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アンケートの結果の考察と、会長のつぶやき この度はアンケートへのご協力、本当にありがとうございました。10 月 27 日(木)に主な集計結果をご報告しましたが、 今回は執行部なりの考察をお伝えするとともに、その他のご提案・ご意見の主なものをご紹介します。 1.お仕事をしておられますか? 2.役員活動を行いやすい時間帯は?(複数回答) 3.夜の会議や土日の活動は? 4.平成 24 年度に未就園のお子さんは? 5.お子さん 1 人につき 1 回は役員を引き受けるのは? 約 1/4 の方がフルタイム、またパートタイムも併せると半数以上の方が仕事をしておられ るという結果が出ました。昨年度に比べて、フルタイムの方が約 3%増え、仕事率も上昇し ています。個人的にも、7,8年前と比べてワーキングマザーが増えているように思います。 仕事率の割に、お子さんが学校に行っている時間帯を希望する方が多いという結果でした。パート タイムの方が、ウィークディで仕事がお休みの日に活動したいというご希望が多いのかもしれませ ん。将来的には、フルタイムの方やお父さん方の参加も増えて夜間や休日希望が多くなるのかも。 これも、参加は難しいとの回答が約 2/3でした。「できるだけ参加する」は仕事をしていない方 からの回答も多く、フルタイムの方は空き時間が少ないので活動は難しいのかなと思います。 「いる」という方が 40 名、全体の約 1/8 でした。第 3 回運営委員会で、未就園児の保護者を役 員免除対象に加えては、というご意見が出たので設問に入れましたが、思ったより少ない率でした。 免除希望されない方もおられると考え、思い切って免除対象にしようかという意見が出ました。 「このままでよい」という方が過半数(62.9%)でした。「保護者 1 人(1 世帯)に つき 1回がよい」という意見を書かれた方もいらっしゃいました。「役員は執行部と 学級部と専門部正副部長・地区部正副代表」というくらい役員数を減らせば可能か もしれません。しかし、第 2 子以降のお子さんが多い学年では、学級部を選出する のに 2 巡目・3 巡目が回る可能性が高くなり、学年間の格差がより大きくなると思 われます。また、運営委員になる確率も現在よりかなり高くなると予想されます。

アンケートの結果の考察と、会長のつぶやきアンケートの結果の考察と、会長のつぶやき ... 担がかかります。児童数の割に図書室の本が少ない本校では、本を親しめる環境作りがお子さんの健全な成長に欠

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アンケートの結果の考察と、会長のつぶやき

この度はアンケートへのご協力、本当にありがとうございました。10 月 27 日(木)に主な集計結果をご報告しましたが、

今回は執行部なりの考察をお伝えするとともに、その他のご提案・ご意見の主なものをご紹介します。

1.お仕事をしておられますか?

2.役員活動を行いやすい時間帯は?(複数回答)

3.夜の会議や土日の活動は?

4.平成 24 年度に未就園のお子さんは?

5.お子さん 1人につき 1回は役員を引き受けるのは?

約 1/4 の方がフルタイム、またパートタイムも併せると半数以上の方が仕事をしておられ

るという結果が出ました。昨年度に比べて、フルタイムの方が約 3%増え、仕事率も上昇し

ています。個人的にも、7,8年前と比べてワーキングマザーが増えているように思います。

仕事率の割に、お子さんが学校に行っている時間帯を希望する方が多いという結果でした。パート

タイムの方が、ウィークディで仕事がお休みの日に活動したいというご希望が多いのかもしれませ

ん。将来的には、フルタイムの方やお父さん方の参加も増えて夜間や休日希望が多くなるのかも。

これも、参加は難しいとの回答が約 2/3 でした。「できるだけ参加する」は仕事をしていない方

からの回答も多く、フルタイムの方は空き時間が少ないので活動は難しいのかなと思います。

「いる」という方が 40 名、全体の約 1/8 でした。第 3回運営委員会で、未就園児の保護者を役

員免除対象に加えては、というご意見が出たので設問に入れましたが、思ったより少ない率でした。

免除希望されない方もおられると考え、思い切って免除対象にしようかという意見が出ました。

「このままでよい」という方が過半数(62.9%)でした。「保護者 1人(1世帯)に

つき 1回がよい」という意見を書かれた方もいらっしゃいました。「役員は執行部と

学級部と専門部正副部長・地区部正副代表」というくらい役員数を減らせば可能か

もしれません。しかし、第 2子以降のお子さんが多い学年では、学級部を選出する

のに 2巡目・3巡目が回る可能性が高くなり、学年間の格差がより大きくなると思

われます。また、運営委員になる確率も現在よりかなり高くなると予想されます。

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6.執行部の役員をすれば、それ以降の子どもの役員は免除されることについては?

7.今後の役員システムについて、どのようにしたらよい?(複数回答)

その他の具体的な案として、「企画部を学級部または広報部、執行部などと統合させる」「人数が足りない時はボランティ

アを募る」「活動部員を減らす」「学級部員を減らす」「専門部の 6年生部員を減らす」「運動会のお手伝いをボランティアや

役員免除の方にお願いする」「フルタイムで働く世帯が参加しやすい部を作る」などが挙げられました。

第 4 回運営委員会では、企画部からも「三役以外の一般部員をなくしボランティアを募って活動する」ことも可能との案

が出されましたが、まずは現在ボランティア活動が定着している活動部から一般部員を減らすことにしました。

学級部員については、昨年度のアンケートへの回答にも書きましたが、やはり 1クラス 2名が活動しやすいと思います。

転勤が多いこの地区では、途中で部長の方が転出され、後半は副部長だけで乗り切ることもあります。第 4回運営委員会で

も、学級部学年代表のみなさんから「クラス 2名がよい」とのご意見が多数寄せられました。

フルタイムの方の活動については、後で述べます。

8.専門部員の人数について

「今のままでよい」という方がぎりぎり過半数(51.3%)でした。「わからない」と

いう方も 3割です。今回は結果に準じて現行のままとしましたが、役員2巡目の一因

になっているのは事実です。将来的にはこの免除を会長のみとするか、執行部員は1

回行えば子ども 2人分とカウントされるなど、別の免除方法を考える必要もあります。

また、会長のみ特別な特典がある方が、会長の立候補が出やすいのかとも思います。

「現在のままでよい」が 44.7%と半数近かったのですが、「もっと役員を減らしてほしい(19.5%)」

「大幅にシステムを変えたい(14.2%)」「業務を減らしてほしい(13.8%)」など変化を求める意

見を合計すると 47.5%となり、「現在のままでよい」と同じくらいの割合になります。減らしたい

業務に具体案はあまり書いてくださった方がおられず、「部会などの集まり」「学級部の企画」「広

報紙の発行回数」「ボランティア」「運動会の PTA競技」「歓送迎会」などが挙げられていました。

部会などの集まりについては、現在も各部メールを多用して無駄に集まらない工夫をしています。学級部の企画も

最低1回くらいとしています。広報紙の発行回数は特に定めてはいませんが、1年生が入学し、先生の紹介・運動

会で1回、本腰を入れた特集と卒業生のメッセージでもう1回というのは妥当な線かもしれません(平成 16 年度

までは 3回発行していたと聞きます)。活動部の活動としての図書ボランティアは、保護者がしなければ先生方に負

担がかかります。児童数の割に図書室の本が少ない本校では、本を親しめる環境作りがお子さんの健全な成長に欠

かせません。環境ボランティアも以前より回数を減らしていますが、学校の一斉メールの効果でボランティアの集

まりがよく、効率的に活動できているようです。運動会の PTA競技は今回見直しました。歓送迎会は先生方に感謝

の意を示す大切な会であり、なくすことはできませんが、企画部と一緒に見直しを行っている最中です。

各専門部からは「ちょうどよい」という意見がほとんどで、活

動部のみ「もう少し減らしてもよい」という意見がありました。

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9.自由意見

11 月 2 日(水)の第 4回運営委員会では、これらを踏まえて執行部案を提示し、各部からのご意見も発表していただいて、

今後の活動について話し合いました。時間はかかりましたが、多くの運営委員からいろいろな意見が出て、よい話し合いに

なったと思います。次ページからそのまとめを記載しましたので、ぜひお読みください。

☆仕事をしている方からのご意見は、「現在のシステムに不満がある」「改善してほしい」というご意見と同時

に、「他の方に負担がかかるのではと申し訳ない」という方もおられるようでした。

フルタイムの方が参加しやすい活動については、いろいろと考えていますが、現在のところ日中時間がとれる

方が執行部や部長・代表をしていることが多く、会議などは全て子どもが学校にいる時間帯になっています。し

かし、どの部もフルタイムの方が少しでも活動しやすいように工夫していますので、ご理解いただきたいと思い

ます。長となる方のご都合によっては、夜間や休日の集まりになることがあるかもしれません。

PTA 活動室やミーティングルームなど、夕方から夜間に使用できる部屋もあります。夜間帯や土日に活動する

部を改めて作るのは、部員削減をしている現在の流れと逆行しているので難しいです。

日中の活動がほとんどなのに仕事は免除理由にならない、というのも大変かもしれません。フルタイムの方全

てを免除対象にはできませんが、平日の日中に全く休みが取れない方は考慮してもよいのではという意見が出て

います。そのかわり運動会のお手伝いでご活躍いただけると嬉しいです。

☆全員参加型システムについても自由意見をたくさんいただきました。まさ

に賛否両論です。多くの小学校で採用されているシステムであり、提示してみ

たのですが、専門部員の人数が激増することで正副部長の負担が増大すると考

えられ、採用するにしてももう少し児童数が減ってからが良いと考えました。

☆2 巡目問題についてもご意見をいただきました。昨年度のアンケートでは 83.7%の方が「役員は 1回がよい」

と答えています。「1回だけで済むなら多少内容が濃くてもよい」「子どもが 3人で 4回以上やることになるなら負

担」というご意見の一方で、「子どものための活動なので、2巡目は仕方ない」「役員を 1度もやらない人が出るよ

りは、2巡目が出るシステムの方がよい」という肯定論もありました。

現在のところ、執行部では可能な限り 2巡目を回避する方向で考えています(次ページ以降をご参照ください)。

「できる人ができる時にできる範囲で」活動するのが理想です。ただし、ボランティアがいないとだんだん成り立

たなくなってきますので、お時間のある方はぜひボランティア活動にご協力お願いいたします。

☆PTA廃止案も 2名の方からいただきました。しかし、PTAの組織を廃止して学校からボラ

ンティアを募るとなると、先生方の業務は増えます。よりよい教育を行っていただくために、

先生方の負担を少しでも軽くできるようお手伝いすることが、PTA活動の原点と考えていま

す。児童数が年々減少する中、PTA活動ももう少し縮小していくかもしれませんが、保護者と

先生方が手を取り合って未来を担う子どもたちを育てることを忘れてはいけないと思います。

☆その他、「お父さん方の参加を!」とのご意見もありました。いつでも大歓迎なのですが・・・取りあえずは運

動会の広報部取材や PTA競技への参加、テントの片付け手伝いなどから始めていただければ嬉しいです。

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から

運動会の PTA競技をはずす。

今までの業務の見直しをすれば、

役員の負担が軽減出来るのでは?

運動会の PTA競技を簡単にし、当

日自由参加とする。保護者への声

かけは PTA役員が行い、司会等は

子どもたちが行う。

歓送迎会は 5月に行われるので、卒業した

保護者の方が、卒業後に歓送迎会の準備等に

来校することになる。6年生の 2巡目も心配。

改正前・各学年 2名を選出する。

改正後(案)・第 6学年に限り、2 名以下

(0でもよい)とし、その

年度の人数は運営委員会で

決定する。

フルタイムで仕事をしている人も出来るような業務が

あればいい。学校のお手伝いはしていきたい。

役員の免除を受けている方でも、

運動会の日なら時間がとれるかも

しれない。

6年生までに役員をしなくて

済む方が出ることもあるので

は。

免除になった方の一部と 6年生

までに役員をしなくて済んだ方

に運動会の手伝いを呼びかけま

す。

正副部長とボランティアだけで

活動してみよう!

草取り作業は天候に左右される

ので、今年度は学校の一斉メール

を活用した。

文書で配布するよりも参加人数

が多かった。

改正前・各学年 2名を選出する。

改正後(案)・立候補により 3 名を

選出する。正副部長の 3役のみに

する。立候補者がいない場合は、

第 2~4学年から選出する。

毎年各学年にバラツキはある

が、兄弟のいる方は少ない学年

に移動してもらうなどすれば、

ボランティアのみで活動して

いけそう。

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未就園児がおり、部会や行事等に参加する時は、保育園

に一時預かりをしている。両親も遠方に住んでいる。

本当に休みのとれないフルタイム

の方は、免除にしてもいいのでは。

未就園児のお子さんがいる方、平日にほとんど

休みのとれない方など役員免除を申請できます。

免除の可否については、審査を行い決定します。

役員・部員になった時の年間の流れをわかりやすく

教えてほしい。大変なイメージが先行しているのでは。

各部の活動内容を具体的に説明すれば

立候補が増えるかもしれない。

11月 15日(火)に各部の活動内容と PTA 各部年間計画

を PTA会員に配布予定です。

専門部の役員を減らし、2巡目がこないようにする。

改正前・各学年 2名を選出する。

改正後(案)・第 6学年に限り 2名以下(0でもよい)

とし、その年度の人数は運営委員会で

決定する。

みんなで助け合いながら、できること

をできる範囲で行っていきましょう。

役員になったことで、いろいろと経験することができました。

親としてプラスになる経験だと思うので、未経験のお母様方も

是非協力して欲しいと思います。

仕事をしていると会議に出られなかったり

もしましたが、メールでのやりとりを多く

するなど工夫すればいいと思います。

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下野市立祇園小学校PTA細則の一部改正について <議案1> 第6章 企画部会 第20条 改正前 改正後(案)

企画部会は、各学年2名を選出する。 ⇒ 企画部会は、各学年2名を選出する。ただし、第6学年に限り

2名以下とし、その年度の人数は運営委員会で決定する。

<議案2> 第7章 活動部会 第24条 改正前 改正後(案)

活動部会は、各学年2名を選出する。 ⇒ 活動部会は、立候補により3名を選出する。立候補者がいない

場合は、当該年度の第2~4学年から選出する。

<議案3> 第8章 広報部会 第28条 改正前 改正後(案)

広報部会は、各学年2名を選出する。 ⇒ 広報部会は、各学年2名を選出する。ただし、第6学年に限り

2名以下とし、その年度の人数は運営委員会で決定する。

解説

<議案1・3> 企画部と広報部の6年生部員を2人以内(0人でもOK)としました。

企画部は運動会競技担当から外し、広報部も大変であれば紙面を減らすなどの工夫を検討します。どう

しても足りない場合はボランティアを募る方法もあります。次年度の役員選出の前に執行部が新6年生の該当人数を

確認し、運営委員会で企画・広報部の新6年生部員の人数を決定する方法を提案します。

<議案2> 活動部の一般部員をなくし正副部長のみとします。立候補者がいない場合は、新2~4年生の学年から くじ引きなどで選出します。

活動部の図書・環境ボランティアの運営ですが、お陰様でボランティアも順調に集まり円滑な活動

を行うことができています。一般部員がいなくても、ボランティアだけで運営可能と判断しました。立候補者

がいない場合のくじ引きは、2巡目回避のため高学年を外します。体操着リサイクルもさほど負担ではないと

いうことで、活動内容は現在のままとしました。

第4回運営委員会で、アンケートの結果を検討し役員システムについて話し合いました。「役員の人数をもう少し減らしてほしい」

という意見も少なくなかったので、2巡目を少しでも減らす方法を考えました。その他のご報告は、PTA informationでいたします。