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Dr.ヨシズミの診療所 発行:特定非営利活動法人パソコン整備士協会 提供:㈱HiroNetwork ~ 1 ~ Windows 7,8,8.1、10 では、仮想ドライブ(VHD)を簡単に作成することができます。 ウルトラブックなどハードディスクの容量が少ないパソコンは、外付けハードディスクを持ち運ぶなど面倒で す。その場合 SD カードやクラウドなどに仮想ドライブを作成しておき、物理ハードディスクの空き容量を 確保することができます。 頻繁に使用しないが必要なデータ(写真や動画など)を、仮想に移動するとハードディスクの空き容量が 確保できます。 上記の画像は、「PC」を開いた状態ですが、わたしの PC では「C」ドライブしかありません。 また SSD を使用している PC も同様に「C」ドライブのみとなっていることが多いです。 こういったパソコンに、新たに「D」ドライブを作成してみましょう。 手順① デスクトップ上の「PC」アイコンの上で 右クリックをし、「管理」をクリックします。 クリックをすると「コンピュータの管理」 画面が出てきます。 今月の診療 2016.9_Vol.23

Dr.ヨシズミの診療所Dr.ヨシズミの診療所 発行:特定非営利活動法人パソコン整備士協会 提供: HiroNetwork ~ 1 ~ Windows 7,8,8.1、10では、仮想ドライブ(VHD)を簡単に作成することができます。

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Dr.ヨシズミの診療所

発行:特定非営利活動法人パソコン整備士協会 提供:㈱HiroNetwork

~ 1 ~

Windows 7,8,8.1、10 では、仮想ドライブ(VHD)を簡単に作成することができます。

ウルトラブックなどハードディスクの容量が少ないパソコンは、外付けハードディスクを持ち運ぶなど面倒で

す。その場合 SD カードやクラウドなどに仮想ドライブを作成しておき、物理ハードディスクの空き容量を

確保することができます。

頻繁に使用しないが必要なデータ(写真や動画など)を、仮想に移動するとハードディスクの空き容量が

確保できます。

上記の画像は、「PC」を開いた状態ですが、わたしの PC では「C」ドライブしかありません。

また SSD を使用している PC も同様に「C」ドライブのみとなっていることが多いです。

こういったパソコンに、新たに「D」ドライブを作成してみましょう。

■手順①

デスクトップ上の「PC」アイコンの上で 右クリックをし、「管理」をクリックします。 クリックをすると「コンピュータの管理」 画面が出てきます。

今月の診療 2016.9_Vol.23

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■手順②

「コンピューターの管理」画面が開いたら、左側に表示されている「記憶域」をクリックします。 「ディスクの管理」が表示されるので、そこをクリックします。

■手順③

「ディスクの管理」をクリックすると、画面下部に、ディスクの一覧が表示されますので、ここでシステムドライブ「C」をクリックします。 ここのディスク名(図では Windows10(C)となっている。)は、デフォルトでは、別の名前になっていますから、表示名は必ずしも図と同じとは限りません。名前の後ろに(C:)となっているのが、システムドライブです。

■手順④

システムドライブをクリックした後に、画面上部の「操作」をクリックし、 「VHD の作成」をクリックします。 「VHD の作成」をクリック後に、仮想 ドライブの設定画面が出るので、そこに容量などの設定を⾏います。

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今回は仮想ドライブの作成場所を、下図のように One Drive に設定していますが、この画面で任意の

保存先を指定してください。

■手順⑤

最初に、仮想ドライブの作成場所と 保存名を決めます。 左図の「参照」ボタンを押すと、仮想 ドライブの作成場所を指定することができます。 この時に、SD カードやクラウドなどに 作成場所を決めておくと、パソコン本体のハードディスクの使⽤量を減らすことができます。

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■手順⑥

①では、仮想ドライブの容量を決めます。 ②では、フォーマット形式を決めます。 2,040GB 以内であれば「VHD」に チェックをいれます。 これより⼤きな容量を作成する場合は「VHDX」にチェックを入れます。

VHDでは、最大2040GBまでのディスク容量を設定することができますが、VHDXでは、最

大64TB までをサポートしています。

VHDX は64TB までをサポートしますが、他の Windows や互換性を優先したい場合、VHD

の方で作成をしてください。

Windows10 のみの使用で、信頼性を優先したい場合は VHDX の方を選んでください。

■手順⑦

仮想ディスクのフォーマット形式を選んだあとは、「仮想ハードディスクの種類」を決めます。 ここでは、容量を後からでも変更できる「可変容量」を選んでおくとよいでしょう。 ここまで設定が終われば「OK」を押して、VHD の作成は終わりです。

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■手順⑧

上記操作で「OK」を押すと、元の画面に 戻りディスク一覧の中に、左上図のような 新しいディスクが表示されているので、 最初にフォーマットを⾏います。 手順⑦の図の赤枠の中で、右クリック、 左下図のように「ディスクの初期化」と 書かれた所をクリックします。

■手順⑨

「ディスクの初期化」をクリックすると、どの形式でフォーマットをするのかの 画面が表示されるので、Windows 7 など別の OS と共有する場合は「MBR」を 選びます。 Windows10 だ け で 使 ⽤ す る 場 合 は「GPT」を選んで「OK」を押します。

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作業終了後に「PC」を開くと、新しいハードディスクが表示されるので、正常に作成ができているか

確認をしてください。ここに新しいハードディスクが表示されていれば、正常に作成ができていま

す。

表示後は、アプリケーションのインストールなどを行って、使用してください。

―おわりー

■手順⑩

「新しいシンプルボリューム」を クリックすると、フォーマットのウィザードが表示されるので、指示に従って進みます。基本的に変更項目が無ければ「次へ」を押すだけで終了します。 この作業が終われば、通常通りハードディスクとして使うことができます。

新しいハードディスク

が表示されます。