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サステナブル建築研究の はじまり経緯 2006年日本建築学会賞 持続可能性の向上に資する建築生産のあり方に関する研究 受賞記念講演スライド 野城智也

サステナブル建築研究の はじまり経緯yashirolab.iis.u-tokyo.ac.jp/files/Sustainability2006.pdf7 野城智也,「解体される住宅の構成材の再利用のための構法システム開発に関

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サステナブル建築研究のはじまり経緯2006年日本建築学会賞

持続可能性の向上に資する建築生産のあり方に関する研究受賞記念講演スライド

野城智也

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第一の幸運風が吹いた

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野城智也, 加藤裕久, 吉田倬郎, 小松幸夫「東京都中央区における事務所建築の寿命実態―非木造建築物の寿命実態に関

する調査研究」、日本建築学会計画系論文報告集、第413号、1990年7月

東京都中央区における事務所建物の寿命実態:RC造

00.10.20.30.40.50.60.70.80.9

1

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

Approximation to Normal distribution

Field Data

R(t)

Years from completion

寿命が短い。このままではどうなるのか

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野城智也,「耐用年数と資源消費量の関連性評価に関する基礎的研究」日本建築学会第六回建築生産と管理技術シンポジウム論文集,

1990.7

解体材排出量の推測・予測大量の建設廃棄物が発生してしまう

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ならば、解体現場を調査しよう

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野城智也,「解体される住宅の構成材の再利用のための構法システム開発に関する基礎的研究(1)」、住宅総合研究財団研究年報,no.20, 1994年3月

建築解体プロセスに関する分析

解体所用人工数

0 0.05 0.1 0.15 0.2

C 機械解体

A 機械+手壊し

B 機械+手壊し

D 機械+手壊し

E 手壊し

F 手壊し

準備作業 本体解体作業 基礎解体作業

人日/m 2

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Tomonari Yashiro, Nobuhiro Yamahata, ’Energy use and CO2 emission by constructing houses’, Proceedings of CIB TG8 symposium,

Building Research Establishment, 1994.5住宅を建設するために使用されるエネルギー総量試算例

当時は世界的にも数少ない試算例

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本当に運がいいほどタイミングがよかった

1989 単寿命論文1990 廃物量予測論文1992 解体実態調査1993 生産に伴うエネルギ-

CO2排出量試算

1987 ブルントラント・レポート

1994 初めてのSustainable Building 国際会議

概念の進化

データ裏付けのある論文の提出

注目を浴びる→国際ネットワークのなかでさまざまな「師匠」「同輩」に出会い以来、活動

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第二の幸運人に巡り会えた

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共同研究者リスト1

• 野城智也, 加藤裕久, 吉田倬郎, 小松幸夫,「東京都中央区における事務所建築の寿命実態―非木造建築物の寿命実態に関する調査研究」、日本建築学会計画系論文報告集、第413号、1990年7月、pp139-149

• Tomonari Yashiro, Yasuhisa Kato, Takuro Yoshida, Yukio Komatsu, “Survey on real life span of office buildings in Japan”, Proceedings of CIB W55/65 symposium on building economics and construction management in University of Sydney, vol.3, pp215-226, 1990.3

• Tomonari Yashiro, Nobuhiro Yamahata, ’Energy use and CO2 emission by constructing houses’, Proceedings of CIB TG8 symposium, Session: Materials-paper no.17 (total 10 pages), Building Research Establishment, 1994.5

• 野城智也, 山畑信博, 室井俊一, 田中隆司,中村幹, 信太洋行,「資源有効利用を考慮した住宅構法システムに関する基礎的研究」,日本建築学会第10回建築生産と管理技術シンポジウム論文集, 日本建築学会, Vol.10, PP267-272, 1994年7月

• 野城智也, 山畑信博, 須藤厳雄、 Nigel Howard,「建築生産に伴うエネルギー放出量・二酸化炭素放出量に関する研究 原単位評価における評価範囲の設定について」,日本建築学会第12回建築生産と管理技術シンポジウム論文集, Vol.12, PP27-32, 1996年7月

• 楊詩弘,松元建三,野城智也,中村良和,西本賢二 「戸建住宅の生産プロセスにおける使用エネルギー評価方法に関する基礎的研究」, 日本建築学会計画系論文集 第585号 pp.141-148 2004年11月

• 楊詩弘,松元建三,野城智也,中村良和,西本賢二,「戸建住宅の生産プロセスによる使用エネルギー量の比較に関する研究」, 日本建築学会計画系論文集 第589号P.177-183 2005年3月

• 野城智也,楊 詩弘、翁 佳梁「建築生産における資源再利用パフォーマンスの計測方法に関する研究、サステナブル・コンストラクションの評価インジケーターに関する考察第2報」,日本建築学会第16回建築生産シンポジウム論文集 pp39-44、2000年7月

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共同研究者リスト2

• 野城智也、吉田倬郎「補修・改修歴からみた建物の耐用性に関する調査研究 その1研究の概要および竣工後10・20年目の建物の調査 その2材料・構法の耐用年数その3 カーテンウォールへの改修事例に関する調査及び考察」,日本建築学会関東支部報告集、pp393-pp404, 1984年7月

• 野城智也、福田展淳、本多直巳、田中正人、水井啓介、鈴木進一、小林均、「地域における住宅解体材の再利用シナリオ山口県住宅リサイクルプログラムについて」,日本建築学会第17回建築生産シンポジウム論文集 pp1-6,2001年7月

• 野城智也, 安藤正雄, 蟹澤宏剛, 小野宗良, 花山佳子,「木造住宅の生産組織に関する研究 その36 住まい手からみた住宅の維持保全における専門工事業者との連関(佐倉市民へのアンケート調査より)」、日本建築学会大会学術講演梗概集, pp523-524, 1989年10月

• 野城智也, 西本賢二, 渡邊雄二, 「地域の中小規模住宅生産組織の現状に関する研究その1東京都世田谷区にみる維持保全改修市場における潜在的可能性」,住宅問題研究, Vol.16, No.2, pp.47-72, (財)住宅金融普及協会,2000年5月

• 馬郡文平,野城智也,加藤孝志,藤井逸人,光山義紀,塩野禎隆,桑原康浩,杉本克明,辻 真吾,渡守武 晃,粟野洋雄,「建物データ・リアルタイムモニタリング・システムの開発」, 日本建築学会技術報告集 第21号 P.379 2005年6月

• 河岸俊輔、野城智也、合川尚毅、西本賢二、「ユーザー指向型建築生産情報管理システムの開発研究」、日本建築学会第21回建築生産シンポジウム論文集 Vol.21 pp 61- 66、2005年7月

• 野城智也、馬郡文平,「プロジェクトベースEMSの基本概念」,生産研究、vol.53 no.4 pp243-247、東京大学生産技術研究所,2001年4月

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共同研究者リスト3• 西本賢二、野城智也、冨山哲男、 丸山純一、結城英嗣, 「住宅部品のリース・レンタ

ルに関する研究」, 日本建築学会第17回建築生産シンポジウム論文集 pp195-200, 2001年7月

• 野城智也、冨山哲男、西本賢二、山崎公雄、丸山純一、結城英嗣、広瀬朗、山田広信,「建物インフィルのリースにかかわる法的・契約的側面に関する検討」,日本建築学会第18回建築生産シンポジウム論文集 pp7-12,2002年7月

• 野城智也,西本賢二,信太洋行、「既存建物の再生手段としての建築インフィルの動産化の可能性に関する考察」、日本建築学会計画系論文集 NO.577 pp135~pp1422004年3月

• 西本賢二,信太洋行,野城智也, 安孫子義彦,大塚雅之、谷圭一郎, 「インフィルを動産化するための床システムの開発」,日本建築学会技術報告集 第18号 pp347-352 日本建築学会, 2003年12月

• 信太洋行,西本賢二,野城智也,安孫子義彦,大塚雅之,谷 圭一郎、「インフィルを動産化するための床システムの開発(その2)」,日本建築学会技術報告集 第20号pp245-pp250 2004年12月

• 信太洋行, 野城智也, 西本賢二, 冨山哲男、大塚雅、河西敏則、谷圭一郎、広瀬朗、丸山純一、山崎公雄、山田広信、結城英嗣、伊藤公健、「リース方式による住宅インフィルの供給に関する研究(その2)), 日本建築学会第19回建築生産シンポジウム論文集Vol.19 pp 7- 12, 2003年7月

• 西本賢二, 野城智也, 信太洋行, 冨山哲男、大塚雅之、河西敏則、谷圭一郎、広瀬朗、丸山純一、山崎公雄、山田広信、結城英嗣、伊藤公健,「リース方式による住宅インフィルの供給に関する研究(その1)),日本建築学会第19回建築生産シンポジウム論文集Vol.19 pp 1- 6,2003年7月

• 西本賢二、野城智也、信太洋行、合川尚毅、「建築生産におけるサービス型付加価値創造に関する研究」,日本建築学会第20回建築生産シンポジウム論文集,Vol.20,pp.85~90,2004年7月

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共同研究者リスト4• 内田祥哉, 野城智也, 関谷哲也,「ハケを用いたオープンジョイントの水密性の指標に関

する考察」、日本建築学会構造系論文報告集, vol.366, pp39-45, 1986年8月• 野城智也, 室井俊一,田中隆司, 山畑信博,「耐用年数と資源消費量の関連性評価に関

する基礎的研究その4 住宅解体実態調査に基づく将来の廃棄物発生量の予測」、日本建築学会第九回建築生産と管理技術シンポジウム論文集, 日本建築学会, Vol.9, PP39-44, 1993年7月

• Tomonari Yashiro, Koji Yagi, Nobuhiro Yamahata, Survey on demolishing procedure of Japanese residential buildingsProceedings of CIB TG8 symposium, Session: Materials-paper no.8 (total 8 pages), Building Research Establishment, 1994年5月

• Tomonari Yashiro, Nobuhiro Yamahata, Obstractive Factors to reuse waste from demolished residential buildings in Japan, Proceedings of First International Conference of TG16 (Sustainable Construction), Univ. of Florida, pp581-590, 1994年11月

• 野城智也, 室井俊一, 田中隆司,山畑信博,「地球環境・資源問題を考慮した構工法選択のための原単位評価に関する研究 型枠工法及び住宅一棟についての試算例」,日本建築学会第九回建築生産と管理技術シンポジウム論文集, 日本建築学会, Vol.9, PP77-82, 1993年7月

• 西本賢二, 野城智也, 楊 詩弘, 翁佳梁、「住宅部品及びその構成材の再利用に関する基礎的研究」、日本建築学会第16回建築生産シンポジウム論文集 pp89-94、2000年7月

• 平野智子・野城智也・中村裕幸・辻雅哉・大野孝一・織田瑞夫・菊原淳也、「多主体からなるネットワーク型生産のマネジメント手法に関する研究 -その2 バイオマス静脈物流システムへの展開-」, 日本建築学会第20回建築生産シンポジウム論文集, pp7~pp12, 2004年7月

• 野城智也, 安藤正雄,佐倉市における住宅生産ネットワークに関する調査研究建築研究資料no.76, 建設省建築研究所, 1992年7月 (別冊子)

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これから1解決策を創造する

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建築スケルトン

インフィル部材・機器」

空間領域配管・配線

接続点ア

接続点イ

インフィル部材・機器

建築スケルトン

インターフェース端末部品

部材・機器に附属する

配管・配線

野城智也,西本賢二,信太洋行、「既存建物の再生手段としての建築インフィルの動産化の可能性に関する考察」、日本建築学会計画系論文集 NO.577 2004年3月

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東日本橋プロジェクト:野城研究室2003/2004

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RFID

製品ID

PDAなど

インフィル部品

現場

Network

Database

製品情報メンテナンス情報図面情報

業務サーバ群

製造メーカー

リサイクル業者

流通業者

野城智也,「自動認識情報敷設による建築のライフサイクル価値向上のための枠組に関する基礎的考察」, 日本建築学会計画系論文集 NO.588 2005年2月

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これから2新たな概念・枠組みの創造

先ず隗より始める

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問題解決のための新概念例

• 再利用指向構法

• 経時的カスタマイゼーション• ライフサイクル価値

• サービス・プロバイダー• 情報具有建築(情報を建物に刻む)

• 近接の効率性

• 静脈デマンド・サプライ・チェーン(静脈SCM)• Multi-stakeholders-dialogue(利害関係者間の意思疎通)

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野城智也,「解体される住宅の構成材の再利用のための構法システム開発に関する基礎的研究(2)」、住宅総合研究財団研究年報, no.21, 住宅

総合研究財団, 1995年3月

再利用指向構法の概念

信太洋行 作図

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野城智也, 「経時的カスタマイゼーションとしてのライフサイクルマネジメント」日本学術会議50周年記念シンポジウム「設計の質的転換」講演論文集

日本機会学会 1999年5月

設計行為と経時的カスタマイゼーション概念図

供用開始

施設新設設計行為

生産期間

施工

ライフサイクル(寿命期間=施設の存続期間)

経時的カスタマイゼーションの為の資源調達差配・組織化=ライフサイクルマネジメント

供用終了解体

経時的カスタマイゼーションfor ever changing requirements and for ongoing aging/degrading

施設改変設計行為

施設改変

施設改変設計行為

施設改変

施設改変設計行為

施設改変

information information information information

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Tomonari Yashiro, From product provider to service provider – Relevant industrial change for sustainable building implementation, Proceedings of international conference

sustainable building 2000, Maastricht, The Netherlands, Aeneas Technical publishers 2000.10

サービス・プロバイダーとは

Input

Natural Resource

機能性能を

生み出す装置としての

建物

ひとユーザーすまいて

刻々変わる

要求条件

副産物・環境負荷

機能性能

Output既存建物

知識・ノウハウ・システム

建物がもつ機能・性能を提供し対価を得る

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これから3仕組みづくりの触媒役

先ず隗より始める

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官民パートナーシップによる既存団地の再生野城研究室Y3P研究会

(Yashiro-lab Public Private Partnership 研究会)近角真一・山田広信・田村誠邦・小畑晴治・信太洋行

Y3P研究会:大学が中立的な立場で、官民の実務者を集め構想を作る研究会

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産地証明+エンジニアリング・データ証明による国内山林の再生プロジェクト

中村裕幸さんら

出荷 入荷 出荷 入荷 出荷

入荷

森林

製材所(製材、乾燥、角材・平板加工) プレカット工場 製品需要

情報センター

データサーバー

製品需要家からの情報と、森林からの生産量の調整を行う。

• 質の信用できる国産材の提供• 流通在庫減少・決済期間の短縮により林業家の収入を増やすとともに流

通末端の価格を下げる

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「Smileプロジェクト(電子家歴書プロジェクト)」Smile: Support System for management of information, life and environment

合川尚毅(発明者)

石橋敦之大塚久美子澤田敏実塩野禎隆杉浦英一中里壮也西本賢二袴田嘉夫服部正太

さんら

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