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©SPAC,2013 All rights reserved CSIS-S4D TEREKAI@東京大学生産技術研究所 2018年6月13日 一般財団法人 衛星測位利用推進センター(SPAC) 桜井 也寸史 衛星測位利用高度化に向けた SPACの取り組み - ユニークな準天頂衛星の利用普及を目指してー 測位利用高度化を補強情報で 測位補強をグローバルに 測位補強は民間のイニシアティブ

衛星測位利用高度化に向けた放送しL1信号とL2信号の両方を用いるセンチメータ級測位補強システム を開発、民間による利用実証実験を推進した。

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CSIS-S4D TEREKAI@東京大学生産技術研究所

2018年6月13日 一般財団法人 衛星測位利用推進センター(SPAC) 桜井 也寸史

衛星測位利用高度化に向けた SPACの取り組み

- ユニークな準天頂衛星の利用普及を目指してー

測位利用高度化を補強情報で 測位補強をグローバルに 測位補強は民間のイニシアティブ

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S4D TEREKAI

SPACの紹介 Satellite Positioning Research and Application Center

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国内アウトリーチ活動による啓蒙

SPAC活動

海外との連携による啓蒙・動向調査

民間利用実証

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系列1

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系列1

利用加速の為の新技術研究開発

QBIC活動

地理空間情報を高度に活用できる社会 (G空間社会)の実現

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SPACは昨年10周年を迎えました

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2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020

▽G空間基本計画        ▽第2期        ▽第3期

   ▽打ち上げ   ▽4機体制

閣議決定   ▽宇宙基本計画・工程表

7機体制記載

▽ 財団設立(2007.2)    ▽一般財団へ移行

年(西暦)

 マイル疎ストン

活動概要

4機体制開発整備

7機体制開発整備 ~2023

みちびき初号機運用

準天頂衛星システム整備に向けた政策提言 準天頂衛星システム利用促進

①衛星測位に係る民間利用の促進

・利用動向調査

・利用実証の推進・環境整備

②準天頂衛星システムを利用した補強情報配信事業創出の推進

・利用構想例の検討、事業創出

・海外との協力策検討

・技術の標準化

③衛星測位に係る経済界・産業界の取りまとめ

・施策提言

・産学官連携協力・普及啓発

”準天頂衛星システム利用

実証は民間”

①衛星測位に係る民間利用の促進

・準天頂衛星システムの利用促進及び整備支援

・利用実証の推進

②準天頂衛星システムを利用した補強情報配信事業創出の推進

・事業創出支援

・海外との協力策検討

・技術開発ならびに技術の標準化

③衛星測位に係る経済界・産業界の取りまとめ

・施策提言

・産学官連携協力

・普及啓発

サービス運用

QBIC活動 Phase1

利用実証推進

環境開発・整備

みちびき初号機を利用した補強情報配信と実証実験推進 QSS連携

準天頂衛星を利用した新産業創出研究会(経産省)

実用準天頂衛星システムの整備等推進調査(内閣官房)

▽財団設立(2007.2) ▽一般財団へ移行(2012.10)

▽G空間基本計画 「QZSS利用実証は 民間実施との方針」

・産学官協力体制構築支援

・利用実証の環境整備・立上げ

・利用構想例の検討・事業創出支援 ・事業・新製品創出支援

・みちびきシステム利用促進及び整備支援

・技術標準化・利用促進の為の新技術開発

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S4D TEREKAI

測位利用高度化を補強情報で

準天頂初号機の2つの試験信号を用いた測位補強システムを開発、利用実証を推進

(サブメータ級/センチメータ級) 補強サービスを持つ準天頂衛星システムは世界

でも先駆的

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衛星測位補強システムの開発

我が国初の測位衛星である準天頂衛星初号機は補強情報用に2つの信号チャンネル(L1-SAIF/LEX)を搭載、各機関の実験に供された。

SPACはL1信号のみを用いるサブメータ級測位補強システムと、L6信号で放送しL1信号とL2信号の両方を用いるセンチメータ級測位補強システムを開発、民間による利用実証実験を推進した。

◆サブメータ級測位補強システム 利用分野:自動車や鉄道などの移動体から歩

行者まで簡易な受信機で受信できるのが特徴。パーソナルナビゲーション、カメラや位置情報サービスなど幅広い活用を想定。

性能: 測位精度開発目標は、1m(rms)以内 受信機ONから最初に位置情報が得られる

までの時間、TTFF(time to first fix)を従来の30秒~1分を平均15秒以内に短縮

JST(科学技術振興機構)の委託を受け、ENRI(電子航法研究所)の技術協力のもとに開発。

準天頂衛星初号機「みちびき」

2010年9月11日、H-IIAロケットによって打ち上げ(http://www.jaxa.jp/projects/sat/qzss/)

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衛星測位補強システムの開発

*2009年度文部科学省との委託契約に基づいて開発

◆センチメータ級測位補強システム*(CMAS)

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衛星測位補強システムの開発

準天頂衛星初号機を用いた測位補強システムの概要

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民間利用実証の推進 利用実証参加者を核とする民間利用実証調整会議を立ち上げ(2010年9月)利用

実証を推進した。

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パーソナルナビゲーション

測量

基礎研究

カーナビゲーション

防災

IT施工

鉄道・船・バス運行

地図調製

海洋調査、物流管理、位置認証、ロボット

テーマ数 128

参加企業・団体数 307

民間利用実証の全容 ‘みちびき’を利用した実証実験を2011年1月から開始、3度の公募を経て、2014年6月27日 時点のテーマ数128件(参加企業数;延べ307機関)で活動している。

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テーマ数 128

参加企業・団体数 307

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11 “みちびき(準天頂衛星システム)の最新動向”(2017年12月内閣府)

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12 “みちびき(準天頂衛星システム)の最新動向”(2017年12月内閣府)

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13 “みちびき(準天頂衛星システム)の最新動向”(2017年12月内閣府)

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14 “みちびき(準天頂衛星システム)の最新動向”(2017年12月内閣府)

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S4D TEREKAI

“みちびき(準天頂衛星システム)の最新動向”(2017年12月内閣府)

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16 “みちびき(準天頂衛星システム)の最新動向”(2017年12月内閣府)

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17 “みちびき(準天頂衛星システム)の最新動向”(2017年12月内閣府)

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18 “みちびき(準天頂衛星システム)の最新動向”(2017年12月内閣府)

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測位補強をグローバルに

世界における衛星測位補強システムの現状 見えてきたBeiDouの全容、GALILEOによるグローバ

ルな高精度測位サービスとショートメッセージ 測位補強における海外連携とインターオペラビリティ

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準天頂衛星

システム

世界における衛星測位補強システムの現状

北斗(中国) PhaseIII

測位

世界全体をカバーす

るもの

一定地域をカバーす

るもの

補強

欧州・アフリカ アジア・ロシア 南北アメリカ

SDCM

(ロシア)

IRNSS(印)

GPS(米国)、グロナス(ロシア)、ガリレオ(欧州)、 BeiDou(中国)Phase III

静止衛星or地上ネットワークによる民間サービス(Trimble、HEXAGON・・・)

WAAS(米国) EGNOS(欧州) GAGAN

(印)

BeiDou (中国) PhaseII

SBAS

Or サブメータ級

デシメータ~

センチメータ級

K-

SBAS

(韓国)

Short Message

MSAS

(日)

GALILEO-PPP

BeiDou PhaseIII

GALILEO 2nd Generation(under study)

準天頂衛星システム

欧・中・日は産業振興策として位置づけ国が整備

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見えてきたBeiDouの全容

“BDS/GNSS Applications Activities along the Belt and Road”

Dr. Jun Shen/China Satellite Navigation Office

4大GNSSプロバイダーの一つとしてBeiDou(BDS)は3ステップロードマップに従い着実に前進。

“世界指向、地域ハイライト、独自の特徴”がキーワード

BDSは現時点でPNT+SMSサービスをアジア太平洋に提供

ICG-12@京都(2017.12)より

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Step I: 実験システム (2IGSO+3MEO)

終了

Step II: 基本システム (18MEO+1GEO)

RNSSサービス2018.12月

Step III: 最終システム (24MEO+3GEO+3IGSO)

2020.12月

Verification of Inter-satellite link Timing system Precision orbit determination and

prediction PVT specifications assessment

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2017.11.5 BD-3最初のMEO2機(2/24)が打ち上がる。

“Update on BeiDou” China Satellite Navigation Office

グローバルBeiDou (BeiDou-3) 【BD-3 開発ステップ】

地域ハイライト

GEO: Geostationary Earth Orbit

IGSO:Inclined Geostationary Earth Orbit

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【 Global BeiDouサービス】

Service type Signal frequency Satellite

RNSS Open B1I,B3I,B1C,B2a,B2b 3GEO+3IGSO +24MEO Authorized B1A,B3Q,B3A

SBAS Open B1C,B2a 3GEO Authorized B1A

リジョナルショートメッセージ通信サービス

Authorized L(inbound),S(outbound) 3GEO

グローバルショートメッセージ通信サービス

L(uplink),B2b(downlink) 14MEO

International SAR (Search &Rescue) service

uplink:406MHz downkink:1544-1545MHz

6MEO

高精度位置情報配信 B2b 3GEO

23 “Update on BeiDou” China Satellite Navigation Office

グローバルBeiDou (BeiDou-3) 【 Global BeiDouサービス】

補強信号

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©SPAC,2013 All rights reserved

Service type Service area Nominal Specification Remarks

RNSS Global Positioning accuracy<10m Timing accuracy<20ns Velocity accuracy<0.2m/s

In the Asia-Pacific region, services are improved by the GEO and IGSO satellites Timing accuracy<10ns Velocity accuracy<0.1,/s

ショートメッセージ通信

中国と周辺地域

Regional communication ability<1000 Chinese characters per time

RDSS,GEO satellites

Global Trial communication ability<40 Chinese characters per time

Communication + RNSS, MEO satellites

高精度位置情報

中国と周辺地域

Transmission of decimeter level precise positioning information(1kbps)

B2b signals of GEO satellites

24 “Update on BeiDou” China Satellite Navigation Office

グローバルBeiDou (BeiDou-3) 【 Global BeiDouサービス】

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【一帯一路経済圏構想とは】 一帯一路はすべてのものの利益に合致するよう相互協議を通じて建設さ

れるもの。一帯一路に沿った国々の経済的繁栄推進、リジョナルな経済協力、異なった文明間の交流相互学習を強化、世界平和と発展推進に役立つ。世界中の人々に便益をもたらす巨大事業である。

一帯一路圏は世界の60% にあたる60ヶ国以上に広がり、GDPは世界の富の33%に相当する

“BDS/GNSS Applications Activities along the Belt and Road”

Dr. Jun Shen/China Satellite Navigation Office

BeiDouと一帯一路経済圏構想

青字ルート:“21世紀の海洋シルクロード”

赤字ルート:“シルクロード経済ベルト”

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【一帯一路地域に対するGNSSの便益】 衛星測位は一帯一路に沿った国々が科学的協力をする上で重要 BDS/GNSSは地域の安全、リソース開発、経済的/科学的/技術的発展

を支援 衛星測位分野における協力を通じて、

国々の 技術的能力の強化 利用レベルの向上 人材プールを豊かに 経済的、社会的発展の推進 人々の生活に便益 特に BDS/GNSSアプリケーションにおける協力 BDS/GNSSアプリケーションソリューション、国々の需要に応じたローカルアプリ、の

共同研究、特にオイル、ガス開発、輸送、精密農業、スマート観光他 産業能力の向上 土台を成すような製品、最終的な製品、標準、その他についての共同研究開発。 技

術進展と産業開発を活発にするためのインダストリアルパーク、アライアンスを構築

BeiDouと一帯一路経済圏構想

“BDS/GNSS Applications Activities along the Belt and Road”

Dr. Jun Shen/China Satellite Navigation Office

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Munich Satellite Navigation Summit 2018 “Session 3. FUTURE OF PRECISE POINT POSITIONING FOR AUTONOMOUS SYSTEMS”より

GALILEOによるグローバルな高精度測位サービス

Galileoは、高精度測位サービスをマスマーケット向けとし全世界に無償で提供する(欧州委員会決定)、とアナウンス

誤差は20cm以上、詳細は未定。

2019年にプロバイダーを選定、2020年にサービス開始。

Trimble、Hexagon、GMらが登壇し、インパクトについてディスカッション

Chairman: Dr. Herbert Landau, Managing Director, Trimble Terrasat GmbH, Hoehenkirchen-Siegertsbrunn, Germany

Panel Members: • Dr. Ignacio Fernández Hernández, Galileo Commercial

Service Manager, European Commission, Brussels, Belgium • Marcus Reutemann, Supervisor GNSS Solutions, John Deere,

Kaiserslautern, Germany • Michael Ritter, President, Hexagon Positioning Intelligence,

Denver, CO, USA • Doug Brent, Vice President Innovation and Technology,

Trimble, Sunnyvale, CA, USA • Curtis Hay, Technical Fellow, General Motors, West

Bloomfield, MI, USA • Michael Baus, Chassis Systems Control, Project vehicle

motion and position sensor, Robert Bosch GmbH, Heilbronn, Germany

Chairman: Dr. Herbert Landau, Trimble

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“Future of Precise Point Positioning for Autonomous Systems”

European Commissionのプレゼンから

【背景】

2017年の初めまでEUは有償のコマーシャルサービスとして高精度とオーセンティ

ケーションを定義していた。しかしながら、新たな環境、すなわち高精度測位がマスマーケットに向けて拡がり、satnavプロバイダーや他の公共事業者により既に

無償で提供されていることなどが考慮され、高精度サービスを再定義し、無償で提供するという決定の修正に至った。オーセンティケーションは有償として残る。

【サービスと信号の特徴】

決定がなされたばかりでサービスの詳細はEC/GSA/ESAで定義中。

受信機の位置精度は約20cm。正確なサービスの定義/前提はTBC

高緯度を含むグローバルカバレージ

フィックス時間を早めるための電離層補正によるリジョナルな強化は可能性あり

【ロードマップ】

2019年:業者選定。テスト信号配信。

2020年以降:フルサービス及びサービス改善

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Galileoによる高精度マスマーケットへの進出への産業界反応

Galileo高精度測位サービス無償提供に対し既存の民間サービスプロバイダーは差別化による対応を選択

Trimble:プロフェッショナルマーケット向けに高精度かつ短時間で収束するサービスを提供する。

Hexagon:生命にかかわるようなプロフェッショナルマーケット向けには高精度だけでなく、高いインテグリティ、アベイラビリティ、そして複数の冗長系を持ったサービスを提供する。ガリレオの無償サービス提供は歳入にインパクトと分析。

John Deere:20cm精度のサービスは無償ですでに提供している。農業向けにより高精度のサービスを展開している。

“Future of Precise Point Positioning for Autonomous Systems”

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GALILEOショートメッセージサービス

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欧州(EC)は“GALILEOショートメッセージサービス”のスタディに着手

2018年度に試行。早ければ2022年より運用

世界中、どこにいてもスマホで受かる緊急警報

準天頂衛星システムで先行している我が国との連携を期待

QBIC 海外展開WG会合(2017.10)資料より

GRALLE

:Galileo-based

Reliable

Automatic and

Low Latent

Emergency

warning service

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GALILEOショートメッセージサービス

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オーソライズされた機関からCAPフォーマットの緊急メッセージ提供

L1信号に変換@地上局

優先順位を決定

衛星を選択してアップ

CAPに変換@GNSSチップ

直接受信、あるいは各機関から二次配信

メッセージ配信の仕組み

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測位補強における海外連携とインターオペラビリティ

“みちびき(準天頂衛星システム)の最新動向”(2017年12月内閣府)

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檀上:内閣府/川津参事官補佐とEC DOMPS氏

緊急警報サービス(欧)と災危通報サービス(日)の連携を世界にアナウンス @ICG-12@京都、2017.12

測位補強における海外連携とインターオペラビリティ

欧州はスマホでの受信を想定しGalileoのE1(L1)信号とE5(L5)信号の利用を検討

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日欧GNSSミッション2018の一環として第三回日欧官民ラウンドテーブルがミュンヘンにて開催された。

*第一回(2016年6月@ハーグ)、第二回(2017年3月@東京)

欧州から政府機関(EC、GSA)はじめ、Daimler、Bosch、Continental、HORSCHなど自動車関連企業、 Fraunhoferなど研究機関約30名、また、日本からは内閣府はじめ産学から約30名が参加。

【日欧GNSS官民ラウンドテーブル】

自動車セッション、農機/建機セッション、GNSSテクノロジー・受信機セッションでは日欧の産業界が参加。分野ごとにプレゼン及びパネルディスカッション。

第四回は来年の同時期、日本での開催を計画

測位補強における海外連携とインターオペラビリティ

内閣府/滝澤参事官

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サブワーキング活動計画を共同議長から報告 日本:SPAC, Dr.Mikami 中国:China Satellite Navigation Office, Dr.Shen

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Application Catalogues

地上サービス、センサーによる位置情報、他のメッセージなどとの融合

User Requirement Report

全世界ユーザーアンケートをもとに 作成、ICG-13(11月@中国)にてドラフトを報告予定

測位補強における海外連携とインターオペラビリティ

BeiDouとのコミュニケーション

GNSSにかかわる国際委員会(ICG)において中国とワーキング活動にて連携-Applicationサブワーキング(2011~)

日中とも新しい共同議長のもとに緊密な連携開始@京都、2017.12月

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GNSSにかかわる国際委員会(ICG)WG-B利用サブワーキンググループ

3/4に2018年第一回会合開催@ミュンヘン ユーザーアンケートの検討

トピックス Galileo High accuracy Service presented by Dr. Fernandez ⇒Galileo高精度測位サービス無償化! BeiDou status update presented by Dr. Shen DFSBAS service status and expected applications by Dr. T. Sakai Galileo E5 AltBOC Signal Demonstrative Experiment in Japan by Dr. Mikami National Plans for Deploying KPS (Korean Positioning System) by Dr. Lee⇒韓国7機体制!

第二回会合は 9th China Satellite Navigation Conference (CSNC)

May 23-25, at Harbin に合わせて開催

次回はICGプロバイダーズフォーラム(6/18-19@ウイーン)で会合予定。

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参加者

EC Dr. I. FERNANDEZ

Korea Prof. S. J. LEE

China Prof. X. ZHAN (co-chair of WG-B)

Dr. J. SHEN (co-chair of APP-SW)

Japan Dr. T. SAKAI (ENRI)

Dr. H. KOYAMA (Mitsubishi Electric)

Mr. M. HAYASHI (EPSON)

Mr. Y. SAKURAI (SPAC)

Dr. I. MIKAMI (co-chair of APP-SW)

測位補強における海外連携とインターオペラビリティ

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補強サービス サービスエリア及び信号

QZSS BeiDou GALILEO/EGNOS

測位補強 サブメータ級

リジョナル GEO/L1S/SBAS 日本国内 QZO/L1S

リジョナル GEO/SBAS

リジョナル GEO/SBAS

センチメータ級

日本国内 (海外については未定) GEO,QZO/L6(2kbps)

リジョナル (中国及び周辺エリア) GEO/B2b(L5/1kbps) 但し、デシメータ級

グローバル MEO/E6(L6/448bps) 但し、20cm程度の精度

ショートメッセージ

一方向

日本国内 (海外については未定) GEO,QZO/L1S GEO,QZO/L5S(試験信

号)可能性あり

グローバル MEO/E1(L1),E5b(L5)

を候補として検討

双方向 日本国内 GEO/S

グローバル MEO/B2b(L5,downlin

k)

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QZSS測位補強・ショートメッセージサービスにおける可能性

測位補強における海外連携とインターオペラビリティ

センチメートル級サービス

緊急メッセージサービス

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欧州、中国との連携の可能性

A.サービス/受信機/チップ等の共用

B.アプリレベルでの共同開発・市場開拓

C.人材育成面での機会の共有 等々

欧州との連携はAll Japanの道筋ができつつあり、今後の成果が期待されるところ。

一方で中国についてはこれまでパイプもなく情報不十分 SPACは中国とICG活動を通じてアプリケーションサイドのニーズスタディを行い、GNSSプロバイダーへ共同で提案します。連携の可能性にも期待。 一帯一路経済圏は巨大GNSSマーケット。中国GNSSの動

きにご関心あればぜひQBIC活動に参加ください。 *QBIC会合(6/14)では“China Satellite Navigation Conference (May 23-25, 2018) 参加報告”を行う予定

測位補強における海外連携とインターオペラビリティ

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測位補強は民間のイニシアティブ

“高精度衛星測位サービス利用促進協議会 (QBIC)”、2013年4月より活動スタート

2018年度の準天頂衛星サービス開始を踏まえ、つぎの展開へ

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QBIC活動 設立目的:準天頂衛星システムのサービスの活用が想定される民間企業が、国内・アジア・太平洋地域で ビジネス展開するための業界横断的な課題を議論、意見集約を行い、政府に提言し対応を促す ことを目的とする。

2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 ▽サービス開始   ▽東京オリパラ

▽QBIC活動開始

     ▽提言書その1

  ▽提言書その2

  ▽QSS/SPAC協力での実証実験

年(西暦)

マイルストン

活動概要

QBIC活動Phase 1

①海外展開WG

②標準化WG

③利用環境WG

④社会実証WG

QZ7カフェ

①海外展開WG

②標準化WG

③測位情報利用

加速WG

④高度G空間創造WG

産業ドメイン毎のWSの共同開催

QBIC活動Phase 2?

西田会長 山下会長

中島企画運営委員長 三神企画運営委員長

代行:中島

企画運営委員長

4機体制開発整備

7機体制開発整備 ~2023

QBIC5周年記念総会(2017.11)資料より

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QBIC活動成果(~2016年度)

主に次の活動により、準天頂衛星システムの産業界での利用拡大の機運醸成に貢献

1. 準天頂衛星システムの利用拡大に向けた提言(提言書その1、提言書その2)を検討・作成・提出(※次頁参照)。

2. みちびき初号機を用いた民間利用実証実験を推進 ( 下図参照:2015年度まで144件内QBIC会員111件)。

3. QSSとの利用共同推進体制を構築し、産業ドメイン(LBS、道路交通、鉄道、土木建設、農業、測量)毎にQZSS利活用の働きかけを実施。

4. 国内外の市場動向、技術動向、QZSS開発状況等についての有識者によるプレゼンを通じ、情報や課題を共有。

(QBIC提案の主なエポック的試験)

2016年度はQSS・QBIC共同で実証試験実施 2017年度以降は継続案件を除きQSSが実施

AR利用の種子島観光実証試験(ポケモンGOの走り):2013年10月経産省補助事業にて実施)→アプリ産業の新サービス誕生に貢献

世界最高高度3776m(富士山頂)におけるcm級測位実証試験:2015年8月QBIC会員有志7社共同で実施→高高度での10cm級測位精度を確認

子供の見守り・安全・安心「聞き書きmap」実証試験:科警研共同2014年4月開始→継続中

QBIC5周年記念総会(2017.11)資料より

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新体制での活動中間報告(2017年度)

# WG・WS等 活動状況

1 海外展開WG (1)第9回MGAカンファレンス@ジャカルタ開催。WGメンバーの参加を促進すると共 にアジア現地機関・企業とのB2Bマッチングや対話の場として活用。 • ブルネイでは第7回MGAカンファレンス開催を機に電子基準点網民営化・補強情報配信に動いておりWGメンバーと支援中。SEASC2017*@ブルネイでは現地企業と共同で展示や論文発表実施

*South East Asia Survey Congress

(2)ガリレオによる緊急警報サービスを会合トピック に取り上げ連携の可能性を検討 (3)日欧GNSS官民ラウンドテーブル第3回 (来年3月@ミュンヘン)が計画されており WGメンバーに参加を呼びかける予定。

2 標準化WG (1)位置情報の交換フォーマットの検討 • 既存の標準フォーマットの深堀りを実施。

既存規格をベースにシンプルで手軽に利用できるフォーマットを継続検討。 すでにアプリケーションで利用されている交換フォーマットを共有化、議論。

(2)誤差定義の標準化 • 東京海洋大学安田先生「位置情報誤差の定義」 • JIPTEC郡司様「位置情報の信頼性」についてのご講演、勉強会開催

郡司様が進めている標準化をベースに議論を今後展開 (3) Galileoの端末コード検討 • 日欧連携として、QZSSの端末コードに加え、Galileoの端末コードの検討

QZSSコードと合わせ、日欧での標準化を目指す

ブルネイと日本企業の共同出展

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新体制での活動中間報告(2017年度)

# WG・WS等 活動状況

3 測位情報利用加速WG

(1)情報提供 ①ダイナミックマップ活動概要と今後に向けて(DMP殿) ②QZSS対応アンテナの開発戦略(小峰無線電機(株)殿) ③ヒューマンセンシング ヒアラブル端末(NEC殿) ④GNSSのマルチパス誤差低減に向けた数値シミュレーションと ソフトウエア無線を活用した取り組みのご紹介(構造計画研究所殿) ⑤『聞き書きマップ』の学校教育への導入によるQZSS利活用促進の可能性 (科警研/原田殿) ⑥IPIN2017報告(速報版)(SPAC) ⑦RTK測位の概要説明(茨城工業高専/岡本殿)

(2)機会提供 • 各種測位受信機並びに実験デモ& 名刺交換会 1周波受信機(U-Blox M8P)、L6-3周波受信機(三菱電機)、 L6-3周波受信機(マゼランシステムズジャパン)、衛星測位天気予報(構造計画研究所)

4 高度G空間社会創造WG

(1)将来のG空間社会イメージ図策定 ・・・ 「みちびき」が支える将来のG空間社会を解説する“まんが”作り着手 ⇒キーワード「時空を超えた個に最適化されたサービス提供」 (2)事業化立上げ・新製品投入のためのサブWG検討着手とその成果(中間報告)の一例 ①ART-X : 測量用途等の既存RTK機器の「CLAS」利用加速 ⇒試作品ほぼ完成。ユーザニーズを踏まえた製品化に向け着手 ②ミリメータ測量: 地滑り監視目的等を実施するCLASのcm測位からmm級測位結果 の抽出方法 ⇒シミュレーション抽出方法の完成 ③センチメータ補強: 事業化のサービス実施に向けた具体的検討に着手 地上配信

(その1)みちびくが創る未来 イメージ図

(その2) ART-X試作品 & 試験データ

(その3)シミュレーションデータ例

東京海洋大学明治丸前広場デモ会場

QBIC5周年記念総会(2017.11)資料より

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新体制での活動中間報告(2017年度)

その1

その2

その3

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新体制での活動中間報告(2017年度)

# WG・WS等 活動状況

5 WS (1)農業WSにおいて、10月23日に北海道上富良野町にて各農機メーカ(ヤンマー、クボタ、井関)のロボットトラクターによる実証実験が実施され、この実施計画策定、準備等に貢献。

引き続き、京都大学附属木津農場における、コンバインを用いた実証実験をQSSと協力の上支援。。

(2)その他のWS(土木建設、測量等)計画の実証実験にも協力予定。

6 QZ7カフェ (1)最終報告に向け検討する課題は、①登記問題と座標、②抗たん性、 ③産業ドメイン毎のサービス要望(精度・・・)。 (2)主な内容は次のとおり。

• 登記問題と座標:電子基準点に基づく測位を基に「3次元データ+時間」で管理することの重要性、測位に使用した座標系の明確な記録管理の必要性を共有。

• 抗たん性:GNSS脆弱性とサービス保証の限界(4機体制でのアベイラビリティと免責条項)を認識し、ユーザー側での対応策を議論。

QBIC5周年記念総会(2017.11)資料より

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準天頂衛星システムのサービスがいよいよ始まります。 サービスの普及、グローバル化、そして、さらなる利用の高度化に向け、一緒に活動しませんか。

まとめ

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測位利用の高度化を補強情報で

準天頂初号機の試験信号L1-SAIF(L1S)/LEX(L6)を用い衛星測位補強システムを開発、利用実証を推進

準天頂衛星システムは補強サービスを持ち世界でも先駆的

測位補強のための新たな試験信号(L5S/L6E)に大きな可能性

測位補強をグローバルに

世界における衛星測位補強システムの現状

測位補強における海外との連携可能性とインターオペラビリティ

測位補強は民間のイニシアティブ

“高精度衛星測位サービス利用促進協議会 (http://qbic.eiseisokui.or.jp/)”

ご清聴ありがとうございました!

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47 “みちびき(準天頂衛星システム)の最新動向”(2017年12月内閣府)

参 考

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CAP(Common Alerting Protocol) 参 考

公共の警報システムを広く活用できる!!