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(東青森林計画区) 自 平成23年4月 1日 計画期間 至 平成33年3月31日 平成22年12月

東青地域森林計画書...東青地域森林計画書 (東青森林計画区) 自 平成23年4月 1日 計画期間 至 平成33年3月31日 平成22年12月 青 森 県

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東 青 地 域 森 林 計 画 書

( 東 青 森 林 計 画 区 )

自 平成23年4月 1日

計画期間

至 平成33年3月31日

平成22年12月

青 森 県

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はじめに(森林計画制度について)

森林計画制度は「森林法」(昭和26年法律第249号)に規定されている制度

で、「林産物の需給の安定」と「森林植生による国土の保全」を長期的・広域

的な見地から合理的に確保するために、森林と林業に関する政策の基本的方向

を明らかにし、森林所有者等の森林施業上の指針及び規範とすることを目的と

しています。

森林計画制度の体系において「地域森林計画」は、森林法第 5条第 1項の規

定に基づき民有林について都道府県知事がたてる10年間の計画で、青森県にお

いては 4つの森林計画区(東青、津軽、下北、三八上北)について、各々5年

毎に民有林の森林資源に関する調査を行い、その結果を取りまとめて計画をた

てています。

この「東青地域森林計画」は地域の特性や問題点を踏まえ、国のたてる「森

林・林業基本計画」や「全国森林計画」に即し、また青森県の森林・林業に関

する基本的な計画となる「青森県森林・林業基本計画」との整合を図り、今後

10年間にこの地域の森林をどのような姿に導くべきか、森林整備の目標を定め、

目標達成に必要な森林施業及びそのために必要な条件整備等の基本的な事項に

ついて、指針や基準として明示しています。

なお、この東青地域森林計画に適合して市町村がたてる「市町村森林整備計

画」においては、地域森林計画で示される指針や基準に基づき、重視すべき機

能に応じて区分し、具体的な森林施業の方法を定め、森林所有者等の森林施業

実施の規範や「森林施業計画」の認定の根拠となるよう計画することとなって

います。

このような体系の中で、各計画が相互に関連を持つことにより、国や県の定

める目標の達成に誘導することとなっています。

■東青地域森林計画樹立担当者の職・氏名及び従事した期間

職 氏 名 樹立に従事した期間

林政課長 村川 博輝 平成22年4月~平成22年 12月

副 参 事 (課長代理) 野呂 公 平成22年4月~平成22年 12月

総括主幹 (森林計画GM) 前田 智 平成22年4月~平成22年 12月

主 幹 成田 達美 平成22年4月~平成22年 12月

主 幹 猪狩 尚 平成22年4月~平成22年 12月

技 師 小野 貴博 平成22年4月~平成22年 12月

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森林・林業基本法に基づき政府がたてる 青森県の森林・林業・木材産業に関する施策の基本的な方向を示すもので、知事が策定

○長期的・総合的な施策の方向・目標

①林業・木材産業振興のための基本理念と基本方向

②森林・林業をめぐる動き森林法に基づき、農林水産大臣がたてる ③森林・林業の現状と課題

④基本理念達成に向けた施策の方向⑤流域別施策の基本方向⑥基本理念達成に向けたそれぞれの役割

○国の森林関連施策の方向○地域森林計画の規範

森林法に基づき、都道府県知事がたてる

○都道府県の森林関連施策の方向○伐採、造林、林道、保安林の整備の目標○市町村森林整備計画の規範

森林法に基づき、市町村長がたてる

○森林所有者が行う伐採や造林、保育などの指針

森林法に基づき、森林所有者が作成し、市町村に認定を求めることができる

○森林所有者が作成する具体的な伐採や造林、保育に関する計画

森林計画制度の体系

《法律体系に基づく計画》 《県独自の計画》

全国森林計画

青森県森林・林業基本計画

(15年計画)平成14年~28年

(15年計画)

【即して】

森林・林業基本計画

(20年計画)

平成21年4月~36年3月

地域森林計画

(10年計画)

【即して】

森林施業計画

(5年計画)

【適合して】

【適合して】

市町村森林整備計画

(10年計画)

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目 次

Ⅰ 計画の大綱

1 自然的、社会経済的背景と森林計画区の位置付け・・・・・・・・・・・・・・・・・1

2 東青地域森林計画の樹立に当たっての基本的考え方・・・・・・・・・・・・・・・・7

Ⅱ 計画事項

1 計画の対象とする森林の区域・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8

2 森林の整備及び保全に関する基本的な事項

(1)森林の有する機能別の森林の所在及び面積・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8

(2)森林の整備及び保全の目標その他森林の整備及び保全に関する基本的な事項・・・・9

(3)その他必要な事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10

3 伐採立木材積その他森林の立木竹の伐採に関する事項

(1)森林の立木竹の伐採に関する基本的事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11

(2)伐採立木材積・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12

(3)その他森林の立木竹の伐採に必要な事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12

4 造林面積その他造林に関する事項

(1)造林に関する基本的事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13

(2)人工造林及び天然更新別の造林面積・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14

(3)その他造林に関する必要な事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14

5 間伐立木材積その間伐及び保育に関する事項

(1)間伐及び保育に関する基本的事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15

(2)間伐立木材積・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17

(3)その他間伐及び保育に必要な事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17

6 公益的機能別施業森林の整備に関する事項

(1)公益的機能別施業森林の区域の基準及び施業の指針・・・・・・・・・・・・・・・18

7 林道の開設その他林産物の搬出に関する事項

(1)林道の開設及び改良に関する基本的な考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・25

(2)開設又は拡張すべき林道の種類別及び箇所別の数量等・・・・・・・・・・・・・・25

(3)更新を確保するため林産物の搬出方法を特定する森林の所在及びその搬出方法・・・25

(4)その他必要な事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25

8 森林施業の合理化に関する事項

(1)森林施業の共同化の促進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26

(2)林業に従事する者の養成及び確保・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26

(3)林業機械の導入の促進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27

(4)作業路等の整備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27

(5)林産物の利用促進のための施設の整備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28

9 森林の土地の保全に関する事項

(1)樹根及び表土の保全その他森林の土地の保全に特に留意すべき森林の地区・・・・・29

(2)森林の土地の保全のため林産物の搬出方法を特定する森林

及びその搬出方法・・・・・・29

(3)土地の形質の変更に当たって留意すべき事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・29

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10 保安施設に関する事項

(1)保安林として管理すべき森林の種類別面積等・・・・・・・・・・・・・・・・・・30

(2)保安施設地区として指定することを相当とする土地の所在及び面積等・・・・・・・30

(3)実施すべき治山事業の数量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30

11 特定保安林の整備に関する事項

(1)要整備森林の所在、面積、実施すべき施業の方法及び時期等・・・・・・・・・・・31

(2)要整備森林として指定する基準、施業の方法及び時期に関する指針・・・・・・・・31

(3)その他必要な事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31

12 保健機能森林の区域の基準その他保健機能森林の整備に関する事項

(1)保健機能森林の区域の基準・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32

(2)その他保健機能森林の整備に関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32

13 その他必要な事項

(1)法令により施業について制限を受けている森林の施業方法・・・・・・・・・・・・33

(2)森林の保護及び管理の方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36

別表 1 森林の有する機能別の森林の所在及び面積・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37

別表 2 計画期間において到達し、かつ、保持すべき森林資源の状態等・・・・・・・・・・39

別表 3 伐採立木材積・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39

別表 4 人工造林及び天然更新別の造林面積・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39

別表 5 ※国有林の地域別の計画事項につき削除

別表 6 開設又は拡張すべき林道の種類別及び箇所別の数量等・・・・・・・・・・・・・・40

別表 7 更新を確保するため林産物の搬出方法を特定する必要のある森林の所在

及びその搬出方法・・・42

別表 8 樹根及び表土の保全その他森林の土地の保全に特に留意すべき森林の地区・・・・・42

別表 9 森林の土地の保全のため林産物の搬出方法を特定する必要のある森林

及びその搬出方法・・・42

別表 10 保安林として管理すべき森林の種類別面積等

10-1 保安林として管理すべき森林の種類別の計画期末面積・・・・・・・・・・・・・・43

10-2 計画期間内において保安林の指定又は解除を相当とする森林の種類別の所在

及び面積等・・43

10-3 計画期間内において指定施業要件の整備を相当とする森林の面積・・・・・・・・・43

別表 11 保安施設地区として指定することを相当とする土地の所在及び面積等・・・・・・・43

別表 12 治山事業の数量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44

別表 13 要整備森林の所在、面積、実施すべき施業の方法及び時期等・・・・・・・・・・・44

別表 14 法令により施業について制限を受けている森林の施業方法・・・・・・・・・・・・45

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(附)参考資料

1 森林計画区の概況

(1)市町村別土地面積及び森林面積・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50

(2)地況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50

(3)土地利用の現況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50

(4)産業別生産額・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51

(5)産業別就業者数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51

2 森林の現況

(1)齢級別森林資源表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・52

(2)制限林普通林別森林資源表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53

(3)市町村別森林資源表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54

(4)所有形態別森林資源表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55

(5)制限林の種類別面積・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56

(6)樹種別材積表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57

(7)特定保安林の指定状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57

(8)荒廃地等の箇所数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57

(9)森林の被害・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58

(10) 防火線等の整備状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58

3 林業の動向

(1)保有山林規模別林家数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59

(2)森林施業計画の認定状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59

(3)森林組合及び生産森林組合の現況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59

(4)林業事業体の現況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60

(5)林業労働力の概況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60

(6)林業機械化の現況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61

(7)作業路網等の整備の現況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・62

4 前期計画の実行状況

(1)伐採立木材積・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・63

(2)人工造林・天然更新別面積・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・63

(3)林道の開設又は拡張の数量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・63

(4)保安施設の数量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・63

(5)要整備森林の施業の区分別面積・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64

5 林地の異動状況(森林計画の対象森林)

(1)森林より森林以外への異動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64

(2)森林以外より森林への異動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64

6 森林資源の推移

(1)分期別伐採立木材積等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・65

(2)分期別期首資源表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・65

7 その他

(1)用語の説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・66

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N

東青森林計画区概況図

青森市

蓬田村

外ヶ浜町

外ヶ浜町

今別町

平内町

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Ⅰ 計画の大綱

1 自然的、社会経済的背景と森林計画区の位置付け

(1)自然的背景

ア 位置・地形 本計画区は、県の中央部に位置する1市3町1村を含む区域で、東は三八上北

森林計画区に、西は津軽森林計画区に、南は三八上北及び津軽森林計画区に、北

は陸奥湾に面しています。 地形は、西部にあたる津軽半島には増川岳(714m)、袴腰岳(628m)、

大倉岳(766m)等の700m前後の山が連なり、標高は高くないが起伏の多

い地形をなしています。また、当計画区の南部から東部にかけては、八甲田山系

の大岳(1,585m)、高田大岳(1,552m)等の山岳地帯とそれに連な

る折紙岳(921m)、三角岳(753m)、烏帽子岳(720m)からなり、

国有林は急峻な山岳地帯に、民有林はそれに続くなだらかな丘陵地帯に多くなっ

ています。 主な河川は、三角岳を水源とする清水川、八甲田山系を水源とする堤川・駒込

川が陸奥湾に注いでいます。また、津軽半島地域は小河川が津軽海峡及び陸奥湾

に注いでいます。 イ 地質・土壌

地質は、津軽半島地帯が泥岩、安山岩、シルト質砂岩等、青森地域は浮石流堆

積物、安山岩溶岩、溶結凝灰岩等で構成されており、東郡平内地区では夏泊半島

に泥岩が広範囲に分布し、山岳地には緑色凝灰岩及び安山岩質集塊岩が分布して

います。 土壌は、褐色森林土が大部分を占めますが、青森市の丘陵部には黒色土が分布

しています。 ウ 気候

気候は冷涼で気温の年較差が大きく、年平均気温は、10℃前後であり、年間

降水量 1,300mm~1,600mmであるが、春から秋にかけて偏東風(ヤマセ)の影響による低温、日照不足のための農作物の被害を受けやすく、また、冬季は寒冷で

積雪量も多くなっています。

(2)社会的経済的背景

ア 土地利用 計画区の総面積は、147,737haで県総面積の 15.3%を占めています。 土地の利用状況は、森林が 111,824haで本計画区の 75.7%を占め、次いで田が

6.0%、畑が 2.8%、その他 15.5%となっています。

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イ 人口 計画区の人口は、平成17年の国勢調査によると、340,427人で県人口 1,436,657

人の 23.7%を占め、青森市では、微増となっているが郡部では減少しております。

ウ 地域産業 計画区の就業人口は、平成 17年の国勢調査によれば 156,723人で、その産業別

割合は、第1次産業 7%、第2次産業 17%、第3次産業が 76%となっており、第1次産業の占める割合が一番低くなっています。 平成 17年度における総生産額は 1兆 73億円で、県全体の 27.5%を占め、産業

別の割合は第 1次産業 1.5%、第 2次産業 10.8%、第 3次産業 87.7%となっています。

(3)森林計画区の位置付け

ア 計画区の森林面積 東青森林計画区の森林面積(民国合計)は 111,824haで、県内の森林面積の 17.7

%を占めています。 そのうち民有林面積は 44,160ha で 39.5%を占めることから、国有林の割合が多

い地域となっています。

■森林計画区別面積割合(民国合計) ■東青森林計画区の民国別面積割合

イ 民有林の森林資源 民有林面積 44,160haのうち、スギ等の針葉樹が 25,507ha(57.8%)、ナラ類を中

心とした広葉樹が 17,663ha(40.0%)、無立木地等 990ha(2.2%)となっています。 森林蓄積は全体で約 879万 m3で、そのうちスギが約 513万 m3(58.3%)、ア

カマツが約 97万 m3(11.0%)、ヒバが約 15万 m3(1.7%)と、スギ人工林の資源量が充実しています。

国有林

60.5%民有林

39.5%

三八上北

森林計画

29.9%

東青森林

計画区

17.7%

津軽森林

計画区

33.7%

下北森林

計画区

18.8%

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■樹種別面積構成(青森県全体) ■樹種別面積構成(東青森林計画区)

ウ 人工林の齢級構成等 計画区の人工林は 21,484ha、人工林率 48.7%で県平均(56.5%)より低くなって

います。 齢級構成を見ると 9~10齢級に大きなピークがあり、高齢級に移行してきていま

す。 なお、近年は郷土樹種のヒバの植栽が行われており、1~4齢級でのヒバの占め

る割合が高くなってきています。 ■ 人工林の齢級別資源構成(東青森林計画区)

更新困難地

0%無立木地

2%

広葉樹

35%

その他針葉樹

0%

カラマツ

3% ヒバ

1%

クロマツ

4%

アカマツ

14%

スギ

41%

スギ

40.2%

アカ マツ

10.8%

クロマツ

0.3%ヒバ

3.8%

カ ラ マツ

2.6%

その他針葉樹

0.1%

広葉樹

40.0%

無立木地

1.6%更新困難地

0.6%

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■人工林の齢級別資源構成(青森県全体)

エ 民有林の所有形態 民有林の所有形態は、個人有林が 63.2%と最も多い比率を占めており、県全体と比

べると財産区有林などの公有林が若干多い傾向にあります。

■所有形態別面積構成(青森県全体) ■所有形態別面積構成(東青森林計画区)

オ 造林、間伐等の森林整備

毎年約 20ha 程度の人工造林が行われており、ブナなどの広葉樹の植栽も行われています。また、複層林を目的とした樹下植栽についてはほとんどがヒバで占められて

います。 間伐面積は毎年約 900ha程度実施しており、県全体の約 15%を占めています。

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■ 森林整備面積

カ 林道網の整備状況 平成 21 年度末の現況延長は約 160kmとなっており、林道密度は 3.63m/ha で県平均の 5.09m/haを下回っています。

キ 森林組合の状況 森林組合は「森林組合あおもり」があり、組合員数は 2,228人で、組合員所有の森

林面積は 21,845ha、民有林の約 49%をカバーしています。 ク 木材需給の状況 本県の平成 21年次の素材需要量は約 43万 m3、素材生産量は約 53万 7千 m3とな

っています。

ケ 特用林産物の生産状況 計画区内の主な特用林産物の生産量は平成 21年次で「生しいたけ」24トン、「な

めこ」12トン、「まいたけ」11トン、山菜類 61トン、「ヒバ油」1,300リットル等を生産しており、それぞれ県全体における生産量の 7.8%、1.6%、19.7%、12.2%、10.7%を占めています。

生産額割合では、きのこ類が全体の約 5 割(53%)と多く、その内生しいたけが6割以上を占めています。

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■特用林産物生産額割合(青森県全体) ■特用林産物生産額割合(東青森林計画区)

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2 東青地域森林計画の樹立に当たっての基本的考え方

森林は、木材等の林産物の供給、水源のかん養、山地災害防止等の発揮を通じて地

域住民の生活と深く結びついてきたほか、近年、これらに加えて、保健・文化的な場

の提供、良好な生活環境の保全、地球温暖化防止や生物多様性の保全への寄与等森林

の持つ多面的機能への期待が高まっており、県民の要請は一層高度化・多様化してき

ています。 一方、本計画区の民有林の森林資源については、積極的に植栽されたスギを主体と

した人工林が約 48.7%を占め、その多くが間伐等の施業を必要とする育成段階にありますが、本格的な利用が可能となる高齢級の森林が増加しつつあり、質的に充実して

きています。 また、立地条件や地域住民のニーズに応じた長伐期化や育成複層林への誘導を計画

的に実施するとともに、天然生林の適確な保全・管理による多様な森林整備を推進す

る必要があります。 このような状況の下、公益的機能の発揮を図りつつ森林資源の効率的な循環利用に

対応するためには、従来からの若齢林分の間伐を主体とした保育施業を推進するとと

もに、森林の有する多面的機能のうち、重視すべき機能に応じた森林の整備及び保全

を図る必要があります。なお、このとき、森林には多種多様な動植物が生息・生育し

ており、それら生態系の保全に配慮した施業の実施に留意する必要があります。 また、森林は、二酸化炭素の吸収・固定源として重要な役割を果たしており、間伐

等の森林整備の着実な実施や、保安林制度の適切な運用により、その機能の発揮が確

保できるよう配慮する必要があります。

さらに、生活に密着したふれあいの場や健康的な活動の場など、森林空間の利用に

適応した森林整備や集約化施業のための路網整備等、生産、流通及び加工段階におけ

る条件整備を地域一帯となって取り組むことが必要です。 本計画においては、以上のような状況等を踏まえ、計画区の自然的、社会的条件に

配慮しつつ、これまでの各市町村の森林整備に関する実績等を勘案して、森林の整備

及び保全の目標、立木の伐採、造林、森林施業、林道の開設、森林の土地の保全、治

山施設等に関する基本的な事項を明らかにします。 また、計画策定に当たっては、多様な森林資源の整備及び保全に資するため、民有

林・国有林間での緊密な連絡調整を図るものとします。

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Ⅱ 計画事項

1 計画の対象とする森林の区域

東青地域森林計画の対象とする森林面積は次のとおりです。

注1 計画の対象とする森林の区域は、森林計画図において表示する区域内の民有林とします。

2 森林計画図は、農林水産部林政課、東青地域県民局地域農林水産部に備え置き縦覧に供し

ます。

3 地域森林計画の対象森林は、森林法第 10 条の 2 に基づく林地の開発行為の許可並びに同

法第 10条の 8に基づく伐採及び伐採後の造林の届出の対象となります。

4 単位未満を四捨五入しているため、総数と内訳の合計は一致しません。

2 森林の整備及び保全に関する基本的な事項

(1)森林の有する機能別の森林の所在及び面積

森林の有する次の区分欄に掲げる機能について、当該機能との相関の高い評価因

子の分析調査に基づいて、それぞれの機能の高度発揮が期待される森林面積は次の

とおりで、その具体的な所在(林小班)については別表1によります。

注 森林の有する機能は林小班毎にH(高い)、M(中位)、L(低い)の3段階評価を行い、機能の

高いHの評価面積(木材等生産はHとM)の合計値を表わしています。

なお、各機能の定義は次のとおりです。

ア 水源かん養機能

水資源を保持し渇水を緩和するとともに、洪水流量等を調節する機能

イ 山地災害防止機能

区 分 面 積 備 考

総 数 44,160

青 森 市 26,549

平 内 町 12,628

今 別 町 1,540

外ヶ浜町 2,369

東青地域県民局

地域農林水産部管内

蓬 田 村 1,075

区 分 水源かん養 山地災害防止 生活環境保全 保健文化 木材等生産

総数(ha) 29,085 3,236 11,594 6,431 32,077

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自然現象等による土砂崩壊、土砂流出等の山地災害の発生やその他表面浸食等

山地の荒廃化を防止し、土地を保全する機能

ウ 生活環境保全機能

生活環境の悪化を防止し、快適な生活環境を保全・形成する等の機能

エ 保健文化機能

保健・文化及び教育活動に寄与する機能及び自然環境を保全形成する等の機能

オ 木材等生産機能

木材等森林で生産される資源を培養する機能

(2)森林の整備及び保全の目標その他森林の整備及び保全に関する基本的な事項

ア 森林整備及び保全の目標及び基本方針 森林の整備及び保全に当たっては、森林の有する多面的機能を総合的かつ高度に

発揮させるため、重視すべき機能に応じた適正な森林施業の実施や、森林の保全の

確保により健全な森林資源の維持造成を図る必要があります。 このため、森林の重視すべき機能に着目し、水源かん養機能又は山地災害防止機

能を重視する「水土保全林」、生活環境保全機能又は保健文化機能を重視する「森

林と人との共生林」及び木材等生産機能を重視する「資源の循環利用林」により区

分し、育成単層林における保育及び間伐の積極的な推進、広葉樹林化、針広混交林

化を含め、人為と天然力を適切に組み合わせた多様性に富む育成複層林の整備、天

然生林の的確な保全及び管理に加え、保安林制度の適切な運用、山地災害や森林病

害虫等被害の防止対策の推進等により、重視すべき機能に応じた多様な森林の整備

及び保全を図ります。 なお、森林の有する機能ごとの整備及び保全の目標並びに重視すべき機能に応じ

た森林の区分ごとの森林整備及び保全の基本方針については次のとおりとします。

森林の有する機能ごとの

整備及び保全の目標

重視すべき機能に応じた森林の区分ごとの

森林整備及び保全の基本方針

【水源かん養機能】

下層植生とともに樹木の根が発達することによ

り、水を蓄えるすき間に富んだ浸透・保水能力の高

い森林土壌を有する森林であって、必要に応じて

浸透を促進する施設等が整備されている森林

【水土保全林】

■災害に強い県土基盤を形成し、又は良好な水の安定供給を確

保する観点から、地形、地質等の条件を考慮した上で、水源かん

養又は山地災害防止機能の維持増進を図るための森林施業を推

進するとともに、必要に応じて、保安林の指定や山地災害を防ぐ施

設の整備を推進します。

■樹根及び表土の保全に留意し、林木の旺盛な成長を促しつつ、

下層植生の発達を確保するため、適切な保育・間伐等を促進する

とともに、高齢級の森林への誘導や伐採に伴う裸地の縮小及び分

散を図ることを基本とし、立地条件や県民のニーズ等に応じ、天然

力も活用した施業を推進します。

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【山地災害防止機能】

下層植生が生育するための空間が確保され、適

度な光が差し込み、下層植生とともに樹木の根が

深く発達し土壌を保持する能力に優れた森林であ

って、必要に応じて山地災害を防ぐ施設が整備さ

れている森林

■ダム等の利水施設上流部や集落等に近接する山地災害の発生

の危険性が高い地域等において、水源かん養や土砂の流出防備

等の機能が十全に発揮されるよう保安林の指定やその適切な管理

を推進するとともに、渓岸の浸食防止や山脚の固定等を図る必要

がある場合には、谷止や土留等の施設の設置を推進することを基

本とします。

【生活環境保全機能】

大気の浄化、騒音や風を防ぐなど良好な生活

環境を保全するために、樹高が高く枝葉が多く茂っ

ているなど遮蔽能力が高く、諸被害に対する抵抗

性が高い森林及び汚染物質の吸着能力が高く、

抵抗性があり、葉量の多い樹種によって構成されて

いる森林

【保健文化機能】

原生的な自然環境を構成し、学術的に貴重な

動植物の生息・生育に適している森林、潤いのあ

る自然景観や歴史的風致を構成している森林又

は身近な自然とのふれあいの場として適切に管理さ

れ、多様な樹種からなり、住民等に憩いと学びの場

を提供している森林で、必要に応じて保健・文化・

教育的活動に適した施設が整備されている森林

【森林と人との共生林】

■生物多様性の保全や森林とのふれあいを通じた森林と人との共

生を図る観点から、生活環境保全又は保健文化機能の維持増進

を特に図るための森林施業を推進します。

■森林の構成を維持し、樹種の多様性を増進することを基本とし、

それぞれの森林が求められる機能やあり方に応じ、保護及び適切な

利用の組み合わせに留意して、適切な保育・間伐等や、立地条件

や県民のニーズ等に応じた広葉樹の導入を図る施業を推進します。

■生活環境の保全、保健・風致の保存等のための保安林の指定

やその適切な管理、野生動植物のための回廊の確保にも配慮した

生態系としての重要な森林の適切な保全、防風・防潮や景観の創

出等生活環境の保全等に重要な役割を果たしている海岸林等の

保全を推進します。

【木材等生産機能】

林木の生育に適した土壌を有し、木材として利

用する上で良好な樹木により構成され、成長量が

高く二酸化炭素の固定能力が高い森林であって、

林道等の基盤施設が適切に整備されている森林

【資源の循環利用林】

■森林の健全性を確保し、木材需要に応じた樹種、径級の林木

を生育させるための適切な造林、間伐等の保育を推進します。

■施業の集団化や機械化を通じた効率的な整備を推進します。

イ 計画期間において到達し、かつ、保持すべき森林資源の状態等

計画期間において到達し、かつ、保持すべき森林資源の状態及び林道整備率につい

ては、別表2のとおりとします。

(3)その他必要な事項

森林の整備及び保全については、国、県、市町村が連携をとりながら進めていくこと

とし、特にゾーニングにあたっては十分な連携を図り、一体的な森林の整備及び保全

が図られるよう努めます。

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3 伐採立木材積その他森林の立木竹の伐採に関する事項

(1) 森林の立木竹の伐採に関する基本的事項 森林の有する多面的機能の総合的かつ高度な維持発揮に資するため、重視すべ

き機能に応じた立木の標準的な伐採方法や樹種ごとに定める標準伐期齢による

伐採を行うことにより、計画伐採量を確保するものとします。

ア 立木の伐採(主伐)の標準的な方法に関する指針 市町村森林整備計画において定める「立木の伐採(主伐)の標準的な方法」につ

いての指針は次のとおりとします。

区 分 施 業 基 準

【育成単層林施業】

森林を構成する林木の一

定のまとまりを一度に全部伐

採し、人為により単一の樹冠

層を構成する森林として成立

させ維持する施業

■主伐に当たっては、自然的条件及び公益的機能の確保の必要性を

踏まえ、また、皆伐にあっては1箇所当たりの伐採面積の規模及び伐採

箇所の分散に配慮するものとします。

■また、林地の保全、雪崩、落石等の防止、寒風害の各種被害の防

止及び風致の維持等のため必要がある場合には、所要の保護樹帯を

設置するものとします。

■伐採(主伐)の時期は、高齢級の人工林が今後増加することを踏ま

え、公益的機能の発揮と調和に配慮し、木材等資源の効率的な循環

・利用を考慮して、多様化、長期化を図るものとします。

【育成複層林施業】

森林を構成する林木を択

伐等により部分的に伐採し、

人為により複数の樹冠層を構

成する森林(施業の関係上

一時的に単層となる森林を含

む。)として成立させ維持する

施業

■主伐に当たっては、複層状態の森林に確実に誘導する観点から、自

然的条件を踏まえ、森林を構成している樹種、林分構造等を勘案して

行い、立地条件、下層木の生育条件等を踏まえ、帯状又は群状の伐

採等の効率的な施業の実施についても考慮するものとします。

■択伐の場合は、森林生産力の増進が図られる適正な林分構造に誘

導するよう適切な伐採率及び繰り返し期間で行うものとします。

■漸伐又は皆伐の場合は、適正な伐採区域の形状、伐採面積の規

模、伐採箇所の分散等に配慮するものとします。

■天然更新を前提とする場合は、種子の結実や散布状況、天然稚

樹の生育状況、母樹の保存等に配慮するものとします。

【天然生林施業】

主として天然力を活用する

ことにより森林として成立させ

維持する施業

■主伐に当たっては、「育成複層林施業」に準ずるものとします。

■県土の保全、自然環境の保全、種の保存等のために禁伐その他の

施業を行う必要のある森林については、その目的に応じて適切な施業を

行うものとします。

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イ 立木の標準伐期齢に関する指針 市町村森林整備計画において定める「樹種別の立木の標準伐期齢」についての指

針は、主要樹種ごとに平均成長量が最大となる林齢を基準に、森林の有する公益的

機能、平均伐採林齢及び森林の構成を勘案し、次のとおりとします。

樹 種 ス ギ アカマツ

クロマツ カラマツ その他針葉樹 広葉樹

林齢(年) 45 40 40 55 30

注 標準伐期齢は、指標として市町村森林整備計画で定められるものですが、その林齢に達し

た時点での伐採を促すものではありません。

ウ 主伐を見合わせるべき立木の林齢に関する指針 市町村森林整備計画において定める「主伐を見合わせるべき立木の樹種別の林齢」

についての指針は、主要樹種ごとに連年成長量が最大となる林齢を基準に、次のと

おりとします。

樹 種 ス ギ アカマツ

クロマツ カラマツ その他針葉樹 広葉樹

林齢(年) 25 20 20 30 15

注 下記の森林については除外します。

① 保安林、保安施設地区内の森林、森林法施行規則第7条の2各号に掲げる法令により立

木の伐採につき制限がある森林及び自然環境保全法により、立木の伐採について禁止さ

れ又は伐採の年齢について制限のある森林

② 特用林及び自家用林

③ 病害虫の被害を受けている等の理由により伐採を促進すべき林分として、市町村森林整

備計画に定める森林

④ 試験研究の目的に供している森林、その他これに準ずる森林

⑤ 森林保健機能増進計画に記載されている森林保健施設の位置に存する森林

(2)伐採立木材積 伐採立木材積については、別表3のとおり計画します。

(3)その他森林の立木竹の伐採に必要な事項 木材等林産物を持続的、かつ効率的に供給する観点から、資源の循環利用林において

は、伐採箇所の集約化、団地化及び機械化を通じた効率的な作業を推進します。

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4 造林面積その他造林に関する事項 森林の有する多面的機能を総合的かつ高度に発揮させるため、重視すべき機能に応じ

た健全な森林資源の維持造成を図るため、立地条件に適した樹種を標準的な方法や的確

な天然更新により、計画造林面積を確保するものとします。

(1)造林に関する基本的事項 ア 造林樹種に関する指針

造林樹種(人工造林をすべき樹種及び天然更新補助作業の対象樹種)の選定に当

たっては、適地適木を基本とし、地域の自然・立地条件、樹種の特質、既往の施業

体系、施業技術の動向等を勘案し、健全な森林の成立が見込まれる樹種を選定する

ものとします。

また、ヒバやブナを主体とした郷土樹種や広葉樹などの多様な樹種の造林を積極

的に推進します。

イ 造林の標準的な方法に関する指針

森林の確実な更新を図るため、立地条件、既往の造林方法等を勘案して、人工造林

及び天然更新補助作業を次のとおり定めます。なお、樹種別及び仕立ての方法(疎、

中、密仕立て)別の標準的な植栽本数は、市町村森林整備計画において造林を行う際

の規範として定めます。 【人工造林】

■伐採跡地については、裸地状態を早急に解消するため、適地適木を旨とした、郷土樹種や

広葉樹も考慮にいれて、気候、土壌等の自然的条件に適合した樹種を早期に植栽するものと

します。

■なお、効率的な施業実施の観点から、技術的合理性に基づき、現地の状況に応じた植栽

本数の選択について配慮するものとします。

■林地の早期うっ閉を促したり、複層状態の森林へ誘導する際は、天然力を活用した広葉樹

導入により混交林化を推進するものとします。

■混植にあっては、適正な組み合わせ本数で植栽するものとします。

【天然更新補助作業】

■天然更新をする場合は、下層植生、立地条件、前生樹等を勘案して、地表処理、刈り出し

を行い、適切な更新を図るものとします。

■天然下種更新の不十分な箇所への植込みは、天然稚樹等の生育を勘案して、必要な本

数を植栽するものとします。

■ぼう芽更新については、ぼう芽の優劣が明らかとなる2~5年目頃に、根又は地際部から発生

しているぼう芽を1株当たり、仕立て本数3~5本を目安として、芽かき等のぼう芽整理を行うも

のとします。

■伐採後3~5年後に更新状況の確認を行い、更新が完了していないと判断された場合は、

補植等を行って確実な更新を図るものとします。

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【人工造林の樹種別、仕立ての方法別の植栽本数】

主 な 樹 種 植栽本数(本/ha)

スギ、ヒバ、カラマツ、イチイ 2,000(疎)~ 3,000(中)~ 3,500(密)

アカマツ、クロマツ 3,000(疎)~ 4,000(中)~ 5,000(密)

ブナ、ケヤキ、ミズナラ、コナラ、クリ 2,000(疎)~ 3,000(中)~ 4,000(密)

キリ 300(疎)~ 450(中)~ 600(密)

注 1 その他の樹種については青森県民有林野造林補助事業実施要領によります。

2 保安林で植栽指定のある場合には、指定された樹種及び本数とします。

3 複層林化や混交林化を図る場合の樹下植栽については、施業体系がある場合はそれ

を踏まえつつ、上層木の立木の樹冠占有面積等を勘案のうえ植栽するものとします。

4 定められた標準的な植栽本数の範囲を超えて植栽しようとする場合は、林業普及指

導員又は市町村林務担当部局の指導により植栽するものとします。

ウ 伐採跡地の更新をすべき期間に関する指針 森林のもつ公益的機能の維持及び森林の早期回復を図るため、人工造林を伴うものにあっては、伐採後、原則として2年以内に更新するものとします。

ただし、択伐による伐採跡地については、伐採後おおむね5年以内とします。また、天然更新によるものは、「青森県における天然更新完了基準」に基づき、天然

更新対象地、更新対象樹種、更新及び更新補助作業、更新が完了した状態及び更新

調査方法により天然更新の完了を判断するものとします。 エ 植栽によらなければ的確な更新が困難な森林に関する指針 主伐後の適確な更新を確保するため、天然更新が期待できない以下のような森林

については、植栽により更新の確保を図ることとし、市町村森林整備計画で定める

ものとします。

(2)人工造林及び天然更新別の造林面積 人工造林及び天然更新別の造林面積については、別表4のとおり計画します。

(3)その他造林に関する必要な事項 資源の循環利用林については、森林資源の早期回復、県土の保全等の観点から、(1)

のイに定める人工造林又は天然更新補助作業により、確実な更新を確保するものとし

ます。

■種子を供給する母樹が存在しない森林

■天然稚樹の育成が期待できない森林

■面積の大きな針葉樹人工林であって、林床に木本類が見られないもののうち、気候、地

形、土壌条件、周囲の森林の状況等により、皆伐後も木本類の侵入が期待できない森林

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5 間伐立木材積その他間伐及び保育に関する事項 森林の健全性及び重視すべき機能の維持発揮を確保するため、次のとおり定めます。

(1)間伐及び保育に関する基本的事項 ア 間伐を実施すべき標準的な林齢及び間伐の標準的な方法に関する指針

市町村森林整備計画において定める「間伐を実施すべき標準的な林齢及び間伐の標

準的な方法」についての指針は次のとおりとします。 間 伐 時 期 (林齢) 伐 期 目 標

樹種 施業体系

級 1 回 2 回 3 回 4 回 5 回

上層

樹高

平均

直径 材積

備 考

スギ

植栽本数

3,000 本

伐期 80 年

3 19 26 37 58

28.1

39.8

914.6

アカマツ

植栽本数

4,000 本

伐期 80 年

3 18 22 29 38 54 24.4 40.8 431.5

カラマツ

植栽本数

3,000 本

伐期 80 年

3

*

11

17 38 22.7 25.9 322.2

広葉樹 天然更新

伐期 100 年 2 50 70 20.0 26.6 163.9

1 間伐方法は

原則として青森

県林分密度管

理図を利用する

が、他の方法に

より実施してもよ

いものとする。

2 *は保育間

伐とする。

注 1 上の表の時期にかかわらず、間伐の開始時期は、林冠がうっ閉して林木の競争性が生じ

始めた時期を初回とします。

2 下層植生を有する林分構造が維持されるよう、適切な伐採率と伐採間隔で間伐を行うも

のとします。

3 育成複層林施業にあっては、下層木の成長が確保できる林内照度を保つため、公益的機

能の維持に配慮して上層木の伐採を実施するものとし、また、長伐期施業にあっては、樹

冠の閉塞による林内照度の低下を調整して、公益的機能の維持に配慮した伐採を行うもの

とします。

4 森林の状況や林道等の搬出施設の整備状況に応じて、高性能林業機械の活用による効率

的な実施を図るものとします。

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イ 保育の標準的な方法に関する指針 市町村森林整備計画において定める「保育の作業種別の標準的な方法」についての

指針は次のとおりとします。 林 齢 施行回数 樹

種 種 類

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21~25 年数 回数

下刈り ○ ◎ ○ ○ ○ △ △ △ 8 9

除 伐 ○ 1 1

枝打ち ○ ○ △ 3 3

つる切り

雪起こし等 適 宜

下刈り ○ ◎ ○ ○ ○ △ 6 7

除 伐 △ 1 1

アカ マ ツ つる切り

雪起こし等 適 宜

下刈り ○ ◎ ○ ○ ○ △ 6 7

除 伐 ○ 1 1

カラ マ ツ つる切り

雪起こし等 適 宜

下刈り ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ △ △ 10 10

除 伐 ○ 1 1

バ つる切り

雪起こし等 適 宜

注 1 ◎は年2回、○は年1回、△は必要に応じて行うことを基本としますが、森林の状況に

応じて適時適切に実施するものとします。

2 下刈りは、気象条件、植生の繁茂状況等に応じて適切な時期及び作業法で行うものとし、

終期は、目的樹種の生育状況、植生の種類及び植生高により判断するものとします。

3 除伐は、目的外樹種であっても、その生育状況、公益的機能の発揮及び将来の利用価値

を勘案し、有用なものは保残・育成するものとします。

ウ 間伐を実施すべき森林の立木の収量比数に関する指針 人工林において生育状況に応じた間伐を適切に実施するため、5年以内に間伐を行

うべき森林の指標として市町村森林整備計画で定める「間伐を実施すべき立木の収量

比数」についての指針は次のとおりとします。

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樹 種 ス ギ ア カ マ ツ カ ラ マ ツ

収量比数 0.70~0.80 0.70~0.87 0.60~0.75

(2)間伐立木材積 間伐立木材積については、別表3のとおり計画します。

間伐計画については、日本国が京都議定書で義務づけられた温室効果ガス削減のた めの森林吸収源対策に係る間伐目標を加味した計画としています。

(3)その他間伐及び保育に必要な事項 間伐及び保育を行う際には林地の保全に配慮し、必要に応じ林地残材や枝条を集積

するなど、災害の防止に努めるものとします。 また、集約化を進め、自然の地形を生かした路網整備と高性能林業機械の活用や列

状間伐の導入などにより搬出間伐を促進するものとします。

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6 公益的機能別施業森林の整備に関する事項

(1)公益的機能別施業森林の区域の基準及び施業の指針 市町村森林整備計画において定める公益的機能別施業森林の区域は、2の(2)のア

の「水土保全林」及び「森林と人との共生林」が該当し、「資源の循環利用林」が公益

的機能別施業森林区域以外の存する森林となります。 なお、「水土保全林」及び「森林と人との共生林」の区分に係る基準は、「水源かん

養機能」又は「山地災害防止」、「生活環境保全機能」又は「保健文化機能」、「木材

等生産機能」の評価が高同位で重複する場合には、「水土保全林」、「森林と人との共

生林」、「資源の循環利用林」の順に区分することを基本として、次の区域の基準を指

針として定めるものとします。また、施業の方法についても、次の基準を指針として定

めるものとします。 ア 水土保全林

区 分 区 域 の 基 準 施業の方法の指針

水 土 保 全 林

森林の有する機能別の森林の所在、森林の

立地条件、林道の整備状況、既往の施業体

系、森林の有する諸機能に対する地域の要請等

を勘案して、水源かん養機能又は山地災害防

止機能の維持増進を図るための森林施業を推

進すべき森林を「水土保全林」として区分します。

具体的には、水源かん養保安林、土砂流出

防備保安林、土砂崩壊防備保安林、砂防指

定地、地すべり指定地などの法令で伐採等が制

限されている制限林の他、水源かん養又は山地

災害防止機能の維持増進を図る必要のある森

林を中心に一体的に森林の整備及び保全を図

る観点も踏まえて定めるものとします。

水源かん養機能又は山地災害防止機

能の維持増進を図るため、高齢級の森林

への誘導や伐採に伴う裸地面積の縮小

及び分散を基本します。また、下層植生の

維持を図りつつ適正な森林の立木材積を

維持し根系の発達を確保するとともに、未

立木地等への植栽や複層状態の森林へ

の誘導の際は、立地条件に応じた天然力

を活用した広葉樹の導入により混交林化

を推進するものとします。

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複層林施業

を推進すべき

森林

「水土保全林」のうち、急傾斜地に位置し、森

林土壌、地質等からみて、山地災害防止機能を

高度に発揮させるため、皆伐を避けることが望まし

い森林であって、森林資源の状況、林道等の整

備状況からみて、複層林施業の実施が必要かつ

適切であると見込まれる森林について、地形界等

を区画として定めるものとします。

複層林施業は、下層木の的確な生育

を確保することを旨として、次のとおりとしま

す。

■伐採(主伐)林齢は、市町村森林整備

計画で定める標準伐期齢に 10 年を加え

た林齢以上とします。

■主伐の方法は、択伐によるものとし、森

林生産力の増進が図られる適正な林分

構成に誘導するよう適切な伐採率及び繰

り返し期間によるものとし、常に一定以上

の蓄積の維持を図るものとします。

■植栽本数は、4(1)イにおいて標準とする

単位面積当たり本数とするものとします。

■天然更新を前提とする場合には、種子

の結実や散布状況、天然稚樹の生育状

況、母樹の保存等に配慮するものとしま

す。

長伐期施業

を推進すべき

森林

「水土保全林」のうち、渓流や河川沿い等に位

置し、水源かん養機能を高度に発揮させるため、

伐期の間隔の拡大を特に図ることが適切な森林

であって、森林資源の状況、林道等の整備状況

からみて、長伐期施業(標準伐期齢のおおむね2

倍に相当する林齢を超える林齢において主伐を

行う森林施業)の実施が必要かつ適切であると見

込まれる森林について、地形界等を区画として定

めるものとします。

長伐期施業は、下層植生の維持を図

りつつ森林の立木の適正な生育を確保す

ることを旨として、次のとおりとします。

■主伐の時期は、市町村森林整備計画

において定める標準伐期齢の2倍程度とし

ます。

■主伐の方法は、伐採区域の形状、規

模、森林の面的広がりやモザイク的配置に

留意し、1箇所当たりの伐採面積の縮小

及び分散を図るものとします。

■間伐は、立木の成長による過密化に伴

う林内照度の低下を防止して下層植生を

適正に維持するとともに、立木の伐り過ぎ

による公益的機能の低下を防止するもの

とします。

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イ 森林と人との共生林

区 分 区 域 の 基 準 施業の方法の指針

森林と人との共生

「水土保全林」以外の森林について、森林の有

する機能別の森林の所在、森林の立地条件、林

道等の整備状況、既往の施業体系、森林の有

する諸機能に対する地域の要請等を勘案して、

生活環境保全又は保健文化機能の維持増進を

図るための森林施業を推進すべき森林を「森林と

人との共生林」として区分します。

具体的には、風害・水害・干害等の防備保安

林、自然公園特別地域などの制限林の他、公

衆の保健・名所又は風致の保存に指定されてい

る保安林や特に保健文化機能又は生活環境保

全機能を増進させる必要のある森林を中心とし

て、一体的に森林の整備及び保全の観点も踏ま

えて定めるものとします。

生活環境保全機能又は保健文化機

能の維持増進を図るため、森林の構成を

維持し、樹種の多様性を増進する森林

施業を推進するものとします。

【自然環境の保全を重視すべき森林】

天然力の活力を基本とした天然生林

施業を行うこととし、必要に応じ、植生の

復元等を実施するものとします。

【森林とのふれあいや自発的な森林づくり

活動を通じた環境教育や健康づくりの場

として利用される森林】

快適な森林環境や優れた森林景観を

保全し、又は創出するため、森林構成の

多様化や景観の向上に配慮した天然生

林施業、郷土樹種を基本とした花木や広

葉樹との混交も考慮に入れた育成複層

林施業、人工林の有する美的景観を確

保する必要のある森林における景観維持

のための育成単層林施業等の推進に努

めるとともに、地域住民や都市住民の参

画を得るなど県民に開かれた里山林等の

整備を推進するものとします。

特 に 帯 状 に

残 存 す べ き

森林

「森林と人との共生林」のうち、風害又は霧害

を防備する森林などその遮へい性を高度に発揮

する観点から、森林を帯状に維持しつつ、主伐を

行うことが適切な森林を特に帯状に残存すべき森

林として区分するものとします。

更新にあたっては遮へい性を維持する

観点から、森林を帯状に保存しつつ行う

主伐を基本とします。

広葉樹等転

換 を 必 要 と

する森林

「森林と人との共生林」のうち、森林の樹種の

多様性を増大する観点から、広葉樹の植栽又は

天然更新により樹種の転換を図るべき針葉樹人

工林を広葉樹に転換を必要とする森林として区

分するものとします。

森林の樹種の多様性を増大する観点

から、樹種の転換を図るための広葉樹の

植栽あるいは天然更新を行うものとしま

す。

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21

特定広葉樹

育成施業を

推 進 す べ き

森林

「森林と人との共生林」のうち、森林の位置及

び構成、地域住民の意向等からみて、風致の優

れた森林の維持又は造成のために、特定の広葉

樹を育成することが適切な森林を、特定広葉樹

育成施業を推進すべき森林として、地形界等を

区画として定めるものとします。

特定広葉樹の育成により風致の維持

向上を図ることを旨として、次のとおりとしま

す。

■特定広葉樹の樹種は、地域独特の景

観及び多様な生物の生息・生育環境を

形成する森林を構成する樹種(ニレ科、ブ

ナ科等)、その他市町村内に生育する広

葉樹とします。

■植栽本数は、4(1)イにおいて標準とする

本数とします。

■造林の方法は、主伐跡地について特

定広葉樹の的確な生育を確保するため

の苗木の植栽又は更新補助作業等とし

ます。

■除伐は、特定広葉樹が優勢な状態を

維持するため、特定広葉樹以外の一般

樹種を対象とします。

■伐採の方法は、択伐によるものとし、市

町村森林整備計画で定める当該樹種の

標準伐期齢に達しているものとして算出さ

れる立木材積以下にならないよう常に一

定の蓄積を維持するよう配慮するものとし

ます。

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22

ウ 公益的機能別施業森林のうち伐採方法その他の施業の方法を特定する必要

のある森林

公益的機能別森林に掲げる森林であって、県土の保全、自然環境の保全・形成等の

公益的機能を維持増進するために、特に伐採の方法又は造林の方法等を定める必要の

ある森林については、次の表を参考とします。

区 分 区 域 の 基 準 施業の方法の指針

更新を確保す

るため伐採方

法を特定する

必要のある森

「水土保全林」又は「森林と人との共生林」のうち、次のいずれか

に該当する森林で、自然条件が著しく劣悪なため、伐採方法を特

に定めなければ伐採跡地の更新の確保が困難になるおそれのある

もの。

(ア)土壌

a ポドゾル土壌から成っている箇所であること。

b 黒色土壌であって表層からカベ状構造をもっているものから成

っている箇所であること。

c 褐色森林土壌であって表土が薄く乾性なものから成っている

箇所であること。

d 過湿な土壌から成っている箇所であること。

e 花崗岩、石英粗面岩等の深層風化地帯又は第3紀層若し

くは洪積層の地帯のうち未熟な土壌から成っている箇所である

こと。

(イ)気象等

a 雪崩の発生するおそれが強い箇所であること。

b 風衝地であること。

c 寒風害のおそれの強い箇所であること。

d 霜害のおそれの強い箇所であること。

伐採方法は、択伐とし、

成熟段階の森林を単木的

に伐採し、そこに生じた空間

に苗木を植栽するものとし、

適切な伐区の形状・配置、

保護樹帯の設置等により当

該機能の確保ができる場合

には、帯状伐採等の小面積

皆伐によることができるものと

します。この場合の伐採幅は

高木の樹高以内とします。

広葉樹を中心とした天然生

林の場合は、耐陰特性に留

意するものとし、必要に応じ

て群状択伐を選択するもの

とします。

自然環境の保

全及び形成並

びに保健・文

化・教育的利

用のため伐採

の方法を特定

する必要のあ

る森林

「森林と人との共生林」のうち、次のいずれかに該当する森林

(ア)湖沼、瀑布、渓谷等の景観と一体となって優れた自然美を構

成する森林

(イ)紅葉等の優れた自然美を有する森林であって主要な眺望点か

ら望見されるもの

(ウ)ハイキング、キャンプ等の保健・文化・教育的利用の場として特

に利用されている森林

(エ)貴重な動植物の保護のため必要な森林

伐採方法は、択伐とし、

適切な伐区の形状・配置、

保護樹帯の設置等により当

該機能の確保ができる場合

には、帯状伐採等の小面積

皆伐によることができるものと

します。

生活環境の保

全及び形成の

ため伐採方法

を特定する必

要のある森林

「森林と人との共生林」のうち、次のいずれかに該当する森林

(ア)都市近郊等に所在する森林であって郷土樹種を中心とした安

定した林相をなしている森林

(イ)市街地道路と一体となって優れた景観美を構成する森林

(ウ)気象緩和、騒音防止等の機能を発揮している森林

伐採方法は、択伐とし、

適切な伐区の形状・配置、

保護樹帯の設置等により当

該機能の確保ができる場合

には、帯状伐採等の小面積

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皆伐によることができるものと

します。

農地、森林の

土地又は道

路その他の施

設の保全のた

め伐採方法を

特定する必要

のある森林

「水土保全林」のうち、次のいずれかに該当する森林であって,特

に伐採方法を定めなければ土砂の崩壊若しくは流出、雪崩又は落

石を引き起こし、農地、森林の土地又は道路その他の施設を損傷

するおそれのあるもの。

(ア)地形

a 傾斜が急な箇所であること。

b 傾斜の著しい変移点をもっている箇所であること。

c 山腹の凹局部等地表流下水又は地中水の集中流下する

部分をもっている箇所であること。

(イ)地質

a 基岩の風化が異状に進んだ箇所であること。

b 基岩の節理又は片理が著しく進んだ箇所であること。

c 破砕帯又は断層線上にある箇所であること。

d 流れ盤となっている箇所であること。

(ウ)土壌等

a 火山灰地帯等で表土が粗しょうで凝集力の極め弱い土壌か

らなっている箇所であること。

b 土層内に異常な帯水層がある箇所であること。

c 石礫地からなっている箇所であること。

d 表土が薄く乾性な土壌からなっている箇所であること。

伐採方法は、択伐とし、

適切な伐区の形状・配置、

保護樹帯の設置等により当

該機能の確保ができる場合

には、帯状伐採等の小面積

皆伐によることができるものと

します。

造林方法を特

定する必要の

ある森林

「水土保全林」又は「森林と人との共生林」のうち、自然的条件

等からみて、人工造林又は更新補助作業によって確実な成林が見

込まれる伐採跡地であって、速やかに更新しなければ当該箇所及

びその周辺に雪崩、寒害、風水害等の被害をおよぼすおそれのある

箇所であること。

造林方法は、4の(1)の

基本的事項による人工造

林又は刈出し、植込み等の

更新補助作業を行うものとし

ます。

土壌を改良す

る必要のある

森林

「水土保全林」又は「森林と人との共生林」のうち、次のいずれか

に該当する森林であって、土壌の理化学性の改良を図る必要のあ

るもの。

(ア)赤色土壌から成っている箇所であること。

(イ)黒色土壌であって表層からカベ状構造をもっているものから成っ

ている箇所であること。

(ウ)花崗岩、石英粗面岩等の深層風化地帯又は第3紀層若しく

は洪積層の地帯のうち浸食を受けている土壌から成っている箇所

であること。

(エ)その他既往の施業に起因してせき悪化している土壌のある箇

所であること。

森林の土壌の状態に応じ

て土壌の理化学性を改良す

ることを主眼とし、地表の保

護に配慮しつつ、耕耘、有

機物及び欠乏養分の補給

を行うものとします。

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搬出方法を特

定する必要の

ある森林

次のいずれかに該当する森林であって、特に林産物の搬出方法

を定めなければ土砂の流出又は崩壊を引き起こすおそれがあり、森

林の更新又はその土地の保全に支障を生ずるもの。

(ア)地形

a 傾斜が急な箇所であること。

b 傾斜の著しい変移点をもっている箇所であること。

c 山腹の凹局部等地表流下水又は地中水の集中流下する

部分をもっている箇所であること。

(イ)地質

a 基岩の風化が異状に進んだ箇所であること。

b 基岩の節理又は片理が著しく進んだ箇所であること。

c 破砕帯又は断層線上にある箇所であること。

d 流れ盤となっている箇所であること。

(ウ)土壌等

a 火山灰地帯等で表土が粗しょうで凝集力の極めて弱い土壌

からなっている箇所であること。

b 土層内に異常な帯水層がある箇所であること。

c 石礫地からなっている箇所であること。

皆伐の場合は、必要最

小限の作業道の開設と車両

系による搬出又は架線系の

搬出とするものとします。ま

た、択伐の場合には、架線

系による搬出方法とするもの

とします。

森林の土地の

保全に特に留

意すべき森林

次のいずれかに該当する森林であって、その土地の保全に特に留

意する必要のあるもの。

(ア)地形

a 傾斜が急な箇所であること。

b 傾斜の著しい変移点をもっている箇所であること。

c 山腹の凹局部等地表流下水又は地中水の集中流下する

部分をもっている箇所であること。

d 谷密度や起伏量の大きい地区であること。

(イ)地質

a 基岩の風化が異状に進んだ箇所であること。

b 基岩の節理又は片理が著しく進んだ箇所であること。

c 破砕帯又は断層線上にある箇所であること。

d 流れ盤となっている箇所であること。

(ウ)土壌等

a 火山灰地帯等で表土が粗しょうで凝集力の極めて弱い土壌

からなっている箇所であること。

b 土層内に異常な帯水層がある箇所であること。

c 石礫地からなっている箇所であること。

d 表土が薄く乾性な土壌からなっている箇所であること。

(エ)気象

a 短時間に強い雨が降る頻度が高い地区であること。

b 凍土、霜柱の害のおそれが強い地区であること。

伐採方法は、択伐とし、

適切な伐区の形状・配置、

保護樹帯の設置等により当

該機能の確保ができる場合

には、帯状伐採等の小面積

皆伐によることができるものと

します。

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7 林道の開設その他林産物の搬出に関する事項

(1)林道の開設及び改良に関する基本的な考え方 林道の開設については、「森林の整備及び保全の目標その他森林の整備及び保全に

関する基本的な事項の目標」の達成を図るため、林道網の骨格となる林道及び森林施

業の効率的な実施に必要な林道について、全国森林計画における広域流域別の計画量

に即し計画的な整備を促進することとします。

この場合、開設する林道の路線配置、規格、構造等の基本的な考え方については、

重視すべき機能を踏まえた森林の区分ごとに、以下のとおりとします。

森林の区分 林道の整備の基本的な考え方

水土保全林

水源かん養機能等の維持向上のため積極的な施業を実施すべき森林に

おいては、高密な路網を整備し、一方では、急傾斜地等崩壊の危険性の高

い箇所を回避して整備するものとします。

路盤の保護・保全に必要な排水対策に資する施設や運搬車両の通行に

必要な最小限の幅員に抑制するなどの取組を行うものとします。

森林と人との共生林 森林体験の場や健康づくりの場としての森林と人とのふれあいを重視する

森林において、森林へのアクセス等に必要な路網の整備を行う場合には、利

用者の利便性等の確保の観点に加え、作業道や歩道も含め景観や生態系

の保全に配慮した線形、構造及び施設を選択するものとします。

資源の循環利用林 木材等生産機能を重視する森林については、森林施業の効率化を図る

ため、地域の条件に応じて、高性能林業機械による作業システム等に対応

できるよう、路網整備を計画的に推進するものとします。また、育成単層林施

業及び育成複層林施業の対象地にあっては、林道と継続的な使用に供す

る作業道等との適切な林内路網としての整備を推進するものとします。

(2)開設又は拡張すべき林道の種類別及び箇所別の数量等 開設又は拡張すべき林道の種類別及び箇所別の数量等については、別表6のとおり

定めます。

(3)更新を確保するため林産物の搬出方法を特定する森林の所在及びその搬 出方法

更新を確保するため林産物の搬出方法を特定する森林の所在及びその搬出方法につ

いては、別表7のとおり定めます。

(4)その他必要な事項 森林施業の集約化等で継続的に使用される基幹作業道等との連絡ができるように開

設の時期、位置及び線形等に配慮するものとします。

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8 森林施業の合理化に関する事項 森林施業の合理化については、本計画区内の林業関係者等で組織する東青流域林業活

性化センター等を通じて、森林・林業、木材産業関係者の合意形成を図りつつ、林業経

営の基盤強化や労働力の確保、県産材の安定供給確保を確立するため、森林施業の共同

化、林業の担い手の育成、林業機械化の推進、木材の流通・加工体制の整備等、生産か

ら流通・加工にいたる条件整備を計画的・総合的に推進するものとします。

(1)森林施業の共同化の促進

ア 森林施業の共同化に関する地域の合意形成の促進等 間伐、保育等の森林施業等の推進については、普及啓発等の活動を通じて、森林

所有者間の合意形成に努めるとともに、市町村森林整備計画の実行を確保するため

の森林所有者や林業事業体等による施業実施協定の締結を推進するものとします。

イ 森林組合等による森林施業受委託の促進 森林組合や林業事業体等における施業内容やコストを明示する提案型の施業の普

及・定着を促進するとともに、施業・経営の集約化による効率的・安定的な森林経

営を図るための森林施業の長期受委託や経営の委託を促進するものとします。

特に、不在村森林所有者の多い区域にあっては、普及・啓蒙活動を強化し、適正な森林施業の確保に努めるものとします。

ウ 森林施業の共同化の指導体制の強化 森林施業共同化の促進に資するため、市町村、県(林業普及指導員)、森林組合

等の地域に密着した機関による森林所有者に対する普及・指導活動を強化するもの

とします。

(2)林業に従事する者の養成及び確保 ア 新規就業者の確保 林業就労の条件整備を図りつつ、県内外の女性を含む若年層を中心として広く森林・

林業並びに就労のPRに努め、新規就業を促進するとともに、林業の知識及び技術の習

得のための研修や交流を実施するなどにより、新規就業者の確保・定着を図るものとし

ます。

イ 基幹的林業労働者の育成

すでに一定の作業に従事している労働者を対象に、多様な研修の実施などにより、さ

らに技術の向上と林業の知識充実を図り、いわば多能工としての能力を備えた基幹的な

労働者の育成を推進するものとします。

ウ 林業事業体の育成

有能な技術者を養成する教育訓練等の実施、労働条件の改善、福利厚生の充実等他産

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業並みの魅力ある職場づくりに取り組む意欲ある事業体の育成を図ります。

さらに、零細事業体の協業化を促進し、事業量の確保、経営の多角化、事業の合理化

の推進による経営基盤の強化を図るとともに、森林施業地の団地化、集約化及び長期的

な施業受託による事業量の安定的確保を促進するものとします。

(3)林業機械の導入の促進 ア 高性能林業機械の導入促進

生産性の向上、省力化、労働強度の軽減、安全作業の確保等のほか、労働環境の快適

性、魅力ある職場づくりによる若年者の定着促進を図るため、環境負荷の低減にも配慮

しつつ、非皆伐作業にも対応した高性能林業機械の導入を促進するものとします。

さらに、現地の作業条件に応じた機械作業システムを効率的に展開できる技術者の養

成及び機械作業を効果的に行えるよう、林道・作業道等の適切な路網整備に努めるもの

とします。

イ 機械作業システムの目標 地形、経営形態等地域の特性に応じた指向すべき機械作業システムの一般的な目

標は次のとおりとします。

地 形 平均集材距離

(路網密度) 機 械 作 業 シ ス テ ム

~25m

(175m/ha~)

(伐木) (木寄せ) (造材) (集材)

チェンソー ⇒ グラップル ⇒ プロセッサ ⇒ フォワーダ

ハーベスタ+チェンソー ⇒ ハーベスタ ⇒ フォワーダ

~100m

(44m/ha~)

(伐木) (集材) (造材)

チェンソー ⇒ スイングヤーダ ⇒ プロセッサ

~200m

(22m/ha~)

(伐木) (集材) (造材)

チェンソー ⇒ タワーヤーダ ⇒ プロセッサ

急傾斜地

200m~

(~22m/ha)

(伐木) (集材) (造材)

チェンソー ⇒ 集材機 ⇒ プロセッサ

緩傾斜地

(伐木) (造材) (集材)

ハーベスタ ⇒ ハーベスタ ⇒ フォワーダ

(4)作業路等の整備 ア 作業道整備の効率化・適正化 林道と森林施業地を有機的に連結し、造林・保育・間伐等集約的な施業の実施を

確保するため、計画的な作業道の整備を推進するものとします。

特に、所有規模の小さい森林が多く、それらの森林について一体的な施業の実施が期待される地域にあっては、森林所有者等が共同して作業道を開設・利用管理を

行うなど効率的な路網の整備に努めるものとします。

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イ その他の施設 森林所有者等が共同して利用できる山土場、機材管理施設、災害防止施設その他森

林整備に必要な施設の整備を推進し、作業の効率化、施設のコストの低減に努めるも

のとします。

(5)林産物の利用促進のための施設の整備 ア 県産材の安定供給体制の確立

森林所有者等から木材製造業等に至る木材の安定的取引関係の確立のための取扱

量に応じた原木市場の配置、多様な需要に対応できるよう施設・整備の大型化・情

報技術(IT)を活用した流通の効率化を推進するため、原木市場を相互に結ぶ情

報ネットワークや原木を山土場から直接加工側へ搬送するシステムの構築による流

通コストの低減、木材産業界の協業化、経営の合理化・近代化を推進し、機械施設

の高性能化等による加工コストの低減や供給ロットの拡大を通じ、品質や性能が明

確で需要者のニーズに即した木材製品を安定的に供給できる体制の整備を図るもの

とします。

イ 生産・流通・加工を通じた関係者の合意形成

民有林及び国有林を通じた川上から川下まで一体となった合理的な木材の生産・

流通・加工システムを確立するため、流域林業活性化センター等を通じて地域林業

関係者の合意形成に努めるものとします。

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9 森林の土地の保全に関する事項 (1)樹根及び表土の保全その他森林の土地の保全に特に留意すべき森林の地区

樹根及び表土の保全その他森林の土地の保全に特に留意すべき森林の地区について

は、別表8のとおり定めます。

(2)森林の土地の保全のため林産物の搬出方法を特定する森林及びその搬出方法 森林の土地の保全のため林産物の搬出方法を特定する森林及びその搬出方法につい

ては、別表9のとおり定めます。

(3)土地の形質の変更に当たって留意すべき事項 土石の切取りや盛土等の土地の形質の変更に当たっては、次の点に留意するものと

します。

■土地の形質の変更の態様、地形、地質等の条件を勘案し、林地の保全に十分留意して実施

地区を選定するものとします。

■土石の切取り、盛土を行う場合には、法勾配の安定を図るとともに必要に応じて法面保護のた

めの法面緑化工、土留工等の施設の設置及び水の適切な処理のため排水施設を設けるものと

します。

■その他土地の形質の変更の場合には、その態様に応じ土砂の流出、崩壊等の防止に必要な

施設を設けるものとします。

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10 保安施設に関する事項

(1)保安林として管理すべき森林の種類別面積等

自然的社会的条件、保安林の整備状況を踏まえ、水源のかん養、災害の防備、保健

・風致等の保存等の目的を達成するため保安林として指定する必要がある森林につい

て計画的に配備することとし、保安林として管理すべき森林の種類別面積等について

は、別表 10のとおり計画します。

(2)保安施設地区として指定することを相当とする土地の所在及び面積等 保安施設地区として指定することを相当とする土地の所在、面積等については、別

表 11のとおり計画します。

(3)実施すべき治山事業の数量 森林の維持造成を通じて山地に起因する災害から地域住民の生命・財産を保全し、

また、水源のかん養、生活環境の保全・形成等を図る重要な県土保全対策の一つであ

る治山事業の実施すべき数量については、別表 12のとおり計画します。 なお、治山事業の中で、流域保全の観点から関係機関が連携した取組みや、地域に

おける避難体制の整備などのソフト対策との連携を通じた山地災害による被害を軽減

する減災に向けた事業実施等の効果的な対策を講じるとともに、コスト削減や豊かな

環境づくりにも配慮することとします。

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11 特定保安林の整備に関する事項

(1)要整備森林の所在、面積、実施すべき施業の方法及び時期等

要整備森林の所在、面積、実施すべき施業の方法及び時期等については、別表 13のとおり定めます。

(2) 要整備森林として指定する基準、施業の方法及び時期に関する指針

要整備森林として指定する基準 要整備森林について実施すべき

施業の方法及び時期に関する基準

要整備森林は、特定保安林の区域内

に存在し、樹冠疎密度、樹種、林木の生

育の状況、下層植生の状況等からみて機

能の発揮が低位な状態であり、森林施業

を早急に実施する必要があると認められる

森林で、気象、標高、地形、土壌等の自

然的条件、林道等の整備、指定施業の要

件の内容、技術水準からみて森林所有者

等に造林等の施業を実施させることが相

当、これにより早期に機能の回復・増進が

図られると見込まれるものを対象とします。

【施業の方法】

要整備森林について定められている指定施業要件の範

囲内で、当該計画区において行われている施業、森林の

取扱い等からみて実施が可能であると判断される内容の

ものとする。

【施業の時期】

当該保安林の整備の緊急性に配慮するとともに、当該

施業が計画的かつ効率的に行われるように、施業の実施

に適切な時期、当該森林に係る林道、作業道等の整備

の状況、必要な準備期間等を勘案して定める。

なお、この期限は、当該要整備森林に係る樹立若しく

は変更の時期から起算しておおむね 2 年以内とし、施業

の区分の 2 以上につき一体として定める必要がある場合

は、その一体として定める施業の全部につき原則として 4

年以内とする。

(3)その他必要な事項

別表13のとおり定めます。

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12 保健機能森林の区域の基準その他保健機能森林の整備に関する事項

保健機能森林は、森林の有する保健機能を高度に発揮させるため森林の施業及び公衆

の利用に供する施設の整備と一体的な推進により、森林の保健機能の増進を図るべき森

林で、次の事項を指針として市町村森林整備計画で定めるものとします。

(1) 保健機能森林の区域の基準 保健機能森林は、湖沼、渓谷等と一体となって優れた自然美を構成している森林で

保健機能の高い森林のうち、自然環境の保全に配慮しつつ、その森林の存する地域の

実情、その森林の利用者の意向等からみて、森林の保健機能の増進を図るため整備す

ることが適当であり、かつ、その森林施業の担い手が存在するとともに、森林保健施

設の整備が行われる見込みのある森林について設定するものとします。

(2)その他保健機能森林の整備に関する事項 ア 保健機能区域内の森林における施業の方法及び森林保健施設の整備に関

する指針

施業の方法に関する指針 森林保健施設の整備に関する指針

保健機能森林の施業については、森林の保

健機能の増進を図るとともに、施設の設置に

伴う森林の有する水資源のかん養、国土の保

全等の機能の低下を補完するため、自然環境

の保全及び森林の有する諸機能の保全に配

慮しつつ、択伐施業、広葉樹育成施業等多

様な施業を積極的に実施するものとします。

施設の整備に当たっては、自然環境の保全、国土

の保全及び文化財の保護に配慮しつつ、地域の実

情、利用者の意向等を踏まえて多様な施設の整備

を行うものとします。

イ その他必要な事項

保健機能森林の管理・運営に当たっては、自然環境の保全に配慮しつつ、保健機

能の増進が図られるよう、地域の実情、利用者の意向等を踏まえて、森林及び施設

の適切な管理、防火体制、防火施設の整備並びに利用者の交通の安全・円滑の確保

に留意するものとします。

なお、保健機能森林の設定、保健機能森林の整備等に当たっては、当該森林によ

り確保されてきた自然環境の保全や国土の保全に適切な配慮を行うものとします。

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33

13 その他必要な事項

(1)法令により施業について制限を受けている森林の施業方法

法令により施業について制限を受けている森林の施業方法について、別表 14 のとおり定め、同表中の保安林及び自然公園に係る施業の方法等については、次のと

おり定めます。 【保安林】

事項 基 準

(1)主伐に係るもの

ア 水源のかん養、風害、干害の防備をその指定の目的とする保安林にあっては、原則

として伐採種の指定をしない。

イ 土砂の流出、土砂の崩壊の防備、飛砂の防備、潮害、公衆の保健又は名所若し

くは旧跡の風致の保存をその指定の目的とする保安林にあっては、原則として択伐に

よる。

ウ なだれ若しくは落石の危険の防止又は火災の防備をその指定の目的とする保安林

にあっては、原則として伐採を禁止する。

エ 伐採の禁止を受けない森林につき伐採をすることができる立木は、原則として法第

10条の5第2項第2号の標準伐期齢以上のものとする。

(2)間伐に係るもの

ア 主伐に係る伐採の禁止を受けない森林にあっては、伐採をすることができる箇所は、

原則として農林水産省令で定めるところにより算出される樹冠疎密度が10分の8以上

の箇所とする。

イ 主伐に係る伐採の禁止を受ける森林にあっては、伐採を原則として禁止する。

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34

(1)主伐に係るもの

ア 同一の単位とされる保安林等において伐採年度ごとに皆伐による伐採をすることが

できる面積の合計は、原則として当該同一の単位とされる保安林等のうちこれに係る

伐採の方法として択伐が指定されている森林及び主伐に係る伐採の禁止を受けてい

る森林以外のものの面積の合計に相当する数を農林水産省令で定めるところにより、

当該指定の目的を達成するため相当と認められる樹種につき当該指定施業要件を

定める者が法第10条の5第2項第2号の標準伐期齢を基準として定める伐期齢に相

当する数で除して得た数に相当する面積を超えないものとする。

イ 地形、気象、土壌等の状況により特に保安機能の維持又は強化を図る必要がある

森林については、伐採年度ごとに皆伐による伐採をすることができる1箇所当たりの面

積の限度は、農林水産省令で定めるところによりその保安機能の維持又は強化を図

る必要の程度に応じ当該指定施業要件を定める者が指定する面積とする。

ウ 風害の防備をその指定の目的とする保安林における皆伐による伐採は、原則として

、その保安林のうちその立木の全部又は相当部分が法第10条の5第2項第2号の標

準伐期齢以上である部分が幅20メートル以上にわたり帯状に残存することとなるように

するものとする。

エ 伐採年度ごとに択伐による伐採をすることができる立木の材積は、原則として、当該

伐採年度の初日における森林の立木の材積に相当する数に農林水産省令で定める

ところにより算出される択伐率を乗じて得た数に相当する材積を超えないものとする。

(2)間伐に係るもの

伐採年度ごとに伐採をすることができる立木の材積は、原則として、当該伐採年度の

初日における森林の立木の材積の10分の3.5を超えず、かつ、その伐採によりその森林

に係る第1号(2)イの樹冠疎密度が10分の8を下ったとしても当該伐採年度の翌伐採

年度の初日から起算しておおむね5年後においてその森林の当該樹冠疎密度が10分の

8以上に回復することが確実であると認められる範囲内の材積を超えないものとする。

(1)方法に係るもの

満1年以上の苗を、おおむね、1ヘクタール当たり伐採跡地につき的確な更新を図るた

めに必要なものとして農林水産省令で定める植栽本数以上の割合で均等に分布する

ように植栽するものとする。

(2)期間に係るもの

伐採が終了した日を含む伐採年度の翌伐採年度の初日から起算して2年以内に植

栽するものとする。

(3)樹種に係るもの

保安機能の維持又は強化を図り、かつ、経済的利用に資することができる樹種として

指定施業要件を定める者が指定する樹種を植栽するものとする。

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35

【自然公園】

区 分 施 業 方 法

特 別 保 護 地

区 特別保護地区内の森林は禁伐とする。

第 一 種 特 別

地域

(1)第一種特別地域内の森林は禁伐とする。

ただし、風致維持に支障のない限り単木択伐を行うことができる。

(2)単木択伐法は、次の規定により行う。

ア 伐期齢は、標準伐期齢(本計画Ⅱの3の(1)のイに規定する標準伐期齢を

いう。)に見合う年齢に10年以上を加えるものとする。

イ 択伐率は、現在蓄積の10%以内とする。

第 二 種 特 別

地域

(1)第二種特別地域内の森林の施業は、択伐法によるものとする。

ただし、風致の維持に支障のない限り、皆伐法によることができる。

(2)国立公園計画に基づく車道、歩道、集団施設地区及び単独施設の周辺(造

林地、要改良林分、薪炭林を除く。)は、原則として単木択伐法によるものとす

る。

(3)伐期齢は、標準伐期齢に見合う年齢以上とする。

(4)択伐率は用材林においては、現在蓄積の30%以内とし、薪炭林においては、

60%以内とする。

(5)特に指定した風致樹については、保育及び保護に努めるものとする。

(6)皆伐法による場合その伐区は次のとおりとする。

ア 1伐区の面積は2ha以内とする。

但し、疎密度3より多く保残木を残す場合又は車道、歩道、集団施設地区

単独施設等の主要公園利用地点から望見されない場合は、伐区面積を増

大することができる。

イ 伐区は更新後5年以上を経過しなければ連続して設定することはできない。

この場合においても、伐区はつとめて分散させなければならない。

第 三 種 特 別

地域

第三種特別地域内の森林は、全般的な風致の維持を考慮して施業を実施し、

特に施業の制限を受けないものとする。

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36

(2)森林の保護及び管理の方針 ア 森林の保護及び管理の方針

平成22年1月には、蓬田村瀬辺地地区において、県内に自生するクロマツ1本か

ら初めて松くい虫被害が確認されています。

県では、当該地の松くい虫被害拡大防止のため、「松くい虫被害拡大防止特別対策

事業」として被害木を中心に半径2kmの範囲を「被害拡大防止重点監視区域」に設定し、

枯損木等の伐倒・焼却処分の作業を実施しました。その結果、新たな被害木は確認され

ていません。

松くい虫による被害は、被害の原因となるマツノザイセンチュウをマツノマダラカミ

キリが運ぶことによって広範囲にまん延することから、マツノマダラカミキリの生息調

査や衰弱木等を発見するためのヘリコプターからの探査、松くい虫防除監視による松林

のパトロール、専門家と一層効果的な対策を検討する会議の開催、マツ緑化木や苗木等

の取扱に関する注意喚起等、関係者が一体となった被害防止に努めるものとします。

また、スギノアカネトラカミキリの食害によるトビクサレ被害を防止するため、

枝打ちの実施を推進するとともに、その他の森林病害虫等についても、早期発見に

努め、適切な対策を講じるものとします。

イ 森林の巡視に関する事項 林野火災の発生件数が多い地域を中心に、森林火災予防巡視員による巡視、指導を

行い、林野火災の予防に努めるものとします。

また、保安林等を中心に、森林保全巡視員による巡視・指導を行い、無許可伐採等

の違法行為の未然防止と早期発見に努めるものとします。

ウ 森林の保護及び管理のための施設に関する事項

必要に応じて防火道、保護標識等の設置を進めるとともに、初期消火機材等の整備

に努めるものとします。

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別表1 森林の有する機能別の森林の所在及び面積単位 面積:ha

森林機能区分 森林の所在(林班) 面 積水源かん養機能 29,085

旧青森市 92~96,101~103,105,109,110,112~115,120~123,126,128,136~143,147-1~147-6,149~165,191~195,198~209,222-1~240,242~247,249,252~256,258~266,268~278,280,282,285,286,288~290,295-1~320,322~335,347~351,374~382,398~400,405,406,409,410旧浪岡町 2~13,21~26,32~40,42~44,48~52,54,55,60~100,103,104,106~108,117~1576~22,26-1~36,38-1,38-2,40~69,71~79,81~86,89,91~109,112~121,131~147,152~156,160~162,164,166

今別町 9~20 705旧蟹田町 54~63,65,69旧平舘村 36,41

蓬田村 81,82,84,89 426森林機能区分 森林の所在(林班) 面 積

山地災害防止機能 3,236旧青森市 215一部,228一部,230一部241一部,402一部,403一部旧浪岡町 47一部,52一部,63一部,133一部,144一部6~9,10一部,11,12一部,33-2,49一部,50~81,82一部,83一部,93一部,97一部,98一部,101一部,109一部,112一部,117一部,123,124一部,150-2一部,151一部

今別町 4一部,8一部,18一部,26,27一部,28,29一部 141旧蟹田町 47一部,48一部,49一部,63一部,71一部旧平舘村 33-2一部,33-3一部,38一部,39,42一部,44一部,45一部,46一部旧三厩村 2-2一部,2-3一部,3-1一部,3-2一部

森林機能区分 森林の所在(林班) 面 積保健文化機能 6,431

旧青森市 103,124,166一部,167-2一部,260,262~266,286,287,290,295-2,304一部,305~321-3,342,343,396~407旧浪岡町 24~26,50,52,53一部,653一部,38-1一部,39一部,40一部,51~80,87-1一部,91,92一部,111-3,111-4,114~117,118一部,121,122一部,123,124,125一部,145一部,146一部,147~151,152一部,156~160、163一部25一部,26一部,28一部,29一部,30一部, 7231一部,32-1一部,32-2一部旧蟹田町 75一部旧平舘村 33-1一部,33-2一部,33-3一部,34

※ 機能の高い森林の箇所別細部は森林簿によります。

区  分総  数

市町村別内訳

青森市

839外ヶ浜町

区  分総  数

17,615

平内町 9,500

2,734

外ヶ浜町

区  分

市町村別内訳

平内町

市町村別内訳

165青森市

総  数

197

2,693青森市

平内町 3,564

外ヶ浜町 102

今別町

37

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単位 面積:ha森林機能区分 森林の所在(林班) 面 積木材等生産機能 32,077

旧青森市 92~116,118~121,123,157,161~164,185~220-3,223~226,229~244,247~249,253~255,261,267,268,284~287,291,292,295-1~295-3,297,328,333~336,340,341,346~355,360,367~369,388~392,398~401,404,408~410旧浪岡町 1~1571~69,71~79,81~122,125~144,152~155,160~162,164~167

今別町 4~24,27 1,251旧蟹田町 47,48,50~61,64~67,69~72旧平舘村 35~37,40~43旧三厩村 1~3-2

蓬田村 79~91 1,075森林機能区分 森林の所在(林班) 面 積

生活環境保全機能 11,594旧青森市 92一部,95,97~99,100-1一部,104一部,107,108一部,111,116,117,119一部,122,125-1,125-2,126一部,127,129,131~134,144~146,148,150一部,156,159,160,165~169,170一部,171~172-2,173~184,194,211,213,217~220-1,221,222-1,223~229,237,238,245,246,248~252,256~259,267~269,272,274~285,291~295-1,295-3~303,304一部,322一部,323~331,337~339,344,345,356~366,370,371,377~381,384~387,394,395旧浪岡町 1,6~9,27一部,29~47,50,52,53一部,56~59,65,101,103,104,105一部,106一部,107~109,111,123一部,154一部,157一部1,24一部,25-1,25-2一部,25-3一部,26-1一部,26-2一部,26-3一部,37-1,87-1,87-3,87-4,88一部,90-1一部,110-3一部,111-3,111-4,114一部,118一部,121一部,123,145一部,150-2一部,151,159一部,160一部,161一部,162一部,163一部,166一部,167一部4一部,5一部,7一部,8,9一部,10,12~13-2,19~25,26一部,28一部,29一部,30一部,31一部,32-1一部,32-2一部旧蟹田町 47~52,53一部,54一部,55~57,58一部,66~74,75一部旧平舘村 34一部,44一部,45一部,46一部

蓬田村 76一部,80,83,84一部,86一部,87,88一部, 22889一部,90一部

※ 機能の高い森林の箇所別細部は森林簿によります。

8,993

928

624

外ヶ浜町 821

平内町

今別町

区  分総  数

青森市

青森市

外ヶ浜町

市町村別内訳

市町村別内訳

平内町

総  数

16,373

11,728

1,650

区  分

38

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別表2 計画期間において到達し、かつ、保持すべき森林資源の状態等

単位 面積:ha

育 成 単 層 林 20,370 ha 19,075 ha

育 成 複 層 林 1,729 ha 5,762 ha

天 然 生 林 21,071 ha 18,333 ha

203 m3/ha 204 m

3/ha

68.9 % 94.8 %

別表3 伐採立木材積単位 材積:1,000m

3

総数 針 広 総数 針 広 総数 針 広

829 683 146 392 246 146 437 437

427 351 76 191 115 76 236 236

402 332 70 201 131 70 201 201

青 森 市 499 411 88 236 148 88 263 263

平 内 町 237 195 42 112 70 42 125 125

今 別 町 29 24 5 14 9 5 15 15

外 ヶ 浜 町 44 36 8 21 13 8 23 23

蓬 田 村 20 17 3 9 6 3 11 11

注  前期とは平成23年度から27年度まで、後期とは平成28年度から32年度までのことです。

別表4 人工造林及び天然更新別の造林面積

単位 面積:ha

青 森 市

平 内 町

今 別 町

外 ヶ 浜 町

蓬 田 村

注  前期とは平成23年度から27年度まで、後期とは平成28年度から32年度までのことです。 人工造林の欄には樹下植裁実施林を、天然更新の欄には主伐(択伐)後の天然下種更新実施林を含みます。

※別表5は国有林の地域別の計画事項につき削除

53

1,318

321 627

39 77

60 118

1,004

区     分

総 数

前 期

後 期

天 然 更 新

1,121

484

2,193

1,189

市町村別内訳

人 工 造 林

674

27

637

間     伐

総 数

区     分

市町村別内訳

前 期

後 期

総    数 主     伐

区     分 現       況 計  画  期  末

面積

天然生林:主として天然力を活用することにより成立させ維持する施業(天然生林施業)が行われている森林。この施業には、県土の保全、自然環境の保全、種の保存のための禁伐等を含む。

森  林  蓄  積

林 道 整 備 率

注)育成単層林:森林を構成する林木の一定のまとまりを一度に全部伐採し、人為により単一の樹冠層を構成する森林として成立させ維持する施業(育成単層林施業)が行われている森林

育成複層林:森林を構成する林木を択伐等により部分的に伐採し、人為により複数樹冠層を構成する森林(施業の関係上一時的に単層となる森林を含む。)として成立させ維持する施業(育成複層林施業)が行われている森林

39

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別表6 開設又は拡張すべき林道の種類別及び箇所別の数量等

区 分 路線数 延 長 路線数 延 長 路線数 箇所数 路線数 延 長

総 数 28 56.4 2 3.8 20 33 9 20.5

前 期 20 44.4 2 3.8 11 21 3 10.6

後 期 8 12.0 0 0.0 9 12 6 9.9   ※ 前期とは平成23年度から27年度まで、後期とは平成28年度から平成32年度までのことです。

〔開設〕

開 設     延 長

種 類 位   置 路 線 名 及 び 備 考

拡張別 (市町村) 箇所数 針葉樹 広葉樹

開 設 自動車道 青森市 小畑沢 2.1 78 3,111 982 後期

〃 〃 〃 三本木台 2.5 132 4,010 3,427 前期

〃 〃 〃 鷹岩 0.9 28 2,678 403 後期

〃 〃 〃 鶴ヶ坂1号 0.9 38 2,615 368 〃

〃 〃 〃 鶴ヶ坂2号 1.4 58 3,128 440 〃

〃 〃 〃 梨の木築木舘 1.0 164 8,019 139 前期

〃 〃 〃 西東岳 1.5 121 5,031 1,478 〃

〃 〃 〃 二股 1.8 138 3,940 2,206 後期

〃 〃 〃 横倉沢 1.0 80 3,600 1,250 前期

〃 〃 〃 四ッ石 0.7 28 783 778 〃

〃 〃 〃 沢井 2.9 155 18,962 5,449 後期

〃 〃 〃 長沢 3.4 162 18,819 5,695 前期

〃 〃 〃 コモツツ 1.5 130 15,904 4,570 〃

小 計 13路線 21.6 1,312 90,600 27,185

開 設 自動車道 平内町 無沢 2.5 110 2,200 4,950 前期

〃 〃 〃 角頭 2.0 85 2,380 3,400 〃

〃 〃 〃 佐渡ヶ沢 3.0 120 3,360 5,040 〃

〃 〃 〃 白砂 4.2 164 4,018 7,462 〃

〃 〃 〃 藤沢 2.1 60 2,000 2,200 〃

〃 〃 〃 平畑 2.2 100 3,000 4,000 〃

小 計 6路線 16.0 639 16,958 27,052

開 設 自動車道 外ヶ浜町 館ノ沢 1.0 30 4,613 1,272 前期

〃 〃 〃 沢辺 3.0 70 10,915 2,073 〃

〃 〃 〃 最上 0.8 36 4,308 937 〃

〃 〃 〃 燈台 2.5 78 8,289 772 〃

〃 〃 〃 寺ノ沢 1.7 60 4,083 4,930 〃

〃 〃 〃 弥蔵釜 0.8 25 3,776 367 〃

小 計 6路線 9.8 299 35,984 10,351

開 設 自動車道 今別町 青函トンネル公園 1.0 55 7,024 267 後期

〃 〃 〃 馬流 1.0 30 2,908 499 〃

〃 〃 〃 大泊二股 7.0 210 15,597 11,784 前期

小 計 3路線 9.0 295 25,529 12,550

28路線 56.4 2,545 169,071 77,138

開設(改築) 自動車道 青森市 鶴ヶ坂  1.5 522 43,082 21,687 前期

小 計 1路線 1.5 522 43,082 21,687

開設(改築) 自動車道 平内町 口広沢 2.3 102 9,554 4,197 前期

小 計 1路線 2.3 102 9,554 4,197

2路線 3.8 624 52,636 25,884

単位 延長:km、面積:ha、材積:m3

単位 延長:km、面積:ha、材積:m3

拡           張

改   良 舗   装

利 用 区 域

面 積材 積

開設計

開設(改築)計

開           設

新   設 改   築

40

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〔拡張(改良)〕

開 設     延 長

種 類 位   置 路 線 名 及 び 備 考

拡張別 (市町村) 箇所数 針葉樹 広葉樹

拡張(改良) 自動車道 青森市 飛 鳥 沢 2 282 23,550 14,752 前期

〃 〃 〃 飛鳥沢2号 1 119 10,960 7,087 〃

〃 〃 〃 大   峰 1 56 3,853 542 〃

〃 〃 〃 鯨   沢 1 252 21,435 8,747 〃

〃 〃 〃 長 防 沢 2 70 4,817 678 後期

〃 〃 〃 鶴 ヶ 坂 1 522 43,082 21,687 前期

〃 〃 〃 入   内 1 43 2,853 529 後期

〃 〃 〃 水 ヶ 沢 5 1,025 125,400 36,035 前期

〃 〃 〃 大   沢 3 377 30,193 18,623 〃

小 計 9路線 17 2,746 266,143 108,680

拡張(改良) 自動車道 平内町 引 ノ 越 1 39 7,137 807 前期

〃 〃 〃 板 割 沢 1 367 48,871 12,554 〃

〃 〃 〃 清水目板割 3 42 4,984 1,310 〃

大    沢 2 142 16,723 1,176 後期

戸 口 沢 1 73 7,339 718 〃

〃 〃 〃 掘   差 2 397 55,618 10,952 前期

〃 〃 〃 冷 水 沢 1 241 39,194 4,837 後期

小 計 7路線 11 1,301 179,866 32,354

拡張(改良) 自動車道 外ヶ浜町 太郎右エ門沢 2 44 1,830 703 後期

〃 〃 〃 田 ノ 沢 1 57 4,700 1,912 〃

〃 〃 〃 野   田 1 140 11,500 4,500 〃

〃 〃 〃 野 田 支 1 12 310 217 〃

小 計 4路線 5 253 18,340 7,332

20路線 33 4,300 464,349 148,366

〔拡張(舗装)〕

開 設     延 長

種 類 位   置 路 線 名 及 び 備 考

拡張別 (市町村) 箇所数 針葉樹 広葉樹

拡張(舗装) 自動車道 青森市 浅   虫 1.0 54 4,930 2,730 後期

〃 〃 〃 下鶴ヶ坂 1.2 63 4,331 610 〃

〃 〃 〃 鶴 ヶ 坂 1.3 522 43,082 21,687 前期

小 計 3路線 3.5 639 52,343 25,027

拡張(舗装) 自動車道 平内町 板 割 沢 4.8 367 48,871 12,554 後期

〃 〃 〃 清水目板割 1.4 42 4,984 1,310 〃

小 計 2路線 6.2 409 53,855 13,864

拡張(舗装) 自動車道 今別町 東沢丸山 8.8 925 48,777 121,773 前期

〃 〃 〃 青函トンネル公園 1.0 55 7,024 267 後期

小 計 2路線 9.8 980 55,801 122,040

拡張(舗装) 自動車道 外ヶ浜町 野   田 0.5 140 11,500 4,500 後期

〃 〃 〃 東沢丸山 0.5 (925) (48,777) (121,773) 前期

小 計 2路線 1.0 140 11,500 4,500

9路線 20.5 2,168 173,499 165,431

単位 箇所数:箇所、面積:ha、材積:m3

単位 延長:km、面積:ha、材積:m3

拡張(改良)計

拡張(舗装)計

利 用 区 域

面 積材 積

利 用 区 域

面 積材 積

41

Page 50: 東青地域森林計画書...東青地域森林計画書 (東青森林計画区) 自 平成23年4月 1日 計画期間 至 平成33年3月31日 平成22年12月 青 森 県

別表7 更新を確保するため林産物の搬出方法を特定する必要のある森林の所在及びその搬出方法     該当なし

別表8 樹根及び表土の保全その他森林の土地の保全に特に留意すべき森林の地区

単位 面積:ha

市町村 地   区総  数 10,688

青森市93~95,100-2,100-3,138,147-2~147-5, 水かん 4,237165,166,172-1,172-3,185,215,228,230,231, 土流 79241,242,254~256,260~263,271,272,274~276, 土崩 9278,279-2,284,286,288~290,296~304,322~328, 雪崩 6331,350,354,355,379~384,396,398~402, 干害 33405~407 防火 7

保健 432旧浪岡町22~27,31,44,47,52,56,61~63, 風致 1372~100,105,106,120,121,123,133,136, 砂防 100138~146,154~156 急傾斜 8

3,6~12,18,24,33-2,47~83,85,86,87-1, 水かん 176

93,97,98,101,102,109,110-3,111-3, 土流 2,794

111-4,112,117,123,146,149,150-2,151,163,164 土崩 4

干害 77

保健 1,926

風致 18

砂防 66

急傾斜 0

4,8,10,12,19~21,27~30,32-1,32-2 土流 71土崩 6防風 4砂防 35

旧蟹田町47~49,51~53,55,57,58,63,67~69, 水かん 40571,73,75 土流 94

土崩 3旧平舘村33-2,33-3,34,35~38,40~42,44~46, 防風 30

保健 4旧三厩村2-2,2-3,3-1,3-2 砂防 38

急傾斜 10

該当なし

注1 制限林の種類名の略字は下記のとおりである。水かん=水源かん養保安林   土流=土砂流出防備保安林   土崩=土砂崩壊防備保安林飛砂=飛砂防備保安林     防風=防風保安林       潮害=潮害防備保安林干害=干害防備保安林     なだれ=なだれ防止保安林   落石=落石防止保安林防火=防火保安林       魚つき=魚つき保安林     保健=保健保安林風致=風致保安林       施設=保安施設地区      砂防=砂防指定地急傾斜=急傾斜地崩壊危険区域

 2 備考欄の数字は重複する制限林面積である。 3 森林の所在は、当該林班の全部又は一部が該当するものであり、その詳細は森林簿による。 4 単位未満を四捨五入しているため、市町村別の合計と総数は必ずしも一致しない。

別表9 森林の土地の保全のため林産物の搬出方法を特定する必要のある森林及びその搬出方法     該当なし

留意すべき事項 備  考

 水源かん養、土砂流出防止等の機能を維持増進するため、森林内の地表や土壌の攪乱及び林床の破壊の防止を厳守するものとして、伐採にあたっては択伐、小区画皆伐、等高線方向の交互帯状皆伐等の適正な施業が望ましい。

4,925

5,062

586

所    在面 積

平 内 町

蓬 田 村

116

外 ヶ 浜 町

青 森 市

今 別 町

42

Page 51: 東青地域森林計画書...東青地域森林計画書 (東青森林計画区) 自 平成23年4月 1日 計画期間 至 平成33年3月31日 平成22年12月 青 森 県

 10-1 保安林として管理すべき森林の種類別の計画期末面積単位 面積:ha

面積

8,479

5,006

3,358

2,580

 10-2 計画期間内において保安林の指定又は解除を相当とする森林の種類別の所在及び面積等単位 面積:ha

指 指 除 す定 種 面 定 を る 備解 又 必 理除 は 要 由別 類 積 解 と 考

八重菊 30

横倉 80

細野 32

142

口広沢 45

滝ノ沢 50

姥ヶ沢 15

滝ノ沢 10

120

青森市 月見野 60

平内町 堀差 40

100

 10-3 計画期間内において指定施業要件の整備を相当とする森林の面積

伐採方法の 皆伐面積の

変更面積 変更面積

- -

- -

- -

- -

別表11 保安施設地区として指定することを相当とする土地の所在及び面積等

該当無し

4,487

1,650

災害防備のための保安林

保健、風致の保存等のための保安林

1,809

区    域

指定

1,480

水源かん養保安林

土砂流出防備保安林 外ヶ浜町

指定施業要件の整備区分

2,700

変更面積

市町村

注1 総数欄は、2以上の目的を達成するために指定される保安林があるため、水源かん養のための保安林等の内訳の合計には一致しません。

災害防備のための保安林

保健、風致の保存等のための保安林

森林の所在

水源のかん養

土砂の流出の防備

公衆の保健保健保安林

択伐率の 植 栽 の

6,709

変更面積

間伐率の

変更面積

1,357

別表10 保安林として管理すべき森林の種類別面積等

保安林の種類

総数(実面積)

水源かん養のための保安林

備考

水源かん養のための保安林

種   類

青森市

平内町

単位 面積:ha

2,200

43

Page 52: 東青地域森林計画書...東青地域森林計画書 (東青森林計画区) 自 平成23年4月 1日 計画期間 至 平成33年3月31日 平成22年12月 青 森 県

別表12  治山事業の数量 単位:地区

治山事業

施 行 主な工種 備考

市町村 区域 地区数

青森市 久栗坂 1 山腹工

青森市 大釈迦 2 山腹工、渓間工

青森市 入内 2 渓間工、森林整備

青森市 王余魚沢 1 森林整備

青森市 5 山腹工、渓間工、森林整備

小計 11

平内町 狩場沢 2 渓間工、森林整備

平内町 外童子 4 渓間工、森林整備

平内町 6

小計 12

今別町 大泊 1 山腹工

今別町 1 山腹工

小計 2

外ヶ浜町 三厩 2 山腹工

外ヶ浜町 平舘 2 渓間工、森林整備

外ヶ浜町 3 渓間工、山腹工、森林整備

小計 7

前期計画小計 17

後期計画小計 15

合   計 32

注1 治山事業施行地区数は実施箇所を林班単位で取りまとめた数量です。

 2 期間の前期(平成23~27年度)計画は該当する地名を記載し、後期(平成28~32年度)計画は

   市町村名のみを記載しています。

別表13  要整備森林の所在、面積、実施すべき施業の方法及び時期等

該当無し

森林の所在

44

Page 53: 東青地域森林計画書...東青地域森林計画書 (東青森林計画区) 自 平成23年4月 1日 計画期間 至 平成33年3月31日 平成22年12月 青 森 県

別表14 法令により施業について制限を受けている森林の施業方法単位 面積:ha

市町村 区域(林班) 伐採方法 その他青森市 旧青森市 100-2,100-3,147-2~147-5,165 4,236.80(保健) 166,172-1,185,241,242,260~263, (399.71)(砂防) 274~276,278,279-2,286,288~290, (35.79)(国立二) 296~304,322~327,381~384,398~400, (7.82)(国立三) 405~407 (1.67)(国立普通) 旧浪岡町 22~27,44,61,62,72~100,120, (11.88)(鳥獣保護) 121,136,138,139,140~146,156 (193.34)

平内町 18,48,49 176.43

外ヶ浜町 旧蟹田町 58 405.44(砂防) 旧平舘村 35~38,40,41,42,45 (1.39)(県保全) (18.39)

合計 4,818.67(保健) (399.71)(砂防) (37.18)(国立二) (7.82)(国立三) (1.67)

(国立普通) (11.88)

(鳥獣保護) (193.34)

(県保全) (18.39)

青森市 旧青森市 228,230,241,284 79.46旧浪岡町 133,154

平内町 6~12,33-2,47,49,50~83,85,86,93,97, 2,793.78(保健) 109,112,117 (1,823.75)(砂防) (31.54)(県立普通) (0.17)

今別町 27,29 70.91(国定三) (0.27)(国定普通) (0.83)

外ヶ浜町 旧蟹田町 49,63 94.17(保健) 旧平舘村 33-2,33-3,42,46 (4.36)

旧三厩村 2-2

合計   3,038.32(保健) (1,828.11)(砂防) (31.54)(国定三) (0.27)(国定普通) (0.83)(県立普通) (0.17)

青森市 旧浪岡町 56,63 9.21

平内町 123,150-2,163 3.84(県立普通) (0.43)

今別町 4,8,28 5.95(国定普通) (1.54)

外ヶ浜町 旧平舘村 33-2 3.32(国定三) 旧三厩村 2-3,3-1 (1.36)(国定普通) (1.34)

合計   22.32(国定三) (1.36)(国定普通) (2.88)(県立普通) (0.43)

種類

森林の所在面 積

土砂崩壊防備保安林

施 業 方 法備考

 本計画書Ⅱの13の(1)の本文中の表による。

水源かん養保安林

土砂流出防備保安林

45

Page 54: 東青地域森林計画書...東青地域森林計画書 (東青森林計画区) 自 平成23年4月 1日 計画期間 至 平成33年3月31日 平成22年12月 青 森 県

単位 面積:ha

市町村 区域(林班) 伐採方法 その他今別町 19 3.94

外ヶ浜町 旧蟹田町 49,51,52,53,55,57,67,68,69, 30.13

(国定二) 71,73,75 (5.96)

旧平舘村 34

合計 34.07

(国定二) (5.96)

青森市 旧青森市 172-3 32.55(保健) (32.55)

平内町 3 76.73(保健) (76.73)

合計 109.28(保健) (109.28)

青森市 旧青森市 215 5.86旧浪岡町 123

合計 5.86

青森市 旧浪岡町 105,106,154,155 7.31

合計 7.31

青森市 旧青森市 172-3,298,299,381,384,405,407 432.26(水かん) 旧浪岡町 24,25,26 (399.71)

(干害) (32.55)

(鳥獣) (193.34)

平内町 3,51~80,87-1 1,926.34

(土流) (1,823.75)

(干害) (76.73)

(砂防) (31.54)

外ヶ浜町 旧蟹田町 49 4.36(土流) (4.36)

合計 2,362.96(水かん) (399.71)(土流) (1,828.11)(干害) (109.28)(砂防) (31.54)(鳥獣) (193.34)

青森市 旧青森市 407 13.22

平内町 146,149 18.35(県立三) (18.35)

合計 31.57(県立三) (18.35)

雪崩防止保安林

防火保安林

保健保安林

種類

防風保安林

干害防備保安林

施 業 方 法備考

森林の所在面 積

本計画書Ⅱの13の(1)の本文中の表による。

風致保安林

46

Page 55: 東青地域森林計画書...東青地域森林計画書 (東青森林計画区) 自 平成23年4月 1日 計画期間 至 平成33年3月31日 平成22年12月 青 森 県

単位 面積:ha

市町村 区域(林班) 伐採方法 その他青森市 旧青森市 93~95,230,231,254~256,271, 100.25(水かん) 272,324~328,331,350,354,355,379,380, (35.79)

382,383,400~402旧浪岡町 31,138,144

平内町 24,52,69,70,75,77,79,83,97,98,101,65.81(土流) 102,109,110-3,111-3,111-4,123,164(31.54)(保健) (31.54)(県立普通) (0.37)

今別町 10,12,19,20,21,30,32-1,32-235.25(国定三) (1.44)(国定普通) (0.07)

外ヶ浜町 旧蟹田町 48 38.04(水かん) 旧平舘村 33-2,40,41,42,44,45,46 (1.39)(国定普通) 旧三厩村 2-2,3-2 (0.98)

合計 239.35(水かん) (37.18)(土流) (31.54)(保健) (31.54)(国定三) (1.44)(国定普通) (1.05)(県立普通) (0.37)

青森市 旧青森市 265,266 164.72

(鳥獣) (164.72)

合計 164.72

(鳥獣) (164.72)

青森市 旧青森市 262,264 132.40(鳥獣) (82.88)

合計 132.40(鳥獣) (82.88)

青森市 旧青森市 260,262,263,290,304~311, 356.15(水かん) 315,321-3,322 (7.82)

合計 356.15(水かん) (7.82)

青森市 旧青森市 262,263,290 90.84(水かん) (1.67)

合計 90.84(水かん) (1.67)

青森市 旧青森市 260,305,312,313,314,316~320, 716.44(水かん) 321-1,321-2,321-3 (11.88)

合計 716.44(水かん) (11.88)

国立公園第3種特別地区

国立公園普通地域

森林の所在面 積

種類

備考

 本計画書Ⅱの13の(1)の本文中の表による。

施 業 方 法

国立公園第1種特別地区

国立公園第2種特別地区

砂防指定地

国立公園特別保護地区

47

Page 56: 東青地域森林計画書...東青地域森林計画書 (東青森林計画区) 自 平成23年4月 1日 計画期間 至 平成33年3月31日 平成22年12月 青 森 県

単位 面積:ha

市町村 区域(林班) 伐採方法 その他外ヶ浜町 旧平舘村 34 5.96

(防風) (5.96)

合計 5.96

(防風) (5.96)

今別町 25,26,29,30,31,32-1,32-238.94

(土流) (0.27)

(砂防) (1.44)

外ヶ浜町 旧平舘村 33-1,33-2 25.07

(土崩) (1.36)

合計 64.01(土流) (0.27)

(土崩) (1.36)

(砂防) (1.44)

今別町 27~31,32-1,32-2 25.95(土流) (0.83)(土崩) (1.54)(砂防) (0.07)

外ヶ浜町 旧平舘村 33-2,33-3 7.37(土崩) (1.34)(砂防) (0.98)

合計 33.32(土流) (0.83)(土崩) (2.88)(砂防) (1.05)

平内町 146,149 34.92(風致) (18.35)

合計 34.92(風致) (18.35)

平内町 116,146,148,149,150-1,150-2,150-3,158120.84

合計 120.84

平内町 38-1,39,40,91,92,111-3,111-4,114~118, 1,374.83(土流) 121~125,146,147,149,150-1,150-2,150-3 (0.17)(土崩) 151,156~160,163 (0.43)(砂防) (0.37)

合計 1,374.83(土流) (0.17)(土崩) (0.43)(砂防) (0.37)

備考

 本計画書Ⅱの13の(1)の本文中の表による。

種類

森林の所在面 積

施 業 方 法

国定公園第2種特別地域

国定公園第3種特別地域

県立自然公園第2種特別地域

県立自然公園第3種特別地域

県立自然公園普通地域

国定公園普通地域

48

Page 57: 東青地域森林計画書...東青地域森林計画書 (東青森林計画区) 自 平成23年4月 1日 計画期間 至 平成33年3月31日 平成22年12月 青 森 県

単位 面積:ha

市町村 区域(林班) 伐採方法 その他外ヶ浜町 旧平舘村 41 18.39(水かん) (18.39)

合計 18.39(水かん) (18.39)

青森市 旧青森市 264,265,266 440.94(水かん) 旧浪岡町 24,25,26 (193.34)(保健) (193.34)(国定特別) (82.88)(国定一) (164.72)

合計 440.94(水かん) (193.34)(保健) (193.34)(国定特別) (82.88)(国定一) (164.72)

青森市 旧青森市 138,396 7.59旧浪岡町 47,52,123

平内町 151 0.24

外ヶ浜町 旧蟹田町 47,48,75 10.20旧平舘村 46

合計 18.03

※ 箇所別細部は、森林簿によります。

 急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律による。

同左

面 積施 業 方 法

 本計画書Ⅱの13の(1)の本文中の表及び青森県自然環境保全条例による。

急傾斜地崩壊危険地区

鳥獣保護区特別保護地区

備考種類

森林の所在

 本計画書Ⅱの13の(1)の本文中の表による。(兼種につき、保安林又は自然公園の施業方法による。)

県自然環境保全地域特別地区

49

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(附)参考資料

1 森林計画区の概況

(1) 市町村別土地面積及び森林面積

森林比率

 ②

 ①

147,737 111,824 67,663 44,160 75.7

青 森 市 82,454 57,366 30,817 26,549 69.6

平 内 町 21,700 17,070 4,442 12,628 78.7

今 別 町 12,528 10,781 9,241 1,540 86.1

外ヶ浜町 22,992 20,473 18,104 2,369 89.0

蓬 田 村 8,063 6,134 5,058 1,075 76.1

 注1 区域面積は、国土地理院(平成21年10月1日現在)

2 国有林面積は、林野庁所管面積です。(ただし、官行造林の「計画外地」を除きます。)

3 民有林面積は、森林法第5条で対象とする面積です。

4 単位未満を四捨五入しているため、総数と内訳の合計は一致しません。

(2) 地況

 ア 気 候

最高 最低 年平均

青 森 14.3 6.2 10.1 1,289.9 114 3.7

今 別 12.8 6.6 9.7 1,538.0 60 1.9

蟹 田 12.8 5.7 9.3 1,416.1 - 2.4

注)1 気象庁アメダスデータ  2 観測期間:1971~2000年

 イ 地 勢

 ウ 地質、土壌

(3) 土地利用の現況

総  数 う ち 田 う ち 畑

147,737 111,824 13,072 8,876 4,196 22,841

青 森 市 82,454 57,366 8,720 5,430 3,290

平 内 町 21,700 17,070 1,737 1,370 367

今 別 町 12,528 10,781 622 373 249

外ヶ浜町 22,992 20,473 796 623 173

蓬 田 村 8,063 6,134 1,197 1,080 117

 注1 区域面積は、国土地理院(平成21年10月1日現在)

2 農地面積は、平成21年度農作物統計

市町村別内訳

市町村別内訳

総  数

単位 面積:ha

区  分 総  数 森  林農   地

そ の 他

単位 面積:ha,比率:%

区 分

総 数

区 域 面 積 ①

森 林 面 積

総 数 ② 国 有 林 民 有 林

平均風速(m/s)

備考

 本森林計画区は、奥羽山脈の北側の八甲田山岳地帯、西部の津軽半島及び東部丘陵地帯に大別され、この両地域では著しく相違している。 南部から東部の山岳地帯は、八甲田山系の大岳(1,585m)、高田大岳(1,552m)、等が連なっている。 主な河川は、陸奥湾に注ぐ堤川、駒込川、清水川である。

 本計画区の地質は、津軽半島が泥岩、安山岩、シルト質砂岩等、青森地域は浮石堆積物、安山岩溶岩、熔結凝灰岩等で構成されており、東郡平内地区では夏泊半島に泥岩が広範囲に分布し、山岳地には緑色凝灰岩及び安山岩質集塊岩が分布している。 土壌は、褐色森林土が大部分を占めるが、青森市の丘陵部には黒色土が分布する。

観 測 地気 温 (℃) 降水量

(mm)

最 大積雪量(cm)

×100

50

Page 59: 東青地域森林計画書...東青地域森林計画書 (東青森林計画区) 自 平成23年4月 1日 計画期間 至 平成33年3月31日 平成22年12月 青 森 県

(4) 産業別生産額 単位:百万円

総 額 農 業 林 業 水 産 業

1,072,914 17,348 10,631 648 6,069 120,416 979,136

青 森 市 1,011,474 9,568 8,213 171 1,184 108,728 934,644

平 内 町 29,828 3,650 647 131 2,872 7,323 20,078

今 別 町 7,200 416 249 45 122 1,075 6,005

外ヶ浜町 17,897 1,963 243 295 1,425 2,050 14,618

蓬 田 村 6,515 1,751 1,279 6 466 1,240 3,791

 注1 県統計課「平成19年度市町村経済計算」

2 市町村内純生産は帰属利子控除後であるため、各産業別純生産額の総和より過少となる。

(5) 産業別就業者数 単位 人数:人

総 数 農 業 林 業 水 産 業

156,723 10,897 7,594 283 3,020 27,092 119,557

青 森 市 142,993 5,724 4,991 177 556 23,147 111,754

平 内 町 6,931 3,478 1,906 43 1,529 1,570 3,455

今 別 町 1,557 306 129 25 152 503 744

外ヶ浜町 3,595 852 191 29 632 936 1,802

蓬 田 村 1,647 537 377 9 151 936 1,802

 注1 「国勢調査報告」(平成17年)

第2次産業 = 鉱業、建設業、製造業   

第3次産業 = 電気・ガス・熱供給・水道業、運輸・通信業、卸売・小売業・飲食店、金融・保険業、不動産業、

        サービス業、公務(他に分類されないもの)

注2 合計には「不詳」を含むため、内訳を合計しても総数に一致しない

市町村別内訳

市町村別内訳

区分

総数

区 分

総 数

第3次産業

第3次産業第2次産業

市町村内総生産

第 1 次 産 業第2次産業

合 計第1次産業

51

Page 60: 東青地域森林計画書...東青地域森林計画書 (東青森林計画区) 自 平成23年4月 1日 計画期間 至 平成33年3月31日 平成22年12月 青 森 県

2 森 林 の 現 況

(1) 齢級別森林資源表単位 面積:ha、材積・年間成長量:1,000m3

年間 21齢級成長量 以上

面積 44,160 532 810 1,055 1,387 1,565 2,403 2,455 3,601 4,408 6,102 6,167 5,561 3,176 1,742 649 443 301 149 140 21 501274 材積 8,786 - 2 38 132 207 444 552 884 1,090 1,378 1,317 1,159 670 399 185 105 70 37 25 6 87

面積 43,170 532 810 1,055 1,387 1,565 2,403 2,455 3,601 4,408 6,102 6,167 5,561 3,176 1,742 649 443 301 149 140 21 501274 材積 8,786 - 2 38 132 207 444 552 884 1,090 1,378 1,317 1,159 670 399 185 105 70 37 25 6 87

面積 25,507 365 561 652 1,093 1,044 1,960 2,161 2,941 3,227 3,526 2,773 2,192 1,202 803 408 213 160 84 31 19 93249 材積 6,558 - - 28 117 170 401 522 813 953 1,048 843 672 388 263 150 71 49 27 9 5 27

面積 17,663 168 249 403 294 522 443 294 659 1,181 2,576 3,394 3,369 1,974 940 241 229 141 65 109 2 40925 材積 2,228 - 2 10 15 37 42 30 70 137 330 474 487 282 136 35 34 21 10 16 0 60

面積 21,484 371 574 674 1,102 1,039 1,949 2,137 2,839 2,953 2,903 1,922 1,311 717 471 311 110 50 20 13 7 12232 材積 5,680 - 0 28 117 170 402 519 798 905 929 666 475 276 184 125 44 20 9 5 2 4

面積 21,373 364 561 652 1,090 1,038 1,917 2,130 2,836 2,951 2,900 1,919 1,311 717 464 311 110 50 20 13 7 12232 材積 5,663 - - 28 117 170 396 518 798 905 928 663 473 275 183 125 44 20 9 5 2 4

面積 112 7 12 22 12 1 33 7 4 2 3 3 0 - 6 - - - - - - -1 材積 17 - 0 0 0 0 5 2 1 1 1 3 1 1 1 0 0 - - - - 0

面積 20,370 76 188 425 945 1,015 1,945 2,137 2,839 2,953 2,903 1,921 1,311 717 471 311 110 50 20 13 7 12228 材積 5,590 - 0 27 110 168 399 513 782 897 917 653 467 272 181 123 44 19 8 5 2 4

面積 20,294 69 186 421 939 1,015 1,912 2,130 2,836 2,951 2,900 1,919 1,311 717 464 311 110 50 20 13 7 12228 材積 5,580 - - 27 109 167 393 511 781 897 917 652 467 272 180 123 44 19 8 5 2 4

面積 76 6 2 4 6 1 33 7 4 2 3 3 0 - 6 - - - - - - -0 材積 10 - 0 0 0 0 5 2 0 0 0 0 0 - 1 - - - - - - -

面積 1,114 295 386 249 157 23 4 - - - - 0 - - - - - - - - - -4 材積 90 - 0 1 8 2 3 7 16 8 11 13 8 4 3 2 1 0 1 - - 1

面積 1,079 294 375 231 151 23 4 - - - - 0 - - - - - - - - - -4 材積 83 - - 1 8 2 3 7 16 8 11 10 6 3 3 2 1 0 1 - - 1

面積 36 1 11 18 6 - - - - - - - - - - - - - - - - -0 材積 7 - 0 0 0 0 0 0 0 0 1 3 1 1 0 0 0 - - - - 0

面積 21,685 162 237 381 286 527 454 318 761 1,455 3,199 4,245 4,250 2,459 1,272 337 333 251 129 126 15 49041 材積 3,106 - 2 10 14 37 42 33 86 185 449 651 684 394 215 60 60 50 28 20 4 83

面積 4,134 1 0 - 3 6 43 31 105 276 626 854 882 485 338 97 103 110 63 17 13 8117 材積 896 - - - 0 1 5 4 16 48 120 180 198 113 80 25 27 29 18 4 3 23

面積 17,551 161 237 381 283 521 411 287 656 1,179 2,573 3,391 3,369 1,974 934 241 229 141 65 109 2 40925 材積 2,211 - 2 10 14 36 37 29 70 136 329 471 485 281 135 35 34 21 10 16 0 60

面積 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -0 材積 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

面積 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -0 材積 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

面積 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -0 材積 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

面積 614 - - 6 5 1 4 2 31 88 79 74 63 67 98 24 26 22 1 14 - 91 材積 76 - - 0 0 0 0 0 2 8 8 8 7 8 15 4 5 5 0 3 - 2

面積 253 - - - 1 0 - - 4 16 15 22 18 22 67 17 25 22 1 14 - 91 材積 43 - - - 0 0 - - 0 2 2 3 3 3 12 3 5 5 0 3 - 2

面積 362 - - 6 4 0 4 2 28 72 65 52 44 45 31 7 1 - - - - -0 材積 33 - - 0 0 0 0 0 2 6 6 5 5 5 3 1 0 - - - - -

面積 21,071 162 237 375 281 526 449 316 730 1,367 3,120 4,171 4,188 2,392 1,174 313 307 229 128 112 15 48140 材積 3,030 - 2 9 14 37 42 33 83 177 442 643 676 386 200 56 55 46 28 17 4 81

面積 3,882 1 0 - 2 6 43 31 102 260 611 831 863 463 271 80 78 88 62 3 13 7216 材積 852 - - - 0 1 5 4 15 47 118 177 196 109 68 22 21 25 18 1 3 21

面積 17,189 161 237 375 279 520 406 285 628 1,107 2,508 3,339 3,324 1,929 903 233 228 141 65 109 2 40924 材積 2,178 - 2 9 14 36 37 28 68 130 323 466 481 277 132 34 34 21 10 16 0 60

面積 991 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 注 単位未満を四捨五入する関係で合計と内訳が一致しない場合があります。

総数天 然

単層林広

育成針

複層林

針生 林

育成針

無 立 木 地 等

   天   然   林

総数

総 数 針

総数

総数

育成

16齢級10齢級 13齢級5齢級 6齢級 7齢級 8齢級

総      数

11齢級 20齢級14齢級3齢級 4齢級 18齢級 19齢級17齢級15齢級

総数育成

総  数

  人   工   林

総数

総 数

総数

2齢級 12齢級9齢級

単層林

複層林 針

1齢級区分 総数

総数

区   分

52

Page 61: 東青地域森林計画書...東青地域森林計画書 (東青森林計画区) 自 平成23年4月 1日 計画期間 至 平成33年3月31日 平成22年12月 青 森 県

(2) 制限林普通林別森林資源表 単位 面積:ha、材積・成長量:1,000m3

面 積 材 積 成長量 面 積 材 積 成長量 面 積 材 積 成長量

44,160 8,786 274 11,322 2,160 75 32,839 6,626 199

総数 43,170 8,786 274 11,014 2,160 75 32,156 6,626 199

針 25,507 6,558 249 6,741 1,578 70 18,766 4,980 178

広 17,663 2,228 25 4,273 583 4 13,390 1,645 21

総数 21,484 5,680 232 6,265 1,474 68 15,219 4,206 164

針 21,373 5,663 232 6,249 1,468 68 15,124 4,194 164

広 112 17 1 17 6 0 95 11 0

総数 20,370 5,590 228 5,562 1,421 65 14,808 4,169 163

針 20,294 5,580 228 5,553 1,420 65 14,740 4,160 162

広 76 10 0 8 1 0 68 9 0

総数 1,114 90 4 704 53 3 411 36 1

針 1,079 83 4 695 49 3 384 34 1

広 36 7 0 8 5 0 27 2 0

総数 21,685 3,106 41 4,749 686 6 16,937 2,420 35

針 4,134 896 17 492 109 2 3,642 786 15

広 17,551 2,211 25 4,256 577 4 13,295 1,634 20

総数 - - - - - - - - -

針 - - - - - - - - -

広 - - - - - - - - -

総数 614 76 1 197 26 0 417 50 1

針 253 43 1 90 16 0 163 27 0

広 362 33 0 107 10 0 255 23 0

総数 21,071 3,030 40 4,552 660 6 16,519 2,370 34

針 3,882 852 16 402 94 2 3,479 759 14

広 17,189 2,178 24 4,149 567 4 13,040 1,611 20

726 - - 43 - - 683 - -

316 - - 11 - - 305 - -

410 - - 32 - - 378 - -

265 - - 265 - - - - -

普 通 林

総数

制 限 林

注 単位未満を四捨五入する関係で合計と内訳が一致しない場合があります。

無立木地

総    数

伐 採 跡 地

未 立 木 地

更  新  困  難  地

総   数

育成複層林

総  数

育成複層林

天  然  林

総 数

総 数

育成単層林

区   分

人  工  林

地育成単層林

天然生林

53

Page 62: 東青地域森林計画書...東青地域森林計画書 (東青森林計画区) 自 平成23年4月 1日 計画期間 至 平成33年3月31日 平成22年12月 青 森 県

(3) 市町村別森林資源表 単位 面積:ha、材積:1,000m3

総数 針 広 総数 針 広 総数 針 広 総数 針 広 総数 針 広 総数 針 広 総数 針 広 総数 針 広

面 積 44,160 43,170 25,507 17,663 21,484 21,373 112 20,370 20,294 76 1,114 1,079 36 21,685 4,134 17,551 - - - 614 253 362 21,071 3,882 17,189 726 316 410 265

材 積 8,493 8,493 6,802 1,691 6,061 6,044 9 6,039 6,023 9 22 21 0 2,432 758 1,674 - - - 149 138 4 2,283 620 1,663 - - - -

面 積 26,549 25,750 14,175 11,576 11,705 11,615 90 11,440 11,384 56 266 231 34 14,045 2,559 11,486 - - - 277 37 240 13,768 2,523 11,245 536 262 273 263

材 積 1,676 1,676 1,287 389 931 928 3 928 925 3 3 2 0 745 359 386 - - - 66 63 3 679 296 383 - - - -

面 積 12,628 12,476 8,288 4,188 6,818 6,803 15 5,988 5,975 13 830 829 1 5,658 1,485 4,174 - - - 310 209 101 5,349 1,276 4,072 149 35 114 2

材 積 1,494 1,494 1,145 349 1,125 1,123 2 1,119 1,117 2 6 6 0 370 22 347 - - - 5 4 1 365 18 347 - - - -

面 積 1,540 1,527 732 795 720 720 - 715 715 - 5 5 - 807 12 795 - - - 21 1 20 785 11 775 13 11 2 -

材 積 1,930 1,930 1,640 290 1,407 1,400 - 1,402 1,394 - 6 6 - 523 240 283 - - - 45 43 1 478 197 281 - - - -

面 積 2,369 2,348 1,621 727 1,589 1,584 5 1,578 1,573 5 11 11 - 759 37 722 - - - 3 3 - 756 34 722 21 7 14 -

材 積 1,966 1,966 1,582 384 1,562 1,560 3 1,558 1,555 3 5 4 - 404 22 381 - - - 5 3 - 398 20 378 - - - -

面 積 1,075 1,068 691 377 653 650 2 649 647 2 3 3 - 416 41 375 - - - 3 3 - 413 38 375 7 1 6 -

材 積 1,426 1,426 1,148 279 1,036 1,034 2 1,033 1,031 2 3 3 - 391 114 277 - - - 28 24 - 363 90 273 - - - -

注 単位未満を四捨五入する関係で合計と内訳が一致しない場合があります。

育成単層林

今別町

外ヶ浜町

区     分 総数

立     木     地

総    数

総  数

育成単層林

蓬田村

青森市

平内町

無立木地

育成複層林 総   数

更新困難地

人   工   林 天   然   林

総   数 育成複層林 天然生林

総数伐採跡地

未立木地

54

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(4) 所有形態別森林資源表 単位 面積:ha、材積:1,000m3

面 積 材 積 成長量 面 積 材 積 成長量 面 積 材 積 成長量 面 積 材 積 成長量 面 積 材 積 成長量

44,160 8,786 274 406 73 3 2,285 496 17 5,194 1,022 35 36,275 7,196 219

総数 43,170 8,786 274 405 73 3 2,277 496 17 4,902 1,022 35 35,585 7,196 219

針 25,507 6,558 249 207 45 2 1,475 392 16 2,877 748 32 20,948 5,373 197

広 17,663 2,228 25 198 28 0 802 104 1 2,025 273 3 14,638 1,823 21

総数 21,484 5,680 232 203 44 2 1,345 358 16 2,790 728 32 17,147 4,550 182

針 21,373 5,663 232 201 44 2 1,313 357 16 2,757 724 32 17,102 4,538 182

広 112 17 1 2 0 0 33 1 0 32 5 0 45 12 0

総数 20,370 5,590 228 194 43 2 1,285 354 15 2,679 720 31 16,212 4,473 179

針 20,294 5,580 228 192 43 2 1,280 354 15 2,654 716 31 16,168 4,467 179

広 76 10 0 2 0 0 5 0 0 25 4 0 44 6 0

総数 1,114 90 4 9 1 - 60 4 0 111 8 1 935 77 3

針 1,079 83 4 9 1 - 33 3 0 103 8 1 933 71 3

広 36 7 0 0 - - 27 1 0 7 0 0 1 6 0

総数 21,685 3,106 41 203 29 0 932 138 2 2,113 293 3 18,439 2,646 37

針 4,134 896 17 6 1 0 162 35 1 120 25 0 3,846 834 16

広 17,551 2,211 25 196 28 0 770 103 1 1,993 269 2 14,593 1,811 21

総数 - - - - - - - - - - - - - - -

針 - - - - - - - - - - - - - - -

広 - - - - - - - - - - - - - - -

総数 614 76 1 - - - 19 2 0 8 1 0 587 73 1

針 253 43 1 - - - 10 2 0 4 1 0 239 41 1

広 362 33 0 - - - 10 1 0 4 0 0 348 32 0

総数 21,071 3,030 40 203 29 0 912 136 2 2,105 292 3 17,851 2,573 36

針 3,882 852 16 6 1 0 152 33 1 116 24 0 3,607 793 15

広 17,189 2,178 24 196 28 0 760 102 1 1,988 268 2 14,245 1,780 21

726 - - 1 - - 9 - - 29 - - 688 - -

316 - - - - - 1 - - 1 - - 314 - -

410 - - 1 - - 8 - - 27 - - 374 - -

265 - - - - - - - - 263 - - 2 - -

注 単位未満を四捨五入する関係で合計と内訳が一致しない場合があります。

55

私 有 林区   分

総   数 県 有 林 市町村有林 財産区有林

天  然  林

無立木地

総    数

総      数

総  数

人  工  林

総 数

育成単層林

育成複層林

伐 採 跡 地

未 立 木 地

更  新  困  難  地

総 数

育成単層林

育成複層林

天然生林

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 (5) 制限林の種類別面積 単位 面積:ha

総数

水源かん養

土砂流出防備

土砂崩壊防備

飛砂防備

防風

潮害防備

干害防備

なだれ

落石防止

防火

魚つき

保健

風致

総数

特別保護地区

第1種特別地域

第2種特別地域

第3種特別地域

総数

特別保護地区

第1種特別地域

第2種特別地域

第3種特別地域

総 数

第1種特別地

第2種特別地域

第3種特別地

(2,902) (2,337) - - - - - - - - - - - (2,337) - - (69) (9) - - (8) (2) (9) - - (6) (3) (18) - (18) - (18) (441) - - -

10,589 8,093 4,819 3,038 22 - 34 - 109 6 - 7 - 26 32 0 171 735 165 132 348 89 61 - - - 61 137 - 17 121 - - - 18 -

(918) (432) - - - - - - - - - - - (432) - - (36) (9) - - (8) (2) - - - - - - - - - - (441) - - -

5,191 4,384 4,237 79 9 - - - 33 6 - 7 - - 13 - 64 735 165 132 348 89 - - - - - - - - - - - - 8 -

(1,950) (1,900) - - - - - - - - - - - (1,900) - - (32) - - - - - - - - - - (18) - (18) - - - - - -

4,641 3,095 176 2,794 4 - - - 77 - - - - 26 18 - 34 - - - - - - - - - - 137 - 17 121 - - - 0 -

(2) (0) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (2) - - - (2) - - - - - - - - -

153 81 - 71 6 - 4 - - - - - - - - - 35 - - - - - 37 - - - 37 - - - - - - - - -

(31) (4) - - - - - - - - - - - (4) - - (1) - - - - - (7) - - (6) (1) - - - - (18) - - - -

604 533 405 94 3 - 30 - - - - - - - - 0 37 - - - - - 24 - - - 24 - - - - - - - 10 -

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

注 ( )は重複で外数です。

  単位未満を四捨五入する関係で合計と内訳が一致しない場合があります。

急傾斜地崩壊危険地

その他

国立公園 県立自然公園史跡名勝天然記念物

県自然環境保全地

域特別地区

鳥獣保護区特別保

護地区

自然公園特別地域国定公園

総数

保    安    林保安施設地区

砂防指定地

蓬田村

外ヶ浜町

56

総  数

青森市

平内町

今別町

区分

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(6)樹種別材積表 単位 材積:1,000m3

5,125 969 26 152 285 2 2,228

5,125 227 12 12 285 2 17

- 742 14 140 - - 2,211

注 地域森林計画資料によります。

(7)特定保安林の指定状況 単位 面積:ha

総数 人工林 天然林 その他

- - - - - - -

(8)荒廃地等の箇所数 単位 箇所海岸浸食

山腹崩壊 崩壊土砂流出 地すべり 危険地危険地区 危険地区 危険地区 (km)

69 114 5 188 4.0

青森市 27 54 1 82 2.2

平内町 17 33 1 51 -

今別町 8 7 - 15 -

外ケ浜町 17 20 3 40 1.8

蓬田村 - - - 0 -

注 県林政課資料によります。

ヒバ カラマツ その他針 広葉樹

天 然 林

人 工 林

総  数

林種

樹種スギ アカマツ クロマツ

-

市町村番号 箇所数 面積

備考特定保安林 要整備森林

面   積

市町村別内訳

区   分山地災害危険地区

備考計

総  数

57

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(9)森林の被害 単位 面積:ha

H19 H20 H21 H19 H20 H21 H19 H20 H21 H19 H20 H21 H19 H20 H21

1.75 0.51 2.20 - - - - - - 1.04 - - - - -

1.65 0.49 1.95 - - - - - - - - - - - -

- 0.02 0.25 - - - - - - 1.04 - - - - -

0.10 - - - - - - - - - - - - - -

- - - - - - - - - - - - - - -

- - - - - - - - - - - - - - -

注 県林政課資料によります。

(10)防火線等の整備状況単位 面積:ha

獣 害種 類

年 次

総 数

火 災 水 害 雪 害 凍 結

市町村名

青森市

防火保安林面積

6.41

市町村別内枠

平内町

今別町

外ケ浜町

蓬田村

青森市

58

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3 林業の動向

(1) 保有山林規模別林家数

総 数 1~5ha未満 5~10ha未満 10~50ha未満 50ha以上

340 124 91 111 14

青 森 市 171 57 53 51 10

平 内 町 98 29 25 42 2

今 別 町 19 11 3 5 -

外ヶ浜町 26 12 5 7 2

蓬 田 村 26 15 5 6 -

注 農林水産省「2005年世界農林業センサス」

(2) 森林施業計画の認定状況

人 数 面 積 人 数 面 積 人 数 面 積

1,868 11,460 7 1,965 1,861 9,495

青 森 市 1,211 4,108 5 1,881 1,206 2,227

平 内 町 533 6,661 1 49 532 6,612

外ヶ浜町 79 543 1 35 78 508

今 別 町 1 35 0 0 1 35

蓬 田 村 44 112 0 0 44 112

注 平成17年度から平成21年度までの5ヶ年の計画認定分です。

(2)` 特定森林施業計画の認定状況

 該 当 な し

(3) 森林組合及び生産森林組合の現況

ア.構成

組 合 別 組合員数常勤役職員

数出資金総額

組合員所有(組合経営)森 林 面 積

備 考

2,228 7 136,241 21,845

青 森 市 森 林 組 合 あ お も り 2,228 7 136,241 21,845

注 県団体経営改善課資料(平成22年3月31日)

イ.森林組合の事業内容及び活動状況等 単位 取扱高:千円,人員:人,日数:日

販 売 林 産 加 工 森林造成 実人員 就労延日数 平均日数

12,511 5,589 0 305,578 13 2,409 186

12,511 5,589 0 305,578 13 2,409 186

注 県団体経営改善課資料(平成22年3月31日)

作  業  班主 要 事 業 取 扱 高

森林組合あおもり

市町村別内訳

森林

組合

単位 人数:人,面積:ha

単位 戸数:戸

市町村別内訳

総   数 公 有 林 私 有 林

単位 員数:人,金額:千円,面積:ha

総    数

区分

総 数

区分

総 数

市 町 村 別

組 合 名

総    数

59

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(4)林業事業体の現況

製材生産 その他

15 20 76 22 12

青 森 市 8 7 58 15 9

平 内 町 3 4 6 3 1

今 別 町 1 3 3 1 0

外ヶ浜町 3 6 8 2 2

蓬 田 村 0 0 1 1 0

 注1 造林・保育、素材生産は農林水産省「2000世界農林業センサス」

他は、「青森県木材業者登録名簿」(平成12年2月現在)

2 1事業体が複数の業務を行っている場合、それぞれ該当する欄に計上した。

(5) 林業労働力の概況

ア.林業就業者数の動向

平成7年 平成12年 平成17年 増減率 増減率

(A) (B) (C)

776 517 283 △ 63.5 △ 45.3

青 森 市 491 307 177 △ 64.0 △ 42.3

平 内 町 74 90 43 △ 41.9 △ 52.2

今 別 町 99 68 25 △ 74.7 △ 63.2

外ヶ浜町 98 46 29 △ 70.4 △ 37.0

蓬 田 村 14 6 9 △ 35.7 50.0

注 総理府「平成17年国勢調査」

イ.主な雇われ先別林業労働者数 単位 人数:人

総  数 森林管理署地方公共団  体

森林組合 各種団体組合 会  社 そ の 他

231 54 - 30 34 98 15

青 森 市 117 8 - 30 34 44 1

平 内 町 54 38 - - - 10 6

今 別 町 31 - - - - 29 2

外ヶ浜町 29 8 - - - 15 6

蓬 田 村 0 - - - - - -

      単位:事業体数

単位 人数:人、率:%

市町村別内訳

木材・木製品製造業その他造林業 素材生産業 木材販売業

区  分

市町村別内訳

区分

農林水産省「2000年世界農林業センサス」

総数

区分

総数

市町村別内訳

総数

C-AA

C-B

B

C-AA

C-B

B

60

Page 69: 東青地域森林計画書...東青地域森林計画書 (東青森林計画区) 自 平成23年4月 1日 計画期間 至 平成33年3月31日 平成22年12月 青 森 県

(6)林業機械化の現況 単位:台

総 数 公 有 林 森林組合 会 社 個 人 そ の 他 備  考

7 7

0ジグザグ集材機

1 1無線操縦等による木寄せ機

0リモコン操作による巻上げ搬器

8 6 2 林内作業車

9 8 1

0主として地拵等の育林作業用

2 2主として牽引式集材用

0 自動木登式

4 4 背負い式等

3 3

1 1

1 1 運材機能無し

3 2 1 運材機能有り

6 1 4 1

2 2

6 5 1搬出、育林用等に係る土工用

8 8搬出、育林用等に係る土工用

94 4 80 10

98 10 80 8 携帯式刈払機

2 2

255 0 15 214 25 1

0携帯式集材車両

3 3枝払、玉切、集積用自走機

1 1伐倒、枝払、玉切、集積用自走機

5 2 3積載式集材車両

0タワー付き集材機

0

0伐倒木、伐根、枝条等を粉砕

9 0 2 7 0 0

注 県林政課資料(平成21年3月31日現在)によります。

運材車

集材用トラクター

リモコンウインチ

自走式搬器

集材機

モノケーブル

育林用トラクター

苗畑用トラクター

グラップル付トラック

トラクタショベル

動力枝打機

動力枝打機

フォークリフト

フォークローダ

トラッククレーン

クレーン付トラック

グラップル付作業車

区  分

ハーベスタ

フォワーダ

タワーヤーダ

スイングヤーダ

<高性能機械>

スキッダ

ショベル系掘削機械

チェーンソー

刈払機

植穴掘機

プロセッサ、グラップルソー

樹木粉砕機

61

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(7) 作業路網等の整備の現況

〔作業道開設実績〕 単位 : m

H17 H18 H19 H20 H21

0 0 940 0 940

青 森 市 - - - - 940

平 内 町 - - 940 - -

今 別 町 - - - - -

外ヶ浜町 - - - - -

蓬 田 村 - - - - -

注 県林政課資料

市町村別内訳

区  分

総数

62

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4 前期計画の実行状況

(1) 伐採立木材積

主 伐 間 伐 総 数 主 伐 間 伐 総 数 主 伐 間 伐 総 数

175 232 407 167 224 391 95.4 96.6 96.1

126 232 358 119 224 343 94.4 96.6 95.8

49 - 49 48 - 48 98.0 - 98.0

 注1 計画欄は、前計画の前半5か年分(H18~H22年度)に対応する計画量2 実行欄は、前計画の前半5か年分(H18~H22年度)の実行量

(2) 人工造林・天然更新別面積 単位 面積 : ha 、 実行歩合 : %

実  行 実行歩合 計  画 実  行 実行歩合

419 72.0 1,041 162 15.6

注 (1)の注に同じ

(3) 林道の開設又は拡張の数量 単位 延長:km 、箇所:箇所数、 実行歩合:%

注 (1)の注に同じ

(4) 保安施設の数量

  ア 保安林の面積 単位 面積 : ha 、 実行歩合 : %

実行歩合

99.2

103.3

96.4

96.1

注 計画期末面積は平成27年度末の計画面積、実績は平成22年度末の見込み面積

  イ 保安施設地区の指定 単位 面積 : ha 、 実行歩合 : %

注 (1)の注に同じ

0.0

実行歩合

0.0

0.0

18.8

0.0

実  行

0.0

0.0

582

人  工  造  林

単位 材積 : 1,000m3 、 実行歩合 : %

区  分

伐  採  立  木  材  積

計  画 実  行 実 行 歩 合

総 数

針 葉 樹

広 葉 樹

計  画

区  分

新設延長(km)開  設

改築延長(km)

4,864

区      分

4,708

3,358

8,157

計  画 実  行

2,580

総 数 (実 面 積)

拡  張改良箇所(箇所)

舗装延長(km)

面         積

水源かん養のための保安林

保健、風致保存のための保安林

16

計画期末面積

3,238災害防備のための保安林

実 行 歩 合

- -

2,480

実 績

8,221

10.6

天  然  更  新

3

計  画

12.5

0.0

63

Page 72: 東青地域森林計画書...東青地域森林計画書 (東青森林計画区) 自 平成23年4月 1日 計画期間 至 平成33年3月31日 平成22年12月 青 森 県

  ウ 治山事業の数量 単位 箇所:箇所数、 実行歩合 : %

注 (1)の注に同じ

(5) 要整備森林の施業の区分別面積

  該当なし

5 林地の異動状況(森林計画の対象森林)

(1) 森林より森林以外への異動 単位 面積:ha

その他

8 34

注 平成18年度~平成22年度の異動状況

(2) 森林以外より森林への異動 単位 面積:ha

注 平成18年度~平成22年度の異動状況

22

76.2

合計

合計

住宅、別荘、工場

等建物敷地及び

その付帯地

採石採土地

5

16

実 行 歩 合

26

原野 農用地 官行造林 その他

3 1

0

農用地

12

ゴルフ場等

レジャー施設

用地

9

21

箇        所

計  画 実  行

64

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6 森林資源の推移 (1) 分期別伐採立木材積等  (2) 分期別期首資源表

単位:千m3 単位 面積:ha、材積:千m3

分    期 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ Ⅷ 面                             積

総 総 数 427 402 495 551 542 542 529 560 総   数 1、2齢級 3、4齢級 5、6齢級 7、8齢級 9、10齢級 11、12齢級 13、14齢級 15齢級以上

伐 針葉樹 351 332 365 430 442 459 464 501 総    数 43,170 1,342 2,442 3,970 6,056 10,510 11,727 4,919 2,204 8,786

採 数 広葉樹 76 70 130 121 100 83 65 59 人 総 数 21,484 944 1,776 2,989 4,977 5,855 3,232 1,188 523 5,680

立 主 総 数 191 201 425 519 525 527 508 533 工 育成単層林 20,370 264 1,370 2,961 4,977 5,855 3,232 1,188 523 5,590

木 針葉樹 115 131 295 398 425 444 443 474 第Ⅰ分期 林 育成複層林 1,114 680 406 28 0 0 0 0 0 90

材 伐 広葉樹 76 70 130 121 100 83 65 59 天 総 数 21,686 398 666 981 1,079 4,655 8,495 3,731 1,681 3,106

積 間 総 数 236 201 70 32 17 15 21 27 然 育成単層林 0 0

伐 針葉樹 236 201 70 32 17 15 21 27 林 育成複層林 615 0 11 5 33 168 137 165 96 76

造林 総数 1,673 1,641 2,625 2,894 2,812 2,520 2,144 1,755 天 然 生 林 21,071 398 655 976 1,046 4,487 8,358 3,566 1,585 3,030

人工造林 484 637 905 830 970 986 1,022 1,055 総    数 43,170 4,345 1,343 2,406 3,872 5,914 9,949 10,503 4,838 8,816

面積 天然更新 1,189 1,004 1,720 2,064 1,842 1,534 1,122 700 人 総 数 22,585 1,959 945 1,740 2,894 4,875 5,748 3,091 1,333 6,321

林道開設延長 115 178 工 育成単層林 19,075 751 264 1,130 2,420 4,586 5,548 3,043 1,333 5,847

第Ⅲ分期 林 育成複層林 3,510 1,208 681 610 474 289 200 48 0 474

天 総 数 20,585 2,386 398 666 978 1,039 4,201 7,412 3,505 2,495

然 育成単層林 0 0

林 育成複層林 2,252 1,001 0 12 16 306 418 217 282 401

天 然 生 林 18,333 1,385 398 654 962 733 3,783 7,195 3,223 2,094

総    数 43,170 6,158 2,475 1,315 2,330 3,724 5,752 9,381 12,035 8,874

人 総 数 22,553 2,470 959 917 1,666 2,786 4,767 5,530 3,458 6,434

工 育成単層林 17,204 1,187 751 83 634 1,750 4,114 5,271 3,414 5,516

第Ⅴ分期 林 育成複層林 5,349 1,283 208 834 1,032 1,036 653 259 44 918

天 総 数 20,617 3,688 1,516 398 664 938 985 3,851 8,577 2,440

然 育成単層林 0 0

林 育成複層林 3,518 1,205 131 0 18 173 787 669 535 643

天 然 生 林 17,099 2,483 1,385 398 646 765 198 3,182 8,042 1,797

総    数 43,170 5,742 4,146 2,444 1,309 2,227 3,554 5,577 18,171 8,826

人 総 数 22,553 2,890 1,470 928 911 1,608 2,703 4,611 7,432 6,288

工 育成単層林 15,975 1,662 1,187 547 69 247 1,266 3,839 7,158 4,969

第Ⅶ分期 林 育成複層林 6,578 1,228 283 381 842 1,361 1,437 772 274 1,319

天 総 数 20,617 2,852 2,676 1,516 398 619 851 966 10,739 2,538

然 育成単層林 0 0

林 育成複層林 4,083 764 193 133 0 168 544 934 1,347 885

天 然 生 林 16,534 2,088 2,483 1,383 398 451 307 32 9,392 1,653

総    数 43,170 4,730 4,195 4,089 2,358 1,316 2,150 3,445 20,887 8,844

人 総 数 22,517 3,066 1,890 1,418 850 955 1,572 2,612 10,154 6,067

工 育成単層林 15,019 1,788 1,662 848 59 374 7 1,069 9,212 4,414

第Ⅸ分期 林 育成複層林 7,498 1,278 228 570 791 581 1,565 1,543 942 1,653

天 総 数 20,653 1,664 2,305 2,671 1,508 361 578 833 10,733 2,777

然 育成単層林 0 0

林 育成複層林 4,519 504 217 227 150 165 313 572 2,371 1,086

天 然 生 林 16,134 1,160 2,088 2,444 1,358 196 265 261 8,362 1,691

材  積区      分

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7 その他 (1)用語の説明 五十音順

用 語 説 明

枝打ち 主に無節の価値の高い材を生産するために林木の枝をその付け根付近で切り落とす作業です。 一般に成長に応じて間断的に実施します。

皆伐 主伐の一種で、一定範囲の樹木を一斉に全部、又は大部分を伐採することです。

下層木 樹冠が2段以上の階層状構造をなしている森林で、上層樹冠を形成している木に対して、下層に生育している林木のことをいいます。

刈出し 天然生稚樹の周囲を刈り払い、生育を促進する作業のことです。 間伐 育成段階にある森林において樹木の込み具合に応じて育成する樹

木の一部を伐採(間引き)し、残存木の成長を促進する作業で、この作業により生産された木材を間伐材といいます。

一般に、除伐後から主伐までの間に育成目的に応じて間断的に実施します。

機械作業システム 伐出作業や育成作業における各工程の機械による作業仕組み(機械の組合せ)のことです。 伐出作業においては、集材距離、傾斜の度合い、伐採作業現場の大きさ、集中・分散の度合いによって変わります。

郷土樹種 長い期間の自然淘汰によって、それぞれの地方や立地環境によく適応し自然状態で分布している樹種のことです。

切土 地盤より上方にある土砂等をかき落とし、又は切り崩す作業により切り取った土砂のことです。

禁伐 樹木の伐採を禁止することです。 高性能林業機械 一機種で、伐倒・枝払い・造材・集材のうち、2工程以上の多工

程処理を行う車両系又は架線系の林業用機械のことです。 広葉樹 樹木を葉の形で分類した名称で、針葉樹に対する語です。被子植

物、双子葉類に属する樹木のことです。 材積 立木又は造材された丸太、さらに製材された木材の体積のことで

す。立木では樹皮を含みますが、丸太では含みません。 単位は立方メートルで表示します。

作業道 林道を補完し、除間伐等の作業を行うために作設される簡易な構造の道をいいます。

下刈り 育成の対象となる樹木の生育を妨げる他の樹木等を刈り払う作業のことです。

市町村森林整備計画 森林法第10条の5の規定に基づき、市町村長が計画的、かつ、長期的視点にたって、適切に林業経営、森林施業を推進するためにたてる造林から伐採までの森林施業に関する総合的な計画のことです。

収量比数 ある平均樹高のとき、その林分がもてる最大の幹材積に対する現実林分の材積の比率のことです。

樹下植栽 上木のある状態で、その木の下に苗木を植栽することで、本県では、複層林を造成する場合に、下木としてヒバを植栽することが多いです。

樹冠 樹木の葉と枝の集まりのことです。 樹冠疎密度 林地面積に対する樹冠投影面積の占める比率のことです。 主伐 利用期に達した樹木を伐採し収穫することです。 上層木 樹冠が2段以上の層状をなしている森林で、下層の木に対して上

層の木のことです。 植生 ある区域に集まって生育している植物の全体のことです。

自然植生、現存植生などと使い分けします。

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用 語 説 明

除伐 一般に下刈りを終了してから、植栽木の枝葉が茂り、互いに接し合う状態になるまでの間に行われる造林目的以外の樹種等を取り除く作業のことです。

人為 植栽、更新補助(天然下種更新のための地表かき起こし、枝払い等)、芽かき、下刈り、除伐、間伐等の保育作業を総称したものです。

人工造林 苗木の植栽、種子のまき付け、さし木等の人為的な方法により森林を造成することです。

針葉樹

樹木を葉の形で分類した名称で、広葉樹に対する語です。裸子植物の松柏類が大部分で、林業上重要な樹種が多く、二酸化炭素の吸収量は広葉樹を大きく上回ります。

森林

森林法第2条で、「木竹が集団して生育している土地及びその土地の上にある立木竹」、「前号の土地の外、木竹の集団的な生育に供される土地」ただし、「主として農地又は住宅地若しくはこれに準ずる土地として使用される土地及びこれらの土地の上にある立木竹除く」と定義付けられています。

森林機能区分

森林を、その森林の地形、地質、土壌その他の立地条件、林況等に対する評価因子をもとに、水源かん養機能、山地災害防止機能、生活環境保全機能、保健文化機能、木材等生産機能の5つの機能に区分したものです。

森林生産力 森林の主に木材を生産する能力(ポテンシャル)のことです。 森林施業 目的とする森林を造成、維持するために行う造林、保育、間伐、

伐採等の一連の森林に対する行為のことです。 森林簿 森林計画図の林小班ごとに、面積、樹種、林齢、材積、森林の機

能区分等の林況を表示している簿冊のことです。 森林保健施設

「森林の保健機能の増進に関する特別措置法」第2条第2項第2号の規定により、森林の有する保健機能を高度に発揮させるため公衆の利用に供する施設のことで、休養施設、教養文化施設、スポーツ又はレクリェーション施設、宿泊施設があります。

スキッダ (牽引式集材機)

丸太の一端をグラップルで吊り上げて土場まで地曳集材する集材専用の自走式機械のことです。

制限林

法令により施業について制限を受けている森林のことです。保安林、砂防指定地、鳥獣保護及び狩猟の適正化に関する法律に基づく特別保護地区、自然公園法に基づく特別地域等があります。

施業実施協定 森林所有者等が自発的意志に基づき、市町村の長の認可を受けて締結する10年間の森林施業の共同化及びそのために必要な施設の整備に関する協定のことです。

施業体系 目的とする森林を造成、維持するため造林から保育、間伐、伐採までの一連の森林施業について、林齢、成立本数、樹高、胸高直径、林分材積等に関する各施業の実施すべき判断の基礎となる標準のことです。

造林 林地に森林を仕立てることです。造林の方法には人工造林と天然更新があります。

択伐

主伐の一種で、経営目的に到達し収入を期待できるものや成長が衰え始めたもの、材質に欠点があるものなどを抜き伐ることです。

タワーヤーダ (タワー式集材機)

簡便に架線集材できる人工支柱を装備した移動可能な集材機のことです。

単木択伐 択伐作業の一種で、立木の伐採が、森林及びその周辺における自然環境に大きな変化を招くおそれが少ない程度の点状択伐のことです。

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用 語 説 明

治山施設 保安林の指定の目的を達成するために必要として実施された保安施設事業(森林法第41条第1項の事業)及び地すべり防止工事(地すべり等防止法第2条第4項)により設置された施設のことです。

地質 地球の構造・歴史・地球上の生物の変遷及び地球の変化にあずかった原因・結果など、地球に関する自然現象及び状態を総括したものです。林業関係では、地球の表面層=地殻=を構成する物質を称し、その種類、性質又は状態を指すことが多い。大部分は岩石で、地層、堆積物、風化生成物ないし土壌をも含まれます。

長伐期施業 標準伐期齢のおおむね2倍に相当する林齢を超える林齢において主伐を行う施業のことです。

天然下種更新 林地内に残した木(母樹)又はその側方の木から自然に落ちた種から発芽した稚樹を後継樹として森林を仕立てる方法のことです。

天然更新

人の係わりは補助手段として、主として天然の力によって次の世代の樹木を発生させることをいいます。種子が自然に落下し、発芽する場合(天然下種更新)と、木の根から発芽(ぼう芽)して成長する場合などがあります。

天然生林 災害、伐採などにより改変されたが、ほとんど人の手が加わらずに自然力によって再生した森林のことです。

天然林 天然の状態であって、造林・保育についてほとんど人の手が加わっていない森林のことです。

特定広葉樹

地域独特の景観や多様な生物の生息・生育環境の維持・創出を図るために必要な広葉樹として市町村森林整備計画で定めた樹種のことです。

特定広葉樹育成施業 特定広葉樹を主体とした地域独特の景観や多様な生物の生息・生育環境等の形成を図るための森林施業のことです。

特定保安林

森林法第39条の3の規定に基づき、農林水産大臣が指定の目的に即して機能していないと認められる保安林のうち、その機能を確保するため、造林、保育、伐採その他の施業を早急に実施する必要があるとして指定した森林のことです。

土壌

地殻表面の母岩が風化・崩壊したものに腐植などが加わり、気候や生物などの作用を受けて生成したものです。 水分の動態、有機物の分解合成の過程の相違によって特有の発達を示します。

伐区

もともと伐採(主伐)が行われる区域を指しますが、造林から保育、伐採までの作業が一貫して同一に行われる区域にも用いられます。

伐採種 主伐における伐採方法をいいます。皆伐、暫伐、択伐に分かれます。

ハーベスタ (伐倒造材機)

伐倒、枝払い、集積の一連の多工程の処理を連続して行う自走式の機械のことです。

標準伐期齢 主要樹種について平均成長量が最大となる年齢を基準とし、森林の有する公益的機能、平均伐採齢等を勘案し、地域森林計画で示した指針をもとに、森林計画制度上の誘導指標として市町村森林整備計画で定める林齢のことです。 保安林の指定施業要件の基準に用いられます。

フォワーダ (積載式集材車両)

グラップルクレーンで玉切りした短幹材を荷台に積んで運ぶ集材専用の自走式機械のことです。

複層林

人工更新により造成され、樹齢、樹高の異なる樹木により構成された森林の総称です。

複層林施業 森林を構成する林木を部分的に伐採し、苗木の植栽等を行うことにより、複数の樹冠層を有する森林を造成する施業のことです。

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用 語 説 明

プロセッサ (造材機)

林道や土場などで、全木集材された材の枝払い、測尺玉切りを連続して行い、玉切りした材の集積作業を一貫して行う自走式機械のことです。

平均成長量 その年までに成長した量(材積)を総成長量といいますが、これを年数で割ったものです。

保安施設事業 森林法第41条の規定に基づき、保安施設地区内において、その保安林の指定の目的を達成するために実施される森林の造成作業又は森林の造成若しくは維持に必要な事業のことです。

保安施設地区 農林水産大臣又は知事が保安施設事業を行う必要があるとして、農林水産大臣が森林法第41条の規定に基づき指定した森林です。 この地区は事業終了後、一定期間経過後保安林とみなされます。

保安林 人命や財産などを守り公共の利益を達成するために森林法に基づいて農林水産大臣または知事が指定した森林のことです。

水源かん養、土砂流出防備、土砂崩壊防備、飛砂防備、防風、水害防備、潮害防備、干害防備、防雪、防霧、なだれ防止、落石防止、防火、魚つき、航行目標、保健、風致の17種類があります。

保育 植栽終了後、育成の対象となる樹木の生育を促すために行う下刈り、枝打ち、除伐等の作業の総称です。

ぼう芽 立木を伐採した後に切り株から発生する芽のことです。 ぼう芽更新 立木を伐採した後に切り株から発生した芽を成長させて森林を更

新する方法のことです。 保健機能森林 森林の保健機能の増進に関する特別措置法第5条の2の規定に基づ

き、地域森林計画に即して森林の保健機能の増進を図ることが適当と認めた場合に、市町村森林整備計画でその地域が特定されている森林のことです。

保護樹帯 造林をする際に前生樹の一部を帯状に残して風を遮り、又は主風の方向に対して樹木を帯状に造成することによって気象害などからの被害の軽減を目的に残された又は造成された樹木の集団のことです。

母樹 優良な形質をもった種子や穂木、茎や根を採取する樹木のことです。母樹の集団を母樹林といいます。

ポドゾル土壌 落葉・落枝やその分解物の層で、ほとんど有機物だけから成る層が発達し、溶脱層と遊離酸化物及び腐植の集積層をもつ酸性の土壌のことです。一般に寒冷偏湿気候地下に広く生成されます。

松くい虫被害 松くい虫被害の正式な名称は「マツ材線虫病」と呼ばれるマツの伝染病です。 マツを枯らす直接の犯人(病原体)は体長1mmにも満たない「マツノザイセンチュウ」という線虫で、これを病気にかかったマツから健全なマツに媒介する運び屋が体長3cmほどのカミキリムシの一種である「マツノマダラカミキリ」です。 マツノマダラカミキリが運ぶマツノザイセンチュウがマツに侵入し、マツの樹液を止めることによってマツ枯れが発生し、まん延していきます。

林業事業体 他者からの委託又は立木の購入により造林、保育、伐採などの林内作業を行う森林組合、素材生産事業者などのことです。

林道 効率的な森林施業や林業経営を行うために森林内に開設された道路のことです。

林班

森林の位置を明らかにし、地域森林計画の樹立及び実施の便に供するため、原則として字界、天然地形又は地物をもって区画した森林区画の単位のことです。

林齢 森林の年齢のことです。林分が成立(更新又は植栽)した年を1年とし、それから経過した森林の年齢のことです。

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