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音楽だけじゃあない“ROCK”もあるんだということを 提示できるようなバンドでありたいなと思っています “あっそうなんや”って感じでした。でも良くまとまっている曲だと思いますし、大好きですよ。ギ ラギラ言ってるだけですけど(笑)。でもそのシンプルさが良かったのかもしれないですね。“ギラ ギラせいや”って凄いシンプルなメッセージがタイトルからも楽曲からも伝わっているのかな?と 思います。 -ヴォーカルに関してですが、メロディ、ラップ、シャウトと、幅広いヴォーカル・ワークがKO-JI ZERO THREEさんの持ち味かと思いますが、どこをどういうヴォーカル・アレンジにするというこ とまで念頭に置いて作曲をしているのでしょうか?それともヴォーカルに関してはKO-JI ZERO THREEさんに任せているのでしょうか? ヴォーカルというか僕たちの曲は全て僕が基盤を考えて、歌の雰囲気も考えて、それをメンバーが 形にしていっています。だから初めから“ここはこう歌う”っていうのが決まっている感じですね。 “ここラップ入れるからそれっぽくアレンジして”みたいな感じです。イントロからケツまで僕が イメージを作っているんで、それを皆で形にしています。声の種類が多いのは、単純に面白いと 思ってやっています。 -今作はDragon AshのギタリストHIROKI氏による全面プロデュースということですが、外部 のプロデューサーの起用は初めてでしょうか?初めてでしたら、今回プロデューサーを起用しよう と思った理由も教えてください。 プロデューサーなんて横文字で説明したくないぐらい世話になりました。音楽だけではなくて、メ ンタルの部分でも本当に助けてもらいました。理由は純粋に一緒にいて楽しいからです。勿論音 楽の知識や経験を信頼した上での話は当たり前なんですけど、それだけでは一筋縄ではいかない バンドってことをとことん理解してくれた人だからだと思います。 -HIROKI氏との作業はいかがでしたでしょうか?何かエピソードがあれば教えてください。 楽しかったです。作業を進める上で僕以外のメンバーとも仲良くしてくださって、それが1番嬉し かったですね。エピソードは世界で1番美味しいお好み焼きの店に招待しました(笑)。ビックリ していました(笑)。 -KO-JI ZERO THREEさんはラッパーとしてのソロ・アルバムでもDragon AshのKj氏が楽曲 プロデュースを手がけており、GNz-WORDとDragon Ashは深い繋がりがあるようですが、 Dragon AshとはGNz-WORDにとってどういった存在なのでしょうか? 同じ時代に生きる大切な仲間です。Dragon Ashはアルバムの中でGNz-WORDのことを歌って くれている曲があるんですが、今度は僕たちがDragon Ashのことを歌いたいですね。どういう 存在と言われたら、そういう存在です。特に僕の中ではKjは親友、ヒロキさんは兄貴ですね。た だ圧倒的に知名度や色々な部分で負けていることが多いから、それは純粋に悔しいです。大口を 叩くのであればその距離は縮めたいですね。 -最後に激ロック読者にメッセージをお願いします。 今は音楽だけが“ROCK”とされる寂しい時代です。でも音楽だけじゃあない“ROCK”もあるん だということを提示できるようなバンドでありたいなと思っています。勿論音楽そのものもカッコ よくなければ意味がないので、日々精進してもっとカッコいい曲も作っていきます。このページを 読んでくれた全ての人に出会いたいと思うので、必ず何処かで会いましょう!!激ロックを読んで 初めて来たと声をかけてくれたらステッカーをプレゼントします(笑)。多分(笑)。 KO-JI ZERO THREE (Vo) インタビュアー:篠崎 祐介 -以前激ロックFESには出演していただいてますが、初インタビューということで、自己紹介をお 願いします。 ヴォーカルのKO-JI ZERO THREEです!!初めましての人もそうでない人も宜しくお願いします!! -結成当初はハードコア・シーンでの活動が中心で、今は当時と比べて大きく音楽性が変化して いますが、意図的なものでしょうか?それとも自然に変化してきたのでしょうか? 意図的ですね。今のメンバーとずっと一緒に音楽やりたいんで、それが趣味の範疇ではなく本当の 意味でのずっと……それを意識していたから変わっていきました。それが自分たちではまったく 悪いことだと思っていないので、正々堂々とやっています。なんか売れるための音楽はカッコ悪い みたいに言う人たちもいますが、畑耕すのも、音楽作るのも同じだと思ってるんで迷いはなかった し、そんなこと他人に非難されることでもないと思ってます。 -前作『Elephant』から約1年半ぶりの4thアルバム『Switching Win Back』リリースおめで とうございます。楽曲制作、レコーディング等は順調でしたか? ありがとうございます。制作、レコーディング共にまったく順調ではなかったです、大変でした(笑)。 久しぶりに激しい音も取り入れたんで、勘を取り戻すのにも大変でした。“シャウトってこんな感 じやったっけ?”みたいな感じでスタジオ入っていましたから(笑)。各メンバーも苦戦していまし たね。逆にレコーディングを順調に出来るバンドって凄いと思います(笑)。多分僕たちは永遠に 無理ですね。でもそれが逆に楽しかったりします。 -アルバム・タイトルの『Switching Win Back』は、絶体絶命の時にスイッチを切り替えるよう に不安を捨てて、闘志のみに切り替えることのようですが、どのような意味が込められてるので しょうか? ハードコアから始まり、若干ポップになり、周囲からも好き勝手言われ、自分たちでも自分たちが 何なのかわからなくなっていました。バンド続けることすら危ない感じでしたから。だからもう完 全開き直って無茶苦茶やってやろうって気持ちだけが残って真正面から挑みました。意味はタイ トルのままですね。本当にスイッチ入れました。それが結果に繋がってきているので嬉しいです。 闘志のみって程カッコいいもんでもないでしょうけど、それに近いぐらいの気持ちやテンションに 今はメンバー皆がなっていると思います。 -ギタリストの音罪さんがバンドのメイン・コンポーザーとのことですが、今作も音罪さんによる 楽曲がメインなのでしょうか? 基盤は僕が作ることに変わりはないと思います。それを音罪君とベースのHIDEが完成さしていく 形が今回のアルバムで定着したので、うまい具合に振り分けて作っていくと思います。2人とも物 凄く才能がある人たちなんで、いつも僕の想像以上の曲を作ってくれるから嬉しいです。最終のま とめは音罪君がやってくれてます。 -ドラムンベース調の楽曲から、ヴォーカルにオート・チューンを使った楽曲、2STEP全開な楽曲、 ヘヴィ・ミクスチャー的な楽曲など、非常にバリエーションに富んだアルバムだと感じましたが、 最初から楽曲の幅広さを意識していたのでしょうか? まったく意識していなかったです。悪い意味ではなく曲の構想を練る時は本当に適当なんです。 ドラムンベースのイベント行って帰ってきて“ドラムンベースの曲やるから”みたいな感じです。参 考にしているバンドっていうのがないので、本当に適当ですね。最終的にGNzの色に染める部分か らが本気モードになる感じです。どうやって自分たちの音にするかってことが本当に難しいので。 -どの曲もライヴでのオーディエンスの激しいノリが想像できますが、ライヴでのリアクションや ノリもイメージして曲を作っているのでしょうか? 今回は本当にそういう部分を意識しました。自分たちでもノリノリになれるような曲を意識しまし たね。やっぱり楽しく演奏したいし、みんなにも楽しくなってもらいたいので。ただ媚びるような 曲はやりたくないから、その狭間で苦悩しました。 -オート・チューンを使ったキャッチーなサビが印象的な「ギラギラ」ですが、近年のエレクトロ 要素を取り入れた(ピコリーモ的な)バンドのファンにもアピールできる楽曲だと感じました。PV にもなっていますが、バンドとしても今作のなかで特別な楽曲なのでしょうか? いや、僕の中では特別なわけではないです。僕以外の人たちが“PVはこの曲で”と言ったんで インタビューの続きは 激ロックウェブサイトをチェック!!>> GEKIROCK.COM 常に新しいサウンドに挑戦し続けている大阪のGNz-WORD。前作 『ELEPHANT』は歌に重点を置いた作品だったが、原点回帰とも言える ラウド&ヘヴィなサウンドの新作が完成。今作はDragon Ashのギタリス トHIROKI氏をプロデューサーに迎え、彼らの基盤にあるハードコアを通 過したヘヴィなバンド・サウンドに、ドラムンベース、エレクトロ、レゲエ、 ヒップホップなどを柔軟に取り込み、KOJI ZERO THREEのヴォーカル がぶれない軸となることで、散漫にならず筋の通ったサウンドに仕上がっ た。なかでもMVにもなっているELECTRO+MIXTURE的な「ギラギ ラ」は超キャッチー&ヘヴィで、バンドの新たな魅力を打ち出している! 篠崎 祐介 GNz-WORD Switching Win Back 2013.6.19 ON SALE!! LABEL : BM RECORDS GENRE : LOUDROCK, MIXTURE FOR FANS OF : ROTTENGRAFFTY, MAN WITH A MISSION, LIMP BIZKIT

音楽だけじゃあない“ROCK”もあるんだということを 提示できる … · “ここラップ入れるからそれっぽくアレンジして”みたいな感じです。イントロからケツまで僕が

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音楽だけじゃあない“ROCK”もあるんだということを提示できるようなバンドでありたいなと思っています

“あっそうなんや”って感じでした。でも良くまとまっている曲だと思いますし、大好きですよ。ギラギラ言ってるだけですけど(笑)。でもそのシンプルさが良かったのかもしれないですね。“ギラギラせいや”って凄いシンプルなメッセージがタイトルからも楽曲からも伝わっているのかな?と思います。

-ヴォーカルに関してですが、メロディ、ラップ、シャウトと、幅広いヴォーカル・ワークがKO-JI ZERO THREEさんの持ち味かと思いますが、どこをどういうヴォーカル・アレンジにするということまで念頭に置いて作曲をしているのでしょうか?それともヴォーカルに関してはKO-JI ZERO THREEさんに任せているのでしょうか?

ヴォーカルというか僕たちの曲は全て僕が基盤を考えて、歌の雰囲気も考えて、それをメンバーが形にしていっています。だから初めから“ここはこう歌う”っていうのが決まっている感じですね。“ここラップ入れるからそれっぽくアレンジして”みたいな感じです。イントロからケツまで僕がイメージを作っているんで、それを皆で形にしています。声の種類が多いのは、単純に面白いと思ってやっています。

-今作はDragon AshのギタリストHIROKI氏による全面プロデュースということですが、外部のプロデューサーの起用は初めてでしょうか?初めてでしたら、今回プロデューサーを起用しようと思った理由も教えてください。

プロデューサーなんて横文字で説明したくないぐらい世話になりました。音楽だけではなくて、メンタルの部分でも本当に助けてもらいました。理由は純粋に一緒にいて楽しいからです。勿論音楽の知識や経験を信頼した上での話は当たり前なんですけど、それだけでは一筋縄ではいかないバンドってことをとことん理解してくれた人だからだと思います。

-HIROKI氏との作業はいかがでしたでしょうか?何かエピソードがあれば教えてください。

楽しかったです。作業を進める上で僕以外のメンバーとも仲良くしてくださって、それが1番嬉しかったですね。エピソードは世界で1番美味しいお好み焼きの店に招待しました(笑)。ビックリしていました(笑)。

-KO-JI ZERO THREEさんはラッパーとしてのソロ・アルバムでもDragon AshのKj氏が楽曲プロデュースを手がけており、GNz-WORDとDragon Ashは深い繋がりがあるようですが、Dragon AshとはGNz-WORDにとってどういった存在なのでしょうか?

同じ時代に生きる大切な仲間です。Dragon Ashはアルバムの中でGNz-WORDのことを歌ってくれている曲があるんですが、今度は僕たちがDragon Ashのことを歌いたいですね。どういう存在と言われたら、そういう存在です。特に僕の中ではKjは親友、ヒロキさんは兄貴ですね。ただ圧倒的に知名度や色々な部分で負けていることが多いから、それは純粋に悔しいです。大口を叩くのであればその距離は縮めたいですね。

-最後に激ロック読者にメッセージをお願いします。

今は音楽だけが“ROCK”とされる寂しい時代です。でも音楽だけじゃあない“ROCK”もあるんだということを提示できるようなバンドでありたいなと思っています。勿論音楽そのものもカッコよくなければ意味がないので、日々精進してもっとカッコいい曲も作っていきます。このページを読んでくれた全ての人に出会いたいと思うので、必ず何処かで会いましょう!!激ロックを読んで初めて来たと声をかけてくれたらステッカーをプレゼントします(笑)。多分(笑)。

KO-JI ZERO THREE (Vo) インタビュアー:篠崎 祐介

-以前激ロックFESには出演していただいてますが、初インタビューということで、自己紹介をお願いします。

ヴォーカルのKO-JI ZERO THREEです!!初めましての人もそうでない人も宜しくお願いします!!

-結成当初はハードコア・シーンでの活動が中心で、今は当時と比べて大きく音楽性が変化していますが、意図的なものでしょうか?それとも自然に変化してきたのでしょうか?

意図的ですね。今のメンバーとずっと一緒に音楽やりたいんで、それが趣味の範疇ではなく本当の意味でのずっと……それを意識していたから変わっていきました。それが自分たちではまったく悪いことだと思っていないので、正々堂々とやっています。なんか売れるための音楽はカッコ悪いみたいに言う人たちもいますが、畑耕すのも、音楽作るのも同じだと思ってるんで迷いはなかったし、そんなこと他人に非難されることでもないと思ってます。

-前作『Elephant』から約1年半ぶりの4thアルバム『Switching Win Back』リリースおめでとうございます。楽曲制作、レコーディング等は順調でしたか?

ありがとうございます。制作、レコーディング共にまったく順調ではなかったです、大変でした(笑)。久しぶりに激しい音も取り入れたんで、勘を取り戻すのにも大変でした。“シャウトってこんな感じやったっけ?”みたいな感じでスタジオ入っていましたから(笑)。各メンバーも苦戦していましたね。逆にレコーディングを順調に出来るバンドって凄いと思います(笑)。多分僕たちは永遠に無理ですね。でもそれが逆に楽しかったりします。

-アルバム・タイトルの『Switching Win Back』は、絶体絶命の時にスイッチを切り替えるように不安を捨てて、闘志のみに切り替えることのようですが、どのような意味が込められてるのでしょうか?

ハードコアから始まり、若干ポップになり、周囲からも好き勝手言われ、自分たちでも自分たちが何なのかわからなくなっていました。バンド続けることすら危ない感じでしたから。だからもう完全開き直って無茶苦茶やってやろうって気持ちだけが残って真正面から挑みました。意味はタイトルのままですね。本当にスイッチ入れました。それが結果に繋がってきているので嬉しいです。闘志のみって程カッコいいもんでもないでしょうけど、それに近いぐらいの気持ちやテンションに今はメンバー皆がなっていると思います。

-ギタリストの音罪さんがバンドのメイン・コンポーザーとのことですが、今作も音罪さんによる楽曲がメインなのでしょうか?

基盤は僕が作ることに変わりはないと思います。それを音罪君とベースのHIDEが完成さしていく形が今回のアルバムで定着したので、うまい具合に振り分けて作っていくと思います。2人とも物凄く才能がある人たちなんで、いつも僕の想像以上の曲を作ってくれるから嬉しいです。最終のまとめは音罪君がやってくれてます。

-ドラムンベース調の楽曲から、ヴォーカルにオート・チューンを使った楽曲、2STEP全開な楽曲、ヘヴィ・ミクスチャー的な楽曲など、非常にバリエーションに富んだアルバムだと感じましたが、最初から楽曲の幅広さを意識していたのでしょうか?

まったく意識していなかったです。悪い意味ではなく曲の構想を練る時は本当に適当なんです。ドラムンベースのイベント行って帰ってきて“ドラムンベースの曲やるから”みたいな感じです。参考にしているバンドっていうのがないので、本当に適当ですね。最終的にGNzの色に染める部分からが本気モードになる感じです。どうやって自分たちの音にするかってことが本当に難しいので。

-どの曲もライヴでのオーディエンスの激しいノリが想像できますが、ライヴでのリアクションやノリもイメージして曲を作っているのでしょうか?

今回は本当にそういう部分を意識しました。自分たちでもノリノリになれるような曲を意識しましたね。やっぱり楽しく演奏したいし、みんなにも楽しくなってもらいたいので。ただ媚びるような曲はやりたくないから、その狭間で苦悩しました。

-オート・チューンを使ったキャッチーなサビが印象的な「ギラギラ」ですが、近年のエレクトロ要素を取り入れた(ピコリーモ的な)バンドのファンにもアピールできる楽曲だと感じました。PVにもなっていますが、バンドとしても今作のなかで特別な楽曲なのでしょうか?

いや、僕の中では特別なわけではないです。僕以外の人たちが“PVはこの曲で”と言ったんで

インタビューの続きは激ロックウェブサイトをチェック!!>>GEKIROCK.COM

常に新しいサウンドに挑戦し続けている大阪のGNz-WORD。前作

『ELEPHANT』は歌に重点を置いた作品だったが、原点回帰とも言える

ラウド&ヘヴィなサウンドの新作が完成。今作はDragon Ashのギタリス

トHIROKI氏をプロデューサーに迎え、彼らの基盤にあるハードコアを通

過したヘヴィなバンド・サウンドに、ドラムンベース、エレクトロ、レゲエ、

ヒップホップなどを柔軟に取り込み、KOJI ZERO THREEのヴォーカル

がぶれない軸となることで、散漫にならず筋の通ったサウンドに仕上がっ

た。なかでもMVにもなっているELECTRO+MIXTURE的な「ギラギ

ラ」は超キャッチー&ヘヴィで、バンドの新たな魅力を打ち出している!

篠崎 祐介

GNz-WORD Switching Win Back2013.6.19 ON SALE!!

LABEL : BM RECORDSGENRE : LOUDROCK, MIXTUREFOR FANS OF : ROTTENGRAFFTY, MAN WITH A MISSION, LIMP BIZKIT