8
脱・17・ U=研究 Gl :39-46(ttJ86) 自由対流中の気温変動の標準偏差について 謙*・米 作物の生育する接地気f・Li 中ての熱輸送,乱流によるものが虚要な部分を占めており, 作物群落 ヒでの乱流による物理i I L i .り輪送の定石と的扱い(例えO fSeoeta l,1974) ,乱 流 そd) ものの船遊やそれかtJ'T 薄にtj-える彬?・甲の研究 ( 例えば米谷,1981,1985) など数争い.この よう/亡乱靴射 If徴づける基本的なUrは 次o)よ')に7E璃されるいわゆる変動駈 x′である. x/- .t・- /i; ここでJt・(,tいま開腹にする物健i TEの時RrT LL恒/別は 1.xはその瞬間値 であ る. こ0)よ うな乱流 についての変動足は統計的にしか取 り扱うことができない,これらの統計tL・u)・')もで佃 も iiLl純7三はあるがllTiも北本的FJ: i 止は標 準差である. 接地 い01 変動の脚t1-.-偏差IL=ついては対流に よる乱流鴨送の4'.越す る不安定' 度の 11/3二比例す ること/J I:Jn',nJi f ニ′J -,さjしている.また,Jlj土 .itd・fJ ') 決め ら れない比例定数の値につい 亡も,火 を利用 して伯 が 求め られ てい る. しか し,粘 度 JLpit境やスケ-ノ LU-) 黒なる場 (T C こ接地気佃で帥LT九Ir=r英様式をそのままJT=lできるかどうか については十分に吟味 してお くことか必要であ る.ここでは熱板 Lて模)-y )iT験7L d・行い,チ ・でに糾 f=,) Lてい る接地いでのFR諭式が, 小成 熊な場 合に も 適 合す るか ど うかな 陳討 , さll .'に確論式を変形して,nJ h 流が中越するITの熱輸送抗を簡叫 二 仙 で き ろ方 式を)Tiす.これは例えばJ'#穏大/ 式中でFl別を空けて暖 まった薬面か らの熱中倫送見や,聞 L+ W,FL 中での,地衣l折 りI.' 'ノiLi気に生え lt': =ろ=r・榊18適量と. 郎す る上 目 J : 畔にもj馴 1できる と甘え吊 -Lる. r . Y '仙 人`Ll': 生鳩ニト物I U F 'J t J fH「rrr .音'!帆YFn-r)を励まさ′TL-砧,Ia)御W. rJ.Ji・旧いf二七,:←叔招凧JLl. モ那 郎F.iF に深 く仏胡ナ(: 'ま[=,州'/i:とr・Y・lr ll人' 、ltL川i也 RIIt/']-でJ)l-・'-/I 'Lu 叩に尽)) した T 附JE! (一尺にも 謝.I-. lf]l十,i . 1.熱 板の構造 と特 性 模型実験用の勲糖は,表面の大きさが 38 cmx 33 cm,厚 さ 0.3 mm の ク p- ム メ ッキ 銅板を便 川 した.この鋼板を稚 さ9.5 cm の鉄郎製の揃のとに器のように服せ.そU_) 節 J) rl.の空洞部分の半分の高さに 4 列'′こ合計 3OOW の コイ ル状 ニ ク ロム線 を並 べ , ヒI ヂ- と して使用 して篭 にあた る銅 板を勲す るJ:うに た.今IfTlのR的からすろと,サソ-/-)ング 昭和61 1 8 安JTli *FYLll rl大学教育学39

自由対流中の気温変動の標準偏差について脱・17U・=研究 Gl:39-46(ttJ86) 自由対流中の気温変動の標準偏差について 佐 橋 謙*・米 谷 俊 彦

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Page 1: 自由対流中の気温変動の標準偏差について脱・17U・=研究 Gl:39-46(ttJ86) 自由対流中の気温変動の標準偏差について 佐 橋 謙*・米 谷 俊 彦

脱・17・U=研究 G l :39-46(ttJ86)

自由対流中の気温変動の標準偏差について

佐 橋 謙*・米 谷 俊 彦

経 口

作物の生育する接地気f・Li中ての熱輸送は,乱流によるものが虚要な部分を占めており,

作物群落 ヒでの乱流による物理iILi.り輪送の定石と的扱い(例えOfSeoetal,1974),乱流そd)

ものの船遊やそれかtJ'T薄にtj-える彬?・甲の研究 (例えば米谷,1981,1985)など数争い.この

よう/亡乱靴射 If徴づける基本的なUrは 次o)よ')に7E璃されるいわゆる変動駈 x′である.

x/- .t・- /i;

ここで Jt・(,tいま開腹にする物健iTEの時RrTLL恒/別は1.xはその瞬間値であ る.こ0)ような乱流

についての変動足は統計的にしか取 り扱 うことができない,これらの統計 tL・u)・')もで佃 も

iiLl純7三はあるがllTiも北本的FJ:i止は標準偏差である.

接地矧叶い01気温変動の脚 t1-.-偏差IL=ついては熱対流による乱流鴨送の4'.越す る不安定人

'式中で高度の 11/3舟 二比例すること/JI:Jn',nJif桝ニ′J-,さjしている.また,Jlj土.itd・fJ')一二は決め ら

れない比例定数の値につい 亡も,繊測紙火を利用 して伯が求め られている.しかし,粘度

JLpit境やスケ-ノLU-)黒なる場 (TCこ接地気佃で帥 LT九Ir=r英様式をその まま適JT=lできるかどうか

については十分に吟味してお くことか必要である.ここでは熱板 Lて模)-y)iT験7Ld・行い,チ

・でに糾f=,)Lている接地矧 酔いでのFR諭式が, 小成熊な場合にも適合するかどうかな 陳討

し,さ ll.'に確論式を変形 して,nJh対流が中越する切ITの熱輸送抗を簡叫 二証仙できろ方

式を)Tiす.これは例えばJ'#穏大/式中でFl別を空けて暖まった薬面からの熱中倫送見や,聞L+

たW,FL零中での,地衣l折 りI.''ノiLi気に生えlt':=ろ=r・榊 18適量と.湘郎する上目J:畔にもj馴 1できる

と甘え吊 -Lる.

r.Y'仙 人 Ll':出生鳩ニト物IUF'JJtJ刑二御fH「rrr.音'!帆YFn-r)を励まさ′TL-砧,Ia)御W.rJ.Ji・旧いf二七,:←叔招凧JLl.

モ那郎F.iF・士に深く仏胡ナ(:' ま[=,州'/i:とr・Y・lrll人'、ltL川i也RIIt/']-でJ)l-・'-/I'Lu叩に尽))したT・附JE!

(一尺にも謝.II-.llf]l十,i.

実 験 方 法

1.熱板の構造と特性

模型実験用の勲糖は,表面の大きさが 38cmx33cm,厚さ0.3mm のクp-ムメッキ

銅板を便川 した.この鋼板を稚さ9.5cm の鉄郎製の揃の とに器のように服せ. そU_)節 J)

rl.の空洞部分の半分の高さに 4列'′こ合計 3OOWのコイル状 ニクロム線を並べ,ヒIヂ-と

して使用 して篭にあたる銅板を勲す るJ:うにした.今IfTlのR的からすろと,サソ-/-)ング

昭和61年1月8日安JTli*FYLllrl大学教育学珊

39

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時間LL・(お汁JLよそ20分間)にはあまり大きな表面温度の変化のないことが=Pilほ しい.この

状態でニクロム線に通冠 して熱栃の蓑伯i温度を実測したところ,4分間の間に温度変化が

30oCにもなり,我々の目的にはこのままで使用できそ うにない.

このような熱板の急激な変化は,勲容丑が小さいことがその大きrc矧ht考えられるの

で,鉄板'製の箱の中に砂を詰め,ニクロム線は砂のrl・lに埋めた形にし,砂の⊥.LbJ'にはろ う

石かすを厚さ約 3mmに敷きつめ,表面の銅板との 接触を 良 くするようにして 熱容屋を

大きくした.このようにLて前と同様銅板の表面温度を測正 したところ,表面温度の時間

変化並は前の場/LIと比べて大仙 二小さくなってお り,30分で約 30oCとな り,また通l-ti後1時間経過 したあとではそれは30分で約 5oCであった.

今いりの実験では,この程舷の熱 血温度の時間変化は許されると考え,この熱板を集鰍 二

使用することにした,また,熟折の温度制御一二はTE源にスライダツタを挿入し,TErt'を変

化 させ ることによって熱伽のj{fbi恥度を変えることに Lた.

2.温 度 計

今トtの実験では卿 ul的にあ まり大きくない場所でu)弧度の微少変軌を洲定せねはならlJ:

いのだか ら,温密計の柑 Ji三とLてほ,挽回)I':的形状の′トさいこと,時定数の小 さいことが

要求される, この何方を満たすものの 1つに ,41.JL:'匠対温使計があ り. 今円は 銅- コソスタ

ソタソで感部の直径が0.18mmのものをt・u目した. この大きさで, 時定数は気流流速

∩.5m/Sのもとで約 1秒である.

3.測 定

上記熱唱対払ILJ空計による測'ifJf:1'JliEは,熱拒お面,熱促 し17,25,42及び 80mmの 5高貯 C・熱術の対角線の 女,r.?.叫 Jj.卜.こ紬 Fl:プ71JIJJに並べた. iJl症 解職のプロ′クIT4Jl.z Fig,1:-_

i Temp・JTTlg・l I310ck dlilFiTratllOrthee.7(PeLT'1ment.

JIO I.I'k'7:研 究

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・Jけ lldl例の鎖線の内側の心を米独窒 (3mx6.5m)内に位き,他の部分は 室外に hpJl:い

た,熱板は栗駄室内の高さ75cm の台上に設配し,強'rBu対流の形轡を陳 くすため,部室の

窓,鼻は閉じ,測定中は実験室に立ち入らないようにした.室温測定用温度計は7スマン

通肌温度計を使用し,測定Elrl始厄前に読取った.

Fig.1中の 4要来ペソL,コーダはモニタ用で,解伸 二は磁気テ-プレコータに記録した

ものを使用し, テープ楓 絹 秒 3喜インチとした・llAの 観鵬 剛 20分間で あ る・

熱板の表面温FBi-は 1要素ベンレコ-ダに記糾 し,20分間の平均値を使用 した.

解 析

磁気テープレコ-メに 記如きJr/こアナロ3'信号川織目入学総缶惜軸処理 ヒソシーの LA

サブシステムに よって 200Hzのサ1/プノレ周政教でテジタ't,信号とし,そ,-JLを同七-/クー

の ACOS システム1000によって標準偏差を 得た.一速の悌作のソフトは 桑本 (1984)に

よってllIl発されたものである.始終的には 13l・.lの観掛川こついて4lTt':;度ずつ合計 52個の 20

分間の観測資料について,10Hzのサンプル間隔でF/W.一輝 偏差を求めた.その折巣を,各観

測についての熱板裏面温度と室温との差と共に,Tablelに示す.

さて,按地気屑巾で自由対流が卓越する噂に.気取の坪準ffJ差 oIT の高111-分布Iv,i,

OIT-AT百 ・'β一十(kz )一芸

であることが,次元解析から導かれている (例えば Panchev,1971).ここで 2日よ自由対流による頗熱輸送品を空気の比熱 Cpと密度 pのも号Cppで除したもの,βは g/To,hiは

カルマン常数,gは塵)コ加速ffE, Toはその気肘の 平均温度であ り,ATは触次元の常数

T<lble1.Standald (let,1(ltiol10fthe rL.1日Pel-atlLl'e flucLuation abon 、the

hotplatem °eg.C.∂O-β。DlneC111SthL,dllrerencebeいveenthesu1-lace

telllPeratureandtheroom temperature.

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であって Perepelkina(1962)は地上0.1,1.5.1,9,4.Oma).')i.WJl由L{KtJll.して O.815

とい う付は 得ている. 以 卜の考察では,収々q)得た熱板 I1.での q・,・の伯が (1)式a)ように

I-吉に比例し,かつそa)係数が熱輸送蛙に依TT.・Lて変化 しているかどうかを検.iけ る.

考 察

叔 /tの 榊 二Tablelの 結米か,2-i-に比例Lているかどうかを凋べるため には.棚 寸

数・J/ラフ上で,-プ)叫 .也(糾えば縦小山)に高Jli-2をとり,馴 小二cr-I/iL,とって Tab】el の

llJ'F.lr・-/ロットしてその勾hLl/1・旧 い,tl山い.しか し(1)式か(,考えて, ある高峻,I)L'/・'/_)rlrl

でそV)叫の Runa)和.I.I)也の o・Tの(Il'IIrY規trT化 し/J jが 全邦の illljljtの 結火を,1本u)ll'l線

で劇 っせ る ことに Irにり,kl郡rTで ある.そこて各 RLInごとに.A..・JIiiV80mmの cr/の仙(_規格化し, さらに 各高度cI).)il格化 (i;).Lた

情の 襟削 G.i-値札 そU3'・,1.腰 ての 規馴 ヒ 100

された他のてJL均の 10% 以FltJに おさまるよ

うに,qTの加格化さJれた伯か旭の Runの

同じIJ:-.1]度でのそれ と大きくずれているもの

を除外す ると,Runlから13までのI7IfJ定u)

うち,Runl,3,6,ll,12・リノ計 5l‖tが

除外 され, 残 1)の 8IP・1の Runについてノ

ロットす ると,Fig.2が得られた. Flg.2

にある突挽け,I-去~a)J-a..・4,7lJt':でklllJから得

られた値 との一致はまずJ'iiLrと,Jlえ1う.

i;際,Fig.2に性川した 8脚の Runにつ

いて,加格化 した各lL::jJi・U)C,l与滞納はaJ、J,-.均

(J/l.と,Z一基に従 うとした叫の 裾 .ljJiL:の乱 .Iu・

(l!l.JaJTable2にノJげ が.l'l■j老(I)一光は 1-

分である.

次に (1)式-(_lI<拙 !れ ⊂いる,′<utd(I)tL.1'.

畔脳蓋のJ亡:;Jill//1布の勾配か,熱輸送11の闇

数になっているかどうか!1-.収 々のり甜 JlllL

について枚.T、け る.(1)式中o)否L沌 LI-1対

流による 熱輸送GJi:を Crpで枚 した もU)で

あ るから,C。を炎面弧JE・,000を 鬼面から

十分離れたところの気温とす ると,

・1'- C?,ム (Oo祇 )

l

l

l

ll

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1 2 3

NoLmal17riloT

Ll.Lg.2.L-leLgllL(1叩Cll山 11LCyOrnOrIml・izedHtLlnrlこlrddevi;lt10nOrthe

{lirLelllPeratLll.eRucLu'lL10ll.

と,31ける・ ここで C.はl'-ILlけ」淋 こよる熱fw'j送iiか点血iL..LIB.と, 血fuから十分軌 Ll=とこ

ろuj気温とu)差に 比例す ると した岬の 比例'/Ji;数で ある. また (1)式・卜の βは g/Toで

あるが,ここで Toを近似的に,

12 /1㌢・1j':liJF.1妃

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Table2.NorlllaLLZeLlsLこInLlarddevlとILIOnOrLenlPeralureflucLuatLOn.

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ーーつ】

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I.133

I.46

1.33

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i.3:J.

I.6U

L 54

MpHll Ilo() I i,21. 1・48

LF.L・・・r・言

,.

i

.f‥J

J

i

S・DJ - r o .川 4 0・131 0・158

Theor・V;.hp・ I l・24 1・47 1・6R

・(J≒ い 00-帰 十273

土.IFく.こ)目上eo-3∞ L'54oCとし. そt/)多,レの変化を273に対して無視したのと同等

である.(2)(3)を (】)に代入し,(1)式中の Al・の仙 二前述の Perepelkinaの(lffを使 う

と,

oT -1741C.(O。一 cm)) ・', I-占[ ′cl

従って,I-rh 二村Lて crrL,ソロノトす.ILulその勾紀LLOoIC・か大きい村人きくなる筈

である.ln・述o)q/・が 2十五に比例することを述べるのに侶 目し.た 8個の Runについて.

桐 山に 2-むを,縦軸に or'・を上って-/ロットすると, Fig・3が得られた・ FiL'・3の鮫の

そばの数J揖 Tablelの RunNo.と同L'である l・Aで容易にわかるように 番号が大き

いほど抑きか大きくたっている.いま0・、として窒 拓は とることにすると, このBiHJの席

Flは TabLelで小さ,ILこい/)とrJリ 00-∂1.a"J、さ{⊂帆 こつけ「ノjL- るかIt-,I-I,に対

するO-rの帆きが 0。-eし,0欄 数であって, しかも,その他きは CO-OL,の増加と3い二)1n)くしていることが,7'されている.いま.Fig・3に示した 8胴の Runについて 最小 2姫法

によって回肺 (i_線を定め,その/i.J胤を O。I8-に対してプロノトすると,Fig・4のように

な-)[=.

FIE.4中の実鰍 t-/pットされrLJ.:..・.Ja,最もLH 通るように決めr=(00-OL-)を ,7)線であ

る.こU)・13線が このように ・Ji・47,llか招 ‡らかた.LJjを t.I.Lぷ掛 二速いとい うことは,(4)式の

C.が Oo-edにかかわに,ず 一定であることをノJ''唆 している・ こU・)CLが 求め らlL九は'ま

・rJ.(2)式に上って白山対流の卓越する帖の熱輸送鼠bLt・表面狙Jh三と・表面から十分高し、所

との温度差の測定だけで求め得ることにもなる・この Clを求めるに紘 (4)式と Fig・3ま

6ly._i(1986) LI3

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FJg・3・Rclat10nbeいveenSLandarddev】aLiono川 -e ai= enlPeraLurel

EluctuatlOnandz一丁.

20 30 40 50

0ole_ ('C)

1Fig.4.Rclat10nbetweenthecoeFhcLentOrZL3'1neqUahon(4)andOo~ed ・

SoIIdlineShowstheoret)C(llvalueobta川edwILhequal)on(4),

たは Fig.4が利用できる. すなわち Fig.30.)勾配 たたは Flg・4J)縦軸の(蜘 t(4)式の

右辺の 2-をの孫数に葦 しいから,(4)式に よって C.を}Rめ られる.Flg13によってIr.lI

も7)直線を求め,C1を計許した結果とその標準誤差をTable3に,I(チ.従って Clの組兜は

LI4 tl追、芦TN究

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TElble3.ValuesandstalldarderrororC..

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7.00×10-7

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8.84x10-8

5.17×10~7

3.68×L0-8

4.97×10-也

CL-8.38×]0~5土0.50×10~5[cal・cm~2・sec~l・(OC)~l]・.I ・r・(5)

とユfける.この C.杏 (2)式に適用することによって, 白Lb対流の卓越する時の熱輸送砲

杏.LTf・価することが ・1用Eと なる. 例えば, 地表温度と, 地表から十分離れた 5m 高度 く

らいとの 温度差が 30oCの時, 白山対流に よる熱帖速足は 上記の C.を任用すると0.15

calcm~2min~[となる.これを確認するためには. 接地気倍Illでの熱輸送iiのG.按測定

価,5m節度の高さでの気温と地表温度の同時測定の幣料があれば良いが,現γE筆者等の

手元にそれらがな く,将来の問題として残るところである.

摘 要

38cmx33cm の大きさの熱板上 1.7,2.5,4.2及び 8.0cm 高度での気温の 襟準偏差

の高度分布が,次元解析による理論式と一致 して 2-鼓に比例することを確かめ,さらに向

拍対流の卓越する峰の熱輸送Lt(q)は,裏面温度 (Oo)と表面から十分離れた所での気温

(βへ))との差に比例すろとした時の比例常数,即ち

q-C,(80-Oo,)

と点いた時の C-の伯を求めた.こJLLl例,iJ・f, 薬面や温室小の地表面からの熱輸送の評

価などに有用と思われる.

文 献

東本帖介 1984 岡山大学総合情報他作 ヒ/クーの LA ンステムにJ:る海風中の乱れの統汁hliの

計'O.岡山大半大学院教育学fJT攻防上論文,

1'{/if俊彦 1981.小冊J_の台風7912巧一成過峠の介収に卜け/U水師のゆれOr)視洲 伯繋気繁.3625ト

255.

hゝitani,T.1985.VerttcaltransportorscalarqudnlltleSwithinand above paddy

Fie】d.tJ.nundar),.LayerMeteor,33.19712O8.

panchev,S.197).Random fLLnCtl()nS'1)ldlurbulencc.PergamonPrL'SSrN.Y.284.

Perepelkln21,A,V・lCJ62・OnthecharaetL}nSl1'ehOflLtrbulel一cc ln theLllrnOSPhere'S

61き (19RL;) 45

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surfaLIe layeru11del・the free collVeCtlOn. Izv.Ac<ld Sci.USSR.Geophys.Se-'・

No.2.271-274.

Seo,T,andE.Ohtaki,1974.Atmosplleric∩ll.T(Ofc<lrbondlOXide overp.・1Jrけ Relds

es【imatedbyhL▲‖「bEllance叩PrUaCh.BEtr.OhaI・aTnト.,LI,lndvv.†''ioLOkayanlnLTnlV.

16.79-92.

On the Standard Deyiation of the AirTemperature

FJuctuation in the Free Convection Regime

l(i,nS八日′\ヽ1日 {ln(1'「、osllihlkoMAl「ANr

Summary

A dilTlenSIOnalanalysISPL.edLCtSthatundel-the free convecい011,theverいcnI山S-1

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