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ビール・発泡酒・新ジャンル商品の 酒税に関する要望書ビール・発泡酒・新ジャンル商品の市場推移 1994年の総市場を100とした場合の市場の推移

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ビール酒造組合ホームページ http://www.brewers.or.jp

会長代表理事 山 田 賢 治会 員 会 社 サントリービール

ア サ ヒ ビ ー ルキ リ ン ビ ー ルサッポロビールオリオンビール

株式会社株式会社株式会社株式会社株式会社

会    長 山 田 賢 治会 員 会 社 サントリービール

ア サ ヒ ビ ー ルキ リ ン ビ ー ルサッポロビールオリオンビール

株式会社株式会社株式会社株式会社株式会社

発泡酒の税制を考える会ホームページ http://www.happoshu.com

ビール・発泡酒・新ジャンル商品の酒税に関する要望書

2019年8月

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酒税に関する要望事項

2

平成 29 年度税制改正により、ビール・発泡酒・新ジャンル商品の税率は、段階的に見直され、2026年10月に1㎘あたり155,000円に一本化されることになりました。ビールの税率は、1㎘あたり65,000円の減税となる一方、発泡酒は20,750円の増税、新ジャンル商品は75,000円もの増税となります。

一本化されるビール、発泡酒の税率は、他の酒類と比べ依然として高い税率であり、同じ発泡性酒類に分類される「その他の発泡性酒類」が、1㎘あたり100,000円となることと比較しても、なお大きな格差があります。また、諸外国と比べても、高い税率といえます。

私たちは、ビール・発泡酒のさらなる減税を要望します。

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出典 パンフレット「平成29年度税制改正」平成29年4月財務省(財務省ホームページ)

税率構造の見直し

〇税率の見直しは、消費者や酒類製造者への影響に配慮して、十分な経過期間を確保しつつ段階的に進めます。〇今回の改革は、厳しい財政状況や財政物資としての酒類の位置付け等を踏まえ、税収中立で行います。〇税率の段階的な見直しは、その都度、経済状況を踏まえ、酒税の負担の変動が家計に与える影響等を 勘案した上で実施します。

3

単位:円250,000

200,000

150,000

100,000

50,000

ビール

発泡酒

新ジャンルチューハイ等

低アルコール蒸留酒類等(※2)2020年10月 2023年10月 2026年10月

22万円(77円)

8万円(28円)

10.8万円(37.8 円)

13.425万円(46.99円)

10万円(35円)

20万円(70円)

18.1万円(63.35円)

15.5万円(54.25円)

(※1)麦芽比率25%未満の発泡酒に係わる税率(※2)低アルコール分の「蒸留酒類」及び「リキュール」に係る特例税率(下限税率)

ビール

発泡酒(※1)

新ジャンル

平成29年度 酒税改正の概要

単位:円150,000

100,000

50,0002020年10月 2023年10月 2026年10月

清 酒

果 実 酒

12万円

8万円

11万円10万円

9万円

(注)税率は1㎘あたり

(注)税率は1㎘あたり、( )内は350㎖換算

2019年10月 消費税10%(予定)へ

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ビール・発泡酒・新ジャンル商品の市場推移

1994年の総市場を100とした場合の市場の推移

4

2017年のビール・発泡酒・新ジャンル商品トータルの市場規模は、1994年ピーク時の約7割にまで減少しています。

8,000

7,000

6,000

5,000

4,000

3,000

2,000

1,000

0

千㎘

2008年 2009年2007年2006年2005年2004年2003年2002年2001年2000年1999年1998年1997年1996年1995年1994年

国税庁「酒のしおり」2019年3月版より新ジャンル商品については「発泡酒の税制を考える会」加盟5社発表の課税移出数量

2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年

69

100新ジャンル商品ビール 発泡酒

1994年5月ビール増税

1996年10月発泡酒増税

2003年5月発泡酒増税

2006年5月新ジャンル増税

1997年4月消費税5%に

2014年4月消費税8%に

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酒税の税率(2026年10月以降)

資料 : 財務省「平成29年度税制改正の解説 酒税法等の改正」および国税庁「酒のしおり」2019年3月版より

5

(円)

0

10

20

30

5

15

25

35

缶チューハイ

ビール・発泡酒

(5度)

ウイスキー

(40度)

(5度)

酒(15度)

酎(25度)

ワイン(12度)

31

20

7 810 10

発泡性酒類

醸造酒類

蒸留酒類(20度)

ビール・発泡酒

その他発泡性酒類

清酒

果実酒

ウイスキー・ブランデー・スピリッツ(37度)

焼酎(20度)

- -

10,000

10,000

10,000

1㎘あたり税率(円) アルコール分1度あたり加算額(円)

5

5

15

12

40

25

アルコール度数(度)

31

20

7

8

10

10

酒税額1度1ℓあたり(円)区  分

ホップ及び一定の苦味料を

原料としない酒類※缶チューハイ等

(350㎖あたり54.25)

(350㎖あたり35.00)

155,000

100,000

100,000

200,000

370,000

200,000

酒税の税率

ビール・発泡酒の税率1㎘あたり155,000円を350㎖缶換算でその他の発泡性酒類(缶チューハイ等)と比較すると、約20円も高くなっています。さらに、アルコール1度1ℓあたりで比較すると、缶チューハイの約1.5倍、蒸留酒の約3倍、醸造酒類の約4倍もの高い税率が課されています。

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6

60

50

40

30

20

10

0日本 フランス ドイツ アメリカ イギリス

(円)

資料 : 「ビール酒造組合」調べ(2019年1月)、アメリカはニューヨーク市のデータ

※各国は350㎖缶あたりに換算した酒税額350㎖缶あたりに占める酒税負担額

ビール・発泡酒の酒税 諸外国との比較 (日本は2026年10月以降の数値)

ビール・発泡酒の税率1㎘あたり155,000円の酒税負担は、国際的に見ても、非常に高率かつ高額で、ドイツの約14倍、アメリカの約7倍もの負担となっています。

邦貨換算は、2019年5月末時点のTTMレートによる円未満は四捨五入

44

1616

5454

88

4646

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日本のビールの酒税額は国際的に比較して極めて高くなっています。

0

50

100

150

200

250

300

350

400

450

イギリスアメリカドイツフランス日本

ワイン

ビール

蒸留酒

84

501

83 66

51423

100100100100100

310

(蒸留酒を100とした場合)

資料 :「ビール酒造組合」調べ(2019年1月)アメリカはニューヨーク市のデータ

醸造酒であるビールに対して、アルコール分1度あたりで、蒸留酒にくらべ高い酒税を課しているのは、主要諸国の中で日本だけです。※欧米ではおおむね、蒸留酒には高い税率、醸造酒であるビールやワインには低い税率が標準となっています。

主要諸国におけるアルコール分1度あたりの酒税額指数

諸外国のビール・ワイン・蒸留酒の酒税額との比較 (日本は2026年10月以降の数値)

668483

7

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本体にかかる消費税酒税にかかる消費税  

本体+酒税にかかる消費税

13円(128円×10%) 5円( 54円×10%) 

18円(182円×10%)

ビールにかかる高い酒税にも消費税がかけられています。

酒税

54円

酒税・消費税抜き価格

128円

消費税18円

※現行のコンビニエンスストアの本体価格をベースに、新たな酒税と、消費税10%で算出※円未満は四捨五入

税合計:72円小売価格200円(消費税込)の

36%

ビ―ル本体:128円小売価格200円(消費税込)の

64%

小売価格(消費税込)200円(128円+54円+18円)

小売価格に占める酒税、消費税(2026年10月以降)

酒類には酒税と消費税が併課されており、小売価格(消費税込)の約36%が税金となっています。ビール350㎖缶で見ると、消費税18円のうち、約3割にあたる5円は酒税にかかる消費税となっています。

ビール350㎖缶

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0 10 20 30 40 50 60(%)

思っていたより高い

ビールは大衆酒なのに高い

他の商品やサービスと比べて高い

適正だと思う

58.7%

22.7%

17.6%

4.1%

消費者の皆様の声

現時点での予定では、2026年には、ビール系飲料の税負担率は、小売価格の36%程度と想定されます。このことについてどのように思いますか?

増える 現在と変わらない 減る 飲むのをやめる 他の酒類に変える

0 20 40 60 80 100(%)

5.5

5.6 39.6 47.0 7.8

44.8 43.9 5.8

Q.

ビール・発泡酒・新ジャンル商品(350㎖缶を想定)の価格が変わった場合、飲む量はどのように変化すると思いますか?Q.

A.

「発泡酒の税制を考える会」調べ(n=1,000 2019年6月)

(n=1,000、複数回答)

新ジャンル商品26.25円=54.25円-28円増税予定

20円値上げ(n=656)

30円値上げ(n=656)

54.7%

49.7%

0 20 40 60 80 100(%)

20.8

32.0 63.6

75.8

4.2

3.220円値下げ(n=1,000)

30円値下げ(n=1,000)

ビール22.75円=77円-54.25円減税予定

0 20 40 60 80 100(%)

8.7 50.5 35.1 5.7発泡酒7.26円=

54.25円-46.99円増税予定

10円値上げ(n=424)

(  )

(  )

(  )40.8%

20.8

32.0

※( )内は350㎖換算

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淡麗極上〈生〉 サッポロ極ZERO 麦職人

キリン一番搾り生ビール サッポロ生ビール黒ラベル オリオンドラフト

キリンビール サッポロビール オリオンビール

キリンのどごし〈生〉 サッポロ麦とホップ サザンスター

ビール

発泡酒

新ジャンル商品

参 考 加盟各社の代表的な製品

サントリーザ・プレミアムモルツ

サントリー

金麦

アサヒスタイルフリー

アサヒスーパードライ

アサヒビール

クリアアサヒ

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