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1 台日RFID技術とその応用セミナー 家電電子タグコンソーシアム(日本)の 標準化活動と家電業界が 目指す利用モデル、の御紹介 2007年72家電電子タグコンソーシアム

家電電子タグコンソーシアム(日本)の 標準化活動と家電業界が … · ヨドバシカメラ Gen2 Tag 5月導入開始 -国内- 2004年 2005年 2006年

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1台日RFID技術とその応用セミナー

家電電子タグコンソーシアム(日本)の標準化活動と家電業界が

目指す利用モデル、の御紹介

2007年7月2日

家電電子タグコンソーシアム

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2台日RFID技術とその応用セミナー

日本の家電業界の取り組み

家電電子タグコンソーシアムについて

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3台日RFID技術とその応用セミナー

家電業界に於ける過去の取り組み2001

2002

3R(Reduce,Reuse,Recycle)促進の為のライフサイクル追跡システムの開発(125Khz帯)NEDO事業(東芝他)

家電製品協会他

経済産業省委託事業 ユースケース標準モデル並び国際的運用ガイドラインの調査研究(財)流通システム開発センター EPC RFIDシステム導入検討事項調査報告書 協力

【店舗】 デオデオ本社・五日市店(広島県)

【物流倉庫】松下ロジスティクス広島商品センター(広島県)

三洋電機ロジスティクス福岡流通センター(福岡県)

ソニーサプライチェーンソリューションお台場オペレーションセンター(東京都)

【工場等】 シャープ(液晶テレビ)(奈良県)、ダイキン工業(ルームエアコン)(滋賀県)

ソニー(ノートパソコン)(長野県)、三菱電機(冷蔵庫)(静岡県)

松下電器産業(プラズマテレビ)(神奈川県)、松下電工(インバータ照明)(大阪府)

三洋電機(デジタルカメラ)(兵庫県)、東芝家電製造(洗濯機)(愛知県)

日立製作所(液晶プロジェクタ)(神奈川県)、パイオニア(DVDプレーヤ)(埼玉県)

2003

家電製品協会他

2004

(財)家電製品協会

(社)電子情報技術産業協会

電子部品の工場から、家電製品の組立工場、物流倉庫、小売店に至るまでのサプライチェーンシステムを構築し、業務効率化を実証、ライフサイクルモデルの調査研究

部品に含まれる有害物質のトレーサビリティの実現や家電リサイクル効率化を目指したビジネスモデルの確立

物流効率化実証実験(HF、マイクロ波帯)、機器組み込み読取実証実験(マイクロ波帯)

2005

家電電子タグコンソーシアム

物流効率化実証実験、機器組み込み読取実証実験(UHF帯)

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4台日RFID技術とその応用セミナー

メーカ 物流 消費者 回収 リサイクル

①家電製品ライフサイクル全体における電子タグ利用モデルの検討

②家電動脈サプライチェーンに

おける電子タグ実証実験

2002

2003

2004

ハード技術検証(2.45GHz)

実用性評価(2.45GHz)

ハード実装検証(UHF)

実用性評価(UHF)

実用性評価(UHF)

③電子部品・電子機器における電子タグを活用した環境トレーサビリティ実

証実験

部品メーカ セットメーカ 小売

電子タグの読取りに関する技術検証

電子タグを業務に適用し、効果を検証

各ステップ/年度での実験検証範囲

2005 家電製品ライフサイクル全体におけるユースケース提示、ガイドライン策定、標準化提案

2006保守修理・店舗内ロケーション、国際物流実証実験

製品安全トレーサビリティー調査研究

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5台日RFID技術とその応用セミナー

家電製造に於けるRFIDの利活用イメージ(従来)

工程内利活用

ダンボール

ロール

LSI

ゲート 型R /W

ハン ディ 型R /W

受入部品(または部品ロット)のタグをR/Wで効率的に読み取り、作業効率化を実現(引取りカンバン)

部品入庫業務(受入伝票、検品)における電子タグ利用イメージ

ハン ディ 型R /W

スマートシ ェ ルフ

在庫部品(または部品ロット)のタグをR/Wで読み取り、リアルタイム在庫管理を実現

タグをR/Wで読み取り、作業端末に表示される工程に従って製品に部品を組み込む。(仕掛りカンバン)

ハン ディ 型R /W

作業端末

セル生産工程管理における電子タグ利用イメージ

部品在庫管理における電子タグ利用イメージ

ハン ディ 型R /W

作業端末

タグをR/Wで読み取り、作業端末に表示される工程に従って製品に部品を組み込む。(仕掛りカンバン)

ライン生産工程管理における電子タグ利用イメージ

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6台日RFID技術とその応用セミナー

家電物流に於けるRFIDの利活用実用事例

物流拠点から販売店までの閉じた系での利活用(ソニーヨーロッパ)

Tilburg Distribution Centre

Facts & FiguresEstablished 1971 in Vianen and moved to Tilburg in the year 2000All Inclusive logistics service for Playstation, Consumer AV, Professional products and Recording Media&Energy

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7台日RFID技術とその応用セミナー

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8台日RFID技術とその応用セミナー

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9台日RFID技術とその応用セミナー

東芝レーゲンスブルグ工場に於ける利活用事例(2006/10~)

製造出荷検品工程の削減、物流倉庫省スペース化を目的

ノートパソコンと梱包箱に同時に収納するアクセサリー箱との連携を取るためにRFIDを利用

36台のPCを1つのパレットに積載するという構成で、この36個のタグをパレットラッピングしながら一斉に読み込みを行っている

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10台日RFID技術とその応用セミナー

東芝レーゲンスブルグ工場

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11台日RFID技術とその応用セミナー

家電電子タグコンソーシアム設立経緯

過去の実証実験及び調査研究での指針策定→EPCglobal C1G2のスペックが出る前

ユースケースを元に具体的なターゲットを前提にしたガイドラインが未完了となっていた

・H14~16の実証実験を通じて、家電製品ライフサイクル全体の電子タグ利活用モデルの共通認識が醸造されたものの、ユースケース標準モデル確定が完了未。・電子タグをサプライチェーンにおいて共用することが共通認識となったが、導入・運用に関する具体的共通事項の整理とガイドラインの策定が完了未。・貼付コスト負担、分担等の受益と負担のコンセンサス形成は着手出来ず。

・電子タグ導入・運用に向けての運用ガイドラインの策定生産・流通・販売などグローバルモデルを検討するとともに、国際分業-アジアなど-(OUT/IN、OUT/IN/OUT、OUT/OUT等)、 家電業界としての運用方法、電子タグ利用の共通事項の策定と運用ガイドライン策定を行う・製品ライフサイクル全体での電子タグ利用における共通情報モデルの提示と国際標準化提案データ体系モデルを策定し、電子タグユーザメモリエリア項目の検討と国際標準化提案を行う

・原材料・部品からの環境情報の紐付けのあり方・長期間に及ぶデータ保持手段(技術・運用)の検討

・製品ライフサイクル全体における電子タグ利用モデルは認識されたものの、電子タグ情報モデルとしての確定が終らず部品、製品の一貫した情報モデルのガイドライン、標準化となるモデルの策定が済んでいない。・長期間に及ぶデータ保持モデル(データベース、電子タグ)の検討が行われていない。

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12台日RFID技術とその応用セミナー

以上を踏まえ、2005/6からコンソーシアム設立準備会を発足2005年10月28日 発足、2007年4月より家電製品協会流通部傘下での活動に移行、会員は更に4社程度増加予定

区分 会社

幹事 ソニー株式会社

株式会社 東芝

株式会社日立製作所

松下電器産業株式会社

会員 日本電気株式会社、富士通株式会社

三洋電機株式会社

シャープ株式会社

日本ビクター株式会社

パイオニア株式会社、三菱電機株式会社

富士通ゼネラル株式会社(2007/4)

事務局 みずほ情報総研株式会社

現在の会員企業

キャノン株式会社(2006/11)

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13台日RFID技術とその応用セミナー

国際国際標準化関連組織団体との連携について標準化関連組織団体との連携について

家電電子タグコンソーシアム

家電電子タグコンソーシアム

次世代電子商取引推進協議会(ECOM)事務局

次世代電子商取引推進協議会(ECOM)事務局

WG・普及促進・プライバシー・コード統一

JEITA

ISOへの意見・WG2/WG4

・エキスパートG(ユーザモデル)

・米国ISO原案を検討し提案する活動

EPC globalEPC global

財団法人流通システム開発センター(DSRI)

IAGへの意見・TLS・AAP・JAG,JRG

電子タグ国際標準化戦略委員会電子タグ国際標準化戦略委員会

ECOMECOM

日本としてEPCglobalへ提案

計画戦略

日本としてISOへ提案

経産省、農水省、国交省、厚労省、総務省

連携し支援協力をする

連携し支援協力をする

意見 意見AutoIDLabs

AutoIDLabs ECセンター実証ECセンター実証実証

社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)

財団法人家電製品協会

意見

参加

AIDCAIDC

CEDG

CEDG

EPC global ISO緊密に関係

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14台日RFID技術とその応用セミナー

About Consumer Electronics DG(pre CEIAG)2006/10/5,6 第一回東京会議11/17 プリDG会議(東京)

パイロットの実施について、CEIAGの組織体制について12/7,8 第二回ソウル会議2007/3 欧州プリDG会議(欧米リテーラーへのレクチャー)2007/5 第三回CEDG(DGとして 終atグラーツ)→正式なIAG化2007/10 第一回CEIAG(at香港)

Draft Structure of WG Stream1st IAG 2nd IAG 3rd IAG 4th IAG

Use Case (logistics, ,store, repair, etc.),

Label/SSCC, HRI, Backup

Introduction of Guideline, Terms

Item Level Tagging

Use case(Recycle)EPCIS, Granularity SSCC , Backup

SecurityProducts Safety Tag/RW/Network

EPCIS (Addition of Vocab)

1

2

2`

2``

3

PILOT

Necessity??

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15台日RFID技術とその応用セミナー

国内外主要家電量販RFID貼付(流通梱包)動向

2006年中に

1400店導入目標TESCO

テスト段階→本格採用

(2007年以降)メトロ

ベストバイ

ターゲット

ウォルマート

特記事項2006年2005年2004年-海外-

TOP100サプライヤ TOP200サプライヤGen1 Tag

Gen2 TagGen1 Tag

6月

1月

Gen2 Tag

TOP80サプライヤ

大手家電流通

懇談会

ヨドバシカメラGen2 Tag

5月導入開始

特記事項2006年2005年2004年-国内-

大手家電量販店は

タグの利活用検討中

家電メーカへ貼付要求

●● ●

コンソとの勉強会6月3月

2006年中にTOP

600店に展開予定

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16台日RFID技術とその応用セミナー

経済産業省に協力委ただき,量販店様有志の方々と,家電全般の標準化について勉強会

ライフサイクル全般に電子タグを利活用するための検討

製配販での勉強会開始

動作温度範囲・Kill コマンドの扱いなど、タグを製品安全トレースや製品リサイクルに利用する場合に必要な仕様を意識したコメントを提出User Memory Survey と同様に製品リサイクルに関するユースケースを追加シナリオとして提出

Joint Requirements for Item Level Taggingタグを製品の個品単位で貼付する場合の方法論、タグの仕様などについての議論仕様策定作業

Item Level TaggingEPCグローバル

家電電子タグコンソーシアムからISO側への働きかけ。JEITAと共同で提案活動。

電子タグに関する各分野で標準化が検討されているISO/IEC JTC1 SC31

国際委員会(ISO)

①製造工程管理・物流・販売・修理・リサイクル/リユースなどの各ユースケースでの利用を想定②パブリックポリシーを意識したセキュリティの確保を提言(改ざん防止対策)

③EPCglobal に加えて ISO準拠のデータフォーマットも重視(漢字の記録方法等)

GEN2からオプションで採用された,書き換え可能なユーザー領域についての検討 。現状のTagDataStandardでは,その構造/大きさ,アクセスの仕様などが定義されていない。

User Memory Survey

EPCグローバル

家電コンソとしての対応検討事項具体的活動

家電コンソ活動状況

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17台日RFID技術とその応用セミナー

ガイドライン概要

・Ver1.0

・改訂版→2006年度実験結果をフィードバック中

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18台日RFID技術とその応用セミナー

情報家電に於けるライフサイクル管理イメージ

基本情報

電子タグH/T

リサイクル家 電 メ ー カ

物 流

店 舗

消 費 者D/B

D/BD/B

D/B

H/T

マニフェスト

メーカ(企業)固有データベース

部材情報アセスメント評価(LCA)グリーン調査情報

入出庫管理在庫管理棚卸し

物流品質管理流通状況管理

・有害物情報・化学物質情報・分解情報

インターネット

・リサイクル 作業の 効率化

【バックヤード】 【店頭】

入出庫管理

在庫管理

商品情報検索

支払・精算

陳列棚(商品位置)管理

防犯管理

メンテナンス情報サービス修理

製品利用説明新製品情報

材料リサイクル

D/B

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19台日RFID技術とその応用セミナー

情報家電のライフサイクルの代表的なシーン

シーン 内容 取り扱う主な商品情報

部品の生産や調達

協力会社への部品の生産を指示し、部品を調達する。 環境情報(部品)

製品の組立 組立工場で製品を組立、出荷する。 工程履歴情報(製品)品質情報(製品)出荷情報(製品)

製品物流 注文に従い、製品を販売店へ運搬させる。 入出荷情報(製品)輸配送管理情報(製品)

補修部品物流 注文に従い、補修部品を販売店へ運搬させる。 入出荷情報(部品)輸配送管理情報(部品)

輸出入 ・海外工場から日本国内への製品を輸入する。・海外に向けて輸出を行う。

危険物情報(製品)入出荷情報(製品)輸配送管理情報(製品)

店舗における在庫管理

販売状況によって変化する在庫を管理する。 在庫情報(製品)販売情報(製品)

製品の修理 消費者にわたっている情報家電の修理を行う。 修理トレース情報(製品)修理履歴情報(製品)

リサイクル リサイクル法にもとづき不用になった情報家電の再資源化を行う。

リサイクル工程履歴(製品)再資源化情報(部品)

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20台日RFID技術とその応用セミナー

商品クラス 管理上の要件 具体例

高レベル管理品

製造番号管理、ライフサイクル管理、高度なSCMが必要となるもの⇒個品管理が必須

中レベル管理品

ロット管理、あるいは製造年月日管理、価格よりも顧客の安全のためのトレースが必要なもの⇒個品管理でも可

低レベル管理品

鮮度管理⇒個品管理でなくても可ライフサイクル管理対象外

高レベル管理品におけるライフサイクル管理標準ユースケース

製品:戦略商品・デジタル家電・高額商品、PC

部品:TVパネル、洗濯機モータ、

パソコンのマウス

製品:ホームエレクトロニクス、一般家電、その他小物

部品:基板、LSI

製品:消費財系商品、管球、電池、配線器具

部品:コネクタ、スイッチ(商品価格が安い)

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21台日RFID技術とその応用セミナー

ライフサイクル管理実現のために管理対象の定義

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22台日RFID技術とその応用セミナー

高レベル管理品に於ける電子タグによるライフサイクル管理モデル

配送・センター

拠点

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23台日RFID技術とその応用セミナー

利活用シーン

シーン ユースケース 関与者 概要

I-A グローバル在庫管理

メーカ(企画、設計、販売)

電子タグによりリアルタイムでグローバルな在庫情報を収集・管理する。

I-B SCM、需給調整 メーカ(企画、設計、販売)

電子タグによりリアルタイム在庫情報を収集し、高度なSCMオペレーション及び需給調整を実施する。

II-A 調達、生産管理 製造工場(海外含む)

電子タグを用いて部品入庫や生産工程を管理する。

III-A ノンストップ通関 輸出入(e通関) 電子タグによりコンテナを開けることなく通関する。

VA-A ロケーション管理、作業管理

倉庫・センター 電子タグによりリアルタイムな在庫情報・位置情報を把握し、ピッキング作業・棚卸の精度を向上させる。

VB 出荷検品・車単位化

倉庫・センター 電子タグにより梱包単位、車単位での管理を実現し、出荷検品作業を効率化する。

VC 入庫検品・タグ付け

倉庫・センター 電子タグを貼付し、入荷作業の精度を向上させる。

VE 車両トラッキング 物流事業者・輸送会社等

電子タグによりリアルタイムな位置情報・配送状態を把握する。

VIA 販売管理 販売店 電子タグによりセルフレジや電子保証書の発行、タッチログを把握する。

VIB 在庫管理 販売店 電子タグによりリアルタイムな在庫情報・位置情報を把握し、在庫管理・棚卸の精度を向上させる。

VIC 防犯管理 販売店 電子タグにより持ち出しを監視するとともに、再販を防止する。

VID 修理部品 販売店 電子タグにより修理部品の特定や修理履歴を管理する。

VIE ライフサイクル管理 電子タグにより製品ライフサイクル全般を関連付けて管理する。

VIII リサイクル リサイクル法にもとづき不用になった情報家電の再資源化を行う。

IXA 共同配車・モーダルシフト

電子タグによる配送先管理と仕分け作業の効率化する。

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24台日RFID技術とその応用セミナー

メリット

電子タグの有効性

①環境情報管理 小規模サプライヤ等、非ネットワーク環境下での情報書込み

②部品在庫管理 非接触による入出庫数量の一括読込み

③部品品質管理 ロット管理NO等の書き換えによる再利用

④生産工程管理 ライン変更などが多く固定的なネットワークが敷設しにくい環境下での読み書き、読込み作業の廃止

⑤ロケーション管理 非ネットワーク環境下での製造番号読込

⑥入出庫検品 非ネットワーク環境下での製造番号読込、入庫日時書込み

⑦店頭販売管理 非接触による読込作業

⑧ブランド管理 真正品情報の書込みと非接触読込による検知

⑨保証書管理 お買上日時等の非接触読み書き

⑩販売店在庫管理 非接触読込による確認作業

⑪修理履歴管理 非ネットワーク環境下での製造番号読取り、修理履歴の読み書き、非接触読取りによる確認作業

⑫リサイクル管理 非ネットワーク環境下での排出情報読み書き、非接触読込による製品情報確認作業

電子タグの有効性

①ノンストップ通関 一意的な通関情報の書き込み、非接触による一括読込

②ロケーション管理 非 接 触 読 込 に よ るピッキング作業

③入出庫検品 非接触読込による一括検品

④車両トラッキング 非接触による遠隔読込

⑤共同配車・モーダルシフト

非接触読込による一括検品

電子タグの有効性

①店頭販売管理 非接触読込によるレジ業務

②販売店在庫管理 非接触読込による確認作業

③防犯管理 適正販売情報の書込みと非接触読込による検知

④修理履歴管理 非ネットワーク環境下での製造番号読取り、修理履歴の読み書き、非接触読取りによる確認作業

⑤リサイクル管理 排出情報読み書き、非接触読取による仕分け作業

販売店におけるシーン別メリット物流におけるシーン別メリットメーカにおけるシーン別メリット

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25台日RFID技術とその応用セミナー

データ体系

①物品識別コード(GTIN、ISO)(UII)

②その他の項目(ユーザメモリ)

種類 規格 UII ユーザメモリ

データキャリア

電子タグ EPC クラス-1 UHF SGTIN96 ×

クラス-1Gen2

UHF SGTIN96 △

HF ?

クラス-2以降

UHF ○

ISO タイプC AFIで切分け △

非EPC 区々 区々 ? 区々

2次元コード QR 日本 - ? ?

非QR その他 - ? ?

バーコード CODE128 RSS? SGTIN AIで区分

CODE13 - GTIN ×

その他 区々 - × ×

ライフサイクル管理に推奨できるデータキャリアメディア

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26台日RFID技術とその応用セミナー

・国際標準準拠したものであること

・企業独自項目の扱いについて企業内で独自に使う項目に関してはそれを明記した上で自由に使えることが必要である。このための方策としてたとえば、GS1 AI(Application Identifiers)における92(企業内部)から98(企業内部)の識別子を使い、企業独自効率化要素としてプライベートコードを利用することを基本とする

・各種データキャリア間で共通であること電子タグで使用するデータ識別子は05 GS1 Application Identifiers(以下AIと記述)、06 MH10 Data Identifiers(以下DIと記述)を採用する

・標準ネットワークプロトコルの採用電子タグ+コンセントレータ(ミドルウェア)と、アプリケーションやONS、GDSなど公的サービスをつなぐものを指し、具体的には

・EPCネットワーク(SOAP)・GDSにおけるAS2・ebXMLにおけるMS(メッセージングサービス)

など

データ体系に於ける基本指針

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27台日RFID技術とその応用セミナー

高レベル管理品・中レベル管理品の一部(生命に関わる場合)

マネージャ番号 オブジェクト 実製造番号

保証書などに記載される製造番号

中レベル管理品・低レベル管理品

マネージャ番号 オブジェクト ロット番号+シリアル

ロット番号単位のシリアル番号

・UIIにおける個品識別コード(シリアル番号)の付番

・SGTIN対応のフィルターバリュー値のガイドライン

Type コード Value

All Others 0 000

Retail Consumer Trade Item 1 001

Standard Trade Item Grouping 2 010

Single Shipping/Consumer Trade Item 3 011

Reserved 4 100

Reserved 5 101

Reserved 6 110

Reserved 7 111

UIIには,実製造番号が書き込めるロングEPCコードを採用する。過渡期において,SGTIN96のみが流通する段階では,ユーザー必要に応じて,ユーザーメモリ領域に実製番(AI(21))を書き込むこととする

UIIのシリアル番号は,製造ロット番号をキーにした連番号を採番することとする

下位レベル管理商品・非コンシューマ商品中レベル商品と同じか,相応のバーコードで物品識別を行う。(なおSSCCなど上位レイヤーにバインドする可能性があることから,JANコードのみのような運用ではなく,たとえばCODE128を使用したAIの表現が可能なバーコードを採用することが望ましい

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28台日RFID技術とその応用セミナー

電子タグ貼付位置

Layer 5 (5.8Layer 5 (5.8--5.9GHz)5.9GHz)ISO TC 204ISO 15627- Data Link LayerISO 15628- Application LayerISO 18253- DSRC Res MgrISO 14816

Layer 4 (UHF)Layer 4 (UHF)ISO TC104/TC122 JWG(ISO 17363)

ISO TC 104 (ISO 10374, ISO 18185)(ISO 23389, ISO 14816)

Layer 3 (UHF)Layer 3 (UHF)ISO TC104/TC122 JWG(ISO 17364)

ANSI MH10.8.4AIAG (TBD)EIA (TBD), EAN/UCC GTAG

Layer 2 (UHF)Layer 2 (UHF)ISO TC104/TC122 JWG( ISO 17365)

ANSI MH10.8.8 AIAG (TBD) EIA (TBD)

Layer 1 (UHF) Layer 1 (UHF) ISO TC104/TC122 JWG(ISO 17366)

Layer 0 (UHF) Layer 0 (UHF) ISO TC104/TC122 JWG(ISO 17367)

サプライチェーンマネージメントの 階層RFタグ

個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品

個装 個装 個装 個装 個装 個装 個装 個装

小型集合単位(プラコン)

小型集合単位(プラコン)

小型集合単位(プラコン)

小型集合単位(プラコン)

中型集合単位パレット)

中型集合単位(パレット)

大型集合単位 (コンテナ)

輸送単位 (自動車、飛行機、船、列車)

Unit Load

Transport Unit

Packaging

Item

All Rights Reserved, Copyright © Akira Shibata

輸送単位の層構成図

(出典:2005年度CEATECセミナー「RFID(電子タグ)の 新動向」資料)

レイヤ0における電子タグの貼付位置とその方法

レイヤ0は、製品そのものに直接電子タグを貼付するレイヤで、このレイヤで扱われるタグを個品タグ(Item Level Tag)と呼ぶ。個品タグはライフサイクル管理あるいは盗品/贋作防止といったサプライチェーンマネジメントのために用いられる、その貼付対象は、・リサイクル対象商品・高額商品などである。このレイヤでは個品タグを製品に部品として「組み込む」場合も考えられる。電子タグの「貼付」とは製品組み込みの場合も含むものとする。

レイヤ1および2における電子タグの貼付位置とその方法

レイヤ1は、個装梱包に電子タグを貼付するレイヤである。レイヤ2は標準梱包に電子タグを貼付するレイヤである。それぞれのレイヤで扱われるタグを個装タグおよび標準梱包タグ(Case Tag)と呼ぶ。

個品タグが貼付されている場合は、個装タグは貼付すべきではない。一般的には、個品タグと個装タグが同時に貼付されると、タグ間の干渉によりそれぞれのタグの読取性能が低下する。

レイヤ3における電子タグの貼付位置とその方法

レイヤ3は、輸送梱包に電子タグを貼付するレイヤである。このレイヤで扱われるタグを輸送梱包タグ(Pallet Tag)と呼ぶ。

パレタイズされた梱包に対しては、パレットではなく梱包そのものへのタグの貼付が要求される。

このような場合のタグの貼付にあたって考慮しなければならない点は、すでにタグが貼付されている複数の梱包をまとめたものにさらに追加して貼付するので、タグの干渉については特に注意する必要がある。

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29台日RFID技術とその応用セミナー

電子タグの貼付位置の表示方法

個品タグ・個装タグ・標準梱包タグ・輸送梱包タグのいずれについても、タグ貼付位置を視覚的に明示すること。

タグが貼付された製品を持つ消費者のプライバシーを保護すること(消費者がタグの位置を知ることによって、消費者自らがタグの機能を制限しやすくすること)と、タグシステムのオペレータの作業のしやすさの為。

同時に、貼付されている電子タグが正しくISOおよびEPCgloballに準拠していることを明示する意味もある

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30台日RFID技術とその応用セミナー

・実行体制

・各種実証事業概要

2006年度の取り組み

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31台日RFID技術とその応用セミナー

コンソーシアム

全体連絡会 幹事会

標準化WG

ユースケースWGタグ標準化SWGネットワークDB SWGメリット検討SWG

量販店ヒアリング

実証実験WG

実証実験全体連絡会各テーマ毎WG

WG主査adhoc

事務局みずほ情報総研

主査(金田) 副主査(木村)

運営体制(2006)

SSCC検討SWG

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32台日RFID技術とその応用セミナー

コンソの関連する実証実験及び調査研究テーマ

・国際連携: 松下

・TLS: 東芝(2007/6現在進行中)

・保守・修理: 日立、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、エディオン

・量販店舗: ヤマダ電機、IBM、ユニシス、DNP

・製品安全: シャープ、ソニー 、東芝、松下、日立、Auto-ID Labs J

・ABF(修理業者への動産担保融資):日立、東京リース

・セキュアタグ: コンソーシアム、日立

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33台日RFID技術とその応用セミナー

製品ライフサイクルにおける電子タグ利活用モデルと実験範囲

基本情報

電子タグH/T

リサイクル家 電 メ ー カ

物 流

店 舗

消 費 者D/B

D/BD/B

D/B

H/T

マニフェスト

メーカ(企業)固有データベース

部材情報アセスメント評価(LCA)グリーン調査情報

入出庫管理在庫管理棚卸し

物流品質管理流通状況管理

・有害物情報・化学物質情報・分解情報

インターネット

・リサイクル 作業の 効率化

【バックヤード】 【店頭】

入出庫管理

在庫管理

商品情報検索

支払・精算

陳列棚(商品位置)管理

防犯管理

メンテナンス情報サービス修理

製品利用説明新製品情報

材料リサイクル

D/B

共同配車、モーダルシフトⅨA

ライフサイクル管理ⅥE

修理管理ⅥD

防犯管理ⅥC

在庫管理ⅥB

販売管理ⅥA

車両トラッキングⅤE

入庫検品・タグ付けⅤC

出荷検品・車単位化ⅤB

ロケーション管理、作業管理ⅤA-A

ノンストップ通関Ⅲ-A

調達、生産管理Ⅱ-A

SCM、需給調整Ⅰ-B

グローバル、在庫管理Ⅰ-A

ユースケース#

家電電子タグコンソーシアム「電子タグ運用標準化ガイドライン」で提示したユースケースにおける実験対象範囲は以下の通り。

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34台日RFID技術とその応用セミナー

実験概要(保守修理在庫ABF)

金融機関:東京リース

ソリューションベンダ:日立製作所

修理部品の出荷(使用)データによる部品在庫の変動の外部モニタリングについて検証する。

③ABF

メーカ:家電電子タグコンソーシアムメンバー量販店:ヤマダ電機ソリューションベンダ:日本ユニシス

日本IBM大日本印刷

量販店物流センターにおいて実験店舗(新座店)へ納品する対象商品(個装)に電子タグを貼付し出荷、量販店入荷、倉庫、店頭、販売までの商品在庫場所のリアルタイム管理について検証する。【電子タグ貼付対象】炊飯ジャー、DVDレコーダー、デジタルオーディオプレイヤー 約3,000個

②店舗在庫ロケーション管理

メーカ:日立製作所販売会社:日立コンシューマ・マーケティング量販店:ビックカメラ

ヨドバシカメラエディオン

ソリューションベンダ:日立製作所NTTコムウェアデンソーウェーブ東芝テック

保証書の裏面に電子タグを貼付(将来は製品本体に貼付予定)し、店舗での修理受付から保守事業者での修理業務、また消費者への修理完了品の受渡しまで、家電製品の修理業務に関する電子タグの適用性について検証する。【電子タグ貼付対象】プラズマテレビ、DVDレコーダー、内臓HDD 約200個

①保守・修理

実験参加企業(順不同)実験内容実験領域

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35台日RFID技術とその応用セミナー

経済産業省経済産業省 平成平成1818年度「電子タグを活用した流通・物流の効率化実証実験事業」年度「電子タグを活用した流通・物流の効率化実証実験事業」

家電電子タグコンソーシアム家電電子タグコンソーシアム

電子タグを活用した家電業界における物流・金流の高度情報活用実証実験事業

事業概要

保守・修理保守・修理 公開実験公開実験ビックカメラビックカメラ 有楽町有楽町店店

2007年2月13日

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36台日RFID技術とその応用セミナー

トレースDBトレースDB

静静 脈脈 流流動動 脈脈 流流

蓄積された動脈流でのトレーサビリティデータと製品管理情報を活用し、製品ライフサイクルの静脈流での新たな効果を創出するための一気通貫の実証実験事業を行います。

セットセットメーカメーカ

量販店

量販店部

品メーカ

部品メーカ

セットメーカ

セットメーカ

メーカ配送センタ

メーカ配送センタ

量販店物流センタ

量販店物流センタ

量販店舗

量販店舗

(消費者)

(消費者)

保守事業者

保守事業者

再商品化等事業者

再商品化等事業者

保守・修理:使用中の製品の維持補修における電子タグの活用保守・修理:使用中の製品の維持補修における電子タグの活用

実験対象範囲

実証実験WG(保守・修理)

各フェーズ(製・配・販・保守)で発生するデータの有効活用各フェーズ(製・配・販・保守)で発生するデータの有効活用

H18年度(流通政策課)

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37台日RFID技術とその応用セミナー

実施概要実施概要

検証項目案検証項目案

実証実験後目標実証実験後目標

実証実験実施概要

メーカ~量販店~保守事業者まで一気通貫で電子タグを利用することで、保守・修理など静脈流での業務効率化の検証(リードタイム短縮等の定量的効果の検証を含む)を行うことを目的とする。

家電製品をメーカより出荷し、量販店で販売された後、故障が発生したという前提で消費者は修理依頼を行う。保証書の裏面に電子タグを貼付し、店舗での修理受付から保守事業者での修理業務、また消費者への修理完了品の受渡しまで、家電製品の修理業務に関する電子タグの適用性について検証する。

本実験で得られた検証結果については、家電電子タグコンソーシアムで策定しているガイドラインのユースケースモデルにフィードバックします。

修理完了品入庫連絡の効率化○6

修理進捗状況の確認の効率化

修理品受渡し時の作業の効率化

修理の際の製造情報、修理情報参照、情報登録の効率化

修理受付時の製品関連情報検索の効率化、正確な情報伝達(CSの向上)

修理受付時の保証有効期限の明確化

・不良発生時(想定)の対象品発見・回収の効率化

不良発生時(想定)の対象品流通範囲の特定

検証項目

(○)

保守事業者

○8

○7

5

○4

○3

(○)○2

○1

量販店メーカ

プレーヤ#

右表「検証項目」について実証実験より得られた結果で評価する。

※:(○)は本実験対象範囲外とする

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38台日RFID技術とその応用セミナー

実証実験概要

エディオン(店舗)

日立配送センタ(浦安)

商品配送

日立(東海、横浜)

製造部門

保守部門

部品在庫

部品配送

入荷→(仕分)→出荷

製造→出荷

修理・保守

拠点で修理

ビックカメラ(店舗)

保守部門

量販で修理

ビックカメラ(配送センタ)

入荷→(仕分)→出荷

(消費者)

入荷→販売

商品配送

小物

大物

出張修理

修理部品

修理依頼

修理品

修理依頼

修理品

ヨドバシカメラ(配送センタ)

エディオン(配送センタ)

ヨドバシカメラ(店舗)

日立CM(保守)

動脈流

静脈流凡例:

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39台日RFID技術とその応用セミナー

日 時:平成19年2月13日(水)8:00~9:40(受付開始7:30)

場 所:ビックカメラ 有楽町店本館

スケジュール:7:30 受付開始8:00 御挨拶

実証実験概要のご説明デモンストレーション内容のご説明

8:30 サービスカウンターでのデモンストレーション(2グループに分かれてご見学いただきます。)

9:25 質疑応答9:35 公開実験総括9:40 終了

保守・修理公開実験概要

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40台日RFID技術とその応用セミナー

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41台日RFID技術とその応用セミナー

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42台日RFID技術とその応用セミナー

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43台日RFID技術とその応用セミナー

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44台日RFID技術とその応用セミナー

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45台日RFID技術とその応用セミナー

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46台日RFID技術とその応用セミナー

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47台日RFID技術とその応用セミナー

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48台日RFID技術とその応用セミナー

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49台日RFID技術とその応用セミナー

事業プロセス全体と各プレーヤーの期待効果

セットメーカー工場

メーカ

配送センタ

量販

物流センタ量販店

保守事業者

(消費者)

<メーカの期待効果>①保守・修理・修理作業の確実化・効率化・保証期間の明確化・不良発生時の迅速な

トラッキング

<メーカの期待効果>①保守・修理・修理作業の確実化・効率化・保証期間の明確化・不良発生時の迅速な

トラッキング

<量販店の期待効果>①保守・修理・保守・修理受付業務の短縮・修理作業の確実化・効率化、

リードタイムの短縮・保証期間の明確化③在庫管理・店内商品在庫のロケーショ ン

の把握・欠品・品出し作業の率化

<量販店の期待効果>①保守・修理・保守・修理受付業務の短縮・修理作業の確実化・効率化、

リードタイムの短縮・保証期間の明確化③在庫管理・店内商品在庫のロケーショ ン

の把握・欠品・品出し作業の率化

金融機関

<保守事業者の期待効果>①保守・修理・保守・修理受付業務の短縮・修理作業の確実化・効率化、

リードタイムの短縮・保証期間の明確化②ABF ・実証実験結果に基づいた

金融コスト削減効果の定量化

<保守事業者の期待効果>①保守・修理・保守・修理受付業務の短縮・修理作業の確実化・効率化、

リードタイムの短縮・保証期間の明確化②ABF ・実証実験結果に基づいた

金融コスト削減効果の定量化

<金融機関の期待効果>②ABF ・物流・金流を統合した

新ビジネスモデルの創出・保守事業者の業務プロセス

の可視化

<金融機関の期待効果>②ABF ・物流・金流を統合した

新ビジネスモデルの創出・保守事業者の業務プロセス

の可視化

保守・修理

トレーサビリティ共通基盤

ABF AP

故障品 故障品

製造 出荷 修理 入荷 出荷 入荷 出荷 修理 販売 修理 修理

静脈流

動脈流

トレースデータ

<消費者の期待効果>①保守・修理・修理受付時間の短縮・修理完了日の短縮・保証期間の明確化

<消費者の期待効果>①保守・修理・修理受付時間の短縮・修理完了日の短縮・保証期間の明確化

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50台日RFID技術とその応用セミナー

△• メーカへの問い合わせが半数に削減見込み

• 具体的な事例の回答により消費者の満足度向上

• 製品情報取得に掛かる“時間短縮”

修理受付時の修理期間・

費用回答困難4

• 出張修理時の修理履歴照会、記録登録時間短縮

履歴照会:(現状)2分 (タグ)47秒 →61%削減

記録登録:(現状)5分 (タグ)161秒 →47%削減

• 関連情報取得、登録に掛かる“時間短縮”

修理方法検討・修理記録

登録の負荷5

○• 200分~3500分/週の作業量削減見込み

• 迅速な連絡、連絡漏れ防止の効果

• 修理完了品入庫連絡に関する“作業効率化”

修理完了品入庫連絡の

負荷6

• 対象製品検索時間短縮の可能性示唆

(目視)約1分(タグ)9~85秒

※ロケーション管理機能として電子タグを適用した場合

• 修理完了品発見に関する“時間短縮”

修理品受渡し時のお客様

待機時間7

効果結 果

• 消費者への回答時間短縮

(現在)2時間~半日(タグ)12~60秒 →大幅改善

• 保証有効期限の確認

→ 消費者の不安心理の減少、再来店の手間削減

• 100個の製品群から5個の対象製品発見時間短縮

(目視)4分49秒 (タグ) 2分51秒 →41%削減

• 流通先特定、拠点からの回収コスト削減

回収範囲を50%に絞込めた場合:474万の削減

回収範囲を80%に絞込めた場合:196万の削減

※工場から店舗までの製品在庫数を6900台とした場合

• “保証有効期限”の明確化修理受付時の保証有効

期限確認の困難3

• 修理進捗状況確認に関する“時間短縮”進捗状況問合せ回答時間8

• 対象製品発見に掛かる“時間の短縮”

不良発生時(想定)の

対象品発見・回収作業負荷2

• 対象製品の回収にかかる“コストの削減”

不良発生時(想定)の

対象品流通範囲特定困難1

検証内容検証項目

実証実験結果

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51台日RFID技術とその応用セミナー

• 実験結果について

・設定した課題の状況改善に電子タグを利活用することが有用であることを立証

(検証項目4及び7を除く全ての項目)

・修理期間・費用回答困難(検証項目4)についてはタグ利活用が一助とはなるもののメーカへの問い合わせの完全な

代替にならないという課題が判明

・受渡時のお客様待機時間(検証項目7)についてはタグ利活用が待機時間の減少に直接寄与しないという課題が

判明

• 今後の課題と検討事項

(a)電子タグの家電製品本体への貼付方法の検討

課題:保証書(※今回保証書裏面にタグを貼付)は紛失する人も多いため、家電製品本体への貼付が必要

検討事項:⇒金属(製品本体)に貼付しても性能劣化の少ない電子タグの開発

⇒ 電子タグを貼付することに配慮した家電製品の設計・開発

(b)ユーザメモリへの格納データの検討

課題:ガイドライン記載事項の一部情報のみ格納して検証したため、他データ項目の有用性検証が必要

検討事項:⇒ SCM全体で共有すべきユーザメモリ格納データ項目の検討・整理

⇒ メモリ容量の拡大

(c)対象外の小売店やメーカへの対応検討

課題:実験対象を大手量販店、大手家電メーカとしたため、他プレーヤに対する機能の有効性検証も必要

検討事項:⇒地域店や専門修理専業者等に対しての有用性の確認

今後の検討課題

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52台日RFID技術とその応用セミナー

実施概要実施概要

検証項目案検証項目案

実証実験後目標実証実験後目標

①家電量販店における電子タグ利用モデルの策定・検証②電子タグを利用した際の課題抽出および解決策の検討③家電製品に電子タグを活用した際の費用対効果分析データの算出④ソースタギング型ではない電子タグ利用における課題抽出と解決策の検討⑤家電量販店における電子タグ利用標準仕様の検討

実験対象 :量販店物流センターにおいて貼付した電子タグを、店舗入荷から販売までの在庫場所管理に活用する実験実施企業 :ヤマダ電機、日本ユニシス、日本アイ・ビー・エム、大日本印刷対象商品 :炊飯ジャー、DVDレコーダー、デジタルオーディオプレイヤー(約3,000点)実証実験期間 :平成19年1月26日~2月4日(予定)実施規模 :量販店物流センターにおいて実験店舗(新座店)へ納品する対象商品(個装)に電子タグを貼付し出荷、

量販店入荷、倉庫、店頭、販売までの商品在庫場所をリアルタイムで追跡する

本実証実験成果を踏まえ、①実施対象商品の拡大および他店舗への展開②当事業において策定された電子タグ利用モデルおよび電子タグシステム標準について、家電量販店全体で情報共有化

を図り、業界標準仕様の利用・普及促進に貢献する③当事業において策定された電子タグ利用モデルおよび電子タグシステム標準活用上の課題について、家電電子タグ

コンソーシアムからEPCglobal等へ提言を実施し、日本発グローバルスタンダード策定に貢献する

在庫管理実証実験実施概要

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53台日RFID技術とその応用セミナー

量販店物流センタ 量販店

商品配送

メーカ(A社)

製造部門

入荷↓

ピッキング(電子タグ発行)

↓出荷

製造→出荷

(消費者)

①ピッキング②電子タグ発行

メーカー(B社)

メーカー(B社)

メーカー(C社)

メーカー(C社)

販 売

入 荷 バックヤード 店 頭

店内移動 店内移動

在庫確認

在庫問合せ

③出荷検品

④入荷検品

⑤在庫場所移動(バックヤード)

⑥在庫場所移動(店頭)

⑦在庫場所確認

(PDA)

⑧販売(店内在庫引

当)

⑨品出し指示(PDA)

盗難防止のため店頭ラック(鍵付き)に在庫

盗難防止のため店頭に在庫を置かない

お客様自身が店頭在庫をレジに持っていく

特徴

商品カードと在庫数量の整合○③デジタルオーディオ

携帯端末による在庫確認○②DVDレコーダー

店頭品出し指示の自動化○○①炊飯ジャー

実験内容店頭ラック

店頭棚下

倉 庫対象商品

商品在庫場所別実験モデル

実証実験概要

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54台日RFID技術とその応用セミナー

在庫WG公開実験概要

日 時: 平成19年2月7日(水)10:30~12:00(受付開始10:00)

場 所: ヤマダ電機 テックランド新座店

スケジュール:

10:00 受付開始 1F 入荷口前

10:30 あいさつ 3F 事務所

10:35 実験概要説明 3F 事務所

*電子タグラベル、ハンディ、PDAは実物で説明

10:50 実験(1) 入荷検品 1F 入荷口

実験(2) DVDレコーダ(ロケーション別在庫管理) 3F DVDレコーダコーナー

実験(3) 炊飯ジャー(品出し指示) 2F 炊飯ジャーコーナー

実験(4) 店頭販促端末 3F デジタルオーディオコーナー

11:30 実験についての感想 3F 事務所

11:40 質疑応答

11:50 終了

平成18年度 電子タグを活用した流通・物流の効率化実証実験事業テーマ③量販店舗在庫管理に関する実証実験

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55台日RFID技術とその応用セミナー

実証実験の目標「売れるモノをお客様の目の前に!」

入荷時に電子タグを読んでASNと照合することで

入庫検品半自動化 と店舗在庫更新を実現

入荷後の商品の店舗内ロケーションのリアルタイムな可視化と

管理・分析

売上増大売上増大

コスト削減コスト削減

顧客満足度向上顧客満足度向上

販売員満足度向上販売員満足度向上

販売員の接客時間増大

販売員の接客方法の改善・接客時間の増大「探したけど見つからなかった」機会ロスの削減

販売員の接客時間増大

販売員の接客方法の改善・接客時間の増大「探したけど見つからなかった」機会ロスの削減

品出し要員の業務改善

品出し指示の自動化、要員業務の改善(時間短縮)閉店間際の販売員による補充作業の削減(ゼロ化)

品出し要員の業務改善

品出し指示の自動化、要員業務の改善(時間短縮)閉店間際の販売員による補充作業の削減(ゼロ化)

在庫管理精度向上

適正在庫の精度向上と死蔵品撲滅棚卸し負荷の軽減

在庫管理精度向上

適正在庫の精度向上と死蔵品撲滅棚卸し負荷の軽減

モニタリング(店舗オペレーションの実態把握)

店舗品出状況の遠隔からの把握バックヤード在庫の店舗間共有化

モニタリング(店舗オペレーションの実態把握)

店舗品出状況の遠隔からの把握バックヤード在庫の店舗間共有化

課題に対する施策 具体的な業務の効果 経営的効果

現状の課題

PDAで商品在庫数は確認できるが、店頭にあるのか、バックヤードにあるのか把握できない(品出しの不徹底)

店頭在庫が無い場合、バックヤードまで商品を取りに行かなくてはならず、お客様を待たせてしまう(接客時間の減少、顧客満足度低下)

店舗内在庫の更新がバッチのため、欠品商品が入荷しても直ぐにはPDAに 反映されない(機会損失の可能性)

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56台日RFID技術とその応用セミナー

実証実験におけるモノと情報の流れ

3F店頭

第一貨物熊谷センター

入荷口

2F店頭エレベータ

3Fバックヤード

2Fバックヤード

1F駐車場①

R/W②

ミドルウェア

R/W④R/W①

移動履歴DB

ミドルウェア

本部商品DB

PDA

PDA

在庫場所管理AP

品出し指示AP

ミドルウェア

販売情報

DVD-R

炊飯ジャー

iPod

情報提供&在庫照会端末

出荷情報

テックランド新座店

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57台日RFID技術とその応用セミナー

実証実験の検証内容について

商品在庫場所別実験モデル

携帯端末による在庫確認○DVDレコーダー① 大型商品

③ 小型商品

② 中型商品

お持ち帰りカードと在庫数量の整合(店頭販促端末)○デジタルオーディオ

店頭品出し指示の自動化○○炊飯ジャー

実験内容店頭ラック店頭棚下倉 庫

商品の在庫場所は下記の3つのパターンに分類でき、それぞれの在庫場所に応じた実証実験を行った

PDAで在庫場所確認 品出しの効率化 店頭販促端末

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58台日RFID技術とその応用セミナー

電子タグ・リーダライタ・ミドルウェア

電子タグ

リーダーライタ

大日本印刷 UHF帯タグ(NEURO-U)

• EPC C1G2チップ搭載(ISO18000-C)

• ラベル加工

• 印字エンコード

アイテムラベル

Symbol UHF帯リーダライタ(XR-480)

• EPC C1G2対応(ISO18000-C)

• コントローラ+アンテナ×3枚 5セット

• 日本国電波法(952MHz)対応済

LOOPタグ

コントローラ

アンテナ

ハンディ型リーダライタ

デンソーウェーブ UHF帯ハンディ型リーダライタ

• EPC C1G2対応(ISO18000-C)

• 3台(出荷検品、売上、バックアップ)

• 日本国電波法(952MHz)対応済

約10cm

約5cm

RFIDミドルウェア

IBM Websphere RFID Premises Server V1.1

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59台日RFID技術とその応用セミナー

公開実験(1) 入荷検品入荷検品

①通常の検品処理­ ハンディターミナルで出荷ラベルのバーコードを読み取り入荷検品

②電子タグによるゲート通過検品処理­ 電子タグが貼付された商品がカゴ車で入荷される

­ ゲート型アンテナで読み取り入荷検品

③電子タグ読み取り検品処理­ ハンディ型リーダライタで電子タグラベルを読み取り、入荷検品

従来のバーコードによる入荷検品作業 電子タグによる通過検品電子タグ付き対象商品

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60台日RFID技術とその応用セミナー

公開実験(2) DVDレコーダ、炊飯ジャー

DVDレコーダ

①3F倉庫入口ゲート通過­ 倉庫入口に設置されたゲートアンテナを通過することで、在庫のステータスが「1F入荷口」から「3F倉庫」に更新される

­ 商品が店内のどこにあるかが携帯端末(PDA)で確認できる

②3F店舗入口ゲート通過­ 店舗入口に設置されたゲートアンテナを通過することで、在庫のステータスが「3F倉庫」から「3F店舗」に更新される

③店舗で在庫確認­ 1F入荷口に置いてきた商品をPDAで確認する

炊飯ジャー

①品出し指示­ PDAで品出し指示を確認し、2F倉庫から該当商品を持ってきて棚下に補充する

台車で通過している写真

電子タグによる通過検品 PDAで在庫場所確認 品出ししているところ

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61台日RFID技術とその応用セミナー

店頭販促端末

① お持ち帰りカードと在庫数量の整合­ 商品のモック、商品写真カードに電子タグ(13.56MHz)が貼付されている

­ リーダに翳すと、商品説明と在庫の有り、無しが確認できる(在庫データベースに照会)

­ 「在庫があります」ボタンにタッチすると、お持ち帰りカードがオンデマンドで発券される

お持ち帰りカード

商品のモック、または商品カードを翳すと商品説明と在庫の有無が確認できる

商品のモックに13.56MHzの電子タグを貼付

タッチするとお持ち帰りカードがオンデマンドで発券される

<お持ち帰りカード>

お求めのお客様はこのカードをカウンターまでお持ちください。発券番号:200701290002

品名:iPod nano 4GB

型番:JMA428JA色:ブルーJANコード:4547597545171

棚No.

発券日時:2007/2/7 11:06:59

このお持ち帰りカードは発券から1時間後まで有効です。

公開実験(3) デジタルオーディオ

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62台日RFID技術とその応用セミナー

効果結 果

• 実験期間中、本部より実験店舗の状況(入荷、店舗内在庫移動等)が確認できた

• PDAから店舗全体ではなく、ロケーションごと(入荷口、倉庫、店頭)の在庫状況が確認できた

• 店頭在庫確認端末の導入で、数%だった在庫誤差率が、「0」になった

• 検品作業で、バーコードに比べて47%効率化

• 担当者以外でもPDAの品出し指示に従い品出しを実施できた

• 週末の忙しい時間帯でも、品出し指示があれば誰でも出来る(携帯電話の担当者でも炊飯ジャーの品出しが出来る)

• 接客時間の増大(店舗滞在時間が 大28%向上)

• 接客中にPDAで在庫が確認できるので安心してセールスできる

• デジタルオーディオコーナーでは、週2回、在庫とカードの精査を行っている(約2時間×2回)が削減可能

• ロケーション別の在庫が売場からPDAで確認できるか

• 商品在庫とお持ち帰りカードの枚数の誤差改善

• 検品作業時間が短縮できたか

在庫管理精度の向上3

• 本部から店舗の状況が確認できるか

モニタリング

(店舗状況の把握)4

• 担当者以外でも品出し出来るか

• 担当者へのヒヤリング品出し業務の効率化2

• バックヤード往復回数と時間

• 担当者へのヒヤリング販売員の接客時間の増大1

評価方法検証項目

実証実験の結果について

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63台日RFID技術とその応用セミナー

• 実験結果について

・今回の在庫管理WGの実証実験では、店舗における販売時間の増大や、品出し業務の効率化、在庫精

度の向上など、一応の効果を確認することが出来た

• 今後に向けて

・実験期間が短かったため(10日間)、電子タグ導入による売上増加や、死蔵品把握や先入れ先出しの徹

底などによるコスト削減など、経営面での評価が十分行えなかった

→ 低でも1ヶ月(できれば2、3ヶ月)の期間で検証を行う必要があると考える

・実験対象店舗は売場と倉庫が同一フロアにあり、比較的バックヤードが広かったが、バックヤードが小さ

い都市型店舗や、売場と倉庫のフロアが分かれている店舗など、いくつかのタイプがある

→全社での導入効果を考えた場合、タイプの違う複数店舗で検証を行う必要があると考える

・今回はUHF帯(Gen2)の電子タグを使用した

→プライバシー問題や物流ラベルとの一体化などを考慮した場合、「セキュアタグ」や「切り離すと通信

距離が落ちるタグ」など、 新の電子タグも積極的に使ってみたい

今後は、少し長い期間(2、3ヶ月)、複数店舗(タイプの違う2、3店舗)を対象に、家電メーカーと 連携

し、双方に効果が出る形で、電子タグの検証を進めていく必要があると考える

今後について

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64台日RFID技術とその応用セミナー

■従来の動産担保融資■従来の動産担保融資

管理

平成18年度実証実験平成17年度実証実験

評価 処分

在庫担保金融

在庫トレース

アプリケーション

融資

アプリケーション

プリント基盤メーカー金融事業者 保守事業者

保守修理実証実験

■ABFの考え方■ABFの考え方

共通基盤

動産譲渡担保→ 極度貸付・期日指定返済 ←(金融機関の事務の効率性)

仕入代金を借入・回収時返済 ←(事業者の資金の効率性)

出荷 検収 譲渡代金入金 販売代金入金

在庫 売掛計上 現預金

在庫 売掛計上 現預金

在庫 売掛計上 現預金

ABFの提案スキーム

一括ファクタリング

振込

本年度は、事業者(保守事業者)と金融事業者をインターネットを介して結び、実際の融資を擬似的に実施し、アプリケーションの実効性を実証。

合わせて、金融事業者が譲渡担保物件のモニタリングを実施できるかを検証。

ABF実証実験概要

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65台日RFID技術とその応用セミナー

ABF 従来型の融資

資金使途 原材料等の仕入代金支払 運転資金一般

返済原資資金使途の対象になった原材料等から発生する売上

売上一般

貸出時期 仕入代金支払時 資金需要発生時

貸出形態 極度貸付も可 極度貸付、当座貸越が多い

貸出額 仕入代金相当額 担保力の範囲内

返済時期 返済原資発生時 約定等で予め定めた時期

利息計算 返済の都度精算など 通常前払いが多い

実証実験の結果に基づく論点①

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66台日RFID技術とその応用セミナー

仕入原価

(簿価)

販売予想

価格

専門業者

による

売上予想

価格

(回収額)

▲評価控除

項目

専門業者

による

在庫評価

金額

×掛目

金融事業者

在庫評価

金額

掛目

80%⇒⇒

評価控除項目

▲40 ⇒

在庫評価金額

65⇒

金融事業者の

在庫評価金額

専門業者回収

可能金額販売価格仕入価格

52⇒105⇒150100

実証実験の結果に基づく論点②

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67台日RFID技術とその応用セミナー

・担保物件(集合動産譲渡担保を前提)が譲渡登記内容のとおり保管されていることを確認できた。

・入庫部品と出庫部品が紐付けされていないものがあった。(→事務上の問題。)

・返済状況画面において、部品名毎に出庫の状況は把握できない。

→(製品の陳腐化情報の提供への対応が必要)

②動産譲渡担保のモニタリング

・売掛先、入金予定日、入金予定金額等の売上情報が把握できればいい。

・入庫の予定情報が把握できればいい。(貸出申込の予想がつく)①-2

与信精度向上のために更に必要なデータ

①メニュー画面

・「申し込みが来ています。」の表示が欲しい。

②融資審査結果登録画面:

・事業者の申し込み内容か、金融事業者の承諾内容なのか分かりにくい。

③融資状況確認画面:

・仕入値と売値を分けて表示して欲しい。

→(事業者が、売り先別に売値を出すかの検討が必要。)

・申込者の意思確認(借入意思)画面が必要。

④在庫照会画面:

・「部品在庫照会」を「当初在庫照会」に修正した方がよい。

⑤返済状況照会画面:

・「期首在庫」、「出庫」、「期末在庫」を表示。

・「借入額」の欄を追加。

・部品名毎のデータを表示。

・「在庫確認」の表示を「当初の仕入情報確認」(現在の在庫状況ではない)に修正した方がいい。

⑥その他

・在庫の減少と売上の回収と借入の返済が必ずとも同一金額、同一タイミングに限らないため、現状の項目では不十分。

・印刷機能がない。

①-1

実証実験システム(融資アプリケーション)機能及び表示データの過不足

結果検証項目

実証実験の評価(実証実験システムの改善)

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68台日RFID技術とその応用セミナー

①担保評価に必要なデータは?

・担保評価には、在庫種別によって個別に判断する必要があるため、評価会社と連携して個別に判断していくものと思われる。

③担保評価

①資金使途、流用の問題

・極度貸出形式であれば、モニタリング等で長期資金に流用されていないかを確認すれば充分だが、紐付貸出形式であれば、領収書で確認する等の対応が必要だと思われる。

②金融事業者の事務の問題

・事務的に煩雑になるため、今回のような少額多品種のケースでは、極度貸出の形態が現実的だと思われる。

②資産管理

①集合動産か、個別動産か?

・一般:経常運転資金(極度貸付)→集合動産、特定在庫の運転資金(紐付融資)→個別動産

・今回:特定在庫の運転資金(紐付融資)→集合動産

・「動産の態様」「換価性」「動産のトランズアクション量」等も判断材料として考慮すべき。

②集合動産の場合の登記時所定場所から移動を行う場合の管理が可能か?

・担保掛目に加え、一定のバッファーも持って融資を実行する必要。

③動産と売掛金を担保とした場合の動産と売掛金の担保情報の関連付けは?

・売掛金の回収状況が把握できるシステム整備が必要。

④担保管理の主体として金融機関はどこまで関与できるのか?

・モニタリング情報での確認と、コベナンツ条項での管理が限界。

債務者の状況によって異なるが、信頼できる債務者であれば、モニタリング情報での確認と、コベナンツ条項での管理ができればよいと思われる。

・信頼できない債務者であれば、第三者(倉庫会社等)に委託することも考えられる。

①担保管理

結果検証項目

実証実験の評価(実証結果に基づくABFの実効性の検討)

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69台日RFID技術とその応用セミナー

売掛金を担保にとるだけではなく、販売先はどこか、回収予定日はいつか、(返済予定日はいつごろになるのか推定できる)などの情報を紐付けられれば与信管理がしやすい。

売掛金担保との連動

ABFで必要な業務の『評価』・『管理』・『処分』の『処分』の部分も実験に取り入れて、 終的にいくらで処分が出来たかを管理できるシステムが出来れば発展性がある。

処分会社との連携

電子タグを誰が貼るのか、誰がはずすのか、債務者任せにしないのであれば、物流会社や倉庫会社を利用するのも一つの案。

物流会社や倉庫会社との連携

ABFで必要な業務の『評価』・『管理』・『処分』の『評価』の部分も実験に取り入れ、債務者から担保のデータが来た時点で評価会社にデータを流し、評価後のデータが評価会社から届く仕組みなどが出来れば発展性がある。

評価会社との連携

来年度に向けての提言(1)

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70台日RFID技術とその応用セミナー

管理

平成18年度実証実験

平成17年度実証実験

評価 処分

動産譲渡担保金融

在庫管理

アプリケーション

融資

アプリケーション

プリント基盤メーカー

金融事業者

共通基盤

保守事業者

保守修理実証実験

平成19年度実証実験の提案

処分事業者評価事業者

金融事業者事業者

倉庫会社物流会社

売掛金在庫

連携

アプリケーション

ABF

来年度に向けての提言(2)

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71台日RFID技術とその応用セミナー

20020077年2月年2月2020日(火)日(火)

松下電器産業株式会社松下電器産業株式会社

-平成18年度経済産業省委託事業-

「国際連携・国際標準実現型 電子タグ実証実験事

業」

-公開実験-

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72台日RFID技術とその応用セミナー

実験全体の内容

タイ、マレーシア

シンガポール

実施:現地小売店、

日立製作所

品目:プラズマテレビ、

洗濯機、冷蔵庫等

東南アジア3カ国の電器小売店にて、

店頭マーケティング精度の向上、日本製タグのPRなどを目的とした実験を実

施する。

BtoC(電器店の在庫管理や接客効率向上、非正規流通品対策、消費者へのタグの認知など)

レーン3

発地:マレーシア

着地:日本

実施:松下電器

品目:家庭用ファクシミリ

現地から日本までの国際物流のトレードレーン(倉庫間)を対象に、個装/梱包

レイヤに日本製電子タグを貼付して、物流業務への有効性検証・性能検証等を行う。実験に際しては、家電コンソーシアム・ガイドラインの一部検証も併せて行う。

BtoB(国際物流業務の効率化、国際標準の実用化に際しての検証、日本製タグの性能検証)

レーン2

発地:日本

着地:マレーシア

実施:SIRIM、松下電器

品目:電話関連機器

SIRIM(マレーシア標準工業研究所)が

実施している輸入製品検査について、電子タグを貼付したコンテナ(商品)については受入検査を優先する等、効率の向上を検証する実験を行う。

BtoG(公的認証の効率化)

レーン1

実験場所・品目実験内容趣旨

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73台日RFID技術とその応用セミナー

レーン2(BtoB):電子タグの実運用化へ向けた取り組み

サプライヤPCM

組立工場PCM倉庫

PTPCY

<輸入国側>

販社 小売松下ロジ

神戸CY

<輸出国側>

実験の目的国際標準の実用化に際しての検証(響タグの利用など)、物流効率化の向上、家電コンソ・ガイドラインの検証協力、日本提案M/Wの検証協力

対象商品民生用完成品(家庭用ファクシミリ)

ねらい・実証実験を通じて、実験参加企業をはじめ業界共通に活用可能な有益なファクト、検証実績を蓄積する。

・電子タグ利活用の「運用ルール」等をISO国際標準として提案する。

個装(SGTIN)及びパレット(SSCC)にタグ貼付

タグを読取り後コンテナに積込む

個装及びパレットのタグを読みデータの照合を行う

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74台日RFID技術とその応用セミナー

レーン2の実験の目的レーン2の実験の目的

物流品質の向上/物流業務の効率化物流品質の向上物流品質の向上/物流業務の効率化/物流業務の効率化

課題 仮説 検証項目

物流品質の向上物流品質の向上物流品質の向上

①個装タグ、パレットタグ、コンテナタグを関連付けおよび管理する事によって、誤出荷防止に効果がある。

①個装タグ、パレットタグ、コンテナタグを①個装タグ、パレットタグ、コンテナタグを関連関連付け付けおよび管理する事によって、誤出荷防止に効果および管理する事によって、誤出荷防止に効果があるがある。。

物流業務の効率化物流業務の効率化物流業務の効率化

①長期将来的な物流業界を想定した検証発注~納品まで一貫パレチゼーションが実現できる環境が整備された事を前提とした場合、パレットタグのユーザメモリに配送先項目を設定し、物流ルートにおける配送先の書き換えにより、仕分け業務の効率化が図れる。

②中期将来的な物流業界を想定した検証海上輸送時はコンテナ内の積載効率を優先し、デバンニング後ユニットロード化の為の再パレットを行う事で陸上輸送の輸送効率が向上できる。

①①長期将来的な物流業界を想定した検証長期将来的な物流業界を想定した検証発注~納品まで一貫パレチゼーションが実現発注~納品まで一貫パレチゼーションが実現できる環境が整備された事を前提とした場合、できる環境が整備された事を前提とした場合、パレットタグのユーザメモリに配送先項目を設定パレットタグのユーザメモリに配送先項目を設定し、物流ルートにおける配送先の書き換えにより、し、物流ルートにおける配送先の書き換えにより、仕分け業務の効率化が図れる。仕分け業務の効率化が図れる。

②中期将来的な物流業界を想定した検証②中期将来的な物流業界を想定した検証海上輸送時はコンテナ内の積載効率を優先し、海上輸送時はコンテナ内の積載効率を優先し、デバンニング後ユニットロード化の為のデバンニング後ユニットロード化の為の再パレットを行う事で陸上輸送の輸送効率が再パレットを行う事で陸上輸送の輸送効率が向上できる。向上できる。

①出荷指示情報に基づいた誤出荷防止個装・パレット・コンテナのタグ関連付けおよび、出荷指示情報(品番、個数)に基づいたタグチェックにより、効率よく誤出荷防止ができるか検証を行う。

①①出荷指示情報に基づいた誤出荷防止出荷指示情報に基づいた誤出荷防止個個装・パレット・コンテナ装・パレット・コンテナののタグ関連タグ関連付け付けおよび、および、出荷指示情報(品番、個数)に基づいたタグ出荷指示情報(品番、個数)に基づいたタグチェックにより、効率よく誤出荷防止ができるかチェックにより、効率よく誤出荷防止ができるか検証を行う。検証を行う。

①パレット単位での配送先情報管理工場や倉庫等の出荷が発生する物流拠点において配送先情報をユニットタグに書込むことにより物流情報の管理等の効率化が図れるかを検証する。

②再パレット化によるタグ管理1次倉庫におけるパレット再構築およびパレットタグとの関連付けを一連管理する事により、荷姿が変わった際の管理の効率化が図れるかを検証する。

①①パレット単位での配送先情報管理パレット単位での配送先情報管理工場や倉庫等の出荷が発生する物流拠点工場や倉庫等の出荷が発生する物流拠点において配送先情報をユニットタグに書込むにおいて配送先情報をユニットタグに書込むことにより物流情報の管理等の効率化がことにより物流情報の管理等の効率化が図れるかを検証する。図れるかを検証する。

②再パレット化によるタグ管理②再パレット化によるタグ管理1次倉庫におけるパレット再構築および1次倉庫におけるパレット再構築およびパレットタグとの関連付けを一連管理する事にパレットタグとの関連付けを一連管理する事により、荷姿が変わった際の管理の効率化がより、荷姿が変わった際の管理の効率化が図れるかを検証する。図れるかを検証する。

技術的検証技術的検証技術的検証

①家電コンソ(貼付位置)による読み取り精度検証②響タグ耐久性の検証

①家電コンソ(貼付位置)による読み取り精度検証①家電コンソ(貼付位置)による読み取り精度検証②響タグ耐久性の検証②響タグ耐久性の検証

①タグ貼付位置、アンテナ設置位置などによる読み取り精度、読み取り速度の検証

②耐久性(剥がれ方など)とコンテナ内パレット積込み位置との関連性検証

①タグ貼付位置、アンテナ設置位置などによる①タグ貼付位置、アンテナ設置位置などによる読み取り精度、読み取り速度の検証読み取り精度、読み取り速度の検証

②耐久性(剥がれ方など)とコンテナ内パレット②耐久性(剥がれ方など)とコンテナ内パレット積込み位置との関連性検証積込み位置との関連性検証

梱包工程の効率化梱包工程の効率化梱包工程の効率化 ①タグ入りダンボールを使うことにより、新規のタグ貼付の省略により、梱包工程での効率化が図れる。

①①タグ入りダンボールを使うことにより、新規のタグタグ入りダンボールを使うことにより、新規のタグ貼付の省略により、梱包工程での効率化が図れる。貼付の省略により、梱包工程での効率化が図れる。

①タグ貼付作業の有無による効率化の検証①①タグ貼付タグ貼付作業の有無による効率化の検証作業の有無による効率化の検証

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75台日RFID技術とその応用セミナー

レーン2の実験の目的レーン2の実験の目的

課題 仮説 検証項目

物流品質の向上物流品質の向上物流品質の向上

①個装タグ、パレットタグ、コンテナタグを関連付けおよび管理する事によって、誤出荷防止に効果がある。

①個装タグ、パレットタグ、コンテナタグを①個装タグ、パレットタグ、コンテナタグを関連関連付け付けおよび管理する事によって、誤出荷防止に効果および管理する事によって、誤出荷防止に効果があるがある。。

物流業務の効率化物流業務の効率化物流業務の効率化

①長期将来的な物流業界を想定した検証発注~納品まで一貫パレチゼーションが実現できる環境が整備された事を前提とした場合、パレットタグのユーザメモリに配送先項目を設定し、物流ルートにおける配送先の書き換えにより、仕分け業務の効率化が図れる。

②中期将来的な物流業界を想定した検証海上輸送時はコンテナ内の積載効率を優先し、デバンニング後ユニットロード化の為の再パレットを行う事で陸上輸送の輸送効率が向上できる。

①①長期将来的な物流業界を想定した検証長期将来的な物流業界を想定した検証発注~納品まで一貫パレチゼーションが実現発注~納品まで一貫パレチゼーションが実現できる環境が整備された事を前提とした場合、できる環境が整備された事を前提とした場合、パレットタグのユーザメモリに配送先項目を設定パレットタグのユーザメモリに配送先項目を設定し、物流ルートにおける配送先の書き換えにより、し、物流ルートにおける配送先の書き換えにより、仕分け業務の効率化が図れる。仕分け業務の効率化が図れる。

②中期将来的な物流業界を想定した検証②中期将来的な物流業界を想定した検証海上輸送時はコンテナ内の積載効率を優先し、海上輸送時はコンテナ内の積載効率を優先し、デバンニング後ユニットロード化の為のデバンニング後ユニットロード化の為の再パレットを行う事で陸上輸送の輸送効率が再パレットを行う事で陸上輸送の輸送効率が向上できる。向上できる。

①出荷指示情報に基づいた誤出荷防止個装・パレット・コンテナのタグ関連付けおよび、出荷指示情報(品番、個数)に基づいたタグチェックにより、効率よく誤出荷防止ができるか検証を行う。

①①出荷指示情報に基づいた誤出荷防止出荷指示情報に基づいた誤出荷防止個個装・パレット・コンテナ装・パレット・コンテナののタグ関連タグ関連付け付けおよび、および、出荷指示情報(品番、個数)に基づいたタグ出荷指示情報(品番、個数)に基づいたタグチェックにより、効率よく誤出荷防止ができるかチェックにより、効率よく誤出荷防止ができるか検証を行う。検証を行う。

①パレット単位での配送先情報管理工場や倉庫等の出荷が発生する物流拠点において配送先情報をユニットタグに書込むことにより物流情報の管理等の効率化が図れるかを検証する。

②再パレット化によるタグ管理1次倉庫におけるパレット再構築およびパレットタグとの関連付けを一連管理する事により、荷姿が変わった際の管理の効率化が図れるかを検証する。

①①パレット単位での配送先情報管理パレット単位での配送先情報管理工場や倉庫等の出荷が発生する物流拠点工場や倉庫等の出荷が発生する物流拠点において配送先情報をユニットタグに書込むにおいて配送先情報をユニットタグに書込むことにより物流情報の管理等の効率化がことにより物流情報の管理等の効率化が図れるかを検証する。図れるかを検証する。

②再パレット化によるタグ管理②再パレット化によるタグ管理1次倉庫におけるパレット再構築および1次倉庫におけるパレット再構築およびパレットタグとの関連付けを一連管理する事にパレットタグとの関連付けを一連管理する事により、荷姿が変わった際の管理の効率化がより、荷姿が変わった際の管理の効率化が図れるかを検証する。図れるかを検証する。

技術的検証技術的検証技術的検証

①家電コンソ(貼付位置)による読み取り精度検証②響タグ耐久性の検証

①家電コンソ(貼付位置)による読み取り精度検証①家電コンソ(貼付位置)による読み取り精度検証②響タグ耐久性の検証②響タグ耐久性の検証

①タグ貼付位置、アンテナ設置位置などによる読み取り精度、読み取り速度の検証

②耐久性(剥がれ方など)とコンテナ内パレット積込み位置との関連性検証

①タグ貼付位置、アンテナ設置位置などによる①タグ貼付位置、アンテナ設置位置などによる読み取り精度、読み取り速度の検証読み取り精度、読み取り速度の検証

②耐久性(剥がれ方など)とコンテナ内パレット②耐久性(剥がれ方など)とコンテナ内パレット積込み位置との関連性検証積込み位置との関連性検証

梱包工程の効率化梱包工程の効率化梱包工程の効率化 ①タグ入りダンボールを使うことにより、新規のタグ貼付の省略により、梱包工程での効率化が図れる。

①①タグ入りダンボールを使うことにより、新規のタグタグ入りダンボールを使うことにより、新規のタグ貼付の省略により、梱包工程での効率化が図れる。貼付の省略により、梱包工程での効率化が図れる。

①タグ貼付作業の有無による効率化の検証①①タグ貼付タグ貼付作業の有無による効率化の検証作業の有無による効率化の検証

SGTINSGTINのユーザーメモリへののユーザーメモリへの製造番号製造番号(シリアル番号)の(シリアル番号)の書込み書込み

SSCCSSCCのユーザーメモリへののユーザーメモリへの配送先情報配送先情報のの書込み書込み

一貫パレチ一貫パレチゼーションゼーション

再パレット化再パレット化

貼り付け位置の検証貼り付け位置の検証

国際物流における国際物流における(響タグの)(響タグの)耐久性耐久性

タグ入りダンボール箱タグ入りダンボール箱

家電コンソ ガイドラインとの関連

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76台日RFID技術とその応用セミナー

PCPCCCマレーシア工場マレーシア工場

ジョホールジョホールCYCY

神戸神戸CYCY松松下ロジスティックス下ロジスティックス

実験方法実験方法

個品タグ

PCPCCCマレーシア倉庫マレーシア倉庫

コンテナタグ・SSCC番号

タグ貼り・タグ読取り

パレタイジング→パレットタグ付け梱包工程→個装タグ付け コンテナタグ付け

コンテナタグ

個装タグ

パレットタグ

タグ読取り・タグ剥ぎPCC製UHF帯リーダーライター

アンテナ

響タグ

システム構築 PSS

個装タグ・SGTIN番号・シリアル番号

SGTIN. Serialized Global Trade Item NumberSSCC : Serial Shipping Container Code

パレットタグ・SSCC番号・配送先

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77台日RFID技術とその応用セミナー

マレーシア PCC

ジョホール

日本 神戸

松ロジ

マレーシア PCC

ジョホール

日本 神戸

松ロジ

第2回目

第1回目

2007年2月2007年1月

4 5 6 8 12 21 24 3123

ETD

ETA

30 2 3 9 19 20

バンニング

ETD

ETA

実験スケジュール実験スケジュール

バンニング

公開

公開

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78台日RFID技術とその応用セミナー

PCC倉庫PCC倉庫

マレーシア

PCC工場PCC工場ジョホール

CY

ジョホールCY

日本

松下ロジスティックス松下ロジスティックス

サーバルーム(PSS)サーバルーム(PSS)

サーバ・入出荷管理システム

PCC事務所等PCC事務所等

Internet

Router

R/W

ハブ

神戸CY

神戸CY

hand-Carry

ノートPC

バーコードリーダ

輸出入管理者による検索

ハブ

システム構成システム構成

※Internet接続環境

個装 パレット コンテナ(SGTIN) (SSCC) (SSCC)

R/W

コンテナ パレット 個装(SSCC) (SSCC) (SGTIN)

ノートPC

ポール型アンテナ ポール型

アンテナ

ポール型アンテナ

R/W

タグプリンタ(SGTIN)

タグプリンタ(SSCC)

タグプリンタ(SSCC)

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79台日RFID技術とその応用セミナー

実験の流れ実験の流れ (PC(PCCC工場および倉庫工場および倉庫 --マレーシアマレーシア--))

Malaysia

PCC工場

・バーコード(S/N、品番)読み取り・個装タグ(SGTIN)発行・個装タグ貼り付け

・個装タグ(SGTIN)読み取り

・パレット組立・パレットタグ(SSCC)発行★SGTINとの紐付け

スリップ積付※ラップ仮巻き

・パレットタグ貼り付け

・パレット2段積み・ラップ本巻き

ラップ本巻きVanning(40パレット→1コンテナ)・・・

コンテナ番号を元にコンテナタグ(SSCC)発行★SSCC(パレット)と紐付け

コンテナタグ貼り付け(貼り付け用紙) コンテナに同梱

ジョホールCYへ

PCC倉庫

工場~倉庫間(約30m)は、フォークリフトにて運搬

・パレットタグ読み取り

・パレットタグ読み取り

個品タグチェック用 パレットタグチェック用

パレットタグ出荷用

コンテナタグ出荷用

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80台日RFID技術とその応用セミナー

実験の流れ実験の流れ (PC(PCCC工場および倉庫工場および倉庫 --マレーシアマレーシア--))

Malaysia

PCC工場

・バーコード(S/N、品番)読み取り・個装タグ(SGTIN)発行・個装タグ貼り付け

・個装タグ(SGTIN)読み取り

・パレット組立・パレットタグ(SSCC)発行★SGTINとの紐付け

スリップ積付※ラップ仮巻き

・パレットタグ貼り付け

・パレット2段積み・ラップ本巻き

ラップ本巻きVanning(40パレット→1コンテナ)・・・

コンテナ番号を元にコンテナタグ(SSCC)発行★SSCC(パレット)と紐付け

コンテナタグ貼り付け(貼り付け用紙) コンテナに同梱

ジョホールCYへ

PCC倉庫

工場~倉庫間(約30m)は、フォークリフトにて運搬

・パレットタグ読み取り

・パレットタグ読み取り

個品タグチェック用 パレットタグチェック用

パレットタグ出荷用

コンテナタグ出荷用

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81台日RFID技術とその応用セミナー

Japan

松ロジ

大阪センター

※コンテナタグ貼り付け用紙をコンテナから取り出し

コンテナタグ(SSCC)読み取りコンテナ単位の入庫検品

デバンニング(1コンテナ→40パレット)

・・・

パレットタグ(SSCC)読み取りパレット単位の入庫検品→ハイ付け

・パレットタグ(SSCC)配送先書き換え

・パレットタグ(SSCC)読込み※ユニット組み換えなし※書き換えの為、タグ発行なし

・・・

出荷指示後の流れ

コンテナ入荷用

パレット入荷用

パレット書き換え用(擬似)パレット出荷用 (擬似)パレット入荷用

・パレットタグ(SSCC)読み取り

ユニット組み換え(パレット再構成)

※新たに構成するパレット単位でSGTIN読み取り

パレット番号を元にパレットタグ(SSCC)再発行

パレットタグ(SSCC)読み取り

パレット再構成用

実験の流れ実験の流れ ((松ロジ松ロジ倉庫倉庫 --日本日本--))

①①

②②③③ 再パレット再パレット化化

一貫パレチゼーション一貫パレチゼーション

入荷検品入荷検品

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82台日RFID技術とその応用セミナー

セキュア電子タグ

「セキュア電子タグ評価用アプリケーション」における電子タグ格納情報家電業界向けに開発した「セキュア電子タグ評価用アプリケーション」ではユーザメモリをブロック化し、ブロック化した個別情報ごとに情報保護をすることができる。

セキュリティバンク

UIIコードバンク

  ユーザバンク(例) メーカ 情報 量販店 情報 保守  情報 消費者 情報     ・     ・

セキュリティバンク

タグコードバンク

UIIコードバンク

タグコードバンク

 メーカ 情報

 量販店 情報

 保守  情報

 消費者 情報

・ユーザバンク全体の書込み禁止のみが可能・データごとの禁止、読出し禁止は不可

エリア#1

エリア#2

エリア#3

エリア#4

エリア

キー

キー

キー

キー

キー

・ユーザバンクを複数エリアに分割可能

・エリアごとに読出し、書込み禁止の設定が可能・読出し、書込み禁止は、永久禁止と、パスワードによる禁止の2種類を提供

現状(ISO18000-6 TypeC) 今回の開発内容

家電業界Write データ書込み W 一時書込み禁止状態 太字: 更新箇所Read データ読込み R 一時読込み禁止状態 細字: 変更な しWLock UII書込み禁止設定 L 一時距離制限状態RLock UII読込み禁止設定BWLock ブロック書込み禁止設定BRLock ブロック読込み禁止設定PRWLock パスワード読書き 禁止設定

プレーヤ メーカ 量販店 量販店(修理品荷受け ) 保守業務 出荷 入荷 販売 受付前 受付後 受入 修理アクシ ョン Write

WLockBWLockBRLockPRWLock

Read WriteBWLockBRLockPRWLock距離制限

Read WriteBWLockBRLockPRWLock

Read WriteBWLockBRLockPRWLock

前 状態後 状態 前 状態後 状態 前 状態後 状態 前 状態後 状態Tag1 通信距離 通常 通常 通常 制限 L 制限 L 制限 L 制限 L 制限 L

UII SGTIN(96bit)

W SGTIN(96bit)

W SGTIN(96bit)

W SGTIN(96bit)

W SGTIN(96bit)

W SGTIN(96bit)

W SGTIN(96bit)

W

Block 1 製番 W 製番 W 製番 W 製番 W 製番 W 製番 W 製番 W

B1 Pass 個別パス1 WR

個別パス1 WR

個別パス1 WR

個別パス1 WR

個別パス1 WR

個別パス1 WR

個別パス1 WR

Block 2 メーカ型名製造日

WR

メーカ型名製造日

WR

メーカ型名製造日

WR

メーカ型名製造日

WR

メーカ型名製造日

WR

メーカ型名製造日

WR

メーカ型名製造日

WR

B2 Pass 個別パス1 WR

個別パス1 WR

個別パス1 WR

個別パス1 WR

個別パス1 WR

個別パス1 WR

個別パス1 WR

Block 3 販売店販売日

W 販売店販売日

W 販売店販売日

W 販売店販売日

W 販売店販売日

W

B3 Pass 個別パス2 WR

個別パス2 WR

個別パス2 WR

個別パス2 WR

個別パス2 WR

Block 4 修理受付日

WR

修理受付日

WR

修理受付日

WR

B4 Pass 個別パス2 WR

個別パス2 WR

個別パス2 WR

Block 5 修理内容修理者名修理日

WR

B5 Pass 個別パス3 WR

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83台日RFID技術とその応用セミナー

システム概要「セキュア電子タグ機能評価システム」は、機能評価確認ツールを搭載したPC、ユーザ認証をするためのICカードリーダライタとICカード、ユーザメモリをブロック分割した電子タグとそれに対応したリーダライタなどから構成されている

適用範囲と課題「響プロジェクト」においては、適用範囲として物流シーンを想定していたが、「セキュア電子タグプロジェクト」では製品ライフサイクルを適用範囲としている

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84台日RFID技術とその応用セミナー

実証実験シナリオ製品ライフサイクルの流れを想定したシナリオに沿って、「セキュア電子タグ評価用アプリケーション」を用いたセキュア電子タグシステムのデモンストレーションを実施した。デモンストレーションでも示した実証実験シナリオは以下の通りである

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85台日RFID技術とその応用セミナー

企業情報保護の対応案電子タグの利用者からは各流通段階で情報を書き込みつつ、一部のデータの

読み出しを制限したいとの要求が考えられるが、現状は、ユーザエリア全体の読出し禁止ができない、データごとの読出し禁止ができないという状態である。

今回の実証実験では、①エリア分割可能とする、②データごとに読出し不可とする、③読出し不可は解除ができる、といったことをできるようにした

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86台日RFID技術とその応用セミナー

企業情報改ざん防止案電子タグのアクセスに関する現状は、ユーザエリア全体の書き込み禁止のみ可能で、デ

ータごとの書き込み禁止ができない。家電業界からは、企業情報改ざん防止のため、各流通段階で情報を書き込みつつ、その後の誤書き込みや改ざんから保護したいという要求があると考えられる。

そのため今回の実証実験では、①エリア分割可能とする、②データごとに書き込み不可とする、③二度と書き込み不可とする、といったことをできるようにした

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87台日RFID技術とその応用セミナー

参考

メーカ向け画面(読み取り・書き込み画面)メーカでの出庫シーンにおいて、電子タグへの読み取り・書き込みを確認する

量販店向け画面量販店での販売シーン・修理品荷受シーンにおいて、電子タグへの読み取り・書き込みを確認する

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88台日RFID技術とその応用セミナー

平成18年度製品安全基準の整備事業(電子タグの利活用による製品安全制度構築のための実態調査)

製品安全管理における電子タグ利活用モデルの検討家電・ガス業界関係者(事業者、メーカ、販売店、保守・修理事業者等)の参加により、電子タグを使った情報共有にあたっての課題を分析、利活用モデル(情報把握だけでなく、事故未然防止の仕組まで含めたトータルモデル)のコンセプトを、国際的な仕様/取り組みの枠組みを前提として検討・提案し、関係者の理解・協力の元にまとめる。

製品安全管理における電子タグの機器組み込み時の通信に関する基礎研究電子タグを適用するための技術要件を明確にするため、机上検討および基本データ取得を行う。<検討事項(案)>使用周波数、タグ形式(パッシブ、電池付きパッシブ、アクティブ)耐用年数、耐環境(熱、衝撃等)タグメモリ構造、タグデータの視認性

消費者メリットPRに関する基礎研究

製品安全管理のおけるデータ体系の検討<検討事項(案)>電子タグ/サーバに格納するデータ項目

電子タグユーザーエリア利用時のデータ更新方法の検討 等事故発生前に、情報をどのように活用(事故未然防止の為に)すべきか情報システムに於ける活用方法の技術的検討

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89台日RFID技術とその応用セミナー

家電業界検討WG○委員

家電電子タグコンソーシアムメンバーソニー株式会社株式会社東芝株式会社日立製作所松下電器産業株式会社 等

○オブザーバー経済産業省 商務情報政策局 流通政策課経済産業省 商務情報政策局 情報経済課経済産業省 商務情報政策局 情報通信機器課

財団法人家電製品協会電子商取引推進協議会(ECOM)社団法人電子情報技術産業協会社団法人日本自動認識システム協会財団法人流通システム開発センター 等

実施主体みずほ情報総研㈱消費者メリットPRに関する

基礎研究広告代理店等よりコンペ予定

ガス業界検討WG○委員

株式会社ノーリツリンナイ株式会社東京ガス株式会社大阪ガス株式会社東邦ガス株式会社 等

○オブザーバー家電電子タグコンソーシアム社団法人日本自動認識システム協会財団法人流通システム開発センター 等

製品安全管理における電子タグの機器組み込み時の通信に関する基礎研究

慶応大学AUTO-IDセンター

製品安全課

H18年度調査研究体制

経済産業省経済産業省

製品安全管理における電子タグの機器組み込み時の通信に関する基礎研究

慶応大学AUTO-IDセンター

製品安全管理における電子タグの機器組み込み時の通信に関する基礎研究

慶応大学AUTO-IDセンター

みずほ情報総研㈱みずほ情報総研㈱

委託 請負

消費者メリットPRに関する基礎研究

広告代理店等よりコンペ予定

消費者メリットPRに関する基礎研究

電通による調査/検討

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90台日RFID技術とその応用セミナー

製品安全管理上の課題

・アンケートおよびヒアリングから抽出された製品安全管理上の主な課題としては、以下の3点があげられる。

①メーカが製品使用者の情報を把握できないため、リコール発生等、使用者への迅速な注意喚起、連絡、対応措置ができない。

②特に10年以上に販売された製品の使用者情報は、収集が困難である。

③事故の原因把握に時間がかかるケースがある。

<上記①②③の内容>①現在、製品メーカー側で製品使用者の情報を把握することが非常に困難である。リコール発生時、

製品使用者に情報提供する手段として、社告とともにダイレクトメール(以降”DM”)が有効であるが現状メーカー側が製品使用者の情報を持っていないため、迅速なDM発送が困難である。また

家電量販店をはじめとする販売店から製品使用者の情報を得ることも難しい。製品使用者への情報提供の遅れは、事故の拡大を引き起こす可能性もあるため、製品使用者の情報把握は、製品安全管理上、非常に重要であると考える。

②特に、10年以上前に製造、販売された機器は、廃棄されたものも多く所在把握は困難である。現行のリコールがロングテールになる大きな原因である。

③家電事故の多くが想定外の使用方法・使用環境によるものが多い。現状では、プラズマTV等一部

の製品においてマイコンを装備し、稼働状況等を記録しているが、全製品にマイコンを装備すること

は難しい。

事故原因の早期把握は、事故の拡大を防ぐとともに、製品の設計に迅速に反映することを可能とし、

製品安全管理上重要な要素となる。

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91台日RFID技術とその応用セミナー

電子タグの利活用モデル(電子タグの利活用のための研究開発・標準化の検討課

題)

1.電子タグ情報システムのサービスシナリオ・業務アプリケーションとミドルウェアサービスの分離・マルチサービスタグ、マルチサービスリーダーの検討・リーダオフラインオペレーションの検討・タグオンラインオペレーションの検討

2.ネットワーク機能・タグメモリリゾルバの検討・データトランスレーションの検討・ディレクトリーサービスの検討・データ転送とデータ処理の分離に関する検討

3.タグ・リーダ・パッシブ給電が可能な形式を検討・プロトコルの検討・ユーザデータ構造の共通化に関する検討・ユーザデータ構造の保護に関する検討・タグ/リーダ回線の高速化に関する検討・製品とタグ間でのバイタルデータ連携に関する検討

詳細は「電子タグの利活用による製品安全制度構築のための実態調査に関する研究報告」にて説明

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92台日RFID技術とその応用セミナー

マルチサービスID

ミドルウ ェアサービス

業務アプリケーシ ョン

リーダライタ

タグ

製品

業務アプリケーシ ョン

ミドルウ ェアサービス

業務アプリケーシ ョン

リーダライタ

タグ

製品

業務アプリケーシ ョン

ID共有をするためにはネットワーク上でIDに関連したサービスを検索できることが求められる。またマイグレーションを考えるとシングルサービスIDであっても、情報サービス内でのIDの唯一性が担保できるように配慮することが必要である

複数の情報サービスに読み取り/書き込み機能を提供するマルチサービスリーダを考慮する必要がある

マルチサービスリーダ

ミドルウ ェアサービス

業務アプリケーシ ョン

リーダライタ

タグ

製品

業務アプリケーシ ョン

ミドルウ ェアサービス

タグ

製品

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93台日RFID技術とその応用セミナー

リーダオンライン・オフラインオペレーション

ミドルウ ェアサービス

業務アプリケーシ ョン

タグ

製品

オ ンラインオ ペレーシ ョン

Data

タグ

製品

Data

オ フライン

リーダ リーダ リーダが読み取りや書き込みをする際に、輸送中、修理、廃棄の処理時にリーダが情報システムに接続されていない状況が考えられる。リーダオフライン時にもまずはタグのデータを読むことができ、かつリーダ中あるいはタグ中に蓄積されたデータは後ほど、情報システム中とデータ同期することが必要である

タグオンライン・オフラインオペレーション

ミドルウ ェアサービス

業務アプリケーシ ョン

タグ

製品

オ ンラインオ ペレーション

ミドルウ ェアサービス

業務アプリケ ーシ ョン

タグ

製品

パワーオ ンライン

Data

Dataタグ

製品

Data

オ フライン

輸送中、店舗での販売時、廃棄時には、製品には電源もネットワーク接続もされていないオフラインオペレーションである。一方、製品の運用・動作時に電力のみが供給されているパワーオンラインオペレーション、場合によっては電力もネットワーク接続もされているオンラインオペレーションとなることが考えられる。今後、電力技術(バッテリなど)や情報通信のさらなる発展によってオンラインオペレーションの機会は増えるに違いないが、オフラインオペレーションを全く想定外とすることはできない。したがってそれのみに限定する必要はないが、少なくともパッシブ動作(タグへの別系統での給電が必要なく読み取りが可能であること)が必須である。また製品の運用・動作中(少なくともパワーオンライン)であれば、製品安全上、重要な事象(過大電流、転倒、発火)などの情報を記録・通知できる。これを 大限に利用するためにはタグと製品間でのデータ連携の仕組みが必要である

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94台日RFID技術とその応用セミナー

PC 16bit EPC 96bitdata length

5bitRFU2bit

NSI9bit

タグ読み取りシーケンス

コード体系が同一であっても多様なコード長が混在することも考えられるが、この点についてはPC bitsで定められているコード長指定領域の考え方で柔軟に対応することができる

Interrogator InterrogatorInterrogator

データ転送レイヤ

データ処理レイヤ

ビジネスディレクトリ

データシート解決 リーダディレクトリ情報サービスディレクトリメモリ解決

APPAPP

APP APP

データ転送とデータ処理の分離

リーダが読み取った情報を適切な場所に配送すること、逆にタグに対するコマンドをリーダ経由で届けることの2つはどのサービスでも

共通である。したがって、データセキュリティに配慮しながらも原則は自由にデータ転送を行うレイヤと、データに意味を与える処理のレイヤを分離することが望ましい。家電量販店店舗では、製品タグを読み取るとともに販売記録をタグに記録する。この情報は製品安全の立場では、製造メーカにも送付

されたほうがよい、場合によっては利用者が家電のみならず、さまざまな購入履歴を記録する個人データベースを保有しているかもしれない。一旦読み取りデータを処理してしまうと処理による価値が発生するため情報共有が困難になる。データ転送とデータ処理を論理的に分離しておくことが有効と考えられる

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95台日RFID技術とその応用セミナー

EPCglobal – TLS IAG Pilot Phase II

Toshiba Requirements and Material Flow

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96台日RFID技術とその応用セミナー

Air: Pilot Logistics Players

Japan

China

USA

ShipperToshiba TIH

Forwarder (Ex)DHL

ConsigneeToshiba TAIS

Forwarder (Im)DHLCarrier

North West?

WarehouseDHL

Truck Company????

Truck Company????

WarehouseDHL?

Head OfficeToshiba PC JP

3PLToshiba TLGH

IntegratorDHL

BondedTruck

Aircargoterminal Op.????

AircargoTerminal Op.????

Toshiba Holdings

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97台日RFID技術とその応用セミナー

User Proposal as a CEDG Member

• Cooperation on information sharing with manufacturer and logistics company– Consumer electronics maker generally wants to track and trace product with

layer 0 to layer 3. On the other hand TLS usually do it with layer 3 to layer 5. Therefore, in this pilot, Toshiba wants to have an EPCIS managing under layer 3 information as a consumer electrics manufacturer, and TLS to have another EPCIS managing upper layer 3 information.

Layer 5 Vehicle

Layer 4 container

Layer 3 Unit Load

Level 2 Transport Unit item

Level 1 Packaging

Level 0 Item

Passive tag with SGTIN

Active tag with SSCC

EPCIS(CE)

EPCIS(TLS)

Joint Pilot Test Joint Pilot Test between TLSbetween TLS and CEand CE

Interoperability Interoperability testtest

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98台日RFID技術とその応用セミナー

まとめ

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99台日RFID技術とその応用セミナー

Why we need・product life cycle management?

・Item tagging?

Generally Consumer Electronics products will be used for longer period of time

⇒Need suitable management not only at Distribution or Retailing phase, but also at customer phase

⇒Recognize valuable usage will be at not only actual business area,

but also at another area which is guided by common DB and item tagging concept shown in below

Product guaranty term clarification

Maintenance and repair work efficiency improvement

Trace management improve for harmful materials in product in market

Trace management improve for technical failure in product in market for safety reason

and so on

(1) We have to introduce “Product Life Cycle Management” view

(2) We have to introduce “Item tagging” based system

(3) We need to list up all outstanding subject to be resolved

(4) We need to clarify our roadmap to resolve outstanding subjects inclusive of technical matter

(5) We have to establish common DB through from upper portion of life cycle to bottom of it

(6) We need to establish system to manage item tagging through from upper portion of life cycle

to bottom portion of life cycle

(7) We had better to list up as use-case all merit which is guided by introducing item tagging

through from upper portion of life cycle to bottom portion of life cycle

The above items can be established only by item taggingThe above items can be established only by item taggingAction planAction plan

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100台日RFID技術とその応用セミナー

Long-term Activity Plan of CE Industry

ISO

20082007 EU Pilot?

Cooperation with TLS (Standardization of SSCC usage)

Planning for operation

Security Proposal/Tag Data/Network Spec standards

Proposal Security/Tag Data

Traceability(Products safety)Pilot by METI 2009 2010

Main Logistics Use Case

Retailer Store Use Case

Security Spec

Recycle/Reuse Use Case

Maintenance/Repair Use Case

Products Safety Use Case

Guideline

EPCIS (Validation)

ILT Road Map/Spec

Products Safety Tag/RW

/Network Spec

EPCIS (Addition of Vocabulary)

PR/Educate for Customer

Total ROI

Label Standardization

SSCC issue

HRI (Human Readable Info.)

Management Granularity

(include Parts/Accessory)

Terms

Backup method for RFID

Proposal Class2 Spec/C2 use case standards

Vital data/Multi services RW/middlewareDirectory services etc

Vital dataMulti services RW middlewareDirectory services

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101台日RFID技術とその応用セミナー

Draft Plan of 1st Year (~2008)

Re-considerationNext editionIssue of Next Version GuidelineTotal ROI

RefinementAgreementConsideration of methodology

Investigation of current situation

RFID Backup methodologyCustomer EducationEPCIS (Addition of Vocabulary)

1st editionintroduction Guideline

Terms

Introduction to ISOAgreementArrangementInvestigation of current situation

Management Granularity(include Parts, Accessory)

Additional Spec.CheckIntroduction Guideline

ILT Road Map/Spec.Security Spec, Products Safety tag/RW/network spec

1st editionAgreementCheckIntroduction Guideline

Maintenance/Repair Use CaseProducts Safety Use Case

AgreementCheckIntroduction Guideline

Recycle/Reuse Use Case

1st editionAgreementCheckintroduction Guideline

Retailer Store Use Case

1st editionAgreementCheckintroduction Guideline

Logistics Use Case

1st editionDetail specificationExpression, typeInvestigation of current situation

Human Readable Information

Issuing guideline, Investigation of another industry

Standardization/another method?

Way of cooperation with TLS

Investigation of current situation

SSCC

Clarification of CE vocabulary

Consideration of application

Comparison withCE use case

AnalysisEPCIS(Validation)

1st editionAgreementSize, expression, type

Standardization of Tag Label

4th IAG3rd IAG2nd IAG1st IAG

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102台日RFID技術とその応用セミナー

2007年度 家電コンソ 活動スケジュール案

クラス毎の管理粒度・レイヤ整理

タグ貼付単位(SGTIN/SSCC)

可視化ラベル仕様TLS

ミーティング

①-1 SSCC

標準化SWG

結果

まとめ

EPCIS追加要求仕様

EPCISと既存システム連携

販売・在庫管理ユースケース整理

製品トレーサビリティユースケース整理

ヒアリング

項目検討

製品タグハード仕様(金属対応・貼付位置 等)

データ項目/セキュリティ仕様/製品タグロードマップ

EPCISv1.0内容確認

家電物流ユースケース整理

国際物流ユースケース整理

1st.CEIAG用資料・ビデオ作成

用語集の作成

METI公募

改訂作業(要分担検討!!!)

イメージビデオ製作

ILT JRG

(パリ)

6月

量販店ヒアリング

(エディオン、ヨドバシ、ビック etc.)

③ 量販店

ヒアリング

プレイヤごとの

メリット・コスト算定

②-3 メリット

SWG

タグのバックアップ方法②-2 タグ

標準化SWG

ライフサイクル管理DB仕様②-1 ネットワークDBSWG

リサイクル・リユースユースケース整理② ユースケース

WG

2nd.CEIAG用資料・ビデオ作成

Ver.2英訳

① 標準化

WG

フィールド実験?④-2 TLS

Pilot

フィールド実験

ラボ実験(慶応Auto-ID)

システム開発

技術検討

製品トレーサビリティの仕組み検討

消費者メリット検討

④-1 製品安全

Pilot

流通懇

セミナー?

Ver.2

発表?

ガイドライン

改訂

2nd.CEIAG?

(未定)

1st.CEIAG

(香港)

EPCglobal

CEIAG

3月2月1月12月11月10月9月8月7月

イニシアティブとの連携

TLSとの連携

コンソユースケースの反映

ISO 湘南会議(7/18~20)

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103台日RFID技術とその応用セミナー

ロードマップ実施に当って伴う課題

・ EPCglobalへの参加(主に小売企業)-特に小さな販売店に対する扱い・ EPC-ISの公開/仕様詳細検討・ TDS Ver1.31の見通し・ EPCタグにおける、ユーザエリア仕様標準化・ タグの種類(HF/UHF)、ラベルサイズ・ タグの貼付位置・ タグの耐久性・ タグデータ改ざん防止への対策・ プライバシー保護対策・ EPCタグ(SSCC)ラベル、データの標準化

付番粒度の問題現品送付先の問題:HRIの書き換え・貼り替えEPCタグの貼付作業場所GLNの問題返品の問題

・ 読み損じへの対応・ 総合的な無線エンジニアリングの検証解析、制度変更含む(電波法)

・ 消費者PR、啓蒙認知、

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104台日RFID技術とその応用セミナー

製品ライフサイクル全体を見通したRFID導入メリットと課題

家電メーカ 物流 店舗 消費者回収・

リサイクル

SCM

製品トレーサビリテ

情 報 共 有 の  推 進

実売情報の フィードバック

在庫 小化

製品トラッキ ング (物流高度化)

返 品 伝 票 レ ス

製 品 品 質 管 理

修 理 対 応

製番(機番)管理の 徹底

環境情報管理

部品メーカ

セットメーカ

この赤の部分の検討と議論を部品/セットメーカーと行いたい。

メーカーは一方的なタグ添付要求を行わず、上流側のメリットが得られるような仕組み作りを形成したい。台湾メーカー/販売流通の家電コンソ/台湾メーカー/販売流通の家電コンソ/CEIAGCEIAGへの協力への協力

を是非お願いしたい。を是非お願いしたい。

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105台日RFID技術とその応用セミナー

ご清聴ありがとうございました。

• お問い合わせ・ご質問は、家電電子タグコンソーシアム事務局

[email protected]宛にお願い致します。