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研究開発部 抗菌・抗ウイルス研究グループ抗菌試験室
もくじ▶ はじめに▶ 試験規格▶ 取扱い菌種・試験概略▶ 試験方法▶ 試験例▶ 認証の判定基準▶ お申込みの流れ▶ お問い合わせ
抗菌・抗ウイルス性能評価試験のご案内
-2-
試験規格当試験室では、 規格に基づいた抗菌・抗ウイルス性能評価を行っております。また、液体サンプルによる抗菌・抗ウイルス性能評価試験など、 規格外となる性能評価試験についてもご要望に応じてお受けいたします。取得可能な認証マークについては、右ページのフローチャートをご参照ください。
抗菌・抗ウイルス研究グループでは、光触媒反応を利用した様々な製品の抗菌・抗ウイルス性能評価方法の開発と標準化に向けた活動に取り組んでいます。これまでに、 事業への参画などを通じて、紫外光や可視光応答型光触媒による抗菌効果及び抗ウイルス効果について 規格や 規格の制定に尽力してきました。そのノウハウを活かし、様々な企業により開発された光触媒加工製品に対する
抗菌・抗ウイルス性能評価試験を行い、製品開発の一助となるよう努めています。また、光触媒加工品だけではなく、その他の様々な抗菌・抗ウイルス製品についても性能評価試験を行っております。試験室としては ( )を取得するなど、評価試験方法の品質維持及び所属研究員の技量向上に努めております。
はじめに
試験 対応する 試験
光触媒加工品
光触媒抗菌加工製品の抗菌性試験方法・抗菌効果
光触媒材料の抗ウイルス性試験方法−バクテリオファージβ を用いる方法
可視光応答形光触媒抗菌加工製品の抗菌性試験方法・抗菌効果
可視光応答形光触媒材料の抗ウイルス性試験方法−バクテリオファージ β を用いる方法
抗菌加工品
繊維製品の抗菌性試験方法及び抗菌効果
抗菌加工製品−抗菌性試験方法・抗菌効果
抗ウイルス加工品
繊維製品の抗ウイルス性試験方法
◆ 試験可能な 規格と対応する 規格
-2-
試験規格当試験室では、 規格に基づいた抗菌・抗ウイルス性能評価を行っております。
また、液体サンプルによる抗菌・抗ウイルス性能評価試験など、 規格外となる性能評価試験についてもご要望に応じてお受けいたします。取得可能な認証マークについては、右ページのフローチャートをご参照ください。
抗菌・抗ウイルス研究グループでは、光触媒反応を利用した様々な製品の抗菌・抗ウイルス性能評価方法の開発と標準化に向けた活動に取り組んでいます。これまでに、 事業への参画などを通じて、紫外光や可視光応答型光触媒による抗菌効果及び抗ウイルス効果について 規格や 規格の制定に尽力してきました。そのノウハウを活かし、様々な企業により開発された光触媒加工製品に対する
抗菌・抗ウイルス性能評価試験を行い、製品開発の一助となるよう努めています。また、光触媒加工品だけではなく、その他の様々な抗菌・抗ウイルス製品についても性能評価試験を行っております。試験室としては ( )を取得するなど、評価試験方法の品質維持及び所属研究員の技量向上に努めております。
はじめに
試験 対応する 試験
光触媒加工品
光触媒抗菌加工製品の抗菌性試験方法・抗菌効果
光触媒材料の抗ウイルス性試験方法−バクテリオファージβ を用いる方法
可視光応答形光触媒抗菌加工製品の抗菌性試験方法・抗菌効果
可視光応答形光触媒材料の抗ウイルス性試験方法−バクテリオファージ β を用いる方法
抗菌加工品
繊維製品の抗菌性試験方法及び抗菌効果
抗菌加工製品−抗菌性試験方法・抗菌効果
抗ウイルス加工品
繊維製品の抗ウイルス性試験方法
◆ 試験可能な 規格と対応する 規格
-3-
国内・海外規格を参考
JIS R 1756
国内規格を参考 (JIS R 1702及びJIS R 1756を組み合わせた方法)
国内規格を参考 (JIS R 1706/1756の暗所条件)
国内規格を参考 (JIS R 1702及びJIS R 1706を組み合わせた方法)
国内規格を参考 (JIS R 1702又はJIS L 1902及びJIS R 1706を組み合わせた方法)
PIAJマーク (抗ウイルス、可視光)
バクテリオファージ
紫外光
可視光 光触媒 サンプル
はい 照射 光源
サンプル 素材
平板
繊維
平板
繊維
液体(消毒薬など)
サンプル 素材
平板
繊維
※2 JIS R 1706
PIAJマーク (抗ウイルス、UV)
動物感染ウイルス
光触媒 サンプル
照射 光源
サンプル 素材
サンプル 素材
サンプル 素材
はい
いいえ
紫外光
可視光
平板(単味・ ハイブリッド)
繊維
平板(単味・ ハイブリッド)
繊維
国内規格を参考 (JIS R 1706 及び ISO18184を組み合わせた方法)
国内規格を参考 (JIS R 1756 及び ISO18184を組み合わせた方法)
ISO18184を参考にした方法
ISO18184 (JIS L 1922)
国内規格を参考 (JIS R 1702 及び ISO18184を組み合わせた方法)
国内規格を参考 (JIS R 1702 及び ISO18184を組み合わせた方法)
②抗ウイルス試験
※1 当試験室は、繊維評価技術協議会および抗菌製品技術協議会の推奨試験機関でないため、SEKおよびSIAAマークの取得はできません。 ※2 サンプルの素材について、平板や繊維以外の場合は、その都度ご相談ください。可能な限り検討いたします。 ※3 単味:光触媒のみの製品のこと ※4 ハイブリッド:光触媒とその他抗菌剤(銀など)を組み合わせた製品のこと
①抗菌試験
紫外光
可視光 光触媒 サンプル
はい
いいえ
照射 光源
サンプル 素材
平板
繊維
平板
繊維
JIS R 1752
国内規格を参考にした方法 (JIS R 1702(ガラス密着法)及びJIS R 1752を組み合わせた方法)
JIS Z 2801
JIS L 1902
液体(消毒薬など) 国内・海外規格を参考にした方法
サンプル 素材
サンプル 素材
JIS R 1702 (フィルム密着法) JIS R 1702 (フィルム密着法) +附属書A(暗所抗菌活性)
JIS R 1702 (ガラス密着法)
JIS R 1702 (ガラス密着法) +JIS L 1902 (暗所抗菌活性)
単味
ハイブリッド
平板
繊維
JIS R 1752 +附属書A(暗所抗菌活性)
MRA認定シンボル
取得可能な認証マーク
JNLA標章
PIAJマーク (抗菌、UV)
PIAJマーク (抗菌、可視光)
菌液吸収法に限り、上記標章及びシンボルを付与可能
※3
※4 ※2
※1
※3
※4
いいえ
サンプル 素材
単味
ハイブリッド
単味
ハイブリッド
単味
ハイブリッド
平板
繊維
液体(消毒薬など) 国内・海外規格を参考
-4-
試験菌/ ファージ液
保湿ガラス
密着フィルム/ガラス
試験サンプル
U字ガラス管
シャーレ
保湿用ろ紙 (+水)
白色蛍光灯/ ブラックライト
シャープカット フィルタ(可視光照射時)
試験サンプルを入れたシャーレ
光照射用暗幕
試験サンプルから菌/ファージを回収
10倍の段階希釈
・・・ コロニーもしくはプラークの数を測定し、活性値を求める。
JIS L 1902 JIS Z 2801
↓ インキュベータ内/室温暗所で静置
光触媒サンプルの場合 光触媒以外のサンプルの 場合
取扱い菌種・ウイルス種、試験概略
細菌
分類
グラム陰性菌 グラム陽性菌
名前 大腸菌 肺炎桿菌 緑膿菌黄色ブドウ球菌
表皮ブドウ球菌
特徴
抗菌試験における標準菌株。哺乳類、鳥類などの消化管に存在する常在菌の一種。病原性は低いものの、赤痢菌、腸管出血性大腸菌( )などの元になっている菌でもある。
抗菌試験(繊維)における標準菌株。口腔や消化管に存在する常在菌である。病原性は低いが、しばしば呼吸器感染症や尿路感染症等を引き起こす。
環境中に広く存在する常在菌。日和見感染菌でもあり、バイオフィルムを形成する。
多剤耐性緑膿菌。同様多くの抗生剤に耐性を持つ臨床分離株であり、院内感染症の起因菌でもある。
抗菌試験における標準菌株。人・動物の表皮や消化管に常在しているが、病原性は低い。しばしば日和見感染し、敗血症、肺炎などを引き起こす。
多剤耐性黄色ブドウ球菌。メチシリンをはじめとする多くの抗菌薬に耐性を持つ臨床分離株である。院内感染症の主な起因菌でもある。
ヒトの表皮などに存在する常在菌。病原性は低いが、院内感染の原因菌でもある。
増殖能 栄養分の存在下自己増殖可
構造主にリポ多糖、外膜、薄いペプチドグリカン層、内膜からなる
主に厚いペプチドグリカン層、細胞膜からなる
約3μm 約1μm
・抗菌試験概略
前
処
理
菌
液
接
種
密
着
静置
光照射
希釈系列調製
菌液回収
培
養
活性値算出
コロニーカウント
試験菌液をサンプルに接種。
フィルムまたはガラスで密着させる。※JIS
はバイアル瓶内での培養。
所定時間光照射および暗所(もしくはインキュベーター)静置。
菌液を回収し、 倍の段階希釈系列を調製。
寒天培地と混和し、インキュベーターにて培養。
コロニー数の違いにより、抗菌活性値を求める。
試験菌液をサンプルに接種。
所定時間光照射および暗所静置。
ファージ液を回収し、倍の段
階希釈系列を調製。
宿主菌と混和し、軟寒天培地を加える。寒天培地に重層しインキュベーターにて培養。
プラーク数の違いにより、抗ウイルス活性値を求める。
・抗ウイルス(バクテリオファージ)試験概略
フィルムまたはガラスで密着させる。
清浄化・紫外光によるプレ照射など、必要に応じて試験サンプルへ前処理を行う。
清浄化・紫外光によるプレ照射など、必要に応じて試験サンプルへ前処理を行う。
前
処
理
菌
液
接
種
密
着
静置
光照射
希釈系列調製
菌液回収
培
養
活性値算出
プラークカウント
*下記以外の菌やウイルスについてはご相談ください。
-4-
試験菌/ ファージ液
保湿ガラス
密着フィルム/ガラス
試験サンプル
U字ガラス管
シャーレ
保湿用ろ紙 (+水)
白色蛍光灯/ ブラックライト
シャープカット フィルタ(可視光照射時)
試験サンプルを入れたシャーレ
光照射用暗幕
試験サンプルから菌/ファージを回収
10倍の段階希釈
・・・ コロニーもしくはプラークの数を測定し、活性値を求める。
JIS L 1902 JIS Z 2801
↓ インキュベータ内/室温暗所で静置
光触媒サンプルの場合 光触媒以外のサンプルの 場合
取扱い菌種・ウイルス種、試験概略
細菌
分類
グラム陰性菌 グラム陽性菌
名前 大腸菌 肺炎桿菌 緑膿菌黄色ブドウ球菌
表皮ブドウ球菌
特徴
抗菌試験における標準菌株。哺乳類、鳥類などの消化管に存在する常在菌の一種。病原性は低いものの、赤痢菌、腸管出血性大腸菌( )などの元になっている菌でもある。
抗菌試験(繊維)における標準菌株。口腔や消化管に存在する常在菌である。病原性は低いが、しばしば呼吸器感染症や尿路感染症等を引き起こす。
環境中に広く存在する常在菌。日和見感染菌でもあり、バイオフィルムを形成する。
多剤耐性緑膿菌。同様多くの抗生剤に耐性を持つ臨床分離株であり、院内感染症の起因菌でもある。
抗菌試験における標準菌株。人・動物の表皮や消化管に常在しているが、病原性は低い。しばしば日和見感染し、敗血症、肺炎などを引き起こす。
多剤耐性黄色ブドウ球菌。メチシリンをはじめとする多くの抗菌薬に耐性を持つ臨床分離株である。院内感染症の主な起因菌でもある。
ヒトの表皮などに存在する常在菌。病原性は低いが、院内感染の原因菌でもある。
増殖能 栄養分の存在下自己増殖可
構造主にリポ多糖、外膜、薄いペプチドグリカン層、内膜からなる
主に厚いペプチドグリカン層、細胞膜からなる
約3μm 約1μm
・抗菌試験概略
前
処
理
菌
液
接
種
密
着
静置
光照射
希釈系列調製
菌液回収
培
養
活性値算出
コロニーカウント
試験菌液をサンプルに接種。
フィルムまたはガラスで密着させる。※JIS
はバイアル瓶内での培養。
所定時間光照射および暗所(もしくはインキュベーター)静置。
菌液を回収し、 倍の段階希釈系列を調製。
寒天培地と混和し、インキュベーターにて培養。
コロニー数の違いにより、抗菌活性値を求める。
試験菌液をサンプルに接種。
所定時間光照射および暗所静置。
ファージ液を回収し、倍の段
階希釈系列を調製。
宿主菌と混和し、軟寒天培地を加える。寒天培地に重層しインキュベーターにて培養。
プラーク数の違いにより、抗ウイルス活性値を求める。
・抗ウイルス(バクテリオファージ)試験概略
フィルムまたはガラスで密着させる。
清浄化・紫外光によるプレ照射など、必要に応じて試験サンプルへ前処理を行う。
清浄化・紫外光によるプレ照射など、必要に応じて試験サンプルへ前処理を行う。
前
処
理
菌
液
接
種
密
着
静置
光照射
希釈系列調製
菌液回収
培
養
活性値算出
プラークカウント
*下記以外の菌やウイルスについてはご相談ください。
-5-
ウイルス
分類
ネコカリシウイルス
インフルエンザウイルス
名前
ネコに感染し呼吸器感染症を引き起こすウイルス。構造的な類似性からも、ヒトノロウイルスの代替ウイルスとして広く使用されている(ヒトノロウイルスの安定的な培養方法は未確立。) における標準ウイルス株である。
ヒトの呼吸器に感染し、インフルエンザを引き起こすウイルス。
における標準ウイルス株である。
特徴
自己増殖不可 増殖能
エンベロープ無 エンベロープ有 構造
ファージ
バクテリオファージ β バクテリオファージΦ
大腸菌に感染するウイルスの一種であり、光触媒の規格における抗ウイルス試験の標準ファージである。人体には感染しないが、構造的には、エンベロープを有しないため、ノロウイルスの代替として用いられている。
に感染するウイルスの一種である。光触媒の 規格対象外のファージである。人体には感染しないが、構造的には、エンベロープを有しているため、インフルエンザウイルスの代替として用いられている。
自己増殖不可
エンベロープ無 エンベロープ有
ウイルス
宿主細胞
試験ウイルス液
保湿ガラス
密着フィルム/ガラス
試験サンプル
U字ガラス管
シャーレ 保湿用ろ紙 (+水)
白色蛍光灯/ ブラックライト
シャープカット フィルタ(可視光照射時)
試験サンプルを入れたシャーレ
光照射用暗幕
ウイルスを含む培養上清
遠心およびフィルタ精製
ウイルス回収後、段階希釈
宿主細胞
希釈したウイルス液を宿主細胞に接種し、 ATP発光法によりウイルスの感染価を測定
希釈倍率
ATP濃度
ウイルス感染価(TCID50)
光触媒サンプルの場合
光触媒以外のサンプルの場合
インキュベータ内もしくは室温暗所で静置
20nm 30nm 30nm 100nm
清浄化・紫外光によるプレ照射など、試験サンプルへ必要に応じて前処理を行う。
試験菌液をサンプルに接種。
所定時間光照射および暗所静置。
ウイルス液を回収し、倍の段階希釈系列を調製。
宿主細胞に接種し、培養。
ウイルスの感染価)を測定し、抗ウイルス活性値を求める。
フィルムまたはガラスで密着させる。
毒性試験
ウイルス精製
前
処
理
ウイルス液接種
密
着
静置
光照射
希釈系列調製
ウイルス液回収
培養
宿主細胞に接種
・抗ウイルス(動物感染ウイルス)試験概略
感染価測定
活性値算出
試験ウイルスを精製。サンプルの細胞毒性試験は推奨。
※1 主に脂質やたんぱく質で構成されているため、アルコールや界面活性剤によって不活化しやすい。 そのため、一般的にノロウイルスは消毒薬やアルコールに強い耐性を有する。
※1
-6-
① 規格における試験サンプルの形状と前処理
平板サンプル(フィルム密着法) 繊維サンプル(ガラス密着法) 繊維サンプル(JIS L 1902)
大きさ 基本は、50mm×50mmの大きさ。 厚さは10mm以下。
基本は、50mm×50mmの大きさ。 1サンプルあたり、0.4g。
素材
吸湿性がなく、試験表面に凹凸がなく平面であること(ガラス、フィルム、タイルなど)
布状のもの 繊維状サンプル(布、綿、糸状など) カーペットなどの場合、そのままもしくはパイル部分を切り取る。必要に応じて、前処理を行う。
無加工品
加工品と同じ素材で、加工していない物が望ましい。入手困難な場合は、無加工ガラス板を使用。(JIS Z 2801において入手できない場合は、ガラスではなくフィルムを用いる)。無加工ガラス/フィルムは試験室で用意可能(要別途料金)
加工品と同じ素材で、加工していない物が望ましい。入手困難な場合は、JIS L 1902に規定する無加工の標準布を使用。
加工品と同じ素材で、加工していない物が望ましい。入手困難な場合は、JIS L 1902に規定する無加工の標準布を使用。
清浄化
エタノール清拭。ただし、エタノールによるサンプル変性、塗装の溶解などの恐れがある場合、他の方法(乾熱滅菌やオートクレーブなど)による清浄化、もしくはそのまま使用。
オートレクーブによる滅菌。 オートレクーブによる滅菌 (汚染が無いことが確認されていれば不要)。
プレ照射 サンプル表面が有機物で汚染されている可能性がある場合、紫外光(1mW/cm2、24時間を上限)によるプレ照射をしてもよい。JIS Z 2801は対象外。
なし (必要に応じて、紫外光(1mW/cm2、24時間を上限)によるプレ照射可能)
なし
*下記以外のサンプルについては、ご相談ください
保湿用ガラス
カバーフィルム
試験サンプル
U字ガラス管
シャーレ
菌orファージ液
ろ紙+滅菌水
密着ガラス
密着ガラス 試験サンプル+菌orファージ液
注)見やすいように菌液に色素を 添加している
・フィルム密着法 ・ガラス密着法
試験サンプルの大きさ (50mm × 50mm)
バイアル瓶の中に 繊維状試験サンプル (0.4g)を入れ、菌液 を染み込ませる。
・JIS R 1702(フィルム密着法) JIS R 1752、JIS R 1706 JIS R 1756、JIS Z 2801
JIS R 1702(ガラス密着法)
②試験サンプルの設置
試験方法
試験サンプル
シャープカットフィルタ (蛍光灯に含まれる紫外光をカットする。) ・Type A (N113、400nm以下の波長をカット) ・Type B (N169、380nm以下の波長をカット)
蛍光灯(可視光)orブラックライト(紫外光)
暗幕 *
写真は白色蛍光灯
③紫外光および可視光による光照射
-6-
① 規格における試験サンプルの形状と前処理
平板サンプル(フィルム密着法) 繊維サンプル(ガラス密着法) 繊維サンプル(JIS L 1902)
大きさ 基本は、50mm×50mmの大きさ。 厚さは10mm以下。
基本は、50mm×50mmの大きさ。 1サンプルあたり、0.4g。
素材
吸湿性がなく、試験表面に凹凸がなく平面であること(ガラス、フィルム、タイルなど)
布状のもの 繊維状サンプル(布、綿、糸状など) カーペットなどの場合、そのままもしくはパイル部分を切り取る。必要に応じて、前処理を行う。
無加工品
加工品と同じ素材で、加工していない物が望ましい。入手困難な場合は、無加工ガラス板を使用。(JIS Z 2801において入手できない場合は、ガラスではなくフィルムを用いる)。無加工ガラス/フィルムは試験室で用意可能(要別途料金)
加工品と同じ素材で、加工していない物が望ましい。入手困難な場合は、JIS L 1902に規定する無加工の標準布を使用。
加工品と同じ素材で、加工していない物が望ましい。入手困難な場合は、JIS L 1902に規定する無加工の標準布を使用。
清浄化
エタノール清拭。ただし、エタノールによるサンプル変性、塗装の溶解などの恐れがある場合、他の方法(乾熱滅菌やオートクレーブなど)による清浄化、もしくはそのまま使用。
オートレクーブによる滅菌。 オートレクーブによる滅菌 (汚染が無いことが確認されていれば不要)。
プレ照射 サンプル表面が有機物で汚染されている可能性がある場合、紫外光(1mW/cm2、24時間を上限)によるプレ照射をしてもよい。JIS Z 2801は対象外。
なし (必要に応じて、紫外光(1mW/cm2、24時間を上限)によるプレ照射可能)
なし
*下記以外のサンプルについては、ご相談ください
保湿用ガラス
カバーフィルム
試験サンプル
U字ガラス管
シャーレ
菌orファージ液
ろ紙+滅菌水
密着ガラス
密着ガラス 試験サンプル+菌orファージ液
注)見やすいように菌液に色素を 添加している
・フィルム密着法 ・ガラス密着法
試験サンプルの大きさ (50mm × 50mm)
バイアル瓶の中に 繊維状試験サンプル (0.4g)を入れ、菌液 を染み込ませる。
・JIS R 1702(フィルム密着法) JIS R 1752、JIS R 1706 JIS R 1756、JIS Z 2801
JIS R 1702(ガラス密着法)
②試験サンプルの設置
試験方法
試験サンプル
シャープカットフィルタ (蛍光灯に含まれる紫外光をカットする。) ・Type A (N113、400nm以下の波長をカット) ・Type B (N169、380nm以下の波長をカット)
蛍光灯(可視光)orブラックライト(紫外光)
暗幕 *
写真は白色蛍光灯
③紫外光および可視光による光照射
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照度と照射時間について 可視光照度 代表的な場所
3,000 lx 室内や自動車の車内等で、太陽の直射光を利用できる場所
1,000 lx (JIS標準)
細かな作業等(書類作業・診療など)が行える、照明光や外光がさえぎられずに照射されている場所。たとえば、書斎・勉強室・子供室・診療室・製図室・執務室・手術室など
500 lx (PIAJ認証標準)
簡単な作業(読書や調理など)が行える程度の明るさがある場所。たとえば、居間・応接室・食堂・台所・浴室・洗面室・厨房・事務所・会議室・受け付け・教室・待合室・病室など
200 lx 壁や天井などの間接的に照明があたる場所
紫外光照度 代表的な場所
0.25 mW/cm2 昼間の窓際,光触媒機能を作用させるために使用される紫外線蛍光ランプなどの補助光源を使う場合
0.10 mW/cm2 昼間の室内(太陽光が入る窓から 程度内側まで)、朝又は夕方の窓際
0.01 mW/cm2 昼間の室内(太陽光が入る窓から 程度内側まで)
0.001 mW/cm2 太陽光が入らない昼間の室内又は夜間の室内(蛍光灯の紫外線)
JIS規格での照射時間 JIS R 1702 (紫外光、抗菌 JIS R 1752 (可視光、抗菌) 標準8時間(下限4時間)
JIS R 1706 (紫外光、抗ウイルス(ファージ))、 JIS R 1756(可視光、抗ウイルス(ファージ)) 標準4時間(2〜8時間まで可)
無加工品
加工品
0時間 作用時間(X時間)
暗所 明所 (紫外or可視)
#1 #2 #3
#4 #5 #6 #7 #8 #9
#10 #11 #12 #13 #14 #15
ア イ ウ
エ オ
JIS R 1702、JIS R 1702(ガラス)、JIS R 1706、JIS R 1752、JIS R 1756 抗ウイルス試験(動物感染ウイルス)
JIS R 1702(フィルム密着) JIS R 1702(ガラス密着)
JIS R 1706
JIS R 1752
JIS R 1756 抗ウイルス試験 (動物感染ウイルス、紫外光) 抗ウイルス試験 (動物感染ウイルス、可視光)
ア イ ウ エ オ カ キ ク
A BD BL CD CL RL − ΔR
MBA MBD MBL MD ML SL − ΔS
A BD BL CD CL VL − ΔV
US UD UF-I TD TF-I RF-I − ΔR
US UD UF-I TD TF-I VF-I VD ΔV A BD BL CD CL VL VD ΔV A BD BF-L CD CF-L VF-L VD ΔV
各シンボル
L,I:明所の照度 D:暗所 F:シャープカットフィルタの種類
ア(接種直後、0時間):主に、試験サンプルの素材に対する非特異的な吸着、抗菌・抗ウイルス性の有無をチェックする。また、試験のバラつきを判定する時にも使用する。
・明所での抗菌・抗ウイルス活性値(カ)=log(ウ) – log(オ) ・暗所での抗菌・抗ウイルス活性値(キ)=log(イ) − log(エ) ・光照射による効果(ク)=カ − キ
合計ポイント数(n=3の時):15ポイント (無加工品×9ポイント、加工品×6ポイント) ア〜オ:各3試験サンプルの平均生菌数、ファージ数又はウイルス数
(規格外での試験の時は、抗菌・抗ウイルス活性値は、参考値とする。)
菌
ファージ
無加工 加工
菌数および感染価測定後の寒天培地の写真
コロニー
プラーク
①光触媒サンプルによる試験
代表的な試験例をご紹介いたします。
試験例
-8-
JIS L 1902
無加工品 (対照試料)
加工品 (試験試料)
0時間 作用時間 (37℃、18〜24時間)
#1 #2 #3
#7 #8 #9 #10 #11 #12
C0
T0
Ct
#4 #5 #6
Tt
・対照試料の増殖値 ( log – log )
・試験試料の増殖値 ( log – log )
・抗菌活性値 —
合計:12ポイント C、T:各3試験品の平均菌数を表す。
無加工品
加工品
0時間 作用時間 (35℃、24時間)
#1 #2 #3
#7 #8 #9
U0 Ut
#4 #5 #6
At
合計:9ポイント U、A:各3試験品の単位面積(cm2)あたりの菌数の常用対数の平均を表す。
・抗菌活性値 — At
JIS Z 2801
②光触媒以外の 抗菌試験
試験規格
PIALマーク認証基準
試験サンプルの種類(試験方法)
試験微生物 試験条件抗菌 抗ウイルス
活性値光照射による効果
光照射による効果 未満の時の追加試験*
ハイブリッド製品認定の基準
(暗所での効果)
ハイブリッド追加試験**
JIS R 1702 (紫外光、抗菌)
平板 (フィルム密着法)
・黄色ブドウ球菌 ・大腸菌 照度:0.25mW/cm2以下
作用時間:8時間 (下限4時間)
2.0 以上 0.3 以上 あり
JIS R 1702 付属書A(別試験) 活性値2.0以上
なし
繊維 (ガラス密着法)
・黄色ブドウ球菌 ・肺炎桿菌
JIS L 1902 (別試験)
活性値2.0以上 なし
JIS R 1706 (紫外光、ファージ)
平板 (フィルム密着法)
バクテリオファージ Qβ
照度:0.25mW/cm2以下
作用時間:4時間 (下限2時間)
暗所活性値 2.0以上
暗所8時間まで 延長可
JIS R 1752 (可視光、抗菌)
平板 (フィルム密着法)
・黄色ブドウ球菌 ・大腸菌
照度:500lx (TypeBフィルタ)
作用時間:8時間 (下限4時間)
JIS R 1752 付属書A(別試験) 活性値2.0以上
なし
JIS R 1756 (可視光、ファージ)
平板 (フィルム密着法)
バクテリオファージ Qβ
照度:500lx (TypeBフィルタ)
作用時間:4時間 (下限2時間)
暗所活性値 2.0以上
暗所8時間まで 延長可
*追加試験:光照射による効果 未満、加工品×暗所の菌 ファージ数が 未満のとき、照射時間の短縮、照射強度の増強(いずれも 範囲内)、および試験液中の有機物を増やすなどの条件下で行う試験。この追加試験で、光照射による効果が 以上であれば、 の認証マークを取得することができる。**ハイブリッド追加試験
および において、所定作用時間での暗所抗ウイルス活性値が 未満のとき、最長 時間まで暗所での静置時間を伸ばすことができ、その時の抗ウイルス活性値が 以上であれば、ハイブリッド製品として認証を受けることができる。
光触媒工業会( )認証マーク取得のために当試験室を含む 推奨試験機関で試験を行い、下記基準を満たす必要があります。また、その他「効果の持続性」および「安全性」についての試験が必要です。詳細は 公式 ( )をご確認ください。
各試験規格で使用している細菌やファージを、動物感染ウイルスに代えて試験を行うことができます。詳しくはご相談ください。
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JIS L 1902
無加工品 (対照試料)
加工品 (試験試料)
0時間 作用時間 (37℃、18〜24時間)
#1 #2 #3
#7 #8 #9 #10 #11 #12
C0
T0
Ct
#4 #5 #6
Tt
・対照試料の増殖値 ( log – log )
・試験試料の増殖値 ( log – log )
・抗菌活性値 —
合計:12ポイント C、T:各3試験品の平均菌数を表す。
無加工品
加工品
0時間 作用時間 (35℃、24時間)
#1 #2 #3
#7 #8 #9
U0 Ut
#4 #5 #6
At
合計:9ポイント U、A:各3試験品の単位面積(cm2)あたりの菌数の常用対数の平均を表す。
・抗菌活性値 — At
JIS Z 2801
②光触媒以外の 抗菌試験
試験規格
PIALマーク認証基準
試験サンプルの種類(試験方法)
試験微生物 試験条件抗菌 抗ウイルス
活性値光照射による効果
光照射による効果 未満の時の追加試験*
ハイブリッド製品認定の基準
(暗所での効果)
ハイブリッド追加試験**
JIS R 1702 (紫外光、抗菌)
平板 (フィルム密着法)
・黄色ブドウ球菌 ・大腸菌 照度:0.25mW/cm2以下
作用時間:8時間 (下限4時間)
2.0 以上 0.3 以上 あり
JIS R 1702 付属書A(別試験) 活性値2.0以上
なし
繊維 (ガラス密着法)
・黄色ブドウ球菌 ・肺炎桿菌
JIS L 1902 (別試験)
活性値2.0以上 なし
JIS R 1706 (紫外光、ファージ)
平板 (フィルム密着法)
バクテリオファージ Qβ
照度:0.25mW/cm2以下
作用時間:4時間 (下限2時間)
暗所活性値 2.0以上
暗所8時間まで 延長可
JIS R 1752 (可視光、抗菌)
平板 (フィルム密着法)
・黄色ブドウ球菌 ・大腸菌
照度:500lx (TypeBフィルタ)
作用時間:8時間 (下限4時間)
JIS R 1752 付属書A(別試験) 活性値2.0以上
なし
JIS R 1756 (可視光、ファージ)
平板 (フィルム密着法)
バクテリオファージ Qβ
照度:500lx (TypeBフィルタ)
作用時間:4時間 (下限2時間)
暗所活性値 2.0以上
暗所8時間まで 延長可
*追加試験:光照射による効果 未満、加工品×暗所の菌 ファージ数が 未満のとき、照射時間の短縮、照射強度の増強(いずれも 範囲内)、および試験液中の有機物を増やすなどの条件下で行う試験。この追加試験で、光照射による効果が 以上であれば、 の認証マークを取得することができる。**ハイブリッド追加試験
および において、所定作用時間での暗所抗ウイルス活性値が 未満のとき、最長 時間まで暗所での静置時間を伸ばすことができ、その時の抗ウイルス活性値が 以上であれば、ハイブリッド製品として認証を受けることができる。
光触媒工業会( )認証マーク取得のために当試験室を含む 推奨試験機関で試験を行い、下記基準を満たす必要があります。また、その他「効果の持続性」および「安全性」についての試験が必要です。詳細は 公式 ( )をご確認ください。
各試験規格で使用している細菌やファージを、動物感染ウイルスに代えて試験を行うことができます。詳しくはご相談ください。
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お問い合わせ
試験仕様決定
結果ご報告
お支払い
お申込み
お問い合わせ
お問い合わせ内容をもとに仕様・料金・納期について説明します。仮の見積書・仕様書が必要な場合は、 で発行いたします。料金および納期は下表をご覧ください。
試験仕様決定
試験種 料金 (税別)
納期
速報 報告書
抗菌試験 6,000円 / 1ポイント× 試験ポイント数
サンプル・申込受領後 1-3週間
速報後 1-2週間
抗ウイルス試験 (ファージ)
8,000円 / 1ポイント× 試験ポイント数
サンプル・申込受領後 1-3週間
速報後 1-2週間
抗ウイルス試験 細胞毒性試験
(動物感染ウイルス)
45,000円 / 1ポイント× 試験ポイント数
サンプル・申込受領後 2-4週間
速報後 1-2週間
◆培養後の寒天培地の写真DVDお渡し データ作成費用1000円+300円/サンプル ◆無加工ガラス板、無加工フィルム 150円/1枚
*特殊な試験についてはご相談ください。 *納期はあくまでも目安であって、混雑状況によって前後することがあります。 *納期指定をご希望の場合は、ご相談ください。 *諸経費(料金お支払い時の振込手数料、試験サンプル送付・返送および無加工ガラス板の送付に関わる費用な ど)についてはお客様負担となります。 *技術的な問題で試験が不可能と判断された場合、一律1ポイントあたり料金(試験によって異なることがあります)
の手数料のみご請求いたします。
サンプル種、使用菌種、光源、強度、照射時間などを併せてご連絡いただけると幸いです。特殊な試験についてもご相談ください。抗菌試験室
お申込みの流れ
-10-
お申込書に必要事項を記入・押印のうえ、サンプルと共に試験室へ送付ください。正式な見積書・仕様書を発行いたします。地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所 抗菌試験室〒 神奈川県川崎市川崎区殿町 階
お申込み
試験を行い、まずは結果の速報をメールにて報告いたします。内容をご了承いただいた後、封書にて報告書を発送いたします。
結果ご報告
お申込みの流れ(つづき)
報告書と同送する請求書に記載の金額をお振込みいただきます。使用済試験サンプルは、ご要望により廃棄もしくは返送いたします。※サンプルを返送する場合、着払いとさせていただきます。
お支払い
N=3 の試験でも、平均値だけではなく、全てのポイントについて試験結果を記載します。 データや試験サンプルのバラつきなどの解析にご活用いただけます。
試験結果は、試験条件、生菌数、平均対数値及び活性値等を記載します。
【報告書サンプル】※一部抜粋
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お申込書に必要事項を記入・押印のうえ、サンプルと共に試験室へ送付ください。正式な見積書・仕様書を発行いたします。地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所 抗菌試験室〒 神奈川県川崎市川崎区殿町 階
お申込み
試験を行い、まずは結果の速報をメールにて報告いたします。内容をご了承いただいた後、封書にて報告書を発送いたします。
結果ご報告
お申込みの流れ(つづき)
報告書と同送する請求書に記載の金額をお振込みいただきます。使用済試験サンプルは、ご要望により廃棄もしくは返送いたします。※サンプルを返送する場合、着払いとさせていただきます。
お支払い
N=3 の試験でも、平均値だけではなく、全てのポイントについて試験結果を記載します。 データや試験サンプルのバラつきなどの解析にご活用いただけます。
試験結果は、試験条件、生菌数、平均対数値及び活性値等を記載します。
【報告書サンプル】※一部抜粋
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地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所殿町支所抗菌・抗ウイルス研究グループ 抗菌試験室
〒神奈川県川崎市川崎区殿町 階
お問い合わせ
殿町地区地図 (野崎印刷様に作成依頼)
【アクセス】電 車:京急川崎駅から京急大師線で「小島新田」駅下車徒歩 分バス①: 川崎駅前(東口バスターミナル 番乗り場)
臨港バス「浮島バスターミナル」行(川 系統)「キングスカイフロント入り口」下車徒歩 分
バス②: 川崎駅前(東口バスターミナル 番乗り場)臨港バス「浮島橋」行(急行・快速)「キングスカイフロント入り口」下車徒歩 分
【地 図】
公式ページ内、抗菌試験室情報→
殿 町 支 所東急REIホテル
セブンイレブン
日本メドトロニック
RGB1(セブンイレブン、郵便局ほか)
RGB2(キングスカイフロントマネジメントセンターほか)
本冊子は、文部科学省地域イノベーション戦略支援プログラムの事業活動の一環として作製いたしました。
(2019 年 1 月発行) 溝の口支所:〒213-0012 神奈川県川崎市高津区坂戸 3-2-1 KSP 西棟 6F TEL 044-819-2031E-mail:[email protected] URL:https://www.kanagawa-iri.jp
JNLA 060220JP
当研究所は、国際 MRA 対応認定試験所です。060220JP は、当研究所の登録事業者番号です。
研究開発部 地域イノベーション推進グループ