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電子計算組織による道路現況作成事務処理要領 北海道建設部

電子計算組織による道路現況作成事務処理要領...2. 電子計算組織による道路現況作成事務処理要領 〔1〕 目的 この要領は電子計算組織による道路現況作成事務の処理について必要な事項を定めるものとする。

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  • 電子計算組織による道路現況作成事務処理要領

    北 海 道 建 設 部

  • 目 次 1. 電子計算組織による道路現況作成事務処理要領の制定について 1

    2. 電子計算組織による道路現況作成事務処理要領 2

    3. 道路現況報告書作成要領説明 6

    〔1〕 システムフロー(概要図) 7

    〔2〕 記入上の一般的事項 8

    〔3〕 項目別記入説明 8

    (1)共通項目 8

    (2)総括(1号様式) 10

    (3)橋梁 27

    (4)トンネル 37

    (5)踏切 42

    (6)自転車道 46

  • 1. 電子計算組織による道路現況作成事務処理要領の制定について

    1

  • 2. 電子計算組織による道路現況作成事務処理要領

    2

  • 2. 電子計算組織による道路現況作成事務処理要領 〔1〕 目的

    この要領は電子計算組織による道路現況作成事務の処理について必要な事項を定めるものとする。 〔2〕 対象事務

    対象事務は道道とし「道路現況管理資料及び国土交通省報告資料」を作成する事務とする。 〔3〕 報告書の作成

    道路現況作成報告書(総括・橋梁・トンネル・踏切・路線単位削除)は年 1 回事務課及び出張所で作成し土木現業所でとりまとめ道路整備課に報告提出するものとする。 〔4〕 事務処理の工程

    事務処理は次の表により行なうものとする。なお期日が日曜日その他の休日のときは、その後日をもっ

    て当該期日とする。

    現況調査月日 道路現況報告書提出期日 調書等の作成月日 4 月 1 日 4 月 15 日 5 月 30 日

    〔5〕 入出力帳票 (1) 入力帳票

    ① 道路現況報告書 ( 総 括 ) ② 道路現況報告書 ( 橋 梁 ) ③ 道路現況報告書 ( ト ン ネ ル ) ④ 道路現況報告書 ( 踏 切 )

    (2) 出力帳票 ① 道路現況管理資料

    ア, エラーリスト イ, 道路現況照合表 ウ, 道路現況調書 (路線別、土現別、出張所別、土現分割別) エ, 市町村別現況調書 (市町村別、支庁別、生活圏別) オ, 地形区分別現況表 その 1 (土現別)

    3

  • カ, 地形区分別現況表 その 2 (土現別) キ, バス路線延長調書 (土現別) ク, 都市計画決定区間現況表 (路線別) ケ, 雪寒指定区間現況表 (路線別、土現別、出張所別) コ, 路盤工済延長現況表 (土現別) サ, トンネル現況総括表 (土現別) シ, 鉄道との交差箇所数表 (土現別) ス, 地方交付税基礎数値表 (路線別、市町村別) セ, 橋梁現況総括表 (土現別、出張所別) ソ, 歩道現況調書(その 1) (路線別、土現別、支庁別、生活圏別) タ, 歩道現況調書(その 2) (路線別、土現別、支庁別、生活圏別) チ, 交通ランク別歩道設置延長調(その 1) (土現別) ツ, 交通ランク別歩道設置延長調(その 2) (土現別) テ, 交通ランク別現況調書 (土現別) ト, 区間別現況表 (路線別、土現別) ナ, 橋梁現況表 (路線別、土現別) ニ, トンネル現況表 (路線別、土現別) ヌ, 踏切現況表 (路線別、土現別) ネ, 特別立法現況調書 (土現別) ノ, 交通ランク別橋梁現況調書 (土現別)

    以上の道路現況管理資料は、道路計画にための資料を作成するものとする。 ② 国土交通省報告資料

    ア, 道路現況(総括)台帳・検査表 イ, 道路現況(独立専用自歩道)台帳・検査表 ウ, 道路現況(部分自歩道)台帳・検査表 エ, 橋梁現況台帳、検査表 オ, トンネル現況台帳、検査表 カ, 踏切道現況台帳、検査表

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  • 〔6〕 コードの設定

    関係コードは別記「道路現況コード表」のとおりとし、記入方法等は、別記「道路現況報告書作成要領

    説明」のとおりとする。 〔7〕 その他

    (1) この要領で定める以外の方法で処理しようとするとき及びこの要領を変更しようとするときは道路課長は管理課長と打ち合わせ総務部電子計算課長と協議するものとする。

    (2) この要領は昭和 44 年 4 月 1 日から適要する。 昭和 53 年 4 月 1 日一部改正 昭和 58 年 4 月 1 日一部改正 平成 15 年 4 月 1 日一部改正

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  • 3. 道路現況報告書作成要領説明

    6

  • 〔1〕 システムフロー(概要図)

    7

  • 〔2〕 記入上の一般的事項 ① 数字は算用数字で、すべて右詰とし、カナ文字はすべて左詰めとすること。 ② 延長はメートルを単位として端数は四捨五入とする。

    〔3〕 項 目 別 記 入 説 明

    ( 1 )共 通 項 目 ① 出張所コード(2 桁)

    出張所コードを記入する。

    ② 路線番号(4 桁) 路線番号を記入する。

    ③ 現道・旧道区分(1 桁)

    次の現道・旧道区分により該当するコードを記入する。

    区 分 コ ー ド 現 道 1 旧 道 2 新 道 3

    ア, 現道とは旧道、新道以外の道路をいう。 イ, 旧道とはバイパス等の建設にともない建設前の元の道路が他の道路として編成(入)されず、1 路線の

    中で重複して存在する場合、その元の道路をいう。 ウ, 新道とはバイパス部分が現道に連結されないで部分的に供用されている区間をいう。 エ, 1 路線を複数の道路管理者で管理している場合は、現道・旧道等の取扱いについて関係機関でよく調

    整を行うこと。

    ※ 但し、配布システム『道路現況台帳報告書作成システム』では旧道・新道についての入力を行うことは

    できない。

    8

  • ④ 区 間

    ア, 区間番号(3 桁) 別記、道路現況報告書区間決定図により、区間を設定し、路線の起点側より、一連番号とする。 なお、路線が他の土木現業所、出張所に接続している場合は、区間番号が重複しないよう、他の土木

    現業所、出張所と打合せをすること。 イ, 区間内番号(2 桁)

    1 区間を工事その他より、2 区間以上に分割する場合等に区間内番号により処理する。

    ⑤ カード番号(1 桁)

    カード番号は基本分類選択時に自動設定される。 報告書区分 カード番号

    道 路 現 況 報 告 書 ( 総 括 ) 1 道 路 現 況 報 告 書 ( 橋 梁 ) 2 道 路 現 況 報 告 書 ( ト ン ネ ル ) 3 道 路 現 況 報 告 書 ( 踏 切 ) 4 道 路 現 況 報 告 書 ( 路 線 単 位 削 除 ) 0

    ⑥修正コード(1 桁)

    修正区分 コード 削 除 0 新 規 1 修 正 2

    ア, 削除報告

    区間番号(内番)単位の削除で、記入項目は出張所コードから修正コードまでとする。 (第 1 号様式の削除の場合、その区間の橋梁、トンネル、踏切のデータも同時に削除されるので個々の様

    式の削除は必要ない。) イ, 新規報告

    新たに区間番号(内番)を新設する場合。 ウ, 修正報告

    すでに報告された、区間番号(内番)に対して、変更があった場合、その項目のみ変更内容を記入する。 ※ 同一区間番号(内番)で削除と新規、新規と修正のように、修正コードを 2 回同時に報告することはでき

    ない。

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  • (2) 総 括(1号様式) ① 市町村コード(4 桁)

    市町村コードを記入する。

    ② 路線分割(1 桁) 区 分 コ ー ド 分 割 な し 空 白 分 割 あ り 1 か 2 路線分割とは路線が他の市町村に入って再びもどって来た時に分割となる ③ 基本分類(1 桁) 区 分 コ ー ド道 路 1 橋 梁 2 ト ン ネ ル 3 渡 船 場 4 踏 切 5 ※コード番号4の渡船場は使用しないこと。

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  • ア, 道路

    この「基本分類」欄でいう「道路」とは、道路法1条、2条でいう道路ではなく橋梁、トンネル、渡船場およ

    び道路の附属物等を除いたものをいう。 イ, 橋梁

    橋梁とは、河川、湖沼、海峡、運河などの水面を越えるため、あるいは水のない谷、凹地または、建物

    や他の交通路等を超えるために桁下に空間を残し、架設される道路構造物で橋長 2m 以上のものをいう。また構橋(カルバート)は橋梁としては取扱うが、暗渠との区別が困難なものについては土被りが 1m 未満のものを溝橋(カルバート)とする。「立体横断施設」として別途調査する横断歩道橋は本調査の橋梁とし

    て取扱わないものとする。 なお、立体交差による道路橋、跨線橋、および高架道、桟道は橋梁とする。

    ウ, トンネル トンネルとは、山腹、台地、地下、水底等、自然の障害物を通過するために設けられるもので、人および

    車の通行の用に供しうる内空断面を有する道路構造物をいう。地下横断歩道、ボックスカルバート、ロック

    シエッド、スノージエッドおよびルーバ型坑門、突出型坑門等はトンネルに含めない。 エ, 踏切道

    踏切道とは、道路と鉄道とが平面で交差している部分をいう。 なお、鉄道とは、鉄道事業法(昭和61年12月4日法律第92)による鉄道および軌道法による新設軌道

    をいう。(道路構造令第29条) ④ 区間状況(1 桁) 区 分 コ ー ド 重 用 1 未 供 用 2 一 般 道 路 ( そ の 他 ) 3 自 動 車 交 通 不 能 4

    ア, 重用 道路法第11条第1項から第 3 項までの規程により上級の路線に重複している区間の延長を記入する。 なお、同一道路種別の路線については同条を準用し、路線コードの若い番号に重用している延長と

    する。 また道路交差点内においても上記と同様に取扱う。

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  • イ, 未供用 路線の指定および認定の告示がされているが、未だ供用開始の告示がされていない区間。

    ウ, 自動車交通不能 車道巾員3.5m未満で巾員、曲線半径、勾配その他の状況により最大積載量4tの普通貨物自動

    車道が通行できない区間とする。 なお、橋梁については、耐荷荷物2t以下および災害等によって一年以内に復旧工事が完了しないも

    のも同様とする。(巾員等は災害前の状況を記入すること)ただし、車輌制限によって交通規制されてい

    るものについては交通可能としない。 エ, 一般道路(その他)

    (ア)~(ウ)に該当しない道路とする。 オ, 重用区間の橋梁、トンネル、踏切については道路として延長のみ記入する。

    (したがって重用区間の基本分類は『1』のみである。)

    ⑤ 一般・有料区分(1 桁) 区 分 コ ー ド一 般 1 有 料 2 有料道路とは、「道路整備特別措置法」昭和31年3月14日法律第7号第8条によって国土交通大臣の認可

    を受けて新設し料金を徴収するものをいう。 ⑥ 地形区分(1 桁) 区 分 コ ー ドD i D 平 地 1 D i D 丘 陵 地 2 市 街 地 平 地 3 市 街 地 丘 陵 地 4 平 地 5 丘 陵 地 6 山 地 7

    ア, DiD(人口集中地区) 人口集中地区は、もっとも新しい年度の国勢調査調査区を基礎単位地域として認定された。 すなわち、もっとも新しい年度の国勢調査調査区のうち、原則として人口密度の高い調査区(人口密度1

    平方キロメートルあたり約 4,000 人以上の調査区)が、市町村区内で互いに隣接して、前年の 10 月1日現在人口 5,000 人以上の地域を構成している場合、これらの調査区の集まりを「人口集中地区」として設

    12

  • 定した。 また、これらの人口密度の高い調査区の集まりが構成する地域に、次のような調査区が隣接している場

    合には人口密度に関係なく、これをその地域に含めた。 ア 広大な工業地域、鉄道用地等および特殊な施設のある特別調査区 イ 学校、研究所、都市公園、神社、仏閣、運動場等の文教レクリエーション施説、事務所、工場、倉

    庫、鉄道用地等の産業施設および官公所、病院、療養所等の公共および社会福祉施設のある地域

    が原則として調査区の 3 分の 1 以上の面積を占めている調査区。 イ, 市街地

    市街地は、もっとも新しい年度の国勢調査調査区を基礎単位地区として設定された。 すなわち、もっとも新しい年度の国勢調査調査区のうち、原則として、人口密度の高い調査区(人口

    密度1平方キロメートルあたり約 4,000 人以上の調査区)が市町村内でたがいに隣接して前年の 10 月1 日現在、人口 3,000 人以上の地域を構成している場合をいう。

    ただし、これらの市街地に隣接している市街地を形成する見込みの多い地域(都市計画事業決定

    地区)については、人口密度に関係なくこれを含める。 ウ, 平地

    山麓、台地、低地部を含む。 エ, 丘陵

    山地のうち、低地との比高約 300m 以下で原則として陵線が定高性を示すところをいう。 オ, 山地

    山地にある1K ㎡未満の部分の平地は山地とみなす。 注1 地形区分は国土地理院の地形区分によるが、これらの区分は大まかなものでよい。 注2 道路構造令道路幾何構造要綱(案)、道路技術基準の地形区分も勘案のうえ決定すること。 注3 北海道における DiD 地区は別図のとおり。

    ⑦ 改良未改良区分(1 桁) 区 分 コ ー ド 改 良 済 1 未 改 良 路 盤 工 済 2 未 改 良 3 ※コード番号2未改良路盤工済は使用しないこと。 これに該当する場合はコード番号3を入力すること。

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  • ア, 改良済 規格改良済とは、昭和34年3月31日以前に改築された道路は道路構造令細則案(内務省土木局

    昭和10年6月土木会議決定)の規格に適合するもの。 ア.昭和34年4月1日以降に改築された道路については旧道路構造令(昭和33年8月1日政令

    第244号)の規格に適合するもの。 イ.昭和46年4月1日以降に改築された道路については道路構造令(昭和45年10月29日政令

    第320号)の規格に適合するもの。 道路構造令第38条の特例により改築された道路は規格改良済として取扱う。又特殊改良第2種工

    事、凍雪害防止工事で道路構造令に該当するものは改良済とする。 ※ア.規格とは、以下のとおりである。 1.昭和34年 4月1日以降 2.昭和46年 4月1日 (S46.3.31 90号) 3.昭和57年10月1日~ (S57.9.25 256号) 4.平成13年 7月1日~ (H13.4.25政令 170 号)

    イ, 未改良

    ア、に該当しないもの。

    ⑧ 路面種別区分(1 桁) 区 分 コ ー ド 砂 利 1 アスファルト低級舗装 2 アスファルト高級舗装 3 コ ン ク リ ー ト 舗 装 4

    木 5 石 6

    そ の 他 7

    ア.砂利道には防塵処理工法、表面処理工法および砕石、砂利交り土も含む簡易混合式工法によるも

    のを含む。 イ.アスファルト低級舗装とは簡易舗装要綱(日本道路協会発行)に基づくものをいう。 ウ.アルファルト高級舗装とは、アスファルト舗装要綱(日本道路協会発行)に基づくものをいう。 エ.コンクリート舗装にアスファルトでオーバーレイしたものについてはアスファルト高級舗装とする。

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  • ⑨ 都市計画区間区分(1 桁) 区 分 コ ー ド 計 画 決 定 区 間 1 そ の 他 2

    昭和43年6月15日法律第100号「都市計画法」による。 改訂(平成14年7月12日法律第85号) ⑩ 雪寒指定区分(1桁) 区 分 コ ー ド

    有 1 無 2

    昭和31年4月14日法律第72号「積雪寒冷特別地域における道路交通の確保に関する特別措置法」第3

    条第3項により国土交通大臣が公示したものをいう。 ⑪ 交通安全指定区分(1桁) 交通安全指定コード 区 分 コ ー ド 指 定 有 1 指 定 無 2

    昭和41年4月1日法律第45号「交通安全施設等整備事業に関する緊急措置法」第6条第1項により国土

    交通大臣が公示したものをいう。 ⑫ 除雪の有無(1桁) 除雪の有無 区 分 コ ー ド

    有 1 無 2

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  • ⑬ バス運行の有無(1桁) バス運行の有無

    区 分 コ ー ド 区 分 コ ー ドバスなし 定期バス(定期観光バス含む) スクールバス 過疎バス(医療バス含む) 定 期 バ ス + ス ク ー ル バ ス

    空 白

    1 2 3 4

    定期バス+過疎バス スクールバス+過疎バス 定期バス+スクールバス+過疎バス 自転車専用道

    5 6 7

    8 , 9

    ⑭ 延長(m) (5桁) 小数点以下四捨五入してメートル単位に記入する。

    ア, 総延長 路線の起点から終点までの延長(重用延長、未供用延長、実延長および渡船延長を加えた延

    長)延長は道路中心線上を測定した延長とする。 イ, 重用延長

    道路法第11条第1項から第3項までの規定により上級の路線に重複している区間の延長を記入

    する。 なお、同一道路種別の路線については同条を準用し、路線コードの若い番号に重用している延

    長とする。 また、道路交差点内においても上記と同様に取扱う。

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  • ウ, 未供用延長 路線の延長および認定の告示がされているが、未だ供用開始の告示がされていない区間の延長。 エ, 渡船延長

    海上、河川および湖沼を通過するための渡船施設のうち、道路法の規定に基づき供用開始されて

    いる延長、従って民間の渡船施設がある場合は未供用延長として取り扱う。 オ, 実延長

    道路法の規定に基づき供用開始の告示がされている区間のうち、重用区間、渡船区間を除いた区

    間の延長 カ, 道路の延長

    ダブルウェイ、および部分的供用等の場合の延長および幅員の取扱い。 ○a 同一路線の一部が天然記念物等の樹木をはさんでいたり、川の両岸の堤防等を利用してダブ

    ルウェイとなっている区間の延長及び幅員のとり方は次のとおりとする。

    L(A)>L(B) W(A)>W(B)の場合

    ※ L=延長 W=幅員

    延長=L(A) 幅員=W(A)+(W(B)*L(B)/L(A)) (A)と(B)の延長が同じ場合の幅員は、(A)と(B)の幅員を加えたものとする。 (例)

    (A) (B) 延長 1,500m 1,000m 幅員 4m 3m 延長=1,500m 幅員=4m+(3m*1,000m/1,500m)=6m

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  • ○b 工事完成に伴う部分的供用の場合

    現在の延長=L(A)+L(B) 現在の幅員=A 区間については W(A)、B 区間については W(B) 旧道の延長=L(C) 旧道の幅員=W(C) 新道の延長=L(D) 新道の幅員=W(D) キ, 橋梁の延長 橋台間のパラベット前面の距離を記入する。 橋台とは橋梁の両端にあって取付け道路と橋梁を接続し、上部構造からの荷重および背面土圧を受け

    る構造物をいう。

    ク, トンネルの延長 坑門(入口)から坑門(出口)までの延長を記入する。

    18

  • ケ, 踏切の延長 踏切の起点から終点までの延長を記入する。 ○a 踏切遮断機等、踏切施設がある場合、当該施設の外側 0.5mの線間をいう。

    ○b 踏切施設がない場合 最外側軌条の内側より 2.5m外側の線間をいう。

    ⑮ 延長の累計 起点から延長の累計(ただし電算で入力しない)

    19

  • ⑯ 巾員の構成

    ア, 車道(巾員) (m) (3 桁) もっぱら車輌の通行の用に供することを目的とする道路の部分又は歩道を有しない道路の一般通

    行の用に供することを目的とする部分の巾員をいう。 車道巾員が明確でない場合は原則として全巾員から路肩として 0.5m*2=1.0mを差し引いたものを

    車道巾員とする。 なお、車道巾員には分離帯の巾員を除き緩速車道停車帯および軌道の巾員を含める。 ただし、通行車輌の用に供さない軌道は車道巾員から除く。 少数第 2 位四捨五入して、少数第 1 位まで記入する。

    20

  • イ, 路肩(巾員) (m) (2 桁)

    道路の主要構造物を保護し、又は、車道の効用を保つために車道又は歩道に接続して路端寄りに

    設けられる帯状の道路の部分をいい、この欄に記入する場合には両側の巾員を加えたもので記入す

    ること。ただし、側溝については有蓋であって、強度構造が路肩の効用を兼ねているものは路肩とす

    る。 少数第 2 位四捨五入して、少数第 1 位まで記入する。

    ウ, 中央帯(巾員) (m) (2 桁) 中央帯とは、分離帯及び側帯を加えたものをいう。 (チャッターバーによる簡易なものを除く) 少数第 2 位四捨五入して、少数第 1 位まで記入する。

    エ, 道等(巾員) (m) (4 桁) 歩道の内訳の左右の巾員を加えたものをいう。 少数第 2 位まで記入する。

    ⑰ 中央帯植樹施設 (1桁) 区 分 コ ー ド な し 1 列 状 植 樹 2 帯 状 植 樹 3 中央帯巾員がある場合のみ記入する。

    ア、 植樹施設とは、街路樹(高木)、中・低木および芝等の植栽をいう。なお、移動が可能なポット等で植栽してあるものは植樹施設には含めない。

    イ、 列状とは植樹等により植栽してあるものをいう。 ウ、 帯状とは連続に植栽(植樹帯形式)してあるものをいう。

    ⑱ 歩道の内訳 歩道の構造は車道面よりも一段高いもの(高さ 20cm)を標準とするが、やむを得ぬ場合、防護柵で車道と区

    分したものもあるが、これも歩道とする。 また、道路上におけるバスの停車が道路の交通処理能力を著しく低下するため交通渋滞が著しい区間につ

    いては、バス停車帯を設置したバスストップベイについても歩道とする。車道と分離された巾員 0.75m以上のもの。

    21

  • 歩道の内訳については左右別々に記入する。 左右の歩道巾員と路肩等巾員の合計が巾員の構成の歩道等巾員と等しくなる.

    22

  • ウ、歩道種別 (1桁) 大 分 類 区 分 コード 備 考 車道と一体 歩 道

    歩道+自転車道 自転車歩行者道

    1 2 3

    路面にマーキングして歩行者と自転車を区分しているものに

    ついては、自転車歩行者道とすること。 車道と分離 歩 道 等 ( 分 離 ) 4 車 道 と 有 効 幅 員 が 構 造 的 に 分 離 し て い る こ と 。

    ○a 歩道、歩道+自転車道、自転車歩行者道とは、車道部に併置されたものをいい、歩道等(分離)等と

    は人家等の障害物により、車道部から離れて設けられたものをいう。 ○b 歩道+自転車道とは、歩道と自転車道が段差等により構造的に区画されて設けられたものをいう。 エ、舗装区分 (1桁) 区 分 コ ー ド舗 装 済 1 未 舗 装 2 アスファルトコンクリート、ゼメントコンクリート、ブロック等は舗装済とし、それ以外は未舗装とする。 オ、植樹施設 (1桁) 区 分 コ ー ドな し 1 列 状 植 樹 2 帯 状 植 樹 3 列状、帯状の区分については⑰中央帯植樹施設を参照。

    ⑲ バス停車帯個数 (1桁) 左、右のバス停車帯の合計を記入する。

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  • ⑳ 待避所個数 (1桁) 待 避 所 道路構造令第30条第3号の規定により巾員を縮小する道路の長さ20m 以上のものとする。 左右の待避所の合計を記入する。

    ○21 立体横断施設個数

    立体横断施設とは、歩行者および自転車利用者等の道路または鉄道(新設軌道を含む。以下同じ)横断

    の安全を確保するため当該道路の車道部と立体的に分離された、横断歩道(自歩道)橋、地下横断歩道(自歩道)橋をいう。

    ア、 歩道橋 (3桁) イ、 地下横断歩道 (3桁) 区 分

    横断歩道橋 (階段式、スロープ式、押上げ式)

    地下横断歩道 (階段式、スロープ式、押上げ式)

    押上げ式とは階段にそって自転車を押上げるスロープを設けた形式をいう。 交差点において、下図のように結合しているものは上級道路側で計上する。なお、道路種別が同一の場

    合には路線コードの若い番号に計上すること。 ○22 交差内容

    道路と道路、道路と鉄道の交差が立体か平面かの別、なお立体交差については OB、UP の別で記入する。(基本分類 OB は「2」、橋梁、UP は「1」道路として処理する。

    24

  • ア, 交差別区分 (1桁) 区 分 コ ー ド道路と道路の平面 1 道路の道路の OB 2 道 路と道 路 の U P 3 道路と鉄道の平面 4 道路と鉄道 の O B 5 道 路と鉄 道 の U P 6 イ, 道道以上の交差 (4桁) 交差別区分コードが『1』のときのみ、路線番号を記入する。 ウ, 鉄道区分 (1桁) 区 分 コ ー ド国 鉄 1 民 鉄 ( J R ) 2 そ の 他 3 ※コード番号1の国鉄は使用しないこと。 鉄道の種別はそれぞれ次の各法律によって認可されているものによって区分する。

    ア.私鉄(地方鉄道法大正8年4月10日法律第52号) イ.その他(軌道法大正10年4月14日法律第76号)

    ※ 民鉄とは、JR、私鉄および地方公共団体営(営団を含む。)をいう。 その他とは JR、民鉄以外の鉄道をいう。

    ○23 築造年次(1桁) ア、 年号(1桁) 区 分 コ ー ド明 治 以 前 0 明 治 1 大 正 2 昭 和 3 平 成 4 イ、 年度(2桁) 年号部分が明治以前の場合は年度の記入はいらない。

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  • ○24 敷地の内訳 但し、ア~ウについては『道路現況台帳報告書作成システム』では自動設定される。 ア.積算区分(1 桁) 区 分 コ ー ド確 定 1 敷地面積が確定している場合は『1』を記入し、面積を記入する。 敷地面積が確定していない場合は空白とする。 イ.国有地比率区分(1桁) 区 分 コ ー ドすべて地方公共団体有地 A 国 有 地 1 0 % 1 国 有 地 2 0 % 2 国 有 地 3 0 % 3 国 有 地 4 0 % 4 国 有 地 5 0 % 5 国 有 地 6 0 % 6 国 有 地 7 0 % 7 国 有 地 8 0 % 8 国 有 地 9 0 % 9 国 有 地 1 0 0 % B ウ.面積(8桁) 積算区分コード『1』のときのみ記入する。

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  • (3) 橋 梁

    総括の基本分類コードが『2』の場合のみ記入する。 橋、跨線橋、および高架道、桟道は橋梁とする。 橋梁が1箇所において上下線等、分離して架設されている場合は分離されている橋梁ごとに1橋として取扱

    う。 市町村界に架設されている橋梁については、延長の長い方の市町村に設けられているものとする。 ただし高架橋で、2市町村以上にわたって、設けられている場合は橋桁単位で分割し、双方の市町村で記

    入する。 (2 橋として取扱い、橋名はその 1、その 2 とする)

    ① 分割番号(1桁)

    橋梁が1箇所において自動車専用橋、自転車歩行者専用橋別、または、上下線別に分離して架設されて

    いる場合のみ記入を要する。 記入方法としては、専用別に分離している場合は自動車専用橋、自転車歩行者専用橋の順序で一連番号

    を記入する。同種の橋梁で上下線に分離している場合は、橋長の長い方、短い方の順序で一連番号を記入

    する。 なお、分割番号は最大9(1桁以内)まで使用することができる。

    (記入例)

    自動車専用橋

    自転車歩行者専用橋

    橋梁番号

    分割番号

    5 0 1 1 1

    5 0 1 1 2

    27

  • ② 橋粱種別(1 桁)

    区 分 コ ー ド

    橋 1,2,3

    高 架 橋 4

    桟 道 橋 5

    (跨線橋は高架橋とする。)

    ア、 橋

    河川、湖沼、海峡、運河、谷などの水面(出水時に水面となる場合を含む。)を超えることを主たる目的とした橋梁をいう。

    28

  • イ、 高架橋

    (ア)橋および(ウ)桟道橋以外の橋梁をいう。

    ウ、 桟道橋

    斜面の中腹に棚状の橋梁構造形式で設けられた道路で橋梁部分が横断面的に車道までおよんで

    いるものをいう。

    ③ 橋梁コード(4桁)

    橋梁コードを記入する。 但し、出張所の報告書作成時はコードが不明な場合(新規橋梁等)には“****”を記入する。

    ④ 橋名(14桁)

    カタカナで左詰めで記入する。

    ⑤ 河川(17桁)

    カタカナで左詰めで記入する。

    跨線橋の場合は鉄道線名を記入する。(鉄道線名が2つ以上ある時はコード番号の若い鉄道線名を記入

    する。)

    ⑥ 橋梁分類

    橋梁分類は橋梁種別ごとに 1 橋単位の最大支間部分に着目して分類し、記入する。

    ア、 路面位置 (1 桁)

    次の路線位置区分より該当するコードを記入する。

    区 分 コ ー ド

    上 路 橋 1

    中 路 橋 2

    下 路 橋 3

    二 層 橋 4

    ○a 上路橋とは路面が主桁(主構)の上部にあるものをいう。

    ○b 中路橋とは路面が主桁(主構)の中間部にあるものをいう。

    ○c 下路橋とは路面が主桁(主構)の下部にあるものをいう。

    ○d 二層橋とは路面が上下の二段になっているものをいう。

    29

  • イ、 上部工構造形式 (2 桁)

    上部工の構造形式について次の区分により該当するコードを記入する。

    構造形式の分類は、大分類、小分類から、構成されているが架設年次の古い橋梁については、大分類

    のみで記入してもよいものとする。

    区 分コード

    区 分 コード

    大 分 類 小 分 類 大 分 類 小 分 類

    床 版 橋 10 溝 橋 80

    桁 橋 20 (カルバート)

    I 桁 21

    I 桁 ( 合 成 ) 22

    H 桁 23

    H 桁 ( 合 成 ) 24

    箱 桁 25

    箱 桁 ( 合 成 ) 26

    T 桁 27

    ト ラ ス 橋 30

    ア ー チ 橋 40

    ア ー チ 41

    ラ ン ガ ー 42

    ロ ー ゼ 43

    ラ ー メ ン 橋 50

    斜 張 橋 60

    I 桁 61

    箱 桁 62

    ト ラ ス 63

    吊 橋 70

    I 桁 71

    箱 桁 72

    ト ラ ス 73

    ※新規の入力の場合は、コード番号20、40、60、70は使用しないこと。

    30

  • ウ、 上部工使用材料 (1 桁)

    上部工(床版を除く。)の使用材料について、次の区分より該当するコードを記入する。

    区 分 コ ー ド

    鋼 橋 1

    R C 橋 2

    P C 橋 3

    石 橋 4

    木 橋 5

    鋼と RC(PC)橋との混合橋 6

    そ の 他 7

    床版橋については、床版材料と同様の区分を記入する。

    エ、 上部工床版材料 (1 桁)

    上部工のうち床版の使用材料について、次の区分より該当するコード表を記入する。

    区 分 コ ー ド

    鋼 系 1

    コ ン ク リ ー ト 系 2

    そ の 他 3

    オ、 下部工基礎 (1 桁)

    最大支間部分を支える下部工の基礎について、次の区分より該当するコードを記入する。

    なお、両側の基礎が同種でない場合は根入の深い方で記入すること。

    区 分 コ ー ド

    直 接 基 礎 1

    オ ー プ ン ケ ー ソ ン 2

    ニ ュ ー マ チ ッ ク ケ ー ソ ン 3

    場所打ちぐい(深礎を含む。) 4

    既 成 鋼 ぐ い 5

    既 成 R C ぐ い 6

    既 成 P C ぐ い 7

    木 ぐ い 8

    31

  • ⑦ 最大支間長(m)(4桁)

    1 橋の中で最大の支間長を記入する。

    径間数が 1 径間の場合は最大支間長は橋長と等しくする。

    ⑧ 径間数(3桁)

    橋梁種別が「橋」(橋梁種別が 1~3)である場合のみ記入を要する。そのほかはスペースにする。

    1 橋を構成している径間数を記入する。

    ⑨ 適用示方書類(3桁)

    設計または、施工したときの適用示方書類(適用示方書類および橋梁一覧表を参照)を次の例にならい記

    入する。

    (例)

    大正 15 年示方書 →

    年号コード

    ア、 適用示方書類によらないで設計または施行されたものについては、

    を記入する。この場合、次の「橋格」は記入を要しない。

    イ、 旧橋を撤去せず、部分的に架替等を行った場合の「適用示方書類」の記入は、当初架設時の適用示方

    書類等を記入する。

    2 1 5

    9 9 9

    32

  • (適用示方書書類および橋格一覧表)

    適用示方書類 コード 摘要

    大正 15 年示方書 215 1 等橋、2 等橋、3 等橋

    昭和 14 年示方書 314 1 等橋、2 等橋、3 等橋

    昭和 31 年示方書 331 1 等橋、2 等橋、3 等橋

    昭和 39 年示方書 339 1 等橋、2 等橋、3 等橋

    同上および昭和 42 年 9 月 9 日道路局長通達「鋼道路橋の

    一方鉄筋コンクリート床版の配力鉄筋の設計について」

    342 1 等橋、2 等橋、3 等橋

    昭和 47 年示方書 347 1 等橋、2 等橋、3 等橋

    同上および昭和 48 年 4 月 25 日都市局長道路局長通達「特定

    の路線にかかる橋、高架の道路等の技術基準について」

    348 1 等橋、2 等橋、3 等橋

    昭和 53 年示方書 Ⅲ コンクリート編 353 1 等橋、2 等橋、3 等橋

    昭和 55 年示方書 Ⅰ 共通編 355 1 等橋、2 等橋、3 等橋

    Ⅱ 鋼橋編

    Ⅳ 下部構造編

    Ⅴ 耐震設計編

    平成2年示方書 Ⅰ共通編

    Ⅱ鋼橋編

    Ⅲコンクリート編

    Ⅳ下部構造編

    Ⅴ耐震設計編

    402 1等橋、2等橋

    平成6年示方書 Ⅰ共通編

    Ⅱ鋼橋編

    Ⅲコンクリート編

    Ⅳ下部構造編

    Ⅴ耐震設計編

    406 1 等橋、2等橋

    平成8年示方書 Ⅰ共通編

    Ⅱ鋼橋編

    Ⅲコンクリート編

    Ⅳ下部構造編

    Ⅴ耐震設計編

    408 1 等橋、2等橋

    平成14年示方書 Ⅰ共通編

    Ⅱ鋼橋編

    Ⅲコンクリート編

    Ⅳ下部構造編

    Ⅴ耐震設計編

    414 1 等橋、2等橋

    ※コード番号 348 は使用しないこと。

    33

  • ⑩ 橋格(1桁)

    次の橋格区分より該当するコードを記入する。

    区分 コード

    1 等橋 1

    2 等橋 2

    3 等橋 3

    なし 9

    自転車歩行者専用橋を既設橋と離れて設ける際に上の(適用示方書類および橋格一覧表)に掲げる示方

    書により設計または施行したものについては、橋格は 9を記入する。

    ⑪ 現況(1桁)

    調査時点における現況について、次の区分より該当するコードを記入する。

    区分 コード

    自動車交通不能 1

    通行制限あり 2

    通行制限なし 3

    「通行制限あり」とは、道路法第47条の規定により通行荷重等の制限を設けているものをいう。

    歩道橋等の本来の目的が車両の通行に供しない橋梁については「通行制限なし」の取扱いとすること。

    ⑫ 他域橋長

    当該橋梁が市町村界に架設されている場合のみ、他の市町村域に関する次の事項を記入する。

    ア.市町村コード (4桁)

    市町村コードを記入する。

    イ.路線分割 (1桁)

    路線分割がある場合のみ記入。

    ウ.橋長 (m)(5桁)

    橋全体の長さの1/2以下であること。

    34

  • ⑬ 分割専用

    分割番号区分が『1』又は、『2』の場合のみ記入する。

    ア.築造年次 (3桁)

    (年号コード)

    区分 コード

    明治以前 0

    明治 1

    大正 2

    昭和 3

    平成 4

    記入例

    昭和35年 →

    年号コード

    ① 架設年次が明治以前の場合は年号コードのみ記入する。

    イ.橋長 (m) (5桁) 総括の○14 延長の説明を参照。

    ウ.道路部幅員 (m) (4桁) エ.車道幅員 (m) (4桁) オ.歩道等幅員 (m) (3桁)

    3 3 5

    35

  • 幅員を次の構成区分別にメートル単位で小数点以下2位を四捨五入して1位まで記入する。

    区 分 道 路 部 車 道 歩 道 等 幅員が異なる場合は加重平均した幅員を記入する。 (例)

    ○a 道路部幅員とは地覆前面から地覆前面までの幅員をいう。 ○b 車道幅員が明確でない場合は、片側 25 センチメートル、計50センチメートルを差し引いたものを車道幅員

    とする。 ○c 歩道等幅員とは車道部と併設してある歩道、歩道+自転車道および自転車歩行者道の幅員をいう。 ○d 自転車歩行者専用橋は次の例にならい記入すること。 (例)

    道路部幅員=歩道等幅員 道路部 車道 歩道等 2 5 0 0 2 5 ※ 分割番号 1 と 2 を加えた巾員は総括の巾員と等しくなる。 1. 分割番号 1 の道路部巾員+分割番号 2 の道路部巾員=総括の巾員の構成

    (車道+路肩+中央帯+歩道) 2. 分割番号 1 の車道巾員+分割番号 2 の車道巾員=総括の車道巾員 3. 分割番号 1 の歩道等巾員+分割番号 2 の歩道等巾員=総括の歩道等巾員

    (10m × 5m + 80m × 6m + 10m × 5m) / 100m = 5.8m

    ↑ L=10m

    W= 5m

    ↑ L=80m

    W= 6m

    ↑ L=10m

    W= 5m

    36

  • (4)トンネル

    総括の基本分類コードが『3』の場合のみ記入する。

    トンネルが1箇所において上下線等、分離して設けられている場合は分離されているトンネルごとに1トンネ

    ルとして取扱う。

    市町村界に設けられているトンネルについては、延長の長い方の市町村に設けれられているものとする。た

    だし、延長が同じ場合は起点側の市町村に設けられているものとする。

    ① 分割番号 (1桁)

    トンネルが1箇所において自動車専用トンネル、自転車歩行者専用トンネル別、または上下線別に分離して

    設けられている場合のみ記入を要する。

    記入方法としては専用別に分離している場合は、自動車専用トンネル、自転車歩行者専用トンネルの順序

    で一連番号を記入する。同種のトンネルで上下線に分離している場合は延長の長い方、短い方の順序で一

    連番号を記入する。

    ② トンネルコード (4桁) トンネルのコードを記入する。 但し、出張所の報告書作成時はコードが不明 の場合には“****”を入力する。 ③ トンネル名 (20 桁) カタカナで左詰で記入する。 ④ トンネル分類 (1桁)

    ※ 水底トンネルとは海、湖沼および河川に設け

    られたものをいう。

    シールド工法は掘進工法として取扱うこと。

    ⑤ 有効高 (2 桁) 有効高をメートル単位で小数点以下、2位を四捨五入し、1位まで記入する。 有効高とは車道端からの鉛直線が壁面または天井板と交わるまでの高さをいう。(次図参考) (注) 片勾配の場合、有効高の低い方をとること。

    区分 コード 陸上トンネル 掘進工法 1 開削工法 2 その他 3 水底トンネル 掘進工法 4

    沈埋工法 5 開削工法 6 その他 7

    37

  • ⑥ 壁面区分 (1桁) 区 分 コード 内 装 な し 素 堀 1

    吹 付 2 覆 工 3

    内 装 あ り ブ ロ ッ ク 張 り 工 法 4 パ ネ ル 張 り 工 法 5 タ イ ル 張 り 工 法 6 そ の 他 7

    ア、 素堀とは堀削後地肌のままの状態のものをいう。 イ、 吹付とは地肌をセメント・モルタル等を材料として吹付工法により被覆しているものをいう。 ウ、 覆工とは地肌を被覆しているもので吹付工法によらないものをいう。 ⑦ 内部施設 (1桁) ア、 換気施設 (1桁) 区 分 コ ー ド機械換気施設なし 1 機械換気縦流式 (噴流式) 2 機械換気縦流式 (立坑式) 3 機械換気縦流式 (その他) 4 機械換気半横流式 5 機械換気横流式 6 機械換気その他 7

    38

  • イ、 照明施設 (1桁) 区 分 コ ー ド 照明施設なし 1 (照明施設あり)

    ナトリウム灯 2 蛍光灯 3 水銀灯 4 その他 5

    上記各種併用 6 ウ、 通報装置 (1桁) 火災などの事故の発生をトンネル管理所などへ通報する装置をいう。 区 分 コ ー ド通報装置なし 1 (通報装置あり)

    a 押ぼたん式通報装置 2 b 非常電話 3 c 自動通報装置 4

    a と b を併設 5 a と c を併設 6 b と c を併設 7 a b cを併設 8

    エ、 非常警報装置 (1桁) 火災や交通事故等が発生した場合にトンネル内外の走行車に対して必要な警報を与える装置をいう。 区 分 コ ー ド非常警報装置なし 1 (非常警報装置あり)

    a 警報表示版 2 b 点滅等(警告灯) 3 c 音信号発生機 4

    a と bを併設 5 a と cを併設 6

    b と cを併設 7 a b cを併設 8

    39

  • オ、 消化設備 (1桁) 区 分 コ ー ド 消火設備なし 1 (消火設備あり)

    a 消火器 2 b 消火栓 3 a と b を併設 4

    カ、 その他設備 (1桁) 区 分 コ ー ドその他設備なし 1 (その他設備あり)

    a 自動水噴霧装置 2 b 避難および誘導設備 3 c 非常用電源設備 4

    a と bを併設 5 a と cを併設 6 b と cを併設 7 a b cを併設 8

    ⑧ 現況 (1桁) 区 分 コ ー ド 自 動 車 交 通 不 能 1 通 行 制 限 あ り 2 通 行 制 限 な し 3 「通行制限あり」とは、道路法第47条の規定により、通行車両の車幅および高さの制限を設けているものをい

    う。 ⑨ 他域延長 当該トンネルが市町村界に設けられている場合のみ、他の市町村域に関する次の事項を記入する。 ア、 市町村コード (4桁) 市町村コードを記入する。 イ、 路線分割 (1桁) 路線分割がある場合のみ記入。 ウ、 延長 (m) (5桁) トンネル全体の長さの1/2以下であること。

    40

  • ⑩ 分割専用 分割番号が『1』又は『2』の場合のみ記入する。 ア.築造年次 (3桁) 区 分 コ ー ド 明 前 0 明 治 1 大 正 2 昭 和 3 平 成 4 建設年次が明治以前の場合は年号コードのみ記入する。 イ.延長 (5桁) 総括の○14 延長の説明を参照。 ウ.道路部巾員 (3桁) エ.車道部巾員 (3桁) オ.歩道等巾員 (3桁) ⑤有効高の図を参照。

    ○a 道路部幅員とは、車道、路肩および歩道等を加えた幅員をいう。 ○b 車道幅員が明確でない場合は車道と同一平面の路肩部分として片側25センチメートル、計50セン

    チメートルを差し引いたものを車道幅員とする。 ○c 歩道等幅員とは車道部と併設してある、歩道、歩道+自転車道および自転車歩行者道の幅員をいう。

    41

  • (5)踏切 総括の基本分類コード『5』の場合のみ記入する。 ① 踏切コード(4桁)

    踏切のコードを記入する。 但し、出張所の報告書作成時にコードが不明の場合は“****”を入力する。

    ② 踏切名 (20桁) カタカナで左づめで記入。 ③ 鉄道事業者名 (3桁) コード表参照。 ただし踏切の同一箇所で異なった鉄道事業者コードが存在する場合、若いコードを記入し、他の鉄道事業

    者名コードを帳票の後の鉄道名欄に記入する。 ④ 鉄道線名 (3桁)

    コード表参照。 ただし踏切の同一箇所で異なった鉄道線名コードが存在する場合、若いードを記入し、他の鉄道線名コード

    を帳票の後の鉄道名欄に記入する。 ⑤ 単複線区分 (1桁) 区 分 コ ー ド 単 線 1 単 線 以 外 2 ⑥ 踏切道種別 (1桁) 区 分 コ ー ド第 一 種 踏 切 道 1 第 二 種 踏 切 道 2 第 三 種 踏 切 道 3 第 四 種 踏 切 道 4 ア、 第一種踏切道とは、踏切警手を配置するか、または自動踏切遮断機を設置しているものをいう。 イ、 第二種踏切道とは、一定時間を限り踏切警手を配置しているものをいう。 ウ、 第三種踏切道とは、踏切警報機を設置しているものをいう。 エ、 第四種踏切道とは、上記以外のものをいう。 オ、 立体交差OBは基本分類「2」・橋梁、UPは「1」道路として処理する。

    42

  • ⑦ 歩道等施設 (1桁) 区分 コード 歩車道区分なし 1 (歩道道区分あり) 平面交差で歩車道分離 2 (立体交差で歩車道分離) 横断歩道橋 階段式 3 スロープ式 4 押上げ式 5 地下横断歩道 階段式 6 スロープ式 7 押上げ式 8 歩道等のみ平面交差 9 ⑧ 対道路巾員差 (8桁)

    踏切道からみて、取付道路(道路部)に対する幅員差を起点側、終点側に記入する。 記入単位はメートル単位で小数点以下2位を四捨五入し1位まで記入する。対道路幅員差が+0 以外につ

    いては次のプラス・マイナスコードを例により記入する。

    区 分 コ ー ド + ( プ ラ ス ) 1 - ( マ イ ナ ス ) 2

    踏切道幅員(4.5m)-道路幅員(6.0m)=-1.5m 2 1. 5

    ↑ コード 幅員差(m)

    43

  • ⑨ 交差角度 (2桁) 踏切道の中心線と最縁端軌道の中心線の交点(A)から外方道路の中心線上 30mの地点と(A)を結ぶ最縁端軌道の中心線との交角を記入する。 なお、直角(90°)に交差する場合以外は最鋭角を記入すること。(2~90°) ⑨ 道路こう配 (6桁)

    踏切道に向かって上りを(+)、下りを(-)とし、起点側終点側別にパーセント単位で記入する。プラス・マイナスコードについては⑧対道路幅員差に準じて記入する。 なお、こう配を計る場合踏切道端から道路の中心線上30メートルの地点でとるものとする。(0~20) ⑩ 見とおし距離 (4桁) 踏切側からの列車の見とおし距離を起点側、終点側別、左右別に次の区分により該当するコードを記入す

    る。 見とおし距離とは、踏切道における最縁端軌道の中心線と道路の中心線との交点から軌道の外方道路の中

    心線上 5 メートルの地点における 1.2 メートルの高さにおいて見とおすことができる軌道の中心線上当該交点からの長さをいう。

    44

  • ⑪ 道路交差点距離 踏切道の起終点から 50メートル以内にある道路交差点(立体交差を除く)を対象とし、起点側、終点側別に踏切道の起点(終点)から道路交差点の中心点までの距離を記入する。(1~50) 対象道路交差点がない場合はスペースとする。 ⑫ 遮断時間 (3桁) 調査期日(4月1日、但し休日にあたる場合は翌日)における列車の通行により、道路交通が遮断される時間を記入する。遮断時間は1日に生ずる遮断時間とし、分単位で記入する。遮断時間は測定値を原則とする。

    但し、実測が困難な場合には次式により算出したものでもよいものとする。 (算式) 1日の列車通行回数*1分=遮断時間 ⑬ 鉄道名 (6桁)

    ③鉄道事業者名及び④鉄道線名で記入できない鉄道事業者名コード及び鉄道線名コードを記入する。

    区 分 コ ー ド(見とおし距離)

    50m未満 1 100m未満 2 150m未満 3 200m未満 4 250m未満 5 300m未満 6 300m以上 7

    45

  • (6)自転車道 記入要領は一般の道路と同じである。 ただし、「⑬バス運行の有無」の記入のみ変更する「バス運行の有無」の欄に、他の道路に重用する時「8」を記入する。又、道路を横断的に重用する区間、及び一般区間は「9」を記入する。

    国道及び一般の道路

    道道

    自転車道  起点

    自転車道終点

    一般の重用の記入と同じ

    バスの運行有無は「8」一般の道路の記入と同じ

    バスの運行有無は「9」

    46