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海外現地人材育成のための国庫補助事業-受入研修・専門家派遣制度のご紹介-
一般財団法人 海外産業人材育成協会The Association for Overseas Technical Cooperation and Sustainable Partnerships (AOTS)
Global Human Connectivity
資料1-4
団体概要設 立: 1959年(昭和34年)8月10日 (合併存続法人(旧AOTS)の設立日)
目 的: 産業国際化の推進、貿易の振興、投資活動の促進及び国際経済協力に関する事業を行い、
もって我が国と海外諸国の相互の経済発展及び友好関係の増進に寄与する。
基本財産: 7 億円
主要事業: 研修、専門家派遣、インターンシップ、ビジネスプロモーション等
事業規模: 約97億円(2017年度予算)
事業拠点: 国内拠点(東銀座事務所、北千住事務所、東京研修センター、関西研修センター)
事業拠点: 海外拠点(バンコク、ジャカルタ、ニューデリー、ヤンゴン)
職員人数: 126人( 2017年4月1日現在)
1959年創立以来、途上国産業界の技術者・管理者等の研修を国内外で実施〔170カ国地域・延べ36万人〕
1970年創立以来、日本の専門家を途上国産業界に派遣して技術指導を実施〔60カ国・延べ7,100人〕
日系現地法人を含めた途上国産業界の多様化する技術移転ニーズに迅速的且つ集中的に応えるため、日本政府の公的資金を活用して研修と専門家派遣事業を組み合わせた技術協力をグローバルに展開。
2012年3月30日に合併し、財団法人海外産業人材育成協会(HIDA)が設立され、2013年4月1日に一般財団法人として認可された。2017年7月1日に英文名称をAOTSに変更
実 績海外産業人材の研修 38万人日本の専門家派遣 8千人日本人の海外インターンシップ 1千人
新生
1
共に⽣き、共に成⻑する
人材育成のツール
2
人材育成の内容(海外進出時期毎)
【日本で実施】 【海外で実施】
【現地法人の
人材育成 】
R&Dの現地化、環境対策への取組み等、より付加価値の高い研修のために日本に招聘
汎用性の高い内容は現地で研修= 一度に多くの人材を育成
Case2-2
汎用性の高い内容は現地で研修= 一度に多くの人材を育成
Case2-3
工場設立や業務拡大などに伴う円滑な立上に向けた技術研修
Case1-2
品質管理や経営管理など管理技術や管理部門の研修
Case 1-3
生産委託先の技術力向上(日本の品質基準にあった製造と管理等)
Case 1-1
製品販売後のアフターサービスの一環としての研修・ 代理店の研修・ 製品販売先(顧客)の工場メンテ
ナンス要員や管理者向け研修
Case2-1
【現地関係先の
人材育成 】
Case 1-4
成熟期
展開期
進出期
進出前
技提等
海外研修 専門家派遣受入研修
R&Dの現地化、環境対策への取組み等、より付加価値の高い内容の指導
工場設立や業務拡大などに伴う円滑な立上後、量産体制に向けた基礎技術、管理等の指導
Case 3-2
製品・サービス拡大に対応する生産技術や工程の導入、設計、品質管理、物流管理等の指導
Case 3-3
Case 3-1
Case 3-4
生産委託先の技術力向上(日本の品質基準にあった製造と管理等)
3
人材育成の背景
4
人材育成の期間 人材育成の対象 人材育成の背景
①技術研修 (一般研修+実地研修)
期間:1ヵ月~1年
②管理研修期間:1週間~3週間※実地研修はオプション
対象国企業の(子会社、提携先、取引先等)
*経営幹部*中間管理者*技術者*監督者等
対象国企業の(子会社、提携先、取引先等)
*新工場立ち上げ*事業拡張*生産性・品質向上、省エネ*生産移管、設計開発移管*経営幹部養成 他
日本の専門家を派遣して現地で技術指導等を実施
期間:1ヵ月~10ヵ月
対象国企業の(子会社、提携先、取引先等)
*中間管理者*技術者*監督者等
対象国企業の(子会社、提携先、取引先等)
*事業拡張*生産性・品質向上、省エネ*生産移管・設計開発移管
他
① 補助金の適用
② 在留資格「研修」での企業内実務研修
③ 導入研修による日本・日本語理解、実地研修円滑化
④ 研修生受入計画・準備から実施までサポート、他
① 補助金の適用
② 専門家の派遣・指導をトータルでサポート
③ 国内外のネットワークを活用した情報提供
④ 専門家の健康管理・安全管理・危機管理、他
活用メリット
活用メリット
受入研修
専門家派遣
アジア
5,297名95.0%
中南米
142名…
アフリカ
60名1.1%
中東
46名0.8%
ヨーロッパ
23名0.4%
大洋州
5名0.1%
2.現地への専門家派遣実績 1979年度~2016年度
① 地域別 累計 ② 業種別 累計
累計;5,573人
1.日本での研修(受入研修)実績 1959年度~2016年度
① 地域別 累計 ② 業種別 累計累計; 136,721人
ご利用実績(地域・業種)出典:『 2016年度 技術協力活用型・新興国市場開拓事業(研修・専門家派遣事業) 事業評価報告書』
5
ご利用実績(研修技術・指導技術)
6
出典:『2015年度低炭素技術輸出促進人材育成支援事業 事業評価報告書』
技 術 研 修
技 術 研 修
専 門 家 派 遣
ご利用後の成果(意識変容・行動変容)
7
0件
1件
8件
8件
26件
26件
32件
33件
0 20 40
その他
環境・省エネに関する意識・姿勢
安全に対する意識
品質・コスト・納期を意識する姿勢
リーダー・指導者としての意識・姿勢
日本側とのコミュニケーションの取り方
日本人や日本企業への理解度
仕事に対する意識・姿勢
5件1件2件4件5件6件7件8件9件9件11件
20件29件
34件
0 20 40
その他省エネ効果
サプライチェーンの構築・拡充ローカル企業の育成
取引先の拡大市場におけるシェアの拡大
収益改善新規業務の早期移管
売上増従業員の離職率低下
不良率低減顧客満足度の向上
従業員のモラル向上研修技術の移転・定着
派遣企業の経営上の効果 N150(複数回答可)研修参加による変化 N134(複数回答可)
指導内容を定着させるために取った対策 N19 指導による指導先企業従業員の変化 N19
技 術 研 修
専 門 家 派 遣
出典:『 2016年度 技術協力活用型・新興国市場開拓事業(研修・専門家派遣事業) 事業評価報告書』
ご利用事例海外産業人材育成を通じて、日本式ものづくりの普及や個別企業の技術力向上を促進し、日系企業を中心とした産業クラスターの形成、グローバルサプライチェーンの構築等に寄与。
火力発電設備工場の立ち上げインドで火力発電設備製造工場を立ち上げ。インフラ輸出競争力を強化
サプライチェーンの構築自動車メーカーが戦略的拠点をメキシコに整備し、日本の部品製造企業数十社を誘致。サプライチェーンの構築と強化に貢献
日本流の品質管理の現地移転現地日本人社長の手足となり、シャツ製造現場で日本流の規律と品質管理をウガンダ人従業員に植え付け、ビジネスに成功
国内技術者不足と技術継承高齢化、人材不足で日本での技術継承が困難に。ベトナム工場の新設が日本企業の成長を支える
新工場の立ち上げ顧客企業のタイ進出で、新工場立ち上げ要員となる中核人材6名が技術研修に参加。現地の市場拡大により生産を拡張予定。
オフショア開発拠点の設置ミャンマー子会社でオフショア開発を行うため、技術研修、専門家派遣を利用。現在、システム開発需要が拡大する同国市場向けビジネスにも参入。
インドとの戦略的パートナーシップモディ首相提唱の政策(Make in India)に基づき、インド産業訓練校(ITI)と連携してカイゼン指導者研修等を実施。また、同窓会との品質経営共催セミナー等を実施。
8
経営の現地化土木業界の技術者不足が深刻化する中、ベトナム法人を立ち上げ完全現地化し、内外で設計業務の受注量を大幅拡大
ご利用事例
9
【制度利用背景】研修生派遣企業では自動車部品の製造を行い、主に現地の日系自動車メーカーに販売している。日本の親会社と比較し、樹脂部品の射出成形サイクルが長く、この分のエネルギーロスが顧客からのコスト低減要求に向けた課題となっている。成型工程での短サイクル化を実現する金型設計技術を研修し、派遣企業では未導入となっている短サイクル金型の導入を図るための設計技術および金型製作協力会社への指導のためのノウハウを習得する。
【研修技術】短サイクル金型設計実習及び成形実習
【人材育成のインパクト】・射出成形のサイクルタイムを縮める必要性を理解した。・日本語が上達し、社内の日本人とのコミュニケ-ションが良くなった。・日本とのコミュニケーションが良くなった(コミュニケ-ションルートの確立)・帰国後に早速、金型メーカーとの打合せに参加し、短サイクルの金型設
計に取り組んでいる。設計は近日完成する予定で、設計した金型を製作し、導入を検討することになる。
<受入研修> A社 自動車部品製造販売(北東アジア) <受入研修> B社 自動車部品製造販売(中米)
【制度利用背景】現地に全額出資子会社を設立し、自動車部品の製造を開始した。北米3ヵ国では自由貿易協定(NAFTA)が結ばれ現地調達化率により関税が免除される事から、顧客より更なる現調化の検討要請が増加している。現地には複数の日系自動車メーカー、部品メーカーが進出しており、今後多数の生産が見込めることから、メキシコに 新設備を導入した工場を建設し、2製造を開始予定である。新工場立上げにあたり、導入する 新設備の取扱い、製品製造技術の習得を目的とし、日本のマザー工場にて研修を行ない、新設備稼働に備えた。
【研修技術】自動車部品製造に関わる製造技術
【人材育成のインパクト】技術の習得だけでなく、働き方(時間厳守、規律、5S)なども習得した。部下となるワーカーの指導に向け、標準作業書の作成を研修生が中心となり進めており、企業内での技術の波及効果が期待できる。今後、ワーカーを採用し生産部門を増員する計画で、研修生が中心となり量産に向けワーカーを訓練していく予定であり、量産が開始されれば研修生が習得した技術およびワーカーへの指導により円滑に生産が始まり、売上増が見込まれる。
ご利用事例
10
【制度利用背景】専門家派遣先企業は主に産業機器用エンジン部品を製造し、80%を専門家派遣元企業へ、20%を現地国内に供給している。製品の増産計画に伴い製造マシンを増設し、さらに新規部品の新規立上げを行ったが、品質が安定せず不良率の低減と生産性の向上が課題となっている。このため専門家を派遣し、鋳造条件設定標準書の順守、品質チェック表作成と確認の徹底、金型メンテナンス内容の明確化、および加工条件の 適化、異物対策について指導を行うことにより不良率の低減を図りつつ、燃料ガスおよび電力消費量削減を通じて工場全体のCO2排出量の削減を目指す。
【指導技術】産業機械用品製造における不良率改善と省エネに関する指導
【人材育成のインパクト】省エネに対する意識が向上、以下のような取り組みが日常業務となった。・節約に対する意識改革⇒無駄な電気は付けない、切削時の冷却水は切
削加工がされている時のみ流し、それ以外の時は止める。機械は使用していない時にはすべてを停止し、待機電力、油圧ポンプの駆動、空圧のコンプレッサーの電力を削減。
・アルミ炉の汚れを毎日除去し、炉の性能低下を防ぐ。また、不使用時に炉の口を閉じることによる温度の低下を防ぐ。
・5Sの習慣づけ、QCDの意識づけ。
<専門家派遣> C社 産業機械用部品鋳造・加工(北東アジア)
【制度利用背景】専門家派遣先企業では当初目論んでいた製品の販売が上手く行かず、状況を打破するために、専門家派遣元企業の主要製品である自動車用部品(樹脂製内装・外装部品)製造を開始するため、新たに樹脂成形設備を導入する計画である。立上にあたっては製造ライン全体の見直しを行い、生産性及び品質を向上させることが喫緊の課題となっている。そこで、専門家を派遣し生産性を測る指標の把握ができる体制を構築するとともに不良率低減に関する指導を行うほか、成形サイクルタイムの条件設定や金型・材料の段取替に関する指導を行い早期の新事業立上げを目指す。
【指導技術】エンジン部品製造における不良率改善と省エネに関する指導
【人材育成のインパクト】受注能力が向上し、今までTier 2であったが、 日系自動車メーカーのノックダウン工場(Tier1)として自動車用部品を受注することができた。これは図面が描け、金型が作れ、コストを決められる大きなステップとなった。また、塗装不良による不良率低減が焦点になっていたが、不良率が前月から4.5%下がった。工場管理目標、生産性、仕損費、電力使用量、輸送費など、様々な指標をデータ化し、ベンチマークと現状を見える化した。カイゼン結果をデータを用いて週1回発表会している。労災ゼロは569日をクリアしている。
<専門家派遣> D社 自動車内外装部品等製造(東南アジア)
技術協力活用型・新興国市場開拓事業(研修・専門家派遣事業) -ODA事業-
目的
日本企業の海外展開に必要となる現地拠点強化を支援するため、開発途上国における民間企業等の現地の人材育成を官民一体となり実施し、現地の産業技術水準の向上や相互の経済発展に資すること。
対象分野・対象国 補助対象経費
受入研修 専門家派遣 海外研修
・滞在費・実地研修費・国内移動費・海外旅行保険代等
・渡航費・滞在費・支度料・技術協力費・海外旅行保険代等
・講師謝金・講師の渡航費・日当、滞在費・通訳費、翻訳費・研修施設借上費・事前主張費等
補助率
中小・中堅企業(資本金10億円未満)2/3
2/3
一般企業(中堅・中小企業以外)2/3
1/2 または1/3
活用事例
・ 新会社の操業開始要員の育成(インドネシア)新会社の生産立上げのため、工場建設の期間を利用し管理者候補を日本で研修した。また生産開始時には専門家派遣を利用し日本人が現地でフォローアップを行うことでスムーズに量産体制を構築することができた。
・ 現地人材だけで現地子会社経営(ベトナム)受入研修と専門家派遣を継続的に利用し人材育成を行った結果、全ての業務の現地化を達成することができた。現在は日本で研修を受けた元研修生が現地法人の社長を務めている。
・日本式開発スキルを身に付けたソフトウェア要員の育成(ミャンマー)ソフトウェア開発事業会社のIT技術者を日本に受入れ、日本的な開発スキルやプロジェクト管理のノウハウを指導。ミャンマー及びアジア圏でのビジネス拡充に貢献するとともに、現地従業員の日本語教育にも力を入れ、社員のモチベーションアップと定着に成功。
対象分野開発途上国の経済産業発展にとって必要かつ有用で、日本企業の海外展開促進やコスト競争力強化に資する分野例)自動車部品、電気・電子部品、金型、冶工具、機械類等の裾野産業および関連産業
特に次の分野を重点的に支援します。インフラシステム輸出関連/環境・エネルギー/医療関連クールジャパン/科学・技術・情報通信
対象国開発途上国が対象
国庫補助事業 ①
11
事業概要
低炭素技術を輸出するための人材育成支援事業(低炭素技術輸出促進人材育成支援事業)
目的
エネルギーインフラ等の運転・保守管理人材や、海外工場の生産プロセスの省エネ化に貢献する人材の育成支援を通じて、CO2排出削減や、日本企業の海外市場開拓に資すること。
対象分野・対象国 補助対象経費
受入研修 専門家派遣 海外研修
・渡航費・滞在費・実地研修費・国内移動費・海外旅行保険代等
・渡航費・滞在費・支度料・技術協力費・海外旅行保険代等
・講師謝金・講師の渡航費・日当、滞在費・通訳費、翻訳費・研修施設借上費・事前出張費等
補助率
中小・中堅企業(資本金10億円未満)2/3
2/3
一般企業(中堅・中小企業以外)2/3
1/2 または 1/3
活用事例
・ 高効率火力発電設備のサービスエンジニアの育成(インド)高効率・省エネを強みとする火力発電設備のサービスエンジニアの育成により、同製品の販売体制の強化につながった。
・ エネルギー管理担当者の育成(タイ)工場のエネルギー管理者に対し、日本に省エネ活動事例やエネルギーの見える化・ピークカットの方法を指導することで、現地の省エネ推進体制を構築することができた。
・ 現地工場の生産性向上による省エネ化(メキシコ)設備停止や不良発生によるロスが多いため設備保全・品質向上の指導を行った。設備稼働率向上や不良率低減によりエネルギー原単位を改善することができた。
対象分野次の低炭素化に資する分野(A)エネルギーインフラ等の運転・保守管理等の人材育成エネルギーインフラ等の運転・保守管理、サービス、コンサルタント、設計、製造等の技術に関する分野
(B)海外工場における生産プロセスの省エネ化における人材育成現地日系企業等の工場における生産プロセスの省エネ化を目的とした、エネルギー消費効率向上、温室効果ガス削減に関する分野
対象国日本を除くすべての国・地域が対象*一部国により受入に制限がございます。
国庫補助事業 ②
12
事業概要
ご利用の条件
13
研修生・新興国市場開拓事業(ODA 事業):開発途上国・地域の者・低炭素技術輸出促進人材育成支援事業:全ての国・地域の者(日本除)・大学卒またはこれに準ずる学力もしくは職歴を有する者・管理監督または指導的な職務にある者、軍籍にない者・年齢が研修開始時点で20歳以上50歳以下の者
受入企業・日本国に法人格を有すること※新興国事業は、日本の出資が50%未満でないこと
・研修生は、現地法人格を有する機関に雇用されていること研修生所属機関等
※日本企業の現地事務所、支店などは不可※新興国事業は、非ODA国出資が50%未満であること
研修内容・日本において研修することが適当な内容・研修技術が兵器武器等の軍事目的でないこと・研修実施背景(受入経緯・理由、計画)が明確であること
研修計画・実務研修時間は全体の3分の2以下
*実務研修の考え方
商品を生産し若しくは販売する業務又は対価を得て役務の提供を行う業務に従事することにより技術又は知識を修得する研修
・単純作業・同一作業の反復ではないこと・本国では修得不可能又は困難な技術・知識の修得・原則、常勤職員20人につき研修生1人受入態勢研修指導員は当該技術で5年以上の経験を有していること
事業概要 受入研修
ご利用のメリット
14
● 一般研修による日本・日本語理解、実務研修円滑化
● AOTS研修センターで健康・安全・安心な環境提供
● 在留資格「研修」での企業内実務研修
● 研修生受入、研修実務経費への補助金交付
● 研修生受入計画・準備から実施までトータルサポート
● その他(海外旅行保険、AOTS修了証書)
事業概要 受入研修
一般研修 (AOTS研修センターでの集団研修)
内容 日本語学習、日本事情紹介、異文化理解、生活案内等
期間 13週間コース(J13W)/6週間コース(J6W)/9日間コース(A9D,9D)
実地研修 (受入企業内での個別研修)
研修生別の研修計画に沿った専門技術の習得
来日
期 間(一般研修を含む) J13W ・J6W ・ A9D:原則1年以内、 9D:120日以内
AOTS修了式・帰国
ご利用のメリット● 一般研修による日本・日本語理解、実務研修円滑化
内容
15
事業概要 受入研修
【9日間コース】
【6週間コース】
指導言語●日本語授業:日本語直接法●講義・見学:母国語通訳付
ご利用のメリット● 一般研修による日本・日本語理解、実務研修円滑化
16
事業概要 受入研修
●研修生からの相談や緊急事態に対応●プライバシーが保てる個室と自習室●宗教に配慮した食事
ご利用のメリット● AOTS研修センターで健康・安全・安心な環境提供
KKC(関西研修センター)大阪市住吉区
TKC(東京研修センター)東京都足立区
17
事業概要 受入研修
入管法におけるAOTS研修の位置づけ
AOTS受入研修:公的研修 に該当
⇒実務研修は全体の2/3まで可
●国、地方公共団体の機関又は独立行政法人が自ら受入機関となる研修
●独立行政法人国際協力機構(JICA)等の事業として行われる研修
●国際機関の事業として行われる研修
●我が国の国、地方公共団体、我が国の法律により直接設立された法人等の資金により主として運営される研修
●外国の国又は地方公共団体等の職員を受け入れて行われる研修
●外国の国又は地方公共団体に指名された者が、我が国の援助及び指導を受けて行われる研修で、本国において技能等を広く普及する業務に従事している場合
公的研修に該当する研修在留資格「研修」
公的研修または
実務作業を含まない研修
在留資格「技能実習」
講習による知識習得及び
雇用契約に基づく技能習得活動
ご利用のメリット● 在留資格「研修」での企業内実務研修
企業独自受入 :在留資格認定証明書の取得が必要
AOTS制度利用 :AOTS身元保証書による
「研修」査証申請
→ 「在留資格認定証明書」は不要、在外公館限りで発給
18
事業概要 受入研修
国庫補助金 ①受入賛助金
国庫補助対象経費A:受入費(滞在費・実地研修費等)
中堅※・中小企業 Aの2/3一般企業(重点分野) Aの1/2一般企業(その他) Aの1/3
補 助 率
企業負担額(賛助金)
B:研修費
※中堅企業:資本金10億円未満の企業
(一般研修実施費等)
国庫補助金
②研修賛助金
③運営賛助金
企業負担額(賛助金)
ご利用のメリット● 研修生受入、研修実務経費への補助金交付
19
【概算例(企業負担)】
低炭素事業(中堅・中小企業: 補助率2/3)一般研修(6週間)+実地研修(企業研修)計6ヶ月間滞在の場合受入費全体: 200万円● 国庫補助金(受入費): 132万円● 受入賛助金: 66万円● 研修賛助金: 26万円 計: 92万円/人
低炭素事業(一般企業: 補助率1/2)一般研修(6週間)+実地研修(企業研修)計1年間滞在の場合受入費全体: 336万円● 国庫補助金(受入費): 168万円● 受入賛助金: 168万円● 研修賛助金: 26万円 計: 194万円/人
*上記に加え、● 運営賛助金のご協力をお願いしております。
【賛助金】①受入賛助金
●受入費に対して事業毎、企業規模毎に一定の補助率で補助される。●補助されない部分は受入企業負担
②研修賛助金●AOTS一般研修にかかる費用の一部負担●事業・コース種類により金額が異なる。
③運営賛助金●AOTSの事業運営に必要な費用へのご協力お願い。●ご利用の多寡によりお願い金額が異なる。
【一般企業(重点分野)】
新興国事業・インフラシステム輸出関連分野・環境・エネルギー技術・医療関連・クールジャパン・科学・技術・情報通信
低炭素事業・インフラ輸出関連分野
政府支援3類畏敬・生産プロセスの省エネ化
サプライチェーンTier1以下型
事業概要 受入研修
ご利用のメリット● 研修生受入、研修実務経費への補助金交付
経 費 対象範囲
航空券代 新興国事業:補助対象外 / 低炭素事業:実費(上限あり)
滞在費 宿舎費、食費、雑費(AOTS基準)
国内移動費 来日空港→AOTS研修センター→実地研修場所→帰国空港
医療費・海外旅行保険
海外旅行保険にAOTSが加入
実地研修費一般企業:3,300円 中堅・中小企業:5,100円実地研修中の人件費、器材、消耗品等
時 期 宿 舎 宿舎費食 費
雑 費昼 食 夕 食 朝 食
一般研修中
研修センター(初日)
6,280円
なし
1,130円 620円1,020円
研修センター(2日目以降)
820円
外部宿舎10,080円を
上限とする実費820円 1,130円 620円
実地研修中
研修センター 6,280円
820円
1,130円 620円1,020円
会社施設 1,540円
外部宿舎6,170円を
上限とする実費1,130円 620円
20
【 受入賛助金(受入費)】 基準額 × 補助率
滞在費基準額
【研修賛助金(研修費)】 定額 【運営賛助金】 ご利用区分に応じてお願いしております。
中堅・中小企業一般企業
(重点分野)一般企業
(一般分野)13週間コース 545,000円 658,000円 741,000円 440,000円6週間コース 307,000円 371,000円 418,000円 261,000円9日間コース 129,000円 156,000円 175,000円 121,000円
新興国市場コース種別
低炭素事業(企業規模問わず一律)
区分 研修人数 金額J 3,001~3,750 600万円I 2,251~3,000 450万円H 1,501~2,250 300万円G 1,251~1,500 250万円F 1,001~1,250 200万円E 751~1,000 150万円D 526~750 100万円C 301~525 75万円B 201~300 50万円A 1~200 25万円
事業概要 受入研修
ご利用のメリット● 研修生受入計画・準備から実施までトータルサポート● その他(海外旅行保険、AOTS修了証書)
21
○企業側の研修準備
(受入企業⇔現地企業)
・研修計画
・研修生の人選と動機付け
・受入指導態勢
○研修生の努力
(日本語、技術の習得)
○実地研修(準備~実施)に関するアドバイス、フォロー
○来日前、実地研修中の日本語学習アドバイス
「AOTSにほんごe-learning」
AOTSは支援します!○AOTS修了証書
→日本政府の補助金を使った研修に誇りと自信
○海外旅行保険加入→万一の病気、怪我にも安心
事業概要 受入研修
ご利用の流れ
22
→ コース開始 4ヶ月前迄
→ コース開始の1.5ヶ月前
→ コース開始の1ヶ月前
来日(航空券手配・出国許可)
「研修生受入予約申込書」提出
「研修生受入予約受理書」
「研修申込書類」提出
審査委員会に諮問
審査承認 身元保証書発行 査証申請・取得
所定様式はホームページからダウンロード可
1
3
2
4
3
5
事業概要 受入研修
ご利用の条件
23
派遣元企業・派遣元企業(日本企業)と指導先企業(現地企業)の関係
は『出資』または『商取引』があることが必要・中小企業・中堅企業・一般企業(大企業)が利用可能・派遣期間は原則として1ヵ月~10ヵ月
・派遣元企業が指導先企業に対価を得て技術指導を行う具体的技術役務提供契約がある場合、AOTS専門家に対して契約を適用しなければ利用可能
・ODA事業で専門家を派遣する場合、指導先企業の日本側出資比率が50%以上の場合、指導先企業に対する指導のほか、以下のような指導(=付加指導)も行う。-部品購入先・製品納入先の技術指導-職業訓練学校・専門学校での技術指導-派遣国の制度による学生のインターンシップ受入-工業団地研修センター等での技術指導(講義含む)
*付加指導先が企業の場合は、日本側出資比率50%未満の企業に限られる。・中小企業とは、中小企業基本法の定義に基づくもの( 中堅企業は中小企業以
外の企業で資本金10億円未満)とする。一般企業は、その他とする・ODA事業を利用する一般企業は、政策的重点分野関連の案件のみとする。低炭素事業を利用する場合は政策的重点案件以外でも利用可能。
派遣専門家原則として、満25歳以上69歳以下で、日本に住所を有する方(在住10年以上)です。指導分野で 低5年以上の日本国内業務経験が必要となります。
専門家は、指導先企業の製造技術や経営管理技術等の指導・助言のため、AOTS専門家として派遣されますので、指導先企業の経営者や工場長などの責任を持つポストに就くことは認められません。また、指導先企業への出向による駐在者も専門家の対象外です。
【一般企業(重点分野)】新興国事業・インフラシステム輸出関連分野・環境・エネルギー技術・医療関連・クールジャパン・科学・技術・情報通信低炭素事業・インフラ輸出関連分野
政府支援3類畏敬・生産プロセスの省エネ化
サプライチェーンTier1以下型
事業概要 専門家派遣
ご利用のメリット
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● 効果的な人材育成ノウハウ
● 経費への補助金交付
● 国内外ネットワークを活用した情報提供
● 専門家の健康・安全・危機管理
● 1案件1担当者による専門家支援
● 派遣前研修・オリエンテーション
派遣国産業の省エネ・低炭素化の技術力アップ、多くの人材を育成
=派遣国の省エネ・温室効果ガス削減に貢献
<健全な産業発展と裾野産業の拡大に寄与>
<安心して技術指導者を派遣>
危機管理体制
派遣コストの削減
エネルギーコスト削減による生産性の向上
社会貢献
経済協力、地域社会等に貢献
専門家の指導により、
企業のメリット 派遣国のメリット
双方にメリット
双方にメリット
CSR
事業概要 専門家派遣
ご利用のメリット● 経費への補助金交付
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2/3
3,080千円
AO
TS負
担(補
助金
)
補助
対象
その他人件費、他
派遣に必要な経費
航空賃及び渡航雑費等
滞在費(日当・宿泊費)
支度料
海外旅行保険費等
約4,620千円
派遣に必要な経費は協会規程に基づきます
アセアン地域(タイ、ベトナム、インドネシア等)へ専門家を6ヶ月間派遣する場合(専門家格付2号 <大学卒18年以上/高卒30年以上>単身の場合)
派遣元企業が中堅・中小企業
貴社
が独
自で
従業
員を
派遣
する
際の
経費
補助対象外
1,540千円
指導先企業負担
1/3
(専門家の危機管理、安全対策等のための運営経費の一部)派遣元企業負担 ※補助対象経費は、専門家の格付等により異なります。
(派遣元企業の有する技術や知見及び専門家派遣事業への協力に対する対価)技術協力費
1,080千円(1日6千円)
(参考値)
約100千円
約3,100千円
約240千円
約100千円
ODA型事業「補助対象」の10%程度(462千円)低炭素型事業「補助対象」の8%程度(370千円)
事業概要 専門家派遣
ご利用のメリット● 経費への補助金交付
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その他人件費、他
派遣に必要な経費
滞在費(日当・宿泊費)
支度料
海外旅行保険費等
約4,620千円派遣に必要な経費は協会規程に基づきます
アセアン地域(タイ、ベトナム、インドネシア等)へ専門家を6ヶ月間派遣する場合(専門家格付2号 <大学卒18年以上/高卒30年以上>単身の場合)
(専門家の危機管理、安全対策等のための運営経費の一部)派遣元企業負担 ※補助対象経費は、専門家の格付等により異なります。
(派遣元企業の有する技術や知見及び専門家派遣事業への協力に対する対価)技術協力費
1,080千円(1日6千円)
(参考値)
約3,100千円
約240千円
派遣元企業が一般企業
1/22,310千円
AO
TS負
担
2,310千円
¼ 指導先企業負担¼ 派遣元企業負担
補助
対象
貴社
が独
自で
従業
員を
派遣
する
際の
経費
補助対象外
1,115千円
1,115千円
航空賃及び渡航雑費等
約100千円
約100千円
ODA型事業「補助対象」の10%程度(462千円)低炭素型事業「補助対象」の8%程度(370千円)
事業概要 専門家派遣
ご利用のメリット● 専門家派遣経費への補助金交付
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【専門家派遣経費】 基準額 × 補助率●航空賃往復航空券の現物を支給。1号格付専門家はビジネスクラス利用が可能となる場合がある。2号及び3号格付はエコノミークラス●技術協力費一律 6,000円/日(AOTSから派遣元企業へ支払い)
指導先企業への日本からの出資
派遣国・派遣元企業の規模等
補助率 対象案件
無後発開発途上国及び高等教育機関 定額(4/4)
企業の経営及び技術等向上を必要とする企業に対する案件
開発途上国 2/3
有
中小企業 2/3
中堅企業 2/3
一般企業 1/2 政策的重点分野案件
派遣国・派遣元企業の規模等 補助率 対象案件
中小・中堅企業 2/3エネルギーインフラ等の運営・保守管理、または生産プロセスの省エネ化における人材育成
一般企業(*) 1/3
一般企業政府支援3類型1/2
エネルギーインフラ等の運営・保守管理
一般企業(サプライチェーンTier1以下) 生産プロセスの省エネ化
【専門家派遣経費 補助率】●新興国事業
●低炭素事業
タイ5,0005,0004,200
15,10015,10012,900
1ヶ月以上3ヶ月未満 94,9103ヶ月以上1年未満 111,6501ヶ月以上3ヶ月未満 85,0903ヶ月以上1年未満 100,1001ヶ月以上3ヶ月未満 80,1803ヶ月以上1年未満 94,330
*「外国日当」及び「外国宿泊料」の支給率:30日まで=100%、31日以上60日まで=90%、61日以上=100%
外国手当*(日額:円)
外国宿泊料*(日額:円)
支度料(日額:円)
1号
2号
3号
1号2号3号1号2号3号
大学卒 高校卒1号 30年以上 38年以上2号 18年以上 30年以上3号 18年未満 30年未満
業務暦専門家の号
(参考)専門家格付
事業概要 専門家派遣
例:アセアン(タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン等)
ご利用の留意事項
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● AOTSへの提出書類:
①調査票(A4・1枚程度) :AOTSのホームページからダウンロードできます。②申請書類一式 :申請書類フォーマットはAOTSからお送りします。
(派遣元企業申込書、指導先企業要請書、専門家の同意書及び経歴書)③派遣契約に必要な書類(専門家のパスポートコピー、健康診断書等)
● 派遣期間中に専門家が派遣国からの出国
専門家は派遣期間中、指導に専念していただく必要がありますが、当協会の規則に基づき、派遣国を離れることは可能です。(AOTSに無断での出国はできません。原則として派遣国を離れる場合は、滞在費、技術協力費が減額されます。)
● ワークパーミット、VISA、税金等
通常の長期出張者、駐在員と同じ扱いとなり、基本的に優遇措置はありません。現地政府の法令に従い、所定の手続きを行うことが必要となります。
派遣前
①精算手続きに必要な証憑(領収書等)②指導報告書及び評価報告書等
派遣後
事業概要 専門家派遣
ご利用の流れ
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調査票提出
申請書提出
派
遣
承
認
通
知
★派
遣
前
打
合
せ(個別)
契
約
締
結
★オリエンテーション(全体)
審査委員会承認(原則 月1-2回)
出発・派遣国赴任
6月下旬 8月中旬
指導期間
指導終了・帰国
★帰国報告会(個別)
8月上旬 帰国後1ヶ月以内
申請書提出日から出発まで2~3ケ月必要です。
★ 専門家及び派遣元企業のご担当者がAOTSに来ていただくのは、出発前のオリエンテーション(及び派遣前打合せ)と帰国後の帰国報告会の2回です。
(調査票はAOTS Webサイトをご参照下さい)
8月下旬 3月中旬6月上旬
事業概要 専門家派遣
時期例→
受入研修・専門家派遣制度の相乗効果
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シナジー効果を 大化し人材育成効果を高める
受入研修制度(導入研修・企業内実務研修)
専門家派遣制度(現場での実践指導)
現地企業(現法・取引先等)
日本企業受入研修:受入企業
専門家派遣:派遣元企業
人材育成AOTS受入研修制度専門家派遣制度
支援
人材育成の枠組受入研修・専門家派遣制度の効果的な組合せ
組合せパターン
事例 -A-
受入研修(日本)
企業内での実務研修を通じ基礎技術の習得
専門家派遣(現地)
日本研修受講者に対し更にOJT指導を行い習得済技術のレベルアップを図る
組合せパターン
事例 -B- 日本研修の前提となる基礎技術の指導と有望なコア人材となり得る候補者の選抜
専門家の指導を受け選抜された技術者に対し日本の設備を使っての実務研修
受入研修(日本)専門家派遣(現地)
組合せパターン
事例 -C-
「5S」や「カイゼン手法」などの汎用的な技術を指導
指導をうけた汎用的技術の実践を体験させ、更に基礎技術を習得
受入研修(日本)専門家派遣(現地)
専門家派遣(現地)
高度に特化した専門的分野での技術を指導
一般財団法人
海外産業人材育成協会 The Association for Overseas Technical Cooperation and Sustainable Partnerships
【お問合せ・お申込窓口】
〒104-0061東京都中央区銀座5丁目12番5号 白鶴ビル4階
専門家派遣派遣業務部 派遣業務グループ電話:03-3549-3050email:[email protected]
受入研修・海外研修研修業務部 研修業務グループ電話:03-3549-3051email:[email protected]
2017octber