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C O N T E N T S Petroleum Technology ~石油学会情報誌~ 5 時 評 大学の教育・研究環境 ……………………… 愛媛大学 八尋秀典……321 座談会 急変する時代における知財部門の役割と知財戦略……322 ≪特集 原油蒸留における包括的ケミカル注入の考え方≫ 東京工業大学 橋本正洋,出光興産 後藤康博, 三井化学 山本喜博,住友化学 上川 徹, オンダ国際特許事務所 畔上英樹 製油所における主要装置へのケミカル注入の考え方 …………………………………………………………………… 栗田工業 江守建太……333 近年,スーパー認定制度等により製油所の長期連続操業化が進んでいる。腐 食や汚れ等の問題を未然に防ぎ,長期連続操業を達成するための手段としてケ ミカル処理について解説した。 石油精製プラントの塩化アンモニウム問題その原因と対策…………………………………………………………………… 栗田工業 辛木景亮……338 石油プロセス設備における塩の析出に関して,その発生機構,障害ならびに 対策法について解説した。 防食・脱塩・汚れ防止(上) …………………… 片山ナルコ 池内良一……342 今,日本の製油所に求められている国際競争力の強化には原油蒸留工程で 使用する薬品の最適化が重要である。片山ナルコの経験をまとめたベストプ ラクティスを元に薬品の最適注入を最新技術の適用と合わせ紹介した。 防食・脱塩・汚れ防止(下) …………………… 片山ナルコ 池内良一……348 原油予熱交換器の汚れ防止ケミカル注入の考え方を,近年進んでいる原油 の多様化の観点からまとめた。また,上編で解説した脱塩・防食分野におけ る最新のモニタリング技術について紹介した。 原油蒸留におけるケミカルプログラムと脱塩工程改善の ……………………………………………………………… 伯東 深民 眞……354 原油蒸留工程で適用されているケミカルプログラムを概説した。その中でも 脱塩工程での改善の重要性と期待について検討した。 重要性

CONTENTS 5公益社団法人 石油学会MAY 2019 VOL.42 NO.5 表紙写真:日揮(株)提供 ラービグ・リファイニング・アンド・ペトロケミカル社向け石油精製・石油化学コンプ

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C O N T E N T S

Petroleum Technology ~石油学会情報誌~ 5

時 評 大学の教育・研究環境 ………………………愛媛大学 八尋秀典……321

座談会 急変する時代における知財部門の役割と知財戦略……322

≪特集 原油蒸留における包括的ケミカル注入の考え方≫

東京工業大学 橋本正洋,出光興産 後藤康博,三井化学 山本喜博,住友化学 上川 徹,オンダ国際特許事務所 畔上英樹

製油所における主要装置へのケミカル注入の考え方……………………………………………………………………栗田工業 江守建太……333

 近年,スーパー認定制度等により製油所の長期連続操業化が進んでいる。腐食や汚れ等の問題を未然に防ぎ,長期連続操業を達成するための手段としてケミカル処理について解説した。

石油精製プラントの塩化アンモニウム問題─その原因と対策─……………………………………………………………………栗田工業 辛木景亮……338

 石油プロセス設備における塩の析出に関して,その発生機構,障害ならびに対策法について解説した。

防食・脱塩・汚れ防止(上)……………………片山ナルコ 池内良一……342

 今,日本の製油所に求められている国際競争力の強化には原油蒸留工程で使用する薬品の最適化が重要である。片山ナルコの経験をまとめたベストプラクティスを元に薬品の最適注入を最新技術の適用と合わせ紹介した。

防食・脱塩・汚れ防止(下)……………………片山ナルコ 池内良一……348

 原油予熱交換器の汚れ防止ケミカル注入の考え方を,近年進んでいる原油の多様化の観点からまとめた。また,上編で解説した脱塩・防食分野における最新のモニタリング技術について紹介した。

原油蒸留におけるケミカルプログラムと脱塩工程改善の………………………………………………………………伯東 深民 眞……354

 原油蒸留工程で適用されているケミカルプログラムを概説した。その中でも脱塩工程での改善の重要性と期待について検討した。

重要性

公益社団法人 石油学会

MAY 2019 VOL.42 NO.5

表紙写真:日揮(株)提供 ラービグ・リファイニング・アンド・ペトロケミカル社向け石油精製・石油化学コンプレックス,表紙デザイン:野田澄男,イラスト:トモ

目次裏統計  世界の製油所能力一覧(上位 20 カ国) ………………………………目次裏

エネルギー知ってるはず !?  (57)わが国の鉱物資源の確保に向けた取り組み …………………………………………………………353

在外研究 MAP  University of Alberta ……………産業技術総合研究所 森本正人……364

Debutant  地球を相手に仕事する …………………………石油資源開発 坂田龍玄……366

トピックスニュース   ………………………………………………………………………367

ふるさと自慢  千葉県(千葉市美浜区),千葉県(柏市) ………………………………370

讃嘆石油史!  メッカのヤマニ家 …………………………………………沙外白雲……379

JPIJS だより  石油化学部会シンポジウム参加報告 …………早稲田大学 小阪美智……395

Journal of the Japan Petroleum Institute 第 62 巻第 3 号掲載論文 …………………………396

学会の窓 ……………………………………………………………………………………………398

会告 …………………………………………………………………………………………………巻末

本誌の内容・企画に関してご意見・ご要望を E-mail([email protected])でお寄せください。

酸性ガス除去に用いられるアミンの種類とその発展………………………………………………………………ダウ・ケミカル日本 水本圭一……359

 H2S や CO2 除去を目的としたアミン種開発の歴史は長く,1930 年代から続いている。それぞれのアミン種の特徴を紹介し,日本の製油所のアミンシステムの抱える課題点を概説した。

世界の主要産油国と日本の輸入原油(第 11 回)アメリカ合衆国 ………………………………日本エネルギー経済研究所 杉野綾子……371

新興 LNG 輸出国カメルーン─改造型 FLNG のもたらす意義─………………………………………………石油天然ガス・金属鉱物資源機構 古川ゆかり……380

 サブサハラアフリカで初めて,FLNG プロジェクトで生産開始に至ったカメルーン。世界でも 2 番目となる。カメルーンの FLNG プロジェクトに焦点を当て,その成功要因について紹介した。

プラントの新しい見える化─長期連続運転へ向けた現場力向上(第 11 回)プラントの見える化と IoT・AI 活用の課題─最終回にあたり─………………………………………………………………… E テックコンサル 本田達穂……389