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www.dspace.jp ControlDesk ® Next Generation ECU 開発向けの汎用性の高いモジュラー型の試験および計測用ソフトウェア 複数の ECU や、 RCP および HIL プラットフォーム、 dSPACE VEOS、バスシステムへの 同期アクセス 多様なレイアウト機能を備えた計器パネル、計測およびポストプロセシング機能 ASAM MDFControlDesk ® Next Generation © dSPACE GmbH, Paderborn Germany [email protected] www.dspace.jp

ControlDesk Next Generation ControlDesk® Next Generation ECU 開発向けの汎用性の高いモジュラー型の試験および計測用ソフトウェア 複数の ECU や、

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ControlDesk® Next Generation � ECU開発向けの汎用性の高いモジュラー型の試験および計測用ソフトウェア � 複数の ECUや、RCPおよび HILプラットフォーム、dSPACE VEOS、バスシステムへの同期アクセス

� 多様なレイアウト機能を備えた計器パネル、計測およびポストプロセシング機能(ASAM MDF)

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ControlDesk® Next Generation電子制御ユニット(ECU)開発向けの汎用的な試験ソフトウェア

主な特長 � ECU開発向けのモジュラー方式で汎用性の高い試験および 計測用ソフトウェア � ECUの適合、計測、および診断作業の統合(CCP、XCP、ODX) � 複数の ECUや、RCPおよび HILプラットフォーム、バスシステム全体での同期化されたデータ取得 � 多様なレイアウト機能を備えた計器パネル、計測およびポストプロセシング機能(ASAM MDF) � dSPACE仮想検証用ツールチェーン全体のサポート

適用分野ControlDesk Next Generationは、ECUのシームレスな開発のための dSPACE試験用ソフトウェアです。試験に必要なあらゆるタスクを実行し、試験の最初から最後まで一貫した作業環境を提供します。次のタスクをはじめとする、さまざまな用途に使用することができます。 � ラピッドコントロールプロトタイピング (フルパス、バイパス ) � HIL(Hardware-in-the-Loop)シミュレーション � ECUの計測、適合および診断 � 車両バスシステム(CAN、CAN FD、LIN、FlexRay)へのアクセス � VEOS®および SCALEXIO®1)による仮想検証

主な利用効果ControlDesk Next Generationは、通常、複数の専用ツールを必要とする機能を 1つのツールに統合しています。たとえば、標準化されたASAMインターフェースを介して、シミュレーションプラットフォームへのアクセスを提供し、バスシステムを相互接続し、ECUの計測、適合および診断を実行することができます。柔軟な、モジュール型の構造(4ページ)により、高度なスケーラビリティを実現し、アプリケーション固有の要件に対応します。これにより、操作性、トレーニング時間、要求される演算処理能力、コストなどの面で大きく改善されます。

1) dSPACEツールチェーンでの仮想検証の詳細については、20ページまたはwww.dspace.com/go/viva_jpを参照してください。

仮想検証 1)

ラピッドコントロールプロトタイピング(フルパス手法/バイパス手法)

車両バスシステムへのアクセス

すべてのプラットフォーム/デバイスでの同期タイムベース

HIL (Hardware-in-the-Loop)シミュレーション

ECU(計測、適合および診断)

PCベースのオフライン

シミュレーション

CAN / CAN FD

LIN

FlexRay

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機能概要

バージョン 説明

ControlDesk Next Generation – Basic Version � ラピッドコントロールプロトタイピング、HILシミュレーション、オフラインシミュレーション、ECUの適合および診断に同じツールを使用 � レイアウトと計器を簡単に作成 � すべてのデータソースの同期計測 � プロジェクトとエクスペリメントをまとめて管理可能 � 統合された計測データ管理機能(インポートとエクスポートにおける ASAM MDF 4.1のサポート) � 複数の ASAM規格(MDF、XCP、CCP、ASAP2、ODXなど)との互換性 � ユーザ定義の機能の拡張および最適なプロセス統合を実現する強力なツール自動化機能 � dSPACEハードウェア、PCバスインターフェース(DCI-CAN1および DCI-CAN2など)、および dSPACE VEOSによる CANアクセス:CANモニタリング、CANロギング、および CANバスオブジェクト用専用計器 � オペレータモード(プロジェクトおよびエクスペリメントを不正な変更から保護) � dSPACE VEOSおよび SCALEXIOによる仮想検証テストシナリオ(20ページ)のサポート

ControlDesk Next Generation – Operator Version

� Basic Versionであらかじめ作成されているプロジェクトおよびエクスペリメントデータの使用 � プロジェクトおよびエクスペリメントの変更および作成を禁止

プラットフォームモジュール 説明

Standard Platforms Module � dSPACE RCPおよび HILプラットフォーム(DS1005、DS1006、DS1007、DS1103、DS1104、MicroAutoBox、MicroLabBox)のサポート

Multiprocessor Module � DS1005、DS1006、または DS1007をベースにした dSPACEマルチプロセッサシステムでの ControlDesk Next Generationの使用 � DS1006、DS1007、およびMicroLabBox用マルチコアアプリケーションのサポート � Standard Platforms Moduleへのアドオン

SCALEXIO Platform Module1) � dSPACE SCALEXIOでの ControlDesk Next Generationの使用SCALEXIO Multicore Module � dSPACE SCALEXIO用マルチコアアプリケーションのサポート

� SCALEXIO Platform ModuleへのアドオンSCALEXIO Multiprocessor Module2) � dSPACE SCALEXIO用マルチプロセッサユニットアプリケーションのサポート

� SCALEXIO Platform ModuleへのアドオンXIL API MAPort Platform Module � 変数の読み取り、書き込み、取得に ASAM XIL API MAPort Serverを使用することにより、テストベンチ

へのアクセスを提供

追加のモジュール 説明

ECU Interface Module � AUD、NBD、JTAG/Nexus、JTAG/OCDS、および JTAG/SDI � CCP3)(CAN Calibration Protocol) � XCP on CAN3)、XCP on Ethernet4)(TCP/IPおよび UDP/IP)、XCP on FlexRay � ASAM A2L 1.7に規定される構造化型データタイプのサポート

ECU Diagnostics Module � ODXデータベース規格(ASAM MCD-2D v2.0.1および v2.2.0(ISO 22901-1))に準拠 � CANおよび K-Lineの ISOプロトコルのサポート � 診断サービスの実行や ECUフォールトメモリの読み込みまたは消去を行う専用の計器 � 診断インターフェースを使用した ECUフラッシュプログラミング � ASAM MCD-3D v2.0.2のサポート

Signal Editor Module5) � グラフィカルなスティミュラスシグナルの定義 � dSPACEリアルタイムハードウェアおよび dSPACE VEOSでシミュレートされた Simulinkモデルにおける時間同期したスティミュラスシグナルの生成 � 計測データを簡単に再生可能 � 複数のスティミュラスパターンを独立して実行可能 � XIL APIスティミュラスフォーマット(.STZファイル:zip形式で圧縮された .STIファイル)のサポート

Bus Navigator Module � dSPACEハードウェア用、または PCバスインターフェースおよび dSPACE VEOS用としての CAN(J1939を含む)、CAN FD、LIN、および FlexRayバスのサポート � 記録された CANメッセージの再生 � LINおよび FlexRayバスオブジェクト専用計器 � dSPACEハードウェアおよび dSPACE VEOSに対応した LINのモニタリングおよびロギング � PCバスインターフェース経由の FlexRayのモニタリングおよびロギング

MCD3 Automation Module6) � ASAM MCD-3規格に準拠した計測、適合、診断のための自動化インターフェース � リアルタイムラスタでの連続データ取得 � COM/DCOM APIを介した ControlDesk Next Generationへの ASAM MCD-3リモートアクセス

1) SCALEXIO Platform Moduleには Standard Platforms Moduleが含まれています。2) SCALEXIO Multiprocessor Moduleには SCALEXIO Multicore Moduleが含まれています。3) DCI-CAN2によるCAN FDをサポートします。4) シミュレートされたバーチャル ECUへのアクセスにも使用されます。5) DS1103および DS1104では、シグナル生成はサポートされていません。6) MCD3 Automation Moduleは、ControlDesk Next Generation – Operator Versionではサポートされていません。

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注文情報

製品 注文番号

ControlDesk Next Generation – Basic Version � CDNG_BASIC

ControlDesk Next Generation – Operator Version � CDNG_O9)

Standard Platforms Module � CDNG_STD

Multiprocessor Module10) � CDNG_MP

SCALEXIO Platform Module11)12) � CDNG_SCLX

SCALEXIO Multicore Module13)14) � CDNG_SCLX_MC

SCALEXIO Multiprocessor Module13)15)16) � CDNG_SCLX_MP

XIL API MAPort Platform Module � CDNG_XIL_API_MAPORT

ECU Interface Module � CDNG_ECU

ECU Diagnostics Module � CDNG_DIAG

Signal Editor Module � CDNG_SE

Bus Navigator Module � CDNG_BNV

MCD3 Automation Module � CDNG_MCD3

ControlDesk Next Generation – Loader Version � 無料

モジュールの概要

ControlDesk Next Generation:各モジュール

ControlDesk Next Generation –Basic Version1)

ControlDesk Next Generation –Operator Version2)

ECU Interface Module ECU Diagnostics Module MCD3 Automation Module6)

Signal Editor Module Bus Navigator Module

Standard PlatformsModule Multiprocessor Module3) XIL API MAPort

Platform Module

SCALEXIOPlatform Module4)

SCALEXIOMulticore Module5)

SCALEXIOMultiprocessor Module5)7)

バージョン

プラットフォームサポート

アドオンモジュール

1) 総合的な Basic Version。無料のLoader Version(プラットフォーム操作のみ)もご利用になれます。

2) プロジェクトおよびエクスペリメントの変更および作成を禁止

3) Standard Platforms Moduleへのアドオン

4) Standard Platforms Moduleが含まれています。

5) SCALEXIO Platform Moduleへのアドオン

6) 注意:MCD3 Automation Moduleは、Operator Versionではサポートされていません。

7) SCALEXIO Multiprocessor Moduleには、SCALEXIO Multicore Moduleが含まれています。

8) Failure Simulation Module の機能、CDNG_FS GUI およびそのツールオートメーションは、Release 2016-A までの Failure Simulation Package の一部として使用可能です。Release 2016-Bでは、Failure Simulation Moduleは使用できません。

Failure Simulation Moduleは別製品であり、接続されていません。8)

9) CDNG_Oは無料ですが、CDNG_STDまたはCDNG_SCLXを注文いただいた場合のみ使用可能です。10) Standard Platforms Moduleへのアドオン11) SCALEXIO Platform Moduleには Standard Platforms Moduleが含まれています。 12) SCALEXIOシステム用リアルタイムアプリケーションのダウンロードと操作のための SCALEXIO Real-Time Libraryも必要です。13) SCALEXIO Platform Moduleへのアドオン14) SCALEXIOシステム用マルチコアリアルタイムアプリケーションのダウンロードと操作のためのSCALEXIO Real-Time Library for Multicore Systemsも必要です。15) SCALEXIO Multiprocessor Moduleには SCALEXIO Multicore Moduleが含まれています。16) SCALEXIOシステム用マルチプロセッサユニット(マルチPU)アプリケーションのダウンロードと操作のためのSCALEXIO Real-Time Library for Multiprocessor

Systemsも必要です。

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NEW:ControlDesk 5.6

機能領域 新機能/強化機能

ECU Interface Module � ASAM A2L 1.7ファイルのサポートにより、構造化型データタイプを使用可能プラットフォーム管理とプラットフォーム/デバイス:

� バスインターフェース(CAN、CAN FD、LIN)としての SCALEXIOのサポートにより、(CCPおよび XCP on CAN経由の)バスモニタリングおよび ECUアクセスを実現 � dSPACE VEOSでの CANおよび LINバスモニタリングのサポート

計器 � XYプロッタに新たなタイムカーソル機能を搭載 � 時間プロッタによるブックマークのサポート � 変数接続、ファイルのアーカイブ機能、およびカスタマイズ可能なプロパティを備えたブラウザ計器により柔軟性が向上

仮想検証 � dSPACE VEOSでの CANおよび LINバスモニタリングのサポートBus Navigator Module � dSPACE VEOSでの CANおよび LINバスモニタリングのサポート

� 10進数および 16進数間で表示の切り替えが可能XIL API EESPort GUI � 有効化された XIL API EESPortエラーセットの FIUによるトレースをサポート

� コントロールバーの拡張により、エラータイプのフィルタリングの利便性が向上 � 自動化サポートの拡張

ユーザマニュアル � 構成変更により情報の検索性が向上

ControlDesk Next Generation製品サポートセンターControlDesk Next Generation 製品サポートセンターは、ControlDesk Next Generationユーザ向けの主要なオンラインリソースであり、リリースに関する情報、互換性情報、FAQ、追加のユーティリティなどを提供しています。詳細は、dSPACEの以下のWEBサイトをご覧ください。www.dspace.jp/goto.cfm/cdng_psc

関連するソフトウェアとハードウェア 1)

ソフトウェア 注文番号

必須 � オペレーティングシステム:www.dspace.jp/goto.cfm/ja_0907 –

オプション � PCベースのシミュレーション用の dSPACE VEOS® VEOSの製品情報を参照してください。 � SYNECTデータベースに ControlDeskプロジェクトを格納するための dSPACE SYNECT® SYNECTの製品情報を参照してください。 � ControlDeskで XIL API EESPort GUIを使用するための Failure Simulation Package2) FAILURE_SIM

ハードウェア

必須 � Intel Core 2 Duoプロセッサ 2 GHzまたは同等のクロック周波数(Intel Core i7または同等のプロセッサを推奨) � 64ビットオペレーティングシステム向けの 4 GB RAM(4 GB RAMを推奨)

1) ControlDesk Next Generationは、MicroAutoBox Embedded PC(64ビット版のMicrosoft® Windows® 7で動作する Intel® Core ™ i7-3517UE搭載バージョン)でもサポートされています。

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ControlDesk Next Generation – Basic Version包括的な機能ControlDesk Next Generation – Basic Versionは、エクスペリメントの作成および管理、計器などの多くの基本機能を提供する包括的な基本モジュールです。このモジュールは、ControlDesk Next Generationの追加モジュールにより拡張することができます。ControlDesk Next Generation – Basic Versionでは、オペレータモードやControlDesk Next Generation – Operator Version(21ページ)で後で使用するために、プロジェクトおよびエクスペリメントデータ(レイアウト、データセット、計測など)を作成することができます。

直感的なリボンベースのユーザインターフェース � 最先端のGUIテクノロジ(リボン等) � カスタム化されたワークフローで使用されるコマンドのリボンによるグループ化(異なるサイズおよびアイコンで重要度を示すことにより、記憶性およびタッチスクリーンの操作性を向上) � プロジェクトのオープン、インポート、保存のバックステージビューによる集中管理 � 最近開いたプロジェクトおよびユーザドキュメントに容易にアクセスできるスタートページ

説明

� レイアウトと計器を簡単に作成 � すべてのデータソースの同期計測 � プロジェクトとエクスペリメントをまとめて管理可能 � 統合された計測データ解析機能 � さまざまな ASAM規格への対応 � ユーザ定義の機能の拡張および最適なプロセス統合を実現する強力なツール自動化機能 � dSPACEハードウェア、PCバスインターフェース(DCI-CAN1など)、および dSPACE VEOSによる CANアクセス:CANモニタリング、CANロギング、および CANメッセージ用に自動的に生成されるバス計器 � オペレータモード(プロジェクトおよびエクスペリメントを不正な変更から保護) � dSPACE VEOSおよび SCALEXIOによる仮想検証テストシナリオ(20ページ)のサポート � カメラインターフェースおよびビデオ計器(15ページ)

注文情報

製品 注文番号

ControlDesk Next Generation – Basic Version � CDNG_BASIC

最近のプロジェクトおよびユーザドキュメントに容易にアクセスできるスタートページ

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プロジェクト管理プロジェクトおよびエクスペリメントの構成ControlDesk Next Generationは、プロジェクトおよびエクスペリメントで作業を管理します。プロジェクトとは、あるトピックの作業環境を構成する外側のフレームです。プロジェクト内では、それぞれのエクスペリメントに固有のハードウェア設定を保存するなど、多くのエクスペリメントを作成できます。さまざまな変数記述ファイルをエクスペリメントの単一のプラットフォーム/デバイスに割り当てて、後でそれらを容易に切り替えることができます。また、プロジェクトレベルでは、仕様書やレポートなどのグローバル文書を保持することができます。エクスペリメントレベルでは、計器パ

ネル(レイアウト)、変数記述、データセット、シグナルジェネレータ、欠陥シミュレーションシステムなどを整理することができます。すべてのデータは構造化され、ControlDesk Next Generation Project Managerを使用していつでも簡単にアクセスできます。ControlDesk Next Generationプロジェクトは、バージョン管理システムで管理できます。チェックアウトおよびチェックイン操作は、ControlDesk Next Generationによって直接サポートされます。

ControlDesk Next Generationでのプロジェクトとエクスペリメントの選択

ControlDesk Next Generationの Project Managerのプロジェクトの例

レイアウトはフォルダごとにグループ化できます。

SYNECT®サーバの使用によるControlDesk®データの管理 � SYNECTデータベースにControlDeskプロジェクト全体を保存(オプション)1)

� 変更されたプロジェクトおよびファイルベースの項目(レイアウトなど)を、データベースに登録することが可能 � ConfigurationDeskのビルド結果をデータベースから直接インポート可能 1)

� 異なる複数の PCからの使用が可能なマルチユーザデータベース � SYNECTサーバとの連携によるプロジェクトのバージョン管理 � さまざまな SYNECT Serverバージョンのサポート

1) 同じ PC上で実行している SYNECTへのアクセスは、無料です。SYNECT Baseが必要となるのは、別の PC上で実行している SYNECTデータベースにアクセスする場合のみです。

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計器レイアウト上で変数のビジュアル表示ControlDesk Next Generationでは、2つの方法で変数をレイアウト上に表示できます。1つは Variable Browserで変数を選択してレイアウトに配置し(ドラッグアンドドロップまたはキーボードを使用)、計器を割り当てる方法です(Table Editorなどの適切な計器が表示されます)。もう1つは Instrument Selectorから計器を選択し、レイアウトに配置して設定し、変数をその計器に割り当てる方法です。Variable Browserには一貫してエクスペリメントのプラットフォーム/デバイスの変数が表示され、その一覧にはフィルタをかけることができます。

Instrument SelectorInstrument Selectorにはすべての計器が表示され、レイアウトにドラッグアンドドロップで配置できます。Variable Browserからレイアウト上にドラッグアンドドロップでよく作成する計器は、お気に入り計器として登録できます。変数ベースのレイアウトを使用するときによく使用する計器は、必要に応じて定義できます。設定済みの計器(定義可能な背景色など)は、カスタム計器として保存することができます。

カスタマイズされた接続の割り当て

Instrument SelectorTable Editor

Variable Browserは構造体変数を サポートしています。

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Variable ArrayVariable Array計器を使用すると、複数の変数をすばやく表示できます。それぞれの変数は、この計器の 1つの行として表示されます。複数の変数を選択してレイアウトにドラッグします。Variable Arrayには、さまざまな列タイプとセルタイプが用意されています。両者を組み合わせて使用することにより、この計器に表示するものと、パラメータ値の変更方法を個々に指定することができます。

Variable Array

3次元マップの編集ControlDesk Next Generationには、3次元マップを編集するための強力な機能が用意されています。 � 軸の値が変更された場合の補間 � 共有されている同じ軸に関連するすべてのマップの補間 � 3次元マップの XZ投影とYZ投影 � Microsoft® Excel®との簡単なデータ交換

Table Editorの 3次元マップ

マルチスイッチ計器 � 計器の感応エリアをクリックして変数の値を変更し、接続されている変数の現在の値によって異なる状態をビジュアル表示するための計器です。 � ロータリースイッチ(さまざまなポジションや、スプリングロード式)、マニュアルおよびオートマチックギアシフト、イグニッションロックなどのさまざまな種類のスイッチを簡単に実装することができます。

マルチスイッチ計器

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プロッタ計器ControlDesk Next Generationのプロッタ計器は、データをビジュアル表示するための中心的なコンポーネントです。プロッタを使用すると、計測したデータをオンラインデータと比較することができます。プロッタに計測したデータを表示し続けることも、トリガをかけて表示することもできます(オシロスコープと同様)。プロッタ計器には、効率的なデータ解析のためのさまざまな機能が用意されています。 � XYカーソル � タイムカーソル � 表示のズームおよび移動 � 複数の Y軸をスタックビューで表示するオプション

� 表示領域の下にあるスクロールバーを使用して前後に移動 � 表示された時間間隔による最大値、最小値、平均値、および標準偏差の自動計算 � 複数のプロッタの時間間隔を同期化するオプション � 選択した信号および時間間隔を新しい計測ファイルに(データを減らしてまたは減らさずに)保存 � 信号を 1つの Y軸から別の Y軸、または別の計器にドラッグアンドドロップで移動およびコピー � 先頭ラスタをプロッタに割り当てる事によって、プロッタのトリガソースを変更する事ができます。

Time Plotterと Index PlotterTime Plotterを使用すると、時間ベースのラスタで計測した信号を表示できます(時間プロット)。Index Plotterを使用すると、対応するイベント番号に関係する計測変数の値を表示できます(インデックスプロット)。Time Plotterと Index Plotterは、標準的なプロッタよりも性能が拡張されています。

Index Plotter

時間プロッタ

� タッチ画面では、マルチタッチジェスチャを使用してチャートの移動や拡大表示を行うことができます。 � 機能にすばやくアクセスできるプロッタツールバーの使用 � データカーソルを介した曲線の解析 � 軸を非表示にすることが可能 � 個々の背景色や画像を設定することが可能 � ちらつきのない表示のトリガ

� 自動トリガの使用 � 計器内での手動による直接的なトリガ設定の変更 � ハードウェアアクセラレーションによる描画性能の向上 � ズーム中もアニメーションが継続 � NEW:ブックマークの設定 � NEW:時間プロッタで時間の目盛り形式を使用

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XYプロッタ � 複数の曲線のビジュアル表示(信号の XYペア) � トリガ付きXYプロッタのビジュアル表示(Electric Driveシステムなどの高周波アプリケーションに最適) � 背景ピクチャが使用可能 � 拡大縮小および移動が容易 � データカーソルおよびタイムカーソルによる曲線の解析

ステアリングコントローラステアリングコントローラは接続されたゲームコントローラデバイスをグラフィカルに表現したものです。ステアリングコントローラを使用すると、デバイスの移動やボタン/スイッチを押すことによってスカラーパラメータの適合を行うことができます。この計器は、フォースフィードバックをサポートしています。

XYプロッタ

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Browser InstrumentBrowser Instrumentを使用すると、Webページなどのオブジェクトと(PDFファイルなどの)その他の文書をControlDeskレイアウトで直接統合できます。 � NEW:変数接続 � NEW:ファイルのアーカイブ機能 � NEW:カスタマイズ可能なプロパティ

航空用計器この Primary Flight Display(PFD)は航空宇宙産業アプリケーション用で、高度計、人工水平儀、方位計、対気速度計を表示することができます。

Primary Flight Display

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View SetControlDesk Next Generationの View Setは、異なるコントロールバーとツールバーに名前をつけて保存することができます。View Setは特定の View Setツールバーで容易に切り替えることができ、以前保存しておいた初期状態に復元することができるので、異なる使用目的や機能を使用するときに、非常に多くの時間を節約することができます。View Setsは、作成、名前の変更、インポート、エクスポートができ、ユーザが選択した画像に割り当ててカスタマイズできます。

カスタマイズした View Setツールバー View Setダイアログ

一般的な操作

Sound ControllerSound Controllerを使用すると、単純な音や複雑な音を特定の変数値と関連付けて再生できます。そのため、シミュレーションモデルに現実的な音(エンジン音、クラクション、ワイパーなど)を合成できます。

Pythonを介した計器機能の拡張各計器に Pythonスクリプトを追加して、選択した計器のイベントに Pythonコードを割り当てることができます。これにより、自動化を使用してより柔軟に計器の機能を拡張することができます。

たとえばストップウォッチ計器は、前述の計器拡張用の新しいPythonスクリプト機能を使用して作成されています。

ストップウォッチ計器

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計測容易な計測設定計測および記録を行うために、ControlDesk Next GenerationにはMeasurement Configurationツールが備わっています。Measurement Configurationツールでは、プライマリデータフォーマットとしてASAM MDF 4.1を使用することにより、計測および記録用に選択したすべての変数にアクセスでき、計測および記録の設定や、計測のためのトリガの定義と管理を行うことができます。アクティブなエクスペリメントの、すべてのプラットフォームおよびデバイスのすべての変数を一覧表示することができます。マルチラスタ計測を実行できます。

計測の設定

マルチラスタ計測機能

トリガ計測リアルタイムトリガを定義して、PCとdSPACEハードウェア間のデータストリームに影響を与えることができます。プロッタをこれらの設定と同期させ、オシロスコープのように表示することができます。

複数の独立したレコーダ

複数の独立したレコーダ複数の保存先ファイルに、それぞれが独立した開始および停止トリガをもつ計測タスクを同時に記録することが可能です。

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カメラインターフェースとビデオ計器ビデオ計器との統合型カメラインターフェースを使用して、計測記録処理に同期してカメラの静止画像/動画(USBウェブカメラなどを使用)を録画および再生することができます。これにより、測定結果の評価を非常に簡単に行うことができます。オンラインモードで記録内容をプレビューし、音声を録音することができます。こ

動画とバスデータを同期して記録および再生

一般的な使用例として、車両のワイパー制御とレインセンサの妥当性確認があります。この場合、通常はテストドライブの際にビデオカメラを車両に取り付けます。このカメラを、周囲の天候状況、ワイパーの動作、フロントウインドウへの雨滴の記録に使用します。ControlDesk Next Generationを使用して、ワイパー制御ユニッ

ト、車両バス、およびビデオカメラからのデータの記録を同期させて行うことができます。ControlDeskは、記録したデータを後で再生して詳細な解析を行うためにも使用できます。専用のビデオ計器を使用して、個別のビデオフレームを選択およびビジュアル表示し、他の計測データと関連付けることができます。

センサおよび 制御ユニット

カメラカメラ

ControlDeskNext Generation

LIN, CAN, FlexRay

Ethernet, USB

フロントウインドウ

カメラビュー

の計器は、ファイルベースのビデオストリーミングも提供します。実際のカメラをビデオファイル/ストリームに置き換えると、ControlDesk内で後処理を行う際に他のデータソースと同期して再生することができます。

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ブックマーク計測または記録時にブックマークを設定して、後で解析したい特定の計測ポイントにマークを付けることができます。ブックマークは手動で設定することも、定義可能なトリガなどで自動で設定することもできます。ブックマークナビゲータには、現在の計測データおよび ControlDesk Next Generationにロードされた計測ファイル内のすべてのブックマークの一覧が表示されます。ブックマー

計算変数関連する記述ファイルの他の変数から値が計算される、計算変数と呼ばれる新しい変数を作成することができます。計算手法の定義には Formula Editorを使用します。フィルタ、微分、積分、または平均値などの統計関数を実装するために、過去値を使用することができます。計算変数は、ControlDesk Next Generation

クナビゲータは、プロッタのビジュアル表示とリンクされています。ナビゲータでブックマークを選択すると、プロッタに選択したブックマークが設定された時間が表示され、関連するブックマークがハイライトされます。ナビゲータではブックマークを編集および検索することができます。

の計器に接続し、通常の計測変数と同様に計測ファイルに記録することができます。計算変数は計測ファイル内の変数を使用して後処理中に作成することもできます。計算変数と式のインポートとエクスポートオプションを使用すると、別のエクスペリメントやプロジェクトでそれらの変数と式を簡単に再利用できます。

Measurement Data Pool

Measurement Data PoolツールウインドウのMeasurement Data Poolには、ControlDesk Next Generationにロードされたすべての計測ファイルの一覧と、各ファイルに関連付けられている変数とブックマークが表示されます。豊富なフィルタオプションにより、関連する情報を簡単に

検索および表示することができます。計測ファイル全体を既存のレイアウトに割り当てることができます。データは標準的なフォーマット(MDFなど)にインポートおよびエクスポートできます。

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ツールオートメーションControlDesk Next Generation APIControlDesk Next Generation - Basic Versionのオブジェクトモデルを使用することにより、自動化スクリプトで多くの関数にアクセスすることができます。アプリケーションプログラミングインターフェースには、.NETプログラミング言語(Visual Basicおよび C#など)および COM/DCOMベースのプログラミング言語(PythonやC++など)からアクセスすることができます。スクリプトを使用すると、カスタム設定でプロジェクトやエクスペリメント

を作成するなどの複雑なワークフローを即座に実行できます。またこのAPIでは、カスタムファイル形式のデータセットのエクスポートなど、個々の機能を実装して、ControlDesk Next Generationを既存の開発プロセスに完全に統合することができます(ASAM MCD-3規格に基づく自動化については、35ページのMCD-3 Automation Moduleを参照してください)。

Python EditorControlDesk Next Generationには、構文のハイライト表示や自動コード補完機能(IntelliSense)を持つ統合 Python Editorが付属しています。ControlDesk Next Generationに同梱されている Pythonインタープリタと組み合わせると、自動化スクリプトの効率的な作成が可能になります。ControlDesk Next Generationの対話型コマンドラインインタープリタを使用すると、スクリプト作成中にコード行をテストできます。

主な利用効果 � パラメータの調査などの頻繁に発生する、時間のかかるタスクの自動処理 � エクスペリメントの自動作成と自動設定 � ツールやユーザイベントなどに応答するための強力なイベントメカニズム � AutomationDeskと連携して使用可能なControlDesk Next Generationのツール自動化ライブラリ

高度な ControlDeskの自動化機能 � イベント処理:自動化スクリプトまたは外部ツール(AutomationDeskなど)を使用してControlDesk Next Generationのツールイベント(「計測開始」など)に応答 � 手続き型プログラミング機能とオブジェクト指向プログラミング機能 � 生成されたスクリプトの高度な動作を実現するために、組込みの Source Code Editorを使ってスクリプトを手動で変更

ツールオートメーションの使用例 � レイアウトまたは計器の操作 � データセットの操作 � エクスペリメントの操作 � プラットフォームの操作 � プロジェクトの操作 � 欠陥シミュレーション � Bus Navigatorのモニタリング、ロギング、再生の制御 � 計器がない状態での変数の直接的な読み取り/書き込み

Event Configurationダイアログ

AutomationDeskと連携して使用可能なControlDesk Next Generationのツール自動化ライブラリ

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2016

データセットパラメータ値を持つデータ構造ControlDesk Next Generationではロードされたデータセットに対し、さまざまな操作を実行できます。データセットをコピーして名前変更し、CDFファイル(Calibration Data Format、ASAM CDF 2.0、CDFXによって標準化されたプライマリデータフォーマット)、DCMファイル、またはMicrosoft®Excel®互換ファイルとしてエクスポートすることができます。データセットは書き込み禁止にすることもできます。

Data Set ManagerData Set Managerを使用すると、ユーザはデータセットに含まれる適合パラメータの表示、比較、マージ、およびデータセットの編集を行うことができます。新しいデータセットの作成や個別のパラメータへの適合メモの追加を行うこともできます。任意の数のデータセットを比較し、違いを示すことができます。データセットはグローバルプールに保存して、他のプロジェクトやエクスペリメントのデータセットと比較することができます。ControlDesk 3.xから.parファイルをデータセットとしてエクスペリメントにインポートできます。

変数の適合ControlDesk Next Generationには、パラメータ値を調整するために多くの入力計器が用意されています。もちろん、スカラーパラメータと多次元パラメータの両方の適合を行うことができます。パラメータの変更は物理値で行うことができ、また、ターゲットプラットフォームの 16進値、10進値、または 2進値でも行うことができます。

Data Set Manager

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2016

欠陥生成およびシミュレーションXIL API EESPort GUIXIL API EESPort(Electrical Error Simulation ポート)GUIは、ControlDesk Next Generationの Failure Simulation Module1)

の後継です。このポートを使用すると、(XIL API EESPortサーバーを介して)電気的欠陥生成ハードウェアを簡単に制御できるだけでなく、エラーセットおよびエラー設定(欠陥パターンと同等)をControlDeskから直接 XIL API EESPortクライアントとして対話形式でグラフィカルに設定することもできます。ASAM XIL API規格準拠のこのソリューションは、dSPACE SCALEXIOおよび PHS欠陥生成ユニット(FIU)のすべてにおいて統一されたサポートを提供します。

� ASAM AE XIL API規格(EESPort)に準拠した電気的欠陥シミュレーションを対話形式で処理するGUI � エラー設定、エラーセット、およびエラーの作成が可能 � 電気的欠陥シミュレーション(エラー設定のダウンロードおよび有効化や、エラーセットのトリガなど)の実施 � dSPACE SCALEXIO、dSPACEシミュレータMid-Sizeおよび Full-Sizeに対応 � 各種の欠陥生成ユニットに対して、XIL APIエラー設定およびエラーセットの簡単で統一された使用が可能 � Failure Simulation Packageが必要(該当する製品情報を参照) � NEW:有効化された XIL API EESPortエラーセットの FIUによるトレースをサポート � NEW:コントロールバーの拡張により、エラータイプのフィルタリングの利便性が向上 � NEW:自動化サポートの拡張

1) Failure Simulation Moduleは、別個の製品として廃止されました。CDNG_FS GUI およびそのツールオートメーションは、Release 2016-A までの Failure Simulation Package の一部として使用可能です。Release 2016-Bでは、Failure Simulation Moduleは使用できません。

XIL API EESPort GUIでのさまざまなエラーセットの定義

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2016

仮想検証

VEOSは、電子制御ユニット(ECU)の開発における仮想検証用のdSPACEプラットフォームです。このソフトウェアツールを使用すると、PCベースのシミュレーションで早期に ECUソフトウェアを検証し、ECUネットワーク通信(CANおよび LIN)を現実的にシミュレートすることができます。ControlDesk Next Generationおよび VEOSを合わせて使用することにより、制御モデル、バーチャルECU(V-ECU)、車/環境モデルといった幅広いモデルを実行し、これらにアクセスすることができます。

ControlDesk Next Generationを SCALEXIOなどの dSPACE HILシステムに接続すれば、実際の ECUを使用するHIL環境でレストバスシミュレーションを行う際に、V-ECUを再利用することなどができます。さらに、V-ECUは、実際の ECUハードウェアプロトタイプがまだ利用できない段階で HILシミュレーションを行う場合にも役に立ちます。

VEOSおよび ControlDesk Next Generationによる PCベースのシミュレーション

ツールチェーンにおけるControlDeskの役割仮想検証を使用すると、開発者は設計、検証および妥当性確認作業の大半を開発プロセスの早期の段階で実施できるため、時間とコストを削減できるだけでなく、製品の完成度と安全性を向上させることができます。そのため、テストシステムや ECUプロトタイプを後で多数追加する必要がなくなります。

dSPACEではシームレスな開発およびテスト用ツールチェーンを提供しているため、PCベースのシミュレーション向けの dSPACE VEOS®、および HIL(Hardware-in-the-Loop)シミュレーション向けのdSPACE SCALEXIO®の2つのシミュレーションプラットフォームと連携して仮想検証を行うことも可能です。ControlDesk® Next Generationのモデル、データ、レイアウト、およびエクスペリメントは、さまざまなシミュレーションプラットフォーム間でそのまま使用でき、変更を行うことなく簡単に再利用することができます。

複数のプラットフォーム/デバイスの追加ControlDeskでは、さまざまな仮想検証シナリオに対応しており、バーチャル ECUを含むアプリケーションや、VEOSまたはSCALEXIO上でオプションとして実行される環境モデルを含むアプリケーションを参照している複数のプラットフォームやデバイスを簡単に追加および設定することができます。環境モデルを使用しない場合は、アプリケーション(*.rtaまたは *.osa)を変数記述ファイルの代わりに追加することができます。

プラントモデル

XCP

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2016

ControlDesk Next Generation – Operator Version不正な変更からの保護ControlDesk Next Generation – Operator Versionは、既存のエクスペリメントを実行する機能のみを提供するControlDesk Next Generationのコストパフォーマンスの高いバージョンです。ControlDesk Next Generation – Operator Versionを使用する場合は、ControlDesk Next Generation – Basic Version(6ページ)であらかじめ作成および保存されているプロジェクトおよびエクスペリメントデータ(レイアウト、データセット、計測など)のみを使用可能です。Operator Versionは、Basic Versionのオペレータモードと同じ機能を提供します。

説明

� Basic Versionであらかじめ作成されているプロジェクトおよびエクスペリメントデータの使用 � プロジェクトおよびエクスペリメントの変更および作成の禁止 � プラットフォーム/デバイスでの計測(対応するプラットフォーム/デバイス用モジュールのライセンスが必要) � 既存のレイアウトの使用(変更不可) � 変数記述ファイルの再ロード � データファイルの記録(エクスペリメントへの自動追加) � 計測データファイルのエクスポート � 作業データセットの変更 � データセットの複製とエクスポート � ツールオートメーションの使用(Operator Versionで使用可能なすべての機能に対応) � 既存のレイアウトに含まれる Bus Navigator計器の使用 � Bus Navigatorを使用したバスデータのモニタリング、ロギング、および再生(CDNG_BNVライセンスが必要) � 既存のシグナル記述を使用したシグナル生成の実行(CDNG_SIGNALEDITORライセンスが必要) � 既存の欠陥シミュレーションシステムの欠陥パターンの使用(CDNG_FSライセンスが必要) � 注意:MCD3 Automation Moduleは、Operator Versionではサポートされていません。

注文情報

製品 注文番号

ControlDesk Next Generation – Operator Version � CDNG_O1)

1) CDNG_Oは無料ですが、CDNG_STD(22ページ)またはCDNG_SCLX(24ページ)を注文いただいた場合のみ使用可能です。

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2016

Standard Platforms Module1)

dSPACEリアルタイムプラットフォームへのアクセスStandard Platforms Moduleは、dSPACEリアルタイムプラットフォームDS1103、DS1104、DS1005、DS10062)、DS10072)、MicroAutoBox、およびMicroLabBox2)へのアクセスを提供するオプションのソフトウェアモジュールです。このアクセスにより、ControlDesk Next Generationで dSPACEハードウェアの計測を実行したり、パラメータ値を調整することができます。

注文情報

製品 注文番号

Standard Platforms Module1) � CDNG_STD

1) SCALEXIO Platform Moduleへのアップグレードが可能です(24ページ)。 2) DS1006、DS1007、またはMicroLabBoxでマルチコアアプリケーションを使用する場合は、Multiprocessor Moduleも必要です。

dSPACE RCPおよび HILプラットフォーム(DS1005、DS10062)、DS10072)、DS1103、DS1104、MicroAutoBox、MicroLabBox2))のサポート

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2016

Multiprocessor Moduleマルチプロセッサ機能へのアクセスMultiprocessor Moduleは Standard Platforms Module へのアドオンモジュールで、dSPACEリアルタイムプラットフォームDS1005、DS1006、および DS10071)のマルチプロセッサ機能および DS1006、DS1007、およびMicroLabBoxでのマルチコアアプリケーションへのアクセスを提供します。

注文情報

製品 注文番号

Multiprocessor Module � CDNG_MP

ControlDesk Next Generationでのマルチプロセッサアプリケーション(DS1005、DS1006、DS1007)用のMultiprocessor Moduleおよびマルチコアアプリケーション(DS1006、DS1007、MicroLabBox)の使用。

DS1006 (クアッドコア)

3 x DS1006 (シングルコア) または 3 x DS1005、または 3 x DS1007

Gig

alin

k

例:

DS1007(デュアルコア)

MicroLabBox

1) DS1006、DS1007、またはMicroLabBoxでマルチコアアプリケーションを使用する場合は、Multiprocessor Moduleも必要です。

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2016

SCALEXIO® Platform Module1)2)

注文情報

製品 注文番号

SCALEXIO Platform Module � CDNG_SCLX

dSPACE SCALEXIOへのアクセスSCALEXIO Platform Moduleは、dSPACE SCALEXIOシステムへのアクセスを提供するオプションのソフトウェアモジュールです。

背景情報:SCALEXIOハードウェアSCALEXIOは柔軟性の高いコンポーネント設計により、システムごとに目的の規模に的確に合わせて拡張することができ、ソフトウェアですべての機能を設定でき、さまざまなテスト目的に使用できる十分な汎用性を備えています。 � 最新のプロセッサテクノロジを搭載したリアルタイムプロセッサ � IOCNET:シリアル I/Oネットワーク � I/Oボードタイプ:HighFlex、MultiCompact、およびSCALEXIO I/Oボード � ユーザによるプログラミングが可能な FPGA � 柔軟なコンポーネント設計 � 強力な設定ソフトウェア(ConfigurationDesk) � Gigabit Ethernetホストインターフェース

1) SCALEXIO Platform Moduleには Standard Platforms Moduleが含まれています(22ページ)。2) SCALEXIOシステム用リアルタイムアプリケーションのダウンロードと操作のための SCALEXIO Real-Time Libraryも必要です。

dSPACE SCALEXIOシステムへのアクセス。

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2016

SCALEXIO® Multicore Module1)2)

柔軟性の大幅な向上SCALEXIO Multicore Moduleを使用して、dSPACE SCALEXIO上で実行しているマルチコアアプリケーションにアクセスすることができます。モデルおよび I/Oの計算に 3個のコアを使用することができ、使用可能な計算能力が大幅に向上します。

マルチコアアプリケーションのサポート

注文情報

製品 注文番号

SCALEXIO Multicore Module � CDNG_SCLX_MC

dSPACE SCALEXIO用マルチコアアプリケーションのサポート

1) SCALEXIO Platform Moduleへのアドオン(24ページ)。2) SCALEXIOシステム用マルチコアリアルタイムアプリケーションのダウンロードと操作のための SCALEXIO Real-Time Library for Multicore

Systemsも必要です。

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2016

SCALEXIO Multiprocessor Module1)2)3)

性能の拡張SCALEXIOは 2つ以上の SCALEXIOプロセッサユニットの結合をサポートし、複雑なシミュレーションに使用できる計算処理能力を向上させます。SCALEXIO Multiprocessor Moduleは、

1) SCALEXIO Platform Moduleへのアドオン(24ページ)。2) SCALEXIO Multicore Module(25ページ)を含みます。3) SCALEXIOシステム用マルチプロセッサユニット(マルチ PU)アプリケーションのダウンロードと操作のための SCALEXIO

Real-Time Library for Multiprocessor Systemsも必要です。

SCALEXIO用マルチプロセッサのサポート。

注文情報

製品 注文番号

SCALEXIO Multiprocessor Module � CDNG_SCLX_MP

dSPACE SCALEXIOマルチプロセッサユニットシステムのマルチプロセッサ(およびマルチコア)機能へのアクセスを提供します。

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2016

XIL API MAPort Platform Module追加ハードウェアへのアクセスControlDesk Next GenerationにXIL API MAPort Platform Moduleをオプションで搭載すると、変数の読み取り、書き込み、取得にASAM XIL API MAPort Serverを使用することにより、サードパーティ製テストベンチやその他のハードウェアへアクセスできるようになります。

ASAM XIL API規格をサポートしているサードパーティ製テストベンチのデータは、ControlDeskのレイアウト上でビジュアル表示することができます。また、これらのデータは、他のプラットフォームまたはデバイスデータと共に同期させて統合した計測および記録を行うことができます。

dSPACEでは、最適なインターフェースを保証するため、ControlDesk Next Generation の XIL API MAPort Platformに関する総合的なコンサルティングとエンジニアリングサポートを提供しています。詳細については、お問い合わせください。

サードパーティ製テストベンチ /HILシミュレータ

その他のサードパーティ製ハードウェア(オシロスコープなど)

XIL APIMAPortサーバ

注文情報

製品 注文番号

XIL API MAPort Platform Module � CDNG_XIL_API_MAPORT

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2016

ECU Interface Module計測および適合ECU Interface Moduleは、電子制御ユニットにアクセスして適合および計測を行うためのオプションのソフトウェアモジュールです。

注文情報

製品 注文番号

ECU Interface Module � CDNG_ECU

ControlDesk Next Generationの ECUインターフェースおよびプロトコルの概要

シリアル適合汎用シリアルインターフェース(DCI-GSI1, DCI-GSI2)

CCP1), XCP on CAN1), CAN FD2)

XCP on EthernetXCP on FlexRayEthernet

On-chipRAM

On-chipflash

JTAG, AUD,Nexus, etc.

CAN, CAN FD

FlexRayµC

1) dSPACE SCALEXIOも使用可能。2) DCI-CAN2を使用

� バージョン 1.7までのASAM A2Lファイル(ASAM MCD-2 MC)のサポート(構造化型データタイプのサポート) � SCALEXIO CANコントローラを介した ECUアクセス(CCP、XCP on CAN) � オンライン適合とオフライン適合 � ワーキングページとリファレンスページによる 1ページコンセプトと2ページコンセプトのサポート

� 電源の切られた ECUを再度自動で接続して計測を再開 � XCPおよび CCPに対応した ECUへの Seed & keyアクセス � 専用のデータセグメントを使用せずに ECUを適合 � CAN FD(DCI-CAN2によるCCPおよび XCP on CAN)のサポート

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ECU Diagnostics ModuleControlDesk Next Generationを使用した ECU診断ECU Diagnostics Moduleは、ECU診断機能の適合および妥当性確認を容易にするオプションのソフトウェアモジュールです。

� ODXデータベース規格に準拠 � CANおよび K-Lineの ISOプロトコルのサポート � 診断サービスの実行や ECUフォールトメモリの読み込みまたは消去を行う専用の計器 � 診断インターフェースを使用した ECUフラッシュプログラミング

適用分野ECUへのアクセスは、ISOで標準化された診断プロトコルKWP2000(ISO 14230)、Diagnostics on CAN(ISO 15765)、UDS(Unified Diagnostic Services)(ISO 14229-1)、OBD(ISO 15031)、および Transport Protocol(TP 2.0)on CANを介して可能です。ECU Diagnostics Moduleは、ODX(Open Diagnostic Data Exchange)、すなわちASAM MCD-2D規格(v2.0.1および v2.2.0(ISO 22901-1))に完全に準拠しています。ControlDesk MCD3 Automation Moduleと組み合わせると、診断作業のリモート制御用にASAM MCD-3 D(v2.0.2)準拠の標準自動化インターフェースが提供されます。また、自動化スクリプトを使用して専用のアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を通じて、ControlDeskの診断機能の多くを使用することができます(17ページ)。

主な利用効果ControlDesk Next Generation ECU Diagnostics Moduleを使用すると、ControlDesk Next Generationは包括的な統合された計測、適合、および診断ツール(MCDツール)に強化されます。ECUのフォールトメモリ、診断サービス、および診断ジョブを操作するための追加の計器が ControlDesk Next Generationにシームレスに統合されます。ODXから診断変数の生成が容易であるため、DTC、計測およびパラメータを、標準的な計器および他のソースからの信号とともに使用することができます。統合された ECUフラッシュプログラミングサポートを使用すると、最新のソフトウェアバージョンまたは適合データで ECUを診断プロトコルを介してアップデートできます。

計測、ECU適合、および診断作業が ControlDesk Next Generationに統合

フォールトメモリ表示計器フォールトメモリ表示計器を使用すると、必要に応じて、または周期的に、1つまたは複数の ECUのフォールトメモリを読み込んで表示することができます。各トラブルコードのエントリごとに、ステータス情報と環境情報を表示できます。フォールトメモリは、完全にまたは部分的に消去できます。フォールトメモリ情報は、ドキュメント化の目的のためにASCIIまたはXMLフォーマットでファイルに保存できます。また、ControlDesk Next Generationでは診断トラブルコードのエントリの数の変化をプロッタで表示可能で、また現在のすべてのエントリをブックマークとして計測ファイルに保存できます。

� 診断機能にアクセスするためのControlDeskアプリケーションプログラミングインターフェース(API)のサポート(17ページ) � ASAM MCD-3D v2.0.2(PDU API v2.2、ISO 22900-2準拠のCOMPARAMs)のサポート

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2016

注文情報

製品 注文番号

ECU Diagnostics Module � CDNG_DIAG

診断表示計器ControlDesk Next Generationの診断表示計器を使用すると、ODXデータベースに記述されている診断サービスと Javaジョブを操作することができます。簡単に検索して選択できるように、使用可能なサービスとジョブがツリー構造で簡潔に表示されます。サービスまたはジョブを選択し、パラメータを設定して実行し、関連する ECUの動作と結果を確認することができます。実行は 1回または周期的に行うことができます。診断通信のログをとり、ファイルに保存することができます。

診断変数の計器への表示 ControlDesk Next Generationでは、ODXデータベースの診断識別子をASAM-MCD-2 MCファイルなどの他のソースの変数と同じように扱うことができます。たとえば、同じプロッタ上に共通のタイムベースで他のソースの信号とともに診断計測識別子を表示し、同じ計測ファイルに保存することができます。診断パラメータの識別子は、Alphanumeric InputなどのControlDesk Next Generationの標準の適合計器を使用して調整することができます。これにより、ECU診断識別子の使用を含めて、計測および適合の処理が容易になるため、ECU上での診断プロトコルの実装についての詳しい知識は必要はありません。

フラッシュプログラミングControlDesk Next Generationでフラッシュプログラミング作業を実行するには、フラッシュする論理リンクと適切なフラッシュセッションを選択し、実行するだけです。オプションで、たとえば最新の適合データを含むHEXファイルなど、別のフラッシュデータファイルを選択することもできます。フラッシュジョブを実行する前に、入力パラメータを調整することができます。フラッシュシーケンスの進捗状況とステータスを画面で確認することができます。

ControlDesk Next Generationを使用したすばやく簡単なODXベースの ECUフラッシュプログラミング

ASAM MCD-3 D APIまたは ControlDeskの自動化 APIを使用したリモートアクセスASAM MCD-3 D(v2.0.2)準拠の標準自動化インターフェースの COM/DCOM実装が、MCD3 Automation Moduleとともに提供されます(35ページ)。ControlDesk Next GenerationエクスペリメントがMCD-3 Dプロジェクトとして使用されますが、MCD-3 D規格では、このエクスペリメントは事前に構成されている必要があります。また、自動化スクリプトを使用して専用のアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を通

じて、ControlDeskの診断機能の多くを使用することができます(17ページ)。たとえば、ControlDeskのツールオートメーション機能は、エクスペリメントの完全な設定とMCD-3 Dの拡張および改善機能を提供します。このため、2つのリモートアクセスオプション用に別々のライブラリを持つ AutomationDeskなどを使用し、テストオートメーション中に ECU診断タスクを実行することができます。

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2016

さまざまなセグメント信号(繰返し)によって構成される合成信号

Signal Editor Moduleスティミュラスシグナルのグラフィカルな定義Signal Editor Moduleは、dSPACEリアルタイムハードウェア 1)

で実行されるリアルタイムアプリケーションのモデル変数をスティミュラスシグナルとして入力するために、シグナルジェネレータをグラフィカルに定義および実行するために使用する、オプションのソフトウェアモジュールです。 � スティミュラスシグナルをグラフィカルに定義するための強力なエディタ � 計測データの容易な再生(ASAM MDFなど) � 動的スティミュラスオプション(セグメントの切り替え、プロパティなど) � 複数のシグナルジェネレータの独立実行

注文情報

製品 注文番号

Signal Editor Module � CDNG_SE

Measurement Data Poolからインポートされた計測信号

合成信号と計測信号の組み合わせ(乗算処理)

時間同期したスティミュラスシグナルの定義グラフィカルな Signal Editorで、サイン波、ランプ波、ノイズ波など、時間同期する複数のスティミュラスシグナルを定義したり、信号形態の切り替えを特定の条件に結びつけることができます(たとえば、「車速が 50 km/hを下回っている間はサイン波信号を生

� 信号をAutomationDeskで容易に使用可能 � シグナルジェネレータは、マルチプロセッサシステムのすべてのノードで同時実行可能 � SCALEXIO®のサポート � マルチコアおよびマルチプロセッサシステムを含む、MicroLabBoxおよび DS1007のサポート

� dSPACE VEOSによる PCベースのシミュレーションのサポート � 柔軟な開始時間と持続時間を設定できるASAM XIL API規格のサポートにより、参照先のASAM MDF 4.xデータを再生できる新しいデータファイルセグメントタイプを利用可能

成する」)。Signal EditorでMeasurement Data Poolから記録した信号をリアルタイムデータの再生に使用できます。Signal Editorでは、ASAM XIL-API規格に準拠して指定された信号の動作を保存することができます。

1) DS1103および DS1104では、シグナル生成はサポートされていません。

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2016

Bus Navigator Moduleバス通信のナビゲータBus Navigator ModuleはControlDesk Next Generationのコンポーネントで、すべてのプラットフォームにおいて、プロジェクトの次のような複数の種類のシグナルなどを扱うことができます:CANメッセージ(J1939など)、LINフレーム、RTI CAN MultiMessage Blocksetのブロックによって構成される FlexRay PDU、RTI LIN MultiMessage Blocksetのブロック、dSPACE

Bus Navigatorを使用するとCAN、LIN、FlexRay通信へのアクセスが容易になります。

Bus Navigatorの機能Bus Navigatorは多くの機能を備えており、次のような多くのタスクが実行できます。 � CAN(J1939を含む)、LIN、および FlexRayバスのサポート � dSPACEのハードウェアおよび PC CANインターフェース(DCI-CAN1、DCI-CAN2、Vector VN16xxなど)のサポート � メッセージ、フレーム、および PDU全体の処理に対応した専用のバス計器 � 計器を作成して RXメッセージ、フレーム、PDUの表示や、TXメッセージ、フレーム、PDUの設定およびトリガを実行 � バスデータ(CANメッセージ、LINフレーム、および FlexRay1)

PDU)をモニターし、記録 �(CANの場合のみ)記録したCANバス通信を再生 � PCバスインターフェース用のCAN TXレイアウト � バス計器の作成、およびバスモニタリングの制御、ロギング、再生における自動化のサポート � NEW:10進数および 16進数間で表示の切り替えが可能(ツリー、モニタリング、レイアウト)

FlexRay Configuration Packageでの設定。メッセージ、フレーム、PDUを送信前に操作し、転送対象外とすることなどが可能です。Bus Navigator Moduleは、dSPACEハードウェアおよびPC-CANインターフェース(dSPACE DCI-CAN1など)をサポートしています。 � NEW:dSPACE VEOSでのCANおよび LINのサポート

CAN通信の操作

1) FlexRayのサポートは PCバスインターフェースのみ。

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dSPACEハードウェアのサポート

PC CANインターフェースハードウェア

� DCI-CAN1(USB-CAN変換インターフェース) � DCI-CAN2(USB-CANおよび USB-CAN FD変換インターフェース) � キャリブレーションハブ(2つの USB-CAN変換インターフェース付きUSBハブ)

サードパーティ製ハードウェアのサポート

PC CANインターフェースハードウェア

� Eberspächer FlexCard Cyclone II

� Eberspächer FlexCard Cyclone II SE

� Eberspächer FlexCard USB

� Kvaser LAPcan

� Kvaser LAPcan II

� Kvaser Leaf Light HSインターフェース � Kvaser Leaf Professional

� Kvaser Memorator Professional

� Kvaser USBcan II

� Kvaser USBcan Professional

� Vector CANcardXL

� Vector CANCardXLe

� Vector CANcaseXL

� Vector VN16xx series

� Vector VN5610

� Vector VN7600

� Vector VN89xx

リアルタイムバスインターフェースハードウェア

� MicroAutoBox II

� MicroLabBox

� DS1103 PPC Controller Board

� DS2202 HIL I/O Board

� DS2210 HIL I/O Board

� DS2211 HIL I/O Board

� DS4302 CAN Interface Board

� DS4330 LIN Interface Board

� DS4505 FlexRay Interface Board1)

� DS2671 Bus Board

� DS2680 I/O Unit(バスサポートあり) � DS6301 CAN/LIN Board

1) DS4505 FlexRay Interface Boardを使用するには、DS4340 FlexRay Interface Modulesを追加する必要があります。

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2016

注文情報

製品 注文番号

Bus Navigator Module � CDNG_BNV

PC LINインターフェースハードウェア

� Kvaser LAPcan

� Kvaser LAPcan II

� Kvaser Leaf Professional LIN (USB)

� Vector CANcardXL (PCMCIA)

� Vector CANCardXLe

� Vector CANcaseXL (USB)

� Vector VN16xx series

� Vector VN89xx

PC FlexRayインターフェースハードウェア

� Eberspächer FlexCard Cyclone II

� Eberspächer FlexCard Cyclone II SE

� Eberspächer FlexCard USB

� Vector VN7600

� Vector VN89xx

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MCD3 Automation Module1)2)3)

ControlDesk Next Generationのリモート制御MCD3 Automation Module は、ASAM MCD-3規格に準拠してユーザが ControlDesk Next Generationを自動化可能なオプションのソフトウェアモジュールです。 � ASAM MCD-3規格に準拠した計測、適合、診断のための自動化インターフェース � リアルタイムラスタでの連続データ取得 � COM/DCOM APIを介したControlDesk Next Generationのリモート制御

適用分野MCD3 Automation Moduleを使用すると、ControlDesk Next Generationを使用した計測、ECU適合、および診断の作業を自動化できるようになります。一般的な使用事例を次に示します。

1) MCD3 Automation Moduleでは自動化インターフェースをアクティブ化できますが、プラットフォーム/デバイス/ハードウェアへの診断アクセスはアクティブ化できません。この場合は、他のモジュールが必要です。

2) ControlDesk Next Generation - Basic Versionには、ASAM MCD3を使用しないツール自動化機能が含まれています(6ページを参照)。3) 注意:MCD3 Automation Moduleは、ControlDesk Next Generation – Operator Versionではサポートされていません。

� テストベンチにおける適合パラメータの自動最適化 � MATLAB®またはその他のCOM/DCOM対応アプリケーションでのデータ取得、データ解析、または適合パラメータの調整

� 診断機能の妥当性確認 � ECUテストオートメーション � ラピッドコントロールプロトタイピングシステムでの制御方式の最適化

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グラフィカルユーザインターフェースなしで使用する場合ControlDesk Next Generationはグラフィカルユーザインターフェースなしでも使用できるため、自動化システムによって自動化シナリオを完全にリモート制御できます。このような場合、自動化を担当するエンジニアが ControlDesk Next Generationユーザインターフェースの使用に習熟している必要はありません。

主な利用効果MCD3 Automation Moduleは、計測、適合、および診断作業を自動化するための、ASAM MCD-3規格に基づくCOM/DCOMインターフェースを備えています。COM/DCOMインターフェースを使用すると、ControlDesk Next Generationのデバイスに関連付けられている変数をアップロードしたり、自動化システムで特定のリアルタイムラスタと同期したデータを取得するなどのタスクを実行できます。MCD3 Automation Moduleでは、ラピッドコントロールプロトタイピングシステム、ECU、および車両バスへのアクセスに同じ自動化インターフェースが提供されます。

この自動化インターフェースの診断部分(診断インターフェース)を使って ECUにアクセスすることができます。これは ECU機能の総合的なテストの補助となるだけでなく、テストオートメーション中に ECUの診断インターフェースを検証することが可能になります。

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注文情報

製品 注文番号

MCD3 Automation Module � CDNG_MCD3

COM / DCOM

ASAM- MCD 3MC

ASAM- MCD 3D

オートメーション/最適化ツール ControlDeskエクスペリメント

 の選択 ECUの選択 変数記述の選択 使用可能な変数のアップロード オフライン適合またはオンライン 適合 オンライン/オフライン移行の 実行 適合ページの切り替え ECUラスタ同期またはポーリン グラスタでのデータの取得 計測ファイルへのデータ記録

ODXプロジェクトの選択 車両の選択 ECU(論理リンク)の選択 使用可能なサービスとジョブの アップロード オンライン/オフライン移行の 実行 診断サービスの実行 (要求の送信、応答の受信) ジョブの実行 ECUフラッシュプログラミングの 実行

MCD-3 Automation Module

ECUDiagnostics

Module

ECU InterfaceModule

Unified Diagnostic Services(UDS)、KWP2000 on CAN、KWP2000 on K-Lineなどの診断プロトコル

ASAM MCD-3 MC ASAM MCD-3 D

RemoteCalibration (COM)

Library

RemoteDiagnostics (COM)

Library

AutomationDesk

CCP、XCPなどの計測および適合インターフェースまたはプロトコル

データベース データベース

ASAM MCD-2 MC (ASAP2)

ASAM MCD-2 D (ODX)

1)

Basic

適用例:AutomationDesk、およびMCD3 Automation Module、ECU Interface Module、および ECU Diagnostics Moduleを備えた ControlDesk Next Generationを使用して、テストオートメーション中に適合および診断インターフェースを介して ECUにアクセスします。

ASAM MCD-3 MCおよび ASAM MCD-3 D準拠の標準自動化インターフェースを使用した計測、ECU適合および診断の自動化

1) dSPACEハードウェアにアクセスすることもできます。この場合、Standard Platforms Module(22ページ)または SCALEXIO Platform Module(24ページ)も必要になります。

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