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青森県農業経営基盤の強化 の促進に関する基本方針 平成28年3月

青森県農業経営基盤の強化 の促進に関する基本方針...4 主要指標 ----- 2 5 国の動き ----- 3 ... 平成27年3月31日に閣議決定された「新たな食料・農業・農村基本計画」では、

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青森県農業経営基盤の強化

の促進に関する基本方針

平 成 28年 3月

青 森 県

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目 次

策定のねらい

1 位置付け ------------------------------------------- 1

2 構成 ----------------------------------------------- 1

3 基本方針の期間 ------------------------------------- 2

4 主要指標 ------------------------------------------- 2

5 国の動き ------------------------------------------- 3

第1 農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な方向

1 基本方向 ------------------------------------------- 4

2 育成する農業経営体の経営目標 ----------------------- 5

(1)所得 -------------------------------------------- 5

(2)労働時間 ---------------------------------------- 7

3 育成する農業経営体数等の目標 ----------------------- 7

(1)育成する農業経営体数 ---------------------------- 7

(2)法人数 ------------------------------------------ 8

(3)新規就農者数 -------------------------------------- 9

第2 農業経営体等の基本的指標

1 基本的指標の設定 ----------------------------------- 10

2 地域別の経営基盤強化の方向及び営農類型 ------------- 11

3 新規就農者等の基本的指標 --------------------------- 17

第3 農用地の利用集積に関する目標

1 農用地の利用に占めるシェアの目標 ------------------- 19

2 農用地の利用集積面積の目標 ------------------------- 20

3 農地の集約化の目標 --------------------------------- 21

第4 農業経営体等を育成するために必要な事項

1 施策の展開方法 ------------------------------------- 22

2 基本的な施策 --------------------------------------- 22

(1)経営改善促進のための関連対策 -------------------- 22

(2)新規就農者等の育成・確保のための関連対策 -------- 23

(3)農地流動化促進のための関連対策 ------------------ 23

3 推進体制 ------------------------------------------- 24

4 農地中間管理機構が行う特例事業に関する事項 --------- 25

5 農地利用集積円滑化事業の実施に関する基本的な事項 --- 25

別表(農業経営の指標) ----------------------------------- 26

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青森県農業経営基盤の強化の促進に関する基本方針 策定のねらい

1 位置付け

本県農業が、優れた技術力や広大な農地、さらには夏季冷涼な気象などを生かして、

食料供給県としての使命を発揮しながら一層の発展を続けていくために、県では、消費

者が求める安全・安心で良質な農林水産物やその加工品を生産し、強力に売り込んでい

く販売重視の「攻めの農林水産業」を推進しています。

この「攻めの農林水産業」の展開に当たっては、青森力の結集による販売活動の強化

や安全・安心で優れた青森産品づくりなどとともに、農業生産を担う認定農業者や集落

営農など農村を支える多様な経営体を育成することが重要となっています。

このため、個々の農業者自らが将来の経営に関する目標を定め、その目標の実現に向

けた経営改善や農地の利用集積の促進等により農業所得の向上を図り、経営基盤を強化

していく必要があります。

この基本方針は、これらを踏まえて、農業経営基盤強化促進法に基づき、今後の本県

農業の基本的な方向や育成する農業経営体の基本的指標などを示しています。

2 構成

区 分 主 な 内 容

第1

基本的な方向

本県農業の基本方向や育成する農業経営体(新規就農者を含

む)の所得、労働時間、農業経営体数の目標を示しています。

第2

農業経営体等の

基本的指標

農業経営体等の所得などの目標を実現するための具体的な指

標として、地域の実態に即した代表的な営農類型について、経営

規模、生産方式、経営管理の方法、農業従事の態様などを示して

います。

第3

農用地の利用集

積に関する目標

農業経営体の農用地の利用に占める面積のシェアの目標等を

示しています。

第4

農業経営体等を

育成するために必

要な事項

農業経営体等を育成するための施策の展開方法や基本的な施

策、推進体制、農地中間管理機構が行う特例事業(農地売買等事

業)、農地利用集積円滑化事業の実施に関する基本的な事項を示

しています。

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3 基本方針の期間

本基本方針の期間は、平成37年度までの10年間とし、この期間内に達成すること

を目指して、農用地の利用集積、育成する農業経営体数等の目標を掲げています。

4 主要指標

区 分 新基本方針 旧基本方針

1 所得目標

(1) 主たる従事者の所得

(2) 世帯当たりの農業所得

400万円 ~ 500万円程度

530万円 ~ 630万円程度

380 万円 ~ 480 万円程度

500 万円 ~ 600 万円程度

新規就農者

主たる従事者の所得

世帯当たりの所得

200万円 ~ 250万円程度

270万円 ~ 320万円程度

190万円 ~ 240万円程度

250万円 ~ 300万円程度

2 労働時間

1人当たりおおむね

2,000時間程度

1人当たりおおむね

2,000 時間程度

3 育成する農業経営体数等

(1)育成する農業経営体

13,200経営体

うち認定農業者(集落営農組

織を除く)

10,880経営体

うち集落営農組織

185経営体

13,500経営体

個別経営体

13,200経営体

組織経営体

300経営体

(2)法人数

650 法人

(うち集落営農組織の法人数 135法人)

(3)新規就農者数 300 人/年 -

4 農業経営の基本的指標

(1)経営規模

(2)技術体系

(3)地区区分

(4)営農類型数

①個別経営

②組織経営

地域類型ごとに表示

6地域

61類型

52類型

9類型

11類型

地域類型ごとに表示

6地域

55類型

45類型

10類型

11類型 (5)新規就農者等の営農類型

5 担い手の農地利用シェア

(1)農地面積

(2)担い手のシェア

(3)担い手への集積面積

①自作地・借地

②作業受託

③認定農業者等への誘導

による増

153,300ha

90.0%

138,000ha

108,300ha

16,200ha

13,500ha

159,200ha

59.4%

94,500ha

77,100ha

17,400ha

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5 国の動き

(1)最近の農政をめぐる情勢

平成27年3月31日に閣議決定された「新たな食料・農業・農村基本計画」では、

農業や食品産業の成長産業化を促進する「産業政策」と、多面的機能の維持・発揮を

促進する「地域政策」とを車の両輪として施策を推進し、「強い農業」と「美しく活

力ある農村」の創出を目指していく方針が示されました。

このうち産業政策としては、6次産業化等の取組の質の向上と拡大、担い手育成に

向けた重点的な支援、担い手への農地集積・集約化の加速、米政策改革や経営所得安

定対策の着実な推進、収入保険制度の検討等の方針が示されました。

また、平成27年10月5日に環太平洋パートナーシップ協定(TPP)が大筋合

意に至ったことを受け、平成27年11月25日に策定された「総合的なTPP関連

政策大綱」では、優れた経営感覚を備えた担い手の育成・支援、国際競争力のある産

地イノベーションの促進等の方針が示されました。

(2)経営基盤強化に関する動向

国は、担い手への農地集積・集約化を加速し、担い手の農地利用集積割合を全国ベ

ースで80%とする目標を策定しました。

この目標の達成に向け、「農地中間管理事業の推進に関する法律」が平成25年

12月13日に公布され、担い手に対してまとまりのある形で農地を貸し付けできる

よう、県段階に農地中間管理機構を設置することとなりました。

また、同日、改正された「農業経営基盤強化促進法」が公布され、農地保有合理化

事業に関する項目が削除された一方で、青年等就農計画の認定制度が設けられ、従前、

「青年等の就農促進のための資金の貸付等に関する特別措置法」に基づき県が融資し

ていた就農支援資金については、日本政策金融公庫が融資することとなりました。

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第1 農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な方向

1 基本方向

本県は、食料自給率が118%(平成25年度概算値)で、全国第4位と高く、さら

に、米、野菜、果実、畜産物の生産バランスがとれた食料供給県であり、農業は、それ

ぞれの生産分野で蓄積された優れた技術力や広大な農地、さらには夏季冷涼な気象など、

本県の特性を生かした優位産業です。

しかしながら、TPP大筋合意をはじめとする経済のグローバル化や人口減少の進行

など本県の農林水産業と農山漁村は、今、大きな岐路に立っており、これまで以上に産

業としての競争力を高めつつ、地域との調和を重視し、地域に根ざした産業として成長

に導いていくことが求められています。

このため、県は、新たな「攻めの農林水産業」推進基本方針(平成26年1月策定)

に基づき、収益と働く場を生み出す「産業力」の強化と、人口減少社会に対応した「地

域力」の強化を車の両輪として、これらの施策が相乗効果を生み出すことで、本県農林

水産業の「成長産業化」が実現するよう、重点的かつ効果的に施策を展開していくこと

としています。

「産業力」の強化については、農業を生産だけでなく、加工品の製造や販売、サービ

スを含めた「食」産業と捉え、幅広い視野で産業振興に努めていくこととしています。

また、「地域力」の強化については、地域資源を 大限に生かしながら、地域を一つ

の会社と見立てて経営していく「地域経営」の確立を基軸として、生産基盤の維持管理

やコミュニティの再生などの地域の持続的・自立的発展を促す施策を展開することとし

ており、その中心となる担い手の育成に向けては、農業経営基盤強化促進法(昭和55

年法律第65号。以下「法」という。)第12条第1項に規定する農業経営改善計画の

認定を受けた農業者又は組織経営体(以下「認定農業者」という。)、及び法第14条

の4に規定する青年等就農計画の認定を受けた新規就農者(以下「認定新規就農者」と

いう。)などの意欲あふれる多様な経営体の育成と、集落営農組織の法人化などを推進

することを基本として取り組むこととします。

意欲あふれる多様な経営体の育成については、

(1)認定農業者になり得る意欲的な農業者や法人の育成

(2)地域の農業のリード役を目指す若い生産者の育成

(3)農業への新規就業や建設業などの他分野からの新規参入の促進

(4)女性起業家の経営力向上による女性の経営参画の促進や食品加工部門の企業化

などを進めます。

特に、若い生産者に対しては、研修内容の充実等を進めながら、国際化に対応でき

る優れた経営感覚を持ち、意欲的に経営改善に取り組むことができるよう資質の向上

を図っていきます。

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また、集落営農組織の法人化などの推進については、

(1)企業経営の視点を積極的に取り入れながら、地域住民が参加して地域資源の有効

活用を図り、地域全体の収益性を向上する「地域営農企業化」の推進

(2)高収益作物等の新たな生産分野や、加工・流通分野への取組の推進

(3)小規模農家を組み入れた集落営農の組織化・法人化の推進

などを進めます。

また、農作業の効率化等により生産コストの低減を図り、担い手の経営基盤を強化

していくため、農地中間管理機構(農地中間管理事業の推進に関する法律(平成25

年法律第101号。以下「中間管理事業法」という。)第2条第4項)が行う農地中

間管理事業(中間管理事業法第2条第3項))及び農地利用集積円滑化団体(法第

11条の14)が行う地域段階の利用調整活動を通じた利用権の設定などにより、担

い手への農地集積を進めることとし、特に、担い手にとって真にコストダウンにつな

がる農地の集約化(面的集積)を推進します。

さらに、農地集積・集約化のメリットを十分に発揮させるため、農地中間管理事業

を活用した担い手への農地集積・集約化と、担い手の経営強化を一体的に推進するこ

とで、先進モデルとなる事例を育成するとともに、この取組過程と手法を他地域へ波

及させることとします。

このほか、高齢化や労働力不足により遊休化が懸念される農地について、農業上の利

用の増進を図る必要のあるものは、担い手への農地の利用集積を図るなど、農地として

の効率的な利用を確保し、遊休農地の発生防止・解消に努めます。

なお、これらの取組によっても担い手の確保が見込めず、担い手が不足する地域に

おいては、地域の合意のもとに、地域内の農用地を貸借や農作業受託により引き受け

る特定農業法人や特定農業団体(法第23条第4項)の育成を進めます。

2 育成する農業経営体の経営目標

(1)所得

育成する農業経営体(認定農業者、認定新規就農者及び集落営農組織のほか、基

本構想水準到達者をいう。以下同じ)の生涯所得が他産業従事者と遜色のない水準

となるよう、年間農業所得として530万円~630万円程度(主たる農業従事者

1人当たりの年間農業所得として400万円~500万円程度)を目標とします。

(効率的で安定的な農業経営体の所得目標)

なお、このうち、新規就農者については、農業経営開始から5年後に農業で生計

が成り立つ年間農業所得として、農業経営体の目標の5割程度とします。

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<育成する農業経営体の所得目標>

区 分 目 標

新規就農者

主たる農業従事者1人

当たりの年間農業所得

400万円~

500万円程度

200万円~

250万円程度

世 帯 当 た り の

年 間 農 業 所 得

530万円~

630万円程度

270万円~

320万円程度

○目標設定の考え方

◇主たる農業従事者の所得

他産業従事者と遜色のない生涯所得を確保することを前提とし、農業者年金、主たる

従事者の所得を得る期間を考慮して目標を設定しています。

<算出基礎>

(ア)他産業従事者の生涯所得(平成26年賃金構造基本統計調査報告書等)

:2億820万円 (生涯賃金:年間支給額×45年分、退職金、年金受給額:12年間)

(イ)農業者年金:1,680万円(65~77才:12年間)

(ウ)主たる従事者として所得を得る期間:38年=1期(20~26才:本人1/3)、2期(27~57才:

本人)、3期(58~64才:本人2/3)

(エ)主たる従事者の所得:400万円~500万円

(2億820万円-1,680万円)÷38年≒500万円

地域によるばらつき、稲作所得の減などを考慮して、目標所得の下限を400万円

(=500万円×80%)に設定。

◇世帯当たりの農業所得

主たる従事者の農業所得と補助従事者の農業所得、補助従事者数を考慮して目標を設

定しています。

<算出基礎>

(ア)補助従事者の農業所得:105万円

(主たる従事者の半分の労働時間を米生産費調査による時間単価で評価)

(イ)補助従事者数:1.2人

(2010年農業センサスより、3ha以上の販売農家を対象として算出)

(ウ)世帯当たりの農業所得:530万円~630万円

500万円+(105万円×1.2人)≒630万円

地域によるばらつき、稲作所得の減などを考慮して、目標所得の下限を530万円

(≒630万円×80%)に設定。

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(2)労働時間

労働時間は、他産業従事者並み(1人当たり2,000時間程度)を目標とします。

<育成する農業経営体の労働時間目標>

区 分 目 標

主 た る 従 事 者 1 人

当 た り 労 働 時 間 2,000時間程度

○目標設定の考え方

他産業並みの労働時間を前提に目標を設定しています。

<算出基礎>

(ア)他産業の月労働時間(平成25年賃金構造基本統計調査報告書):163時間

(イ)主たる従事者1人当たりの労働時間:2,000時間

163時間×12か月≒2,000時間

3 育成する農業経営体数等の目標

本県農業の持続的な発展を図るためには、意欲あふれる多様な経営体が本県の農業生

産の相当部分を担う農業構造を確立していくことが重要であることから、新規就農の促

進を図るとともに、地域の実情に応じた担い手像を明確にしながら、これら経営体の育

成・確保の目標を設定して推進します。

(1)育成する農業経営体数

育成する農業経営体数については、13,200経営体(うち認定農業者(集落営

農組織を除く)は10,880経営体、集落営農組織は185経営体)を目標としま

す。

<育成する農業経営体数の目標>

区 分 目 標(H37)

育成する農業経営体数 13,200経営体

うち認定農業者数

(集落営農組織を除く) 10,880経営体

うち集落営農組織数 185経営体

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○目標設定の考え方

担い手及びその農地利用の実態に関する調査(平成26年9月24日26経営第1650号経営局

長通知)における市町村の今後育成すべき経営体数の推移を基に、担い手の対象となる認

定農業者(集落営農組織を除く)、認定新規就農者、集落営農組織、基本構想水準到達者

それぞれの目標数を合計して、目標を設定しています。

<算出基礎>

(ア) 認定農業者数(集落営農組織を除く):10,880経営体

直近年次の経営体数を基に、5か年平均増減率(H22~H26)を掛けて算出。

○認定農業者数=H26認定農業者数+同左×増減率×11年

10,880経営体≒9,688経営体+9,688経営体×1.1%×11年

(イ) 認定新規就農者数:1,055経営体

制度開始後1年間の新規認定者数を基に、認定期間の5年間分が積み重なることを想定して算

出。

○認定新規就農者数=H26.10~H27.9 認定新規就農者数×5年

1,055経営体=211経営体×5年

(ウ) 集落営農組織数:185経営体

直近年次の経営体数を基に、5か年平均増減率(H22~H26)を掛けて算出。

○集落営農組織数=H26集落営農組織数+同左×増減率×11年

185経営体≒145経営体+145経営体×2.6%×11年

(エ) 基本構想水準到達者数:1,100経営体

直近2年間の平均値から算出。

○基本構想水準到達者数=直近2年間の平均値

1,100経営体≒(1,084経営体+1,121経営体)÷2

(オ) 育成する農業経営体数の目標:13,200経営体

○目標数=認定農業者数(集落営農組織を除く) +認定新規就農者数+集落営農組織数

+基本構想水準到達者数

13,200経営体≒10,880経営体+1,055経営体+185経営体+1,100経営体

(2)法人数

育成する農業経営体のうち法人数は、650法人(うち集落営農組織の法人は

135法人)を目標とします。

<法人数の目標>

区 分 目 標 (H37)

法 人 数 650法人

うち集落営農組織の法人数 135法人

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○目標設定の考え方

担い手及びその農地利用の実態に関する調査(平成26年9月24日26経営第1650号経営

局長通知)及び県集落営農組織実態調査における認定農業者及び集落営農組織の法人数

の推移を基に、目標を設定しています。

<算出基礎>

(ア) 認定農業者(集落営農組織を除く)の法人数:515法人

直近年次の法人数を基に、5か年平均増減率(H22~H26)を掛けて算出。

○認定農業者の法人数=H26認定農業者法人数+同左×増減率×11年

515法人≒281法人+281法人×7.6%×11年

(イ) 集落営農組織の法人数:135法人

直近年次の法人数を基に、5か年平均増減率(H22~H26)を掛けて算出。

○集落営農組織の法人数=H26集落営農法人数+同左×増減率×11年

135法人≒42法人+42法人×20.1%×11年

(ウ) 育成する農業経営体の法人数:650法人

○目標数=認定農業者(集落営農組織を除く)の法人数+集落営農組織の法人数

650法人=515法人+135法人

※ 認定新規就農者及び基本構想水準到達者の法人数は、直近の法人数が極めて少ないこ

とから、今回の目標数の設定に算入していません。

(3)新規就農者数

新規就農者数については、独立自営と雇用就農を合わせて年間300人を目標とし

ます。

<新規就農者数の目標>

区 分 目 標(H37)

新規就農者数 300人/年

○目標設定の考え方

平均就農年数を45年(20歳から64歳まで)として、「育成する農業経営体数」の

維持が可能となる目標を設定しています。

<算出基礎>

育成する農業経営体数÷平均就農年数

13,200経営体 ÷ 45年 ≒ 300人/年

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第2 農業経営体等の基本的指標

1 基本的指標の設定

将来とも農業で自立していこうとする農業者が、経営改善を進めることによって到達

可能な経営指標を次のとおり設定しています。

また、営農類型ごとの経営規模及び生産方式、経営管理の方法、農業従事の態様等に

関する指標は、別表のとおりです。

(1)経営規模

世帯当たりの労働力は2~3人で、1人当たりの年間労働時間は2,000時間程

度とし、農繁期であっても1日当たり労働時間は10時間を超えないようにして、個

別経営で農業所得530万円~630万円程度、組織経営で主たる農業従事者1人当

たりの農業所得400万円~500万円程度の経営目標を到達できる経営規模として

います。

(2)技術体系

現地で実践されている 新の技術で組み立てていますが、今後、水稲や野菜、果樹、

畜産で開発される革新的な技術についても、普及動向を見極めながら積極的な導入を

図り、生産性の向上と経営の効率化に努めることとしています。

また、指標に示している標準資本装備のうち、個々の利用では償却コス卜が過大と

なる機械・施設については、共同利用としています。

(3)地域区分

自然的・経済的・社会的諸条件を考慮して、東青・中南・三八・西北・上北・下北

の6農業地域区分としています。

(4)営農類型

ア 個別経営

県が作成した「主要作物の技術・経営指標」を基にして、地域区分ごとに、52

営農類型を示しています。

<個別経営の地域区分別営農類型数>

東青 中南 三八 西北 上北 下北 計

9 11 10 10 7 5 52

イ 組織経営

今後、組織経営の育成と集落営農の法人化などを推進していく必要があることか

ら、各地域共通として、9営農類型を示しています。

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2 地域別の経営基盤強化の方向及び営農類型

(1)東青地域

ア 農業の特性

(ア) 水稲とりんごを主体に、トマトやピーマン等の野菜、切り花類、肉用牛等の農業

経営が行われています。

(イ) エコファーマーの認定や特別栽培農産物の認証により、安全・安心な農産物の生

産が行われています。

(ウ) ほ場整備や農地の利用集積等により、集落営農組織の組織化や法人化が図られて

います。

(エ) 女性の特技・経験を活かした加工や直売のほか、地域資源を活用した農作業体験な

どのグリーン・ブルー・ツーリズムの取組が行われています。

イ 経営基盤強化の方向

平坦地帯では、ほ場整備による生産の効率化や農作業受委託の促進等により水稲の

規模拡大を図るとともに、施設野菜や花きの導入・拡大による複合化と飼料用米等の

作付けを推進します。

中山間地帯においては、りんご園地の改植等による生産力の強化、省力技術の導入

などによる生産コストの低減に努めるとともに、おうとう等の導入による果樹複合を

推進します。

また、エコファーマーの認定や特別栽培農産物の認証、耕畜連携による土づくりの

ほか、加工・直売活動の強化とグリーン・ブルー・ツーリズムの取組を推進します。

さらに、地域の担い手を明確化し、農地中間管理事業等の活用により農地の集積・

集約化を図りながら、認定農業者を育成するほか、地域の条件に応じて集落営農組織

の法人化を進めます。

ウ 主な営農類型

営農類型

(9類型)

1

主食用米+飼料用

米+畑作

(そば)

4

花き+主食用米+

飼料用米

(トルコギキョウ他)

7 果樹(りんご)

2

野菜+主食用米+

飼料用米①

(トマト他)

5

果樹+主食用米+

飼料用米

(りんご)

8 酪農

3

野菜+主食用米+

飼料用米②

(ピーマン他)

6

果樹複合(りんご

+おうとう他)+

りんご加工(ジュ

ース)

9

肉用牛+主食用米

+飼料用米

(繁殖)

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(2)中南地域

ア 農業の特性

(ア) りんごと水稲の生産が盛んであり、りんごは本県の約60%を生産する一大産地

を形成しているほか、ぶどうやももなど特産果樹への取組も行われています。

(イ) 水稲は、良食味・高品質米の主産地として良質米品種の作付けが進められ、「青

天の霹靂」の生産拡大とブランド確立に向けた取組が行われています。

(ウ) 野菜は、平坦地帯でトマト、ミニトマト、にんにくなどが、高冷地ではだいこん、

にんじんなどが作付けされ、多種多様な産地が形成されています。

また、花きは、キク、トルコギキョウを中心に産地が形成されています。

イ 経営基盤強化の方向

平坦地帯では、集落営農組織の再編などによる体質強化を図るとともに、直播栽培

などの省力栽培や「青天の霹靂」の良食味・高品質生産の取組を推進します。また、

水稲経営との複合部門としての転作野菜や施設野菜、花きの導入・拡大に努めます。

中山間地帯では、りんご園地の品種構成の見直しや園地の若返りなどによる生産力

の強化、省力化技術などの導入による生産コストの低減、特産果樹導入による果樹複

合の推進などを図ります。高冷地では、土づくりによる野菜の高品質・安定生産を図

ります。

また、農産物を原料とした加工品開発を進め、農産物直売施設による加工品販売な

どの起業活動を推進します。

さらに、地域の担い手の明確化を図りながら、農地中間管理事業等を活用した担い

手への農地の集積・集約化や遊休農地の活用を促進し、認定農業者を主体とした効率

的で安定的な農業経営体の育成を進めます。

ウ 主な営農類型

営農類型

(11類型) 1

主食用米+飼料用

米+大豆 5

野菜+主食用米+

飼料用米③

(夏秋いちご)

9

果樹複合

(りんご+もも)

※加工含む

2 野菜(だいこん+

にんじん) 6

野菜+主食用米+

飼料用米④

(ミニトマト)

10

果樹+主食用米+

飼料用米

(ぶどう)

3

野菜+主食用米+

飼料用米①

(夏秋トマト)

7

花き+主食用米+

飼料用米(トルコギ

キョウ)

11

果樹+野菜

(りんご+夏秋ト

マト)

4

野菜+主食用米+

飼料用米②

(にんにく)

8 果樹(りんご)

※加工含む

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(3)三八地域

ア 農業の特性

(ア) ながいも・にんにくなどの露地野菜、トマト・いちごなどの施設野菜、りんごや

おうとう・なしなどの特産果樹といった多様な園芸作物が生産されています。

また、葉たばこは、県内 大の産地が形成されています。

(イ) 畜産は、黒毛和牛の産地となっているほか、採卵養鶏やブロイラー等の大規模な

飼養が盛んに行われています。

(ウ) 農産加工や産地直売に取り組む農村女性の活発な活動が行われ、地域資源を活用

した観光農業や農作業体験などのグリーンツーリズムの取組が行われています。

また、障がい者の農業就労を推進する農福連携を推進しています。

イ 経営基盤強化の方向

水稲などの土地利用型作物では販売力の強化や集落営農組織の法人化等を推進し

ます。

地域の特産である野菜・果樹・花きなどでは、産地直売や観光果樹園等により、収

益性の向上を図り、一層の産地化を進めます。

畜産では、規模拡大などにより経営の体質強化を図るとともに、本県で唯一の組織

である三戸地方黒毛和種育種組合の活動を中心に「地域の特色ある牛づくり」を推進

します。

また、農産加工や産地直売に取組む女性起業家の育成や農商工連携・6次産業化な

どの取組を強化します。

さらに、認定農業者や新規参入など多様な担い手の育成に努めながら、農地中間管

理事業等を活用した担い手への農地の集積・集約化やマネジメント能力の向上等を推

進し、意欲あふれる農業経営体の育成を目指します。

ウ 主な営農類型

営農類型

(10類型)

1

野菜+主食用米①

(ながいも他)

5

果樹+野菜(りん

ご+ながいも他)

9

肉用牛+野菜

(繁殖+にんにく)

2

野菜+主食用米②

(トマト他)

6

葉たばこ+主食用

米+飼料用米

10

野菜+野菜加工

(にんにく+黒に

んにく)

3

野菜+主食用米+

飼料用米(いちご)

7

花き+野菜(キク+

ほうれんそう)

4

果樹+主食用米

(りんご+おうと

う他)

8

酪農

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(4)西北地域

ア 農業の特性

(ア) 認定農業者や認定新規就農者が比較的多く、農地の利用集積等により経営規模の

大きい農家が増加しています。

(イ) 水稲を主体に畑作・果樹・野菜・畜産による複合経営が多い地域で、大豆は転作

作物として集団組織に作業委託しています。

(ウ) 夏秋トマト、輪ギクなどの施設栽培が盛んなほか、西部の砂丘地帯ではスイカや

ながいも等、露地野菜の大規模産地が形成されています。

イ 経営基盤強化の方向

水田においては、水稲に大豆・小麦を含めた受委託を促進して、規模拡大を図ると

ともに、飼料用米等の新規需要米の生産による西北型稲作を推進します。

併せて、露地野菜の生産力強化やハウスを活用した施設野菜・花き生産の維持強化

を図ります。

りんごは、改植やわい化栽培の促進などによる園地の生産力の増強を図ります。

肉用牛は、公共牧場を活用した夏山冬里方式による放牧拡大を図るほか、稲WCS

や稲わらの有効活用による低コスト生産を推進します。

農産物の加工部門を強化するため、農商工連携による農林水産業の6次産業化と女

性農業者の起業化を促進します。

農村地域社会の維持・振興を図るため、農地中間管理事業等を活用しながら農地の

集積・集約化を着実に推進し、規模拡大や法人化を目指す認定農業者及び集落営農組

織を育成します。

ウ 主な営農類型

営農類型

(10類型)

1 野菜+主食用米①

(トマト+ブロッコリー) 5

主食用米+小麦・大

豆(組織構成員) 9

花き+主食用米②

(輪ギク)

2 野菜+主食用米②

(メロン+スイカ) 6

果樹+主食用米①

(りんご)

※加工含む

10 肉用牛+主食用米

+WCS(繁殖)

3 野菜+主食用米③

(ながいも+ねぎ) 7

果樹+主食用米②

(ぶどう)

※加工含む

4 主食用米+飼料用

米 8

花き+主食用米①

(トルコギキョウ)

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(5)上北地域

ア 農業の特性

(ア) 水稲と野菜を基幹とする複合経営や畜産経営が盛んで、専業農家が多い地域です。

(イ) 水稲では「まっしぐら」が安定して生産されているほか、飼料用米の取組も拡大

しており、野菜ではながいも、にんにく、ごぼう、だいこん、にんじん、こかぶ等

の高品質産地を形成しています。

(ウ) 畜産は、乳用牛、肉用牛とも県内飼養頭数の半数以上を飼育するほか、養鶏や養

豚も大規模に行われており、県内 大の生産地帯となっています。

(エ) 農産物加工や直売は、女性起業を中心として活発な活動が行われています。

イ 経営基盤強化の方向

水稲では、飼料用米等を中心に低コスト・省力化技術である直播栽培の取組を拡大

するとともに、野菜では、基本技術の励行による高品質安定生産を進め、産地力の強

化とブランド化を推進します。

また、酪農や肉用牛については、経営規模の拡大や生産性の向上、飼料用米等の地

域飼料資源の活用による経営基盤の強化を図るとともに、耕種部門との連携による良

質たい肥の生産・供給による資源循環型農業を推進します。

さらに、これらの生産を担う地域の担い手を明確化し、個別経営体の認定農業者へ

の誘導と農地中間管理事業等を活用した農地の集積・集約化を図るほか、地域の条件

に応じた集落営農組織の育成に努めます。

ウ 主な営農類型

営農類型

(7類型)

1

野菜+主食用米+

飼料用米①

(ながいも+にん

にく他)

4

野菜②

(ながいも+こかぶ

他)

7 主食用米+飼料用米

+米飯加工

2

野菜+主食用米+

飼料用米②

(にんにく+トマ

ト他)

5 酪農

3

野菜①

(だいこん+にん

じん他)

6

肉用牛(繁殖)+主

食用米+飼料用米+

野菜

(にんにく)

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(6)下北地域

ア 農業の特性

(ア) 夏季冷涼な気象条件を生かした夏秋いちごを始め、施設を活用したトマト、ほう

れんそうのほか、露地では、だいこんやかぼちゃ、醸造用ぶどうの栽培が行われて

います。

(イ) 地元で生産された農産物を地元で消費する地産地消の取組が進んでいます。

(ウ) 畜産は、肉用牛・乳用牛とも県内有数の産地となっています。

イ 経営基盤強化の方向

水稲は、地域特性を生かし、低アミロース米「ほっかりん」の生産など、下北地域

ならではの米づくりを推進します。

野菜は、地域で振興している夏秋いちごやにんにくのほか、特色ある野菜生産の推

進にも努めます。

畜産は、豊富な飼料基盤等の優位性を生かした酪農及び肉用牛の生産振興を推進し

ます。

さらに、農地中間管理事業等を活用することで、担い手への農地の集積・集約化や

遊休農地の発生防止に努めながら、意欲ある農業経営体の育成を目指します。

ウ 主な営農類型

営農類型

(5類型) 1

野菜①

(夏秋いちご) 3

肉用牛+野菜

(だいこん他) 5

野菜+果樹(ブルーヘ

゙リー)+加工

2 野菜②(トマト+

かぼちゃ他) 4 酪農

(7)各地域共通

<組織経営の営農類型>

営農類型

(9類型)

1 主食用米+飼料用

米+大豆 4

主食用米+大豆+

にんにく 7 主食用米+そば

2 主食用米+小麦 5 主食用米+飼料用

米+にんにく 8

主食用米+飼料用

米+ミニトマト

3 主食用米+大豆 6 主食用米+大豆+

豆腐・味噌加工 9

野菜(ながいも+に

んにく他)

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3 新規就農者等の基本的指標

新規就農者等の基本的指標の設定

新規就農者等が、魅力ある農業経営の実現に向けて、計画的に営農を進めるための目

標とする経営指標を次のとおり設定しています。

また、営農類型ごとの経営規模及び生産方式、経営管理の方法、農業従事の態様等に

関する指標は、別表のとおりです。

(1)経営規模

経営規模は、世帯当たりの労働力が1~2人で、1人当たりの年間労働時間は

2,000時間程度とし、農繁期であっても1日当たりの労働時間は10時間を超え

ないようにして、世帯当たりの農業所得が270万円~320万円に到達できる規模

としています。

(2)技術体系

技術体系は、基本技術の励行と安定生産を目指し、生産技術の習得を 優先するこ

ととしています。

また、指標に示している主要資本装備のうち、個々の利用では償却コス卜が過大と

なる機械・施設については、共同利用とします。

(3)営農類型及び主な地域区分

営農類型は、新規就農者等の技術習得を優先するため、経営が安定するまでの期間

は単一経営を基本とし、これまで認定した就農計画における作物や、地域特産作物を

考慮して、県内全域をカバーできる11類型と主な地域区分を示しています。

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<新規就農者等の営農類型と主な地域区分>

主な地域区分

営農類型

西

1 主食用米+

大豆 ○ ○ ○

2 果樹① りんご ○ ○ ○

3 果樹② りんご+おうとう+西洋なし ○

4 露地野菜① にんにく+ねぎ+ながいも ○ ○

5 露地野菜② ごぼう+ながいも+だいこん ○

6 露地野菜③ メロン+スイカ ○

7 施設野菜① 夏秋いちご ○ ○ ○ ○

8 施設野菜② 夏秋トマト ○ ○ ○ ○ ○

9 施設花き 夏秋ギク+寒締めほうれんそう ○ ○

10 畜産① 肉用牛 ○ ○ ○

11 畜産② 酪農 ○ ○ ○

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第3 農用地の利用集積に関する目標

1 農用地の利用に占めるシェアの目標

育成する農業経営体に、利用権の設定や農作業の委託などを促すことにより農地の利

用集積を進め、総農地面積に占める農地面積のシェアの目標を90%とします。

<農地の利用に占める育成する農業経営体のシェア> (単位:ha、%)

区 分 農地に対するシェア

農地面積 うち育成する農業経営体 シェア

現在の農地(H26) 154,800 74,300 48.0

将来の農地(H37) 153,300 138,000 90.0

○目標設定の考え方

青森県農地中間管理事業の推進に関する基本方針(平成26年3月14日施行)の集積目標

である90%と整合を図ることとし、2010年農林業センサスから現状を推計し、人・

農地プランによる新たな集積の計画面積を加味して目標を設定しています。

<算出基礎>

(ア)将来の農地面積:153,300ha

・平成27年の農地面積153,300ha(平成27年耕地面積統計:農林水産省)を維持

(イ)育成する農業経営体の農地面積:138,000ha

・2010年農林業センサスから推計した現状の集積面積 104,907ha ・・・①

・人・農地プランから試算した今後の集積増加面積 29,050ha・・・②

・平成37年度の集積面積 133,957ha ③ = ①+②

・集積率 87.4%(集積面積133,957ha ÷H37耕地面積153,300ha)

・集積面積 (目標90%に切り上げ)138,000ha (153,300ha×90%=137,970ha)

(注) 1 「農地の利用に占める育成する農業経営体のシェア」は、農地面積に占める育成する農業

経営体のシェアの目標です。

2 農地の利用の面積には特定農作業受託面積を含みます。

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2 農用地の利用集積面積の目標

育成する農業経営体の農地の利用に占めるシェアの目標(90%)を達成するために

は、全体としては138,000ha、新たに63,700haの利用集積が必要です。

また、新たに必要となる利用集積に係る、自作地、借地、農作業受託等の内訳は次の

とおりです。

<自作地及び借地、農作業受託面積の目標> (単位:ha)

区 分 現在の集積面積

(A)

新たな集積面積

(B)

目標集積面積

(A+B)

① 自 作 地 43,800 5,900 49,700

② 借 地 19,200 39,400 58,600

③ 農 作 業 受 託 11,300 4,900 16,200

④ 認定農業者等への誘導 ― 13,500 13,500

計 74,300 63,700 138,000

○目標設定の考え方

担い手の農地利用集積状況調査や、農作業の受託面積、権利移動の面積等を考慮して目

標を設定しています。

<算出基礎>

(ア)育成すべき経営体の現在の集積面積(H27.3末現在):74,300ha

自作地 借 地 農作業受託 計

43,800ha 19,200ha 11,300ha 74,300ha

・将来の集積面積:138,000ha

・新たな集積必要面積:63,700ha(138,000ha-74,300ha)

(イ)新たな自作地面積:5,900ha

・担い手の自作地の年間増加面積:650ha

・目標年までの増加面積:5,900ha

(650ha×9年=5,850ha (H35まで) 改め5,900ha)

(ウ)将来の農作業受託面積:16,200ha

・現在の農作業受託面積:11,300ha

・年間増加面積:540ha

・目標年までの増加面積:4,900ha

(540ha×9年=4,860ha (H35まで) 改め 4,900ha)

(エ)認定農業者等への誘導

・今後育成すべき農業者等の利用面積:13,500ha

(オ)新たな借地面積:39,400ha

63,700ha(新たな集積計)-5,900ha(自作地)-4,900ha(農作業受託)-13,500ha(認定農業者等

への誘導)=39,400ha

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3 農地の集約化の目標

育成する農業経営体の農地が分散し、他の経営体の農地と混在している状況を解消し、

農業経営体への農地の集約化を促進していくため、農地中間管理機構(公益社団法人あ

おもり農林業支援センター)を中核的な事業体として位置付け、市町村、農業委員会、

農地利用集積円滑化団体等との連携を密にし、農地の貸借等を仲介する調整活動を積極

的に行いながら農業経営体への農地の集約割合を高めていきます。

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第4 農業経営体等を育成するために必要な事項

1 施策の展開方法

農業経営体及び新規就農者等の目標の実現に向けて、経営改善や農地の流動化、経営・

生産対策、その他農業経営基盤の強化を促進するための施策を総合的に推進していきま

す。

これら施策の展開に当たっては、集落などの単位ごとに抱えている課題や改善方向を

洗い出し、その構成員の合意のもとに、将来、集落が進むべき方向を明確にするよう誘

導し、その実現に向けた取組を支援します。

この場合、農業者や地域自らの自主的・創造的な活動を基本に、関係機関が連携を図

り、各種関連施策を組合せて相乗効果が高まるよう工夫していきます。

2 基本的な施策

(1)経営改善促進のための関連対策

ア 認定農業者に対しては、経営指導や研修などを行いつつ、経営改善モデルの作成支

援や営農相談、農業経営改善計画の達成に向けたフォローアップ活動を行いながら、

経営の体質強化を図ります。

なお、認定農業者のうち、農業経営改善計画の期間を終了する者に対しては、その

経営の更なる向上に資するため、農業経営指標を活用した当該計画の実践の点検と新

たな計画の作成の指導等を重点的に行います。

イ 特に、地域農業をリードしていく意欲ある農業者等に対しては、経営革新の基礎と

なる会計力やマーケティング力等のマネジメント能力強化に向けた研修等を行いなが

ら、技術革新、コスト削減の意識を持つ経営能力の高い人材を育成、確保していきま

す。

また、法人経営については、経営の高度化のほか、経営の円滑な継承、雇用就農の

受け皿の確保等のメリットがあることから、地域や経営の実情に応じて法人化を推進

していきます。

ウ また、集落営農に対しては、将来的に地域の農地の活用と雇用確保の受け皿となる

よう、集落営農組織の法人化と新たな生産・加工・流通分野への取組に向けて、研修

会や専門家の派遣等による支援を重点的に行います。

エ 農業経営の規模拡大を計画的に進めようとする意欲ある農業者等に対しては、法で

定める利用権設定等促進事業(法第4条第4項第1号)や農地利用集積円滑化事業(法

第4条第3項)及び中間管理事業法で定める農地中間管理事業などの活用により支援

しながら、生産性の向上による経営の体質強化を図ります。

オ 地域で展開されている生産対策を踏まえつつ、認定農業者や集落営農の育成、確保

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のほか、農地の利用集積・集約化、遊休農地の発生防止・解消、女性・高齢者対策等

を総合的かつ計画的に推進します。

(2)新規就農者等の育成・確保のための関連対策

新規就農者等が目標達成のための営農設計を立て、経営全体を的確に管理し企業的

な経営展開が可能となる総合的能力を習得するとともに、地域農業をリードし、持続・

発展させていくための柔軟な発想力や大胆な行動力を発揮できるよう取組を進めま

す。

ア 新規就農者等の確保のため、様々なメディアを活用して本県農業の魅力を発信する

とともに、就農相談会の開催により、就農希望者のニーズに応じた研修先、農地及び

農業経営に関する情報提供を行うなどの取組を進めます。

イ 県営農大学校の教育課程及び研修内容の充実強化を図り、新規就農者等の農業知

識・技術の習得や農業機械の資格取得を支援する研修を実施します。さらに、高等学

校等の教育機関との連携による農業の魅力の啓発、公共職業安定所等との連携による

農業法人等への就農を促進します。

ウ 新規就農者等の定着に向けて、国の青年就農給付金、青年等就農資金の積極的な活

用のほか、「人・農地プラン」に地域の中心的な経営体として位置付けられるよう促

します。

加えて、地域内の農業経営士等が連携して新規就農者等を指導するなど地域の担い

手は地域が育てる地域経営の観点から、栽培技術及び経営管理能力の習得における地

域ぐるみの積極的な取組を支援します。

エ 新規就農者等の経営が安定するまでの間、栽培や経営管理の技術・知識の習得に向

けて、定期的な巡回指導の実施や地域段階の研修会等を開催するとともに、地域ネッ

トワークの構築や農村青少年クラブへの加入を促し、仲間づくりや地域活動等への主

体的な参画を推進します。

オ 新規就農者等が、認定新規就農者を経て、認定農業者へと経営発展できるよう、必

要な支援を重点的に措置する青年等就農計画制度の普及を図るとともに、必要な栽培

技術指導、経営指導等のフォローアップ、青年等就農計画の実施状況の点検を行うな

ど、計画的な育成を推進します。

カ 「青森県若手農業トップランナー育成方針(平成20年3月策定)」に基づき、若

手農業者を将来の本県農業をけん引できる人材へと育成するため、実践力、問題解決

力や経営革新の基礎となる経営会計力の育成・強化などを支援します。

(3)農地流動化促進のための関連対策

農地流動化の促進に当たっては、地域の合意形成に基づき作成する「人・農地プラ

ン」の充実と、プランに即した農地の利用集積・集約化を進めることにより、農業経

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営体の育成と地域全体の農業の発展が図られるよう、適正な運用に努めます。

ア 中間管理事業法で定める農地中間管理事業については、農地中間管理機構(公益

社団法人あおもり農林業支援センター)を担い手への農地の集積・集約化と農地の

有効活用を進める中核的な事業体として位置付け、市町村、農業委員会、農地利用

集積円滑化団体等との連携を密にして、 大限に活用します。

イ 法に定める利用権設定等促進事業については、農業者に対する流動化施策の周知や

流動化情報の提供を行いながら、農業経営体への農地の利用集積を図り、市町村基本

構想で示された目標の早期達成に努めます。

ウ また、農用地利用改善事業(法第4条第4項第3号)については、農用地の有効利

用を図るため、集落機能の活用等を通じて関係農業者等の合意の下に、作付の集団化、

農地の利用関係の改善等を促進する農用地利用改善団体(法第23条第1項に規定す

る農用地利用規程の認定を受けた団体をいう。)の設立を進めます。

特に、担い手の不足が見込まれる地域では、農用地利用改善団体による関係者の合

意のもとに、地区内農地の受け手となる組織として、特定農業団体・特定農業法人の

設立を推進します。

エ 地域ぐるみの農地の利用集積・集約化を進めるため、市町村、農業協同組合等の農

地利用集積円滑化団体の土地利用調整に向けた体制づくりや活動を支援しながら、活

動母体として育成していきます。

オ ほ場の大区画化を推進するため、ほ場整備事業の積極的な導入を図ります。

この場合、営農や機械装備、産地化、余剰労働力の活用など将来ビジョンに対する

関係者の合意形成を図り、交換耕作や換地、交換分合を活用した利用権の設定、農作

業の受委託などによる農業経営体ヘの農地の集約化を基本とします。

3 推進体制

担い手の育成や農地の活用に向けた施策を推進するために、青森県「攻めの農林水産

業」推進本部構造政策部会、青森県担い手育成総合支援協議会及び地域担い手育成総合

支援協議会のもとに、各関係機関・団体との連携強化と役割分担の明確化などを図りま

す。

特に、新規就農者等の育成に当たって、県は公益社団法人あおもり農林業支援センタ

ーを青森県青年農業者等育成センター(以下「育成センター」という。)として就農促

進のための拠点と位置付け、県地域農林水産部及び県営農大学校、農協組織のほか、市

町村及び農業委員会、技術力・経営力に優れた認定農業者や農業経営士が連携して、役

割分担しながら取組を進めます。

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4 農地中間管理機構が行う特例事業に関する事項

中間管理事業法の規定により農地中間管理機構に指定された公益社団法人あおもり

農林業支援センターは、農業経営の規模拡大、農地の集約化その他農地保有の合理化を

促進するため、次に掲げる事業の範囲内で、法第7条に規定する事業を行います。

○農地中間管理機構が行う特例事業

ア 農用地等を買い入れて、当該農用地等を売り渡し、交換し、又は貸し付ける事業

イ 農用地等を売り渡すことを目的とする信託の引受けを行い、及び当該信託の委託

者に対し当該農用地等の価格の一部に相当する金額の無利子貸付けを行う事業

ウ 法第12条第1項の認定に係る農業経営改善計画に従って設立され、又は資本を

増加しようとする農業生産法人に対し農地売買等事業により買い入れた農用地等の

現物出資を行い、及びその出資に伴い付与される持分又は株式を当該農地所有適格

法人の組合員、社員又は株主に計画的に分割して譲渡する事業

エ アに掲げる事業により買い入れた農用地等を利用して新たに農業経営を営もうと

する者に農業の技術又は経営方法を実地に習得させるために行う研修その他の事業

※ 「農地所有適格法人」については、平成28年3月31日までの間は「農業生

産法人」と読み替えるものとする。

5 農地利用集積円滑化事業の実施に関する基本的な事項

(1)法第4条第3項に基づいて各市町村に設置されている農地利用集積円滑化団体は、

農用地等の所有者の委任を受けて、その者を代理して農用地等の貸付け等を行う農地

所有者代理事業を基本として、農地利用集積円滑化事業を実施します。

(2)農地利用集積円滑化団体は、市町村段階の各関係機関・団体と連携を強化するとと

もに、県、農地中間管理機構、県農業会議、県農業協同組合中央会など県段階の関係

機関の連携・支援体制のもと、農地利用集積円滑化事業を実施します。

○農地利用集積円滑化事業

ア 農用地などの所有者の委任を受けて、その者を代理して農用地などについて売渡

し、貸付け又は農業の経営若しくは農作業の委託を行う事業

イ 農用地などを買い入れ、又は借り受けて、当該農用地を売り渡し、交換し、又は

貸し付ける事業

ウ 農地売買等事業により買い入れ、又は借り受けた農用地などを利用して新たに農業

経営を営もうとする者に農業の技術又は経営方法を実地に習得させるために行う研

修その他の事業

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<別 表>

農業経営の指標

1 経営管理等に関する指標

(1)経営管理の方向

ア 経営目標達成のための経営計画の作成を促進します。

イ 経営と家計の分離を図るとともに、経営の合理化、健全化を進めるため、複式簿

記記帳による青色申告を推進します。

ウ 経営成績及び財産状態等を的確に把握し、分析するため、パソコンの利活用を進

めます。

エ 経営の安定化、競争力のある経営体を育成するため、熟度の高い経営体から法人

化を進めます。

(2)農業従事の態様等

ア 後継者、女性農業者の経営参画の意欲を高めるため、家族経営協定の締結に基づ

く、休日制、給料制の導入に努めます。また、雇用労働者の恒常的な確保を要する

経営体では、社会保険ヘの加入に努めます。

イ 他産業並みの労働時間を実現するため、ヘルパー制度の導入や、季節雇用者の適

切な導入を図ります。

ウ 労働環境の快適化を進めるため、作業環境の改善、作業条件の整備に努めます。

エ 労働の安全性の強化を図るため、安全で作業者に適する機械の導入、休憩時間の

確保などに努めます。また、労災保険等各種災害補償制度ヘの加入に努めます。

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2 地域区分別の営農類型の経営規模等に関する指標

(1)東青地域

営農類型 経営規模 生 産 方 式

主食用米+飼

料用米+畑作

(そば)

<作付面積等>

主食用米=12.0ha

飼料用米=4.0ha

そば =8.0ha

<経営面積>

24.0ha

<主要資本装備>

・トラクター(40ps)

・田植機(8条)

・コンバイン(4条)

・パイプハウス(360坪)

<その他>

飼料用米は直播栽培

野菜+主食用

米+飼料用米

(トマト他)

<作付面積等>

主食用米=6.5ha

飼料用米=1.0ha

そば= 5.0ha

野菜= 0.3ha

トマト 0.3ha

<経営面積>

12.8ha

<主要資本装備>

・トラクター(30ps・2戸共同)

・田植機(6条・2戸共同)

・コンバイン(4条・2戸共同)

・パイプハウス(900坪)

・管理機

・動力噴霧機

<その他>

・トマトは施設栽培

野菜+主食用

米+飼料用米

(ピーマン他)

<作付面積等>

主食用米=7.0ha

飼料用米=2.0ha

そば= 4.5ha

野菜=0.55ha

ピーマン 0.25ha

ねぎ 0.3 ha

<経営面積>

14.05ha

<主要資本装備>

・トラクター(40ps・2戸共同)

・田植機(6条・2戸共同)

・コンバイン(4条・2戸共同)

・管理機

・動力噴霧機

花き+主食用

米+飼料用米

(トルコギキョウ他)

<作付面積等>

主食用米=2.0ha

飼料用米=1.0ha

花き=0.27ha

トルコギキョウ

0.17ha

夏秋ギク 0.1ha

<経営面積>

3.27ha

<主要資本装備>

・トラクター(30ps、4戸共同)

・田植機(6条・4戸共同)

・コンバイン(4条・4戸共同)

・パイプハウス(810坪)

<その他>

・トルコギキョウ及び夏秋ギクは施設栽培

(注)個別経営に係る営農類型ごとの農業経営の指標について、その前提となる労働力構成は、県内の

事例などから推計して1戸当たり2~3人とし、1日当たり 大就労可能時間は10時間程度としてい

る。(以下各地域とも共通)

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営農類型 経営規模 生 産 方 式

果樹+主食用

米+飼料用米

(りんご)

<作付面積等>

主食用米=1.0ha

飼料用米=1.0ha

果樹= 2.1ha

りんご2.1ha

<経営面積>

4.1ha

<主要資本装備>

・トラクター(30ps・4戸共同)

・田植機(6条・4戸共同)

・コンバイン(4条・4戸共同)

・スピードスプレーヤ(1,000㍑・2戸共同)

<その他>

・りんごの品種:つがる0.2ha、早生ふじ0.4ha、

ジョナゴールド0.3ha、王林 0.2ha、トキ

0.2ha、ふじ0.8ha

果樹複合(りん

ご+おうとう)

+りんご加工

(ジュース)

<作付面積等>

果樹= 2.2 ha

りんご 2.0ha

おうとう 0.2ha

<経営面積>

2.2ha

<主要資本装備>

・スピードスプレーヤ(1000㍑・2戸共同)

・おうとう雨除けハウス(20a)

<その他>

・りんごの品種:つがる0.2ha、早生ふじ0.3ha、

ジョナゴールド0.2ha、王林0.2ha、トキ

0.2ha、ふじ0.9ha

・おうとうの品種:佐藤錦0.1ha、南陽0.1ha

・りんごジュースは、加工業者へ委託

果樹(りんご)

<作付面積等>

果樹= 2.6ha

りんご2.6ha

<経営面積>

2.6ha

<主要資本装備>

・スピードスプレーヤ(1,000㍑)

<その他>

・りんごの品種:つがる0.3ha、早生ふじ0.3ha、

ジョナゴールド0.4ha、王林0.3ha、トキ

0.2ha、ふじ1.1ha

酪 農

<作付面積等>

経産牛=50頭

飼料作物=18.0ha

<経営面積>

18.0ha

<主要資本装備>

・トラクター(70ps、40ps、30ps)

・畜舎(200坪)

・堆肥舎(100坪)

・パイプラインミルカー

・飼料作物調製機械一式

<その他>

・通年サイレージ体系

・飼料作物は牧草12.0ha、デントコーン6.0ha

肉用牛+主食

用米+飼料用

米(繁殖)

<作付面積等>

肉用牛= 30頭

主食用米=7.0ha

飼料用米=1.0ha

飼料作物= 6.0ha

<経営面積>

14.0ha

<主要資本装備>

・トラクター(50ps・4戸共同)

・田植機(6条・4戸共同)

・コンバイン(4条・4戸共同)

・畜舎(60坪)

・飼料作物調製機械一式(4戸共同)

<その他>

・肉用牛は黒毛和種の繁殖

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(2)中南地域

営農類型 経営規模 生 産 方 式

主食用米+飼

料用米+大豆

<作付面積等>

主食用米=7.0ha

飼料用米=5.0ha

水稲作業受託 =5.0ha

大豆 =6.0ha

<経営面積>

18.0ha

<主要資本装備>

・トラクター(50ps)

・田植機(8条)

・コンバイン(自脱型、4条)

・乾燥・調製は農協委託

<その他>

・大豆は転作

・水稲作業受託は耕起・代かき・田植・刈取の

4作業

野菜(だいこん

+にんじん)

<作付面積等>

野菜=8.0ha

だいこん 3.5ha

にんじん 4.0ha

キャベツ 0.2ha

はくさい 0.3ha

<経営面積>

8.0ha

<主要資本装備>

・トラクター(30ps、50ps)

・ブームスプレーヤ

・にんじん収穫機

<その他>

・だいこんは夏、秋冬だいこん

・にんじんは春夏、秋にんじん

野菜+主食用

米+飼料用米

(夏秋トマト)

<作付面積等>

野菜=0.5ha

夏秋トマト0.5ha

主食用米=6.0ha

飼料用米=3.0ha

水稲作業受託 =3.0ha

<経営面積>

10.0ha

<主要資本装備>

・パイプハウス(1,500坪)

・トラクター(30ps)

・田植機(6条)

・コンバイン(自脱型、4条)

・乾燥・調製は農協委託

<その他>

・夏秋トマト、飼料用米は転作

・夏秋トマト敷地面積 1.0ha

野菜+主食用

米+飼料用米

(にんにく)

<作付面積等>

野菜=1.4ha

にんにく 0.8ha

アスパラガス 0.6ha

主食用米=1.6ha

飼料用米=0.8ha

<経営面積>

3.8ha

<主要資本装備>

・トラクター(30ps)

・田植機(6条)

・コンバイン(自脱型、4条)

・水稲播種関係の機械類は4戸共同

・乾燥・調製は農協委託

<その他>

・野菜は転作

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営農類型 経営規模 生 産 方 式

野菜+主食用

米+飼料用米

(夏秋いちご)

<作付面積等>

野菜=0.3ha

夏秋いちご

0.3ha

主食用米=0.8ha

飼料用米=0.4ha

<経営面積>

2.0ha

<主要資本装備>

・パイプハウス(900坪)

・トラクター(30ps)

・田植機(6条)

・コンバイン(自脱型、4条)

・水稲播種関係の機械類は4戸共同

・乾燥・調製は農協委託

<その他>

・夏秋いちごは転作

・夏秋いちご敷地面積 0.8ha

野菜+主食用

米+飼料用米

(ミニトマト)

<作付面積等>

野菜=0.12ha

ミニトマト 0.12ha

主食用米=6.0ha

飼料用米=3.0ha

水稲作業受託 =3.0ha

<経営面積>

9.24ha

<主要資本装備>

・パイプハウス(360坪)

・トラクター(30ps)

・田植機(6条)

・コンバイン(自脱型、4条)

・乾燥・調製は農協委託

<その他>

・ミニトマト、飼料用米は転作

・ミニトマト敷地面積 0.24ha

花き+主食用

米+飼料用米

(トルコギキ

ョウ)

<作付面積等>

花き=0.3ha

トルコギキョウ 0.3ha

主食用米=0.8ha

飼料用米=0.4ha

<経営面積>

2.0ha

<主要資本装備>

・パイプハウス(900坪)

・トラクター(30ps)

・田植機(6条)

・コンバイン(自脱型、4条)

・乾燥・調製は農協委託

<その他>

・花きは転作

・花きの敷地面積 0.8ha

果樹(りんご)

※加工含む

<作付面積等>

果樹=2.2ha

りんご 2.2ha

<経営面積>

2.2ha

<主要資本装備>

・スピードスプレーヤ(1,000㍑)

・フォークリフト

・防風施設

<その他>

・りんごの品種:ふじ1.2ha、つがる0.4ha、

王林0.3ha、ジョナゴールド0.3ha

・加工部門はリンゴジュース農協委託

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営農類型 経営規模 生 産 方 式

果樹複合

(りんご+も

も)

※加工含む

<作付面積等>

果樹=2.2ha

りんご 2.0ha

もも 0.2ha

<経営面積>

2.2ha

<主要資本装備>

・スピードスプレーヤ(1,000㍑)

・フォークリフト

・防風施設

<その他>

・りんごの品種:ふじ1.2ha、つがる0.2ha、

王林0.3ha、ジョナゴールド0.3ha

・ももの品種:川中島0.2ha

・加工部門はリンゴジュース農協委託

果樹+主食用

米+飼料用米

(ぶどう)

<作付面積等>

果樹=2.0ha

ぶどう 2.0ha

主食用米=4.0ha

飼料用米=2.0ha

<経営面積>

8.0ha

<主要資本装備>

・トラクター(30ps)

・田植機(6条)

・コンバイン(自脱型、4条)

・水稲播種関係の機械類は4戸共同

・乾燥・調製は農協委託

・垣根仕立て

<その他>

・ぶどう、飼料用米は転作

・ぶどうの品種:スチューベン1.5ha、キャン

ベル0.5ha

果樹+野菜(り

んご+夏秋ト

マト)

<作付面積等>

果樹=2.0ha

りんご 2.0ha

野菜=0.1ha

夏秋トマト0.1ha

<経営面積>

2.1ha

<主要資本装備>

・スピードスプレーヤ(1,000㍑)

・フォークリフト

・防風施設

・パイプハウス(300坪)

・トラクター(30ps)

<その他>

・りんごの品種:ふじ1.2ha、つがる0.2ha、

王林0.4ha、ジョナゴールド0.2ha

・加工部門はリンゴジュース農協委託

・夏秋トマト敷地面積 0.2ha

・夏秋トマトは転作

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(3)三八地域

営農類型 経 営 規 模 生 産 方 式

野菜+主食用

米①

(ながいも他)

<作付面積等>

野菜=3.1ha

ながいも 1.8ha

ながいも種子 0.4ha

ねぎ 0.9ha

主食用米=0.6ha

緑肥作物=1.0ha

<経営面積>

4.7ha

<標準資本装備>

・ながいもトレンチャー、掘取機

・ねぎ皮むき機、移植機、収穫機

・トラクター(70ps、40ps)

・田植機(6条、5戸共同利用)

・コンバイン(自脱型、4条、5戸共同利用)

<その他>

・緑肥による地力増進

・借地2.0ha

野菜+主食用

米②

(トマト他)

<作付面積等>

野菜=0.8ha

トマト 0.4ha

にんにく 0.4ha

主食用米=0.6ha

<経営面積>

1.4ha

<標準資本装備>

・パイプハウス(1,300坪)

・にんにく収穫機、にんにく乾燥機

・トラクター(30ps)

・田植機(6条、4戸共同利用)

・コンバイン(自脱型、4条、4戸共同利用)

<その他>

・にんにくは優良種苗の導入

野菜+主食用

米+飼料用米

(いちご)

<作付面積等>

野菜=0.5ha

いちご 0.3ha

いちご苗 0.2ha

主食用米=0.5ha

飼料用米=0.5ha

<経営面積>

1.5ha

<標準資本装備>

・パイプハウス(975坪)

・トラクター(30ps)

・土壌消毒器

・田植機(6条、4戸共同利用)

・コンバイン(自脱型、4条、4戸共同利用)

<その他>

・飼料用米は、主食用米と同一品種

果樹+主食用

(りんご+お

うとう他)

<作付面積等>

果樹=2.3ha

りんご 2.1ha

おうとう 0.2ha

主食用米=0.5ha

<経営面積>

2.8ha

<標準資本装備>

・スピードスプレーヤ(1,000㍑、4戸共同利用)

・おうとうは雨よけ施設

・トラクター(23ps)

・田植機(6条、4戸共同利用)

・コンバイン(自脱型、4条、4戸共同利用)

<その他>

・りんごの品種:つがる0.4ha、王林0.3ha、

ジョナゴールド0.3ha、ふじ1.1ha

・果樹の改植等で補助事業活用

・飼料用米は、主食用米と同一品種

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営農類型 経 営 規 模 生 産 方 式

果樹+野菜

(りんご+

ながいも他)

<作付面積等>

果樹=1.4ha

りんご 1.0ha

西洋なし 0.4ha

野菜=1.25ha

ながいも 1.0ha

ながいも種子

0.25ha

緑肥作物=0.65ha

<経営面積>

3.3ha

<標準資本装備>

・スピードスプレーヤ(500㍑、4戸共同利用)

・西洋なしは棚仕立て

<その他>

・りんごの品種:つがる0.3ha、ふじ0.3ha、

ジョナゴールド0.4ha

・西洋なしはゼネラル・レクラーク

・緑肥による地力増進

・借地0.5ha

・果樹の改植等で補助事業活用

葉たばこ+主

食用米+飼料

用米

<作付面積等>

葉たばこ=1.9ha

主食用米=0.7ha

飼料用米=0.7ha

<経営面積>

3.3ha

<標準資本装備>

・葉たばこ管理機等一式

・トラクター(40ps)

・田植機(6条、4戸共同利用)

・コンバイン(自脱型、4条、4戸共同利用)

・コンパクト乾燥機

・温湿度コントロール装置

<その他>

・借地0.3ha

・飼料用米は、主食用米と同一品種

花き+野菜(キ

ク+ほうれん

そう)

<作付面積等>

花き=0.6ha

夏秋ギク 0.3ha

秋ギク 0.2ha

小ギク 0.1ha

野菜=(0.25)ha

ほうれんそう(後作) (0.25ha)

<経営面積>

0.6ha

延べ面積 0.85ha

<標準資本装備>

・パイプハウス(1,700坪)

・動力噴霧機

・暖房機

・選花機

<その他>

・ほうれんそうは夏秋ギクの後作

・施設等は補助事業を活用

酪農

<作付面積等>

乳用牛(経産40頭)

草地=22.0ha

牧草 17.0ha

デントコーン 5.0ha

<経営面積>

22.0ha

<標準資本装備>

・畜舎(125坪)

・乾草収納庫(61坪)

・堆肥舎(300㎡)

・パイプラインミルカー

・バーンクリーナー

・トラクター(90ps、40ps)

<その他>

・通年サイレージ体系

・借地12.0ha

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営農類型 経 営 規 模 生 産 方 式

肉用牛+野菜

(繁殖+にん

にく)

<作付面積等>

肉用牛(繁殖30頭)

草地=3.5ha

牧草 2.0ha

デントコーン 1.5ha

野菜=0.2ha

にんにく 0.2ha

主食用米=0.5ha

飼料用米=0.5ha

<経営面積>

4.7ha

<標準資本装備>

・畜舎(60坪)

・堆肥舎(250㎡)

・トラクター(50ps)

・田植機(6条、4戸共同利用)

・コンバイン(自脱型、4条、4戸共同利用)

・コーンハーベスタ

・にんにく収穫機、にんにく乾燥機

<その他>

・借地2.0ha

野菜+野菜加

(にんにく+

黒にんにく)

<作付面積等>

野菜=0.8ha

にんにく 0.8

野菜加工

黒にんにく 400㎏

主食用米=0.8ha

<経営面積>

1.6ha

<標準資本装備>

・トラクター(30ps)

・田植機(6条、4戸共同利用)

・コンバイン(自脱型、4条、4戸共同利用)

・にんにく収穫機、にんにく乾燥機

・保温機

<その他>

・黒にんにくの生産用原料は一部冷蔵委託

・黒にんにくは、インターネットや都市小売店、

地元産直所等で販売

(4)西北地域

営農類型 経営規模 生 産 方 式

野菜+主食用

米①(トマト+

ブロッコリー)

<作付面積等>

野菜=1.0(1.1)ha

トマト(夏秋)0.4ha

ブロッコリー0.6ha

ほうれんそう(トマト後)

(0.1ha)

主食用米=4.0ha

大豆(委託)=(2.0ha)

<経営面積>

7.0ha

延べ 7.1ha

<標準資本装備>

・トラクター(30ps)

・背負動力散布機

・田植機(6条、4戸共同利用)

・コンバイン(自脱型、4条、4戸共同利用)

・ブームスプレーヤ(2戸共同利用)

・パイプハウス(1,200坪)

<その他>

・主食用米乾燥調製、大豆全作業委託

・水田借地2.0ha

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営農類型 経営規模 生 産 方 式

野菜+主食用

米②(メロン+

スイカ)

<作付面積等>

野菜=3.1ha

メロン(雨よけ) 1.8ha

メロン(ハウス) 0.1ha

スイカ 1.2ha

主食用米=3.5ha

<経営面積>

6.6ha

<標準資本装備>

・トラクター(30ps)

・背負動力散布機

・田植機(6条、4戸共同利用)

・コンバイン(自脱型、4条、4戸共同利用)

・ブームスプレーヤ(2戸共同利用)

・パイプハウス(500坪)

<その他>

・主食用米乾燥調製委託

・水田借地1.8ha

野菜+主食用

米③(ながいも

+ねぎ)

<作付面積等>

野菜=2.3ha

ながいも(種子自給)1.5ha

ながいも(種子)0.3ha

ねぎ 0.5ha

主食用米=3.0ha

大豆(委託)=(2.0ha)

<経営面積>

7.3ha

<標準資本装備>

・トラクター(40ps、70ps)

・背負動力散布機

・田植機(6条、4戸共同利用)

・コンバイン(自脱型、4条、4戸共同利用)

・ながいも植付機

・ブームスプレーヤ

・動力噴霧機

・播種機

・掘取機

<その他>

・主食用米乾燥調製、大豆全作業委託

・水田借地2.0ha

主食用米+飼

料用米

<作付面積等>

主食用米=13.0ha

移植 6.5ha

乾田直播 6.5ha

飼料用米= 9.0ha

(疎植)

水稲作業受託=(5.0ha)

<経営面積>

22.0ha

<標準資本装備>

・トラクター(40ps)

・背負動力散布機

・田植機(6条)

・コンバイン(自脱型、6条)

・乾燥機(50石、4台)

・直播播種機(8条)

・水田ビーグル

<その他>

・水田借地11.0ha

・水稲作業受託は耕起・田植・刈取の3作業

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営農類型 経営規模 生 産 方 式

主食用米+小

麦・大豆(組織

構成員)

<作付面積等>

主食用米=8.0ha

小麦特定作業受託

(組織構成員)=12.0ha

<経営面積>

20.0ha

<標準資本装備>

・トラクター(30ps、50ps)

・背負動力散布機

・田植機(6条)

・ロータリーシーダー

・コンバイン(汎用型)

・乾燥機(50石、4台)

・ブームスプレーヤー

<その他>

・水田借地12.0ha

・3戸共同、全体で36.0ha受託

・小麦作業受託全作業

<作付面積等>

主食用米=5.0ha

大豆特定作業受託

(組織構成員)=10.0ha

<経営面積>

15.0ha

<標準資本装備>

・トラクター(50ps)

・背負動力散布機

・広幅散布機

・田植機(6条)

・コンバイン(自脱型、4条)

・ビーンハーベスタ(自走式)

・乾燥機(50石、4台)

・ブームスプレーヤー

<その他>

・水田借地10.0ha

・3戸共同、全体で30.0ha受託

・大豆作業受託全作業

果樹+主食用

米①(りんご)

※加工含む

<作付面積等>

果樹=2.1ha

りんご 2.1ha

主食用米=1.0ha

<経営面積>

3.1ha

<標準資本装備>

・背負動力散布機

・トラクター(30ps)

・田植機(6条、4戸共同利用)

・コンバイン(自脱型、4条、4戸共同利用)

・スピードスプレーヤ(1,000㍑、2戸共同利用)

<その他>

・主食用米乾燥調製委託

・りんごの品種:つがる0.3ha、ジョナゴール

ド0.3ha、トキ0.3ha、ふじ1.2ha

・加工部門はリンゴジュース委託

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営農類型 経営規模 生 産 方 式

果樹+主食用

米②(ぶどう)

※加工含む

<作付面積等>

果樹=2.0ha

ぶどう 2.0ha

主食用米=4.0ha

<経営面積>

6.0ha

<標準資本装備>

・背負動力散布機

・トラクター(30ps)

・田植機(6条、4戸共同利用)

・コンバイン(自脱型、4条、4戸共同利用)

・スピードスプレーヤ(500㍑、2戸共同利用)

<その他>

・水田借地2.0ha

・主食用米乾燥調製委託

・ぶどうの品種:スチューベン1.8ha、シャイ

ンマスカット(施設)0.2ha

・加工部門はぶどうジュース委託

花き+主食用

米①(トルコギキョ

ウ)

<作付面積等>

花き=0.17ha

トルコギキョウ 0.17ha

野菜=0.03ha

ほうれんそう(花き後)

0.03ha

主食用米=3.2ha

大豆(委託)=2.0ha

<経営面積>

5.37ha

延べ 5.40ha

<標準資本装備>

・トラクター(30ps)

・背負動力散布機

・広幅散布機

・田植機(6条、4戸共同利用)

・コンバイン(自脱型、4条、4戸共同利用)

・パイプハウス(500坪)

・動力噴霧機

<その他>

・水田借地2.0ha

・主食用米乾燥調製、大豆全作業委託

花き+主食用

米②(輪ギク)

<作付面積等>

花き=0.40ha

夏秋ギク0.35ha

秋ギク 0.05ha

主食用米=3.0ha

大豆(委託)=1.5ha

<経営面積>

4.9ha

<標準資本装備>

・トラクター(30ps)

・背負動力散布機

・広幅散布機

・田植機(6条、4戸共同利用)

・コンバイン(自脱型、4条、4戸共同利用)

・パイプハウス(500坪)

・動力噴霧機

<その他>

・水田借地1.5ha

・主食用米乾燥調製、大豆全作業委託

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営農類型 経営規模 生 産 方 式

肉用牛+主食

用米+WCS

(繁殖)

<作付面積等>

肉用牛(繁殖22頭)

主食用米=4.0ha

水稲作業受託=3.5ha

WCS=3.0ha

<経営面積>

7.0ha

<標準資本装備>

・トラクター(40ps)、トラクター(50ps)

・背負動力散布機

・田植機(6条)

・コンバイン(自脱型、4条)

・畜舎(木造平屋)

・乾草庫(パイプハウス)

・堆肥舎

・パドック

<その他>

・主食用米乾燥調製は委託

・水田借地3.0ha

・水稲作業受託は耕起・田植・刈取の3作業

(5)上北地域

営農類型 経 営 規 模 生 産 方 式

野菜+主食用

米+飼料用米

①(ながいも+

にんにく他)

<作付面積等>

野菜=2.3ha

ながいも 1.0ha

ながいも種子

0.25ha

にんにく 0.6ha

ごぼう 0.3ha

ねぎ 0.15ha

主食用米=1.5ha

飼料用米=1.5ha

<経営面積>

5.3ha

<主要資本装備>

・パイプハウス(270坪)

・トレンチャー

・ブームスプレーヤー

・ながいも収穫機

・にんにく収穫機・乾燥機

・ねぎ調整機

・トラクター(70ps、40ps、30ps)

・田植機(6条)

・コンバイン(自脱型、4条)

・トラック(1t)

<その他>

・水稲乾燥調製委託

野菜+主食用

米+飼料用米

②(にんにく+

トマト他)

<作付面積等>

野菜=0.8ha

にんにく 0.6ha

トマト 0.2ha

主食用米=1.5ha

飼料用米=1.5ha

<経営面積>

3.8ha

<主要資本装備>

・パイプハウス(600坪)

・にんにく収穫機・乾燥機

・トラクター(30ps)

・田植機(6条)

・コンバイン(自脱型、4条)

・トラック(1t)

<その他>

・水稲乾燥調製委託

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営農類型 経 営 規 模 生 産 方 式

野菜①(だいこ

ん+にんじん

他)

<作付面積等>

野菜=8.0ha

だいこん 2.0ha

にんじん 2.0ha

ながいも 0.8ha

ながいも種子

0.2ha

ごぼう 1.0ha

ばれいしょ2.0ha

<経営面積>

8.0ha

<主要資本装備>

・トラクター(70ps、40ps、30ps)

・だいこん洗浄機

・にんじん収穫機

・ながいも収穫機

・トレンチャー

・ブームスプレーヤー

・トラック(1t)

<その他>

・だいこん、にんじんは春から秋まで連続的に

作付

野菜②(ながい

も+こかぶ他)

<作付面積等>

野菜=3.2ha

ながいも 0.8ha

ながいも種子

0.2ha

こかぶ 1.5ha

緑肥 0.7ha

<経営面積>

3.2ha

<主要資本装備>

・トラクター(70ps、40ps)

・かぶ洗浄機

・トレンチャー

・ながいも収穫機

・ブームスプレーヤー

・トラック(1t)

<その他>

・こかぶは春から秋まで連続的に作付

酪農

<作付面積等>

乳用牛(経産30頭、育

成15頭)

草地=10.4ha

牧草 7.0ha

デントコーン

3.4ha

<経営面積>

10.4ha

<主要資本装備>

・畜舎(145坪)

・堆肥舎(130坪)

・乾草収納庫(100坪)

・バーンクリーナー

・バルククーラー

・パイプラインミルカー

・トラクター(50ps)

肉用牛(繁殖)

+主食用米+

飼料用米+野

菜(にんにく)

<作付面積等>

肉用牛(繁殖20頭)

草地=3.2ha

牧草 3.2ha

主食用米=1.5ha

飼料用米=1.5ha

野菜=0.3ha

にんにく 0.3ha

<経営面積>

6.5ha

<主要資本装備>

・パイプハウス(270坪)

・畜舎(156坪)

・堆肥舎(47坪)

・乾草収納庫(52坪)

・にんにく収穫機・乾燥機

・動力噴霧機

・トラクター(30ps)

・田植機(6条)

・コンバイン(自脱型、4条)

・トラック(1t)

<その他>

・肉用牛は黒毛和種

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営農類型 経 営 規 模 生 産 方 式

主食用米+飼

料用米+米飯

加工

<作付面積等>

主食用米=5.0ha

飼料用米=5.0ha

米飯加工

年間7,000kg

<経営面積>

10.0ha

<主要資本装備>

・パイプハウス(900坪)

・トラクター(30ps)

・田植機(6条)

・コンバイン(自脱型、4条)

・トラック(2t)

・加工所(6坪)

<その他>

・水稲乾燥調製委託

・主食用米のうち1.5ha分を加工に仕向け

(6)下北地域

営農類型 経 営 規 模 生 産 方 式

野菜①(夏秋い

ちご)

<作付面積等>

野菜=0.4ha

夏秋いちご 0.4ha

<経営面積>

0.4ha

<主要資本装備>

・パイプハウス(1,200坪)

・冷蔵庫

・管理機(8ps)

野菜②

(トマト+

かぼちゃ他)

<作付面積等>

野菜=1.3(1.5)ha

トマト 0.2ha

ほうれんそう(トマト

後) (0.2ha)

かぼちゃ 0.2ha

にんにく 0.4ha

ながいも 0.5ha

<経営面積>

1.3ha

延べ 1.5ha

<主要資本装備>

・パイプハウス(600坪)

<その他>

・ほうれんそうはトマトの後作

・かぼちゃは、1株1果どり

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営農類型 経 営 規 模 生 産 方 式

肉用牛+野菜

(だいこん他)

<作付面積等>

肉用牛(肥育25頭)

草 地=8.0ha

牧 草 4.0ha

放牧地 4.0ha

野菜=2.7ha

だいこん 1.5ha

ながいも 0.2ha

ながいも種子 0.1ha

たらの芽 0.9ha

<経営面積>

10.7ha

<主要資本装備>

・畜舎(50坪)

・トレンチャー

・ながいも堀取機

・ブームスプレーヤー

<その他>

・肉用牛は黒毛和種

酪農

<作付面積等>

乳用牛(経産牛50頭)

草 地=21.0ha

牧 草 15.0ha

デントコーン 6.0ha

<経営面積>

21.0ha

<主要資本装備>

・畜舎(150坪)

・パイプラインミルカー

・トラクター(70ps、2台)

<その他>

・草地借地2.0ha

野菜+果樹(ブ

ルーベリー)+加工

<作付面積等>

野菜=0.6(0.8)ha

トマト 0.2ha

ほうれんそう(トマト

後)(0.2ha)

にんにく 0.4ha

果樹=0.3ha

ブルーベリー 0.3ha

加工

ブルーベリージュース=

年間 500本

<経営面積>

0.9ha

延べ 1.1ha

<主要資本装備>

・パイプハウス(600坪)

・ほうれんそうはトマトの後作

<その他>

・ブルーベリージュースは産地直売所等で販売

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3 組織経営の指標

<各地域共通>

営農類型 経営規模 生 産 方 式

主食用米+

飼料用米+

大豆

<作付面積等>

主食用米=21.0ha

飼料用米=10.5ha

大 豆=10.5ha

<経営面積>

42.0ha

<主要資本装備>

・トラクター(40ps・70ps、2台)

・田植機(8条、1台)

・コンバイン(自脱型6条、1台)

・コンバイン(汎用型、1台)

<その他>

・経営面積は全て借地

・主食用米の一部と飼料用米は直播栽培

・主食用米と飼料用米、大豆の病害虫防除と乾

燥調製は委託

主食用米+

小麦

<作付面積等>

主食用米=25.5ha

小 麦=25.5ha

<経営面積>

51.0ha

<主要資本装備>

・トラクター(40ps・70ps、2台)

・田植機(8条、1台)

・コンバイン(自脱型6条、1台)

・コンバイン(汎用型、1台)

<その他>

・経営面積は全て借地

・主食用米の一部は直播栽培

・主食用米と小麦の病害虫防除と乾燥調製は委

主食用米+

大豆

<作付面積等>

主食用米=13.5ha

大 豆=13.5ha

<経営面積>

27.0ha

<主要資本装備>

・トラクター(40ps・40ps、2台)

・田植機(6条、1台)

・コンバイン(自脱型5条、1台)

・コンバイン(汎用型、1台)

<その他>

・経営面積は全て借地

・主食用米の一部は直播栽培

・主食用米と大豆の病害虫防除と乾燥調製は委

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営農類型 経営規模 生 産 方 式

主食用米+

大豆+

にんにく

<作付面積等>

主食用米=10.0ha

大 豆= 9.4ha

にんにく= 0.6ha

<経営面積>

20.0ha

<主要資本装備>

・トラクター(40ps・40ps、2台)

・田植機(6条、1台)

・コンバイン(自脱型5条、1台)

・コンバイン(汎用型、1台)

<その他>

・経営面積は全て借地

・主食用米の一部は直播栽培

・主食用米と大豆の病害虫防除と乾燥調製は

委託

・にんにくはマルチ栽培

主食用米+

飼料用米+

にんにく

<作付面積等>

主食用米=20.0ha

飼料用米=18.8ha

にんにく= 1.2ha

<経営面積>

40.0ha

<主要資本装備>

・トラクター(40ps・70ps、2台)

・田植機(6条、1台)

・コンバイン(自脱型4条・6条、2台)

<その他>

・経営面積は全て借地

・主食用米の一部と飼料用米は直播栽培

・主食用米と飼料用米の病害虫防除と乾燥調製

は委託

・にんにくはマルチ栽培

主食用米+

大豆+豆腐・

味噌加工

<作付面積等>

主食用米=12.5ha

大 豆=12.5ha

豆 腐=5,600丁

味 噌=1,500kg

<経営面積>

25.0ha

<主要資本装備>

・トラクター(40ps・40ps、2台)

・田植機(6条、1台)

・コンバイン(自脱型5条、1台)

・コンバイン(汎用型、1台)

<その他>

・経営面積は全て借地

・主食用米の一部は直播栽培

・主食用米と大豆の病害虫防除と乾燥調製は委

・豆腐・味噌加工は共同利用施設を利用

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営農類型 経営規模 生 産 方 式

主食用米+

そば

<作付面積等>

主食用米=16.0ha

そ ば=16.0ha

<経営面積>

32.0ha

<主要資本装備>

・トラクター(40ps・40ps、2台)

・田植機(6条、1台)

・コンバイン(自脱型5条、1台)

・コンバイン(汎用型、1台)

・そば用乾燥機(40石、1台)

<その他>

・経営面積は全て借地

・主食用米の一部は直播栽培

・主食用米の病害虫防除と乾燥調製は委託

主食用米+

飼料用米+

ミニトマト

<作付面積等>

主食用米=12.0ha

飼料用米=11.7ha

ミ ニ ト マ ト= 0.3ha

<経営面積>

24.0ha

<主要資本装備>

・トラクター(40ps・40ps、2台)

・田植機(6条、1台)

・コンバイン(自脱型5条、1台)

・パイプハウス(900坪)

<その他>

・経営面積は全て借地

・主食用米の一部と飼料用米は直播栽培

・主食用米と飼料用米の病害虫防除と乾燥調製

は委託

野菜

(ながいも+

ごぼう+にん

にく+だいこ

ん)

<作付面積等>

ながいも=0.8ha

ながいも(種子)=

0.2ha

ご ぼ う=1.0ha

にんにく=2.0ha

だいこん=1.0ha

<経営面積>

5.0ha

<主要資本装備>

・トラクター(30ps・40ps・70ps、3台)

・ブームスプレーヤー

・トレンチャー

・ごぼう堀取機

・にんにく収穫機

・だいこん洗浄機

<その他>

・だいこんは春から冬まで連続的に作付 (注)組織経営体については、主たる従事者1人当たりの所得目標(1人400万円~500万円)を

達成できる規模としている。

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4 新規就農者等の指標

<各地域共通>

営農類型 経 営 規 模 生 産 方 式

主食用米+大

<作付面積等>

主食用米=6.0ha

大豆=3.0ha

<経営面積>

9.0ha

<主要資本装備>

・トラクター(40PS)

・田植機(6条)

・コンバイン(自脱型、4条)

<その他>

・大豆は組織構成員として作業

・組織全体で30.0ha受託

・自作地9.0ha

果樹①

(りんご)

<作付面積等>

果樹=1.2ha

りんご 1.2ha

<経営面積>

1.2ha

<主要資本装備>

・乗用草刈機(15PS)

・運搬車

・トラック

・フォークリフト

・防風施設

<その他>

・品種構成:ふじ0.6ha、つがる0.2ha、トキ

0.2ha、王林0.2ha

・借地1.2ha

果樹②

(りんご

+おうとう

+西洋なし)

<作付面積等>

果樹=1.2ha

りんご 0.7ha

おうとう 0.2ha

西洋なし 0.3ha

<経営面積>

1.2ha

<主要資本装備>

・スピードスプレーヤ(1,000㍑、4戸共同利用)

・トラクター(25PS)

<その他>

・おうとうは雨よけ施設、西洋なしは棚仕立て

・西洋なし:ゼネラル・レクラーク

・自作地1.2ha

露地野菜①

(にんにく

+ねぎ

+ながいも)

<作付面積等>

野菜=1.4ha

にんにく 0.4ha

ねぎ 0.25ha

ながいも 0.53ha

(うち種芋0.13ha)

緑肥 0.22ha

<経営面積>

1.4ha

<主要資本装備>

・トラクター(30PS)

・ブロードキャスター

・マルチャー

・にんにく掘取機、収穫機、乾燥機、根切機

・ねぎ皮むき機

・ながいもトレンチャー、収穫機

<その他>

・ねぎは春~秋まで連続的に作付

・自作地0.7ha、借地0.7ha

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営農類型 経 営 規 模 生 産 方 式

露地野菜②

(ごぼう

+ながいも

+だいこん)

<作付面積等>

野菜=4.1ha

ごぼう 1.0ha

ながいも 1.07ha

(うち種芋 0.27ha)

大根 2.0ha

<経営面積>

4.1ha

<主要資本装備>

・トラクター(30PS)

・ブロードキャスター

・ながいもトレンチャー、収穫機

・こぼう葉切機、掘取機、選別機

・だいこん洗浄機

<その他>

・機械は借入

・だいこんは春~秋まで連続的に作付

・自作地1.0ha、借地3.1ha

露地野菜③

(メロン

+スイカ)

<作付面積等>

野菜=1.7ha

メロン(雨よけ)

0.9ha

メロン(ハウス)

0.15ha

(施設敷地面積0.2ha)

スイカ 0.6ha

<経営面積>

1.7ha

<主要資本装備>

・トラクター(30PS)、動力噴霧機

・パイプハウス(450坪)

<その他>

・自作地1.7ha

施設野菜①

(夏秋いちご)

<作付面積等>

野菜=0.2ha

夏秋いちご0.2ha

(施設敷地面積0.5ha)

<経営面積>

0.5ha

<主要資本装備>

・管理機(8PS)、動力噴霧器(4.7PS)、

・軽トラック、冷蔵庫、

・パイプハウス(600坪(うち中古360坪))

<その他>

・夏秋いちご規格外品は産地直売

・自作地0.5ha

施設野菜②

(夏秋トマト)

<作付面積等>

野菜=0.4ha

夏秋トマト0.4ha

(施設敷地面積0.5ha)

<経営面積>

0.5ha

<主要資本装備>

・トラクター(中古14PS、2戸共同)

・管理機(2戸共同)、動力噴霧機

・パイプハウス(中古1,210坪)

<その他>

・トマトは施設栽培

・借地0.5ha

Page 49: 青森県農業経営基盤の強化 の促進に関する基本方針...4 主要指標 ----- 2 5 国の動き ----- 3 ... 平成27年3月31日に閣議決定された「新たな食料・農業・農村基本計画」では、

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営農類型 経 営 規 模 生 産 方 式

施設花き

(夏秋ギク

+寒締めほう

れんそう)

<作付面積等>

花き=0.25ha

夏秋ギク 0.25ha

(後作)

野菜 0.13ha

寒締めほうれんそう

0.13ha

(施設敷地面積0.3ha)

<経営面積>

0.5ha

<主要資本装備>

・動力噴霧器、選花機

・パイプハウス(750坪)

<その他>

・寒締めほうれんそうは夏秋ギクの後作

・自作地0.5ha

畜産①

(肉用牛)

<作付面積等>

肉用牛(成雌)20頭

採草地 3.0ha

<経営面積>

3.0ha

<主要資本装備>

・トラクタ(30PS)、畜舎(156㎡)、

乾草収納庫(52㎡)、堆肥舎(47㎡)

<その他>

・黒毛和種の繁殖単一経営

・施設、機械等は借入

・粗飼料調製はコントラクター利用

・稲わらは、周辺の水稲農家等から調達

(たい肥と無償交換)

・借地3.0ha

畜産②

(酪農)

<作付面積等>

乳用牛(経産)20頭

採草地 8.0ha

サイレージ用

とうもろこし

4.0ha

<経営面積>

12.0ha

<主要資本装備>

・トラクタ(50PS)

・畜舎(324㎡)、乾草収納庫(226㎡)、

堆肥舎(296㎡)、パイプラインミルカー

<その他>

・施設、機械等は借入

・通年サイレージ体系

・コントラクター及びTMRセンター利用

・借地12.0ha

(注)営農類型ごとの農業経営の指標について、その前提となる労働力は1戸当たり1~

2人とし、1日当たり 大就労可能時間は10時間程度としている。