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佐賀県 都市計画 第5章 市街地開発事業 OUTLINE OF TOWN PLANNING 2014 第1章 佐賀県のすがた 第3章 第3章 土地利用に関する計画 第7章 景観に 関すること 第8章 第8章 その他 第6章 第6章 都市計画に関する 調査・計画 第2章 第2章 都市計画の概要 第4章 第4章 都市施設

佐賀県の都市計画3流通業務団地造成事業 流通業務団地は、市街地における流通機能の向上及び道路交通の円滑化を推進するため、市街地に不規則に集中して立地する流通関連

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Page 1: 佐賀県の都市計画3流通業務団地造成事業 流通業務団地は、市街地における流通機能の向上及び道路交通の円滑化を推進するため、市街地に不規則に集中して立地する流通関連

佐賀県の都市計画

第5 章市街地開発事業

OUTLINE OF TOWN PLANNING 2014

第1章佐賀県のすがた

第3章第3章土地利用に関する計画

第7章景観に関すること

第8章第8章その他

第6章第6章都市計画に関する調査・計画

第2章第2章都市計画の概要

第4章第4章都市施設

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1 土地区画整理事業

 土地区画整理事業は、環境の良くない市街地や市街化の予想される地区を健全な市街地にするため、道路、公園、河川、広場などの公共

施設の整備と同時に個々の土地の区画形状を整えて土地の利用増進を図る、総合的な市街地整備の手法で、土地区画整理法に基づいて行

われます。

〈土地区画整理事業の手順〉

〈事業の仕組み〉〈兵庫土地区画整理事業(佐賀市)〉

市街地の整備

整理後の個々の宅地は、整理前の土地の位置、面積、環境、利用状況などに応じて適正に定めます。

地区内に新たに必要となる道路、公園などの用地は、地区内の土地所有者が少しずつ出し合うことによって生み出されます。

事業費の一部をまかなうため、減歩により生み出された保留地を売却します。

Aさんの整理前の宅地

1.Aさんの整理後の宅地

2.公共減歩(道路・公園などの用地になります。)

減歩された宅地

保留地減歩

売却(事業費の一部に充てます。)

3.

保 留 地

補 償 費

工 事 費

事 業 費

市 町 村 費都 道 府 県 費国 庫 補 助 金保 留 地 処 分 金公共施設管理者負担金助 成 金 そ の 他

換 地

Aさん

Aさん

Bさん

Bさん

Cさん

Cさん

Eさん

公園

保留地

Eさん

Dさん

Dさん

●換地

●公共減歩

●保留地減歩

●施行後

●施行前

市街地開発事業市街地開発事業5chapter

規準・事業計画の案の作成

規約・事業計画の案の作成

定款・事業計画の案の作成

施行の認可

個人施行者

土地区画整理組合

・地方公共団体・行政庁(国土交通大臣施行を除く)

事業の終了の認可

組合の解散の認可

都市計画の決定に関する手続き

設計の概要についての認可

施行規程の案の作成

事業計画の案の作成

組合設立の認可

1人

共同

※都市計画事業として施行する場合は、 都市計画の決定に関する手続きが必要です。

独立行政法人都市再生機構及び地方住宅供給公社についても地方公共団体、行政庁施行に準じて手続きが定められています。

(注)

区画整理会社 規約・事業計画の案の作成

市街地開発事業

第5章

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OUTLINE OF TOWN PLANNING

2 市街地再開発事業

 市街地再開発事業は、低層で老朽化した木造家屋等が密集し、生活環境が悪化した市街地において、細分化した敷地を広く統合して

共同利用することにより、耐火建築物に立て替え、併せて道路、公園、緑地などの公共施設と有効なオープンスペースを確保し、快適

で安全な都市環境の整備、土地の高度利用を図る事業で、都市再開発法に基づき行われます。

〈市街地開発事業の手順〉

都市再開発方針の策定

高度利用地区の指定

事業計画策定・組合設立等

建築工事の完了公告・登記

権利変換計画案作成

管理処分計画案作成

管理処分計画の認可

権利変換計画の認可

地区外転出(金銭補償)

地区外転出(金銭補償)

〈個人施行〉権利者全員の同意

〈個人施行〉権利者全員の同意

〈組合施行〉所有権・借地権

それぞれ2/3以上の同意

意見書の提出

〈組合・公共団体等〉

〈地方公共団体・都市再生機構等〉

縦 覧

意見書の提出

縦 覧

事業の仕組み

施行前 施行後 保留床(分譲)

権利床

地上権

土地所有権

第5章

市街地開発事業

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3 流通業務団地造成事業

 流通業務団地は、市街地における流通機能の向上及び道路交通の円滑化を推進するため、市街地に不規則に集中して立地する流通関連

施設の集約を図ることを目的に、「流通業務市街地の整備に関する法律」に基づいて行われます。

 本県では、鳥栖流通業務地区及び団地が平成16年8月24日に都市計画事業として認可を受け、流通業務団地造成事業として整備を進

めました。平成18年度より分譲を始め、平成25年2月4日現在で完売し、多くの企業に利用されています。

鳥栖市幡崎町、姫方町、原町、飯田町(鳥栖ジャンクション南西部の国道500号、九州縦貫自動車道及び県道鳥栖朝倉線に囲まれた地域)67.6ha複合流通施設(運輸施設、倉庫施設、卸売施設)……46.3ha業務支援施設……1.2ha公共施設……20.1ha佐賀県約136億円

位 置

規 模

施 工 者総 事 業 費

〈鳥栖流通業務団地周辺航空写真〉【事業前】

〈鳥栖流通業務団地周辺航空写真〉【完成後】

●鳥栖流通業務団地<グリーン・ロジスティクス・パーク鳥栖>の概要

〈複合流通施設完成予想図〉

市街地開発事業

第5章

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4 都市再生整備計画事業(旧まちづくり交付金)

 地域の創意工夫により歴史や文化等の特性を活かした、個性あふれるまちづくりを推進し、都市の再生による地域経済・社会の活性

化を事業目的としています。

 市町村の自主性・裁量性を向上させ、市町村が作成した都市再生整備計画に位置付けられた各種施設などとともに、市町村提案事業

や社会実験などのソフト事業の一部も交付の対象とし、総合的かつ戦略的なまちづくりの実施が可能な制度となっています。

 平成24年度は都市再生整備計画事業を制度拡充する形で地方都市リノベーション事業が創設されました。

●イメージ図

全国都市再生を推進することにより、地域住民の生活の質と向上と地域経済・社会の活性化を図る。

地方の自主性を高める

地域の目標達成のため自由度の高い形で助成

事業評価の活用

計画実現のため、いわばオーダーメイド型の支援制度を導入

政策評価に基づくニューパブリック・マネジメントの導入

目 的

枠組み

●これまでの公共施設にとらわれない支援メニュー・市町村の提案によるまちづくりも支援

●計画全体からみた必要性で判断・極力客観的な判断基準により計画自体を採択

●交付金を計画に位置付けられた施設に・どのように充てても自由

目標数値・指標等に基づく制度運営

・まちづくりの目標設定・可能な限り数値化・指標化

目標例:駅周辺の賑わいの再生

指標例:来街者数、居住者数等

交付期間(概ね3~5ヶ年)の終了後の評価・分析

・目標と計画内容による採択

・目標・指標による評価

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第5章

市街地開発事業

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OUTLINE OF TOWN PLANNING