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プロフェッショナルセミナー
外国人技能実習生の税務から、
外国企業の日本進出・日本企業の海外進出まで
講 師 税理士 得田 政臣 先生
配信日程 前半:令和2年 6月 11 日(木) 後半:令和2年 6月 18 日(木)
受講時間 3時間(前半1.5時間 後半1.5時間)
近 畿 税 理 士 会
本冊子に記載しております内容全てにおきまして、作成者等の許可なく再配布、転送、複製等
されませんようご配慮のほどお願い申しあげます。
ご意見・ご感想を募集しております
本会研修部では、今後の研修会の企画・実施の参考とさせていただきたく、本会主催研修会に対するご意見・ご感想を
次の要領により承っています 。 ■ご意見・ご感想の提出方法について
氏名並びに連絡先(電話番号又は電子メールアドレス)を記載のうえ、下記のメールアドレスへご提出をお願いします。
電子メールアドレス:[email protected]
■留意事項について
・ご意見に対する個別の回答はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
・ご記入いただいた氏名、電話番号、電子メールアドレスは、提出意見の内容に不明な点があった場合等の連絡・確認
のために利用します。
・ご記入いただいた情報は本会の研修事業以外の用途には使用しません。
本研修会は個別ライブ配信での開催となっております。
視聴方法については、巻末資料に掲載しておりますのでご確認ください。
0.はじめに~本日のセミナーの聞きどころ~
- 1 -
1.外国人技能実習生に関する税務~入国時から入国後、そして帰国時・帰国後の税務論点~
- 2 -
1.-0制度概要と初度対応・就労可能な在留資格<定められた範囲で就労が可能な在留資格>⇒「教授」、「芸術」、「宗教」、「報道」、「投資・経営」、「法律・会計業務」、「医療」、「研究」、「教育」、「技術」、「人文知識・国際業務」、
「企業内転勤」、「興行」、「技能」、「技能実習」
<原則としては就労が認められない在留資格>⇒「文化活動」、「短期滞在」、「留学」、「就学」、「研修」、「家族滞在」<就労活動に制限が無い在留資格>
⇒「永住者」、「日本人の配偶者等」、「永住者の配偶者等」、「定住者」
- 3 -
1.-0制度概要と初度対応・外国人研修生⇒母国の送り出し機関から送り出され来日し、日本側受入企業で研修する。(基本的に1年研修だが、所定の要件をクリアしたら継続追加2年の技能実習)
・受入方式⇒「企業単独型」と「団体管理型」の2種類がある。(圧倒的に「団体管理型=協同組合による受入管理」によるケースが多い)
・協同組合による初度対応⇒来日研修生の幅広いケアサポート(来日後の役所手続きなども含まれる)
- 4 -
1.-1給与所得の源泉徴収事務・「給与所得者の扶養控除等申告書」の徴求と社会保険の加入等⇒基本的には日本人社員の取り扱いと同じ
・どこまでが扶養親族となるのか?⇒国外居住親族の扶養控除等の現行制度の問題点と令和2年税制改正(所法2①二十八・三十三の二・三十四)
・年末調整や確定申告時の留意点⇒「親族関係書類」と「送金関係書類」の取り扱い(年末調整:所法194①七・④⑤)(確定申告:所法120③二、所令262③、所規47の2⑤⑥)
- 5 -
1.-2実習終了(帰国)時の税務・社会保険の資格喪失手続き⇒本人が負担してきた厚生年金保険料の取り扱い(母国が日本と社会保障協定を締結している場合としていない場合)
・厚生年金保険料の還付金(脱退一時金)の税法上の位置付け⇒退職所得とみなされる(20.42%の源泉徴収あり)
・脱退一時金の送金と源泉徴収税額の取り扱い⇒帰国前に行う手続きと帰国後に行う手続き
- 6 -
1.-3アフターコロナの実習制度・ビザ発給は?
・外国人技能実習生のニーズ
- 7 -
2.外国人による日本への企業進出~インバウンド投資案件に係る法務・税務論点~
- 8 -
2.-0インバウンド投資の背景・外国企業の日本進出もあるが、個人投資が増加
・国の政情が不安定などの理由により、移住を視野に入れた投資が急増
・外国人投資家が日本で法人を設立し、代表者となるケースが多い
・経営管理ビザの取得を目指しているため、飲食FCなどの事業投資が多い
- 9 -
2.-1インバウンド投資の法務<法人設立手続きの際の留意点>・司法書士との登記手続き代理委任契約・依頼人の本人確認・実印及び印鑑証明・資本金の送金・日本人の設立時取締役・本店所在地・法人の預金口座の開設・テナント賃貸借契約
- 10 -
2.-2インバウンド投資の財務<海外から日本への送金と届出>・外国人が日本に会社を設立した場合⇒10%以上出資した場合、外為法上、日本銀行に事後報告義務がある(様式11)
・外国人が日本の会社に資金を貸し付けた場合⇒10億円以上の金銭貸付等の場合、外為法上、日本銀行に事後報告義務がある(様式16)
※日本銀行ホームページ「報告書様式および記入の手引等」参照
- 11 -
2.-3外国人投資家のビザと税務・経営管理ビザには2種類ある⇒「4か月ビザ(事前)」と「1年ビザ(事後)」
・ビザの取得やその後の維持継続の際の留意点⇒日本の滞在日数・日本での年収・日本の会社の利益など
・日本の会社からの役員報酬に対する課税関係(源泉徴収)⇒居住者?非居住者?租税条約との関係(外国税額控除)
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2.-4アフターコロナのインバウンド・ビザ発給は?
・インバウンド投資のニーズ
- 13 -
3.日本企業の海外進出~アウトバウンド投資に関連する日本親会社の税務トラブル~
- 14 -
3.-0アウトバウンド投資の現状・圧倒的に多かった中国進出は、就労ビザ取得難やコスト高により減少
・チャイナプラス1の最多国タイへの投資は踊り場局面
・タイプラス1の最多国ベトナムへの投資熱は続くがトラブル続出
・その他の東南アジア各国の投資環境
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3.-1海外進出時の税務トラブル・日本本社⇒進出に掛かった費用の精算の問題
⇒資本金や追加資金の送金
・現地子会社⇒本社が立替えた費用は送金できない?
⇒本社からの送金と現地国中央銀行との関係
- 16 -
3.-2海外進出後の税務トラブル・日本本社⇒初度立ち上げに掛かった人件費精算の問題
・現地子会社⇒本社から技術者等を迎え、人件費相当を本社に送金した際のトラブル
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3.-3海外撤退時の税務トラブル・日本本社⇒残余財産の分配について
・現地子会社⇒タックスクリアランスについて
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3.-4租税条約その他・移転価格(相互協議)
・情報交換制度
・株式譲渡
・CRS
- 19 -
3.-5アフターコロナの海外進出・現地駐在員のビザ発給は?
・アウトバウンド投資は曲がり角?
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4.海外の会計事務所事情~海外と日本の会計制度の比較論~
- 21 -
4.-0海外の会計事務所事情・海外の会計制度と会計資格
・会計事務所の主な業務
・会計事務所の生産性
・日系会計事務所の特徴と報酬の相場など
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4.-1海外の会計税務(制度)の特徴・VATに関するタックスインボイス制度が根強い
・会計実務はほぼ税法会計によっている
・各種支払いに対する源泉徴収制度
・必要経費の考え方と取り扱い
・税還付と税務調査
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4.-2日本の会計税務(制度)の特徴・消費税については記帳方式(会計ソフトでは自動分解)
・会計実務に管理会計が浸透している
・源泉徴収制度が比較的簡素
・必要経費と帳簿要件
・税務調査
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4.-3税理士とタックスインボイス・税理士制度の特殊性
・青色申告記帳制度の信頼性と税理士の役割
・今までの消費税法と税理士の役割
・今後の消費税法と税理士の業務
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4.-4アフターコロナと税理士業界・関与先の業態への影響との関連
・新しい生活様式との関連
・IT化の更なる加速との関連
・まだまだ続くコロナ対策支援との関連
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4.-5 結びに変えて・今回のコロナによりグローバリゼーションのあり方が問われています
・昔と全く同じ世の中には戻りませんが、違った形に生まれ変わります
・本日お話した内容も、今後は新たな形に対応したものになっていきます
・時代の潮目を読み取り、世の中を俯瞰し、先読みをすることが肝要です
・今回の研修が、今後を生き抜く中小企業の親身な相談役である先生方の
今後のサポート業務の一助になったのであれば幸いです。
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ご清聴ありがとうございました。
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sakumaテキストボックス研修お疲れさまでした。研修確認コードは、6/11(前半)・6/18(後半)ともに「7299」です。研修受講管理システムにて受講記録を登録する際、必要となります。
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