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特集 !! !! !! 次の国政選挙から インターネットを使った選挙運動が できるようになります! 選挙運動期間における候補者に関する情報の充実、 有権者の政治参加の促進等を図るため、次の国政選挙からインターネットを利用する選挙運動が解禁されます。 ただし、選挙運動用電子メールを送ることができるのは候補者・政党等に限られます。 次の国政選挙から ついに解禁 ! インタ ネット 選挙運動 【注】有権者が、電子メールを 使って選挙運動を行うこと は禁止です! 【注】電子メールアドレス等の表示義務あり! 【注】氏名、電子メールアドレ ス等の表示義務あり! 【注】送信相手の求め・同意等 送信先についての規制あり! 【注】一定の記録の保存義務 あり! 有権者 有権者 電子メール 電子メール 候補者 政党等 このたびの選挙では ○○さんを当選させよう。 私に清き一票を! ○○党へ投票 してください! ❖詳しくは、総務省のホームページをご覧ください。 ネット選挙運動総務省 検索 ホームページ、ブログ、掲示板、 SNS (ツイッター、フェイスブック等)、 動画共有サービス、動画中継サイト等 ウェブサイト等 このたびの選挙では 是非○○さんを 当選させましょう ○○花子 < ○○ @ ○○ .ne.jp> <○○@○○.ne.jp> <○○@○○.ne.jp> 私に清き一票を! 私に清き一票を! ○○太郎 ○○太郎 June 2013 MIC 4 MIC June 2013 5

インターネットを使った選挙運動が 次の国政選挙か …...電子メールを使って選挙運動用の文書図画を頒布で きるのは、候補者・政党等に限ります。有権者は、候補

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特集

ちょっと

ちょっと!!

ついに

インターネット

選挙が解禁に

なったか…

早速インターネットで

投票しちゃうのだ!!

こらこら

未成年者は

選挙運動が

できないのよ

よ〜し…

お父さんは

あなた

インターネット選挙が

解禁って言っても

私たち有権者が

ネットで選挙運動が

できるようになったけど、

ネットで投票は

できないの

ふむ

そうそう!!

さあってと

あたしは

イケメン候補者の

応援を…

次の国政選挙からインターネットを使った選挙運動が

できるようになります!選挙運動期間における候補者に関する情報の充実、

有権者の政治参加の促進等を図るため、次の国政選挙からインターネットを利用する選挙運動が解禁されます。ただし、選挙運動用電子メールを送ることができるのは候補者・政党等に限られます。

次の国政選挙からついに解禁 !!

❶❸

❷❹

インターネット選挙運動

【注】有権者が、電子メールを使って選挙運動を行うことは禁止です!

【注】電子メールアドレス等の表示義務あり!

【注】氏名、電子メールアドレス等の表示義務あり!【注】送信相手の求め・同意等送信先についての規制あり!【注】一定の記録の保存義務あり!

有権者

有権者

電子メール

電子メール

候補者 政党等

このたびの選挙では○○さんを当選させよう。 私に清き一票を!

○○党へ投票してください!

❖詳しくは、総務省のホームページをご覧ください。 ネット選挙運動総務省 検索

ホームページ、ブログ、掲示板、SNS(ツイッター、フェイスブック等)、動画共有サービス、動画中継サイト等

ウェブサイト等

このたびの選挙では

是非○○さんを

当選させましょう

○○花子<○○@○○ .n

e.jp>

<○○@○○.ne.jp>

<○○@○○.ne.jp>

私に清き一票を!

私に清き一票を!

○○太郎

○○太郎

June 2013 MIC 4MIC June 20135

これらの禁止行為は  処罰の対象となります!誹謗中傷・なりすまし等に関する刑罰(例)選挙運動の方法等に関する規制(例)

電子メールを使って選挙運動用の文書図画を頒布できるのは、候補者・政党等に限ります。有権者は、候補者・政党等から送られてきた選挙運動用電子メールを転送により頒布することもできません。(公職選挙法第142条の4、第142条、第243条)。

公然と事実を明らかにし、人の名誉を段損した者は処罰されます(刑法第230条第1項)。事実を明らかにせずとも、公然と人を侮辱した者は侮辱罪により処罰されます(刑法第231条)。

選挙運動用のホームページや、候補者・政党等から届いた選挙運動用の電子メール等、選挙運動用の文書図画をプリントアウトして、頒布してはいけません(公職選挙法第142条、第243条)。

当選させる、もしくは当選させない目的をもって真実に反する氏名、名称または身分の表示をして、インターネットを利用する方法により通信した者は処罰されます(公職選挙法第235条の5)。

年齢満20歳未満の者は、インターネット選挙運動を含め、選挙運動をすることができません(公職選挙法第137条の2、第239条)。インターネットが身近な世代だけに、保護者の監督も重要です。

インターネット選挙運動が解禁になっても、選挙運動は、公示・告示日から投票日の前日までしかすることができません(公職選挙法第129条、第239条)。

有権者は電子メールを使って選挙運動をしてはいけません!

悪質な誹謗中傷行為をしてはいけません!

HPや電子メール等を印刷して頒布してはいけません!

氏名等を偽って通信してはいけません!

未成年の選挙運動は禁止されています!

選挙運動期間外に選挙運動をしてはいけません!

当選させない目的をもって候補者に関し虚為の事項を公にし、又は事実をゆがめて公にした者は処罰されます(公職選挙法策235条第2項)。

候補者に関し虚為の事項を公開してはいけません!

候補者のウェブサイトを改ざんするなど、不正の方法をもって選挙の自由を妨害した者は、選挙の自由妨害罪により処罰されます(公職選挙法第225条第2号)。不正アクセス罪(不正アクセス行為の禁止等に関する法律第3条、第11条)にも該当します。

候補者等のウェブサイトを改ざんしてはいけません!

June 2013 MIC 6MIC June 20137

平成25年4月19日に改正

法が成立しましたが、いつ

から施行され、どの選挙か

ら適用されますか?

本改正法は、公布の日(4

月26日)から起算してひと

月を経過した日(5月26

日)から施行され、施行日以降初め

て公示される国政選挙(衆議院議

員の総選挙または参議院議員の通

常選挙)の公示の日以後に、その期

日を公示または告示される国政選

挙および地方選挙について適用さ

れます。候

補者や政党等のウェブサ

イトが本物かどうかは、ど

のように確認すればいいの

でしょうか?

候補者や政党等は、立候

補届出の際に、選挙運動

用のウェブサイト(各自1

サイトに限る)のURLを届け出

ることができます。

 

各選挙管理委員会等に届出のあ

ったURLは告示され、報道機関

等に提供されます。さらにその一

覧が、選挙管理委員会等のウェブ

サイトに掲載されます。

選挙期日の当日にウェブサ

イトを更新したり、掲載し

ている文書図画を削除せ

ず残したりすることはできるので

すか?

選挙運動ができるのは選

挙の公示・告示の日から

選挙期日の前日までとさ

れています。したがって、選挙期日

の当日の文書図画の頒布は、従来

通り、禁止されています。選挙運

動用ウェブサイトの更新や電子メ

ールの送信は行うことができませ

ん。

 

ただし、選挙期日の当日に、選挙

ウェブサイト等を利用する

方法により選挙運動用の

文書図画を頒布する場合、

表示義務はありますか? 

ある場

合は、表示内容も教えてください。

文書図画を頒布する者

は、その頒布する文書図

画に「電子メールアドレス

等」、すなわち「電子メールアドレ

スその他のインターネット等を利

用する方法によりその者に連絡を

する際に必要となる情報」を表示

しなければなりません。

 

具体例としては、電子メールア

ドレスのほか、返信用フォームの

URL、Tw

itter

のユーザー名など

が挙げられます。

 

これらの情報を表示させること

運動用のウェブサイトを削除せずそ

のまま残しておくことはできます。

その他には、どのようなこ

とが改正されたのでしょう

か?有

料インターネット広告

については、政党等の選挙

運動用ウェブサイトに直

接リンクする政治活動用広告を政

党等にのみ認めることとされまし

た。

 

また、なりすましや誹謗中傷へ

の対策として、①氏名等の虚偽表

示罪の対象に、インターネット等

を利用する方法が追加されるとと

もに、②選挙運動用文書図画等に

ついてのプロバイダ責任制限法の

特例が追加されました。あわせ

て、インターネット等を利用した

選挙期日後の挨拶行為の解禁、屋

内の演説会場内における映写等の

解禁、インターネット等の適正な

利用についての努力義務の追加、

電子メール及び有料インターネッ

ト広告に関する検討規定の追加等

の改正が行われています。

 

詳しい改正内容は、総務省のホ

ームページでご確認ください。

により、記載内容に責任を持たせ、

反論等の場合の連絡先を明らかに

することで、誹謗中傷やなりすま

しを抑制しようという趣旨です。

ウェブサイト等を利用し

て頒布する文書図画への

表示義務ですが、電子メ

ールアドレス等をどこに表示すれ

ば義務を果たしたことになります

か? 

また、掲示板やTw

itter

Facebook

などの場合は、どのよう

に表示すればいいのでしょうか?

ウェブサイト(ホームペー

ジ)の場合は、トップペー

ジに電子メールアドレス

等を分かりやすく表示するのが原

則です。ただし、トップページに戻

れないページの場合は、そのページ

内に表示する必要があります。

 

掲示板の場合は、ひとつひとつの

書き込みに、電子メールアドレス等

の連絡先を表示させます。IDやハ

ンドルネーム等それだけでは本人

に連絡を取ることができない情報

のみの表示では、表示義務を果た

しているとは認められません。た

だし、IDやハンドルネームなどをク

リックすると、その人に電子メール

を送れる場合等は、表示義務を果

たしていると考えられます。

 

Twitter

やFacebook

の場合

は、投稿すると自動的に投稿者の

ユーザー名が表示され、かつユーザ

ー名を使って連絡することができる

ので、投稿文面に電子メールアドレ

ス等を表示させずとも、表示義務を

果たしていると考えられます。

「インターネット選挙運動」 がわかる   Q&A教えて!

Q1Q5

Q6

Q3Q7

Q4

A1A5

インターネット選挙運動に

おいて、具体的にどのよう

な手段を利用することが

できますか?

すべての人(未成年者等、

選挙運動を禁じられた人

以外)は、選挙運動におい

て「インターネット等を利用する

方法」のうち、「ウェブサイト等を

利用する方法」(電子メールを利

用する方法以外の方法)を利用す

ることができます。

 

具体的には、①ホームページ

②ブログ・掲示板 

③Twitter

やFacebook

などのソーシャル

ネットワーキングサービス(以

下、SNS)④動画共有サービス

(YouTube

、ニコニコ動画等)⑤

動画中継サイト(U

stream

、ニコニ

コ動画の生放送等)などが利用で

きることになります。

 

電子メールを利用する方法と

は、その全部又は一部にシンプル・

メール・トランスファー・プロトコ

ルが用いられる通信方式(SMT

P方式)と、電話番号を送受信の

ために用いて情報を伝達する通信

方式(電話番号方式)の2つです。

選挙運動用電子メールの送信主体

は、候補者、政党等に限られます。

Q2A2A6

A3A7

A4詳しくは、総務省のHPをご覧ください。

『インターネット選挙運動の解禁に関する情報』

http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo10.html

正しく

使おう!

ネット選挙運動総務省 検索

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