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生体制御科学専攻 生体機能制御学講座 細胞組織学分野
Department of Cytology and Histology
Okayama University Graduate School of Medicine, Dentistry and Pharmaceutical Sciences
問い合わせ:岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 細胞組織学分野 (大内淑代)
〒700-8558 岡山市北区鹿田町2-5-1 基礎研究棟3階 tel. 086-235-7083(演習室) fax.086-235-7079
E-mail: [email protected] URL:http://square.umin.ac.jp/oka-anat/
二百以上の細胞種から構成されるとされるヒトの体ーその病気の 原因や治療法を探索するために、分子組織学的方法により細胞の 型を同定し、細胞の機能分化のメカニズムを解明しています。また、 発生・組織再生・リモデリングの基礎的・応用的研究を行っています
当分野の代表的研究テーマについて紹介します(詳細はお問い合わせ下さい)
細胞組織レベルの形態学的解析を大切にしながら、遺伝子工学、発生工学、細胞生物学、分子生物学的アプローチで研究を行います
マウス頭蓋骨における炎症性骨破壊誘導(CT解析)
ゲノム編集技術を応用した分化関連因子の同定と機能解析 私たちの身体は、ゲノム情報をもとに作られています。ゲノム上のある機能分子の遺伝情報が大きく損傷されると、その分子の機能は、高い再現性と確実性をもって、低下・消失します。この現象は、先天性疾患の発症にも関わっています。私たちは、ゲノムの人工的な損傷や改変を可能にするゲノム編集技術に着目し、ゲノム編集細胞やゲノム編集マウスの作製・解析を通して、細胞の機能分化のメカニズムの解明を試みています。特に、眼や骨に高発現するDKK#familyタンパク質の新規機能の解明と骨疾患に関連する細胞の分化に関わる新規分子の探索に、興味があります。
CRISPR/Cas9+systemによるゲノム編集 マウス受精卵 培養細胞 標的分子の機能低
下・消失によるフェノタイプの出現とその解析
標的遺伝子の破壊
pH11 pH3
1
2 3
4
5 6
DKK3+WT及びKOマウス副腎のプロテオーム解析
対象群 +破骨細胞 分化促進因子
破骨細胞と転写因子NFATc1の免疫染色(蛍光抗体法)
シーケンシングによるゲノム編集の確認
DKK3#wt�Heart# Brain#Liver#
ko� wt�ko� wt� ko�
DKK3抗体作製とWestern+blot
器官再生を制御する遺伝子機能の解明
ヒトやマウスは再生能が低く、失った手足は再生しません。しかし昆虫やイモリなどは失った器官を再生することができ、しかもこれら再生可能生物の遺伝子はヒトと驚くほど似ています。我々は、再生モデル昆虫の器官再生過程で発現する遺伝子の機能を調べることで、ヒトなど高等脊椎動物の器官再生の可能性を探っています。
脚の切断 傷上皮による修復 再生芽の形成 再パターニング
再生芽
脚の再生過程
野生型
fat RNAi
lft RNAi
Stat RNAi
Mer RNAi
sce RNAi
細胞増殖とヒストン修飾の解析 遺伝子の発現解析
再生芽 再生芽
分裂中の細胞/細胞核 メチル化ヒストン/細胞核 RNAiによる機能解析
マクロファージの可視化
0 5 10 15 20 25
Tl T2-1 T2-2 Tl T2-1 T2-2 Tl T2-1 T2-2 Tl T2-1 T2-2 0 hpa 3 hpa 24 hpa 48 hpa
遺伝子発現の定量
d
lft