR:2 つのレーザーが ARP 状態です。

• オフ:2 つのレーザーがオフです。

OSRI オン、オフ オフ 読み書き OSRI。2 つの有効な状態があります。

• オン:レーザーはオフのままです(レー

ザー スイッチがオンにロックされます)。

• オフ:デフォルトです。ロックは解除さ

れます。

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11-1Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

11

FTP セッション

この章では、Cisco ONS 15216 EDFA3 FTP コマンドラインについて説明します。また、FTP サーバと ONS 15216 EDFA3 間でイメージやコンフィギュレーション ファイルを取得する方法や送信する方法についても説明します。

FTP は TCP/IP ネットワークを介してマシン間でファイルを共有するためのクライアント / サーバプロトコルです。ローカル マシンでは、FTP クライアントが実行されます。リモート マシンにはFTP サーバ が置かれます。2 つのマシン間でファイルを交換する前に、このサーバに接続する必要があります。

一般的な FTP セッションの構成は、次のとおりです。

• 11.1 FTP セッションへのログイン(p.11-2)

• 11.2 ファイルの取得(p.11-2)

• 11.3 FTP セッションのログアウト(p.11-2)

• 11.4 FTP コマンド(p.11-3)

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第 11章 FTP セッション11.1 FTP セッションへのログイン

11-2Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

11.1 FTP セッションへのログインFTP セッションを開始するには、次のコマンドを使用します。

> ftp server_IP_address

たとえば、次のように入力します。

> ftp 100.110.120.100

100.110.120.100 はホストの IP アドレスです。

接続が確立されると、RWA(読み取り /書き込み /管理)ユーザはユーザ名およびパスワードを使用してログインできます。FTP ホストに接続している場合は、dir コマンドを使用してファイルの一覧を表示できます。この一覧には、リモート サーバ上のファイルおよびディレクトリが表示されます。dir にファイル名を指定しない場合は、現在のディレクトリ内のファイルがすべて表示されます。

11.2 ファイルの取得取得されるファイルはテキスト ファイルでないため、ファイル転送にはバイナリ モードを使用します。bin コマンドを使用して、バイナリ ファイル転送であることを指定します。

get コマンドを使用すると、ファイルが 1 つダウンロードされます。get コマンドの例は次のとおりです。

get remote-file local-file

remote-file は取得するファイル、 local-file(オプション)はファイル システムにファイルを格納する場合の名前です。get コマンドは、リモート サーバからローカル マシンにリモート ファイルをコピーします。ローカル ファイルのファイル名を指定すると、ダウンロードしたファイルにこの名前が使用されます。ローカル ファイル名を省略すると、ファイルはローカル デフォルト ディレクトリに同じ名前でコピーされます。

11.3 FTP セッションのログアウトFTP セッションをログオフするには、FTP コマンドラインで quit、bye、または disconnect と入力します。これらのコマンドはリモート サーバからユーザを切断して、FTP シェルを終了します。

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第 11章 FTP セッション11.4 FTP コマンド

11-3Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

11.4 FTP コマンドFTP コマンドライン モードで help または ? コマンドを入力すると、すべての FTP コマンドが一覧表示されます。例 11-1 を参照してください。

例 11-1 FTP ヘルプ コマンド

ftp> ?Commands may be abbreviated. Commands are:

! delete literal prompt send? debug ls put statusappend dir mdelete pwd traceascii disconnect mdir quit typebell get mget quote userbinary glob mkdir recv verbosebye hash mls remotehelpcd help mput renameclose lcd open rmdir

特定のコマンドのヘルプを表示するには、help または ? のあとに、コマンド名を入力します(例11-2 を参照)。

例 11-2 特定のコマンドのヘルプ

ftp> ? putput send one file

ftp> help getget receive file

(注) EDFA3 FTP Server はワイルドカード(*)コマンド、複数ファイルの送受信コマンド(mget、mputなど)、または mkdir/rmdir や rename コマンドをサポートしません。

(注) ディレクトリを削除する場合は、rmdir でなく delete コマンドを使用できます。

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第 11章 FTP セッション11.4 FTP コマンド

11-4Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

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12-1Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

12

ソフトウェア アップグレード

この章では、ONS 15216 EDFA3 でのソフトウェア アップグレードに使用できる方法について説明します。ONS 15216 EDFA3 リリースのアップグレード手順、およびソフトウェアをアンインストールして古いリリースに戻すための手順を示します。この章で説明する内容は、次のとおりです。

• 12.1 ソフトウェアのアップグレード(p.12-2)

• 12.2 TL1 を使用したソフトウェアのアンインストール(p.12-10)

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第 12章 ソフトウェア アップグレード12.1 ソフトウェアのアップグレード

12-2Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

12.1 ソフトウェアのアップグレード新しいソフトウェア ファイルのダウンロード中に、トラフィックを中断しないで NE を監視できます。一度に実行できるダウンロード セッションは 1 つのみです(FTP、または TL1 を使用)。ダウンロード中は、TL1 コマンド COPY-RFILE および APPLY を使用できません。ONS 15216 EDFA3 はFlash File System(FFS; フラッシュ ファイル システム)に次の 2 つのバージョンのソフトウェアを保存します。

• アクティブ バージョン(最初のブート エントリで指定)

• スタンバイ バージョン(2 番めのブート エントリで指定)

モジュール ファームウェアのダウンロードはユーザに対して透過的に実行されます(ユーザはソフトウェア ダウンロード中にモジュール ファームウェアがダウンロードされていることを認識しません)。ONS 15216 EDFA3 に不正なファイルまたは破損したファイルがロードされないようにするために、ダウンロードされたソフトウェア ファイルにチェックサム テストが実行されます。エージェントによってダウンロードされたメッセージには、次のパラメータが含まれます。

• FTP サーバの IP アドレス

• ダウンロードするファイルの名前およびパス

エージェントのダウンロードは、FTP プロトコルを使用して、次の手順に従って実行されます

1. エージェントがダウンロード開始メッセージ COPY-RFILE を受信します。

2. エージェントは FTP クライアントとして機能して、指定された FTP サーバとの接続を開きます。

3. 接続に失敗した場合、エージェントはエラー メッセージを含む DENY 通知を戻します。障害問題を明確にするために、表 12-1 に示されたエラー メッセージが提供されます。

4. エージェントは接続されたすべての Element Manager(EM)に次のメッセージを送信して、ダウンロード手順が開始したことを通知します。

a. REPT EVT FXFR - START:ファイル転送プロセスが開始しました。

b. REPT ALM EQPT - SOFTDOWN:ソフトウェア ダウンロードが進行中です。

5. TL1 エージェントは get コマンドを FTP サーバ(REPT EVT FXFR - IP)に転送します。

6. ファイル転送に成功すると、エージェントは処理に成功したことを示す REPT EVT FXFR -

COMPLD - SUCCESS メッセージを発行します。転送に失敗した場合、またはチェックサムに失敗した場合、エージェントは FXFR - COMPLD - FAILURE メッセージを発行して、ダウンロード試行に失敗したことを EM に通知します。

アクティブ ダウンロード中に、別のダウンロード コマンド(COPY-RFILE および APPLY)は処理されません。ダウンロード中に次のエラー メッセージが発行されます。SROF - "Software Download In Progress"

7. ダウンロードを行うと、セカンダリ ブート エントリ(スタンバイ)に格納されたソフトウェア ファイルが置き換えられ、SOFTDOWN アラームがクリアされます。

表 12-1 ダウンロード障害メッセージ

メッセージ 説明

SROF Connection to Server Failed(サーバへの接続に失敗しました)

SROF User Login Failed(ユーザ ログインに失敗しました)

SROF File Not Found(ファイルが見つかりません)

SROF File Exists(ファイルが存在します)

SROF FFS Full(FFS の空き容量がありません)

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第 12章 ソフトウェア アップグレード12.1 ソフトウェアのアップグレード

12-3Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

新しいソフトウェアをアクティブにするには、APPLY コマンドを発行して、メモリ内のソフトウェア カットオーバーを適用して EDFA3 をリセットします。EM にソフトウェア カットオーバーおよび EDFA3 リセットを伝達するイベントが生成されます(CUTOVERRESET)。APPLY コマンドを実行すると、ONS 15216 EDFA3 は直ちにリセットされます。

12.1.1 TL1 シェルを使用したソフトウェア アップグレードTL1 コマンドを使用して最近のリリースから新しいリリースにソフトウェア イメージをアップグレードする手順は、次のとおりです。FTP を使用してアップグレードする手順については、「12.1.2 FTP を使用したソフトウェア アップグレード」(p.12-6)を参照してください。ファームウェアイメージをアップグレードする必要はありません。この手順を実行しても、ONS 15216 EDFA3 リブート時にサービスは影響を受けません。

(注) ご使用の ONS 15216 EDFA3 を正常に動作させるには、この手順を実行する前に、最新のソフトウェア リリースにアップグレードしておく必要があります。

ステップ 1 ONS 15216 EDFA3 に IP アドレス、サブネット マスク、ゲートウェイ アドレス、および sid/tid 名がすでに割り当てられている場合は、ステップ 9 に進んでください。

ステップ 2 ONS 15216 EDFA3 の EIA/TIA-232(RS-232)ポートに接続します。

ステップ 3 端末アプリケーションを開きます(Microsoft Windows では、ハイパーターミナルを使用できます。ハイパーターミナルは、アクセサリ > 通信メニュー内にあります)。ポートは次のように設定します。

• 9600 bps

• 8 データ ビット、パリティなし

• 1 ストップ ビット

• フロー制御なし

ステップ 4 次のような ONS 15216 EDFA3 TL1 ログイン プロンプトが表示されることを確認します(システムが応答するまで、Enter キーを 1 回以上押さなければならないことがあります)。

>

ステップ 5 コマンド プロンプトで、管理(RWA)権限を持つユーザとしてログインします(デフォルトはCISCO15 で、パスワードはありません)。

ステップ 6 次の例の構文に従って、ACT-USER コマンドを発行します。

> ACT-USER::CISCO15:100;

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第 12章 ソフトウェア アップグレード12.1 ソフトウェアのアップグレード

12-4Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

100 はこのコマンドの ctag です。セミコロンを指定すると、各 TL1 コマンドは終了します。次の応答が表示されます。

EDFA3 2003-09-30 11:29:49 M 100 COMPLD /* ACT-USER */ ; >

ステップ 7 コマンド プロンプトで、次の例の構文に従って ED-NE-GEN コマンドを使用して、IP アドレスを設定します。

> ED-NE-GEN:::101:::NAME=Amp01,IPADDR=192.167.3.4,IPMASK=255.255.255.0,DEFRTR=192.167.3.20;

ステップ 8 何らかの変更があった場合は、システムをリブートして、IP アドレスをアクティブにする必要があります。次の例の構文に従って、INIT-SYS コマンドを入力します。

> INIT-SYS::ALL:102::1;

ステップ 9 新規リリースのソフトウェア イメージ ファイルを PC に配置するか、または FTP サーバがインストールされている、ONS 15216 EDFA3 と同じ LAN 上のサーバに配置します。

ステップ 10 ONS 15216 EDFA3 がモジュール LAN ポートを使用して LAN に接続されていることを確認します。

接続されていない場合は、RJ-45 コネクタ付きの CAT-5 イーサネット ストレート ケーブルまたはクロスケーブルを使用して、LAN ポートと LAN スイッチまたはハブを接続します。

ステップ 11 ONS 15216 EDFA3 の 3083 ポートとの Telnet セッションを開きます。Microsoft Windows の場合は、スタート > ファイル名を指定して実行をクリックして、「名前」フィールドに次のように入力します。

telnet <ONS-15216-EDFA3-IP-address> 3083

ステップ 12 ONS 15216 EDFA3 TL1 ログイン プロンプトが表示されることを確認します。

WARNINGThis system is restricted to authorized users for business purposes. Unauthorized access is a violation of the law. This service may be monitored for administrative and security reasons. By proceeding, you consent to this monitoring.

ステップ 13 管理権限を持つユーザとして ONS 15216 EDFA3 にログインします。

ステップ 14 次の例のように、RTRV-NE-GEN コマンドを発行して、スタンバイ ソフトウェアを識別します。

> RTRV-NE-GEN:EDFA3::123;

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第 12章 ソフトウェア アップグレード12.1 ソフトウェアのアップグレード

12-5Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

次のような応答が表示されます。

EDFA3 1970-01-12 05:58:18M 12 COMPLD

“EQPT:NAME=EDFA3,DESCR=ONS15216EDFA3,LONGITUDE=,LATITUDE=,IPADDR=172.16.30.85, IPMASK=255.255.255.0,DEFRTR=0.0.0.0,MACADDRESS=00059A3DEB28, ACTIVESW=ONS15216Edfa3-00.04.15-003L-23.23,STANDBYSW=NS15216Edfa3-00.4.14-003L-12.09, SNMPSETREQQ=ENABLE”;

ステップ 15 スタンバイ ソフトウェア ファイルが ACTIVESW と異なる場合は、DLT-RFILE コマンドを発行して削除します。これにより、次のステップで必要となるスペースが確保されます。

ステップ 16 コマンド プロンプトで、COPY-RFILE コマンドを入力して TYPE=SWDL、FTP パラメータ(FTPサーバのユーザ ID、パスワード、および IP アドレス)、およびファイル名を指定します次の例の構文を使用して、ファイルを転送します。

> COPY-RFILE:::123::TYPE=SWDL,SRC="ftp://user1:[email protected]:21/bin/ 15216EdfaSw_x.x.x",DEST="file://fd1/15216EdfaSw_x.x.x",OVERWRITE=YES;

15216EdfaSw-x.x.x は新しいファイル名です。

FTP URL のフォーマットは次のとおりです。

ftp:[//[<userid>[:<password>]@]<ftphost>[:<port>]]/<urlpath>

ファイル URL(論理システムを参照)のフォーマットは、次のとおりです。

file://localhost/<urlpath>

表 12-2 に、FTP およびファイル URL のパラメータを示します。

表 12-2 FTP URL およびファイル URL のパラメータ

パラメータ 説明

<userid> FTP ユーザ ID

<password> ユーザの FTP パスワード

<ftphost> FTP サーバの IP アドレス

<port> 接続先のポート番号

<urlpath> 次のフォーマットのパス

<cwd1>/<cwd2>//<cwdn>/<filename>

<cwd1> および <cwdn> はディレクトリ レベル、<filename> はファイル名です。

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第 12章 ソフトウェア アップグレード12.1 ソフトウェアのアップグレード

12-6Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

ONS 15216 EDFA3 は次の例のような構文を使用して、自律メッセージに応答する必要があります。

EDFA3 2003-09-30 11:34:05 M 123 COMPLD /* COPY-RFILE */ ; EDFA3 2003-09-30 11:34:05 A 7 REPT EVT FXFR EQPT:bin/15216EdfaSw_2.2.1,START,, ; EDFA3 2003-09-30 11:35:24 A 8 REPT EVT FXFR EQPT:bin/15216EdfaSw_2.2.1,COMPLD,SUCCESS,1963195 ;

ファイル転送が完了すると、SUCCESS メッセージが表示されます。

ステップ 17 新しいソフトウェア イメージ ファイル全体がダウンロードされたことを確認します。最後の REPTEVT FXFR - COMPLD メッセージの SUCCESS に続く数字は、転送バイト数を示します。

ステップ 18 RTRV-NE-GEN コマンドを発行して、正しいソフトウェアがダウンロードされたことを確認し、STANDBYSW が新規にアップグレードされたソフトウェアであることを確認します。

ステップ 19 次の例の構文を使用して、コマンド プロンプトで APPLY コマンドを入力し、新しいイメージを現行イメージにします。

> APPLY:::123;

ONS 15216 EDFA3 からユーザがログオフされ、新しいソフトウェア バージョンを使用してリブートされます。これでソフトウェア アップグレード手順は完了です。Enter キーを押して、現在のコンソールを終了します。これで、再び Telnet 接続を行って、新しいコンソールとのセッションを開くことができます。

12.1.2 FTP を使用したソフトウェア アップグレードFTP を使用してソフトウェア イメージをアップグレードする手順は、次のとおりです。TL1 コマンドを使用してアップグレードする手順については、「12.1.1 TL1 シェルを使用したソフトウェアアップグレード」(p.12-3)を参照してください。ファームウェア イメージをアップグレードする必要はありません。この手順を実行しても、ONS 15216 EDFA3 プロセッサのリブート時にサービスは影響を受けません。

(注) ご使用の ONS 15216 EDFA3 を正常に動作させるには、この手順を実行する前に、最近のソフトウェア リリースにアップグレードしておく必要があります。

ステップ 1 ONS 15216 EDFA3 に IP アドレス、サブネット マスク、ゲートウェイ アドレス、およびホスト名がすでに割り当てられている場合は、ステップ 4 に進んでください。

ステップ 2 ONS 15216 EDFA3 の EIA/TIA-232(RS-232)ポートに接続します。

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第 12章 ソフトウェア アップグレード12.1 ソフトウェアのアップグレード

12-7Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

ステップ 3 端末アプリケーションを開きます(Microsoft Windows では、ハイパーターミナルを使用できます。ハイパーターミナルは、アクセサリ > 通信メニュー内にあります)。ポートは次のように設定します。

• 9600 bps

• 8 データ ビット、パリティなし

• 1 ストップ ビット

• フロー制御なし

ステップ 4 新規ソフトウェア イメージ ファイルを PC に配置するか、または FTP サーバがインストールされている、ONS 15216 EDFA3 と同じ LAN 上のサーバに配置します。

ステップ 5 ONS 15216 EDFA3 がモジュール LAN ポートを使用して LAN に接続されていることを確認します。

接続されていない場合は、RJ-45 コネクタ付きの CAT-5 イーサネット ストレート ケーブルを使用して、LAN ポートと LAN スイッチまたはハブを接続します。

ステップ 6 ONS 15216 EDFA3 の IP アドレスとの FTP セッションを開きます。管理者のユーザ名およびパスワードを入力します。ftp> プロンプトで次のコマンドを入力して、FTP ログオンを完了します。

ftp> login FTP_username

ステップ 7 プロンプトが表示されたら、次のように FTP ユーザ パスワードを入力します。

Password: ********

入力したパスワードは、アスタリスク(*)でマスクされます。ONS 15216 EDFA3 は次のように応答します。

230 User FTP_username logged in

ステップ 8 FTP プロンプトで、次のコマンドを入力します。

ftp> cd /Directory_of_FTP_site

ステップ 9 コマンド プロンプトで、管理(RWA)権限を持つユーザとしてログインします(デフォルトは CISCO15 で、パスワードはありません)。そのためには、次の例の構文に従って ACT-USER コマンドを発行します。

> ACT-USER::CISCO15:100;

100 はこのコマンドの ctag です。セミコロンを指定すると、各 TL1 コマンドは終了します。次の応答が表示されます。

EDFA3 2003-09-30 11:29:49 M 100 COMPLD /* ACT-USER */ ; >

ステップ 10 RTRV-NE-GEN コマンドを発行して、スタンバイ ソフトウェア名を識別します。

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第 12章 ソフトウェア アップグレード12.1 ソフトウェアのアップグレード

12-8Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

ステップ 11 スタンバイ ソフトウェアが ACTIVESW と異なる場合は、DLT-RFILE コマンドを発行して、スタンバイ ソフトウェア ファイルを削除します。または、FTP ウィンドウ内で次のコマンドを発行して、このファイルを削除します。

> del <STANDBYSW>

これにより、次のステップで必要となるスペースが確保されます。

ステップ 12 ftp> プロンプトで次のコマンドを入力して、ファイ転送タイプをバイナリに設定します。

ftp> bin

ONS 15216 EDFA3 は次のように応答します。

200 Type set to I,binary mode

ステップ 13 FTP プロンプトで、次のコマンドを入力します。

ftp> put <new-software-version>

ステップ 14 Enter キーを押して、ファイル転送を開始します。ファイル転送が完了すると、次の情報が表示されます。

226 Transfer completeftp: 4266558 bytes sent in 59.58 seconds 71.62Kbytes/sec.

ステップ 15 FTP プロンプトで、次のコマンドを入力します。

ftp> quit

FTP セッションが終了し、次の応答が表示されます。

221 Bye...see you later

ONS 15216 EDFA3 はホスト名プロンプトに戻ります。

ステップ 16 TL1 ウィンドウで、ED-NE-GEN コマンドを発行します。次のパラメータを指定します。

STANDBYSW=<new-software-file-name>

ステップ 17 APPLY コマンドを発行して、メモリ内のソフトウェア カットオーバーを適用して、ONS 15216 EDFA3 をリセットします。

ONS 15216 EDFA3 からユーザがログオフされ、新しいソフトウェア バージョンを使用してリブートされます。これでソフトウェア アップグレード手順は完了です。

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第 12章 ソフトウェア アップグレード12.1 ソフトウェアのアップグレード

12-9Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

12.1.3 SNMP を使用したソフトウェア アップグレードSNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)を使用してソフトウェア イメージをアップグレードする手順は、次のとおりです。

ステップ 1 SNMP を使用して外部 FTP サーバ情報を設定し、cerent15216EdfaGenericOprnsSrcFileLoc を設定します。次のいずれかフォーマットがサポートされています。

• ftp://username:passwd@IPaddress/subdirectory/../filename

• ftp://username:passwd@IPaddress/Filename

• ftp://Ipaddress/subdirectory/../filename

• ftp://Ipaddress/filename

• ftp://username@IPaddress/subdirectory/../filename

次の例に示されたコマンド フォーマットを使用します。

snmpset -v 2c 10.51.100.233 cerent15216EdfaGenericOprnsSrcFileLoc.0=“ftp://ctmsvt:ctm456%@144.254.170.95/ONS15216Edfa3-0.4.5-003J-13.18”

ステップ 2 /fd1 サブディレクトリが開いている場合のみ、内部 EDFA3 ファイルを現行ファイルに設定します。cerent15216EdfaGenericOprnsDestFileLoc を使用して FTP を実行する場合、EDFA3 側は /fd1/filenameまたは file://fd1/filename にする必要があります。次の例に示されたコマンド フォーマットを使用します。

snmpset -v 2c 10.51.100.233 cerent15216EdfaGenericOprnsDestFileLoc.0=“/fd1/ONS15216Edfa3-0.4.7-003J-27.18”

ステップ 3 cerent15216EdfaGenericOprnsOwner に個人名を設定して、使用ユーザをシステムに認識させます。次の例に示されたコマンド フォーマットを使用します。

snmpset -v 2c 10.51.100.233 cerent15216EdfaGenericOprnsOwner.0=”<yourname>”

ステップ 4 cerent15216EdfaGenericOprnsMode で動作モードを設定して、イメージ ソフトウェア プログラムをダウンロードし、SNMP FTP クライアントを更新し、ダウンロード ファイルを /fd1 に自動的に格納します。SNMP 動作モード 4(ソフトウェア ダウンロード)、モード 5(ファイル アップロード)、またはモード 6(ファイルの復元)の場合は、宛先名変数を指定する必要がありません。値 4 ~ 6を設定すると、ロードは定義どおりに処理されます。次の例に示されたコマンド フォーマットを使用します。

snmpset -v 2c 10.51.100.233 cerent15216EdfaGenericOprnsMode.0=4

ステップ 5 SNMP get コマンドを使用し、cerent15216EdfaGenericOprnsResult を調べて、ステータスを取得します。次の例に示されたコマンド フォーマットを使用します。

snmpget -v 2c 10.51.100.233 cerent15216EdfaGenericOprnsResult.0=success (10)

ステップ 6 cerent15216EdfaGenericOprnsMode に戻って、変数を 3(CutOver)に設定してシステムをリセットし、新しいソフトウェアを使用します。次の例に示されたコマンド フォーマットを使用します。

snmpset -v 2c 10.51.100.233 cerent15216EdfaGenericOprnsMode.0=3

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第 12章 ソフトウェア アップグレード12.2 TL1 を使用したソフトウェアのアンインストール

12-10Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

12.2 TL1 を使用したソフトウェアのアンインストールTL1 コマンドを使用して、新しいリリースから古いリリースにソフトウェア イメージを変更する手順は、次のとおりです。この手順は、サービスに影響しません

ステップ 1 管理権限を持つユーザとして TL1 シェルにログインします(Telnet セッションを使用している場合は、ポート 3083 を指定して、確実に TL1 シェルにログインします)。

ステップ 2 コマンド プロンプトで RTRV-NE-GEN コマンドを入力して、アクティブおよびスタンバイ ソフトウェア イメージを確認します。次の例に示された構文を使用します。

> RTRV-NE-GEN:Amp01::101;

ステップ 3 応答で、ACTIVESW が新しいファイル名であること、および STANDBYSW が古いファイル名であることを確認します。

ステップ 4 コマンド プロンプトで APPLY コマンドを入力し、古いイメージを作成します。次の例に示されたコマンド フォーマットを使用します。

> APPLY:Amp01::102;

(注) APPLY コマンドを実行すると、ONS 15216 EDFA3 は自動的にリセットされます。このコマンドの入力後、数秒以内に、システムは自動的に再始動します。再始動後、ユーザは再度ログインする必

要があります。

これでソフトウェアのアンインストール手順は完了です。

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C H A P T E R

13-1Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

13

ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス

Cisco ONS 15454 は、シスコのメトロ オプティカル トランスポート システムです。ONS 15454 を使用すると、高密度 SONET/SDH 伝送および統合オプティカル ネットワーキング(ITU グリッド波長および Dense Wavelength Division Multiplexing[DWDM; 高密度波長分割多重]を含む)に、オンデマンドのマルチサービス インターフェイス(イーサネットを含む)と Time Division Multiplexing(TDM; 時分割多重)サービスが統合されるため、サービス プロバイダーに経済的な利益がもたらされます。ONS 15454 は複数のネットワーク要素に関する機能を単一プラットフォームで提供します。

この章で説明する内容は、次のとおりです。

• 13.1 ONS 15454 と ONS 15216 EDFA3 の併用(p.13-2)

• 13.2 作業の概要(p.13-3)

• 13.3 スタティック ルート(p.13-4)

• 13.4 OSPF(p.13-7)

• 13.5 RIP の使用(p.13-14)

• 13.6 プロキシ サーバ機能の使用(p.13-15)

• 13.7 ONS 15454 ルーティング テーブルの表示(p.13-20)

ONS 15454 のビデオ チュートリアルは、次の URL 上にあります。

http://www.cisco.com/warp/public/cc/pd/olpl/metro/on15454

(注) SONET 製品には、ONS 15454 の関連資料がすべて付属しています。ONS 15216 EDFA3 は ONS 15454SDH と互換性がありません。

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.1 ONS 15454 と ONS 15216 EDFA3 の併用

13-2Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

13.1 ONS 15454 と ONS 15216 EDFA3 の併用この章では、IP ネットワークに Cisco ONS 15454 ノードを設定する方法について示します。IP ネットワークの概念と手順については、詳細には説明しません。

(注) IP ネットワークに ONS 15454 ノードを設定する場合には、LAN 管理者または IP ネットワークのトレーニングを受けた経験を持つ現場担当者と一緒に作業してください。IP ネットワーキングの詳細は、さまざまな外部リソースで学習することができます。『IP Routing Fundamentals』(Mark Sportack著 [Cisco Press、1999])には、IP ネットワーク内のルーティングの概念やプロトコルの概要が記載されています。

ONS 15216 EDFA3 と ONS 15454 を併用するには、次の設定が必要です。

• ONS 15216 EDFA3 を ONS 15454 と同じサブネットワークに配置する必要があります。

• Gateway Network Element(GNE; ゲートウェイ ネットワーク エレメント)および ONS 15216EDFA3 の接続先ノードで、ONS 15454 のファイアウォールをディセーブルにする必要があります。

• GNE が ONS 15454 に接続されているノードで、次のようなスタティック ルートを導入する必要があります。

• 宛先:ONS 15216 EDFA3 アドレス

• マスク:255.255.255.255

• ネクストホップ:ONS 15216 EDFA3 が接続されているノードの IP アドレス

デフォルト ルート(0.0.0.0)を GNE に導入する必要もあります。ONS 15216 EDFA3 から Timing,Communications, and Control カードへの接続には、クロスケーブルを使用します。

このマニュアルには、ONS 15454 SONET に関する次の IP ネットワーキング手順が記載されています。

• 13.3.1 スタティック ルートの作成(p.13-4)

• 13.4.1 OSPF の使用(p.13-7)

• 13.4.2 OSPF の設定(p.13-10)

• 13.5 RIP の使用(p.13-14)

• 13.6 プロキシ サーバ機能の使用(p.13-15)

• 13.7 ONS 15454 ルーティング テーブルの表示(p.13-20)

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.2 作業の概要

13-3Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

13.2 作業の概要ネットワークの接続方法を決定します。IP 環境にはさまざまな ONS 15454 接続オプションがあります。

• ONS 15454 ノードを LAN に直接接続したり、ルータを介して接続する。

• IP をサブネット化する。これにより、ONS 15454 ノード グループを作成し、Data CommunicationsChannel(DCC; データ通信チャネル)に接続されていないネットワーク内のノードをプロビジョニングすることができます。

• さまざまな IP 機能とプロトコルを使用してネットワーク上で特定の作業を行う。たとえば、代理 Address Resolution Protocol(ARP; アドレス解決プロトコル)により、LAN に接続された 1 つの ONS 15454 を、LAN に接続されていない ONS 15454 ノードのゲートウェイとして使用できます。

• スタティック ルートを作成し、複数の Cisco Transport Controller(CTC; シスコトランスポートコントローラ)セッションを使用して、同じサブネット上にあり、宛先 IP アドレスが異なる複数の ONS 15454 ノードを接続する。

• ONS 15454 ノードが Open Shortest Path First (OSPF)ネットワークに接続されている場合に、複数の LAN および WAN 間で ONS 15454 ネットワーク情報を自動的に通信する。

表 13-1 に、IP ネットワークに ONS 15454 ノードを設定する場合に確認する一般的な項目一覧を示します。イーサネット接続および IP ネットワークのトラブルシューティングの追加手順については、ONS 15454 のマニュアルを参照してください。

表 13-1 一般的な ONS 15454 IP ネットワーキング チェックリスト

項目 チェック内容

PC/ワークステーション 各 CTC コンピュータに次の設定が必要です。

• Web ブラウザ

• Java Runtime Environment(JRE; Java ランタイム環境)

• Java.policy ファイル(CTC 用に変更)

詳細については、ONS 15454 のマニュアルを参照してください。

リンク完全性 次に示す項目間にリンク完全性が存在します。

• CTC コンピュータと、ネットワーク ハブまたはスイッチ

• ONS 15454 ノード(バックプレーン ワイヤラップ ピンまたはRJ-45 ポート)とネットワーク ハブ /スイッチ

• ルータ ポートと、ハブ ポートまたはスイッチ ポート

ONS 15454 ハブ ポート /スイッチ ポート

ONS 15454 に接続しているハブまたはスイッチ ポートを 10 Mbps の半二重に設定します。

Ping ノードに対して ping を実行して、コンピュータと ONS 15454 ノード間の接続性をテストします。

IP アドレス / サブネットマスク

ONS 15454 の IP アドレスとサブネット マスクが正しく設定されていることを確認します。

光通信の接続性 ONS 15454 の光トランク ポートが稼働中で、DCC が各トランク ポートでイネーブルであることを確認します。

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.3 スタティック ルート

13-4Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

13.3 スタティック ルートスタティック ルートは次の 2 つの目的で使用します。

• ONS 15454 ノードをサブネット上の CTC セッションに接続し、ルータによって別のサブネット上にある ONS 15454 ノードに接続します

• 同一サブネット上にある ONS 15454 ノードの間で複数の CTC セッションを使用可能にします。

13.3.1 スタティック ルートの作成スタティック ルートを作成する手順は、次のとおりです。スタティック ルートは次の 2 つの目的で使用します。

ステップ 1 ONS 15454 ノードの CTC を起動し、Provisioning > Network タブを選択します(図 13-1)。

ステップ 2 Static Routing タブをクリックします。Create をクリックします。

図 13-1 Create Static Route ダイアログボックス

7145

6

Network Static Routing Create Static Route

Node Provisioning

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.3 スタティック ルート

13-5Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

ステップ 3 Create Static Route ダイアログボックスで次の情報を入力します。

• Destination ― CTC を実行しているコンピュータの IP アドレスを入力します。アクセス先を 1つのコンピュータに制限する場合は、完全な IP アドレス(例では 192.168.1.100)を入力します。192.168.1.0 サブネット上のすべてのコンピュータへのアクセスを許可するには、192.168.1.0とサブネット マスク 255.255.255.0 を入力します。宛先として 0.0.0.0 を入力すると、ルータに接続しているすべての CTC コンピュータへのアクセスが許可されます。

• Mask ― サブネット マスクを入力します。宛先がホスト ルート(つまり、1 つの CTC コンピュータ)の場合は、32 ビットのサブネット マスク(255.255.255.255)を入力します。宛先がサブネットの場合は、255.255.255.0 のようにサブネット マスクを調整します。宛先が 0.0.0.0 の場合は、サブネット マスク 0.0.0.0 を入力して、すべての CTC コンピュータへのアクセスを許可します。

• Next Hop ― ルータ ポートの IP アドレスを入力するか(例では 192.168.90.1)、CTC コンピュータがノードに直接接続されている場合はノードの IP アドレスを入力します。

• Cost ― ONS 15454 とコンピュータの間のホップ数を入力します。この例では、コストが 2 です。つまり、ONS 15454 からルータへのコストが 1 ホップ、ルータから CTC ワークステーションへのコストが 1 ホップです。

ステップ 4 OK をクリックします。Static Route ウィンドウにスタティック ルートが表示されることを確認します。表示されない場合は、ノードに ping を送信します。

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.3 スタティック ルート

13-6Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

13.3.2 複数の CTC のスタティック ルート図 13-2 に、複数の CTC コンピュータから同じサブネット上の ONS 15454 ノードにアクセスする必要がある場合に使用するスタティック ルートを示します。このシナリオでは、CTC ワークステーション #1 と #2 およびすべての ONS 15454 ノードが同じ IP サブネット上にあります。ONS 15454#1 および CTC ワークステーション #1 は LAN A に接続されています。ONS 15454 #2 および CTCワークステーション #2 は LAN B に接続されています。CTC ワークステーション #1 宛てのスタティック ルートが ONS 15454 #1 に追加され、CTC ワークステーション #2 宛てのスタティック ルートが ONS 15454 #2 に追加されます。スタティック ルートはノード側からの視点で入力されます。

図 13-2 複数の CTC のスタティック ルート

CTC #2IP 192.168.1.200

255.255.255.0 =

CTC #1IP 192.168.1.100

255.255.255.0 =

ONS 15454 #2IP 192.168.1.20

255.255.255.0 =

192.168.1.200 255.255.255.255 192.168.1.20 = 1

ONS 15454 #1IP 192.168.1.10

255.255.255.0 =

192.168.1.100 255.255.255.255 192.168.1.10 = 1

ONS 15454 #3IP 192.168.1.30

255.255.255.0 =

=

LAN A

LAN BSONET

1150

79

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.4 OSPF

13-7Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

13.4 OSPFOSPF は、リンクステート インターネット ルーティング プロトコルです。リンクステート プロトコルは、「Hello プロトコル」を使用して隣接ルータでリンクを監視したり、ネイバへのリンクの状態をテストします。リンクステート プロトコルは、直接接続されているネットワークとそのアクティブなリンクにアドバタイズします。それぞれのリンクステート ルータは、リンクステート「アドバタイズメント」を取り込み、これらをまとめてネットワーク全体のまたは一部のトポロジーを

作成します。ルータは、このデータベースから最短パス ツリーを構築してルーティング テーブルを計算します。ルートは進行中のトポロジー変更を取り込むために、継続的に再計算されます。

13.4.1 OSPF の使用ONS 15454 ノードは内部 ONS 15454 ネットワーク内で、ノードの検出、回線のルーティング、ノードの管理のために OSPF プロトコルを使用します。ONS 15454 で OSPF を使用可能にすることで、ONS 15454 トポロジーが LAN 上の OSPF ルータに送られます。ONS 15454 ネットワーク トポロジーを LAN ルータにアドバタイジングすることで、ONS 15454 サブネットワークのスタティック ルートを手動で入力する必要がなくなります。図 13-3 に、OSPF がイネーブルにされたネットワークを示します。図 13-4 に、OSPF が使用されていない同一ネットワークを示します。LAN A 上の CTCコンピュータが ONS 15454 #2 および #3 と通信するには、スタティック ルートを手動でルータに追加する必要があります。これは、これらのノードがそれぞれ異なるサブネット上にあるためです。

OSPF は、ネットワークを、エリアと呼ばれる小さな区域に分割します。エリアは、トラフィックパターン別に構成するネットワークの終端システム、ルータ、およびトランスミッション ファシリティの集まりです。各 OSPF エリアには、有効範囲が 0 ~ 4,294,967,295 の一意の ID 番号(別名、エリア ID)があります。各 OSPF ネットワークには、エリア 0 と呼ばれるバックボーン エリアが 1つあります。その他のすべての OSPF エリアは、エリア 0 に接続する必要があります。

OSPF ネットワークへのアドバタイズのために ONS 15454 OSPF トポロジーを使用可能にする場合は、ONS 15454 ネットワークに OSPF エリア ID を割り当てる必要があります。LAN 管理者に相談して、割り当てるエリア ID 番号を決定してください。一般に、DCC 接続されたすべての ONS 15454ノードには、同じ OSPF エリア ID を割り当てます。

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.4 OSPF

13-8Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

図 13-3 イネーブル化された OSPF

CTC IP 192.168.1.100

255.255.255.0 = 192.168.1.1

=

LAN A A IP 192.168.1.1LAN B B IP 192.168.2.1

255.255.255.0

ONS 15454 #2IP 192.168.3.20

255.255.255.0 = =

ONS 15454 #1IP 192.168.2.10

255.255.255.0 = 192.168.2.1

=

ONS 15454 #3IP 192.168.4.30

255.255.255.0 =

=

LAN B

LAN A

A B

SONET

5525

0

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.4 OSPF

13-9Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

図 13-4 ディセーブル化された OSPF

CTC IP 192.168.1.100

255.255.255.0 = 192.168.1.1

=

LAN A A IP 192.168.1.1LAN B B IP 192.168.2.1

255.255.255.0

ONS 15454 #2IP 192.168.3.20

255.255.255.0 = =

ONS 15454 #1IP 192.168.2.10

255.255.255.0 = 192.168.2.1

=

ONS 15454 #3IP 192.168.4.30

255.255.255.0 =

=

LAN B

LAN A

A B

SONET

1150

80

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.4 OSPF

13-10Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

13.4.2 OSPF の設定次の手順を使用して、OSPF ネットワーク トポロジーに含める各 ONS 15454 ノード上で OSPF をイネーブルにします。

ONS 15454 の OSPF 設定は、ルータの OSPF 設定と対応する必要があります。したがって、OSPF をイネーブルにする前に、ONS 15454 ネットワークの接続先ルータから OSPF エリア ID、hello/deadインターバル、および認証キー(OSPF 認証がイネーブルな場合)を取得する必要があります。

ステップ 1 ONS 15454 ノードの CTC を開始します。

ステップ 2 ノード ビューで、Provisioning > Network > OSPF タブを選択します。OSPF ペインには、いくつかのオプションがあります(図 13-5)。

図 13-5 ONS 15454 SONET での OSPF のイネーブル化

7145

4

Network Node

Provisioning

OSPF

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.4 OSPF

13-11Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

ステップ 3 次の項目を入力します。

• DCC OSPF Area ID ― スロットおよびポート フィールドの横にあるエリア ID をクリックします。ONS 15454 ノードを一意の OSPF エリアとして識別する番号を入力します。OSPF エリア番号には 0 ~ 4,294,967,295 の整数を指定できます。また、IP アドレスと同様の形式をとることができます。この数値は、LAN OSPF エリアごとに一意でなければなりません。

• DCC Metric ― この値は通常変更しません。DCC を介したパケット送信コストを設定する値であり、OSPF ルータが最短パスを計算するために使用します。この値は、常に LAN メトリックより大きな値にする必要があります。DCC メトリックのデフォルト値は 100 です。

ステップ 4 OSPF on LAN エリアで、次の項目を指定します。

• OSPF active on LAN ― オンにすると、ONS 15454 OSPF トポロジーを LAN 上の OSPF ルータにアドバタイズできます。このフィールドは、OSPF ルータに直接接続されている ONS 15454 ノードでオンにします。

• LAN Port Area ID ― ONS 15454 が接続されているルータ ポートの OSPF エリア ID を入力します(この数値は、DCC エリア ID とは異なります)。

ステップ 5 Authentication Type 領域で、No Authentication または Simple Password ボタンをクリックして、次の項目を入力します。

• Authentication Type ― メニューを使用して、Simple Password または No Authentication を選択します(ボタン名は、選択したオプションによって異なります)。ONS 15454 の接続先のルータが認証を使用する場合は、Simple Password を選択します。それ以外の場合は、NoAuthentication を選択します。

• Enter Authentication Key ― 認証が有効な場合は、OSPF キー(パスワード)を入力します。

• Confirm Authentication Key ― OSPF キーを確認のために再入力します。

ステップ 6 次の項目を指定します(図 13-6)。

(注) OSPF のプライオリティとインターバルのデフォルト値は、OSPF ルータで最もよく使用される値です。Priority および Intervals 領域で、これらのデフォルト値が、ONS 15454 の接続先の OSPF ルータで使用される値と一致していることを確認します。

• Router Priority ― サブネットの代表ルータを選択します。

• Hello Interval (sec) ― OSPF ルータが送信する OSPF hello パケット アドバタイズの間隔の秒数を設定します。デフォルトは 10 秒です。

• Dead Interval ― OSPF ルータのパケットが表示されなくなってからネイバがそのルータのダウンを宣言するまでの秒数を設定します。デフォルトは 40 秒です。

• Transit Delay (sec) ― サービスの速度を指定します。デフォルトは 1 秒です。

• Retransmit Interval (sec) ― パケットを再送するまでの経過時間を設定します。デフォルトは 5 秒です。

• LAN Metric ― LAN を介したパケット送信コストを設定します。この値は、常に DCC メトリックよりも小さな値にする必要があります。デフォルトは 10 です。

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.4 OSPF

13-12Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

図 13-6 OSPF Area Range Table および Virtual Link Table

ステップ 7 OSPF Area Range Table 領域で、次の項目を指定します。

(注) Area Range Table は、OSPF エリア境界外に伝播される情報を統合するテーブルです。ONS15454 OSPF エリアにある 1 つの ONS 15454 が OSPF ルータに接続されます。このノードにあるエリア範囲テーブルは、ルータに対して、ONS 15454 OSPF エリア内に存在する他のノードを指し示します。

a. OSPF Area Range Table の下で、Create をクリックします。

b. Create Area Range ダイアログボックスで次の項目を指定します。

- Range Address ― OSPF エリア内にある ONS 15454 ノードのエリア IP アドレスを入力します。たとえば、ONS 15454 OSPF エリア内に IP アドレスが 10.10.20.100、10.10.30.150、10.10.40.200、および 10.10.50.250 のノードがある場合、範囲アドレスは 10.10.0.0 となります。

- Range Area ID ― ONS 15454 ノードの OSPF エリア ID を入力します。これは、DCC OSPF Area ID フィールドの ID または Area ID for LAN Port フィールドの ID のいずれかになります。

- Mask Length ― サブネット マスク長を入力します。上記の範囲アドレスの例では、この値は 16 になります。

- Mask ― 宛先ホストまたはネットワークに到達するために使用するサブネット マスクを表示します。

- Advertise ― OSPF 範囲テーブルをアドバタイズする場合はオンにします。c. OK をクリックします。

7145

5

Network

Provisioning

OSPF

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.4 OSPF

13-13Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

ステップ 8 すべての OSPF エリアはエリア 0 に接続されている必要があります。ONS 15454 OSPF エリアが物理的にエリア 0 に接続されていない場合は、次のステップに従って仮想リンク テーブルを作成し、接続されていないエリアにエリア 0 への論理パスを提供します。

a. OSPF Virtual Link Table の下で、Create をクリックします。

b. Create Virtual Link ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します(OSPF の設定は、ONS15454 OSPF エリアの OSPF 設定と一致する必要があります)。

- Neighbor ― エリア 0 ルータのルータ IDを入力します。

- Transit Delay (sec) ― サービスの速度。デフォルトは 1 秒です。

- Retransmit Int (sec) ― パケットを再送するまでの経過時間を設定します。デフォルトは 5 秒です。

- Hello Int (sec) ― OSPF ルータが送信する OSPF hello パケット アドバタイズの間隔の秒数。デフォルトは 10 秒です。

- Dead Int (sec) ― OSPF ルータのパケットが表示されなくなってからネイバがそのルータのダウンを宣言するまでの秒数を設定します。デフォルトは 40 秒です。

- Auth Type ― ONS 15454 の接続先のルータが認証を使用する場合は、Simple Password を選択します。それ以外の場合は、No Authentication を設定します。

c. OK をクリックします。

ステップ 9 ONS 15454 OSPF エリアのデータを入力したら、Apply をクリックします。

エリア ID を変更した場合は、一度に 1 つずつ TCC カードがリセットされます。

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.5 RIP の使用

13-14Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

13.5 RIP の使用Routing Information Protocol(RIP)は、グローバル インターネットでのトラフィックのルーティングに幅広く使用されています。RIP は Interior Gateway Protocol(IGP)です。つまり、単一の AutonomousSystem(AS; 自律システム)内でルーティングを実行します。Border Gateway Protocol(BGP)などの Exterior Gateway Protocol(EGP; エクステリア ゲートウェイ プロトコル)は、異なる AS 間でルーティングを実行します。

RIP はルーティング更新メッセージを定期的に、およびネットワーク トポロジーが変更された場合に送信します。ルータがエントリ変更を含むルーティング アップデートを受信すると、新しいルートを反映するようにルーティング テーブルが更新されます。パスのメトリック値は 1 ずつ増分し、ネクスト ホップとして送信側が指定されます。RIP ルータが保持するのは宛先への最適ルート(メトリック値が最小のルート)のみです。ルーティング テーブルを更新すると、ルータは直ちにルーティング アップデートの送信を開始して、その他のネットワーク ルータに変更を通知します。これらのアップデートは、RIP ルータから送信される定期的なアップデートとは別に送信されます。次の手順を使用して、ONS 15454 を RIP 用に設定します。

ステップ 1 CTC にログインします。

(注) ONS 15454 からネットワークにルーティング情報を送信するには、ONS 15454 の隣接ルータへのスタティック ルートを作成する必要があります。

ステップ 2 ノード ビューを表示します。

ステップ 3 Provisioning > Network > RIP タブをクリックします。

ステップ 4 RIP をイネーブルにする場合は、RIP Active チェックボックスをオンにします。

ステップ 5 ネットワークでサポートされているバージョンに応じて、ドロップダウン メニューから RIP Version 1 または RIP Version 2 を選択します。

ステップ 6 RIP メトリックを設定します。RIP メトリックは 1 ~ 15 までの数値に設定できます。これは、ホップ数を表します。

ステップ 7 Authentication で、認証タイプを選択します。ONS 15454 の接続先のルータが認証を必要とする場合は、Simple Password を選択します。それ以外の場合は、No Authentication を選択します(デフォルト)。Simple Password オプションを選択するには、No Authentication ボタンをクリックする必要があります。

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.6 プロキシ サーバ機能の使用

13-15Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

13.6 プロキシ サーバ機能の使用ONS 15454 プロキシ サーバは機能の集まりで、ONS 15454 と CTC コンピュータの間の可視性とアクセス可能性を制限する必要のある環境で ONS 15454 ノードのネットワーク通信を制御します。たとえば、ネットワークを設定して、現場技術者が Network Operations Center(NOC; ネットワーク オペレーション センター)LAN にアクセスするのを制限しながら、現場技術者と NOC の担当者の両者が同じ ONS 15454 ノードにアクセスできるようにできます。この設定を行うには、1 つの ONS15454 を Gateway NE(GNE; ゲートウェイ NE)として設定し、他の ONS 15454 ノードを ElementNE(ENE)として設定します。GNE ONS 15454 は CTC コンピュータと ENE ONS 15454 ノードの間の接続をトンネルし、ONS 15454 管理目的以外のアクセスを制限しながら管理機能を提供します。

ONS 15454 プロキシ サーバは次の作業を実行します。

• DCC IP トラフィックをイーサネット(クラフト ポート)トラフィックから分離し、フィルタリング規則に基づいてパケットを受け付ける。フィルタリング規則(表 13-3および 表 13-4を参照)は、パケットが ONS 15454 DCC インターフェイスまたは TCC イーサネット インターフェイスのどちらに着信するかによって異なります。

• イーサネット ポートで ARP 要求パケットを監視する。ARP 要求が現在のサブネット外のアドレスから送信された場合、ONS 15454 は ARP テーブルにエントリを作成します。ONS 15454 はARP エントリを使用して、ローカル イーサネット経由でアドレスに応答することができるため、技術者はコンピュータの IP アドレスを変更しなくても ONS 15454 ノードに接続できます。

• Simple Network Time Protocol(SNTP; 簡易ネットワーク タイム プロトコル)および NetworkTime Protocol(NTP; ネットワーク タイム プロトコル)の要求を処理する。ONS 15454 ENE は、SNTP/NTP LAN サーバから GNE ONS 15454 SONET を介して Time-Of-Day(TOD)を得ることができます。

• SNMPv1 トラップを処理する。GNE ONS 15454 は ENE ONS 15454 ノードから SNMPv1 トラップを受信して、プロビジョニングされたすべての SNMPv1 トラップ宛先に転送します。

ONS 15454 プロキシ サーバをプロビジョニングするには Provisioning > Network > General タブの 3つのチェックボックスを使用します(図 13-7を参照)。

• Craft Access Only ― このオプションがイネーブルな場合、ONS 15454 はデフォルト ルートまたはスタティック ルートの導入もアドバタイズも行いません。CTC コンピュータは ONS 15454SONET と通信できますが、DCC 接続された他の ONS 15454 SONET とは直接通信できません。

• Enable Proxy ― このオプションがイネーブルな場合、ONS 15454 サーバは CTC クライアントとプロキシ ONS 15454 SONET に DCC 接続された ONS 15454 ノード間の接続のプロキシとして機能します。CTC クライアントは、プロキシ ノードを介して DCC 接続ノードとの接続を確立します。CTC クライアントは、CTC クライアントが動作しているホストから直接接続できないノードに、間接的に接続できます。Enable Proxy がオフの場合、確立したプロキシ接続は CTCクライアントが終了するまで継続しますが、このノードは CTC クライアントのプロキシ接続を確立しません。

• Enable Firewall ― このオプションを選択すると、DCC と LAN ポート間で IP トラフィックがルーティングされなくなります。ONS 15454 は、LAN ポートに接続されたマシン、または DCCによって接続されたマシンと通信できます。ただし、DCC 接続されたマシンは、LAN 接続されたマシンと通信できません。同様に、LAN 接続されたマシンは DCC 接続されたマシンと通信できません。ファイアウォール対応ノードとの接続に LAN を使用している CTC クライアントは、プロキシ機能を使用して DCC 接続されたノードを管理できます。別の方法では、このDCC 接続されたノードに到達するこはできません。DCC 接続されたノードに接続されているCTC クライアントは、他の DCC 接続されたノードとファイアウォールそのものだけを管理できます。

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.6 プロキシ サーバ機能の使用

13-16Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

図 13-7 プロキシ サーバ ゲートウェイの設定

図 13-8に、ONS 15454 プロキシ サーバの実装を示します。GNE ONS 15454 は、セントラル オフィス LAN と ENE ONS 15454 ノードに接続されています。セントラル オフィス LAN は、CTC コンピュータを備えた NOC LAN に接続されています。NOC CTC コンピュータと技術者の両方が、ONS15454 ENE にアクセスできる必要があります。ただし、技術者が NOC やセントラル オフィス LANにアクセスしたり、参照したりするのを制限する必要があります。

この例では、ONS 15454 GNE にセントラル オフィス LAN の範囲内の IP アドレスが割り当てられ、その LAN ポートによって LAN に物理的に接続されています。ONS 15454 ENE には、セントラルオフィス LAN の範囲外の IP アドレスが割り当てられ、プライベート ネットワーク IP アドレスが割り当てられています。複数の ONS 15454 ENE が 1 つの場所に設置されている場合は、クラフトLAN ポートをハブに接続できます。ただし、ハブが他のネットワークに接続されていないようにします。

Network Apply Reset Provisioning Node

7114

1

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.6 プロキシ サーバ機能の使用

13-17Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

図 13-8 ONS 15454 プロキシ サーバおよび同じサブネット上にある GNE と ENE

表 13-2 に、図 13-8 の構成での ONS 15454 GNE および ENE の推奨構成を示します。

CTC10.10.20.10

10.10.20.0/24

10.10.10.0/24

0/010.10.20.1

A

0/110.10.10.1

ONS 15454GNE

10.10.10.100/24

ONS 15454ENE

10.10.10.250/24

ONS 15454ENE10.10.10.150/24

ONS 15454ENE10.10.10.200/24

7167

3 CTC10.10.10.50 SONET

表 13-2 ONS 15454 ゲートウェイと ENE の設定

設定 ONS 15454 GNE ONS 15454 ENE

Craft Access Only オフ オン

Enable Proxy オン オン

Enable Firewall オン オン

OSPF オフ オフ

SNTP Server(使用している場合)

SNTP サーバ の IP アドレス ONS 15454 GNE IP のアドレス

SNMP(使用している場合) SNMPv1 トラップ宛先 SNMPv1 トラップ宛先を ONS15454 GNE に設定

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.6 プロキシ サーバ機能の使用

13-18Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

図 13-9 に、ONS 15454 ENE が複数のリングにある場合の実装を示します。この例では、ONS 15454GNE および ENE は表 13-2 に示す設定でプロビジョニングされます。

図 13-9 ONS 15454 プロキシ サーバおよび複数のリング上にある ENE

表 13-3 に、Enable Firewall がイネーブルな場合に ONS 15454 が従うパケット フィルタリング規則を示します。パケットの宛先が ONS 15454 SONET の場合は、表 13-4 に示す追加の規則が適用されます。拒否されたパケットは報告せずに、そのまま廃棄されます。

7167

5

CTC10.10.20.10

10.10.20.0/24

10.10.10.0/24

0/010.10.20.1

A

0/110.10.10.1

ONS 15454GNE

10.10.10.100/24

ONS 15454ENE

192.168.10.250/24

ONS 15454ENE192.168.10.150/24

ONS 15454ENE192.168.10.200/24

SONET

ONS 15454GNE

10.10.10.200/24

ONS 15454ENE

192.168.80.250/24

ONS 15454ENE192.168.60.150/24

ONS 15454ENE192.168.70.200/24

表 13-3 プロキシ サーバのファイアウォール フィルタリング規則

パケットの着信先 許可されるアドレス

TCC イーサネット インターフェイス

• ONS 15454 自体の IP アドレス

• ONS 15454 のサブネット ブロードキャスト アドレス

• 224.0.0.0/8 ネットワーク内のアドレス(標準マルチキャスト メッセージで使用するために予約されているネットワーク)

• 255.255.255.255

DCC インターフェイス • ONS 15454 自体の IP アドレス

• OSPF ピア(別の DCC 接続 ONS 15454 SONET)

• 224.0.0.0/8 ネットワーク内のアドレス

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.6 プロキシ サーバ機能の使用

13-19Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

プロキシ サーバを実装する場合は、次の規則に留意してください。

1. 同じイーサネット セグメント上にあるすべての DCC 接続 ONS 15454 ノードは、Craft AccessOnly 設定が同じでなければなりません。これらの設定が異なると予測できない結果となり、共用イーサネット セグメントでいくつかのノードが到達不能になる場合があります。

2. 同じイーサネット セグメント上にあるすべての DCC 接続 ONS 15454 ノードは、Enable Firewall設定が同じでなければなりません。これらの設定が異なると、予測できない結果となります。

一部のノードが到達不能になる場合があります。

3. 同じ SDCC エリア内にあるすべての DCC 接続 ONS 15454 ノードは、Enable Firewall 設定が同じでなければなりません。これらの設定が異なると、予測できない結果となります。 一部のノードが到達不能になる場合があります。

4. Enable Firewall をオンにした場合は、必ず Enable Proxy もオンにしてください。Enable Proxy をオンにしないと、CTC は ONS 15454 SONET の DCC 側にあるノードを認識できません。

5. Craft Access Only をオンにした場合は、Enable Proxy もオンにしてください。Enable Proxy をオンにしないと、CTC は ONS 15454 SONET の DCC 側にあるノードを認識できません。

ケース 1 および 2 でノードが到達不能になった場合は、次のいずれかを実行して設定を訂正することができます。

• 到達不能な ONS 15454 SONET からクラフト コンピュータを切断します。到達不能な ONS15454 SONET に DCC 接続されているネットワーク内の別の ONS 15454 を介して、ONS 15454に接続します。

• 到達不能な ONS 15454 SONET からイーサネット ケーブルを取り外します。CTC コンピュータを ONS 15454 SONET に直接接続します。

表 13-4 パケットの宛先が ONS 15454 SONET の場合のプロキシ サーバのファイアウォール フィルタリング規則

パケットの着信先 許可されるアドレス 拒否されるアドレス

TCC イーサネット インターフェイス

• Rejected カラム内のパケットを除く、すべての UDP パケット

• SNMP トラップ リレー ポート(391)宛ての UDP パケット

DCC インターフェイス • すべての UDP パケット

• Rejected カラム内のパケットを除く、すべての TCP パケット

• OSPF パケット

• Internet Control Message Protocol(ICMP)パケット

• Telnet ポート宛ての TCP パケット

• I/O(入力 /出力)カードの Telnetポート宛ての TCP パケット

• プロキシ サーバ ポート宛てのTCP パケット

• その他のすべてのパケット

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.7 ONS 15454 ルーティング テーブルの表示

13-20Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

13.7 ONS 15454 ルーティング テーブルの表示ONS 15454 ルーティング情報は、Maintenance > Routing Table タブに表示されます(図 13-10)。ルーティング テーブルには、次の情報が表示されます。

• Destination ― 宛先ネットワークまたはホストの IP アドレスを表示します。

• Mask ― 宛先ホストまたはネットワークに到達するために使用するサブネット マスクを表示します。

• Gateway ― 宛先ネットワークまたはホストに到達するために使用するゲートウェイの IP アドレスを表示します。

• Usage ― このルートの使用回数を表示します。

• Interface ― 宛先にアクセスするために使用する ONS 15454 インターフェイスを表示します。値は次のとおりです。

- cpm0 ― ONS 15454 イーサネット インターフェイス(MIC-C/T/P FMEC の TCC および LANコネクタ の RJ-45 ジャック)

- pdcc0 ― SDCC インターフェイス(SDCC 終端として識別された STM-N トランク カード)

- lo0 ― ループバック インターフェイス

図 13-10 ONS 15454 ルーティング テーブルの表示

7807

0

Node Maintenance Routing Table

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.7 ONS 15454 ルーティング テーブルの表示

13-21Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

表 13-5 に、ONS 15454 SONET のルーティング テーブルのエントリ例を示します。

エントリ 1 の内容は次のとおりです。

• 宛先(0.0.0.0)はデフォルトのルート エントリです。ルーティング テーブル内のすべての未定義宛先ネットワークまたはホスト エントリはデフォルトのルート エントリにマップされます。

• マスク(0.0.0.0)は常にデフォルト ルートを示す 0 です。

• ゲートウェイ(172.20.214.1)はデフォルトのゲートウェイ アドレスです。ルーティング テーブルにないすべての発信トラフィック、またはノードのローカル サブネットにない発信トラフィックは、このゲートウェイに送信されます。

• インターフェイス(cpm0)は、ゲートウェイに到達するために ONS 15454 イーサネット インターフェイスを使用することを示します。

エントリ 2 の内容は次のとおりです。

• 宛先(172.20.214.0)は、宛先ネットワーク IP アドレスです。

• マスク(255.255.255.0)は 24 ビット マスクで、172.20.214.0 サブネット内のすべてのアドレスが宛先となります。

• ゲートウェイ(172.20.214.92)はゲートウェイ アドレスです。このネットワークに属するすべての発信トラフィックは、このゲートウェイに送信されます。

• インターフェイス(cpm0)は、ゲートウェイに到達するために ONS 15454 イーサネット インターフェイスを使用することを示します。

エントリ 3 の内容は次のとおりです。

• 宛先(172.20.214.92)は、宛先ホスト IP アドレスです。

• マスク(255.255.255.255)は 32 ビット マスクで、アドレス 172.20.214.92 だけが宛先であることを示します。

• ゲートウェイ(127.0.0.1)はループバック アドレスです。このホストは、このアドレスを使用してネットワーク トラフィックをそれ自体に送信します。

• インターフェイス(lo0)は、ゲートウェイに到達するためにローカル ループバック インターフェイスを使用することを示します。

エントリ 4 の内容は次のとおりです。

• 宛先(172.20.214.93)は、宛先ホスト IP アドレスです。

• マスク(255.255.255.255)は 32 ビット マスクで、アドレス 172.20.214.93 だけが宛先であることを示します。

• ゲートウェイ(0.0.0.0)は、宛先ホストがノードに直接接続されていることを意味します。

• インターフェイス(pdcc0)は、宛先ホストに到達するために SDCC インターフェイスを使用することを示します。

表 13-5 ルーティング テーブルのエントリ例

エントリ 宛先 マスク ゲートウェイ インターフェイス

1 0.0.0.0 0.0.0.0 172.20.214.1 cpm0

2 172.20.214.0 255.255.255.0 172.20.214.92 cpm0

3 172.20.214.92 255.255.255.255 127.0.0.1 lo0

4 172.20.214.93 255.255.255.255 0.0.0.0 pdcc0

5 172.20.214.94 255.255.255.255 172.20.214.93 pdcc0

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第 13章 ONS 15454 を使用した ONS 15216 EDFA3 へのネットワーク アクセス13.7 ONS 15454 ルーティング テーブルの表示

13-22Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

エントリ 5 は、直接接続されていないノードを介してアクセス可能な DCC 接続されたノードを示します。

• 宛先(172.20.214.94)は、宛先ホスト IP アドレスです。

• マスク(255.255.255.255)は 32 ビット マスクで、アドレス 172.20.214.94 だけが宛先であることを示します。

• ゲートウェイ(172.20.214.93)は、IP アドレスが 172.20.214.93 であるホストによって宛先ホストがアクセスされることを示します。

• インターフェイス(pdcc0)は、ゲートウェイに到達するために SDCC インターフェイスを使用することを示します。

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C H A P T E R

14-1Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

14

トラブルシューティング

この章では、ONS 15216 EDFA3 の使用中に発生する問題の解決に役立つトラブルシューティング情報を示します。この章の内容は、次のとおりです。

• 14.1 LED の動作 /トラブルシューティング(p.14-2)

• 14.2 コンフィギュレーション ファイル(p.14-4)

• 14.3 アラーム(p.14-5)

• 14.4 ログ ファイルのバックアップ(p.14-6)

• 14.5 TL1 を使用したコンフィギュレーション ファイルのアップロード(p.14-7)

• 14.6 増幅器からの光出力がない(p.14-8)

• 14.7 予測どおりに TL1 アラームが起動しない(p.14-8)

• 14.8 TL1 セッションを確立できない(p.14-9)

• 14.9 SNMP セッションを確立できない(p.14-10)

• 14.10 デフォルト パスワードの回復(p.14-10)

• 14.11 トラブルシューティング手順および障害解決手順(アラーム メッセージ順)(p.14-11)

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第 14章 トラブルシューティング14.1 LED の動作 /トラブルシューティング

14-2Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

14.1 LED の動作 /トラブルシューティングここでは、ONS 15216 EDFA3 LED 表示のトラブルシューティングについて説明します。

14.1.1 パワー LED(グリーン)A と B の両方の電源装置が接続されていて、各電圧が許容範囲内にある場合は、ONS 15216 EDFA3前面にあるグリーンのパワー インジケータ LED が継続的に点灯します。2 つの電源装置のいずれかが切断されるか、または電圧が許容範囲外になると、LED は点滅します。

グリーンのパワー インジケータ LED が点滅している場合は、次の手順を実行します。

ステップ 1 A および B 電源装置が ONS 15216 EDFA3 および –48 VDC 電源に接続されていることを確認します。

ステップ 2 両方の電源装置が EDFA3 および電源に接続されている場合は、次のいずれかの手順を実行します。

• 電圧計を使用して、A および B 電源装置の電源(「–48VDC」)接点とアース(「return」)接点間の電圧を測定します。

• RTRV-EQPT コマンドを発行して、電源バス A および B の電圧を読み取ります。確認するには、RTRV-ALM-EQPT を発行して、PWRBUSA または PWRBUSB アラームを参照します。

14.1.2 FAIL LED(レッド)レーザー ポンプ電力またはバイアス電流が範囲外の場合は、ONS 15216 EDFA3 前面にあるレッドの障害インジケータ LED が点灯します。

14.1.3 LOS(信号損失)LED(イエロー)光信号損失しきい値を超過すると、ONS 15216 EDFA3 前面にあるイエローの LOS LED が点灯します。EDFA3 にログインし、RTRV-TH-DWDM TL1 コマンドを使用して、信号損失しきい値を確認します。

入力(COM RX)ポートで光入力パワーを確認します。光入力パワーがしきい値を下回っている場合は、しきい値を小さくするか(SET-TH-DWDM TL1 コマンドを使用)、または光入力パワーを増大させる必要があります。

光入力パワーが予測値よりも小さい場合は、次のいずれかが原因として考えられます。

• 光コネクタの汚れ

• 光コネクタの装着が不十分

• 光パッチコードの擦り切れ /誤用

• 光パッチコードの配線 /固定が不完全

• ファイバ スパン損失の超過

• その他の波長管理デバイス(マルチプレクサ、OADM など)による損失超過

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第 14章 トラブルシューティング14.1 LED の動作 /トラブルシューティング

14-3Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

14.1.4 起動時の LED シーケンスONS 15216 EDFA3 の起動時に、次の LED シーケンスが発生します。

1. すべての LED が点灯し、その後約 30 秒間休止します。

2. グリーンのパワー インジケータ LED が点灯し(その他の LED は消灯)、その後約 10 秒間休止します。

3. すべての LED が点灯し、その後約 25 秒間休止します。

4. 各 LED は ONS 15216 EDFA3 の動作ステータスを示します(たとえば、信号損失がある場合は、イエローの LOS LED が点灯します)。

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第 14章 トラブルシューティング14.2 コンフィギュレーション ファイル

14-4Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

14.2 コンフィギュレーション ファイル次の場合は、コンフィギュレーション ファイルの値が製造元のデフォルト値にリセットされます。

• 管理ユーザが STA-LOCL-RST(装置リセット)コマンドを発行した場合

• 管理ユーザがコンフィギュレーション ファイルを削除した場合

• コンフィギュレーション ファイルが破損した場合

(注) コンフィギュレーション ファイルが破損した場合は、アラーム DATAFLT が起動します。適切なファイルがロードされるとすぐに、アラームは解除されます。交換ファイルにチェックサムが実行

されて、ファイルが有効であるか確認されます。コンフィギュレーション ファイルはバイナリフォーマットです。

コンフィギュレーション ファイルは 2 つのセクションで構成されます。

• ヘッダー(例 14-1)

• 設定パラメータ(例 14-2)

例 14-1 コンフィギュレーション ファイルのヘッダー部

FileType=CISCO ONS 15216 EDFA3 Database FileDescription=CISCO ONS 15216ActiveSoftwareName=ONS 15216EDFA3-1.00.00-003L-12.23NodeName=MonzaIP-Address=10.51.100.54

例 14-2 コンフィギュレーション ファイルの設定パラメータ部

CTRLMODEGAINSPPWROFFSETLINE1TXWRSPLINE1TXWRTHFLLINE1RXWRTHFLLINE2RXWRTHFLTILTSPTILTOFFSETOSRIPWRBUSMODENAMELONGITUDELATITUDEDESCRPWRBUSMINPWRBUSMAXMAXCTMPMINCTMP

コンフィギュレーション ファイルをバックアップまたは復元している場合、ONS 15216 EDFA3 では現在の設定を変更する可能性のある管理処理が禁止されます。変更を防止するために、バック

アップ /復元処理が進行中であることを示す BACKUPREST アラームが通知され、設定を変更しようとするすべての試行が拒否されます。バックアップ / 復元が完了すると、BACKUPREST アラームが解除され、設定を変更できるようになります。

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第 14章 トラブルシューティング14.3 アラーム

14-5Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

14.3 アラーム自動アラーム メッセージと共に、次のパラメータが報告されます。

• <almcde> ― 自動メッセージの重大度を示します。表 14-1 に有効値を示します。

• <date> ― 日付を示します。構文は yyyy-mm-dd です。

• <time> ― 時刻を示します。構文は hh-mm-ss です。

• <ocrdat> ― イベントが発生した日付(月 - 日)を示します。フォーマットは MOY-DOM です。MOY は月(1 ~ 12)を、DOM は日付(1 ~ 31)を示します。

• <ocrtm> ― イベントが発生した時刻(時 - 分 - 秒)を示します。フォーマットは HOD-MOH-SOMです。HOD は時間(0 ~ 23)を、MOH は分(0 ~ 59)を、SOM は秒(0 ~ 59)を表します。

(注) 明示されていないかぎり、General Block はサポートされず、INUP エラー コードが表示されて拒否されます。

表 14-1 アラーム コードの説明

アラーム コード 説明

*C クリティカル アラーム

** メジャー アラーム

*^ マイナー アラーム

A^ 自動メッセージまたはアラームなし

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第 14章 トラブルシューティング14.4 ログ ファイルのバックアップ

14-6Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

14.4 ログ ファイルのバックアップ次に、ログ ファイルのバックアップ方法を示します。TL1 または SNMP ログ ファイルをバックアップとしてローカルにコピーすることができます。

ステップ 1 FTP セッションを開始するには、RWA 権限を持つユーザが次のコマンドを発行する必要があります。

> ftp server_ip_address

たとえば、次のように入力します。

> ftp 100.110.120.100

100.110.120.100 はホストの IP アドレスです。

ステップ 2 次のように、lcd コマンドを入力して、ログ ファイルが置かれているローカル パスに変更します。

> lcd local path

ステップ 3 get コマンドを使用すると、ファイルが 1 つダウンロードされます。次のように入力します。

get log-file-name copy-file-name

log-file-name は取得するファイル、copy-file-name はファイル システムに格納するログ ファイルのコピー名です。get コマンドは、リモート サーバからローカル マシンにリモート ファイルをコピーします。

TL1 ログ ファイルのファイル名は、次のとおりです。

• aologA.txt

• aologB.txt

SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)ログ ファイルのファイル名は次のとおりです。

• snmpNotifyLogA

• snmpNotifyLogB

ステップ 4 FTP コマンドラインで quit を入力して、FTP セッションをログオフします。このコマンドはリモート サーバからユーザを切断して、FTP シェルを終了します。

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第 14章 トラブルシューティング14.5 TL1 を使用したコンフィギュレーション ファイルのアップロード

14-7Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

14.5 TL1 を使用したコンフィギュレーション ファイルのアップロード

コンフィギュレーション ファイルの現在のコピーを置き換えるには、次の手順を使用して、PC から ONS 15216 EDFA3 にコンフィギュレーション ファイルをアップロードします。

ステップ 1 ACT-USER コマンドを使用して、RWA ユーザとしてログインします。

ステップ 2 FTP セッションを開始して、次のコマンドを発行します。

> ftp userid password server_ip_address

ステップ 3 次のコマンドを発行します。

COPY-RFILE:[<aid>]:<ctag>:TYPE=RFR, SRC= “ftp://<userid>:<password>@<ftphost-ipaddres>:21/<file-path>/ONS15216DataBase”, DEST=“file://fd1/ONS15216DataBase”,OVERWRITE=YES

たとえば、コンフィギュレーション ファイル ONS15216DataBase が <home directory>:/EDFA3 に保存されている場合は、次のコマンドを発行します。

COPY-RFILE::123:TYPE=RFR,SRC=“ftp://<userid>:<password>@<ftphost-ipaddres>:21/EDFA3/ONS15216DataBase”, DEST=“file://fd1/ONS15216DataBase”,OVERWRITE=YES;

ステップ 4 コンフィギュレーション ファイルが破損した場合は、DATAFLT アラームが生成されます。この場合は、ステップ 3 を繰り返して、正しいコンフィギュレーション ファイルをダウンロードします。DATAFLT アラームが解除されます。

ステップ 5 次のコマンドを発行します。

INIT-SYS::eqpt:123::1;

ステップ 6 新しい コンフィギュレーション ファイルを使用して、EDFA3 を再始動します。

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第 14章 トラブルシューティング14.6 増幅器からの光出力がない

14-8Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

14.6 増幅器からの光出力がない増幅器からの光出力がない場合は、次の手順を実行します。

ステップ 1 LOS LED と Fail LED が両方とも点灯していないことを確認します。

LOS LED が点灯している場合は、この状況を解決してから、増幅器をオンにする必要があります。

ステップ 2 DC TX ポートと DC RX ポート間に光パスが確立されていることを確認します。

パスが確立されていない場合は、挿入損失が 3 ~ 9 dB の Dispersion Compensation Unit(DCF; 分散補償光ファイバ)、または 3 ~ 9 dB の減衰器を装備した光パッチコードを使用して、パスを確立します。

14.7 予測どおりに TL1 アラームが起動しない予測どおりに TL1 アラームが起動しない場合は、3 つの原因が考えられます。

• アラームが禁止されている。

• アラームが NA/NR 重大度にダウングレード可能である。

• アラームがルート アラームによって遮られている。

ステップ 1 アラームが起動しない問題の解決手順は、次のとおりです。

a. TL1 ユーザ セッションがアクティブになっていることを確認します。

b. ALW-MSG-ALL TL1 コマンドを発行して、すべてのアラームが許可されているか確認します。

c. RTRV-ALM-ALL コマンドを発行して、現在のすべてのアラームに関して EDFA3 をポーリングします。

ステップ 2 NA/NR 重大度にダウングレード可能なアラームの問題を解決するには、RTRV-ATTR-ALL コマンドを発行して、アラームがダウングレードされているかどうかを確認します。次のいずれかのス

テップを使用して、アラーム重大度をアップグレードします。

• アラームが Dense Wavelength Division Multiplexing(DWDM; 高密度波長分割多重)に関連している場合は、SET-ATTR-DWDM コマンドを発行します。

• アラームが機器に関連している場合は、SET-ATTR-EQPT コマンドを発行します。

ステップ 3 アラームがルート アラームによって遮られている場合は、RTRV-ALM-ALL コマンドを発行して、既存アラームをポーリングします。

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第 14章 トラブルシューティング14.8 TL1 セッションを確立できない

14-9Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

14.8 TL1 セッションを確立できないTL1 セッションを確立できない場合は、次の手順を実行します。

ステップ 1 EDFA3 によってブート プロセスが終了していることを確認します。ブート プロセスが完了しないかぎり、ユーザ セッションは確立できません。

ステップ 2 EDFA3 のクラフト(9 ピン EIA/TIA-232 [RS-232])ポートを通してローカルにログインしている場合は、コンピュータと EDFA3 がストレート ケーブルを介して接続されていることを確認します。

ステップ 3 ユーザ コンピュータのターミナル エミュレーション ソフトウェア(ハイパーターミナルなど)が、9600 bps、8 データ ビット、パリティなし、1 ストップ ビット、フロー制御なしに設定されていることを確認します。

ステップ 4 ターミナル エミュレーション ソフトウェアで選択された COM ポートが、EDFA3 に物理的に接続された COM ポートと同じであることを確認します。

ステップ 5 接続が適切であるかを確認するには、セミコロンを入力します。EDFA3 が応答メッセージを発行した場合は、接続が適切に確立されています。

ステップ 6 RJ-45 10/100 イーサネット ポートを介してリモートにログインしている場合は、最初に EDFA3 のプロビジョニング済み IP アドレスに ping コマンドを発行して、クライアント(ユーザ)コンピュータと EDFA3 間のネットワーク接続が確立されていることを確認します。

ステップ 7 Telnet を使用してリモート ユーザ セッションを確立している場合は、EDFA3 の IP アドレス(「Telnet12.34.56.78 3083」)のあとにポート 3083 が指定されていることを確認します。

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第 14章 トラブルシューティング14.9 SNMP セッションを確立できない

14-10Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

14.9 SNMP セッションを確立できないSNMP ユーザ セッションを確立できない場合は、次の手順を実行します。

ステップ 1 EDFA3 によってブート プロセスが終了していることを確認します。ブート プロセスが完了しないかぎり、ユーザ セッションは確立できません。

ステップ 2 EDFA3 のプロビジョニング済み IP アドレスに ping コマンドを発行して、クライアント(ユーザ)コンピュータと EDFA3 間のネットワーク接続が確立されていることを確認します。

ステップ 3 SNMP ユーザ セッションを確立できない場合は、ENT-TRAPTABLE TL1 コマンドを発行して、最初に クライアント(ユーザ)コンピュータの IP アドレスをトラップ宛先として EDFA3 に入力する必要があります。

ステップ 4 SNMP クライアント(ユーザ)コンピュータの IP アドレスを入力したあとに、SNMP ユーザ セッションを確立するには、EDFA3 の MIB(管理情報ベース)がこのコンピュータ上になければなりません。

14.10 デフォルト パスワードの回復システム パスワードが破損したか、または忘れた場合は、次の手順を使用してリセットしてください。

(注) この手順を使用すると、最初にメモリ内のすべてのユーザが消去され、ブランク パスワードを持つデフォルトの CISCO15 ユーザ名が追加されます。

ステップ 1 EIA/TIA-232(RS-232)ポートに接続します。

ステップ 2 ハイパーターミナルを開きます(設定の詳細については、「5.3 シリアル EIA/TIA-232(RS-232)インターフェイスを介した EDFA3 との通信」[p.5-5] を参照)。

ステップ 3 EDFA3 の電源をオフにしてから、オンにします。

ステップ 4 リブート プロセス中のハイパーターミナル ウィンドウにドットが表示されている間に、キーボードのチルド(~)キーを押します。

ステップ 5 プロンプト(>)が表示されたら、次のコマンドを入力します。

• RECOVER ― パスワードをリセットします(TL1 プロンプトに戻ります)。

• EXIT ― パスワードをリセットしないで、TL1 プロンプトをに戻ります。

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第 14章 トラブルシューティング14.11 トラブルシューティング手順および障害解決手順(アラーム メッセージ順)

14-11Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

14.11 トラブルシューティング手順および障害解決手順(アラーム メッセージ順)

ここでは、ONS 15216 EDFA3 から報告される TL1 自律メッセージに基づいて障害をトラブルシューティングして解決するための、具体的なメンテナンス手順を示します。

ONS 15216 EDFA3 から報告されるアラームは、TL1 メッセージ REPT-ALM-EQPT および REPT-ALM-DWDM を利用します。これらのメッセージの [Condition Typ] フィールドに、特定の障害が示されています。

次の表に、これらのアラームの概要を示します。

表 14-2 TL1 自律アラーム

TL1 自律メッセージ条件タイプ (condtype) 条件記述子(conddescr)

アクセス ID(aid)

通知コード(ntfcncde)

サービスの影響(sereff)

REPT ALM EQPT PWRBUSA Power Bus A Alarm(パワー バス A アラーム)

PWR-A MN NSA

REPT ALM EQPT PWRBUSB Power Bus B Alarm(パワー バス B アラーム)

PWR-B MN NSA

REPT ALM EQPT MEMLOW Free Memory on System Very Low(システムの空きメモリが非常に少ない)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT FFSSLOW Flash File System Capacity Very Low(FFSの容量が非常に少ない)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT DATAFLT Data Integrity Fault(データ整合性障害) EQPT MJ SA

REPT ALM EQPT BACKUPREST BackUp/Restore ConfFile In Progress(ConfFile のバックアップ /リストアが進行中)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT SFTWDOWN Software Download In Progress(ソフトウェアのダウンロードが進行中)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT EQPT Equipment Failure(機器障害) EQPT CR SA

REPT ALM EQPT COMFAIL Module Communication Failure(モジュール通信障害)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT CTMP Case Temperature Out Of Range(ケース温度が範囲外)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT FTMP Fiber Temperature Out Of Range(光ファイバ温度が範囲外)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT L1TMP Excessive Pump 1 Temperature(PUMP 1 温度超過)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT L1BIASD Laser 1 Bias Degrade(レーザー 1 バイアス劣化)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT L1BIASF Laser 1 Bias Fail(レーザー 1 バイアス障害)

EQPT MJ NSA

REPT ALM EQPT L2TMP Excessive Pump 2 Temperature(PUMP 2 温度超過)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT L2BIASD Laser 2 Bias Degrade(レーザー 2 バイアス劣化)

EQPT MN NSA

REPT ALM EQPT L2BIASF Laser 2 Bias Fail(レーザー 2 バイアス障害)

EQPT MJ NSA

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第 14章 トラブルシューティング14.11 トラブルシューティング手順および障害解決手順(アラーム メッセージ順)

14-12Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

ここでは、上記テーブルに示されたアラーム CONDITION TYPES(条件タイプ)ごとに、障害表示をトラブルシューティングおよび解除するための具体的なメンテナンス手順を示します。

14.11.1 PWRBUSA および PWRBUSBONS15216 EDFA3 は DC 電源を継続的に監視して、入力電圧が制限内に収まっていることを確認します。この監視手順の詳細は、ONS 15216 に設定されたパワー モードによって異なります。

インストレーション セクションで示したように、ONS 15216 EDFA3 は電源バス A からの単一入力電源に対応するように設定したり(SIMPLEX パワー モード)、電源バス A と電源バス B からの冗長なデュアル電源入力に対応するように設定することができます(DUPLEX パワー モード)。

SIMPLEX パワー モードでは、入力電源バス「A」の DC 入力電圧が継続的に監視され、条件タイプ フィールドが PWRBUSA に設定された TL1 自律アラーム メッセージ REPT-ALM-EQPT が生成されて、障害(範囲外の状態)が報告されます。

DUPLEX パワー モードでは、バス「A」が上記のように監視され、同様に電源バス「B」の DC 入力電圧も継続的に監視されます。バス「B」の障害状態は、条件タイプ イールドが PWRBUSB に設定された TL1 自律アラーム メッセージ REPT-ALM-EQPT を生成して、報告されます。

上記の自律メッセージのほかに、TL1 コマンド RTRV-ALM-EQPT:::123 を発行して、ONS 15216EDFA3 の現在の入力電源アラーム状態を取得することもできます。PWRBUSA および PWRBUSBアラーム状態の有無に注意してください。これは、問題検出時にアラームが解除されたかを確認す

る場合に便利です。

次に示す手順を使用すると、PWRBUSA または PWRBUSB 障害表示をトラブルシューティングしたり、解除することができます。

ステップ(1)では最も一般的な外部電源バスの障害を示し、残りのステップでは PWRBUSA または PWRBUSB 表示の原因となる、発生頻度の低い状態を示します。

REPT ALM DWDM LINE1RXPWRFL Power Fail Low LINE1RX Port(パワー障害、低 LINE1RX ポート)

1 CR SA

REPT ALM DWDM GAINDH Gain Degrade High(ゲイン劣化、高) 1 MN NSA

REPT ALM DWDM GAINDL Gain Degrade Low(ゲイン劣化、低) 1 MN NSA

REPT ALM DWDM LINE1TXPWRFL Power Fail Low LINE1TX Port(パワー障害、低 LINE1TX ポート)

1 CR SA

REPT ALM DWDM LINE1TXPWRDH Power Degrade High LINE1TX Port(パワー劣化、高、LINE1TX ポート)

1 MN NSA

REPT ALM DWDM LINE1TXPWRDL Power Degrade Low LINE1TX Port(パワー劣化、低、LINE1TX ポート)

1 MN NSA

REPT ALM DWDM LINE2RXPWRFL Power Fail Low LINE2RX Port(パワー障害、低、LINE2RX ポート)

1 CR SA

REPT ALM DWDM VOADH VOA Degrade High(VOA 劣化、高) 1 MN NSA

REPT ALM DWDM VOADL VOA Degrade Low(VOA 劣化、低) 1 MN NSA

REPT ALM DWDM VOAFH VOA Fail High(VOA 障害、高) 1 CR SA

表 14-2 TL1 自律アラーム(続き)

TL1 自律メッセージ条件タイプ (condtype) 条件記述子(conddescr)

アクセス ID(aid)

通知コード(ntfcncde)

サービスの影響(sereff)

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第 14章 トラブルシューティング14.11 トラブルシューティング手順および障害解決手順(アラーム メッセージ順)

14-13Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

警告 DC 入力電源装置端末に電圧が発生していることがあります。電源の回路ブレーカーを切断し、電源装置を取り外してから、端末を扱ってください。

ここでは、PWRBUSA または PWRBUSB アラームの解除手順を順番に示します。

ステップ 1 入力電圧の確認 PWRBUSA または PWRBUSB アラームが表示されている場合は通常、関連する外部電源バスに障害があります。

考えられる原因は、次のとおりです。

• EDFA3 への配電時に Blown External Fuse(外部ヒューズの切断)、または Tripped Circuit Breaker(回路ブレーカーの遮断)が発生しました(EDFA3 自体にはユーザが扱うことができるヒューズがないことに注意してください)。

• 外部 AC/DC –48 V 電源装置の障害

• バッテリの放電または故障(バッテリ バックアップが装備されている場合)

• 端末接続ネジのゆるみ、または電源入力の接続圧着不良

• 絶縁部の摩耗や破損による回路短絡(通常は外部電源装置にヒューズ切断、回路ブレーカー遮

断、または過電流によるシャットダウンが発生)

ステップ 2 PWRBUSMODE 設定の確認PWRBUSMODE パラメータが適切に設定されていない場合は、不正を示す PWRBUSB 電源アラームが表示されることがあります。電源モードが誤って DUPLEX に設定されていると、バス「A」に電源装置が 1 つのみ接続されている場合、バス「B」は継続的に PWRBUSB アラームを示します。この確認を実行するには、TL1 コマンド RTRV-EQPT::ALL:123 を発行して、電源モードの現在設定を取得します。PWRBUSMODE の戻り値に注意してください。このコマンドでは、電源バス「A」および「B」入力端末で測定中の電圧値も、POWERBUSAVAL および POWERBUSBVAL として戻されます。

ステップ 3 入力電源バス アラームしきい値セットポイントの確認PWRBUSMIN または PWRBUSMAX アラームしきい値セットポイントの設定が間違っていると、不正を示す電源アラームが発行されることがあります。この確認を実行するには、TL1 コマンドRTRV-TH-EQPT::ALL:123 を発行して、ONS 15216 EDFA3 が DC 入力電源アラームのテストに使用している現在の上限および下限電圧しきい値を取得します。PWRBUSMIN および PWRBUSMAX の戻り値をが合理的であるか確認してください。実際の入力電圧を取得するには、TL1 コマンド RTRV-EQPT::ALL:123 を使用します。上限値または下限値が標準入力電圧に非常に近い値に不適切に設定されている場合は、不正を示す電源アラームがトリガーされることがありま

す。この場合は、SET-TH-EQPT TL1 コマンドを使用して、PWRBUSMIN をデフォルト値 40 に、PWRBUSMAX をデフォルト値 57 に戻します。

ステップ 4 アラーム回線障害の確認

上記の原因が除去されている場合は、ONS 15216 EDFA3 の内部電圧モニタリング回路に障害があり、障害アラームが発行されている可能性があります。この確認を実行するには、既知の良好な

外部電圧計を使用して入力電源端子で測定した電圧値と、上記のステップ 2 で RTRV-EQPT::ALL:123 コマンドを使用して取得された値 POWERBUSAVAL および POWERBUSBVAL を比較します。ONS 15216 EDFA3 で電圧モニタリングを実行する内部回路は現場で扱うことができないため、問題があると確認された場合は、装置を交換する必要があります。

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第 14章 トラブルシューティング14.11 トラブルシューティング手順および障害解決手順(アラーム メッセージ順)

14-14Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

14.11.2 MEMLOWこのアラーム状態は、ONS 15216 EDFA3 のプロセッサで メモリ リソース不足が検出されたことを示します。通常、メモリ割り当ては自動的に管理されるため、この状態はソフトウェアに異常状態

が発生したことを示します。

ここでは、MEMLOW アラーム状態の解除手順を順番に示します。

(注) 次のステップ 2 に示すように、INIT-SYS TL1 コマンドを発行するには、完全な管理権限を持つユーザとして ONS 15216 にログインする必要があります。緊急時には ONS 15216 EDFA3 の電源をいったん切ってから再投入して、強制的にリセットすることができます。ただし、この処理はサービス

に影響するため、MEMLOW 状態に関連すると考えられる二次的障害によってサービスが停止している場合以外は、使用しないでください。

ステップ 1 MEMLOW メモリ障害状態に関係した、またはトリガーしたと考えられる一意の動作条件またはコマンドシーケンスを書き留めます(判明している場合)。MEMLOW 状態の根本原因を適切に調査できるように、この情報をシスコに報告してください。

ステップ 2 TL1 セッションを開き、ADMIN として ONS 15216 EDFA3 にログインします。

ステップ 3 次のパラメータを指定して TL1 コマンド INIT-SYS を発行して、ONS 15216 EDFA3 のウォーム リスタートを実行します。

INIT-SYS::EQPT:123::0;

これにより、現在のアクティブ コード イメージ(現在のデフォルト ファームウェア バージョン)を使用して、ONS 15216 EDFA3 内部ソフトウェアがリセットおよびリスタートされます。

14.11.3 FFSSLOWこのアラーム状態は、内部 Flash File System(FFS; フラッシュ ファイル システム)がほぼ一杯になっていることを示します。FFS は、システムのリブート中に、または電源をいったん切ってから再投入する間にデータを保持する永続的ストレージを提供して、デスクトップ PC のハード ドライブと同じ役目を果たします。通常状態では、システムによって格納された内部ログ、設定データ、

およびコード イメージが FFS の容量に適合する特定のサイズで配分されているため、FFS のメンテナンスにユーザが介入する必要はありません。ただし、CPY-MEM または COPY-RFILE を使用するユーザ処理によって FSS に追加データが書き込まれたり、FTP 処理によって FFS にファイルが転送されると、FFSSLOW 状態が発生することがあります。

FFS が一杯の場合は、FFS にデータを書き込むコマンドに失敗し、TL1 DENY 応答が発行されます。

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第 14章 トラブルシューティング14.11 トラブルシューティング手順および障害解決手順(アラーム メッセージ順)

14-15Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

注意 不正なファイルを削除しても、システムはブートできない状態のままです。

メイン データベース ファイル ONS15216DataBase を削除しないでください。

ブート イメージ ファイルを削除しないでください。ブート イメージ ファイル名はソフトウェアのバージョンに基づいていますが、一般的な形式は ONS15216Edfa3_01.00.00_003L_12.23 です。ワード「Edfa3」の右にある数字は、バージョン情報を識別します。この形式と似たファイルを削除する場合は、カスタマー サポートに確認してください。

確信がない場合は、どのファイルも削除しないでください。

ここでは、FFSSLOW アラーム状態の解除手順を順番に示します。

ステップ 1 TL1 セッションを開き、ADMIN として ONS 15216 EDFA3 にログインします。

ステップ 2 TL1 コマンド RTRV-RFILE:::123; を使用して、FFS のディレクトリを取得して、スペースを解放するために削除する必要があるユーザ作成ファイルを識別します。

ステップ 3 必要に応じて、TL1 コマンド COPY-RFILE を使用して、削除するファイルを FTP 経由で PC ホストまたはその他のサーバにバックアップします。このコマンドでは、コピー タイプを RFBU に、宛先をファイル保存先ホストの FTP アドレスに設定します。

ステップ 4 TL1 コマンド DLT-RFILE を使用して、不要なユーザ作成ファイルのみを削除します。

14.11.4 DATAFLTこのアラーム状態は、RFR オプションを指定した COPY-RFILE によって転送されたメイン コンフィギュレーション ファイルが破損していることを示します。電源をいったん切ってから再投入するか、または INIT-SYS TL1 コマンドでリセットしないかぎり、メモリ内にある、現在稼働中のシステム設定データのコピーが引き続き使用されるため、この状態が直ちにサービス影響することは

ありません。ONS15216DataBase ファイルのクリーン コピーが EDFA3 に転送されると、DATAFLTアラームは解除されます。

注意 DATAFLT アラーム状態の場合は、ONS15216 EDFA3 の電源をいったん切ってから再投入したり、INIT-SYS コマンドを使用してシステムをリセットしないでください。そうしないと、設定パラメータがデフォルト値にリセットされて、レーザーがシャットダウンしたり、サービスが中断されます。

ここでは、DATAFLT アラーム状態の解除手順を順番に示します。

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第 14章 トラブルシューティング14.11 トラブルシューティング手順および障害解決手順(アラーム メッセージ順)

14-16Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

ステップ 1 TYPE=RFR オプションを指定した TL1 コマンド COPY-RFILE を使用し、FTP 経由で ONS15216DataBase ファイルのクリーン コピーを転送して、破損ファイルを置き換えます。COPY-RFILE コマンドの正確なフォーマットは、ONS 15216 EDFA3 にコピーされるバックアップファイルの場所によって異なります。COPY-RFILE コマンドの使用の詳細については、このマニュアルの TL1 コマンド リファレンス セクションを参照してください。

(注) COPY-RFILE コマンドを使用した LAN 経由での転送に ONS15216DataBase ファイルのクリーンバックアップ コピーを使用できない場合、INIT-SYS TL1 コマンドを発行して EDFA3 を強制的に出荷時の設定に戻すことができます。ただし、上記の注意事項にあるように、この処理を行うと、

TL-1 インターフェイスを使用して適切な設定を手動で再入力するまで、サービスが中断されます。

14.11.5 BACKUPRESTこのアラーム状態は、FTP プロトコルを使用したデータベース ファイルの転送プロセスが実行中であることを示します。この処理中に、データベースはロックされ、このアラーム状態が起動して、

更新中にファイルにアクセスできなくなります。

対応は不要です。バックアップ /復元処理が完了すると、アラームは自動的に解除されます。

14.11.6 SFTWDOWNこのアラーム状態は、FTP プロトコルを使用したコード イメージ ファイルの転送プロセスが実行中であることを示します。この処理中に、ファイルはロックされ、このアラーム状態が起動します。

対応は不要です。バックアップ /復元処理が完了すると、アラームは自動的に解除されます。

14.11.7 EQPTこのアラーム状態は、クリティカルな内部通信バスの通信が完全に切断されるなど、重大な内部障

害が発生したことを示します。

ステップ 1 INIT-SYS コマンドを発行して、ONS 15216 EDFA3 ソフトウェアをリセットし、このアラームを解除します。

ステップ 2 ONS 15216 EDFA3 の電源をいったん切ってから再投入して、このアラームを解除します。

ステップ 3 上記手順に失敗した場合、またはこのアラームが再び発生した場合は、ONS 15216 EDFA3 をスペアと交換し、装置を修理のために返却します。

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第 14章 トラブルシューティング14.11 トラブルシューティング手順および障害解決手順(アラーム メッセージ順)

14-17Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

14.11.8 COMFAILこのアラーム状態は、ONS 15216 EDFA3 の内部サブアセンブリをリンクする内部 I2C 通信バス上で、通信が断続的に切断されていることを示します。このアラームが発生している場合、ONS 15216EDFA3 は上記の EQUP アラームを発行します。

内部 I2C 通信に関連する回路は、ユーザが取り扱うことができません。このアラームが発生している場合は、アラームを送信した ONS 15216 EDFA3 装置をスペアと交換し、修理のために返却する必要があります。

14.11.9 CTMP、FTMP、L1TMP、L2TMP、L2BIASD、L2BIASF、L1BIASD、L1BIASFこれらのアラーム状態は、メイン EDFA 光増幅器アセンブリが温度超過状態またはレーザー バイアス電流超過状態で動作していることを示します。ポンプ レーザー 温度が上昇するにつれて、レーザーの物理特性が原因でレーザー電流も増大します。したがって、環境要因(周囲温度が範囲外)

によって、またはレーザーの有効動作期間の終了日付近ではレーザー パフォーマンスの自然低下によって、これらのアラームが発生することがあります。

• CTMP Case Temperature Out Of Range(ケース温度が範囲外)

• FTMP Fiber Temperature Out Of Range(光ファイバ温度が範囲外)

• L1TMP Excessive Pump 1 Temperature(PUMP 1 温度超過)

• L1BIASDLaser 1 Bias Degrade(レーザー 1 バイアス劣化)

• L1BIASFLaser 1 Bias Fail L2TMP(レーザー 1 バイアス障害 L2TMP)

• L2TMPExcessive Pump 2 Temperature(Pump 2 温度超過)

• L2BIASDLaser 2 Bias Degrade(レーザー 2 バイアス劣化)

• L2BIASFLaser 2 Bias Fail(レーザー 2 バイアス障害)

ステップ 1 ONS 15216 EDFA3 が搭載されている領域の周囲温度が、指定された温度範囲 32 ~ 122°F (0 ~50°C)の上限または下限付近でないことを確認してください。機器をほかの機器に近いラックまたはキャビネットに搭載した場合は、これによって形成される

ローカル「ホット スポット」を考慮する必要があります。

ステップ 2 ヒート シンク アセンブリの前面または背面に多量の埃またはその他の汚れがないことを確認します。

ステップ 3 このマニュアルのインストレーション セクションに記載された通気およびラック スペース要件に従って、ONS 15216 EDFA3 が適切に取り付けられていること、および装置のヒートシンクの前面および背面に通気を遮るケーブルなどの物体がないことを確認します。

ステップ 4 温度パフォーマンスに影響することがある上記の問題点が正常であるにもかかわらず、温度まは動

作電流の制限値超過を示す上記アラーム状態が引き続き表示される場合は、ポンプ レーザーが劣化しています。装置の交換をスケジュールしてください。

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第 14章 トラブルシューティング14.11 トラブルシューティング手順および障害解決手順(アラーム メッセージ順)

14-18Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

14.11.10 LINE1RXPWRFLこのアラーム状態は、ONS 15216 EDFA3 へのメイン入力で測定された光パワーが、障害下限しきい値を下回っていることを示します。これは、サービスに影響するクリティカル アラームです。

警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでくだ

さい。

LINE1RXPWRFL アラーム表示を解除するには、次の手順を実行します。

ステップ 1 波長選択光パワーメータまたは光 スペクトル アナライザを使用して、ONS 15216 EDFA3 への入力で独立した測定を行い、光入力レベルが障害しきい値を下回っていることを確認します。

ステップ 2 光入力パワーがしきい値を下回っていることを確認したら、ONS 15216 EDFA3 へのアップストリーム光ファイバ パスをトラブルシューティングします。

ステップ 3 光入力パワーが正常な場合は、入力側の光コネクタを清掃し、RTRV-DWDM TL1 コマンドを使用して LINE1RXpwr レベルを再確認します。

ステップ 4 RTRV-DWDMコマンドを使用して ONS 15216 EDFA3 で報告されたパワーが、ONS 15216 EDFA3への入力コネクタで測定された実際の光パワーと一致しない場合は、ONS15216 EDFA3 に内部障害があり、交換する必要があります。

14.11.11 GAINDH、GAINDL定ゲイン モードでは、これらのアラーム状態は、EDFA ゲインを調整する閉ループ フィードバック システムが目的のゲイン セットポイントを満たすことができないことを示します。

警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでくだ

さい。

上記アラーム状態を解除するには、次の手順を実行します。

ステップ 1 光スペクトル アナライザまたは波長選択光パワーメータを使用して、入力側光信号が正常であることを確認します(入力光信号が正常でない場合は、アップストリーム障害を解決します)。

ステップ 2 入力光信号レベルが正常な場合は、入力側および DC ポートの光コネクタを清掃します。

ステップ 3 (光入力信号が標準であるにもかかわらず)光ポート コネクタを清掃してもこのアラームが発生する場合は、ONS15216 EDFA3 をスペアと交換し、修理のために返却する必要があります。

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第 14章 トラブルシューティング14.11 トラブルシューティング手順および障害解決手順(アラーム メッセージ順)

14-19Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

14.11.12 LINE1TXPWRFL、LINE1TXPWRDH、LINE1TXPWRDLこれらのアラーム状態は、メイン光出力ポートの光パワーが範囲外であることを示します。

• LINE1TXPWRFL Power Fail Low LINE1TX Port(パワー障害、低、LINE1TX ポート)

• LINE1TXPWRDH Power Degrade High LINE1TX Port(パワー劣化、高、LINE1TX ポート)

• LINE1TXPWRDL Power Degrade Low LINE1TX Port(パワー劣化、低、LINE1TX ポート)

警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでくだ

さい。

上記アラーム状態を解除するには、次の手順を実行します。

ステップ 1 光スペクトル アナライザまたは波長選択光パワーメータを使用して、入力側光信号が正常であることを確認します(入力光信号が正常でない場合は、アップストリーム障害を解決します)。

ステップ 2 入力光信号レベルが正常な場合は、入力側および DC ポートの光コネクタを清掃します。

ステップ 3 (光入力信号が標準であるにもかかわらず)光ポート コネクタを清掃してもこのアラームが発生する場合は、ONS15216 EDFA3 をスペアと交換し、修理のために返却する必要があります。

14.11.13 LINE2RXPWRFLONS 15216 EDFA3 の増幅器ステージ間に、光入出力ポートがあります。このため、2 つの増幅器ステージ間のゲイン パスに Dispersion Compensation(DC)装置を挿入して、パフォーマンスを最適化することができます。このアラーム状態は、中間 DC ポートから EDFA3 に戻される光パワーが障害しきい値を下回っていることを示します。このアラームの原因は、外部 DC 装置またはバイパス減衰器ケーブルの障害です。

警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでくだ

さい。

LINE2RXPWRFL アラーム状態を解除するには、次の手順を実行します。

ステップ 1 光スペクトル アナライザまたは波長選択光パワーメータを使用して、入力側光信号が正常であることを確認します(入力光信号が正常でない場合は、アップストリーム障害を解決します)。

ステップ 2 入力光信号レベルが正常な場合は、入力側および DC ポートの光コネクタを清掃します。

ステップ 3 DCTX と DCRX 間の DC ループ上にある光コンポーネントの光入出力レベルを測定して、DC 装置またはバイパス減衰器の挿入損失が正しいことを確認します。

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第 14章 トラブルシューティング14.11 トラブルシューティング手順および障害解決手順(アラーム メッセージ順)

14-20Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

ステップ 4 (光入力信号が標準であるにもかかわらず)光ポート コネクタを清掃してもこのアラームが発生する場合は、ONS15216 EDFA3 をスペアと交換し、修理のために返却する必要があります。

14.11.14 VOADH、VOADL、VOAFHこれらのアラーム状態は、内部で電気的に調整可能な Variable Optical Attenuator(VOA)が、目的の減衰セットポイントを実現できないことを示します。VOA を調整可能なポンプ レーザー パワーと併用することにより、EDFA3 のゲイン、チルト、およびノイズは最適化されます。VOA の入出力側光信号レベルが測定されて、動作が適切であるかが確認されます。

警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでくだ

さい。

VOADH、VOADL、または VOAFH アラーム表示を解除するには、次の手順を実行します。

ステップ 1 光スペクトル アナライザまたは波長選択光パワーメータを使用して、入力側光信号が正常であることを確認します(入力光信号が正常でない場合は、アップストリーム障害を解決します)。

ステップ 2 入力光信号レベルが正常な場合は、入力側および DC ポートの光コネクタを清掃します。

ステップ 3 DCTX と DCRX 間の DC ループ上にある光コンポーネントの光入出力レベルを測定して、DC 装置またはバイパス減衰器の挿入損失が正しいことを確認します。

ステップ 4 (光入力信号が標準であるにもかかわらず)光ポート コネクタを清掃してもこのアラームが発生する場合は、ONS15216 EDFA3 をスペアと交換し、修理のために返却する必要があります。

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A-1Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

A P P E N D I X A

適合認定

A.1 適合認定表 A-1 に、ONS 15216 EDFA3 が準拠する適合規格を示します。

表 A-1 適合認定

分野 標準 説明

EMC ETS 300 132-2: 1996 電気通信機器への入力の電源装置イン

ターフェイス、Part 2:DC(直流)で動作

ACA AS/NZS3548 伝導性放射 - クラス A

放射性放射 - クラス A

EN 300 386-2:1997

EN 55022:1995 Amendments A1 およびA2

EN 50082-2:1997

EN 61000-4-2:1995

EN 61000-4-3: 1997

ENV 50204: 1996

EN 61000-4-4: 1995

EN 61000-4-5: 1995

EN 61000-4-6: 1996

CFR の FCC タイトル 47、Part 15、クラス A デジタル デバイスのサブパートA

電磁適合性 - クラス A デジタル デバイスの放射性放射

NEBS GR-1089-CORE Issue 2(1997 年12 月、リビジョン 1、1999 年 2 月セクション 2 および 3)

伝導性放射要件

放射性放射要件

VCCI V-1/93. 11、V-2/97. 04、V-4/97、R-1225 および C-1287

VCCI クラス A ITE、放射性放射

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A-2Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

付録 A 適合認定A.1 適合認定

安全性 IEC 60950

EN 60950

UL 60950

CSA-C22.2 No. 60950

TS 001

AS/NZS 3260

環境 ETS 300 019-2-1 保管温度テスト

ETS 300 019-2-2 転送テスト

ETS 300 019-2-3 動作テスト

ETS 300 019-2-4 pr A1 波形テスト - ゾーン 4 プロファイル

Telcordia GR-63-CORE、Issue 1、1995 年10 月セクション 5.1、5.4、および 5.5

Telecom Telcordia NEBS GR-1089-CORE Issue 2、1997 年 12 月リビジョン 1、1999 年 2 月タイプ 2 機器

セクション 4.2、4.5、4.6、5.2、5.3、5.4、6.0、7.2、7.3、7.4、7.5、7.6、8.1、8.2、9.1、9.2、9.3、9.4、9.5、9.6、9.7、9.8、9.10

Network Equipment Development Standards(NEDS)MLID #9069、2001 年 9 月 28 日、バージョン 3.1.1

表 A-1 適合認定(続き)

分野 標準 説明

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I N D E X

1Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

A

AC アダプタ  4-5AdminStatusアップ  10-9ダウン  10-9テスト  10-9

AID  8-60ALS および OSRI 変数

cerent15216EdfaGenericEdfa3AmpLaserStatus  10-17

cerent15216EdfaGenericEdfa3Osri  10-17ALS、Amplifier Laser Status を参照Amplifier Laser Status  10-17, 10-32Amplifier Laser Status オブジェクト  10-13Auth Type  13-13authenticationFailure  10-25

C

CaseTempMax  10-19CaseTempMin  10-19cerent15216EdfaGenericCleiCode  10-11cerent15216EdfaGenericEdfa3AlscGroup  10-13cerent15216EdfaGenericEdfa3AmpLaserStatus  10-17cerent15216EdfaGenericEdfa3ControlMode  10-15cerent15216EdfaGenericEdfa3CtlMode グループ  10-15, 10-18cerent15216EdfaGenericEdfa3CtlModeGroup  10-13cerent15216EdfaGenericEdfa3DcuLoss  10-14cerent15216EdfaGenericEdfa3Gain  10-16cerent15216EdfaGenericEdfa3GainSetpoint  10-16cerent15216EdfaGenericEdfa3GainThDegHigh  10-16cerent15216EdfaGenericEdfa3GainThDegLow  10-16cerent15216EdfaGenericEdfa3Group グループ  10-13cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1RxPwr  10-14cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1RxPwrThFailLow  10-14

cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwr  10-15cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwrSetpoint  10-15cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwrThDegHigh  10-15cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwrThDegLow  10-15cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwrThFailLow  10-15cerent15216EdfaGenericEdfa3Line2RxPwr  10-14cerent15216EdfaGenericEdfa3Line2RxPwrThFailLow  10-14cerent15216EdfaGenericEdfa3Line2TxPwr  10-14cerent15216EdfaGenericEdfa3OpticalGroup  10-13cerent15216EdfaGenericEdfa3Osri  10-17cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrBusGroup  10-13cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrOffset  10-16cerent15216EdfaGenericEdfa3Tilt  10-14cerent15216EdfaGenericEdfa3TiltOffset  10-14cerent15216EdfaGenericEdfa3TiltSetpoint  10-14cerent15216EdfaGenericEnableNotification  10-11cerent15216EdfaGenericEnableSetRequestProcessing  10-11cerent15216EdfaGenericGroup テーブル  10-11cerent15216EdfaGenericIpAddress  10-11cerent15216EdfaGenericIpDefaultGateway  10-11CERENT-15216-EDFA-GENERIC-MIB  10-10cerent15216EdfaGenericNodeTime  10-11cerent15216EdfaGenericNotifDestn テーブル  10-12cerent15216EdfaGenericNotifDestnCommName  10-12cerent15216EdfaGenericNotifDestnIpAddr  10-12cerent15216EdfaGenericNotifDestnPort  10-12cerent15216EdfaGenericNotifDestnStatus  10-12cerent15216EdfaGenericNotifDestnVersion  10-12cerent15216EdfaGenericSoftware テーブル  10-12cerent15216EdfaGenericSoftwareName  10-12cerent15216EdfaGenericSoftwareStatus  10-12cerent15216EdfaGenericSoftwareTimeStamp  10-12

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2Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

cerent15216EdfaGenericStandingCondn テーブル  10-13cerent15216EdfaGenericStandingCondnState  10-13cerent15216EdfaGenericStandingCondnTimeStamp  10-13cerent15216EdfaGenericStandingCondnType  10-13CERENT-15216-EDFA-MIB.mib  10-4CERENT-GLOBAL-REGISTRY.mib  10-4CLEI コード  10-11coldStart  10-25COMFAIL  10-26COMPLD(ファイル転送ステータス)  10-27Constant Gain Temperature Compensated モード  1-5cpm0  13-20Craft Access Only CTC フィールド  13-15CTC、複数のワークステーションのルーティング  13-6CTM  10-2CTMP  10-26CtmpMax  8-46, 8-53CtmpMin  8-46, 8-53CTRLMODE  10-27CUTOVERRESET  10-27

D

DATAFLT  10-26DCC

OSPF エリア ID  13-11メトリック(OSPF)  13-11

DCULoss  10-14, 10-29DCU、挿入損失  10-14Dead Interval CTC フィールド  13-11, 13-13Dispersion Compensating Unit、DCU を参照

E

EDFA の定義  1-1Edit TRAPTABLE コマンド  8-20Enable Firewall CTC フィールド  13-15Enable Proxy CTC フィールド  13-15entConfigChange  10-25Enter TRAPTABLE コマンド  8-21EQPT  10-26

F

FAILURE(ファイル転送結果)  10-27FFS  8-12FFSFULL  10-26FTMP  10-26FTP  11-2

G

GAINCHGD  10-27GAINDH  10-26GAINDL  10-26GAINTHDHCHGD  10-27GAINTHDLCHGD  10-27get

ONS 15216 EDFA3 の設定データ  10-10ONS 15216 EDFA3 の動作モード  10-10

H

hello インターバル  13-11, 13-13

I

IETF MIB  10-2IfAdminStatus  10-9Internet Engineering Task Force MIB、IETF MIB を参照IP環境  13-3サブネット化  13-3条件  13-3ネットワーキング  13-22ファイル転送ステータス  10-27

IP アドレスONS 15216 EDFA3  10-11宛先  13-3

IP アドレッシング シナリオOSPF  13-7複数の CTC ワークステーションのスタティック

ルート  13-6

L

LAN Metric  13-11LASERCHGD  10-27

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3Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

LBIASD  10-26LBIASF  10-26LC/UCP 光ポート  4-6LINE1RX ポートの増幅器入力パワー値  10-29LINE1RXPWRFL  10-26LINE1RXPWRTHFLCHGD  10-27LINE1TXPWRCHGD  10-27LINE1TXPWRDH  10-26LINE1TXPWRDL  10-26LINE1TXPWRFL  10-26LINE1TXPWRTHDHCHGD  10-27LINE1TXPWRTHDLCHGD  10-27LINE1TXPWRTHFLCHGD  10-27LINE2RXPWRFL  10-26LINE2RXPWRTHFLCHGD  10-27lo0  13-20

M

Mask CTC フィールド  13-12Mask Length CTC フィールド  13-12MAXCTMP  8-46, 8-53MAXCTMPHYST  8-46MEMLOW  10-26MIB

CERENT-15216-EDFA-MIB.mib  10-4CERENT-GLOBAL-REGISTRY.mib  10-4ONS 15216 EDFA3 SNMP バージョン  10-2SNMP エージェントと MIB の関係  10-4オブジェクト ID  10-1, 10-6説明  1-6ツリー構造  10-10定義  10-1, 10-4内容  10-6

MIB のツリー構造  10-10MIB 変数

ifAdminStatus  10-9sysDescr  10-9sysLocation  10-9sysName  10-9

MINCTMP  8-46, 8-53

N

Neighbor CTC フィールド  13-13NOC  5-2

O

OID、MIB、オブジェクト ID を参照ONS 15216 EDFA3 で使用されるネットマスク  10-11ONS 15216 EDFA3 との通信切断の検出  10-11ONS 15216 EDFA3 の開梱  4-2ONS 15216 EDFA3 の設置  4-1ONS 15216 EDFA3 との通信切断の検出  10-11Optical Safety Remote Interlock オブジェクト  10-13Optical Safety Remote Interlock、OSRI を参照OpticalParamCfgGroup、光パラメータ  10-29OSPF使用方法  13-7設定  13-10定義  13-7, 13-10

OSRI  10-32OSRICHGD  10-27

P

pdcc0  13-20ping  13-3PWRBUSA  10-26PWRBUSB  10-26

R

Range Address CTC フィールド  13-12Range Area ID CTC フィールド  13-12Retransmit Int CTC フィールド  13-13Retransmit Interval CTC フィールド  13-11Retrieve Threshold Equipment コマンド  8-45Retrieve Time of Day コマンド  8-46Retrieve TRAPTABLE コマンド  8-47Retrieve User Security コマンド  8-48RIP使用方法  13-14定義  13-14メトリック  13-14

S

Set Attribute Security Default コマンド  8-51Set Threshold DWDM コマンド  8-52Set Threshold Equipment コマンド  8-53

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4Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

SNMPMIB  10-2, 10-4MIB の説明  10-1MIB、読み取りおよび理解  10-1ONS 15216 EDFA3  9-1ONS 15216 EDFA3 バージョン  10-2set 要求、拒否  10-11エージェント  10-2, 10-4エージェント機能  10-28主要コンポーネント、管理対象  10-2処理  10-6トラップ  10-22トラップ受信ポート番号  10-12トラップ、変数バインディング  10-25マネージャ  10-2, 10-4要求  10-22要求、SNMP マネージャからの受信  10-22要素  10-2リモート マネージャが受信するバージョン  

10-12SNMP MIB の読み取りおよび理解  10-1SNMP エージェントと MIB の関係  10-4SNMP 処理

get-bulk-request  10-6get-next-request  10-6get-request  10-6get-response  10-6set-request  10-6trap  10-6

SNMP トラップ宛先テーブル  8-47SNMP マネージャ コミュニティ ストリング、設定  9-2SNMP マネージャからの SNMP 要求の受信  10-22SOFTWARERESET  10-27Start LOCL Restore コマンド  8-54SUCCES (ファイル転送結果)  10-27sysDescr  10-9sysLocation  10-9sysName  10-9

T

TILTCHGD  10-27TiltOffset  10-29TILTOFFSETCHGD  10-27TL1 インターフェイス  1-6

TL1 の状態COMFAIL  10-26COMPLD  10-27CTMP  10-26CTRLMODE  10-27CUTOVERRESET  10-27DATAFLT  10-26EQPT  10-26FAILURE  10-27FFSFULL  10-26FTMP  10-26GAINCHGD  10-27GAINDH  10-26GAINDL  10-26GAINTHDHCHGD  10-27GAINTHDLCHGD  10-27IP(ファイル転送ステータス)  10-27LASERCHGD  10-27LBIASD  10-26LBIASF  10-26LINE1RXPWRFL  10-26LINE1RXPWRTHFLCHGD  10-27LINE1TXPWRCHGD  10-27LINE1TXPWRDH  10-26LINE1TXPWRDL  10-26LINE1TXPWRFL  10-26LINE1TXPWRTHDHCHGD  10-27LINE1TXPWRTHDLCHGD  10-27LINE1TXPWRTHFLCHGD  10-27LINE2RXPWRFL  10-26LINE2RXPWRTHFLCHGD  10-27LTMP  10-26MEMLOW  10-26OPOFFSET  10-27OSRICHGD  10-27PWRBUSA  10-26PWRBUSB  10-26SOFTWARERESET  10-27SUCCES  10-27TILTCHGD  10-27TILTOFFSETCHGD  10-27VOADH  10-26VOADL  10-26VOAFH  10-26

TL1 パラメータCOMFAIL  8-61, 8-62

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5Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

COMPLD  8-62CTMP  8-61, 8-62CTRLMODE  8-62CUTOVERRESET  8-62DATAFLT  8-61, 8-62EQPT  8-61, 8-62FFSFULL  8-61, 8-62FTMP  8-61, 8-62GAINCHGD  8-62GAINDH  8-60, 8-61, 8-62GAINDL  8-60, 8-61, 8-62GAINTHDHCHGD  8-62GAINTHDLCHGD  8-63IP  8-63LASERCHGD  8-63LBIASD  8-61, 8-63LBIASF  8-61, 8-63LINE1RXPWRFL  8-60, 8-61, 8-63LINE1RXPWRTHFLCHGD  8-63LINE1TXPWRCHGD  8-63LINE1TXPWRDH  8-60, 8-61, 8-63LINE1TXPWRDL  8-60, 8-61, 8-63LINE1TXPWRFL  8-60, 8-61, 8-63LINE1TXPWRTHDHCHGD  8-63LINE1TXPWRTHDLCHGD  8-63LINE1TXPWRTHFLCHGD  8-63LINE2RXPWRFL  8-60, 8-61, 8-63LINE2RXPWRTHFLCHGD  8-63LTMP  8-61, 8-62, 8-63MEMLOW  8-61, 8-62, 8-63OPOFFSET  8-63OSRICHGD  8-63PWRBUSA  8-61, 8-62, 8-63PWRBUSB  8-61, 8-62, 8-63PWRBUSMODE  8-63SOFTWARERESET  8-63START  8-63TILTCHGD  8-63TILTOFFSETCHGD  8-63VOADH  8-60, 8-62, 8-63VOADL  8-60, 8-62, 8-63VOAFH  8-60, 8-62

Transit Delay CTC フィールド  13-11, 13-13

V

VOADH  10-26VOADL  10-26VOAFH  10-26

W

WAN  13-3warmStart  10-25

アクセス ID、AID を参照宛先

スタティック ルート内  13-5ルーティング テーブル  13-20

宛先 IP アドレス  13-3アドバタイズ  13-12アラーム出力(RJ-45)ポート  5-2アラームの識別  10-22安全性、適合規格  A-1

イーサネット LED  1-6一般的なソフトウェア変数

cerent15216EdfaGenericSoftwareName  10-12cerent15216EdfaGenericSoftwareStatus  10-12cerent15216EdfaGenericSoftwareTimeStamp  10-12

一般的な通知変数

cerent15216EdfaGenericNotifDestnCommName  10-12

cerent15216EdfaGenericNotifDestnIpAddr  10-12cerent15216EdfaGenericNotifDestnPort  10-12cerent15216EdfaGenericNotifDestnStatus  10-12cerent15216EdfaGenericNotifDestnVersion  10-12

一般的な変数

cerent15216EdfaGenericCleiCode  10-11cerent15216EdfaGenericEnableNotification  10-11cerent15216EdfaGenericEnableSetRequestProcessing 

 10-11cerent15216EdfaGenericIpAddress  10-11cerent15216EdfaGenericIpDefaultGateway  10-11cerent15216EdfaGenericIpNetMask  10-11cerent15216EdfaGenericNodeTime  10-11

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6Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

cerent15216EdfaGenericSentNotifications  10-11イベント

OID 番号  10-13状態  10-13通知  10-2

インターフェイスのステート  10-9インベントリ パラメータ  10-28

エージェントがウォーム スタートで起動中  10-25エージェントがコールド スタートで起動中  10-25エリア範囲テーブル(OSPF)  13-12エルビウム添加光ファイバ増幅器、EDFA を参照エンティティの説明  10-9

オブジェクト ID、MIB、オブジェクト ID を参照オペレータ参照用ログ ファイル  10-27温度アラーム、ケース  8-46, 8-53

仮想リンク テーブル(OSPF)  13-13過渡的状態の抑制  1-4簡易ネットワーク管理プロトコル、SNMP を参照管理コマンドおよび応答  10-2管理情報ベース、MIB を参照管理対象デバイス  10-2管理対象ノード名  10-9

機械仕様  2-9機器コマンド  8-3キャリブレーション  8-54

ゲイン セットポイントオブジェクト  10-16, 10-31設定  10-15

ゲイン チルト  2-6ゲイン設定  2-8

ゲイン値  10-16, 10-31ゲイン平滑化フィルタ  1-5ゲイン、チャネル当りのデフォルト  7-9ケース温度オブジェクト

CaseTempMax  10-19CaseTempMin  10-19

ケース温度しきい値  10-19ケース温度の最大許容しきい値  10-19ケース温度の最低許容しきい値  10-19ゲートウェイ

ONS 15454 ノード  13-3デフォルト  10-11ルーティング テーブル  13-20

コスト

OSPF  13-11値の入力  13-5

固定増幅  1-5コミュニティ エントリ  10-22コミュニティ名、リモート マネージャ  10-12

サードパーティ製 SNMP マネージャ  10-2, 10-4サードパーティの SNMP マネージャ  1-4サービスに影響しないアラーム  10-22サービスに影響するアラーム  10-22最大入力パワー  2-8サブネット

スタティック ルートの使用  13-4, 13-6代表ルータの選択  13-11

サブネット マスク24 ビット  13-2132 ビット  13-21宛先ホストまたはネットワーク  13-20スタティック ルートの作成  13-5

持続状態変数

cerent15216EdfaGenericStandingCondnState  10-13cerent15216EdfaGenericStandingCondnTimeStamp 

 10-13cerent15216EdfaGenericStandingCondnType  10-13

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7Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

出力パワー オフセット  10-16, 10-31取得

CLEI コード  8-39NE 一般情報  8-40ONS 15216 EDFA3 の動作モード  10-13, 10-30ONS 15216 EDFA3 パラメータ  10-28インベントリ パラメータ  10-28パラメータ  10-28パワー バス モード  8-37光しきい値  8-44光パラメータ  8-36日付および時刻  8-46ユーザ ログオン ステータス  8-43ユーザの権限 /セキュリティ レベル  8-48

障害下限しきい値  10-15, 10-29, 10-31, 10-14信号対雑音比  1-6シンプレックス  7-3シンプレックス モード  7-3

すべての SNMP set 要求の拒否  10-11

制御 モード  10-15制御モード変数

cerent15216EdfaGenericEdfa3ControlMode  10-15cerent15216EdfaGenericEdfa3Gain  10-16cerent15216EdfaGenericEdfa3GainSetpoint  10-16cerent15216EdfaGenericEdfa3GainThDegHigh  

10-16cerent15216EdfaGenericEdfa3GainThDegLow  

10-16cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwr  10-15cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwrSetpoint  

10-15cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwrThDegHigh

  10-15cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwrThDegLow

  10-15cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1TxPwrThFailLow

  10-15cerent15216EdfaGenericEdfa3PwrOffset  10-16

静電気放電  3-3設定

ALS パラメータ  10-32

GainSetpoint  10-15ONS 15216 EDFA3 の動作モード  10-13, 10-30ONS 15216 EDFA3 パラメータ  10-28ONS 15216 EDFA3 の設定データ  10-10ONS 15216 EDFA3 の動作モード  10-10SNMP マネージャ コミュニティ ストリング  9-2電源バス電圧パラメータ  10-29パラメータ  10-28光パラメータ  10-29

設定データおよび動作モード、設定または取得  10-10潜在的な危険  3-2前面パネルの機能  2-11

挿入損失

ステージ間の DCU  10-14中間ステージの DCU  10-29

増幅器出力パワー セットポイント  10-15, 10-30増幅器出力パワー  10-30増幅器出力パワー値  10-15増幅器制御モード  10-30増幅器入力パワー値  10-14ソフトウェア アップグレード  12-1ソフトウェア ロード ファイルの名前  10-12ソフトウェア ロードのアクティブ /スタンバイ ステータス  10-12

タイムアウト設定、デフォルト  8-55代理 ARP、説明  13-3

中間ステージ アクセスの出力パワー値  10-14, 10-29中間ステージ アクセスの入力パワー値  10-14, 10-29チルト

値  10-29すべての波長  10-14すべての波長の設定オフセット  10-14すべての波長のセットポイント  10-14セットポイント  10-29

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8Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

通信

ONS 15216 EDFA3 と  5-1SNMP エージェントとの通信  10-4

通知のイネーブル化 /ディセーブル化  10-11

定ゲイン モード  10-15, 10-30定出力パワー モード  1-5, 10-15, 10-30データベース  8-54, 10-7, 14-7適合規格  A-1デバイスのウォール クロック時刻  10-11デフォルト TL1 エラー  8-69デフォルト ゲイン、チャネル当り  7-9デフォルト ゲートウェイ  10-11デフォルトのタイムアウト設定  8-55デュプレックス  7-3デュプレックス モード  7-3電源装置  2-8電源バス関連パラメータ  10-13電源バス電圧パラメータ  10-29

動作モード、取得および設定  10-13トラップ

authenticationFailure  10-25coldStart  10-25entConfigChange  10-25OID 番号  10-13warmStart  10-25状態  10-13定義  10-2, 10-22トラップ レシーバーへの送信  10-22

トラップ テーブル、変更  8-22トラップ レシーバーへのトラップの送信  10-22トラップまたはイベントの状態  10-13

入出力回線、関連パラメータ  10-13入力パワー値に関連した障害下限しきい値  10-14, 10-29

ネットワーク オペレーション センター、NOC を参照ネットワーク ホスト FTP  11-2, 14-6, 14-7ネットワーク管理プロトコル  10-6ネットワーク要素の管理  10-5ネットワーク、IP ネットワーキング  13-22

ノードの物理位置  10-9

ハブ /スイッチ ポート  13-3パラメータ、電源バス関連  10-13パワー オフセット  10-16

光グループ変数

cerent15216EdfaGenericEdfa3DcuLoss  10-14cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1RxPwr  10-14cerent15216EdfaGenericEdfa3Line1RxPwrThFailLow

  10-14cerent15216EdfaGenericEdfa3Line2RxPwr  10-14cerent15216EdfaGenericEdfa3Line2RxPwrThFailLow

  10-14cerent15216EdfaGenericEdfa3Line2TxPwr  10-14cerent15216EdfaGenericEdfa3Tilt  10-14cerent15216EdfaGenericEdfa3TiltOffset  10-14cerent15216EdfaGenericEdfa3TiltSetpoint  10-14

光減衰器  2-8光仕様  2-2光接続手順  4-6光入出力回線  10-13光パラメータ  10-29光ファイバ スパン  1-1光リピータ  1-1

ファームウェア  1-5, 2-6, 8-39ファイアウォール フィルタリング規則  13-18複数のワークステーションのスタティック ルート  13-6

Page 279: Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド Release 1 · CONTENTS iii Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド OL-11570-01-J このマニュアルについて

Index

9Cisco ONS 15216 EDFA3 オペレーション ガイド

OL-11570-01-J

プロキシ サーバ注意事項  13-19定義  13-15プロビジョニング  13-15

変更

機器アラーム重大度  8-50光アラーム重大度  8-49

変更の報告

DWDM の設定値関連  8-57機器の設定値関連  8-58

ホップ、値の入力  13-5

マルチモジュール ラック アセンブリ  3-2

密閉型ラック アセンブリ  3-2

ラック アセンブリ  3-2

リスト ストラップ  3-4リピータ  1-1リモート マネージャ

SNMP トラップ受信ポート番号  10-12コミュニティ名  10-12

リンク完全性  13-3

ルーティング テーブル、表示  13-20

劣化下限しきい値  10-15, 10-16, 10-30, 10-31劣化上限しきい値  10-15, 10-16, 10-30, 10-31