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1 額田地域勉強会の結果について 勉強会開催の目的及び結果 (1)目的 旧岡崎市と合併し、新岡崎市となった旧額田町(額田地域)では、第二東名高速道路の(仮称)額 田インターチェンジの整備が予定されており、額田地域にとって、今後の地域づくりの方向を見定め る大きな転機となっています。 このため、これまで訓染みの薄かった都市計画とこれまで適用されてきたその他の土地利用計画の 概要を説明し、今後の地域づくりの一助とすることを目的に開催しました。 (2)結果 ①開催概要 ○開催状況:8月 22 日から9月7日の期間、 会場 で開催 ○参加者数:全体で 243 名、アンケー 回答者数は 184名(全体の76%) ②理解度 全体で「理解できた」「まあまあ理解できた」と回答したのは56.5%、「あまり理解できなかった」 「理解できなかった」と回答したのは39.7%となっています。 会場別では、7会場中5会場で過半数が「理解できた」「まあまあ理解できた」と回答し、2会場 (豊富小学校屋内運 場(9/5開催)、宮崎体育館)では過半数が「あまり理解できなかった」「理 解できなかった」と回答しました。(豊富小学校屋内運 場(9/5開催) では説明が具体性に欠け たこと、宮崎体育館では土地利用規制が一層の過疎を招くことに対する懸念が多いことがその要因と 考えられます) ③成果 理解度にばらつきがあり、規制強化や過疎への歯止めなどについて具体性に欠けるなどの課題は残 ったが、全体の3分の2の理解を得たこと、アンケー 回答者が4分の3に及ぶなど関心の高さが伺 えたこと、ワークショップへの参加希望が多くあったこと等を考え合わせると、一定の成果があった と考えられます。 資料1

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額田地域勉強会の結果について

.1 勉強会開催の目的及び結果

(1)目的

旧岡崎市と合併し、新岡崎市となった旧額田町(額田地域)では、第二東名高速道路の(仮称)額

田インターチェンジの整備が予定されており、額田地域にとって、今後の地域づくりの方向を見定め

る大きな転機となっています。

このため、これまで訓染みの薄かった都市計画とこれまで適用されてきたその他の土地利用計画の

概要を説明し、今後の地域づくりの一助とすることを目的に開催しました。

(2)結果

①開催概要

○開催状況:8月 22日から9月7日の期間、 会場7 で開催

○参加者数:全体で 243名、アンケー 回答者数はト 184名(全体の 76%)

②理解度

全体で「理解できた」「まあまあ理解できた」と回答したのは 56.5%、「あまり理解できなかった」

「理解できなかった」と回答したのは 39.7%となっています。

会場別では、7会場中5会場で過半数が「理解できた」「まあまあ理解できた」と回答し、2会場

(豊富小学校屋内運 場(9/5開催)、宮崎体育館)では過半数が「あまり理解できなかった」「理動

解できなかった」と回答しました。(豊富小学校屋内運 場(9/5開催)動 では説明が具体性に欠け

たこと、宮崎体育館では土地利用規制が一層の過疎を招くことに対する懸念が多いことがその要因と

考えられます)

③成果

理解度にばらつきがあり、規制強化や過疎への歯止めなどについて具体性に欠けるなどの課題は残

ったが、全体の3分の2の理解を得たこと、アンケー 回答者が4分の3に及ぶなど関心の高さが伺ト

えたこと、ワークショップへの参加希望が多くあったこと等を考え合わせると、一定の成果があった

と考えられます。

資料1

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2

④主な意見(参加者アンケート調査および質問より)

項目 主な意見

都市計画に関して不安

な意見等

・都市計画が導入されると、新たな開発や 築が不可能となり、過疎が建

進 するのではないか不安である。行

・市街化調整区域に指 された場合、過疎化の進 の恐れがあり不安で定 行

ある。

・都市計画区域の市街化区域に指 されると固 資産税が上がってしま定 定

うのではないか心配である。

額田地域の地域づくり

に対する考え

・額田地域では自然に配慮し、豊かな自然と共生した地域づくりを望む。

・水がきれいな住みよい地域として発展することを望む。

・道路、河川整備を進め、災害に対応できる地域づくりを進めていただ

きたい。

・道路整備や住宅地の整備などの振興策を進めていただきたい。

・少子高齢化や若年層の流出防止対策をやっていただきたい。

都市計画区域の導入に

関する進め方に対する

意見

・ワークショップの開催にあたっては、地域性に配慮した人員構成の検

討が必要と考える。

・都市計画や額田地域のまちづくりに関する住民意識を高めるために今

回のような勉強会を継続的に実施していただきたい。

・計画の実施にあたっては、地元との話し合いを充分にやっていただき

たい。

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2.アンケート調査の結果

都市計画勉強会の理解をお聞きしたもの、②主な意見(勉強会参加者のアンケ①

ー 調査より)から構成しています。ト

※グラフ中の「n」はアンケートの回答数を指す

①「都市計画勉強会」の理解状況

②主な意見○インターチェンジ周辺のまちづくりや都市計画の動向に関心がある。○身近な地域が将来に向けて、土地利用規制がどうなっていくのかを関わっていきたい。○樫山町がどのようになるか、わかるように早く教えて欲しい。

■会場:豊富小学校屋内運動場(平成18年9月7日(木)) 参加人数51人

無回答3.2%

まあまあ理解できた48.4%

あまり理解できなかった29.0%

理解できた12.9%

理解できなかった6.5%

(n=31)

①「都市計画勉強会」の理解状況

②主な意見○額田地域は自然に配慮し、自然と共生したまちづくりを望む。○自然環境の保全に重きをおく地区の中でも、道路整備、住宅地の整備など地域振興策を入れて欲しい。○人口、世帯数増を希望する住民が多いと思う。○ 説明会の参加者が少ない。1人でも多くの人が参加し、町全体で、まちづくりの意識が広がることが望ましい。

■会場:夏山小学校屋内運動場(平成18年8月30日(水)) 参加人数26人

理解できなかった12.5%

理解できた12.5%

あまり理解できなかった20.8%

まあまあ理解できた54.2%

無回答0.0%

(n=24)

■会場:宮崎体育館(平成18年8月22日(火))参加人数35人

①「都市計画勉強会」の理解状況

②主な意見○額田地域は豊かな自然環境を保全すべき地域であると思う。○住民の生活を第一に置いた方針を設定することが重要である。○宮崎地域は、林業の不振に伴い過疎化が進み、農地の荒廃

  が多く見られ、ますます過疎のイメージが強くなってしまっている。

○規制を強化する方向では山間地は良くならない。地元の声を 聞いてほしい。

理解できなかった4.0%

理解できた0.0%

あまり理解できなかった44.0%

まあまあ理解できた40.0%

無回答12.0%

(n=25)

■形埜体育館(平成18年8月24日(木))参加人数38人

①「都市計画勉強会」の理解状況

②主な意見○よりよい地域づくりのための規制であることを希望したい。○形埜地区で都市計画区域が指定された場合、市街化調整区域になると思う。厳しい規制により、過疎化が進行する恐れがある。

○少子高齢化が一層進んでおり、農業に従事する人が減少してい

ること、土地を守る事が出来なくなるのではないか心配である。○今後も勉強会をもっとやってほしい。

理解できなかった0.0%

理解できた3.1%

あまり理解できなかった37.5% まあまあ理解できた

59.4%

無回答0.0%

(n=32)

①「都市計画勉強会」の理解状況

②主な意見○新たな住宅地の整備を進め、人口を増やし地域活性化を目指してほしい。学校をなくさず、自然を活かした住み良い地域づくりをぜひ考えていただきたい。○道路、河川整備を進め、災害に対応できる地域づくりを進めてほしい。○何度か勉強会を開催していただき、下山地域の皆さんの岡崎市民としての意識を高めていきたい。

■下山小学校屋内運動場(平成18年8月28日(月)) 参加人数39人

無回答3.1%

まあまあ理解できた50.0%

あまり理解できなかった37.5%

理解できた3.1%理解できなかった

6.3%

(n=32)

①「都市計画勉強会」の理解状況

②主な意見○課題はインターチェンジ周辺の乱開発であるので、これにターゲットを絞った対策を具体的に明示した方が良い。

○額田地区は静かで水もきれいな住み良い地域で、近辺のベッドタウンでよいのではないか。

○通学をする小・中・高校生のための歩道がない。歩道をもっと

■豊富小学校屋内運動場(平成18年9月5日(火)) 参加人数25人

広げ、歩車分離をしっかりしてほしい。

理解できなかった5.6%

理解できた5.6%

あまり理解できなかった44.4%

まあまあ理解できた38.9%

無回答5.6%

(n=18)

■ぬかた会館(平成18年9月1日(金))参加人数29人①「都市計画勉強会」の理解状況

②主な意見○農山村の人口流出、とりわけ若者の流出は、極めて大きな問題である。若者の流出抑制策が重要である。○都市計画で規制されると、山林や田畑は一層荒れてしまうと思う。○計画の実施にあたっては、地元との話し合いを充分にやっていただきたい。

が上がることが心配である。

○樫山地区に少し農地を持っているが、都市計画で固定資産税

無回答4.5%

まあまあ理解できた63.6%

あまり理解できなかった31.8%

理解できた0.0%

理解できなかった0.0%

(n=22)

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.質疑一覧3

(1)質疑概要

会場 主な質疑・意見

宮崎体育館

(8月22日)

・荒廃した農地は過疎化のイメージを見た目にも増幅させ大きな問題だと感じ

ている。

・高齢化の進行やコミュニティの問題など現時点のまちの課題をきちんと把握

していただきたい。

形埜体育館

(8月24日)

・市街化調整区域に指定された場合、過疎化の進行の恐れがあり不安であ

る。

・ワークショップの開催にあたっては、地域性に配慮した人員構成の検討が必

要と考える。

下山小学校屋内運動場

(8月28日)

・額田地域においてワークショップで意見交換をしても、旧岡崎市主導で進む

のではないか心配である。

・都市計画法は規制のイメージが強いが、この地域ではどうなるのか。

夏山小学校

(8月30日)

・小学生の人数が非常に少ない。少子化対策をやっていただきたい。

・インターチェンジが出来た時にはこの地域はどのようになるのか。

ぬかた会館

(9月1日)

・自然が豊かなことは重要であり、今後とも守っていきたいが、開発と自然保

護のバランスが重要である。

・額田南部地域でインターチェンジができた場合、都市計画の指定をどう

考えているのか。隣の地域にどう影響してくるのか。

豊富小学校

(9月5日)

・都市計画区域の市街化区域に指定されると固定資産税が上がってしまうの

ではないか心配である。

・畑を宅地に変えて家を建てようと思っても、調整区域になると出来なくな

るのか。

豊富小学校

(9月7日)

・額田地域が都市計画区域になった時と市街化調整区域になった時のそれ

ぞれのメリット、デメリットを知りたい。

・調整区域になると家が建てられなくなる。旧額田町では人口が減ってお

り、住宅を建てて人口減少に歯止めをかける施策を考えていたが、その

あたりをどのように考えているのか。

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(2)会場別質疑

①宮 体育館質疑応答 月 日崎 (8 22 )

対象町: 下、千万町、石原、宮崎、明見、中金、東河原、雨山、大代木

●質問 (石原 在 )1 町 住者 Q 宮崎地域は市街化区域、市街化調整区域どちらになるのか。 A どのような方向になるのかは決まっていません。今後、将来の地域づくりをみなさんと一緒

に考えていき、その結果、この地域にふさわしい制度を考えていきます。 ●質問 (千万 在 )2 町町 住者 Q 市街化調整区域となると、家が建たなくなり、更なる過疎の進行に陥らないか。この地域に

合った制度にしていただきたい。また、岡崎市の中で公費にて森林を維持できないか。 A どうしていくかは、これから地域の皆様と共に考えていきます。森林の維持のための公費の

充当については担当課に連絡します。 ●質問3(石原 在 )町 住者 Q 都市計画税は市街化区域にかかるのか、額田地域はどうなるのか。額田の一部が市街化区域

になる可能性はあるのか。 A 都市計画税は市街化区域のみにかかります。額田で都市計画が導入され、市街化区域になる

かどうかは現在、全く決まっていません。 ●質問 (石原 在 )4 町 住者 Q 荒廃した農地は過疎化のイメージを見た目にも増幅させ、大きな問題である。規制を検討す

る上ではこうしたことを頭に入れておいていただきたい。 A 今後の参考とさせていただきます。 ●質問 (木下 在 )5 町 住者 Q 都市計画マ タープランは誰が決めるのか。ス A 市長が決定します。 Q 決定するのは市長だが、 成は誰がするのか。作 A 策定の組織として、学識経験者、県職員、各団体代表、市民公募から構成される都市計画マ

タープラス ン策定委員会があり、そこで主に検討します。 Q その中に額田の人はどのくらいいるのか。調整区域を押し付けられそうな感じがする。 A 押し付けるようなことはしません。委員の方にも額田地域の現状を把握いただきながら検討

していきます。 Q 過疎地域に規制をかけるのは厳しいのではないか。 A この地域をどうしていきたいかを検討していただき、その中で方法を検討していきます。 Q その時は地元の人の意見を聞いてもらえるのか。 A ワークショップや説明会等でご意見をいただきます。

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●質問6(中 在 )金町 住者 Q 高齢化の進行やコミュニ ィの問題など現に住んでいる人々が抱える課題をきちんと把握しテ

ていただきたい。 A 今後の参考とさせていただきます。

②形埜体育館質疑応答(8月24日)

対象町:切山、小久田、毛呂、井沢、桜形、鍛埜、南大須、大高味

●質問 (桜形 在 )1 町 住者 Q 市街化調整区域になると過疎化が進むのではと心配する。この地域の過疎化が進まないよう

な施策があるのかお尋ねしたい。 A 調整区域の中でも必要なものを っていく制度も都市計画の中にあります。必ずしも調整区作

域だと過疎が進み、市街化区域にすると人口集中が進むわけではありません。地域間格差が広

がることのないよう、十分に心得て進めていきたいと考えています。 Q 農振地域として制度ができた時に額田地域の多くが農振地域に入れてしまった。この用がな

くなってしまって、他に転用したいところでも転用できない。 A 農用地は様々な法律の組み合わせによって見直していかなければならないため、指定や解除

の際には多様な立場で交渉することになります。皆様のご希望を聞きながら交渉することにな

ります。 ●質問 (鍛埜 在 )2 町 住者 Q 今後、都市計画に関するもう少し具体的な説明会があるのか。ワークショップについては、

地域性に配慮した人員構成の検討が必要ではないか。 A 勉強会、説明会だけでなく随時お知らせしていきたいと考えています。地元の方に入って詳

細な説明については出前講座もあります。ワークショップは30人程度を予定しているが、3

人をひとくくりで行うわけではありません。0 ●質問3(桜形 在 )町 住者 Q ワークショップは公募ということであるが、地域で候補者がいないとこの地域の意見は反映

されないのか。30人という予定人員は公募の予測人数か。 A 人の定員は公募で募集するが、少ししか応募がな30 い場合、様々な団体から参加を募るこ

とも考えています。ワークショップに参加していないから、意見が言えないということのない

ようワークショップの意見交換結果はお知らせします。 Q 出前講座は開催要領は各町単位でも良いのか。町内会での集まりぐらいでもよいのか。 A 人以上の人数を集めていただいて生涯学習課に申し込んでいただければ行かせていただ10

きます。

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③下山小学校屋内運動場質疑応答(8月28日)

対象町:保久、冨尾、外山、一色、中伊、中伊西

●質問 (保 在 )1 久町 住者 Q 素案は額田地域の全体構想や各旧村単位での地域別構想ということになるのか。 A 全体構想は市全体で 成します。地域別構想は全市域をある一定の地域で割ります。作 Q 地域割の仕方は全く決まってないのか。何か構想はあるのか。 A 前回のマ タープランでは総合計画の区域割を基準に旧岡崎市を8地区に分けています。上ス

位である総合計画と連携をとりながら今後検討していきます。 Q ワークショップをやるのだが、そのあたりは関連あるのか。 A 都市マ の地域割は今後の検討事項であり、現段階では決まっていません。ワークショップス

は都市計画区域外の額田地域でのみ行うことを予定しています。 Q ワークショップでの検討結果はどう取り扱われるのか。 A ワークショップの結果はまちづくり方針案として参考資料として報告する予定です。 ●質問 (保 在 )2 久町 住者 Q 都市計画法は規制のイメージが強いが、この地域ではどうなるのか。 A 土地利用の規制 誘導については今後、いろいろ研究していきたいと思います。この地域が・

調整区域になるかはまだ決まっていません。 Q 額田地域の自然を保全していくため市街化区域と調整区域の中間的なものはないのか。 A 現行法の中では市街化区域と調整区域しかなく、中間的なものはありません。 ●質問3(保 在 )久町 住者 Q 旧岡崎市は都市計画区域であるとのことだが、準都市計画区域とはどういうものか。 A 都市計画区域は整備、開発、保全をしていくが、準都市計画区域は最低限の土地利用の規制、

誘導のみを行います。 Q 準都市計画区域は一般的な例示であって可能性は無いのか。 A 可能性は無いとは言えません。インターチェンジ周辺のように、将来的に都市的な土地利用

の需要が見込まれるエリアは候補の一つになります。 Q 愛知県に準都市計画区域はあるのか。 A 把握している範囲では、全国で3例しか無く、愛知県にはありません。 ●質問 (保 在 )4 久町 住者 Q ワークショップの4回は各地域で1回ずつ行うのか。メンバーはどうなる予定か。 A 額田地域全体で4回集まっていただきます。額田地域全体30名程度で構成予定です。 Q 地域や地区でという場がないと、個人的な意見になってしまわないか。 A ワークショップではグループに分かれて ーマを決め、これから額田地域をどういうまちにテ

して行きたいかということを目的に意見交換していただきます。

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●質問 (一色 在 )5 町 住者 Q 都市計画区域外でも産業廃棄物等の施設は規制し、居住も可能な土地利用にしていただきた

い。ワークショップで意見交換をしても、岡崎市が引っ張っていくのではないか。 A 指定が前提というような答えが決まっているということは無く、これから検討していきます。

実際、決定するのは愛知県になります。市が全部決定するということではありません。 ●質問6(冨尾 在 )町 住者 Q 意見の吸収をして頂いて活かしていただける場があるなら、学区から大勢の方が出席するこ

とが望ましいと考える。 A 多くの方が参加していただいて、議論することは必要です。ワークショップに参加し、地域

の将来について意見交換することは大切です。 ④夏山小学校質疑応答(8月30日)

対象町:夏山

●質問 (夏 在 )1 山町 住者 Q 合併から 8 ヶ月過ぎたが、岡崎市になって額田もどういうふうになっていくか、具体的な動きがあるなら説明してほしい。

A 具体的なことはありません。額田地域は市民のゆとりある地域としての役割が期待されてい

ます。また、インターチェンジは東のゲー として位置付けられています。ト ●質問 (夏 在 )2 山町 住者 Q これから土地の売買をする時に、農地では農業委員会に規制されているが、山林の売買は都

市計画法で拘束されることはあるのか。 A 現時点で売買を制限するものはありません。 Q 売買すると地主は何が来るかわからないので、変な建築物が立つのではないかと心配してい

る。 A 個人売買の場合は市で制限できないが、開発行為の中では条例等で規制していくことになり

ます。 ●質問3(夏 在 )山町 住者 Q 都市計画区域、市街化区域、市街化調整区域、準都市計画区域について、もう少し詳しく教

えてほしい。 A 都市計画区域は都市として一体的に整備、開発、保全をする必要がある地域で、人が多く集

まったり、建物が多く建設される区域です。都市計画区域になると市街化区域と市街化調整区

域に分けられます。準都市計画区域は都市計画区域外にあり、用途により最低限の土地利用規

制をする地域です。 Q 市街化調整区域はどのあたりになるのかお聞きしたい。

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A 都市計画区域を決定するのは愛知県であり、現時点ではどこまでと具体的なことは何も決ま

っていません。 Q インターチェンジが出来た時にはこの地域はどのようになるのか。 A インターチェンジができたからといって市街化区域になるとは言えません。市街化区域には

指定の要件があるため、現時点ではなるとも、ならないとも断言できません。 ●質問 (夏 在 )4 山町 住者 Q 地区計画とはどういうものか。夏山に適しているものはあるのか。岡崎市で行っている地区

計画の指定状況を教えてほしい。 A 芽生台地区は3世代住宅で、生平にあり、香山の里、開元の里も3世代住宅です。真伝地区、

小針地区、小呂ミタライ地区は区画整理事業によるもので、ライクタウン花園地区、緑風台地

区、シビックヒルズ地区は大規模開発によるものです。さくら台地区は種鶏場の跡地で、葵工

業団地地区は葵博の跡地です。高根山地区は既存市街地の保全型の地区計画です。 Q 地区計画は町全体ではなく、町の一部分なのか。 A そうです。 ●質問 (夏 在 )5 山町 住者 Q 夏山小学校の児童は全部で39人であり、少子化防止政策を地区計画でやっていただけるよ

うお願いしたい。 A 宮崎、形埜、下山すべての地域で子供の数が減り、学校が無くなってしまうという意見をい

ただいています。これらのことをマ タープランに反映していく予定です。ス Q ウエイ 、重要性としてはどの程度の項目になるのか。ト A 人口減少に伴う学校の問題は、都市計画でも考えていく課題ではあるが、もっと大きな課題

として受け取っています。 ●質問6(夏 在 )山町 住者 Q ~4年経つと地上波デジタルになるが額田地域は難視聴の所が多いと聞いている。額田地3

域で レビが見えるようになる施策を行っていくのか。テ A 合併協議の中で、地上波デジタルになり今のアン ナでは見られなくなり困るので、旧額田テ

地域ですべてを計測しました。その結果、額田地域の90%が見られません。そのため負担金

と毎月の受信料は必要ですがケーブル レビを額田地域に引き込み、順番に工事を行っていくテ

予定です。平成21年度前後に入る予定です。

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⑤ぬかた会館質疑応答(9月1日)

対象町:鳥川、細光、滝尻、淡渕、片寄

●質問 (樫 在 )1 山町 住者 Q 市街化区域に指定されると固定資産税の関係はどうか。土地を自分で自由に使うのに規制を

受けるのか。 A 一般的には市街化区域、都市計画区域になると地価が上がって固定資産税がそれに応じて上

がってくる可能性があります。市街化調整区域は、一定の条件が揃えば今までのように住むこ

とができるなど、必ずしも土地が思うように使えなくなるということではありません。 ●質問 (細光 在 )2 町 住者 Q 隣の地域で第二東名インターを中心とした拠点が近くにできるが、岡崎市の額田南部地域の

都市計画の指定をどう考えているのか。隣の地域にどう影響してくるのか。 A 将来はどの範囲が都市計画区域になり、その中をどう市街化区域と市街化調整区域に分けら

れるかはわかりません。今後、都市計画区域や市街化区域の指定の方向性を定めるため、全域

を調査させていただきます。 ●質問3(鳥 在 )川町 住者 Q NHKで男川ダム建設中止を聞いた。豊川額田線も30年待ったがその建設について、今後

推進していただくために都市計画の中に入れて計画を実行していただきたいと思う。 A この話があったことは担当に伝えておきます。 ●質問 (鳥 在 )4 川町 住者 Q 水の流れは山から港へ、人は山から都市へという状況は今起こっている状況である。今後都

市計画として、まちと森とをどうつなげていくのか。 A 額田の北の中山間地域から人や水が流れているのは十分認識しています。今後、みなさんと

山に人がいなくなること、山や農地が荒れることの防御策を考えたいと思っています。 質問 (細光 在 )5 町 住者 Q 自然が豊かなことは大切なことで守っていきたい。自然保護と開発のバラン を考えていかス

ないと自然を大切にするあまり地域開発が遅れていってしまうのではないか。 A 地域によって何が良いかは違いもあるため、これからのワークショップの中でみなさんと一

緒に考えていきたいと思います。 ●質問6(細光 在 )町 住者 Q 岡崎市から宝飯郡、豊川市に連絡する道路の整備が非常に遅れていると思う。市は東三河に

対して都市計画としてのつながりを今後どのように考えているのか。 A 広域的なつながりは基本的には県の役目であり、市としては県に全体的なつながりを考えな

がら都市計画区域、道路ネッ ワークを位置付けて欲しいと要望していきたいとト 考えています。

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⑥豊富小学校質疑応答(9月5日)

対象町:牧平、鹿勝川

●質問 (樫 在 )1 山町 住者 Q 合併の時から額田地域は都市計画区域に入り、調整区域になるのだろうと考えていたが、額

田地域は都市なのか。都市ではないところに都市計画は必要なのか。 A 都市がどういうものかという定義はありません。つまり、都市計画区域と、一般の都市とい

うのは多少違っています。新しく都市を って行くところについては都市計画区域にする必要作

があると考えています。 ●質問 (牧平 在 )2 町 住者 Q 畑を宅地に変えて家を建てようと思っても、調整区域になると出来なくなるのか。 A 市街化調整区域になると、二つの縛りがあり、一つは農振法で、田や畑など投資をして土地

改良を行ったので当面農地のままにしなければならない場合があります。もう一つは都市計画

法があります。基本的には、開発が抑制される区域となるが、例外が認められる場合がありま

す。

●質問3(鹿勝 在 )川町 住者 Q 都市計画が導入されることにより、建築活 に制限が加えられ、さらに課税されるとなると動

将来不安を感じる。資料について、説明が無くてもわかるグラフで書いてほしい。 A 一般的には都市計画区域で市街化区域になると固定資産税が上がって税負担が上がる傾向が

あります。ただ、都市計画区域といって税が上がるとは限りません。また、グラフには色々な

書き方があり、こちらが意図しているものと住民の受け取り方が随分違ってくる時があるので、

今後気をつけたいと思います。 Q ワークショップに参加する30名の方は大変なご苦労をされていくと思う。もっと時間をか

けて住民に対して理解活 をしてほしい。動 A ワークショップの参加者が、土地利用やまちづくりの方向性を決める代表選手だとは考えて

いません。概ね30人の方とワークショップを行い、方向性を出すことを考えています。理解

活 の一つとして出前講座があるので活用していただきたいです。動 ●質問 (鹿勝 在 )4 川町 住者 Q 都市計画区域に入ると全部が市街化調整区域になるのか。森林地域は残るのか。 A 一般論であるが、都市計画区域と森林地域、農振地域は重なります。ただ市街化区域と森林

地域、農振地域は重なることは基本的にはありません。

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⑦豊富小学校質疑応答(9月7日)

対象町:樫山、下衣文、桜井寺

●質問 (淡渕 在 )1 町 住者 Q 旧岡崎市は市街化区域と調整区域に分けられているが、額田地域が都市計画区域になった時

と調整区域になった時のそれぞれのメリッ 、デメリッ を報告してもらいたい。ト ト A メリッ デメリッ については、一言で説明することは難しいです。例えば市街化区域にト・ ト

なると都市計画税がかかるが、税金を払うという点ではデメリッ かもしれト ませんが、都市施

設の整備や市街地が整備されることで住み易くなります。これはメリッ といえます。ト Q 都市計画区域になると都市計画税がかかり増税となり、農地は宅地並み課税になると聞いて

いる。岡崎市の現状と合わせてどれぐらい増税になるのか教えていただきたい。 A 農地の宅地並み課税については、市街化区域の中の農地ということであるが、どの程度の課

税かは現時点ではわかりません。 Q 調整区域になると家が建てられなくなる。額田地域は人口が減っており住宅を建てて人口減

少に歯止めをかけようと考えていたが、その辺りをご説明していただきたい。 A 調整区域で家が建たないと過疎化に拍車がかかることは市も心配しています。今後、メリッ

は出来るだけ取り入れ、デメリッ は排除するという視点で調査したいと考えています。ト ト Q 市街化区域になると宅地並み課税になることもあるかと思うが、自分のところは止めて欲し

いという意見は通るのか。 A 都市計画で市街化区域の指定する場合、道路、鉄道、字界などはっきりした線で決めるため、

指定された場合にはそのような意見は通らないと思われます。 ●質問 (樫 在 )2 山町 住者 Q 生産緑地に指定できるのは何㎡以上か。申請した場合、何年のしばりがあるのか。申請した

ら、管理が不十分な場合でも生産緑地を取り消されず継続できるのか。 A 一定の広さ、一つのかたまりで495㎡以上が最低の広さとなります。年数は、告示から3

年と明記されています。30年経つと自 的0 動 に外れるのではなく、買取申出の申請ができま

す。管理がされていない場合は自 的に生産緑地ではなくなることはありません。動 ●質問3(樫 在 )山町 住者 Q 役場の下の月秋の田んぼは荒れていてみっともないので、なんとかしてほしい。 A 個々の計画は都市計画課では把握していません。以前は、まちづくり課が借りて事業をやり

ましたが、それが森の駅構想として引き継がれています。 ●質問 (樫 在 )4 山町 住者 Q 樫山としてはなるべく早く下水道を入れて欲しい。いつまでも汲取りや合併浄化槽では男川

の汚染に繋がる。 A 単に農業集落排水というより生活排水の処理シ ムがあれば良いかと思います。農業集落ステ

排水等に限定するのではなく、みなさんの生活排水を処理するシ ムを考えています。ステ