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プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah 機能は、Ethernet Virtual CircuitEVC; イーサネット仮想回線)での MAC-in-MAC トンネリングを可能にします。 機能情報の確認 お使いのソフトウェア リリースが、このモジュールで説明されている機能の一部をサポートしていな いことがあります。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。このモジュールで説明される機能に関する情 報、および各機能がサポートされるリリースの一覧については、 「プロバイダー バックボーン ブリッジ における IEEE 802.1ah に関する機能情報」(P.22を参照してください。 プラットフォーム サポートと Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージ サポートに関する 情報を入手するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。 目次 「プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah に関する前提条件」(P.2「プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah に関する制約事項」(P.2「プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah について」(P.2「プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定方法」(P.7「プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定例」(P.17「その他の参考資料」(P.20「プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah に関する機能情報」(P.22

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE …プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン

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Page 1: プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE …プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah 機能は、Ethernet Virtual Circuit(EVC; イーサネット仮想回線)での MAC-in-MAC トンネリングを可能にします。

機能情報の確認お使いのソフトウェア リリースが、このモジュールで説明されている機能の一部をサポートしていな

いことがあります。 新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。このモジュールで説明される機能に関する情

報、および各機能がサポートされるリリースの一覧については、「プロバイダー バックボーン ブリッジ

における IEEE 802.1ah に関する機能情報」(P.22)を参照してください。

プラットフォーム サポートと Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージ サポートに関する

情報を入手するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

目次• 「プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah に関する前提条件」(P.2)

• 「プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah に関する制約事項」(P.2)

• 「プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah について」(P.2)

• 「プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定方法」(P.7)

• 「プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定例」(P.17)

• 「その他の参考資料」(P.20)

• 「プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah に関する機能情報」(P.22)

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プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah に関する前提条件

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah に関する前提条件

• ルータ構成に ES40 ライン カードが含まれている必要があります。Institute of Electrical and Electronic Engineers(IEEE)802.1ah 規格が ES40 ライン カードだけでサポートされているから

です。

• IEEE 802.1ah は、EVC アーキテクチャだけでサポートされています。

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah に関する制約事項

• 次の機能はサポートされていません。

– 802.1ah 上の Connectivity Fault Management(CFM)

– Internet Group Multicast Protocol(IGMP)スヌーピング、またはカスタマー ブリッジ

(c-bridge)ドメイン上のすべてのマルチキャスト プロトコル

– スタンドアロン カスタマー側バックボーン エッジ ブリッジ(I-BEB)

– スタンドアロン バックボーン コア ブリッジ側バックボーン エッジ ブリッジ(B-BEB)

• この機能には、次の制約事項が適用されます。

– MAC トンネルの 大数は 4094 です。

– MAC トンネル内のサービス インスタンスの 大数は 16,384 です。

– Ethernet Flow Points(EFP)の 大数は 32,768 です。

– 単一のインターフェイス上での EFP の 大数は 8000 です。

– ポート チャネル上の 802.1ah は、ポート チャネルあたり 1 つのメンバ リンクだけでサポート

されています。

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah について

Provider Backbone Bridge(PBB)で IEEE 802.1ah を設定するには、次の概念を理解しておく必要が

あります。

• 「MAC-in-MAC」(P.3)

• 「バックボーン エッジ ブリッジ」(P.3)

• 「IB-Bridge」(P.4)

• 「L2 ブリッジング ネットワーク用 IEEE 802.1ah」(P.5)

• 「Ethernet Over MPLS 用 IEEE 802.1ah」(P.6)

• 「仮想プライベート LAN サービス用 IEEE 802.1ah」(P.7)

2

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プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah について

MAC-in-MAC

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah 機能によって、サービス プロバイダーの MAC ヘッダー内にエンド ユーザ トラフィックがカプセル化されます。これによって、Backbone Edge Bridge(BEB; バックボーン エッジ ブリッジ)は、多数のサービス インスタンスをサポートできます。

この機能は、MAC-in-MAC または MAC Tunneling Protocol(MTP)とも呼ばれます。この機能に

よって、サービス プロバイダーはトンネル送信元アドレスとしてユーザが指定した MAC アドレスを

使用することにより、装置ベンダーの ID を隠すこともできます。また、この機能によって、ユーザ MAC アドレス領域は、プロバイダー MAC アドレス領域から分離されます。つまり、エッジ ブリッジ

だけが、カスタマー MAC アドレスを認識し、コア ブリッジだけがプロバイダー アドレスを認識しま

す。

図 1 に一般的な 802.1ah PBB ネットワーク、表 1 に PBB ネットワーク コンポーネントをそれぞれ示

します。

図 1 IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジ

バックボーン エッジ ブリッジ

BEB には、I-Component または B-Component のいずれかを含むことができます。I-Component によって、Service VLAN Identifier(S-VID)は Service Instance Identifier(I-SID)にマッピングされ、

B-Tag なしで PBB ヘッダーが追加されます。B-Component によって、I-SID は Backbone VID(B-VID)にマッピングされ、B-Tag なしで PBB ヘッダーが追加されます。IEEE 802.1ah 規格では、

次の 3 つのタイプの BEB が指定されています。

• B-Bridge(B-BEB)には、MAC-in-MAC ブリッジの B-Component が含まれます。これは、

I-SID を検証し、フレームを Backbone VLAN(B-VLAN)にマッピングします。また、コア ブリッジ内の B-VLAN に基づいて、トラフィックを切り替えます。

表 1 IEEE 802.1ah PBB コンポーネント

コンポーネント 説明

BCB バックボーン コア ブリッジ

BEB バックボーン エッジ ブリッジ

CE カスタマー機器

PB プロバイダー ブリッジ

PEB プロバイダー エッジ ブリッジ

UNI.1ad

UNI.1ad

UNI.1ah

UNI.1ah

2774

50

CE PEB PB PBPB

CE PEB PB

BEB BCB

BEBBCB

BCB

BEBPEBPB

CE

PB

802.1ad

802.1ad

802.1ah

3

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プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah について

• I-Bridge(I-BEB)には、MAC-in-MAC ブリッジの I-Component が含まれます。これは、

B-MAC カプセル化を実行し、S-tag、C-tag、または S-tag/C-tag ペアに基づいて I-SID を挿入しま

す。

• IB-Bridge(IB-BEB)には、LAN セグメントを通じて相互接続される 1 つ以上の I-Component と 1 つの B-Component が含まれます。

(注) Cisco 7600 シリーズ ルータは、IB-Bridge として動作するように設計されています。

IB-Bridge

IB-Bridge には、I-Component と B-Component の両方が含まれます このブリッジは、B-MAC を選択し、

プロバイダー VLAN タグ(S-tag)、カスタマー VLAN タグ(C-tag)、または S-tag と C-tag の両方に基

づいて、I-SID を挿入します。これは、I-SID を検証し、B-VLAN 上でフレームを送受信します。

IB-Bridge には、次の 2 つのタイプのインターフェイスがあります。

• ポートベースのインターフェイス:ポートベースのインターフェイスでは、カスタマーから受信し

たすべての S-tagged フレームは、I-SID にマッピングされ、S-tag は保持されます。

• S-tagged インターフェイス:S-tagged インターフェイスは、S-VLAN と I-SID の一対一のマッピ

ングをサポートして、S-VLAN 変換機能を提供します。このインターフェイスは、S-VLAN と I-SID の多対一のマッピングをサポートして、S-VLAN バンドル機能も提供します。

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah 機能は、IEEE 802.1ah 規格で要求される

すべてのサービスをサポートし、次のような追加機能を提供するためにサービスを拡張します。

• S-Tagged サービス:

– 多重化された環境では、各 S-tag は、I-SID にマッピングされ、保持または削除できます。

– バンドル環境では、複数の S-tag が同じ I-SID にマッピングされ、S-tag は保持する必要があ

ります。

• C-Tagged サービス

– 多重化された環境では、各 C-tag は、I-SID にマッピングされ、保持または削除できます。

– バンドル環境では、複数の C-tag が同じ I-SID にマッピングされ、C-tag は保持する必要があ

ります。

• S/C-Tagged サービス:

– 多重化された環境では、各 S-tag/C-tag ペアは、I-SID にマッピングされます。S-tag または S-tag/C-tag ペアは、保持または削除できます。

– バンドル環境では、複数の S-tag/C-tag ペアが同じ I-SID にマッピングされ、S-tag/C-tag ペア

は保持する必要があります。

• ポートベースのサービス

– タグなしか、二重タグ付きかにかかわらず、すべてのフレームは同じ I-SID にマッピングさ

れ、すべてのタグは保持されます。

4

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プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah について

L2 ブリッジング ネットワーク用 IEEE 802.1ahL2 ブリッジング ネットワーク内の PBB に IEEE 802.1ah を設定した場合、入力 EFP 上のパケットは、

I-Component のブリッジング識別子(bridge-domain c-mac コマンドを使用して指定)を使用して、

適切な MAC トンネルに向けられます。複数の EFP が同じ I-SID を使用する場合、C-MAC ブリッジ ドメインは、EFP 間の切り替えも実行します。

図 2 に、一般的な L2 ブリッジング ネットワークの構成を示します。

図 2 IEEE 802.1ah L2 ブリッジング ネットワーク

表 2 に、L2 ブリッジング ネットワークのコンポーネントを示します。

未知のユニキャストおよびカスタマー マルチキャスト トラフィック

図 3 に、単一の Backbone VLAN(B-VLAN; バックボーン VLAN)を通じてすべての BEB が互いに

接続されている L2 ネットワークを示します。このシナリオでは、BEB1 からのすべての未知のユニ

キャスト トラフィックは、すべて同じ B-VLAN を共有しているため、BEB2 を経由して BEB5 に転送

されます。

CE CE

802.1ah

PE-Agg PE-Agg

802.1ad 802.1ad

BEB BEB

UNI NNI 2774

51

表 2 L2 ブリッジング ネットワークのコンポーネント

コンポーネント名 説明

802.1ad IEEE 802.1ad(プロバイダー ブリッジ)ネットワーク

802.1ah IEEE 802.1ah(プロバイダー バックボーン ブリッジ)ネットワーク

BEB バックボーン エッジ ブリッジ

CE カスタマー機器

NNI ネットワーク間インターフェイス(出力 EFP)

PE-Agg プロバイダー エッジ集束デバイス

UNI ユーザ ネットワーク インターフェイス(入力 EFP)

5

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プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah について

図 3 BEB B-VLAN ネットワーク

ネットワーク トラフィックを減らすには、B-VLAN 上の特定の BEB にトラフィックを送信するよう BEB を設定します。たとえば、BEB1 が BEB3 と BEB4 だけにトラフィックを送信する必要がある場

合は、mac tunnel address destination map コマンドを使用して、Customer Destination Address(C-DA)をマルチキャスト Backbone Destination Address(B-DA)にマッピングできます。次に、こ

の B-DA に対するトラフィックを受信するように、BEB3 と BEB4 を登録します。

802.1ah ネットワーク内のすべてのパケットは、指定された MAC アドレスに送信する必要がありま

す。このアドレスは、バックボーン コア ブリッジ内の MAC アドレス テーブルのスタティック エント

リです。デフォルトの MAC トンネル アドレスがテーブルで指定されていない場合、すべての未知の

ユニキャスト パケットおよびカスタマー マルチキャスト トラフィックは、デフォルト B-DA で送信さ

れます。これは、IEEE が割り当てる Organizational Unique Identifier(OUI; 組織固有識別子)と I-SID 値の組み合わせです。

Ethernet Over MPLS 用 IEEE 802.1ahEthernet over Multiprotocol Label Switching(EoMPLS)ネットワークで IEEE 802.1ah を設定した場

合、イーサネット リンクは、MPLS トンネル内の MPLS Label Switched Path(LSP)を使用して、疑

似ワイヤとして転送されます。EoMPLS ネットワークで MAC-in-MAC を設定するには、UNI で入力 EFP コンフィギュレーション設定を指定し、MAC-in-MAC 設定を指定し、入力 NNI で Switch Virtual Interface(SVI; スイッチ仮想インターフェイス)を指定する必要があります。SVI は、単一のイン

ターフェイスを通じてブリッジに接続されたスイッチ ポートの VLAN を表します。

図 4 に、一般的な EoMPLS ネットワークの構成を示します。

BEB3 MAC 3

BEB2 MAC 2

BEB1 MAC 1

BEB4 MAC 4

802.1ah

BEB5 MAC 5

2774

52

6

Page 7: プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE …プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定方法

図 4 EEE 802.1ah EoMPLS ネットワーク

(注) EoMPLS ネットワークの Cisco 7600 シリーズ ルータは、B-tag 識別子としてブリッジ ドメイン識別子

(bridge-domain コマンドを使用して設定)を使用します。したがって、MAC-in-MAC トンネルに対

して B-VLAN コンフィギュレーションを指定する必要はありません。

仮想プライベート LAN サービス用 IEEE 802.1ahバーチャル プライベート LAN サービス(VPLS)ネットワークで IEEE 802.1ah を設定した場合、

802.1ah パケットは VPLS 疑似ワイヤ内にカプセル化されます。

VPLS ネットワークで MAC-in-MAC を設定するには、UNI で入力 EFP コンフィギュレーション設定

を指定し、MAC-in-MAC 設定を指定し、Virtual Forwarding Interface(VFI)設定を指定し、出力 NNI で SVI コンフィギュレーション設定を指定する必要があります。SVI は、単一のインターフェイ

スを通じてブリッジに接続されたスイッチ ポートの VLAN を表します。

図 5 に、VPLS によって接続された 2 つの 802.1ah ネットワークを示します。

図 5 IEEE 802.1ah VPLS ネットワーク

プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定方法

ここでは、次の作業について説明します。

• 「L2 ブリッジング ネットワークでの MAC-in-MAC の設定」(P.8)(任意)

• 「Ethernet over MPLS ネットワークでの MAC-in-MAC の設定」(P.11)(任意)

• 「VPLS ネットワークでの MAC-in-MAC の設定」(P.14)(任意)

CE CE

EoMPLS

PE-Agg PE-Agg

802.1ad 802.1ad

BEB BEB

UNI NNI 277453

uPE uPE

802.1ad/ 802.1ad

BEB1

2774

54

BEB2VPLS

802.1ah

VPLS

7

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プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定方法

L2 ブリッジング ネットワークでの MAC-in-MAC の設定

NNI にスイッチポートベースのコンフィギュレーションがある場合に、L2 ブリッジング ネットワーク

で MAC-in-MAC を設定するには、次のタスクを実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. interface gigabitethernet slot/port

4. service instance id ethernet

5. encapsulation dot1q vlan-id

6. bridge-domain bridge-id c-mac

7. exit

8. exit

9. ethernet mac-tunnel virtual tunnel-id

10. description description

11. bridge-domain bridge-id

12. mac tunnel address destination default mac-addr

13. service instance id ethernet

14. encapsulation dot1ah isid isid

15. mac tunnel address destination map c-mac-addr b-mac-addr

16. bridge-domain bridge-id c-mac

17. exit

18. exit

19. interface gigabitethernet slot/port

20. switchport

21. switchport mode trunk

22. switchport trunk allowed vlan vlan-id

23. end

24. show bridge-domain

25. show ethernet mac-tunnel engine slot

26. show ethernet service instance

27. show ethernet service mac-tunnel

8

Page 9: プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE …プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定方法

手順の詳細

コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1 enable

例:Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

• プロンプトが表示されたら、パスワードを入力

します。

ステップ 2 configure terminal

例:Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始し

ます。

ステップ 3 interface gigabitethernet slot/port

例:Router(config)# interface gigabitethernet 6/1

カスタマー インスタンス ポートとして設定するギガ

ビット イーサネット インターフェイスを指定し、イ

ンターフェイス コンフィギュレーション モードを開

始します。

ステップ 4 service instance id ethernet

例:Router(config-if)# service instance 101 ethernet

インターフェイス上で L2 サービス インスタンスを作

成し、サービス インスタンス コンフィギュレーショ

ン モードを開始します。

ステップ 5 encapsulation dot1q vlan-id

例:Router(config-if-srv)# encapsulation dot1q 13

インターフェイス上の入力 dot1q フレームを、適切

なサービス インスタンスにマッピングするために使

用する照合基準を定義します。

ステップ 6 bridge-domain bridge-id c-mac

例:Router(config-if-srv)# bridge-domain 12 c-mac

I-Component のブリッジング識別子を指定します。

ステップ 7 exit

例:Router(config-if-srv)# exit

サービス インスタンス コンフィギュレーション モー

ドを終了します。

ステップ 8 exit

例:Router(config-if)# exit

サービス インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 9 ethernet mac-tunnel virtual tunnel-id

例:Router(config)# ethernet mac-tunnel virtual 1

仮想 MAC-in-MAC トンネルを設定し、

MAC-in-MAC トンネル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 10 description description

例:Router(config-tunnel-minm)# description MAC-Tunnel-1

(任意)MAC トンネルの名前と目的を記述します。

9

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プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定方法

ステップ 11 bridge-domain bridge-id

例:Router(config-tunnel-minm)# bridge-domain 100

MAC トンネルをブリッジ ドメイン インスタンスに

バインドします。

ステップ 12 mac tunnel address destination default mac-addr

例:Router(config-tunnel-minm)# mac tunnel address destination default 4444.1111.1111

Service Instance ID(I-SID)のグループに対して、

B-DA を指定します。

ステップ 13 service instance id ethernet

例:Router(config-tunnel-minm)# service instance 10 ethernet

特定の I-SID カプセル化に対応する EFP を定義し、

トンネル サービス コンフィギュレーション モードを

開始します。

ステップ 14 encapsulation dot1ah isid isid

例:Router(config-tunnel-srv)# encapsulation dot1ah isid 10000

指定した I-SID に対して dot1ah カプセル化を設定し

ます。

ステップ 15 mac tunnel address destination map c-mac-addr b-mac-addr

例:Router(config-tunnel-srv)# mac tunnel address destination map 3333.1111.1111 5555.2222.2222

サービス プロバイダーのバックボーン ブリッジ MAC アドレスをカスタマー MAC アドレスにマッピ

ングします。

ステップ 16 bridge-domain bridge-id c-mac

例:Router(config-tunnel-srv)# bridge-domain 30 c-mac

カスタマー ドメインとしてブリッジ ドメインを設定

します。

ステップ 17 exit

例:Router(config-tunnel-srv)# exit

トンネル サービス コンフィギュレーション モードを

終了します。

ステップ 18 exit

例:Router(config-tunnel-minm)# exit

MAC-in-MAC トンネル コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 19 interface gigabitethernet slot/port

例:Router(config)# interface gigabitethernet 6/2

ブリッジ インスタンス ポートとして設定するギガ

ビット イーサネット インターフェイスを指定し、イ

ンターフェイス コンフィギュレーション モードを開

始します。

ステップ 20 switchport

例:Router(config-if)# switchport

L2 スイッチド インターフェイスのスイッチング特性

を変更します。

コマンドまたはアクション 目的

10

Page 11: プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE …プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定方法

Ethernet over MPLS ネットワークでの MAC-in-MAC の設定

EoMPLS ネットワークで MAC-in-MAC を設定するには、次のタスクを実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. interface gigabitethernet slot/port

4. service instance id ethernet

5. encapsulation dot1q vlan-id

6. bridge-domain bridge-id c-mac

7. exit

ステップ 21 switchport mode trunk

例:Router(config-if)# switchport mode trunk

トランキング VLAN L2 インターフェイスを指定し

ます。

ステップ 22 switchport trunk allowed vlan vlan-id

例:Router(config-if)# switchport trunk allowed vlan 100

トランキング モードの場合に、タグ付き形式でこの

インターフェイスからトラフィックの送信を許可す

る VLAN のリストを設定します。

ステップ 23 end

例:Router(config-if)# end

インターフェイス コンフィギュレーション モードを

終了し、ユーザ EXEC モードをイネーブルにします。

ステップ 24 show bridge-domain

例:Router> show bridge-domain

(任意)ブリッジ ドメイン情報を表示します。

ステップ 25 show ethernet mac-tunnel engine slot slot-number

例:Router> show ethernet mac-tunnel engine slot 2

(任意)イーサネット MAC-in-MAC に関する情報を

表示します。

ステップ 26 show ethernet service instance

例:Router> show ethernet service instance

(任意)イーサネット サービス インスタンス情報を

表示します。

ステップ 27 show ethernet service mac-tunnel

例:Router> show ethernet service mac-tunnel

(任意)イーサネット サービス MAC-in-MAC 情報を

表示します。

コマンドまたはアクション 目的

11

Page 12: プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE …プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定方法

8. exit

9. ethernet mac-tunnel virtual tunnel-id

10. bridge-domain bridge-id

11. service instance id ethernet

12. encapsulation dot1ah isid isid

13. bridge-domain bridge-id c-mac

14. exit

15. exit

16. interface vlan vlanid

17. xconnect ipaddress vc-id encapsulation mpls

18. exit

手順の詳細

コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1 enable

例:Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

• プロンプトが表示されたら、パスワードを入力

します。

ステップ 2 configure terminal

例:Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始し

ます。

ステップ 3 interface gigabitethernet slot/port

例:Router(config)# interface gigabitethernet 6/1

カスタマー インスタンス ポートとして設定するギガ

ビット イーサネット インターフェイスを指定し、イ

ンターフェイス コンフィギュレーション モードを開

始します。

ステップ 4 service instance id ethernet

例:Router(config-if)# service instance 101 ethernet

インターフェイス上で L2 サービス インスタンスを作

成し、サービス インスタンス コンフィギュレーショ

ン モードを開始します。

ステップ 5 encapsulation dot1q vlan-id

例:Router(config-if-srv)# encapsulation dot1q 13

インターフェイス上の入力 dot1q フレームを、適切

なサービス インスタンスにマッピングするために使

用する照合基準を定義します。

ステップ 6 bridge-domain bridge-id c-mac

例:Router(config-if-srv)# bridge-domain 12 c-mac

I-Component のブリッジング識別子を指定します。

ステップ 7 exit

例:Router(config-if-srv)# exit

サービス インスタンス コンフィギュレーション モー

ドを終了します。

12

Page 13: プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE …プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定方法

ステップ 8 exit

例:Router(config-if)# exit

インターフェイス コンフィギュレーション モードを

終了します。

ステップ 9 ethernet mac-tunnel virtual tunnel-id

例:Router(config)# ethernet mac-tunnel virtual 1

仮想 MAC-in-MAC トンネルを設定し、

MAC-in-MAC トンネル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 10 bridge-domain bridge-id

例:Router(config-tunnel-minm)# bridge-domain 100

MAC トンネルをブリッジ ドメイン インスタンスに

バインドします。

ステップ 11 service instance id ethernet

例:Router(config-tunnel-minm)# service instance 10 ethernet

特定の I-SID カプセル化に対応する EFP を定義し、

トンネル サービス コンフィギュレーション モードを

開始します。

ステップ 12 encapsulation dot1ah isid isid

例:Router(config-tunnel-srv)# encapsulation dot1ah isid 10000

指定した I-SID に対して dot1ah カプセル化を設定し

ます。

ステップ 13 bridge-domain bridge-id c-mac

例:Router(config-tunnel-srv)# bridge-domain 30 c-mac

カスタマー ドメインとしてブリッジ ドメインを設定

します。

ステップ 14 exit

例:Router(config-tunnel-srv)# exit

トンネル サービス コンフィギュレーション モードを

終了します。

ステップ 15 exit

例:Router(config-tunnel-minm)# exit

MAC-in-MAC トンネル コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 16 interface vlan vlanid

例:Router(config)# interface vlan 1000

ダイナミック SVI を作成し、インターフェイス コン

フィギュレーション モードを開始します。

コマンドまたはアクション 目的

13

Page 14: プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE …プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定方法

VPLS ネットワークでの MAC-in-MAC の設定

VPLS ネットワークで MAC-in-MAC を設定するには、次のタスクを実行します。次の設定によって、

ルータを IB-Bridge として動作させることができます。

(注) Cisco 7600 シリーズ ルータでは、ブリッジ ドメイン識別子を SVI 識別子と同じにする必要があります。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. interface gigabitethernet slot/port

4. service instance id ethernet

5. encapsulation dot1q vlan-id

6. bridge-domain bridge-id c-mac

7. exit

8. exit

9. ethernet mac-tunnel virtual tunnel-id

10. bridge-domain bridge-id

11. service instance id ethernet

12. encapsulation dot1ah isid isid

13. bridge-domain bridge-id c-mac

14. exit

15. service instance id ethernet

16. encapsulation dot1ah isid isid

17. bridge-domain bridge-id c-mac

18. exit

19. exit

20. l2 vfi vfi-name manual

21. vpn id vpn-id

ステップ 17 xconnect ipaddress vc-id encapsulation mpls

例:Router(config-if)# xconnect 10.243.245.11 100 encapsulation mpls

接続回線を疑似ワイヤにバインドし、Any Transport over MPLS(AToM)スタティック疑似ワイヤを設定

します。

• 疑似ワイヤでデータをカプセル化するためのト

ンネリング方法として、MPLS を指定します。

ステップ 18 exit

例:Router(config-if)# exit

グローバル コンフィギュレーション モードに戻りま

す。

コマンドまたはアクション 目的

14

Page 15: プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE …プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定方法

22. neighbor ipaddress vcid encapsulation mpls

23. neighbor ipaddress vcid encapsulation mpls

24. exit

25. interface vlan vlan-id

26. xconnect ipaddress vc-id encapsulation mpls

27. exit

手順の詳細

コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1 enable

例:Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

• プロンプトが表示されたら、パスワードを入力

します。

ステップ 2 configure terminal

例:Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始し

ます。

ステップ 3 interface gigabitethernet slot/port

例:Router(config)# interface gigabitethernet 6/1

カスタマー インスタンス ポートとして設定するギガ

ビット イーサネット インターフェイスを指定し、イ

ンターフェイス コンフィギュレーション モードを開

始します。

ステップ 4 service instance id ethernet

例:Router(config-if)# service instance 101 ethernet

インターフェイス上で L2 サービス インスタンスを作

成し、サービス インスタンス コンフィギュレーショ

ン モードを開始します。

ステップ 5 encapsulation dot1q vlan-id

例:Router(config-if-srv)# encapsulation dot1q 13

インターフェイス上の入力 dot1q フレームを、適切

なサービス インスタンスにマッピングするために使

用する照合基準を定義します。

ステップ 6 bridge-domain bridge-id c-mac

例:Router(config-if-srv)# bridge-domain 12

I-Component のブリッジング識別子を指定します。

ステップ 7 exit

例:Router(config-if-srv)# exit

サービス インスタンス コンフィギュレーション モー

ドを終了します。

ステップ 8 exit

例:Router(config-if)# exit

インターフェイス コンフィギュレーション モードを

終了します。

ステップ 9 ethernet mac-tunnel virtual tunnel-id

例:Router(config)# ethernet mac-tunnel virtual 1

仮想 MAC-in-MAC トンネルを設定し、

MAC-in-MAC トンネル コンフィギュレーション モードを開始します。

15

Page 16: プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE …プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定方法

ステップ 10 bridge-domain bridge-id

例:Router(config-tunnel-minm)# bridge-domain 100

MAC トンネルをブリッジ ドメイン インスタンスに

バインドします。

ステップ 11 service instance id ethernet

例:Router(config-tunnel-minm)# service instance 31 ethernet

特定の I-SID カプセル化に対応する EFP を定義し、

トンネル サービス コンフィギュレーション モードを

開始します。

ステップ 12 encapsulation dot1ah isid isid

例:Router(config-tunnel-srv)# encapsulation dot1ah isid 10000

指定した I-SID に対して dot1ah カプセル化を設定し

ます。

ステップ 13 bridge-domain bridge-id c-mac

例:Router(config-tunnel-srv)# bridge-domain 10 c-mac

カスタマー ドメインとしてブリッジ ドメインを設定

します。

ステップ 14 exit

例:Router(config-tunnel-srv)# exit

トンネル サービス コンフィギュレーション モードを

終了します。

ステップ 15 service instance id ethernet

例:Router(config-tunnel-minm)# service instance 41 ethernet

特定の I-SID カプセル化に対応する EFP を定義し、

トンネル サービス コンフィギュレーション モードを

開始します。

ステップ 16 encapsulation dot1ah isid isid

例:Router(config-tunnel-srv)# encapsulation dot1ah isid 20000

指定した I-SID に対して dot1ah カプセル化を設定し

ます。

ステップ 17 bridge-domain bridge-id c-mac

例:Router(config-tunnel-srv)# bridge-domain 20 c-mac

カスタマー ドメインとしてブリッジ ドメインを設定

します。

ステップ 18 exit

例:Router(config-tunnel-srv)# exit

トンネル サービス コンフィギュレーション モードを

終了します。

ステップ 19 exit

例:Router(config-tunnel-minm)# exit

MAC-in-MAC トンネル コンフィギュレーション モードを終了します。

コマンドまたはアクション 目的

16

Page 17: プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE …プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定例

プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定例

ここでは、次の設定例について説明します。

• 「L2 ブリッジング ネットワーク用 MAC-in-MAC 設定:例」(P.18)

• 「Ethernet over MPLS ネットワーク用 MAC-in-MAC の設定:例」(P.19)

• 「VPLS ネットワーク用 MAC-in-MAC の設定:例」(P.19)

ステップ 20 l2 vfi vfi-name manual

例:Router(config)# l2 vfi myvfi manual

仮想転送インスタンスを設定し、L2 VFI ポイント

ツーポイント コンフィギュレーション モードを開始

します。

ステップ 21 vpn id vpn-id

例:Router(config-vfi)# vpn id 20

VPN Routing and Forwarding(VRF)インスタンス

で、VPN ID を設定します。

ステップ 22 neighbor ipaddress vcid encapsulation mpls

例:Router(config-vfi)# neighbor 172.16.10.12 2000 encapsulation mpls

ポイントツーポイント レイヤ 2 VFI 接続を形成する

初のルータを指定します。

ステップ 23 neighbor ipaddress vcid encapsulation mpls

例:Router(config-vfi)# neighbor 172.16.200.120 2000 encapsulation mpls

ポイントツーポイント レイヤ 2 VFI 接続を形成する 2 番目のルータを指定します。

ステップ 24 exit

例:Router(config-vfi)# exit

L2 VFI ポイントツーポイント コンフィギュレーショ

ン モードを終了します。

ステップ 25 interface vlan vlanid

例:Router(config)# interface vlan 1000

ダイナミック SVI を作成し、インターフェイス コン

フィギュレーション モードを開始します。

ステップ 26 xconnect ipaddress vc-id encapsulation mpls

例:Router(config-if)# xconnect 10.243.245.11 100 encapsulation mpls

接続回線を疑似ワイヤにバインドし、AToM スタ

ティック疑似ワイヤを設定します。

• 疑似ワイヤでデータをカプセル化するためのト

ンネリング方法として、MPLS を指定します。

ステップ 27 exit

例:Router(config-if)# exit

グローバル コンフィギュレーション モードに戻りま

す。

コマンドまたはアクション 目的

17

Page 18: プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE …プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定例

L2 ブリッジング ネットワーク用 MAC-in-MAC 設定:例

次の例では、GigabitEthernet 1/0、GigabitEthernet 2/0、および GigabitEthernet 3/0 インターフェイス

で UNI 設定を実行します。MAC-in-MAC トンネルの設定には、デフォルトの MAC トンネル宛先ア

ドレスおよび宛先マップを設定するためのコマンドが含まれます。NNI の設定は、GigabitEthernet 1/2 インターフェイスで実行します。また、スイッチポートまたは External Interface(EI)ベースの NNI に対するオプションを示します。

(注) スイッチポート NNI の設定では、VLAN ID は、MAC トンネルで設定したブリッジ ドメイン ID と同

じです。EI NNI の設定では、NII インターフェイスでサービス インスタンスを設定し、ブリッジ ドメ

インを使用して、MAC トンネルからサービス インスタンスへのバインディングを実行します。

UNI(入力)の設定

interface gigabitethernet 1/0service instance 10 ethernet encapsulation dot1q 10 bridge-domain 20 c-mac

service instance 20 ethernet encapsulation dot1q 20 bridge-domain 30 c-mac

interface gigabitethernet 2/0 service instance 10 ethernet encapsulation dot1q 10bridge-domain 20 c-mac

service instance 30 ethernet encapsulation dot1q 20 bridge-domain 30 c-mac

interface gigabitethernet 3/0 service instance 10 ethernet encapsulation dot1q 10 bridge-domain 20 c-mac

MAC-in-MAC トンネルの設定

ethernet mac-tunnel virtual 1bridge-domain 100 mac tunnel address destination default 4444.1111.1111service instance 10 ethernet encapsulation dot1ah isid 10000 bridge-domain 20 c-mac

service instance 20 ethernet encapsulation dot1ah isid 20000 bridge-domain 30 c-macmac tunnel address destination map 3333.1111.1111 5555.2222.2222

スイッチポート NNI(出力)の設定 interface gigabitethernet 1/2 switchport switchport mode trunk switchport trunk allowed vlan 100

EI NNI(出力)の設定 interface gigabitethernet 1/2 service instance 20 ethernet encapsulation dot1q

18

Page 19: プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE …プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定例

bridge-domain 100

Ethernet over MPLS ネットワーク用 MAC-in-MAC の設定:例

次に、2 つの 802.1ah ネットワークが MPLS を使用して接続される場合に、BEB を設定する方法の例

を示します。

UNI(入力)の設定

interface gigabitethernet 1/1service instance 15 ethernetencapsulation dot1q 20 bridge-domain 10 c-mac

MAC-in-MAC トンネルの設定

ethernet mac-tunnel virtual 1bridge-domain 1000service instance 500 ethernetencapsulation dot1ah isid 10000bridge-domain 10 c-mac

SVI の設定 interface vlan 1000xconnect 10.243.245.11 100 encapsulation mpls

VPLS ネットワーク用 MAC-in-MAC の設定:例

次に、2 つの 802.1ah ネットワークが VPLS を使用して接続される場合に、BEB を設定する方法の例

を示します。802.1ah パケットは、VPLS 疑似ワイヤ内でカプセル化されます。

UNI(入力)の設定

interface gigabitethernet 1/1service instance 21 ethernetencapsulation dot1q 20 bridge-domain 10 c-mac

MAC-in-MAC トンネルの設定

ethernet mac-tunnel virtual 1bridge-domain 100service instance 31 ethernetencapsulation dot1ah isid 10000bridge-domain 10 c-mac

service instance 41 ethernetencapsulation dot1ah isid 30000bridge-domain 20 c-mac

VFI の設定 l2 vfi myvfi manualvpn id 20neighbor 172.16.10.12 2000 encapsulation mplsneighbor 172.16.200.120 2000 encapsulation mpls

vpn id vpn-id

SVI の設定 interface vlan 100

19

Page 20: プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE …プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah その他の参考資料

xconnect vfi vfi100

その他の参考資料ここでは、プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah 機能に関連する参考資料を示し

ます。

関連資料

規格

MIB

RFC

関連項目 参照先

Cisco IOS コマンド 『Cisco IOS Master Command List, All Releases』

MAC-in-MAC コマンド 『Cisco IOS Carrier Ethernet Command Reference』

規格 タイトル

IEEE 802.1ah 『IEEE 802.1ah - Provider Backbone Bridges』

MIB MIB リンク

なし 選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セッ

トの MIB の場所を検索しダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC タイトル

この機能によってサポートされる新しい RFC または

変更された RFC はありません。またこの機能による

既存 RFC のサポートに変更はありません。

20

Page 21: プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE …プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah その他の参考資料

シスコのテクニカル サポート

説明 リンク

右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを 大限に活用してください。

以下を含むさまざまな作業にこの Web サイトが役立

ちます。

・テクニカル サポートを受ける

・ソフトウェアをダウンロードする

・セキュリティの脆弱性を報告する、またはシスコ製

品のセキュリティ問題に対する支援を受ける

・ツールおよびリソースへアクセスする

- Product Alert の受信登録

- Field Notice の受信登録

- Bug Toolkit を使用した既知の問題の検索

・Networking Professionals(NetPro)コミュニティ

で、技術関連のディスカッションに参加する

・トレーニング リソースへアクセスする

・TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェ

アや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をイ

ンタラクティブに特定および解決する

この Web サイト上のツールにアクセスする際は、

Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/index.html

21

Page 22: プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE …プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah に関する機能情報

プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah に関する機能情報

表 3 に、この機能のリリース履歴を示します。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。

特定のコマンドのリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよびソフトウェア イメージのサポート情

報を検索できます。Cisco Feature Navigator を使用すると、Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェ

ア イメージがサポートする特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームを確

認できます。Cisco Feature Navigator には、http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。

Cisco.com のアカウントは必要ありません。

(注) 表 3 には、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入された Cisco IOS ソフトウェア リリースだけが記載されています。その機能は、特に断りがない限り、それ以

降の一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースでもサポートされます。

Cisco and the Cisco Logo are trademarks of Cisco Systems, Inc. and/or its affiliates in the U.S. and other countries. A listing of Cisco's trademarks can be found at www.cisco.com/go/trademarks. Third party trademarks mentioned are the property of their respective owners. The use of the word partner does not imply a partnership relationship between Cisco and any other company. (1005R)

このマニュアルで使用している IP アドレスおよび電話番号は、実際のアドレスおよび電話番号を示すものではありません。マニュアル

内の例、コマンド出力、ネットワーク トポロジ図、およびその他の図は、説明のみを目的として使用されています。説明の中に実際の

アドレスおよび電話番号が使用されていたとしても、それは意図的なものではなく、偶然の一致によるものです。

© 2009 Cisco Systems, Inc. All rights reserved.

Copyright © 2009–2011, シスコシステムズ合同会社 .All rights reserved.

表 3 プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah に関する機能情報

機能名 リリース 機能情報

7600 用 802.1ah/EVC2.0(インフラスト

ラクチャ)

12.2(33)SRE プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah 機能は、EVC での MAC-in-MAC を可能にします。

Cisco IOS Release 12.2(33)SRE では、この機能は Cisco 7600 シリーズ ルータに追加されました。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

• 「プロバイダー バックボーン ブリッジにおける IEEE 802.1ah について」(P.2)

• 「プロバイダー バックボーン ブリッジでの MAC-in-MAC の設定方法」(P.7)

次のコマンドが、新たに導入または変更されました。

bridge-domain、clear bridge-domain mac table、description、encapsulation dot1ah isid、ethernet mac-tunnel virtual、mac tunnel address destination default、mac tunnel address destination map、service instance ethernet

(mac-tunnel)、show bridge-domain、show ethernet mac-tunnel engine slot、show ethernet service instance、show ethernet service mac-tunnel

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