マルチエース

施工マニュアル

マルチエース

＜目 次＞１，

２，事前準備事項

３， ２

１

１特長

本体形状・標準仕様（設計参考仕様）

構成部材一覧

使用工具類（参考）

工事の手順

資材の搬入・養生・荷揚げ

下地作業

壁取り合い部の納め

コロニアル改修の納め

隅棟部の納め

谷部の納め

主棟部の納め

軒先部の納め

本体・吊子の取付け

心木無瓦棒葺き屋根改修の納め

平葺き屋根改修の納め

ケラバ部の納め

点検・補修・清掃

安全作業の心得

雪止金具取付けピッチの目安（先付式雪止金具 朝日型）

雪止金具取付けピッチの目安（先付式雪止金具 富士型）

雪止金具取付けピッチの目安（後付式雪止金具 雪国Ａ）

４，適用条件

５，

６，

７，

８，

９，

10，

11，

12，

13，

14，

15，

16，

17，

18，

19，

20，

21，

22，

23，

24，

３

４～６

７

８

９

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

１

１， ２，事前準備事項

３．着工時確認

２．着工前確認

１．図面確認

◆事前準備事項

３ .２ . 標準部材

３ .３ . 副資材（ビス、釘、コーキング等）

３ .４ . 施工用具

３ .５ . 関連資材（雨樋 他）

３ .６ . 安全作業心得の確認

３ .７ . 図面再確認

３ .８ . 周辺環境の安全管理事項

３ .９ . 天候

３ .10 . 下地の状態（施工・養生状態）

２ .１ . 原寸取り（図面と照合）

２ .２ . 足場状況

２ .３ . 下地の確認

２ .４ . 周辺環境

２ .５ . 資材・成形機（現場成形時）搬入（経路、スペース）

２ .６ . 資材・成形機（現場成形時）置き場（スペース）

２ .７ . 資材の確認（本体・部材の数量確認）

２ .８ . 工程計画

２ .９ . 作業人員

２ .10 . 作業用機器、電気設備の確認

（設計図 (屋根勾配・形状 )、割付け図、建築基準法確認申請、工程確認）

特長

◆特 長

マルチエース

３ .１ . マルチエース本体

１．意匠平葺きと段葺きをミックスした葺きあがり感を持つ屋根材です。

２．施工縦ジョイント部にオス・メスがついていて（ハゼ起こし不要）施工が簡単なので

工期が短期間で済みます。

働き長さが１８２０㎜と定尺になっているので持ち運びが容易にできます。

３．定尺工法定尺工法なので温度差による伸縮を吸収することができます。

４．水密性縦馳のジョイント部は「オオ返し馳」・「３段水切り」となっておりますので、

高い水密性を誇ります。

５．制振性（遮音性）スーパールーフィングを裏貼りしたタイプは雨音などをよせつけません。

６．防露性発泡ポリエチレンを裏貼りしたタイプは結露を防ぐ効果があります。

２

３，本体形状・標準仕様

◆本体形状

◆標準仕様（設計参考仕様）○：対応 －：非対応

働 き 幅

使 用 原 板 幅

屋 根 勾 配

◇ 本 体（シーラー材付き）

9

198

182

16

15

水切りリブ 43 8

1822 38

151860

＜断面ＢＢ＞

＜断面ＡＡ＞

シーラー材

◇ 本 体（シーラー材なし）

9

198

182

16

15

水切りリブ 43 8

＜断面ＡＡ＞1822 38

151860

＜断面ＢＢ＞

対応裏貼り材

１枚当たり有効面積

㎡当たり必要枚数

１坪当たり必要枚数

２ ５ ０ ㎜

０ ． ３ ３ ㎡

約 ３ 枚

約 １ ０ 枚

０ .４ t０ .３５t ０ .５ t ０ .６ t

○ ○ －○鋼 板

○ － －－ステンレス板

○ ○－ －アルミニウム板

○ ○ ○ －銅 板

使

用

原

板

厚

重

量

１８１㎜×１８２０㎜

２５／１００以上※１

発泡ポリエチレン

スーパールーフィング（１ .０ｔ）

（４ .０ｔ）

鋼 板

ステンレス板

アルミニウム板

銅 板

約０．６㎏/枚(ｔ=０．５)

約１．６㎏/枚(ｔ=０．４)

約１．５㎏/枚(ｔ=０．４)

約１．７㎏/枚(ｔ=０．４)

マルチエース

※１ 屋根勾配２５／１００未満の場合、Ｐ３（適用条件）を参照して下さい。

マルチエース

４，適用条件

３

以下の条件を満たす場合に施工可能です。

１．屋根勾配

２．５寸以上の屋根に適用します。

※ ２寸以上２．５寸未満の場合、ゴムアス防水シート（片面粘着）、

本体（シーラー材付き）、ジョイント部捨て板を必ず使用してください。

２．流れ長さ

下表の条件で施工してください。

３．下地

以下の下地に適用します。

・構造用合板（板厚：１２ｍｍ以上）

・センチュリーボードなどの硬質下地

※ ハット鋼＋木毛板、グラスウール等 軟質下地は、捨て板を使用した場合でも

施工不可です。

ジョイント部捨て板

ゴムアス防水シート（片面粘着）

任意

任意

任意

本体（シーラー材付き） 必須

必須

必須

必須

必須

必須

必須

必須

必須

流れ長さ１０ｍ以内 流れ長さ１０ｍ超

２～２ .４寸 ２ .５寸～ ２ .５寸～２～２ .４寸

吊 子

構成部材一覧

本 体 （ シ ー ラ ー 材 付 き ）

本 体 （ シ ー ラ ー 材 な し ）

シーラー材

マルチエース

1860（有効1820）

198(有効181)

1860（有効1820）

198(有効181)

軒 先 唐 草 Ｍ タ イ プ

受注生産となります。※標準下がり寸法以外を希望される場合は、

↓

46

1850(有効1820)

（物件対応可）

標準下がり寸法

※流れ長さが１０ｍ以上の場合は、シーラー材付き本体を使用して下さい。

40 40

通 し 吊 子

481700 (有効寸法 1820)0

.8t

コロニアル改修用軒先唐草ＭＣタイプ

914（有効884） 20

５，

４

ケ ラ バ 包 み

1865

有効1820

92

30

(重なり45)

105

25

マルチエース

1970(有

効1820)

側 面 捨 板 （ ケ ラ バ 用 ）

110

38

隅棟ジョイントキャップ

40

全長：

勾配対応

内寸

12

300

38.5

差込片(オプション)

全長：勾配対応

125

※本体３段につき１枚使用

隅棟ジョイント捨板 イ ナ ヅ マ 谷

150

120

60

2000(有

効1800)

※重なり

200

80

105

1865(有

効1820)

(94)

90

1865(有

効1820)

側 面 雨 押 え

92

92

1970(有

効1820)

側面捨板（壁取り合い用）

５

正 面 雨 押 え Ｃ タ イ プ

マルチエース

後付式雪止金具（雪国Ａ）

雪止金具（受注生産品）

先付式雪止金具 先付式雪止金具

(アングル型Ａ) (アングル型Ｂ)

先付式雪止金具 後付式雪止金具

(雪国Ｂ)

役物用コイル 下葺き材

ｱｽﾌｧﾙﾄﾙｰﾌｨﾝｸﾞ940以上

又は、ｺﾞﾑｱｽ防水ｼｰﾄ

ステンカラースクリュー釘

#12×50#12×32

ブラインドリベット

先付式雪止金具（富士型）

(朝日型)

６

・ ・ ・ ・

※上記は参考です。必要に応じて工具を準備して下さい。

巻き尺 コンベックス 曲尺 タッカー

水糸 墨つぼ

使用工具類(参考)

のこぎり 丸鋸

金切り鋏 つかみ ハンマー（木・板金） バール

ハンドリベッター 養生シートインパクトドリル・ビット

コーキング材

コーキング材

補修塗料

コーキングガン 補修塗料

・ ・ ・ ・

・・

マルチエース

７

６，

｝

マルチエース

工事の手順

建 方

下 地 造 作

登 り 淀 取 付 け

打ち合わせ・施工図作成

材 料 算 出 、 発 注

図 面 確 認

実測と下地の確認・清掃

荷 下 ろ し 、 搬 入

資 材 確 認 、 養 生

※ 現場の状況に見合った手順を作成して下さい。

広 小 舞 、 鼻 隠 し

コロニアル改修の納め

改 修 工 事

コロニアル改修の納め参照

平葺き屋根改修の納め 平葺き屋根改修の納め参照

心木無瓦棒葺き屋根改修の納め 心木無瓦棒葺き屋根改修の納め参照

下 地 作 業

唐 草 の 取 付 け

下 葺 材 の 敷 き 込 み

下地作業参照

葺 工 事 壁取り合い部の納め参照壁 取 り 合 い 部 の 納 め

本体・吊子の取付け参照本 体 ・ 吊 子 の 取 付 け

軒先部の納め参照軒 先 部 の 納 め

隅 棟 部 の 納 め 隅棟部の納め参照

谷部の納め参照谷 部 の 納 め

主棟部の納め参照主 棟 部 の 納 め

ケ ラ バ 部 の 納 め ケラバ部の納め参照

雪 止 金 具 の 取 付 け雪止金具

取付けピッチの目安参照

仕 上 完 成 ・ 引 き 渡 し

チ ェ ッ ク 点 検 ・ 補 修 ・ 清 掃 点検・補修・清掃参照

８

p10.

p11.

p12.

p13.

p14.

p15.

p16.

p17.

p21～23.

p24.

p18.

p19.

p20.

７，

◆ 養 生

◆ 搬 入

◆ 荷揚げ

◆ 吊具使用例

！ 注 意

！ 警 告

・仮置き資材は、タテ置きにしないでください。

③荷降ろし作業について

④仮置きについて

②置き台について

①資材の積置きスペースについて

・長物は特に、端部が地面や周囲に当たらないよ

うに注意して扱ってください。

・荷置きスペースを確保し、不陸がないように整

地してください。

・適当な間隔に置いた台木（枕木）の上に平板を

乗せて仮止めし、置き台を作ります。

・投げ渡しは禁止です。不用意に落とさないよう

に注意してください。

←整地

←不陸

タテ置き

●吊り上げ作業中は、クレーンアームの特定範囲内に入らないことを警告すること。

●成型品が荷崩れを起こさないように、梱包や荷置きには十分配慮してください。

●成型品本体及び付属品の荷置きの際は、集中荷置きを避けてください。

●吊具が直接成型品本体に当たらないように、吊上げ保護具（角当て）で養生してください。

●ナイロンスリングで３点以上にして吊り上げる場合、各ナイロンスリングの張力が均等に

●荷揚げの用具は、規定の物を使用してください。

内容

チェ

ック荷

崩れ

防止 資 材

防湿保護シート

クレーンの位置

荷揚げの位置

資 材

資 材

資 材

台木平板

●木毛セメント板下地の上に荷揚げする場合、踏み込み時の抜け落ちがおこらないよう歩板

を設置すること。

なるように、吊り点の位置やナイロンスリングの長さを調節して、成型品本体に歪みやひ

ずみ、絞り、折れが出たりしないように行ってください。

に注意してください。

歪まないように吊り方

防湿性の保護シートをかぶせて養生します。

することに留意してください。

設定しておきます。

・すぐ荷揚げしない場合は、風雨を避けるために

・屋根の軒高さ、棟高さをあらかじめ計測します。

・資材内容をチェックすることや、荷崩れを防止

・クレーンの入る場所や、屋根上の荷揚げ位置を

・吊具使用時は、資材が

H

２点吊りの例 ２点吊りの例（天秤）吊りビームの例

反り

資材の搬入・養生・荷揚げ

●ナイロンスリングの幅は１００㎜を使用し、損傷がないことを確認してください。

h

マルチエース

８，

９

下地作業

◆ 軒先唐草の取付け

◆ 下葺き材の敷き込み

① 下葺き材の重ね要領

下地が含湿している時や雨天時の敷き込みは避けてください。

！ 注 意

二重に敷き込む（谷部）

２００㎜以上重ねる(桁行方向 )

１００㎜以上重ねる(流れ方向 )

隅棟に合わせてカット１００㎜出して

② 壁取り合い部・出隅、入隅ともに二重に敷き込み、壁面には１５０㎜以上の立ち上げを設けて下さい。

・必ずコーキング処理を行なってください。

壁面

立ち上げる１５０㎜以上

コーキング

◇ 入 隅◇ 出 隅

壁面立ち上げる１５０㎜以上

コーキング

マルチエース

○下葺材は、アスファルトル

－フィング９４０以上また

は、ゴムアス防水シートを

ご使用下さい。

粘着ルーフィングをご使用下さい。

・流れ方向 → １００㎜以上

・桁行方向 → ２００㎜以上

・谷 部 → 二重に敷き込む

○ コロニアル改修の場合は、

軒先唐草（既存）

鼻隠し（既存）

野地板（既存）

タルキ（既存）

コロニアル（既存）

アスファルトルーフィング９４０以上

◇コロニアル改修用軒先唐草ＭＣタイプ仕様

タルキ

野地板

広小舞

鼻隠し

アスファルトルーフィング９４０以上

軒先唐草 Ｍタイプ

◇軒先唐草Ｍタイプ仕様

軒先唐草 ＭＣタイプコロニアル改修用

９，

10

軒先部の納め

10

2.5

マルチエース

◆ 軒先唐草Ｍタイプ仕様

※軒先唐草Ｍタイプの固定はタルキピッチにて釘またはビス止め

タルキ

鼻隠し

マルチエース本体

吊 子

野地板

広小舞

アスファルトルーフィング９４０以上

(17)

(47)

30

181

181

軒先唐草 Ｍタイプ

10

2.5

マルチエース本体

軒先唐草（既存）

鼻隠し（既存）

野地板（既存）

タルキ（既存）

コロニアル（既存）

アスファルトルーフィング９４０以上

◆ コロニアル改修用軒先唐草ＭＣタイプ仕様

181

181

吊 子

※コロニアル改修用軒先唐草ＭＣタイプの固定はタルキピッチにて釘またはビス止め（太陽電池モジュール搭載の場合はビス）

コロニアル改修用軒先唐草ＭＣタイプ

10，

11

本体・吊子の取付けマルチエース

①下段の本体と組み合わせる。

①下段の本体と組み合わせ、通し吊子をはめ込みます。

②先に葺いた本体と縦ハゼを組み、奥に押し込み前後ハゼを組合わせる。

②先に葺いた本体と縦ハゼを組み、奥に押し込み前後ハゼを組合わせる。

吊子

アスファルトルーフィング９４０以上

野地板

マルチエース本体

吊子 ＜縦ハゼ部組み合わせ図＞

＜縦ハゼ部組み合わせ図＞

葺いてゆきます。※本体は軒側から見て左側から右方向へ

※本体の縦ハゼは深く組み合わせて下さい。

葺いてゆきます。※本体は軒側から見て左側から右方向へ

※本体の縦ハゼは深く組み合わせて下さい。

(50)

(50)

◆ 本体の敷き込み＜吊子＞

◆ 本体の敷き込み＜通し吊子＞

シンワッシャー

通し吊子

マルチエース本体

アスファルトルーフィング９４０以上

野地板通し吊子

※必ず通し吊子穴あけ箇所すべてに止めてください。

※必ずタルキに止めて下さい。（タルキピッチで止める）釘又はタッピンネジ

シンワッシャー(４ .８×３８)

11，

12

マルチエース本体

マルチエース本体

アスファルトルーフィング９４０以上

木下地１５×９０

登り淀

木下地４５×４０アスファルトルーフィング９４０以上

登り淀

タルキ

破風板

野地板

◆ 参考構成図

ケラバ包み

しぼる

◆ 参考納まり図

折り下げる

6

約 300 20

斜線部カット

コーキング剤を塗布して下さい

軒先唐草

木下地４５×４０

スクリュー釘 １２×３２

・ケラバ包みをつなぐときは４５㎜以上重ね

て取り付けて下さい。

スクリュー釘 １２×３２

ケラバ包み

木下地１５×９０

軒先唐草

＜ケラバ包みの加工＞

18折り下げる

段王本体

木下地１５×９０ 木下地４５×４０

・ケラバの軒先部は、軒先唐草や側面捨板の

端面が隠れるようにケラバ包みを加工して

取り付けて下さい。（上図参照）

側面捨板（ケラバ用）

・側面捨板（ケラバ用）の軒先部は、軒先唐草

に先端をのせて水を排出できるようにします。

側面捨板(ケラバ用)

ケラバ部の納め

◆ 軒先部の納め（本体・側面捨板 (ケラバ用 )の加工・取付け）

◆ 軒先の納め（ケラバ包みの取付け）

マルチエース本体

マルチエース本体

マルチエース本体

マルチエース

アスファルトルーフィング９４０以上

ケラバ包み

側面捨板（ケラバ用）

45

45

12，

13

壁取り合い部の納めマルチエース

◆ 正面雨押え

野地板

吊 子

マルチエース本体

木下地 ９０×１８

木下地 ３０×３６

丸釘又はタッピンネジ

アスファルトルーフィング９４０以上

外壁材

● 木下地仕様

◆ 側面雨押え

● 木下地仕様

外 壁

野地板

側面雨押え

マルチエース本体

木下地 １８×９０

木下地

アスファルトルーフィング９４０以上

木下地 ３０×３６

丸釘又はタッピンネジ

側面捨板（壁取り合い用）

13，

14

正面雨押えＣタイプ

隅棟部の納めマルチエース

◆ 隅棟納まり図

40127

野地板

タルキ

アスファルトルーフィング９４０以上

隅 木

隅棟ジョイントキャップ

隅棟ジョイント捨板

アスファルトルーフィング９４０以上

釘

◆ 隅棟部の納め方

隅棟ｼﾞｮｲﾝﾄ捨板

①隅棟ジョイント捨板の取付け

③隅棟ジョイントキャップの取付け

・隅棟ジョイントキャップを下図のように現

場に合わせてカットし、ハゼを本体折り返

しの引っ掛け片に組む様に軒先側からはめ

込んで下さい。

アスファルトルーフィング９４０以上 隅棟ｼﾞｮｲﾝﾄ捨板

アスファルトルーフィング９４０以上

引っ掛け片(現場合わせにてｶｯﾄ)

・隅棟ジョイント捨板を下段のハゼ

の上にのせ釘止めして下さい。

※ 隅棟ジョイント捨板１枚に対し、

本体は３段重ねます。

隅棟角度に

合わせてカット

折り返して

引っ掛け片を作る

隅棟ジョイントキャップ

マルチエース本体

マルチエース本体

マルチエース本体

マルチエース本体

【差込み片使用の図】

折り返す

30隅棟の角度に合わせてください

【本体の加工】

②本体の取付け

片を使う事も出来ます。）

葺きます。（引っ掛け片の代わりに差込み

掛け片を作り、隅棟ジョイント捨板の上に

・本体を隅棟角度に合わせてカットし、引っ

（又は差込み片）

14，

15

谷部の納め

◆ 参考構成図

吊 子

アスファルトルーフィング９４０以上

タルキ

野地板

120

つかみ込み(18)

鼻隠し

吊 子

アスファルトルーフィング９４０以上

イナヅマ谷

◆ 谷納まり図

イナヅマ谷

マルチエース

マルチエース本体

マルチエース本体

軒先唐草（アルミ押出し材）

16

15，

主棟部の納め

◆ 木下地仕様

10

2.5

マルチエース

木下地 ３０×３６

釘又はタッピンネジ

木下地 １８×９０

平棟包み

アスファルトルーフィング９４０以上

棟 木

マルチエース本体

野地板

17

16，

コロニアル改修の納めマルチエース

◆ 軒先部の納め

※（ ）は既存部材を示す。

10

2.5

（コロニアル）

（タルキ）

（鼻隠し）

アスファルトルーフィング９４０以上

（軒先唐草）

（野地板）

（ルーフィング）

コロニアル改修用

マルチエース本体

軒先唐草ＭＣタイプ

釘またはビス

ビスを使用してください。

（ビスの仕様は、屋根面取り付け金具の

注）太陽電池モジュールを搭載する場合は、

施工マニュアルを参照）

18

17，

心木無瓦棒葺き屋根改修の納め

◆ 軒先部の納め

アスファルトルーフィング９４０以上

（鼻隠し）

（広小舞）

木 ３０×３６

野地板

（タルキ）

（心木無瓦棒葺き）

（ルーフィング）

吊 子

※（ ）は既存部材を示す。

約100㎜

※ 軒先から約１００㎜位までの既存屋根材(心木無瓦棒葺き)

をカットし、既存軒先唐草を除去する。10

2.5広小舞が腐食している場合は、交換する。

軒先唐草(物件対応品)

マルチエース

マルチエース本体

18，

19

平葺き屋根改修の納め

◆ 軒先部の納め

※（ ）は既存部材を示す。

約200㎜

をカットし、既存軒先唐草を除去する。

※ 軒先から約２００㎜位までの既存屋根材(平葺き) 10

2.5広小舞が腐食している場合は、交換する。

マルチエース

（鼻隠し）

（広小舞）

アスファルトルーフィング９４０以上

軒先唐草 Ｍタイプ

マルチエース本体

（タルキ）

（平葺き）

吊 子

（ルーフィング）

19，

20

雪止金具

Ｄ

Ｗ

Ｌo

Ｌx

Ｌx

Ｌo

Ｄ

Ｐs・Ｗ・ｃｏｓθＬx ＝

Ｆ

Ｐs ＝ Ｄ・ｒ・ｓｉｎθ

Ｐs

※ 静止摩擦係数は無視する

・Ｗ(㎜)：雪止金具桁行き方向取付けピッチ

・θ(ｄｅｇ)：屋根勾配角度

・Ｄ(㎝)：積雪量

・ｒ(㎏/㎝/㎡)：積雪単位重量

・Ｌx(ｍ)：雪止金具流れ方向取付けピッチ

・Ｐs(Ｎ/㎡(㎏f/㎡))：滑雪荷重

・Ｆ＝９５８Ｎ(９７．７㎏f)：雪止金具製品強度(ｃ＝２)

（強度試験時平均破壊荷重：１９１６Ｎ(１９５．４㎏f）

※ 滑雪荷重は積雪量に比例するので、積雪量が地域により変化する場合は、

上記諸条件の積雪量に対する割合で算出して下さい。

◆雪止金具流れ方向取付けピッチ勾配対応表（目安）

（地域特性・立地条件等を考慮の上、取付けピッチを算定下さい）

＜諸条件＞

・積雪量：Ｄ＝１００ ㎝

◇ 計算例２（Ｌx の算出）

・積雪単位重量：ｒ＝３㎏/㎝/㎡（多雪地域）

・屋根材有効寸法＝１８１mm

＜諸条件＞

・積雪量：Ｄ＝５０ ㎝

・積雪単位重量：ｒ＝２㎏/㎝/㎡（一般地域）

◇ 計算例１（Ｌx の算出）

・屋根材有効寸法＝１８１mm 【単位：ｍ】

２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ １０勾 配 （寸）

（段 数）

【単位：ｍ】

２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ １０勾 配 （寸）

（段 数）

・雪止め金具桁行き方向取付けピッチ：Ｗ＝４５５mm

雪止め金具流れ方向取付けピッチ：Ｌx

・雪止め金具桁行き方向取付けピッチ：Ｗ＝４５５mm

雪止め金具流れ方向取付けピッチ：Ｌx

(６１段) (４３段) (３４段) (２９段) (２６段) (２５段) (２４段) (２３段) (２３段)

４．２４．３４．４４．５４．８５．３６．２７．８１１．１

(２０段) (１４段) (１１段) ( ９段 ) ( ８段 ) ( ８段 ) ( ８段 ) ( ７段 ) ( ７段 )

１．４１．４１．４１．５１．６１．７２．０２．６３．７

マルチエース

【後付式雪止金具 雪国Ａ】

雪止金具取付けピッチの目安(後付け式)20，

21

雪止金具

Ｄ

Ｌo

Ｗ

Ｌx

Ｌo

Ｄ

Ｌx

Ｐs・Ｗ・ｃｏｓθＬx ＝

Ｆ

Ｐs ＝ Ｄ・ｒ・ｓｉｎθ

Ｐs

※ 静止摩擦係数は無視する

・Ｗ(㎜)：雪止金具桁行き方向取付けピッチ

・θ(ｄｅｇ)：屋根勾配角度

・Ｄ(㎝)：積雪量

・ｒ(㎏/㎝/㎡)：積雪単位重量

・Ｌx(ｍ)：雪止金具流れ方向取付けピッチ

・Ｐs(Ｎ/㎡(㎏f/㎡))：滑雪荷重

※ 滑雪荷重は積雪量に比例するので、積雪量が地域により変化する場合は、

上記諸条件の積雪量に対する割合で算出して下さい。

＜諸条件＞

・積雪量：Ｄ＝１００ ㎝

◇ 計算例２（Ｌx の算出）

・積雪単位重量：ｒ＝３㎏/㎝/㎡（多雪地域）

◆雪止金具流れ方向取付けピッチ勾配対応表（目安）

（地域特性・立地条件等を考慮の上、取付けピッチを算定下さい）

・屋根材有効寸法＝１８１mm

＜諸条件＞

・積雪量：Ｄ＝５０ ㎝

・積雪単位重量：ｒ＝２㎏/㎝/㎡（一般地域）

◇ 計算例１（Ｌx の算出）

・屋根材有効寸法＝１８１mm 【単位：ｍ】

２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ １０勾 配 （寸）

（段 数）

【単位：ｍ】

２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ １０勾 配 （寸）

（段 数）

雪止め金具流れ方向取付けピッチ：Ｌx

雪止め金具流れ方向取付けピッチ：Ｌx

・雪止め金具桁行き方向取付けピッチ：Ｗ＝４５５mm

・雪止め金具桁行き方向取付けピッチ：Ｗ＝４５５mm

マルチエース

( ２段 )

（強度試験時平均破壊荷重：６７７Ｎ(６９㎏f）

・Ｆ＝２７０．８Ｎ(２７．６㎏f)：雪止金具製品強度(ｃ＝2.5)

３．１

(１７段)

２．２

(１２段)

１．７

( ９段)

１．５

( ８段)

１．３

( ７段)

１．２

( ７段)

１．２ １．２ １．２

( ６段) ( ６段) ( ６段)

１．０

( ５段 )

０．７

( ４段 ) ( ３段 ) ( ２段 ) ( ２段 ) ( ２段 ) ( ２段 ) ( ２段 )

０．５ ０．５ ０．４ ０．４ ０．４ ０．４ ０．４

【先付式雪止金具 富士型】

(先付式雪止金具 富士型の場合)雪止金具取付けピッチの目安21，

22

雪止金具

Ｄ

Ｌo

Ｗ

Ｌx

Ｌo

Ｄ

Ｌx

Ｐs・Ｗ・ｃｏｓθＬx ＝

Ｆ

Ｐs ＝ Ｄ・ｒ・ｓｉｎθ

Ｐs

※ 静止摩擦係数は無視する

・Ｗ(㎜)：雪止金具桁行き方向取付けピッチ

・θ(ｄｅｇ)：屋根勾配角度

・Ｄ(㎝)：積雪量

・ｒ(㎏/㎝/㎡)：積雪単位重量

・Ｌx(ｍ)：雪止金具流れ方向取付けピッチ

・Ｐs(Ｎ/㎡(㎏f/㎡))：滑雪荷重

※ 滑雪荷重は積雪量に比例するので、積雪量が地域により変化する場合は、

上記諸条件の積雪量に対する割合で算出して下さい。

＜諸条件＞

・積雪量：Ｄ＝１００ ㎝

◇ 計算例２（Ｌx の算出）

・積雪単位重量：ｒ＝３㎏/㎝/㎡（多雪地域）

◆雪止金具流れ方向取付けピッチ勾配対応表（目安）

（地域特性・立地条件等を考慮の上、取付けピッチを算定下さい）

・屋根材有効寸法＝１８１mm

＜諸条件＞

・積雪量：Ｄ＝５０ ㎝

・積雪単位重量：ｒ＝２㎏/㎝/㎡（一般地域）

◇ 計算例１（Ｌx の算出）

・屋根材有効寸法＝１８１mm 【単位：ｍ】

２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ １０勾 配 （寸）

（段 数）

【単位：ｍ】

２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ １０勾 配 （寸）

（段 数）

雪止め金具流れ方向取付けピッチ：Ｌx

雪止め金具流れ方向取付けピッチ：Ｌx

・雪止め金具桁行き方向取付けピッチ：Ｗ＝４５５mm

・雪止め金具桁行き方向取付けピッチ：Ｗ＝４５５mm

マルチエース

【先付式雪止金具 朝日型】

（強度試験時平均破壊荷重：２００３Ｎ(２０４．２㎏f）

・Ｆ＝６６７．６Ｎ(６８．０㎏f)：雪止金具製品強度(ｃ＝3)

７．７

(４２段)

５．４

(３０段)

４．３

(２３段)

３．７

(２０段)

３．３

(１８段)

３．１

(１７段)

３．０ ３．０

(１６段) (１６段) (１６段)

２．９

２．５

( ７段 ) ( ６段 ) ( ６段 ) ( ５段 ) ( ５段 ) ( ５段 ) ( ５段 )(１４段) (１０段)

１．８ １．４ １．２ １．１ １．０ １．０ １．０ １．０

(先付式雪止金具 朝日型の場合)雪止金具取付けピッチの目安22，

23

中性

ゴミ

②各部分の仕舞いは完了していますか？

③各要所にコーキング処理が施されていますか？

●施工完了後は材料等を現場●屋根表面に付いたキズは、●汚れを取る場合には、中性

補修塗料

●清掃は、表面の塗膜に

○仕上がり後、下記部分の点検を必ず行なってください。

①かみ合わせ、組合せの部分に浮き上がりはありませんか？

④取扱上のキズは補修しましたか？

⑤雨の吹き上がりや、吹き溜まりの予想箇所を見直してください。

チェック

○点検しながら、補修の必要な箇所にはカラーテープでマーキングをするなどし

て、補修もれを起こさないような配慮をしてください。

●「キリコ」「汚れ」が

ください。

して乾いた布で拭き取って

洗剤を使用し、必ず水洗い

ください。

用具を選んで使用して

キズを付けないような

必ず清掃して除去し

てください。

付着している場合は、

に残さないように処理し、

検査に支障を来さないよう、

周辺環境の整備を行なって

ください。

表面材と同色の純正補修塗

料を使用して補修します。

補修箇所は、清掃後に油や

ゴミを布などで完全に除去

してから行なってください。

！ 注 意！ 注 意

◆ 屋根面の清掃・補修

◆ 屋根面の点検

使用しないでください。

スチールウールなどはキズの原因になるので、

金属ブラシ・プラスチック製ブラシ・金属ヘラ

発生の原因となるので、除去してください。

「キリコ」「ゴミ」を放置すると屋根材の錆

点検・補修・清掃マルチエース

23，

24

③雨天時や、事前に雨や

雪が降って屋根表面が

濡れている場合は、滑

りやすく落下の危険が

あるので、充分に注意

して作業を行って下さ

い。

①高所作業の安全を期する

具を必ず着装して下さい。

（ヘルメット、命綱等）

※２ｍ以上の高所作業では

安全ベルト、命綱の着装

が規定されています。

②服装は作業に支障のない

身軽な作業服を着用して

ください。

ために正しい服装と保護

安全

健康

①毎日のミーティングでは、作業規律の徹底、

健康状態のチェック、安全確保のための注意事

項の確認を行って下さい。

④台風、突風、つむじ風等の異常

気象の発生が予報されている時

は、屋根材が飛散して２次災害

を起こす危険があるので、充分

注意してください。

台

⑤落下災害の発生防止

の為、同側面での上

下同時作業は避けて

ください。

⑥作業中の落下事故を

防止するために安全

ネットを必ず取り付

けて下さい。

③整理、整頓、標識の重視を心掛け、公衆災害

の防止に配慮してください。

ゴミ

④降雨、降雪、暴風、などの気象変化に関する

情報に注意して作業を進めてください。

！

②電動工具、一般工具の安全操作と落下防止、

及びこれらによる漏電、感電事故防止に心掛

けてください。

※軒先など施工箇所に電線が接近している場合

規律

は、事前に電力会社に連絡

して、事故のないよう

に注意してくだ

さい。

！ 警 告重傷を負う可能性が想定されます。

取扱いを誤った場合に、使用者が死亡または

危険及び、物的損害の発生が想定されます。

取扱いを誤った場合に、使用者が軽傷を負う！ 注 意

!

マルチエース

安全作業の心得24，

25

取扱店

※本書の商品構成、仕様及び形状は予告なく変更する場合がありますので予めご了承下さい。

喜多方工場 〒９６６-００１４ 福島県喜多方市関柴町西勝字西原３１５

那 須 工場 〒３２４-００３７ 栃木県大田原市上石上１８４３-４

製造元 株式会社

マルチエース 2016.02.13改訂版