46
1 高等学校教育の現状 文部科学省 参考資料5

高等学校教育の現状 - 文部科学省ホームページ...2013/06/14  · 3,586 3,965 4,040 4,318 4,338 4,286 4,182 3,857 - 2,000 4,000 6,000 8,000 農業679 581 492 460

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  • 1

    高等学校教育の現状

    文部科学省

    参考資料5

  • 2

    目次1.高等学校の規模等

    ・高等学校等への進学率 ・・・・・・・・・・・・4・後期中等教育への進学率 ・・・・・・・・・・・5・学校数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6・生徒数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7・学科数(学科別) ・・・・・・・・・・・・・・8・学科別生徒数の構成割合 ・・・・・・・・・・・9・課程別・学科別学校数 ・・・・・・・・・・・10・課程別・学科別生徒数 ・・・・・・・・・・・11・定時制・通信制課程の学校数・生徒数 ・・・・12・教育機関への公財政支出 ・・・・・・・・・・13・公立高等学校費の負担者(内訳) ・・・・・・14・高等学校教育改革の流れ・・・・・・・・・・・15・中央教育審議会「新しい時代に対応する教育の諸制度の改革について(答申)」における考え方・16

    ・中央教育審議会「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について(答申)」の概要・・・・・17

    ・近年の主な制度改正 ・・・・・・・・・・・・18・総合学科・単位制高等学校数 ・・・・・・・・19・中高一貫教育校数・・・・・・・・・・・・・・20・高校以外での学習成果を単位認定する学校数・・21・高等学校卒業者の進路[推移]・・・・・・・・22・高等学校卒業者の進路(普通科・専門学科)・・23・高等学校卒業者の進路別の割合(全日制)・・・24・高等学校卒業者の進路別の割合(定時制)・・・25・高等学校卒業者の進路別の割合(通信制)・・・26

    2.高校生の現状

    ・高校生の学力・学習意欲等の状況 ・・・・・・28・PISAから見た児童生徒の状況 ・・・・・・ ・35・離職した理由 ・・・・・・・・・・・・・・・36・新規高等学校卒業者の学科別就職状況の推移 ・37・学歴別の正社員割合 ・・・・・・・・・・・・38・卒業後、進学も就職もしていない者の状況 ・・39

    ・暴力行為の発生件数 ・・・・・・・・・・・・40・いじめの認知件数 ・・・・・・・・・・・・・41・不登校児童生徒数 ・・・・・・・・・・・・・42・不登校児童生徒の割合の推移 ・・・・・・・・43・不登校となったきっかけと考えられる状況 ・・44・高等学校における中途退学者数と中途退学率の推移 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・45

    ・高等学校における中途退学者の理由の推移 ・・46

  • 3

    1.高等学校の規模等

  • 4

    高等学校等への進学率は着実に向上し、昭和49年度に90%を超えた

    (国公私立の全日制・定時制の計)

    高等学校等への進学率[推移]

    文部科学省「学校基本調査」

    高等学校等・高専の進学者(117.5万人(H24))高校進学率=ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    中学校等の卒業者(119.5万人(H24))

    進学率 通信制を含めると98.3%

    H24 96.5%

  • 5

    後期中等教育への進学率 [国際比較]

    94.0

    91.8

    85.9

    87.3

    87.3

    99.1

    3.3

    7.2

    9.6

    0.9

    パートタイム (定時制・通信制)4.2

    専修学校(高等課程), 0.2

    0 20 40 60 80 100

    日本

    アメリカ

    イギリス

    フランス

    ドイツ

    韓国

    %

    (2011年)

    (2008年)

    (2009年)

    (2009年)

    (2009年)

    (2010年)

    文部科学省「教育指標の国際比較(平成24年度)」

    日本の後期中等教育(高校など)への進学率は、全日制で94.0%、定時制・通信制(本科)等への進学者を含めると98.2%であり、高い水準にある。

  • 6

    学校数 [推移]

    文部科学省「学校基本調査」

    24 24 17 17 17 17 17 15 15 15 15 15 15 15 15 16 16 15 15 15

    3,636 3,5563,708

    3,9594,153 4,182 4,170 4,151 4,152 4,142 4,123 4,099 4,089 4,051 3,983 3,914 3,854 3,780 3,724 3,688

    1,196 1,232 1,235 1,2461,296 1,319 1,330 1,340 1,338 1,350 1,350 1,362 1,373

    1,386 1,385 1,393 1,400 1,321 1,321 1,319

    4,8564,960

    5,518 5,506 5,507 5,452

    5,0225,222

    4,812

    5,116

    5,3235,466

    5,060

    5,3835,477

    5,4765,4885,5055,517

    5,270

    0

    1,000

    2,000

    3,000

    4,000

    5,000

    6,000

    S40 S45 S50 S55 S60 H2 H7 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24

    0

    1,000

    2,000

    3,000

    4,000

    5,000

    6,000

    国立 公立 私立 計

    学校数(校)

  • 7

    生徒数 [推移]

    文部科学省「学校基本調査」

    504

    462

    406395

    382370 361

    349339 330 326 325 324

    15 14 15 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 12 12 1113 13 15 15 18 19 19 19 18 18 18 18 18 19 19 19 19

    447

    548

    323324

    475

    531

    488

    435 425412

    400 390 379 368 359 355 353 356 354 355

    579

    0

    100

    200

    300

    400

    500

    600

    0

    100

    200

    300

    400

    500

    600

    全日制 定時制 通信制 計

    全日制 4,472,579 5,037,537 5,476,635 4,617,614 4,056,112 3,949,929 3,816,390 3,698,972 3,608,853 3,494,770 3,385,698 3,298,037 3,258,851 3,235,937 3,252,457 3,233,248 3,243,422

    定時制 149,351 140,144 146,701 107,331 109,322 111,827 112,962 110,855 110,195 110,472 108,815 108,524 108,638 111,374 116,236 116,007 112,187

    通信制 128,987 132,644 153,983 153,983 181,877 190,132 192,092 190,106 181,785 183,518 182,517 182,595 183,279 186,112 187,538 188,251 189,418

    計 4,750,917 5,310,325 5,790,322 4,878,928 4,347,311 4,251,888 4,121,444 3,999,933 3,900,833 3,788,760 3,677,030 3,589,156 3,550,768 3,533,423 3,556,231 3,537,506 3,545,027

    S55 S60 H2 H7 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24

    生徒数(万人)

  • 8

    学科数(学科別)[推移]

    文部科学省「学校基本調査」

    計 7,2557,319 7,459 7,440 7,707 7,746 7,631 7,484 6,872

    普通 3,3663,586 3,965 4,040

    4,318 4,338 4,286 4,182 3,857

    2,000

    4,000

    6,000

    8,000

    農業 679581

    492 460 434

    411 382 358 311

    工業 715 736

    686685

    690 695 662 635

    550

    商業 1,2011,126 1,103 1,083 1,064

    1,030

    936

    819

    677

    水産 56 53 52 53 52 52 4846 42

    家庭 955

    856

    768698

    634 536

    430372

    285

    看護 159159 160 152 140

    13999

    95

    情報, 22 29

    福祉, 68

    102

    その他 283222 234 261 363

    521607 606

    580

    総合学科, 23

    141277

    344

    200

    400

    600

    800

    1,000

    1,200

    1,400

    昭和45年 50 55 60 平成2年 7 12 17 24※ 全日制・定時制のみ

    ※「その他の専門学科」には、理数、体育、音楽、美術、外国語、国際関係等の学科がある。※ 学科数について、同一の学科が全日制・定時制の両方に設置されている場合は1として計上。

  • 9

    学科別生徒数の構成割合[推移]

    職業学科の比率は年々減少。普通科は最近20年間、ほぼ一定(約7割)で推移

    文部科学省「学校基本調査」

    資料:文部科学省「学校基本調査」

    72.4

    72.3

    72.3

    72.3

    72.3

    72.3

    72.3

    72.6

    72.8

    72.8

    72.9

    73.0

    73.3

    74.2

    74.1

    72.1

    68.2

    63.0

    58.5

    59.5

    58.3

    59.8

    19.3

    19.4

    19.5

    19.7

    19.9

    20.2

    20.5

    20.8

    21.2

    21.7

    22.1

    22.4

    22.5

    23.8

    24.9

    27.1

    31.1

    36.3

    40.7

    40.3

    41.5

    40.1

    3.1

    3.1

    3.1

    3.0

    3.1

    3.0

    3.0

    2.8

    2.8

    2.7

    2.7

    2.6

    2.5

    1.9

    1.0

    0.8

    0.7

    0.7

    0.8

    0.2

    0.2

    0.1

    5.2

    5.2

    5.1

    5.0

    4.7

    4.5

    4.2

    3.8

    3.2

    2.8

    2.3

    0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

    24

    23

    22

    21

    20

    19

    18

    17

    16

    15

    14

    13

    12

    7

    平成2

    60

    55

    50

    45

    40

    35

    昭和30

    (年)職業学科(専門高校)

    総合学科

    その他の専門学科

    普通科

    ※総合学科は平成6年度より制度化。「その他の専門学科」には、理数、体育、音楽、美術、外国語、国際関係等の学科がある。

  • 10

    課程別・学科別学校数 (内訳)

    文部科学省「学校基本調査」

    その他の学科 580 8.4%

    情報科 29

    0.4%

    水産科42

    0.6%

    看護科 95

    1.4%

    福祉科 102 1.5%

    家庭科 285 4.1%

    農業科 311 4.5%

    工業科 550 8.0%

    商業科 677 9.9%

    専門学科 2,671 38.9%

    総合学科 344 5.0%

    普通科 3,857 56.1%

    通信制217 3.8%

    定時制681

    11.8%

    全日制4,84984.4%

    学科別学校数(全日制・定時制の本科)課程別学校数

    全日制課程:通常の課程、修業年限3年定時制課程:夜間その他特別の時間又は時期において

    授業を行う課程、修業年限3年以上通信制課程:通信による教育を行う課程、修業年限3年以上

    ※一つの学校が2つ以上の学科を持つ場合は、それぞれの学科について、重複して計上。

    ※一つの学校が2つ以上の課程を併置している場合は、それぞれの課程について、重複して計上。

  • 11

    課程別・学科別生徒数 (内訳)

    文部科学省「学校基本調査」

    福祉科 9,727 0.3%

    情報科 3,1930.1%

    その他の学科 104,979

    3.1%

    水産科9,612 0.3%

    看護科 14,559 0.4%

    家庭科43,133 1.3%

    農業科 85,624 2.6%

    商業科 214,279

    6.4%

    工業科 263,557

    7.9%

    専門学科 748,663 22.4%

    総合学科 174,562

    5.2%

    普通科 2,423,902

    72.4%

    全日制3,243,42291.5%

    通信制189,4185.3%

    定時制112,1873.2%

    学科別生徒数(全日制・定時制の本科)課程別生徒数

    全日制課程:通常の課程、修業年限3年定時制課程:夜間その他特別の時間又は時期において授業を行う課程、

    修業年限3年以上通信制課程:通信による教育を行う課程、修業年限3年以上

  • 12文部科学省「学校基本調査」

    定時制・通信制課程の学校数・生徒数 [推移]

    S3054

    0

    10

    20

    30

    40

    50

    60

    S23 27 31 35 39 43 47 51 55 59 63 4 8 12 16 20 24

    万人

    定時制(万人)

    通信制(万人)

    H2419

    H2411

    H24681

    S303,188

    H24217

    0

    500

    1,000

    1,500

    2,000

    2,500

    3,000

    3,500

    S23 27 31 35 39 43 47 51 55 59 63 4 8 12 16 20 24

    定時制(校)

    通信制(校)

    学校数 生徒数

  • 5.04.7 4.6 4.5 4.5

    4.3 4.2 4.2 4.1 4.1 4.0 3.9 3.8 3.8 3.8 3.8 3.7 3.6 3.6 3.6 3.53.3 3.3 3.2 3.2

    3.0 2.92.7 2.7 2.6

    3.1 2.9

    0

    1

    2

    3

    4

    5

    6

    アイスランド

    デンマーク

    アイルランド

    イギリス

    ニュージーランド

    ベルギー

    ノルウェー

    スウェーデン

    エストニア

    フィンランド

    ポルトガル

    アメリカ合衆国

    オーストリア

    フランス

    イスラエル

    スイス

    オランダ

    オーストラリア

    韓国

    スロベニア

    ポーランド

    イタリア

    メキシコ

    カナダ

    ルクセンブルグ

    スペイン

    ハンガリー

    チリ

    ドイツ

    スロバキア

    日本

    チェコ

    対GDP比(%)

    初等中等教育平均3.7%

    公財政による教育支出は、OECD平均(2009年)で対GDP比3.7%。日本は2.7%にとどまる。

    OECD 「図表で見る教育(2012年版)」表B2.3

    教育機関への公財政支出(初等中等教育費・対GDP比 [国際比較])

    13

  • 内訳

    文部科学省「平成23年度地方教育費調査報告書(平成22会計年度)」

    国都道

    府県市町村 計

    人件費 6(0.0%)

    21,838(94.2%)

    1,337(5.8%)

    23,181

    (77.5%)

    学校運営費 130(6.0%)

    1,834(84.3%)

    211(9.7%)

    2,175(7.3%)

    施設費 452(29.2%)

    978(63.3%)

    116(7.5%)

    1,546(5.2%)

    その他 3(0.1%)

    2,771

    (91.7%)

    249(8.2%)

    3,023(10.1%)

    計 591(2.0%)

    27,421(91.6%)

    1,913(6.4%)

    29,924(100%)

    91.6% 6.4%国 都道府県 市町村

    591億円(2.0%) 27,421億円 1,913億円

    総額 29,924億円負担割合

    人件費 77.5%

    学校運営費 7.3%

    市町村都道府県

    公立高等学校費(平成22年度)の負担者 [内訳]

    施設費 5.2%

    【高等学校(全日制・定時制・通信制)、中等教育学校(後期課程)、特別支援学校(高等部)】

    (注)上記費用には、「地方債」、「寄付金」は含まない。単位未満を四捨五入しているため、計と内訳が一致しない場合がある。

    その他(用地取得等)10.1%14

  • 15

    大衆化した高等学校には、能力・適性、進路、興味・関心等の極めて多様な生徒が入学している。したがって、その教育の水準や内容については一律に固定的に考えるべきものではなく、生徒の実態に対応し、できる限り幅広く柔軟な教育を実施することが必要となってきている。また、生徒一人一人に対して、自分の興味・関心や進路などに基づく主体的な学習を促し、それぞれの個性を最大限に伸長させるための選択の幅の広い教育を推進していくことが大切である。

    個人の多様な選択を認める豊かな成熟社会にあっては、教育においても、子どもたち自身、あるいはその保護者が、主体的に選択する範囲を拡大していくことが必要となる。

    今後は、これまでの教育において支配的であった、あらゆることについて「全員一斉かつ平等に」という発想を「それぞれの個性や能力に応じた内容、方法、仕組みを」という考え方に転換し、取組を進めていく必要がある。

    総合学科の導入、単位制高等学校の全日制への拡大、

    学校間連携、学校外学修の単位認定の導入

    中高一貫教育制度の導入、学校外学修の単位認定の拡大

    中央教育審議会答申「新しい時代に対応する教育の諸制度の改革について」(平成3年4月)

    中央教育審議会答申「 21世紀を展望した我が国の教育の在り方について」(平成9年6月)

    高等学校への進学率が上昇する中、多様化した生徒の実態に対応し、生徒の個性を最大限に伸ばすためには、特色ある学校づくりを行うとともに、個に応じた教育の充実を図ることが重要であるため、高等学校教育の多様化を推進する様々な制度改革を行ってきた。

    高等学校教育改革の流れ

  • 16

    第1部 改革の背景と視点第3章 改革の視点(1) 高校教育改革の視点

    ア 量的拡大から質的充実へ高校教育は、これまでの量的拡大への対応から、個々の生徒の特性にきめ細かく対応することが

    できるよう、教育条件の充実も含め、その質的充実を目指すことが大切である。

    イ 形式的平等から実質的平等へこれまでの高校教育は、能力・適性等の多様な生徒に対しても形式的に平等に対応し、教育内容、

    指導方法等の面でとかく画一的なものとなりがちであった。今後は、生徒の個性に応じた実質的平等を目指していくことが大切であり、このためには、生徒がそれぞれの個性に応じて学校・学科や教育内容等について多様な選択ができるシステムにすることが重要である。

    ウ 偏差値偏重から個性尊重・人間性重視へ高校教育の改革を進めるためには、受験競争を緩和することが不可欠であり、このためには、入学

    者選抜において評価尺度の多元化・複数化を図るなどの諸方策を講じていくことが必要である。これにより、偏差値偏重や受験競争による心的抑圧から生徒を解放して、それぞれの個性を尊重し、人間性を重視する教育を目指すことが大切である。

    中央教育審議会 (平成3年4月)

    「新しい時代に対応する教育の諸制度の改革について(答申)」における考え方

  • 17

    1 一人一人の能力・適性に応じた教育の在り方「ゆとり」の中で子どもたちに「生きる力」をはぐくむことを理念としつつ、形式的な平等の重視から個性の尊重への転換を

    目指す。

    2 大学・高等学校の入学者選抜の改善過度の受験競争の緩和を図る観点から、大学・高等学校の入学者選抜について、選抜方法・尺度の多様化を推進するな

    ど、具体的かつ実行可能な最大限の改善策を提言(1) 大学入学者選抜の改善(小論文、面接等の活用やボランティアなど様々な活動経験の評価等)(2) 高等学校入学者選抜の改善(学力試験の実施教科の多様化や推薦入学の推進等)(3) 学(校)歴偏重社会の問題(企業の学校名にこだわらない採用の推進、国民の横並び意識等の 改革

    3 中高一貫教育子どもたちの個性を「ゆとり」ある教育の中で育むことを目指すとともに、学校制度の複線化構造を進める観点から、中高

    一貫教育を選択的に導入。中高一貫校では、例えば、体験学習、地域に関する学習、国際化や情報化に対応する教育、環境に関する学習、伝統文化等の継承のための教育、じっくり学びたい子どもたちの希望に応える教育などを軸に据えた特色ある教育の展開を期待。

    4 教育上の例外措置稀有な才能を持った子どもたちのための教育上の例外措置として、大学入学年齢の特例を設け、学校制度の弾力化を図

    ることや、同時に、学習の進度の遅い子どもたちに対して十分な配慮を行うことについて提言

    5 高齢社会に対応する教育の在り方置高齢社会に対応し、学校・家庭・地域社会における教育の充実を図り、子どもたちに豊かな人間性をはぐくむとともに、

    子どもたちが高齢者と触れ合い、高齢者から学んでいくことの大切さを提言

    中央教育審議会 (平成9年6月)

    21世紀を展望した我が国の教育の在り方について(答申)の概要

  • 18

    昭和63年 単位制高等学校の導入(定時制・通信制)

    平成 元年 定時制・通信制の修業年限の弾力化(4年以上→3年以上)

    5年 単位制高等学校の全日制への拡大

    学校間連携、学校外学修の単位認定の導入

    6年 総合学科(普通教育・専門教育の選択履修を総合的に行う学科)の導入

    10年 学校外学修の単位認定対象範囲の拡大

    11年 中高一貫教育制度の導入

    17年 学校外学修等の認定可能単位数の拡大(20→36単位)

    22年 外国の高等学校における履修に関する認定可能単位数の拡大

    (30単位→36単位)

    近年の主な制度改革

  • 19

    総合学科・単位制高等学校数 [推移]

    文部科学省調べ

    23

    45

    74

    107

    124

    144

    163

    186

    218

    249

    286301

    322

    2041

    6896 109

    126140

    158187

    215

    264285295

    304311

    7

    334344349

    351352

    6

    251

    314316

    0

    50

    100

    150

    200

    250

    300

    350

    400

    H6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24

    国・公・私立 公立

    総合学科の数 単位制高等学校の数

    4 8 1623 36

    3856

    88

    129

    171

    237270

    343378

    424

    514

    593

    689

    754

    1 9 28 5789

    133153181199

    232294

    348405

    436471495

    521

    952931

    903

    960

    810

    860

    535551

    557

    0

    100

    200

    300

    400

    500

    600

    700

    800

    900

    1000

    S63H1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24

    単位制の全日制・定時制・通信制高校の合計 うち全日制

    学年による教育課程の区分を設けない課程として導入(昭和63年度から定時制・通信制で導入。

    平成5年度から全日制に拡大。)

    普通教育と専門教育を選択履修を旨として総合的に施す学科として平成6年度から導入

  • 20文部科学省調べ

    中高一貫教育校数 [推移]

    36 42 4849 49

    2

    26

    4969

    82

    100

    170

    222

    247

    273288

    309

    29

    38

    54

    66

    75

    76

    78

    79

    81

    81

    83

    83

    4 7 93227191815

    110 15

    31

    420441

    370

    417

    51

    73

    118

    153

    176

    203

    280

    337

    402

    0

    50

    100

    150

    200

    250

    300

    350

    400

    450

    H11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24

    校 連携型

    併設型

    中等教育学校中等教育学校 併設型 連携型 合計

    公立 28 74 82 184

    私立 17 234 1 252

    国立 4 1 0 5

    計 49 309 83 441

    (平成24年度の設置状況)

  • 21文部科学省調べ

    自校での学習のほかに、生徒の多様な学修の成果を幅広く評価するため導入。実施校も着実に増加。

    高校以外での学修成果を単位認定する学校数[推移]

    ボランティア活動等に係る学修の単位認定実施学校数

    専修学校は平成5年度から、大学は平成10年度から、それぞれにおける学修の成果について、高校で単位認定が可能

    ボランティア活動や就業体験について、平成10年度から高校で単位認定が可能

    大学又は専修学校等における学修の単位認定実施学校数

    261

    333

    394

    428

    478

    12 2249

    117

    184

    0

    100

    200

    300

    400

    500

    600

    H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H21

    310

    431

    472

    504 504

    20

    5786

    131

    206

    0

    100

    200

    300

    400

    500

    600

    H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H21

  • 22

    高等学校卒業者の進路 [推移]

    105

    160

    181

    81

    56

    15.8%

    30.3%

    25.4%

    34.2%

    30.5%

    23.5%

    14.6%

    53.5%

    44.9%

    63.9%

    42.3%

    16.8%

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    140

    160

    180

    200

    2422201816141210864263615957555351494745434139373533312927S25

    万人

    0%

    10%

    20%

    30%

    40%

    50%

    60%

    70%

    80%

    90%

    100%

    (参考)高校卒業者数(全日制・定時制)

    高校卒業者の大学短大進学率

    就職率

    高校卒業者のうち専修学校・各種学校等への進学率

    「大学短大進学率」は、昭和58年度以前は通信制への進学を除いており、厳密には59年度以降と連続しない。

    文部科学省「学校基本調査」

  • 23

    22.9%

    62.8%

    7.9%

    24191494625752474237S32

    調査年度

    0%

    10%

    20%

    30%

    40%

    50%

    60%

    70%

    80%

    90%

    大学・短大進学率

    就職率

    専修学校等進学率

    普通科

    23.7%

    27.4%

    43.6%

    24191494625752474237S32

    調査年度

    0%

    10%

    20%

    30%

    40%

    50%

    60%

    70%

    80%

    90%

    大学・短大進学率

    就職率

    専修学校等進学率

    専門学科

    高等学校卒業者の進路[推移](普通科・専門学科別)

    (出典)文部科学省「学校基本調査」

    普通科、専門学科ともに大学・短大進学率が上昇している。専門学科卒業生の進路では、依然として就職する者が最も多い。

    ※ 「大学短大進学率」は、昭和58年度以前は通信制への進学を除いており、厳密には昭和59年度以降と連続しない。

    ※ 全日制・定時制のみ※ 専門学科は「職業学科」と「その他の学科」の合計

  • 資料: 文部科学省「学校基本調査」(平成24年度)

    高等学校卒業者の進路別の割合(全日制) (平成24年3月)

    24

    36.9%

    27.8%

    63.8%

    54.4%

    28.5%

    20.1%

    15.1%

    16.8%

    2.5%

    2.6%

    7.5%

    6.2%

    25.4%

    43.6%

    7.4%

    16.4%

    4.1%

    3.5%

    5.0%

    4.6%

    0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

    総合学科

    専門学科

    普通科

    大学等進学者 専修学校(専門課程)進学者 専修学校(一般課程)等入学者

    公共職業能力開発施設等入学者 就職者 一時的な仕事に就いた者

    左記以外の者 不詳・死亡

    (1,029,610人)

    (748,769人)

    (230,952人)

    (49,889人)

  • 資料: 文部科学省「学校基本調査」(平成24年度)

    高等学校卒業者の進路別の割合(定時制) (平成24年3月)

    25

    16.8%

    6.8%

    15.2%

    13.8%

    21.3%

    11.5%

    16.7%

    16.3%

    1.6%

    1.6%

    2.7%

    2.4%

    25.0%

    45.5%

    27.1%

    30.4%

    12.0%

    18.2%

    16.6%

    16.3%

    20.8%

    13.6%

    19.7%

    18.7%

    0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

    総合学科

    専門学科

    普通科

    大学等進学者 専修学校(専門課程)進学者 専修学校(一般課程)等入学者

    公共職業能力開発施設等入学者 就職者 一時的な仕事に就いた者

    左記以外の者 不詳・死亡

    (23,570人)

    (16,003人)

    (4,527人)

    (3,040人)

  • 資料: 文部科学省「学校基本調査」(平成24年度)

    高等学校卒業者の進路別の割合(通信制) (平成24年3月)

    26

    29.5%

    19.1%

    15.5%

    16.7%

    26.9%

    30.4%

    20.5%

    21.6%

    3.7%

    0.9%

    2.2%

    2.2%

    12.3%

    22.9%

    13.9%

    14.3%

    26.7%

    26.4%

    45.6%

    43.1%

    0.3%

    0.0%

    1.6%

    1.4%

    0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

    総合学科

    専門学科

    普通科

    大学等進学者 専修学校(専門課程)進学者 専修学校(一般課程)等入学者

    公共職業能力開発施設等入学者 就職者 左記以外の者

    不詳・死亡

    (3,381人)

    (2,934人)

    (40,906人)

    (47,221人)

  • 27

    2.高校生の現状

  • 28

    高校生の学力・学習意欲等の状況

    28

    89.2

    70.0

    56.8

    112.1

    83.6

    67.0

    108.0

    98.8

    105.1

    43.2

    49.554.7

    38.2

    62.0 60.3

    114.9

    0.0

    10.0

    20.0

    30.0

    40.0

    50.0

    60.0

    70.0

    80.0

    90.0

    100.0

    110.0

    120.0

    1990年 1996年 2001年 2006年

    偏差値45未満 偏差値45-50 偏差値50-55 偏差値55以上(※)学習時間には、学習塾や予備校、家庭教師との学習時間を含む

    (分)

    【調査概要】高校2年生(普通科)4464人を対象に、全国4地域(東京・東北・四国・九州地方の都市部と郡部)で実施。(出典)Benesse教育研究開発センター「第4回学習基本調査」

    ボリュームゾーンである中間層の勉強時間が大きく減少している。

  • 29

    学校外での平日の学習時間の経年変化

    【調査概要】高校2年生(普通科)4464人を対象に、全国4地域(東京・東北・四国・九州地方の都市部と郡部)で実施。(出典)Benesse教育研究開発センター「第4回学習基本調査」

    16.8 9.2 17.0 11.7 18.7 7.4 10.7

    24.1 10.1 17.0 13.9 15.9 7.9 6.2

    22.8 14.3 20.4 13.2 13.7 5.1 5.9

    24.3 15.2 18.5 12.3 13.5 5.8 6.8

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    1990年

    1996年

    2001年

    2006年

    ほとんどしない 30分程度 1時間 1時間30分 2時間

    2時間30分 3時間 3時間30分 それ以上 無回答・不明

    1.3

    1.4

    1.1

    1.5

    1.3

    1.8

    2.0

    2.1

    0.8

    3.1

    4.0

    1.4

    平均70.5分

    平均70.6分

    平均77.8分

    平均93.7分

    高校生の学力・学習意欲等の状況

  • 30

    高校3年生の平日における学校の授業以外の学習時間(塾等の勉強時間を含む)

    【調査対象】国・公・私立高等学校(全日制課程)(中等教育学校の後期課程を含む)の第3学年(出典)国立教育政策研究所「高等学校教育課程実施状況調査」(平成17年度調査)

    高校生の学力・学習意欲等の状況

  • 31

    高校生の授業外学習時間(学年別、進路別)

    (出典)中央教育審議会初等中等教育分科会高等学校教育部会(第11回) 金子元久委員提出資料

    59

    41

    80

    57

    19

    30

    17

    15

    22

    14

    7

    10

    3

    8

    13

    4

    32

    2

    12

    53

    0%

    20%

    40%

    60%

    80%

    100%

    高校1年 高校3年 就職・アルバイト 専門学校・短大 大学

    3時間以上

    2時間程度

    1時間以下

    ほとんどしない

    学年別 高3進路別

    高校生の学力・学習意欲等の状況

    出所:『高校生追跡調査』 、N=3,997

  • 31

    57

    73 76 72 16

    21

    21 17

    13

    12

    8

    3 5

    8

    40

    15

    3 2 7

    0%

    20%

    40%

    60%

    80%

    100%

    普通科 総合科 商業科 工業科 ほか

    3時間以上

    2時間程度

    1時間以下

    ほとんどしない

    出所:『高校生追跡調査』 、N=3,997

    32

    授業外学習時間(高校3年) (課程別)

    (出典)中央教育審議会初等中等教育分科会高等学校教育部会(第11回) 金子元久委員提出資料

    高校生の学力・学習意欲等の状況

  • 33

    高校3年時の授業外学習時間1時間以下の大学入学後に与える影響

    (出典)中央教育審議会初等中等教育分科会高等学校教育部会(第11回) 金子元久委員提出資料

    高校生の学力・学習意欲等の状況

    学年

    1 2 3 4

    授業の位置づけ

    大学卒業後にやりたいことが決まっている -5.5 -5.8 -6.9 -8.5

    授業はやりたいことにかかわる -4.9 -7.3 -7.8 -6.5

    授業をつうじてやりたいことをみつける -3.6 -5.5 -2.3

    生活時間授業出席 -11.1 -9.7 -4.8

    授業関連学習 -2.4 -4.2 -6.4

    生活感情やりたいことがみつからない 4.9 3.9 4.9 5.7

    授業に興味がわかない 4.9 3.9 4.9

    凡例:有意水準99パーセント以上のみ表示。注:高校3年での授業外(家庭、図書館等)での学習時間が、1時間以下を表すダミー変数を独立変数として、各変数に対する単回帰分析の標準化係数(β)をパーセント表示。

    N=10,388(大学1年次)、9,200(大学2年次)、10,261(大学3年次)、101,220(大学4年次)。選抜性別はⅠ-3学年のみ。N=8,520(低)、11,999(中)、124,711(高)。出所:『全国大学生調査』から算出

  • 34

    高校3年時の授業外学習時間1時間以下の大学卒業後進路、卒業後に与える影響

    (出典)中央教育審議会初等中等教育分科会高等学校教育部会(第11回) 金子元久委員提出資料

    高校生の学力・学習意欲等の状況

    大学4年 卒業後1年

    進路進路確定 -9.2 NA

    就職予定先の満足度 -9.0 NA

    大学経験の評価

    考えた方向に進んできた NA -10.5

    人間的に成長した NA -10.5

    得たものは大きかった NA -6.5

    凡例:NAは質問票に該当項目がないことを示す。数字は有意水準90パーセント以上のみ。注:高校3年での授業外(家庭、図書館等)での学習時間が、1時間以下の場合の、各変数に対する影響の単回帰分析の標準化係数(β)をパーセント表示。

    N=1,295(大学1年次)、868(大学2年次)、804(大学4年次)、740(大学卒業後1年)。大卒後1年は、現役進学で、4年間で卒業したもののみ。出所:『高校生追跡調査』から算出

  • 35

    0.0

    5.0

    10.0

    15.0

    20.0

    25.0

    30.0

    35.0

    1未満 1 2 3 4 5

    (%)

    2006年よ りもレベル2

    以下が減少

    2000年

    2003年2006年 2009年

    2006年よりもレベル4

    以上が増加

    ● 学習意欲・学力向上等が喫緊の課題

    ・読解力について、PISA2009では、PISA2006に比べて、レベル2以下の生徒の割合が減少し、レベル

    4以上の生徒の割合が増加

    習熟度別の生徒の割合の推移(読解力)

    低 高

    【2020年までに実現すべき成果目標】 ~ 新成長戦略(H22.6.18 閣議決定)子どもの学力と挑戦力の向上:OECD生徒の学習到達度調査等で世界トップクラスの順位

    ①最上位国の平均並みに低学力層の子どもの割合の減少と高学力層の子どもの割合の増加

    ②「読解力」等の各分野毎の平均得点が、すべて現在の最上位国の平均に相当するレベルに到達③各分野への興味関心について、各質問項目における肯定的な回答の割合が国際平均以上に上昇

    PISAから見た生徒の状況

    ・しかし、トップレベルの国々と比べると下位層が多い。

    各国の読解力の習熟度レベル別割合(PISA2009)

    【PISA生徒質問紙の結果】

    ・「趣味で読書をすることはない」生徒の割合

    (日本:44%、OECD平均:37%) 【PISA2009】

    ・「科学について学ぶことに興味がある」生徒の割合

    (日本:50%、OECD平均:63%) 【PISA2006】

    ・「数学で学ぶ内容に興味がある」生徒の割合

    (日本:33%、OECD平均:53%) 【PISA2003】

    習熟度レベル

  • 36

    10.7

    14.3

    21.4

    71.4

    12.5

    21.4

    0 20 40 60 80

    その他

    労働条件に対する不満

    親元からの呼び戻し

    健康問題

    職場の人間関係

    仕事が向いていない

    13.1

    1.7

    2.3

    4.9

    5.6

    9.9

    14.0

    14.8

    17.8

    26.0

    11.9

    0 10 20 30

    わからない

    その他

    解雇された

    勤務先が倒産した

    契約期間が過ぎた

    健康を害した

    労働時間が長い

    賃金が低い

    結婚・出産した(しようとしていた)

    人間関係がよくない

    仕事があわない、またはつまらない

    離職した理由

    「仕事があわない・つまらない」「人間関係がよくない」が離職理由の上位「仕事があわない・つまらない」「人間関係がよくない」が離職理由の上位

    (出典) 内閣府 「青少年の社会的自立に関する意識調査」 (平成16年度)

    <初めて就いた職業を離職した理由>

    (出典) 東京経営者協会 「平成21年3月新規高校卒業予定者の採用に関するアンケート調査」

    <新規高卒就職者の離職理由>

  • 3770

    80

    90

    100

    S56 57 58 59 60 61 62 63 H元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23

    普通

    農業

    工業

    商業

    水産

    家庭

    看護

    情報

    福祉

    その他

    総合学科

    新規高等学校卒業者の学科別就職状況の推移 (各年度3月末時点)

    (出典) 文部科学省 「高等学校卒業者の就職状況に関する調査」

    普通科の就職状況は、他の学科と比べて厳しい状況に置かれているのが最近の傾向普通科の就職状況は、他の学科と比べて厳しい状況に置かれているのが最近の傾向

  • 38

    32.0

    50.0

    77.9

    68.8

    7.1

    26.0

    66.7

    65.0

    68.0

    50.0

    22.1

    31.2

    92.9

    74.0

    33.3

    35.0

    0% 100%

    高卒未満

    普通高校卒

    専門・総合高校卒

    短期高等教育卒

    高卒未満

    普通高校卒

    専門・総合高校卒

    短期高等教育卒

    男女

    正社員

    そのほか

    資料 : 「若者の教育とキャリア形成に関する調査(2007年第1回調査報告書)」(日本教育学会特別調査研究「若者の教育とキャリア形成に関する研究会」)

    ※ 平成19年度に、21歳となる者(約1,700名)を対象に行ったサンプル調査の結果に基づき集計。

    専門学科・総合学科卒の方が、普通科卒よりも正社員比率が高いことを示す調査がある専門学科・総合学科卒の方が、普通科卒よりも正社員比率が高いことを示す調査がある

    学歴別の正社員割合

  • 39

    卒業後、進学も就職もしていない者の状況

    ※ 平成24年3月卒業生※ 専門学校についてはデータ無し

    資料:文部科学省「学校基本調査」

    86,566 人

    7,702 人

    199 人

    51,768 人

    15.5 %

    11.7 %

    2.0 %

    4.9 %

    0.0

    2.0

    4.0

    6.0

    8.0

    10.0

    12.0

    14.0

    16.0

    18.0

    10,000

    20,000

    30,000

    40,000

    50,000

    60,000

    70,000

    80,000

    90,000

    100,000

    大卒 短大卒 高専卒 高卒

    進学も就職もしていない者の数

    進学も就職もしていない者の割合

    (人) (%)(人) (%)

    高卒の内訳

    進学も就職もしていない者の数

    進学も就職もしていない者の割合

  • 40

    (注1)平成18年度から、・国・私を調査対象に追加。

    ・怪我や外傷、診断書、被害届の有無に関わらず、暴力行為があれば全て計上することを明確化。・暴力行為の定義を「自校の児童生徒が、故意に有形力(目に見える物理的な力)を加える行為」として調査。・なお、本調査においては、「当該暴力行為によって怪我や外傷があるかないなといったことや、怪我による病院の診断書、被害者による警察への被害届の有無などにかかわらず」暴力

    行為に該当するものをすべて対象とすることとしている。

    (注2)平成22年度調査結果には、東日本大震災の影響により回答不能であった学校等は含んでいない。

    0

    5,000

    10,000

    15,000

    20,000

    25,000

    30,000

    35,000

    40,000

    45,000

    50,000

    S61 S62 S63 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23

    平成9年度から調査方法を

    改めたため,それ以前との単純比較はできない

    高等学校

    中学校

    小学校

    平成18年度から公立に加え

    国私立学校も調査

    平成23年度:55,857件(前年度60,305件)(国公私・小・中・高)

    (文部科学省 「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果)

    暴力行為の発生件数

  • 41

    (注1)平成18年度から、・国・私を調査対象に追加。

    ・いじめられた児童生徒の立場に立って、より実態に即して把握できるよう、いじめの定義を見直し、「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から心理的・物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの」とした。

    ・アンケート調査や個別面談など、直接状況をきく機会を設けるよう徹底(注2)平成22年度調査結果には、東日本大震災の影響により回答不能であった学校等は含んでいない。

    平成23年度: 70,231件(前年度77,630件)(国公私・小・中・高)

    いじめの認知件数

    (文部科学省 「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果)

  • 42

    平成23年度:173,750人(前年度175,598人)小学校: 22,622人(304人に1人)中学校: 94,836人( 38人に1人)高等学校: 56,292人( 60人に1人)

    (注1)不登校の定義は、年間30日以上欠席した児童生徒のうち、病気や経済的な理由を除き、 「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しない、あるいはしたくともできない状況にある者」

    (注2)平成22年度調査結果には、東日本大震災の影響により回答不能であった学校等は含んでいない。(注3)国公私立を対象。

    不登校児童生徒数

    (平成23年度の学年別内訳)

    (文部科学省 「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果)

    (人)

  • 43

    (注1)不登校の定義は、年間30日以上欠席した児童生徒のうち、病気や経済的な理由を除き、「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、 児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にある者」

    (注2)平成22年度調査結果には、東日本大震災の影響により回答不能であった学校等は含んでいない。

    2.64%

    1.68%

    0.33%

    (%)

    不登校児童生徒の割合の推移

    (文部科学省 「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果)

  • 44

    (注1) 調査対象:国公私立高等学校

    (注2) 複数回答可とする。

    (注3) パーセンテージは、各区分における不登校生徒数に対する割合

    ●高等学校における不登校となったきっかけと考えられる状況の割合(国公私)

    不登校となったきっかけと考えられる状況

    (%)

    (文部科学省 「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果)

  • 45

    (注1)調査対象は、平成16年度までは公・私立高等学校、平成17年度からは国立高等学校も調査(注2)中途退学率は、在籍者数に占める中途退学者数の割合

    (注3)平成22年度調査結果には、東日本大震災の影響により回答不能であった学校等は含んでいない。

    0.0%

    0.5%

    1.0%

    1.5%

    2.0%

    2.5%

    3.0%

    0

    20,000

    40,000

    60,000

    80,000

    100,000

    120,000

    140,000

    57 58 59 60 61 62 63 元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23

    中退率中退者数

    中退者数 中退率

    (人)

    平成23年度中途退学者数:53,869人 (前年度: 55,415人 )(国公私)

    高等学校における中途退学者数と中途退学率の推移

    (文部科学省 「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果)

  • 46

    学業不振

    学校生活・学業不適応

    進路変更

    病気・けが・死亡

    経済的理由

    家庭の事情

    問題行動等

    その他

    0

    10

    20

    30

    40

    50

    60

    70

    80

    90

    100(%)

    (注1)調査対象は、平成16年度までは公・私立高等学校、平成17年度からは国立高等学校も調査(注2)平成22年度調査結果には、東日本大震災の影響により回答不能であった学校等は含んでいない。

    学業不振 7.2

    学校生活・学業不適応 38.9

    もともと高校生活に熱意がない 15.8

    授業に興味がわかない 6.1

    人間関係がうまく保てない 6.9

    学校の雰囲気が合わない 5.3

    その他 4.9

    進路変更 34.0

    別の高校への入学を希望 11.7

    専修・各種学校への入学を希望 1.6

    就職を希望 13.7

    高卒程度認定試験を受験希望 2.9

    その他 4.1

    病気・けが・死亡 3.8

    経済的理由 1.8

    家庭の事情 4.8

    問題行動等 5.9

    その他の理由 3.6

    平成23年度53,869人の内訳(%)

    高等学校における中途退学者の理由の推移

    (文部科学省 「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果)