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東芝グループの事業内容(2011年度)
24,128(37%)
16,640(25%)
16,163(24%)
5,768(9%)
3,269(5%)
連結売上高:6兆1,003億円従業員数:210千人
連結売上高:6兆1,003億円従業員数:210千人
デジタルプロダクツ
電子デバイス
社会インフラ家庭電器
その他
エアコン、冷蔵庫、洗濯機、他
発電システム、エレベータ、医用機器 他
半導体、HDD、他
TV、PC、MFP 他
4
生物多様性保全活動の4本柱
サプライチェーン
工場製品
・LIME※1を用いた製品の定量評価
・生物多様性への採掘影響指標(MiBiDTM)の開発
・対象全事業所でビオトープを整備
・東芝グループ150万本の森づくり
社会貢献
・生物多様性対応取引先からの調達体制構築
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2012 2013 2014 2015 年度
第5次環境アクションプラン(2012年6月公表)
東芝グループ第5次環境アクションプランプレスリリース(2012年6月5日)http://www.toshiba.co.jp/about/press/2012_06/pr_j0501.htm
グローバルの主要拠点すべてでビオトープを整備する(対象:約100拠点)
2015年目標
50% 100%
主要主要拠点を拠点を調査調査
主要主要拠点拠点の指標選定と施策展開の指標選定と施策展開
主要サイトの効果測定主要サイトの効果測定
向上指標の例
・空中移動性の生物(蝶など)
・希少な水生生物(メダカなど)
・地域固有の希少な植物(関東タンポポ)
50% 100%
50% 100%
6
ビオトープ整備のステップ
調査 指標選定 測定 向上
定期的な測定の結果、指標が改善または向上している向上
指標を定期的に測定する測定対象の例:生き物の種類数・個体数、植物の株数、植栽の面積、等測定
調査データをもとに、対象となる指標を選定する。また、選定した指標を保護・拡大するための施策も策定する指標選定
敷地内の生き物調査、地域のレッドリスト調査、地域の専門家による踏査、周辺地域を含む生物多様性ポテンシャル評価、等調査
2013年100%
2014年100%
2015年100%
※調査、指標選定のステップのいずれかを地域連携で進める(必須)
第5次EAP計画
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東芝グループにおける事業所ビオトープの定義
ホトケドジョウ ハマカンゾウ
三浦半島小網代の森で盗掘
被害などにより生息域が減少
環境省指定絶滅危惧IB類
敷地内での活動(敷地外の活動は社会貢献として推進)
敷地内での活動(敷地外の活動は社会貢献として推進)
①空中移動性の生き物の呼び込み
事業所周辺に生息するトンボ、鳥、蝶などの生息地・休息地の設置。対象となる生き物は希少種、普通種を問わない。
②希少な動植物の生息域外保全
事業所周辺に生息する希少な動植物を敷地内で保護、人工増殖を図り、将来的に本来の生息地へ戻すことをめざす。
慶應義塾大学
日吉キャンパス
夢見ヶ崎公園
多摩川
鶴見 川
矢上川
東芝小向事業所
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①空中移動性の生き物の呼び込み(事業所)
ヒメアカタテハヨモギ
キアゲハハナウド
アカタテハカラムシ
呼び込みたい蝶栽培する植物(蝶の食草)
■栽培する植物と呼び込みを狙う蝶の組み合わせ(例)
既存の緑地は園芸種、造園種などがほとんど⇒人間が見て美しいものではあっても、生き物の生息地(ビオトープ)になっていない
ハナウド
カラムシ アカタテハ(成虫)
キアゲハ(成虫)
アカタテハ(幼虫)
キアゲハ(幼虫)
・工場緑化は義務⇒生物多様性に配慮した植栽への切り替え
・緑地管理費用のコストダウン
・従来の緑地と比較して見た目が気になる場合は看板等でPR
・工場緑化は義務⇒生物多様性に配慮した植栽への切り替え
・緑地管理費用のコストダウン
・従来の緑地と比較して見た目が気になる場合は看板等でPR
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①空中移動性の生き物の呼び込み(家庭)
・希望する従業員・事業所に無償でユズの苗木を提供
・幼虫がついた場合に害虫としてすべてを駆除しないことを参加条件に明記
・自宅に蝶が来た従業員から報告を受けることで、蝶の生息域拡大(経年変化)を観察
2012年2月2日付日経産業新聞
ユズ
パセリ
ユズキンカンスダチ
サンショウ
植物(蝶の食草)
キアゲハ 等
ナミアゲハ 等クロアゲハ 等
呼び込みたい蝶
2012年8月29日付日経産業新聞
■家庭で栽培する植物と呼び込む蝶(例)
2012年2月14日付日経産業新聞
■新聞記事掲載事例
ナミアゲハ(幼虫)ナミアゲハ(成虫)
生態系保全で広域連携
東芝の首都圏9拠点社員2.3万人に呼び掛け
事業所内にビオトープ
企業の生態系保全
環境意識、自然に刺激
富士通・東芝など生物多様性保全、身近に
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②希少な動植物の生息域外保全(※)
■京浜事業所
事業所内の遊休池でホトケドジョウ、メダカを保護
■東芝ライテック
三浦半島小網代の森で盗掘被害に遭っているハマカンゾウを移植し開花に成功
(※)生息域外保全(生物多様性条約第9条)
本来の生息地では存続できない生物について、自然の生息地の外で人工増殖を行い、生息地を再生した上で野生回復を図る方法。本来の生息地で保全を図る「生息域内保全」の補完的措置として取られる手段。
繁殖させて鶴見川源流域に戻す予定 株数を増やして小網代の森に順次供給する予定
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事業所の敷地内で生息域外保全を行う意義
企業の事業所は環境負荷を発生させるだけではない
2012年8月13日付日経産業新聞
!■新聞記事掲載事例
2012年6月1日付朝日新聞
2011年10月10日付日刊工業新聞
①従業員による管理が可能①従業員による管理が可能
②セキュリティが確保されていることから第三者による盗掘・乱獲や天敵・侵略的外来種からの捕食の恐れが少ない
②セキュリティが確保されていることから第三者による盗掘・乱獲や天敵・侵略的外来種からの捕食の恐れが少ない
きわめて重要な動植物の保全区域になりうる
東芝、排水でメダカ飼育
2事業所で生態調査
横浜メダカ 繁殖の輪
東芝事業所で孵化個人・小学校も参加
東芝、希少生物を人工増殖
自主的に多様性保全首都圏7拠点で盗掘や乱獲回避
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(1)新聞・専門誌等への記事掲載や環境報告書等での対外訴求
(2)地域住民とのコミュニケーション強化(3)従業員家族も巻き込んだ生物多様性保全意識の向上(4)従業員の気分転換やストレス軽減など職場環境の
改善と生産性の向上
従業員の意識啓発・レピュテーションの向上
見込まれる効果
事業への貢献・・・【課題】
(5)植栽の変更による緑地管理費用の削減(コストダウン)
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まとめ
■第5次環境アクションプランで2015年目標を策定・グローバル約100拠点でビオトープを整備
■事業所ビオトープを定義①空中移動性の生き物の呼び込み②希少な動植物の生息域外保全
■工場緑地の生物多様性配慮型への切り替え・緑地の植栽変更による蝶の呼び込み
■従業員と協力したビオトープネットワークの構築・従業員の家庭を簡易ビオトープ化し蝶の生息域拡大をめざす
■希少な動植物の生息域外保全・安全な事業所敷地を利用して、動植物の人工増殖を図り本来の生息地へ戻す
■従業員の意識啓発やレピュテーションの向上に資する企画立案■課題:事業への貢献