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公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 2017 年度(後期)指定公募 「在宅医療推進のための学会等への共催」完了報告書 メインテーマ 「実践者と教育研究者との連携による地域看護実践の改革」 学 会 名:日本地域看護学会第 21 回学術集会 申 請 者:北山 三津子 提出年月日:2018年10月13日

メインテーマ 「実践者と教育研究者との連携による地域看護実践 … · 藤井 良宜(宮崎大学) 青石 恵子(名古屋大学大学院) ワークショップ3-6

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公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団

2017 年度(後期)指定公募

「在宅医療推進のための学会等への共催」完了報告書

メインテーマ

「実践者と教育研究者との連携による地域看護実践の改革」

学 会 名:日本地域看護学会第 21 回学術集会

申 請 者:北山 三津子

提出年月日:2018年10月13日

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目次

1.開催概要 ........................................................................................................................ 1

2.プログラム ..................................................................................................................... 1

3.ポスター・ちらし ........................................................................................................ 10

4.周知方法 ...................................................................................................................... 14

5.協賛・寄付など ........................................................................................................... 14

6.学術集会の成果 ........................................................................................................... 15

7.助成 ............................................................................................................................. 18

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1

1.開催概要

1)学術集会開催日・会場

会期:2018 年 8 月 11 日(土)~12 日(日)

会場:長良川国際会議場(岐阜県岐阜市長良福光 2695-2)

2)メインテーマ

実践者と教育研究者との連携による地域看護実践の改革

3)学術集会長

北山 三津子(岐阜県立看護大学 看護学部長)

4)共催

公益財団法人在宅医療助成 勇美記念財団

5)業務委託

株式会社ユピア

6)参加者数:716 人

(人)

7)懇親会

日 時:2018 年 8 月 11 日(土)18:10~19:40

場 所:長良川国際会議場 5 階国際会議室

参加者:84 人

2.プログラム

学術集会長講演、特別講演、シンポジウムⅠ・Ⅱ、教育講演Ⅰ~Ⅲ、指定集会 1・2、

理事会企画セミナー、市民公開シンポジウム、一般演題(122 演題)、ワークショップ(11

テーマ)により構成した。

会員

非会員(一般)

非会員(学生)

名誉会員・講師(非会員)等

市民公開シンポジウム

327

186

9

7

114

小計 643

ボランティア 48

協賛企業者数 20

取材者数 5

小計 76

合計 716

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プログラム

【8月11日(土)】

学術集会長講演 9:50~10:30 メインホール

地域看護学の「教育」「研究」の充実と「実践」の改革

演者 北山 三津子 岐阜県立看護大学看護学部 教授

座長 金子 仁子 慶應義塾大学看護医療学部・健康マネジメント研究科 教授

理事会企画セミナー 10:40~11:40 メインホール

研究・教育・実践における住民参加・協働と倫理

演者 武藤 香織 東京大学医科学研究所 ヒトゲノム解析センター

公共政策研究分野 教授

座長 田髙 悦子 横浜市立大学大学院医学研究科 教授

荒木田 美香子 国際医療福祉大学小田原保健医療学部 教授

特別講演 13:00~14:00 メインホール

“健幸”地域を育む市民と行政の協働-アクションリサーチの可能性-

演者 草郷 孝好 関西大学社会学部社会システムデザイン専攻 教授

座長 北山 三津子 岐阜県立看護大学看護学部 教授

教育講演Ⅰ 14:10~15:00 メインホール

(共催:公益財団法人在宅医療助成 勇美記念財団)

地域における新たな看護活動の展開と役割の拡大-コミュニティーナースの実践活動より-

演者 中澤 ちひろ

Community Nurse Company 株式会社 取締役

株式会社 Community Care 代表取締役

座長 安田 貴恵子 長野県看護大学看護学部 教授

指定集会1 14:10~15:30 大会議室

県と大学との連携による保健師現任教育の体制づくり-岐阜県の取り組み-

演者 赤尾 典子 岐阜県健康福祉部保健医療課健康推進室長

大川 眞智子 岐阜県立看護大学看護学部 准教授

ファシリテーター 岩田 昌子 岐阜市健康部保健師指導調整審議監

岩村 龍子 和歌山県立医科大学保健看護学部 教授

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シンポジウムⅠ 15:10~16:40 メインホール

実践の改革につながる研究とは

演者 松波 実智誉 岐阜市健康部南市民健康センター 所長

吉本 照子 千葉大学大学院看護学研究科 教授

東森 由香 創価大学看護学部 准教授

重松 美智子 田辺三菱製薬株式会社人事部健康推進グループ 保健師

座長 両羽 美穂子 岐阜県立看護大学看護学部 教授

牛尾 裕子 兵庫県立大学看護学部 准教授

ワークショップ 2-1 13:50~15:10 第2会議室

地域包括支援センター保健師の役割と葛藤

世話人 岡野 明美 (京都府立医科大学)

古賀 佳代子(福岡大学) 曽我 智子(泉大津市社会福祉協議会)

小林 奈緒子(新潟県上越市役所) 保母 恵 (国際医療福祉大学)

永井 潤子 (北里大学)

ワークショップ 3-1 13:50~15:10 第3会議室

子育て支援のあり方を問う

-子どもが児童虐待と判定され一時保護となった保護者からの発信-

世話人 辻 京子 (香川大学)

上野 加代子(徳島大学) 大西 美智恵(香川大学)

篠岡 有雅 (香川県綾川町役場))

ワークショップ 2-2 15:20~16:40 第2会議室

在宅療養支援を要する患者に外来でどう対応するか

-具体的な支援につなげるための取り組み-

世話人 永田 智子 (慶應義塾大学)

田口 敦子 (東北大学大学院) 山内 泰子 (東北大学病院)

後藤 悦子 (東北大学病院) 山内 悦子 (東北大学病院)

松永 篤志 (東北大学大学院) 鷲見 尚己 (北海道大学)

戸村 ひかり(首都大学東京) 角川 由香 (東京大学大学院)

前田 明里 (東京大学大学院) 山本 なつ紀(慶應義塾大学)

ワークショップ 3-2 15:20~16:40 第3会議室

地域を対象とした公衆衛生看護技術を習得するシミュレーション教育法の開発

世話人 岡本 玲子 (大阪大学大学院)

蔭山 正子 (大阪大学大学院) 時政 舞 (大阪大学大学院)

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4

羅 淨 (大阪大学大学院) 田中 美帆 (大阪大学大学院)

小出 恵子 (四天王寺大学) 合田 加代子(甲南女子大学)

岩本 里織 (徳島大学大学院) 塩見 美抄 (兵庫県立大学)

草野 恵美子(大阪医科大学) 榊原 一恵 (甲南女子大学)

聲高 英代 (前 関西医科大学香里病院 関医訪問看護ステーション・香里)

共催ランチョンセミナー

ランチョンセミナーA 12:00~12:50 メインホール

(共催:一般財団法人電気安全環境研究所 電磁界情報センター)

携帯電話の電磁波って危ないの?-WHO の見解を紹介します-

講師 大久保 千代次 一般財団法人電気安全環境研究所 電磁界情報センター 所

座長 中山 貴美子 神戸大学大学院 保健学研究科 准教授

ランチョンセミナーB 12:00~12:50 大会議室

(共催:東洋羽毛東海販売株式会社岐阜営業所)

眠る門には福きたる-健康生活に役立つ良質睡眠のとり方-

講師 田森 雄治 東洋羽毛工業株式会社 上級睡眠健康指導士

会員報告会 16:50~17:50 メインホール

【8月12日(日)】

シンポジウムⅡ 9:10~10:50 メインホール

実践現場と大学との連携による人材育成

演者 小林 恵子 新潟大学大学院保健学研究科 教授

石井 恭子 佐渡市役所羽茂支所 福祉保健係長

山田 洋子 岐阜県立看護大学看護学部 教授

吉田 きよみ 関市健康福祉部市民健康課洞戸保健センター 課長補佐

座長 田村 須賀子 富山大学大学院医学薬学研究部 教授

石丸 美奈 千葉大学大学院看護学研究科 准教授

教育講演Ⅱ 11:00~11:50 メインホール

効果的な保健活動を目指した組織改編による地区担当制の推進-豊田市の取り組みから-

演者 柴川 ゆかり 豊田市役所保健部 保健担当専門監

座長 石原 多佳子 岐阜大学医学部 教授

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教育講演Ⅲ 11:00~11:50 大会議室

メンタルヘルス支援における従業員による自主的な職場環境改善への取り組み

演者 髙﨑 正子 東芝メモリ株式会社四日市工場総務部健康支援センター参

座長 梅津 美香 岐阜県立看護大学看護学部 教授

指定集会2 13:20~14:40 大会議室

(共催:公益財団法人在宅医療助成 勇美記念財団)

訪問看護師のキャリア向上を図る教育体制づくり

演者 椎名 美恵子 東京都訪問看護ステーション協会長

柏木 聖代 東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科 教授

ファシリテーター 野崎 加世子 岐阜県看護協会高山訪問看護ステーション所長

上野 まり 湘南医療大学保健医療学部 教授

ワークショップ 2-3 9:10~10:30 第2会議室

院生倶楽部 in 岐阜-大学院における保健師教育での学びの共有-

世話人 一丸 あゆみ(大分県立看護科学大学大学院)

新貝 知美 竹中 弥和 中西 可奈子 伊東 亜由未

永松 ゆきの 山辺 大輔 竹又 仁美 松尾 有梨沙

(以上、大分県立看護科学大学大学院)

ワークショップ 3-3 9:10~10:30 第3会議室

地域看護の研究におけるデータ処理の改革-空間統計とベイズ統計-

世話人 服部 兼敏 (奈良学園大学)

種市 ひろみ(獨協医科大学)

ワークショップ大-3 9:10~10:30 大会議室

新任期の保健師が語る「地域に根ざすこと」とは

世話人 篠岡 有雅(香川県綾川町役場)

辻 京子(香川大学) 大西 美智恵(香川大学)

ワークショップ 2-4 10:40~12:00 第2会議室

地域看護職者と大学を結ぶ疫学・保健指導セミナー「ひむかヘルスリサーチセミナー」

第3報-統計指導編-3年間のセミナー運営の秘訣と SNS 会議クラウドシステムの構築

世話人 中尾 裕之(宮崎県立看護大学)

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江藤 敏治(宮崎県立看護大学) 松本 憲子(宮崎県立看護大学)

吉元 寿林(ひむかヘルスリサーチセミナー事務局)

藤井 良宜(宮崎大学) 青石 恵子(名古屋大学大学院)

ワークショップ 3-4 10:40~12:00 第3会議室

児童のためのヘルスプロモーションにおける地域・学校保健連携支援

世話人 北島 惠美子(日本教育ケア協会)

ワークショップ 2-5 12:05~13:15 第2会議室

地域看護職者と大学を結ぶ疫学・保健指導セミナー「ひむかヘルスリサーチセミナー」

第3報-保健指導編-個人と企業の行動変容を導く「長時間労働者に対する効果的な面談」

世話人 江藤 敏治(宮崎県立看護大学)

中尾 裕之(宮崎県立看護大学) 松本 憲子(宮崎県立看護大学)

吉元 寿林(ひむかヘルスリサーチセミナー事務局)

藤井 良宜(宮崎大学) 青石 恵子(名古屋大学大学院)

ワークショップ 3-6 13:20~14:40 第3会議室

学士課程において保健師の地区活動をどのように教授するか

-学内演習における実践事例の用い方と学びのパフォーマンス評価-

世話人 佐藤 紀子(千葉県立保健医療大学)

牛尾 裕子(兵庫県立大学) 田村 須賀子(富山大学大学院)

春山 早苗(自治医科大学)

共催ランチョンセミナー

ランチョンセミナーC 12:10~13:00 メインホール

(共催:中外製薬株式会社)

地域における健康長寿のための運動器対策は、ロコモの手法がおすすめです

講師

大江 隆史

ロコモ チャレンジ!推進協議会 委員長

NTT 東日本関東病院 整形外科 部長

座長

麻原 きよみ

聖路加国際大学看護学研究科 教授

公衆衛生看護学 国際連携センター長

市民公開シンポジウム 13:30~15:00 メインホール

(共催:公益財団法人在宅医療助成 勇美記念財団)

住み慣れた地域・我が家で最期まで暮らすために-在宅療養を多職種で支える-

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演者

繁澤 弘子

有限会社耕グループ統括責任者

くわのみ訪問看護ステーション管理者

入学 佳宏 岐阜市地域包括支援センター南部センター長

市橋 亮一 医療法人かがやき総合在宅医療クリニック理事長

在宅医療を経験したご家族

座長 橋本 廣子 岐阜医療科学大学看護学部 教授

松下 光子 岐阜県立看護大学看護学部 教授

以下に、公益財団法人在宅医療助成勇美財団との共催により実施したプログラムの内容

を示す。

【教員講演Ⅰ】

演題:地域における新たな看護活動の展開と役割の拡大-コミュニティーナースの実践

活動より-

演者:中澤ちひろ(Community Nurse Company 株式会社 取締役、株式会社 Community Care

代表取締役)

座長:安田貴惠子(長野県看護大学看護学部 教授)

趣旨:

人生 100 年時代の超少子高齢化社会を迎え、医療の発展や生活様式、家族形態の変化

から、地域での健康問題や支援ニーズは多種多様に複雑になってきた。そのため、地域

でできるだけ長く健やかに暮らす仕組みを作るためには、医療・介護サービスを利用す

る前の日常の段階で、健康の専門家に出会い、自身の健康に気づき、予防するきっかけ

を得たり、地域の中でケアをしあえる環境を作ることが重要と考えている。一方、日本

では 170 万人の看護師が働いているが、その8割以上が病院などの臨床の場で看護活動

を行なっており、地域に出て予防的看護活動に従事している看護師は行政保健師など

5%以下にとどまり、日常的に地域の中で元気なうちから医療人材と出会う機会はとて

も少ない。こうした現状から生まれたコンセプトが、コミュニティーナースである。

コミュニティーナースとは、日常的に地域に存在し、住民の暮らしの動線に溶け込み、

住民の健康と幸福に寄与するさまざまな活動を行う。制度に縛られることなく住民と共

に実践することや、住民が楽しいと思うことも積極的に手がけることが特徴だ。筆者の

所属する団体は、2015 年より島根県雲南市で、地域に不足していた訪問看護事業も展開

しながら、コミュニティーナース活動を積極的に行ってきた。本講演では、世代や障が

いなどに関係なく住民と活動を共にすることで誕生した世代間交流や、そこに医療職が

関わることで予防的ケアの役割を住民が担い合う体制を促進しているコミュニティーナ

ースの事例を取り上げる。また、そういった事例から 2016 年より同地域で誕生した、初

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のコミュニティーナース専従の事例をご紹介したい。

コミュニティーナース先進地である島根県雲南市における事例をもとに、看護活動の

拡大の意義や、そこから見えてきた役割についてみなさんと考える場にしたい。

教員講演Ⅰ(共催:公益財団法人在宅医療助成 勇美記念財団)

地域における新たな看護活動の展開と役割の拡大-コミュニティーナースの実践活動より-

【指定集会2】

テーマ:訪問看護師のキャリア向上を図る教育体制づくり

演 者:椎名美恵子(東京都訪問看護ステーション協会長)

柏木聖代(東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科 教授)

ファシリテーター:

野崎加世子(岐阜県看護協会高山訪問看護ステーション所長)

上野まり(湘南医療大学保健医療学部 教授)

趣旨:

団塊の世代が75歳以上となる2025年以降に向けて、要介護状態となっても住み

慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるように地域包括ケ

アシステムの構築が進められている。当該システムでは医療と介護の一体化が重要で、

訪問看護はその要として期待され、訪問看護師には継続的な学習により能力を高めてい

くことが求められる。住み慣れた地域で暮らし続けたいという住民の願いに応えるには、

在宅療養者の多様なニーズに応える実践能力はもとより、ニーズに即したサービス提供

を可能とする体制づくりなど事業を管理・運営する能力も求められる。つまり、訪問看

護師のキャリア形成においては、実践能力を高め熟練スタッフとして成長するだけでな

く、管理者・経営者としての能力を高めることも視野に入れる必要がある。

本指定集会では、東京都訪問看護ステーション協会が取り組まれた訪問看護師のキャ

リアラダー構築にかかる活動を共有し、訪問看護師のキャリア向上を図る教育体制づく

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りについて、幅広い視野から検討したいと考える。

方法:

東京都訪問看護ステーション協会による訪問看護師のキャリアラダー開発の取り組み

について報告していただき、その後ディスカッションを実施する。

【市民公開シンポジウム】

テーマ

住み慣れた地域・我が家で最期まで暮らすために -在宅療養を多職種で支える-

シンポジスト:

繁澤弘子(有限会社耕グループ統括責任者 くわのみ訪問看護ステーション管理者)

入学佳弘(岐阜市地域包括支援センター南部センター長)

市橋亮一(医療法人かがやき総合在宅医療クリニック理事長)

在宅医療を経験したご家族

座長:橋本廣子(岐阜医療科学大学看護学部 教授)

松下光子(岐阜県立看護大学看護学部 教授)

趣旨:

病や障害、高齢により介護が必要になっても、慣れ親しんだわが家、住み慣れた地域

で自分らしく生を全うしたいと願う人々は少なくありません。どうしたらその願いが実

現できるのか、どんな過ごし方が可能かについて、在宅療養を支える専門職の方達や在

宅療養を経験されたご家族のお話をうかがい、考えたいと思います。

市民公開シンポジウム(共催:公益財団法人在宅医療助成 勇美記念財団)

住み慣れた地域・我が家で最期まで暮らすために―在宅療養を他職種で支える―

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3.ポスター・ちらし

1)学術集会(ちらし・ポスター)

(1)第 1 報

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11

(2)第 2 報

表面

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12

裏面

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13

2)市民公開シンポジウム(ちらし)

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4.周知方法

1)学術集会の案内

(1)学会誌および雑誌への掲載

株式会社医学書院、株式会社メジカルフレンド社、株式会社日本看護協会出版社、

株式会社環境新聞社、株式会社東京法規出版、株式会社法研、株式会社照林社、

株式会社杏林書院、有限会社看護の科学社、

(2)ちらし等の郵送・持参、関連施設・学会に設置

看護系大学、日本家族看護学会、日本産業看護学会、日本公衆衛生学会、日本看護科学

学会、東海公衆衛生学会、岐阜県看護実践研究交流会、岐阜県保健師、岐阜県訪問看護

ステーション連絡協議会 等

2)市民公開シンポジウムの案内

会場所在地である岐阜市内の関連施設にちらしを設置、岐阜市広報に記事を掲載、岐阜

県内の看護系大学にちらしを郵送するなどした。

3)ホームページでの周知

日本地域看護学会第 21 回学術集会ホームページを開設し、随時、情報を発信した。

(http://jachn21.yupia.net/)

5.協賛・寄付など

1)共催ランチョンセミナー

中外製薬株式会社、一般財団法人 電気安全環境研究所 電磁界情報センター、東洋羽毛

東海販売株式会社

2)広告

テルモ株式会社、日興製薬株式会社、株式会社岐阜文芸社、株式会社医学書院、株式会

社エラン、株式会社三和商会、株式会社日本看護協会出版会、ニプロ株式会社、アプロ

通信株式会社、井上精機株式会社、株式会社日本タクシー、アズビル株式会社ビルシス

テムカンパニー、株式会社アートユニフォーム岐阜、株式会社天狗

3)企業展示・書籍展示

宝石のエンジェル、株式会社クマノミ出版、丸善雄松堂株式会社、サンスター株式会社、

株式会社いわさき、株式会社 eWeLL、株式会社 VIP グローバル、東洋羽毛東海販売株式

会社

4)寄付

日興製薬株式会社、株式会社エフワン、小沢美装、株式会社アートユニフォーム岐阜、

敷島はるみ様

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5)協力

社会福祉法人万灯会 就労支援センター羽島、社会福祉法人万灯会 障害者支援施設

羽島学園、協同組合岐阜市土産品協会

6)支援

岐阜県、岐阜市、公益財団法人 岐阜観光コンベンション協会

6.学術集会の成果

1)アンケート結果

アンケート用紙は事前に参加登録した 338 人に配付し、63 人から回答が得られた(回収

率:18.6%)。以下に集計結果を示す。

(1)回答者の基本属性

(2)学術集会を何で知ったか(複数回答)

①資格

人数 割合(%)

会員 41 65.1

非会員 22 34.9

無回答 0 0

②職業(複数回答)

人数 割合(%)

保健師 48 76.2

看護師 32 50.8

助産師 0 0.0

養護教諭 1 1.6

ケアマネジャー 2 3.2

その他 3 4.8

無回答 0 0.0

③所属機関

人数 割合(%)

教育・研究機関 42 66.7

行政機関 5 7.9

医療機関 7 11.1

福祉・介護施設 0 0.0

企業 0 0.0

各種団体 2 3.2

その他 3 4.8

無回答 4 6.3

人数 割合(%)

学会誌 30 47.6

学会ホームページ 30 47.6

チラシ・ポスター 24 38.1

口コミ 13 20.6

雑誌の掲載記事 1 1.6

その他 3 4.8

無回答 1 1.6

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(3)学術集会の参加動機(複数回答)

(4)各プログラム別満足度

満足 やや満足 やや不満 不満 不参加 無回答

割合

(%)

割合

(%)

割合

(%)

割合

(%)

割合

(%)

割合

(%)

学術集会長講演 19 30.2 22 34.9 4 6.3 0 0.0 12 19.0 6 9.5

特別講演 16 25.4 8 12.7 1 1.6 0 0.0 29 46.0 9 14.3

教育講演Ⅰ 6 9.5 7 11.1 1 1.6 0 0.0 35 55.6 14 22.2

教育講演Ⅱ 7 11.1 5 7.9 0 0.0 0 0.0 38 60.3 13 20.6

教育講演Ⅲ 4 6.3 3 4.8 0 0.0 0 0.0 39 61.9 17 27.0

シンポジウムⅠ 9 14.3 13 20.6 7 11.1 0 0.0 23 36.5 11 17.5

シンポジウムⅡ 8 12.7 6 9.5 2 3.2 0 0.0 37 58.7 10 15.9

指定集会1 0 0.0 4 6.3 0 0.0 0 0.0 43 68.3 16 25.4

指定集会2 2 3.2 5 7.9 0 0.0 0 0.0 40 63.5 16 25.4

市民公開シンポジウム 8 12.7 8 12.7 0 0.0 0 0.0 35 55.6 12 19.0

(5)今後、学術集会で取り上げてほしいテーマや企画(自由記述)

・地域の組織づくり、ネットワークづくりについて

・地域包括ケア、地域連携

・地域共生社会、看護マネジメント

・地域看護管理、教育

・これからの学生指導(学生の変化にどう対応するか)について

・研究倫理と実践研究

(6)その他の意見・感想(自由記述)

【プログラムについて】

人数 割合(%)

メインテーマ 19 30.2

特別講演、教育講演、シンポジウム、指定集会 26 41.3

一般演題、ワークショップ 28 44.4

演題発表者 11 17.5

共同発表者 9 14.3

開催地・会場 16 25.4

開催日程 5 7.9

その他 4 6.3

無回答 0 0.0

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17

・メインテーマに沿ってよく練られた企画であった。学術集会長の講演内容が濃密で、忙

しく日ごろ働いていますが、教育や研究のあり方を振り返る機会となりました。

・理事会セミナーが充実しており良かった。

・教育講演が良かった。

・特別講演とワークショップの時間が重なっており参加できず残念でした。ワークショッ

プでは意見交換ができとても良かったです。

【会場・スケジュールについて】

・休憩時間にゆとりがあり移動しやすかった。ポスター会場は全体が見渡せてよかった。

・移動(階段)が辛かった。

・会場がゆったりしていてよかった。ワークショップ会場にマイクがあると良かった。

【一般演題(ポスター)について】

・ポスター会場の声が聴きにくかったので、マイクがあると良かった。

・ポスターだけでは会員同士のディスカッションが物足りない感じがする。選ばれた口演

発表をじっくり聞ける、意見交換できる場があるとよい。

【開催時期について】

・お盆と重なった事で、交通の混乱、宿泊費の高騰があり、ずらしていただけた方が良か

った。

2)学術集会終了後の評価・感想

当日は暑い最中ではあったが天気は安定しており、学術集会開催上の支障はなかった。

開催会場の使用可能日が限られていたことから、お盆期間に開催せざるを得なかったが、

宿泊場所の確保や公共交通機関の混雑などにより、遠方からの参加者にご負担をかけてし

まった。準備時には他会場での開催も検討したが、その場合は複数会場が必要など別の不

便が生ずる状況があり、懸念はあったが本会場を選択した経緯がある。

プログラムについては、メインテーマに沿い、地域看護の多様な活動分野を踏まえた内

容で構成することができたと考える。回収率は少なかったが、アンケートの結果から、各

プログラムの参加者は「満足」「やや満足」と回答した者が多く、概ね内容に満足できたと

考えられる。市民公開シンポジウムには 114 人の参加があり、中には地域住民の姿もみら

れたことから、一定の成果は得られたと評価している。なお、教育講演1の演者である中

澤ちひろ氏は、看護職の役割拡大につながる活動を丁寧に説明され、講演終了後も参加者

との意見交換が活発になされた。後日、参加者から中澤氏に研究協力の依頼があり、学術

集会事務局として仲介した。学術集会は、新たな研究の発展のきっかけづくりになったと

考えられる。

当日スタッフとして実行委員と学生ボランティアを募集したが、実行委員として岐阜県

内保健師 31 人、学生ボランティアとして県内 4 看護系大学から 48 人の学生の協力が得ら

れた。これらスタッフは初めて学会に参加する者が多く、役割がない時はできるだけプロ

Page 20: メインテーマ 「実践者と教育研究者との連携による地域看護実践 … · 藤井 良宜(宮崎大学) 青石 恵子(名古屋大学大学院) ワークショップ3-6

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グラムに参加できるよう配慮した。一部ではあるが、日常の看護活動を研究的視点から検

討する機会になった、アカデミックな内容に触れ刺激になったなどの反応があり、当日ス

タッフとして関わったことの効果もあると思われた。

7.助成

本学術集会のプログラムのうち教育講演Ⅰ、指定集会 2、市民公開シンポジウムについ

ては、公益財団法人在宅医療助成勇美記念財団の助成を受けて実施した。