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C O N T E N T S 石油開発・石油精製・石油化学 3 時 評 企業の活力と若手の人材 ……………東燃ゼネラル石油 佐藤能央……155 多孔性セラミックス バイオセラミックス 機能性ガラス 高信頼性構造用セラミックス …………………………………… 東京大学 小倉 賢……156 …………………………………… 明治大学 相澤 守……161 ……………………………………………… 京都大学 田中勝久……165 ………………… 東京工業大学 安田公一……169 燃料電池の空気極に用いられる白金/カーボン触媒を 代替する新酸素還元触媒の開発 日本の短期エネルギー需給見通し2014 年度までのエネルギー 需給予測─ ………… 熊本大学 谷口貴章・松本泰道……191 …………………………… 日本エネルギー経済研究所 吉岡孝之・鈴木秀徳……173 燃料電池を普及させるためには,白金に代わる新規酸素還元触媒の開発が 必要である。白金ベース触媒の高機能化と白金フリー触媒開発について最新 の研究を紹介した。 日本が直面する諸課題の分析,望ましいエネルギーミックスの検討などに 資するため,正念場を迎える日本経済・エネルギー需給の 2014 年度までの 見通しを立て,分析を行った。 多孔性セラミックスの代表格として,近年再注目されているゼオライトの 最近の実用用途についてまとめた。ゼオライトがもつ均質ミクロ細孔性,結 晶性,表面組成が,ほかでは得られない用途開発を可能としている。 近年,わが国は超高齢社会に突入した。高齢者特有の骨疾患を有効かつ迅 速に治療し,生活の質を維持・向上するためには,機能的な人工骨が不可欠 である。その担い手であるバイオセラミックスを紹介した。 ガラスの光機能,電気機能,磁気機能に関するこれまでの研究の流れと具 体的なガラス材料を紹介した。特に磁気機能に関して,筆者らが最近見いだ した強磁性を示す非晶質酸化物薄膜について詳しく述べた。 構造用セラミックスの高信頼性化の考え方と,その最近の取り組みについ て紹介した。また,そういった高信頼性セラミックスが実現した際の社会の ありようについても議論した。 ≪特集 先端セラミックス(2)≫ 低温流動性向上剤の技術変遷 溶融塩を電解質に用いた二次電池 ……………インフィニアムジャパン 高橋雅典……179 ……………………京都大学 萩原理加……184 今日の冬季軽油で一般的に使用される低温流動性向上剤(CFI)の開発と 試験法の確立といった,黎明期から今日に至るまでの添加剤技術の変遷なら びに今後の課題について解説した。 難揮発性,難燃性という性質をもつ溶融塩を電解質に用いた安全性の高い 中温作動型のリチウム二次電池,ナトリウム二次電池の開発状況について解 説した。

CONTENTS 石油開発・石油精製・石油化学 3 · contents 石油開発・石油精製・石油化学 3 時 評 企業の活力と若手の人材……………東燃ゼネラル石油

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Page 1: CONTENTS 石油開発・石油精製・石油化学 3 · contents 石油開発・石油精製・石油化学 3 時 評 企業の活力と若手の人材……………東燃ゼネラル石油

C O N T E N T S

石油開発・石油精製・石油化学 3時 評 企業の活力と若手の人材……………東燃ゼネラル石油 佐藤能央……155

多孔性セラミックス

バイオセラミックス

機能性ガラス

高信頼性構造用セラミックス

…………………………………… 東京大学 小倉 賢……156

…………………………………… 明治大学 相澤 守……161

……………………………………………… 京都大学 田中勝久……165

………………… 東京工業大学 安田公一……169

燃料電池の空気極に用いられる白金/カーボン触媒を代替する新酸素還元触媒の開発

日本の短期エネルギー需給見通し─ 2014 年度までのエネルギー需給予測─

………… 熊本大学 谷口貴章・松本泰道……191

…………………………… 日本エネルギー経済研究所 吉岡孝之・鈴木秀徳……173

 燃料電池を普及させるためには,白金に代わる新規酸素還元触媒の開発が必要である。白金ベース触媒の高機能化と白金フリー触媒開発について最新の研究を紹介した。

 日本が直面する諸課題の分析,望ましいエネルギーミックスの検討などに資するため,正念場を迎える日本経済・エネルギー需給の 2014 年度までの見通しを立て,分析を行った。

 多孔性セラミックスの代表格として,近年再注目されているゼオライトの最近の実用用途についてまとめた。ゼオライトがもつ均質ミクロ細孔性,結晶性,表面組成が,ほかでは得られない用途開発を可能としている。

 近年,わが国は超高齢社会に突入した。高齢者特有の骨疾患を有効かつ迅速に治療し,生活の質を維持・向上するためには,機能的な人工骨が不可欠である。その担い手であるバイオセラミックスを紹介した。

 ガラスの光機能,電気機能,磁気機能に関するこれまでの研究の流れと具体的なガラス材料を紹介した。特に磁気機能に関して,筆者らが最近見いだした強磁性を示す非晶質酸化物薄膜について詳しく述べた。

 構造用セラミックスの高信頼性化の考え方と,その最近の取り組みについて紹介した。また,そういった高信頼性セラミックスが実現した際の社会のありようについても議論した。

≪特集 先端セラミックス(2)≫

低温流動性向上剤の技術変遷

溶融塩を電解質に用いた二次電池

……………インフィニアムジャパン 高橋雅典……179

……………………京都大学 萩原理加……184

 今日の冬季軽油で一般的に使用される低温流動性向上剤(CFI)の開発と試験法の確立といった,黎明期から今日に至るまでの添加剤技術の変遷ならびに今後の課題について解説した。

 難揮発性,難燃性という性質をもつ溶融塩を電解質に用いた安全性の高い中温作動型のリチウム二次電池,ナトリウム二次電池の開発状況について解説した。

Page 2: CONTENTS 石油開発・石油精製・石油化学 3 · contents 石油開発・石油精製・石油化学 3 時 評 企業の活力と若手の人材……………東燃ゼネラル石油

公益社団法人 石油学会

MAR. 2014 VOL.37 NO.3

イラスト:トモ,表紙デザイン:野田澄男,レイアウト:AAC㈱

アップストリーム講座[契約・経済編](第 1回)石油・ガス契約の基本─法的視点から─……………………………………………… 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 紺野博靖……218

 地下に賦存する石油・ガスを探鉱,開発,生産するためにはどのような契約が結ばれるのか。また,複数の者が共同でそれらを行う場合のお互いの関係はどうなるのか。これらの点の基本的な部分を法的視点から見た。

石油化学触媒の最新動向(第 6回)

MTO,MTP触媒 メタノールを原料に用いたエチレン,プロピレン製造技術は天然ガス,石炭の産出国を中心に注目されている技術である。本技術の製造プロセス,触媒,最近の動向を紹介した。

「くらりか」による寺子屋式の出前理科教室

ベトナム海上石油掘削設備での坑井地質作業について

………………………………………………………蔵前理科教室ふしぎ不思議 高橋諄吉……201

……………………………………………………………… JX 日鉱日石開発 青山威夫……206

 蔵前理科教室ふしぎ不思議(略称:くらりか)の理科教室は首都圏,関西地区,静岡県等に拡大しているが,発足の経緯,理念,現況,財政を含めた運営方法,ならびに課題について紹介した。

 ヘリコプターで約 1 時間かかる隔絶されたベトナム・ブンタウ沖石油掘削施設での勤務について,試掘から開発の時期での経験をもとに,現地ならではの苦労,驚き,激務の後の楽しみ等をリアルにお伝えする。

…………………………………………日揮触媒化成 鶴田俊二……212

目次裏統計  世界の石油精製設備推移 …………………………………………………目次裏エネルギー知ってるはず !?  (10)二次電池………………………………………………164

辛口放談  正義 ?? 観…………………………………………………………津田謙二……172

Debutant  今までの私,これからの私 ……………東洋エンジニアリング 大友陽平……196

トピックスニュース   ………………………………………………………………………197

今月の一口メモ  PCP/MOF,低侵襲治療,非線形光学効果,カットオフ電圧 ……200

ふるさと自慢  中国(上海) ………………………………………………………………205

趣味談議  ウオーキング ……………………………………………………………………211

全国事業所紹介  出光興産株式会社 徳山製油所 …………………………………………216

JPIJS だより  留学生インタビュー …………………………… 大阪大学 森 浩亮……225

石油学会引火点標準物質第 7 ロット設定経過 …………………………………………………226

Journal of the Japan Petroleum Institute 第 57 巻第 2 号掲載論文 …………………………227

単位換算表……………………………………………………………………………………………228

学会の窓………………………………………………………………………………………………229