エコアクション２１

環境経営レポート（対象期間H31.1～R1.12）

猪股建設株式会社

作成日 R2.4

１.　環境経営方針

＜　環　境　理　念　＞

　　　　猪股建設株式会社は、津軽地方において昭和11年創業を開始し、本業である総合建設業を通じて

　　　地域社会へ貢献してきました。当社はこの地域の美しい自然環境を次世代に引き継いでいくため、

　　　地球温暖化問題への取り組みや、地域の環境活動に全社員一丸となり、自主的・積極的に取り組みます。

＜　環　境　保　全　へ　の　行　動　指　針　＞

　当社は、事業活動を通じ、環境の保全、環境負荷の低減に取り組みながら継続的な改善を行い、

社会的責任に努め、以下の方針に基づいて行動します。

① 二酸化炭素排出量の削減（使用量の削減）

② 廃棄物の削減及びリサイクルの推進

③ 水使用量の削減

④ グリーン購入の推進

⑤ 施工に於ける環境配慮の推進

⑥ 化学物質使用量の適正な管理

⑦ 地域清掃活動等の社会貢献活動

⑧ 事業活動に係る環境関連法規、条例、その他要求事項の遵守

　上記の方針の達成の為目標を設定し、環境活動計画に従って実施します。また、定期的に

見直しを行い、継続的に改善します。

作成日：平成25年8月1日

改定日：平成26年4月1日

猪股建設株式会社

　　代表取締役　　舘山　昭光

２.　組織の概要

（1）会社名及び代表者名 猪股建設株式会社

代表取締役　舘山　昭光

（2）所在地 本　　　 　社： 青森県弘前市大字城東二丁目３番地１

資 材 置 場： 青森県弘前市大字小比内五丁目１７番地１１

（3）事業規模 完　成　工　事　高 ５４３，７４６千円/年（平成31年・令和元年）

　　　 工 事 件 数 22件

従 業 員 数 19名

本 社 延 床 面 積 ４９５㎡

資 材 置 場 延 面 積 ３，０８４㎡

（4）事業内容 土木工事業　　建築工事業　　とび・土工・コンクリート工事業　　

管工事業　　鋼構造物工事業　　舗装工事業　　水道工事業　　

解体工事業

（5）事業年度 1月～12月

（6）環境管理責任者及び 環境管理責任者 三上　　健志

　　　　　　　　　　担当者連絡先 事務局担当者 工藤　　真智子

TEL：0172-27-8217

FAX：0172-27-1840

E-mail：inomata7@r20.7-dj.com

（7）認証・登録の対象範囲 猪股建設株式会社の全組織及び全活動を取組の対象範囲とする。

（8）環境活動レポートの 今回の環境活動レポートは、平成31年1月から

　　　　　　　　　　　　　　対象期間 令和元年12月までの1年間について報告します。

　　　

環境経営システム　役割・責任・権限表

◎ 環境経営に関する統括責任

◎ 環境経営システムに必要なインフラの整備

◎ 環境管理責任者の任命

◎ 環境方針の策定

◎ ＥＡ２１活動の全従業員への周知

◎ 全体の評価とレビュー

◎ 環境経営システムの構築、実施、管理

◎ 環境目標、環境活動計画書の確認

◎ 問題点の是正、予防処置の指示・確認

◎ 各部門の教育訓練の実施

◎ 実施状況を代表者に報告

◎ 環境管理責任者の補佐、ＥＡ２１推進委員会の事務局

◎ 環境目標、環境活動計画書の作成

◎ 環境活動の実施集計

◎ 環境関連の外部コミュニケーションの窓口

◎ グリーン購入の推進

◎ 各部門の環境経営システムの統括責任者

◎ 環境項目の部内への周知

◎ 各項目の問題点の発見・是正・予防処置の実施

◎ 各項目に関連する環境活動計画の実施及び達成状況の報告

◎ 教育訓練の実施

◎ 環境方針の理解と環境への取り組みの重要性を自覚

◎ 環境目標・計画に伴う、積極的・自主的な活動への参加

代表取締役　舘山　昭光

技術部門責任者 土木部門責任者 総務部門責任者

ＥＡ２１実施体制図

部門責任者及び現場責任者

全従業員

社　　員

役割・責任・権限

代表取締役

環境管理責任者

環境事務局

エコアクション２１担当者

代表者

取締役技術部長　相馬　俊一 取締役土木部長　大高　憲記 代表取締役専務　前田　伸子

環境管理責任者 環境事務局長

土木部課長　三上　健志 総務部　工藤　真智子

建設現場責任者

事務所

建設現場等

所在地 青森県弘前市大字城東二丁目３番地１

電話 0172-27-8217

従業員数 19人

床面積 495㎡

所在地 青森県弘前市大字小比内五丁目１７番地１１

床面積 ３，０８４㎡

猪股建設株式会社　組織図

2020年4月6日現在

猪股建設株式会社

本社

資材置き場

3.　環境目標とその実績

１.主な環境負荷の実績

　　平成31年度・令和元年度に関して、主な環境負荷の実績を表にまとめました。

表１.主な環境負荷等の実績

★二酸化炭素排出量（電力）の算定に使用した排出係数は、0.523㎏-CO2/KWｈです。

<各項目グラフ＞　

22,017

項　　　目 単位

平成31年令和元年 平成30年 平成２９年 平成２８年

（実施年） （基準年）

一般廃棄物排出量 ㎏ 61 62 61 62

14,520

ガソリン・軽油 kg-CO2 186,796 172,063 134,234 181,454二酸化炭素

排出量

電　　力 kg-CO2 23,864 14,914 12,424

ガス・灯油・LPG kg-CO2 18,195 30,089 22,224

再資源化率 ％ 100 95 100 99.97

産業廃棄物排出量 ㎏ 21,090 30,260 10,378 10,531

0 0 0

総排水量 ㎥ 250 238 278 274

合　　　計 kg-CO2 228,855 216,382 168,882 217,991

製品及びサービスに関する項目 万円 - - - -

グリーン購入 万円 9.65 9.50 9.50 9.00

化学物質使用量 ㎏ 0

23,864

14,914

12,424

14,520

0 10,000 20,000 30,000

H31.R1

H30

H29

H28

二酸化炭素総排出量（電力）㎏CO2

186,796

172,063

134,234

181,454

0 50,000 100,000 150,000 200,000

H31.R1

H30

H29

H28

二酸化炭素総排出量

（ｶﾞｿﾘﾝ・軽油）㎏CO2

18,195

30,089

22,224

22,017

0 10,000 20,000 30,000 40,000

H31.R1

H30

H29

H28

二酸化炭素総排出量

（ｶﾞｽ・灯油・LPG）㎏CO2

250

238

278

274

200 220 240 260 280 300

H31.R1

H30

H29

H28

総排水量㎥

２.環境目標の設定

　　当社では、平成30年度実績を基準として、中長期及び単年度の環境目標を、それぞれ表1のとおりに設定し、　

　環境活動に取り組んでおります。

表2.環境目標

備考欄

単位 基準値

削減率（％） 2018 1.0 1.5 2.0

　ｋｗｈ 27,215 26,943 26,807 26,671

削減率（％） 2018 1.0 1.5 2.0

Ｌ 11,823 11,705 11,646 11,587

削減率（％） 2018 1.0 1.5 2.0

Ｎ㎥ 64.0 63.4 63.0 62.7

削減率（％） 2018 1.0 1.5 2.0

㎏ 160.0 158.4 157.6 156.8

削減率（％） 2018 1.0 1.5 2.0

　Ｌ 13,277 13,145 13,078 13,012

削減率（％） 2018 1.0 1.5 2.0

　Ｌ 53,818 53,280 53,011 52,742

削減率（％） 2018 1.0 1.5 2.0

　㎏ＣＯ₂ 216,382 214,218 213,136 212,054

削減率（％） 2018 1.0 1.5 2.0

　㎏ 62.0 61.4 61.1 60.8

再資源化率 2018 - - -

（％） 95 95 95 95

削減率（％） 2018 1.0 1.5 2.0

㎥ 238 236 234 233

削減率（％） 2018

　㎏ -

増加率（％） 2018

品目数 －

増加率（％） 2018

件数 －

増加率（％） 2018

件数 -

コア指標 環境方針

削減率又は増加率（％）

廃棄物排出量

一般廃棄物の削減 ごみの削減

二酸化炭素排出量の削減二酸化炭素排出量の

削減

二酸化炭素排出量

省エネルギ―の推進

電力の削減環境事務局長

工藤　真智子

灯油の削減環境事務局長

工藤　真智子

土木部長

大高　憲記再資源化の推進 再資源化率の増加

環境事務局長

工藤　真智子

基準年度

ＬＰＧの削減環境事務局長

工藤　真智子

ガソリンの削減環境事務局長

工藤　真智子

総排水量 節水

２０１９年度 ２０２０年度

環境目標項目 責任部門　責任者

都市ガスの削減環境事務局長

工藤　真智子

年度毎目標値（基準年度に対する削減(増加)率）

２０２１年度

環境事務局長

工藤　真智子

環境事務局長

工藤　真智子

軽油の削減

地域貢献 地域貢献活動の推進 清掃活動等環境事務局長

工藤　真智子

自らが施工・販売・提供する製品及びサービスに関する項目

環境保全に配慮した事業活動

環境配慮型施工等の推進

土木部長

大高　憲記

行動目標・環境に配慮した施行を推進し、定期的に活動状況を確認する。

グリーン購入 グリーン購入の推進事務用品等環境配慮製品の

使用推進

環境事務局長

工藤　真智子

行動目標・環境物品の購入を推進する。

節水環境事務局長

工藤　真智子

化学物質 化学物質の管理推進土木部長

大高　憲記

行動目標・周辺の清掃を積極的に行う。

行動目標・化学物質を適正に管理し、定期的に確認する。

3.環境目標の実績

　　当社では、環境目標の達成状況の確認・評価を行いました。今回は平成31年1月～令和元年12月

　までの1年間の実績についての評価結果を報告します。

表3.平成31年1月から令和元年12月までの環境目標の達成状況等

★二酸化炭素排出量（電力）の算定に使用した排出係数は、0.523㎏-CO2/KWｈです。

＜各項目グラフ＞ ★基準値は平成30年1月～12月、目標値は基準値の1.0％減です。

　　　電力使用量 KWｈ 27,215.00 26,942.85 45,629.00 未達成

目標値 実績値

　　　ガス使用量

　　　ガソリン使用量

環境目標の達成状況

ℓ 13,277.00 13,144.53 11,633.43 達成

　　　LPG使用量 ㎏ 160 158.4 40 達成

　　　軽油使用量 ℓ 53,818.00 53,279.72 60,887.78

　　　灯油使用量

N㎥

ℓ

64.00

11,823.30

63.36

11,705.07

72.00

7,187.79

未達成

達成

未達成

未達成

一般廃棄物排出量 ㎏ 62 61.38 61 達成

二酸化炭素排出量　合計 ㎏-CO2 216,382 214,217.78 228,855.52

製品及びサービスに関する項目 - 環境に配慮した施工・工法を推進する。 -

化学物質使用量削減 - 化学物質を適正に管理し、定期的に確認する。 -

項　　　目 単位 基準値（平成30年）

当該年度

総排水量（節水） ㎥ 238 235.62 250 未達成

再資源化率 ％ 95 95 100 達成

地域貢献 - 工事現場、本社周辺の清掃を行う。 -

216,382

214,217

228,855

205000 210000 215000 220000 225000 230000

基準値

目標値

実績値

二酸化炭素排出量合計 ㎏-CO2

62

61.38

61

60.5 61 61.5 62 62.5

基準値

目標値

実績値

一般廃棄物排出量 ㎏

238

235

250

225 230 235 240 245 250 255

基準値

目標値

実績値

総排水量 ㎥

4.　環境活動計画、取組結果とその評価、次年度の目標及び取組内容

1.環境活動計画、取組結果とその評価

表4.主な環境活動計画の内容

①夜間、休日は、ﾊﾟｿｺﾝ・ﾌﾟﾘﾝﾀ等の主電源を切る 各自取組を遵守できているが、 基準値　　　　　　27,215 削減率 1.5% 目標値 26,807

②空調の適温化（冷房28度程度、暖房20度程度） 排出量の削減はできなかった。 取組は継続しつつ目標値の見直しをし、

③昼休み等の不必要時の消灯 削減を達成していきたい。

④使用時以外のﾄｲﾚ等の消灯

①ｱｲﾄﾞﾘﾝｸﾞｽﾄｯﾌﾟの励行 概ね良好。継続する。 基準値　　　　　　67,095 削減率 1.5% 目標値 66,079

②建設機械の定期的自主検査、作業前点検の実施 燃料等の削減への意識は高く、今後も

③建設機械等の過積載の防止 継続する。過積載も各現場で管理されて

④建設機械等の作業は、過剰な負荷を掛けない おり、今後も継続する。

①空調を必要な区域や時間に限定する 空調や暖房だけに頼らず、服装や窓の 基準値　　　　　　11,983 削減率 1.5% 目標値 11,803

②使用していない部屋の空調は停止 開閉によって対応できた。 天候や環境に見合った服装を心掛け

③ﾌﾞﾗｲﾝﾄﾞの利用等により、熱の出入り調節 冷暖房設備に関しては各自で声掛け

④燃費の良い暖房機器の使用、工夫 しあい無駄遣い防止を心がける。

①ﾘｻｲｸﾙしやすい製品の優先的な購入 印刷に関して確認不足によるミス 基準値　　　　　　62 削減率 1.5% 目標値 61.1

②詰め替え可能な製品を利用し、長期使用を進める プリントがやや目立っていた。 ミスプリント防止や両面印刷を心がけ、

③両面印刷、両面ｺﾋﾟｰを心がける 詰め替え可能なリユース商品は 次年度も取組を継続する。

④印刷時の確認を徹底し、ﾐｽﾌﾟﾘﾝﾄを減らす 継続して購入できている。

①ごみの分別回収の徹底 概ね良好。継続する。 基準値　　　　　　ー 削減率 ー 目標値 ー

②ｼｭﾚｯﾀﾞｰの使用を機密文書等に限定 ごみの再資源化は当たり前にできる

③ﾏﾆﾌｪｽﾄの管理の徹底 ようになっており、マニフェストの管理

④現場等で発生する廃棄物を混合廃棄物としない もできているので次年度も継続する。

①低騒音・低振動型建設機械を使用 良好であり、継続する。 基準値　　　　　　ー 削減率 ー 目標値 ー

②日常的な監視・測定を実施 現場で使用する建設機械は、低騒音

③騒音等影響の少ない施工方法や作業方法の検討・施工 低振動・低排出ガス対策型であるので

④騒音等影響の少ない施工方法の提案・採用 今後も継続して使用する。

①手洗い、洗い物時の節水の励行 概ね良好。継続する。 基準値　　　　　　238 削減率 1.5% 目標値 234

②社用車の洗車は必要最小限に留め、節水を励行 社用車が増えたことにより、増加したが

③節水活動の推進（節水ｼｰﾙの表示） 節水は継続して心掛ける。

④建設機械等を洗車する場合は、泥等を落として行う

①更生材料から作られた製品の購入 良好であり、継続する。 基準値　　　　　　ー 削減率 ー 目標値 ー

②ｴｺﾏｰｸ表示の事務用品の購入 次年度も継続して取り組んでいく。

①有害性の化学物質の流出防止対策を徹底 今年度は、化学物質を取り扱う現場は 基準値　　　　　　ー 削減率 ー 目標値 ー

②有害性の化学物質の拡散防止対策を徹底 なかった。 次年度も継続していく。

③化学物質は必要最小限の使用量とし、原則保管しない

④成分解性等の環境にやさしい製品の使用促進

①環境に配慮した施工・工法を推進 良好であり、継続する。 基準値　　　　　　ー 削減率 ー 目標値 ー

②再生素材の積極的使用 再生砕石、アスファルト合材等発注者

③再生資源の積極的利用 指定もあり、今後も積極的に購入し、

継続していく。

①事務所・現場周辺の清掃活動 特に清掃活動やボランティア活動に 基準値　　　　　　ー 削減率 ー 目標値 ー

②敷地内、壁面、屋上等の緑化 積極的に取り組めた。 次年度も継続していく。

③地域ﾎﾞﾗﾝﾃｨｱ活動等に積極的参加

【実施状況の評価】 ○取り組んでいる　△ある程度取り組んでいるが、更に取り組みが必要である　✖取り組んでいない

次年度の目標及び取り組み内容取組結果

一般廃棄物の削減

○

環境方針 環境目標項目 取組内容実施状況の評価

△

二酸化炭素排出量削減

廃棄物排出量削減

騒音・振動等の防止

騒音・振動防止

総排水量の削減（節水）

節水・排水の適正管理

再資源化対策の推進

△

○

○

△

○

電力の二酸化炭素排出量の削減

建設機械・車輌用燃料

（軽油・ｶﾞｿﾘﾝ）等の二酸化炭素削減

灯油・LPG等の二酸化炭素削減

○

○

○

○

化学物質の管理

製品及びｻｰﾋﾞｽに関する項目

地域貢献活動

環境物品の購入ｸﾞﾘｰﾝ購入

2.環境活動の状況

平成27年10月14日に、『青森県ふるさとの水辺サポーター』の認定を受けました。

　　　毎年1回、大和沢川（堀越橋から千年橋まで約620ｍ）の河川除草及び清掃作業を

　　　行っており、地域の環境美化活動に貢献しております。

安全パトロール 熱中症対策

社内安全教育 清掃ボランティアの実施

5.　環境関連法規等の遵守状況の確認並びに違反、訴訟の有無

＜　取　組　結　果　と　そ　の　評　価　＞

　　　　当社の事業活動に適用される建設リサイクル法等環境関連法規の遵守状況をチェックしたところ

　　　　違反はありませんでした。

　　　　また、過去3年間、関係当局からの違反等の指摘、住民等からの苦情、訴訟等について問題は

　　　　ありません。

6.　代表者による全体評価と見直しの結果

【対象期間平成31年1月～令和元年12月】

　今期を見ていくと、現場での再資源化はほぼ100％できてきています。これは、発注者側も再資源

の利用を促進し、現場サイドも積極的に取り組んでいる成果だと思います。

　目標から外れていた排水量は、自社の車両や重機が増え、洗車する機会が増えたことが原因と

考えられますが、その中でも少しでも節水するよう、指示していき、合わせて電力に関してもLEDへの

変更を検討して削減を目指していきたいと思います。一般廃棄物については、一人ひとりの意識向上や

リサイクル可能な製品の利用を心掛けていきたいと思います。

　地球温暖化によると思われる異常気象や、かつて経験したことのない自然現象が次々と発生し、

ますます世界中で環境活動への取り組みが盛んに行われていると思います。当社もその一員として

しっかりと役目を果たして参りたいと思います。