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4 教 育 研 究 業 績 書 2020 年 3 月 31 日 氏名 田 村 玉 美 研究分野 研究内容のキーワード コミュニケーション 基礎看護学 臨床看護学 コミュニケーションギャップ、リハビリテーション、障がい者スポーツ、 在宅生活 教 育 上 の 能 力 に 関 す る 事 項 年 月 日 1 教育方法の実践例 ・効果的な教材の活用(作成) 看護過程の活用、呼吸器疾患の関連図の活用、 視聴覚教材の活用、臨床知の活用 ・看護理論の活用、視聴覚教材の活用(作成) ・補助教材の活用(プリント資料)、看護過程の 活用 ・看護過程の活用、「ナラティブ・アプローチ」 の活用、看護研究データの活用 H7.7~10 H8.12~ H23.12 H12.7~ H15.7 H15.10~H17.10 H23.10 国立埼玉病院付属看護学校の非常勤講師として専門科目「成 人看護学―呼吸器疾患患者の看護」を担当し 2 年生に 12 時間 の講義を行った。呼吸器疾患の症状・兆候について循環状態や 体液バランスとの関係など学生が理解しにくい内容は関連図 や録音した呼吸音などを活用し、さまざまな呼吸器疾患の臨床 知を効果的に取り入れ事実関係から看護過程を学べる内容と した。 国立障害者リハビリテーションセンター学院の義肢舗装具 学科の講師として「看護学概論及び脊髄損傷者の看護」を担当 し、科学的看護論を活用し看護の役割について 3 年生 10 人に 3 時間の講義を行った。義肢舗装具学科の学生が理解しにくい 内容は、作成した頸髄損傷患者の全体像と患者の同意を得て作 成した看護活動の映像(パワーポイント動画)を用いて看護現 場における日常生活援助の実際を分かりやすく学べる内容に 工夫した。 日本医学技術学院理学療法士学科の非常勤講師として「看護 学概論」の講義を行った。「ライフサイクルモデル」、「看護過程 の構造」についてイラストを挿入して理学療法士学科の学生に 看護を分かりやすく学べる内容の資料を作成し活用した。 防衛医科大学校高等看護学院の非常勤講師として、専門科目 「臨床医学Ⅰリハビリテーション」を担当し 2 年生に 11.5 時 間の講義を担当した。EBM と NBM は互いに補完する概念である といわれ、医学と人と人が触れ合う医療とのギャップを埋める 効果があると期待されている。そこで臨床現場における障害を もつ人とケア提供者のコミュニケーションギャップについて 取り組んだ研究データ(タイムスタディー、インタビュー)を 資料として活用し、実際の患者の言葉に触れ障害を持つ人々の 心理的理解の大切さを学んだことで日常生活を支える看護の 役割に興味が深まったという評価を得た。

コミュニケーション コミュニケーションギャップ ...し、科学的看護論を活用し看護の役割について3年生10人に 3時間の講義を行った。義肢舗装具学科の学生が理解しにくい

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Page 1: コミュニケーション コミュニケーションギャップ ...し、科学的看護論を活用し看護の役割について3年生10人に 3時間の講義を行った。義肢舗装具学科の学生が理解しにくい

4

教 育 研 究 業 績 書

2020 年 3 月 31 日

氏名 田 村 玉 美 印

研究分野 研究内容のキーワード

コミュニケーション

基礎看護学

臨床看護学

コミュニケーションギャップ、リハビリテーション、障がい者スポーツ、

在宅生活

教 育 上 の 能 力 に 関 す る 事 項

事 項 年 月 日 概 要

1 教育方法の実践例

・効果的な教材の活用(作成)

看護過程の活用、呼吸器疾患の関連図の活用、

視聴覚教材の活用、臨床知の活用

・看護理論の活用、視聴覚教材の活用(作成)

・補助教材の活用(プリント資料)、看護過程の

活用

・看護過程の活用、「ナラティブ・アプローチ」

の活用、看護研究データの活用

H7.7~10

H8.12~

H23.12

H12.7~

H15.7

H15.10~H17.10

H23.10

国立埼玉病院付属看護学校の非常勤講師として専門科目「成

人看護学―呼吸器疾患患者の看護」を担当し 2年生に 12時間

の講義を行った。呼吸器疾患の症状・兆候について循環状態や

体液バランスとの関係など学生が理解しにくい内容は関連図

や録音した呼吸音などを活用し、さまざまな呼吸器疾患の臨床

知を効果的に取り入れ事実関係から看護過程を学べる内容と

した。

国立障害者リハビリテーションセンター学院の義肢舗装具

学科の講師として「看護学概論及び脊髄損傷者の看護」を担当

し、科学的看護論を活用し看護の役割について 3年生 10人に

3時間の講義を行った。義肢舗装具学科の学生が理解しにくい

内容は、作成した頸髄損傷患者の全体像と患者の同意を得て作

成した看護活動の映像(パワーポイント動画)を用いて看護現

場における日常生活援助の実際を分かりやすく学べる内容に

工夫した。

日本医学技術学院理学療法士学科の非常勤講師として「看護

学概論」の講義を行った。「ライフサイクルモデル」、「看護過程

の構造」についてイラストを挿入して理学療法士学科の学生に

看護を分かりやすく学べる内容の資料を作成し活用した。

防衛医科大学校高等看護学院の非常勤講師として、専門科目

「臨床医学Ⅰリハビリテーション」を担当し 2年生に 11.5時

間の講義を担当した。EBMとNBMは互いに補完する概念である

といわれ、医学と人と人が触れ合う医療とのギャップを埋める

効果があると期待されている。そこで臨床現場における障害を

もつ人とケア提供者のコミュニケーションギャップについて

取り組んだ研究データ(タイムスタディー、インタビュー)を

資料として活用し、実際の患者の言葉に触れ障害を持つ人々の

心理的理解の大切さを学んだことで日常生活を支える看護の

役割に興味が深まったという評価を得た。

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事 項 年 月 日 概 要

・看護過程の活用、医療事故事例の活用、チーム

医療の活用、ディスカッションの活用

・「看護研究の手引き」作成

・視聴覚教材(作成)及び看護研究データの活

・課題レポートの活用、文献の効果的な活用、視

聴覚教材(作成)、グループディスカッション

の活用、プレゼンテーションの活用

・看護理論の活用、視聴覚教材の活用、看護技術

の体験の活用

H18.11~

H22.11

H20.10

H23.7.29

H23.10.11

H23.12.28

H24.1.12~26

所沢医師会率所沢看護専門学校の非常勤講師として、専門科

目「成人看護学―運動器疾患患者の看護」を担当し 2 年生 49

名に 11.5 時間の講義を担当した。医療事故報告事例を通して

チーム医療の中での看護業務とその責任についてのディスカ

ッションを取り入れる工夫をしたことで、主体性をもち責任を

自覚した看護が患者に役立つことであると考えられるように

なり学びが深まったと学生は評価した。

看護研究に必要な基礎知識を自己学習しながら研究に取り

取り組むことができるよう、国リハの倫理規定に則り、倫理審

査の流れ、倫理審査申請の記入例の提示、個人情報保護および

患者のプライバシー保護の情報、アンケート調査などの量的研

究とインタビュー調査の質的研究について実際に指導した研

究事例を用いて詳しく解説した。さまざまなテーマの看護研究

に取り組むようになり、その成果を学会で発表した。

社会保険中央病院看護専門学校の非常勤講師として、「リハ

ビリテーション看護」を担当し3年生30名に3時間の講義を

担当した。患者の同意を得て作成した看護活動の映像(パワー

ポイント動画)を用いて日常生活援助の実際を分かりやすく学

べる内容に工夫した。また臨床現場における障害をもつ人とケ

ア提供者のコミュニケーションギャップについて取り組んだ

研究データ(タイムスタディー、インタビュー)を資料として

活用することで、障害を持つ人々の心理的理解の大切さを学習

できたという評価を得た。

国立障害者リハビリテーションセンター学院「脳卒中リハビ

リテーション認定看護師教育課程」の講師として、共通科目の

医療安全8時間、専門科目の生活再構築支援技術「リスク管理」

4時間の講義を担当した。医療安全では日本医療機能評価機構

のホームページの医療事故報告のデータをもとに、リスク管理

では国療の骨折に関する研究データをもとにパワーポイント

資料を作成し講義した。研修生への課題では、医療安全では、

研修生自身が医療安全に関するテーマを決め、そのテーマに則

って10ヶの文献を検索し、それをA41枚にまとめ、パワーポ

イントを使って 10 分間で発表し、さらに啓発ポスターを作製

するとした。リスク管理では、自身が体験した転倒に関する医

療事故・ヒヤリハットを取り上げ、その体験を文献5ヶをもと

に考察し A41 枚にまとめるとした。KJ 法をとりれたディスカ

ッションを通して、グループで力をあわせることで連帯感が生

まれ、視野が広がり、学びが深まったと授業評価は高かった。

国立障害者リハビリテーションセンター学院言語聴覚士学

科の講師として、「看護学概論」及び「吸引」の担当し、バージ

ニアヘンダーソンの看護論を活用し、看護の役割について3年

生 21人に 4.5時間の講義を行った。言語聴覚士学科の学生が

理解しにくい内容は、患者の同意を得て作成した看護活動の映

像(パワーポイント動画)を用いて日常生活援助の実際を分か

りやすく学べる内容に工夫した。病棟の1室に吸引を準備し、

講師がモデルとなり吸引の技術指導を行った。その後、講師の

監督のもと学生同士で吸引を体験した。カテーテル挿入の違和

感や恐怖の体験などさまざまな意見があり、学びは深かった。

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事 項 年 月 日 概 要

・文献の活用、看護過程の活用、SPSSのガイド

の活用(作成)、インタビュー内容のカテゴリ

ー分類ガイドの活用(作成)

・研究計画書の活用、研究データの活用、インタ

ビューガイドの活用(作成)

・視聴覚教材や看護現場の再構成による事例提

示を素材としたグループディスカッションの

実施

・リアクションペーパーによって学生の理解度

を確認し次回に生かす授業法の実施

・臨床現場を再現したデモンストレーションや

画像を用いたプリント資料およびシュミレー

ション教材を使った模擬体験授業の実施

・大学院での研究(修士・博士)や、学会の学会

誌編集委員や査読委員の体験を生かした看護研

H19~H24

H23~H24.3

H24.7~H30.3

H24.7~H30.3

H24.10~H26.3

H26.4~H30.3

通信制大学で学ぶ看護師の看護研究や卒業論文などの指導

を行った。後方視的に実際の看護実践を振り返る事例のまとめ

では看護過程の意味づけに文献を活用し指導した。患者を対象

としたアンケート調査では分析に SPSS を活用し、インタビュ

ー調査ではカテゴリー分類のガイドを用いてを指導した。看護

研究には質的研究と量的研究が必要であることを指導した。指

導した研究は脊髄障害医学会やリハビリテーション連携学会

などで発表した。また数名は大学院進学につながり研究の大切

さを理解できたという評価を得た。

埼玉医科大学修士課程、慈恵医大大学院、北海道大学大学院

から依頼を受けた修士課程の学生の研究に協力し、国立身体障

害者リハビリテーションセンター(以下:国リハ)の倫理審査

に申請し共同研究者となる国リハの看護師に研究計画書の立

案及び倫理審査申請について指導した。インタビュー内容の文

字化ならびにカテゴリー分類について指導した。

「コミュニケーション演習」では、学生のコミュニケーショ

ンへの関心を深めること、自分の意見を他者に述べられるよう

になること、他者の話を聴くことができること、人間関係作り

を支援することを目的としてグループディスカッションの授

業を実施した。ビデオ教材の視聴や臨床における看護場面の再

構成および新聞記事の身近な記事などの提示を行ったあと、学

生は司会・書記を決め、自分達でテーマを決めながら自由に話

し合いをした。話し合った内容はグループの代表者が全体に発

表するようにし、また学んだことをレポートして提出すること

とし、話し合いが散漫にならないよう配慮した。その結果、学

生は互いに意見を述べ合い自分とは異なる考え方に触れるこ

との楽しさを体験できた。それは発言することへの抵抗感の軽

減につながり、1学年全体の関係性の構築に貢献できた。

「ヘルスアセスメント」「看護治療論」「生活技術援助論」「看

護過程展開論」「成人看護学概論」「慢性期看護援助論」「リハビ

リテーション看護学」「コミュニケーション演習」では、学生の

理解度を知り次の講義・演習に生かすことを目的として、毎回

講義に関する疑問や感想などを記載したリアクションペーパ

ーの提出を求め、疑問点にはコメントを記載し学生に返却し

た。疑問や誤解点に関しては次の講義で説明を加えた。間接的

ながら双方向コミュニケーションの授業形態をとることで学

生の関心や理解度を深めることにつなげている。

「ヘルスアセスメント」「看護治療論」において、授業計画案

に則り、わかりやすくテンポよく単調にならないよう講義・演

習をすすめる目的で、画像を使って具体的にわかりやすく根拠

や留意点を示したプリント資料を作成し、臨床現場の実際を再

現したシナリオによるデモンストレーションを行い、シュミレ

ーション教材を活用による模擬体験学習を行った。わかりにく

い内容は何度も噛み砕いて説明した。その結果、学生は実践的

に学ぶことができ、理解を深めることができた。

成人看護学に関する研究を各年度6名(30名)学生に、研究指

導手引きに則って、研究テーマの焦点化、研究計画書の書き方、

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究Ⅱの指導の実施

・自己学習(予習・復習)およびグループ学習を

活用した、学生の自ら学ぶ力を活用した授業の

実施

・ゲストスピーカーとの交流、インタビュー調査

とその結果を活用した授業の実施

・事例を示し、問題解決を段階的に学べる工夫を

した冊子を活用し、考える力を培う授業運営。

・オンラインを活用したマイクロソフト社のチ

ームズ及びE―ラーニングによる授業

H27.4~H30.3

H28.4~H30.3

H30.4~R1.3

R2.4~現在

論文の書き方、パワーポイント作成、研究発表方法などの指導

を実施し、その後論文として投稿した後の査読結果への対応方

法など研究に必要な事柄を指導した。

「成人看護学概論」「慢性期看護援助論」「終末期看護論」「リハ

ビリテーション看護」では、次回の講義内容に関する課題を提

示し、自己学習に必要な資料や参考書を伝え、期日を定めて提

出を求め、その学習内容をグループ別に冊子化することで、そ

の冊子を用いグループ内で学習内容の発表とそれに基づいた

意見交換を行った。次に課題として、講義から学んだこと、そ

の後調べたことなどの復習としてまとめ、期日を定めて提出し

たものにコメントをつけ学生に戻すという、反転授業の手法を

取り入れた。学生は授業が楽しく興味関心を持って参加でき、

興味がもてるのでよいという感想を述べ、勉強が苦手な学生は

毎回提示される課題を期日までに提出することで机に向かう

ことができるようになった、勉強方法がわからなかったがグル

ープメンバーのまとめ方から学べた、自分の意見を言えるよう

になったと評価を受けた。

「コミュニケーション演習」「成人看護学概論」「成人看護学技

術論Ⅰ」「先人看護学技術論Ⅱ」成人看護学技術論Ⅲ」「リハビ

リテーション看護」「職業とキャリア」において、ゲストスピー

カーとの交流、テーマに沿って学生が周りの方々にインタビュ

ーを行い、結果の発表会やグループワークを通し、教科書の内

容をより深く理解するだけでなく、学生自身が自ら考え工夫す

る力を伸ばせるよう工夫した。

「看護過程論」において、段階を追って学べるよう工夫した冊

子を作成し、それを用いて教授した。授業後に提出された課題

へのコメント、模範解答を示すことで学習を補助した。電子媒

体を読む、保存するなどの目を通し覚えようとする学習だけで

なく、読む・書く・整理する・疑問を持つ・疑問に思ったこと

を抜き出す・そのことについて自ら調べる、そしてそれらの過

程を踏むことが重要であると実感する、つまり、学生が自分で

考え問題解決のプロセスを踏むよう授業を工夫した。

コロナ禍による非常事態宣言、それに伴う対面授業が困難な状

況下で、遠隔授業を行った。

2 作成した教科書,教材

視聴覚教材の作成 S60.9 ~

H8.4

国立療養所東京病院の臨床実習指導者として、学生が理解し

にくい内容について、実際に体験した事例を中心に解説した資

料と、視覚教材となる「夜間に心肺停止の患者を発見した時の

対応」、「慢性呼吸不全患者の病態生理」の2つのビデオ教材を

作成した。

3 教育上の能力に関する大学等の評価

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事 項 年 月 日 概 要

4 実務の経験を有する者についての特記事項

滋賀県立成人病センター付属病院、臨床実習指

(昭和58年、滋賀県看護協会の臨床実習指導者

講習会課程修了)

S58.4.1~

S60.3.31

滋賀県立成人病センター付属病院勤務時、看護短大及び看護学

校からの実習生を受け入れ指導を行い、主に基礎看護教育と成

人看護(対象:化学療法・放射線療法患者の看護及びターミナ

ルケアが中心)を担当した。

国立療養所東京病院での臨床実習指導

S61.4.1~

H8.3.31

国立療養所東京病院勤務時、付属看護学校の実習生を受け入れ

指導を行い、基礎看護教育と成人看護(肺癌や肺結核などの呼

吸器疾患と主に消化器系の癌疾患による手術を受ける患者や

慢性呼吸不全患者が中心)を担当した。

国立埼玉病院付属看護学校 非常勤講師 H7.7~10. 成人看護学「呼吸器外科看護」の講義を担当した。

国立障害者リハビリテーションセンター学院

義肢補装具学科 講師

H8.12~

H23.12

看護学概論の講義を担当した。

日本看護協会研修生 「創傷・オストミー・失禁

患者認定看護士研修」

H9.1~

H12.10.

褥瘡がある脊髄損傷患者の創傷ケアに関する臨床指導を担当

した。

所沢看護専門学校の看護学生実習指導

H11.6~

H19.1.

成人看護学臨地実習指導を担当した。

臨床実習指導計画作成・編集

H11.9.1

慢性期・回復期にある人(脳血管障害患者、脊髄損傷患者、糖

尿病患者)の実習指導案を作成した。

四国大学 教育部生活科養護コース

H11.7.11~

7.30

養護教員としての看護知識・技術を養うために必要な看護につ

いて講義及び臨床現場での指導を担当した。

日本看護協会 糖尿病看護のエキスパートを目

指す認定育成コース受講者臨床指導

H13.9~

H14.9.

視力を障害された糖尿病患者を対象とした臨床実習の指導を

担当した。

埼玉県看護協会 看護学生実習指導者講習会受

講生の臨地実習指導

H11.8~

H18.7.

臨床実習指導者講習会受講者の臨地実習指導を担当した。

日本医学技術学院理学療法士学科 非常勤講師

H12.7~

H15.7.

看護学概論の講義を担当した。

国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科保健

医療学部 大学院生の研修指導

H12.10~

H13.3.

障害者の妊娠に関する問題把握及び、脊髄損傷者の産婦人科受

診に関する対応策に関する研修の指導を担当した。

杏林大学保健学部看護学科 臨地実習指導

H13.5~

H18.5.

長期的な障害を持つ対象の特徴を理解する目的の看護学科 4

年生の臨地実習指導を担当した。

東京女子医科大学医学部看護学科 臨地実習指

H13.10~

H18.10.

重度障害者のリハビリテーション看護を学ぶ目的の看護学科2

年生の臨地実習指導を担当した。

防衛医科大学校高等看護学院 非常勤講師

H15.10~

H17.10.

臨床医学Ⅰリハビリテーションの講義を担当した。

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事 項 年 月 日 概 要

埼玉県立大学保健医療学部看護学科 臨地実習

指導

H16.9~

H18.12

重度障害者のリハビリテーション看護を学ぶ目的の看護学科2

年生の臨地実習指導を担当した。

所沢医師会率所沢看護専門学校 非常勤講師

H18.11~

H22.11

成人看護学「運動器疾患の看護」の講義を担当した。

埼玉県立大学保健医療学部看護学科 インター

ンシップ

H18.8~

H20.8

看護学科3年生及び4年生の就業体験を通して進路の選択と将

来のキャリアアップに結びつけるインターンシップの指導を

担当した。

国立障害者リハビリテーションセンター研修会

講師

H22.3.25

「ADRの構築とメディエータ研修会」において、「メディエータ

ーの養成と理論の実際」、「改善委員を体験して」について担当

した。

埼玉医科大学大学院 看護学研究(修士課程)

臨地実習指導

H23.1.24~

2.4

クリティカルケア看護領域における問題解決、症状緩和、調整

などを学ぶ目的の臨地実習を脊髄損傷者および下肢切断者を

対象とした指導を担当した。

社会保険中央病院看護専門学校 非常勤講師 H23.7.29 リハビリテーション看護の講義を担当した。

国立障害者リハビリテーションセンター学院

脳卒中リハビリテーション認定看護師教育課程

H23.10.11

H24.12.28

共通科目の医療安全、専門科目の生活再構築支援技術の講義を

担当した。

国立障害者リハビリテーションセンター学院

言語聴覚士学科 講師

H24.1.12~

1.26

看護学概論、基礎看護技術の講義を担当した。

人間総合科学大学(臨地実習指導)

H24.6~H30.3

「基礎看護学実習Ⅰ」、「基礎看護学実習Ⅱ」「成人看護学実習

(急性期)」、「成人看護学実習(慢性期)」、「統合実習」におい

て、学生が患者や関係者と良好な人間関係を築けるよう配慮

し、既習の看護学や機能形態学などを活かし根拠をもった看護

展開と安全な看護技術の実践ができるよう指導した。学生の気

づきを大切にし、学ぶ喜びの体験につなげるよう工夫した。

高校生への出前授業 H30.1.22

埼玉県立本庄高校2年生を対象に「バイタルサイン」について

出前講義を行った。参加した学生は看護師も目指す生徒であっ

たためか積極的に実技に参加し質問も受けた。

大成学院大学(臨地実習指導) H31.6~現在 「総合実習」「基礎看護学実践実習Ⅰ」「基礎看護学実践実習Ⅱ」

において、学生の気づきを大切に、指導を行った。

5 その他

NPO 日本リハビリテーション看護学会理事並び

に監事

H18.10.1~現在

NPO日本リハビリテーション看護学会の理事として学会活動・

運営に参画した。平成27年から監事となった。

国立障害者リハビリテーションセンター学院に

おける「脳卒中リハビリテーション認定看護師

教育課程」の開講。

H23.10.1 開講準備委員として、開講の実現に向け、事務部門、学院担当

者と交渉しながら、看護部の指揮を執り、シラバス作成など具

体的な準備を進め、開講にこぎつけ、初年度の運営を担った。

日本ヒューマンケア・ネットワーク学会理事

H27.12~現在

日本ヒューマン・ネットワーク学会の理事として学会活動の運

営に参画した。

日本障がい者スポーツ健康科学看護学会

(理事長)

H30.3.10

日本障がい者スポーツ健康科学看護学会を創設し、ホームペー

ジを立ち上げた。

日本障がい者スポーツ健康科学看護学会、企画・

運営による「障がい者スポーツ認定看護師」養成

の開始。今後は、日本障がい者スポーツ協会に養

成事業を移管作業に移行作業に移る予定。

H30.8~現在 1年1回開催とし、ベーシックコース、認定コースを企画し、

認定コースはベーシックコール修了者を受講対象とした。

過去5回、医療班として帯同した体験を生かし、障がい者スポ

ーツにおける看護師の果たす役割について講義を行った。

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10

職 務 上 の 実 績 に 関 す る 事 項

事 項 年 月 日 概 要

1 資格,免許

看護婦免許

臨床実習指導者

2 特許等

該当なし

3 実務の経験を有する者についての特記事項

看護師

H4.10~H6

H15.11.

H21.4.1~H24.3

H22.10~H26.9

H22.12.

H23.11.17

H23.12.

H23.6.~H28.3.

H24.1.

H24.8

H25.7.

H25.10.

H26.7.

H27.7.

H27.7.

H27.11.21

H28.11.27

H29.11.11

H30.11.10

国立療養所東京病院に勤務時、教育研修会の講師として「救急

看護」を担当した。

アビリンピック(開催地:インドのニューデリー)に医療班と

して帯同した。

埼玉県看護協会の委員会活動を通じて、支部理事や推薦委員並

びに学会委員会として、埼玉県看護協会看護研究会と日本看護

協会の老年看護学術集会の運営に参画し活動した。

日本リハビリテーション看護学会の学術誌編集委員として学

術誌発行のために活動した。

広州アジアパラリンピック(開催地:中国広州市)に医療班と

して帯同した。

第 46 回日本脊髄障害医学会 プレコングレス「脊髄損傷推進

セミナー」においてシンポジストとして、「頸髄損傷者の在宅

生活 ―アンケート調査からみた現状―」を発表した。

国立障害者リハビリテーションセンターの並木祭において「国

リハコレクション2011」を主催し、障がい者が選ぶ衣服に関す

るデザインからファンションショーまでを企画・運営した。

NPO法人日本リハビリテーション看護学会の学術誌編集委員を

つとめた。

JICAリハビリテーション強化プログラム短期専門家としてミ

ャンマーに派遣され、2週間のあいだ看護技術指導を行った。

ロンドンパラリンピック競技大会(開催地:ロンドン)に医療

班として帯同した。

東京経済大学葵友会研修会の特別講演「テーマ:映画を読む-

潜水服は蝶の夢を見ると医療-」の講師をつとめた。

アジアユースパラリンピック競技大会(開催地:クアラルンプ

ール)に医療班として帯同した。

東京経済大学葵友会研修会の教育講演「テーマ:高齢化社会と

介護について」の講師をつとめた。

心身健康科学学会学術誌査読委員をつとめた。

東京経済大学葵友会総会の特別講演「テーマ:健康過ごすため

の日常生活の工夫について」の講師をつとめた。

NPO法人日本リハビリテーション看護学会第18回学術集会(川

越市)の教育講演「摂食嚥下障害について」の座長をつとめた。

NPO法人日本リハビリテーション看護学会第28回学術集会(那

覇市)、口演「安全管理」の座長をつとめた。

NPO法人日本リハビリテーション看護学会第29回学術集会(東

京都)、特別講演Ⅲ「講師:脳科学とリハビリテーション 研

究することの面白さと大切さ」の座長をつとめた。

社会福祉法人黎明会グループの平成 30 年度研究発表会におけ

る抄録の査読と研究発表の講評及び表彰にかかる審査員を務

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11

H30.11.17

H30.11.24

H30.12.24

H30.9.15

R1.11.25

R1.12.8

めた。(東京都小平市)

東京都看護協会看護研究学会において、ランチョンセミナー

「テーマ:東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向け

て、看護師に期待すること」の講師をつとめた。

NPO法人日本リハビリテーション看護学会第28回学術集会(富

山市)、口演「退院支援」の座長をつとめた。

日本障がい者スポーツ健康科学看護学会(さいたま市)、第1回

学術集会において基調講演「テーマ:障がい者スポーツに期待

される看護の役割ー2018アジアパラ(開催地インドネシア)に

帯同してー」を行った。

日本障がい者スポーツ健康科学看護学会(越谷市)、第2回学

術集会において交流セッション「障がい者スポーツの関係者、

当事者から看護職に臨むこと」の座長をつとめた。

東京都看護協会看護学生看護研究学会「はばたけ未来へ あな

たの看護」において、特別講演「テーマ:パラリンピック選手

が力を発揮するために-選手の現状と看護師としてできること

-」の講師を務めた。

日本ヒューマン・ネットワーク学会、第 20 回学術集会長をつ

とめた。メインテーマを「地域共生社会の実現に向けて」とし、

特別講演は日本看護協会常任理事荒木尭子氏による「地域共生

社会における看護師の役割」、シンポジウムは医師・看護師・保

健師による「在宅医療の現状と課題」とした。

4 その他

国立障害者リハビリテーションセンター

・セクシャルハラスメント委員

(国家公務員を対象とした研修会を受講)

・医療安全委員

(埼玉県看護協会医療安全委員研修会受講)

・改善委員(リスクマネージメント委員)

・倫理審査委員

H19.4.1~

H23.3.31

H15.4.1~

H23.3.31

H20.11.1~

H22.3.31

H23.4.1~

H24.3.31

国立障害者セクシャルハラスメント委員として国家公務員

のためのセクシャルハラスメントという講習会を受講し、苦情

の申し立てに際しては、申出人、加害者とされる者からの事情

聴取を行い解決案の協議、和解の提案を行った。またハラスメ

ント防止等規程の作成に参画した。

国立障害者リハビリテーションセンターの医療安全委員として、インシデ

ント・アクシデントの情報収集と分析を担当し、医療安全委員

として事故発生時の初動対応などに関わった。まとめたデータ

は一週間ごとに各フロアに戻し再発防止策を検討させ、一か月

ごとのまとめは医療安全委員会の検討資料とし事故の防止策

や再発防止策を検討し改善策を練った。事故防止のための啓発

のポスターを作成しセンター内に掲示したり、職員への教育お

よび研修会の企画運営を担った。

容態が急変し蘇生したのち、転院した病院で間もなく死亡し

た患者のご両親から訴えるという申し出があった。改善委員と

してご両親のお考えを伺い、センターの意向を確認しながら、

ご家族の感情と医療で起きた出来事の微妙なズレに対応した

結果、約2年間で収束した。

国立障害者リハビリテーションセンターの倫理審査委員と

して年間 140件以上の審査を行い、そのうちの 15について主

査や副査として審査を行った。

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12

研 究 業 績 に 関 す る 事 項

著書,学術論文等の名称

単著・

共著

の別

発行又は

発表の年月

発行所,発表雑誌等

又は発表学会等の名称 概 要

(著書)

1.慢性呼吸不全の患者で

排痰困難となり呼吸困

難に陥ったときの息苦

しさへの対応

単著

S63.3

臨床看護14巻3号

P399-406

肺結核により胸郭形成術を受け、三十数年を経

た急性急性増悪時に気管切開を施行され、気管ボ

タンを装着している患者が排痰困難による呼吸

困難に陥ったときの対応をまとめた。

田村玉美

2.呼吸不全に陥った患者

の排痰ケアの実際

共著

S63.5

月間ナーシング 8 巻

6号P643-647

慢性呼吸不全急性増悪時の排痰ケアについて、

喀痰が多い患者、肋骨骨折を合併し痰喀出力が低

下した患者、気管カニューレ挿入患者の3事例に

ついてまとめた。

今井孝子、小野田育代、田村玉美

3.慢性閉塞性肺疾患患者

の急性増悪とセルフケ

ア上の問題

単著

S63.11

看護技術 34 巻 15号

P1765

在宅酸素療法導入後の慢性閉塞性肺疾患患者

の看護について、肺機能および体力の低下により

感染を起こしやすいという問題を日常的な視点

から検討し、セルフケアを確立する指導のポイン

トについてまとめた。

田村玉美

4.呼吸困難感に強い不安

を抱き続ける肺気腫患

者の看護

共著

H4.12

臨床看護 18 巻 13号

P1862-1868

徐々に悪化する肺気腫によって体力・気力の減

退が進むなかで、増強する一方の呼吸困難感に帯

状疱疹の痛みも加わり強い不安を訴えながら死

を迎えた患者の看護についてまとめた。

田村玉美、井上増美、宮本ちか

5.「退院に向けた看護 家

族への教育アプローチ」

共著 H16.2.10 家族看護2巻1号

P57-61

在宅生活を送る人工呼吸器装着患者と頸髄髄

節4番損傷患者の家族2名に対して在宅生活に関

するインタビューを行った。その内容を分析した

結果をもとに、頸髄損傷者の退院に向けた家族指

導についてまとめた。

堀房子 田村玉美 安済ノブ

6.視覚障害とリハビリテ

ー シ ョ ン Nursing

Mook28疾患・障害別リハ

ビリテーションナーシ

単著 H17.8.1 学習研究社

Nursing Mook28 号

P158-166

臨床において実際に展開した視覚障害者の基

本的な看護についてまとめた。具体的には国立障

害者リハビリテーションセンターに通院する外

来者や入院患者及び更生訓練所利用者の他に指

導する職員にも話を聞き、それらの情報を基に日

常生活の自立にむけた支援をどのようにすれば

いいかということに視点をおいた。

田村玉美

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13

著書,学術論文等の名称

単著・

共著

の別

発行又は

発表の年月

発行所,発表雑誌等

又は発表学会等の名称 概 要

7.脊髄損傷者の初期治療

と看護 頸髄損傷者の

看護

共著 H18.8.25 整形外科看護 11巻 8

号P774-777

頸髄損傷者のケアは、機能障害が重度であれば

あるほどケア時間は多く、多くの看護職員を必要

とするが、「寝たきりの重傷者の場合のケアは少

なくてすむ」という意見を受けて、看護の実情を

より詳しく把握するために、入院中の頸髄損傷者

9名のケア時間を計測した結果をまとめた。

田村玉美 安済ノブ

8.女性脊髄障害者の妊娠・

出産

共著 H22.2.27 国立身体障害者リハ

ビリテーションセン

ター (WHOマニュア

ル)

脊髄損傷者の出産について、妊娠中に起こりや

すい身体症状、妊娠中の生活上の注意点、出産方

法、赤ちゃんの受け入れ準備、子育ての工夫など

についてマニュアル作成に参画した。複数で担当

したため本人が担当した部分は明確ではない。

○道木恭子 横田美恵子 田村玉美

9.頸髄解体新書 2010

ひとりじゃないよ

共著 H22.3.9 全国頸髄損傷者連絡

会P9-11 P88-97

全国頸髄損傷者連絡会との共同事業として発

行した頸損解体新書2010発行において、「頸髄損

傷者の身体機能概説」、第 2-5 章の「健康」を複

数で担当した。本人が担当した部分は明確ではな

い。

三戸呂克美、石井純夫、井上剛伸、今西正義、大

西謙吾、斉藤文子、塚田敦史、二瓶美里、初雁卓

郎、藤井直人、麩澤孝、八藤後猛、矢野公代、横

田美恵子、八幡孝雄、菊池敏明、鴨治慎吾、田村

玉美、丸岡稔典、三上功生

10.患者さんをやる気にす

るかかわり、やる気をな

くすかかわり

単著 H23.1.10 リハビリナース 4 巻

1号P78-82

看護現場では言葉の使い方ひとつで、患者を喜

ばせたり元気づけたり傷つけてしまうことが数

多くあるが、そのなかで「患者にとって嫌な言葉」

を取り上げ、患者の意見をもとに5つの事例につ

いてまとめた。

○田村玉美

11.脊髄損傷の排便マニュ

アル

共著

H25.6.20

国立障害者リハビリ

テーションセンター

(WHOマニュアル)29

脊髄損傷者が社会活動に参加しながら健康な生

活を送るために必要な知識である排便管理につ

いて生活上の注意点や工夫などを具体的に示し

たマニュアルの作成に参画した。複数で担当した

ため本人が担当した部分は明確ではない。

○古田佳奈代、富岡佳代、山中京子、田村玉美

12.日本障がい者スポーツ

健康科学看護学会の

発足に向けて

単著

R1.9.30

日本ヒューマンケ

ア・ネットワーク学

会誌17巻1号P167-

169

障がい者は、健常者よりスポーツをしなければな

らないといわれているが、治療中に医療機関でス

ポーツに出会わなければ、ほとんどスポーツに触

れることがない。看護師はピアカウンセリングな

どで障がい者とスポーツをつなぐ役割を期待さ

れている。

〇田村玉美

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14

著書,学術論文等の名称

単著・

共著

の別

発行又は

発表の年月

発行所,発表雑誌等

又は発表学会等の名称 概 要

(紀要)

1.国立障害者リハビリテーション

センター病院における頸髄

損傷者のケア時間測定

の検討

(査読付)

単著

H23.3.31

国立障害者リハビリ

テーションセンター

研究紀要p23-29

頸髄損傷者の看護現場において患者と看護師

のやりとりが,実際どのようになされているのか

という参与観察による調査を行い、質的な内容を

含めて、ケア時間という数量的に実証するデータ

を獲得した。結果、障害レベルが重度であるほど

ケア時間は多く正の相関関係が見られた。

○田村玉美

2.脊髄損傷者の排便に関

する調査 -退院時の

排便の問題は在宅生活

でどう変化したか-

(査読付)

共著 H26.3.31 国立障害者リハビリ

テーションセンター

研究紀要p27-31

国立障害者リハビリテーションセンターを退

院し在宅生活を送っている520名を対象に排便管

理についてアンケート調査を行い、回答が得られ

た193名のデータを分析した。その結果、排便に

問題を抱えている人 64%の退院後の生活ではほ

とんど変化がなく、何らかの問題を抱えたまま社

会生活を送っていることが明らかになった。

○山中京子、田村玉美、佐久間肇

(調査報告)

3.「日本における海外報道

記者」

(査読付)

共著

H19.3.31

国際メディア・コミ

ュニケーション研究

所国際情報発信研究

国家間におけるニュースの流れの量的・質的

格差の議論を受けて、日本における海外報道機

関に働くジャーナリストへのアンケート調査を

行った。特派員のジャーナリズム活動の実態に

ついて分析をした。そのなかの調査の自由回答

を担当した。

有山輝雄、石田俊輔、江口浩、長谷川倫子、森

麻耶、加藤裕康、雪野まり、河合理恵子、田村

玉美、大石悠二、池宮正才

(論文)

4.脳血管障害患者の退院

先を決定する要因 -

在宅可能スコア BI65 点

以上の近況調査を行っ

てー

(査読付)

共著 H13.11 第18回関東甲信越地

区研究学会収録 P176

-179

成人の脳血管患者100名に対して退院先を決定

する要因を調査した。結果、非在宅に多いのは、

女性、年齢では65歳以上、高次脳機能障害では、

半側空間無視、健忘症候群、痴呆、自発性低下覚

醒障害が多く、BI と HDS-R 分布は偏りがなかっ

た。在宅は、男性が多かった。

○貞近美香、松本由紀子、長島緑、高士とし子

佐藤泰子、田村玉美

5.重度失語症患者の排尿

自立過程のアプローチ

について ―ウィーデ

ンバック看護理論「気づ

きの7段階と規定理論」

を用いて

(査読付)

共著

H14.11.9

日本リハビリテーシ

ョン看護学術大会集

録P83-85

失語がある脳損傷患者の約 50%に尿失禁があ

った。その失禁は尿意のサインをうまく表出でき

ない、看護者もサインがキャッチできないことを

誘因としていた。そのなかで排尿が自立した40事

例の患者のニードをどのようにして看護師が満

たしたか理論を用いて考察した。

○高岡素子、田村玉美、堀房子

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15

著書,学術論文等の名称

単著・

共著

の別

発行又は

発表の年月

発行所,発表雑誌等

又は発表学会等の名称 概 要

6.高位頸髄損傷者の語り

を通してみたコミュニ

ケーションギャップ

―看護現場における実

証的研究―

単著

H17.3.23

東京経済大学大学院

コミュニケーション

学研究科修士課程学

位論文

コミュニケーションの視点から、医療現場に

おける実態を探ることで、そこにどのような問

題が横たわっているか検討した。頸髄損傷者に

関する先行研究、ケア時間とケア内容調査、看

護記録、退院した患者のインタビュー内容の分

析結果から看護師は時間的にゆとりがなかで直

接ケア・間接ケアなどの業務を遂行し、看護現

場における患者と看護師の苦しい状況からコミ

ュニケーションの時間が確保できないことが明

らかになった。

7.リハビリテーション病

院における頸髄損傷者

のケア時間

(査読付)

共著 H17.11.2

リハビリテーション

ネットワーク研究

VOL4 No.1 2006

29-32

頸髄損傷者のケア時間測定の結果から、頸髄損

傷者の障害レベルとケア時間の相関関係とケア

内容について分析した。。結果、頸髄損傷者の損傷

レベルが低くなるほどケア時間は緩やかに逓減

する時間数を示した。ケア内容比率では食事介

助、排便、肢位調整、移乗が上位4位で49.2%を

占めた。

○田村玉美、安済ノブ、堀房子

8.リハ病院における頸髄

損傷者のケア時間

(査読付)

共著 H17.10.18 第4回(通算17回)

NPO 法人日本リハビ

リテーション看護学

会学術大会集録 P46-

47

頸髄損傷者に必要なケア時間を明らかにする

ために、髄髄節 4 番損傷者(C4)の平均ケア時

間を基に、C4の患者が8名から12名に増加した

場合ケアにかかる時間の差の算出と、リハビリテ

ーション看護の実態と業務量報告にある脊髄損

傷者の平均ケア時間と比較した。

○田村玉美、安済ノブ、堀房子

9.患者の語りと現状分析

を通してみた高位頸髄

損傷者の看護

(査読付)

共著 H18.10.14 第5回(通産18回)

NPO 法人日本リハビ

リテーション看護学

会学術大会集録 P55-

57

高位頸髄損傷者1事例を通して看護現場を分析

した。総ケア時間は 235分、ケア回数は 49回、

コミュニケーションの内容は 98%が身体ケアに

関するものであった。しかし、インタビューで患

者が語った内容のほとんどは障害に伴った不安

定な気分と感情であった。

○田村玉美、安済ノブ、堀房子

10.女性脊髄損傷者の月経

に関する調査報告

(査読付)

共著 H20.11.8 第7回(通算20回)

NPO 法人日本リハビ

リテーション看護学

会学術大会集録 P52-

54

脊髄損傷者の受傷後の月経について現状調査

を行った結果、受傷後も月経が継続される人が多

く、月経に伴う不快感やケアの苦痛から月経を否

定的に捉えている人もいることが分かった。

○道木恭子、斉藤文子、山中京子、宮坂良子、多

田由美子、古田加奈代、富岡佳代、田村玉美

11.高位頸髄損傷者のケア

-看護師のモチベーシ

ョンを支えるものー

(査読付)

共著 H20.11.8 第7回(通算20回)

NPO 法人日本リハビ

リテーション看護学

会学術大会集録 P28-

30

高位頸髄損傷者の看護を担う看護師のモチベ

ーションを支える要因を明らかにするため、イン

タビュー調査を実施した。結果、患者との間につ

ながりを見出した事柄は、患者・家族と良い人間

関係が構築でき、患者や家族に役立つケアができ

たと確認できた、などであった。

○田村玉美、安済ノブ

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16

著書,学術論文等の名称

単著・

共著

の別

発行又は

発表の年月

発行所,発表雑誌等

又は発表学会等の名称 概 要

12.脊髄損傷者の退院後の

生活 -日常生活で困

難に感じていることー

(査読付)

共著 H20.11.8 第7回(通算20回)

NPO 法人日本リハビ

リテーション看護学

会学術大会集録 p7~

9

脊髄損傷者が退院した後の日常生活で困難に

感じていることを明らかにする目的で、アンケー

ト調査の自由記載を分析した。日常生活援助が永

続的に必要であるための将来の不安、障害に起因

する身体的苦痛、仕事ができず経済的に不安、適

切な医療が受けられないなどであった。

○井草良子、冨岡佳代、田村玉美

13.女性脊髄損傷者の子育

てに関する調査報告

(査読付)

共著 H21.3.15 日本リハビリテーシ

ョン連携科学学会第

10回大会論文集116-

117

主に子育ての経験のある女性脊髄損傷者に半

構成的的面接法および聞き取り調査を行った。子

育てで困ったことでは、最も他者の手伝いを必要

とした項目は散歩で 58 名(100%)、次いで沐浴

52名(89.6%)、着替え26名(44.8%)であるこ

とがわかった。

○道木恭子、横田美恵子、斉藤文子、山中京子宮

坂良子、古田加奈代、多田由美子、酒井陽子、冨

岡佳代、木内玲子、西川民子、田村玉美、

14.脊髄損傷者の単身生活

状況の調査報告

(査読付)

共著

H21.3.15

日本リハビリテーシ

ョン連携科学学会第

10 回大会論文集 92-

93

脊髄損傷者のうち単身生活を送る 32 名につい

て、アンケート調査の結果から生活状況を検討し

た。損傷レベルでは頸髄損傷者が56.3%で最も多

く、ほとんどが他者の援助を受け、健康では褥瘡

と尿路管理に気をつけて生活し、就労者は53.1%

で、収入は250万以下が34.4%であった。

○冨岡佳代、井草良子、田村玉美、横田美枝子

15.ケア提供者と患者のコ

ミュニケーションギャ

ップの実証的研究 -

高位頸髄損傷者の事例

を通してー

単著

H22.3.24

東京経済大学大学院

コミュニケーション

学研究科博士課程学

位論文

頸髄損傷者 32 名のケア時間及びケア内容の測

定を行うことでケアの実情と両者のやり取りを

数量化した参与観察による結果と、退院した患者

6 名とケアを提供した看護師 12 名を対象として

半構成的インタビューを実施し、そこから得られ

たデータの分析による検証を試みた。総ケア時間

は損傷レベルが低くなるほどケア時間は緩やか

に逓減した。また患者の看護師の間にはコミュニ

ケーションギャップが存在することが明らかに

なった。

16.頸髄損傷者の性に関す

る調査報告

(査読付)

共著

H22.8.30

日本リハビリテーシ

ョンネットワーク研

究VOL8No.1 2010

44-48

頸髄損傷者の性に関して困っていることを明

らかにする目的でアンケート調査を行った。調査

項目は健康状態、経済状態、住居環境、介助、外

出・移動、就労と性の問題の関連を検討した。結

果、回答者739名の20~30%が性に関する問題を

抱えていることがわかった。

○田村玉美 横田美恵子 井草美子

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17

著書,学術論文等の名称

単著・

共著

の別

発行又は

発表の年月

発行所,発表雑誌等

又は発表学会等の名称 概 要

17.広州 2010 アジアパラ

リンピック競技大会医

療活動の実際

(査読付)

共著 H23.3 日本障害者スポーツ

学会誌号 20.65-

69.2011

広州アジアパラ競技大会の医療班活動におい

て各選手のコンディショニングの意識を高め、各

競技団体の選手役員と医療班とに緊密な連携を

保ち、医療活動を行い、データを集計しまとめた。

その結果を発表することで後に続くロンドンパ

ラリンピックに役立つ情報を示した。医療班とし

ての活動の重要性が明らかになった。

○西本裕、尾崎大也、室谷嘉一、田村玉美、

陶山哲夫

18.頸髄損傷者が目指す自

立生活について

(査読付)

共著

H23.3.13

日本リハビリテーシ

ョン連携科学学会第

12回大会論文集P74-

75

(草津市)

頸髄損傷者のセルフケアと健康上の問題の実

態を明らかにする目的で、アンケート調査した。

8割以上は自宅で入浴し、施設での入浴は1割、

入浴回数は自分で入浴する人は半数以上が毎日、

介助を受ける人は週に2~3回と入浴方法が影響

していた。日常生活に何らかの悩みやストレスを

感じている人は8割であった。

○田村玉美、横田美恵子

19.国立障害者リハビリテ

ーションセンター病院

における脊髄損傷者の

動向

(査読付)

共著 H23.3.13 日本リハビリテーシ

ョン連携科学学会第

12回大会論文集P72-

73

(草津市)

過去5年間に入院した脊髄損傷者738名の傾向

を明らかにする目的で、頸髄損傷者に対象を絞っ

て比較した。結果、全体では完全頸損者が46%、

不全頸損者が15%、胸腰髄損者が39%であった。

頸損者の年齢では20代が減少し年 6々0歳以上が

増加した。受傷原因では転倒が増加した。

○井草良子、冨岡佳代、田村玉美

20.頸髄損傷者のセルフケ

アと健康上の問題

(査読付)

共著

H23.8.30

日本リハビリテーシ

ョンネットワーク研

究会VOL9No.1 2011

18-21

髄損傷者のセルフケアと健康上の問題の実態

を明らかにする目的で、アンケート調査を行っ

た。結果、人工呼吸器を使って地域で生活してい

る人が35人、約75%の人が尿や便の失禁を問題

とあげ、訪問看護サービスは 38.9%の人が利用

し、そのうち6割が「摘便」の処置を受けていた。

○田村玉美 横田美恵子

21.脊髄損傷者の排便に関

する調査 ―退院後の

排便の問題は在宅でど

う変化したかー

(査読付)

共著 H24.3.21 日本リハビリテーシ

ョン連携科学学会第

13回大会論文集P72-

73

脊髄損傷者の排便の問題は退院時と退院後の

生活ではどのように変化したかを探り、排便管理

に活かす目的でアンケート調査を行った。結果、

排便に問題を抱えている人 64%の退院後の生活

ではほとんど変化がないことがわかった。

○山中京子、田村玉美、佐久間肇

22.退院後の脊髄損傷者の

医療機関利用状況

(査読付)

共著

H24.8.30

日本リハビリテーシ

ョンネットワーク研

究会VOL10No.1 2012

25-28

リハビリテーション専門病院を退院した脊髄

損傷者に健康に関するアンケート調査を行い回

答が得られた236名の医療機関利用状況を分析し

た結果、障害レベル、受傷経過年数、年齢に関係

なく80%が毎月受診していた。定期的に通院して

いる科は泌尿器科と整形外科であることがわか

った。

○富岡佳代、田村玉美

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18

著書,学術論文等の名称

単著・

共著

の別

発行又は

発表の年月

発行所,発表雑誌等

又は発表学会等の名称 概 要

23.脊髄損傷者の在宅にお

ける排便に関する問題

(査読付)

共著 H24.8.30 日本リハビリテーシ

ョンネットワーク研

究会VOL10No.1 2012

29-34

脊髄損傷者の排便の問題である便秘や便失禁

による日常生活の困難さが退院時と退院後では

どのように変化したかを探り、排便に関する指導

に活かす目的でアンケート調査を行った。結果、

排便に問題を抱えていると答えた人 64%では退

院後の生活にほとんど変化がないことがわかっ

た。生活上の困難さの原因は便失禁より便秘であ

ることが明らかになった。

○田村玉美、山中京子

24.ロンドンパラリンピッ

ク医務報告

(査読付)

共著 H25.12 日本障害者スポーツ

学会誌号22 98-100

2013

ロンドンパラリンピック競技大会の医療班活動

において選手の健康管理やポリクリニックとの

連携および実際の医療内容についてデータを集

計しまとめた。さまざまな選手とのかかわりを通

し、医療班として選手をどのようにサポートした

かについて、その実際をまとめた。そのなかで今

後の障害者スポーツにおける課題を示した。

○青木隆明、室谷嘉一、上出杏里、田村玉美、

田島千秋

25.頸髄損傷者の在宅生活

―アンケート調査から見

た現状―

(査読付)

共著 H27.8.30 日本リハビリテーシ

ョンネットワーク研

究会VOL14No.1 2015

69-80

推計87620人の在宅脊髄損傷者の生活環境は高

齢化が進むなかで介護者の状況を含め変化して

いる。障害が重度であれば介護量は増え、家族の

介護負担も大きくなる。障害とつきあいながらの

在宅生活にはどのような問題があるか探る目的

で実施したアンケート調査をもとに、「セルフケ

ア」「介護」「経済的側面」について検討し、頸髄

損傷者の生活の厳しさと支援の課題を示した。

○田村玉美、沓川多美

26.頸髄損傷者のリハビリ

看護に関する看護師の

語り

―インタビュー内容の分

析からー

(査読付)

共著

H28.8.30

日本リハビリテーシ

ョンネットワーク研

究会VOL15No.1 2016

61-69

頸髄損傷者の看護の質を高める研究の一環と

して、患者の看護にあたる看護師にインタビュー

調査を行った。看護師は、日常生活を他人に委ね

ざるを得ない頸髄損傷者がどのような思いを抱

えながら毎日を過ごしているかを考え、患者の苦

しみを理解しながら、看護師はどのような思いで

ケアにあたっているか、インタビュー内容を質的

に分析することで、看護現場の問題を分析した。

○田村玉美 沓川多美

27.頸髄損傷者の入院生活

に関する語り

-インタビュー内容

の分析からー

(査読付)

共著 H29.8.30 日本リハビリテーシ

ョンネットワーク研

究会VOL15No.1 2017

53-62

頸髄損傷者の看護の質を高める研究の一環と

して、リハビリテーション病院に4カ月以上入院

し退院後1カ月居合の頸髄損傷者を対象に、入院

生活について回想によるインタビュー調査を行

った。その語りを分析した結果、「他人が決めた生

活」、「適切な医療・精神的なサポートが受けられ

ない」、「重度の障害をもつ辛さ」、「家族にマイ枠

をかけたくない」、「医療者の言動に傷つく」の5

つの患者の思いを抽出した。患者の思いを大切に

まとめた。

〇田村玉美 沓川多美

Page 16: コミュニケーション コミュニケーションギャップ ...し、科学的看護論を活用し看護の役割について3年生10人に 3時間の講義を行った。義肢舗装具学科の学生が理解しにくい

19

著書,学術論文等の名称

単著・

共著

の別

発行又は

発表の年月

発行所,発表雑誌等

又は発表学会等の名称 概 要

(その他)

(口頭発表)

1.看護師の防災意識に関

して アンケート調査

による一考察から

(査読付)

共著 H14.9.28 第 4 回日本災害看護

学会誌4巻2号P52

(岩手県)

患者の98%が担送・護送の病院で災害が発生し

た時の問題を明らかにする目的で、看護師にアン

ケート調査を行った。結果、重度障害者を搬送す

る困難さと、行動では勤務している看護師の所在

確認を一番に上げた看護師は少数であったこと

が課題となった。

○北村奈緒子、田村玉美

2.日本の国際情報発信に

おける諸問題を考える

―海外報道機関のジャ

ーナリスト調査を踏ま

えて―

(査読付)

共著 H18.6.11 日本マス・コミュニ

ケーション学会春季

研究発表会ワークシ

ョップ8

(京都市)

東京経済大学主催のシンポジウムを出発点とし開設

した国際メディア・コミュニケーション研究所の研究プロジェクト

の研究で、記事の数量化による国家間の情報量の

実証やニュース選別におけるニュース・バリューの研究、欧

米の大手通信社やマングロマリットの寡占の実態の検

証、国家における情報統制の研究などの研究課題

を確認した。

○石田俊輔、有山輝雄、江口浩、長谷川倫子、森

麻弥、加藤裕康、雪野まり、河合理恵子、

田村玉美、大石悠二、池宮正才

3.頸髄損傷者の入院生活

のケアに関する調査研

究 -ケア時間測定と

インタビュー調査から

(査読付)

共著 H19.11.9 第42回日本脊髄傷害

医学会抄録集P108

(さいたま市)

リハ病院に入院中の頸髄損傷者 34 名のケア時

間測定を基に、患者と看護師にインタビュー調査

を行った。結果、患者は自己決定、不安、ストレ

ス、プライバシーのなさなどに関することについ

て生活者としての感情を、看護師は患者とのコミ

ュニケーションの困難さを語った。

○田村玉美、安済ノブ、横田美恵子

4.脊髄損傷者の性に関す

る調査報告

(査読付)

共著 H21.11.13 第44回日本脊髄障害

医学会抄録集P151

(さいたま市)

脊髄損傷者の辛さの中で性に関連した背景を

明らかにする目的でアンケート調査を行った。そ

の結果から性行為ができないことが辛いと答え

た 73 名のデータを分析した。性行為ができない

辛さは、年代では20代~40代、仕事をしている

人、受傷により恋人や配偶者との別れを経験した

人に高率であった。

○田村玉美、横田美恵子、井草良子、冨岡佳代

5.脊髄損傷者の排便に関

する調査報告

(査読付)

共著

H22.3.20

日本リハビリテーシ

ョン連携科学学会第

11回大会抄録集P68

(延岡市)

脊髄損傷者の感じる辛さのひとつに排便管理

がある。アンケート調査の排便に関する回答に焦

点をあて検討した。アンケートの回答者の70%が

排便コントロール不良であったが、受傷経過年

数、年齢、性別にクロス集計した結果に差はなか

った。

○田村玉美、井草良子、冨岡佳代

Page 17: コミュニケーション コミュニケーションギャップ ...し、科学的看護論を活用し看護の役割について3年生10人に 3時間の講義を行った。義肢舗装具学科の学生が理解しにくい

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著書,学術論文等の名称

単著・

共著

の別

発行又は

発表の年月

発行所,発表雑誌等

又は発表学会等の名称 概 要

6.脊髄損傷者の痛みに関

する調査報告

(査読付)

共著 H22.3.20 日本リハビリテーシ

ョン連携科学学会第

12回大会抄録集P67

(草津市)

脊髄損傷者の痛みに関連する背景を明らかに

する目的でアンケート調査を行った。受傷経過年

数、年齢、障害別、性別にデータを分析した結果、

痛みが強かったのは、受傷後5年未満の人、年齢

は40~50代と60代以上、頸髄損傷よりも胸髄や

腰髄を損傷した人、男性よりも女性であった。

○井草良子、冨岡佳代、田村玉美

7.脊髄損傷者の排便に関

する調査報告

(査読対)

共著

H22.3.20

日本リハビリテーシ

ョン連携科学学会第

11回大会抄録集P68

(草津市)

脊髄損傷者の感じる辛さのひとつに排便管理

がある。アンケート調査の排便に関する回答に焦

点をあて検討した。アンケートの回答者の70%が

排便コントロール不良であったが、受傷経過年

数、年齢、性別にクロス集計した結果に差はなか

った。

○田村玉美、井草良子、冨岡佳代

8.脊髄損傷者の介護者に

関する調査報告

(査読付)

共著 H22.3.20 日本リハビリテーシ

ョン連携科学学会第

12回大会抄録集P68

(草津市)

脊髄損傷者の介護者に関連する背景を明らか

にする目的でアンケート調査を行った。結果、ケ

ア提供者が「有り」の回答は、頸髄損傷完全麻痺

97.5%、胸腰髄損傷者79.8%だった。介護者が配

偶者のみという回答は女性 14%、男性 32.9%、

年代別では60歳以上が50%で最も多かった。

○冨岡佳代、井草良子、田村玉美

9.女性脊髄損傷者の不安・

悩み 妊娠・出産・育児

(査読付)

共著 H22.8.7 第39回女性心身医学

会抄録集 15 巻 1 号

P68

(さいたま市)

女性脊髄障害者の出産に関する状況を明らか

にするために、出産経験者 61 名に聞き取り調査

を実施した。結果、妊娠中は脊髄障害自体や内服

薬が胎児に悪影響を及ぼさないかという不安や

排尿や排便時の腹部叩打などで流産しないかと

いう不安が聞かれた。

○道木恭子、冨岡佳代、酒井陽子、宮坂良子、古

田佳奈代、田村玉美、古谷健一

10.国立障害者リハビリテ

ーションセンター病院

における脊髄損傷者の

動向

(査読付)

共著 H23.3.13 日本リハビリテーシ

ョン連携科学学会第

12回大会抄録集P38

(所沢市)

過去5年間に入院した脊髄損傷者738名の傾向

を明らかにする目的で、頸髄損傷者に対象を絞っ

て比較した。結果、全体では完全頸損者が46%、

不全頸損者が15%、胸腰髄損者が39%であった。

頸損者の年齢では20代が減少し年 6々0歳以上が

増加した。受傷原因では転倒が増加した。

○井草良子、冨岡佳代、田村玉美

11.脊髄損傷者の在宅にお

ける排便に関する問題

(査読付)

共著

H23.11.27

日本リハビリテーシ

ョンネットワーク研

究会抄録P12

(東京都)

在宅生活を送る脊髄損傷者の排便に関する問

題とその内容を明らかにする目的で、アンケート

調査を行った結果、在宅生活において排便管理に

困っており、そのなかで最も問題になるのは便秘

であった。在宅生活を見越して入院中から排便管

理について指導する必要があることがわかった。

○田村玉美 山中京子

Page 18: コミュニケーション コミュニケーションギャップ ...し、科学的看護論を活用し看護の役割について3年生10人に 3時間の講義を行った。義肢舗装具学科の学生が理解しにくい

21

著書,学術論文等の名称

単著・

共著

の別

発行又は

発表の年月

発行所,発表雑誌等

又は発表学会等の名称 概 要

12.退院後の脊髄損傷者の

医療機関利用状況

(査読付)

共著

H23.11.27

日本リハビリテーシ

ョンネットワーク研

究会抄録P13

(東京都)

リハビリテーション専門病院を退院した脊髄

損傷者に健康に関するアンケート調査を行い回

答が得られた236名の医療機関利用状況を分析し

た結果、障害レベル、受傷経過年数、年齢に関係

なく80%が毎月受診していた。

○富岡佳代、田村玉美

13.アジアユースパラリン

ピック医務班報告

(査読付)

共著

H26.3.30

第23回日本障害者ス

ポーツ学会抄録p5

(久留米市)

マレーシアのクアラルンプールで開催されたア

ジアユースパラ競技大会において医療活動を行

い、そのデータを集計しまとめ発表した。初めて

海外に遠征し競技をする選手が多く、次世代を担

う若い世代の選手の育成には競技力だけでなく

健康管理能力を高めることも同時に必要であり

医療者のかかわりの重要性が示唆された。

○上出杏里、柳迫康夫、田村玉美

14.頸髄損傷者の在宅生活

―アンケート調査から

見た現状―

(査読付)

共著

H26.12

日本リハビリテーシ

ョンネットワーク研

究会抄録P12

(東京都)

我が国の在宅脊髄損傷者は推計87620人である

が、その生活環境は高齢化が進むなかで介護者の

状況を含め変化している。障害が重度であれば介

護量は増え、家族の介護負担も大きくなる。障害

とつきあいながらの在宅生活にはどのような問

題があるか探る目的で実施したアンケート調査

をもとに、「セルフケア」「介護」「経済的側面」に

ついて検討し、頸髄損傷者の生活の厳しさと支援

の課題を示した。

○田村玉美、沓川多美

15.頸髄損傷者のリハビリ

看護に関する看護師の

語り

―インタビュー内容

の分析からー

(査読付)

共著

H27.12

日本リハビリテーシ

ョンネットワーク研

究会抄録P14

(東京都)

頸髄損傷者の看護の質を高める研究の一環と

して、患者の看護にあたる看護師にインタビュー

調査を行った。看護師はどのような思いでケアに

あたっているか、インタビュー内容を質的に分析

した結果、「頸髄損傷者に個別のケアができな

い」、「心理的サポートは難しい」、「在宅ケアと家

族の協力は欠かせない」、「患者の言動に苦しむ」、

「家族の代行」の5つの看護現場の問題が抽出さ

れた。

○田村玉美 沓川多美

16.頸髄損傷者の入院生活

に関する語り

―インタビュー内容

の分析からー

(査読付)

共著 H28.12 日本リハビリテーシ

ョンネットワーク研

究会抄録P18

(東京都)

頸髄損傷者の看護の質を高める研究の一環と

して、リハビリテーション病院に4カ月以上入院

し、退院後1カ月以内の頸髄損傷者を対象に、入

院生活について回想によるインタビュー調査を

行った。その内容を分析した結果、「他人が決めた

生活」、「適切な医療・精神的なサポートが受けら

れない」、「重度の障害をもつ辛さ」、「家族に名化

枠をかけたくない」、「医療者の言動に傷つく」の

5つの患者の思いを抽出した。

○田村玉美 沓川多美

Page 19: コミュニケーション コミュニケーションギャップ ...し、科学的看護論を活用し看護の役割について3年生10人に 3時間の講義を行った。義肢舗装具学科の学生が理解しにくい

22

17.新聞報道からみた障が

い者スポーツ

-朝日新聞がインドネシ

ア2018アジアパラ競技

大会に注いだ視点-

(査読付)

単著

H30.12. 24

日本障がい者スポー

ツ健康科学看護学会

学術集会抄録P26

(さいたま市)

障がい者スポーツが社会にどのように理解され

ているかを概観する一環として、新聞報道内容分

析の目的で、インドネシア 2018 アジアパラ競技

大会中の大会に関する朝日新聞の時事を抜粋し、

記事の内容と紙面並びに面積を調べた。結果、記

事数は41本であった。紙面は総合1本、社会20

本、スポーツ 21 本であり、内容はイベント中心

で選手の健康や環境に関する報道はなかった。

〇田村玉美

18.障害者スポーツ・ボッ

チャ競技者の健康管

理の視点

-競技者の聞き取り調

査より-

(査読付)

共著

H30.12. 24

日本障がい者スポー

ツ健康科学看護学会

学術集会抄録P20

(さいたま市)

障がい者とスポーツの健康を科学する一環とし

てボッチャ競技の選手にスポーツをするうえで

健康や自身の健康管理に問題はないか聞き取り

調査を行った。結果、競技中のうつ熱、下半身の

循環不全、内服薬とドーピングの知識不足、加齢

に向かう不安などに支援が必要であることが分

かった。

〇長島緑、池西和哉、小磯京子、田村玉美