Upload
duongduong
View
221
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
COPITA杭基礎設計便覧改訂の概要設計委員会 委員 津田 和義社団法人 日本道路協会 下部構造小委員会 委員
我が国の道路橋下部構造に関する技術基準書は、昭和39年の「道路橋下部構造設計指針・くい基礎の設計編」の刊行から始まり、昭和55年に、それまでは各種基礎形式ごとに分かれていた指針を整理統合して「道路橋示方書・Ⅳ下部構造編」が刊行された。その後、昭和61年に道路橋示方書を補完するものと
して「杭基礎設計便覧」が刊行され、平成4年に改訂されている。それから現在までの間に、平成7年の兵庫県南部地震
を経て「道路橋示方書」は、平成8年、14年の2度にわたり改訂された。このため、道路橋示方書を補完する「杭基礎設計便覧」も改訂の必要が高まり、本年1月に平成18年度改訂版として刊行された。今回の改訂の主なポイントとしては、①「道路橋示
方書」改訂に伴う追加、見直し ②設計上の留意事項の記載③新たな設計法、杭工法の紹介、が挙げられる。以下に改訂の概要を表形式にまとめて示す。
はじめに
杭基礎設計便覧改訂の概要
COPITA
杭基礎設計便覧改訂の概要
COPITA
杭基礎設計便覧改訂の概要
COPITA
杭基礎設計便覧改訂の概要
COPITA
杭基礎設計便覧改訂の概要
COPITA
COPITA杭基礎設計便覧改訂の概要
以上、平成18年度杭基礎設計便覧改訂の概要を既製コンクリート杭に関連する部分を重点に紹介した。設計便覧では、杭とフーチングの結合法として、全
ての施工法に適用可能となるよう、SC杭の方法Bで、PHC杭と同様にカットオフによる方法が例示されてい
る。しかし、埋込み杭工法に限定し、杭頭レベルを一定に揃えて施工する等、限定的な条件下においては、既製コンクリート杭の特長を生かして、頭部金具を利用した杭頭結合法の提案等が今後積極的に出てくることを期待したい。